JP2013206252A - 発券装置、発券方法及びプログラム - Google Patents

発券装置、発券方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】鉄道利用者の乗車券購入時の負担を軽減する。
【解決手段】上記課題を解決するために、ユーザにより指定された利用区間に対応する、交通機関を利用するための切符を発券する発券装置であって、指定された乗車駅及び降車駅の情報に基づき、発券する乗車券の種類を、前記乗車駅と前記降車駅との距離に応じて、区数式乗車券と発着固定式乗車券とから選択する制御部を備えることを特徴とする発券装置が提供される。
【選択図】図2

Description

本発明は、発券装置、発券方法及びプログラムに関する。
一般的に、各種の交通機関には、様々な種類の乗車券が存在する。例えば、鉄道の乗車券には、発着固定式乗車券と、区数式乗車券とが存在する。
発着固定式乗車券は、指定された乗車駅及び降車駅の間の区間において鉄道を利用することが可能な乗車券である。従って、発着固定式乗車券を購入する場合、鉄道利用者(以下、利用者又は顧客と称する。)は、乗車駅及び降車駅を指定して発着固定式乗車券を購入する。また、利用者は、購入した発着固定式乗車券に対応した乗降駅により規定される特定の経路に属する駅以外では、列車に乗降することはできない。また、利用者は、発着固定式乗車券を購入する場合には、発着固定式乗車券用の発券装置を用いなければならない。
区数式乗車券は、所定の金額に対応付けられた区間内において鉄道を利用することが可能な乗車券である。従って、区数式乗車券を購入する場合、利用者は乗車駅で、金額を指定して乗車券を購入する。また、購入した区数式乗車券に対応する金額で利用可能な区間内の駅ならば、利用者は、いずれの駅でも降車することができる。また、利用者は、区数式乗車券を購入する場合には、区数式乗車券用の発券装置を用いなければならない。
ここで、区数式乗車券によって利用可能な区間は、当該区数式乗車券を購入する駅(乗車駅)ごとに異なる。一般的に、ある駅に設置された発券装置で区数式乗車券を購入する場合、当該発券装置は、当該駅からの距離が所定の距離(例えば、100km)以内に属する駅までの区数式乗車券しか発券することができない。また、利用者が区数式乗車券を使用する場合は、当該区数式乗車券を購入した発券装置が設置されている駅から乗車するときにのみ、使用することができる。
このように、乗車券の種類、購入条件、及び購入方法は複雑であるため、利用者にとっては、事前に乗車券の購入条件や購入方法を調べたり、乗車券の種類を選択したりしなければいけないことが、乗車券を購入する際の大きな負担となっていた。例えば、利用者が区数式乗車券を購入する際には、例えば発券装置の上部に設置されている運賃案内ボードの中から、利用したい降車駅を探し出し、当該降車駅までの金額を読み取り、当該金額に対応した区数式乗車券を購入する必要がある。
利用者が乗車券を購入する際の利便性を向上させるために、発券装置に関して、様々な技術が開発されている。例えば、下記特許文献1には、利用者がかな入力で降車駅を指定すると、当該降車駅に対応する金額が発券装置に表示される技術が開示されている。また、下記特許文献2には、利用者が発券装置に料金を投入すると、当該料金で利用可能な降車駅の候補が発券装置に表示される技術が開示されている。下記特許文献1及び下記特許文献2に記載の技術により、利用者は、運賃案内ボードを参照しなくても乗車券を購入することができる。
また、下記特許文献3には、利用者が駅名を入力する際に、駅名の頭文字をかな入力したときに表示される候補駅の表示順を、利用者数が多い順番で表示することで、利用者による駅名の入力を簡便にする技術が開示されている。また、下記特許文献4には、利用者が乗車券を購入する際に、運賃指定モードと駅名指定モードとを切り替えることができる発券装置が記載されている。
特開平7−262415号公報 特開平8−147499号公報 特開平10−3554号公報 特開2002−260020号公報
しかし、区数式乗車券を発券することが可能な発券装置と、発着固定式乗車券を発券することが可能な発券装置とは、異なるため、利用者自身が、購入したい乗車券の種類に応じて、当該乗車券を購入することが可能な発券装置を選択しなければならないという問題があった。
例えば、区数式乗車券を発券可能な区間が、発券装置が設置されている駅から100km以内であるとき、利用者は、自身が使用したい降車駅と、当該発券装置が設置されている駅との距離を事前に調べて、区数式乗車券が購入可能かどうかを判断しなくてはならない。例えば、利用者が使用したい降車駅と、発券装置が設置されている駅との距離が150kmであれば、利用者は区数式乗車券を購入することはできないので、発着固定式乗車券を購入可能な発券装置を探さなくてはならない。
また、例えば、利用者の目的地には、乗車駅からの金額が同額であるがそれぞれ異なる路線に属する最寄り駅が2候補あり、利用者が、乗車駅に早く到着した列車に乗車して目的地に向かおうとする場合を想定する。この場合、利用者は、到着駅が決定していないため発着固定式乗車券は購入することができないことを、自分自身で判断し、区数式乗車券を購入可能な発券機を探さなくてはならない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、利用者が乗車券の種類を意識することなく乗車券を購入できることで、利用者の乗車券購入時の負担を軽減させることが可能な、新規かつ改良された発券装置、発券方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ユーザにより指定された利用区間に対応する、交通機関を利用するための切符を発券する発券装置であって、指定された乗車駅及び降車駅の情報に基づき、発券する乗車券の種類を、前記乗車駅と前記降車駅との距離に応じて、区数式乗車券と発着固定式乗車券とから選択する制御部を備えることを特徴とする発券装置が提供される。
