JP2010281884A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 センサ等を用いずに転写逆電圧印加手段により電圧を印加した場合の転写電流の値を検出し、プリントシーケンス開始前に環境条件を判断し、最適な条件でプリントを開始する。
【解決手段】 転写ローラに電圧を印加し、該転写ローラを介して得られる転写電流値を検出し、この時の該転写ローラのV−I特性から周辺環境の温湿度を算出し、該画像形成装置と転写材が置かれている温度と湿度を検出する画像形成装置において、
前記転写手段に電圧を印加する転写電圧印加手段と、逆極性の電圧を印加する転写逆電圧印加手段により電圧を印加した場合の転写電流の値を検出する検出手段の検出結果により、該画像形成装置と転写材が置かれている温度と湿度を検知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般には、電子写真を利用したレーザビームプリンタなどの画像形成装置に関し、特に、環境条件の検知を転写クリーニングバイアスを用いて行なう画像形成装置に関するものである。
従来より、電子写真方式を利用した画像形成装置において転写装置は、像担持体と接触する転写ローラ等の転写手段を用い、比較的低い電圧で像担持体上に形成されたトナー像を記録材に転写する接触式の転写装置が開発されている。この接触式の転写装置は、一般に、記録材の裏面に当接する導電性の転写ローラ等を備え、これに比較的低いバイアス電圧を印加することにより、像担持体としての感光ドラム上のトナー像を記録材に転写するものである。このような接触式の転写装置はコロナ放電を利用した非接触式の転写装置に比べて低電圧を印加すればよいので、電源が小型にでき、またオゾンの発生量が比較的少ない等のメリットがある。
図2は従来の接触式の転写装置を用いた画像形成装置を示す構成図であり、図において、106は感光ドラム、120は帯電ローラ、112はスキャナー装置、104は現像スリーブ、103はトナー容器、105は転写ローラ、108はクリーニングブレード、107は廃トナー容器、110は定着器である。
次に動作について説明する。前記感光ドラム106は矢印の方向に回転し、帯電ローラ120によって一様に帯電される。スキャナー装置112より出たレーザ光は感光ドラム106へ照射され、感光ドラム106上に静電潜像が形成される。トナー容器103にはトナーが充填されており、現像スリーブ104の回転に伴い、適量のトナーが適度の帯電を受けた後、感光ドラム106上に供給されている。現像スリーブ104上のトナーは感光ドラム106の静電潜像に付着し、潜像が現像されトナー像として可視化される。
前記感光ドラム106のトナー像形成とタイミングをとって、給紙カセット118に積載された記録紙が1枚ずつ給紙され、トナーと逆極性の正極のバイアスを転写ローラ105に不図示の高圧電源から印加することにより、可視化された感光ドラム106上のトナー像は記録材上に転写される。転写されずに感光ドラム106上に残った転写残トナーはクリーニングブレード108により廃トナー容器107に収納され、表面をクリーニングされた感光ドラム106は繰り返し次の画像形成プロセスに入る。
トナー像を乗せた記録紙は定着器110によって加熱,加圧を受け、トナー像が記録紙上に定着される。
またプリントの前回転時に転写ローラ105にはトナーと同極性の負極のバイアスを不図示の高圧電源から印加して、転写ローラ105上に付着したトナーを感光ドラム106に戻すことで該転写ローラ105のクリーニングを行う。転写ローラ105がトナーで汚れる原因としては、プリント用紙間において、感光ドラム106に転写ローラ105が直接触れたときなどに、感光ドラム106上にごく微量に付着したトナー(かぶり)が転写ローラ05に転移する場合、あるいはユーザーが誤って、印字領域よりも小さな記録材を通紙した時に記録材からはみ出た部分のトナー像が転写ローラ105に転写されてしまう場合等が考えられる。また、転写ローラ105のクリーニングはプリントの後回転や、ジヤム処理後の前多回転時、プリンタの電源投入時、ドアオープンクローズ時に行われる場合もある。
上記の画像形成装置における従来例において、像担持体の帯電特性および光電特性や、トナー、転写材等は、画像形成装置の置かれている環境、特に湿度に影響を受け、また、像担持体の感度、トナーの帯電負荷量、転写材の抵抗値が変化すること等により、像担持体上の帯電ムラや最終的な転写材上の画像濃度ムラを招くことがある。またそれらのムラを軽減する為には、多少過剰に高圧を印加すれば良いが、その場合には像担持体への電気的なストレスが増加し、像担持体そのものの寿命を減じてしまうと言う弊害がある。それらを回避する為に、温度センサ、湿度センサといった環境検知装置などを画像形成装置本体に持ち、この装置により検知した条件により作像条件を変化させ良質な画像を得ていた。しかしながら、それぞれのセンサ及び検知装置が必要になり、製造コストが高くなり、温湿度センサの最適な設置場所を検討し、その上で使用環境に最適な作像条件を見出す等の必要がある。また、精度の高い検出をするためには、それなりのスペースがいるため、省スペースが叫ばれる昨今、装置小型化のネックになる。このため、設計時の工程数が増大すると共に、コストやスペースなどがかかり、設計上の自由度が小さくなる。
