JP5632869B2 - 手摺り用接続部材及び手摺りの接続構造 - Google Patents

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Description

本発明は、手摺りとジョイントとを接続する手摺り用接続部材及びこれを備えた手摺りの接続構造に関するものである。
例えば階段や廊下等の壁面に沿って設けられる手摺りを他の手摺り又は取付面に接続するために、これらの間にジョイントを介在させることが知られている。例えば、特許文献1には、手摺りの端部同士を連結するジョイントが開示されている。また、特許文献2には、手摺りの端部を壁面に取り付けるためのジョイント(エンドブラケット)が開示されている。
また、近年、特許文献3にも開示されているように、握りやすさ等を考慮して、手摺りの断面形状を円形とは異なる異形断面にすることも知られている。しかしながら、手摺りの断面形状は円形であることが多いため、一般に、ジョイントの断面形状は円形に形成されている。
これに対し、特許文献3には、ジョイントと手摺りとの間に介在される接続部材であって、軸方向の一端側に形成された円筒状のジョイント側嵌合部と、軸方向の他端側に形成された筒状の手摺り側嵌合部とを有し、手摺り側嵌合部の断面形状を円形と異なる異形断面とすることが開示されている。
特開2002−339540号公報 特開2001−032491号公報 特許第4785792号公報
上記特許文献3の接続部材では、異形断面の手摺りと円形断面のジョイントとを接続できるものの、手摺りと接続部材とジョイントとを一体に固定する接続構造であるために、手摺りを施工する際に、一旦、手摺りを接続部材を介してジョイントに固定すると、その手摺りの軸周りの角度を調整することができないという問題がある。したがって、上記特許文献3の接続部材には、施工性の観点から改良の余地がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、異形断面の手摺りと円形断面のジョイントとを接続する手摺り用接続部材について、手摺りとジョイントとの接続後においても手摺りの角度調整を可能にして、その施工性を高めることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、手摺り用接続部材のジョイント側嵌合部を、手摺り側嵌合部に対して回転自在に設けるようにした。
具体的に、第1の発明は、円形とは異なる異形断面の手摺りと他の手摺り又は取付面とを接続するためのジョイントと、上記手摺りとの間に設けられる手摺り用接続部材を対象としている。そして、軸方向の一端側に設けられ、円形とは異なる異形断面の有底筒状に形成されると共に上記手摺りに嵌合される手摺り側嵌合部と、軸方向の他端側に設けられ、上記ジョイントに嵌入される有底円筒状のジョイント側嵌合部とを備え、上記ジョイント側嵌合部は、上記手摺り側嵌合部に対して、ジョイント側嵌合部の底部中央と手摺り側嵌合部の底部中央とが締結部材により互いに連結されることで上記軸周りに回転自在に取り付けられている。
この発明によると、手摺り用接続部材における軸方向一端側の有底筒状の手摺り側嵌合部には、異形断面を有する手摺りが嵌合される。一方、手摺り用接続部材における軸方向他端側の有底円筒状のジョイント側嵌合部は、一般的な円筒状のジョイントに嵌入される。よって、異形断面を有する手摺りと円筒状のジョイントとが手摺り用接続部材を介して接続されることとなる。
さらに、ジョイント側嵌合部の底部中央と手摺り側嵌合部の底部中央とが締結部材により互いに連結されることで、これらジョイント側嵌合部及び手摺り側嵌合部が互いに回転自在となっているので、ジョイント側嵌合部に一体に固定されたジョイントに対して、手摺り側嵌合部に一体に固定された手摺りを自在に回転させることが可能になる。よって、手摺り用接続部材に対してジョイント及び手摺りを接続した後においても、手摺りの軸周りの角度調整が可能になるため、その施工性を大幅に高めることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記ジョイント側嵌合部は、上記ジョイント側から挿入されたネジによって該ジョイントに固定されるように構成され、上記ジョイント側嵌合部の側面には、複数の溝が上記ジョイント側嵌合部の周方向に並んで形成されていることを特徴とする。
この発明によると、複数の溝がジョイント側嵌合部の周方向に並んでいるので、手摺り用接続部材をジョイントに接続する際に、ジョイント側から挿入されたネジを複数の溝の何れかによって保持することができる。よって、ジョイント側嵌合部にネジ孔を設けることなく、上記ジョイントとジョイント側嵌合部とを容易にネジ固定することが可能になる。
