JP2000011211A - 発券システム及びその実施プログラムを記録した媒体 - Google Patents

発券システム及びその実施プログラムを記録した媒体

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JP2000011211A
JP2000011211A JP17685698A JP17685698A JP2000011211A JP 2000011211 A JP2000011211 A JP 2000011211A JP 17685698 A JP17685698 A JP 17685698A JP 17685698 A JP17685698 A JP 17685698A JP 2000011211 A JP2000011211 A JP 2000011211A
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JP17685698A
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Noriko Fujita
紀子 藤田
Kazuhiro Koyama
一裕 児山
Hitoshi Fuwa
均 不破
Masaaki Rikuta
正明 陸田
Seigo Nochinaga
誠吾 後長
Kazuo Suzuki
和男 鈴木
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Hitachi Ltd
Railway Information Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Railway Information Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発券端末から中央処理装置への問い合わせを
減少させ、中央処理装置の負荷を軽減することが可能な
技術を提供する。 【解決手段】 異なる複数の運賃体系のエリアの運賃デ
ータを用いて運賃を求める中央処理装置と、前記異なる
複数の運賃体系の内の特定の運賃体系の運賃データを用
いて特定エリア内の発売区間の運賃を求める計算部と、
前記特定エリア内の発売区間の発券に必要な発券データ
を作成するデータ作成部と、券の発売区間を入力する入
力部と、前記入力部に入力された発売区間が前記特定エ
リア内である場合に前記計算部により運賃を計算して前
記データ作成部により発券に必要な発券データを作成
し、前記入力された発売区間が前記特定エリア外の区間
を含む場合に前記中央処理装置に当該発売区間の運賃計
算及び発券データ作成を依頼する判断部とを有する発券
端末とを備えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道や航空等の交
通システムで用いられる発券システムに関し、特に、異
なる複数の運賃体系の運賃計算を行う発券システムに適
用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄道や航空等の切符を発売する発
券システムでは、運賃や予約に関する情報を管理するホ
ストコンピュータである中央処理装置に、複数の発券端
末を通信回線を介して接続している。
【0003】前記従来の発券システムにおいて発券処理
を行う場合には、特開平7−160778号公報に記載
されている様に、異なる会社の運賃テーブルを一発券端
末に全て持ち、各発券端末毎に運賃計算を行うか、また
は中央処理装置が各社毎の運賃テーブルを全て持ち、各
接続端末から中央処理装置へ運賃を問い合わせている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の発券システ
ムにおいて、中央処理装置が各社の運賃テーブルを全て
持つ場合には、発券処理の度に通信回線で接続された中
央処理装置への問い合わせを行う為、発券処理の度に中
央処理装置へアクセスする回線使用料が必要となるとい
う問題があり、また、全ての発券処理が中央処理装置に
集中する為、中央処理装置の処理負荷が高くなって発券
処理能力が低下するという問題がある。
【0005】また、前記従来の発券システムにおいて、
異なる会社の運賃テーブルを一発券端末に全て持つ場合
には、全ての発券端末に全ての会社の運賃データが格納
されている為、特定の会社の運賃体系が変更されたとき
