JP2021056360A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021056360A
JP2021056360A JP2019178785A JP2019178785A JP2021056360A JP 2021056360 A JP2021056360 A JP 2021056360A JP 2019178785 A JP2019178785 A JP 2019178785A JP 2019178785 A JP2019178785 A JP 2019178785A JP 2021056360 A JP2021056360 A JP 2021056360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
electrode
image forming
capacitor
developer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019178785A
Other languages
English (en)
Inventor
紘平 金原
Kohei Kanehara
紘平 金原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2019178785A priority Critical patent/JP2021056360A/ja
Publication of JP2021056360A publication Critical patent/JP2021056360A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】トナー残量検知専用の交流電源を設けること無く、静電容量検知方式を用いて現像剤残量検出が可能で、かつ、トナー残量検知のための交流電圧の電圧を調整するための回路も必要としない画像形成装置を提供する。【解決手段】トランス(151)の一次巻線(152)側に、直流電圧をスイッチングし一次巻線の他端に交流電圧を発生させる交流電圧発生回路(155)が設けられ、二次巻線(153)側に、整流平滑回路(158)が設けられている。整流平滑回路(158)からの出力が画像形成に用いられる。トナー容器(43)には、第1電極(E1)と第2電極(E2)とが配置され、制御部(100)は、第2電極(E2)から入力される信号より両電極間の静電容量(C0)を求めてトナー容器(43)内のトナー残量を検知する。一次巻線(152)の他端は、さらに第1電極(E1)に接続されている。【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置におけるトナー残量検知の方式の1つに静電容量検知方式がある。該方式では、トナー容器に、所定の間隔を隔てて一対の電極が配置され、一方の電極に交流電圧を印加することで、一対の電極間は静電容量を持つ。トナー容器内のトナーが減少することにより、一対の電極間の静電容量が減少し、一対の電極間の静電容量が変化する。従来の画像形成装置は、一対の電極間の静電容量の変化から、トナー容器内のトナーの残量を検知していた。
これに対し、特許文献1の画像形成装置では、トナー容器内に電極を設け、電極は、現像ローラと所定間隔を隔てて並行に配列されている。そして、インバータ、変圧器および整流手段を備えている。インバータが直流電圧をスイッチングして交流電圧を生成し、生成された交流電圧を変圧器が昇圧する。そして、昇圧された交流電圧が分岐され、一方の交流電圧は整流手段に入力させて画像形成の各工程で用いられる直流バイアスを生成し、他方の交流電圧である整流前交流電圧が電極に印加される。現像ローラと検知電極との間の静電容量を検知することで、特許文献1の画像形成装置は、トナー容器内のトナーの残量を検出していた。
特開2009−163221号公報
しかしながら、特許文献1に開示された画像形成装置においては、変圧器によって昇圧した後に分岐した整流前交流電圧が電極に印加されて、トナー残量検知に用いられている。トナー残量検知のための交流電圧としては電圧が高いため、電極の前段に、トナー残量検知のための交流電圧に適するようにするための調圧整形手段が必要となっている。
本発明の一態様は、トナー残量検知専用の交流電源を設けること無く、静電容量検知方式を用いて現像剤残量検出が可能で、かつ、トナー残量検知のための交流電圧の電圧を調整するための回路も必要としない画像形成装置の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る画像形成装置は、画像形成部と、現像剤を収容する現像剤容器と、前記現像剤容器に配置され、前記現像剤容器内の現像剤を間に挟んで対向する第1電極および第2電極と、一次巻線と二次巻線とを有し、前記一次巻線の一端は直流電源に接続されるトランスと、前記トランスの一次巻線側に設けられ、前記直流電源が出力する直流電圧を前記一次巻線を介してスイッチングし、前記一次巻線の他端に交流電圧を発生させる交流電圧発生回路と、前記トランスの二次巻線側に設けられ、前記二次巻線から出力される昇圧された交流電圧を整流および平滑を行い、画像形成用の直流電圧として前記画像形成部に入力する整流平滑回路と、前記第2電極から入力される信号によって、前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量を求め、前記現像剤容器内の現像剤残量を検知する現像剤残量検知部と、を備え、前記一次巻線の他端は、前記第1電極に接続されている。
上記構成によれば、交流電圧発生回路にて生成された交流電圧をトランスの一次巻線側から第1電極に印加する。つまり、昇圧する前の交流電圧を現像剤残量検知に用いる。したがって、特許文献1に開示された画像形成装置のように、現像剤残量検知用に用いる交流電圧の電圧を、第1電極の前段で低い値に調整する必要がなく、電圧を調整するための回路が不要となる。
