JP2013211181A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単且つ経済的な構成で、冷却媒体を良好且つ均一に流配させるとともに、コンパクト化を図ることを可能にする。
【解決手段】燃料電池10は、発電ユニット12を備えるとともに、前記発電ユニット12は、第1金属セパレータ14、第1電解質膜・電極構造体16a、第2金属セパレータ18、第2電解質膜・電極構造体16b及び第3金属セパレータ20を設ける。第3金属セパレータ20には、冷却媒体流路32の出口側に冷却媒体出口バッファ部33bが設けられる。冷却媒体出口バッファ部33bは、第1バッファ部33baと、前記第1バッファ部33baよりも積層方向に深溝な第2バッファ部33bbuとを有するとともに、前記第2バッファ部33bbuに積層方向に隣接する他のバッファ部は、燃料ガス入口バッファ部37a、45aのみにより構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、電解質膜の両側に一対の電極を設けるとともに、外周部に樹脂製枠部材が設けられる電解質膜・電極構造体と、セパレータとが積層される燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜の両側に、それぞれアノード電極及びカソード電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持した発電セル(単位セル)を備えている。燃料電池では、通常、数十〜数百の発電セルが積層されて、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
燃料電池では、積層されている各発電セルのアノード電極及びカソード電極に、それぞれ反応ガスである燃料ガス及び酸化剤ガスを供給するため、所謂、内部マニホールドを構成する場合が多い。
内部マニホールドは、発電セルの積層方向に貫通して設けられる反応ガス連通孔(燃料ガス連通孔及び酸化剤ガス連通孔)及び冷却媒体連通孔を備えている。反応ガス連通孔は、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路(燃料ガス流路、酸化剤ガス流路)に連通する一方、冷却媒体連通孔は、セパレータ間に電極面方向に沿って冷却媒体を供給する冷却媒体流路に連通している。
この場合、反応ガス連通孔と反応ガス流路とは、反応ガスを円滑且つ均等に流すために、平行溝部等を有する連結流路を介して連結されている。その際、連結流路にシール部材が進入することを阻止するために、例えば、金属板を前記連結流路を覆って配置することが行われている。しかしながら、専用の金属板を用いるため、構成が複雑化するとともに、経済的ではないという問題がある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池が知られている。この燃料電池は、電解質膜の両側に一対の電極が設けられる電解質膜・電極構造体と金属セパレータとが積層され、前記金属セパレータの前記電解質膜・電極構造体に向かう面には、反応ガスを電極面に沿って流通させる反応ガス流路が形成されるとともに、前記反応ガス流路の上流及び下流に入口バッファ部及び出口バッファ部が連通する燃料電池に関するものである。
一対の電極は、電解質膜の両面に、少なくとも入口バッファ部又は出口バッファ部に対向する前記電解質膜の外周縁部を外部に露呈して設けられる触媒層及びガス拡散層を備えている。そして、外部に露呈する電解質膜の一方の外周縁部のみに、ガス拡散層よりも薄膜な補強フイルムが設けられている。
このため、入口バッファ部又は出口バッファ部に対向する電解質膜の外周縁部は、強度の向上が図られるとともに、相当に薄肉化され、前記入口バッファ部又は前記出口バッファ部の流路深さを容易に確保することができる。従って、酸化剤ガス及び燃料ガスを、発電流路面内に均一且つ良好に分配することが可能になり、発電性能の向上と電解質膜の耐久性の向上とが容易に遂行される。
特開2011−165432号公報
ところで、内部マニホールド型燃料電池では、冷却媒体連通孔と冷却媒体流路との間においても、発電面に沿って冷却媒体を均一且つ良好に流通させることが望まれている。
本発明は、この種の要請に対応してなされたものであり、簡単且つ経済的な構成で、冷却媒体を良好且つ均一に流配させるとともに、コンパクト化を図ることが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池は、電解質膜の両側に一対の電極を設けるとともに、外周部に樹脂製枠部材が設けられる電解質膜・電極構造体と、セパレータとが積層されている。
一方の電極に対向するセパレータには、電極面に沿って燃料ガスを供給する燃料ガス流路と、前記燃料ガスを電解質膜・電極構造体と前記セパレータとの積層方向に流通させる燃料ガス連通孔と、前記燃料ガス流路と前記燃料ガス連通孔とを繋ぐ燃料ガスバッファ部とが設けられている。
