JP2013198463A - 苗移植機 - Google Patents

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塩崎  孝秀
Hideki Yamashita
英希 山下
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【課題】容易に設定された植付間隔で苗を植えることができる苗移植機を提供する。
【解決手段】苗移植機は、苗載せ台に積載された苗を圃場に植付る植付機構と、植付機構に駆動力を伝達する植付伝動ケース46と、走行車体の進行方向における苗の植付間隔を変更する株間変更ダイヤル37と、植付伝動ケース46に駆動力を供給する植付変速装置45と、植付変速装置45が植付伝動ケース46に供給する駆動力の回転数を変更する変速モータ47と、走行車体の移動速度を検出する速度検出手段67と、制御手段7を備えている。制御手段7は、株間変更ダイヤル37で設定された植付間隔と速度検出手段67の検出値とに基いて、変速モータ47により植付変速装置45が植付伝動ケース46に供給する駆動力の回転数を変更する。
【選択図】図3

Description

本発明は、圃場への苗の植え付けを行う苗移植機に関する。
苗移植機は、エンジン、主変速機、副変速機及び操作装置等を備えた走行車体と、この走行車体の後部に取り付けた苗植付装置と、を有している。この種の苗移植機については、例えば、下記の特許文献1及び2に開示されている。特許文献1及び特許文献2の苗移植機においては、エンジンの駆動力を駆動輪と苗植付装置とに伝える動力伝達装置を備える。動力伝達装置は、主変速機としてのHST(Hydro Static Transmission)と云われる静油圧式の無段変速機と、無段変速機にエンジンからの駆動力を伝達するベルト式動力伝達機構とを備えている。無段変速機は、エンジンからの駆動力をミッションケース内の副変速機を介して、各車輪への走行用動力と、苗植付装置への駆動用動力とに分けて出力される。
特開2008−289367号公報 特開2008−099585号公報
ところで、苗移植機において、主変速機が、エンジンからの駆動力をミッションケース内の副変速機を介して、各車輪への走行用動力と苗植付装置への駆動用動力とに分けて出力する。このために、設定された植付間隔に応じて苗植付装置の植込杆が一定の態様で回転するので、苗移植機の移動速度が変化すると、植付間隔も同時に変化するために、苗の使用量が増減し、苗に過不足が生じていた。また、植付間隔に合わせて、苗移植機の移動速度を規制する必要が生じ、作業能率な低下する傾向であった。
そこで、本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、移動速度の規制をすることなく、容易に設定された植付間隔で苗を植えることができる苗移植機を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、請求項1に記載の本発明は、走行車体(5)と、前記走行車体(5)の後部に昇降自在に配置されかつ苗を積載する苗載せ台(95)と、前記苗載せ台(95)の下方に配置されかつ前記苗載せ台(95)に積載された苗を圃場に植付る植付装置(91)と、前記植付装置(91)に駆動力を伝達する植付伝動ケース(46)と、前記走行車体(5)の進行方向における苗の植付間隔を変更する株間変更手段(37)と、を設けた苗移植機(1)において、前記走行車体(5)に設けられた走行輪(12b)に駆動力を供給する主変速機(16)と、前記植付伝動ケース(46)に駆動力を供給する植付変速装置(45)と、前記植付変速装置(45)が前記植付伝動ケース(46)に供給する駆動力の回転数を変更する植付変速アクチュエータ(47)と、前記走行車体(5)の移動速度を検出する速度検出手段(67)と、前記株間変更手段(37)で設定された植付間隔と前記速度検出手段(67)の検出値とに基いて、前記植付変速アクチュエータ(47)により、前記植付変速装置(45)が前記植付伝動ケース(46)に供給する駆動力の回転数を変更することを特徴としている。
請求項2に記載の本発明については、前記走行車体(5)の前後進、停止及び移動速度を切り替える走行操作部材(35)を備え、前記速度検出手段(67)は、前記走行操作部材(35)の操作量を検知する操作量検知部材(38)を備え、前記操作量検知部材(38)の検知結果に基いて前記移動速度を算出することを特徴としている。
請求項3に記載の本発明については、前記速度検出手段(67)は、前記走行車体(5)に設けられた走行輪(12b)に駆動力を供給する駆動伝動軸(19)の回転数を検出する回転検知部材(66)を備え、前記回転検知部材(66)の検知結果に基いて前記移動速度を算出することを特徴としている。
請求項4に記載の本発明は、前記植付変速装置(45)は、前記植付装置(91)が苗を植付ける方向のみの駆動力を前記植付伝動ケース(46)に供給することを特徴としている。
請求項5に記載の本発明は、前記植付装置(91)は、複数の植込杆(92)を備え、前記植付変速アクチュエータ(47)は、前記植込杆(92)が前記苗載せ台(95)から苗を取った後圃場に植付始めると、前記植付変速装置(45)が前記植付伝動ケース(46)に供給する駆動力の回転数を増加させ、前記植込杆(92)が苗を圃場に植付始めて所定角度回転すると、前記植付変速装置(45)が前記植付伝動ケース(46)に供給する駆動力の回転数を減少させることを特徴としている。
請求項6に記載の本発明は、前記植込杆(92)が苗を圃場に植付始めることを検出可能でかつ、前記植込杆(92)が苗を圃場に植付始めて前記植込杆(92)が所定角度回転したことを検出可能な検出手段(48)を備え、前記株間変更手段(37)で設定された植付間隔が所定の植付間隔であるときに、前記検出手段(48)が前記植込杆(92)が苗を圃場に植付始めることを検出すると、前記植付変速装置(45)が前記植付伝動ケース(46)に供給する駆動力の回転数を増加させ、前記検出手段(48)が前記植込杆(92)が苗を圃場に植付始めて所定角度回転したことを検出すると、前記植付変速装置(45)が前記植付伝動ケース(46)に供給する駆動力の回転数を減少させることを特徴としている。
請求項1に記載の本発明に係る苗移植機(1)は、株間変更手段(37)により設定された苗の植付間隔、即ち株間と、速度検出手段(67)が検出した走行車体(5)の移動速度とに基いて、植付変速アクチュエータ(47)が植付変速装置(45)の駆動力の回転数を変更するので、植付装置(91)が設定された株間通りの植付を行なうことができる。これにより、走行車体(5)の移動速度が変化しても、植付装置(91)が設定された株間で苗を植付けることができ、容易に設定された株間で苗を植えることが確実にできる。したがって、苗を余分に消費することを抑制でき、苗に過不足が生じることを抑制できる。そして、苗が多く余ることも抑制できるので、余った苗が無駄になることがなく、計画に沿った苗の植付作業が高精度で可能となる。
