JP5895582B2 - 報知制御装置及び腕装着型端末 - Google Patents

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Description

この発明は、報知制御装置及び腕装着型端末に関する。
一般的な携帯電話では、外部からメール着信や音声着信があると音、振動、発光等により着信が報知されるとともに、発信者の情報などが画面に表示される。しかし、移動中等に携帯電話をカバンの中に入れておいたり、マナーモード時などに携帯電話を振動が伝わりにくい服のポケットに入れておいたりした場合、着信があってもユーザがその報知に気付かない場合がある。
そこで、従来、携帯電話と腕装着型端末とを組み合わせて、携帯電話に着信があった場合に携帯電話から腕装着型端末に発信者の番号や氏名などの情報を送信して、腕装着型端末でこれらの情報を表示出力するようにした報知制御システムが提案されている(例えば特許文献1)。
特開2011−49801号公報
しかし、このような報知制御システムにあっても、単に、腕装着型端末で発信者の番号や氏名などの情報を表示するだけなので、その報知に気付かず、長い期間着信があったことを確認できない虞がある。
この発明の目的は、外部通信機器で確認しなくても、当該外部通信機器への着信があったことを視覚的に確実かつ容易に認識できる報知制御装置及び腕装着型端末を提供することにある。
本発明の報知制御装置は、
外部通信機器と接続される報知制御装置において、
光を発する光発生手段と、
指針と、
この指針に設けられ前記光発生手段からの光を導き、この導かれた光を外部に放出する導光部材と、
前記外部通信機器から送信されたデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信されたデータに応答して前記光発生手段を駆動制御し、前記外部通信機器への着信があったことを報知させる報知制御手段と、
前記指針と対向した位置に設けられた発信者表示部を更に備えており、
前記報知制御手段は、さらに、前記受信手段により発信者を示すデータを受信した際に、この受信した発信者を示すデータに基づいて、前記発信者表示部のうちの対応する発信者の位置まで、前記指針の運針位置を移動制御させる移動制御手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、外部通信機器への着信が外部からあった場合、この着信に応答して、報知制御装置の指針を発光させることができる。このために、外部通信機器への着信が外部からあったことを、外部通信機器によらずに、指針の発光状態を通じて視覚的に確実かつ容易に認識することができる。
この発明の第1の実施形態の報知制御システムの構成図である。 図1の報知制御システムに用いられる腕時計の正面図である。 図2の腕時計の内部構造の一部を示す断面図である。 図2の腕時計の内部に用いられる導光シートが貼設された分針の下面図である。 図2の腕時計の回路構成を示したブロック図である。 図1の報知制御システムに用いられる携帯電話の回路構成を示したブロック図である。 図6の携帯電話のCPUにより実行される電話着信時処理のフローチャートである。 図6の携帯電話のCPUにより実行されるメール着信時処理のフローチャートである。 図2の腕時計のCPUによって実行される報知処理のフローチャートである。 この発明の第2の実施形態に係る腕時計の内部構造の一部を示す断面図である。 図10の腕時計の内部に用いられる導光シートが貼設された分針の下面図である。 図10の腕時計の内部に用いられる発光ダイオードが配置された円筒状部材の平面図である。 図10の腕時計の内部に用いられる導光ブロックが設けられた支持体の平面図である。 この発明の第2の実施形態の変形例に係る分針の下面図である。 この発明の第3の実施形態に係る腕時計の内部構造の一部を示す断面図である。 図15の腕時計の内部に用いられる遮光性の回転体及び発光ダイオードの斜視図である。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施形態の報知制御システムの構成図である。
この実施形態の報知制御システム1は、報知制御装置を備える腕装着型端末の一例である腕時計10と、外部通信装置である携帯電話50とを備えている。
