JP2013206560A - 非水系二次電池用セパレータ - Google Patents
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Abstract
【課題】良好な透気度と膜密着性を備える非水系二次電池用セパレータを提供すること。
【解決手段】
本発明の非水系二次電池用セパレータは、ポリオレフィン多孔膜の少なくとも一方の面に、耐熱性多孔層を有する非水系二次電池用セパレータであって、該耐熱性多孔層がポリアミドイミドと無機粒子を含有し、該ポリアミドイミドのイミド基(A)/アミド基(B)としたとき、(A)/(B)が1.1〜3.0である。
【選択図】なし
【解決手段】
本発明の非水系二次電池用セパレータは、ポリオレフィン多孔膜の少なくとも一方の面に、耐熱性多孔層を有する非水系二次電池用セパレータであって、該耐熱性多孔層がポリアミドイミドと無機粒子を含有し、該ポリアミドイミドのイミド基(A)/アミド基(B)としたとき、(A)/(B)が1.1〜3.0である。
【選択図】なし
Description
本発明は、非水系二次電池用セパレータに関するものである。
正極にコバルト酸リチウムに代表されるリチウム含有遷移金属酸化物、負極にリチウムをドープ・脱ドープ可能な炭素材料を用いたリチウムイオン二次電池を代表とする非水系二次電池は、高エネルギー密度を有するという特徴から携帯電話に代表される携帯電子機器の電源として重要なものであり、これら携帯電子機器の急速な普及に伴いその需要は高まる一方である。
また、ハイブリッド自動車など、環境対応を意識した自動車が数多く開発されているが、搭載される電源の一つとして、高エネルギー密度を有するリチウムイオン二次電池が大きく注目されている。
また、ハイブリッド自動車など、環境対応を意識した自動車が数多く開発されているが、搭載される電源の一つとして、高エネルギー密度を有するリチウムイオン二次電池が大きく注目されている。
非水系二次電池の多くは、正極、電解液を含むセパレータ、負極の積層体から構成されている。セパレータは、主たる機能として正極と負極の短絡防止を担っているが、要求特性として、リチウムイオンの移動度、強度、耐久性などがある。
現在、非水系二次電池用セパレータに適するフィルムとして各種のポリオレフィン多孔膜が数多く提案されている。ポリオレフィン多孔膜中でもポリエチレン多孔膜は、上述の要求特性を満たし、かつ高温時の安全機能として、高温による孔の閉塞から電流を遮断する事による熱暴走防止機能、いわゆるシャットダウン機能を有している事もあり、非水系二次電池用セパレータとして幅広く使用されている。
しかしながら、温度上昇により多孔膜の孔が閉塞されて電流が一旦遮断されても、電池温度が多孔膜を構成するポリエチレンの融点を超えて、ポリエチレンの耐熱性の限界を超えると、多孔膜自体が溶融してシャットダウン機能が失われる。その結果、電極間の短絡をきっかけとして非水系二次電池の温度上昇がおこり、非水系二次電池を組み込んだ装置の異常などを招くおそれがある。このため、さらなる安全性確保のために、高温時でもシャットダウン機能を維持できるセパレータが求められている。
そこで、従来、特許文献1、2のようなポリオレフィン多孔膜の表面に、ポリアミドイミドのような耐熱性多孔層を被覆した非水系二次電池用セパレータが提案されている。さらに、特許文献2のようなポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド等に無機粒子を含ませることでより耐熱性を付与した提案もされている。
しかし、ポリアミドイミドに無機粒子を一定以上含ませると、耐熱性多孔膜を形成する際に、樹脂量の低下による剥がれが起き、膜状態が良好な耐熱セパレータが得られないという課題がある。また、ポリアミドイミドは他の汎用樹脂に比べて高価であることから、必要最小限の使用量で製造を行うことが、コストを考える上で重要である。また、トリメリット酸とジメチルジイソシアネートの重合体に代表される、一般的なポリアミドイミドを用いて耐熱性多孔層をポリオレフィン多孔膜上に作製すると、基材であるポリオレフィン多孔膜中にポリアミドイミドが浸透し、それが孔を狭めて透気度を低下させることで、結果としてそれを用いた二次電池の電池特性を低下させるといった課題がある。
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、ポリアミドイミドと無機粒子を含有する耐熱性多孔層と、ポリオレフィン多孔膜との密着性と透気度を向上させた非水系二次電池用セパレータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る非水系二次電池用セパレータは、ポリオレフィン多孔膜の少なくとも一方の面に、耐熱性多孔層を有する非水系二次電池用セパレータであって、該耐熱性多孔層がポリアミドイミドと無機粒子を含有し、該ポリアミドイミドのイミド基(A)/アミド基(B)としたとき、(A)/(B)が1.1〜3.0である。