第3の発明は、上記第1の発明において、上記ジョイント側嵌合部は、上記ジョイント側から挿入されたネジによって該ジョイントに固定されるように構成され、上記ジョイント側嵌合部の側壁には、該ジョイント側嵌合部の径方向に延びるネジ孔が形成されていることを特徴とする。
この発明によると、ジョイント側から挿入されたネジをジョイント側嵌合部のネジ孔にねじ込むことにより、手摺り側嵌合部に対して回転自在であるジョイント側嵌合部とジョイントとをネジ固定できる。
第4の発明は、手摺りの接続構造であって、上記第1乃至第3の何れか1つの発明における手摺り用接続部材のジョイント側嵌合部にジョイントが外嵌合され、上記手摺り用接続部材の手摺り側嵌合部に、円形とは異なる異形断面を有する手摺りの端部が嵌合されていることを特徴とする。
この発明によると、円筒状のジョイント側嵌合部に、一般的なジョイントを外嵌合し、手摺り側嵌合部に異形断面の手摺りの端部を嵌合することで、ジョイントと手摺りとが接続される。
本発明によれば、手摺り用接続部材の有底円筒状のジョイント側嵌合部を、有底筒状の手摺り側嵌合部に対して、両嵌合部の底部中央同士を締結部材により互いに連結することにより回転自在に設けるようにしたので、手摺り用接続部材に対してジョイント及び手摺りを接続した後においても、手摺りの角度調整が可能になるため、その施工性を大幅に高めることができる。
図1は、本実施形態1における互いに接続されたジョイント及び手摺り用接続部材を示す正面図である。 図2は、本実施形態1におけるジョイントと、手摺り用接続部材とを示す斜視図である。 図3は、本実施形態1における手摺り用接続部材が嵌入されたジョイントと、異形断面を有する第1手摺りとを示す斜視図である。 図4は、本実施形態1における手摺り用接続部材を示す底面図である。 図5は、本実施形態1における手摺り用接続部材を示す正面図である。 図6は、図3におけるV−V線断面図である。 図7は、本実施形態2における手摺り用接続部材を示す正面図である。 図8は、本実施形態3におけるジョイントと、手摺り用接続部材とを示す斜視図である。 図9は、本実施形態3における手摺り用接続部材が嵌入されたジョイントと、異形断面を有する第1手摺りとを示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《発明の実施形態1》
図1〜図6は、本発明の実施形態1を示している。
図1は、本実施形態1における互いに接続されたジョイント10及び手摺り用接続部材13を示す正面図である。図2は、本実施形態1におけるジョイント10と、手摺り用接続部材13とを示す斜視図である。図3は、本実施形態1における手摺り用接続部材13が嵌入されたジョイント10と、異形断面を有する第1手摺り11とを示す斜視図である。
また、図4は、手摺り用接続部材13を示す底面図である。図5は、手摺り用接続部材13を示す正面図である。図6は、図4におけるVI−VI線断面図である。
本実施形態における手摺りの接続構造1は、図1に示すように、第1手摺り11と、第2手摺り12と、これらの手摺り11,12を接続するためのジョイント10と、ジョイント10と第1手摺り11との間に設けられた手摺り用接続部材13とを有している。
そして、ジョイント10は、例えば廊下のコーナー部や、廊下から階段へ上がる領域に設けられている。各手摺り11,12は、図示しないブラケットによって壁面に取り付けられている。
(ジョイント)
ジョイント10は、断面円形状の手摺りを連結する場合に用いられる一般的で公知のものであり、例えば、亜鉛合金、アルミニウム合金などの金属によって構成されている。ジョイント10は、図1に示すように、略筒状の連結部15と、この連結部15の一端に設けられた可動部16とを備えている。
連結部15は、一端側に形成された円筒状の第1接続部17と、他端側に湾曲して形成された略円筒状の第2接続部18とを有している。第1接続部17の側壁にはネジ挿入孔(図示省略)が貫通形成され、図2に示すように、連結部15と手摺り用接続部材13とを固定するためのネジ19が挿入されるようになっている。
可動部16は、その基端側が第2接続部18に揺動可能に取り付けられている。一方、可動部16の先端側には、円筒状の取付部16aが形成されている。本実施形態における取付部16aには第2手摺り12が取付固定される
(第1及び第2手摺り)
