JP2001265129A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2001265129A
JP2001265129A JP2000071516A JP2000071516A JP2001265129A JP 2001265129 A JP2001265129 A JP 2001265129A JP 2000071516 A JP2000071516 A JP 2000071516A JP 2000071516 A JP2000071516 A JP 2000071516A JP 2001265129 A JP2001265129 A JP 2001265129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
voltage output
power supply
pwm signal
duty
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000071516A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Nemoto
栄治 根本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000071516A priority Critical patent/JP2001265129A/ja
Publication of JP2001265129A publication Critical patent/JP2001265129A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、転写ベルトが低抵抗で高圧電源出
力が低い時には高圧電源の出力は、安定せず、制御リッ
プルが大きくなることが多く、目標値に対する誤差が大
きいという課題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、スイッチング用PWM信号
を高圧電源部26に供給して高圧出力を発生させ、この
高圧出力の検出値と予め定められた基準値との差分値に
よりPWM信号のデューティを制御する画像形成装置に
おいて、設定PWM値をモニタした結果によりPWM信
号のデューティ制御方式を切り替えてPWM信号のデュ
ーティを決定する高圧出力制御手段27を備えたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ、
ファクシミリ等の画像形成装置及び高圧電源装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置には、感光体等の像担持体の上のトナー像を
転写紙等の転写材に転写させる転写手段として転写ベル
トを用いたものがある。この転写ベルトは、回転駆動部
により回転駆動されて転写紙等の転写材を表面に担持し
て搬送し、高圧電源から所定の高電圧が裏面側より印加
されて像担持体の上のトナー像を転写紙等の転写材に静
電的に転写させる。上記高圧電源は制御部からのスイッ
チング用PWM信号に応じた高圧出力を発生し、制御部
は上記高圧電源からの帰還電圧とあらかじめ定められた
基準電圧との差分値により上記PWM信号のデューティ
を制御して上記高圧電源に所定の高圧出力を発生させ
る。
【0003】特開平9−152781号公報には、フラ
イバックトランスの1次側をオン、オフするスイッチン
グ素子と、前記フライバックトランスの2次側の電圧を
整流する整流手段と、前記整流手段により整流された電
圧を平滑する平滑手段と、前記平滑手段により平滑され
た電圧を測定する電圧測定手段と、前記スイッチング素
子をオン、オフするためのPWM制御信号のデューティ
比を制御することにより、前記電圧測定手段により測定
された電圧が目標値になるように制御すると共にAC成
分とDC成分を変化させる制御手段とを備えた画像形成
装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記画像形成装置で
は、転写ベルトの負荷のばらつきが大きく、転写ベルト
の作製時のばらつきと画像形成装置での使用環境等によ
る温度変化により、転写ベルトの抵抗値が最高で抵抗値
×1000程度のばらつきが生じることがある。また、
高圧電源から転写ベルトに印加される転写出力は様々な
サイズの転写材に対応するために出力範囲が広くて高容
量となるために、高圧電源はPWM信号のデューティを
1段階変化した時の出力変化量が大きくなる。
【0005】このため、特に高圧電源のPWM信号デュ
ーティ対出力立ち上がり特性(PWM信号のデューティ