に全ての発券端末の運賃データを変更しなければならな
いという問題がある。
【0006】本発明の目的は、上記問題を解決し、発券
端末から中央処理装置への問い合わせを減少させ、中央
処理装置の負荷を軽減することが可能な技術を提供する
ことにある。
【0007】本発明の他の目的は、中央処理装置の負荷
を軽減すると共に運賃計算を行う為のデータの保守を効
率良く行うことが可能な技術を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、異なる複数の
運賃体系の運賃データを用いて特定発売区間の運賃を求
めて発券処理を行う発券システムにおいて、特定エリア
内の発売区間については、発券端末またはサテライトコ
ンピュータで運賃計算及び発券データの作成を行い、特
定エリア外を含む発売区間については、中央処理装置で
運賃計算及び発券データの作成を行うものである。
【0009】本発明の発券システムでは、発券端末で発
売区間を入力すると、その発売区間が、発券端末または
サテライトコンピュータで運賃計算可能な特定エリア内
にあるかどうかを判断部により調べる。
【0010】前記入力された発売区間が前記特定エリア
内である場合には、発券端末またはサテライトコンピュ
ータの計算部により、前記特定エリアの運賃データを用
いて運賃を計算し、データ作成部により前記発売区間の
券の印刷に必要な発券データを作成する。
【0011】また、前記入力された発売区間が前記特定
エリア外の区間を含む場合には、異なる複数のエリアの
運賃データを用いて運賃を求める中央処理装置に、当該
発売区間の運賃計算及び発券データ作成を依頼する。
【0012】発券端末は、前記の様にして得られた発券
データにより、前記発売区間の券を印刷する。
【0013】以上の様に、本発明の発券システムによれ
ば、特定エリアの運賃計算を発券端末側で行うので、発
券端末から中央処理装置への問い合わせを減少させ、中
央処理装置の負荷を軽減することが可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下に、特定の会
社が管轄する特定エリア内の区間の運賃計算を発券端末
で行い、複数の会社が管轄する区間の運賃計算を中央処
理装置で行う実施形態1の発券システムについて説明す
る。
【0015】図1は、本実施形態の発券システムの概略
構成を示す図である。図1に示す様に本実施形態の発券
システムは、列車の運賃管理等を行い発券データを作成
するホストコンピュータである中央処理装置1と、発券
処理を行う発券端末2とを接続している。
【0016】中央処理装置1は、複数の鉄道会社の異な
る複数の運賃体系の運賃データを用いて特定の発売区間
の運賃を計算するホストコンピュータであり、中央処理
装置1で行われる運賃計算では、従来の発券システムで
用いられている運賃計算方法が用いられるものとする。
【0017】発券端末2は、中央処理装置1との通信を
行う回線部20、乗車駅/降車駅/経由路線等を入力す
る入力部21、必要情報を格納するファイル装置22、
発券処理を行う発券部23及び前記各部を制御する制御
部24とを備えている。
【0018】発券端末2は、一般的なパーソナルコンピ
ュータと発券プリンタとで構成され、ここでは、制御部
24はパーソナルコンピュータのシステム装置、回線部
20はシステム装置に組み込む回線パッケージ、入力部
21はキーボードやタッチパネル、ファイル装置22は
メモリ及びハードディスク、発券部23は発券プリンタ
であるものとする。
【0019】発券端末2のファイル装置22は、駅名テ
ーブル201、路線・接続駅テーブル202、距離テー
ブル203及び運賃テーブル204を格納している。
【0020】図2は、本実施形態の駅名テーブル201
の一例を示す図である。図2に示す様に本実施形態の駅
名テーブル201は、鉄道会社Aが管轄する特定エリア
内の全ての駅名を五十音順に登録している。
【0021】図3は、本実施形態の路線・接続駅テーブ
ル202の一例を示す図である。図3に示す様に本実施
形態の路線・接続駅テーブル202は、鉄道会社Aが管
轄する特定エリア内を通る全ての路線とその路線に接続
する接続線及び接続駅を格納している。
【0022】図4は、本実施形態の距離テーブル203
の一例を示す図である。図4に示す様に本実施形態の距
離テーブル203は、鉄道会社Aが管轄する特定エリア
内の路線A及び路線Cの各駅間の距離を格納している。