また、前記発券装置は、前記発券装置の内部に設けられた内部記憶部を更に備え、前記内部記憶部は、前記発券装置が設置されている駅からの距離が所定の距離以内である第1の区間に属する駅の駅名に関する情報、前記第1の区間内に属する駅にそれぞれ対応付けられた固有の第1駅識別情報、及び前記第1駅識別情報に対応付けられた運賃に関する情報を少なくとも含む区数式乗車券関連情報を有する内部データベースを有し、前記制御部は、指定された前記乗車駅が、前記発券装置が設置されている駅と同じであり、かつ、前記降車駅が、前記区数式乗車券関連情報に含まれる場合には、前記内部記憶部に記憶された区数式乗車券関連情報に基づいて、区数式乗車券を発券し、指定された前記降車駅が、前記区数式乗車券関連情報に含まれない場合には、発着固定式乗車券を発券してもよい。
また、前記制御部は、指定された前記乗車駅が、前記発券装置が設置されている駅とは異なる場合には、発着固定式乗車券を発券してもよい。
また、前記内部データベースは、前記発券装置が設置されている駅からの距離が前記所定の距離を超える、第2の区間に属する駅の駅名に関する情報、及び前記第2の区間に属する駅にそれぞれ対応付けられた固有の第2駅識別情報に関する情報を少なくとも含む区間外乗車券関連情報を更に有してもよい。
また、前記発券装置と相互に通信が可能なサーバが更に存在し、前記サーバは、鉄道利用者が利用可能な全ての駅名に関する情報、前記全ての駅にそれぞれ対応付けられた固有の全駅識別情報、及び前記全駅識別情報に対応付けられた金額に関する情報を少なくとも含む発着固定式乗車券関連情報を有する外部データベースが保持されたサーバ記憶部を有しており、前記制御部は、前記発着固定式乗車券を、前記サーバ記憶部に記憶された前記発着固定式乗車券関連情報に基づいて発券してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ユーザにより指定された利用区間に対応する、交通機関を利用するための切符を発券する発券方法であって、指定された乗車駅及び降車駅の情報に基づき、発券する乗車券の種類を、前記乗車駅と前記降車駅との距離に応じて、区数式乗車券と発着固定式乗車券とから選択する発券方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、ユーザにより指定された利用区間に対応する、交通機関を利用するための切符を発券する発券方法として機能させるためのプログラムであって、指定された乗車駅及び降車駅の情報に基づき、発券する乗車券の種類を、前記乗車駅と前記降車駅との距離に応じて、区数式乗車券と発着固定式乗車券とから選択する制御機能をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、入力された乗車区間に応じて、発券装置が区数式乗車券と発着固定式乗車券とを判断して発券することにより、利用者が乗車券の種類を意識することなく乗車券を購入することが可能になる。従って、乗車券購入時の利用者の負担が軽減される。
本発明の一実施形態に係る発券装置の外観を示す概略図である。 同実施形態に係る発券装置の構成を示すブロック図である。 図2における制御部の構成を示すブロック図である。 図2における内部データベースの構成の一実施例を説明するための概略図である。 図2における内部データベースの構成の他の実施例を説明するための概略図である。 図2における内部データベースの構成の更に他の実施例を説明するための概略図である。 図2における外部データベースの構成の一実施例を説明するための概略図である。 本発明の一実施形態に係る発券装置の発券処理手順を示す流れ図である。 同実施形態における顧客用操作表示部の表示例を示す概略図である。 同実施形態における顧客用操作表示部の表示例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る発券装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る発券装置の概略構成について説明する。図1は、本実施形態に係る発券装置の外観を模式的に示す概略図である。
図1によれば、発券装置10は、顧客用操作表示部102、紙幣入金口104、紙幣出金口106、硬貨入金口108、硬貨出金口110、発券口112、及びICカード投入口113を備える。また、発券装置10は、係員用操作表示部116(図示しない。)を更に備える。
顧客用操作表示部102には、鉄道を利用するための乗車券を発券する際の案内が表示される。また、顧客用操作表示部102は、乗車券の発券に必要な情報を入力するための、顧客と発券装置とのインターフェースの役割を同時に果たす。例えば、顧客用操作表示部102は、タッチパネル機能が搭載されたディスプレイで構成される。顧客は、顧客用操作表示部102に表示された情報や指示に基づいて、乗車券の発券に必要な情報を入力したり、又は選択したりすることができる。また、顧客用操作表示部102は、表示部と顧客による操作部とが別々に構成されてもよい。表示部と操作部とが別々に構成される場合、例えば表示部は、一般的なディスプレイ装置であってもよい。また、操作部は、キーボードや選択式のボタン等であってもよい。
