JP2013203270A - 車両の送風部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベントダクトを介して車室内空間に吹き出す空気の量の不足や風漏れ音を回避でき、しかも、ベントダクトの型費や管理費を低減できる車両の送風部構造を提供する。
【解決手段】デフロスタダクト有り仕様において、デフロスタダクトの上流側の端部に突設された係合凸部が、ベントダクト10の上流側の端部に形成された係合孔に係合し、デフロスタダクト有り仕様のベントダクト10とデフロスタダクト無し仕様のベントダクト10とが部品共通化されて、いずれの仕様のベントダクト10も上流側の端部に係合孔が形成され、デフロスタダクト無し仕様の空気調和装置1のベントダクト連結部6にベントダクト位置ずれ防止壁8が設けられ、デフロスタダクト無し仕様において、ベントダクト位置ずれ防止壁8が前記係合孔を塞ぐ。
【選択図】図7

Description

本発明は、
デフロスタダクトを備えたデフロスタダクト有り仕様と、前記デフロスタダクトを備えないデフロスタダクト無し仕様との任意の一方に構成され、
前記デフロスタダクト有り仕様では、空気調和装置から送出される空気を、ベントダクトを介して車室内の空間側に案内するとともに、デフロスタダクトを介してウインドガラス側に案内し、
前記デフロスタダクト無し仕様では、空気調和装置から送出される空気を、ベントダクトを介して車室内の空間側に案内し、
前記デフロスタダクト有り仕様において、デフロスタダクトの上流側の端部に突設された係合凸部が、ベントダクトの上流側の端部に形成された係合孔に係合する車両の送風部構造に関する。
気温が高い国ではデフロスタ機能を必要としないので、車両の送風部構造はデフロスタダクト無し仕様に設定される。そして、その他の国では同じ機種においてデフロスタダクト有り仕様に設定される。
車両の送風部構造をデフロスタダクト有り仕様にした場合、特許文献1に開示されているように、前記係合凸部を前記係合孔に係合させている。前記係合凸部を前記係合孔に係合させるのは次の理由による。
すなわち、デフロスタダクトとベントダクト(以下、「両ダクト」と称する)はインストルメントパネルに部組みされた後に車体及び空気調和装置に組み付けられる。この組み付け方法によれば、両ダクトに生じた成形誤差により空気調和装置の空気送出口に対する両ダクトの空気流入口の位置合わせに手間がかかる。
そこで、両ダクトの上流側の端部同士を連結し、上流側の端部同士の位置を決めておいてから、両ダクトの空気流入口を空気調和装置の空気送出口に接続している。
両ダクトの上流側の端部同士をボルトで連結するボルト連結構造もあるが、このボルト連結構造では部品点数が増え、連結作業に手間がかかる。これに対して、前記係合凸部と係合孔から成る係合連結構造によれば、部品点数を少なくできるとともに、組み付け工程を簡素化することができる。
前記デフロスタダクトは、幅広のフロントガラス(ウインドガラスの一例)の全面に空気を吹き出すことができるように車幅方向に長い開口を備えている。そのために、デフロスタダクトは大型の成形部品になる。このような大型の成形部品はブロー成形が困難であることから、インジェクション成形した前後一対の分割デフロスタダクト同士を組み合わせて前記デフロスタダクトを形成している。一方、ベントダクトは比較的細い管状であり、ブロー成形により形成することができる。
前記係合凸部をブロー成形により形成することは困難であるが、インジェクション成形を採用すれば、係合凸部を容易に形成することができる。従って、前記係合凸部をデフロスタダクトに形成し、前記係合孔をベントダクトに形成している。
上記の車両の送風部構造において、デフロスタダクト有り仕様のベントダクトをデフロスタダクト無し仕様のベントダクトとしても用いると、ベントダクトの上流側の端部に形成された係合孔から空気が漏れる。その結果、ベントダクトを介して車室内空間に吹き出す空気の量(風量)が不足する。また、風漏れ音(場合により笛吹き音)も発生する。
このような問題があるために、従来、同じ機種において、前記ベントダクトを、デフロスタダクト有り仕様の専用のものとデフロスタダクト無し仕様の専用のものとの2種類製作していた。
特開平6−106956号公報
上記従来の技術によれば、前記ベントダクトをデフロスタダクト有り仕様の専用のものとデフロスタダクト無し仕様の専用のものとの2種類製作していたために、ベントダクトの型費や管理費が高くなっていた。