【0023】図5は、本実施形態の運賃テーブル204
の一例を示す図である。図5に示す様に本実施形態の運
賃テーブル204は、鉄道会社Aが管轄する特定エリア
内の各駅間の距離に対する運賃及び有効期限を格納して
いる。
【0024】発券端末2の制御部24は、判断部20
5、計算部206及びデータ作成部207を有してお
り、判断部205は、駅名テーブル201と路線・接続
駅テーブル202と入力データ(乗車駅/降車駅/経由
路線)とから券の発売区間が特定エリア内か否かを判断
する処理部である。
【0025】計算部206は、距離テーブル203から
走行距離を求め、割り出した走行距離と運賃テーブル2
04から運賃を求める処理部であり、データ作成部20
7は、発券に必要な発券データを作成する処理部であ
る。
【0026】発券端末2を、判断部205、計算部20
6及びデータ作成部207として動作させる為のプログ
ラムは、CD−ROM等の記録媒体からファイル装置2
2に格納された後、制御部24にロードされて実行され
るものとする。尚、前記プログラムを記録媒体としてC
D−ROM以外の媒体を用いても良い。
【0027】図6は、本実施形態の発券システムの処理
手順を示すフローチャートである。図6に示す様に本実
施形態の発券システムは、ステップ601で発券端末2
の入力部21から乗車駅/降車駅/経由路線を入力する
と、ステップ602で判断部205は、入力された乗車
駅/降車駅が駅名テーブル201の中に含まれているか
をチェックする。
【0028】ステップ602でチェックした結果、入力
された乗降車駅が両方とも駅名テーブル201の中に含
まれている場合はステップ603に進み、入力された乗
降車駅の両方或いはどちらか一方でも駅名テーブル20
1に含まれていない場合は、当該鉄道会社が管轄する特
定エリア外を通る経路であると判断し、ステップ610
に進む。
【0029】ステップ603で判断部205は、経由路
線と路線・接続駅テーブル202から接続駅を割り出
し、ステップ604で該接続駅が駅名テーブル201の
中に含まれているかをチェックする。
【0030】ステップ604でチェックした結果、接続
駅も駅名テーブル201に含まれている場合は、発売区
間は当該鉄道会社が管轄する特定エリア内であると判断
してステップ605に進み、割り出した経由駅が駅名テ
ーブル201に無い場合は、途中で当該鉄道会社が管轄
する特定エリア外を通る経路であると判断してステップ
610に進む。
【0031】ステップ605で計算部206は、乗車駅
/降車駅/経由駅と距離テーブル203とから各駅間の
距離を求めた後、その合計値である総走行距離を求め、
ステップ606では、前記求めた総走行距離と運賃テー
ブル204から運賃を割り出す。
【0032】次にステップ607でデータ作成部207
は、入力データである乗車駅/降車駅/経由路線と、ス
テップ606で求めた計算値である運賃と、システム装
置の時計機構から得られる日付と、ステップ605で求
めた走行距離と運賃テーブル204とから得られる有効
期限と、固定値であるその他のデータにより、切符に印
刷する発券データを作成する。
【0033】一方、当該鉄道会社が管轄する特定エリア
外を通る経路の場合には、ステップ610で回線部20
により、入力データである乗車駅/降車駅/経由路線を
中央処理装置1へ送信する。
【0034】中央処理装置1は、発券端末2から送られ
てきた乗車駅/降車駅/経由路線によって運賃計算を行
った後、発券データを作成して発券端末2に送信し、ス
テップ611で発券端末2は、中央処理装置1から送ら
れてきた発券データを受信する。
【0035】ステップ608で発券端末2の制御部24
は、データ作成部207にて作成した発券データまたは
中央処理装置1から送信されてきた発券データに基づい
て、発券部23に発券処理を行わせた後、ステップ60
9で制御部24は、発券処理完了後、発券内容(運賃・
券番号)を中央処理装置1に報告する。
【0036】次に、本実施形態の発券システムにおける
発券処理の流れを図6の処理フローと図7の発券経路例
に基づいて説明する。
【0037】図7は、本実施形態の発券経路の一例を示
す図である。図7に示す様に本実施形態の発券経路は、
名古屋〜高山間を乗車する場合の経路を表しており、鉄
道会社Aが管轄する特定エリア内の経路1と、鉄道会社
Aが管轄する特定エリア外の、鉄道会社Bが管轄する路
線Bを通る経路2とを示している。
