JP2013195268A - 情報報知装置および電子時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 振動によって情報を報知する際に、その報知内容を視覚によっても報知することができる情報報知装置および電子時計を提供する。
【解決手段】 表示開口部18を有する文字板16と、この文字板16の下側に配置され、偏心回転部29cの偏心回転により振動を発生して情報を報知するための振動モータ20と、この振動モータ20の偏心回転部20cの偏心回転によって回転して表示開口部18から機能表示部19を露呈させて情報を報知するための回転板21と、を備えている。従って、振動モータ20の偏心回転部20cが偏心回転して振動を発生する際に、この振動モータ20の偏心回転部20cの偏心回転によって回転板21を回転させることができるので、専用の駆動源を必要とせずに、回転板21を回転させて機能表示部19を文字板16の表示開口部18から露呈させて情報を視覚によって報知することができる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、電子腕時計などの携帯機器に用いられる情報報知装置およびこの情報報知装置を備えた電子時計に関する。
例えば、電子腕時計においては、特許文献1に記載されているように、携帯電話機との間で通信を行う通信機能を備え、携帯電話機から呼出信号を受信した際に、振動体を振動させて、呼び出しがあったことを電子腕時計の使用者に知らせるように構成されたものが知られている。
特開平08−65745号公報
しかしながら、このような電子腕時計では、携帯電話機から呼出信号を受信した際に、振動体を振動させて、呼び出しがあったことを報知するだけであるから、携帯電話機からの呼び出しの内容を知ることができないとうい問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、振動によって情報を報知する際に、その報知内容を視覚によっても報知することができる情報報知装置および電子時計を提供することである。
この発明は、表示開口部を有する文字板と、この文字板の下側に配置され、偏心回転部の偏心回転により振動を発生して情報を報知するための振動モータと、この振動モータの前記偏心回転部の偏心回転によって回転して前記表示開口部から機能表示部を露呈させて情報を報知するための回転板と、を備えていることを特徴とする情報報知装置である。
この発明によれば、振動モータの偏心回転部が偏心回転して振動を発生すると、この振動モータの偏心回転部の偏心回転によって回転板を回転させることができるので、専用の駆動源を必要とせずに、回転板を回転させて機能表示部を文字板の表示開口部から露呈させて情報を報知することができる。これにより、振動によって情報を報知する際に、その報知内容を視覚によっても報知することができる。
この発明を電子腕時計に適用した第1実施形態を示した図である。 図1に示された電子腕時計において表示開口部が回転板で塞がれた状態を示した拡大正面図である。 図2に示された電子腕時計において表示開口部が開放された機能表示部が露呈した状態を示した拡大正面図である。 図2に示された電子腕時計のA−A矢視における拡大断面図である。 図2に示された電子腕時計のB−B矢視における拡大断面図である。 図3に示された電子腕時計の情報報知装置における振動モータと回転板との対応関係を示し、(a)はその下面側から見た拡大斜視図、(b)はその拡大側面図である。 図3に示された電子腕時計の情報報知装置において、戻し装置によって竜頭が押し出された状態を示した図である。 図7に示された情報報知装置において、竜頭が押し込まれて戻し装置が回転板を回転させて元の位置に戻した状態を示した図である。 図1に示された電子腕時計の回路構成を示したブロック図である。 図1に示された電子腕時計との間で通信を行う携帯情報端末機の回路構成を示したブロック図である。 図9に示された電子腕時計における情報報知処理の動作フローを示した図である。 この発明を電子腕時計に適用した第2実施形態において、表示開口部が回転板で塞がれた状態を示した拡大正面図である。 図12に示された電子腕時計において、回転板が回転して機能表示部が表示開口部から露呈した状態を示した拡大正面図である。 この発明を電子腕時計に適用した第3実施形態を示し、(a)は振動モータの偏心回転部の歯部と回転板の噛合い歯との対応関係を示した拡大図、(b)はその振動モータを示した拡大図、(c)は回転板の噛合い歯を示した拡大断面図である。 図14に示された電子腕時計の第3実施形態における変形例を示し、(a)は振動モータの偏心回転部の歯部と回転板の噛合い歯との対応関係を示した拡大図、(b)はその振動モータを示した拡大図である。
(第1実施形態)
以下、図1〜図11を参照して、この発明を電子腕時計に適用した第1実施形態について説明する。
この電子腕時計1は、図1に示すように、近距離無線機能を有し、携帯情報端末機2との間で近距離無線通信を行うように構成されている。携帯情報端末機2は、電子腕時計1との間で近距離無線通信を行うと共に、基地局との間で遠距離無線通信を行うように構成されている。
電子腕時計1は、図1〜図5に示すように、腕時計ケース3を備えている。この腕時計ケース3の上部開口部には、時計ガラス4が取り付けられている。この腕時計ケース3の下部には、裏蓋5が取り付けられている。さらに、腕時計ケース3の12時側および6時側には、図1に示すように、時計バンド6がそれぞれ取り付けられており、この腕時計ケース3の3時側には、図2および図3に示すように、スイッチ機能を有して時刻修正を行うための竜頭7が設けられている。