発券装置10は、紙幣入金口104、紙幣出金口106、硬貨入金口108、及び硬貨出金口110を介して、顧客との間で、乗車券の発券に必要な現金のやり取りを行う。顧客は、紙幣入金口104及び硬貨入金口108の一方又は両方から、購入したい乗車券に対応した現金を発券装置に投入する。発券装置は、投入された現金の金額を特定し、当該金額が、顧客が購入予定の乗車券の金額以上である場合には、発券口112から当該乗車券を発券する。また、発券装置10は、必要に応じて、紙幣出金口106及び硬貨出金口110の一方又は両方から、顧客にお釣りを返却する。
以上では、乗車券発券の一連の取引が現金で行われる場合について説明したが、本実施例はこれに限定されない。例えば、現金の代わりにクレジットカードやプリペイドカードのような、金銭支払い能力を有するカード類が用いられてもよい。顧客がカード類で乗車券の料金の支払いを行う際には、顧客は対応するICカードをICカード投入口113に投入し、また、同じくICカード投入口113から、発券装置10によって必要な処理が行われた後のICカードを受け取る。
また、発券装置10は、乗車券を発券口112から発券せず、乗車券に関する情報を記録したICカードを発行することで発券処理を行ってもよい。その場合、顧客は、ICカード投入口113から、購入した乗車券に関する情報が記録されたICカードを受け取る。また、ICカードは新規に発行される必要はなく、顧客がICカード投入口113から投入した既存のICカードに、購入した乗車券に関する情報が追加されて記録されてもよい。
係員用操作表示部116は、顧客用操作表示部102と同様の構成及び機能を有する。ただし、顧客からは視認できず、駅係員からのみ表示内容の確認及び操作が可能な位置に設置される。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る発券装置10の機能について説明する。図2は、本実施形態に係る発券装置10の、機能及び構成を示すブロック図である。
図2によれば、発券装置10は、顧客用操作表示部102、係員用操作表示部116、制御部140、紙幣部150、硬貨部160、発券部170、ICカード部180、及び内部記憶部190を備える。また、発券装置10は、ネットワーク30を介してサーバ20と相互に通信が可能であり、サーバ20との間で各種情報の送受信を行うことができる。なお、顧客用操作表示部102及び係員用操作表示部116の構成及び機能については、図1を参照して既に説明しているので、以下では説明を割愛する。
制御部140は、顧客用操作表示部102又は係員用操作表示部116から入力された情報に基づいて、区数式乗車券と発着固定式乗車券のどちらの種類の乗車券を発券するかを判定する。すなわち、制御部140は、発券する券種の判定を行う。また、制御部140は、内部記憶部190又は後述するサーバ20が備えるサーバ記憶部201に記憶されているデータベース(DB)から、判定した乗車券の乗車区間及び金額に関する情報を少なくとも含む券面情報を取得する。更に、制御部140は、取得した券面情報に基づき、乗車券を発券する際の案内を顧客用操作表示部102又は係員用操作表示部116に表示する制御を行う。また、制御部140は、顧客との間の金銭の授受や、乗車券の発券処理の制御を行う。制御部140の機能及び構成については、図3を参照して、後で詳しく説明する。
紙幣部150は、制御部140からの制御により、紙幣入金口104及び紙幣出金口106を介して、利用者との間での紙幣の入出金についての処理を行う。
また、硬貨部160は、同じく制御部140からの制御により、硬貨入金口108及び硬貨出金口110を介して、利用者との間での硬貨の入出金についての処理を行う。
また、ICカード部180は、同じく制御部140からの制御により、ICカード投入口113を介して、利用者との間でのICカードのやり取りについての処理を行う。
内部記憶部190は、区数式乗車券を発券するために必要な区数式乗車券関連情報を少なくとも含む内部データベース(内部DB)を記憶している。制御部140は、内部DBを参照することで、発券する券種の判定を行う。また、制御部140は、券種の判定の結果、発券する券種が区数式乗車券であった場合には、内部DBから区数式乗車券の券面情報を取得する。内部DBの構成については、図4A、図4B及び図4Cを参照して、後で詳しく説明する。
サーバ20は、サーバ記憶部201を少なくとも備える。サーバ記憶部201は、発着固定式乗車券を発券するために必要な発着固定式乗車券関連情報を少なくとも含む外部データベース(外部DB)を記憶している。制御部140は、券種の判定の結果、発券する券種が発着固定式乗車券であった場合には、外部DBから発着固定式乗車券の券面情報を取得する。外部DBの構成については、図5を参照して、後で詳しく説明する。
次に、図3を参照して、制御部140の構成について詳しく説明する。図3は、制御部140の機能及び構成を示すブロック図である。
図3によれば、制御部140は、駅検索部402、券種判定部404、券面情報取得部406、表示制御部408、金銭処理部410、及び発券制御部412を備える。
駅検索部402は、顧客用操作表示部102又は係員用操作表示部116から乗車駅及び降車駅に関する情報を取得し、当該乗車駅及び当該降車駅を、内部記憶部190に記憶された内部DBに照会する。具体的には、駅検索部402は、内部DBが有する区数式乗車券関連情報の中に、当該乗車駅及び当該降車駅が含まれているかどうかを検索する。また、駅検索部402は、区数式乗車券関連情報に基づいて、当該乗車駅が、自身が属する発券装置が設置されている駅と同一であるかどうかを判断する。駅検索部402は、検索及び判断した結果を、券種判定部404に出力する。