本発明の一態様に係る画像形成装置は、更に、定電流を出力する定電流回路を備え、前記トランスは、更に、前記トランスの一次巻線側に副巻線を有し、前記副巻線の一端は前記定電流回路に接続され、前記交流電圧発生回路は、前記トランスの一次巻線の他端と、前記副巻線の他端とにそれぞれ接続されるスイッチング素子を有する構成とすることもできる。
上記構成によれば、定電流回路を有し、トランスの一次巻線側に副巻線が設けられている。交流電圧発生回路のスイッチング素子はトランスの一次巻線の他端と副巻線の他端とがそれぞれ接続され、定電流回路が副巻線の一端に接続されている。定電流回路が出力する定電流がトランスの副巻線を通ってスイッチング素子に流れると、スイッチング素子はオン、オフのスイッチングを自発的に繰り返す自励発振を行う。上記構成によれば、トランスの一次巻線の他端に生じる交流電圧は正弦波に近い形状となる。
これに対し、特許文献1に開示された画像形成装置は、スイッチング素子を発振させる発振器を別にもつ他励方式である。他励方式では、生成される交流電圧の波形は矩形波のような形状となり、高周波成分も含む。そのため、現像剤残量の検知精度を向上させるには、波形を整形する回路が必要であったが、上記構成として自励発振させることでこのような回路も不要となる。
本発明の一態様に係る画像形成装置は、更に、前記第2電極とグランドとの間に設けられた第1コンデンサを備え、前記第2電極と前記第1コンデンサとを接続する第1接点を有し、前記現像剤残量検知部には、前記第2電極から入力される信号として、前記第1接点と前記グランドとの間の電圧である第1電圧が入力され、前記現像剤残量検知部は、前記第1電圧の値、前記交流電圧発生回路にて発生した交流電圧の値、および予め定められた前記第1コンデンサの静電容量値を用いて、前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量を求め、求めた静電容量を用いて、予め有する静電容量と現像剤残量との関係式から現像剤残量を求める構成とすることもできる。
上記の構成によれば、第1電極および前記第2電極によるコンデンサ成分と第1コンデンサとによって、第1電極に印加される交流電圧が分圧された電圧である、第1接点とグランドとの間の電圧が、第1電圧として、現像剤残量検知部に入力される。
したがって、現像剤残量検知部は、入力された第1電圧の値と、交流電圧発生回路にて生成された交流電圧の値、および予め定められた第1コンデンサの静電容量値を用いて、第1電極と第2電極との間の静電容量を求めることができる。現像剤残量検知部は、静電容量と現像剤残量との関係式を有しているので、求めた静電容量を該関係式に当てはめることで、現像剤残量を求めることができる。
本発明の一態様に係る画像形成装置は、更に、前記定電流回路に制御信号を出力する制御部と、前記一次巻線の他端に一端が接続される第2コンデンサと、前記第2コンデンサの他端とグランドとの間に設けられた第3コンデンサと、を備え、前記現像剤残量検知部は前記制御部に設けられ、前記制御部は、前記一次巻線の他端の交流電圧が前記第2コンデンサと前記第3コンデンサとによって分圧され、前記第2コンデンサと前記第3コンデンサとの間の第2接点とグランドとの間の電圧である第2電圧が入力され、前記第2電圧が目標値となるように前記制御信号を調整するフィードバック制御を行い、前記現像剤残量検知部は、前記第2電圧から前記一次巻線の他端の交流電圧の値を求め、その求められた交流電圧の値と、前記第1電圧の値、予め定められた前記第1コンデンサの静電容量値を用いて、前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量を求める構成とすることもできる。
上記構成によれば、整流平滑回路から出力され、画像形成に用いられる直流電圧が目標値となるように、制御部は、定電流回路に入力される信号を調整してフィードバック制御を行う。これにより、画像形成部に入力される直流電圧は目標値に維持される。
しかしながら、フィードバック制御を行うと信号によって直流電圧の値が調整されるので、交流電圧発生回路にて生成される交流電圧の値は変動する。そのため、上述したように、第1電極と第2電極との間の静電容量を求めて、現像剤残量を求めるには、交流電圧発生回路にて生成される交流電圧を制御部に入力することが好ましい。
上記構成によれば、一次巻線の他端に一端が接続される第2コンデンサと、該第2コンデンサの他端とグランドとの間に設けられた第3コンデンサとを備える。そして、一次巻線の他端の交流電圧が、第2コンデンサと第3コンデンサとによって分圧され、第2コンデンサと第3コンデンサとの間の第2接点とグランドとの間の電圧である第2電圧をフィードバック制御に用いている。この第2電圧は、第2コンデンサの静電容量値と第3コンデンサの静電容量値とのコンデンサ分圧の式にて算出可能であり、該式より交流電圧発生回路にて生成される交流電圧を算出することができる。
したがって、現像剤残量検知部を有する制御部へ、交流電圧発生回路にて生成される交流電圧を入力させる回路を設けずとも、制御部に入力する第2電圧から正確な値を求めて現像剤残量検知に用いることができる。
本発明の一態様に係る画像形成装置は、更に、前記画像形成部は、像担持体を帯電させる帯電器を備え、前記整流平滑回路から出力される前記画像形成用の直流電圧は前記帯電器に入力される構成とすることもできる。
本発明の一態様に係る画像形成装置は、更に、前記現像剤を前記像担持体に供給する現像ローラを備え、前記整流平滑回路から出力される前記画像形成用の直流電圧が分圧されて現像ローラに入力される構成とすることもできる。
本発明の一態様に係る画像形成装置は、更に、前記現像剤容器は複数備えられ、前記一次巻線の他端は、前記複数の現像剤容器のそれぞれに配置された前記第1電極に共通の配線にて接続されている構成とすることもできる。上記構成によれば、共通の配線にて複数の現像剤容器のそれぞれに配置された第1電極が接続されるので、複数の配線を用いる必要がない。