また、この腕時計ケース3の内部には、図4および図5に示すように、時計モジュール8が配置されている。この時計モジュール8は、ハウジング9を備えている。このハウジング9には、時計ムーブメント10および情報報知装置11が設けられているほか、時計機能および近距離通信機能などに必要な各種の電子部品(図示せず)が設けられている。
時計ムーブメント10は、図4に示すように、指針軸12を回転させて秒針13、分針14、および時針15を運針させるように構成されている。この場合、時計ムーブメント10は、秒針13を単独で運針させるための第1駆動系と、分針14および時針15を運針させるための第2駆動系とを備えている。
また、ハウジング9の上方には、図4および図5に示すように、文字板16がハウジング9の上面から所定の間隔を隔てて配置されている。この文字板16の周縁部上には、リンク状の見切り部材17が、時計ガラス4と文字板16とに挟まれた状態で配置されている。また、この文字板16には、指針軸12を下側から上方に向けて突出させるための貫通孔16aが設けられている。
これにより、秒針13、分針14、および時針15は、図4および図5に示すように、指針軸12の上部に取り付けられて、文字板16の上方を運針することにより、図2に示すように、時刻を指示するように構成されている。また、この文字板16には、図2および図3に示すように、表示開口部18が5時〜7時に対応して設けられている。この表示開口部18は、指針軸12を中心とする円弧状の長孔に形成されている。この表示開口部18の下側に位置するハウジング9の上面には、図3および図4に示すように、後述する機能表示部19が表示開口部18に対応して設けられている。
一方、情報報知装置11は、図2〜図5に示すように、振動を発生して情報を報知するための振動モータ20と、この振動モータ20によって回転して文字板16の表示開口部18を開閉するための回転板21とを備えている。振動モータ20は、モータ本体20aと、このモータ本体20aの出力軸20bに偏心した状態で取り付けられた偏心回転部20cとを備えている。
この振動モータ20のモータ本体20aは、図2、図3、および図5に示すように、12時側に位置する箇所のハウジング9内にゴムやエラストマーなどの緩衝材22を介して配置されている。また、偏心回転部20cは、ハウジング9の空間部9a内に配置され、この状態でハウジング9の上側に出没可能に露出するように構成されている。これにより、振動モータ20は、モータ本体20aの駆動回転に伴って偏心回転部20cが出力軸20bを中心に偏心回転することにより、振動を発生するように構成されている。
回転板21は、図2および図3に示すように、ほぼ半円形状に形成され、そのほぼ半円の弦の中間部がハウジング9に設けられた軸受け部23に回転可能に取り付けられている。この場合、軸受け部23は、その中心に指針軸12が回転可能に取り付けられている。この回転板21は、図5および図6に示すように、その下面に振動モータ20の偏心回転部20cが接離可能に接触することにより、偏心回転部20cの回転に応じて指針軸12を中心に回転するように構成されている。
すなわち、この回転板21は、図6(a)および図6(b)に示すように、偏心回転部20cが出力軸20bを中心に偏心回転する際に、出力軸20bから最も離れた偏心回転部20cの外周面が接触し、その接触によって回転力が付与され、この接触と非接触とを繰り返すことにより間欠的に回転するように構成されている。この場合、回転板21は、図2および図3に示すように、指針軸12を中心に所定角度、例えば約60度〜約90度の範囲で回転し、文字板16の表示開口部18を開閉するように構成されている。
これにより、回転板21は、図2に示すように、通常は文字板16の表示開口部18を塞ぐ初期位置に位置し、振動モータ20が回転した際に、図3に示すように、指針軸12を中心に所定角度回転して、文字板16の表示開口部18を開放するように構成されている。なお、回転板21の下面と偏心回転部20cの外周面とには、ゴムシートなどの摩擦抵抗の大きい摩擦シート(図示せず)が設けられていることが望ましい。
また、この回転板21は、図7に示すように、文字板16の表示開口部18を開放した状態のときに、図8に示すように、戻し部材24によって文字板16の表示開口部18を塞ぐ初期位置に戻されるように構成されている。この戻し部材24は、回転板21に設けられた連動ピン25と、この連動ピン25に連動して竜頭7を出没方向に移動させるリンク部26とを備えている。
連動ピン25は、図7および図8に示すように、回転板21の回転中心から少し離れた位置に設けられて回転板21と共に回転移動するように構成されている。リンク部26は、ほぼL字状に折り曲げられ、この折り曲げられた角部に支点部26aが設けられ、この状態で一端部26bが支点部26aを中心に連動ピン25と共に回転し、他端部26cが支点部26aを中心に竜頭7と共に回転するように構成されている。
これにより、戻し部材24は、図7に示すように、振動モータ20によって回転板21が反時計回りに回転して文字板16の表示開口部18を開放する際に、リンク部26の一端部26bが連動ピン25によって押されることにより、支点部26aを中心にリンク部26が時計回りに回転し、これに伴ってリンク部26の他端部26cが竜頭7を押し出すように構成されている。