ここで、腕時計10は、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)などの近距離無線通信機能を有している。また、携帯電話50は、基地局との無線通信機能と、ブルートゥースなどの近距離無線通信機能とを有している。
以下、腕時計10及び携帯電話50の詳細をこの順に説明する。
図2は腕時計10の正面図であり、図3は腕時計10の内部構造の一部を示す断面図である。
この腕時計10の本体を構成している機器本体である時計本体100に配置された文字板11上には、時刻を表示するために、常時、運針駆動している分針13及び時針14が設けられている。
また、文字板11には、時計の6時方向に第1の液晶表示部15a、時計の12時方向に第2の液晶表示部15bがそれぞれ設けられている。
また、文字板11の外周部上に設置された見切り板16には、文字板11の外周に沿って時計の1〜2時付近に、3つのグループを表示するため「1」〜「3」の番号が表示された3つの表示区分領域9a,9b,9cを有するグループ表示部9が設けられている。このグループ表示部9の働きについては後述する。
続いて、腕時計10の内部構造の詳細を説明する。
文字板11の中央部には貫通孔17が設けられている。この貫通孔17には、分針軸18と当該分針軸18を収容する時針軸19とが下方から挿入され、これら分針軸18及び時針軸19の上部は文字板11の上方に突出している。そして、分針軸18の上端には分針13、時針軸19の上端には時針14がそれぞれ取り付けられている。
また、分針軸18の下端部には二番車20が取り付けられている。この二番車20は、ハウジングのメインプレート21の下方まで延び、このメインプレート21と、このメインプレート21の下方に配置された輪列受22との間に配置されている。
一方、時針軸19の下端部には時針用筒車24が取り付けられている。この時針用筒車24は、メインプレート21と、このメインプレート21の上方の筒車押さえ25との間に配置されている。
なお、輪列受22の下方には回路基板26が配置されている。この回路基板26の上面には各種電子部品が配置され、特に、分針軸18の真下の位置には、光発生手段としての発光ダイオード(LED)27が配置されている。
ここで、分針軸18は中空軸として構成されている。この分針軸18の中心部には、例えばアクリル樹脂やポリカーボネ―ト樹脂等で形成された導光部材である導光ブロック28が配置されている。
この導光ブロック28は、分針軸18と一体的に回転するように、当該分針軸18に固定されている。この導光ブロック28は、分針軸18の下端から上端付近まで延在しており、発光ダイオード27からの光を導入して分針軸18の上端付近まで導く。
また、分針軸18の中空部の上端には、反射面29aを有する導光ブロック29が配置されている。この導光ブロック29は、アクリル樹脂やポリカーボネ―ト樹脂等で形成されている。この導光ブロック29は、上記導光ブロック28の上端に連結されており、導光ブロック28により分針軸18の上端付近まで導かれた光を反射面29aで分針13の針先に向けて反射する。
また、分針軸18の上端部には、導光ブロック29によって反射した光を分針軸18の外側に放射させるための窓30が形成されている。
一方、分針13の下面には、導光部材である導光シート31が貼設されている。この導光シート31は、例えば、基材シートに形成されたアンダークラッド層上にコア材を塗布し、フォトマスクを介して紫外線を照射することによって光導波路(コア)のパターンを形成し、その上にオーバークラッド層を塗布することによって形成される。なお、この場合、基材シート代わりに分針13を用いてもよい。
図4は、導光シート31が貼設された分針13の下面図である。
導光シート31には5本の光導波路31a,31b,31c,31d,31eが形成されている。そして、この5本の光導波路31a,31b,31c,31d,31eのうち真ん中に位置する光導波路31cが分針13の先端側で一番長くなっている。また、光導波路31cの両隣に位置する光導波路31b,31dは分針13の先端側で互いに同じ長さで且つ5本の光導波路31a,31b,31c,31d,31eのうち一番短くなっている。さらに、両端に位置する光導波路31a,31eは分針13の先端側で互いに同じ長さで且つ光導波路31cの長さと光導波路31b,31dの長さとの中間の長さとなっている。