第2手摺り12は、図1〜図3に示すように、横断面が円形に形成され、上記ジョイント10の取付部16aに嵌入された状態でネジ等により取付固定されている。
一方、第1手摺り11は、図に示すように、横断面が円形と異なる異形断面を有している。すなわち、第1手摺り11は、扁平な断面形状を有する本体部11aと、本体部11aの側方に断面円弧状に突出した突条部11bとを有している。
(手摺り用接続部材)
そして、手摺り用接続部材13は、ジョイント10と第1手摺り11との間に、それぞれに嵌合するように設けられ、断面円形状の手摺りを連結するように成形された一般的なジョイント10と、異形断面の第1手摺り11とを接続できるように構成されている。
手摺り用接続部材13は、図1、図4〜図6に示すように、軸方向の一端側(図1で右側)に設けられて第1手摺り11に嵌合される手摺り側嵌合部21と、軸方向の他端側(図1で左側)に設けられてジョイント10に嵌入されるジョイント側嵌合部22とを備えている。
<手摺り側嵌合部>
手摺り用接続部材13の手摺り側嵌合部21は、図6に示すように、軸方向の一端側(同図で右側)に形成された有底円筒状の筒状部21aと、軸方向の他端側(同図で左側)に形成されると共にジョイント側嵌合部22が取り付けられる取付部21bとを有している。
筒状部21aは、円形とは異なる異形断面の筒状に形成されている。すなわち、筒状部21aは、第1手摺り11の端部に外嵌合するように形成され、第1手摺り11の本体部11a及び突条部11bに沿うように形成された開口端を有している。また、図4及び図6に示すように、筒状部21aの側壁にはネジ挿入孔24が径方向に貫通形成され、図3に示すように、手摺り側嵌合部21と第1手摺り11とを固定するためのネジ23が挿入されるようになっている。
また、図6に示すように、筒状部21aの底部中央には、ネジ26が挿入されるネジ挿入部25が貫通形成されている。一方、取付部21bは、筒状部21aとは反対側で円形状に開口した開口端を有している。
<ジョイント側嵌合部>
手摺り用接続部材13のジョイント側嵌合部22は、図6に示すように有底円筒状に形成されている。ジョイント側嵌合部22は、例えば、ポリアセタール(POM)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂、ポリエチレン(PE)樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂によって形成されている。
ジョイント側嵌合部22における底部22aの中央には、ネジ26が挿入されるネジ孔28が貫通形成されている。そして、ジョイント側嵌合部22の底部22aが手摺り側嵌合部21の取付部21bに嵌入した状態で、ネジ26が取付部21bのネジ挿入部25からジョイント側嵌合部22の底部22aにおけるネジ孔28にねじ込まれている。そのことにより、ジョイント側嵌合部22は、手摺り側嵌合部21に対して軸周りに回転自在に取り付けられている。
また、ジョイント側嵌合部22の側壁には、図4及び図6に示すように、その径方向に延びるネジ孔29が貫通形成されている。そうして、ジョイント側嵌合部22は、ジョイント10側から挿入されたネジ19によってジョイント10に固定されるようになっている。
(組み付け方法)
次に、上記手摺りの接続構造1における組み付け方法を、図2及び図3に基づいて説明する。
図2に示すように、円形断面を有する第2手摺り12の端部を、ジョイント10の可動部16における取付部16aに嵌入してネジ等により取付固定する。そのことにより、第2手摺り12とジョイント10とを互いに接続する。
一方、手摺り用接続部材13におけるジョイント側嵌合部22の開口端側にジョイント10の連結部15における第1接続部17を外嵌合する。そして、ネジ19を第1接続部17のネジ挿入孔(図示省略)からジョイント側嵌合部22のネジ孔29にねじ込む。そのことにより、ジョイント10と手摺り用接続部材13とを互いに接続する。
ジョイント10に接続された手摺り用接続部材13は、ジョイント側嵌合部22がジョイント10に固定された状態で、手摺り側嵌合部21がジョイント10に対して回転自在となる。
次に、異形断面を有する第1手摺り11の端部を、手摺り用接続部材13における手摺り側嵌合部21の筒状部21aを嵌合する。そして、ネジ23を筒状部21aのネジ挿入孔24から第1手摺り11の突条部11bにねじ込む。そのことにより、第1手摺り11と手摺り用接続部材13とを互いに接続する。このようにして、手摺り用接続部材13が回転自在に取り付けられたジョイント10を介して、第1手摺り11と第2手摺り12とが接続される。
−実施形態1の効果−