他方の電極に対向するセパレータには、電極面に沿って酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路と、前記酸化剤ガスを積層方向に流通させる酸化剤ガス連通孔と、前記酸化剤ガス流路と前記酸化剤ガス連通孔とを繋ぐ酸化剤ガスバッファ部とが設けられている。
互いに隣接するセパレータ間には、電極面方向に沿って冷却媒体を供給する冷却媒体流路と、前記冷却媒体を積層方向に流通させる冷却媒体連通孔と、前記冷却媒体流路と前記冷却媒体連通孔とを繋ぐ冷却媒体バッファ部とが設けられている。
この燃料電池では、燃料ガスバッファ部、酸化剤ガスバッファ部及び冷却媒体バッファ部は、積層方向に重なり合っている。そして、冷却媒体バッファ部は、第1バッファ部と、前記第1バッファ部よりも積層方向に深溝な第2バッファ部とを有するとともに、前記第2バッファ部に前記積層方向に隣接する他のバッファ部は、燃料ガスバッファ部又は酸化剤ガスバッファ部のいずれか一方のみにより構成されている。
また、この燃料電池では、第2バッファ部に積層方向に隣接する他のバッファ部は、第3バッファ部と、前記第3バッファ部よりも前記積層方向に深溝な第4バッファ部とを有するとともに、前記第2バッファ部と前記第4バッファ部とは、前記積層方向に重なり合って配置されることが好ましい。
さらに、この燃料電池では、冷却媒体連通孔と第2バッファ部とを連結する冷却媒体連結通路を備えることが好ましい。
さらにまた、この燃料電池では、樹脂製枠部材は、他のバッファ部の第4バッファ部に対応し、第3バッファ部よりも積層方向に深い深溝部を形成することが好ましい。
本発明によれば、冷却媒体バッファ部は、第1バッファ部と、前記第1バッファ部よりも積層方向に深溝な第2バッファ部とを有している。このため、冷却媒体は、第2バッファ部に導入されることにより、円滑且つ確実に流通することができ、簡単且つ経済的な構成で、冷却媒体の流配性が良好に向上する。
しかも、第2バッファ部に積層方向に隣接する他のバッファ部は、燃料ガスバッファ部又は酸化剤ガスバッファ部のいずれか一方のみにより構成されている。従って、燃料電池の積層方向の厚さが大きくなることがなく、前記燃料電池全体をコンパクトに構成することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池を構成する発電ユニットの要部分解斜視説明図である。 前記発電ユニットの、図1中、II−II線断面説明図である。 前記発電ユニットの、図1中、III−III線断面説明図である。 前記発電ユニットの、図1中、IV−IV線断面説明図である。 前記発電ユニットの、図1中、V−V線断面説明図である。 前記発電ユニットを構成する第1金属セパレータの一方の面の説明図である。 前記第1金属セパレータの他方の面の説明図である。 前記発電ユニットを構成する第2金属セパレータの一方の面の説明図である。 前記第2金属セパレータの他方の面の説明図である。 前記発電ユニットを構成する第3金属セパレータの一方の面の説明図である。 前記第3金属セパレータの他方の面の説明図である。 前記発電ユニットを構成する第1電解質膜・電極構造体の一方の面の説明図である。 前記第1電解質膜・電極構造体の他方の面の説明図である。 前記発電ユニットを構成する第2電解質膜・電極構造体の一方の面の説明図である。 前記第2電解質膜・電極構造体の他方の面の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池を構成する発電ユニットの燃料ガス入口側の断面説明図である。 前記発電ユニットの燃料ガス出口側の断面説明図である。
図1〜図5に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池10は、発電ユニット12を備え、複数の前記発電ユニット12が水平方向(矢印A方向)又は鉛直方向(矢印C方向)に沿って互いに積層される。発電ユニット12は、第1金属セパレータ14、第1電解質膜・電極構造体16a、第2金属セパレータ18、第2電解質膜・電極構造体16b及び第3金属セパレータ20を設ける。
第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した横長形状の金属板により構成される。第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20は、平面が矩形状を有するとともに、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状に成形される。
図1に示すように、発電ユニット12の長辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、具体的には、第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20の長辺方向の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔22a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔24bが設けられる。