【0038】まず、図7の経路1の様に、名古屋〜高山
を路線A→路線Cと乗り継ぐ場合を考える。発券端末2
の入力部21から乗車駅(名古屋)/降車駅(高山)/
経由路線(路線A→路線C)を入力すると[ステップ6
01]、判断部205は、入力した乗車駅(名古屋)/
降車駅(高山)が駅名テーブル201の中に含まれてい
るかをチェックする[ステップ602]。
【0039】入力された乗降車駅が両方とも駅名テーブ
ル201の中に含まれている場合、判断部205は、経
由路線(路線A→路線C)と路線・接続駅テーブル20
2から接続駅(岐阜)を割り出し[ステップ603]、
該接続駅が駅名テーブル201の中に含まれているかを
判断する[ステップ604]。
【0040】接続駅(岐阜)も駅名テーブル201に含
まれている場合は、発売区間は鉄道会社Aの特定エリア
内であると判断し[ステップ604]、計算部206
は、乗車駅(名古屋)/降車駅(高山)/経由駅(岐
阜)と距離テーブル203とから各駅間の距離を求め、
その合計値である総走行距離を求める[ステップ60
5]。
【0041】図7に示した経路の場合では、名古屋−岐
阜間の距離が30.3km、岐阜−高山間の距離が136.4kmで
ある為、総走行距離はこれを加算した166.7kmとなる。
計算部206は、求めた距離166.7kmと運賃テーブル2
04から運賃3,190円を割り出す[ステップ606]。
【0042】次にデータ作成部207にて図8に示す切
符の発券データを作成する[ステップ607]。図8に
示す様に本実施形態の発券データは、乗車駅/降車駅/
経由路線、運賃、日付及び有効期限を印刷する為のデー
タを有しており、乗車駅/降車駅/経由路線は、入力部
21から入力したデータ、運賃は、ステップ606で求
めた計算値、日付は、システム装置の時計機構、有効期
限は、ステップ605で求めた走行距離と運賃テーブル
204とから、その他のデータは固定値により作成可能
である。
【0043】制御部24は、データ作成部207にて作
成した発券データに基づいて、発券部23に発券処理を
行わせ[ステップ608]、発券処理後、発券内容(運
賃・券番号)を中央処理装置1に報告する[ステップ6
09]。
【0044】次に、図7の経路2の様に名古屋〜高山を
路線A→路線B→路線Cと乗り継ぐ場合を考える。発券
端末2において、入力部21から乗車駅(名古屋)/降
車駅(高山)/経由路線(路線A→路線B→路線C)を
入力すると[ステップ601]、判断部205は、入力
された乗車駅(名古屋)/降車駅(高山)が駅名テーブ
ル201の中に含まれているかをチェックする[ステッ
プ602]。
【0045】両方とも駅名テーブル201の中に含まれ
ている場合は、経由路線(路線A→路線B→路線C)と
路線・接続駅テーブル202から接続駅(米原、富山)
を割り出し[ステップ603]、該経由駅が駅名テーブ
ル201の中に含まれているかを判断する[ステップ6
04]。
【0046】経由駅が駅名テーブル201に含まれてい
ない場合は、該発売区間は鉄道会社Aエリア外にまたが
っていると判定し、制御部24は、回線部20から中央
処理装置1に向けて、入力された乗車駅(名古屋)/降
車駅(高山)/経由路線(路線A→路線B→路線C)を
送信する[ステップ610]。
【0047】中央処理装置1は、発券端末2から送られ
てきた乗車駅/降車駅/経由路線によって運賃計算を行
った後、発券データを作成して発券端末2に送信し、発
券端末2は、中央処理装置1から送られてきた発券デー
タを受信する[ステップ611]。
【0048】制御部24は、中央処理装置1にて作成し
た発券データを基に、発券部23に発券処理を行わせ
[ステップ608]、その後、発券内容(運賃・券番
号)を中央処理装置1に報告する[ステップ609]。
【0049】以上説明した様に、本実施形態の発券シス
テムによれば、特定エリアの運賃計算を発券端末側で行
うので、発券端末から中央処理装置への問い合わせを減
少させ、中央処理装置の負荷を軽減することが可能であ
る。
【0050】(実施形態2)以下に、特定の会社が管轄
する特定エリア内の区間の運賃計算を、当該会社の発券
端末を管理するサテライトコンピュータで実行し、複数
の会社が管轄する区間の運賃計算を中央処理装置で行う
実施形態2の発券システムについて説明する。
【0051】図9は、本実施形態の発券システムの概略
構成を示す図である。図9に示す様に本実施形態の発券
システムは、通信回線を介して中央処理装置1と発券端