また、この戻し部材24は、図8に示すように、文字板16の表示開口部18を回転板21で塞ぐ際に、竜頭7を押し込むと、この竜頭7によってリンク部26の他端部26cが押されて、リンク部26が支点部26aを中心に反時計回りに回転し、これに伴ってリンク部26の一端部26bが連動ピン25を押すことにより、回転板21が時計回りに回転して文字板16の表示開口部18を塞ぐように構成されている。
ところで、文字板16の表示開口部18に対応する機能表示部19は、図3および図7に示すように、複数の機能表示19a〜19cが表示されている。この複数の機能表示19a〜19cのうち、第1機能表示19aは、後述する携帯情報端末機2における電話の着信を表すTELが表示されている。また、第2機能表示19bは、携帯情報端末機2におけるメールの着信を表すMLが表示されている。第3機能表示19cは、携帯情報端末機2におけるアラーム時刻を表すALが表示されている。
この場合、秒針13は、図2および図8に示すように、文字板16の表示開口部18が回転板21によって塞がれている状態のときに、分針14および時針15と共に通常運針し、図3および図7に示すように、回転板21が回転して文字板16の表示開口部18を開放した状態のときに、時計ムーブメント10によって単独で運針され、文字板16の表示開口部18から露呈している機能表示部19の複数の機能表示19a〜19cのいずれかを指示するように構成されている。
すなわち、この秒針13は、携帯情報端末機2が電話を着信した際の送信データを電子腕時計1が受信した際に、機能表示部19の第1機能表示19aのTELを指示し、携帯情報端末機2がメールを着信した際の送信データを電子腕時計1が受信した際に、機能表示部19の第2機能表示19bのMLを指示し、さらに携帯情報端末機2がアラーム時刻になった際の送信データを電子腕時計1が受信した際に、機能表示部19の第3機能表示19cのALを指示するように構成されている。
次に、この電子腕時計1の回路構成について、図9に示されたブロック図を参照して説明する。
この電子腕時計は、CPU(Central Processing Unit)30、ROM(Read Only Memory)31、RAM(Random Access Memory)32、操作部33、計時回路34、時計ムーブメント10、ムーブメント駆動回路35、近距離無線通信部36、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)37、振動モータ20、モータ駆動回路38、ピエゾ素子39、素子駆動回路40、およびCPU30と各部との間で信号の受け渡しを行うバス41などを備えている。
CPU30は、電子腕時計1の全体動作の統轄制御および各種演算処理を行う。このCPU30は、計時回路34の計数する現在時刻に基づいて時計ムーブメント10を駆動させて、秒針13、分針14、時針15を運針させて現在時刻を指示させる。また、このCPU30は、近距離無線通信部36を介して携帯情報端末機2で取得された情報に基づいて、送信された送信データを受信した際に、情報報知装置11の振動モータ20を駆動させて振動を発生させる。
ROM31は、CPU30が実行する種々のプログラムやそのプログラムによって利用される初期設定データを格納する。RAM32は、CPU30に作業用のメモリ空間を提供し、ROM31から読み込まれた実行プログラムを展開したり、一時データを記憶したりする。操作部33は、竜頭7を含む1または複数の操作キーを備え、使用者によるキー操作に基づいて入力信号に変換して、CPU30に出力する。
計時回路34は、現在時刻を計数して保持するカウンタである。この計時回路34から出力された現在時刻データに基づいて時計ムーブメント10が駆動されて、秒針13、分針14、時針15が運針されて現在時刻が指示されたり、この現在時刻データと各種機能に係る設定時刻データ(例えばアラーム設定時刻)とが比較されて種々の動作が行われたりする。
時計ムーブメント10は、CPU30から送られた制御信号により、ムーブメント駆動回路30が動作して、第1、第2の駆動系における各ステップモータに駆動信号が与えられ、これにより各ステップモータが回転して、指針軸12を回転させることにより、秒針13、分針14、時針15が文字板16の上方を運針して現在時刻を指示したり、第1駆動系を駆動して秒針13のみを単独で運針させ、この秒針13で機能表示部19の第1〜第3の機能表示19a〜19cのいずれかを指示させたりする。
近距離無線通信部36は、アンテナAN4を介して外部機器である携帯情報端末機2との間でブルートゥース(Bluetooth(登録商標))通信を行うための通信制御部である。この近距離無線通信部36は、規約バージョン4.0の低消費電力モードでの通信に対応しており、タイムプロファイルに従ったデータの送受信が可能となっている。
CPU30から出力された送信データは、UART37でシリアル/パラレル変換などの処理が行われて、近距離無線通信部36から携帯情報端末機2に送信される。また、携帯情報端末機2から近距離無線通信部36を用いて受信された受信データは、UART37でシリアル/パラレル変換などの処理が行われて、CPU30に入力される。
振動モータ20は、振動を発することで、使用者に報知を行うと共に、回転板21を回転させて機能表示部19を露呈させる。CPU30からモータ駆動回路38に制御信号が送られると、モータ駆動回路38は、振動モータ20を動作させるのに必要な電圧信号に変換して出力する。ピエゾ素子39は、ブザー音を発することで、使用者に報知を行うためのものある。CPU30から素子駆動回路40に制御信号が送られると、素子駆動回路40は、ピエゾ素子39を動作させるのに必要な電圧信号に変換して出力する。
次に、この電子腕時計1との間で通信を行う携帯情報端末機2について、図1を参照して説明する。