また、設定された株間と移動速度に基づいて、植付変速アクチュエータ(47)が植付変速装置(45)の駆動力の回転数を変更して、植付装置(91)が設定された株間通りの植付を行なうことができるので、走行車体(5)の移動速度を規制する必要がない。したがって、作業能率が低下することを抑制できる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、操作量検知部材(38)が検知した走行操作部材(35)の操作量から移動速度を算出するので、作業者の設定した移動速度に合わせて植付変速装置(45)の駆動力が変更される。したがって、作業者が違和感を覚えることのない操作性を実現することができる。
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、回転検知部材(66)が検知した駆動伝動軸(19)の回転数から移動速度を算出するので、実際の移動速度に合わせて植付変速装置(45)の駆動力が変更される。したがって、圃場の場所ごとの状態に合わせて苗が植付けられ、苗の植付精度が向上する。
請求項4に記載の本発明は、請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、植付変速装置(45)が、苗を植付ける方向のみの駆動力を植付伝動ケース(46)に供給するので、植付停止位置で植付装置(91)を停止させることができる。このために、植付装置(91)を停止させる必要があるときに確実に停止させることができるので、苗の植付精度が向上する。また、植付停止位置の調整が不要になり、メンテナンス作業が容易になる。
請求項5に記載の本発明は、請求項1から請求項4の内の何れか1項に記載の発明の効果に加えて、植付変速アクチュエータ(47)による駆動力の回転数を制御して、植込杆(92)の回転速度を変更することにより、従来のように偏芯ギヤを用いることなく、植込杆(92)の回転速度を苗の植付に適した回転速度とすることができる。このために、植込杆(92)の偏芯率が抑えられ、苗の植付姿勢が安定する。特に、植込杆(92)が苗を植付けると植込杆(92)の回転速度が増加し、植付けて所定角度回転して植込杆(92)が土中から脱すると、植込杆(92)の回転速度が低下する。すなわち、植込杆(92)が、圃場に苗を植付けている間には、植込杆(92)の回転速度が増加して、苗を圃場から立設した状態で植付けることができる。
また、偏芯ギヤを用いることなく、植込杆(92)の回転速度を苗の植付に適した回転速度とすることができるので、高速走行時であっても、走行車体(5)が振動することを防止でき、植込杆(92)の回転軌跡が乱れにくくなるので、設定した株間で苗を確実に植付けることができる。
請求項6に記載の本発明は、請求項1から請求項4の内の何れか1項に記載の発明の効果に加えて、植込杆(92)による苗の植え付け始めから所定角度回転するまでを検出する検出手段(48)を設けたことにより、苗を植え始めてから所定角度回転するまでは植付変速装置(45)から植付伝動ケース(46)への駆動力の回転数を増加させ、植込杆(92)の回転速度を苗の植付に適した回転速度とすることができる。このために、植込杆(92)の偏芯率が抑えられ、苗を圃場から立設した状態で植え付けることができ、苗の植付姿勢が安定する。
そして、植込杆(92)が所定角度を超えて回転した、即ち植込杆(92)が土中から離脱したことを検出手段(48)が検出すると、植付変速装置(45)から植付伝動ケース(46)への駆動力の回転数を減少させる。これにより、苗を植え付け終えてから次の苗を取りにいくまでの植込杆(92)の回転軌跡が大きくなり過ぎることが防止され、植付装置(91)のコンパクト化が図られると共に、苗の植付深さの調節幅が大きくなるので、作業条件に合わせた苗の植え付けが可能となる。
図1は、本実施形態に係る苗移植機を表す側面図である。 図2は、本実施形態に係る苗移植機を表す上面図である。 図3は、本実施形態に係る苗移植機の要部の構成を示す図である。 図4は、本実施形態に係る苗移植機の走行操作レバーなどを示す側面図である。 図5は、本実施形態に係る苗移植機の植付装置の構成を一部断面で示す平面図である。 図6は、本実施形態に係る苗移植機の制御装置の株間制御の一例を示すフローチャートである。 図7は、本実施形態に係る苗移植機の植付装置の植込杆の動作の一例を示す図である。 図8は、本実施形態に係る苗移植機の植付装置の植込杆の回転数の変化の一例を示す図である。 図9は、比較例の苗移植機の植付装置の植込杆の回転数の変化の一例を示す図である。
以下に、本発明に係る苗移植機の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。さらに、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
[実施形態]
図1は、本実施形態に係る苗移植機を表す側面図である。図2は、本実施形態に係る苗移植機を表す上面図である。図3は、本実施形態に係る苗移植機の要部の構成を示す図である。図4は、本実施形態に係る苗移植機の走行操作レバーなどを示す側面図である。図5は、本実施形態に係る苗移植機の植付装置の構成を一部断面で示す平面図である。図6は、本実施形態に係る苗移植機の制御装置の株間制御の一例を示すフローチャートである。図7は、本実施形態に係る苗移植機の植付装置の植込杆の動作の一例を示す図である。図8は、本実施形態に係る苗移植機の植付装置の植込杆の回転数の変化の一例を示す図である。図9は、比較例の苗移植機の植付装置の植込杆の回転数の変化の一例を示す図である。
本実施形態に係る苗移植機1は、走行しながら圃場に苗を植付るものである。なお、以下では、苗移植機1の前進方向を前方側(図1および図2の左側)とし、苗移植機1の後退方向を後方側(図1および図2の右側)とし、苗移植機1の前後方向に直交する直交方向を左右方向とし、苗移植機1の前後方向に直交する鉛直方向を上下方向としている。
図1および図2に示すように、苗移植機1は、走行車体5と、走行車体5の後部(後方側)に設けられた苗植付装置6と、走行車体5の走行状態を検出する走行状態検出装置と、走行状態検出装置の検出結果に基づいて、走行車体5および苗植付装置6を制御する制御装置7とを備えている。
走行車体5は、左右一対の前輪12aおよび左右一対の後輪(走行輪)12bからなる4つの車輪12を有し、4つの車輪12を駆動輪とする4輪駆動車となっている。走行車体5は、メインフレーム10と、メインフレーム10に搭載されたエンジン11と、エンジン11の駆動力を各車輪12に伝える動力伝達機構13と、エンジン11の駆動力を苗植付装置6に伝える植付動力伝達機構15とを有している。つまり、この苗移植機1において、エンジン11の駆動力は、走行車体5を前進または後退させるために使用されるだけでなく、苗植付装置6を駆動させるためにも使用される。