券種判定部404は、駅検索部402から入力された情報に基づいて、発券する券種を判定する。具体的には、券種判定部404は、当該乗車駅が当該発券装置が設置されている駅と異なる場合には、発券する券種として、発着固定式乗車券を選択する。また、券種判定部404は、当該乗車駅が当該発券装置が設置されている駅と同一の場合であっても、当該降車駅が内部DBが有する区数式乗車券関連情報に含まれない場合には、発券する券種として、発着固定式乗車券を選択する。また、当該乗車駅が当該発券装置が設置されている駅と同一であり、かつ、当該降車駅が内部DBが有する区数式乗車券関連情報に含まれ、区数式乗車券が発券可能である場合には、発券する券種として、区数式乗車券を選択する。券種判定部404は、判定した券種の結果を券面情報取得部406に出力する。
券面情報取得部406は、券種判定部404から入力された情報に基づいて、発券する乗車券の券面情報を取得する。具体的には、券面情報取得部406は、発券する乗車券が区数式乗車券である場合には、内部記憶部190が有する内部DBにアクセスし、発券する区数式乗車券の乗車区間及び金額を少なくとも含む券面情報を取得する。また、券面情報取得部406は、発券する乗車券が発着固定式乗車券である場合には、サーバ記憶部201が有する外部DBにアクセスし、発券する発着固定式乗車券の乗車区間及び金額を少なくとも含む券面情報を取得する。券面情報取得部406は、取得した券面情報を、表示制御部408及び金銭処理部410に出力する。
表示制御部408は、券面情報取得部406から入力された券面情報を、顧客用操作表示部102又は係員用操作表示部116に表示する制御を行う。ここで、顧客用操作表示部102又は係員用操作表示部116に表示される券面情報は、例えば、乗車駅、降車駅、金額等であってもよい。顧客は、顧客用操作表示部102又は係員用操作表示部116に表示される券面情報に基づいて、乗車券の購入に必要な現金又はクレジットカード等を発券装置10に投入する。
金銭処理部410は、券面情報取得部406から入力された券面情報に基づいて、顧客から投入された現金又はクレジットカード等の処理の制御を行う。具体的には、金銭処理部410は、紙幣部150、硬貨部160、及びICカード部180を制御して、顧客との間で現金又はクレジットカード等のやり取りを行い、乗車券の発券に必要な金額を受領する。金銭処理部410は、金銭に関する処理が終了したことを示す信号及び券面情報を発券制御部412に出力する。
発券制御部412は、金銭処理部410から金銭に関する処理が終了したことを示す信号を受け取ると、同じく金銭処理部410から入力された券面情報に基づいて、乗車券の発券処理を行う。具体的には、発券制御部412は、発券部170を制御して、顧客に乗車券を発券する。また、上述のように、ICカードの形式で発券処理を行う場合には、発券制御部412は、ICカード部180を制御して、顧客に券面情報が記録されたICカードを発行する。
以上、本実施形態に係る発券装置10の機能の一例、特に制御部140の機能の一例について詳細に示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、制御部140については、各構成要素の機能を、CPU(Central Processing Unit)等が全て行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
次に、図4A、図4B、及び図4Cを用いて、内部記憶部190が記憶している内部DBの構成について詳しく説明する。図4Aは、内部DBの構成の一実施例を説明するための概念図である。また、図4Bは、内部DBの構成の他の実施例を説明するための概念図である。また、図4Cは、内部DBの構成の更に他の実施例を説明するための概念図である。
図4Aを参照すると、内部DBは、区数式乗車券関連情報と、区間外乗車券関連情報とを、例えばテーブルの形式で有している。ここで、区数式乗車券を利用可能な区間、すなわち、発券装置が設置されている駅からの距離が所定の距離(例えば、100km)以内である区間を第1の区間とすると、区数式乗車券関連情報は、当該第1の区間に属する駅に関しての、漢字記載の駅名(例えば「東京駅」)、カナ記載の駅名(例えば「トウキョウエキ」)、駅に対応付けられている固有の駅コード(識別情報)(例えば「A−1」)、及び駅コードに関連付けられている、当該発券装置が設置されている駅から乗車した際の乗車券の金額に関する情報を、少なくとも含んでいる。すなわち、区数式乗車券関連情報は、区数式乗車券を発券するために必要な情報を少なくとも含んでいる。
一方、発券装置が設置されている駅からの距離が所定の距離(例えば、100km)を超える区間を第2の区間とすると、区間外乗車券関連情報は、当該第2の区間に属する駅に関しての、漢字記載の駅名(例えば「大阪駅」)、カナ記載の駅名(例えば「オオサカエキ」)、及び駅に対応付けられている固有の駅コード(例えば「Z−1」)に関する情報を、少なくとも含んでいる。すなわち、区間外乗車券関連情報は、当該発券装置が設置されている駅から乗車する際に、区数式乗車券を利用できない区間に属する駅に関する情報を含んでいる。内部DBが、区数式乗車券関連情報と区間外乗車券関連情報とを有していることで、制御部140は、利用者が降車可能な全ての駅に関しての、漢字記載の駅名、カナ記載の駅名、及び駅に対応付けられている固有の駅コード等を取得することができる。