が低い時の出力変化量)が大きくなる傾向にあり、転写
ベルトが低抵抗で高圧電源の出力が低い時には高圧電源
の出力は、制御部によるPWM信号デューティの制御で
安定せず、制御リップルが大きくなることが多かった。
【0006】また、転写ベルトが低抵抗で高圧電源の出
力が低い時には、高圧電源の出力特性の変化が一番大き
く、高圧電源出力値の目標値に対する誤差が大きかっ
た。
【0007】そこで、PWM信号のデューティが低い範
囲を使用しないでPWM信号デューティ対出力特性の直
線性の良い範囲を使用する目的で、出力範囲を狭めた高
圧電源を作成する方式としていた。しかし、この方式で
は、高圧電源の出力範囲を狭くするので、従来の高圧電
源の出力範囲をカバーするためにはもっと大容量の高圧
電源が必要となり、コストアップとなった。
【0008】請求項1に係る発明は、高圧電源部から目
標値に対して誤差の少ない出力を得ることができる画像
形成装置を提供することを目的とする。請求項2に係る
発明は、より低コストで高圧電源部から制御リップルが
なく目標値に対して誤差の少ない出力を得ることができ
る画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】請求項3に係る発明は、使用環境温度の状
態による転写ベルト抵抗値変化や転写ベルト交換時等の
経時的な転写ベルト抵抗値変化に対応できて高圧電源部
から良好な転写出力を得ることができる画像形成装置を
提供することを目的とする。請求項4に係る発明は、目
標値に対して誤差の少ない出力を得ることができる高圧
電源装置を提供することを目的とする。
【0010】請求項5に係る発明は、より低コストで制
御リップルがなく目標値に対して誤差の少ない出力を得
ることができる高圧電源装置を提供することを目的とす
る。請求項6に係る発明は、使用環境温度の状態に対し
て良好な出力を得ることができる高圧電源装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、スイッチング用PWM信号
を高圧電源部に供給して前記スイッチング用PWM信号
に応じた高圧出力を発生させ、この高圧出力を検出して
その検出値とあらかじめ定められた基準値との差分値に
より前記PWM信号のデューティを制御して前記高圧電
源部に所定の高圧出力を発生させる画像形成装置におい
て、設定PWM値をモニタした結果により前記PWM信
号のデューティ制御方式を切り替えて前記PWM信号の
デューティを決定する高圧出力制御手段を備えたもので
ある。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記高圧出力制御手段は前記高圧
出力が目標値に対して安定しない時に前記PWM信号の
デューティを一定値に切り替えるものである。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1又は2記
載の画像形成装置において、前記高圧出力制御手段は当
該装置の立ち上げ時の最初の一回の高圧出力に対して前
記PWM信号のデューティを決定するものである。
【0014】請求項4に係る発明は、スイッチング用P
WM信号を高圧電源部に供給して前記スイッチング用P
WM信号に応じた高圧出力を発生させ、この高圧出力を
検出してその検出値とあらかじめ定められた基準値との
差分値により前記PWM信号のデューティを制御して前
記高圧電源部に所定の高圧出力を発生させる高圧電源装
置において、設定PWM値をモニタした結果により前記
PWM信号のデューティ制御方式を切り替えて前記PW
M信号のデューティを決定する高圧出力制御手段を備え
たものである。
【0015】請求項5に係る発明は、請求項4記載の高
圧電源装置において、前記高圧出力制御手段は前記高圧
出力が目標値に対して安定しない時に前記PWM信号の
デューティを一定値に切り替えるものである。
【0016】請求項6に係る発明は、請求項4又は5記
載の高圧電源装置において、前記高圧出力制御手段は当
該装置の立ち上げ時の最初の一回の高圧出力に対して前
記PWM信号のデューティを決定するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】図2は本発明の一実施例を示す。
この実施例の画像形成装置は、請求項1〜3に係る発明
の一実施例であり、請求項4〜6に係る発明の実施例で
ある高圧電源装置を使用した画像形成装置の例である。
像担持体としての感光体11は、例えばドラム状の感光
体が用いられるが、ベルト状感光体、シート状感光体な
どの像担持体を用いてもよい。この感光体11は、図示
しない駆動部により時計方向に回転する。作像(画像形
