JP6347124B2 - 時計及び電子機器のプログラム並びに通信システム - Google Patents

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JP6347124B2 JP2014059812A JP2014059812A JP6347124B2 JP 6347124 B2 JP6347124 B2 JP 6347124B2 JP 2014059812 A JP2014059812 A JP 2014059812A JP 2014059812 A JP2014059812 A JP 2014059812A JP 6347124 B2 JP6347124 B2 JP 6347124B2
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本発明は、近距離無線通信機能を備えた時計、及び当該時計と近距離無線通信を行う電
子機器のプログラム、並びに前記時計と前記電子機器を備える通信システムに関する。
電子機器間の近距離無線通信技術としては、Bluetooth(登録商標)が知られ
ている。例えば、携帯電話と時計との間でBluetooth(登録商標)の規格に従っ
た無線通信を行い、携帯電話の着信を時計に報知することが提案されている(特許文献1
)。
このようなBluetooth(登録商標)の規格に従った無線通信を行うためには、
無線通信を行う電子機器同士を登録しておくペアリングと呼ばれる処理が必要である。ペ
アリングにおいては、いくつかのセキュリティレベルがあり、PIN CODEの入力を
必要とする場合が最もセキュリティレベルが高い。例えば、無線接続されるスレーブ側の
電子機器から出力または表示されるPIN CODEを、マスター側の電子機器において
入力することによりペアリングが行われ、その後はお互いの距離が無線通信可能な範囲で
あれば、お互いの機器を認識して無線通信が可能となる。特許文献1では、ペアリング時
にPIN CODEの一つとしてデータ暗号化用のパスキーを入力する例が記載されてい
る。
特開2012−60494号公報
しかしながら、特許文献1においては、無線通信を行う時計がどのような種類の時計で
あるかが明示されておらず、上述したパスキーについても、具体的な入力方法については
明示されていない。
液晶ディスプレイ等の表示部を備える時計の場合には、表示部に6桁等の数字から成る
パスキー等のPIN CODEを表示させれば、ユーザはPIN CODEを認識すること
ができ、携帯電話においてそのPIN CODEを入力することが可能となる。しかし、
このような液晶ディスプレイ等の表示部を備えていないアナログ時計の場合には、PIN
CODEを表示することができないため、Bluetooth(登録商標)等の近距離
無線通信技術を用いることができなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、液晶ディスプレイ等の表示部を
備えていない時計であっても、通信の相手側の機器において入力すべき情報を表示可能な
時計、及びこのような時計と通信を行うための電子機器のプログラム、並びに時計と電子
機器とを備える通信システムを提供することを解決課題としている。
以上の課題を解決するため、本発明に係る時計は、外部の電子機器と通信可能な時計で
あって、指針と、前記指針による表示を管理する時刻情報管理部と、を備え、前記時刻情
報管理部は、前記電子機器との通信を行う通信モード時には、前記電子機器にて入力すべ
き情報を前記指針により表示させることを特徴とする。
本発明によれば、通常の時刻表示を行うモード時には、時刻情報管理部は、指針により
時刻を表示させる。一方、電子機器との通信を行う通信モード時には、時刻情報管理部は
、指針により、時刻ではなく電子機器にて入力すべき情報を表示させる。したがって、液
晶ディスプレイ等の表示部を備えていない時計であっても、電子機器にて入力すべき情報
を表示させることができ、例えば無線通信の接続確立時にセキュリティを高めるために何
らかの情報の入力が必要となる場合でも対応することができる。本発明における「時計」
は、アナログ式の表示を行う電子時計、指針をデジタルで表示する電子時計、あるいは、
アナログ式のクオーツウォッチ、置き時計、もしくは、掛け時計等を含む概念である。本
発明における「電子機器」は、携帯電話、スマートフォン、パーソナルコンピュータ等を
含む概念である。本発明の「電子機器にて入力すべき情報」は、PIN CODE等の認
証情報を含む概念である。
上述した時計において、時刻を含む数字を表示する数字表示部と、前記指針として複数
の指針とを備え、前記時刻情報管理部は、複数桁の数字を前記入力すべき情報として表示
させる際には、前記複数の指針のうちの一つの指針を前記数字表示部の数字表示位置に移
動させ、前記複数桁の数字を一桁ずつ表示させるようにしてもよい。
この場合には、時刻情報管理部は、複数の指針のうちの一つの指針を数字表示部の数字
表示位置に移動させる。前記入力すべき情報が複数桁の数字である場合には、各桁の数字
に対応する数字表示位置に前記一つの指針を移動させ、複数桁の数字を一桁ずつ表示させ
る。したがって、液晶ディスプレイ等の表示部を備えていない時計であっても、例えば無
線通信の接続確立時にセキュリティを高めるために必要なPIN CODE等の数字情報
入力を表示可能となり、セキュリティの高い無線通信接続が可能となる。本発明の「数字
表示部」は、文字板、ダイヤルリング、ベゼル等を含む概念である。
上述した時計において、前記一つの指針は秒針としてもよい。この場合には、時刻情報
管理部は、秒針を数字表示部の数字表示位置に移動させる。前記入力すべき情報が複数桁
の数字である場合には、各桁の数字に対応する数字表示位置に秒針を移動させ、複数桁の
数字を一桁ずつ表示させる。したがって、液晶ディスプレイ等の表示部を備えていない時
計であっても、例えば無線通信の接続確立時にセキュリティを高めるために必要なPIN
CODE等の数字情報入力を表示可能となり、セキュリティの高い無線通信接続が可能
となる。
上述した時計において、時刻を含む数字を表示する数字表示部と、前記指針として複数
の指針とを備え、前記時刻情報管理部は、複数桁の数字を前記入力すべき情報として表示
させる際には、前記複数の指針のうちの第1の指針を前記数字表示部の数字表示位置に移
動させて前記複数桁の数字の桁を表示させ、前記複数の指針のうちの第2の指針を前記数
字表示部の数字表示位置に移動させて前記第1の指針により表示される桁の数字を表示さ
せるようにしてもよい。
この場合には、時刻情報管理部は、前記入力すべき情報が複数桁の数字である場合には
、当該数字のある桁に対応する数字表示位置に第1の指針を移動させ、当該桁を表示させ
る。また、第1の指針により表示される桁の数字に対応する前記数字表示部の数字表示位
置に第2の指針を移動させて前記桁の数字を表示させる。以下、各桁について同様の処理
を行うことにより、前記複数桁の数字の各桁と各桁の数字とを表示することができる。し
たがって、液晶ディスプレイ等の表示部を備えていない時計であっても、数字情報をユー