このように構成したのは、図4の破線で示すように、光導波路31a,31b,31c,31d,31eから出射される光を円形とするためである。
なお、光導波路31a,31b,31c,31d,31eの各出射部は、図示はしないが、分針13の開口13a(図3)から光を外部へ放出するように傾斜面となっている。
続いて、腕時計10の回路構成を説明する。
図5は、腕時計10の回路構成を示したブロック図である。
腕時計10は、CPU(中央演算処理装置)33と、CPU33が実行する制御プログラムや制御データを格納したROM(Read Only Memory)34と、CPU33に作業用のメモリ空間を提供するRAM(Random Access Memory)35と、腕時計10の押しボタン等により外部から指令を入力する操作用のスイッチ36と、現在時刻データを計数する計時回路37と、時刻表示や種々の機能表示を行う表示手段である液晶表示部(LCD)15a,15bと、液晶表示部15a,15bを個別に駆動する液晶ドライバ38と、アンテナAN39を介して近距離無線通信を行う近距離無線通信モジュール40と、この近距離無線通信モジュール40を介して送受信されるデータに対してシリアル/パラレル変換等のデータ処理を行うUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)41と、振動によりユーザに報知を行う振動手段である振動モータ42及びそのドライバ43と、点灯又は点滅によりユーザに報知を行う発光手段である発光ダイオード27及びそのドライバ44と、ブザー音によりユーザに報知を行うピエゾ素子45及びそのドライバ46と、CPU33と各部との間で信号を授受するバス47と、分針13及び時針14を個別に動作させる指針駆動モータ48及びそのドライバ49等とを備えている。
ここで、ROM34に格納される制御プログラムには、報知処理プログラムが含まれる。そして、CPU33は、報知処理プログラムと共働して、発光制御手段、振動制御手段及び運針制御手段等の報知制御手段として機能する。また、アンテナAN39及び近距離無線通信モジュール40は、携帯電話50から送信されたデータを受信する受信手段として機能する。また、液晶表示部15a,15bは、CPU33が報知処理モードにないときには腕時計が通常保有する各種情報を表示し、CPU33が報知処理モードにあるときには、発信者属性その他を表示する。ここで、発信者属性とは、発信者に纏わり付く情報であって、名前、愛称、電話番号、メールアドレス等を言う。
なお、CPU33は、報知処理プログラムと共働して、ブザー音によりユーザに報知を行う音声制御手段として機能するように構成してもよい。
次に、携帯電話50の回路構成を説明する。
図6は、携帯電話50の回路構成を示したブロック図である。
携帯電話50は、CPU51と、CPU51が実行する制御プログラムや制御データを格納したROM52と、CPU51に作業用のメモリ空間を提供するRAM53と、操作キーなどの操作部54と、種々の機能表示を行う液晶表示部(LCD)55及びその表示ドライバ56と、通話時の音声入出力を行うスピーカ57及びマイク58と、入出力される音声信号とデジタルデータとの相互変換を行うコーデック59と、アンテナAN60を介して基地局との間で無線信号の送受信を行うRF送受信回路61と、コーデック59から入出力される通話音声のデジタルデータや種々の送受信データの変調及び復調処理を行う通信処理回路62と、アンテナAN63を介して近距離無線通信を行う近距離無線通信モジュール64と、この近距離無線通信モジュール64を介して送受信されるデータに対してシリアル/パラレル変換等のデータ処理を行うUART65と、振動により着信を報知する振動モータ66及びそのドライバ67と、本体の開閉状態を検出する開閉検出手段としての本体開閉センサ68と、現在時刻を計数する内蔵時計69と、CPU51と各部との間で信号を授受するバス70等とを備えている。
ここで、ROM52が格納する制御プログラムには、電話着信があった場合に実行される電話着信時処理プログラムと、メール着信があった場合に実行されるメール着信時処理プログラムとが含まれる。