エンジン11は、ディーゼル機関やガソリン機関等の熱機関であって、出力軸11aから駆動力を出力する。出力軸11aは、走行車体5の左側方から突出している。エンジン11は、走行車体5の左右方向における略中央で、且つ、作業者が乗車時に足を載せるフロアステップ25よりも上方に突出させた状態で配置されている。このとき、エンジン11の出力軸11aは、フロアステップ25の床面よりも下方に位置している。
ここで、フロアステップ25は、走行車体5の前部(前方側)とエンジン11の後部(後方側)との間に渡って設けられており、メインフレーム10上に取り付けられている。フロアステップ25は、その一部が格子状となっており、靴に付いた泥を圃場に落とせるようにしている。また、フロアステップ25の後方には、後輪12bのフェンダを兼ねたリアステップ26が設けられている。このリアステップ26は、後方に向うに従って上方に向う方向に傾斜した傾斜面を有しており、エンジン11の左右それぞれの側方に配置されている。
エンジン11は、これらのフロアステップ25とリアステップ26とから上方に突出しており、これらのステップから突出している部分には、エンジン11を覆うエンジンカバー14が配設されている。即ち、エンジンカバー14は、フロアステップ25とリアステップ26とから上方に突出した状態で、エンジン11を覆っている。
また、走行車体5には、エンジンカバー14の上部に操縦席28が設置されており、操縦席28の前方で、且つ、走行車体5の前部には、フロントカバー30が配設されている。このフロントカバー30は、フロアステップ25の床面から上方に突出した状態で配置されており、フロアステップ25の前方側を左右に分断している。
このフロントカバー30の内部には、前述の制御装置7、操作パネル等の操作装置、ステアリング機構およびエンジン用燃料の燃料タンク等が配設されている。また、フロントカバー30の上部には、各種操作レバー等や計器類、ハンドル31が配設されている。このハンドル31は、作業者が前輪12aを操舵操作することにより走行車体5を操舵する操舵部材として設けられており、フロントカバー30内のステアリング機構等を介して前輪12aを転舵させることが可能になっている。
また、フロントカバー30の上部に設けられた各種操作レバーとしては、走行車体5の前後進、停止及び移動速度を切り替える走行操作レバー(走行操作部材)35と、苗植付装置6を操作する植付操作レバー36と、苗植付装置6が圃場に植付ける苗の間隔(走行車体5の進行方向における苗の植付間隔)を変更する株間変更ダイヤル37(図4に示し、株間変更手段)が配設されている。本実施形態では、株間変更ダイヤル37は、苗の株間(植付間隔)を、坪当たりの株数を37株とする状態と、42株とする状態と、50株とする状態と、60株とする状態と、70株とする状態とのいずれかに変更する。また、フロントカバー30内には、走行操作レバー35の操作量(操作位置)を検知するレバーポテンショメータ38(図4などに示し、操作量検知部材)が配設されている。
また、フロアステップ25におけるフロントカバー30の左右それぞれの側方に位置する部分には、補給用の苗を載せておく予備苗載台140が配置されている。この予備苗載台140は、フロアステップ25の床面から突出した支持軸(鉛直軸)によって回転自在に支持されており、作業者の手によって回動させることが可能になっている。
また、走行車体5のリアステップ26には、作業者によって操作される各種操作レバーが配設されている。操作レバーとしては、例えば、苗の植付深さを調整する植付深さ調整レバー58等がある。
動力伝達機構13は、主変速機としての油圧式無段変速機16と、この油圧式無段変速機16にエンジン11からの駆動力を伝えるベルト式動力伝達機構17と、を有している。先ず、油圧式無段変速機16について説明する。
油圧式無段変速機16は、HST(Hydro Static Transmission)と呼ばれる静油圧式の無段変速機として構成されている。油圧式無段変速機16は、エンジン11からの駆動力で駆動する油圧ポンプと、油圧ポンプによって発生させた油圧により機械的な力(回転力)を出力する油圧モータとを有している。なお、油圧ポンプによって発生させた油圧は、油圧モータを作動させるだけでなく、後述する苗植付部昇降機構61の油圧昇降シリンダ82を作動させるために用いられる。また、油圧式無段変速機16は、エンジン11の駆動力が入力される油圧ポンプの入力軸16aに対して傾斜可能な図示しない斜板と、走行操作レバー35に応じて斜板の傾斜角を変更させるサーボモータとを有している。斜板は、油圧ポンプの入力軸16aに対して傾斜させることで、油圧ポンプから油圧モータへ向けて供給される作動油の流量を可変させる。
走行操作レバー35の操作量を検知するレバーポテンショメータ38およびサーボモータは、制御装置7に接続されており、制御装置7は、レバーポテンショメータ38の検知した走行操作レバー35の操作量に基づいて、サーボモータにより斜板の傾斜角を変更している。具体的に、走行操作レバー35の操作位置が中立位置(すなわち走行車体5を停止させる停止位置)の場合、制御装置7は、サーボモータにより斜板を中立状態する。ここで、斜板の中立状態とは、斜板と入力軸16aとがなす角度が90°となる状態である。そして、制御装置7は、サーボモータにより斜板を中立状態とすると、油圧ポンプは、油圧モータへ向けて供給する作動油の流量をゼロとする。
一方で、走行操作レバー35の操作位置が走行車体5を前進させる前進位置の場合、制御装置7は、サーボモータにより斜板の傾斜角が正側に大きくなるように変更させる。すると、油圧ポンプは、油圧モータの出力軸が正回転するように、油圧モータへ向けて供給する作動油の流量を多くする。なお、前進位置としては、走行車体5の車速を低速とする低速位置、走行車体5の車速を中速とする中速位置、および走行車体5の車速を高速とする高速位置等がある。他方で、走行操作レバー35の操作位置が走行車体5を後退させる後退位置の場合、制御装置7は、サーボモータにより斜板の傾斜角が負側に大きくなるように変更させる。すると、油圧ポンプは、油圧モータの出力軸が逆回転するように、油圧モータへ向けて供給する作動油の流量を多くする。なお、油圧モータは、供給される作動油の流量が多ければ多いほど、出力軸45bの回転数が大きくなる。
このため、走行操作レバー35が後退位置、中立位置および前進位置等に操作されることで、油圧式無段変速機16は、エンジン11の駆動力を、走行車体5が前進方向に駆動する駆動力として出力したり、走行車体5を停止させる制動力として出力したり、走行車体5が後退方向に駆動する駆動力として出力可能となっている。
