JP6303881B2 - 空気通路切替装置 - Google Patents

空気通路切替装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6303881B2
JP6303881B2 JP2014141681A JP2014141681A JP6303881B2 JP 6303881 B2 JP6303881 B2 JP 6303881B2 JP 2014141681 A JP2014141681 A JP 2014141681A JP 2014141681 A JP2014141681 A JP 2014141681A JP 6303881 B2 JP6303881 B2 JP 6303881B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
air
pair
plate portion
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014141681A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016016791A5 (ja
JP2016016791A (ja
Inventor
知久 江坂
知久 江坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014141681A priority Critical patent/JP6303881B2/ja
Priority to PCT/JP2015/003379 priority patent/WO2016006220A1/ja
Priority to CN201580037148.5A priority patent/CN106660427B/zh
Publication of JP2016016791A publication Critical patent/JP2016016791A/ja
Publication of JP2016016791A5 publication Critical patent/JP2016016791A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6303881B2 publication Critical patent/JP6303881B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/02Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant
    • B60H1/04Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant from cooling liquid of the plant
    • B60H1/08Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant from cooling liquid of the plant from other radiator than main radiator
    • B60H1/10Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant from cooling liquid of the plant from other radiator than main radiator the other radiator being situated in a duct capable of being connected to atmosphere outside vehicle
    • B60H1/12Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant from cooling liquid of the plant from other radiator than main radiator the other radiator being situated in a duct capable of being connected to atmosphere outside vehicle using an air blower

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、ロータリドアによってケース内の空気通路を流れる空気流れを切り替える空気通路切替装置に関する。
従来から、ロータリドアの回動位置に応じてケース内の空気流れを切り替える空気通路切替装置がある。ロータリドアは、ロータリドアの軸線方向における両端で突出する一対の回転軸部と、円弧面状のドア板部の軸線方向両端部とを、一対の側壁部で連結している。ロータリドアとしては、ドア板部、側壁部および回転軸部が一体に成形されたものが知られている。例えば、下記特許文献1参照。
特開2009−214869号公報
しかしながら、上記従来技術の空気通路切替装置では、ロータリドアの重量が比較的大きいという問題がある。ロータリドアは、ドア板部や側壁部等を一体成形しているため、各部位の肉厚をほぼ一律とすることが好ましい。軽量化のために一部の部位を薄肉化すると、成形時の熱収縮に伴い歪が発生して変形し易い。そのため、一体成形されるロータリドアは、各部位の肉厚を相互にほぼ同一として、所定形状を安定的に確保している。このように、一部を薄肉化し難いため、ロータリドアの軽量化が困難となっている。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、ロータリドアを軽量化することが可能な空気通路切替装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、開示された技術の一つでは、
内部に空気通路を形成するケース(21)と、回転軸線(AA)から所定量離れた位置に円弧面状に形成されたドア板部(51)と、回転軸線が延びる方向におけるドア板部の両端側に設けられて、回転軸線と交差する方向に拡がる一対の側壁部(53)とを有し、回転軸線を中心に回動するロータリドア(50)と、を備え、ロータリドアの回動位置に応じて、空気通路の空気の流れを切り替える空気通路切替装置であって、
ロータリドアは、ドア板部とは別に設けられて、一対の側壁部を相互に連結する連結部(54、55、56)を有しており、
一対の側壁部と連結部とは一体に成形され、
