JP2013205563A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写電流を高精度に制御する。
【解決手段】帯電器に帯電電圧を印加する帯電電圧印加回路200と、転写ローラに帯電電圧とは逆極性の転写電圧を印加する転写電圧印加回路300と、第一、第二抵抗410、420を含み前記帯電電圧を抵抗比により分圧する抵抗分圧回路400と、前記両抵抗410、420の接続点を前記転写電圧印加回路300の転写用トランスの二次側巻き線の低電圧側に接続する接続ラインLと、前記帯電電圧を検出する帯電電圧検出部240と、前記第二抵抗420の電流を検出する電流検出部430と、両検出部240、430の検出値と両抵抗410、420の抵抗値に基づいて転写電流Itを算出し、算出した転写電流Itを目標値に制御する制御装置110を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置の転写体に流れる転写電流を制御する技術に関する。
下記特許文献1には、バリスタによる定電圧回路を使用して、帯電電圧から逆転写電圧を生成する技術が開示されている。この回路では、転写電流が、転写ローラ、順転写バイアス印加回路、バリスタを通じてグランドに流れる。
特開2006−030554公報
画質を保つには、転写電流をモニタしてフィードバック制御することにより、転写電流を目標レベルに制御すること好ましい。しかし、特許文献1の回路では、順転写バイアス印加回路が非線形のバリスタを介してグランドに接続されており、転写電流を目標値に制御するフィードバック系に非線形素子を含んでいる。そのため、転写電流を検出してフィードバックをかけても、転写電流を目標値に高精度に制御できないことが懸念された。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、転写電流を高精度に制御することを目的とする。
本明細書によって開示される画像形成装置は、感光体と、前記感光体を帯電させる帯電器と、前記感光体に現像剤を供給する現像器と、前記感光体に担持された現像剤像を被記録媒体に転写する転写体と、スイッチング素子によりスイッチングされる帯電用トランスを有し、前記帯電器に帯電電圧を印加する帯電電圧印加回路と、スイッチング素子によりスイッチングされる転写用トランスを有し、前記転写体に帯電電圧とは逆極性の転写電圧を印加する転写電圧印加回路と、前記帯電電圧印加回路の出力ラインとグランド間において直列接続された第一抵抗、第二抵抗を含み、前記帯電電圧を抵抗比による分圧する抵抗分圧回路と、前記第一抵抗と前記第二抵抗の接続点と、前記転写用トランスの二次側巻き線の低電圧側とを接続する接続ラインと、前記帯電電圧を検出する帯電電圧検出部と、前記抵抗分圧回路の前記第二抵抗に流れる電流値を検出する電流検出部と、制御装置とを備え、前記制御装置は、前記帯電電圧検出部の検出値と、前記電流検出部の検出値と、前記第一抵抗の抵抗値、前記第二抵抗の抵抗値に基づいて、前記転写体に流れる転写電流を算出する処理と、算出した転写電流が目標値になるように前記転写電圧印加回路を制御する処理とを行う。
この構成では、抵抗分圧回路を利用して、帯電電圧から逆転写電圧を生成する。抵抗は線形素子であることから、バリスタ等の非線形素子に比べて電流を制御し易い。そのため、転写電流を高精度に制御できる。
上記画像形成装置では、以下とすることが好ましい。
・前記制御装置は、前記帯電電圧検出部の検出値が上限値以上になる場合に、異常放電と判断する。本構成では、転写電流検出用として設けた帯電電圧検出回路の検出値を用いて異常放電を判断する。そのため、異常放電検出用の回路を専用に持つ場合に比べて、回路構成がシンプルな構成となる。
・前記第一抵抗と前記第二抵抗の接続点に接続された降圧用の第三抵抗を含み、前記帯電電圧印加回路の出力電圧を前記第一抵抗と前記第三抵抗により降圧して前記現像器に現像電圧を印加する現像電圧印加回路と、前記現像電圧を検出する現像電圧検出部とを備え、前記制御装置は、前記帯電電圧検出部の検出値と、前記電流検出部の検出値と、前記現像電圧検出部の検出値と、前記第一抵抗の抵抗値と、前記第二抵抗の抵抗値と、前記第三抵抗の抵抗値に基づいて、前記転写体に流れる転写電流を算出する。この構成では、帯電電圧印加回路の出力から現像電圧を生成している。そのため、現像電圧を専用の回路で生成する場合に比べて回路構成を簡素化できる。
・前記制御装置は、印字処理の終了後、前記転写体に付着した前記現像剤を前記感光体に戻す場合、前記現像電圧印加回路を出力状態に制御する。現像電圧印加回路が出力を停止した状態では、現像電圧がゼロボルトになることから、逆転写電圧が上がり難くなる。この構成では、転写体に付着した現像剤を前記感光体に戻す場合には、現像電圧印加回路を出力状態に制御するので、逆転写電圧を目標レベルにすることが可能となる。そのため、現像剤の回収不良を起こす恐れが少ない。