発電ユニット12の長辺方向(矢印B方向)の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔24a、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔22bが設けられる。
発電ユニット12の短辺方向(矢印C方向)の両端縁部には、酸化剤ガス入口連通孔22a側の一方に、矢印A方向に互いに連通して冷却媒体を供給するための一対の冷却媒体入口連通孔25aが設けられる。発電ユニット12の短辺方向の両端縁部には、燃料ガス入口連通孔24a側の他方に、冷却媒体を排出するための一対の冷却媒体出口連通孔25bが設けられる。
図6に示すように、第1金属セパレータ14の第1電解質膜・電極構造体16aに向かう面14aには、酸化剤ガス入口連通孔22aと酸化剤ガス出口連通孔22bとに連通する第1酸化剤ガス流路26が形成される。
第1酸化剤ガス流路26は、矢印B方向に延在する複数の波状流路溝部(直線状流路溝部でもよい)26aを有するとともに、前記第1酸化剤ガス流路26の入口近傍及び出口近傍には、それぞれ酸化剤ガス入口バッファ部28a及び酸化剤ガス出口バッファ部28bが設けられる。
酸化剤ガス入口バッファ部28aと酸化剤ガス入口連通孔22aとの間には、ブリッジ部を構成する複数本の入口連結溝30aが形成される一方、酸化剤ガス出口バッファ部28bと酸化剤ガス出口連通孔22bとの間には、ブリッジ部を構成する複数本の出口連結溝30bが形成される。
図7に示すように、第1金属セパレータ14の面14bには、一対の冷却媒体入口連通孔25aと一対の冷却媒体出口連通孔25bとを連通する冷却媒体流路32が形成される。冷却媒体流路32は、第1酸化剤ガス流路26の裏面形状と後述する第2燃料ガス流路42の裏面形状とが重なり合って形成される。冷却媒体流路32の入口近傍及び出口近傍には、それぞれ冷却媒体入口バッファ部33a及び冷却媒体出口バッファ部33bが設けられる。酸化剤ガス入口バッファ部28a及び酸化剤ガス出口バッファ部28bは、冷却媒体入口バッファ部33a及び冷却媒体出口バッファ部33bの裏面形状である。
冷却媒体入口バッファ部33aは、第1バッファ部33aaと、前記第1バッファ部33aaよりも積層方向に深溝な第2バッファ部33abu、33abdとを有する(図4及び図5参照)。第2バッファ部33abu、33abdは、図7に示すように、冷却媒体入口バッファ部33aの外方に、すなわち、酸化剤ガス入口連通孔22a及び燃料ガス出口連通孔24bに近接する位置に、上下方向(矢印C方向)に且つ互いに分離して設けられる。
冷却媒体出口バッファ部33bは、第1バッファ部33baと、前記第1バッファ部33baよりも積層方向に深溝な第2バッファ部33bbu、33bbdとを有する(図3及び図7参照)。第2バッファ部33bbu、33bbdは、図7に示すように、冷却媒体出口バッファ部33bの外方に、すなわち、燃料ガス入口連通孔24a及び酸化剤ガス出口連通孔22bに近接する位置に、上下方向(矢印C方向)に且つ互いに分離して設けられる。
図8に示すように、第2金属セパレータ18の第1電解質膜・電極構造体16aに向かう面18aには、燃料ガス入口連通孔24aと燃料ガス出口連通孔24bとを連通する第1燃料ガス流路34が形成される。第1燃料ガス流路34は、矢印B方向に延在する複数の波状流路溝部(直線状流路溝部でもよい)34aを有する。燃料ガス入口連通孔24aの近傍には、複数の供給孔部36aが形成されるとともに、燃料ガス出口連通孔24bの近傍には、複数の排出孔部36bが形成される。
第1燃料ガス流路34の入口近傍及び出口近傍には、それぞれ燃料ガス入口バッファ部37a及び燃料ガス出口バッファ部37bが設けられる。燃料ガス入口バッファ部37aは、第1バッファ部(第3バッファ部)37aaと、前記第1バッファ部37aaよりも積層方向に深溝な第2バッファ部(第4バッファ部)37abとを有する(図3参照)。第2バッファ部37abは、図8に示すように、燃料ガス入口バッファ部37aの外方に、すなわち、燃料ガス入口連通孔24a及び酸化剤ガス出口連通孔22bに近接する位置に設けられる。
燃料ガス出口バッファ部37bは、第1バッファ部(第3バッファ部)37baと、前記第1バッファ部37baよりも積層方向に深溝な第2バッファ部(第4バッファ部)37bbとを有する(図4及び図5参照)。第2バッファ部37bbは、図8に示すように、燃料ガス出口バッファ部37bの外方に、すなわち、酸化剤ガス入口連通孔22a及び燃料ガス出口連通孔24bに近接する位置に設けられる。
図9に示すように、第2金属セパレータ18の第2電解質膜・電極構造体16bに向かう面18bには、酸化剤ガス入口連通孔22aと酸化剤ガス出口連通孔22bとを連通する第2酸化剤ガス流路38が形成される。第2酸化剤ガス流路38は、矢印B方向に延在する複数の波状流路溝部(直線状流路溝部でもよい)38aを有する。