本発明の一態様によれば、トナー残量検知専用の交流電源を設けること無く、静電容量検知方式を用いて現像剤残量検出が可能で、かつ、トナー残量検知のための交流電圧の電圧を調整するための回路も必要としない画像形成装置を実現することができる。
本発明の実施形態1に係るプリンタの内部構成を表す模式図である。 本発明の実施形態1に係るプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係るプリンタの高圧電源部の回路図である。 本発明の実施形態1に係るプリンタのトナー残量検知機構の構成を示す回路図であり、図3よりトナー残量検知に関わる部分を抜き出している。 本発明の実施形態1に係るプリンタの制御部に保持されている静電容量とトナー残量との関係の一例を示すグラフである。 本発明の実施形態2に係るプリンタの高圧電源部の回路図である。 本発明の実施形態2に係るプリンタの制御部による帯電電圧印加回路の直流電圧のフィードバック制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係るプリンタの制御部によるトナー残量を求める手順を示すフローチャートである。 は、本発明の実施形態3に係るプリンタのトナー残量検知機構の構成を示す回路図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、図1から図5を用いて詳細に説明する。
1.プリンタの全体構成
図1は、本発明の実施形態1に係るプリンタ1の内部構成を表す模式図である。なお、プリンタ1が、本発明の「画像形成装置」の一例である。プリンタ1は、給紙部3、画像形成部5、搬送機構7、定着部9、ベルトクリーニング機構20を含む。
給紙部3は、プリンタ1の下部に設けられており、シート15を収容するトレイ17と、ピックアップローラ19とを備える。トレイ17に収容されたシート15は、ピックアップローラ19により1枚ずつ取り出され、搬送経路Yを介して搬送機構7に送られる。搬送経路Yには、搬送ローラ11、レジストレーションローラ12が設けられている。シート15としては、用紙、OHP等がある。
搬送機構7は、シート15を搬送するものであり、プリンタ1内において給紙部3の上方に設置されている。搬送機構7は、駆動ローラ31、従動ローラ32およびベルト34を含み、ベルト34は、駆動ローラ31と従動ローラ32との間に架け渡されている。駆動ローラ31が回動すると、ベルト34は、後述する感光ドラム41と対向する側である表面が、図1中の右方向から左方向へ移動する。これにより、レジストレーションローラ12から送られてきたシート15が、画像形成部5の下方へと搬送される。ベルト34の内側には、転写ローラ33が設けられている。転写ローラ33は、ベルト34を間に挟みつつ感光ドラム41に対して向かい合う位置に配置されている。
画像形成部5はプロセスユニット40および露光装置49を含む。プロセスユニット40は、感光ドラム41、トナーを収容するトナー容器43、現像ローラ45および帯電器50を含む。なお、感光ドラム41が本発明の「感光体」の一例であり、トナーが本発明の「現像剤」の一例であり、トナー容器43が本発明の「現像剤容器」の一例である。
感光ドラム41は、例えばアルミニウム製の基材上に、正帯電性の感光層が形成されたものであり、基材がプリンタ1のグラウンドに接続されている。
現像ローラ45は、トナー容器43の下部にて供給ローラ46と対向配置されており、後述する現像電圧印加回路180(図3参照)により現像電圧Vdが印加される。現像ローラ45は、供給ローラ46を通じて供給されるトナーを、現像電圧Vdの作用により正極性に帯電させながら、感光ドラム41上へ供給する。
トナー容器43はトナーを収容するものである。トナー容器43には、後述する第1電極E1および第2電極E2(図3参照)が配置されている。第1電極E1および第2電極E2は、トナー容器43のトナー残量検知に用いられる。
帯電器50は、スコロトロン帯電器であり、シールドケース51、ワイヤ53および金属製のグリッド55を有する。シールドケース51は、感光ドラム41の回転軸方向に長い角筒型をしている。シールドケース51のうち、感光ドラム41との対向面は放電口として開口している。
ワイヤ53は例えばタングステン線からなる。ワイヤ53は、シールドケース51内において回転軸方向に張り渡されており、後述する帯電電圧印加回路150(図3参照)により直流電圧Vcが印加される。ワイヤ53は高電圧の印加により、シールドケース51内においてコロナ放電を生じさせる。そして、コロナ放電により生じたイオンが放電口から感光ドラム41側に放電電流として流れることで、感光ドラム41の表面を一様に正極性に帯電させる。このとき、グリッド55に電圧を加え、その加えた電圧を制御することで、感光ドラム41の帯電電圧を制御することが可能となっている。
露光装置49は、例えば、感光ドラム41の回転軸の方向に沿って一列状に並んだ複数の発光素子を有している。露光装置49は、外部より入力される画像データに応じて発光することにより、感光ドラム41の表面に静電潜像を形成する。発光素子としては、例えばLEDやレーザ光源を用いることができる。
2.プリンタの動作説明
上記のように構成されたプリンタ1による一連の画像形成処理について、簡単に説明する。プリンタ1は印刷データをパソコン等の情報端末装置や原稿を読み取る画像読取装置などから受信すると、印刷処理を開始する。これにより、感光ドラム41の表面は、その回転に伴って帯電器50により一様に正帯電される。そして、露光装置49から感光ドラム41に向けてレーザ光がそれぞれ照射される。これにより、感光ドラム41の表面には、印刷データに応じた所定の静電潜像が形成される。すなわち一様に正帯電された感光ドラム41の表面のうち、レーザ光が照射された部分は電位が下がる。