再び、図1および図2を参照するが、この油圧式無段変速機16は、エンジン11よりも前方で且つフロアステップ25の床面よりも下方に配置される。本実施形態では、走行車体5の上面から見て、エンジン11の前方に油圧式無段変速機16を配置している。また、油圧式無段変速機16は、エンジン11の出力軸11aが走行車体5の左側方から突出しているため、走行車体5の左側に寄せて配置され、その入力軸16aが走行車体5の左側方から突出している。
ベルト式動力伝達機構17は、エンジン11の出力軸11aに取り付けたプーリ41と、油圧式無段変速機16の入力軸16aに取り付けたプーリ42と、双方のプーリ41,42に巻き掛けたベルト43と、さらに、このベルト43の張力を調整するテンションプーリ44と、を備えている。これにより、ベルト式動力伝達機構17は、エンジン11で発生した駆動力を、ベルト43を介して油圧式無段変速機16に伝達可能になっている。
さらに、動力伝達機構13は、エンジン11からの出力がベルト式動力伝達機構17と油圧式無段変速機16とを介して伝達されるミッションケース18を有している。このミッションケース18は、メインフレーム7の前部に取り付けられている。ミッションケース18は、ベルト式動力伝達機構17と油圧式無段変速機16とを介して伝達されたエンジン11からの出力を、当該ミッションケース18内の副変速機で変速して、前輪12aと後輪12bへの走行用動力として出力可能になっている。
このうち、走行用動力は、走行車体5に設けられた後輪12bに駆動力を供給するドライブシャフト19(駆動伝動軸)及び左右の後輪ギヤケース33を介して後輪12bに伝達される。
なお、左右の前輪ファイナルケース32は、ミッションケース18の左右それぞれの側方に配設されており、左右一対の前輪12aは、前輪側車軸を介して左右の前輪ファイナルケース32に連結されている。また、この前輪ファイナルケース32は、ハンドル31の操舵操作に応じて駆動し、前輪12aを転舵させることが可能になっている。同様に、左右それぞれの後輪ギヤケース33には、後輪側車軸を介して後輪12bが連結されている。
植付動力伝達機構15は、図3に示すように、油圧式無段変速機16とは別体の植付変速装置45と、植付伝動ケース46と、変速モータ(植付変速アクチュエータ)47と、検出機構(検出手段)48とを備えている。
植付変速装置45は、HST(Hydro Static Transmission)と呼ばれる静油圧式の無段変速機として構成されている。植付変速装置45は、エンジン11からの駆動力で駆動する油圧ポンプと、油圧ポンプによって発生させた油圧により機械的な力(回転力)を出力する油圧モータとを有している。
植付変速装置45のエンジン11の駆動力が入力される油圧ポンプの入力軸45aは、エンジン11の出力軸11aとベルト式動力伝達機構53により連結されている。ベルト式動力伝達機構53は、植付変速装置45の入力軸45aに取り付けたプーリ54と、プーリ41,54に巻き掛けたベルト55と、を備えている。これにより、ベルト式動力伝達機構53は、エンジン11で発生した駆動力を、ベルト55を介して植付変速装置45の油圧ポンプに伝達可能になっている。
また、植付変速装置45は、油圧ポンプの入力軸45aに対して傾斜可能な斜板を有している。斜板は、植付変速装置45に軸心回りに回転自在に設けられた操作軸49に取り付けられている。斜板は、操作軸49が軸心回りに回転して油圧ポンプの入力軸45aに対して傾斜されることで、油圧ポンプから油圧モータへ向けて供給される作動油の流量を可変させる。そして、斜板は、操作軸49が軸心回りに回転して、油圧ポンプから油圧モータへ向けて供給される作動油の流量を可変させることで、油圧モータの出力軸45bの回転数を変化させる。
植付変速装置45の出力軸45bには、植付伝動ケース46が連結されている。植付伝動ケース46は、植付変速装置45の出力軸45bに取り付けられた第1ベベルギヤ50と、この第1ベベルギヤ50に噛み合う第2ベベルギヤ51を収容している。また、第2ベベルギヤ51には、苗植付装置6に連結されて苗植付装置6に駆動力を伝達する伝動軸52が取り付けられている。こうして、植付変速装置45は、エンジン11の駆動力を、出力軸45bを介して、植付伝動ケース46に供給する。また、植付伝動ケース46は、植付変速装置45からの駆動力を、伝動軸52を介して苗植付装置6の後述する植付機構91に伝達する。
また、植付変速装置45の操作軸49には、トラニオン56の一端部が取り付けられている。トラニオン56は、操作軸49が軸心回りに回転することで、一端部を中心として操作軸49と一体に揺動する。トラニオン56の他端部は、変速モータ47の駆動力により回転するピニオン57と噛み合っている。変速モータ47は、ピニオン57を回転することで、トラニオン56の一端部を中心として揺動させて、操作軸49を軸心回りに回転して、出力軸45bの回転数を変更する。これにより、変速モータ47は、植付変速装置45が植付伝動ケース46に供給する駆動力の回転数を変更する。
なお、本実施形態では、トラニオン56の他端部のピニオン57との噛み合う範囲及び斜板の傾斜可能な範囲が、後述する植込杆92が図7中の矢印Kに回転する方向のみに規制されている。このために、植付変速装置45の油圧モータの出力軸45bは、植込杆92が図7中の矢印Kに回転する方向のみに回転する。植付変速装置45は、植付機構91が苗を植付ける方向のみの駆動力を植付伝動ケース46に供給する。
植付伝動ケース46には、伝動軸52の回転数を検出する回転センサー103が取り付けられている。回転センサー103は、伝動軸52の回転数を示す情報を制御装置7に出力する。
植付伝動ケース46の伝動軸52の駆動力は、走行車体5の後部に設けた植付クラッチ(図示省略)に伝達され、この植付クラッチの係合時に植付伝動軸59(図5に示す)によって苗植付装置6へ伝達される。
検出機構48は、図3に示すように、伝動軸52に取り付けられたカム100と、植付伝動ケース46に取り付けられたスイッチピン101と、検出スイッチ102を備えている。カム100は、伝動軸52に取りつけられた円筒状の取付部100aと、この取付部100aの外周面の一部に設けられたカム部100bとを一体に備えて、伝動軸52に対して偏芯したカム形状に形成されている。スイッチピン101は、伝動軸52に交差する方向に植付伝動ケース46にスライド自在に設けられ、付勢手段としてのばね101aにより伝動軸52に近づく方向に付勢されている。また、スイッチピン101は、ばね101aの付勢力により伝動軸52に最も近づいても、取付部100aから離間する。また、スイッチピン101は、ばね101aの付勢力により伝動軸52に最も近づくと、カム部100bに当接して、カム部100bによって伝動軸52から離れる方向に移動される。検出スイッチ102は、スイッチピン101がカム部100bによって伝動軸52から離れる方向に移動されるとオンされ、スイッチピン101がカム部100bによって伝動軸52から離れる方向に移動されずにばね101aの付勢力により伝動軸52に近づけられるとオフされる。検出スイッチ102は、オン・オフを示す情報を制御装置7に出力する。