したがって、この実施形態1によると、手摺り用接続部材13の手摺り側嵌合部21には異形断面を有する第1手摺り11が嵌合される一方、手摺り用接続部材13のジョイント側嵌合部22は一般的な円筒状のジョイント10に嵌入される。よって、異形断面を有する第1手摺り11と円筒状のジョイント10とを手摺り用接続部材13を介して接続することができる。しかも、ジョイント側嵌合部22及び手摺り側嵌合部21が互いに回転自在となっているので、ジョイント側嵌合部22に一体に固定されたジョイント10に対して、手摺り側嵌合部21に一体に固定された第1手摺り11を自在に回転させることができる。よって、手摺り用接続部材13を介してジョイント10と第1手摺り11とを接続した後においても、第1手摺り11の軸周りの角度調整が可能になるため、その施工性を大幅に高めることができる。
《発明の実施形態2》
図7は、本発明の実施形態2を示している。
図7は、本実施形態2における手摺り用接続部材13を示す正面図である。尚、以降の各実施形態では、図1〜図6と同じ部分については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施形態における手摺り用接続部材13は、上記実施形態1におけるジョイント側嵌合部22について、ネジ孔29を設ける代わりに複数の溝30が形成されている。
すなわち、図2に示すように、手摺り用接続部材13のジョイント側嵌合部22は、上記実施形態1と同様にジョイント10側から挿入されたネジ19によってジョイント10に固定されるようになっている。
一方、本実施形態におけるジョイント側嵌合部22の側面には、図7に示すように、複数の溝30がジョイント側嵌合部22の周方向に並んで形成されている。各溝30は、ジョイント側嵌合部22の軸方向に延びると共に、その周方向に隣接して配置されている。そのことにより、ジョイント側嵌合部22の横断面は、その外周形状が波状になっている。
−実施形態2の効果−
したがって、この実施形態2によると、上記実施形態1と同様に、ジョイント側嵌合部22及び手摺り側嵌合部21が互いに回転自在となっているので、手摺り用接続部材13を介してジョイント10と第1手摺り11とを接続した後においても、第1手摺り11の角度調整が可能になるため、その施工性を大幅に高めることができる。そのことに加え、複数の溝30がジョイント側嵌合部22の周方向に並んで形成されているので、手摺り用接続部材13をジョイント10に接続する際に、ジョイント10側から挿入されたネジ19を複数の溝30の何れかによって保持することができる。よって、ジョイント側嵌合部22の側壁にネジ孔を設けることなく、ジョイント10とジョイント側嵌合部22とを容易にネジ固定することができる。
《発明の実施形態3》
図8及び図9は、本発明の実施形態3を示している。
図8は、本実施形態3におけるジョイント10と、手摺り用接続部材13とを示す斜視図である。図9は、本実施形態3における手摺り用接続部材13が嵌入されたジョイント10と、異形断面を有する第1手摺り11とを示す斜視図である。
上記実施形態1におけるジョイント10は連結部15に対して1つの可動部16を有していたのに対し、本実施形態2におけるジョイント10は連結部15に対して2つの可動部16を有している。
すなわち、図8に示すように、本実施形態におけるジョイント10は、連結部15の両端において、可動部16の基端側がそれぞれ揺動可能に取り付けられている。そして、一方の可動部16における取付部16aには、円形断面を有する第2手摺り12が取付固定されている。そして、他方の可動部16における取付部16aには、手摺り用接続部材13が取り付けられている。
具体的には、図8に示すように、手摺り用接続部材13のジョイント側嵌合部22が、ジョイント10の可動部16における取付部16aに嵌合した状態で、ネジ32を取付部16aに形成されたネジ挿入孔(図示省略)からジョイント側嵌合部22のネジ孔29にねじ込む。そのことにより、図9に示すように、ジョイント10の可動部16と手摺り用接続部材13のジョイント側嵌合部22とを互いに接続する。
そうして、ジョイント10では連結部15に対して可動部16が揺動可能となり、且つ、手摺り用接続部材13では可動部16一体に固定されたジョイント側嵌合部22に対して手摺り側嵌合部21が回転自在となる。
また、手摺り側嵌合部21の筒状部21aには、異形断面を有する第1手摺り11の端部が嵌合される。そして、ネジ23を筒状部21aのネジ挿入孔24から第1手摺り11の突条部11bにねじ込む。そのことにより、第1手摺り11と手摺り用接続部材13とを互いに接続する。このようにして、手摺り用接続部材13が回転自在に取り付けられたジョイント10を介して、第1手摺り11と第2手摺り12とが接続される。