このような課題に対し、レーザプリンタ等の画像形成装置において、センサを用いることなく温度や湿度の環境を検知する手段として、環境によって変化する転写ローラのV−I特性を用いる方法が知られている。図6に転写ローラ105を2.5uAで定電流制御した時の環境に応じたV−I特性について示す。図6より、転写ローラ105を定電流制御した時の印加電圧が、高温高湿環境から低温低湿環境に変わることで3000V〜500Vの間で変化する。この特性を利用し、転写ローラ105への印加電圧から使用環境を検知する方法である。
特開平6−175514号公報 特開2003−186317号公報 特開2004−245940号公報
しかしながら、転写ローラのV−I特性を利用した環境検知時のバイアスとして転写バイアスを用いる場合、図1(b)に示すようにプリントシーケンスが開始されてから環境検知を行っており、プリントシーケンス開始直後の環境条件検知前は、デフォルトの帯電バイアス条件を感光体に印加しており、環境検知後に帯電バイアスを変更している。また、プリント開始時、環境状態を判断できていない為、定着器の温調制御を環境に合わせて行うことが出来ないという問題があった。また、転写逆バイアスはクリーニングバイアスとして用いられる為、転写正バイアスの出力精度が転写逆バイアスの出力精度より高くなっていた。その為、環境検知時の印加バイアスとして転写正バイアスが選択されてきた。
本出願に係る発明の目的は、センサ等を用いずに転写逆電圧印加手段により電圧を印加した場合の転写電流の値を検出し、プリントシーケンス開始前に環境条件を判断し、最適な条件でプリントを開始することである。
上記課題を解決するため、本出願に係る第1の発明は、電子写真プロセスによりトナー像を形成する像担持体と、該像担持体の表面に形成されたトナー像を転写材へ転写する転写ローラからなる転写手段と、該転写ローラは環境に応じて印加電圧に対する電流値の関係(以下、「V−I特性」という)が変化するイオン導電系材料から構成された導電性ローラ(以下、「イオン導電系転写ローラ」という)であり、該転写ローラに環境検出用の電圧を印加し、該転写ローラを介して得られる転写電流値を検出し、この時の該転写ローラのV−I特性から得られた該V−I特性で、該画像形成装置が置かれている周辺環境の温湿度を算出し、該画像形成装置と転写材が置かれている温度と湿度を検出する画像形成装置において、前記転写手段に電圧を印加する転写電圧印加手段と、前記転写電圧印加手段と逆極性の電圧を印加する転写逆電圧印加手段と、前記転写逆電圧印加手段により電圧を印加した場合の転写電流の値を検出する検出手段と、該検出手段による検出結果とあらかじめ決められたしきい値とを比較する比較手段を有し、該比較手段の結果により、該画像形成装置と転写材が置かれている温度と湿度を検知することを特徴とする。
また、本出願に係る第2の発明は、前記転写逆電圧は、前記像担持体の表面を帯電させる帯電電圧印加手段から生成されることを特徴とする。
また、本出願に係る第3の発明は、前記転写逆電圧印加手段は、前記転写部材に付着したトナーを前記像担持体上に転移させるべく前記転写部材に前記転写バイアスと逆極性のクリーニングバイアスを印加するクリーニングバイアス印加電源であることを特徴とする。
また、本出願に係る第4の発明は、前記クリーニングバイアスは、装置本体の電源投入時、及びドアクローズ検知時に印加することを特徴とする。
以上説明したように、本出願に係る第1の発明によれば、電子写真プロセスによりトナー像を形成する像担持体と、該像担持体の表面に形成されたトナー像を転写材へ転写する転写ローラからなる転写手段と、該転写ローラは環境に応じて印加電圧に対する電流値の関係(以下、「V−I特性」という)が変化するイオン導電系材料から構成された導電性ローラ(以下、「イオン導電系転写ローラ」という)であり、該転写ローラに環境検出用の電圧を印加し、該転写ローラを介して得られる転写電流値を検出し、この時の該転写ローラのV−I特性から得られた該V−I特性で、該画像形成装置が置かれている周辺環境の温湿度を算出し、該画像形成装置と転写材が置かれている温度と湿度を検出する画像形成装置において、前記転写手段に電圧を印加する転写電圧印加手段と、前記転写電圧印加手段と逆極性の電圧を印加する転写逆電圧印加手段と、前記転写逆電圧印加手段により電圧を印加した場合の転写電流の値を検出する検出手段と、該検出手段による検出結果とあらかじめ決められたしきい値とを比較する比較手段を有し、該比較手段の結果から該画像形成装置と転写材が置かれている温度と湿度を検知することにより、センサを用いずに環境検知が可能となり、その環境に適したプロセス条件を与えることが出来、常時安定して良質な画像が得られる。
