JP2005099344A - 現像装置および画像形成装置ならびに現像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電子写真方式の画像形成装置で、2成分現像剤を用いる場合に好適に実施され、磁気ロールに形成された磁気ブラシから現像ロールへトナーの薄層を形成し、前記現像ロールから感光体へトナーを飛翔させて現像を行う現像装置において、低コスト化を図る。
【解決手段】 磁気ロール2および現像ロール4への現像バイアスを、それぞれ直流+交流とする。したがって、2つのロール2,4間を、電流は交互に流れ、トナーが活性化して、比較的低いバイアス電圧で、前記磁気ロール2から現像ロール4へのトナーの供給や、現像ロール4から磁気ロール2へのトナーの掻き取りを充分に行うことができる。これによって、現像ロール4だけに交流バイアスを与える場合に比べて、交流バイアスを低振幅化し、感光体6への影響を回避することができるとともに、前記2つの交流バイアスの周波数は一定であり、交流バイアス発生回路13を低コスト化することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタなどで好適に実施される現像装置および現像方法に関し、またそれらを用いる画像形成装置に関し、特に電子写真方式で、いわゆるハイブリッド型の現像装置における現像バイアスを発生するための構成に関する。
磁気ロールおよび現像ロールの2つのロールを用いる前記ハイブリッド型の現像装置は、従来では、一成分現像剤を用いる非接触の現像手段として検討されてきたが、比較的正確にトナー像を重ね合わせられることから、近年、2成分現像剤を使用するタンデムカラーの現像手段として注目されている。しかしながら、従来からの技術では、現像ロールへの薄層の形成は可能なものの、帯電量の高いトナーが現像ロールに付着して、磁気ロールへの引き戻し、すなわちトナーの掻き取りが困難になり、磁気ブラシのみでは、充分にトナーを回収することができない。このため、現像ロールに付着したままのトナーによって、かぶり、ゴースト、トナー飛散、濃度ムラ、トナー落ち等が発生するという問題がある。
このような問題を解決するためには、非画像形成期間に、現像ロールと磁気ロールとの間に強い交流電界を発生させるか、直流の高電圧を現像ロールに印加して、磁気ロールとの間に電位差を発生させる必要があるが、前記高電圧が、感光体への放電や、トナーの瞬時混合による帯電分布に影響が生じるという問題がある。
そこで、このような問題を解決する手法として、特許文献1では、現像ロールと感光体との間にワイヤから成る補助電極を設け、この電極に弱い交流電界を印加してトナークラウドを形成する、いわゆるパウダクラウド現像法が提案されている。しかしながら、この方法では、補助電極のワイヤが汚れ易く、また交流電界によって発生する振動によって画像劣化が発生するので、一般的な方法となっていない。
一方、特許文献2には、現像ロールと磁気ロールとを等電位状態にして、現像ロールに印加する交流電圧のデューティ比を可変することで、現像ロールと磁気ロールとの間のトナーの入れ替えを促進させることが提案されている。しかしながら、この方法では、そのようなトナーの入れ替えを充分に行えるようにするには、前記交流電圧には大きな振幅が必要となり、感光体への影響が懸念される。
他にも、交流電界を発生するための特別な構造や、印加電圧の制御方法等が提案されているが、いずれも複雑な構成で、現像バイアス発生装置のコストが嵩むという問題がある。
特開平3−113474号公報 特開2003−21966号公報
上述のように、各従来技術は、いずれも画像濃度の低下や現像履歴の防止を目的としているけれども、複雑な部品や多くの部品が必要となり、また現像バイアスの制御も煩雑となり、現像バイアス発生装置を含む現像装置のコストアップは避けられないという問題がある。
本発明の目的は、低コスト化することができる現像装置および画像形成装置ならびに現像方法を提供することである。
本発明の現像装置は、磁気ロールに形成された磁気ブラシから現像ロールへ現像剤の薄層を形成し、前記現像ロールから感光体へ前記現像剤を飛翔させて現像を行うようにした現像装置において、前記磁気ロールおよび現像ロールへのそれぞれ第1および第2の直流バイアスを発生する第1および第2の直流バイアス発生手段と、前記磁気ロールおよび現像ロールへのそれぞれ第1および第2の交流バイアスを発生し、前記第1および第2の直流バイアスへ重畳する第1および第2の交流バイアス発生手段とを含み、前記第1の交流バイアスが、前記第2の交流バイアスとは、同一周波数で、位相が反転していることを特徴とする。
上記の構成によれば、電子写真方式の画像形成装置で、2成分現像剤を用いる場合に好適に実施され、磁気ロールおよび現像ロールの2つのロールを用いて構成される、いわゆるハイブリッド型の現像装置において、トナーなどの現像剤に、過剰な帯電や帯電不良が生じると、磁気ロールから現像ロールへの現像剤の供給や、現像ロールから磁気ロールへの前記現像剤の掻き取りが充分に行えなくなるので、先ず前記磁気ロールおよび現像ロールへの現像バイアスを、それぞれ直流に交流を重畳して作成するようにし、第1および第2の直流バイアス発生手段と、第1および第2の交流バイアス発生手段とを設ける。次にそれらの設定として、前記磁気ロールへの第1の交流バイアスを、前記現像ロールへの第2の交流バイアスとは、同一周波数で、位相が反転した電圧とする。