第2酸化剤ガス流路38の入口近傍及び出口近傍には、それぞれ酸化剤ガス入口バッファ部39a及び酸化剤ガス出口バッファ部39bが設けられる。酸化剤ガス入口バッファ部39a及び酸化剤ガス出口バッファ部39bは、燃料ガス出口バッファ部37b及び燃料ガス入口バッファ部37aの裏面形状である。
酸化剤ガス入口バッファ部39aと酸化剤ガス入口連通孔22aとの間には、ブリッジ部を構成する複数本の入口連結溝40aが形成される一方、酸化剤ガス出口バッファ部39bと酸化剤ガス出口連通孔22bとの間には、ブリッジ部を構成する複数本の出口連結溝40bが形成される。
図10に示すように、第3金属セパレータ20の第2電解質膜・電極構造体16bに向かう面20aには、燃料ガス入口連通孔24aと燃料ガス出口連通孔24bに連通する第2燃料ガス流路42が形成される。第2燃料ガス流路42は、矢印B方向に延在する複数の波状流路溝部(直線状流路溝部でもよい)42aを有する。
燃料ガス入口連通孔24aの近傍には、複数の供給孔部44aが形成されるとともに、燃料ガス出口連通孔24bの近傍には、複数の排出孔部44bが形成される。図3に示すように、供給孔部44aは、第2金属セパレータ18の供給孔部36aよりも内側(燃料ガス流路側)に配置される一方、図4に示すように、排出孔部44bは、前記第2金属セパレータ18の排出孔部36bよりも内側(燃料ガス流路側)に配置される。
第2燃料ガス流路42の入口近傍及び出口近傍には、それぞれ燃料ガス入口バッファ部45a及び燃料ガス出口バッファ部45bが設けられる。燃料ガス入口バッファ部45aは、第1バッファ部(第3バッファ部)45aaと、前記第1バッファ部45aaよりも積層方向に深溝な第2バッファ部(第4バッファ部)45abとを有する(図3参照)。第2バッファ部45abは、図10に示すように、燃料ガス入口バッファ部45aの外方に、すなわち、燃料ガス入口連通孔24a及び酸化剤ガス出口連通孔22bに近接する位置に設けられる。
燃料ガス出口バッファ部45bは、第1バッファ部(第3バッファ部)45baと、前記第1バッファ部45baよりも積層方向に深溝な第2バッファ部(第4バッファ部)45bbとを有する(図4及び図5参照)。第2バッファ部45bbは、図10に示すように、燃料ガス出口バッファ部45bの外方に、すなわち、酸化剤ガス入口連通孔22a及び燃料ガス出口連通孔24bに近接する位置に設けられる。
図11に示すように、第3金属セパレータ20の面20bには、第2燃料ガス流路42の裏面形状である冷却媒体流路32の一部が形成される。第3金属セパレータ20の面20bには、前記第3金属セパレータ20に隣接する第1金属セパレータ14の面14bが積層されることにより、冷却媒体流路32が一体に設けられる。
冷却媒体流路32の入口近傍及び出口近傍には、それぞれ冷却媒体入口バッファ部47a及び冷却媒体出口バッファ部47bが設けられる。冷却媒体出口バッファ部47b及び冷却媒体入口バッファ部47aは、燃料ガス入口バッファ部45a及び燃料ガス出口バッファ部45bの裏面形状である。
冷却媒体入口バッファ部47aは、第1バッファ部47aaと、前記第1バッファ部47aaよりも積層方向に深溝な第2バッファ部47abとを有する(図4及び図5参照)。第2バッファ部47abは、図11に示すように、冷却媒体入口バッファ部47aの外方に、すなわち、酸化剤ガス入口連通孔22a及び燃料ガス出口連通孔24bに近接する位置に設けられる。
冷却媒体出口バッファ部47bは、第1バッファ部47baと、前記第1バッファ部47baよりも積層方向に深溝な第2バッファ部47bbとを有する(図3及び図7参照)。第2バッファ部47bbは、図11に示すように、冷却媒体出口バッファ部47bの外方に、すなわち、燃料ガス入口連通孔24a及び酸化剤ガス出口連通孔22bに近接する位置に設けられる。
図1に示すように、第1金属セパレータ14の面14a、14bには、この第1金属セパレータ14の外周端縁部を周回して第1シール部材46が一体成形される。第2金属セパレータ18の面18a、18bには、この第2金属セパレータ18の外周端縁部を周回して第2シール部材48が一体成形されるとともに、第3金属セパレータ20の面20a、20bには、この第3金属セパレータ20の外周端縁部を周回して第3シール部材50が一体成形される。
第1シール部材46、第2シール部材48及び第3シール部材50としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール材が用いられる。
図6に示すように、第1シール部材46は、第1金属セパレータ14の面14aにおいて、酸化剤ガス入口連通孔22a及び酸化剤ガス出口連通孔22bと、第1酸化剤ガス流路26との外周を連通する第1凸状シール部46aを有する。第1シール部材46は、図1及び図7に示すように、第1金属セパレータ14の面14bにおいて、冷却媒体入口連通孔25a及び冷却媒体出口連通孔25bと冷却媒体流路32との外周を連通する第2凸状シール部46bを有する。
図7に示すように、面14bにおいて、第1シール部材46には、冷却媒体入口連通孔25a及び冷却媒体出口連通孔25bの近傍に、冷却媒体流路32と連通するそれぞれ複数本の導入連通部46cIN及び導出連通部46cOUTが形成される。