また、本出願に係る第2の発明によれば、前記転写逆電圧は、前記像担持体の表面を帯電させる帯電電圧印加手段から生成される為、転写逆電圧印加手段を独自に備える必要がなくなり、且つ出力電圧精度が安定した前記転写逆電圧を印加することが可能となる。
また、本出願に係る第3の発明によれば、前記転写逆電圧印加手段は、前記転写部材に付着したトナーを前記像担持体上に転移させるべく前記転写部材に前記転写バイアスと逆極性のクリーニングバイアスを印加するクリーニングバイアス印加電源である為、プリントシーケンス開始前のクリーニングバイアス印加時に環境検知が可能となる。
また、本出願に係る第4の発明によれば、前記クリーニングバイアスは、装置本体の電源投入時、及びドアクローズ検知時に印加することにより、プリントシーケンス開始前に環境検知が可能となる。
転写バイアスによる環境検知のタイミング図。 接触式転写ローラを用いる画像形成装置の構成を示す断面図。 本発明の実施例1における、転写高圧回路の回路図。 本発明の実施例2における、転写高圧回路の回路図。 本発明の実施例3における、転写高圧回路及び帯電高圧回路の回路図。 本発明の実施例1,2,3における、転写ローラV−I特性グラフ図。
[実施例1]
以下、本発明の第1の実施例の形態を図面を用いて説明する。
第1の実施例である“画像形成装置”のハードウエア構成は、図2に示す従来の接触式の転写装置を用いた画像形成装置と同様なので、図2を用いて本実施例の構成を説明する。図2において、106は感光ドラム、120は帯電ローラ、112はスキャナー装置、104は現像スリーブ、103はトナー容器、105は転写ローラ、108はクリーニングブレード、107は廃トナー容器、130は前露光装置、110は定着器である。
次に動作について説明する。前記感光ドラム106は矢印の方向に回転し、帯電ローラ120によって一様に帯電される。スキャナー装置112より出たレーザ光は感光ドラム106へ照射され、感光ドラム106上に静電潜像が形成される。トナー容器102にはトナーが充填されており、現像スリーブ104の回転に伴い、適量のトナーが適度の帯電を受けた後、感光ドラム106上に供給されている。現像スリーブ104上のトナーは感光ドラム106の静電潜像に付着し、潜像が現像されトナー像として可視化される。前記感光ドラム106のトナー像形成とタイミングをとって、給紙カセット118に積載された記録紙が1枚ずつ給紙され、トナーと逆極性の正極のバイアスを転写ローラ105に不図示の高圧電源から印加することにより、可視化された感光ドラム106上のトナー像は記録材上に転写される。転写されずに感光ドラム106上に残った転写残トナーはクリーニングブレード108により廃トナー容器107に収納され、表面をクリーニングされた感光ドラム106は、更に前露光装置130による一様露光により除電されて表面電位が一様に下げられ繰り返し次の画像形成プロセスに入る。
またトナー像を乗せた記録紙は定着器110によって加熱,加圧を受け、トナー像が記録紙上に定着される。
図3は転写ローラ105に印加するバイアスを生成する高圧電源内の転写回路部の回路図である。画像形成装置を制御する中央演算処理装置210(以下、CPUと記す)、正の転写電圧を生成する転写正極性バイアス生成回路202、負の転写電圧を生成する転写負極性バイアス生成回路203、転写ローラ105に流れる電流を検出する転写電流検出回路204、及びトランスへの供給電圧制御回路201を有する。
219は正極性バイアスを生成するトランスである。トランス219はCPU210から出力されるクロック:CLK1信号で駆動するFET222によってドライブされ、2次側にダイオード224,抵抗226、およびコンデンサ225で形成された整流回路が接続されており、正極の直流バイアスが生成される。
一方、232はクリーニングバイアスである負極性のバイアスを生成するトランスである。トランス232はCPU210から出力されるクロック:CLK2信号で駆動するFET230によってドライブされ、2次側のダイオード233,抵抗235,コンデンサ234で形成された整流回路によって整流平滑されて、負極の直流バイアスが生成される。
トランス219、232の供給電圧は抵抗214,212で分圧されオペアンプ213の反転入力に接続されている。一方、オペアンプ213の非反転入力はCPU210のアナログ出力ポートより出力される信号:CNTが接続されている。オペアンプ213の出力は、トランジスタ218に接続されており、トランジスタ218がトランス219,232への供給電圧を制限し、トランス219,232の出力電圧を制御する。このような構成とすることで、出力レベル制御信号:CNTのレベルに応じて、所定の転写バイアスレベルを出力端子部227に出力することができる。