ここで、上述したように、区数式乗車券によって利用可能な区間は、発券装置が設置されている駅ごとに異なる。従って、内部DBが有する区数式乗車券関連情報及び区間外乗車券関連情報も、発券装置が設置されている駅ごとに異なる。また、制御部140は、区数式乗車券関連情報によって、自身が存在する駅、すなわち、当該発券装置が設置されている駅について認識することができる。
制御部140は、区数式乗車券関連情報に基づいて、顧客用操作表示部102又は係員用操作表示部116から入力された乗車駅が、当該発券装置が設置されている駅と同一かどうかを判断することができる。また、区数式乗車券関連情報及び区間外乗車券関連情報のいずれか一方に基づいて、顧客用操作表示部102又は係員用操作表示部116から入力された降車駅が第1の区間及び第2の区間のいずれに属しているかを判断することができる。入力された当該乗車駅が、当該発券装置が設置されている駅と同一であり、かつ、入力された当該降車駅が第1の区間に属している場合、制御部140は、区数式乗車券を発券するように、券種を判定する。入力された当該乗車駅が、当該発券装置が設置されている駅と異なる場合、または、入力された当該降車駅が第1の区間に属していない場合、制御部140は、発着固定式乗車券を発券するように、券種を判定する。
ここで、内部DBは、図4Aに示す区数式乗車券関連情報のみを有していてもよい。すなわち、区間外乗車券関連情報は、発券装置10の外部、例えばサーバ20が備えるサーバ記憶部201に記憶されてもよい。この場合、制御部140は、入力された降車駅が内部DBの区数式乗車券関連情報に含まれない場合には、区数式乗車券を発券しないと判断し、発着固定式乗車券を発券する処理を行う。
また、内部DBは、図4Bに示すように、区間外乗車券関連情報を保持せず、区数式乗車券関連情報と全駅関連情報とを有してもよい。ここで、全駅関連情報は、利用者が利用可能な全ての駅、すなわち、第1の区間に属する駅及び第2の区間に属する駅に関しての、漢字記載の駅名(例えば「東京駅」)、カナ記載の駅名(例えば「トウキョウエキ」)、駅に対応付けられている固有の駅コード(例えば「A−1」)に関する情報を、少なくとも含んでいる。制御部140は、顧客用操作表示部102又は係員用操作表示部116から入力された降車駅が第1の区間に属しているかどうかを、当該降車駅が区数式乗車券関連情報に含まれているかどうかで判断することができる。
また、内部DBは、図4Cに示すように、区数式乗車券関連情報の一部分として区間外乗車券関連情報を有していてもよい。この場合、例えば、第1の区間に属する駅については、漢字記載の駅名(例えば「東京駅」)、カナ記載の駅名(例えば「トウキョウエキ」)、駅に対応付けられている固有の駅コード(例えば「A−1」)、及び駅コードに関連付けられている、当該発券装置が設置されている駅から乗車した際の乗車券の金額に関する情報を少なくとも有している。一方、第2の区間に属する駅については、漢字記載の駅名(例えば「大阪駅」)、カナ記載の駅名(例えば「オオサカエキ」)、駅に対応付けられている固有の駅コード(例えば「Z−1」)に関する情報は有しているが、金額の欄は空欄になっている。従って、制御部140は、顧客用操作表示部102又は係員用操作表示部116から入力された降車駅が第1の区間に属しているかどうかを、金額の欄に値が入力されているかどうかで判断することができる。
次に、図5を用いて、サーバ記憶部201が記憶している外部DBの構成について詳しく説明する。図5は、外部DBの構成の一実施例を説明するための概念図である。
図5を参照すると、外部DBは、発着固定式乗車券関連情報を、例えばテーブルの形式で有している。ここで、区数式乗車券関連情報は、利用者が利用可能な全ての駅に関しての、漢字記載の駅名(例えば「東京駅」)、カナ記載の駅名(例えば「トウキョウエキ」)、駅に対応付けられている固有の駅コード(例えば「A−1」)、及び駅コードに関連付けられている、任意の駅間の乗車券の金額に関する情報を、少なくとも含んでいる。すなわち、発着固定式乗車券関連情報は、発着固定式乗車券を発券するために必要な情報を少なくとも含んでいる。
制御部140は、内部記憶部190に記憶された内部DBに基づいて、発券する乗車券の券種を判定する。判定の結果、発券する券種が発着固定式乗車券に決定された場合には、制御部140は、外部DBが有する発着固定式乗車券関連情報を参照し、顧客用操作表示部102又は係員用操作表示部116から入力された乗車駅と降車駅との間の乗車券を発券することができる。
次に、図6を参照して、本実施形態に係る発券処理の流れについて説明する。図6は、本実施形態に係る発券処理の方法を示す流れ図である。
以下では、発券装置を利用者が操作する場合について説明する。図6を参照すると、まず、利用者は、乗車券の購入に必要な情報を入力する形式を選択する(S501)。例えば、図7に示すように、発券装置の顧客用操作表示部102には、最初は、乗車券の金額を選択する画面(金額式選択画面)が表示されている。利用者が区数式乗車券を購入しようとする場合、すなわち、当該発券装置が設置されている駅から乗車しようとしており、かつ、予め運賃ボード等を参照して利用したい降車駅までの運賃を把握している場合には、利用者は、図7に示す所望の運賃のボタンを押下する(S502)。制御部140は、利用者によって金額式選択画面の金額ボタンが押下されると、区数式乗車券の発券処理を開始する。具体的には、券面情報取得部406が、内部記憶部190の内部DBが有する区数式乗車券関連情報から券面情報を取得し、金額確定処理を行う(S507)。その後、利用者が乗車券に応じた料金を支払うことで、乗車券が発券される。ステップS507以降の発券処理の流れは、後で詳しく説明する。ここで、以上の説明では、利用者によって金額ボタンが押下されてから料金の支払いが行われる場合について説明したが、本実施形態はこの例に限定されない。例えば、利用者が先に金銭を投入した後、金額ボタンが押下されることで、乗車券が発券されてもよい。