したがって、2つのロール間を、電流は交互に流れ、現像剤が活性化して、比較的低いバイアス電圧で、前記磁気ロールから現像ロールへの現像剤の供給や、現像ロールから磁気ロールへの現像剤の掻き取りを充分に行うことができる。これによって、現像ロールだけに交流バイアスを与える場合に比べて、交流バイアスを低振幅化し、感光体への影響を回避することができるとともに、前記2つの交流バイアスの周波数は一定であり、前記第1および第2の交流バイアス発生手段を低コスト化することができる。
また、本発明の現像装置では、非画像形成期間およびジョブ間には、前記磁気ロールへの第1の直流バイアスと、前記現像ロールへの第2の直流バイアスとは、略等電位とされ、かつ前記第1の交流バイアスは、この期間のみに、負方向の成分だけが与えられることを特徴とする。
上記の構成によれば、画像データが無い期間や、画像形成部を用紙の記録領域外の領域が通過している期間などの非画像形成期間、および用紙間などのジョブ間には、磁気ロールへの第1の直流バイアスと、現像ロールへの第2の直流バイアスとを略等電位とすることで、現像ロールと磁気ロールとのトナーの入れ替えによるトナーの帯電量分布の変化を殆ど無くし、連続現像時の残像の発生を防ぎ、また現像ロールへ確実に帯電されたトナーを供給し、長期に亘って安定した画像品質を得ることができる。また、負方向の成分だけを与えることで、現像剤が正帯電であるときに、磁気ロールへの現像剤の回収を効率良く行うことができる。
さらにまた、本発明の現像装置では、前記第1の直流バイアス発生手段ならびに第1および第2の交流バイアス発生手段は、トランスを用いた単一の昇圧回路として構成され、前記トランスと、前記トランスの1次巻線に与える交流信号を発生する信号源と、前記トランスの2次巻線からの昇圧交流信号を整流する整流ダイオードと、前記2次巻線および整流ダイオードによる直列回路の両端にそれぞれ設けられる抵抗および前記抵抗に並列に設けられるコンデンサと、一方の抵抗の端子電圧を前記非画像形成期間に通過させるスイッチング素子と、前記スイッチング素子を介する電圧を前記第1の直流バイアス発生手段から磁気ロールへの電源ラインに与えることで、前記第1の交流バイアスとして前記第1の直流バイアスに重畳する結合コンデンサとを備えて構成され、前記2次巻線と整流ダイオードとの接続点を前記現像ロールへの出力端とし、前記交流信号がハイまたはローの一方の期間に前記整流ダイオードを介して電流ループが形成されて2つのコンデンサが相互に異なる極性に充電されるとともに他方の側のコンデンサの充電電圧から2次側誘起電圧を減算して出力し、前記交流信号がハイまたはローの他方の期間に2次側誘起電圧に前記他方の側のコンデンサの充電電圧を加算して出力することで前記第2の直流バイアスに第2の交流バイアスを加算した電圧を出力し、前記非画像形成期間に前記スイッチング素子がオンすることで前記交流信号がハイまたはローの他方の期間に一方の側のコンデンサが放電し、これによって前記負方向の成分だけが出力されることを特徴とする。
上記の構成によれば、第1の直流バイアスならびに第1および第2の交流バイアスを、1つのトランスから作成することができる。
また、本発明の現像装置は、カラー現像に対応して複数組が用いられ、各組毎に、前記第1の直流バイアス発生手段ならびに第1および第2の交流バイアス発生手段は、トランスを用いた単一の昇圧回路として構成され、前記トランスと、前記トランスの1次巻線に与える交流信号を発生する信号源と、前記トランスの2次巻線からの昇圧交流信号を整流する整流ダイオードと、前記2次巻線および整流ダイオードによる直列回路の両端にそれぞれ設けられる抵抗と、一方の抵抗の端子電圧を他の組の前記第1の直流バイアス発生手段から磁気ロールへの電源ラインに与えることで、前記第1の交流バイアスとして前記第1の直流バイアスに重畳する結合コンデンサと、他方の抵抗に並列に設けられるコンデンサとを備えて構成され、前記2次巻線と整流ダイオードとの接続点を前記現像ロールへの出力端とし、前記交流信号がハイまたはローの一方の期間に前記整流ダイオードを介して電流ループが形成されてコンデンサが充電されるとともに該コンデンサの充電電圧から2次側誘起電圧を減算して出力し、前記交流信号がハイまたはローの他方の期間に2次側誘起電圧に前記コンデンサの充電電圧を加算して出力することで前記第2の直流バイアスに第2の交流バイアスを加算した電圧を出力し、他の組の整流ダイオードの整流動作によって前記交流信号がハイまたはローの他方の期間に前記負方向の成分だけが出力されることを特徴とする。
上記の構成によれば、第1の直流バイアスならびに第1および第2の交流バイアスを、1つのトランスから作成することができるとともに、カラー現像の場合に特に適した簡単な構成とすることができる。
さらにまた、本発明の画像形成装置は、前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の現像装置を用いることを特徴とする。