ザに読み取りやすく表示することができる。
上述した時計において、時刻を含む数字を表示する数字表示部と、前記指針として複数
の指針とを備え、前記時刻情報管理部は、複数桁の数字を前記入力すべき情報として表示
させる際には、前記複数の指針を前記数字表示部の複数の数字表示位置に移動させて前記
複数桁の数字を複数桁ずつ表示させるようにしてもよい。
この場合には、時刻情報管理部は、前記入力すべき情報が複数桁の数字である場合には
、複数の指針のうちの第1の指針を前記数字の第1の桁の数字に対応する数字表示位置に
移動させ、第2の指針を前記数字の第2の桁の数字に対応する数字表示位置に移動させる
。このように複数の指針により複数桁の数字を複数桁ずつ表示させることができる。した
がって、液晶ディスプレイ等の表示部を備えていない時計であっても、少ない回数で複数
桁の数字情報を表示することができる。
上述した時計において、前記入力すべき情報は、前記外部機器との通信開始の際に必要
となる認証情報としてもよい。この場合には、液晶ディスプレイ等の表示部を備えていな
い時計であっても、外部機器との通信開始の際に必要となる認証情報を表示させることが
できるので、セキュリティの高い無線通信接続に対応することができる。
以上の課題を解決するため、本発明に係る電子機器のプログラムは、外部の時計と通信
可能な電子機器のプログラムであって、前記電子機器を、表示部と、入力部と、前記時計
が前記電子機器にて入力すべき情報の表示が可能であると判定した場合には、前記表示部
に、前記入力すべき情報の表示の入力欄を表示させる制御部として機能させる、ことを特
徴とする。
本発明によれば、制御部は、時計による情報の表示能力に基づいて、当該時計が電子機
器にて入力すべき情報の表示が可能であると判定した場合には、表示部に、前記入力すべ
き情報の表示の入力欄を表示させる。したがって、時計と電子機器との間で無線通信の接
続確立時にセキュリティを高めるために何らかの情報の入力が必要となる場合でも対応す
ることができる。本発明における「時計」は、アナログ式の表示を行う電子時計、指針を
デジタルで表示する電子時計、あるいは、アナログ式のクオーツウォッチ、置き時計、も
しくは、掛け時計等を含む概念である。本発明における「電子機器」は、携帯電話、スマ
ートフォン、パーソナルコンピュータ等を含む概念である。本発明の「電子機器にて入力
すべき情報」は、PIN CODE等の認証情報を含む概念である。
上述したプログラムにおいて、前記入力すべき情報は、複数桁の数字であり、前記制御
部を、前記入力欄のうち未入力の桁を他の桁と識別可能に表示させる制御部として機能さ
せるようにしてもよい。この場合には、制御部は、前記入力すべき情報は、複数桁の数字
である場合には、前記入力欄として複数桁の入力欄を表示させ、かつ、未入力の桁につい
ては、他の桁と識別可能に表示させる。したがって、ユーザに対して未入力の桁を確実に
知らせることができる。
以上の課題を解決するため、本発明に係る通信システムは、時計と、当該時計と通信可
能な電子機器とを備える通信システムであって、前記時計は、指針と、前記指針による表
示を管理する時刻情報管理部と、を備え、前記時刻情報管理部は、前記電子機器との通信
を行う通信モード時には、前記電子機器にて入力すべき情報を前記指針により表示させ、
前記電子機器は、表示部と、入力部と、前記時計が前記電子機器にて入力すべき情報の表
示が可能であると判定した場合には、前記表示部に、前記入力すべき情報の表示の入力欄
を表示させる制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、時計において通常の時刻表示を行うモード時には、時計の時刻情報管
理部は、指針により時刻を表示させる。一方、電子機器との通信を行う通信モード時には
、時刻情報管理部は、指針により、時刻ではなく電子機器にて入力すべき情報を表示させ
る。また、電子機器の制御部は、時計による情報の表示能力に基づいて、当該時計が電子
機器にて入力すべき情報の表示が可能であると判定した場合には、表示部に、前記入力す
べき情報の表示の入力欄を表示させる。したがって、ユーザは、時計において表示された
前記入力すべき情報を、電子機器の入力欄に入力することができる。その結果、時計と電
子機器との間で無線通信の接続確立時にセキュリティを高めるために何らかの情報の入力
が必要となる場合でも対応することができる。
本発明の第1実施形態に係る電子時計の外観を示す平面図である。 電子時計の電気的構成を示すブロック図である。 携帯機器の電気的構成及び本発明の通信システムを示すブロック図である。 通信開始時の携帯機器及び電子時計の表示状態を示す図である。 ペアリング開始時の携帯機器及び電子時計の表示状態を示す図である。 PIN CODE入力待ち状態の携帯機器及びPIN CODE表示前の電子時計の表示状態を示す図である。 PIN CODEの6桁目と5桁目が入力された状態の携帯機器及びPIN CODEの5桁目を指し示す電子時計の表示状態を示す図である。 PIN CODEの全ての桁が入力された状態の携帯機器及びPIN CODEの1桁目を指し示す電子時計の表示状態を示す図である。 ペアリング終了時の携帯機器及び電子時計の表示状態を示す図である。 PIN CODEの各桁に対応する時刻表示位置を示す図である。 通信開始からペアリング終了までの処理を示すフローチャートである。 PIN CODEの5桁目が未入力であることを示す状態の携帯機器及びPIN CODEの5桁目を指し示す電子時計の表示状態を示す図である。 本発明の第2実施形態における通信開始からペアリング終了までの処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態におけるPIN CODEの各桁に対応する時刻表示位置を示す図である。 PIN CODEの6桁目と5桁目が入力された状態の携帯機器及びPIN CODEの6桁目と5桁目を指し示す電子時計の表示状態を示す図である。 PIN CODEの6桁目と5桁目と4桁目が入力された状態の携帯機器及びPIN CODEの6桁目と5桁目と4桁目を指し示す電子時計の表示状態を示す図である。 通信開始からペアリング終了までの処理を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態におけるPIN CODEの各桁に対応する時刻表示位置、及び、各桁の数字に対応する時刻表示位置を示す図である。 PIN CODEの6桁目と5桁目が入力された状態の携帯機器及びPIN CODEの5桁目の桁数と数字とを指し示す電子時計の表示状態を示す図である。
以下、この発明の好適な実施の形態を、添付図面等を参照しながら詳細に説明する。た
だし、各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また
、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々
の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態について図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は、本実施形