上記本発明に係る非水系二次電池用セパレータを用いることにより、多孔層形成時のポリアミドイミドの析出能力の最適化により、ポリアミドイミドと無機粒子を含有する耐熱性多孔層と、ポリオレフィン多孔膜との密着性と透気度を向上させることが出来る。
本発明に係る非水系二次電池用セパレータに用いられる無機粒子は、アルミナ、シリカ、ジルコニアのうち少なくとも1種からなる。これにより、より密着性と透気度を向上させる非水系二次電池用セパレータを提供することが出来る。
本発明によれば、ポリアミドイミドと無機粒子を含有する耐熱性多孔層と、ポリオレフィン多孔膜との密着性と透気度を向上させた非水系二次電池用セパレータを提供することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに以下に記載した構成要素は、適宜組み合わせることができる。
本実施形態の非水系二次電池用セパレータは、ポリオレフィン多孔膜の少なくとも一方の面に、耐熱性多孔層を有し、前記耐熱多孔層は、ポリアミドイミドと無機粒子を含有する。
本実施形態の非水系二次電池用セパレータは、ポリオレフィン多孔膜の少なくとも一方の面に、耐熱性多孔層を有し、前記耐熱多孔層は、ポリアミドイミドと無機粒子を含有する。
1.ポリオレフィン多孔膜
本実施形態に掛かるポリオレフィン多孔膜は、特に限定されるものではなく、公知のものならば、いかなる材質の、いかなる製法によるものであってもよい。
本実施形態に掛かるポリオレフィン多孔膜は、特に限定されるものではなく、公知のものならば、いかなる材質の、いかなる製法によるものであってもよい。
ポリオレフィン多孔膜に使用されるポリオレフィンとしては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセンなどを重合した結晶性の単独重合体または共重合体が挙げられる。その際、これらの単独重合体または共重合体は、単独で使用することができるが、2種以上のものを配合して用いてもよい。
本実施形態に掛かるポリオレフィン多孔膜としては、通常、空孔率が30〜95%、膜厚25μmでの透気度が2000秒/100cc以下、好ましくは800秒/100cc以下、平均貫通孔径が0.005〜1μm、引張破断強度が80MPa以上、好ましくは100MPa以上、突刺強度が3000mN以上、好ましくは5500mN以上の機械物性を有する多孔膜が望ましい。
なお、ポリオレフィン多孔膜の厚さは、適宜選択されるが、通常、0.1〜50μm、好ましくは1〜25μm程度である。厚さが0.1μm未満では、膜の機械的強度不足から実用に供することが難しく、50μmを超えると、実効抵抗が大きくなり過ぎて好ましくない。
本実施形態の耐熱性多孔層を構成するポリアミドイミドは耐熱性樹脂であり、非水系二次電池用セパレータに利用する場合は、電解液に対して親和性を有すると同時に電解液や電池反応に対しても安定である必要があって、ポリオレフィン多孔膜の透過抵抗に比べて低い透過抵抗であり、良好な塗布性をもたせる必要がある。さらに、耐熱保持性を有するためにはポリアミドイミド多孔膜中に無機粒子を含有することが好ましい。
このような要求に応えるものとして、膜密着性と透気度との両方を満足するためには、ポリアミドイミドのイミド基(A)/アミド基(B)としたときに、(A)/(B)が1.1〜3.0である必要があることを見出した。好ましくは(A)/(B)が1.2〜3.0、さらに好ましくは1.5〜3.0である。1.1より小さくなった場合、つまりアミド基が増えると、多孔化膜形成時のポリアミドイミドの析出能力が低下し、無機粒子を含有した際の膜剥がれを誘発するため、耐熱セパレータが作製できなくなるためである。また3.0より大きくなる、つまりイミド基が増えると、樹脂が合成段階で増粘し、著しく作業性が落ちることでセパレータの作製が困難になる。ポリアミドイミドのイミド基(A)/アミド基(B)は、ポリアミドイミドの合成に使用する原料の種類や使用比率などの製造条件を変えて調整することができる。