本明細書によって開示される画像形成装置は、感光体と、前記感光体を帯電させる帯電器と、前記感光体に現像剤を供給する現像器と、前記感光体に担持された現像剤像を被記録媒体に転写する転写体と、スイッチング素子によりスイッチングされる帯電用トランスを有し、前記帯電器に帯電電圧を印加する帯電電圧印加回路と、スイッチング素子によりスイッチングされる転写用トランスを有し、前記転写体に帯電電圧とは逆極性の転写電圧を印加する転写電圧印加回路と、前記帯電電圧印加回路の出力ラインとグランド間において直列接続された第一抵抗、電流検出抵抗、第二抵抗を含み、前記帯電電圧を抵抗比による分圧する抵抗分圧回路と、前記電流検出抵抗と前記第二抵抗の接続点と、前記転写用トランスの二次側巻き線の低電圧側とを接続する接続ラインと、前記第一抵抗と前記電流検出抵抗の接続点の電圧を検出する電圧検出部と、前記抵抗分圧回路の前記第二抵抗に流れる電流値を検出する電流検出部と、制御装置とを備え、前記制御装置は、前記電圧検出部の検出値と、前記電流検出部の検出値と、前記第一抵抗の抵抗値と、前記電流検出抵抗の抵抗値と、前記第二抵抗の抵抗値に基づいて、前記転写体に流れる転写電流を算出する処理と、算出した転写電流が目標値になるように前記転写電圧印加回路を制御する処理と、を行う。
この構成では、抵抗分圧回路を利用して、帯電電圧から逆転写電圧を生成する。抵抗は線形素子であることから、バリスタ等の非線形素子に比べて電流を制御し易い。そのため、転写電流を高精度に制御できる。
上記画像形成装置では、以下とすることが好ましい。
・前記制御装置は、前記電圧検出部の検出値と、前記電流検出部の検出値と、前記第一抵抗の抵抗値と、前記第二抵抗の抵抗値と、前記電圧検出部の抵抗値と、前記電流検出抵抗の抵抗値に基づいて前記帯電電圧を算出し、算出した帯電電圧が上限値以上になる場合に異常放電と判断する。この構成では、異常放電検出用の回路を専用に持つ場合に比べて、回路構成がシンプルな構成となる。
本明細書によって開示される画像形成装置は、転写電流を高精度に制御することが出来る。
実施形態1におけるプリンタの中央側断面図 帯電器の構造を模式的に示した図 プリンタの電気的構成を示すブロック図 高圧電源装置の回路図 実施形態2における高圧電源装置の回路図 高圧シーケンスを示す図 実施形態3における高圧電源装置の回路図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図4によって説明する。
(1−1)プリンタの構成
図1は、レーザプリンタ1(画像形成装置の一例)の要部側断面図である。レーザプリンタ1(以下「プリンタ」という)は、本体フレーム2、給紙部4、画像形成部5、定着部18などを備えている。
給紙部4は、印刷用紙3(被記録媒体の一例)が積載される給紙トレイ6、押圧板7、および給紙ローラ8を備えている。押圧板7は、その後端部を中心に回転可能とされており、押圧板7上の印刷用紙3が給紙ローラ8に向かって押圧されている。給紙ローラ8が回転することにより印刷用紙3が1枚ずつ搬送路に送り出される。
給紙された印刷用紙3は、レジストレーションローラ12によってレジストされた後に転写位置Xに送られる。転写位置Xは、印刷用紙3に感光ドラム(本発明の「感光体」の一例)27上のトナー像を転写する位置であって、感光ドラム27と転写ローラ(本発明の「転写体」の一例)30との接触位置とされる。
画像形成部5は印刷用紙3にトナー像を形成するものであり、スキャナ部16、プロセスカートリッジ17、転写ローラ30などを備えている。スキャナ部16は、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー19などを備えている。レーザ発光部から発光されたレーザ光(図中の一点鎖線)は、ポリゴンミラー19によって偏向されつつ感光ドラム27の表面上に照射される。
プロセスカートリッジ17は、感光ドラム27、現像ローラ(本発明の「現像器」の一例)31、及びスコロトロン型の帯電器29を備えている。感光ドラム27は、例えばアルミニウム製の基材上に、正帯電性の感光層が形成されたものであり、アルミニウム製の基材がグランドに接地されている。
現像ローラ31は、トナーケースの下部にて供給ローラ33と対向配置されている。現像ローラ31は、トナーを均一な薄層として感光ドラム27上へ供給する機能を果たす。そして、現像ローラ31のローラ軸には現像電圧が印加される構成となっており、感光ドラム27に供給されるトナーは、現像電圧により正極性に帯電するようになっている。
帯電器29は、スコロトロン型の帯電器であり、図2に示すように、シールドケース29A、ワイヤ29B及び金属製のグリッド電極29Cを有する。シールドケース29Aは感光ドラム27の回転軸方向に長い角筒型をしている。シールドケース29Aのうち、感光ドラム27との対向面は放電口として開口している。
ワイヤ29Bは例えばタングステン線からなる。ワイヤ29Bは、シールドケース29A内において回転軸方向(図2の左右方向)に張り渡されており、後述する高圧電源装置100により5kV〜8kVの高電圧(帯電電圧V1)が印加される。ワイヤ29Bは高電圧の印加により、シールドケース29A内においてコロナ放電を生じさせる。そして、コロナ放電により生じたイオンが放電口から感光ドラム27側に放電電流として流れることで、感光ドラム27の表面を一様に正極性に帯電(一例として800V)させる。