ドア板部は、一対の側壁部とは別体に成形されており、
ドア板部は、側壁部よりも厚さが薄く、
ドア板部は、一対の側壁部及び連結部を有して一体成形された一体構造体であるドア基部(58)に接続されていることを特徴としている。
これによると、一対の側壁部とこれらを相互に連結する連結部とを一体成形した一体構造体に対し、ドア板部を別体として成形して、一対の側壁部に接続することができる。したがって、ドア板部を側壁部よりも薄肉化することが可能である。このようにして、ロータリドアを軽量化することができる。
また、開示された技術の他の一つでは、
内部に空気通路を形成するケース(21)と、回転軸線(AA)から所定量離れた位置に円弧面状に形成されたドア板部(51)と、回転軸線が延びる方向におけるドア板部の両端側に設けられて、回転軸線と交差する方向に拡がる一対の側壁部(53)とを有し、回転軸線を中心に回動するロータリドア(50)と、を備え、ロータリドアの回動位置に応じて、空気通路の空気の流れを切り替える空気通路切替装置であって、
ロータリドアは、ドア板部とは別に設けられて、一対の側壁部を相互に連結する連結部(54、55、56)を有しており、
一対の側壁部と連結部とは一体に成形され、
ドア板部は、一対の側壁部とは別体に成形されており、
連結部は、一対の側壁部の互いに対向する対向面を成形する成形型によって一対の側壁部と同時に成形されており、回転軸線に直交する方向に型開きする成形型から型開きの方向に型抜き可能な形状であることを特徴としている。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明を適用した第1の実施形態における空気通路切替装置を備える空調ユニット20の断面図であり、ガイド板55形成位置におけるフェイス吹出モードを示している。 ロータリドアである吹出モードドア50の正面図である。 図2のIII−III線断面図であり、吹出モードドア50の最外部回動軌跡を二点鎖線で示している。 図2のIV−IV線断面図であり、吹出モードドア50の最外部回動軌跡を二点鎖線で示している。 エアミックスドア40および吹出モードドア50の構成および組み合わせ状態を示す斜視図である。 ドア板部51と側板部53との接続部を示す断面図である。 ドア基部58のガイド板55形成位置における型抜きを説明するための断面図である。 ドア基部58のガイド板56形成位置における型抜きを説明するための断面図である。 空調ユニット20の断面図であり、ガイド板55形成位置におけるバイレベル吹出モードを示している。 空調ユニット20の断面図であり、ガイド板55形成位置におけるフット吹出モードを示している。 空調ユニット20の断面図であり、ガイド板55形成位置におけるフットデフロスタ吹出モードを示している。 空調ユニット20の断面図であり、ガイド板55形成位置におけるデフロスタ吹出モードを示している。 空調ユニット20の断面図であり、ガイド板56形成位置におけるフェイス吹出モードを示している。 空調ユニット20の断面図であり、ガイド板56形成位置におけるバイレベル吹出モードを示している。 空調ユニット20の断面図であり、ガイド板56形成位置におけるフット吹出モードを示している。 空調ユニット20の断面図であり、ガイド板56形成位置におけるフットデフロスタ吹出モードを示している。 空調ユニット20の断面図であり、ガイド板56形成位置におけるデフロスタ吹出モードを示している。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1の実施形態)
本発明を適用した第1の実施形態について、図1〜17図を参照して説明する。
本実施形態の車両用空調装置の通風系は、大別して、図1に示す空調ユニット20と、この空調ユニット20に空気を送風する送風機ユニットとの2つの部分に分かれている。
空調ユニット20は、本発明を適用した空気通路切替装置を備える。
送風機ユニットは、例えば車室内の計器盤下方部のうち、中央部から助手席側へオフセットして配置されている。これに対し、空調ユニット20は車室内の計器盤下方部のうち、車両左右方向の略中央部に配置されている。送風機ユニットは車室外空気である外気と車室内空気である内気を切替導入する内外気切替箱と、この内外気切替箱を通して空気を吸入して送風する送風機とから構成されている。送風機ユニットの送風空気の出口部は、空調ユニット20の空気流入口24に接続されている。
空調ユニット20は、共通の空調ケース21内に、冷却用熱交換器である蒸発器22と、加熱用熱交換器であるヒータコア23を内蔵している。空調ケース21は、本実施形態において、内部に空気通路を形成するケースに相当する。
空調ケース21は、例えばポリプロピレン樹脂のような、ある程度弾性を有し、強度的にも優れた樹脂の成形品からなる。空調ケース21は、例えば、個別に成形された複数のケースを組み合わせてなる。空調ケース21は、例えば、上ケース、中ケース、および、下ケースを組み合わせて構成することができる。個別に成形された複数のケースは、蒸発器22、ヒータコア23、後述のドア等の機器を収納した後に、金属バネクリップ、ネジ等の締結手段により一体に結合されて空調ケース21を構成する。
空調ケース21の車両前方側となる図示左方側の部位には、空気流入口24が設けられている。この空気流入口24には、送風機ユニットから送風される空気が流入する。
空調ケース21内において、空気流入口24直後の部位に蒸発器22が空気通路の全域を横切るように配置されている。蒸発器22は、冷凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱を空気から吸収して、空気を冷却するものである。蒸発器22は、車両前後方向には薄型で、車両上下方向に長手方向が向く形態で、若干傾斜して空調ケース21内に設置されている。蒸発器22は、積層型のものであって、アルミニウム等の金属薄板等により構成した偏平チューブをコルゲートフィンを介在して多数積層配置し、一体ろう付けしたコア部を有する。
蒸発器22の空気流れ下流側に、所定の間隔を開けてヒータコア23が隣接配置されている。ヒータコア23は、蒸発器22を通過した冷風を加熱するものであって、その内部に例えば高温のエンジン冷却水が流れ、この冷却水を熱源として空気を加熱するものである。ヒータコア23も蒸発器22と同様に、車両前後方向には薄型で、車両上下方向に長手方向が向く形態で、空調ケース21内に若干傾斜して設置されている。ヒータコア23は、アルミニウム等の金属薄板等により構成した偏平チューブをコルゲートフィンを介在して多数積層配置し、一体ろう付けしたコア部を有する。