本発明の目的は、ベントダクトを介して車室内空間に吹き出す空気の量の不足や風漏れ音を回避でき、しかも、ベントダクトの型費や管理費を低減できる車両の送風部構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
デフロスタダクトを備えたデフロスタダクト有り仕様と、前記デフロスタダクトを備えないデフロスタダクト無し仕様との任意の一方に構成され、
前記デフロスタダクト有り仕様では、空気調和装置から送出される空気を、ベントダクトを介して車室内の空間側に案内するとともに、デフロスタダクトを介してウインドガラス側に案内し、
前記デフロスタダクト無し仕様では、空気調和装置から送出される空気を、ベントダクトを介して車室内の空間側に案内し、
前記デフロスタダクト有り仕様において、デフロスタダクトの上流側の端部に突設された係合凸部が、ベントダクトの上流側の端部に形成された係合孔に係合する車両の送風部構造であって、
前記デフロスタダクト有り仕様のベントダクトと前記デフロスタダクト無し仕様のベントダクトとが部品共通化されて、いずれの仕様のベントダクトも上流側の端部に前記係合孔が形成され、
前記デフロスタダクト無し仕様の空気調和装置のベントダクト連結部にベントダクト位置ずれ防止壁が設けられ、
前記デフロスタダクト無し仕様において、前記ベントダクト位置ずれ防止壁が、部品共通化された前記ベントダクトの係合孔を塞ぐ点にある。(請求項1)
この構成によれば、前記デフロスタダクト有り仕様のベントダクトと前記デフロスタダクト無し仕様のベントダクトとが部品共通化されている。従って、ベントダクトの型費や管理費を低減することができる。
また、前記デフロスタダクト無し仕様において、前記ベントダクト位置ずれ防止壁が、部品共通化された前記ベントダクトの上流側の端部の係合孔を塞ぐから、係合孔から空気が漏れることを防止することができる。その結果、ベントダクトを介して車室内空間に吹き出す空気の量の不足や風漏れ音を回避することができる。
そして、前記係合孔を塞ぐ専用のカバー部材を設けた構成に比べると、部品点数を少なくすることができ、構造を簡素化することができる。(請求項1)
本発明において、
前記デフロスタダクト無し仕様の空気調和装置のベントダクト連結部と、部品共通化された前記ベントダクトの上流側の端部との間にパッキンが介在し、
前記パッキンは、前記ベントダクト位置ずれ防止壁と前記ベントダクトの上流側の端部との間にも介在するように延出されて、前記ベントダクト位置ずれ防止壁と前記ベントダクトの上流側の端部とに挟圧されていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前記ベントダクト位置ずれ防止壁と前記ベントダクトの上流側の端部とに前記パッキンが挟圧されているから、ベントダクトと空気調和装置のラトル音を防止することができるとともに、前記係合孔からの空気の漏れを確実に防止することができる。(請求項2)
本発明によれば、
ベントダクトを介して車室内空間に吹き出す空気の量の不足や風漏れ音を回避でき、しかも、ベントダクトの型費や管理費を低減できる車両の送風部構造を提供することができた。
デフロスタダクトとベントダクトの分解斜視図 デフロスタダクトの係合凸部がベントダクトの係合孔に係合する様子を示す斜視図 デフロスタダクトの係合凸部がベントダクトの係合孔に係合する様子を示す縦断面図 ベントダクトの係合孔の周りを示す斜視図 デフロスタダクト無し仕様の車両の送風部構造の分解斜視図 ベントダクトの上流側の端部と空気調和装置のベントダクト連結部とを示す分解斜視図 ベントダクトの上流側の端部と空気調和装置のベントダクト連結部との連結構造の斜視図 ベントダクトの上流側の端部と空気調和装置のベントダクト連結部との連結構造の縦断面図 ベントダクトの上流側の端部と空気調和装置のベントダクト連結部との連結構造の別実施形態の縦断面図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図5に、インストルメントパネル(図示せず)の車両前方側Frに位置するHVAC1(空気調和装置に相当)と、HVAC1に連通接続するベントダクト10とを備えた車両の送風部構造の分解斜視図を示してある。インストルメントパネルは、上壁部と、上壁部の車両後方側Rrの端部から下方に延びて乗員に対向する縦壁部と備えている。