そして、シールドケース29Aの放電口には、スリットや透孔を有する板状のグリッド電極29Cが取り付けられている。このグリッド電極29Cに加える電圧を制御することで、感光ドラム27の表面電圧を制御することが可能となっている。感光ドラム27の表面は、帯電器29により一様に正極性に帯電された後、スキャナ部16から発光されたレーザ光により露光され、静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ31の表面上に担持されるトナーが感光ドラム27上に形成された静電潜像に供給され現像される。
転写ローラ30は金属製のローラ軸に導電性のゴム材料からなるローラを被覆したものであり、感光ドラム27の下方において、感光ドラム27に対向配置されている。
転写ローラ30のローラ軸には、後述する高圧電源装置100を介して、印刷動作時(転写時)に、負極性の転写電圧が印加される。転写電圧の印加により、感光ドラム27の表面のトナーは転写ローラ30側に電気的に引かれる。そのため、印刷用紙3が転写位置Xを通るときに、感光ドラム27の表面上に担持されたトナー像(現像剤像)を用紙表面に転写できる。
また、高圧電源装置100を介して、転写ローラ30に、順転写電圧とは逆極性の逆転写電圧を印加することが出来る。逆転写電圧を印加するのは、例えば、印刷動作後や用紙の詰まりが発生した場合に、転写ローラ30に付着した残トナーを、感光ドラム27上に電気的に吐出させるためである。そして、感光ドラム27側に戻された残トナーは、クリーニングローラ35又は現像ローラ31によって回収されるようになっている。
定着部18は、加熱ローラ41、押圧ローラ42などを備えている。定着部18は、印刷用紙3が加熱ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間にトナー像を印刷用紙3に熱定着させる。トナーが熱定着された印刷用紙3は排紙パス44を介して排紙トレイ46上に排紙される。
(1−2)プリンタの電気的構成
図3は、プリンタ1の電気的構成を示すブロック図である。
プリンタ1は、主制御部50、ROM51、RAM52、給紙部4、画像形成部5、定着部18、表示部54、操作部55、情報端末装置との間でデータを通信する通信部56、高圧電源装置100などを備えている。高圧電源装置100は、帯電器29のワイヤ29Bに印加する帯電電圧、転写ローラ30に印加する転写電圧、逆転写電圧等の高電圧を生成する装置である。
主制御部50はROM51に記憶されている各種のプログラムを実行することによりプリンタ1の各部を制御する。ROM51は主制御部50により実行される各種のプログラムや主制御部50が各種の処理で参照する表などを記憶している。RAM52は主制御部50が各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。
表示部54は各種ランプや液晶パネルなどで構成されている。操作部55は入力パネルなどで構成されており、利用者は表示部54を参照しながら操作部55を操作して印刷の指示などを行うことができる。
(1−3)高圧電源装置100の構成
高圧電源装置100は、図4に示すように、PWM信号平滑化回路210、帯電電圧印加回路200、帯電電圧検出回路(本発明の「帯電電圧検出部」の一例)240、PWM信号平滑化回路310、転写電圧印加回路300、抵抗分圧回路400及び制御装置110を備えている。
PWM信号平滑化回路210は、抵抗とコンデンサから構成された積分回路であり、制御装置110のPWMポートP1から出力されるPWM信号S1を平滑して、帯電電圧印加回路200に設けられたトランジスタTr1のベースに出力するものである。
帯電電圧印加回路200は、DC24Vの入力電圧から6kV〜8kV程度の帯電電圧V1を生成して、帯電器29のワイヤ29Bに印加する機能を果たすものである。本実施形態では、帯電電圧印加回路200に自励式のフライバックコンバータ(RCC)を用いており、帯電電圧印加回路200は、帯電用トランス201と、平滑化回路203と、帯電用トランス201の一次側に設けられたトランジスタ(本発明の「スイッチング素子」の一例)Tr1と、帰還コイル205を備えてなる。
トランジスタTR1は、帯電用トランス201をスイッチングするものであり、エミッタをグランドに接続し、コレクタを帯電用トランス201の一次側の巻き線に接続している。そして、ベースには、帰還コイル205を介してPWM信号平滑化回路210が接続されている。平滑化回路203は、帯電用トランス201の二次側に設けられており、ダイオードとコンデンサからなる。
そして、帯電電圧印加回路200の出力ラインL1には帯電器29のワイヤ29Bが接続されており、帯電電圧印加回路200の出力電圧V1が帯電器29のワイヤ29Bに印加される構成となっている。
帯電電圧検出回路240は、帯電電圧印加回路200の出力電圧V1を検出するものであり、帯電用トランス201の一次側に設けられた補助巻線241と、抵抗及びコンデンサからなる積分回路243から構成されている。この帯電電圧検出回路240は、制御装置110のA/DポートA1に接続されており、制御装置110に対して、帯電電圧印加回路200の出力電圧V1のデータが取り込まれる構成となっている。尚、A/Dポートとは、A/D変換機能を持つ入力ポートを意味する。