上記の構成によれば、電子写真方式で、特に2成分現像剤を用いる場合に好適な画像形成装置において、磁気ロールから現像ロールへのトナーの供給や、現像ロールから磁気ロールへのトナーの掻き取りを充分に行うことができる現像装置を低コスト化することができる。
また、本発明の現像方法は、磁気ロールに形成された磁気ブラシから現像ロールへ現像剤の薄層を形成し、前記現像ロールから感光体へ前記現像剤を飛翔させて現像を行うようにした現像方法において、前記磁気ロールおよび現像ロールへのバイアスを、それぞれ直流に交流を重畳して作成し、前記磁気ロールへの第1の交流バイアスが、前記現像ロールへの第2の交流バイアスとは、同一周波数で、位相が反転していることを特徴とする。
上記の構成によれば、電子写真方式の画像形成装置で、2成分現像剤を用いる場合に好適に実施され、磁気ロールおよび現像ロールの2つのロールを用いて構成される、いわゆるハイブリッド型の現像装置における現像方法において、トナーなどの現像剤に、過剰な帯電や帯電不良が生じると、磁気ロールから現像ロールへの現像剤の供給や、現像ロールから磁気ロールへの前記現像剤の掻き取りが充分に行えなくなるので、先ず前記磁気ロールおよび現像ロールへの現像バイアスを、それぞれ直流に交流を重畳して作成し、次にそれらの設定として、前記磁気ロールへの第1の交流バイアスを、前記現像ロールへの第2の交流バイアスとは、同一周波数で、位相が反転した電圧とする。
したがって、2つのロール間を、電流は交互に流れ、現像剤が活性化して、比較的低いバイアス電圧で、前記磁気ロールから現像ロールへの現像剤の供給や、現像ロールから磁気ロールへの現像剤の掻き取りを充分に行うことができる。これによって、現像ロールだけに交流バイアスを与える場合に比べて交流バイアスを低振幅化し、感光体への影響を回避することができるとともに、前記2つの交流バイアスの周波数は一定であり、交流バイアス発生手段を低コスト化することができる。
本発明の現像装置は、以上のように、電子写真方式の画像形成装置で、2成分現像剤を用いる場合に好適に実施され、磁気ロールおよび現像ロールの2つのロールを用いて構成される、いわゆるハイブリッド型の現像装置において、前記磁気ロールおよび現像ロールへの現像バイアスを、それぞれ直流に交流を重畳して作成し、第1および第2の直流バイアス発生手段と、第1および第2の交流バイアス発生手段とを設け、それらの設定として、前記磁気ロールへの第1の交流バイアスを、前記現像ロールへの第2の交流バイアスとは、同一周波数で、位相が反転した電圧とする。
それゆえ、2つのロール間を、電流は交互に流れ、現像剤が活性化して、比較的低いバイアス電圧で、磁気ロールから現像ロールへの現像剤の供給や、現像ロールから磁気ロールへの現像剤の掻き取りを充分に行うことができる。これによって、現像ロールだけに交流バイアスを与える場合に比べて交流バイアスを低振幅化し、感光体への影響を回避することができるとともに、前記2つの交流バイアスの周波数は一定であり、前記第1および第2の交流バイアス発生手段を低コスト化することができる。
また、本発明の画像形成装置は、以上のように、前記の現像装置を用いる。
それゆえ、磁気ロールから現像ロールへのトナーの供給や、現像ロールから磁気ロールへのトナーの掻き取りを充分に行うことができる現像装置を低コスト化することができる。
さらにまた、本発明の現像方法は、以上のように、電子写真方式の画像形成装置で、2成分現像剤を用いる場合に好適に実施され、磁気ロールおよび現像ロールの2つのロールを用いて構成される、いわゆるハイブリッド型の現像装置における現像方法において、前記磁気ロールおよび現像ロールへの現像バイアスを、それぞれ直流に交流を重畳して作成し、それらの設定として、前記磁気ロールへの第1の交流バイアスを、前記現像ロールへの第2の交流バイアスとは、同一周波数で、位相が反転した電圧とする。
それゆえ、2つのロール間を、電流は交互に流れ、現像剤が活性化して、比較的低いバイアス電圧で、前記磁気ロールから現像ロールへの現像剤の供給や、現像ロールから磁気ロールへの現像剤の掻き取りを充分に行うことができる。これによって、現像ロールだけに交流バイアスを与える場合に比べて交流バイアスを低振幅化し、感光体への影響を回避することができるとともに、前記2つの交流バイアスの周波数は一定であり、交流バイアス発生手段を低コスト化することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、形状および相対配置などは、特に特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の一形態の現像装置1付近を模式的に示す図である。この現像装置1は、電子写真方式の画像形成装置で、2成分現像剤を用いる場合に好適に実施され、磁気ロール2に形成された磁気ブラシ3から現像ロール4へトナー薄層5を形成し、現像ロール4から感光体6へトナーを飛翔させて現像を行うようにした、いわゆるハイブリッド型の現像装置である。