次いで、現像ローラ45の回転により、現像ローラ45上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光ドラム41の表面上に形成される静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム41の静電潜像は、現像され、感光ドラム41の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
また、上記したトナー像を形成するための処理と並行して、シート15を搬送する処理が行われる。すなわち、ピックアップローラ19の回動により、トレイ17からシート15が一枚ずつ搬送経路Yへと送り出される。搬送経路Yに送り出されたシート15は、搬送ローラ11、ベルト34により、感光ドラム41と転写ローラ33とが接触する転写位置に運ばれる。
そして、転写位置を通るときに、転写ローラ33に印加される転写バイアスによって、感光ドラム41の表面上に担持されたトナー像がシート15の表面に転写され、シート15上にトナー像が形成される。その後、ベルト34の後方に設けられた定着部9を通過するときに、転写されたトナー像は熱定着され、シート15は排紙トレイ60上に排紙される。
3.プリンタ1の電気的構成
図2は、本発明の実施形態1に係るプリンタ1の電気的構成を示すブロック図である。図2に示すように、プリンタ1は、商用電源70より供給される交流電圧を24Vと3.3Vの直流電圧に変換する電源回路71(直流電源の一例)を備える。24Vの直流電圧は高圧電源部110に送られ、3.3Vの直流電圧はメイン基板72に送られる。
高圧電源部110は、後述するように、24Vの直流電圧をスイッチングして交流電圧Vinを発生させ、発生させた交流電圧Vinを昇圧した後、整流および平滑して高電圧の直流電圧を生成する。生成した高電圧の直流電圧は、画像形成部5のプロセスユニット40に出力され、画像形成の各工程で用いられる。本実施形態では、高圧電源部110は帯電電圧印加回路150(図3参照)と現像電圧印加回路180(図3参照)とを含む。帯電電圧印加回路150が高電圧の直流電圧を生成し、帯電器50のワイヤ53に印加する。
メイン基板72には、ASICで構成された制御部100が搭載されている。制御部100は、高圧電源部110に対して制御信号を出力し、またフィードバック信号(FB)等を受信する。本実施形態では、制御信号としてPWM信号を用いる。
4.高圧電源部110の回路構成
図3は、本発明の実施形態1に係るプリンタ1の高圧電源部110の回路図である。高圧電源部110は、帯電電圧印加回路150と現像電圧印加回路180を含む。帯電電圧印加回路150は、スイッチング電源であり、24VのDCから6kV〜8kV程度の高電圧の直流電圧Vcを生成して帯電器50に印加する。
図3に示すように、帯電電圧印加回路150は、トランス151と交流電圧発生回路155と整流平滑回路158とを備えている。トランス151は、一次巻線152と二次巻線153とを有し、一次巻線152の一端は24Vの直流電圧ラインに接続されている。
交流電圧発生回路155は、トランス151の一次巻線152側に設けられ、電源回路71から入力される24Vの直流電圧を、一次巻線152を介してスイッチングして、一次巻線152の他端に交流電圧Vinを発生させる。トランス151は、一次巻線152の他端に発生した交流電圧Vinを昇圧して二次巻線153から出力する。さらに、トランス151の一次巻線152の他端は、トナー容器43に配置された第1電極E1にも接続されており、一次巻線152の他端に発生した交流電圧Vinをトナー残量検知にも用いるようになっている。これについては後述する。
本実施形態では、帯電電圧印加回路150として、フライバック方式のうち自励式のRCC(Ringing Choke Converter)を用いている。具体的には、定電流を出力する定電流回路130を備え、トランス151は、一次巻線152側に副巻線157を有し、該副巻線157の一端が定電流回路130に接続されている。交流電圧発生回路155は、トランス151の一次巻線152の他端と、副巻線157の他端とにそれぞれ接続されるトランジスタTr1を備える。なお、このトランジスタTr1が、本発明の「スイッチング素子」の一例である。
トランジスタTr1は、NPNトランジタであり、エミッタはグランドに接続され、コレクタはトランス151の一次巻線152の他端に接続されている。トランジスタTr1のベースには、副巻線157の他端が接続されている。
定電流回路130は、副巻線157の一端に平滑回路145を介して接続されている。定電流回路130は、PWM信号平滑回路140とトランジスタTr0とを備える。PWM信号平滑回路140は、制御部100のPWMポートP1から出力されるPWM信号を平滑化する。PWM信号平滑回路140の出力は、トランジスタTr0のベースに接続され、平滑化されたPWM信号がトランジスタTr0のベースに入力される。トランジスタTr0からは、一定電流が平滑回路145を介して副巻線157の一端に入力される。
定電流回路130が出力する定電流がトランス151の副巻線157を通ってトランジスタTr1に流れることで、トランジスタTr1は、オン,オフのスイッチングを自発的に繰り返す自励発振を行う。自励発振を行うことで、トランス151の一次巻線152の他端に生じる交流電圧Vinは正弦波に近い形状となる。
整流平滑回路158は、トランス151の二次巻線153側に設けられ、二次巻線153から出力される昇圧された交流電圧を整流および平滑して高電圧の直流電圧Vcを生成して出力する。整流平滑回路158は、整流用ダイオードと平滑用コンデンサとから構成される。なお、この整流平滑回路158が、本発明の「整流平滑回路」の一例である。本実施形態では、帯電電圧印加回路150からの出力ラインは帯電器50のワイヤ53に接続されている。これにより、帯電電圧印加回路150から出力される高電圧の直流電圧Vcが帯電器50のワイヤ53に印加される。