PWM信号平滑化回路310は、抵抗とコンデンサから構成された積分回路であり、制御装置110のPWMポートP2から出力されるPWM信号S2を平滑して転写電圧印加回路300に設けられたトランジスタTr2のベースに出力するものである。尚、PWMポートとは、PWM信号の出力機能を持つ出力ポートを意味する。
転写電圧印加回路300は、DC24Vの入力電圧から負極性の転写電圧を生成して、転写ローラ30のローラ軸に印加する機能を果たすものである。本実施形態では、転写電圧印加回路300に自励式のフライバックコンバータ(RCC)を用いており、転写電圧印加回路300は、転写用トランス301と、平滑化回路303と、転写用トランス301の一次側に設けられたトランジスタ(本発明の「スイッチング素子」の一例)Tr2と、帰還コイル305を備えてなる。
トランジスタTr2は、転写用トランス301をスイッチングするものであり、エミッタをグランドに接続し、コレクタを転写用トランス301の一次側の巻き線に接続している。そして、ベースには、帰還コイル305を介してPWM信号平滑化回路310が接続されている。平滑化回路303は、転写用トランス301の二次側に設けられており、ダイオードとコンデンサからなる。尚、平滑化回路303のダイオードは、平滑化回路203のダイオードに対して向きが逆になっており、帯電電圧とは逆極性の転写電圧を発生させる構成となっている。
そして、転写電圧印加回路300の出力ラインL2には転写ローラ30のローラ軸が接続されており、転写電圧印加回路300を通じて、概ね−2kV程度の転写電圧V2が、転写ローラ30のローラ軸に印加される構成となっている。具体的に説明すると、転写電圧印加回路300の転写用トランス301の低電圧側(基準電圧側)には、帯電電圧印加回路200の出力時、次に説明する抵抗分圧回路400により約1.5kV(一例)が加わる構成となっている。転写電圧印加回路300を動作させると、転写トランス301の二次側に設けられたコンデンサCの両端に約−3.5kVの電圧Vsが発生する。そのため、転写電圧印加回路300の発生する−3.5kVの電圧Vsから分圧抵抗回路400の発生する+1.5kV分を差し引いた約−2kVの電圧が出力ラインL2を通じて転写ローラ30のローラ軸に印加されるようになっている。
抵抗分圧回路400は、第一抵抗410と第二抵抗420とから構成されている。図4に示すように、第一抵抗410と第二抵抗420は、帯電電圧印加回路200の出力ラインL1とグランド間にて直列接続されている。そして、第一抵抗410と第二抵抗420の接続点Aは、接続ラインLを介して、転写用トランス301の二次側巻き線の低電圧側(基準電圧側)に接続されている。これにより、転写用トランス301の低電圧側(基準電圧側)に、帯電電圧印加回路200の出力電圧V1を、2つの抵抗410、420の抵抗比により分圧した電圧(一例として、1.5kV)が加わる。そのため、転写電圧印加回路300の出力を停止すると、転写ローラ30のローラ軸に対して正極性の逆転写電圧、すなわち出力電圧V1を抵抗比により分圧した電圧(一例として、1.5kV)が加わる。
また、第二抵抗420とグランド間には電流検出抵抗(本発明の「電流検出部」の一例)430が設けられている。電流検出抵抗430と第二抵抗420との接続点は制御装置110に設けられたA/DポートA2に信号線を介して接続されており、第二抵抗420に流れる電流Ibの大きさに比例した電圧Vbが、A/DポートA2に入力される。そのため、A/DポートA2の入力電圧のレベルを読み取ることで、制御装置110において、抵抗分圧回路400の第二抵抗420に流れる電流Ibを検出することが出来る。
制御装置110は、帯電電圧印加回路200を介して帯電器29に帯電電圧V1を印加する機能や、転写電圧印加回路300を介して転写ローラ30のローラ軸に流す転写電流Itを制御する機能を果たすものであり、2つのPWMポートP1、P2と、2つのA/DポートA1、A2を備える。制御装置110はCPUを内蔵して構成すること、特定用途向け集積回路(ASIC)により構成することが可能である。制御装置110は、不揮発性の記憶部(図略)を内蔵しており、そこに、以下に説明する転写電It流を制御するためのデータや帯電電圧V1を制御するためデータを記憶させている。
(1−4)転写電流の制御
制御装置110は、印刷動作中、(a)〜(e)のデータに基づいて転写電流Itの電流値を算出し、算出した電流値が目標値になるように、転写電圧印加回路300を介して、転写電流Itをフィードバック制御する。
(a)帯電電圧V1(帯電電圧検出回路240の検出値)
(b)A/DポートA2への入力電圧Vb(電流検出抵抗430の検出値)
(c)第一抵抗410の抵抗値R1
(d)第二抵抗420の抵抗値R2
(e)電流検出抵抗430の抵抗値R7
以下、転写電流Itの算出方法を説明する。
両抵抗410、420の接続点Aの電圧Vaと、第一抵抗410に流れる電流Iaは、(1)式と(2)式を満たす。
Va=(R2+R7)×Ib・・・・・・・・・・・・・・・・(1)
Ia=(V1−Va)/R1・・・・・・・・・・・・・・・・(2)
転写電流Itは(3)式を満たすので、(4)式より転写電流Itの電流値を求めることが出来る。
It=Ib−Ia・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3)