態の電子時計の外観を示す平面図である。
<A:電子時計の概要>
図1に示す電子時計100は、Bluetooth4.0で統合されたBluetoo
th Low Energy(以下、Bluetooth LEとする。)の技術を用いて
携帯電話またはスマートフォン等との近距離無線通信が可能な電子時計である。
電子時計100は、外装ケース80を備えている。外装ケース80は、金属で形成され
た円筒状のケース胴81に、セラミックまたは金属で形成されたベゼル82が嵌合されて
構成されている。なお、本実施形態では、外装ケースを2部品で構成したが、1部品で構
成するようにしてもよい。
ベゼル82の内周側に、リング状のダイヤルリング83を介して、円盤状の文字板11
が配置され、この文字板11上には、時刻を表示する指針13や日付け等が配置されてい
る。指針13は、時針13aと、分針13bと、秒針13cとから構成される。
外装ケース80の表面側の開口は、ベゼル82を介してカバーガラス84で塞がれてお
り、カバーガラス84を通じて、内部の文字板11、指針13(時針13a、分針13b
、秒針13c)が視認可能となっている。
電子時計100は、リュウズ16を手動操作することにより、手動の時刻修正が可能で
あり、また、操作ボタン17を手動操作することにより、通常時刻表示モードと通信モー
ドとを切り替えることが可能に構成されている。通信モードの詳細については後述する。
<B:電子時計の電気的構成>
本実施形態の電子時計100は、Bluetooth LEの規格に従った無線通信を
行う通信部2と、指針の駆動を制御する運針制御部3と、指針を駆動する駆動部4と、時
刻をカウントするカウンタ部6と、電力を供給する電力供給部7と、リュウズ(竜頭)1
6や操作ボタン17などの外部入力装置8とを備えて構成されている。
通信部2は、図2に示すように、アンテナ21と、時刻情報管理部22と、無線通信部
23と、時刻データ記憶回路部24とを備えて構成されている。本実施形態では、通信部
2は、Bluetooth LEの規格に従った無線通信を行うので、周波数としては2
.4GHz帯を用いる。
アンテナ21は、無線通信部23を実現するIC(集積回路装置)に内蔵されるインダ
クター素子により実現してもよいし、ICの外付け部品により実現しもてよい。
時刻情報管理部22は、CPU等により実現され、電子時計100の現在の時刻と、無
線通信により取得した時刻情報とに基づいて、現在の時刻を時刻情報に基づく時刻に修正
する処理を行う。また、時刻情報管理部22は、スマートフォン等の携帯機器との通信を
開始する際に必要なPIN CODEを電子時計100において表示するための処理を行
う。詳しくは後述する。
無線通信部23は、BluetoothLEの規格に従った無線通信を行う専用のIC
(集積回路装置)により実現される。無線通信部23は、コンデンサ等で構成された同調
部及びパワーアンプ等で構成された送受信部を含む送受信回路部23aと、リンク層部及
び制御処理部を含む通信処理部23bとを備える。送受信回路部23aは、後述するスマ
ートフォン等の携帯機器との無線による情報の送受信を行う。通信処理部23bのリンク
層部は、リンク層の処理、すなわち、機器同士の論理的な接続に関する処理を行う。具体
的にはリンク層部は、パケットの生成処理、パケットの解析処理、パケットのバッファリ
ング処理、エラーチェック処理等を行う。通信処理部23bの制御処理部は、Bluet
ooth LEのプロトコル及びプロファイル等に基づいて、リンク層部、及び無線通信
部23の全体の制御処理や、リンク層の上位の層(例えばネットワーク層、トランスポー
ト層、セッション層等)の処理を行う。また、通信処理部23bの制御処理部は、ペアリ
ング時においては、PIN CODEを発生させる処理を行う。詳しくは後述する。通信
処理部23bの制御処理部の機能は、CPU等の各種プロセッサやASIC等のハードウ
ェア回路や、このハードウェア回路上で動作するプログラムなどにより実現できる。
時刻データ記憶回路部24は、メモリ等で構成され、無線通信部23で処理された時刻
データを記憶する。
運針制御部3は、図2に示すように、パルス合成回路31からのパルス信号が入力され
る。パルス合成回路31は、水晶振動子などの基準振動子311からの基準パルスを分周
してクロックパルスを生成し、また、基準パルスからパルス幅やタイミングの異なるパル
ス信号を発生させる。運針制御部3は、通常モード時においては、時刻情報管理部22か
ら出力される時刻情報並びに前記クロックパルス及びパルス信号に基づいて、通常の時刻
表示のために指針の駆動を制御する。また、運針制御部3は、通信モード時においては、
時刻情報管理部22から出力されるPIN CODE並びに前記クロックパルス及びパル
ス信号に基づいて、PIN CODE表示のために指針の駆動を制御する。
運針制御部3は、通常モード時においては、一秒に一回出力され秒針を駆動させる秒駆
動パルス信号PS1と、一分間に一回出力され時分針を駆動させる時分駆動パルス信号P
S2とを、秒駆動回路41、時分駆動回路42に出力して、指針の駆動を制御する。すな
わち、各駆動回路41,42は、各駆動回路41、42からのパルス信号によって駆動さ
れるステッピングモータからなる秒モータ411,時分モータ421を駆動し、これによ
り各モータ411,421に接続された秒針13cと、分針13b及び時針13aとを駆
動する。そして、各指針、モータ411,421、駆動回路41,42によって時刻を表
示する時刻表示部が構成されている。なお、時刻表示部としては、1つのモータで、時針
、分針、秒針を駆動するものでもよい。
カウンタ部6は、秒をカウントする秒カウンタ回路部61と、時分をカウントする時分
カウンタ回路部62とを備えて構成されている。
秒カウンタ回路部61は、秒位置カウンタ611と、秒時刻カウンタ612と、一致検
出回路613とを備えて構成されている。秒位置カウンタ611及び秒時刻カウンタ61
2はともに60カウント、つまり1Hzの信号が入力された場合には60秒でループする
カウンタである。秒位置カウンタ611は、運針制御部3から秒駆動回路41に供給され
る駆動パルス信号(秒駆動パルス信号PS1)をカウントしている。つまり、秒針を駆動
させる駆動パルス信号をカウントすることによって、秒針が示している秒針の位置をカウ
ントしている。
秒時刻カウンタ612は、通常は、運針制御部3から出力される1Hzの基準パルス信
号(クロックパルス)をカウントする。また、時刻情報管理部22から時刻修正指示が出
力された場合には、運針制御部3は、時刻データ記憶回路部24から時刻データを読み取
り、この時刻データのうちの秒データに合わせてカウンタ値が修正される。
同様に、時分カウンタ回路部62は、時分位置カウンタ621と、時分時刻カウンタ6
22と、一致検出回路623とを備えて構成されている。時分位置カウンタ621および
時分時刻カウンタ622はともに24時間分の信号が入力されるとループするカウンタで
ある。時分位置カウンタ621は、運針制御部3から時分駆動回路42に供給される駆動