成)プロセスは、帯電手段としての帯電チャージャ12
を基準に開始され、(a)感光体11の帯電、(b)感
光体11に対する書き込み、(c)電位センサ13によ
る電位測定、(d)現像装置14による静電潜像の現
像、(e)転写・分離装置15及び分離爪16による転
写紙等の転写材への画像転写及び転写材の分離、(f)
クリーニング装置17による感光体11のクリーニン
グ、(g)除電手段としての除電用LED18による感
光体11の除電の順に各処理が行われる。
【0018】(a)帯電では、帯電チャージャ12が感
光体11に対してマイナスのコロナ放電をグリッドを介
して行うことにより感光体11を一定の電位に帯電させ
る。 (b)書き込みでは、図示しない露光手段としての光書
き込み装置は、レーザダイオードが黒画像信号に対応し
て発光してレーザ光19を出射し、このレーザ光19で
感光体11が走査されて感光体11上のマイナスの電荷
が消去されることにより、感光体11上に静電潜像が形
成される。
【0019】(c)電位センサ13による電位測定で
は、電位センサ13は感光体11上の電位を測定し、そ
の測定電位に基づくプロセスコントロール部によるプロ
セスコントロールにて画像形成条件の補正を行う。
(d)現像装置14による静電潜像の現像では、現像装
置14は感光体11上の電荷が消去された部分にマイナ
スに帯電したトナーを付着させることで、感光体11上
の静電潜像を可視像(トナー像)とする。
【0020】転写・分離装置15は、駆動ローラ20、
従動ローラ21及びバイアスローラ22に掛け渡されて
感光体11と接触する転写ベルト23と、この転写ベル
ト23をクリーニングするクリーニング手段としてのベ
ルトクリーニング装置24とを有し、駆動ローラ20が
図示しない駆動部により回転駆動されて転写ベルト23
を矢印方向へ回転させる。転写紙等の転写材は給紙装置
からレジストローラ25へ給紙されて待機し、レジスト
ローラ25は感光体11上のトナー像に合わせて転写材
を転写ベルト23へ送出する。
【0021】(e)転写・分離装置15及び分離爪16
による転写紙等の転写材への画像転写及び転写材の分離
では、転写ベルト23は、高圧電源からバイアスローラ
22を介して裏面側にプラスの転写バイアスが印加さ
れ、レジストローラ25から送出された転写材を担持し
て搬送し、感光体11上のマイナスに帯電したトナー像
を転写材に転写させた後に転写材を感光体11から分離
する。分離爪16は転写材を感光体11から確実に分離
するために設けられている。転写ベルト23により搬送
された転写材は、図示しない定着装置によりトナー像が
定着されて外部へ排出される。
【0022】(f)クリーニング装置17による感光体
11のクリーニングでは、クリーニング装置17は、感
光体11上に残ったトナーをクリーニングブレード17
aで掻き落としてファーブラシ17bにより廃トナーと
して回収する。(g)除電手段としての除電用LED1
8による感光体11の除電では、感光体11上のマイナ
スの残留電荷を消去するために除電用LED18による
感光体11の全面露光で感光体11を除電し、次の画像
形成動作に備える。以上の作像プロセスは、操作部の画
像形成指示により開始され、操作部で設定された枚数分
だけ繰り返して連続的に行われる。
【0023】次に、転写・分離装置15の高圧電源装置
について説明する。図1は転写・分離装置15の高圧電
源装置を示す。駆動ローラ20、従動ローラ21及びバ
イアスローラ22は導電性を有するローラからなり、バ
イアスローラ22は転写ベルト23に当接している。転
写ベルト23は高圧電源26からバイアスローラ22を
介して高圧の転写バイアスが印加され、駆動ローラ20
及び従動ローラ21は高圧電源26に接続されている。
感光体11は、導電体上に感光層が設けられて構成さ
れ、導電体がアースされる。
【0024】高圧電源26は制御手段としての制御板2
7により制御され、制御板27はマイクロコンピュータ
(CPU)28、反転回路29及びPWMジェネレータ
30を有する。高圧電源26及び制御板27は高圧出力
を出力する高圧電源装置を構成している。PWMジェネ
レータ30はスイッチング用パルス幅変調(PWM)信
号を発生し、このPWM信号は高圧電源26に供給され
る。高圧電源26はPWMジェネレータ30からのPW
M信号に応じた(PWM信号のデューティに応じた)高
圧の転写バイアスを発生する。
【0025】高圧電源26は、1次側が直流電源に接続
された1つのフライバックトランスと、その出力を整流
平滑して転写バイアスを得る整流回路を有し、PWMジ
ェネレータ30からのPWM信号によりスイッチング素