It=(R1+R2+R7)×Ib/R1−V1/R1・・・・(4)
そして、IbをVb/R7で置き換えると、(4)式は(5)式となる。
It=Vb×(R1+R2+R7)/(R1×R7)−V1/R1・・・(5)
制御装置110は、印刷動作中、上記(5)式に基づいて、転写電流Ibを算出する。そして、算出した転写電流Itの値が目標値より小さい場合には、転写電圧印加回路300の出力電圧V2を高める(回路の基準電圧であるゼロボルトに対する電圧差を大きくする)制御を行う。一方、算出した転写電流Itの値が目標値より大きい場合には、転写電圧印加回路300の出力電圧V2を下げる(回路の基準電圧であるゼロボルトに対する電圧差を小さくする)制御を行う。これにて、転写電流Itの電流値を目標値に制御することが出来る。
この構成では、抵抗分圧回路400を利用して帯電電圧V1から逆転写電圧を生成する。そのため、転写電流Itをフィードバック制御するループを線形素子だけで構成することが可能となる。よって、転写電流Itを高精度に制御できる。これにより、以下のメリットが得られる。温湿度、用紙材質、用紙サイズ等の条件により、感光ドラム27から印刷用紙3への電流の流れ方が変化する。本実施形態では、転写電流Itを高精度に制御することが可能であることから、温湿度、用紙材質、用紙サイズ等の条件によって、最適な目標値を設定することで、条件に応じた最適な転写電流Itを流すことが出来る。そのため、良好な画質を得ることが可能となる。
尚、実施形態1では、電流Ibを電流検出抵抗430にて検出した。電流Ibの検出をホール素子などを使用して検出することも可能である。この場合、下記(6)式にて転写電流Itを算出することが可能であり、転写電流Itの算出に、(e)のデータは必要ない。
It=(R1+R2)×Ib/R1−V1/R1・・・・(6)
(1−5)異常放電の検出
また、制御装置110は、帯電電圧V1の印加開始後、帯電電圧検出回路240の検出値である帯電電圧V1を上限値(一例として8kV)と比較する処理を行い、帯電電圧V1が上限値以上になる場合、異常放電と判断する。
制御装置110は異常放電と判断した場合、帯電電圧印加回路200の出力を停止し、主制御部50を介して表示部54にエラーメッセージを表示させる処理を行う。このようにすることで、帯電器29の異常放電を早期に停止させることが可能となる。本構成では、転写電流検出用として設けた帯電電圧検出回路240の検出値を用いて異常放電を判断している。そのため、異常放電検出用の回路を専用に持つ場合に比べて、回路構成がシンプルな構成となる。尚、上記(4)式、又は(5)式により、本発明の「前記制御装置100は、前記帯電電圧検出部240の検出値V1と、前記電流検出部430の検出値Ib(Vb)と、前記第一抵抗410の抵抗値R1、前記第二抵抗420の抵抗値R2に基づいて転写電流Itを算出する」が具現化されている。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図5、図6を参照して説明する。実施形態2は、実施形態1の高圧電源装置100に対して現像電圧印加回路450を追加したものである。
現像電圧印加回路450は、第三抵抗460とトランジスタTr3とを含む構成となっている。第三抵抗460の一端は、第一抵抗410と第二抵抗420の接続点Aに接続されている。また、第三抵抗460の他端はトランジスタTr3のコレクタに接続されている。
トランジスタTr3は、NPNトランジタであり、コレクタを第三抵抗460の他端に接続し、エミッタをグラウンドに接続している。トランジスタTr3のベースは、PWM信号平滑回路510を介して、制御装置110のPWMポートP3に接続されている。
PWM信号平滑回路510は、コンデンサCと抵抗Rからなる積分回路であり、制御装置110のPWMポートP3から出力されるPWM信号S3を平滑してトランジスタTr3のベースに印加する構成となっている。
そして、第三抵抗460とトランジスタTr3の接続点dから出力ラインL3が引き出されていて、その先に現像ローラ31のローラ軸が接続されている。そのため、PWMポートP3から出力されるPWM信号S3によって、トランジスタTr3のコレクタ電流を制御することで、現像ローラ31のローラ軸に印加される現像電圧Vdのレベルを調整することが出来る。尚、現像電圧Vdは、帯電電圧印加回路200の出力電圧V1から抵抗410、460による電圧降下分を差し引いた電圧となる。
また、現像電圧印加回路450の出力ラインL3とグランド間には、現像電圧Vdを検出するための現像電圧検出抵抗470、480が設けられている。現像電圧検出抵抗470、480は、出力ラインL3とグランド間にて直列接続されており、両抵抗470、480の中間接続点の電圧が、制御装置110のA/DポートA3に入力される構成となっている。これにより、A/DポートA3の入力値から、現像電圧Vdを検出することが出来る。制御装置110は、A/DポートA3の入力値に基づいて、PWM信号S3により現像電圧印加回路450の出力調整を行い、現像電圧Vdが目標値になるようにフィードバック制御する。尚、現像電圧抵抗470、480が本発明の現像電圧検出部に相当する。