パルス信号(時分駆動パルス信号PS2)をカウントし、時針、分針が示している時分針
の位置をカウントしている。
時分時刻カウンタ622は、通常は、運針制御部3から出力される1Hzのパルス(ク
ロックパルス)をカウントする(正確には1Hzを60回計数したところで1カウントと
する)。また、時刻情報管理部22から時刻修正指示が出力された場合には、運針制御部
3は、時刻データ記憶回路部24から時刻データを読み取り、この時刻データのうちの時
分データに合わせてカウンタ値が修正される。
各一致検出回路613,623は、各位置カウンタ611,621と各時刻カウンタ6
12,622とのカウント値の一致を検出し、一致しているか否かを示す検出信号を運針
制御部3に出力する。
運針制御部3は、各一致検出回路613,623から不一致信号が入力されると、一致
信号が入力されるまで各駆動パルス信号PS1,PS2を出力し続ける。このため、通常
運針時は、運針制御部3から1Hzの基準信号によって各時刻カウンタ612,622の
カウンタ値が変化して位置カウンタ611,621と不一致となると、各駆動パルス信号
PS1,PS2が出力されて各指針が動くとともに、各位置カウンタ611,621が時
刻カウンタ612,622と一致することになり、この動作を繰り返すことで、通常の運
針制御が行われる。
また、時刻データ記憶回路部24から読み取った時刻データで各時刻カウンタ612,
622が修正されると、そのカウンタ値に各位置カウンタ611,621のカウンタ値が
一致するまで、各駆動パルス信号PS1,PS2が出力され続け、指針が早送りされて正
しい時刻に修正される。
運針制御部3は、通信モード時においては、時刻情報管理部22から出力されるPIN
CODEを一桁ずつ表示するために、秒駆動回路41に駆動パルス信号PS1を出力し
、秒モータ411を駆動して、PIN CODEのいずれかの一桁の数字に対応する時刻
表示位置に秒針13cを移動させる。詳しくは後述する。なお、本実施形態では、秒針1
3cを移動させることによりPIN CODEの各桁の数字を表示させる例について説明
するが、時針13aあるいは分針13bを移動させてPIN CODEの各桁を表示させ
る場合には、運針制御部3から時分駆動回路42に駆動パルス信号PS2を出力し、時分
モータ421を駆動すればよい。
電力供給部7は、自動巻発電機や太陽電池(ソーラー発電機)等によって構成された発
電装置71と、発電装置71で発電された電力を蓄電する高容量二次電源72とを備えて
構成されている。高容量二次電源72は、リチウムイオン電池のような二次電池が利用で
きる。なお、電力供給部7としては、銀電池等の一次電池を用いてもよい。
外部入力装置8は、リュウズ16、操作ボタン17を備え、受信動作や時刻合わせなど
を行うために利用される。また、通常モードと通信モードの切り替えは、操作ボタン17
を押下することにより行う。
<C:携帯機器の電気的構成>
次に、本実施形態の電子時計100と無線通信を行う電子機器としての携帯機器200
の電気的構成について図3を参照しつつ説明する。なお、図3は電子時計100と携帯機
器200を備えた通信システムの電気的構成を示すブロック図であり、電子時計100の
電気的構成を示すブロック図も併せて記載するが、簡単のために、電力供給部7及び外部
入力装置8の記載は省略している。また、秒カウンタ回路部61及び時分回路部62につ
いても記載を簡略化している。
携帯機器200は、携帯機器制御部201、記憶部202、表示部203、GPS/W
LANレシーバ204、及び近距離無線回路205を備えている。携帯機器200の一例
としては、スマートフォン、携帯電話等が挙げられる。
GPS/WLANレシーバ204は、アンテナ204aを備え、アンテナ204aを介
して、地球の上空を所定の軌道で周回している複数のGPS衛星300から送信される衛
星信号を受信し、時刻情報や位置情報を取得する。また、GPS/WLANレシーバ20
4は、アンテナ204aを介して無線LANによる信号を受信する。
GPS/WLANレシーバ204は、図示を省略するが、通常のGPS装置と同様に、
GPS衛星300から送信される衛星信号を受信してデジタル信号に変換するRF(Radi
o Frequency)部と、受信信号の相関判定を実行して航法メッセージを復調するBB部(
ベースバンプ部)と、BB部で復調された航法メッセージ(衛星信号)からGPS時刻情
報や位置情報(測位情報)を取得して出力する情報取得部とを備えている。GPSとWL
ANとでは周波数が異なるが、便宜上一つのアンテナ204aで両システムを表現してい
る。
RF部は、バンドパスフィルター、PLL回路、IFフィルター、VCO(Voltage Co
ntrolled Oscillator)、ADC(A/D変換器)、ミキサー、LNA(Low Noise Ampli
fier)、IFアンプ等を備えている。バンドパスフィルターで抜き出された衛星信号は、
LNAで増幅された後、ミキサーでVCOの信号とミキシングされ、IF(Intermediate
Frequency:中間周波数)にダウンコンバートされる。ミキサーでミキシングされたIF
は、IFアンプ、IFフィルターを通り、ADCでデジタル信号に変換される。
BB部は、GPS衛星300で送信時に使用されたものと同一のC/Aコードからなる
ローカルコードを生成するローカルコード生成部と、ローカルコードとRF部から出力さ
れる受信信号との相関値を算出する相関部とを備える。そして、相関部で算出された相関
値が所定の閾値以上であれば、受信した衛星信号に用いられたC/Aコードと、生成した
ローカルコードとが一致していることになり、衛星信号を捕捉(同期)することができる
。このため、受信した衛星信号を、ローカルコードを用いて相関処理することで、航法メ
ッセージを復調することができる。
情報取得部は、BB部で復調した航法メッセージからGPS時刻情報や位置情報を取得
する。航法メッセージには、プリアンブルデータ及びHOWワードのTOW(Time of We
ek、「Zカウント」ともいう)、各サブフレームデータが含まれている。サブフレームデ
ータは、サブフレーム1からサブフレーム5まであり、各サブフレームには、例えば、週
番号データや衛星健康状態データを含む衛星補正データ等や、エフェメリス(GPS衛星
300毎の詳細な軌道情報)や、アルマナック(全GPS衛星300の概略軌道情報)等
のデータが含まれている。したがって、情報取得部は、受信した航法メッセージから所定
のデータ部分を抽出することにより、GPS時刻情報や航法情報を取得することができる
近距離無線回路205は、Bluetooth LEの規格に従った無線通信を行う専
用のIC(集積回路装置)により実現される。近距離無線回路205は、アンテナ205
aを備え、Bluetooth LEの規格に従って、例えば前記電子時計100のよう
な電子機器との間で、無線通信を行う。図示を省略するが、近距離無線回路205におい
ても、電子時計100の無線通信部23と同様に、コンデンサ等で構成された同調部及び
パワーアンプ等で構成された送受信部を含む送受信回路部と、リンク層部及び制御処理部