第1シール部材46には、冷却媒体入口連通孔25aと第2バッファ部33abu、33abdとを連結する冷却媒体供給連結通路49au、49adが形成される。第1シール部材46には、冷却媒体出口連通孔25bと第2バッファ部33bbu、33bbdとを連結する冷却媒体排出連結通路49bu、49bdが形成される。
図8に示すように、第2シール部材48は、第2金属セパレータ18の面18aにおいて、供給孔部36a及び排出孔部36bと、第1燃料ガス流路34とを囲繞してこれらを連通させる第1凸状シール部48aを有する。
図9に示すように、第2シール部材48は、面18bにおいて、酸化剤ガス入口連通孔22a及び酸化剤ガス出口連通孔22bと、第2酸化剤ガス流路38との外周を連通する第2凸状シール部48bを有する。
図10に示すように、第3シール部材50は、第3金属セパレータ20の面20aにおいて、供給孔部44a及び排出孔部44bと、第2燃料ガス流路42とを囲繞してこれらを連通する第1凸状シール部50aを有する。
図11に示すように、第3シール部材50は、第3金属セパレータ20の面20bにおいて、冷却媒体入口連通孔25a及び冷却媒体出口連通孔25bと冷却媒体流路32との外周を連通する第2凸状シール部50bを有する。
図2に示すように、第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bは、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜52と、前記固体高分子電解質膜52を挟持するカソード電極54及びアノード電極56とを備える。カソード電極54は、アノード電極56及び固体高分子電解質膜52の表面積(平面寸法)よりも小さな表面積(平面寸法)を有する段差型MEAを構成している。なお、カソード電極54、アノード電極56及び固体高分子電解質膜52は、同一の表面積に設定してもよく、また、前記アノード電極56は、前記カソード電極54及び前記固体高分子電解質膜52の表面積よりも小さな表面積を有してもよい。
カソード電極54及びアノード電極56は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜52の両面に形成される。
第1電解質膜・電極構造体16aは、カソード電極54の終端部外方に位置して固体高分子電解質膜52の外周縁部に第1樹脂枠部材(樹脂製枠部材)58が、例えば、射出成形等により一体成形される。第2電解質膜・電極構造体16bは、カソード電極54の終端部外方に位置して固体高分子電解質膜52の外周縁部に第2樹脂枠部材(樹脂製枠部材)60が、例えば、射出成形等により一体成形される。第1樹脂枠部材58及び第2樹脂枠部材60を構成する樹脂材としては、例えば、汎用プラスチックの他、エンジニアリングプラスチックやスーパーエンジニアリングプラスチック等が採用される。
図12及び図13に示すように、第1樹脂枠部材58は、長手方向(矢印B方向)両端部に、酸化剤ガス入口連通孔22a及び酸化剤ガス出口連通孔22bに向かって膨出する突出部58a、58bと、燃料ガス入口連通孔24a及び燃料ガス出口連通孔24bに向かって膨出する突出部58c、58dとを有する。
第1樹脂枠部材58のカソード電極54側の面には、図12に示すように、酸化剤ガス入口連通孔22aと第1酸化剤ガス流路26の入口側との間に位置して入口バッファ部62aが設けられるとともに、酸化剤ガス出口連通孔22bと前記第1酸化剤ガス流路26の出口側との間に位置して、出口バッファ部62bが設けられる。
入口バッファ部62aは、第1樹脂枠部材58に一体成形される複数本のライン状凸部64aを有し、前記凸部64a間には、入口ガイド流路66aが形成される。出口バッファ部62bは、第1樹脂枠部材58に一体成形される複数本のライン状凸部64bを有し、前記凸部64b間には、出口ガイド流路66bが形成される。入口バッファ部62a及び出口バッファ部62bには、それぞれエンボス部63a、63bが形成される。入口バッファ部62a及び出口バッファ部62bは、ライン状凸部又はエンボスのみで構成してもよい。
図13に示すように、第1樹脂枠部材58のアノード電極56側の面には、燃料ガス入口連通孔24aと第1燃料ガス流路34との間に位置して入口バッファ部68aが設けられるとともに、燃料ガス出口連通孔24bと前記第1燃料ガス流路34との間に位置して、出口バッファ部68bが設けられる。
入口バッファ部68aは、複数本のライン状凸部70aを有するとともに、前記凸部70a間には、入口ガイド流路72aが形成される。出口バッファ部68bは、複数本のライン状凸部70bを有するとともに、前記凸部70b間には、出口ガイド流路72bが形成される。入口バッファ部68a及び出口バッファ部68bには、それぞれエンボス部69a、69bが形成される。
図14及び図15に示すように、第2電解質膜・電極構造体16bに設けられる第2樹脂枠部材60は、酸化剤ガス入口連通孔22a、酸化剤ガス出口連通孔22b、燃料ガス入口連通孔24a及び燃料ガス出口連通孔24bに向かってそれぞれ膨出する突出部60a、60b、60c及び60dを有する。