子でフライバックトランスの1次側がオン/オフされて
フライバックトランスの2次側出力が整流回路で平滑さ
れることにより高圧の転写バイアスを発生する。この転
写バイアスがバイアスローラ22を介して転写ベルト2
3に印加され、転写電流が転写ベルト23と感光体11
との間の転写部、感光体11を経て流れて高圧電源26
に戻る。
【0026】高圧電源26は、転写部及び感光体11を
経て戻る転写電流(高圧電源26の高圧出力)を検知手
段(高圧電源26の出力側に直列に接続された抵抗等の
検知手段)で検知することにより、転写部及び感光体1
1を経て戻る転写電流による帰還電圧を検知し、この帰
還電圧が反転回路29により反転された後にCPU28
にてA/D変換部でA/D変換されて読み取られる。C
PU28は、その帰還電圧A/D変換値と予め設定され
ている基準電圧(目標高圧出力A/D変換値)とを比較
してその結果からPWM値を計算し、このPWM値によ
りPWMジェネレータ30を制御して上記PWM信号の
デューティ(DUTY)を更新し、高圧電源26が目標
の高圧出力を発生するようにPWM信号のデューティを
制御する。この時、上記帰還電圧A/D変換値を読み取
るサンプリング時間は例えば数ms程度とする。
【0027】この時、CPU28は、更新して設定する
PWM値(更新設定PWM値)を以下の式でゲインG、
目標高圧出力A/D変換値、帰還電圧A/D変換値、旧
PWM値(更新する直前のPWM値)から求める。 更新設定PWM値=G×(目標高圧出力A/D変換値−
帰還電圧A/D変換値)+旧PWM値……(1) この(1)式でゲインGを変えることで高圧出力の制御
リップルや立ち上がり特性を変化させることができる。
【0028】従来は、上記(1)式に当てはめて転写電
流の定電流制御を行っていた。しかし、転写ベルトが低
抵抗で高温時などの場合はPWM値の1増減時の高圧出
力変化量が大きくなり、低い高圧出力が必要になる例え
ば紙間(各転写材に感光体11上のトナー像を転写する
各転写の間)における高圧出力の場合などは、上記
(1)式における更新設定PWM値は目標値に対して安
定せず、PWM値=0と、高圧出力が目標値を大きく上
回るようなPWM値との繰り返しで発振状態に陥ってし
まう場合があった。
【0029】そこで、本実施例では、転写出力制御時の
設定PWM値を累積測定し、PWM値を0に設定した場
合が複数回発生したかどうかを測定し、PWM値=0を
複数回設定したことを確認した場合には転写ベルト23
の抵抗値が低いと判断し、転写電流による帰還電圧に基
づくPWM信号のデューティ制御による高圧出力制御を
止めてPWM値を固定とした高圧出力に切り替える。
【0030】また、ここで設定する固定PWM値はPW
M値=0を複数回設定するまでの設定PWM値の平均値
とする。これにより、高圧出力の制御リップルの中心に
相当するPWM値を設定し、目標高圧出力との誤差の小
さい、安定した高圧出力を得ることが可能となる。
【0031】帰還電圧に基づくPWM値制御とPWM値
固定との切り替えは高圧出力の出力毎に電源投入後の1
枚目の紙間(1枚目の転写材に対するトナー像転写後で
2枚目の転写材に対するトナー像転写前の間)に対して
のみ行うこととする。これは転写ベルト23の抵抗値は
経時変化より部品のばらつきの方が大きく影響する為に
電源投入時にのみ帰還電圧に基づくPWM値制御とPW
M値固定との切り替えを行うもので、通常機械制御動作
への負担を減少させ、効率の良い画像形成処理を行うこ
とを可能とする。
【0032】図3は本実施例の一連の画像形成動作の流
れを示す。図3において、nは電源投入後の1枚目の画
像形成であるかどうかを示すフラグであり、pはPWM
値が‘0’と設定された回数を示す。PWMは、通常
PWM制御時における更新設定PWM値で、(1)式に
より求められる。PWMは、転写ベルト23が低抵抗
で高圧出力が低い時の設定PWM値で、PWM値=0が
複数(m)回、例えば10回累積される間の設定PWM
値の平均値である。PWM値の制御は、サンプリング周
期を例えば6msとして行われ、紙間(各転写材に感光
体上のトナー像を転写する各転写の間)における高圧出
力時の数秒の間で約6msのサンプリング周期にて行わ
れる。
【0033】ステップS1で電源が投入されると、CP
U28は、ステップS2でnを0にリセットし、ステッ
プS3で紙間における高圧出力タイミングであるかどう
かをチェックする。CPU28は、紙間における高圧出
力タイミングでなければ紙間における高圧出力タイミン
グであるかどうかを繰り返してチェックし、紙間におけ
る高圧出力タイミングになればステップS4でpを0に
リセットする。
