JP2013203422A - パウチ容器 - Google Patents

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広樹 金光
Tomoki Oshika
智貴 大鹿
Junpei Tani
純平 峪
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Abstract

【課題】印字消えや印字掠れが発生しにくいパウチ容器を提供する。
【解決手段】一対の外装シート11及びその両側部から内側に折り込まれる一対のガセットシート12からなる容器本体10と、容器本体10に取り付けられるスパウト20とから構成されており、容器本体10はガセットシート12の周縁が外装シート11の周縁に、また、外装シート11の上下縁部が相互にヒートシールされることで袋状に形成されている。背面側の外装シート11の底部外表面の所定の印字領域には、ビヒクル(樹脂成分)に対して不活性無機粒子や架橋高分子等のマット剤を混入させたマットインキを用いて印刷することで、白色の印字下地層11aが形成されており、この印字下地層11aの上に賞味期限等の情報がインクジェット記録方式によって印字11bが施されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、底部外表面に賞味期限等の印字が施されたパウチ容器に関する。
例えば、図4(a)、(b)に示すような飲料用のスパウト付きパウチ容器50は、デザイン等の兼ね合いから底部外表面に、インクジェット記録方式のプリンターによって、賞味期限等の情報が印字されており、通常、段ボール箱等に収容された状態で出荷されている。
特開2000−344252号公報
しかしながら、上述したように、インクジェット記録方式のプリンターによって、底部外表面に賞味期限等の情報が印字されたスパウト付きパウチ容器50を、段ボール箱等に収容した状態で出荷すると、輸送途中にスパウト付きパウチ容器50の印字部分が段ボール箱や他のスパウト付きパウチ容器50と擦れ合うことによって、印字が消えたり、印字に掠れが発生したりするといった問題がある。
こういった問題を解決するために、インクジェット記録方式のプリンターに使用するインキの種類を変更するなどして対応しているが、完全な解決に至っていないのが現状である。
そこで、この発明の課題は、印字消えや印字掠れが発生しにくいパウチ容器を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、少なくとも、一対の外装シートを備えたパウチ容器において、前記両外装シートの少なくともいずれか一方の外面に、印字下地上に印字が施された印字領域が設けられ、前記印字下地がマットインキにより形成され、印字が、インクジェット記録方式により形成されていることを特徴としている。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明のパウチ容器において、前記両外装シートの両側部から内側に折り込まれて左右のサイドガセット部を形成する左右一対のガセットシートを備え、前記印字領域が、前記外装シートの外面において、内容物が充填された際に容器の底面となる部分に設けられていることを特徴としている。
以上のように、請求項1に係る発明のパウチ容器は、マットインキを用いて印刷された印字下地の上に印字を施しているので、マットインキを用いて印刷された表面が凹凸状の印字下地の凹部に印字用のインキが入り込んだ状態で、印字が施されることになる。
従って、段ボール箱等に収容した状態で出荷する際、輸送途中にパウチ容器の印字部分が段ボール箱や他のパウチ容器と擦れ合っても、印字下地の凹凸状の表面における凸部よりも外側に位置しているインキは擦れ取られる虞はあるが、凹部に入り込んだインキは擦れ取られることがないので、印字消えや印字掠れが発生しにくいという効果が得られる。
また、請求項2に係る発明のパウチ容器は、左右のサイドガセット部を有し、マットインキが、底面となる領域に設けられているので、底面に剛性が付与され、これに伴って安定性が増すことで、自立性が向上する。
(a)はこの発明に係るパウチ容器の一実施形態を示す正面図、(b)は同上のパウチ容器を示す背面図である。 同上のパウチ容器を形成している背面側の外装シートにおける印字部分を示す断面図である。 (a)は同上の印字部分を示す拡大断面図、(b)は同上の印字部分が段ボール箱や他のパウチ容器と擦れ合った状態を示す拡大断面図である。 (a)は液体内容物を充填した従来のパウチ容器を示す背面図、(b)は同上のパウチ容器を示す底面図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1(a)、(b)は、この発明に係るパウチ容器1を示している。このパウチ容器1は、同図に示すように、フレキシブルシートによって袋状に形成された容器本体10と、この容器本体10に取り付けられる熱接着性樹脂によって形成されたスパウト20とから構成されており、容器本体10を形成しているフレキシブルシートは、通常、単層又は複層の樹脂フィルムから構成されている。フレキシブルシートとしては、ベースフィルム層と、ヒートシール性を付与するシーラント層とを有する複層シートが好適であり、高いガスバリア性が要求される場合には、ベースフィルム層とシーラント層との間にガスバリア層を設けることが好適である。
前記ベースフィルム層を構成するフィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ナイロン−6、ナイロン−66などのポリアミド及びエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)等から構成される一層又は二層以上の延伸又未延伸フィルムが例示できる。
前記シーラント層を構成するフィルムとしては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン−プロピレン共重合体(EP)、未延伸ポリプロピレン(CPP)、二軸延伸ナイロン(ON)、エチレン−オレフィン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等から構成される一層又は二層以上の延伸又未延伸フィルムが例示できる。