前記磁気ロール2に対応して第1の直流バイアスである直流バイアスVmag(DC)を発生する直流バイアス発生回路11が設けられ、前記現像ロール4に対応して第2の直流バイアスである直流バイアスVslv(DC)を発生する直流バイアス発生回路12が設けられ、また第1の交流バイアスである交流バイアスVmag(AC)および第2の交流バイアスである交流バイアスVslv(AC)を発生する交流バイアス発生回路13が設けられている。前記直流バイアス発生回路11からの直流バイアスVmag(DC)は、前記磁気ロール2へ直接与えられ、そのラインには、結合コンデンサC2を介して、前記交流バイアス発生回路13で作成された交流バイアスVmag(AC)が与えられ、重畳される。一方、前記直流バイアス発生回路12からの直流バイアスVslv(DC)は、前記交流バイアス発生回路13に入力され、該交流バイアス発生回路13で作成された交流バイアスVslv(AC)が重畳された後、前記現像ロール4へ与えられる。
前記磁気ロール2における磁気ブラシ3の高さは、規制プレート7で規制される。一方、露光前の感光体6は、帯電電源8から電源供給される帯電器9によって予め定める高電位(本実施の形態では正電位とする)に帯電され、レーザ光源10から、画像信号で変調された光が照射されることで、その電位が低下し、こうして電位V0の静電潜像が形成される。なお、上述のように帯電器9によって高電位に帯電され、露光によってその電位が低下した部分にトナーが付着するので、この場合、トナーは正帯電トナーである。以下、この正帯電トナーを用いるものとして説明する。
図2は、上述のように構成される現像装置1による現像方法を説明するための波形図である。画像形成時において、前記磁気ロール2の帯電電位は、重畳される交流バイアスVmag(AC)は0とされて、GNDレベルより高い直流バイアスVmag(DC)に維持される。一方、前記現像ロール4の帯電電位は、前記GNDレベルより高く、前記直流バイアスVmag(DC)よりも低い直流バイアスVslv(DC)を基準として、交流バイアスVslv(AC)の振幅範囲で変動している。前記感光体6の帯電電位V0は、画像形成されない部分では前記直流バイアスVmag(DC)より低く、前記直流バイアスVslv(DC)よりも高い電位となり、画像形成された部分では前記直流バイアスVmag(DC)および直流バイアスVslv(DC)よりも低い電位となる。前記正帯電トナーは、直流電位の高い方から低い方へと移るので、画像形成された部分ではVmag(DC)>Vslv(DC)>V0であるから、トナーは、磁気ロール2→現像ロール4→感光体6へと移動する。この場合、前記交流バイアスVslv(AC)は、現像ロール4への吸着度を弱めて感光体6へのトナーの飛翔を容易にするために印加される。
これに対して、非画像形成時には、画像信号がないので、前記感光体6の帯電電位V0は高いままである。この時に顕像化に使用されなかったトナーを回収しようとすると、前記の画像形成時とは逆に、Vmag(DC)<Vslv(DC)<V0とすることが考えられる。しかしながら、そのような方法では、互いに帯電量が異なる現像ロール4上のトナーと磁気ロール2上のトナーとが瞬時に混合されることになり、このようにキャリアである磁性粉やトナーに電気的ストレスが繰返し加わると、トナーの帯電量が大きくばらついて帯電量分布がブロードになってしまい、逆帯電トナーが生じ、トナー飛散や印字濃度低下などの不具合が生じる。
そこで、本発明では、前記非画像形成時には、先ずVmag(DC)≒Vslv(DC)、かつそれらの直流バイアスVmag(DC),Vslv(DC)を低電位として、現像ロール4と磁気ロール2とのトナーの入れ替えによっても、トナーの帯電量分布の変化を殆ど無くすようにする。これによって、連続現像時の残像の発生を防ぎ、また現像ロール4へ確実に帯電されたトナーを供給し、長期に亘って安定した画像品質を得ることができる。
そして、次に本発明では、前記直流バイアスVslv(DC)に交流バイアスVslv(AC)を重畳するとともに、直流バイアスVmag(DC)に重畳する交流バイアスVmag(AC)を負方向の成分だけとする。これによって、前記正帯電トナーの磁気ロール2への回収を効率良く行うことができる。
こうして、磁気ロール2への現像バイアスVmagも直流+交流とし、前記交流バイアスVmag(AC)を、前記現像ロール4への交流バイアスVslv(AC)とは、同一周波数で、位相が反転した電圧とすることで、現像ロール4だけに交流バイアスを与える場合に比べて、該交流バイアスVmag(AC),Vslv(AC)を低振幅化し、感光体6への影響を回避することができるとともに、前記2つの交流バイアスVmag(AC),Vslv(AC)の周波数は一定であり、交流バイアス発生回路13を低コスト化することもできる。