【0034】次に、CPU28は、紙間における高圧出
力タイミングにおいて、電源投入後に行われた最初の1
枚目の画像形成に対して転写ベルト23の抵抗値が小さ
いかどうかの測定を行いながら紙間における高圧電源2
6の高圧出力を行わせる。すなわち、CPU28は、ス
テップS5でn=0であるかどうかをチェックし、n=
0であれば、ステップS6でnを1にセットする。次
に、CPU28は、ステップS7で上述のように(1)
式により最新の帰還電圧(反転回路29より取り込んだ
最新の帰還電圧)を用いてPWMを求め、ステップS
8でそのPWMが0であるかどうかを判断してPWM
が0でなければステップS13に進む。CPU28
は、PWMが0であればステップS9でpをインクリ
メントし、ステップ10でpが複数(m)回、例えば1
0回に達したどうかを判断してpが10回に達しなけれ
ばステップS13に進む。
【0035】CPU28は、ステップS13では紙間で
高圧電源26に高圧出力をバイアスローラ22を介して
転写ベルト23へ出力させ、ステップS14で紙間での
高圧出力をオフさせる紙間出力オフタイミングであるか
否かを判断する。CPU28は、紙間出力オフタイミン
グでなければステップS15で反転回路29から帰還電
圧を取り込んでステップS7、S17で用いるために記
憶し、ステップS5に戻る。
【0036】CPU28は、1枚目の紙間(1枚目の転
写材に対するトナー像転写後で2枚目の転写材に対する
トナー像転写前の期間)での高圧電源26の転写出力中
の数十回のサンプリング(帰還電圧の取り込み)におい
てpが10回に達すれば転写ベルト23の抵抗値が所定
の値より低くて高圧出力が正常な値に制御されていない
と判断してステップS10からステップS11に進み、
低抵抗の転写ベルト用制御へと移行するためにPWM値
=0が10回測定されるまでの設定PWM値の平均値P
WMを求めてステップS12でPWM値=PWMと
なるようにPWMジェネレータ30を制御して上記PW
M信号のDUTYを設定し、ステップS13に移行す
る。
【0037】CPU28は、ステップS5でn=0でな
くなればステップS16でpが複数(m)回<例えば1
0回に達したどうかを判断してpが10回に達していれ
ばステップS12に進む。これにより、高圧出力の制御
リップルの中心値となるPWM値を設定し、目標値との
誤差の小さい、安定した高圧出力を得ることが可能とな
る。このように、低抵抗の転写ベルト用制御へと移行し
た後の紙間での高圧出力においては、本実施例の電源が
投入されている間(電源がオフにならない限り)は、P
WM値固定で高圧出力を行うという低抵抗の転写ベルト
用制御で紙間での高圧出力を行う。
【0038】CPU28は、pが10回に達していなけ
れば低抵抗の転写ベルト用制御に移行せず、ステップS
16からステップS17に進んで上述のように(1)式に
より最新の帰還電圧(反転回路29より取り込んだ最新
の帰還電圧)を用いてPWMを求め、PWM値=PW
MとなるようにPWMジェネレータ30を制御して上
記PWM信号のDUTYを設定し、ステップS13に移
行する。従って、(1)式に基づく通常PWM値制御が
行われる。
【0039】この実施例によれば、設定PWM値をモニ
タした結果(ここでは転写電流による帰還電圧のモニタ
結果)によりPWM信号のデューティ制御方式を切り替
えてPWM信号のデューティを決定する高圧出力制御手
段としての制御板27を備えたので、すなわち、制御板
27にて高圧出力が低い時のPWM値をモニタすること
で、装置に取り付けられる転写ベルト23の抵抗値が低
抵抗であるかどうかを判断し、転写ベルト23の抵抗値
が低抵抗である際にはPWM信号のデューティ制御方式
を低抵抗の転写ベルト用制御方式に切り替えるので、目
標値に対して誤差の少ない高圧出力を得ることができ
る。
【0040】また、この実施例によれば、高圧出力制御
手段としての制御板27は高圧出力が目標値に対して安
定しない時(転写ベルト23が低抵抗で高圧出力が低い
時)にPWM信号のデューティを一定値に切り替えるの
で、より低コストで制御リップルがなく目標値に対して
誤差の少ない高圧出力を得ることができる。
【0041】さらに、この実施例によれば、高圧出力制
御手段としての制御板27は装置の立ち上げ時の最初の
一回(最初の紙間での1回目)の高圧出力に対してPW
M信号のデューティを決定するので、使用環境温度の状
態による転写ベルト抵抗値変化や転写ベルト交換時等の
経時的な転写ベルト抵抗値変化に対応できて良好な転写
出力を得ることができる。