本実施形態の耐熱性多孔層は、無機粒子を含有する。さらに、前記無機粒子は、耐熱性多孔層の重量に対して、無機粒子が70〜90重量%である場合が好ましい。この範囲において、本実施形態のポリアミドイミドは他のポリアミドイミドに比べて、耐熱性多孔層からの無機粒子の粉落ちが大幅に改善し、なおかつ透気度が高い非水系二次電池用セパレータを提供することができる。これは、テトラカルボン酸二無水物を原料として加えたことで、イミド率の高いポリアミドイミドができたため、希釈液であるN−メチル―2−ピロリドン等の有機溶媒への溶解性が低下することで、耐熱性多孔層を作製する際に必要となるポリアミドイミドの析出速度が向上し、速やかに多孔化される。この効果により少ない樹脂率においても無機粒子が剥がれる前に樹脂で保持され、粉落ちのない膜が作製できるものと考えられる。また、速やかに多孔化することで、基材であるポリオレフィン多孔膜の深部へ染み込みを抑制し、ポリオレフィン多孔膜がほとんど目詰まりしない状態を形成することで、透気度を向上させることができると考えられる。
また、耐熱性多孔層の厚みはコストを考慮すると薄い程良いが、薄すぎると耐熱性に問題が生じるため、塗布性と耐熱性の両方を満たすためには耐熱性多孔層の膜厚は4〜10μmが好ましい。薄すぎると耐熱性に不安が残り、厚すぎると膜厚に差が生じることで電池の製造が困難であったり、これを使用した電池の出力容量の低下などが起こり得る。
無機粒子としては、アルミナやジルコニア、シリカ、マグネシア等の金属酸化物、水酸化アルミニウムや水酸化マグネシウム、アルミン酸カルシウム、ドーソナイト、硼酸亜鉛等が挙げられ、さらには難燃性の無機粒子としては金属窒化物、金属炭化物、金属炭酸塩などを単独若しくは2種以上を適宜混合して用いることもできる。
本実施形態の無機粒子の平均粒子径は0.1〜2μmの範囲が好ましい。無機粒子の平均粒子径が2μmを超えると、耐熱性多孔層の高温時の耐短絡性が低下するため好ましくない。
さらに、耐熱性多孔層を適切な厚みで成形する上で支障をきたすといった不具合もある。また、無機粒子の平均粒子径が0.1μm未満であると、コスト上の観点から実質的に困難である。
さらに、耐熱性多孔層を適切な厚みで成形する上で支障をきたすといった不具合もある。また、無機粒子の平均粒子径が0.1μm未満であると、コスト上の観点から実質的に困難である。
一般に、ポリアミドイミド樹脂の合成はトリメリット酸クロリドとジアミンを用いる酸クロリド法やトリメリット酸無水物とジイソシアネートを用いるジイソシアネート法等の通常の方法で合成されるが製造コストの点からジイソシアネート法が好ましい。
本実施形態のポリアミドイミドの合成に用いるテトラカルボン酸二無水物類としては、トリメリット酸及びこれの無水物、酸塩化物の他にピロメリット酸、ビフェニルテトラカルボン酸、ビフェニルスルホンテトラカルボン酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸、ビフェニルエーテルテトラカルボン酸、エチレングリコールビスアンヒドロトリメリテート、プロピレングリコールビスアンヒドロトリメリテート等のテトラカルボン酸及びこれらの無水物、シュウ酸、アジピン酸、マロン酸、セバチン酸、アゼライン酸、ドデカンジカルボン酸、ジカルボキシポリブタジエン、ジカルボキシポリ(アクリロニトリルーブタジエン)、ジカルボキシポリ(スチレンーブタジエン)等の脂肪族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジカルボン酸、ダイマー酸等の脂環族ジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸があげられ、これらの中では反応性、耐熱性などの点からトリメリット酸無水物が最も好ましく、その一部がピロメリット酸無水物、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物、ビフェニルテトラカルボン酸無水物に置き換わったものが引っ張り強度、引っ張り弾性率、耐電解液性の点から好ましい。
また、ポリアミドイミド樹脂の合成に用いられるジアミン(ジイソシアネート)成分としては、4,4’一ジフェニルメタンジイソシアネート、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等の脂肪族ジアミン及びこれらのジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジアミン、1,3−シクロヘキサンジアミン、ジシクロヘキシルメタンジアミン等の脂環族ジアミン及びこれらのジイソシアネート、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、ベンジジン、キシリレンジアミン、ナフタレンジアミン等の芳香族ジアミン及びこれらのジイソシアネート等が挙げられるが、これらの中では反応性、コストの点からジフェニルメタンジイソシアネートが好ましい。