空調ケース21内で、ヒータコア23の上方側の部位には、蒸発器22から流出した冷風がヒータコア23をバイパスして流れるバイパス通路である冷風通路25が形成されている。一方、空調ケース21内において、ヒータコア23の空気流れ下流側には、ヒータコア23の直後から上方に向かう温風通路28が形成されている。冷風通路25の下流側の部位には、冷風通路25からの冷風と温風通路28からの温風とを交差する方向から合流させて、冷風と温風とを混合させる冷温風混合空間30が形成されている。
そして、ヒータコア23より空気流れ下流側となる上方側には、ヒータコア23を通る温風と冷風通路25を通る冷風の風量割合を調整するエアミックスドア40が配置されている。
空調ケース21の上面部において、車両前方側の部位にはデフロスタ開口部31が開口している。このデフロスタ開口部31は冷温風混合空間30から温度制御された空気が流入するものであって、デフロスタダクトを介してデフロスタ吹出口に接続され、この吹出口から車両前面窓ガラスの内面に向けて風を吹き出すようになっている。
空調ケース21の上面部において、デフロスタ開口部31よりも車両後方側の部位にはフェイス開口部33が開口している。このフェイス開口部33も冷温風混合空間30から温度制御された空気が流入するものである。フェイス開口部33は、フェイスダクトを介してフェイス吹出口に接続され、この吹出口から車室内の乗員頭部に向けて風を吹き出すようになっている。
また、空調ケース21の後方面部には、フット開口部35が開口している。このフット開口部35も冷温風混合空間30から温度制御された空気が流入するものであって、フット開口部35の下流側は、フットダクトを介してフット吹出口に接続され、この吹出口から乗員の足元に向けて風を吹き出すようになっている。
上述した複数の開口部、すなわち、デフロスタ開口部31、フェイス開口部33、およびフット開口部35は、吹出モードドア50により開閉されるようになっている。吹出モードドア50は、その回動停止位置に応じて、デフロスタ開口部31、フェイス開口部33、およびフット開口部35のいずれか1つもしくは複数を開く吹出モードを形成するようになっている。
上記構成の車両用空調装置は、例えば、空調操作パネルに設けられた各種操作部材からの操作信号および空調制御用の各種センサからのセンサ信号が入力される電子制御装置を備えている。そして、この制御装置の出力信号により各ドア40、50の位置が制御されるようになっている。
エアミックスドア40は、例えば、樹脂材料からなる。図5に示すように、エアミックスドア40は、ドア板部41、回転軸部42、および、側板部43が一体成形されている。ドア板部41は、回転軸線から所定量離れた円弧面状に形成されている。回転軸部42は、回転軸線上に配置された一対の略円筒形状をなしている。側板部43は、ドア板部41と回転軸部42とを連結する略扇形状をなしている。エアミックスドア40は、ドア板部41が回転軸部42を中心に回動するロータリドアである。
エアミックスドア40は、回転軸線方向におけるドア板部41の両端側に回転軸部42を一対有しており、側板部43は、ドア板部41の回転軸線方向の両端部と一対の回転軸部42とを連結している。それぞれの回転軸部42は、回転軸線方向においてドア板部41の端部とほぼ同じ位置を基端部として先端部が外方突出するように延設されており、回転軸部42の基端部が側板部43に接続している。
一方、吹出モードドア50も、例えば、樹脂材料からなる。図2〜図5に示すように、吹出モードドア50は、ドア板部51、ドア基部58、および、シール部材59を備えている。ドア基部58は、回転軸部52、側板部53、区画板54、ガイド板55、および、ガイド板56を備えている。ドア基部58は、回転軸部52、側板部53、区画板54、ガイド板55、および、ガイド板56を一体成形して構成されている。
ドア板部51、および、ドア基部58は、例えば、ポリプロピレン樹脂等の硬質部材により形成することができる。また、シール部材59は、例えば、発泡ウレタン樹脂等の軟質部材により形成することができる。
ドア板部51は、回転軸線AAから所定量離れた円弧面状に形成されている。回転軸部52は、回転軸線AA上に配置された一対の略円柱形状をなしている。側板部53は、ドア板部51と回転軸部52とを連結する略円盤状をなしている。一対の側板部53は、回転軸線AA方向におけるドア板部51の両端側に設けられている。
吹出モードドア50は、ドア板部51が回転軸部52を中心に回動するロータリドアである。吹出モードドア50は、回転軸線AAを中心に回動する、本実施形態におけるロータリドアに相当する。また、一対の側板部53は、本実施形態における一対の側壁部に相当する。
ドア板部51は、ドア基部58とは別体として成形されている。すなわち、ドア板部51は、側板部53とは別体に成形されている。本実施形態では、ドア板部51は、第1ドア板部51aと、第2ドア板部51bとを有している。第1ドア板部51aおよび第2ドア板部51bは、それぞれが円弧面状に形成されている。第1ドア板部51aおよび第2ドア板部51bは、回転軸線AAから同じ距離だけ離れた位置に配設されている。第1ドア板部51aおよび第2ドア板部51bは、吹出モードドア50の回動方向において異なる位置に配設されている。
図5に示すように、第1ドア板部51aおよび第2ドア板部51bの回転軸線AA方向の両端部には、それぞれ爪状の係止部513が設けられている。また、側板部53の外周側の縁部には、係止部513に対応して爪状の係止部533が設けられている。そして、図6に示すように、係止部513と係止部533とが相互に係止することにより、ドア板部51は、一対の側板部53に接続されている。なお、ドア板部51と側板部53との接続構造は、上述した係止構造に限定されるものではない。ドア板部51と側板部53とは、別体に成形された後に、例えば、接着、溶着、螺子止め等により接続されるものであってもよい。
ドア板部51の外周側の表面には、シール部材59が設けられている。シール部材59は、ドア板部51と空調ケース21との間をシールするために設けられている。シール部材59は、シール部材59aとシール部材59bとを有している。第1ドア板部51aの外周側の表面には、シール部材59aが設けられている。第2ドア板部51bの外周側の表面には、シール部材59bが設けられている。