末2との間にサテライトコンピュータ3を接続してい
る。
【0052】サテライトコンピュータ3は、特定の鉄道
会社の複数の発券端末2を管理するコンピュータであ
り、中央処理装置1及び発券端末2との通信を行う回線
部30と、実施形態1の発券端末2が備えるファイル装
置22と同内容のファイル装置31と、回線部30及び
ファイル装置31の制御を行う制御部32とを備えてい
る。
【0053】サテライトコンピュータ3は、一般的なパ
ーソナルコンピュータやワークステーション等のサーバ
コンピュータであり、制御部32は当該サーバコンピュ
ータのシステム装置本体、回線部30は本体に組み込む
回線パッケージ、ファイル装置31はメモリ及びハード
ディスクであるものとする。
【0054】ファイル装置31は、図2〜図5に示した
駅名テーブル201、路線・接続駅テーブル202、距
離テーブル203及び運賃テーブル204とそれぞれ同
内容の駅名テーブル301、の路線・接続駅テーブル3
02、距離テーブル303及び運賃テーブル304を有
している。
【0055】制御部32は、判断部305、計算部30
6及びデータ作成部307を有しており、判断部305
は、駅名テーブル301と路線・接続駅テーブル302
と入力データ(乗車駅/降車駅/経由路線)とから券の
発売区間が特定エリア内か否かを判断する処理部であ
る。
【0056】計算部306は、距離テーブル303から
走行距離を求め、割り出した走行距離と運賃テーブル3
04とから運賃を求める処理部であり、データ作成部3
07は、発券に必要な発券データを作成する処理部であ
る。
【0057】サテライトコンピュータ3を、判断部30
5、計算部306及びデータ作成部307として動作さ
せる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体から
ファイル装置31に格納された後、制御部32にロード
されて実行されるものとする。尚、前記プログラムを記
録媒体としてCD−ROM以外の媒体を用いても良い。
【0058】また、発券端末2は、実施形態1に示した
回線部20、入力部21、発券部23及び制御部24で
構成されるものとする。
【0059】図10は、本実施形態の発券システムの処
理手順を示すフローチャートである。図10に示す様に
本実施形態の発券システムは、ステップ601で発券端
末2の入力部21から乗車駅/降車駅/経由路線を入力
すると、ステップ1001で発券端末2は、回線部20
を介して入力データをサテライトコンピュータ3に送信
する。
【0060】ステップ602でサテライトコンピュータ
3の判断部305は、送信された乗車駅/降車駅が駅名
テーブル301の中に含まれているかをチェックする。
【0061】ステップ602でチェックした結果、入力
された乗降車駅が両方とも駅名テーブル301の中に含
まれている場合はステップ603に進み、入力された乗
降車駅の両方或いはどちらか一方でも駅名テーブル30
1に含まれていない場合は、当該鉄道会社が管轄する特
定エリア外を通る経路であると判断し、ステップ610
に進む。
【0062】ステップ603で判断部305は、経由路
線と路線・接続駅テーブル302から接続駅を割り出
し、ステップ604で該接続駅が駅名テーブル301の
中に含まれているかをチェックする。
【0063】ステップ604でチェックした結果、接続
駅も駅名テーブル301に含まれている場合は、発売区
間は当該鉄道会社が管轄する特定エリア内であると判断
してステップ605に進み、割り出した経由駅が駅名テ
ーブル301に無い場合は、途中で当該鉄道会社が管轄
する特定エリア外を通る経路であると判断してステップ
610に進む。
【0064】ステップ605で計算部306は、乗車駅
/降車駅/経由駅と距離テーブル303とから各駅間の
距離を求めた後、その合計値である総走行距離を求め、
ステップ606では、前記求めた総走行距離と運賃テー
ブル304から運賃を割り出す。
【0065】次にステップ607でデータ作成部307
は、入力データである乗車駅/降車駅/経由路線と、ス
テップ606で求めた計算値である運賃と、システム装
置の時計機構から得られる日付と、ステップ605で求
めた走行距離と運賃テーブル304とから得られる有効
期限と、固定値であるその他のデータにより、切符に印
刷する発券データを作成する。
【0066】一方、当該鉄道会社が管轄する特定エリア