以上のように構成された腕時計10と携帯電話50においては、予めペアリング処理を行っておくことで鍵データが生成されてメモリに登録され、腕時計10と携帯電話50が近くにある状態で両者の近距離無線通信モジュール40,64を作動させることで、自動的に通信リンクが確立して相互のデータ通信が可能な状態に移行する。
次に、腕時計10と携帯電話50の動作について説明する。
携帯電話50は、電源オンされることでRF送受信回路61を介した基地局との通信を常に行い、基地局からの着信データを受信することで電話着信時処理又はメール着信時処理に移行する。
図7は、携帯電話50のCPU51により実行される電話着信時処理のフローチャートである。
この電話着信時処理は、携帯電話50に電話着信があったとき、CPU51により開始される。この処理が開始されると、先ず、CPU51は近距離無線通信モジュール64に問い合わせを行って腕時計10の近距離無線通信モジュール40と通信リンク中か否かを判別する(ステップS1)。
この判定の結果、通信リンク中でなければ、携帯電話一般で行われる電話着信処理を実行する(ステップS2)。この電話着信処理には、応答の操作入力があった場合に実行される通話処理、応答の操作入力がなかった場合に実行される不在着信処理が含まれる。
一方、通信リンク中であれば、CPU51は近距離無線通信モジュール64を介して腕時計10に電話着信有りデータ及び発信者データを送信する(ステップS3)。この発信者データには、発信者の電話番号データ又は当該電話番号データに基づき携帯電話50が認定した名前データと、発信時刻データとが含まれる。その後、CPU51は、一定時間応答の操作入力を待ち不在着信か否かを判別する(ステップS4)。その後、CPU51は、不在着信でなければ(応答の操作入力があれば)携帯電話一般で行われる通話処理を行い(ステップS5)、この電話着信時処理を終了する。
一方、不在着信の場合には、CPU51は、携帯電話一般で行われる不在着信処理を行い(ステップS6)、この電話着信時処理を終了する。
図8は、携帯電話50のCPU51により実行されるメール着信時処理のフローチャートである。
このメール着信時処理は、携帯電話50にメール着信があったとき、CPU51により開始される。この処理が開始されると、先ずCPU51は携帯電話一般で行われるメール着信処理を実行する(ステップS11)。次に、CPU51は、近距離無線通信モジュール64に問い合わせを行って腕時計10の近距離無線通信モジュール40と通信リンク中か否かを判別する(ステップS12)。
この判別の結果、通信リンク中でなければ、CPU51はメール着信時処理を終了する。
一方、通信リンク中であれば、CPU51は、近距離無線通信モジュール64を介して腕時計10にメール着信有りデータとメールデータとを送信する(ステップS13)。このメールデータには、メール発信者のメールアドレスデータ又は当該メールアドレスに基づき携帯電話50が認定した名前データと、発信時刻データと、メール本文データとが含まれる。そして、CPU51はメール着信時処理を終了する。
図9は、腕時計10のCPU33によって実行される報知処理のフローチャートである。
この報知処理は、携帯電話50から着信有りデータを受信したとき、CPU33により開始される。この処理が開始されると、先ずCPU33はドライバ43を介して振動モータ42を作動制御し、腕時計10を振動させる(ステップS21)。
続いて、CPU33は、着信有りデータが電話着信有りデータか否かを判別し(ステップS22)、電話着信有りデータであれば、電話着信報知処理(ステップS23〜25)に移行する。一方、CPU33は、電話着信有りデータでなければ、つまりメール着信有りデータであれば、メール着信報知処理(ステップS26〜28)に移行する。
電話着信報知処理においては、CPU33は、発信者データをRAM35に記憶させる(ステップS23)。その後、CPU33は、発信者データに基づいて発信者の帰属グループを3つの中から1つ特定し、ドライバ49を介して指針駆動モータ48を作動制御し、特定したグループに対応付けられた区分領域9a,9b,9cの中の1つの位置まで分針13を運針させる(ステップS24)。例えば、発信者が家族のグループに帰属する場合には、区分領域9aの位置まで分針13を運針させ、発信者が友人のグループに帰属する場合には、区分領域9bの位置まで分針13を運針させ、発信者がその他のグループに帰属する場合には、区分領域9cの位置まで分針13を運針させる。また、ステップS24で、CPU33は、ドライバ44を介して発光ダイオード27を点灯又は点滅させる。