図3は、上述の交流バイアス発生回路13および直流バイアス発生回路12の具体的な一構成例に、前記直流バイアス発生回路11を併せて示す電気回路図である。このバイアス発生回路は、トランスT1を用いた単一の昇圧回路として構成され、大略的に、昇圧される交流信号の信号源と、前記トランスT1と、整流ダイオードD1と、前記トランスT1および整流ダイオードD1の直列回路の両端に設けられる抵抗R1;R2,R3および前記抵抗R1,R3に並列に設けられるコンデンサC1,C3と、一方の抵抗R3の端子電圧を前記非画像形成期間に通過させるスイッチング素子Q1と、前記スイッチング素子Q1を介する電圧を前記直流バイアス発生回路11となるDC−DCコンバータP1から磁気ロール2への電源ラインに与える結合コンデンサC2とを備えて構成される。前記結合コンデンサC2によって、前記スイッチング素子Q1を介する電圧が、前記交流バイアスVmag(AC)として前記直流バイアスVmag(DC)に重畳され、磁気ロール2のためのバイアス電圧Vmagが作成される。
前記トランスT1の1次側には、アンプA1、その入力抵抗R01、分圧抵抗R02,R03、帰還抵抗R04および結合コンデンサC4から成る前記信号源が設けられている。この信号源では、アンプA1が、入力抵抗R01を介して入力される入力交流信号CLKを、電源電圧+Bを分圧抵抗R02,R03で分圧した値と比較することで、前記入力交流信号CLKを電力増幅し、結合コンデンサC4を介して前記トランスT1の1次巻線に与える。トランスT1の巻数比は、たとえば1:100であり、前記アンプA1の出力振幅を100倍に変換して2次側へ伝達する。
トランスT1の2次側では、前記2次巻線と整流ダイオードD1との接続点が前記現像ロール4への出力端となり、その接続点の電圧が抵抗R4を介して、バイアス電圧Vslvとして出力される。このバイアス発生回路では、前記整流ダイオードD1は1次巻線側がカソードとなり、抵抗R2側がアノードとなり、したがって前記スイッチング素子Q1はP型トランジスタとなる。このスイッチング素子Q1のベース−エミッタ間にはバイアス抵抗R6が設けられ、ベースは抵抗R7およびN型のトランジスタQ2を介して接地され、前記トランジスタQ2はバイアス抵抗R8,R9を介して与えられる制御信号CONによってオン/オフ制御される。
図4は、上述のように構成されるバイアス発生回路の動作を説明するための波形図である。画像形成期間では前記制御信号CONはローレベルのままであり、したがってトランジスタQ2がオフし、これによってトランジスタQ1もオフしている。したがって、入力交流信号CLKがハイレベルとなり、図3において1次巻線に上向きの電圧が与えられているときには、2次巻線には下向きの電圧が誘起され、これによって参照符I1で示す該2次巻線→コンデンサC1および抵抗R1→コンデンサC3および抵抗R3→抵抗R2→整流ダイオードD1→2次巻線の経路で電流が流れ、コンデンサC3,C1は、相互に異なる極性に充電される。その充電電圧Vdc(−),Vdc(+)は、整流ダイオードD1の順方向電圧降下程度の差となり、したがって|Vdc(−)|≒|Vdc(+)|となる。このコンデンサC1の充電電圧Vdc(+)が、前記直流バイアスVslv(DC)となり、前記現像ロール4のバイアス電圧Vslvは、前記充電電圧Vdc(+)から、前記2次側誘起電圧を減算した値となる。
これに対して、入力交流信号CLKがローレベルとなり、1次巻線に下向きの電圧が与えられているときには、2次巻線には上向きの電圧が誘起され、これによって参照符I2で示す該2次巻線→抵抗R4→現像ロール4→コンデンサC1および抵抗R1→2次巻線の経路で電流が流れ、コンデンサC3は充放電されず、コンデンサC1は、放電する。このときの現像ロール4のバイアス電圧Vslvは、前記充電電圧Vdc(+)に、前記2次側誘起電圧を加算した値となる。こうして、前記充電電圧Vdc(+)、したがって直流バイアスVslv(DC)を基準に、前記2次側誘起電圧による交流バイアスVslv(AC)が重畳された電圧が、前記現像ロール4のバイアス電圧Vslvとして得られる。
前記DC−DCコンバータP1は、制御信号VDCONによって制御され、この画像形成期間には昇圧動作を行い、その出力電圧である前記直流バイアスVmag(DC)はハイレベルとなる。その電圧は、抵抗R5を介して前記磁気ロール2に与えられる。
一方、非画像形成期間には、前記制御信号CONは、前記入力交流信号CLKに同期した信号となる。したがって、前記入力交流信号CLKがハイレベルであるときには、前記制御信号CONもハイレベルとなり、トランジスタQ2がオンし、これによってトランジスタQ1もオンする。ここで、1次巻線に上向きの電圧が与えられ、2次巻線には下向きの電圧が誘起されると、前記参照符I1で示す該2次巻線→抵抗R1→抵抗R3→抵抗R2→整流ダイオードD1→2次巻線の経路で電流が流れる。このとき、コンデンサC3は、トランジスタQ1および結合コンデンサC2を介して放電し、したがって充電電圧Vdc(−),Vdc(+)は、前記DC−DCコンバータP1の出力電圧である直流バイアスVmag(DC)付近に収束する。またこのとき、前記制御信号VDCONによってDC−DCコンバータP1は昇圧レベルを低下しており、前記直流バイアスVmag(DC)は、ローレベル、たとえば昇圧動作を停止しているとGNDレベルとなる。前記直流バイアスVslv(DC)もこの直流バイアスVmag(DC)と略等しくなり、したがってこれらの直流バイアスVmag(DC),Vslv(DC)が低下する。このときの前記現像ロール4のバイアス電圧Vslvは、前記直流バイアスVslv(DC)、したがって直流バイアスVmag(DC)から、前記2次側誘起電圧を減算した値となる。