外を通る経路の場合には、ステップ610で回線部30
により、入力データである乗車駅/降車駅/経由路線を
中央処理装置1へ送信する。
【0067】中央処理装置1は、サテライトコンピュー
タ3から送られてきた乗車駅/降車駅/経由路線により
運賃計算を行った後、発券データを作成してサテライト
コンピュータ3に送信し、ステップ611でサテライト
コンピュータ3は、中央処理装置1から送られてきた発
券データを受信する。
【0068】ステップ1002でサテライトコンピュー
タ3の制御部32は、データ作成部307にて作成した
発券データまたは中央処理装置1から送信されてきた発
券データを発券端末2に送信する。
【0069】ステップ608で発券端末2は、サテライ
トコンピュータ3から送信された発券データに基づいて
発券部23に発券処理を行わせた後、ステップ609で
制御部24は、発券内容(運賃・券番号)をサテライト
コンピュータ3を介して中央処理装置1に報告する。
【0070】次に、本実施形態の発券システムにおける
発券処理の流れを図10の処理フローと図7の発券経路
例に基づいて説明する。まず、図7の経路1の様に、名
古屋〜高山を路線A→路線Cと乗り継ぐ場合を考える。
【0071】発券端末2の入力部21から乗車駅(名古
屋)/降車駅(高山)/経由路線(路線A→路線C)を
入力すると[ステップ601]、回線部20を介して入
力データをサテライトコンピュータ3に送る[ステップ
1001]。
【0072】サテライトコンピュータ3の判断部305
は、送信された乗車駅(名古屋)/降車駅(高山)が駅
名テーブル301の中に含まれているかをチェックする
[ステップ602]。
【0073】入力された乗降車駅が両方とも駅名テーブ
ル301の中に含まれている場合、判断部305は、経
由路線(路線A→路線C)と路線・接続駅テーブル30
2から接続駅(岐阜)を割り出し[ステップ603]、
該接続駅が駅名テーブル301の中に含まれているかを
判断する[ステップ604]。
【0074】接続駅(岐阜)も駅名テーブル301に含
まれている場合は、発売区間は鉄道会社Aの特定エリア
内であると判断し[ステップ604]、計算部306
は、乗車駅(名古屋)/降車駅(高山)/経由駅(岐
阜)と距離テーブル303とから各駅間の距離を求め、
その合計値である総走行距離を求める[ステップ60
5]。
【0075】図7に示した経路の場合では、名古屋−岐
阜間の距離が30.3km、岐阜−高山間の距離が136.4kmで
ある為、総走行距離はこれを加算した166.7kmとなる。
計算部306は、求めた距離166.7kmと運賃テーブル3
04から運賃3,190円を割り出す[ステップ606]。
【0076】次にデータ作成部307にて図8に示す切
符の発券データを作成する[ステップ607]。乗車駅
/降車駅/経由路線は、入力部21から入力したデー
タ、運賃は、ステップ606で求めた計算値、日付は、
システム装置の時計機構、有効期限は、ステップ605
で求めた走行距離と運賃テーブル304とから、その他
のデータは固定値により作成可能である。
【0077】サテライトコンピュータ3は、回線部30
を介して発券データを発券端末2に送信し[ステップ1
002]、発券端末2の制御部24は、データ作成部3
07にて作成した発券データに基づいて、発券部23に
発券処理を行わせ[ステップ608]、発券処理後、発
券内容(運賃・券番号)をサテライトコンピュータ3を
介して中央処理装置1に報告する[ステップ609]。
【0078】次に、図7の経路2の様に名古屋〜高山を
路線A→路線B→路線Cと乗り継ぐ場合を考える。発券
端末2において、入力部21から乗車駅(名古屋)/降
車駅(高山)/経由路線(路線A→路線B→路線C)を
入力すると[ステップ601]、回線部20を介して入
力データをサテライトコンピュータ3に送る[ステップ
1001]。
【0079】サテライトコンピュータ3の判断部305
は、送信された乗車駅(名古屋)/降車駅(高山)が駅
名テーブル301の中に含まれているかをチェックする
[ステップ602]。
【0080】両方とも駅名テーブル301の中に含まれ
ている場合は、経由路線(路線A→路線B→路線C)と
路線・接続駅テーブル302から接続駅(米原、富山)
を割り出し[ステップ603]、該経由駅が駅名テーブ
ル301の中に含まれているかを判断する[ステップ6
04]。
【0081】経由駅が駅名テーブル301に含まれてい