を含む通信処理部とを備える。
記憶部202は、半導体メモリ等から構成され、携帯機器制御部201により実行され
るプログラム等が記憶される。また、記憶部202は、制御部201の作業領域として使
用される。プログラムには、電子時計100との通信を行うためのプログラムとしてのア
プリケーションが含まれる。
携帯機器制御部201は、CPU等の各種プロセッサやASIC等のハードウェア回路
や、このハードウェア回路上で動作するプログラムなどにより実現できる。携帯機器制御
部201は、携帯機器200の全体の処理を制御し、例えば、GPS/WLANレシーバ
204を介して取得したGPS時刻情報に基づいて時刻情報の表示処理等を行う。また、
携帯機器制御部201は、記憶部202に記憶されているアプリケーションプログラムを
実行することにより、前記電子時計100のような電子機器との間で、無線通信を行うた
めの処理を行う。詳しくは後述する。
表示部203は、液晶ディスプレイパネル等により実現され、携帯機器制御部201に
より各種のプログラムが実行された際に、種々の表示を行う。また、表示部203は、タ
ッチパネルの機能を備えており、入力部としても機能する。
<D:電子時計及び携帯機器の無線通信開始処理>
次に、電子時計100及び携帯機器200との間の無線通信処理について、図4ないし
図12までの各図を参照しつつ説明する。図4ないし図9は電子時計100と携帯機器2
00の表示状態を示す図、図10はPIN CODEの各桁の数字と数字に対応する時刻
表示位置の関係を示す図、図11は電子時計100と携帯機器200の無線通信開始処理
を示すフローチャート、図12は未入力の桁がある場合の電子時計100と携帯機器20
0の表示状態を示す図である。
まず、Bluetooth LEの規格に従って携帯機器200と電子時計100とが
初めて無線通信を開始する場合には、携帯機器200側から見て電波が届く範囲にある電
子時計100の発見と、この隣接機器のネットワークへの参加という処理が必要になる。
これらの処理を開始するには、携帯機器200において電子時計100との無線通信用の
アプリケーションプログラムを起動させる(図11:ステップS20)。アプリケーショ
ンプログラムを起動させると、携帯機器200の表示部203には、図4に示すように「
電子時計を探す」と示されたサーチボタン209が表示される。
ユーザがサーチボタン209をタップすると、携帯機器200の携帯機器制御部201
は、スキャニング(Scanning)と呼ばれる処理を行うべく近距離無線回路205
を制御する。具体的には、携帯機器200の近距離無線回路205は、スキャニング(S
canning)状態に遷移し、電子時計100からのアドバタイング・パケットの受信
を待つ。
次に、ユーザが、電子時計100の操作ボタン17を所定時間押下することにより、電
子時計100は通常モードから通信モードに移行し(図11:ステップS10)、電子時
計100の無線通信部23は、アドバタイジング(Advertising)状態に遷移
し、一定期間ごとにアドバタイジング・パケットを送信する。アドバタイジング・パケッ
トには、機器が持つ発見や接続の機能を示す情報、機器の名称、機器の送信電力、機器の
機能を示す情報等が含まれる。
携帯機器200は、電子時計100からのアドバタイング・パケットを受信すると、こ
の電子時計100を接続先として決め、電子時計100に対して接続要求を送信して、接
続を開始する(図11:ステップS21)。この時、携帯機器200は、表示部203に
おける表示を図5に示すように切り替える。図5に示すように、表示部203には、型名
及び「未接続」の文字が示された接続開始ボタン210が表示される。型名には、アドバ
タイジング・パケットに含まれていた機器の名称が表示される。電子時計100が携帯機
器200からの接続要求を受信すると、この接続要求が自分宛てであることを確認して、
接続を開始する(図11:ステップS11)。電子時計100は、接続を開始した際には
、時針13a、分針13b、秒針13cを停止させる。
以上のように携帯機器200と電子時計100との間で接続が開始されると、接続相手
となる機器をお互いに登録するためのペアリング(Pairing)と呼ばれる処理が開
始される。図11のフローチャートへの詳細な記載は省略するが、ペアリングにおいては
、携帯機器200と電子時計100との間で、互いの機器ID(Public Key)
の交換、何秒に1回通信を行うか等の通信パラメータの交換、セキュリティの要否の確認
、及び電子時計100における入出力機能の確認を行う。
Bluetooth LEの規格では、ペアリング時におけるセキュリティレベルがい
くつか提案されているが、本実施形態においては、セキュリティレベルが最も高いPIN
CODEの入力を必要とする。そこで、携帯機器200から電子時計100に対して、
セキュリティが必要であり、PIN CODEの入力が必要であることを知らせる。
また、本実施形態の電子時計100は、指針13を移動させて時刻表示を行うアナログ
式の時計ではあるが、以下に説明するようにPIN CODEの表示機能を有しているの
で、携帯機器200から電子時計100に対して、数値表示が可能であることを知らせる
携帯機器200は、電子時計100においてセキュリティが必要であり、数値表示が可
能であることを確認すると、携帯機器200は、電子時計100に対してPIN COD
Eの発生要求を送信する(図11:ステップS22)。
また、携帯機器200は、携帯機器200においてPIN CODEの入力を要求する
ために、表示部203における表示を図6に示すような入力画面に切り替える(図11:
ステップS23)。図6に示すように、表示部203には、キャンセルボタン212、完
了ボタン213、PIN CODE入力エリア214、及びテンキー215が表示される

したがって、本実施形態の携帯機器200の携帯機器制御部201は、電子時計100
が電子機器として携帯機器200にて入力すべき情報(PIN CODE)の表示が可能
であると判定した場合に、表示部203に、入力すべき情報(PIN CODE)の表示
の入力欄としてのPIN CODE入力エリア214を表示させる制御部として機能する
電子時計100は、携帯機器200からPIN CODEの発生要求を受信すると、無
線通信部23の通信処理部23bにおいて、PIN CODEを発生させる(図11:ス
テップS12)。PIN CODEには、Pass Keyなどの各種のコードが含まれる
が、本実施形態では、一例として、「000000」から「999999」までの6桁の
数字からなるPIN CODEを、通信処理部23bが発生させる。PIN CODEの発
生は、例えば、その時の時刻に基づく乱数発生等により行われる。本実施形態では、一例
として、「123456」という6桁のPIN CODEを発生させた場合について説明
を行う。
通信処理部23bによって発生させたPIN CODEは、時刻情報管理部22によっ
て読み取られる。時刻情報管理部22は、読み取ったPIN CODEの各桁の数字に対
応する時刻表示位置に秒針13cを移動させるべく運針制御部3に対して指示を送る。本