これに対して、入力交流信号CLKがローレベルとなり、1次巻線に下向きの電圧が与えられているときには、2次巻線には上向きの電圧が誘起され、これによって前記参照符I2で示す該2次巻線→抵抗R4→現像ロール4→抵抗R1→2次巻線の経路で電流が流れる。このときの現像ロール4のバイアス電圧Vslvは、前記直流バイアスVslv(DC)、したがって直流バイアスVmag(DC)に、前記2次側誘起電圧を加算した値となる。こうして、直流バイアスVslv(DC)、したがって直流バイアスVmag(DC)を基準に、前記2次側誘起電圧による交流バイアスVslv(AC)が重畳された電圧が、前記現像ロール4のバイアス電圧Vslvとして得られる。
このように構成することによって、前記のように非画像形成期間およびジョブ間には、前記磁気ロール2への直流バイアスVmag(DC)と、前記現像ロール4への直流バイアスVslv(DC)とを略等電位とし、かつ前記交流バイアスVmag(AC)をこの期間のみに負方向の成分だけとするバイアス発生回路を、1つのトランスT1を用いて作成することができる。
[実施の形態2]
図5は、本発明の実施の他の形態のバイアス発生回路の電気回路図である。このバイアス発生回路は、前述の図3で示すバイアス発生回路に類似している。このバイアス発生回路は、フルカラー形成可能なタンデム式の画像形成装置に使用され、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの4色分の構成を示している。この図5において、図3に対応する構成には、同一の参照符号に、各色に対応した添え字y,m,c,kを付して示しているが、以下では、特に特定する必要のない場合は、その添え字y,m,c,kを省略して説明を行う。
注目すべきは、このバイアス発生回路では、前記DC−DCコンバータP1からの出力電圧を前記磁気ロール2へ出力する抵抗R5の出力端が、抵抗R21およびトランジスタQ3を介して接地されるようになっていることである。前記トランジスタQ3は、バイアス抵抗R22,R23を介して与えられる制御信号MCONによってオン/オフ制御される。
また注目すべきは、前記コンデンサC1と並列に、その端子間を短絡することができるトランジスタQ4が設けられるとともに、そのトランジスタQ4のベース電流は演算増幅器A2で制御され、前記非画像形成期間およびジョブ間には、制御信号SCONによって前記コンデンサC1の端子間電圧が小さくされることである。たとえば、短絡されると、前記参照符I1の経路で流れる電流は、このトランジスタQ4でバイパスされ、Vslv(DC)=0Vとなる。前記制御信号SCONは入力抵抗R05を介して前記演算増幅器A2に与えられ、前記抵抗R1を2つの直列抵抗R11,R12に分割して、それらの接続点から得られた前記コンデンサC1の充電電圧の分圧値と比較される。したがって、前記制御信号SCONがコンデンサC1の充電電圧の分圧値より高くなる程、該演算増幅器A2はトランジスタQ4のベース電圧を高くし、前記コンデンサC1の充電電圧を低くする。こうして、前記現像ロール4への直流バイアスVslv(DC)が制御される。前記トランジスタQ4がオンしている間は、コンデンサC1は、2次側の交流インピーダンスを下げて、交流出力のロスを無くすように機能する。前記演算増幅器A2の出力は、抵抗R06,R07を介して前記トランジスタQ4のベースに与えられるとともに、帰還抵抗R08を介して負帰還される。
一方、各色y,m,c,kのバイアス発生回路は、2つずつで対を成し(図5ではyとmおよびcとk)、前記結合コンデンサC2は、対を成す他方のバイアス発生回路の抵抗R2,R3間に接続される(図5では、結合コンデンサC2yが抵抗R2m,R3m間に接続され、結合コンデンサC2mが抵抗R2y,R3y間に接続され、結合コンデンサC2cが抵抗R2k,R3k間に接続され、結合コンデンサC2kが抵抗R2c,R3c間に接続される。)。そして、前記入力交流信号CLKが、前記対を成すバイアス回路の間で、位相が相互に異なっていることである。またこれによって、前記コンデンサC3を用いなくても、後述するように、ダイオードD1のアノードに発生する負の矩形波を、前記対を成す他方のバイアス発生回路に取出すことができるので、前記コンデンサC3は省略されている。
図6は、上述のように構成されるバイアス発生回路の動作を説明するための波形図である。先ず、前記各色y,m,c,kの入力交流信号CLKy,CLKm,CLKc,CLKkは、デューティ30%のパルスで、順次1/3周期ずつ位相がずれた信号となっている。これは、たとえばy色の磁気ロールの直流バイアスVmag(DC)yに重畳する交流バイアスVmag(AC)yを、同じy色の現像ロールのバイアス用のコンデンサC3の充電電圧から引き出すと、その直流バイアスVslv(DC)yと同位相となってしまい必要な位相を生じさせることができないためである。すなわち、前記図3では、スイッチング素子Q1およびトランジスタQ2などによって、磁気ロール2の交流バイアスVmag(AC)の位相が制御されていたけれども、この図5の構成では、それらが設けられていない。このため、対を成すバイアス発生回路間では、入力交流信号CLKのパルスが重ならず、位相がずれた信号となっている。