ない場合は、該発売区間は鉄道会社Aエリア外にまたが
っていると判定し、制御部32は、回線部30から中央
処理装置1に向けて、発券端末2から受信した乗車駅
(名古屋)/降車駅(高山)/経由路線(路線A→路線
B→路線C)を送信する[ステップ610]。
【0082】中央処理装置1は、サテライトコンピュー
タ3から送られてきた乗車駅/降車駅/経由路線によっ
て運賃計算を行った後、発券データを作成してサテライ
トコンピュータ3に送信し、サテライトコンピュータ3
は、中央処理装置1から送られてきた発券データを受信
する[ステップ611]。
【0083】発券データを中央処理装置1から受信した
サテライトコンピュータ3は、受信した発券データを発
券端末2へ送信する[ステップ1002]。
【0084】発券端末2の制御部24は、中央処理装置
1にて作成した発券データを基に、発券部23に発券処
理を行わせ[ステップ608]、その後、発券内容(運
賃・券番号)をサテライトコンピュータ3を介して中央
処理装置1に報告する[ステップ609]。
【0085】以上説明した様に、本実施形態の発券シス
テムによれば、特定エリアの運賃計算を複数の発券端末
を管理するサテライトコンピュータで行うので、中央処
理装置の負荷を軽減すると共に運賃計算を行う為のデー
タの保守を効率良く行うことが可能である。
【0086】以上、本発明を前記実施形態に基づき具体
的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々
変更可能であることは勿論である。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、特定エリアの運賃計算
を発券端末側で行うので、発券端末から中央処理装置へ
の問い合わせを減少させ、中央処理装置の負荷を軽減す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の発券システムの概略構成を示す図
である。
【図2】実施形態1の駅名テーブル201の一例を示す
図である。
【図3】実施形態1の路線・接続駅テーブル202の一
例を示す図である。
【図4】実施形態1の距離テーブル203の一例を示す
図である。
【図5】実施形態1の運賃テーブル204の一例を示す
図である。
【図6】実施形態1の発券システムの処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図7】実施形態1の発券経路の一例を示す図である。
【図8】実施形態1の発券データの一例を示す図であ
る。
【図9】実施形態2の発券システムの概略構成を示す図
である。
【図10】実施形態2の発券システムの処理手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1…中央処理装置、2…発券端末、20…回線部、21
…入力部、22…ファイル装置、23…発券部、24…
制御部、201…駅名テーブル、202…路線・接続駅
テーブル、203…距離テーブル、204…運賃テーブ
ル、205…判断部、206…計算部、207…データ
作成部、3…サテライトコンピュータ、30…回線部、
31…ファイル装置、32…制御部、301…駅名テー
ブル、302…路線・接続駅テーブル、303…距離テ
ーブル、304…運賃テーブル、305…判断部、30
6…計算部、307…データ作成部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月17日(1999.5.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児山 一裕 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所情報機器事業部内 (72)発明者 不破 均 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所情報機器事業部内 (72)発明者 陸田 正明 愛知県稲沢市幸町120番地の1 株式会社 中部日立エレクトリック内 (72)発明者 後長 誠吾 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 鉄道 情報システム株式会社内 (72)発明者 鈴木 和男 東京都国立市東1−4−13 大和国立ビル 3F 鉄道情報システム株式会社内 Fターム(参考) 3E026 AA02 AA05 5B049 AA00 BB32 CC16 CC31 CC36 DD01 DD05 EE02 FF02 GG04 GG07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる複数の運賃体系の運賃データを用