また、本実施形態では、帯電器50のグリッド55は、抵抗R1、抵抗R2を介してグラウンドに接続されている。そして、抵抗R1と抵抗R2の接続点と制御部100の入力ポートP2とが接続されている。これにより、制御部100は、入力ポートP2の電圧レベルに基づいて、帯電器50のグリッド55に流れるグリッド電流Igの大きさを検出することができる。
制御部100は、入力ポートP2の電圧レベルを基に帯電器50のグリッド55に流れるグリッド電流Igを算出し、算出値が目標値(一例として250μA)になるようにPWMポートP1から出力されるPWM信号を調整するフィードバック制御を行う。つまり、グリッド電流Igの算出値が目標値となるように、定電流回路130に入力されるPWM信号を調整して、帯電電圧印加回路150から出力される直流電圧Vcを制御する。
現像電圧印加回路180は、帯電電圧印加回路150から出力される高電圧の直流電圧Vcを分圧して、600V程度の現像電圧Vdを現像ローラ45に印加する。現像電圧印加回路180は、抵抗R3と制御トランジスタTr2とを備える。抵抗R3の一端は帯電電圧印加回路150の出力ラインに接続されている。制御トランジスタTr2は、NPNトランジタであり、コレクタが抵抗R3の他端に接続され、エミッタはグラウンドに接続されている。そして、制御トランジスタTr2と抵抗R3との接続点と現像ローラ45のローラ軸とが接続されている。これにより、制御トランジスタTr2のベースに印加する電圧を調整することで、現像ローラ45に印加される現像電圧Vdを制御できる。なお、印加される現像電圧Vdは、帯電電圧印加回路150の直流電圧Vcから抵抗R3による電圧降下分を差し引いた電圧となる。
また、本実施形態では、現像電圧印加回路180から出力される現像電圧Vdを、PWM信号平滑回路160、現像電圧検出回路185およびアンプ170を用いてハード的にフィードバック制御する。制御部100は、PWMポートP3から、現像電圧Vdの目標電圧をPWM信号にて出力する。PWM信号平滑回路160は、制御部100のPWMポートP3から出力されるPWM信号を平滑化する。
現像電圧検出回路185は、現像電圧Vdを検出するもので、帯電電圧印加回路150の出力ラインとグランドとの間に直列接続された抵抗R4と抵抗R5とから構成されている。現像電圧Vdを抵抗比により分圧した電圧が各抵抗R4、R5に発生する。
アンプ170のうち、−(マイナス)側の入力端子には、PWM信号平滑回路160が接続される一方、+(プラス)側の入力端子には信号線を介して抵抗R4、R5の接続点に接続されている。アンプ170の出力は、平滑回路190を介して制御トランジスタTr2のベースに接続されている。アンプ170は、現像電圧検出回路185により検出される現像電圧Vdと、制御部100にて設定される目標電圧との差分を増幅した信号を、制御トランジスタTr2のベースに対して出力する。例えば、検出される現像電圧Vdが目標電圧より高い場合には、制御トランジスタTr2が、抵抗R3に流れる電流を増加させるように働く。その結果、現像電圧Vdは下がり、目標電圧に調整される。一方、検出される現像電圧Vdが目標電圧より低い場合には、制御トランジスタTr2が、抵抗R3に流れる電流を減少させるように働く。その結果、現像電圧Vdは上がり、目標電圧に調整される。以上のことから、現像電圧VDを目標電圧に自動調整できる。
さらに、制御部100は、トナー容器43に配置された第1電極E1および第2電極E2の間の静電容量C0に基づいてトナー容器43内のトナー残量を検知するトナー残量検知部の機能を有する。なお、制御部100のトナー残量検知部の機能が、本発明の「現像剤残量検知部」の一例である。
5.トナー残量検知機構の構成
トナー容器43に配置された第1電極E1および第2電極E2の間の静電容量C0に基づいて、制御部100がトナー容器43内のトナー残量を検知するための回路構成を説明する。図4は、本発明の実施形態1に係るプリンタ1のトナー残量検知機構の構成を示す回路図であり、図3よりトナー残量検知に関わる部分を抜き出している。
図4に示すように、トナー残量検知機構は、前述した制御部100、帯電電圧印加回路150、定電流回路130、トナー容器43に配置された第1電極E1および第2電極E2を含む。第1電極E1および第2電極E2は、トナー容器43内のトナーを挟んで対向するように配置されている。
第1電極E1には帯電電圧印加回路150のトランス151の一次巻線152の他端が接続されている。これにより、帯電電圧印加回路150の交流電圧発生回路155にて発生させた交流電圧Vinは、トランス151の一次巻線152に入力すると共に、第1電極E1にも印加される。
第2電極E2とグランドの間には第1コンデンサC1が設けられている。第2電極E2と第1コンデンサC1との接続点J1と制御部100の入力ポートP4とが接続されている。なお、接続点J1が、本発明の「第1接点」の一例である。これにより、制御部100には、第2電極E2から入力される信号として、接続点J1とグランドとの間の電圧である第1電圧Voutが入力される。接続点J1とグランドとの間の電圧である第1電圧Voutは、第1電極E1に印加される交流電圧Vinが、第1電極E1および第2電極E2によるコンデンサ成分と第1コンデンサC1とによって分圧された電圧である。接続点J1と制御部100の入力ポートの間には、第1電圧Voutは整流平滑回路200にて整流および平滑化された後、制御部100に入力される。なお、接続点J1が、本発明の「第1接点」の一例である。
制御部100は、第1電圧Voutの値、交流電圧発生回路155にて発生された交流電圧Vinの値、および予め定められた第1コンデンサC1の静電容量値を用いて、第1電極E1と第2電極E2との間の静電容量C0を求める。静電容量C0は、下記の式(1)をもとに算出することができる。
Figure 2021056360
C0:第1電極E1および第2電極E2との間の静電容量値
C1:第1コンデンサC1の予め定められた静電容量値
Vin:交流電圧発生回路155にて発生された交流電圧Vinの値