本例では、シール部材59aは、第1ドア板部51aの外表面の全域を覆うように設けられている。また、シール部材59bは、第2ドア板部51bの外表面の全域を覆うように設けられている。図5に示すように、第1ドア板部51aには、開口512が形成されている。開口512は、空調ケース21のサイドフェイス開口部に対して常時送風を可能にするように設けられている。シール部材59aには、第1ドア板部51aの開口512に対応する位置に開口592が形成されている。
シール部材59は、例えば貼着することにより、ドア板部51の外周側の表面に配設される。本例では、シール部材59の外周縁部の一部は、ドア板部51の内周側の表面に貼着されている。各ドア板部51a、51bは、回動方向の両端の辺部がシール部材59により覆われている。ドア板部51とシール部材59との接続は、粘着や接着に限定されるものではない。例えば、ドア板部51およびシール部材59の一方の部材を成形する際に他方の部材をインサート成形するものであってもよい。
区画板54は、回転軸線に直交する方向に拡がる板状をなしている。区画板54は、一対の側板部53の間に配置されている。本例では、4枚の区画板54が側板部53と平行に設けられて、一対の側板部53の間の空気通路となる空間を、回転軸線AA方向において5つに区画している。
図2および図3に示すように、4枚の区画板54のうち回転軸線AA方向の中央部に位置する2枚の区画板54は、2つのガイド板55により互いに接続されている。また、側板部53と、4枚の区画板54のうち回転軸線AA方向の最外方に位置する区画板54とも、2つのガイド板55により接続されている。
ガイド板55は、回転軸線AA方向に延設されている。図3に示すように、2つのガイド板55のうち、一方のガイド板55は、平板状に形成されている。他方のガイド板55は、断面形状が、底部に突出部を有するカップ状に形成されている。ガイド板55は、区画板54で区画された空気通路のうち、ガイド板55が設けられた空気通路において、冷風と温風との混合を促進するために設けられている。ガイド板55は、冷温風混合空間30での混合促進のために、冷風および温風が冷温風混合空間30の中央部に集まるように案内する。ガイド板55は、単にガイドと呼ばれることがある。
なお、図3に示すように、第1ドア板部51aは、ガイド板55が配設された空気通路に対応する位置に、内方に向かって突出するガイド板511を一体的に備えている。このガイド板511は、ガイド板55とともに、冷温風混合空間30における冷風と温風との混合を促進する。
また、図2および図3に示すように、4枚の区画板54のうち回転軸線AA方向の最外方に位置する区画板54と、これに隣り合う区画板54とは、2つのガイド板56により互いに接続されている。
ガイド板56は、回転軸線AA方向に延設されている。図4に示すように、2つのガイド板56は、いずれも若干湾曲した板状に形成されている。ガイド板56は、区画板54で区画された空気通路のうち、ガイド板56が設けられた空気通路において、温風への冷風の混合を妨げて、温風が冷温風混合空間30の所定領域に到達することを助けるために設けられている。ガイド板56は、空気通路への進入を妨げるように冷風を案内するとともに、空気通路への進入を促すように温風を案内するために設けられている。ガイド板56は、温風通路28の温風出口から吹き出された温風が、冷温風混合空間30のうち温風通路28の温風出口側とは反対側の領域に到達するように、温風を案内する。ガイド板56は、バッフルと呼ばれることがある。
区画板54、ガイド板55、および、ガイド板56は、一対の側板部53を連結するように一対の側板部53と一体的に成形されている。一対の側板部53は、複数の区画板54と各空気通路にそれぞれ複数設けられたガイド板55、ガイド板56とからなる格子状体により、相互に強固に連結される。
区画板54、ガイド板55、および、ガイド板56は、本実施形態において一対の側壁部を相互に連結する連結部に相当する。また、区画板54、ガイド板55、および、ガイド板56は、本実施形態において一対の側壁部の間を流れる空気を案内するガイド部材に相当する。
ドア基部58は、一対の側板部53の間にガイド板55やガイド板56を備えているものの、回転軸線AAに直交する方向に型開きする成形型により成形可能となっている。一対の側板部53の互いに対向する対向面を成形する成形型により、区画板54、ガイド板55およびガイド板56からなる構成を容易に成形することができる。
図7に示すように、ガイド板55の形成部位においては、ドア基部58の成形型の型合わせ面は、二点鎖線で示す位置に設定されている。これによれば、図7に両側矢印で示す方向を型開き方向とする成形型から、ドア基部58を型開き方向に型抜きすることが可能である。
また、図8に示すように、ガイド板56の形成部位においては、ドア基部58の成形型の型合わせ面は、二点鎖線で示す位置に設定されている。これによれば、図8に両側矢印で示す方向を型開き方向とする成形型から、ドア基部58を型開き方向に型抜きすることが可能である。
このように、ドア基部58は、一対の側板部53の間に、成形型の型開き方向に対してアンダーカット部を有していない。したがって、スライド機構を有しないシンプルな構造の成形型により、一対の側壁部を相互に連結する格子状体の連結部を容易に成形することができる。区画板54、ガイド板55およびガイド板56からなるグリッド状のガイド部材を、シンプルな構造の成形型により容易に成形することができる。
ドア基部58は、一対の側板部53を格子状体の連結部で連結しており、比較的剛性が高い強固な構造体とすることができる。そのため、ドア基部58とは別体であるドア板部51は、構造的な強度を比較的小さなものとしても、ドア基部58によりドア板部51を支持することが可能である。そこで、本実施形態では、ドア基部58の各部の肉厚に対して、ドア板部51の肉厚を小さくしている。例えば、側板部53の厚さを1.2mmとし、ドア板部51の厚さを、0.9mmとすることができる。このように、ドア板部51の厚さを側板部53の厚さよりも薄くしてもドア板部51を安定して支持することが可能である。
前述したように、吹出モードドア50は、ドア板部51が回転軸部52を中心に回動するロータリドアである。吹出モードドア50は、回転軸線AA方向におけるドア板部51の両端側に回転軸部52を一対有しており、側板部53は、ドア板部51の回転軸線方向の両端部と一対の回転軸部52とを連結している。それぞれの回転軸部52は、回転軸線方向においてドア板部51の端部とほぼ同じ位置を基端部として先端部が外方突出するように延設されており、回転軸部52の基端部が側板部53に接続している。