ステップS501で、利用者が、当該発券装置が設置されている駅から乗車しない場合、あるいは、乗車駅及び降車駅を駅名で指定したい場合には、利用者は、図7に示す画面切り替えボタンAを押下する。画面切り替えボタンAには、例えば、「駅名かな入力選択」等の表示がされており、利用者が画面切り替えボタンAを押下することで、顧客用操作表示部102の表示が、例えば、図8に示すかな入力画面に切り替えられる。
かな入力画面には、例えば50音順にボタンが配列されており、「乗車駅を入力してください。」等の表示に従って、利用者は乗車駅を入力する(S503)。このとき、利用者は、乗車駅の駅名を全て入力してもよいし、駅名の途中までを入力して「検索」ボタンを押下してもよい。「検索」ボタンが押下されると、制御部140は、内部DB又は外部DBを参照して、途中まで入力された駅名の読みと適合する駅名の候補を表示するように、顧客用操作表示部102の表示を切り替える。利用者は、当該駅名候補の中から利用する乗車駅を選択することができる。また、利用者は、同様の方法で降車駅も入力する(S503)。
次に、ステップS504で、駅検索部402は、内部記憶部190に記憶された内部DBが有する区数式乗車券関連情報を参照し、ステップS503で入力された乗車駅が、当該発券装置が設置されている駅と同一かどうかを判断する。
ステップS503で入力された乗車駅が、当該発券装置が設置されている駅と異なる場合、制御部140は、区数式乗車券を発券することはできないと判断し、発着固定式乗車券の発券処理を開始する。具体的には、券面情報取得部406が、サーバ記憶部201の外部DBが有する発着固定式乗車券関連情報から券面情報を取得し、金額確定処理を行う(S508)。その後、利用者が乗車券に応じた料金を支払うことで、乗車券が発券される。ステップS508以降の発券処理の流れは、後で詳しく説明する。
ステップS503で入力された乗車駅が、当該発券装置が設置されている駅と同一であった場合には、駅検索部402は内部DBに問い合わせを行い、ステップS503で入力された降車駅が、区数式乗車券関連情報と区間外乗車券関連情報のいずれに属するのかを検索する(S505)。または、図4Bに示すように、区間外乗車券関連情報が区数式乗車券関連情報に含まれる場合には、駅検索部402は、ステップS503で入力された降車駅に対応する金額情報が区数式乗車券関連情報に存在するかどうかを検索する。
次に、券種判定部404が、検索の結果に応じて、発券する券種を判定する(S506)。具体的には、ステップS503で入力された降車駅が区数式乗車券関連情報に含まれる場合又は当該降車駅に対応する金額情報が存在する場合、すなわち、当該降車駅が第1の区間に属する場合には、券種判定部404は、区数式乗車券を発券することを決定する。区数式乗車券を発券するために、券面情報取得部406が、ステップS503で入力された乗車駅及び降車駅に対応する区数式乗車券の券面情報を内部DBの区数式乗車券関連情報から取得し、金額確定処理を行う(S507)。
ステップS503で入力された降車駅が区数式乗車券関連情報に含まれない場合又は当該降車駅に対応する金額情報が存在しない場合、すなわち、当該降車駅が第2の区間に属する場合には、券種判定部404は、発着固定式乗車券を発券することを決定する。発着固定式乗車券を発券するために、券面情報取得部406が、ステップS503で入力された乗車駅及び降車駅に対応する発着固定式乗車券の券面情報を外部DBの発着固定式乗車券関連情報から取得し、金額確定処理を行う(S508)。
次に、券面情報取得部406が取得した券面情報に基づいて、表示制御部408が、決済画面を顧客用操作表示部102に表示する(S509)。顧客用操作表示部102に表示された内容に基づいて、利用者が現金又はクレジットカードを発券装置10に投入すると、金銭処理部410が、券面情報が有する乗車券の金額の情報に基づいて、利用者との間で現金又はクレジットカードのやり取りを行い、乗車券の発券に必要な金額を受領する(S510)。
金銭処理部410による金額の受領処理が終了すると、発券制御部412が、券面情報及び磁気情報を編集し、乗車券に印字する又はICカードに記録する(S511)。その後、発券制御部412が発券処理を行い、利用者は乗車券又は乗車券の情報が記録されたICカードを受け取る(S512)。なお、券面情報が有する乗車券の金額と利用者によって投入された現金とに応じてお釣りが発生する場合には、金銭処理部410は、ステップS510、ステップS511、及びステップS512の間の任意のタイミングで、お釣りの返却処理を行う。
以上では、発券装置10の操作を利用者が主に行う場合について説明してきたが、係員が操作を行ってもよい。係員が発券装置10の操作を行う場合には、上記の説明で顧客用操作表示部102を用いて行われた操作が、係員用操作表示部116を用いて行われること以外は、同様の処理が行われる。
次に、図9を参照しながら、本発明の実施形態に係る発券装置10のハードウェア構成について、詳細に説明する。図9は、本発明の実施形態に係る発券装置10のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