また、制御装置110は、印刷動作中、(a)〜(e)のデータに基づいて転写電流Itの電流値を算出し、算出した電流値が目標値になるように、転写電圧印加回路300を介して、転写電流Itをフィードバック制御する。
(a)帯電電圧V1(帯電電圧検出回路240の検出値)
(b)A/DポートA2への入力電圧Vb(電流検出抵抗430の検出値)
(c)第一抵抗410の抵抗値R1
(d)第二抵抗420の抵抗値R2
(e)電流検出抵抗430の抵抗値R7
(f)第三抵抗460の抵抗値R3
(g)A/DポートA3の入力電圧Vd(現像電圧抵抗470、480の検出値)
以下、転写電流Itの算出方法を説明する。
両抵抗410、420の接続点Aの電圧Vaと、第一抵抗410に流れる電流Icは、(1)式と(7)式を満たす。
Va=(R2+R7)×Ib・・・・・・・・・・・・・・・・(1)
Ic=(V1−Va)/R1・・・・・・・・・・・・・・・・(7)
電流Icの分岐電流Ic1、Ic2は、(8)式と(9)式と満たす。
Ic=Ic1+Ic2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(8)
Ic2=(Va−Vd)/R3・・・・・・・・・・・・・・・(9)
転写電流Itは(10)式を満たすので、(11)式より転写電流Itの電流値を求めることが出来る。
It=Ib−Ic1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(10)
It=Ib×Rc/(R1×R3)−V1/R1−Vd/R3・・・・・(11)
尚、「Rc」=「R1×R3+R1×R2+R1×R7+R3×R2+R3×R7」とする。
そして、IbをVb/R7で置き換えると、(11)式は(12)式となる。
It=Vb×Rc/(R1×R3×R7)−V1/R1−Vd/R3・・・(12)
制御装置110は、印刷動作中、上記(12)式に基づいて、転写電流Ibを算出する。そして、算出した転写電流Itの値が目標値より小さい場合には、転写電圧印加回路300の出力電圧V2を高める(回路の基準電圧であるゼロボルトに対する電圧差を大きくする)制御を行う。一方、算出した転写電流Itの値が目標値より大きい場合には、転写電圧印加回路300の出力電圧V2を下げる(回路の基準電圧であるゼロボルトに対する電圧差を小さくする)制御を行う。これにて、転写電流Itの電流値を目標値に制御することが出来る。
この構成では、抵抗分圧回路400を利用して帯電電圧V1から逆転写電圧を生成する。そのため、転写電流Itをフィードバック制御するループを線形素子だけで構成することが可能となる。よって、実施形態1と同様、転写電流Itを高精度に制御できる。
尚、実施形態2では、電流Ibを電流検出抵抗430を用いて検出したが、電流Ibの検出をホール素子などを使用して検出することも可能である。この場合、転写電流Itの算出に、(e)のデータは必要ない。
また、本構成の場合、逆転写電圧を発生させる抵抗分圧回路400の第二抵抗420に対して現像電圧印加回路450が並列接続されている。そのため、印刷動作の終了に伴って、現像電圧印加回路450の出力を停止させて現像電圧Vdをゼロボルトにする、すなわちトランジスタTr3のコレクタ−エミッタ間を概ね電圧ゼロの導通状態にすると、第一抵抗410と第二抵抗420の接続点Aの電圧が下がった状態になるので、逆転写電圧が上がり難くなる。
この場合、転写ローラ30側から感光ドラム27側に向かう電界が弱くなり、転写ローラ30に付着したトナーの回収不良を発生させる恐れが生じる。
実施形態2では、図6に示すように、印刷動作後、転写ローラ30に付着したトナーを感光ドラム27に戻す場合(図6中の期間F)には、現像電圧印加回路450を出力状態に制御して現像電圧Vdを300〜400Vとする。すなわち、トランジスタTr3のコレクタの電圧が300〜400Vとなるように、PWM信号S3により、トランジスタTr3のベース電流を制御する。
そのため、逆転写電圧の電圧低下を抑えることが可能となり、転写ローラ30側から感光ドラム27側に向って、トナーを吸引するに足る一定レベルの電界が発生する。よって、転写ローラ30に付着したトナーを感光ドラム27側に確実に戻すことが可能となる。尚、上記(11)式、又は(12)式により、本発明の「前記制御装置110は、前記帯電電圧検出部240の検出値V1と、前記電流検出部430の検出値Ib(Vb)と、前記現像電圧検出部470、480の検出値Vdと、前記第一抵抗410の抵抗値R1と、前記第二抵抗420の抵抗値R2と、前記第三抵抗460の抵抗値R3に基づいて、転写電流Itを算出する」が具現化されている。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図7を参照して説明する。実施形態3の高圧電源装置100は、実施形態1の高圧電源装置100に対して、電流検出抵抗510、電圧検出抵抗550、560を追加し、帯電電圧検出回路240を廃止したものである。電流検出抵抗510は、図7に示すように、第一抵抗410と第二抵抗420の間に設けられている。すなわち、実施形態3では、帯電電圧V1を分圧する抵抗分圧回路400が、第一抵抗410、第二抵抗420に加え、電流検出抵抗510を含む構成となっている。そして、電流検出抵抗510と第二抵抗420の接続点Aが、接続ラインLを介して、転写用トランス301の二次側巻き線の低電圧側(基準電圧側)に接続されている。