また、ポリアミドイミド樹脂はN,N’−ジメチルホルムアミド、N,N’−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、γ−ブチロラクトン等の極性溶剤中、60〜200℃に加熱しながら攪拌することで容易に製造することができる。この場合、必要に応じてトリエチルアミン、ジエチレントリアミン等のアミン類、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化セシウム、ナトリウムメトキシド等のアルカリ金属塩等を触媒として用いることもできる。
ポリオレフィン多孔膜の少なくとも一方の面に、上記耐熱性多孔層を形成させる方法としては、分離膜の製法に一般的に用いられる製法である相分離法の他に、抽出法、延伸法、荷電粒子照射法などの利用が考えられるが、その形成過程でポリオレフィン多孔膜に損傷を与えたり、その形成によりポリオレフィン多孔膜の特性を阻害したりすることは好ましくない。
そこで、ポリオレフィンの融点を越えるような温度に晒すことなく、化学劣化や放射線劣化を伴わない、ポリオレフィン多孔膜の機械的特性や物質透過特性を損なわない方法として、例えば、以下に示すような樹脂の相分離による多孔化方法が利用できる。
そこで、ポリオレフィンの融点を越えるような温度に晒すことなく、化学劣化や放射線劣化を伴わない、ポリオレフィン多孔膜の機械的特性や物質透過特性を損なわない方法として、例えば、以下に示すような樹脂の相分離による多孔化方法が利用できる。
すなわち、ポリオレフィン多孔膜の少なくとも片方の表面へ良溶媒に溶解した樹脂を塗布し、貧溶媒を含む凝固液に接触させることにより相分離した後、乾燥することにより多孔性樹脂で少なくとも表面を被覆された多層多孔膜を製造する方法である。その際、樹脂の塗布は、通常、慣用の流延または塗布方法、例えば、ロールコーター、エヤナイフコーター、ブレードコーター、ロッドコーター、バーコーター、コンマコーター、グラビアコーターなどにより行われる。
上記塗布液の溶媒は、次に示すように、耐熱性樹脂の性状に応じ適宜選択される。
例えば、耐熱性樹脂がポリアミドイミドである場合、良溶媒としては、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジメチルアセトアミド(DAMc)、N―メチル−2−ピロリドン(NMP)等が挙げられるが、特に限定されるものではない。水分が存在する場合は、加熱・脱水したモレキュラーシーブで処理することで、これを除去しておくことが好ましい。
例えば、耐熱性樹脂がポリアミドイミドである場合、良溶媒としては、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジメチルアセトアミド(DAMc)、N―メチル−2−ピロリドン(NMP)等が挙げられるが、特に限定されるものではない。水分が存在する場合は、加熱・脱水したモレキュラーシーブで処理することで、これを除去しておくことが好ましい。
上記塗膜液の耐熱性樹脂の濃度としては製膜上好適な粘度であればよく特に限定されるものではないが、概ね1〜20重量%の範囲が好適である。
本実施形態の非水系二次電池用セパレータにおいて、耐熱性樹脂からなる多孔層の孔構造を適切なものとするためには、塗膜液に相分離剤を混合することが必要な場合もある。相分離剤の濃度としては5〜50重量%が好適である。
相分離剤としては、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、トリプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、グリセリン、ポリビニルピロリドン等が挙げられるが、該有機溶媒に可溶であり該耐熱性樹脂に対して貧溶媒となるものであれば用いることが可能である。
貧溶媒としては、メタノール、エタノールなどのアルコール類、ベンゼン、メチルイソブチルケトン、ジメチルホルムアミド、水等が挙げられ、好ましいのはアルコール類、水である。
凝固液は、良溶媒と貧溶媒の混合液からなることが好ましい。その場合貧溶媒の割合は30〜80重量%が好適である。また、塗膜液に相分離剤を用いた場合は、塗膜液中での良溶媒と相分離剤の量比と同等になるように凝固液にも相分離剤を加えることがプロセス上好ましい。
次にポリアミドイミドにおける、塗布層を相分離することによる多孔化方法の概要を説明する。