したがって、たとえばy色の磁気ロールに対して、隣の入力交流信号CLKmの位相を遅らせて入力し、その入力交流信号CLKmをアンプA1mで増幅してトランスT1mの1次側を駆動すると、2次側には、y色の交流バイアスVslv(AC)yに対して位相の遅れたm色の交流バイアスが発生する。それを結合コンデンサC2yによって取出し、前記交流バイアスVmag(AC)yとして直流バイアスVmag(DC)yに重畳する。反対に、m色の磁気ロールに対して、位相の進んでいる隣の入力交流信号CLKyがアンプA1yからトランスT1yに与えられると、2次側には、m色の交流バイアスVslv(AC)mに対して位相の進んだ該y色の交流バイアスが発生する。それを結合コンデンサC2mによって取出し、前記交流バイアスVmag(AC)mとして直流バイアスVmag(DC)mに重畳する。同様に、c,k色間でも、交流バイアスVmag(AC)c,Vmag(AC)kが、互いに供給される。
このようにして、磁気ロール2への直流バイアスVmag(DC)となるDC−DCコンバータP1からの出力電圧を、抵抗R5、抵抗R21、バイアス抵抗R22,R23およびトランジスタQ3を用いて、各色毎に個別にVmag(DC)=0に切換え可能とするとともに、現像ロール4への直流バイアスVslv(DC)となるコンデンサC1の充電電圧を、入力抵抗R05、抵抗R06,R07、帰還抵抗R08、抵抗R11,R12、演算増幅器A2およびトランジスタQ4を用いて、各色毎に個別に直流バイアスVslv(DC)を調整可能とすることで、単一のDC−DCコンバータP1を使用しても、用紙の搬送に伴って、個別に画像形成期間と非画像形成期間とを切換えることができる。
図7は、前記図5および図6で示すバイアス発生回路を用いた現像装置を搭載する画像形成装置21の概略構成を示す模式図である。この画像形成装置21では、本体22内に、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色用の画像形成ステーションが設けられている。各画像形成ステーションでは、感光体24が図中の矢印方向に回転することで、帯電部25によって一様に帯電され、外部PC等から入力された画像データに基づくLED(Light Emitting Diode)光が、LEDアレイヘッド26からドラム表面上に照射されて静電潜像が形成され、この静電潜像に現像装置23からトナーが供給されてトナー像が形成される。トナーの供給は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色に応じたトナー供給容器(トナーカートリッジ)27から現像装置23を介してそれぞれ行われる。これら各色用に4つの感光体24が並設されている下方には、用紙搬送ベルト28が配設されている。用紙搬送ベルト28は、加圧ローラ29によって各感光体24に押し付けられた状態とされ、ローラ30,31によって感光体24の回転方向の順方向に回転されるようになっている。
そして感光体24と用紙搬送ベルト28との間に、給紙機構32から用紙搬送路33を経由して用紙が搬送され、用紙が各色の感光体24と用紙搬送ベルト28との間を搬送されてゆく間に、各感光体24表面の各色のトナー像が転写バイアスによって次々に用紙に転写される。全ての感光体24からトナー像が転写された用紙は、定着ローラ対を有する定着装置34に搬送され、ここでトナー像が定着ローラ対によるニップで熱定着されてカラー画像が形成される。定着装置34を通過した用紙は用紙搬送路35に送られ、排出部36から排出される。なお、上記の各感光体24には、該感光体24上の残留トナー等を除去するために、クリーニング機構40が備えられている。
このように構成される画像形成装置21の現像装置23に、前述のように構成されるバイアス発生回路が設けられている。そして、図5の構成を用いることで、4色分の現像装置23に、単一のDC−DCコンバータP1を用いることができる。
本発明の実施の一形態の現像装置付近を模式的に示す図である。 図1で示す現像装置による現像方法を説明するための波形図である。 図1で示す現像装置におけるバイアス発生回路の具体的な一構成例を示す電気回路図である。 図3で示すバイアス発生回路の動作を説明するための波形図である。 本発明の実施の他の形態のバイアス発生回路の電気回路図である。 図5で示すバイアス発生回路の動作を説明するための波形図である。 図5で示すバイアス発生回路を用いた現像装置を搭載する画像形成装置の概略構成を示す模式図である。
符号の説明
1 現像装置
2 磁気ロール
3 磁気ブラシ
4 現像ロール
5 トナー薄層
6 感光体
7 規制プレート
8 帯電電源
9 帯電器
10 レーザ光源
11 直流バイアス発生回路
12 直流バイアス発生回路
13 交流バイアス発生回路
21 画像形成装置
22 本体
24 感光体
25 帯電部
26 LEDアレイヘッド
27 トナー供給容器
28 用紙搬送ベルト
32 給紙機構
34 定着装置
A1 アンプ
A2 演算増幅器
C1,C3 コンデンサ
C2,C4 結合コンデンサ
D1 整流ダイオード