第2樹脂枠部材60のカソード電極54側の面には、図14に示すように、酸化剤ガス入口連通孔22aと第2酸化剤ガス流路38との間に位置して入口バッファ部74aが設けられるとともに、酸化剤ガス出口連通孔22bと前記第2酸化剤ガス流路38との間に位置して出口バッファ部74bが形成される。
入口バッファ部74aは、複数本のライン状凸部76aを有し、前記凸部76a間には、入口ガイド流路78aが形成される。出口バッファ部74bは、複数本のライン状凸部76bを有し、前記凸部76b間には、出口ガイド流路78bが形成される。入口バッファ部74a及び出口バッファ部74bには、それぞれエンボス部75a、75bが形成される。
第2樹脂枠部材60のアノード電極56側の面には、図15に示すように、燃料ガス入口連通孔24aと第2燃料ガス流路42との間に位置して入口バッファ部80aが設けられるとともに、燃料ガス出口連通孔24bと前記第2燃料ガス流路42との間に位置して出口バッファ部80bが設けられる。
入口バッファ部80aは、複数本のライン状凸部82aを有し、前記凸部82a間には、入口ガイド流路84aが形成される。出口バッファ部80bは、複数本のライン状凸部82bを有し、前記凸部82b間には、出口ガイド流路84bが設けられる。入口バッファ部80a及び出口バッファ部80bには、それぞれエンボス部81a、81bが形成される。
発電ユニット12同士が互いに積層されることにより、一方の発電ユニット12を構成する第1金属セパレータ14と、他方の発電ユニット12を構成する第3金属セパレータ20との間には、冷却媒体流路32が形成される。
第1の実施形態では、図3に示すように、酸化剤ガス出口バッファ部28b、燃料ガス入口バッファ部37a、酸化剤ガス出口バッファ部39b、燃料ガス入口バッファ部45a及び冷却媒体出口バッファ部33bは、積層方向に重なり合って配置される。
冷却媒体出口バッファ部33bは、第1バッファ部33baと、前記第1バッファ部33baよりも積層方向に深溝な第2バッファ部33bbuとを有するとともに、前記第2バッファ部33bbuに積層方向に隣接する他のバッファ部は、燃料ガス入口バッファ部37a、45aのみにより構成されている。第1バッファ部33baに積層方向に隣接する他のバッファ部は、酸化剤ガス出口バッファ部28b、39b及び燃料ガス入口バッファ部37a、45aである。
図4及び図5に示すように、酸化剤ガス入口バッファ部28a、燃料ガス出口バッファ部37b、酸化剤ガス入口バッファ部39a、燃料ガス出口バッファ部45b及び冷却媒体入口バッファ部33aは、積層方向に重なり合って配置される。
図4に示すように、冷却媒体入口バッファ部33aは、第1バッファ部33aaと、前記第1バッファ部33aaよりも積層方向に深溝な第2バッファ部33abdとを有するとともに、前記第2バッファ部33abdに積層方向に隣接する他のバッファ部は、燃料ガス出口バッファ部37b、45bのみにより構成されている。第1バッファ部33aaに積層方向に隣接する他のバッファ部は、酸化剤ガス入口バッファ部28a、39a及び燃料ガス出口バッファ部37b、45bである。
このように構成される燃料電池10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔22aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔24aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔25aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、図5に示すように、酸化剤ガス入口連通孔22aから入口バッファ部62a及び酸化剤ガス入口バッファ部28aを通って第1金属セパレータ14の第1酸化剤ガス流路26に供給される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔22aから酸化剤ガス入口バッファ部39aを通って第2金属セパレータ18の第2酸化剤ガス流路38に導入される。
酸化剤ガスは、図1、図6及び図9に示すように、第1酸化剤ガス流路26に沿って矢印B方向(水平方向)に移動し、第1電解質膜・電極構造体16aのカソード電極54に供給されるとともに、第2酸化剤ガス流路38に沿って矢印B方向に移動し、第2電解質膜・電極構造体16bのカソード電極54に供給される。
一方、燃料ガスは、図3に示すように、燃料ガス入口連通孔24aから第2金属セパレータ18の供給孔部36aを通って入口バッファ部68a及び燃料ガス入口バッファ部37aに供給される。燃料ガスは、入口バッファ部68a及び燃料ガス入口バッファ部37aを通って第2金属セパレータ18の第1燃料ガス流路34に供給される。
燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔24aから第3金属セパレータ20の供給孔部44aを通って入口バッファ部80a及び燃料ガス入口バッファ部45aに供給される。燃料ガスは、入口バッファ部80a及び燃料ガス入口バッファ部45aを通って第3金属セパレータ20の第2燃料ガス流路42に供給される。