Vout:制御部100の入力ポートP4に入力される第1電圧Voutの値
制御部100は、入力された第1電圧Voutを基に、式(1)を用いて、静電容量C0を算出する。静電容量C0が算出されると、予め有している静電容量C0とトナー残量との関係式からトナー残量を求める。
図5は、本発明の実施形態1に係るプリンタ1の制御部100に保持されている静電容量C0とトナー残量との関係の一例を示すグラフである。制御部100は、このような静電容量C0とトナー残量との関係を関係式で保持している。制御部100は、求めた静電容量C0を該関係式に当てはめることでトナー残量を求める。
6.効果
上記構成では、交流電圧発生回路155にて発生された交流電圧Vinをトランス151の一次巻線152側から第1電極E1に印加している。つまり、昇圧する前の交流電圧Vinをトナー残量検知に用いている。したがって、前述した特許文献1に開示された画像形成装置のように、トナー残量検知に用いる交流電圧を、第1電極E1の前段で低い値に調整する必要がなく、電圧を調整するための回路が不要となる。
また、前述した特許文献1に開示された画像形成装置は、スイッチング素子を発振させる発振器を別にもつ他励方式を採用している。他励方式では、生成される交流電圧の波形は矩形波のような形状となり、高周波成分も含む。そのため、現像剤残量の検知精度を向上させるには、波形を整形する回路が必要である。
これに対し、上記構成では、定電流回路130を備え、トランス151は一次巻線152側に副巻線157を有している。そして、交流電圧発生回路155のトランジスタTr1は、トランス151の一次巻線152の他端と副巻線157の他端とにそれぞれ接続され、定電流回路130が副巻線157の一端に接続されている。このような構成とすることで、定電流回路130が出力する定電流がトランス151の副巻線157を通ってトランジスタTr1に流れると、トランジスタTr1はオン、オフのスイッチングを自発的に繰り返す自励発振を行う。自励発振を行うことで、トランス151の一次巻線152の他端に生じる交流電圧Vinは正弦波に近い形状となり、波形を整形する回路が必要ない。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
実施形態1のプリンタ1では、図3に示すように、帯電器50のグリッド55は、抵抗R1、抵抗R2を介してグラウンドに接続され、抵抗R1と抵抗R2との接続点と制御部100の入力ポートP2とが接続されている。制御部100は、入力ポートP2の電圧レベルをモニタして帯電器50のグリッド55に流れるグリッド電流Igを算出し、算出値が目標値になるように、定電流回路130に出力するPWM信号を調整するフィードバック制御を行っている。なお、実施形態1のプリンタ1では、定電流制御を例示しているが、帯電電圧を一定電圧にするフィードバック制御の場合でもよい。
フィードバック制御を行うと、直流電圧の値が調整されるので、交流電圧発生回路にて生成される交流電圧Vinの値が変動する。変動する交流電圧Vinを制御部100にて検出することで、トナー残量をより正確に求めることができる。しかしながら、その場合、交流電圧Vinを制御部100に入力させる入力ライン、入力ポート、および整流平滑回路等が必要となり、部品点数が増加する。
そこで、実施形態2のプリンタでは、交流電圧発生回路155にて発生される交流電圧Vinを分圧して第2電圧VoutFBを取得し、第2電圧VoutFBが目標値となるように定電流回路130に出力するPWM信号を調整するフィードバック制御を行う。これにより、第2電圧VoutFBの値から交流電圧Vinの値を求めることができるので、部品点数を増加させることなく、正確な交流電圧Vinの値を用いてトナー残量を求めることができる。
図6は、本発明の実施形態2に係るプリンタの高圧電源部110Aの回路図である。高圧電源部110Aでは、帯電電圧印加回路150のトランス151の一次巻線152の他端に一端が接続された第2コンデンサC2と、該第2コンデンサC2の他端とグランドとの間に設けられた第3コンデンサC3とを備える。第2コンデンサC2と第3コンデンサC3との間の接続点J2と制御部100Aの入力ポートとが接続されている。
これにより、制御部100Aには、接続点J2とグランドとの間の電圧である第2電圧VoutFBが入力される。なお、接続点J2が、本発明の「第2接点」の一例である。接続点J2とグランドとの間の電圧である第2電圧VoutFBは、トランス151の一次巻線152の他端の交流電圧Vinが、第2コンデンサC2と第3コンデンサC3とによって分圧された電圧である。接続点J2と制御部100Aの入力ポートの間には、整流平滑回路201が配設されており、第2電圧VoutFBは、整流平滑回路201にて整流および平滑化された後、制御部100Aに入力される。
制御部100Aは、第2電圧VoutFBが目標値となるように、PWMポートP1から定電流回路130へと出力されるPWM信号を調整するフィードバック制御を行う。帯電電圧印加回路150から出力される直流電圧Vcは、トランス151の巻線比をNとすると、交流電圧Vin×N倍となる。したがって、直流電圧Vcは、第2電圧VoutFBより交流電圧Vinを求めることで算出することができる。
制御部100Aの入力ポートP2に入力される第2電圧VoutFBは、下記の式(2)にて表される。
Figure 2021056360
C2:第2コンデンサC2の予め定められた静電容量値
C3:第3コンデンサC3の予め定められた静電容量値
Vin:交流電圧発生回路155にて発生された交流電圧Vinの値
制御部100Aは、第2電圧VoutFBより、式(2)を用いて交流電圧Vinの値を算出する。制御部100Aは、算出したVinの値にトランス151の巻線比Nを掛け算して帯電電圧印加回路150の直流電圧Vcを求め、定電流回路130に出力するPWM信号を調整しながら、直流電圧Vcを目標値に制御する。