この携帯情報端末機2は、各種のアプリケーションを搭載した多機能型の携帯電話機であり、図1に示すように、機器ケース2aに入力表示部2bおよび複数の操作キー2cが設けられた構成になっている。この場合、入力表示部2bは、透明なタッチパネルの下に平面型の表示パネルを配置したものであり、表示パネルに表示された情報がタッチパネルを通して見えるように構成されている。
このような携帯情報端末機2の回路構成について、図10に示されたブロック図を参照して説明する。
この携帯情報端末機2は、CPU45、ROM46、RAM47、記憶部48、操作部49、内臓時計50、表示部51、表示駆動回路52、スピーカ53、マイク54、コーディク55、RF送受信回路56、RF送受信用のアンテナAN1、通信回路57、近距離無線通信部58、UART59、近距離無線通信用のアンテナAN2、振動モータ60、モータ駆動回路61、およびCPU45と他の各部とを接続するバス62などを備えている。
CPU45は、携帯情報端末機2の全体動作の統轄制御および各種演算処理を行う。ROM46は、CPU45が実行する種々のプログラムやそのプログラムによって利用される初期設定データを格納する。RAM47は、CPU45に作業用のメモリ空間を提供し、ROM46から読み込まれた実行プログラムを展開したり、一時データを記憶したりする。
記憶部48は、不揮発性の読み書き可能なメモリであり、例えばEEPR(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)が用いられている。この記憶部48には、例えば携帯情報端末機2で送受信されたメールデータ、種々のアプリケーションプログラムやアプリケーションデータが記憶される。
操作部49は、複数の操作キー2cを備え、使用者によるキー操作に基づいて電気信号に変換し、入力信号としてCPU45に出力する。また、この操作部49には、入力表示部2bのタッチパネルにおけるタッチ操作による入力検出部を含む。内蔵時計50は、現在時刻を計数して保持するカウンタである。この携帯情報端末機2では、この現在時刻が読み出されて、表示部51に表示される。この内臓時計50の現在時刻データは、RF送受信回路56による基地局との通信時に随時または所定のタイミングで修正される。
表示部51は、例えば液晶表示パネル、有機EL(Electro Luminescent)表示パネルなどの平面型の表示パネルである。CPU45から送られた制御信号により表示駆動回路52が動作し、表示パネルである表示部51に携帯情報端末機2の各種機能に係る表示を行わせる。スピーカ53は、コーディク55からの信号に基づいて電気信号を音声信号に変換して音声を出力する。また、マイク54は、音波を検出した電気信号に変換し、コーディク55に出力する。
コーディク55は、入力された音声出力用デジタル信号をデコードしてアナログ信号としてスピーカ53に送ると共に、マイク54から取得された音声信号をエンコードしてCPU45や通信回路57に出力する。RF送受信回路56は、RF送受信用のアンテナAN1を用いて基地局との間で行われる送信の送受信処理を行う。また、通信回路57は、RF送受信回路56により送受信される送受信データの各種処理を行い、CPU45やコーディク55との間でデータの受け渡しを行う。
近距離無線通信部58は、近距離無線用のアンテナAN2を介して外部機器である電子腕時計1との間でブルートゥース(Bluetooth(登録商標))通信を行うための通信制御部である。この近距離無線通信部58は、規約バージョン4.0の低消費電力モードでの通信に対応しており、タイムプロファイルに従ったデータの送受信が可能となっている。CPU45から出力された送信データは、UART59でシリアル/パラレル変換などの処理が行われて、近距離無線通信部58から電子腕時計1に送信される。
また、電子腕時計1から近距離無線通信部58を用いて受信された受信データは、UART59でパラレル/シリアル変換などの処理が行われて、CPU45に入力される。振動モータ60は、携帯情報端末機2における電話や電子メールの着信時などに、モータ駆動回路61によって駆動されたモータの動作により振動を発生させる。
次に、この電子腕時計1の情報報知処理について、図11に示す動作フローを参照して説明する。この場合、図11は電子腕時計1のCPU30により実行される情報報知処理の手順を示す図である。
この情報報知処理は、ステップS1で電子腕時計1が近距離無線通信部36によってアンテナAN4を介して外部機器である携帯情報端末機2との間でブルートゥース(Bluetooth(登録商標))通信を行い、通信中でステップS2に進む。
このステップS2で、携帯情報端末機2が電話や電子メールなどを着信した際の送信データを電子腕時計1が受信した際には、電子腕時計1の近距離無線通信部36によって受信された受信データが、UART37でシリアル/パラレル変換されて、CPU30に入力され、ステップS3に進む。このステップS3では、受信データに基づいてCPU30がモータ駆動回路38に制御信号を与えて、情報報知装置11の振動モータ20を駆動させる。
これにより、振動モータ20の偏心回転部20cが偏心回転して振動を発生し、携帯情報端末機2からの送信データを受信したことを報知する。このときには、振動モータ20の偏心回転部20cの偏心回転によって回転板21が回転し、文字板16の表示開口部18を開放する。これにより、機能表示部19の第1〜第3の各機能表示19a〜19cが表示開口部18を通して露呈する。