前記のとおり、塗布後の塗膜は、貧溶媒を含む凝固液を用いる方法によって溶液から耐熱性樹脂を相分離させるが、凝固液として例えば水とN−2−メチルピロリドンの混合液などを用い、これを塗膜と接触させる方法である。このとき、塗膜を凝固液と接触させる前に加湿させることで表面の開孔率を大きくすることが出来る。加湿してから凝固液に浸漬させることで、耐熱性樹脂溶液が十分に相分離してから脱溶媒が進行し、表層構造が緻密になりにくくなる。加湿は相対湿度60〜100%で行うことが好ましい。相分離した塗膜は引き続いて水洗した後、乾燥させて多孔化工程を完結させる。
以下に実施例を示すが、本発明はこれらに制限されるものではない。
[耐熱性多孔層に用いるポリイミドアミドの合成]
実施例、比較例で用いたポリアミドイミドの合成は以下の方法で実施した。
まず、窒素雰囲気下中の2Lセパラブルフラスコ中に4,4’一ジフェニルメタンジイソシアナートを入れ、4,4’一ジフェニルメタンジイソシアナートと同モル量になるように酸無水物である、無水トリメリット酸、ピロメリット酸二無水物を表1.に記載された比率となるように入れ、フッ化カリウムを、4,4’一ジフェニルメタンジイソシアナートに対し0.01mol%加えた後、固形分15重量%になるようにN−メチル−2−ピロリドン加えた後、180℃ 1時間半撹拌させることで、ポリアミドイミドを合成した。
[耐熱性多孔層に用いるポリイミドアミドの合成]
実施例、比較例で用いたポリアミドイミドの合成は以下の方法で実施した。
まず、窒素雰囲気下中の2Lセパラブルフラスコ中に4,4’一ジフェニルメタンジイソシアナートを入れ、4,4’一ジフェニルメタンジイソシアナートと同モル量になるように酸無水物である、無水トリメリット酸、ピロメリット酸二無水物を表1.に記載された比率となるように入れ、フッ化カリウムを、4,4’一ジフェニルメタンジイソシアナートに対し0.01mol%加えた後、固形分15重量%になるようにN−メチル−2−ピロリドン加えた後、180℃ 1時間半撹拌させることで、ポリアミドイミドを合成した。
[耐熱性多孔層を有するポリオレフィン多孔膜の製造方法]
本実施例、比較例における各サンプルは、以下の方法で製膜した。
上記ポリアミドイミドに対して表1に記載された各重量%の無機粒子をそれぞれ混合した後、粘度が1000cpになるようにN−メチル−2−ピロリドンで希釈した。その後市販のバーコーターを用いて厚さ16μmのポリエチレン多孔膜上に4μmの厚みで塗布し、60℃の水/N−メチル―2−ピロリドン=50/50(凝固浴)中に約30秒静かに浸漬させた後、20℃の水浴に静かに移動させ、5分後に取り出し40℃で1時間乾燥することでポリエチレン多孔膜上に積層された多孔ポリアミドイミド膜を得た。
本実施例、比較例における各サンプルは、以下の方法で製膜した。
上記ポリアミドイミドに対して表1に記載された各重量%の無機粒子をそれぞれ混合した後、粘度が1000cpになるようにN−メチル−2−ピロリドンで希釈した。その後市販のバーコーターを用いて厚さ16μmのポリエチレン多孔膜上に4μmの厚みで塗布し、60℃の水/N−メチル―2−ピロリドン=50/50(凝固浴)中に約30秒静かに浸漬させた後、20℃の水浴に静かに移動させ、5分後に取り出し40℃で1時間乾燥することでポリエチレン多孔膜上に積層された多孔ポリアミドイミド膜を得た。
本実施例における各値は、以下の方法に従って求めた。
[透気度評価]
まず、得られたポリエチレン多孔膜上に積層された耐熱性多孔膜100x100mmの上にセロハンテープを貼り、それを剥がすことで耐熱性多孔層をポリエチレン多孔膜から剥離させる。この操作を3回行い、耐熱性多孔層を剥がしたポリエチレン多孔膜をJISL8117に準拠して透気度を測定した。なお表1に記載されている数値は、ポリアミドイミドを塗布していないポリエチレン多孔膜(200秒/100cc)のガーレ値を基準としたときの、超過秒数を記載した。これにより、ポリエチレン多孔膜中へのポリアミドイミドの染み込みによる透気度(秒/100cc)の影響を確認することができる。
[透気度評価]
まず、得られたポリエチレン多孔膜上に積層された耐熱性多孔膜100x100mmの上にセロハンテープを貼り、それを剥がすことで耐熱性多孔層をポリエチレン多孔膜から剥離させる。この操作を3回行い、耐熱性多孔層を剥がしたポリエチレン多孔膜をJISL8117に準拠して透気度を測定した。なお表1に記載されている数値は、ポリアミドイミドを塗布していないポリエチレン多孔膜(200秒/100cc)のガーレ値を基準としたときの、超過秒数を記載した。これにより、ポリエチレン多孔膜中へのポリアミドイミドの染み込みによる透気度(秒/100cc)の影響を確認することができる。
[巻回体作製試験]
耐熱性多孔層のポリエチレンへの密着性を調べるために以下の電極、の方法で巻回体を作製し、密着性に関する試験を実施した。
(正極の作製)