吹出モードドア50の回転軸部52は、それぞれエアミックスドア40の回転軸部42の内側に配設されており、回転軸部42の軸線と回転軸部52の軸線とがほぼ一致している。また、エアミックスドア40のドア板部41の回転軸線からの離間距離は、吹出モードドア50のドア板部51の回転軸線からの離間距離よりも大きく設定されている。エアミックスドア40のドア板部41の回転軸部42の軸線からの離間距離は、吹出モードドア50のドア板部51の回転軸部52の軸線からの離間距離よりも大きく設定されているとも言える。
エアミックスドア40のドア板部41の回転軸線方向の寸法は、吹出モードドア50のドア板部51の回転軸線方向の寸法よりも大きく設定されている。したがって、エアミックスドア40の側板部43の間隔の方が吹出モードドア50の側板部53の間隔よりも広くなっている。すなわち、エアミックスドア40の一対の側板部43の方が吹出モードドア50の一対の側板部53よりも回転軸線方向において外方に位置している。
回転軸部42および回転軸部52は、空調ケース21に直接または間接的に支持されている。上述した構成により、回転軸線を同一として空調ケース21に組み付けられたエアミックスドア40および吹出モードドア50は、互いに干渉することなく回動可能となっている。
次に、上記構成に基づき車両用空調装置の空調ユニット20の作動について簡単に説明する。
上記構成の空調ユニット20に対し送風機ユニットが作動して送風が行われると、送風機ユニットからの送風空気が空気流入口24より空調ユニット20内へ流入する。そして、この流入空気がエアミックスドア40により、冷風通路25を流れる部分とヒータコア23で加熱される部分とに振り分けられる。その後、ヒータコア23で加熱され温風通路28を流れた温風と冷風通路25からの冷風とは、冷温風混合空間30において混合される。
冷温風混合空間30で冷風と温風とが混合された空調風は、下流側の各吹出口方向に流れ、吹出モードドア50により形成された吹出モードに応じて開口する開口部に流入し、車室内に吹き出される。
図1は、エアミックスドア40が、冷風通路25を全開とし温風通路28を全閉とする最大冷房状態を設定する位置にあり、吹出モードドア50が、フェイス開口部33を開き他の開口部を閉じるフェイス吹出モードを設定する位置にある状態を示している。
図1に示す状態から、図1図示時計回り方向にエアミックスドア40が回動すると、冷温風混合空間30へ流入する冷風の割合が減少し温風の割合が増加していく。エアミックスドア40は、図10に示す位置にまで回動可能である。
一方、図1に示す状態から、図1図示時計回り方向に吹出モードドア50が回動すると、冷温風混合空間30から車室内へ吹き出される空調風の吹出モードは、バイレベルモード、フットモード、フットデフロスタモード、デフロスタモードの順に変更されていく。
図9に示すバイレベルモードは、フェイス開口部33とフット開口部35とにほぼ均等に風量を振り分けるモードである。図10に示すフットモードは、大部分をフット開口部35へ僅かな部分をデフロスタ開口部31へ風量を振り分けるモードである。図10に示すフットモードでは、第1ドア板部51aに設けた開口512を介してデフロスタ開口部31への送風が行なわれる。
図11に示すフットデフロスタモードは、デフロスタ開口部31とフット開口部35とにほぼ均等に風量を振り分けるモードである。図12に示すデフロスタモードは、ほぼ全風量をデフロスタ開口部31へ送るモードである。吹出モードドア50は、図12に示す位置にまで回動可能である。
図10、図11、図12では、エアミックスドア40が、冷風通路25を全閉とし温風通路28を全開とする最大暖房状態を設定する位置にある状態を示している。
図9に示すように、エアミックスドア40が冷風と温風とを冷温風混合空間30へ導入可能な状態では、ガイド板55およびガイド板511により、冷温風混合空間30における温風と冷風との混合が促進される。また、図1、図10〜図12に示す状態からエアミックスドア40が回動して、冷風と温風とを冷温風混合空間30へ導入する状態となった場合にも、ガイド板55およびガイド板511により、冷温風混合空間30における冷風と温風との混合が促進される。
空調ユニット20に各吹出モードが設定されているときには、吹出モードドア50のガイド板56の形成部位においては、図13〜図17に示すような状態となる。図13は、フェイスモードの状態を示している。図14は、バイレベルモードの状態を示している。図15は、フットモードの状態を示している。図16は、フットデフロスタモードの状態を示している。図17は、デフロスタモードの状態を示している。
エアミックスドア40が冷風と温風とを冷温風混合空間30へ導入可能な状態では、ガイド板56により、冷風通路25からの冷風が冷温風混合空間30へ流入することが阻害され易くなる。また、ガイド板56により、温風通路28から流入する温風が、冷温風混合空間30のうちデフロスタ開口部31近傍の領域へ到達し易くなる。
特に、デフロスタ開口部31への送風が行なわれる吹出モードで、冷風と温風とが流入する場合には、ガイド板56が、冷温風混合空間30への冷風の流入を妨げるとともに、冷温風混合空間30のうちデフロスタ開口部31近傍の領域へ温風を到達させる。デフロスタ開口部31への送風が行なわれる吹出モードは、図15に示すフットモード、図16に示すフットデフロスタモード、および、図17に示すデフロスタモードである。
フットモード、フットデフロスタモード、および、デフロスタモードでは、ガイド板56が、冷温風混合空間30への冷風の流入を妨げる。これとともに、ガイド板56が、冷温風混合空間30のうちデフロスタ開口部31近傍の領域へ温風を到達させる。したがって、フットモード、フットデフロスタモード、および、デフロスタモードでは、デフロスタ開口部31に対して比較的温度の高い風が供給される。
このように、空調ユニット20は、エアミックスドア40および吹出モードドア50の回動位置に応じて、空調ケース21内の空気通路を流れる空気の流れ状態を切り替える空気通路切替装置を備えている。すなわち、空調ユニット20は、ドア板部41およびドア板部51の回動位置に応じて、空調ケース21内の空気通路を流れる空気の流れ状態を切り替える空気通路切替装置を備えている。
上述の構成によれば、空調ユニット20は、空調ケース21と、ロータリドアである吹出モードドア50とを備えて、吹出モードドア50の回動位置に応じて、空気通路の空気の流れを切り替える空気通路切替装置をなしている。吹出モードドア50は、回転軸線AAから所定量離れた位置に円弧面状に形成されたドア板部51と、回転軸線AAが延びる方向におけるドア板部51の両端側に設けられて、回転軸線AAと直交する方向に拡がる一対の側板部53とを有している。