また、電圧検出抵抗550、560は、両抵抗410、510の接続点Eとグランド間にて直列的に接続されている。そして、2つの電圧検出抵抗550、560の接続点jの電圧が、制御装置110の入力ポートA4に入力される構成となっている。そのため、入力ポートA4の入力電圧V4と両抵抗550、560の抵抗値R5、R6から、接続点Eの電圧Veを検出することが出来る。尚、電圧検出抵抗550、560が本発明の電圧検出部の一例である。
そして、制御装置110は、印刷動作中、(b)〜(e)のデータに基づいて転写電流Itの電流値を算出し、算出した電流値が目標値になるように、転写電圧印加回路300を介して転写電流Itをフィードバック制御する。
(b)A/DポートA2への入力電圧Vb(電流検出抵抗430の検出値)
(d)第二抵抗420の抵抗値R2
(e)電流検出抵抗430の抵抗値R7
(h)電流検出抵抗510の抵抗値R4
(i)A/DポートA4への入力電圧V4(電圧検出抵抗550、560の検出値)
以下、転写電流Itの算出方法を説明する。
第二抵抗420と電流検出抵抗510の接続点Aの電圧Vaは(1)式を満たし、電流検出抵抗510を流れる電流Ieは、(13)式を満たす。
Va=(R2+R7)×Ib・・・・・・・・・・・・・・・・(1)
Ie=(Ve−Va)/R4・・・・・・・・・・・・・・・・(13)
転写電流Itは(14)式を満たすので、(15)式より転写電流Itの電流値を求めることが出来る。
It=Ib−Ie・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(14)
It=Ib×(R2+R4+R7)/R4−Ve/R4・・・・(15)
そして、IbをVb/R7で置き換え、Veを(R5+R6)/R6×V4で置き換えると、(15)式は(16)式となる。
It=Vb×(R2+R4+R7)/(R4×R7)−V4×(R5+R6)/(R4×R6)・・・(16)
制御装置110は、印刷動作中、上記(16)式に基づいて、転写電流Ibを算出する。そして、算出した転写電流Itの値が目標値より小さい場合には、転写電圧印加回路300の出力電圧V2を高める制御を行う。一方、算出した転写電流Itの値が目標値より大きい場合には、転写電圧印加回路300の出力電圧V2を下げる制御を行う。これにて、転写電流Itの電流値を目標値に制御することが出来る。
この構成では、抵抗分圧回路400を利用して帯電電圧V1から逆転写電圧を生成する。そのため、転写電流をフィードバック制御するループを線形素子だけで構成することが可能となる。よって、転写電流Itを高精度に制御できる。
尚、実施形態3では、電流Ibを電流検出抵抗430を用いて検出したが、電流Ibの検出をホール素子などを使用して検出することも可能である。この場合、転写電流Itの算出に、(e)のデータは必要ない。
また、制御装置110は、以下の(14)式〜(18)式から帯電電圧V1を算出する。
V1=(R1+R5+R6)×If+R1×Ie・・・・・・・(14)
If=V4/R6・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(15)
Ie=(Ve−Va)/R4・・・・・・・・・・・・・・・・(16)
Va=(R2+R7)×Vb/R7・・・・・・・・・・・・・(17)
V1=V4×(D1+D2)−Vb×D3・・・・・・・・・・(18)
尚、D1=(R1+R4)×(R5+R6)/(R4×R6)であり、D2=R1/R6である。そして、D3=R1(R2+R7)/(R7×R4)である。
そして、制御装置110は、算出した帯電電圧V1が上限値(一例として8kV)以上になる場合、異常放電と判断する。制御装置110は異常放電と判断した場合、帯電電圧印加回路200の出力を停止して、表示部54にエラーメッセージを表示させる処理を行う。このようにすることで、帯電器29の異常放電を早期に停止させることが可能となる。尚、上記(15)式、又は(16)式により、本発明の「前記制御装置110は、前記電圧検出部550、560の検出値Ve(V4)と、前記電流検出部430の検出値Ib(Vb)と、前記電流検出抵抗510の抵抗値R4と、前記第二抵抗420の抵抗値R2に基づいて転写電流Itを算出する」が具現化されている。また、上記(18)式により、本発明の「前記制御装置110は、前記電圧検出部550、560の検出値V4と、前記電流検出部430の検出値Vbと、前記第一抵抗410の抵抗値R1と、前記第二抵抗420の抵抗値R2と、前記電圧検出部550、560の抵抗値R5、R6と、前記電流検出抵抗510の抵抗値R4に基づいて前記帯電電圧を算出する」が具現化されている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1〜3では、帯電電圧印加回路200、転写電圧印加回路300の一例に自励式のフライバックコンバータを用いたが、他励式を用いてもよい。
1…プリンタ
27…感光ドラム(本発明の「感光体」の一例)
29…帯電器
30…転写ローラ(本発明の「転写体」の一例)