また、CPU33は、ドライバ38を介して液晶表示部15bに発信者属性である電話番号又は名前と発信時刻とを表示させる(ステップS25)。
なお、液晶表示部15bの表示と、発光ダイオード27の点滅とは所定時間なされる。
一方、メール着信報知処理においては、CPU33は、メールデータをRAM35に記憶させる(ステップS26)。その後、CPU33は、メールデータに含まれる発信者データに基づいて発信者のグループを3つの中から1つ特定し、ドライバ49を介して指針駆動モータ48を作動制御し、特定したグループに対応付けられた区分領域9a,9b,9cの中の1つの位置まで分針13を運針させる(ステップS27)。また、ステップS27で、CPU33は、ドライバ44を制御して発光ダイオード27を点灯又は点滅させる。
また、CPU33は、ドライバ38を介して、発信者属性であるメールアドレス又は名前と発信時刻と件名とを液晶表示部15bに表示させると共に、メール本文を液晶表示部15aに表示させる。
なお、液晶表示部15a,15bの表示と、発光ダイオード27の点滅とは所定時間なされる。
以上説明した第1の実施形態の報知制御システム1によれば、次のような効果を得ることができる。
すなわち、この実施形態によれば、携帯電話50に着信があった場合、発光ダイオード27からの光を導き、この導かれた光を携帯電話50とは別体の腕時計10の分針13の先端から外部に放出するので、携帯電話50への着信があったことを、携帯電話50によらずに、時刻を表示するために常時運針駆動して使用者の目に留まりやすい腕時計10側の分針13の発光状態によって視覚を通じて確実かつ容易に認識することができる。
また、この実施形態によれば、携帯電話50に着信があった場合、携帯電話50とは別体の腕時計10の分針13の先端が運針して発信者が所属するグループの区分領域9a、9b、9cの位置まで移動し、発信者が所属するグループから着信があったことを表示するので、当該グループを、携帯電話50によらずに、分針13の運針位置によって視覚を通じて確実かつ容易に認識することができる。
さらに、この実施形態によれば、携帯電話50に着信があった場合、腕時計10の液晶表示部15bに発信者属性やメール内容等が表示されるので、携帯電話50によらずに、腕時計10の表示によって発信者属性またはメール内容等を具体的に確認することができる。
[第2の実施の形態]
図10は、腕時計10Aの内部構造の一部を示す断面図、図11は、導光シート31Aが貼設された分針13Aの下面図である。
この第2の実施形態の腕時計10Aが第1の実施形態の腕時計10と異なる点は、第1の実施形態の腕時計10においては、5つの光導波路31a,31b,31c,31d,31eが同時に点滅又は点灯されるのに対して、第2の実施形態の腕時計10Aにおいては、3つの光導波路31f,31g,31hがこの順序で点滅又は点灯される点である。この3つの光導波路31f,31g,31hは分針13の先端側でこの順序で段々長くなっている。
その他の構成は、第1の実施形態の構成とほぼ同じであるので、図示及びその説明は適宜に省略する。また、第1の実施形態の構成要素に相当する構成要素については同一符号を使用する。
この第2の実施形態においては、分針軸18の下方位置に上端が解放された円筒状部材80が設置されている。この円筒状部材80の内部は、図12に示すように、仕切り壁80aによって円周方向に等角度間隔で3つの部屋に仕切られている。この3つの部屋には発光ダイオードが1つずつ配置されている。
さらに、分針軸18の中心部には柱状の支持体83が配置されている。そして、この支持体83には、図13に示すように、3つの発光ダイオード27a,27b,27cと1対1で対応するように3つの導光ブロック28a,28b,28cが設けられている。この3つの導光ブロック28a,28b,28cの出射部は支持体83の放射方向に光を出力するように傾斜面となっている。また、導光ブロック28aの出射部が光導波路31gの入射部に、導光ブロック28bの出射部が光導波路31fの入射部に、導光ブロック28cの出射部が光導波路31hの入射部にそれぞれ対峙するように、3つの光導波路31f,31g,31hが引き回されている。