実施形態では、一例として、図10に示すように、1時位置から10時位置までの時刻表
示位置に秒針13cを移動させることにより、PIN CODEの各桁の数字を表示する
。本実施形態では、PIN CODEは、「000000」から「999999」までの
6桁の数字で表されるので、PIN CODEの各桁の数字としては、「0」から「9」
までを表示できればよい。本実施形態では、一例として、秒針13cが1時位置を指した
時に「1」を表し、以下、秒針13cが2時位置から9時位置までの各時間位置を指した
時に、それぞれ「2」から「9」までの数字を表している。また、秒針13cが10時位
置を指した時に、「0」を表している。
PIN CODEを表す数字として、例えば、「113456」のように、6桁目と5
桁目のように隣り合う桁で同じ数字が用いられることも考えられる。この場合には、秒針
13cは、6桁目と5桁目の表示時に、同じ1時位置を指すことになり、ユーザにとって
は分かりにくい。そこで、本実施形態では、PIN CODEの表示を開始する際の初期
位置を定め、各桁を表示する前に秒針13cを初期位置に戻し、初期位置において例えば
1秒間停止させ、その後に秒針13cを各桁の数字に対応する時刻表示位置に移動させる
例えば、本実施形態では、12時位置を初期位置としている。したがって、秒針13c
によるPIN CODEの表示が開始される場合には、まず図6に示すように秒針13c
を12時位置に移動させ、秒針13cを12時位置において例えば1秒間停止させる。
次に、6桁目の「1」を表示するために秒針13cを1時位置に移動させ、秒針13c
を1時位置において1秒間停止させる。その後、秒針13cを時計回りに移動させて12
時位置に戻す。1秒後に5桁目の「2」を表示するために秒針13cを2時位置に移動さ
せ、秒針13cを2時位置において1秒間停止させる。その後、秒針13cを時計回りに
移動させて12時位置に戻す。以下、同様にして、「123456」のPIN CODE
を表示する。
以上のように、文字板11は時刻を含む数字を表示する数字表示部として機能し、時刻
情報管理部22は、電子機器としての携帯機器200との通信を行う通信モード時に、携
帯機器200にて入力すべき情報(すなわち認証情報としてのPIN CODE)を指針
13により表示させる時刻情報管理部として、特に、複数の指針のうちの一つの指針であ
る秒針13cを文字板11の数字表示位置に移動させて複数桁の数字を一桁ずつ表示させ
る時刻情報管理部として機能する。
説明を図11のフローチャートに戻す。電子時計100は、携帯機器200からPIN
CODEの発生要求を受信し、無線通信部23の通信処理部23bにおいて、PIN C
ODEを発生させると(図11:ステップS12)、秒針13cを12時位置に移動させ
て1秒間停止させる。次に、6桁目の「1」を表示するために秒針13cを1時位置に移
動させ、秒針13cを1時位置において1秒間停止させる(図11:ステップS13)。
これを確認したユーザは、携帯機器200のテンキー215の「1」のキーをタップする
。携帯機器200においては、PIN CODEの入力画面を表示させた後、テンキー2
15の数値キーの入力があったかどうかを判定しており(図11:ステップS24)、テ
ンキー215の「1」のキーの入力があったと判定した場合には(図11:ステップS2
4;YES)、入力された数字をPIN CODE入力エリア214の6桁目に表示させ
る(図11:ステップS25)。なお、PIN CODE入力エリア214における入力
位置は、最初に6桁目に設定されており、6桁目を入力すると5桁目というように順次移
動するように設定されている。また、テンキー215の矢印キーをタップすることにより
、所望の桁位置に入力位置を設定することができる。
携帯機器200は、6桁目の数字を表示させた後は、キャンセルボタン212がタップ
されたかどうかを判定すると共に(図11:ステップS26)、及び完了ボタン213が
タップされたかどうかを判定する(図11:ステップS27)。キャンセルボタン212
はペアリング中にいつでもタップすることができ、キャンセルボタン212がタップされ
たと判定した場合には(図11:ステップS26;YES)、ペアリングの処理を中止す
る(図11:ステップS31)。また、携帯機器200は、完了ボタン213がタップさ
れたと判定した場合には(図11:ステップS27;YES)、全ての桁の数字入力が完
了したかどうかを判定する(図11:ステップS28)。携帯機器200は、未入力の桁
がある場合には(図11:ステップS28;NO)、後述するように未入力の桁を他の桁
と識別できるような表示を行い(図11:ステップS29)、入力待ち状態となる。また
、携帯機器200は、キャンセルボタン212がタップされず(図11:ステップS26
;NO)、完了ボタン213もタップされないと判定した場合にも(図11:ステップS
27;NO)、入力待ち状態となる。
電子時計100は、秒針13cを1時位置において1秒間停止させた後、秒針13cを
再び12時位置に戻して1秒間停止させる。そして、5桁目の「2」を表示するために秒
針13cを2時位置に移動させ、秒針13cを2時位置において1秒間停止させる。これ
を確認したユーザは、携帯機器200のテンキー215の「2」のキーをタップする。携
帯機器200は、テンキー215の「2」のキーの入力があったと判定した場合には(図
11:ステップS24;YES)、入力された数字をPIN CODE入力エリア214
の5桁目に表示させる(図11:ステップS25)。携帯機器200は、キャンセルボタ
ン212のタップと(図11:ステップS26)、完了ボタン213のタップの有無を判
定し(図11:ステップS27)、いずれのタップもない場合には(図11:ステップS
26;NO,ステップS27;NO)、入力待ち状態となる。図7は、秒針13cが2時
位置を指し、PIN CODE入力エリア214の5桁目に「2」が表示された状態を示
している。
以下、同様の処理を、PIN CODEの6桁目から2桁目までの数字について行う。
そして、電子時計100は、秒針13cを2桁目の数字に対応する5時位置において1秒
間停止させた後、秒針13cを再び12時位置に戻して1秒間停止させる。そして、1桁
目の「6」を表示するために秒針13cを6時位置に移動させ、秒針13cを6時位置に
おいて1秒間停止させる(図11:ステップS14)。これを確認したユーザは、携帯機
器200のテンキー215の「6」のキーをタップする。携帯機器200は、テンキー2
15の「6」のキーの入力があったと判定した場合には(図11:ステップS24;YE
S)、入力された数字をPIN CODE入力エリア214の1桁目に表示させる(図1
1:ステップS25)。その後、携帯機器200は、キャンセルボタン212のタップが
なく(図11:ステップS26;NO)、完了ボタン213のタップもない場合には(図
11:ステップS27;NO)、再び入力待ちとなる。
電子時計100は、全ての桁の表示が終了すると、PIN CODEのスクロール表示
を行う(図11:ステップS15)。スクロール表示とは、初期位置から6桁目、初期位