検出機構48は、苗植付装置6の植込杆92が回転して、植込杆92が圃場に苗を植付始めると、カム100のカム部100bがスイッチピン101を伝動軸52から離れる方向に移動させて検出スイッチ102をオンにする。また、検出機構48は、苗植付装置6の植込杆92が回転して、該植込杆92が圃場に苗を植付始めて所定角度回転すると、カム100のカム部100bがスイッチピン101を伝動軸52から離れる方向に移動させなくなり検出スイッチ102をオフにする。こうして、検出機構48は、植込杆92が圃場に苗を植付始めることと、植込杆92が圃場に苗を植付始めて所定角度回転したことを検出可能である。
なお、本実施形態では、図7に示すように、植込杆92の回転中心P(回転支持部材93の中央)を中心として、真下を零度、真後ろを90度、真上を180度、前方を270度で示すと、植込杆92が330度の位置になると、検出スイッチ102がオンになり、植込杆92が330度の位置から所定角度としての30度回転して、0度の位置になると検出スイッチ102がオフとなる。また、本実施形態では、植込杆92が90度の位置になると、検出スイッチ102がオンになり、植込杆92が90度の位置から所定角度としての30度回転して、120度の位置になると検出スイッチ102がオフとなる。さらに、本実施形態では、植込杆92が210度の位置になると、検出スイッチ102がオンになり、植込杆92が210度の位置から所定角度としての30度回転して、240度の位置になると検出スイッチ102がオフとなる。なお、本実施形態では、植込杆92は、図7中の半時計回り(図7中に矢印Kで示す)のみに回転する。図7中の180度から270度の間で、植込杆92が苗載せ台95から苗を取る。また、図7中の330度の位置で、植込杆92が苗載せ台95から取った苗を圃場に植え始め、図7中の30度の位置で、植込杆92が苗を圃場に植え終えて、圃場から抜け出る。
苗植付装置6は、走行車体5の後部に設けられる苗植付部60と、苗植付部60を昇降させる苗植付部昇降機構61とを有している。苗植付部昇降機構61は、昇降リンク装置71を有しており、苗植付部60は、この昇降リンク装置71を介して走行車体5に取り付けられている。昇降リンク装置71は、走行車体5の後部と苗植付部60とを連結させる平行リンク機構81を備えている。この平行リンク機構81は、上リンクと下リンクとを有しており、これらのリンクが、メインフレーム10の後部端に立設した背面視門方のリンクベースフレーム85に回動自在に連結され、各リンクの他端側が苗植付部60に回転自在に連結されることにより、苗植付部60を昇降可能に走行車体5に連結している。
また、苗植付部昇降機構61は、エンジン11の駆動力により発生する油圧によって伸縮する油圧昇降シリンダ82を有しており、油圧昇降シリンダ82の伸縮動作によって、苗植付部60を昇降させることが可能になっている。苗植付部昇降機構61は、その昇降動作によって、苗植付部60を非作業位置まで上昇させたり、対地作業位置(対地植付位置)まで下降させたりすることが可能になっている。
苗植付部60は、圃場に植付られる苗の植付範囲を複数の区画あるいは複数の列で、苗を植付ることができる。本実施形態に係る苗移植機1は、苗を8つの区画で植付る、いわゆる8条植のものである。苗植付部60は、植付機構(植付装置)91と、苗載せ台95と、フロート97とを備えている。
苗載せ台95は、走行車体5の後部に苗植付部昇降機構61により昇降自在に配置されている。苗載せ台95は、走行車体5の左右方向において仕切られた植付条数分の苗載せ面96を有しており、それぞれの苗載せ面96に土付きのマット状苗を積載することが可能になっている。これにより、苗載せ台95に積載した苗が植付られて無くなるたびに、圃場外に用意している苗を取りに戻る必要が無く、連続した作業を行えるので、作業能率が向上する。
植付機構91は、苗載せ台95の下方に配置されかつ苗載せ台95に積載された苗を圃場に植付る。この植付機構91は、2条毎に1つずつ配設されており、2条分の複数の植込杆92を備えている。本実施形態では、植付機構91は、合計四つ設けられ、各植付機構91は、1条につき植込杆92を二つ備えている。また、植付機構91は、各条に対応した二つの植込杆92を両端部に回転自在に支持しかつ中央部が回転自在に設けられた回転支持部93を備えている。また、フロート97は、走行車体5の移動と共に、圃場面上を滑走して整地するものである。フロート97は、走行車体5の左右方向における苗植付部60の中央に設けられた1つのセンターフロート94と、該センターフロート94の左右両側で且つ外側から数えて2番目と3番目の植付機構91の下方にそれぞれ設けられた内側サイドフロート98と、該左右の内側サイドフロート98よりも機体外側で且つ左右両外側端部の植付機構91の下方にそれぞれ設けられた外側サイドフロート99の5枚で構成されている。
また、前述した四つの植付機構91は、一つの植付伝動軸59を介して、エンジン11の駆動力が伝達されることで、回転支持部93が中央を中心として回転されるとともに、植込杆92が回転支持部93の両端部で回転される。植付伝動軸59の回転駆動力は、図5に示すように、植付伝動軸59の一端部に設けられた第1植付伝動ベベルギヤ62と、この第1植付伝動ベベルギヤ62に噛み合う第2植付伝動ベベルギヤ63と、第2植付伝動ベベルギヤ63に同軸に取り付けられた伝動軸64と、伝動軸64に各植付機構91に対応した設けられたローラーチェーン駆動部65とにより各植付機構91に伝えられる。
このような構成によって、エンジン11の駆動力が、植付変速装置45、植付伝動ケース46、植付伝動軸59により各植付機構91に伝えられ、エンジン11の駆動力により、回転支持部93が中央を中心として回転されながら植込杆92が回転支持部93の両端部で回転される。こうして、回転支持部93が中央を中心として回転されながら植込杆92が回転支持部93の両端部で回転されることで、植込杆92が苗載せ台95に積載された苗を取った後、植込杆92が苗を圃場に植付ける。また、前述した構成によって、トラニオン56の他端部のピニオン57と噛み合う位置、すなわちトラニオン56の一端部を中心とした揺動位置を変更することにより、植付変速装置45の出力軸45bの回転数が変更されて、回転支持部93及び植込杆92の回転数(回転速度)、即ち圃場に植付けられる苗の株間(植付間隔)が変更される。
続いて、図6を参照し、制御装置7および走行状態検出装置について説明する。制御装置7は、走行状態検出装置によって検出された検出結果に基づいて、走行車体5および苗植付装置6を制御している。制御装置7は、例えば、油圧式無段変速機16を制御する変速制御、苗植付部昇降機構61による苗植付部60の昇降制御、エンジン11を制御するエンジン制御、植付動力伝達機構15を制御する株間制御等を実行している。