「HVAC」は「Heating Ventilating Air−Conditioning」の略である。前記ベントダクト10は、HVAC1から送出される空気を、インストルメントパネルに設けられた車室内空間への空気吹き出し口(ベンチレーター)に案内する。
前記車両の送風部構造は、デフロスタダクト20(図1参照)を備えたデフロスタダクト有り仕様と、デフロスタダクト20を備えないデフロスタダクト無し仕様(図5参照)との任意の一方に構成される。デフロスタダクト20は、HVAC1で温度調整された空気をフロントガラス(ウインドガラスに相当)側に案内する。気温が高い国ではデフロスタ機能を必要としないので、車両の送風部構造はデフロスタダクト無し仕様に設定される。その他の国では同じ機種においてデフロスタダクト有り仕様に設定される。
デフロスタダクト有り仕様(図1参照)では、HVAC1から送出される温度調整された空気を、ベントダクト10を介して車室内の空間側に案内するとともに、デフロスタダクト20を介してフロントガラス側に案内する。デフロスタダクト無し仕様(図5参照)では、HVAC1から送出される空気を、ベントダクト10を介して車室内の空間側に案内する。
[HVAC1の構造]
デフロスタダクト有り仕様のHVAC1はデフロスタダクト有り仕様専用の構造に構成され、デフロスタダクト無し仕様のHVAC1はデフロスタダクト無し仕様専用の構造に構成される。
図5,図6に示すように、デフロスタダクト無し仕様のHVAC1の上端部に、ベントダクト用の空気送出口5を備えたベントダクト連結部6が設けられている。ベントダクト用の空気送出口5は上側に開口し、車幅方向に長い長方形状に形成されている。符号9はHVAC1に設けられた空気取り入れ部9である。この空気取り入れ部9も上側に開口している。ベントダクト用の空気送出口5の周縁部には長方形の環状のパッキン7が上方から重ねられる。パッキン7の外周部7G(図8参照)は縦断面長方形状に上方に膨出している。
図6〜図8に示すように、デフロスタダクト無し仕様のHVAC1のベントダクト連結部6にベントダクト位置ずれ防止壁8が立設されている。ベントダクト位置ずれ防止壁8は、ベントダクト連結部6に対してベントダクト10の上流側の端部が車両前方側Frに位置ずれすることを防止する。ベントダクト10の上流側の端部は、後述するように、外側第1筒部13の下端部13K(図4参照)と内側第1筒部16の下端部16Kとから成る。
ベントダクト位置ずれ防止壁8は車幅方向に長い長方形のリブ状に形成され、前記ベントダクト連結部6の上面部の車両前方側Frの端部から立ち上がっている。ベントダクト位置ずれ防止壁8の構造と作用については後でさらに詳しく説明する。
デフロスタダクト有り仕様のHVAC(図示せず)の上端部には、上記のベントダクト連結部6に加え、デフロスタダクト連結部が設けられている。このデフロスタダクト連結部は、上側に開口するデフロスタダクト用の空気送出口を備えている。
[デフロスタダクト20の構造]
図1に示すように、デフロスタダクト20の下半部21は、横断面において車幅方向に長い長方形状に形成され、側面視において上側ほど車両前方側Frに位置する円弧状に形成されている。デフロスタダクト20の上半部22は車両前後方向視で上下逆の台形状に形成され、前記下半部21に連続している。
そして、デフロスタダクト20の下端部20Kが、デフロスタダクト有り仕様のHVACのデフロスタダクト連結部に連通接続している。また、デフロスタダクト20の上端部22Jの開口22Hの周部が、インストルメントパネルの上壁部に形成されたデフロスタダクト用の空気吹き出し口の周部に連通接続している。
前記デフロスタダクト用の空気吹き出し口は、幅広のフロントガラスの全面に空気を吹き出すことができるように車幅方向に長く形成され、前記空気吹き出し口の車幅方向外側の端部はサイドガラスに近接している。
図1〜図3に示すように、デフロスタダクト20の下端部20K(上流側の端部に相当)の後面には左右一対の係合凸部23が突設されている。
さらに、デフロスタダクト20の上下方向中間部の左右側壁24に、左右一対の角筒状のデミスタダクト25が各別に連通接続して車幅方向外側に延びている。デミスタダクト25の下流側の端部は、インストルメントパネルに設けられたデミスタダクト用の空気吹き出し口の周部に連通接続している。