図7は、本発明の実施形態2に係るプリンタの制御部100Aによる帯電電圧印加回路150の直流電圧Vcのフィードバック制御の手順を示すフローチャートである。図7に示すように、まず、制御部100Aは入力ポートP2の電圧である第2電圧VoutFBを取得する(S1)。次に、制御部100Aは取得した第2電圧VoutFBより上述した(式2)の関係式を用いて交流電圧Vinを求め、帯電電圧印加回路150の直流電圧Vcを算出する(S2)。次に、制御部100AはS2で算出した直流電圧Vcと目標値とを比較して差分を算出する(S3)。次に、制御部100Aは、算出した差分に基づいて定電流回路130に出力するPWM信号を調整する(S4)。その後、印刷が終了したかを判断し(S5)、S5でYESと判断するまでS1〜S5を繰り返す。
図8は、本発明の実施形態2に係るプリンタの制御部100Aによるトナー残量を求める手順を示すフローチャートである。図8に示すように、まず、制御部100Aは、入力ポートP2の電圧である第2電圧VoutFBを取得する(S11)。次に、制御部100Aは入力ポートP4の電圧である第1電圧Voutを取得する(S12)。次に、制御部100Aは第2電圧VoutFBより上述した(式2)の関係式を用いて交流電圧Vinを算出する(S13)。次に、制御部100Aは算出した交流電圧Vinを用いて、(式1)の関係式から静電容量C0を算出する(S14)。その後、算出した静電容量C0より予め有している関係式(図5参照)を用いてトナー残量を算出する(S14)。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図9は、本発明の実施形態3に係るプリンタのトナー残量検知機構の構成を示す回路図である。本発明の実施形態3に係るプリンタは、フルカラー対応のプリンタである。前述した図1を参考に説明すると、図1中の右方向から左方向へ移動する搬送機構7のベルト34の移動方向に沿って、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの4つの画像形成部5が配設されている。
4つの画像形成部5はそれぞれトナー容器43を備えている。図9では、ブラックのトナーを収容したトナー容器43B、イエローのトナーを収容したトナー容器43Y、マゼンタのトナーを収容したトナー容器43M、シアンのトナーを収容したトナー容器43Cを示している。
トナー容器43B〜43Cに、上述した第1電極E1および第2電極E2が配置されている。そして、トナー容器43B〜43Cの各第1電極E1に、帯電電圧印加回路150のトランス151の一次巻線152の他端が共通の配線を用いて共通接続され、各第1電極E1に一次巻線152の他端に発生した交流電圧Vinが共通に印加される構成となっている。トナー容器43B〜43Cの各第2電極E2とグランドの間には第1コンデンサC1が設けられ、整流平滑回路200を介して制御部100Bに入力されている。
このような構成とすることで、画像形成部5を複数備える構成においても、共通の配線にて複数のトナー容器43B〜43Cのそれぞれに配置された第1電極E1が接続されるので、複数の配線を用いる必要がない。
1 プリンタ(画像形成装置)
5 画像形成部
40 プロセスユニット
41 感光ドラム
43、43B、43C、43M、43Y トナー容器
45 現像ローラ
50 帯電器
100、100A、100B 制御部
110、110A 高圧電源部
130 定電流回路
150 帯電電圧印加回路
151 トランス
152 一次巻線
153 二次巻線
155 交流電圧発生回路
157 副巻線
158 整流平滑回路
180 現像電圧印加回路
C0 静電容量
C1 第1コンデンサ
C2 第2コンデンサ
C3 第3コンデンサ
E1 第1電極
E2 第2電極
Ig グリッド電流
J1 接続点(第1接点)
J2 接続点(第2接点)
P2、P4 入力ポート
R1、R2、R3、R4、R5 抵抗
Tr1 トランジスタ(スイッチング素子)
Vc 直流電圧
Vin 交流電圧
Vout 第1電圧
VoutFB 第2電圧

Claims (7)

  1. 画像形成部と、
    現像剤を収容する現像剤容器と、
    前記現像剤容器に配置され、前記現像剤容器内の現像剤を間に挟んで対向する第1電極および第2電極と、
    一次巻線と二次巻線とを有し、前記一次巻線の一端は直流電源に接続されるトランスと、
    前記トランスの一次巻線側に設けられ、前記直流電源が出力する直流電圧を前記一次巻線を介してスイッチングし、前記一次巻線の他端に交流電圧を発生させる交流電圧発生回路と、
    前記トランスの二次巻線側に設けられ、前記二次巻線から出力される昇圧された交流電圧を整流および平滑を行い、画像形成用の直流電圧として前記画像形成部に入力する整流平滑回路と、
    前記第2電極から入力される信号によって、前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量を求め、前記現像剤容器内の現像剤残量を検知する現像剤残量検知部と、を備え、
    前記一次巻線の他端は、前記第1電極に接続されていること、を特徴とする画像形成装置。
  2. 更に、定電流を出力する定電流回路を備え、
    前記トランスは、更に、前記トランスの一次巻線側に副巻線を有し、前記副巻線の一端は前記定電流回路に接続され、
    前記交流電圧発生回路は、前記トランスの一次巻線の他端と、前記副巻線の他端とにそれぞれ接続されるスイッチング素子を有すること、を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2電極とグランドとの間に設けられた第1コンデンサを備え、
    前記第2電極と前記第1コンデンサとを接続する第1接点を有し、
    前記現像剤残量検知部には、
    前記第2電極から入力される信号として、前記第1接点と前記グランドとの間の電圧である第1電圧が入力され、