走行状態検出装置は、各種センサで構成されており、例えば、前述したレバーポテンショメータ38と、ドライブシャフト19の回転数を検出する回転検知部材66と、入力軸回転センサと、傾斜角センサと、操作状態検出センサと、昇降リンクセンサ(昇降位置センサ)と、後輪回転センサ(車輪回転センサ)と、ハンドル用ポテンショメータと、植付伝動ケース46に設けられた伝動軸52の回転数を検出する回転センサー103などを有している。
入力軸回転センサは、油圧式無段変速機16の入力軸16aの回転数を検出する。傾斜角センサは、油圧式無段変速機16の斜板の傾斜角を検出する。操作状態検出センサは、走行操作レバー35の操作状態を検出する。具体的に、操作状態検出センサは、加速度センサで構成され、走行操作レバー35の操作状態として、走行操作レバー35の操作速度を検出する。なお、操作状態検出センサとして、速度センサを用いてもよい。昇降リンクセンサは、昇降リンク装置71の高さを検出する。後輪回転センサは、左側の後輪12bの回転数と右側の後輪12bの回転数とをそれぞれ検出する。ハンドル用ポテンショメータは、ハンドル31の操舵角度を検出する。
次に、制御装置7によって行われる株間制御の一例について説明する。制御装置7は、苗移植機1を構成する上述した構成要素をそれぞれ制御するものである。制御装置7は、株間変更ダイヤル37で設定された株間を示す情報と、走行車体5の移動速度を検出する速度検出手段67の検出した検出値とに基いて、圃場に株間変更ダイヤル37で設定された株間で苗が植えられる伝動軸52の回転数を算出し、回転センサー103が検出した伝動軸52の実際の回転数が算出した回転数となるように、変速モータ47を制御して、トラニオン56の揺動位置を変更する装置である。即ち、制御装置7は、株間変更ダイヤル37で設定された株間と、走行車体5の移動速度を検出する速度検出手段の検出した検出値とに基いて、株間変更ダイヤル37で設定された株間で圃場に苗が植えられるように、変速モータ47により植付変速装置45が植付伝動ケース46に供給する駆動力(出力軸45b)の回転数を変更する装置である。
なお、本実施形態では、制御装置7は、レバーポテンショメータ38が検知結果としての走行操作レバー35の操作位置(操作量)に基いて走行車体5の移動速度を算出する。制御装置7は、レバーポテンショメータ38とともに、走行車体5の移動速度を検出する速度検出手段67を構成する。また、本発明では、制御装置7は、回転検知部材66の検知結果としてのドライブシャフト19の回転数に基いて走行車体5の移動速度を算出しても良い。この場合、制御装置7は、回転検知部材66とともに、走行車体5の移動速度を検出する速度検出手段67を構成する。
制御装置7は、株間変更ダイヤル37で設定された株間が如何なる株間であっても、走行車体5の移動速度が一定である場合には、株間毎に定められた一定の回転数で出力軸45b即ち伝動軸52を回転する。なお、走行車体5の移動速度が同速度であるときには、株間変更ダイヤル37で設定された株間が37株、42株、50株、60株、70株となるにしたがって、出力軸45b即ち伝動軸52の回転数が多くなる。
また、制御装置7は、株間変更ダイヤル37で設定された株間が50株、60株、70株であるときに、走行車体5の移動速度が一定である場合には、検出スイッチ102からオン・オフを示す情報が入力されても、各株間毎に定められた一定の回転数で出力軸45b即ち伝動軸52を回転する。制御装置7は、株間変更ダイヤル37で設定された株間が37株、42株であるときに、走行車体5の移動速度が一定であっても、少なくとも苗を圃場に植付ける時の出力軸45b即ち伝動軸52の回転数を、前述した一定の回転数よりも多くする。
さらに、制御装置7は、株間変更ダイヤル37で設定された株間が如何なる株間に設定されても、走行車体5の移動速度が速くなるのにしたがって、変速モータ47に出力軸45b即ち植込杆92の回転数(回転速度)が増加する方向にトラニオン56を回転させ、植込杆92の回転数(回転速度)を増加させて、株間変更ダイヤル37で設定された株間で苗を植付機構91に植付けさせる。こうして、制御装置7は、走行車体5の移動速度が変化すると、この走行車体5の移動速度の変化に応じて、前述した各株間毎に定められた一定の回転数を増減させて、増減させた回転数で出力軸45b即ち伝動軸52を回転する。なお、制御装置7は、例えばCPU等で構成された演算処理装置やROM、RAM等を備える図示しないマイクロプロセッサを主体として構成されており、苗移植機1を構成する上述した構成要素に接続されている。
具体的には、制御装置7は、苗移植機1の植付動作が行なわれると、株間制御を実行する。すなわち、制御装置7は、苗移植機1の植付動作が行なわれると、速度検出手段67が検出した走行車体5の移動速度に基いて、株間変更ダイヤル37で設定された株間で苗を植えることができる伝動軸52の回転数を算出する。そして、制御装置7は、回転センサー103が検出する伝動軸52の回転数が、前述した算出した回転数となるように、変速モータ47を駆動して、トラニオン56を一端部を中心として揺動して、トラニオン56の他端部のピニオン57と噛み合う位置を調整する。
そして、制御装置7は、図6に示すように、株間変更ダイヤル37で設定された株間(植付間隔)が、所定の植付間隔としての37株と、所定の植付間隔としての42株とのいずれかであるか否かを判定する(ステップS1)。制御装置7は、株間変更ダイヤル37で設定された株間が、37株と42株とのいずれかである(ステップS1:Yes)と判定するとステップS2に進み、37株と42株とのいずれでもない(ステップS1:No)と判定するとステップS1に戻る。
そして、制御装置7は、検出スイッチ102がオンであるか否を判定(ステップS2)し、検出スイッチ102がオフ(ステップS2:No)と判定するとステップS2に戻り、検出スイッチ102がオン(ステップS2:Yes)と判定するとステップS3に進む。制御装置7は、出力軸45aなどの回転数即ち植込杆92の矢印K方向の回転数が増加する方向に、変速モータ47にトラニオン56を回転(揺動)させる(ステップS3)。すると、出力軸45aなどの回転数即ち植込杆92の矢印K方向の回転数が徐々に増加する。そして、制御装置7は、検出スイッチ102がオフであるか否を判定(ステップS4)し、検出スイッチ102がオン(ステップS4:No)と判定するとステップS4に戻り、検出スイッチ102がオフ(ステップS4:Yes)と判定するとステップS5に進む。
制御装置7は、出力軸45bなどの回転数即ち植込杆92の矢印K方向の回転数が減少する方向に、変速モータ47にトラニオン56を回転(揺動)させ、回転センサー103が検出した伝動軸52の回転数を、前述した算出した回転数となるように減少させて(ステップS5)、ステップS1に戻る。なお、伝動軸52の回転数を減少させる際には、制御装置7は、変速モータ47にトラニオン56を回転(揺動)させる。こうして、制御装置7は、株間制御を行う。なお、制御装置7は、前述したステップS1からステップS5を繰返す間、即ち、株間制御を行う間には、走行車体5の移動速度が速くなるのにしたがって、変速モータ47に出力軸45b即ち植込杆92の回転数(回転速度)が増加する方向にトラニオン56を回転させる。