正極は、Li2CO3とCo3O4混合し、900℃で10時間焼成して合成したLiCoO2の粉末100重量部に、アセチレンブラック3重量部、フッ素樹脂系結着剤7重量部を混合し、カルボキシメチルセルロース水溶液に懸濁させてペースト状にした。このペーストを厚さ0.03mmのアルミ箔両面に塗着し、乾燥後圧延して厚さ0.18mm、幅37mm、長さ240mmの正極板とした。
耐熱性多孔層のポリエチレンへの密着性を調べるために以下の電極、の方法で巻回体を作製し、密着性に関する試験を実施した。
(正極の作製)
正極は、Li2CO3とCo3O4混合し、900℃で10時間焼成して合成したLiCoO2の粉末100重量部に、アセチレンブラック3重量部、フッ素樹脂系結着剤7重量部を混合し、カルボキシメチルセルロース水溶液に懸濁させてペースト状にした。このペーストを厚さ0.03mmのアルミ箔両面に塗着し、乾燥後圧延して厚さ0.18mm、幅37mm、長さ240mmの正極板とした。
(負極の作製)
負極はメソフェーズ小球体を2800℃の高温で黒鉛化したもの(以下メソフェーズ黒鉛と称す)を用いた。このメソフェーズ黒鉛100重量部にスチレン/ブタジエンゴム3重量部を混合した後、カルボキシメチルセルロース水溶液に懸濁させてペースト状にした。そしてこのペーストを厚さ0.02mmの銅箔の両面に塗着し、乾燥後圧延して、厚さ0.20mm、幅39mm、長さ260mmの負極板とした。
負極はメソフェーズ小球体を2800℃の高温で黒鉛化したもの(以下メソフェーズ黒鉛と称す)を用いた。このメソフェーズ黒鉛100重量部にスチレン/ブタジエンゴム3重量部を混合した後、カルボキシメチルセルロース水溶液に懸濁させてペースト状にした。そしてこのペーストを厚さ0.02mmの銅箔の両面に塗着し、乾燥後圧延して、厚さ0.20mm、幅39mm、長さ260mmの負極板とした。
(巻回体の作製と評価)
そして、正極板にはアルミニウム製、負極にはニッケル製のリードを取り付け、厚さ0.020mm、幅45mm、長さ730mmのポリエチレン多孔膜を渦巻状に巻回して極板群を構成した。これを各10本作製し、その際、巻回中に耐熱性多孔層が剥がれてしまったものは不良とみなし、剥がれなく良好に巻回できたものを良品とした。剥がれの判断は、巻回時に剥がれた耐熱性多孔層の粉の重量を測定し1mg以上であれば、不良とみなし不良のない巻回体の作製率を表1に記載した。
そして、正極板にはアルミニウム製、負極にはニッケル製のリードを取り付け、厚さ0.020mm、幅45mm、長さ730mmのポリエチレン多孔膜を渦巻状に巻回して極板群を構成した。これを各10本作製し、その際、巻回中に耐熱性多孔層が剥がれてしまったものは不良とみなし、剥がれなく良好に巻回できたものを良品とした。剥がれの判断は、巻回時に剥がれた耐熱性多孔層の粉の重量を測定し1mg以上であれば、不良とみなし不良のない巻回体の作製率を表1に記載した。
[実施例1]
まず、表1の実施例1に記載したイミド基(A)/アミド基(B)のポリアミドイミドを用いて、各50、60、70、80、90重量%のシリカを有する耐熱性多孔膜を作製し、それぞれ透気度評価を行った。さらに、ポリオレフィン多孔膜上に積層された耐熱性多孔膜の密着性についての評価を実施した。
まず、表1の実施例1に記載したイミド基(A)/アミド基(B)のポリアミドイミドを用いて、各50、60、70、80、90重量%のシリカを有する耐熱性多孔膜を作製し、それぞれ透気度評価を行った。さらに、ポリオレフィン多孔膜上に積層された耐熱性多孔膜の密着性についての評価を実施した。
[実施例2]
表1の実施例2に記載した比率のポリアミドイミドを用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
表1の実施例2に記載した比率のポリアミドイミドを用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
[実施例3]
表1の実施例3に記載した比率のポリアミドイミドを用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
表1の実施例3に記載した比率のポリアミドイミドを用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
[実施例4]
表1の実施例4に記載した比率のポリアミドイミドを用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
表1の実施例4に記載した比率のポリアミドイミドを用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
[実施例5]