前記ガスバリア層としては、アルミニウム等の金属薄膜、又は塩化ビニリデン(PVDC)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)などの樹脂フィルム、或いは任意の合成樹脂フィルム(例えば、ベースフィルム層であってもよい)に、アルミニウム、酸化アルミニウムやシリカ等の無機酸化物などを蒸着(又はスパッタリング)したフィルムが例示できる。
前記容器本体10は、一対の外装シート11及び両外装シート11の両側部から内側に折り込まれて左右のサイドガセット部を形成する左右一対のガセットシート12から構成されており、図1に交斜線で示すように、折り込まれたガセットシート12の内面の周縁が外装シート11の内面にヒートシールされると共に、外装シート11の内面の上縁部及び下縁部が相互にヒートシールされることで、袋状に形成されている。なお、同図(a)、(b)における交斜線表示部分がヒートシール部分を示している。
前記スパウト20は、ポリエチレンやポリプロピレン等により形成され、袋状の容器本体10に取り付けられる固着部21と、この固着部21の上部に設けられた、注口や飲口となる開閉可能なスクリューキャップを有する口栓22と、前記固着部21の下部に設けられた、容器本体10内に充填された内容物の吸い出しを容易にする筒状の導出部23とから構成されており、前記導出部23が容器本体10内に挿入された状態で、固着部21の側面が容器本体10にヒートシールされている。
前記容器本体10を構成している一対の外装シート11には、例えば、フレキシブルシートを構成しているベースフィルム層とガスバリア層との間に、商品名、イラスト、デザイン、成分、取り扱い注意事項等を含む表示印刷層がグラビア印刷法によって形成されており、この表示印刷層は、バインダー樹脂、顔料及び必要に応じて溶剤を含有する印刷インキを使用して印刷されている。
また、背面側の外装シート11の底部外表面の所定の印字領域には、図2に示すように、ビヒクル(樹脂成分)に対して、架橋高分子の有機粒子や不活性無機粒子等のマット剤を混入させたマットインキを用いてグラビア印刷法によって印刷することで、白色の印字下地層11aが形成されており、この印字下地層11aの上に賞味期限等の情報を示す印字11bがインクジェット記録方式によって施されている。
前記マット剤としては、不活性無機粒子では、例えば、シリカ,アルミナ,タルク,クレー,炭酸バリウム等が使用され、また、架橋高分子の有機粒子では、例えば、ポリエチレン系,ポリプロピレン系、若しくはこれらの共重合体等のポリオレフィン系重合体、アクリル酸,メタクリル酸のようなアクリル系単量体等の重合体、或いは、スチレン,アルキル置換スチレン系単量体のようなスチレン系単量体等と架橋性単量体(例えば、ジビニルベンゼン,エチレングリコールジメタクリレート等)との共重合体等の有機粒子が使用される。マット剤は、マットインキ中に、固形分を基準にして、通常0.5〜20重量%、好ましくは1〜10重量%で含有される。また、マット剤の平均粒子径は、通常1〜50μm、好ましくは10〜40μmである。
なお、外装シートの底部外表面とは、内容物を充填した状態で底面となる部分をいい、例えば、このパウチ容器1の場合は、図1(a)、(b)に二点鎖線で示すように、下部傾斜縁に対応する領域である。また、印字下地層の一部が外装シートの底部外表面に形成されていればよく、外装シートの底部外表面の全域に印字下地層を形成してもよい。
以上のように構成されたパウチ容器1は、マットインキを用いて印刷された印字下地層11aの上に印字11bを施しているので、図3(a)に示すように、マットインキを用いて印刷された表面が凹凸状の印字下地層11aの凹部Cに印字用のインキドットが入り込んだ状態で、印字11bが施されることになる。
従って、段ボール箱等に収容した状態で出荷する際、輸送途中にパウチ容器1の印字部分が段ボール箱や他のパウチ容器1と擦れ合っても、同図(b)に示すように、インキドットのうち、印字下地層11aの凹凸状の表面における凸部Sよりも外側に位置している部分は擦れ取られる虞はあるが、凹部Cに入り込んだ部分は擦れ取られることがないので、印字消えや印字掠れが発生しにくいという効果が得られる。
なお、上述した実施形態では、印字領域が底部に位置しているパウチ容器1について説明したが、これに限定されるものではなく、外装シート11の中央部や上部に印字を施す場合についても、その印字領域にマットインキを用いて印刷された印字下地層を形成すればよい。
また、上述した実施形態では、サイドガセットタイプのパウチ容器1について説明したが、これに限定されるものではなく、本発明は、平袋タイプやボトムガセットタイプ等種々のパウチ容器に適用することができることはいうまでもない。
また、上述した実施形態では、スパウトが装着されたパウチ容器1について説明したが、これに限定されるものではなく、本発明は、スパウトが装着されていないパウチ容器についても適用することができることはいうまでもない。
本発明は、インクジェット記録方式のプリンターによって、賞味期限等の種々の情報が印字されるパウチ容器に利用することができる。
1 パウチ容器
10 容器本体
11 外装シート
11a 印字下地層
11b 印字
12 ガセットシート
20 スパウト
21 固着部
22 口栓
23 導出部
凹部 C
凸部 S

Claims (2)

  1. 少なくとも、一対の外装シートを備えたパウチ容器において、
    前記両外装シートの少なくともいずれか一方の外面に、印字下地上に印字が施された印字領域が設けられ、
    前記印字下地がマットインキにより形成され、
    印字が、インクジェット記録方式により形成されていることを特徴とするパウチ容器。
  2. 前記両外装シートの両側部から内側に折り込まれて左右のサイドガセット部を形成する左右一対のガセットシートを備え、
    前記印字領域が、前記外装シートの外面において、内容物が充填された際に容器の底面となる部分に設けられている請求項1に記載のパウチ容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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