JP2013204310A - 手摺り用接続部材及び手摺りの接続構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】手摺り用接続部材13はジョイント10と手摺り11との間に設けられる。手摺り用接続部材13は、軸方向の一端側に設けられ、円形とは異なる異形断面の筒状に形成されると共に手摺り11に嵌合される手摺り側嵌合部21と、軸方向の他端側に設けられ、ジョイント10に嵌入される円筒状のジョイント側嵌合部22とを備えている。そして、ジョイント側嵌合部22は、手摺り側嵌合部21に対して軸周りに回転自在に取り付けられている。
【選択図】図1
Description
図1〜図6は、本発明の実施形態1を示している。
ジョイント10は、断面円形状の手摺りを連結する場合に用いられる一般的で公知のものであり、例えば、亜鉛合金、アルミニウム合金などの金属によって構成されている。ジョイント10は、図1に示すように、略筒状の連結部15と、この連結部15の一端に設けられた可動部16とを備えている。
(第1及び第2手摺り)
第2手摺り12は、図1〜図3に示すように、横断面が円形に形成され、上記ジョイント10の取付部16aに嵌入された状態でネジ等により取付固定されている。
そして、手摺り用接続部材13は、ジョイント10と第1手摺り11との間に、それぞれに嵌合するように設けられ、断面円形状の手摺りを連結するように成形された一般的なジョイント10と、異形断面の第1手摺り11とを接続できるように構成されている。
手摺り用接続部材13の手摺り側嵌合部21は、図6に示すように、軸方向の一端側(同図で右側)に形成された有底円筒状の筒状部21aと、軸方向の他端側(同図で左側)に形成されると共にジョイント側嵌合部22が取り付けられる取付部21bとを有している。
手摺り用接続部材13のジョイント側嵌合部22は、図6に示すように有底円筒状に形成されている。ジョイント側嵌合部22は、例えば、ポリアセタール(POM)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂、ポリエチレン(PE)樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂によって形成されている。
次に、上記手摺りの接続構造1における組み付け方法を、図2及び図3に基づいて説明する。
したがって、この実施形態1によると、手摺り用接続部材13の手摺り側嵌合部21には異形断面を有する第1手摺り11が嵌合される一方、手摺り用接続部材13のジョイント側嵌合部22は一般的な円筒状のジョイント10に嵌入される。よって、異形断面を有する第1手摺り11と円筒状のジョイント10とを手摺り用接続部材13を介して接続することができる。しかも、ジョイント側嵌合部22及び手摺り側嵌合部21が互いに回転自在となっているので、ジョイント側嵌合部22に一体に固定されたジョイント10に対して、手摺り側嵌合部21に一体に固定された第1手摺り11を自在に回転させることができる。よって、手摺り用接続部材13を介してジョイント10と第1手摺り11とを接続した後においても、第1手摺り11の軸周りの角度調整が可能になるため、その施工性を大幅に高めることができる。
図7は、本発明の実施形態2を示している。
したがって、この実施形態2によると、上記実施形態1と同様に、ジョイント側嵌合部22及び手摺り側嵌合部21が互いに回転自在となっているので、手摺り用接続部材13を介してジョイント10と第1手摺り11とを接続した後においても、第1手摺り11の角度調整が可能になるため、その施工性を大幅に高めることができる。そのことに加え、複数の溝30がジョイント側嵌合部22の周方向に並んで形成されているので、手摺り用接続部材13をジョイント10に接続する際に、ジョイント10側から挿入されたネジ19を複数の溝30の何れかによって保持することができる。よって、ジョイント側嵌合部22の側壁にネジ孔を設けることなく、ジョイント10とジョイント側嵌合部22とを容易にネジ固定することができる。
図8及び図9は、本発明の実施形態3を示している。
したがって、この実施形態3によると、ジョイント側嵌合部22及び手摺り側嵌合部21が互いに回転自在となっており、しかもそのジョイント側嵌合部22が連結部15に対して揺動可能な可動部16に接続されているので、手摺り用接続部材13を介してジョイント10と第1手摺り11とを接続した後においても、第1手摺り11の軸周りの角度だけでなく第1手摺り11の向きをも調整することができる。つまり、ジョイント10に接続された第1手摺り11について、その配置状態を調整できる自由度が高まる。その結果、その手摺りの接続構造1の施工性をより大幅に高めることができる。
なお、上述の実施形態は、本発明の例示であって、本発明はこの例に限定されるものではない。例えば、以下のような構成としてもよい。
10 ジョイント
11 第1手摺り
12 第2手摺り
13 手摺り用接続部材
19 ネジ
21 手摺り側嵌合部
22 ジョイント側嵌合部
29 ネジ孔
30 溝
Claims (4)
- 手摺りと他の手摺り又は取付面とを接続するためのジョイントと、上記手摺りとの間に設けられる手摺り用接続部材であって、
軸方向の一端側に設けられ、円形とは異なる異形断面の筒状に形成されると共に上記手摺りに嵌合される手摺り側嵌合部と、
軸方向の他端側に設けられ、上記ジョイントに嵌入される円筒状のジョイント側嵌合部とを備え、
上記ジョイント側嵌合部は、上記手摺り側嵌合部に対して上記軸周りに回転自在に取り付けられている
ことを特徴とする手摺り用接続部材。 - 請求項1に記載された手摺り用接続部材において、
上記ジョイント側嵌合部は、上記ジョイント側から挿入されたネジによって該ジョイントに固定されるように構成され、
上記ジョイント側嵌合部の側面には、複数の溝が上記ジョイント側嵌合部の周方向に並んで形成されている
ことを特徴とする手摺り用接続部材。 - 請求項1に記載された手摺り用接続部材において、
上記ジョイント側嵌合部は、上記ジョイント側から挿入されたネジによって該ジョイントに固定されるように構成され、
上記ジョイント側嵌合部の側壁には、該ジョイント側嵌合部の径方向に延びるネジ孔が形成されている
ことを特徴とする手摺り用接続部材。 - 請求項1乃至3の何れか1つに記載された手摺り用接続部材のジョイント側嵌合部にジョイントが外嵌合され、
上記手摺り用接続部材の手摺り側嵌合部に、円形とは異なる異形断面を有する手摺りの端部が嵌合されている
ことを特徴とする手摺りの接続構造。
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2012
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