また、制御装置7が、前述したステップS1からステップS5を繰返す、即ち、株間制御を繰り返し実行するので、株間変更ダイヤル37で設定された株間が所定の植付間隔である37株又は42株であるときには、以下に示すように、出力軸45b即ち伝動軸52の回転数が変化される。例えば、予め定められた移動速度の時に制御装置7が伝動軸52を137.5rpmで回転させる場合には、植込杆92が330度、90度、210度の位置に位置して、検出スイッチ102がオンになると、トラニオン56が一端部を中心として揺動して、図8に示すように、伝動軸52の回転数が137.5rpmから増加する。トラニオン56の揺動する速度のために、検出スイッチ102がオンになると、トラニオン56が揺動するのにしたがって伝動軸52の回転数が徐々に増加する。そして、伝動軸52の回転数が、約165rpmまで増加する。
そして、植込杆92が所定角度としての30度回転して、0度、120度、240度の位置に位置して、検出スイッチ102がオフになると、図8に示すように、トラニオン56が一端部を中心として揺動して、伝動軸52の回転数が減少する。トラニオン56の揺動する速度のために、検出スイッチ102がオフになると、トラニオン56が揺動するのにしたがって伝動軸52の回転数が徐々に減少し、植込杆92が30度、150度、270度の位置に位置すると、伝動軸52の回転数が前述した125rpmとなる。
このように、株間変更ダイヤル37で設定された株間が所定の植付間隔としての37株又は42株であるときには、図7及び図8に示される範囲A(植込杆92が330度〜0度、90度〜120度、210度〜240度の位置する範囲をいう)では、伝動軸52の回転数が前述した一定の回転数から徐々に増加する。また、図7及び図8に示される範囲B(植込杆92が0度〜30度、120度〜150度、240度〜270度の位置する範囲をいう)では、伝動軸52の回転数が前述した一定の回転数まで徐々に減少する。さらに、図7及び図8に示される範囲C(植込杆92が30度〜90度、150度〜180度、270度〜330度の位置する範囲をいう)では、伝動軸52の回転数が前述した一定の回転数となる。
このように、株間変更ダイヤル37設定された株間が所定の植付間隔としての37株又は42株であるときに、変速モータ47は、植込杆92が苗載せ台95から苗を取った後、植込杆92が苗を圃場に植付始めて、検出機構48が植込杆92が圃場に苗を植付始めることを検出すると、植付変速装置45が植付伝動ケース46に供給する駆動力の回転数を増加させる。また、変速モータ47は、植込杆92が苗を圃場に植付始めて所定角度としての30度回転したことを検出機構48が検出すると、植付変速装置45が植付伝動ケース46に供給する駆動力の回転数を減少させる。
以上のように、本実施形態の構成によれば、株間変更ダイヤル37により設定された苗の植付間隔即ち株間と、速度検出手段67が検出した走行車体5の移動速度とに基いて、変速モータ47が植付変速装置45の駆動力(出力軸45b)の回転数を変更するので、植付機構91が設定された株間通りの植付を行なうことができる。このために、走行車体5の移動速度が変化しても、植付機構91が設定された株間で苗を植付けることができ、容易に設定された株間で苗を植えることが確実にできる。したがって、苗を余分に消費することを抑制でき、苗に過不足が生じることを抑制できる。また、苗が多く余ることも抑制できるので、余った苗が無駄になることがなく、計画に沿った苗の植付作業が高精度で可能となる。
また、設定された株間と移動速度に基づいて、変速モータ47が植付変速装置45の駆動力(出力軸45b)の回転数を変更して、植付機構91が設定された株間通りの植付を行なうことができるので、設定された株間に応じて、走行車体5の移動速度を規制することがない。したがって、作業能率を低下させることを抑制できる。
また、本実施形態の構成によれば、レバーポテンショメータ38が検知した走行操作レバー35の操作量から移動速度を算出するので、作業者の設定した移動速度に合わせて植付変速装置45の駆動力(出力軸45b)の回転数が変更される。したがって、作業者が違和感を覚えることのない操作性を実現することができる。
さらに、速度検出手段67が、回転検知部材66が検知したドライブシャフト19の回転数から移動速度を算出する場合にも、実際の移動速度に合わせて植付変速装置45の駆動力(出力軸45b)の回転数が変更される。したがって、圃場の場所ごとの状態に合わせて苗が植付けられ、苗の植付精度が向上する。
また、本実施形態の構成によれば、出力軸45bが植込杆92を図7中の矢印Kに回転させる方向のみ回転して、植付変速装置45が、苗を植付ける方向のみの駆動力を植付伝動ケース46に供給するので、植付停止位置で植付機構91の植込杆92を停止させることができる。このために、植付機構91の植込杆92を停止させる必要があるときに確実に停止させることができるので、苗の植付精度が向上する。また、植付停止位置の調整が不要になり、メンテナンス作業が容易になる。
さらに、本実施形態の構成によれば、変速モータ47による植付変速装置45の出力軸45bの回転数を制御して、植込杆92の回転数(回転速度)を変更するので、従来のように偏芯ギヤを用いることなく、植込杆92の回転数(回転速度)を苗の植付に適した回転数(回転速度)とすることができる。このために、図9に示す比較例のように植込杆92の回転数(回転速度)が前述した一定の回転数(回転速度)を下回ることを抑制でき、植込杆92の偏芯率即ち植込杆92の回転数(回転速度)の変動が抑えられ、苗の植付姿勢が安定する。特に、植込杆92が苗を植付始めると植込杆92の回転数(回転速度)が増加し、植付始めて所定角度回転して植込杆92が圃場から脱すると、植込杆92の回転数(回転速度)が低下する。すなわち、植込杆92が、圃場に苗を植付けている間には、植込杆92の回転数(回転速度)が増加するので、苗を圃場から立設した状態で植付けることができる。なお、図9に示された比較例は、偏芯ギヤを用いて、苗を植え込む際の植込杆92の回転速度を増加させるようにしたものである。
また、偏芯ギヤを用いることなく、植込杆92の回転数(回転速度)を苗の植付に適した回転数(回転速度)とすることができるので、高速走行時であっても、植込杆92の回転数(回転速度)が前述した一定の回転数(回転速度)を下回ることを抑制できるために、植込杆92の偏芯率即ち植込杆92の回転数(回転速度)の変動が抑えられる。したがって、走行車体5が振動することを防止でき、植込杆92の回転軌跡が乱れにくくなるので、設定した株間で苗を確実に植付けることができる。