このときには、回転板21の回転に伴って戻し部材24のリンク部26が竜頭7を腕時計ケース3の外部に向けて押し出す。すなわち、回転板21が回転すると、これに伴って戻し部材24の連動ピン25が回転移動し、この連動ピン25がリンク部26の一端部26bを押すので、リンク部26が支点部26aを中心に回転し、リンク部26の他端部26cが竜頭7を腕時計ケース3の外部に向けて押し出す。
このように、竜頭7が押し出されてスイッチ動作し、電気信号をCPU30に入力すると、ステップS4に進む。このステップS4では、携帯情報端末機2からの受信データに基づいてCPU30がムーブメント駆動回路35に制御信号を与えて、時計ムーブメント10の第1駆動系を駆動させる。
このときには、秒針13のみを単独で運針させて機能表示部19の第1〜第3の各機能表示19a〜19cのいずれかを指示する。例えば、ステップS3で、携帯情報端末機2が電話を着信した際の送信データを電子腕時計1が受信した際には、ステップS4で、その受信データに基づいて秒針13が運針して機能表示部19の第1機能表示19aであるTELを指示する。
同様に、携帯情報端末機2がメールを着信した際の送信データを電子腕時計1が受信した際には、その受信データに基づいて秒針13が運針して機能表示部19の第2機能表示19bであるMLを指示する。さらに、携帯情報端末機2がアラーム時刻になった際の送信データを電子腕時計1が受信した際には、その受信データに基づいて秒針13が運針して機能表示部19の第3機能表示19cであるALを指示する。
このように、ステップS4で携帯情報端末機2から受信した受信データに基づいて、電子腕時計1の秒針13が運針して、機能表示部19の第1〜第3の各機能表示19a〜19cのいずれかを指示すると、ステップS5に進んで、竜頭7が押し込まれてスイッチ動作したか否かを判断し、竜頭7が押し込み操作されていなければ、押し込み操作されてスイッチ動作するまで待機する。
また、ステップS5で、竜頭7が押し込み操作されると、戻し部材24によって回転板21が回転して文字板16の表示開口部18を塞ぐと共に、竜頭7の押し込み操作によって竜頭7がスイッチ動作して電気信号をCPU30に入力する。これにより、ステップS6に進んで、CPU30がムーブメント駆動回路30に制御信号を与えて、時計ムーブメント10の第1駆動系を駆動させ、秒針13のみを単独で運針させて現在時刻に戻す。
この後、ステップS7に進んで、秒針13、分針14、および時針15を通常運針させる。すなわち、このステップS7では、CPU30がムーブメント駆動回路35に制御信号を与えて、時計ムーブメント10の第1、第2の駆動系を駆動させる。これにより、秒針13、分針14、および時針15を通常運針させ、この情報報知処理を終了する。
このように、この電子腕時計1の情報報知装置11によれば、表示開口部18を有する文字板16と、この文字板16の下側に配置され、偏心回転部20cの偏心回転により振動を発生して情報を報知するための振動モータ20と、この振動モータ20の偏心回転部20cの偏心回転によって回転して表示開口部18から機能表示部19を露呈させて情報を報知するための回転板21と、を備えているので、振動モータ20の振動によって情報を報知する際に、回転板21によって報知内容を視覚によっても報知することができる。
すなわち、この電子腕時計1の情報報知装置11では、振動モータ20の偏心回転部20cが偏心回転して振動を発生する際に、この振動モータ20の偏心回転部20cの偏心回転によって回転板21を回転させることができるので、専用の駆動源を必要とせずに、回転板21を回転させて機能表示部19を文字板16の表示開口部18から露呈させて情報を視覚によって報知することができる。
これにより、振動モータ20の振動によって情報を報知する際に、回転板21によって同時に報知内容を視覚によっても報知することができる。この場合には、専用の駆動源を用いずに、回転板21を回転させることができるので、消費電力を軽減することができると共に、実装スペースが大きくならず、装置全体をコンパクトに構成することができる。
また、この情報報知装置11では、機能表示部19が、文字板16の下側に位置するハウジング9の上面に、文字板16の表示開口部18に対応して設けられ、回転板21が回転して表示開口部18を開放させた際に、この表示開口部18を通して露呈するように構成されているので、振動モータ20の偏心回転部20cの偏心回転によって回転板21を回転させて、文字板16の表示開口部18を開放することにより、表示開口部18を通して機能表示部19を文字板16の上方から良好に見ることができる。
また、この情報報知装置11では、機能表示部19が、複数の機能表示19a〜19cを有し、回転板21の回転に応じて複数の機能表示19a〜19cを文字板16の表示開口部18に対応させて露呈させた際に、この露出した複数の機能表示19a〜19cのいずれかを秒針13によって選択的に指示する構成であるから、報知内容を正確に報知することができる。
例えば、携帯情報端末機2が電話を着信した際の送信データを電子腕時計1が受信した際には、秒針13によって機能表示部19の第1機能表示19aのTELを指示することができる。また、携帯情報端末機2がメールを着信した際の送信データを電子腕時計1が受信した際には、秒針13によって機能表示部19の第2機能表示19bのMLを指示することができる。さらに、携帯情報端末機2がアラーム時刻になった際の送信データを電子腕時計1が受信した際には、秒針13によって機能表示部19の第3機能表示19cのALを指示することができる。