表1の実施例5に記載した比率のポリアミドイミドを用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
表1の実施例5に記載した比率のポリアミドイミドを用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
[実施例6]
表1の実施例6に記載した比率のポリアミドイミドを用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
表1の実施例6に記載した比率のポリアミドイミドを用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
[実施例7]
表1の実施例7に記載した比率のポリアミドイミドと無機粒子を用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
表1の実施例7に記載した比率のポリアミドイミドと無機粒子を用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
[実施例8]
表1の実施例8に記載した比率のポリアミドイミドと無機粒子を用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
表1の実施例8に記載した比率のポリアミドイミドと無機粒子を用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
[実施例9]
表1の実施例9に記載した比率のポリアミドイミドと無機粒子を用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
表1の実施例9に記載した比率のポリアミドイミドと無機粒子を用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
[実施例10]
表1の実施例10に記載した比率のポリアミドイミドと無機粒子を用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
表1の実施例10に記載した比率のポリアミドイミドと無機粒子を用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
[比較例1]
表1の比較例1に記載した比率のポリアミドイミドを用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
表1の比較例1に記載した比率のポリアミドイミドを用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
[比較例2]
表1の比較例2に記載した比率のポリアミドイミドを用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
表1の比較例2に記載した比率のポリアミドイミドを用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
[比較例3]
表1の比較例1に記載した比率のポリアミドイミドと無機粒子を用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
表1の比較例1に記載した比率のポリアミドイミドと無機粒子を用いた以外は実施例1と同様の方法で各評価を実施した。
[比較例4]
表1の比率でポリアミドイミドの合成を試みたが、粘度が高すぎて回収することができず、各評価を行うことが出来なかった。
表1の比率でポリアミドイミドの合成を試みたが、粘度が高すぎて回収することができず、各評価を行うことが出来なかった。
本発明は、非水系二次電池用セパレータの特性向上の技術として有効に活用できる。
Claims (2)
- ポリオレフィン多孔膜の少なくとも一方の面に、耐熱性多孔層を有する非水系二次電池用セパレータであって、該耐熱性多孔層がポリアミドイミドと無機粒子を含有し、該ポリアミドイミドのイミド基(A)/アミド基(B)としたとき、(A)/(B)が1.1〜3.0であることを特徴とする非水系二次電池用セパレータ。
- 前記無機粒子はアルミナ、シリカ、ジルコニアのうち少なくとも1種からなることを特徴とする請求項1に記載の非水系二次電池用セパレータ。
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- 2012-03-27 JP JP2012070958A patent/JP2013206560A/ja active Pending
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