さらに植込杆92による苗の植え付け始めから所定角度回転するまでを検出する検出機構48を設けたことにより、苗を植え始めてから所定角度回転するまでは植付変速装置45から植付伝動ケース46への駆動力の回転数を増加させ、植込杆92の回転速度を苗の植付に適した回転速度とすることができる。このために、植込杆92の偏芯率が抑えられ、苗を圃場から立設した状態で植え付けることができ、苗の植付姿勢が安定する。
そして、植込杆92が所定角度を超えて回転した、即ち植込杆92が土中から離脱したことを検出機構48が検出すると、植付変速装置45から植付伝動ケース46への駆動力の回転数を減少させる。これにより、苗を植え付け終えてから次の苗を取りにいくまでの植込杆92の回転軌跡が大きくなり過ぎることが防止され、植付装置91のコンパクト化が図られると共に、苗の植付深さの調節幅が大きくなるので、作業条件に合わせた苗の植え付けが可能となる。
さらに、株間変更ダイヤル37をフロントカバー30に設けたので、作業者が操縦席28に座って苗移植機1の運転作業を行ないながら株間変更ダイヤル37を操作できる。
前述した実施形態では、速度検出手段67がレバーポテンショメータ38や回転検知部材66の検知結果に基いて、走行車体5の移動速度を算出している。しかしながら、本発明では、速度検出手段67として、走行車体5の車速を検出する車速センサを設けても良い。車速センサとして、例えば、走行車体5の加速および減速を検出する加速度センサや走行車体5の速度を検出する速度センサを用いてもよい。
前述した実施形態では、走行操作レバー35をフロントカバー30に設けたが、本発明では、走行操作レバー35を操作パネル等の操作装置や操縦席28の横に設けても良い。
また、前述した実施形態では、速度検出手段67の検知結果などに基いて、株間制御を行っている。しかしながら、本発明では、走行車体5にGPS(Global Positioning System、全地球測位システム)装置を設けて、GPS装置が検知した走行車体5の現在の位置などに基いて、株間制御を行っても良い。この場合、普段、苗を植えることのない圃場、例えば他人の圃場で作業する際に適値を設定しやすいとともに、規格外の圃場に適した株間を算出して実行することができる。
さらに、前述した実施形態では、制御装置7が、図6に一例が示されたフローチャートを繰り返し実行しているが、本発明の目的を達成できる範囲内で、制御装置7が繰り返し実行する株間制御のフローチャートを適宜変更しても良いことは勿論である。
1 苗移植機
5 走行車体
12b 後輪(走行輪)
16 油圧式無段変速機(主変速機)
19 ドライブシャフト(駆動伝動軸)
35 走行操作レバー(走行操作部材)
37 株間変更ダイヤル
38 レバーポテンショメータ(操作量検知部材)
45 植付変速装置
46 植付伝動ケース
47 変速モータ(植付変速アクチュエータ)
48 検出機構(検出手段)
66 回転検知部材
67 速度検出手段
91 植付機構(植付装置)
92 植込杆
95 苗載せ台

Claims (6)

  1. 走行車体(5)と、
    前記走行車体(5)の後部に昇降自在に配置されかつ苗を積載する苗載せ台(95)と、
    前記苗載せ台(95)の下方に配置されかつ前記苗載せ台(5)に積載された苗を圃場に植付る植付装置(91)と、
    前記植付装置(91)に駆動力を伝達する植付伝動ケース(46)と、
    前記走行車体(5)の進行方向における苗の植付間隔を変更する株間変更手段(37)と、を設けた苗移植機(1)において、
    前記走行車体(5)に設けられた走行輪(12b)に駆動力を供給する主変速機(16)と、
    前記植付伝動ケース(46)に駆動力を供給する植付変速装置(45)と、
    前記植付変速装置(45)が前記植付伝動ケース(46)に供給する駆動力の回転数を変更する植付変速アクチュエータ(47)と、
    前記走行車体(5)の移動速度を検出する速度検出手段(67)と、
    前記株間変更手段(37)で設定された植付間隔と前記速度検出手段(67)の検出値とに基いて、前記植付変速アクチュエータ(47)により、前記植付変速装置(45)が前記植付伝動ケース(46)に供給する駆動力の回転数を変更する、ことを特徴とする苗移植機(1)。
  2. 前記走行車体(5)の前後進、停止及び移動速度を切り替える走行操作部材(35)を備え、
    前記速度検出手段(67)は、前記走行操作部材(35)の操作量を検知する操作量検知部材(38)を備え、前記操作量検知部材(38)の検知結果に基いて前記移動速度を算出することを特徴とする請求項1記載の苗移植機(1)。
  3. 前記速度検出手段(67)は、前記走行車体(5)に設けられた走行輪(12b)に駆動力を供給する駆動伝動軸(19)の回転数を検出する回転検知部材(66)を備え、前記回転検知部材(66)の検知結果に基いて前記移動速度を算出することを特徴とする請求項1記載の苗移植機(1)。
  4. 前記植付変速装置(45)は、前記植付装置(91)が苗を植付ける方向のみの駆動力を前記植付伝動ケース(46)に供給することを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の苗移植機(1)。
  5. 前記植付装置(91)は、複数の植込杆(92)を備え、
    前記植付変速アクチュエータ(47)は、前記植込杆(92)が前記苗載せ台(95)から苗を取った後圃場に植付始めると、前記植付変速装置(45)が前記植付伝動ケース(46)に供給する駆動力の回転数を増加させ、前記植込杆(92)が苗を圃場に植付始めて所定角度回転すると、前記植付変速装置(45)が前記植付伝動ケース(46)に供給する駆動力の回転数を減少させることを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の苗移植機(1)。
  6. 前記植込杆(92)が苗を圃場に植付始めることを検出可能でかつ、前記植込杆(92)が苗を圃場に植付始めて前記植込杆(92)が前記所定角度回転したことを検出可能な検出手段(48)を備え、
    前記株間変更手段(37)で設定された植付間隔が所定の植付間隔であるときに、前記検出手段(48)が前記植込杆(92)が苗を圃場に植付始めることを検出すると、前記植付変速装置(45)が前記植付伝動ケース(46)に供給する駆動力の回転数を増加させ、前記検出手段(48)が前記植込杆(92)が苗を圃場に植付始めて所定角度回転したことを検出すると、前記植付変速装置(45)が前記植付伝動ケース(46)に供給する駆動力の回転数を減少させることを特徴とする請求項5に記載の苗移植機(1)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020000064A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 株式会社クボタ 田植機

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