さらに、この電子腕時計1では、外部機器である携帯情報端末機2との間で通信を行う近距離無線通信部36を備えていることにより、携帯情報端末機2から送信された送信データを電子腕時計1が受信した際に、情報報知装置11によって報知することができる。この場合、携帯情報端末機2が基地局との間で通信を行う遠距離無線通信部であるRF送受信回路部51を有することにより、携帯情報端末機2が基地局からの電話やメールなどを着信した際の送信データを電子腕時計1に送信することができ、この送信された送信データを電子腕時計1が受信して、情報報知装置11の振動モータ20の振動によって報知することができると共に、その受信データに応じた機能を情報報知装置11の機能表示部19によって表示させて報知することができる。
例えば、電車内などの通信が禁止されている場所で、携帯情報端末機2が電話やメールなどを着信し、受信データを取得すると、その受信データに応じた機能を近距離無線通信部58によって電子腕時計1に送信することができ、これにより携帯情報端末機2が取得した受信データに応じた機能を電子腕時計1の情報報知装置11で報知することができるので、電車内などの通信が禁止されている場所でも、携帯情報端末機2が電話やメールなどを着信し、受信データを取得していることを使用者に知らせることができる。
(第2実施形態)
次に、図12および図13を参照して、この発明を電子腕時計に適用した第2実施形態について説明する。なお、図1〜図11に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この電子腕時計1の情報報知装置65は、図12および図13に示すように、機能表示部66を回転板67に設けた構成であり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構成になっている。
この場合、回転板67は、第1実施形態と同様、振動モータ20の偏心回転部20cの偏心回転によって指針軸12を中心に所定角度回転するように構成されている。この回転板67の上面には、図13に示すように、機能表示部66が文字板16の表示開口部18に対する移動軌跡上に沿って設けられている。この機能表示部66は、第1実施形態と同様、第1〜第3の各機能表示19a〜19cを有している。
この機能表示部66は、図12に示すように、回転板67が回転しない通常状態のときに、文字板16の表示開口部18に対応せず、文字板16の下側に隠れた状態を維持し、図13に示すように、振動モータ20の偏心回転部20cの偏心回転によって回転板67が反時計回りに回転した際に、文字板16の表示開口部18に対応して露呈するように構成されている。
また、この機能表示部66は、図13に示すように、文字板16の表示開口部18に対応して露呈した際に、第1〜第3の各機能表示19a〜19cのいずれかが秒針13によって指示されるように構成されている。すなわち、この秒針13は、第1実施形態と同様、携帯情報端末機2が電話を着信した際の送信データを電子腕時計1が受信した際に、機能表示部66の第1機能表示19aのTELを指示するように構成されている。
同様に、この秒針13は、携帯情報端末機2がメールを着信した際の送信データを電子腕時計1が受信した際に、機能表示部66の第2機能表示19bのMLを指示し、また、携帯情報端末機2がアラーム時刻になった際の送信データを電子腕時計1が受信した際に、機能表示部66の第3機能表示19cのALを指示するように構成されている。
このような電子腕時計1の情報報知装置65によれば、第1実施形態と同様の作用効果があるほか、機能表示部66が回転板67の上面に文字板16の表示開口部18に対する移動軌跡上に沿って設けられ、回転板67が回転して機能表示部66が表示開口部18に対応した際に、表示開口部18を通して機能表示部66が露呈するように構成されているので、振動モータ20が振動して情報を報知する際に、表示開口部18を通して回転板67の機能表示部66を文字板16の上方から良好に見ることができる。
すなわち、この情報報知装置65によれば、振動モータ20が振動して情報を報知する際に、振動モータ20の偏心回転部20cの偏心回転によって回転板67が所定角度回転することにより、機能表示部66を文字板16の表示開口部18に対応させることができ、これにより表示開口部18を通して回転板67の機能表示部66を文字板16の上方から良好に見ることができる。
(第3実施形態)
次に、図14(a)〜図14(c)を参照して、この発明を電子腕時計に適用した第3実施形態について説明する。この場合にも、図1〜図11に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この電子腕時計1の情報報知装置70は、図14(a)に示すように、振動モータ20の偏心回転部20cの外周面に歯部71を設け、回転板21の下面に偏心回転部20cの歯部71が噛み合う噛合い歯72を円弧状に沿って設けた構成であり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構成になっている。
この場合、回転板21の噛合い歯72は、図14(a)に示すように、回転板21の回転中心を中心とする放射方向に形成され、図14(c)に示すように、その断面形状が山形状に形成されている。振動モータ20の偏心回転部20cの歯部71は、図14(a)および図14(b)に示すように、螺旋状に形成されている。これにより、振動モータ20は、偏心回転部20cの歯部71が回転板21の噛合い歯72に噛み合う位置に配置することにより、回転板21に対する設置位置が変えられるように構成されている。