発券装置10は、主に、CPU901と、ROM(Read Only Memory)903と、RAM(Random Access Memory)905と、を備える。また、発券装置10は、更に、バス907と、入力装置909と、出力装置911と、ストレージ装置913と、ドライブ915と、接続ポート917と、通信装置919とを備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置913、またはリムーバブル記録媒体921に記録された各種プログラムに従って、発券装置10内の動作全般又はその一部を制御するものであり、本実施形態では、例えば制御部140が該当する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM905は、CPU901が使用するプログラムや、プログラムの実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバス等の内部バスにより構成されるバス907により相互に接続されている。
バス907は、ブリッジを介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バスに接続されている。
入力装置909は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ及びレバーなどユーザが操作する操作手段であり、本実施形態では、例えば顧客用操作表示部102や係員用操作表示部116のタッチパネル等が該当する。また、入力装置909は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段(いわゆる、リモコン)であってもよいし、発券装置10の操作に対応したPDA等の外部接続機器923であってもよい。さらに、入力装置909は、例えば、上記の操作手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などから構成されている。発券装置10のユーザは、この入力装置909を操作することにより、発券装置10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置911は、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。このような装置として、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置及びランプなどの表示装置や、スピーカ及びヘッドホンなどの音声出力装置や、プリンタ装置、携帯電話、ファクシミリなどがあり、本実施形態では、例えば顧客用操作表示部102や係員用操作表示部116のディスプレイ、発券部170等が該当する。出力装置911は、例えば、発券装置10が行った各種処理により得られた結果を出力する。具体的には、表示装置は、発券装置10が行った各種処理により得られた結果を、テキストまたはイメージで表示する。また、音声出力装置は、再生された音声データや音響データ等からなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して出力する。更に、プリンタ装置は、発券装置10が行った各種処理により得られた結果を用紙に印刷して出力する。
ストレージ装置913は、発券装置10の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置であり、本実施形態では、例えば内部記憶部190が該当する。ストレージ装置913は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等により構成される。このストレージ装置913は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した各種のデータなどを格納する。
ドライブ915は、記録媒体用リーダライタであり、発券装置10に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ915は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体921に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ915は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体921に記録を書き込むことも可能である。リムーバブル記録媒体921は、例えば、CDメディア、DVDメディア、Blu−rayメディア等である。また、リムーバブル記録媒体921は、コンパクトフラッシュ(登録商標)(CompactFlash:CF)、フラッシュメモリ、又は、SDメモリカード(Secure Digital memory card)等であってもよい。また、リムーバブル記録媒体921は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit card)又は電子機器等であってもよい。
接続ポート917は、機器を発券装置10に直接接続するためのポートである。接続ポート917の一例として、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート、RS−232Cポート等がある。この接続ポート917に外部接続機器923を接続することで、発券装置10は、外部接続機器923から直接各種のデータを取得したり、外部接続機器923に各種のデータを提供したりする。