前記デフロスタダクト20は大型の成形品となることから、インジェクション成形された前後一対の分割デフロスタダクト同士を組み合わせて形成されている。
[ベントダクト10の構造]
デフロスタダクト有り仕様のベントダクト10とデフロスタダクト無し仕様のベントダクト10とは部品共通化されて同一構造に構成されている。
図1,図5に示すように、ベントダクト10は、左右一対の車幅方向に長い外側ダクト部11と、左右一対の外側ダクト部11間に位置する短い内側ダクト部12とから成り、ブロー成形されている。外側ダクト部11は、対応する仕様のHVAC1のベントダクト連結部6側からインストルメントパネルの側部側まで延びている。
図1に示すように、各外側ダクト部11は、HVAC1のベントダクト連結部6から立ち上がる外側第1筒部13と、外側第1筒部13の上端部から車幅方向外側に延びる外側第2筒部14と、外側第2筒部14の車幅方向外側の端部から車両後方側Rrに延びる外側第3筒部15とから成る。
内側ダクト部12は、左右一対の外側第1筒部13間のベントダクト連結部6から立ち上がる単一の内側第1筒部16を備えている。さらに、内側第1筒部16の上端部から左右に分岐する左右一対の内側第2筒部17と、内側第2筒部17の車幅方向外側の端部から車両後方側Rrに延びる左右一対の内側第3筒部18とを内側ダクト部12が備えている。
前記内側第2筒部17は外側第2筒部14よりも短く設定されて、外側第2筒部14の上方に位置し、ベントダクト連結部6側からインストルメントパネルの左右中間部(インストルメントパネルの左右中央と左右側部との間)に延びている。以下、前記「対応する仕様のHVAC1」を「HVAC1」と称する。
図4,図6に示すように、ベントダクト10の下端部である外側第1筒部13の下端部13Kと内側第1筒部16の下端部16Kとは、HVAC1のベントダクト連結部6の上面部に連通接続している。また、図1,図5に示すように、ベントダクト10の内側第3筒部18の後端部18Kと外側第3筒部15の後端部15Kとは、インストルメントパネルの縦壁部に形成されたベントダクト用の複数の空気吹き出し口に各別に連通接続している。
図2〜図4に示すように、左右一対の外側第1筒部13の下端部13Kの前壁には、前記係合凸部23が係合する係合孔13Hが形成されている。すなわち、デフロスタダクト有り仕様とデフロスタダクト無し仕様のいずれの仕様のベントダクト10も下端部(外側第1筒部13の下端部13K)に前記係合孔13Hが形成されている。
そして、デフロスタダクト有り仕様において、デフロスタダクト20の下端部20Kに形成された左右一対の係合凸部23が、ベントダクト10の外側第1筒部13の下端部13Kに形成された前記左右一対の係合孔13Hに各別に挿入係合している。これにより、デフロスタダクト20の下端部20Kとベントダクト10の外側第1筒部13の下端部13Kとを互いに位置決めすることができ、互いに固定することができる。
図7,図8に示すように、デフロスタダクト無し仕様においては、HVAC1のベントダクト連結部6に設けられたベントダクト位置ずれ防止壁8がベントダクト10の係合孔13Hを塞いでいる。ベントダクト位置ずれ防止壁8は、一方の外側第1筒部13の前壁の左右中央と、他方の外側第1筒部13の前壁の左右中央とにわたる長さに設定されている。また、ベントダクト位置ずれ防止壁8の頂点8Tが前記係合孔13Hよりも上方に位置するように、ベントダクト位置ずれ防止壁8の高さ寸法が設定されている。
図8に示すように、前記外側第1筒部13の前壁は上側ほど車両前方側Frに位置するように傾斜している。また、外側第1筒部13の下端部13Kのうち前記前壁の下端部は、車両後方側Rrに屈曲するとともに、屈曲した部分13M1の前端部がさらに下方に屈曲してクランク状に形成されている。車両後方側Rrに屈曲した部分13M1は後ろ下がりに傾斜し、下方に屈曲した部分13M2は後ろ上がりに傾斜している。
そして、車両後方側Rrに屈曲した部分13M1の下面が、パッキン7の膨出した外周部7Gの上面に載置し、下方に屈曲した部分13M2の前面(車両前方側Frの面)が、パッキン7の外周部7Gの内周面に車両後方側Rrから当接している。
前記内側第1筒部16の前壁の下端部も、前記外側第1筒部13の前壁の下端部と略同一構造に構成されている。