【0042】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば上記実施例以外の複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置や、転写用高圧電源
装置以外の高圧電源装置に適用することが可能である。
【0043】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、高圧電源部から目標値に対して誤差の少ない出力を
得ることができる。請求項2に係る発明によれば、より
低コストで高圧電源部から制御リップルがなく目標値に
対して誤差の少ない出力を得ることができる。請求項3
に係る発明によれば、使用環境温度の状態による転写ベ
ルト抵抗値変化や転写ベルト交換時等の経時的な転写ベ
ルト抵抗値変化に対応できて高圧電源部から良好な転写
出力を得ることができる。
【0044】請求項4に係る発明によれば、目標値に対
して誤差の少ない出力を得ることができる。請求項5に
係る発明によれば、より低コストで制御リップルがなく
目標値に対して誤差の少ない出力を得ることができる。
請求項6に係る発明によれば、使用環境温度の状態に対
して良好な出力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における転写・分離装置の高
圧電源装置を示す概略図である。
【図2】同実施例の概略を示す断面図である。
【図3】同実施例の一連の画像形成動作の流れを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
11 感光体 20 駆動ローラ 21 従動ローラ 22 バイアスローラ 23 転写ベルト 26 高圧電源 27 制御板 29 反転回路 30 PWMジェネレータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチング用PWM信号を高圧電源部に
    供給して前記スイッチング用PWM信号に応じた高圧出
    力を発生させ、この高圧出力を検出してその検出値とあ
    らかじめ定められた基準値との差分値により前記PWM
    信号のデューティを制御して前記高圧電源部に所定の高
    圧出力を発生させる画像形成装置において、設定PWM
    値をモニタした結果により前記PWM信号のデューティ
    制御方式を切り替えて前記PWM信号のデューティを決
    定する高圧出力制御手段を備えたことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記高圧出力制御手段は前記高圧出力が目標値に対して安
    定しない時に前記PWM信号のデューティを一定値に切
    り替えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の画像形成装置におい
    て、前記高圧出力制御手段は当該装置の立ち上げ時の最
    初の一回の高圧出力に対して前記PWM信号のデューテ
    ィを決定することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】スイッチング用PWM信号を高圧電源部に
    供給して前記スイッチング用PWM信号に応じた高圧出
    力を発生させ、この高圧出力を検出してその検出値とあ
    らかじめ定められた基準値との差分値により前記PWM
    信号のデューティを制御して前記高圧電源部に所定の高
    圧出力を発生させる高圧電源装置において、設定PWM
    値をモニタした結果により前記PWM信号のデューティ
    制御方式を切り替えて前記PWM信号のデューティを決
    定する高圧出力制御手段を備えたことを特徴とする高圧
    電源装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の高圧電源装置において、前
    記高圧出力制御手段は前記高圧出力が目標値に対して安
    定しない時に前記PWM信号のデューティを一定値に切
    り替えることを特徴とする高圧電源装置。
  6. 【請求項6】請求項4又は5記載の高圧電源装置におい
    て、前記高圧出力制御手段は当該装置の立ち上げ時の最
    初の一回の高圧出力に対して前記PWM信号のデューテ
    ィを決定することを特徴とする高圧電源装置。