そして、吹出モードドア50は、ドア板部51とは別に設けられて、一対の側板部53を相互に連結する連結部として区画板54、ガイド板55、ガイド板56を有している。また、一対の側板部53と連結部とは一体に成形されている。さらに、ドア板部51は、一対の側板部53とは別体に成形されて、一対の側板部53に接続されている。
これによると、一対の側板部53とこれらを相互に連結する連結部とを一体成形した一体構造体であるドア基部58に対し、ドア板部51を別体として成形して、一対の側板部53に接続することができる。したがって、ドア板部51を側板部53よりも薄肉化することが可能である。このようにして、吹出モードドア50を軽量化することができる。
また、ドア板部51は、側板部53よりも厚さが薄くなっている。これによると、側板部53よりも薄肉化したドア板部51を採用することで、吹出モードドア50を確実に軽量化することができる。
一般的に、成形品は、成形後の熱収縮差によって歪むことを抑制するために一律の肉厚とすることが好ましい。本実施形態によれば、側板部53を含むドア基部58の肉厚を、標準的な肉厚の一例である1.2mmとし、回動する構造体としての剛性を確保している。これに対し、ドア板部51の肉厚は、構造体の標準的な肉厚よりも薄い肉厚の一例である0.9mmとし、吹出モードドア50の軽量化に寄与している。
側板部53の肉厚は、例えば1.2mm〜2.0mmとすることができる。ドア板部51の肉厚は、例えば0.7mm〜1.0mmとすることができる。また、ドア板部51と側板部53とは、異なる材質とすることも可能である。また、ドア板部51と側板部53とは、同一の樹脂ポリマーを採用しつつ、充填材の材質や充填量を異ならせることも可能である。
また、区画板54、ガイド板55、ガイド板56からなる連結部は、一対の側板部53の間を流れる空気を案内するガイド部材である。これによると、一対の側板部53とこれらを相互に連結するガイド部材とを一体成形した一体構造体であるドア基部58に対し、ドア板部51を別体として成形して、一対の側板部53に接続することができる。したがって、ガイド部材を連結部とすることで、ガイド部材とは別に連結部を設ける必要がない。これにより、吹出モードドア50を一層軽量化することができる。
また、ガイド部材は、区画板54と、ガイド板55、ガイド板56とを有している。区画板54は、回転軸線AAに直交する方向に拡がって一対の側板部53の間の空気通路を複数の通路に区画している。ガイド板55およびガイド板56は、複数の通路のそれぞれで回転軸線AAが延びる方向に複数延設され、複数の通路のそれぞれを流れる空気を案内する。そして、区画板54と複数のガイド板55、56とは一体に成形されている。
これによると、一対の側板部53を相互に連結するガイド部材を、区画板54と複数のガイド板55、56とからなるグリッド状にすることができる。したがって、一対の側板部53とこれらを相互に連結するガイド部材とを一体成形した一体構造体であるドア基部58の剛性を高めることが容易である。
また、区画板54、ガイド板55、ガイド板56からなる連結部は、一対の側板部53の互いに対向する対向面を成形する成形型によって一対の側板部53と同時に成形される。そして、回転軸線AAに直交する方向に型開きする成形型から型開きの方向に型抜き可能である。これによると、一対の側板部53とこれらを相互に連結するガイド部材とを一体成形した一体構造体であるドア基部58を、成形型により容易に成形することができる。
また、吹出モードドア50は、ドア板部51の外周側の表面に設けられ、ドア板部51と空調ケース21との間をシールするシール部材59を備えている。これによると、一対の側板部53とこれらを相互に連結する連結部とを一体成形した一体構造体であるドア基部58に接続する前のドア板部51に、シール部材59を設けることが可能である。ドア板部51は、円弧面状に形成された比較的シンプルな板部であるので、ドア板部51の外周側の表面へのシール部材59の取り付けが容易である。
ドア板部51にシール部材59を貼着する場合には、ドア板部51の外周側へ突出した円弧面にシール部材59を貼り付ける作業を行なうため、作業工数を低減することが比較的容易である。また、ドア板部51とシール部材59とをインサート成形等により一体的に成形する場合には、円弧板状の部材を金型内に配置するだけであるので、作業工数を低減することが比較的容易である。
また、ドア板部51は、ドア基部58とは別体として成形される比較的シンプルな形状であるので、空調ユニット20の仕様違い等に対応した形状変更が比較的容易である。例えば、ドア板部51とは開口512の位置が異なるドア板部が必要な場合には、開口に対応する入れ子部のみを交換した同一の成形型を用いて成形することによって、容易に得ることができる。
また、区画板54、ガイド板55、ガイド板56からなる連結部は、型開きの方向に成形型から型抜き可能となっている。したがって、空調ユニット20の仕様違い等に対応した形状変更が比較的容易である。例えば、ドア基部58とは、ガイド板の風案内方向の長さが若干異なるものや、ガイド板の配設位置が若干異なるものが必要な場合にも、容易に得ることができる。例えば、ガイド板の変更部分に対応する入れ子部のみを交換した同一の成形型を用いて成形するとともに、成形後に型開き方向に型抜きすることが可能である。
(他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
上記実施形態では、ロータリドア50は、側板部53から突出するように回転軸線AA上に配置された回転軸部52を有していたが、これに限定されるものではない。例えば、突出形状をなしてなくても、回転軸線AAを中心に回動可能な構造であればかまわない。
また、上記実施形態では、側壁部を板状の側板部53としていたが、これに限定されるものではない。ドア板部51と回転軸となる部分とを接続する壁部であればよく、例えば、側壁部が開口やリブ等を有していてもかまわない。
また、上記実施形態では、側壁部である側板部53は、回転軸線AAに対して直交する方向に拡がっていたが、これに限定されるものではなく、回転軸線に交差する方向に拡がるものであればよい。
また、上記実施形態では、区画板54は、回転軸線AAに対して直交する方向に拡がっていたが、これに限定されるものではなく、回転軸線に交差する方向に拡がるものであればよい。