このように、デフロスタダクト無し仕様のHVAC1のベントダクト連結部6と、ベントダクト10の下端部(外側第1筒部13の下端部13Kと内側第1筒部16の下端部16K)との間にパッキン7が介在している。
図9に示すように、前記パッキン7の外周部7Gから立ち上がる立ち上がり壁7G1がパッキン7に形成されていてもよい。前記立ち上がり壁7G1は、ベントダクト位置ずれ防止壁8と、ベントダクト10の前壁(内側第1筒部16の前壁と外側第1筒部13の前壁)の下端部との間に介在するように前上方に延出している。
立ち上がり壁7G1は、ベントダクト位置ずれ防止壁8とベントダクト10の前壁の下端部とに挟圧されて前記係合孔13Hの周りに圧接している。これにより、ベントダクト10とHVAC1のラトル音を防止することができ、前記係合孔13Hからの空気の漏れを確実に防止することができる。
上記の構成によれば、デフロスタダクト有り仕様のベントダクト10とデフロスタダクト無し仕様のベントダクト10とが部品共通化されているから、ベントダクト10の型費や管理費を低減することができる。
また、デフロスタダクト無し仕様において、前記ベントダクト位置ずれ防止壁8が、ベントダクト10の外側第1筒部13の下端部13Kに形成された係合孔13Hを塞ぐ。従って、前記係合孔13Hから空気が漏れることを防止することができる。その結果、ベントダクト10を介してインストルメントパネルの空気吹き出し口から車室内空間に吹き出す空気の量の不足や風漏れ音を回避することができる。
そして、前記係合孔13Hを塞ぐ専用のカバー部材を設けた構成に比べると、部品点数を少なくすることができ、構造を簡素化することができる。
さらに、ベントダクト位置ずれ防止壁8の高さ寸法を長く(高く)した場合、ベントダクト10に対するベントダクト位置ずれ防止壁8の接触面積が増加する。これにより、ベントダクト10の本来の効果である位置ずれ防止効果を向上させることができる。
また、ベントダクト10がベントダクト位置ずれ防止壁8に当接する面積が増える為、ベントダクト10を車両前方に押しすぎても、ベントダクト10の下端が防止壁8に乗り上げて組み付くことを防止する効果がある。
1 空気調和装置(HVAC)
6 ベントダクト連結部
7 パッキン
8 ベントダクト位置ずれ防止壁
10 ベントダクト
13H 係合孔
13K ベントダクトの上流側の端部(ベントダクトの下端部、外側第1筒部の下端部)
16K ベントダクトの上流側の端部(ベントダクトの下端部、内側第1筒部の下端部)
20 デフロスタダクト
20K デフロスタダクトの上流側の端部(デフロスタダクトの下端部)
23 係合凸部

Claims (2)

  1. デフロスタダクトを備えたデフロスタダクト有り仕様と、前記デフロスタダクトを備えないデフロスタダクト無し仕様との任意の一方に構成され、
    前記デフロスタダクト有り仕様では、空気調和装置から送出される空気を、ベントダクトを介して車室内の空間側に案内するとともに、デフロスタダクトを介してウインドガラス側に案内し、
    前記デフロスタダクト無し仕様では、空気調和装置から送出される空気を、ベントダクトを介して車室内の空間側に案内し、
    前記デフロスタダクト有り仕様において、デフロスタダクトの上流側の端部に突設された係合凸部が、ベントダクトの上流側の端部に形成された係合孔に係合する車両の送風部構造であって、
    前記デフロスタダクト有り仕様のベントダクトと前記デフロスタダクト無し仕様のベントダクトとが部品共通化されて、いずれの仕様のベントダクトも上流側の端部に前記係合孔が形成され、
    前記デフロスタダクト無し仕様の空気調和装置のベントダクト連結部にベントダクト位置ずれ防止壁が設けられ、
    前記デフロスタダクト無し仕様において、前記ベントダクト位置ずれ防止壁が、部品共通化された前記ベントダクトの係合孔を塞ぐ車両の送風部構造。
  2. 前記デフロスタダクト無し仕様の空気調和装置のベントダクト連結部と、部品共通化された前記ベントダクトの上流側の端部との間にパッキンが介在し、
    前記パッキンは、前記ベントダクト位置ずれ防止壁と前記ベントダクトの上流側の端部との間にも介在するように延出されて、前記ベントダクト位置ずれ防止壁と前記ベントダクトの上流側の端部とに挟圧されている請求項1記載の車両の送風部構造。
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