また、オペアンプ246、抵抗236,237,238,240,241,242,243,244、コンデンサ239で構成された転写電流検出回路204は、転写正バイアス生成回路202及び転写負極性バイアス回路203の出力電圧が転写ローラ105に印加された際の転写ローラ105に流れる電流値を検出し、この電流値をCPU210に送出する。CPU210はADポート:TRFVSで電流値を検出し、所定の電流値になるように出力レベルを制御する。ここで、オペアンプ246の非反転入力に接続される、抵抗242と244でVccを分圧して生成する基準電圧V0の電圧値を調整することにより、転写負極性バイアスが印加された際の電流値を検出することができる。
トランス219で構成された正極性バイアス生成回路と、トランス232で構成された負極性バイアス生成回路は直列に接続されており、出力端子227には、正極性バイアスと負極性バイアスの両方が出力可能な構成になっている。プリント動作時において、正極性バイアスを転写ローラ105に印加する場合は、負極性バイアス回路の出力を停止し、正極性バイアス回路を駆動して所定の出力レベルに制御する。
一方、クリーニングバイアスを転写ローラ105に印加する場合は、正極バイアス回路の出力を停止し、負極バイアス回路を駆動して所定の出力レベルに制御する。
第1の実施例では、図1(a)に示すように、電源起動時やドアオープンクローズ検知後、CPU210は転写負極性バイアスすなわちクリーニングバイアスを出力し、転写電流検出回路204で検出した転写ローラ105に流れる電流値から周辺環境の温度と湿度を判断する。
CPU210への入力信号(TRFVS)電圧は、電源装置によって供給される直流電圧Vccを抵抗242と244で分圧して生成した基準電圧から、転写ローラ105に流れる電流値(転写電流)によって検出抵抗238に生じる電圧降下を引いた電圧となる。CPU210はクリーニングバイアス印加時のTRFVSの電圧値と、転写ローラのV−I特性に基づいて設定されたしきい値を比較し、周辺環境の温度と湿度を判断し、その環境に適した定着制御プロセス条件、及び画像形成プロセス条件をプリントシーケンス開始時点から適用してプリントを実行する。
[実施例2]
以下、本発明の第2の実施例の形態を図面を用いて説明する。
図4に本実施例における高圧電源内の転写回路部の回路図を示す。
転写電流検知回路部304は、FET350、オペアンプ346、抵抗336,337,338,340,341,342,343,344、コンデンサ339で構成される。CPU310の出力信号:TRFVS_CHGはFET350に接続され、FET350のON/OFF制御を行う。FET350のON/OFF切り替えを行うことにより、オペアンプ346の非反転入力部に入力される基準電圧V0の電圧レベルを切り替える。
転写負バイアス印加時FET350をOFFにすることにより、基準電圧V0の電圧レベルはVccとなり、転写電流検知電圧との電位差が広がり、転写電流の検知分解能が向上する。従って、詳細に転写電流値を判断できる為、転写ローラV−I特性を用いた環境検知の精度が向上する。また、転写正バイアス印加時、FET350をONにすることにより、基準電圧V0を転写負バイアス印加時に必要な検出範囲を考慮せず設定できるため、転写電流の検出範囲を広げることができる。
本実施の制御を行うことにより、転写正バイアス及び転写負バイアス印加時、各々の転写電流検知精度を向上することが可能となる。
[実施例3]
以下、本発明の第3の実施例の形態を図面を用いて説明する。
図5に画像形成装置の高圧電源概略構成図を示す。コントローラ400には、転写電源駆動回路402、帯電バイアス駆動回路404、及び現像バイアス駆動回路444が接続されている。コントローラ400は、転写電源駆動回路402、帯電バイアス駆動回路404、及び現像バイアス駆動回路444をON/OFF制御している。帯電バイアス駆動回路404の出力はnpn型トランジスタ408のベースに接続している。トランジスタ408のコレクタは直流電源410に接続されており、コントローラ400からの信号によりトランジスタ408のベース電流を制御し、コレクタからエミッタに流れる電流のON/OFF制御している。また、トランジスタ408のエミッタは、帯電バイアス電源用トランス414の一次の巻線418に接続されている。帯電バイアス電源用トランス414は、一次巻線418に対応する二次巻線422を含んでおり、一次側の電圧を昇圧して高電圧を出力する。この2次巻線422にはダイオード426とダイオード450を接続している。また、2次巻線はコンデンサ445及び、抵抗438とコンデンサ451及び、抵抗452がそれぞれ並列に接続されている。そして、コントローラ400から帯電バイアス駆動回路404をONする信号が入力されると、抵抗438と抵抗452の端子から負の直流高電圧が出力される。