燃料ガスは、図1、図8及び図10に示すように、第1燃料ガス流路34に沿って矢印B方向に移動し、第1電解質膜・電極構造体16aのアノード電極56に供給されるとともに、第2燃料ガス流路42に沿って矢印B方向に移動し、第2電解質膜・電極構造体16bのアノード電極56に供給される。
従って、第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bでは、各カソード電極54に供給される酸化剤ガスと、各アノード電極56に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bの各カソード電極54に供給されて消費された酸化剤ガスは、出口バッファ部62b、74b及び酸化剤ガス出口バッファ部28b、39bから酸化剤ガス出口連通孔22bに排出される。
第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bのアノード電極56に供給されて消費された燃料ガスは、図4に示すように、出口バッファ部68b、80b及び燃料ガス出口バッファ部37b、45bに導入される。燃料ガスは、排出孔部36b、44bを通って燃料ガス出口連通孔24bに排出される。
一方、左右一対の冷却媒体入口連通孔25aに供給された冷却媒体は、図1に示すように、冷却媒体流路32に導入される。冷却媒体は、各冷却媒体入口連通孔25aから冷却媒体流路32に供給され、一旦矢印C方向内方に沿って流動した後、矢印B方向に移動して第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bを冷却する。この冷却媒体は、矢印C方向外方に移動した後、一対の冷却媒体出口連通孔25bに排出される。
この場合、第1の実施形態では、例えば、図3〜図5及び図7に示すように、冷却媒体入口バッファ部33aは、第1バッファ部33aaと、前記第1バッファ部33aaよりも積層方向に深溝な第2バッファ部33abu、33abdとを有している。そして、冷却媒体出口バッファ部33bは、第1バッファ部33baと、前記第1バッファ部33baよりも積層方向に深溝な第2バッファ部33bbu、33bbdとを有している。
このため、図7に示すように、冷却媒体は、冷却媒体入口連通孔25aから各導入連通部46cINを通って冷却媒体流路32に供給されるとともに、前記冷却媒体の一部は、冷却媒体排出連結通路49bu、49bdを通って第2バッファ部33abu、33abdに導入される。
第2バッファ部33abu、33abdは、第1バッファ部33aaよりも深溝に形成されており、冷却媒体は、前記第2バッファ部33abu、33abdを通って互いに隣接する終端部から前記第1バッファ部33aaの高さ方向中央側に供給される。
従って、一対の冷却媒体入口連通孔25aから冷却媒体流路32に冷却媒体が供給される際に、供給不足になり易い前記冷却媒体流路32の幅方向(矢印C方向)中央部位にも、前記冷却媒体を確実に供給することができる。
一方、冷却媒体流路32を流通した冷却媒体は、各導出連通部46cOUTを通って冷却媒体出口連通孔25bに排出されるとともに、前記冷却媒体の一部は、第2バッファ部33bbu、33bbdに導入される。
第2バッファ部33bbu、33bbdは、第1バッファ部33baよりも深溝に形成されており、冷却媒体は、前記第2バッファ部33bbu、33bbdを通って冷却媒体出口連通孔25bに排出される。これにより、冷却媒体流路32を流通した冷却媒体は、流路幅方向に亘って容易且つ確実に排出することができ、簡単且つ経済的な構成で、冷却媒体の流配性が良好に向上するという効果が得られる。
しかも、例えば、図3に示すように、冷却媒体出口バッファ部33bは、第1バッファ部33baと、前記第1バッファ部33baよりも積層方向に深溝な第2バッファ部33bbuとを有するとともに、前記第2バッファ部33bbuに積層方向に隣接する他のバッファ部は、燃料ガス入口バッファ部37a、45aのみにより構成されている。
従って、発電ユニット12の積層方向の寸法が大きくなることがなく、燃料電池10の積層方向の厚さを可及的に小さく構成することができ、前記燃料電池10全体をコンパクトに構成することが可能になるという効果が得られる。
なお、冷却媒体入口バッファ部33aでは、上記の冷却媒体出口バッファ部33bと同様の効果が得られる。
図16及び図17に示すように、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池110は、複数の発電ユニット112を積層して構成される。なお、第1の実施形態に係る燃料電池10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
発電ユニット112は、第1金属セパレータ14、第1電解質膜・電極構造体16a、第2金属セパレータ18、第2電解質膜・電極構造体16c及び第3金属セパレータ114を備える。