このような電子腕時計1の情報報知装置70によれば、振動モータ20の偏心回転部20cの外周面に螺旋状の歯部71を設け、偏心回転部20cが接触と非接触とを繰り返す回転板21の接触面である下面に歯部71が噛み合う噛合い歯72を設けた構成であるから、振動モータ20の偏心回転部20cが偏心回転する際に、偏心回転部20cの歯部71と回転板21の噛合い歯72との噛み合いによって回転板21を確実に且つ良好に回転させることができる。
この場合、回転板21の噛合い歯72が回転板21の回転中心を中心とする放射方向に断面山形状に形成され、偏心回転部20cの歯部71が螺旋状に形成されているので、この偏心回転部20cの歯部71の螺旋角度に応じて、偏心回転部20cの歯部71と回転板21の噛合い歯72とを噛み合わせることにより、振動モータ20を回転板21に対する設置位置を変えることができる。このため、振動モータ20を任意の位置、例えば図14(a)に実線で示す位置、あるいは同図に点線で示す位置など、自由な位置に配置することができ、これにより振動モータ20が邪魔にならないように配置することができる。
なお、上述した第3実施形態では、偏心回転部20cの歯部71を螺旋状に形成した場合について述べたが、これに限らず、例えば図15(a)および図15(b)に示す変形例のように、振動モータ20の偏心回転部20cの歯部71を螺旋状に形成する必要はなく、一般的な歯車の歯部とほぼ同じ形状に形成しても良い。この場合には、振動モータ20を回転板21の回転中心を通る位置に配置すれば良い。
また、上述した第1〜第3の各実施形態では、秒針13によって機能表示部19、66の第1〜第3の各機能表示19a〜19cのいずれかを指示するように構成した場合について述べたが、必ずしも秒針13で指示する必要はなく、分針14と時針15とをそれぞれ単独で運針させて分針14または時針15によって指示するようにしても良く、また秒針13、分針14、時針15以外に機能針を別に設けて指示するように構成しても良い。
また、上述した第1〜第3の各実施形態では、振動モータ20によって回転した回転板21、67を戻し部材24によって初期位置に戻すように構成した場合について述べたが、必ずしも戻し部材24によって回転板21、67を初期位置に戻す必要はなく、例えば振動モータ20を逆回転させることにより、回転板21、67を逆回転させて初期位置に戻すように構成しても良い。
さらに、上述した第1〜第3の各実施形態では、外部機器である携帯情報端末機2との間で無線通信を行う近距離無線通信部36を備えた構成である場合について述べたが、必ずしも携帯情報端末機2との間で無線通信を行う必要はなく、赤外線などの光による光通信を行うように構成しても良い。
また、上述した第1〜第3の各実施形態では、機能表示部19、66の第1〜第3の各機能表示19a〜19cが、携帯情報端末機2から送信された電話、メール、アラーム時刻などの機能を表示するように構成した場合について述べたが、必ずしも携帯情報端末機2から送信された機能を表示する必要はなく、例えば電子腕時計1自身が有する複数の機能を表示するように構成しても良い。
なおまた、上述した第1〜第3の各実施形態およびその各変形例では、電子腕時計1に適用した場合について述べたが、必ずしも電子腕時計1である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の指針式の電子時計に適用することができる。また、電子時計に限らず、携帯型の情報機器などの電子機器にも広く適用することができる。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、表示開口部を有する文字板と、この文字板の下側に配置され、偏心回転部の偏心回転により振動を発生して情報を報知するための振動モータと、この振動モータの前記偏心回転部の偏心回転によって回転して前記表示開口部から機能表示部を露呈させて情報を報知するための回転板と、を備えていることを特徴とする情報報知装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報報知装置において、前記機能表示部は、前記文字板の前記表示開口部の下側に対応して設けられ、前記回転板が回転して前記表示開口部を開放させた際に、前記表示開口部を通して露呈することを特徴とする情報報知装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の情報報知装置において、前記機能表示部は、前記回転板の上面に前記文字板の前記表示開口部に対する移動軌跡上に沿って設けられ、前記回転板が回転して前記表示開口部に対応した際に、前記表示開口部を通して露呈することを特徴とする情報報知装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の情報報知装置において、前記機能表示部は、複数の機能表示を有し、前記回転板の回転に応じて前記複数の機能表示が前記文字板の前記表示開口部に対応して露呈した際に、この露出した前記複数の機能表示のいずれかが指針によって選択的に指示されることを特徴とする情報報知装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の情報報知装置において、前記振動モータの前記偏心回転部の外周面には、歯部が設けられており、前記偏心回転部が接触と非接触とを繰り返す前記回転板の接触面には、前記歯部が噛み合う噛合い歯が設けられていることを特徴とする情報報知装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の情報報知装置において、外部機器との間で通信を行う通信部を備えていることを特徴とする情報報知装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載された情報報知装置を備えていることを特徴とする電子時計である。