−実施形態3の効果−
したがって、この実施形態3によると、ジョイント側嵌合部22及び手摺り側嵌合部21が互いに回転自在となっており、しかもそのジョイント側嵌合部22が連結部15に対して揺動可能な可動部16に接続されているので、手摺り用接続部材13を介してジョイント10と第1手摺り11とを接続した後においても、第1手摺り11の軸周りの角度だけでなく第1手摺り11の向きをも調整することができる。つまり、ジョイント10に接続された第1手摺り11について、その配置状態を調整できる自由度が高まる。その結果、その手摺りの接続構造1の施工性をより大幅に高めることができる。
《その他の実施形態》
なお、上述の実施形態は、本発明の例示であって、本発明はこの例に限定されるものではない。例えば、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態1〜3では、ジョイント10が連結部15と可動部16とを有する構成としたが、本発明はこれに限らず、円筒状の接続部分を有するジョイントに対し、その接続部分に手摺り用接続部材13のジョイント側嵌合部22が接続される構成としてもよい。
例えば、ジョイントは、円柱状の手摺りの中間部分に装着される円筒状部分と、その円筒状部分から分岐されると共に手摺り用接続部材13のジョイント側嵌合部22が接続される円筒状の接続部分とを有するT字型のジョイントとしてもよい。
また、ジョイント10は、手摺りと他の手摺りを接続するジョイントに限らず、手摺りと取付面とを接続するブラケットであってもよい。例えば、可動部16を有さずに連結部15が湾曲した構成を有し、第1手摺り11及び第2手摺り12を直角方向に接続するコーナーブラケットをジョイントとして適用してもよい。
また、上記実施形態1〜3において、ジョイント10は連結部15において2つに分割可能な構成としてもよい。
また、第1手摺り11の断面形状は上記実施形態の形状には限定されず、設置場所、用途等に合わせて様々な形状とすることができ、この形状に合わせて、手摺り用接続部材13の手摺り側嵌合部21を形成すればよい。
以上説明したように、本発明は、手摺りとジョイントとを接続する手摺り用接続部材及びこれを備えた手摺りの接続構造について有用である。
1 手摺りの接続構造
10 ジョイント
11 第1手摺り
12 第2手摺り
13 手摺り用接続部材
19 ネジ
21 手摺り側嵌合部
22 ジョイント側嵌合部
29 ネジ孔
30 溝

Claims (4)

  1. 円形とは異なる異形断面の手摺りと他の手摺り又は取付面とを接続するためのジョイントと、上記手摺りとの間に設けられる手摺り用接続部材であって、
    軸方向の一端側に設けられ、円形とは異なる異形断面の有底筒状に形成されると共に上記手摺りに嵌合される手摺り側嵌合部と、
    軸方向の他端側に設けられ、上記ジョイントに嵌入される有底円筒状のジョイント側嵌合部とを備え、
    上記ジョイント側嵌合部は、上記手摺り側嵌合部に対して、ジョイント側嵌合部の底部中央と手摺り側嵌合部の底部中央とが締結部材により互いに連結されることで上記軸周りに回転自在に取り付けられていることを特徴とする手摺り用接続部材。
  2. 請求項1に記載された手摺り用接続部材において、
    上記ジョイント側嵌合部は、上記ジョイント側から挿入されたネジによって該ジョイントに固定されるように構成され、
    上記ジョイント側嵌合部の側面には、複数の溝が上記ジョイント側嵌合部の周方向に並んで形成されていることを特徴とする手摺り用接続部材。
  3. 請求項1に記載された手摺り用接続部材において、
    上記ジョイント側嵌合部は、上記ジョイント側から挿入されたネジによって該ジョイントに固定されるように構成され、
    上記ジョイント側嵌合部の側壁には、該ジョイント側嵌合部の径方向に延びるネジ孔が形成されていることを特徴とする手摺り用接続部材。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つに記載された手摺り用接続部材のジョイント側嵌合部にジョイントが外嵌合され、
    上記手摺り用接続部材の手摺り側嵌合部に、円形とは異なる異形断面を有する手摺りの端部が嵌合されていることを特徴とする手摺りの接続構造。
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