そして、腕時計10AのCPU33は、携帯電話50から着信有りデータを受信した場合に、報知処理プログラムに従ってドライバ38を制御し、発光ダイオード27bの点滅又は点灯、発光ダイオード27aの点滅又は点灯、発光ダイオード27cの点滅又は点灯をこの順に所定回数行わせる。その結果、3つの光導波路31f,31g,31hがこの順序で点滅又は点灯する。
以上のように構成された第2の実施形態の報知制御システムによれば次のような効果を得ることができる。
すなわち、分針13Aの先端側で最短の光導波路31fから順に最長の光導波路31hに向けて点滅又は点灯するので、ユーザの視点が分針13Aの先端側のグループ表示部9に自ずと導かれることになる。
なお、光導波路の数は3つに限定されない。
例えば、図14に示すように、分針13Bに貼着される導光シート31Bに5本の光導波路31h,31i,31j,31k,31lを形成する。このうち真ん中に位置する光導波路31jを分針13Bの先端側で一番長くし、両端に位置する光導波路31h,31lを分針13の先端側で同じ長さで且つ5本の光導波路31h,31i,31j,31k,31lのうち一番短くし、光導波路13jの両隣に位置する光導波路31i,31kを分針13の先端側で同じ長さで且つ光導波路31jの長さと光導波路31h,31lの長さとの中間の長さとする。そして、5個の発光ダイオードを順に点滅又は点灯させて、光導波路31h,31lの点滅又は点灯、光導波路31i,31kの点滅又は点灯、光導波路31jの点滅又は点灯をこの順序で所定回数繰り返し行う。
[第3の実施の形態]
図15は、腕時計10Bの内部構造の一部を示す断面図である。
この第3の実施形態の腕時計10Bが第2の実施形態の腕時計10Aと異なる点は、1つの発光ダイオード27により3つの光導波路31f,31g,31hをこの順序で点滅又は点灯させている点である。
その他の構成は、第2の実施形態の構成とほぼ同じであるので、図示及びその説明は適宜に省略する。また、第2の実施形態の構成要素に相当する構成要素については同一符号を使用する。
この第3の実施形態においては、3つの導光ブロック28a,28b,28cを設けた支持体83の下端と発光ダイオード27との間に、図16に示すように、遮光性の回転体(例えば歯車)85が設けられている。この回転体85の偏心位置には、当該回転体85を上下に貫く透光孔85aが形成されている。この場合、透光孔85aの形状や大きさ、回転体85の軸の配置位置、発光ダイオード27の配置位置、導光ブロック28a,28b,28cの出射部及び光導波路31f,31g,31hの入射部の配置位置は、回転体85の回転によって、3つの光導波路31f,31g,31hを1つずつ点滅又は点灯させることができるように設定されている。
そして、腕時計10BのCPU33は、携帯電話50から着信有りデータを受信した場合に、報知処理プログラムに従ってドライバを介してモータ(図示せず)を作動制御し、回転体85を回転させ、発光ダイオード27によって透光孔85aを介して3つの光導波路31f,31g,31hをこの順序で点滅又は点灯させる。
この第3の実施形態によれば第2の実施形態と同じ効果を得ることができる。
なお、この第3の実施形態と同様にして、第1の実施形態の光導波路31a,31b,31d,31e又は第2の実施形態の変形例の光導波路31h,31i,31j,31k,31lを端から順番に点滅又は点灯させることもできる。
以上の本発明の実施形態では説明はしなかったが、発信者のグループと区分領域9a,9b,9cとの対応付けは、例えば、次のようにして行うことができる。
例えば、腕時計10等のROM34に対応付けプログラムを格納しておき、腕時計10等のスイッチ36によって電話番号、メールアドレスを入力すると共に、区分領域9a,9b,9cを選択することによって、両者の対応付けを行う。或いは、未だ対応付けられていない場合に、報知処理プロセスの中で、腕時計10等のスイッチ36によってその都度両者を対応付ける。
なお、この実施形態では、分針13,13A,13Bに発光ダイオード27からの光を導き、この導かれた光を分針13,13A,13Bの先端から外部に放出させるようにしているが、分針でなく、時針、秒針でも、また、全ての指針でも適用可能であり、また、先端から発光ダイオード27からの光を、指針の先端から外部に放出させないで、指針の全体から外部に放出させてもよい。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