置から5桁目、初期位置から4桁目のように、6桁目から1桁目までを順次表示し、この
順次表示を繰り返すことをいう。このようなスクロール表示を行うことにより、ユーザは
、自らが携帯機器200において入力した各桁の数字が正しいかどうかを確認することが
できる。
ユーザは、上述のようにスクロール表示が行われている間に、入力した各桁の数字が正
しいかどうかを確認し、正しいと確認した場合には、完了ボタン213をタップする。携
帯機器200は、完了ボタン213がタップされたと判定すると(図11:ステップS2
7;YES)、全ての桁の入力が完了したかどうかを判定する(図11:ステップS28
)。携帯機器200は、全ての桁の入力が完了したと判定した場合には(図11:ステッ
プS28;YES)、登録完了を示す情報を生成し、この情報を記憶部202に記憶させ
るとともに、電子時計100に送信する(図11:ステップS28)。そして、ペアリン
グ処理を完了し、図9に示すように接続済であることを示す接続済みボタン211を表示
させた後、アプリケーションの他の処理を開始する(図11:ステップS30)。携帯機
器200から、登録完了を示す情報を受信した電子時計100は、この情報を無線通信部
23に記憶させ、ペアリング処理を終了して、時計表示を行う通常モードに戻る(図11
:ステップS16)。
なお、全ての桁を入力した後であっても、何らかの理由から携帯機器200と電子時計
100の接続を中止する場合には、ユーザはテンキー215のキャンセルボタン212を
タップすることによって、接続処理を中止することができる。携帯機器200は、キャン
セルキー212がタップされたと判定すると(図11:ステップS26;YES)、ペア
リング処理を中止する(図11:ステップS31)。したがって、携帯機器200と電子
時計100の接続は確立されないので、接続を希望する場合には、ユーザは、再び通信ア
プリケーションの起動(図11:ステップS20)及び通信モードの開始(図11:ステ
ップS10)から開始する必要がある。
本実施形態においては、電子時計100におけるPIN CODEの表示は、携帯機器
200におけるPIN CODEの入力状態とは無関係に自律的に行われる。したがって
、ユーザが電子時計100におけるいずれかの桁の数字の表示を見落とし、携帯機器20
0においていずれかの桁が未入力になることも考えられる。携帯機器200は、いずれか
の桁が未入力の状態で、完了ボタン213がタップされた場合には(図11:ステップS
27;YES,ステップS28;NO)、未入力の桁を他の桁と識別可能に表示する(ス
テップS29)。例えば、図12に示すように、未入力の桁の入力欄214aを、他の入
力欄とは異なる色で表示する。また、入力欄214aと共に、キャンセルボタン212及
び完了ボタン213も通常とは異なる色等で表示してもよい。このようにすれば、ユーザ
に対して、未入力桁があること、及びどの桁が未入力であるかを確実に報知することがで
きる。
以上のように、本実施形態の携帯機器200の携帯機器制御部201は、入力欄として
PIN CODE入力エリア214のうち未入力の桁を他の桁と識別可能に表示させる制
御部として機能する。
なお、図11のフローチャートには図示していないが、PIN CODEの入力には制
限時間が設定されており、ペアリングの開始から30秒以内にPIN CODEの入力が
完了しない場合には、タイムアウトとして、ペアリングの処理を中止するようになってい
る。
ペアリングは初回のみに行われる処理であり、上述のようにペアリングが完了し、登録
済みの情報が携帯機器200と電子時計100との双方で登録された後は、ペアリングを
行う必要はない。したがって、携帯機器200と電子時計100が互いに無線通信可能な
距離に存在すれば、携帯機器200及び電子時計100は、互いに登録済みの情報を認識
することができ、通信接続が確立されるようになる。なお、ペアリングは削除することも
可能であり、ペアリングを削除した場合には、再び上述したペアリング処理を行う必要が
ある。
以上のように、本実施形態においては、ペアリング時に、PIN CODEの各桁の数
字に対応する時刻表示位置へ指針を一桁ずつ移動させることで、セキュリティレベルの高
いPIN CODEを、デジタル式の表示パネル等を持たないアナログ式の電子時計上で
表示することが可能となった。また、電子時計と通信可能なスマートフォン等の携帯機器
においては、電子時計上に表示される各桁の数字を、一桁ずつ入力可能にしたので、デジ
タル式の表示パネル等を持たないアナログ式の電子時計との通信においても、セキュリテ
ィレベルの高いPIN CODEの入力が可能となり、セキュリティレベルの高いペアリ
ングを実現することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態について図13を参照しつつ説明する。第1実施形態においては
、電子時計100において自律的にPIN CODEを一桁ずつ表示したが、本実施形態
は、携帯機器200からの指示に応じて、電子時計100においてPIN CODEを一
桁ずつ表示する。
図13は、本実施形態における通信開始からペアリング完了までの処理を示すフローチ
ャートである。図13において、図11のフローチャートと同一の処理を行うステップに
ついては同じステップ番号を付してある。本実施形態においても、携帯機器200におい
て通信用のアプリケーションが起動されてスキャニングが開始され、電子時計100に対
するPIN CODEの発生要求と携帯機器200におけるPIN CODEの入力画面表
示が行われるまで(図13:ステップS20〜ステップS23)は第1実施形態と同様で
ある。また、電子時計100においても、操作ボタン17が押下されて通信モードに遷移
し、アドバタイジングが開始されてPIN CODEの発生が行われ、PIN CODEの
6桁目の数字に対応する時刻表示位置に秒針13cを移動させるまでの処理(図12:ス
テップS10〜S13)は第1実施形態と同様である。
本実施形態においては、携帯機器200は、PIN CODEの入力画面表示を行った
後、テンキー215の数値キーの入力があったかどうか、また、キャンセルボタン212
の入力があったかどうかを判定しており(図13:ステップS24,ステップS26)、
いずれも未入力の場合には(図13:ステップS24;NO,ステップS26;NO)、
全ての桁の入力が完了したかどうかを判定する(図13:ステップS28)。携帯機器2
00は、全ての桁の入力が完了していないと判定した場合には(図13:ステップS28
;NO)、入力待ちとなる。
ここで、電子時計100上においてPIN CODEの6桁目の数字を確認したユーザ
が、携帯機器200のテンキー215のいずれかをタップして、PIN CODE入力エ
リア214の6桁目に前記確認した数字を入力したとする。この場合には、携帯機器20
0は、6桁目の数字が入力されたと判定し(図13:ステップS24;YES)、入力さ
れた数字をPIN CODE入力エリア214の6桁目に表示させる(図13:ステップ
S25)。また、携帯機器200は、電子時計100に対して、表示された桁よりも一つ