1 電子腕時計
2 携帯情報端末機
3 腕時計ケース
7 竜頭
8 時計モジュール
10 時計ムーブメント
11、65、70 情報報知装置
12 指針軸
13 秒針
14 分針
15 時針
16 文字板
18 表示開口部
19、66 機能表示部
19a〜19c 第1〜第3の各機能表示
20 振動モータ
20a モータ本体
20b 出力軸
20c 偏心回転部
21、67 回転板
24 戻し部材
30、45 CPU
36、58 近距離無線通信部
71 偏心回転部の歯部
72 回転板の噛合い歯

また、ハウジング9の上方には、図4および図5に示すように、文字板16がハウジング9の上面から所定の間隔を隔てて配置されている。この文字板16の周縁部上には、リング状の見切り部材17が、時計ガラス4と文字板16とに挟まれた状態で配置されている。また、この文字板16には、指針軸12を下側から上方に向けて突出させるための貫通孔16aが設けられている。
時計ムーブメント10は、CPU30から送られた制御信号により、ムーブメント駆動回路35が動作して、第1、第2の駆動系における各ステップモータに駆動信号が与えられ、これにより各ステップモータが回転して、指針軸12を回転させることにより、秒針13、分針14、時針15が文字板16の上方を運針して現在時刻を指示したり、第1駆動系を駆動して秒針13のみを単独で運針させ、この秒針13で機能表示部19の第1〜第3の機能表示19a〜19cのいずれかを指示させたりする。
記憶部48は、不揮発性の読み書き可能なメモリであり、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)が用いられている。この記憶部48には、例えば携帯情報端末機2で送受信されたメールデータ、種々のアプリケーションプログラムやアプリケーションデータが記憶される。
また、ステップS5で、竜頭7が押し込み操作されると、戻し部材24によって回転板21が回転して文字板16の表示開口部18を塞ぐと共に、竜頭7の押し込み操作によって竜頭7がスイッチ動作して電気信号をCPU30に入力する。これにより、ステップS6に進んで、CPU30がムーブメント駆動回路35に制御信号を与えて、時計ムーブメント10の第1駆動系を駆動させ、秒針13のみを単独で運針させて現在時刻に戻す。
さらに、この電子腕時計1では、外部機器である携帯情報端末機2との間で通信を行う近距離無線通信部36を備えていることにより、携帯情報端末機2から送信された送信データを電子腕時計1が受信した際に、情報報知装置11によって報知することができる。この場合、携帯情報端末機2が基地局との間で通信を行う遠距離無線通信部であるRF送受信回路部56を有することにより、携帯情報端末機2が基地局からの電話やメールなどを着信した際の送信データを電子腕時計1に送信することができ、この送信された送信データを電子腕時計1が受信して、情報報知装置11の振動モータ20の振動によって報知することができると共に、その受信データに応じた機能を情報報知装置11の機能表示部19によって表示させて報知することができる。

Claims (7)

  1. 表示開口部を有する文字板と、
    この文字板の下側に配置され、偏心回転部の偏心回転により振動を発生して情報を報知するための振動モータと、
    この振動モータの前記偏心回転部の偏心回転によって回転して前記表示開口部から機能表示部を露呈させて情報を報知するための回転板と、
    を備えていることを特徴とする情報報知装置。
  2. 請求項1に記載の情報報知装置において、前記機能表示部は、前記文字板の前記表示開口部の下側に対応して設けられ、前記回転板が回転して前記表示開口部を開放させた際に、前記表示開口部を通して露呈することを特徴とする情報報知装置。
  3. 請求項1に記載の情報報知装置において、前記機能表示部は、前記回転板の上面に前記文字板の前記表示開口部に対する移動軌跡上に沿って設けられ、前記回転板が回転して前記表示開口部に対応した際に、前記表示開口部を通して露呈することを特徴とする情報報知装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の情報報知装置において、前記機能表示部は、複数の機能表示を有し、前記回転板の回転に応じて前記複数の機能表示が前記文字板の前記表示開口部に対応して露呈した際に、この露出した前記複数の機能表示のいずれかが指針によって選択的に指示されることを特徴とする情報報知装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の情報報知装置において、前記振動モータの前記偏心回転部の外周面には、歯部が設けられており、前記偏心回転部が接触と非接触とを繰り返す前記回転板の接触面には、前記歯部が噛み合う噛合い歯が設けられていることを特徴とする情報報知装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の情報報知装置において、外部機器との間で通信を行う通信部を備えていることを特徴とする情報報知装置。
  7. 請求項1に記載された情報報知装置を備えていることを特徴とする電子時計。


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