通信装置919は、例えば、ネットワーク30に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。通信装置919は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カード等である。また、通信装置919は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、又は、各種通信用のモデム等であってもよい。この通信装置919は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばTCP/IP等の所定のプロトコルに則して信号等を送受信することができる。また、通信装置919に接続されるネットワーク30は、有線又は無線によって接続されたネットワーク等により構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信又は衛星通信等であってもよい。発券装置10は、例えば、ネットワーク30を介して、発券装置とは別に設けられたサーバ20と接続される。
以上、本発明の実施形態に係る発券装置10の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
なお、上述のような本実施形態に係る発券装置の各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作製し、パーソナルコンピュータ等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記の実施の形態では、本発明を鉄道に適用した場合について説明を行ってきたが、本発明はかかる例に限定されない。他の交通機関であっても、鉄道における区数式乗車券及び発着固定式乗車券と同様の概念を有する乗車券が存在する交通機関であれば、本発明を適用することが可能である。
10 発券装置
20 サーバ
102 顧客用操作表示部
104 紙幣入金口
106 紙幣出金口
108 硬貨入金口
110 硬貨出金口
113 ICカード投入口
116 係員用操作表示部
140 制御部
150 紙幣部
160 硬貨部
170 発券部
180 ICカード部
190 内部記憶部
201 サーバ記憶部

Claims (7)

  1. ユーザにより指定された利用区間に対応する、交通機関を利用するための切符を発券する発券装置であって、
    指定された乗車駅及び降車駅の情報に基づき、発券する乗車券の種類を、前記乗車駅と前記降車駅との距離に応じて、区数式乗車券と発着固定式乗車券とから選択する制御部を備える
    ことを特徴とする発券装置。
  2. 前記発券装置は、前記発券装置の内部に設けられた内部記憶部を更に備え、
    前記内部記憶部は、前記発券装置が設置されている駅からの距離が所定の距離以内である第1の区間に属する駅の駅名に関する情報、前記第1の区間内に属する駅にそれぞれ対応付けられた固有の第1駅識別情報、及び前記第1駅識別情報に対応付けられた運賃に関する情報を少なくとも含む区数式乗車券関連情報を有する内部データベースを有し、
    前記制御部は、
    指定された前記乗車駅が、前記発券装置が設置されている駅と同じであり、かつ、前記降車駅が、前記区数式乗車券関連情報に含まれる場合には、前記内部記憶部に記憶された区数式乗車券関連情報に基づいて、区数式乗車券を発券し、
    指定された前記降車駅が、前記区数式乗車券関連情報に含まれない場合には、発着固定式乗車券を発券する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の発券装置。
  3. 前記制御部は、
    指定された前記乗車駅が、前記発券装置が設置されている駅とは異なる場合には、発着固定式乗車券を発券する
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の発券装置。
  4. 前記内部データベースは、
    前記発券装置が設置されている駅からの距離が前記所定の距離を超える、第2の区間に属する駅の駅名に関する情報、及び前記第2の区間に属する駅にそれぞれ対応付けられた固有の第2駅識別情報に関する情報を少なくとも含む区間外乗車券関連情報を更に有する
    ことを特徴とする、請求項2に記載の発券装置。
  5. 前記発券装置と相互に通信が可能なサーバが更に存在し、
    前記サーバは、鉄道利用者が利用可能な全ての駅名に関する情報、前記全ての駅にそれぞれ対応付けられた固有の全駅識別情報、及び前記全駅識別情報に対応付けられた金額に関する情報を少なくとも含む発着固定式乗車券関連情報を有する外部データベースが保持されたサーバ記憶部を有しており、
    前記制御部は、前記発着固定式乗車券を、前記サーバ記憶部に記憶された前記発着固定式乗車券関連情報に基づいて発券する
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発券装置。
  6. ユーザにより指定された利用区間に対応する、交通機関を利用するための切符を発券する発券方法であって、
    指定された乗車駅及び降車駅の情報に基づき、発券する乗車券の種類を、前記乗車駅と前記降車駅との距離に応じて、区数式乗車券と発着固定式乗車券とから選択する発券方法。
  7. コンピュータを、ユーザにより指定された利用区間に対応する、交通機関を利用するための切符を発券する発券方法として機能させるためのプログラムであって、
    指定された乗車駅及び降車駅の情報に基づき、発券する乗車券の種類を、前記乗車駅と前記降車駅との距離に応じて、区数式乗車券と発着固定式乗車券とから選択する制御機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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