また、上記実施形態では、区画板54により区画された各空気通路に、ガイド板55またはガイド板56を2つずつ設けていたが、これに限定されるものではない。区画された1つの空気通路に対して3つ以上のガイド板を設けて、区画板同士、もしくは、区画板と側壁部とを繋ぐものであってもよい。また、ドア基部としての剛性が十分に確保できるのであれば、区画された1つの空気通路に対してガイド板は1つであってもかまわない。
また、上記実施形態では、一対の側壁部を連結する連結部は、区画板54、ガイド板55およびガイド板56からなるガイド部材としていたが、これに限定されるものではない。例えば、回転軸線AA方向に延びる回転軸部を連結部としてもかまわない。
また、上記実施形態では、空調ユニット20は、熱交換器として蒸発器22とヒータコア23とを備えていたが、これに限定されるものではない。例えば、蒸発器22を備えない空調ユニットであってもかまわない。また、例えば、ヒータコア23の空気流れ下流側に、電気ヒータからなる補助ヒータを備えるものであってもよい。
また、上記実施形態では、本発明を適用した空気通路切替装置のロータリドアは吹出モードドア50であったが、これに限定されるものではない。例えば、エアミックスドアであってもかまわない。
また、上記実施形態では、ロータリドアのドア板部の回動位置に応じて空気通路の空気流れを切り替える空気通路切替装置を車両用空調装置に適用した例について説明したが、これに限定されるものではない。本発明は、例えば、定置式の空調装置に用いられる空気通路切替装置等に、広く適用して有効である。
21 空調ケース(ケース)
50 吹出モードドア(ロータリドア)
51 ドア板部
51a 第1ドア板部(ドア板部)
51b 第2ドア板部(ドア板部)
53 側板部(側壁部)
54 区画板(ガイド部材の一部、連結部の一部)
55、56 ガイド板(ガイド部材の一部、連結部の一部)
58 ドア基部
59、59a、59b シール部材

Claims (8)

  1. 内部に空気通路を形成するケース(21)と、
    回転軸線(AA)から所定量離れた位置に円弧面状に形成されたドア板部(51)と、前記回転軸線が延びる方向における前記ドア板部の両端側に設けられて、前記回転軸線と交差する方向に拡がる一対の側壁部(53)とを有し、前記回転軸線を中心に回動するロータリドア(50)と、を備え、
    前記ロータリドアの回動位置に応じて、前記空気通路の空気の流れを切り替える空気通路切替装置であって、
    前記ロータリドアは、
    前記ドア板部とは別に設けられて、前記一対の側壁部を相互に連結する連結部(54、55、56)を有しており、
    前記一対の側壁部と前記連結部とは一体に成形され、
    前記ドア板部は、前記一対の側壁部とは別体に成形されており、
    前記ドア板部は、前記側壁部よりも厚さが薄く、
    前記ドア板部は、前記一対の側壁部及び前記連結部を有して一体成形された一体構造体であるドア基部(58)に接続されていることを特徴とする空気通路切替装置。
  2. 内部に空気通路を形成するケース(21)と、
    回転軸線(AA)から所定量離れた位置に円弧面状に形成されたドア板部(51)と、前記回転軸線が延びる方向における前記ドア板部の両端側に設けられて、前記回転軸線と交差する方向に拡がる一対の側壁部(53)とを有し、前記回転軸線を中心に回動するロータリドア(50)と、を備え、
    前記ロータリドアの回動位置に応じて、前記空気通路の空気の流れを切り替える空気通路切替装置であって、
    前記ロータリドアは、
    前記ドア板部とは別に設けられて、前記一対の側壁部を相互に連結する連結部(54、55、56)を有しており、
    前記一対の側壁部と前記連結部とは一体に成形され、
    前記ドア板部は、前記一対の側壁部とは別体に成形されており、
    前記連結部は、前記一対の側壁部の互いに対向する対向面を成形する成形型によって前記一対の側壁部と同時に成形されており、前記回転軸線に直交する方向に型開きする前記成形型から前記型開きの方向に型抜き可能な形状であることを特徴とする空気通路切替装置。
  3. 前記ドア板部は、前記側壁部よりも厚さが薄いことを特徴とする請求項2に記載の空気通路切替装置。
  4. 前記ドア板部は、前記一対の側壁部及び前記連結部を有して一体成形された一体構造体であるドア基部(58)に接続されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の空気通路切替装置。
  5. 前記ドア板部は、前記一対の側壁部に接続されていることを特徴とする請求項1または請求項4に記載の空気通路切替装置。
  6. 前記連結部は、前記一対の側壁部の間を流れる空気を案内するガイド部材(54、55、56)であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の空気通路切替装置。
  7. 前記ガイド部材は、
    前記回転軸線に交差する方向に拡がって前記一対の側壁部の間の空気通路を複数の通路に区画する区画板(54)と、
    前記複数の通路のそれぞれで前記回転軸線が延びる方向に複数延設され、前記複数の通路のそれぞれを流れる空気を案内する複数のガイド板(55、56)と、を有し、
    前記区画板と前記複数のガイド板とは一体に成形されていることを特徴とする請求項6に記載の空気通路切替装置。
  8. 前記ロータリドアは、
    前記ドア板部の外周側の表面に設けられ、前記ドア板部と前記ケースとの間をシールするシール部材(59)を備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の空気通路切替装置。
JP2014141681A 2014-07-09 2014-07-09 空気通路切替装置 Active JP6303881B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014141681A JP6303881B2 (ja) 2014-07-09 2014-07-09 空気通路切替装置
PCT/JP2015/003379 WO2016006220A1 (ja) 2014-07-09 2015-07-06 空気通路切替装置
CN201580037148.5A CN106660427B (zh) 2014-07-09 2015-07-06 空气通路切换装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014141681A JP6303881B2 (ja) 2014-07-09 2014-07-09 空気通路切替装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016016791A JP2016016791A (ja) 2016-02-01