次に、コントローラ400に接続している転写電源駆動回路402の出力はnpn型トランジスタ406のベースに接続している。トランジスタ406のコレクタは直流電源410に接続されており、コントローラ400からの信号によりトランジスタ406のベース電流を制御し、コレクタからエミッタに流れる電流のON/OFF制御している。また、トランジスタ406のエミッタは、転写電源用トランス474の一次の巻線416に接続されている。転写電源用474は、一次巻線416に対応する二次巻線420を含んでおり、一次側の電圧を昇圧して高電圧を出力する。この2次巻線420には直列にダイオード424と接続している。ダイオード424は、前記ダイオード426と逆極性となるように接続されている。また、2次巻線420にはコンデンサ470及び、抵抗456が並列に接続されている。抵抗456の一端とダイオード424の順方向側は、転写ローラに481に接続している。したがって、コントローラ400から転写電源駆動回路402をONする信号が入力されると、転写ローラ481に正の直流高電圧が印加される。
このことから、帯電バイアス駆動回路402がON状態で且つ、転写電源駆動回路OFFの時に、転写ローラ481に抵抗456を介して負の直流高電圧が出力される。よって、感光ドラム481に画像を形成していない時に帯電バイアス駆動回路404をONすることで、転写ローラ281に負の直流高電圧を出力してクリーニングする。負の直流高電圧出力時に転写電流検知回路441及びコントローラ400で転写電流を検出し、環境条件を検知する。また、この負の直流高電圧は、帯電バイアスフィードバック回路440により出力電圧の精度が向上している。
なおコントローラ400には、負の直流高電圧を出力する現像直流電源444と、現像直流電源444の出力に交流を重畳して現像部483に供給する現像交流電源460も接続されているが、ここでは詳細を省略する。
以上のような構成をとることで、負の直流高電圧を出力する転写クリーニング電源を独自に備える必要がなくなり、且つ出力電圧精度が安定したクリーニングバイアスを印加できる為、環境検知の精度を向上することが可能となる。
101 画像形成装置
102 CRG
105 転写ローラ
201 トランスへの供給電圧制御回路
202 転写正極性バイアス生成回路
203 転写負極性バイアス生成回路
204 転写電流検出回路
210 CPU
304 転写電流検出回路
310 CPU
350 FET

Claims (4)

  1. 電子写真プロセスによりトナー像を形成する像担持体と、該像担持体の表面に形成されたトナー像を転写材へ転写する転写ローラからなる転写手段と、該転写ローラは環境に応じて印加電圧に対する電流値の関係(以下、「V−I特性」という)が変化するイオン導電系材料から構成された導電性ローラ(以下、「イオン導電系転写ローラ」という)であり、該転写ローラに環境検出用の電圧を印加し、該転写ローラを介して得られる転写電流値を検出し、この時の該転写ローラのV−I特性から得られた該V−I特性で該画像形成装置が置かれている周辺環境の温湿度を算出し、該画像形成装置と転写材が置かれている温度と湿度を検出する画像形成装置において、
    前記転写手段に電圧を印加する転写電圧印加手段と、前記転写電圧印加手段と逆極性の電圧を印加する転写逆電圧印加手段と、前記転写逆電圧印加手段により電圧を印加した場合の転写電流の値を検出する検出手段と、該検出手段による検出結果とあらかじめ決められたしきい値とを比較する比較手段を有し、該比較手段の結果により、該画像形成装置と転写材が置かれている温度と湿度を検知することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写逆電圧は、前記像担持体の表面を帯電させる帯電電圧印加手段から生成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記転写逆電圧印加手段は、前記転写部材に付着したトナーを前記像担持体上に転移させるべく前記転写部材に前記転写バイアスと逆極性のクリーニングバイアスを印加するクリーニングバイアス印加電源であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記クリーニングバイアスは、装置本体の電源投入時、及びドアクローズ検知時に印加することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015012708A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 株式会社沖データ 電源装置及び画像形成装置

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