31…現像ローラ(本発明の「現像器」の一例)
100…高圧電源装置
110…制御装置
200…帯電電圧印加回路
201…帯電用トランス
240…帯電電圧検出回路(本発明の「帯電電圧検出部」の一例)
300…転写電圧印加回路
301…転写用トランス
400…抵抗分圧回路
410…第一抵抗
420…第二抵抗
430…電流検出抵抗(本発明の「電流検出部」の一例)
460…第三抵抗
450…現像電圧印加回路
470、480…現像電圧検出抵抗(本発明の「現像電圧検出部」の一例)
510…電流検出抵抗
Tr1…トランジスタ(本発明の「スイッチング素子」の一例)
Tr2…トランジスタ(本発明の「スイッチング素子」の一例)

Claims (6)

  1. 感光体と、
    前記感光体を帯電させる帯電器と、
    前記感光体に現像剤を供給する現像器と、
    前記感光体に担持された現像剤像を被記録媒体に転写する転写体と、
    スイッチング素子によりスイッチングされる帯電用トランスを有し、前記帯電器に帯電電圧を印加する帯電電圧印加回路と、
    スイッチング素子によりスイッチングされる転写用トランスを有し、前記転写体に帯電電圧とは逆極性の転写電圧を印加する転写電圧印加回路と、
    前記帯電電圧印加回路の出力ラインとグランド間において直列接続された第一抵抗、第二抵抗を含み、前記帯電電圧を抵抗比による分圧する抵抗分圧回路と、
    前記第一抵抗と前記第二抵抗の接続点と、前記転写用トランスの二次側巻き線の低電圧側とを接続する接続ラインと、
    前記帯電電圧を検出する帯電電圧検出部と、
    前記抵抗分圧回路の前記第二抵抗に流れる電流値を検出する電流検出部と、
    制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記帯電電圧検出部の検出値と、前記電流検出部の検出値と、前記第一抵抗の抵抗値と、前記第二抵抗の抵抗値に基づいて前記転写体に流れる転写電流を算出する処理と、
    算出した転写電流が目標値になるように前記転写電圧印加回路を制御する処理とを行う画像形成装置。
  2. 前記制御装置は、前記帯電電圧検出部の検出値が上限値以上になる場合に、異常放電と判断する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第一抵抗と前記第二抵抗の接続点に接続された降圧用の第三抵抗を含み、前記帯電電圧印加回路の出力電圧を前記第一抵抗と前記第三抵抗により降圧して前記現像器に現像電圧を印加する現像電圧印加回路と、
    前記現像電圧を検出する現像電圧検出部とを備え、
    前記制御装置は、前記帯電電圧検出部の検出値と、前記電流検出部の検出値と、前記現像電圧検出部の検出値と、前記第一抵抗の抵抗値と、前記第二抵抗の抵抗値と、前記第三抵抗の抵抗値に基づいて、前記転写体に流れる転写電流を算出する請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御装置は、印字処理の終了後、前記転写体に付着した前記現像剤を前記感光体に戻す場合、前記現像電圧印加回路を出力状態に制御する請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 感光体と、
    前記感光体を帯電させる帯電器と、
    前記感光体に現像剤を供給する現像器と、
    前記感光体に担持された現像剤像を被記録媒体に転写する転写体と、
    スイッチング素子によりスイッチングされる帯電用トランスを有し、前記帯電器に帯電電圧を印加する帯電電圧印加回路と、
    スイッチング素子によりスイッチングされる転写用トランスを有し、前記転写体に帯電電圧とは逆極性の転写電圧を印加する転写電圧印加回路と、
    前記帯電電圧印加回路の出力ラインとグランド間において直列接続された第一抵抗、電流検出抵抗、第二抵抗を含み、前記帯電電圧を抵抗比による分圧する抵抗分圧回路と、
    前記電流検出抵抗と前記第二抵抗の接続点と、前記転写用トランスの二次側巻き線の低電圧側とを接続する接続ラインと、
    前記第一抵抗と前記電流検出抵抗の接続点の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記抵抗分圧回路の前記第二抵抗に流れる電流値を検出する電流検出部と、
    制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記電圧検出部の検出値と、前記電流検出部の検出値と、前記電流検出抵抗の抵抗値と、前記第二抵抗の抵抗値に基づいて前記転写体に流れる転写電流を算出する処理と、
    算出した転写電流が目標値になるように前記転写電圧印加回路を制御する処理と、を行う画像形成装置。
  6. 前記制御装置は、前記電圧検出部の検出値と、前記電流検出部の検出値と、前記第一抵抗の抵抗値と、前記第二抵抗の抵抗値と、前記電圧検出部の抵抗値と、前記電流検出抵抗の抵抗値に基づいて前記帯電電圧を算出し、算出した帯電電圧が上限値以上になる場合に異常放電と判断する請求項5に記載の画像形成装置。
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