JP2000071516A 2000-03-15 2000-03-15 画像形成装置 Pending JP2001265129A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000071516A JP2001265129A (ja) 2000-03-15 2000-03-15 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000071516A JP2001265129A (ja) 2000-03-15 2000-03-15 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001265129A true JP2001265129A (ja) 2001-09-28

Family

ID=18590095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000071516A Pending JP2001265129A (ja) 2000-03-15 2000-03-15 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001265129A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008131798A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Brother Ind Ltd 電源装置及び画像形成装置
JP2009205071A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2010079281A (ja) * 2008-08-29 2010-04-08 Brother Ind Ltd パルス幅変調方式とデジタルアナログコンバータとを使用する高圧電源装置、その制御装置及びその製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008131798A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Brother Ind Ltd 電源装置及び画像形成装置
JP4524685B2 (ja) * 2006-11-22 2010-08-18 ブラザー工業株式会社 電源装置及び画像形成装置
JP2009205071A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP4565356B2 (ja) * 2008-02-29 2010-10-20 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP2010079281A (ja) * 2008-08-29 2010-04-08 Brother Ind Ltd パルス幅変調方式とデジタルアナログコンバータとを使用する高圧電源装置、その制御装置及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007241285A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2016057582A (ja) 画像形成装置
JP4900434B2 (ja) 画像形成装置
JP5136859B2 (ja) 画像形成装置
JP4544217B2 (ja) 画像形成装置
JPH05119567A (ja) 画像形成装置
JP6464557B2 (ja) 画像形成装置
JP2001265129A (ja) 画像形成装置
JP4962798B2 (ja) 画像形成装置
JP2010048960A (ja) 画像形成装置
US9740146B2 (en) Image forming apparatus with updates for speed-based setting of transfer voltage
US20030081959A1 (en) Electrophotographic printer
JP6060819B2 (ja) 画像形成装置
JP7256989B2 (ja) 被帯電体表面層厚検知装置、画像形成装置、及び、被帯電体表面層厚検知方法
JP3569155B2 (ja) 画像形成装置
JP2006208497A (ja) 画像形成装置
JP2021071539A (ja) 画像形成装置
JP4194177B2 (ja) 画像形成装置
JP2020118915A (ja) 画像形成装置、紙分離方法及び紙分離制御プログラム
JPH10339988A (ja) トナ−画像記録装置
JP2004144783A (ja) 画像形成装置
JPH096097A (ja) 画像形成装置の帯電装置
JP2010281884A (ja) 画像形成装置
JP2875669B2 (ja) 画像形成装置
JP2008040229A (ja) 画像形成装置