    前記現像剤残量検知部は、前記第1電圧の値、前記交流電圧発生回路にて発生した交流電圧の値、および予め定められた前記第1コンデンサの静電容量値を用いて、前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量を求め、求めた静電容量を用いて、予め有する静電容量と現像剤残量との関係式から現像剤残量を求めることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 更に、前記定電流回路に制御信号を出力する制御部と、
    前記一次巻線の他端に一端が接続される第2コンデンサと、
    前記第2コンデンサの他端とグランドとの間に設けられた第3コンデンサと、を備え、
    前記現像剤残量検知部は前記制御部に設けられ、
    前記制御部は、
    前記一次巻線の他端の交流電圧が前記第2コンデンサと前記第3コンデンサとによって分圧され、前記第2コンデンサと前記第3コンデンサとの間の第2接点とグランドとの間の電圧である第2電圧が入力され、前記第2電圧が目標値となるように前記制御信号を調整するフィードバック制御を行い、
    前記現像剤残量検知部は、前記第2電圧から前記一次巻線の他端の交流電圧の値を求め、その求められた交流電圧の値と、前記第1電圧の値、予め定められた前記第1コンデンサの静電容量値を用いて、前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量を求める、ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成部は、像担持体を帯電させる帯電器を備え、
    前記整流平滑回路から出力される前記画像形成用の直流電圧は前記帯電器に入力されることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記現像剤を前記像担持体に供給する現像ローラを備え、
    前記整流平滑回路から出力される前記画像形成用の直流電圧が分圧されて現像ローラに入力されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記現像剤容器は、複数備えられ、
    前記一次巻線の他端は、前記複数の現像剤容器のそれぞれに配置された前記第1電極に共通の配線にて接続されている請求項1から6の何れか1項に記載の画像形成装置。
JP2019178785A 2019-09-30 2019-09-30 画像形成装置 Pending JP2021056360A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019178785A JP2021056360A (ja) 2019-09-30 2019-09-30 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019178785A JP2021056360A (ja) 2019-09-30 2019-09-30 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021056360A true JP2021056360A (ja) 2021-04-08

Family

ID=75270632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019178785A Pending JP2021056360A (ja) 2019-09-30 2019-09-30 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021056360A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9904232B2 (en) Power supply apparatus and image forming apparatus
EP2423757B1 (en) Image forming apparatus and method for controlling charger
JP2012053168A (ja) 画像形成装置
JP2012053350A (ja) 画像形成装置
JP5121538B2 (ja) 画像形成装置
JP6727806B2 (ja) 電源装置及び画像形成装置
JP6448305B2 (ja) 電源装置および画像形成装置
JP2005099344A (ja) 現像装置および画像形成装置ならびに現像方法
US11435684B2 (en) Power supply apparatus and image forming apparatus
JP2011232450A (ja) 画像形成装置
JP2021056360A (ja) 画像形成装置
JP6671879B2 (ja) 高圧電源装置及び画像形成装置
JP2019033645A (ja) 電源装置及び画像形成装置
JP6765906B2 (ja) 高圧発生装置及び画像形成装置
US20180149994A1 (en) Image forming apparatus
JP2009163221A (ja) 画像形成装置
JP3777972B2 (ja) 電源装置
JP6108193B2 (ja) 画像形成装置
US8374520B2 (en) Image forming apparatus
JP6700695B2 (ja) 電源装置及び画像形成装置
JP2021196466A (ja) 電源装置及び画像形成装置
JP2021158710A (ja) 電源装置及び画像形成装置
JP6379856B2 (ja) 画像形成装置、制御方法、及びプログラム
JP2014235292A (ja) 画像形成装置
JP2001265129A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20230414