第3金属セパレータ114は、燃料ガス入口バッファ部45a及び燃料ガス出口バッファ部45b(冷却媒体出口バッファ部47b及び冷却媒体入口バッファ部47a)を平坦状に構成している。
第2電解質膜・電極構造体16cは、第2樹脂枠部材(樹脂製枠部材)116を設けるとともに、前記第2樹脂枠部材116には、第2バッファ部45ab、45bbに対応する部位に、深溝部116a、116bが形成される。深溝部116a、116bにより、第1バッファ部45aa、45baと第2バッファ部45ab、45bbとが設けられる。
このように構成される第2の実施形態では、簡単且つ経済的な構成で、冷却媒体の流配性が良好に向上するとともに、燃料電池110全体をコンパクトに構成することが可能になる等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
10、110…燃料電池 12、112…発電ユニット
14、18、20、114…金属セパレータ
16a〜16c…電解質膜・電極構造体
22a…酸化剤ガス入口連通孔 22b…酸化剤ガス出口連通孔
24a…燃料ガス入口連通孔 24b…燃料ガス出口連通孔
25a…冷却媒体入口連通孔 25b…冷却媒体出口連通孔
26、38…酸化剤ガス流路
28a、39a…酸化剤ガス入口バッファ部
28b、39b…酸化剤ガス出口バッファ部
30a、40a…入口連結溝 30b、40b…出口連結溝
32…冷却媒体流路
33a、47a…冷却媒体入口バッファ部
33aa、33ba、37aa、37ba、45aa、45ba、47aa、47ba…第1バッファ部
33abd、33abu、33bbd、33bbu、37ab、37bb、45ab、45bb、47ab、47bb…第2バッファ部
33b、47b…冷却媒体出口バッファ部
34、42…燃料ガス流路 36a、44a…供給孔部
36b、44b…排出孔部
37a、45a…燃料ガス入口バッファ部
37b、45b…燃料ガス出口バッファ部
46、48、50…シール部材
49ad、49au…冷却媒体供給連結通路
49bd、49bu…冷却媒体排出連結通路
52…固体高分子電解質膜 54…カソード電極
56…アノード電極 58、60、116…樹脂枠部材
58a〜58d、60a〜60d…突出部
62a、68a、74a、80a…入口バッファ部
62b、68b、74b、80b…出口バッファ部

Claims (4)

  1. 電解質膜の両側に一対の電極を設けるとともに、外周部に樹脂製枠部材が設けられる電解質膜・電極構造体と、セパレータとが積層されるとともに、
    一方の電極に対向する前記セパレータには、電極面に沿って燃料ガスを供給する燃料ガス流路と、前記燃料ガスを前記電解質膜・電極構造体と前記セパレータとの積層方向に流通させる燃料ガス連通孔と、前記燃料ガス流路と前記燃料ガス連通孔とを繋ぐ燃料ガスバッファ部とが設けられ、
    他方の電極に対向する前記セパレータには、電極面に沿って酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路と、前記酸化剤ガスを前記積層方向に流通させる酸化剤ガス連通孔と、前記酸化剤ガス流路と前記酸化剤ガス連通孔とを繋ぐ酸化剤ガスバッファ部とが設けられ、
    さらに互いに隣接する前記セパレータ間には、電極面方向に沿って冷却媒体を供給する冷却媒体流路と、前記冷却媒体を前記積層方向に流通させる冷却媒体連通孔と、前記冷却媒体流路と前記冷却媒体連通孔とを繋ぐ冷却媒体バッファ部とが設けられる燃料電池であって、
    前記燃料ガスバッファ部、前記酸化剤ガスバッファ部及び前記冷却媒体バッファ部は、前記積層方向に重なり合っており、
    前記冷却媒体バッファ部は、第1バッファ部と、
    前記第1バッファ部よりも前記積層方向に深溝な第2バッファ部と、
    を有するとともに、
    前記第2バッファ部に前記積層方向に隣接する他のバッファ部は、前記燃料ガスバッファ部又は前記酸化剤ガスバッファ部のいずれか一方のみにより構成されることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記第2バッファ部に前記積層方向に隣接する他のバッファ部は、第3バッファ部と、
    前記第3バッファ部よりも前記積層方向に深溝な第4バッファ部と、
    を有するとともに、
    前記第2バッファ部と前記第4バッファ部とは、前記積層方向に重なり合って配置されることを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池において、前記冷却媒体連通孔と前記第2バッファ部とを連結する冷却媒体連結通路を備えることを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記樹脂製枠部材は、前記他のバッファ部の前記第4バッファ部に対応し、前記第3バッファ部よりも前記積層方向に深い深溝部を形成することを特徴とする燃料電池。
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