着信に応答してデータを送信する外部通信機器と、
この外部通信機器と接続される報知制御装置とを備え、
前記報知制御装置は、
光を発する光発生手段と、
指針と、
この指針に設けられ前記光発生手段からの光を導き、この導かれた光を外部に放出する導光部材と、
前記外部通信機器から送信されたデータを受信する受信手段と、
この受信手段により受信されたデータに応答して前記光発生手段を駆動制御し、前記外部通信機器への着信があったことを報知させる報知制御手段と、
を備えることを特徴とする報知制御システム。
<請求項2>
外部通信機器と接続される報知制御装置において、
光を発する光発生手段と、
指針と、
この指針に設けられ前記光発生手段からの光を導き、この導かれた光を外部に放出する導光部材と、
前記外部通信機器から送信されたデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信されたデータに応答して前記光発生手段を駆動制御し、前記外部通信機器への着信があったことを報知させる報知制御手段と、
を備えることを特徴とする報知制御装置。
<請求項3>
前記指針と対向した位置に設けられた発信者表示部を更に備えており、
前記報知制御手段は、さらに、前記受信手段により発信者を示すデータを受信した際に、この受信した発信者を示すデータに基づいて、前記発信者表示部のうちの対応する発信者の位置まで、前記指針の運針位置を移動制御させる移動制御手段を備えていることを特徴とする請求項2記載の報知制御装置。
<請求項4>
前記報知制御手段は、さらに、前記受信手段により受信されたデータに含まれている発信者の属性に関するデータを、表示手段に表示させる発信者表示制御手段を備えていることを特徴とする請求項3記載の報知制御装置。
<請求項5>
請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の報知制御装置を機器本体に設けたことを特徴とする腕装着型端末。
1 報知制御システム
9 グループ表示部
10 腕時計
15b 液晶表示部
31,31A,31B 導光シート
33 CPU
40 近距離無線通信モジュール
50 携帯電話
64 近距離無線通信モジュール

Claims (4)

  1. 外部通信機器と接続される報知制御装置において、
    光を発する光発生手段と、
    指針と、
    この指針に設けられ前記光発生手段からの光を導き、この導かれた光を外部に放出する導光部材と、
    前記外部通信機器から送信されたデータを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信されたデータに応答して前記光発生手段を駆動制御し、前記外部通信機器への着信があったことを報知させる報知制御手段と、
    前記指針と対向した位置に設けられた発信者表示部を更に備えており、
    前記報知制御手段は、さらに、前記受信手段により発信者を示すデータを受信した際に、この受信した発信者を示すデータに基づいて、前記発信者表示部のうちの対応する発信者の位置まで、前記指針の運針位置を移動制御させる移動制御手段を備えることを特徴とする報知制御装置。
  2. 前記報知制御手段は、さらに、前記受信手段により受信されたデータに含まれている発信者の属性に関するデータを、表示手段に表示させる発信者表示制御手段を備えていることを特徴とする請求項記載の報知制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の報知制御装置を機器本体に設けたことを特徴とする腕装着型端末。
  4. 外部通信機器と接続される報知制御装置において、
    指針と、
    前記外部通信機器から送信されたデータを受信する受信手段と、
    前記指針と対向した位置に備えられた発信者表示部と、
    前記受信手段により発信者を示すデータを受信した際に、この受信した発信者を示すデータに基づいて、前記発信者表示部のうちの対応する発信者の位置まで、前記指針の運針位置を移動制御させる移動制御手段と、
    を備えていることを特徴とする報知制御装置。
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