P1 DC−DCコンバータ
Q1 スイッチング素子
Q2,Q3,Q4 トランジスタ
R01 入力抵抗
R02,R03 分圧抵抗
R04,R08 帰還抵抗
R05 入力抵抗
R06,R07 抵抗
R1,R11,R12;R2,R3 抵抗
R4,R7 抵抗
R5,R51,R52 抵抗
R6,R8,R9 バイアス抵抗
R21 抵抗
R22,R23 バイアス抵抗
T1 トランス

Claims (6)

  1. 磁気ロールに形成された磁気ブラシから現像ロールへ現像剤の薄層を形成し、前記現像ロールから感光体へ前記現像剤を飛翔させて現像を行うようにした現像装置において、
    前記磁気ロールおよび現像ロールへのそれぞれ第1および第2の直流バイアスを発生する第1および第2の直流バイアス発生手段と、
    前記磁気ロールおよび現像ロールへのそれぞれ第1および第2の交流バイアスを発生し、前記第1および第2の直流バイアスへ重畳する第1および第2の交流バイアス発生手段とを含み、
    前記第1の交流バイアスが、前記第2の交流バイアスとは、同一周波数で、位相が反転していることを特徴とする現像装置。
  2. 非画像形成期間およびジョブ間には、前記磁気ロールへの第1の直流バイアスと、前記現像ロールへの第2の直流バイアスとは、略等電位とされ、かつ前記第1の交流バイアスは、この期間のみに、負方向の成分だけが与えられることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記第1の直流バイアス発生手段ならびに第1および第2の交流バイアス発生手段は、トランスを用いた単一の昇圧回路として構成され、
    前記トランスと、前記トランスの1次巻線に与える交流信号を発生する信号源と、前記トランスの2次巻線からの昇圧交流信号を整流する整流ダイオードと、前記2次巻線および整流ダイオードによる直列回路の両端にそれぞれ設けられる抵抗および前記抵抗に並列に設けられるコンデンサと、一方の抵抗の端子電圧を前記非画像形成期間に通過させるスイッチング素子と、前記スイッチング素子を介する電圧を前記第1の直流バイアス発生手段から磁気ロールへの電源ラインに与えることで、前記第1の交流バイアスとして前記第1の直流バイアスに重畳する結合コンデンサとを備えて構成され、
    前記2次巻線と整流ダイオードとの接続点を前記現像ロールへの出力端とし、前記交流信号がハイまたはローの一方の期間に前記整流ダイオードを介して電流ループが形成されて2つのコンデンサが相互に異なる極性に充電されるとともに他方の側のコンデンサの充電電圧から2次側誘起電圧を減算して出力し、前記交流信号がハイまたはローの他方の期間に2次側誘起電圧に前記他方の側のコンデンサの充電電圧を加算して出力することで前記第2の直流バイアスに第2の交流バイアスを加算した電圧を出力し、
    前記非画像形成期間に前記スイッチング素子がオンすることで前記交流信号がハイまたはローの他方の期間に一方の側のコンデンサが放電し、これによって前記負方向の成分だけが出力されることを特徴とする請求項2記載の現像装置。
  4. カラー現像に対応して複数組が用いられ、各組毎に、前記第1の直流バイアス発生手段ならびに第1および第2の交流バイアス発生手段は、トランスを用いた単一の昇圧回路として構成され、
    前記トランスと、前記トランスの1次巻線に与える交流信号を発生する信号源と、前記トランスの2次巻線からの昇圧交流信号を整流する整流ダイオードと、前記2次巻線および整流ダイオードによる直列回路の両端にそれぞれ設けられる抵抗と、一方の抵抗の端子電圧を他の組の前記第1の直流バイアス発生手段から磁気ロールへの電源ラインに与えることで、前記第1の交流バイアスとして前記第1の直流バイアスに重畳する結合コンデンサと、他方の抵抗に並列に設けられるコンデンサとを備えて構成され、
    前記2次巻線と整流ダイオードとの接続点を前記現像ロールへの出力端とし、前記交流信号がハイまたはローの一方の期間に前記整流ダイオードを介して電流ループが形成されてコンデンサが充電されるとともに該コンデンサの充電電圧から2次側誘起電圧を減算して出力し、前記交流信号がハイまたはローの他方の期間に2次側誘起電圧に前記コンデンサの充電電圧を加算して出力することで前記第2の直流バイアスに第2の交流バイアスを加算した電圧を出力し、他の組の整流ダイオードの整流動作によって前記交流信号がハイまたはローの他方の期間に前記負方向の成分だけが出力されることを特徴とする現像装置。
  5. 前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
  6. 磁気ロールに形成された磁気ブラシから現像ロールへ現像剤の薄層を形成し、前記現像ロールから感光体へ前記現像剤を飛翔させて現像を行うようにした現像方法において、
    前記磁気ロールおよび現像ロールへのバイアスを、それぞれ直流に交流を重畳して作成し、
    前記磁気ロールへの第1の交流バイアスが、前記現像ロールへの第2の交流バイアスとは、同一周波数で、位相が反転していることを特徴とする現像方法。
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