    いて特定発売区間の運賃を求めて発券処理を行う発券シ
    ステムにおいて、 異なる複数の運賃体系のエリアの運賃データを用いて運
    賃を求める中央処理装置と、前記異なる複数の運賃体系
    の内の特定の運賃体系の運賃データを用いて特定エリア
    内の発売区間の運賃を求める計算部と、前記特定エリア
    内の発売区間の発券に必要な発券データを作成するデー
    タ作成部と、券の発売区間を入力する入力部と、前記入
    力部に入力された発売区間が前記特定エリア内である場
    合に前記計算部により運賃を計算して前記データ作成部
    により発券に必要な発券データを作成し、前記入力され
    た発売区間が前記特定エリア外の区間を含む場合に前記
    中央処理装置に当該発売区間の運賃計算及び発券データ
    作成を依頼する判断部とを有する発券端末とを備えるこ
    とを特徴とする発券システム。
  2. 【請求項2】 異なる複数の運賃体系の運賃データを用
    いて特定発売区間の運賃を求めて発券処理を行う発券シ
    ステムにおいて、 異なる複数の運賃体系のエリアの運賃データを用いて運
    賃を求める中央処理装置と、券の発売区間を入力する発
    券端末と、前記異なる複数の運賃体系の内の特定の運賃
    体系の運賃データを用いて特定エリア内の発売区間の運
    賃を求める計算部と、前記特定エリア内の発売区間の発
    券に必要な発券データを作成するデータ作成部と、前記
    発券端末に入力された発売区間が前記特定エリア内であ
    る場合に前記計算部により運賃を計算して前記データ作
    成部により発券に必要な発券データを作成し、前記入力
    された発売区間が前記特定エリア外の区間を含む場合に
    前記中央処理装置に当該発売区間の運賃計算及び発券デ
    ータ作成を依頼する判断部とを有するサテライトコンピ
    ュータとを備えることを特徴とする発券システム。
  3. 【請求項3】 異なる複数の運賃体系の運賃データを用
    いて特定発売区間の運賃を求めて発券処理をコンピュー
    タに行わせる為のプログラムを記録した媒体において、 異なる複数の運賃体系の内の特定の運賃体系の運賃デー
    タを用いて特定エリア内の発売区間の運賃を求める計算
    部と、前記特定エリア内の発売区間の発券に必要な発券
    データを作成するデータ作成部と、前記発券端末に入力
    された発売区間が前記特定エリア内である場合に前記計
    算部により運賃を計算して前記データ作成部により発券
    に必要な発券データを作成し、前記入力された発売区間
    が前記特定エリア外の区間を含む場合に中央処理装置に
    当該発売区間の運賃計算及び発券データ作成を依頼する
    判断部としてコンピュータを機能させる為のプログラム
    を記録したことを特徴とする媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008107953A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Jr East Mechatronics Co Ltd Ic判定ユニット及び自動改札機
JP2013206252A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Oki Electric Ind Co Ltd 発券装置、発券方法及びプログラム
EP2755176A3 (en) * 2013-01-09 2015-02-25 LG CNS Co., Ltd. Method of managing transportation fare, server perporming the same and system perporming the same
JPWO2018193806A1 (ja) * 2017-04-19 2020-02-06 株式会社エンプラス マーカユニット

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