JP2016016791A5 JP2016016791A5 (ja) 2016-06-23
JP6303881B2 true JP6303881B2 (ja) 2018-04-04

Family

ID=55063872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014141681A Active JP6303881B2 (ja) 2014-07-09 2014-07-09 空気通路切替装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6303881B2 (ja)
CN (1) CN106660427B (ja)
WO (1) WO2016006220A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6421776B2 (ja) * 2016-03-18 2018-11-14 株式会社デンソー 車両用空調装置
CN109719501A (zh) * 2018-12-24 2019-05-07 北京罗思韦尔汽车零部件有限公司 空调箱生产制造工艺
JP2023131496A (ja) * 2022-03-09 2023-09-22 株式会社デンソー ロータリドアおよび空調装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2168786A (en) * 1984-12-20 1986-06-25 Austin Rover Group An air distribution valve for an air heater
FR2762888B1 (fr) * 1997-04-30 1999-07-30 Valeo Climatisation Dispositif de distribution d'air a volets multiples pour vehicule automobile
FR2788019B1 (fr) * 1998-12-30 2001-11-16 Valeo Climatisation Dispositif de distribution d'air pour le chauffage et/ou la climatisation d'un vehicule automobile
WO2004078497A1 (en) * 2003-01-11 2004-09-16 Halla Climate Control Corp. Air conditioning system for automobiles
JP2006096092A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Denso Corp 空気通路切替装置
JP5007903B2 (ja) * 2007-05-29 2012-08-22 株式会社ヴァレオジャパン 空調ユニット並びにこれに用いられる空調ドア及び空調ドアの構成部品
DE102010062413A1 (de) * 2010-12-03 2012-06-06 Visteon Global Technologies, Inc. Klimatisierungssystem für ein Kraftfahrzeug
JP5626178B2 (ja) * 2011-10-14 2014-11-19 株式会社デンソー 空調装置用開閉ドア
JP2014061790A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Denso Corp 車両用空調装置
CN203258816U (zh) * 2013-02-17 2013-10-30 株式会社电装 车辆用空调装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016006220A1 (ja) 2016-01-14
CN106660427B (zh) 2019-06-25
JP2016016791A (ja) 2016-02-01
CN106660427A (zh) 2017-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004243881A (ja) 車両用空調装置
JP6303881B2 (ja) 空気通路切替装置
US20070158047A1 (en) Air conditioner for vehicle
CN108698472B (zh) 车辆用空调单元
CN108778794B (zh) 车辆用空调装置
JP2009001169A (ja) 空気通路切替装置および車両用空調装置
JP2007276546A (ja) 車両用空調装置およびカバー
JP6699525B2 (ja) 車両用空調ユニット
US6979259B2 (en) Air conditioner
JP7211334B2 (ja) 空調ユニット
JP6877171B2 (ja) 車両用空調装置
JP5532545B2 (ja) 空調装置
JP5106326B2 (ja) 車両用空調装置
JP2010070173A (ja) 車両用空調装置
JP4075809B2 (ja) 車両用空調装置
JP4624773B2 (ja) 車両用空調装置
JP5940821B2 (ja) 車両用空調装置
JP6472661B2 (ja) 車両用空調装置
WO2016103639A1 (ja) 車両用空調装置
WO2020255951A1 (ja) 空調ユニット
JP2016117472A (ja) 車両用空調装置
JP2009149126A (ja) 車両用空調装置
JP2007276547A (ja) 空気流通路切替え装置およびこれを備えた車両用空調装置
JP6499448B2 (ja) 車両用空調装置
JP6472662B2 (ja) 車両用空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160428

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180219

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6303881

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250