下の桁、すなわち、この場合にはPIN CODEの5桁目の数字を表示する指示を行う
(図13:ステップS41)。
携帯機器200から5桁目の数字を表示する指示を受けた電子時計100は、5桁目の
数字に対応する時刻表示位置に秒針13cを移動させて、5桁目の数字を表示する(図1
3:ステップS60)。
携帯機器200は、PIN CODE入力エリア214の6桁目に表示させた後(図1
3:ステップS25)、テンキー215の数値キーの入力があったかどうか、また、キャ
ンセルボタン212の入力があったかどうかを判定し(図13:ステップS24,ステッ
プS26)、いずれも未入力の場合には(図13:ステップS24;NO,ステップS2
5;NO)、全ての桁の入力が完了したかどうかを判定する(図13:ステップS28)
。携帯機器200は、全ての桁の入力が完了していないと判定した場合には(図13:ス
テップS28;NO)、入力待ちとなる。
ここで、電子時計100上においてPIN CODEの5桁目の数字を確認したユーザ
が、携帯機器200のテンキー215のいずれかをタップして、PIN CODE入力エ
リア214の5桁目に前記確認した数字を入力したとする。この場合には、携帯機器20
0は、5桁目の数字が入力されたと判定し(図13:ステップS24;YES)、入力さ
れた数字をPIN CODE入力エリア214の5桁目に表示させる(図13:ステップ
S25)。また、携帯機器200は、電子時計100に対して、表示された桁よりも一つ
下の桁、すなわち、この場合にはPIN CODEの4桁目の数字を表示する指示を行う
(図13:ステップS42)。
以下同様に、電子時計100は携帯機器200から指示された桁の数字を秒針13cに
より表示し、携帯機器200は数値キーの入力がある度に入力された数字をPIN CO
DE入力エリア214に表示させ、電子時計100に対して、表示された桁よりも一つ下
の桁を表示する指示を行う。
以上の処理が繰り返され、携帯機器200から1桁目の数字を表示する指示(図13:
ステップS42)を受けた電子時計100は、1桁目の数字に対応する時刻表示位置に秒
針13cを移動させて、1桁目の数字を表示する(図13:ステップS14)。ここで、
電子時計100上においてPIN CODEの1桁目の数字を確認したユーザが、携帯機
器200のテンキー215のいずれかをタップしたものとする。
この場合には、携帯機器200は、1桁目の数字が入力されたと判定し(図13:ステ
ップS24;YES)、入力された数字をPIN CODE入力エリア214の1桁目に
表示させる(図13:ステップS25)。この段階で、全ての桁の表示が行われたことに
なるので、携帯機器200は、電子時計100に対して、表示された桁よりも一つ下の桁
の数字を表示する指示は行わずに、キャンセルボタン212のタップの有無を判定し(図
13:ステップS26)、キャンセルボタン212のタップがないと判定した場合には(
図13:ステップS26;NO)、全ての桁の入力が完了したかどうかを判定する(図1
3:ステップS28)。
携帯機器200は、全ての桁の入力が完了したと判定した場合には(図13:ステップ
S28;YES)、電子時計100に対して、PIN CODEの各桁をスクロール表示
するように指示を行う(図13:ステップS43)。
電子時計100は、携帯機器200からスクロール表示の指示を受けると、PIN C
ODEのスクロール表示を行う(図13:ステップS15)。スクロール表示については
第1実施形態と同様である。ユーザは、スクロール表示が行われている間に、入力した各
桁の数字が正しいかどうかを確認し、誤りがある場合には、修正を行う。また、正しいと
確認した場合には、完了ボタン213をタップする。
一方、携帯機器200は、全ての桁の入力が完了したと判定した後は(図13:ステッ
プS28;YES)、完了ボタン213がタップされたかどうかを判定し(図13:ステ
ップS40)、完了ボタン213がタップされないと判定した場合には(図13:ステッ
プS40;NO)、入力待ち状態となり、数値キーの入力の判定(図13:ステップS4
4)、キャンセルボタン212のタップの判定(図13:ステップS26)、完了ボタン
213のタップの判定(図13:ステップS40)を繰り返し行う。
そして、携帯機器200は、完了ボタン213がタップされたと判定すると(図13:
ステップS40;YES)、登録完了を示す情報を生成し、この情報を記憶部202に記
憶させるとともに、電子時計100に送信する(図13:ステップS44)。また、携帯
機器200は、電子時計100に対して、スクロール表示を終了する指示を行う(図13
:ステップS44)。その後、携帯機器200は、ペアリング処理を完了し、図9に示す
ように接続済であることを示す接続済みボタン211を表示させた後、アプリケーション
の他の処理を開始する(図13:ステップS30)。携帯機器200から、登録完了を示
す情報とスクロール表示の終了指示を受信した電子時計100は、登録完了を示す情報を
無線通信部23に記憶させると共に、スクロール表示を終了させ、ペアリング処理を終了
して時計表示を行う通常モードに戻る(図13:ステップS16)。
なお、全ての桁を入力した後であっても、何らかの理由から携帯機器200と電子時計
100の接続を中止する場合には、ユーザはテンキー215のキャンセルキー212をタ
ップすることによって、接続処理を中止することができる。携帯機器200は、キャンセ
ルキー212がタップされたと判定すると(図13:ステップS26;NO)、ペアリン
グ処理を中止する(図13:ステップS31)。ペアリング処理が中止されると、携帯機
器200と電子時計100の接続は確立されないため、接続を希望する場合には、ユーザ
は、再び通信アプリケーションの起動(図13:ステップS20)及び通信モードの開始
(図13:ステップS10)から開始する必要がある。
図13のフローチャートには図示していないが、本実施形態においてもPIN COD
Eの入力には制限時間が設定されており、ペアリングの開始から30秒以内にPIN C
ODEの入力が完了しない場合には、タイムアウトとして、ペアリングの処理を中止する
ようになっている。
以上のように、本実施形態においても、ペアリング時に、PIN CODEの各桁の数
字に対応する時刻表示位置へ指針を一桁ずつ移動させることで、セキュリティレベルの高
いPIN CODEを、デジタル式の表示パネル等を持たないアナログ式の電子時計上で
表示することが可能となった。また、電子時計と通信可能なスマートフォン等の携帯機器
においては、電子時計に対して一桁ずつ表示を指示し、電子時計上に表示される各桁の数
字を、一桁ずつ入力可能にしたので、デジタル式の表示パネル等を持たないアナログ式の
電子時計との通信においても、ユーザはPIN CODEを見落とすことがなくなる。し
たがって、限られた時間の中でセキュリティレベルの高いPIN CODEの入力を確実
に行うことが可能となり、セキュリティレベルの高いペアリングを実現することができる
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態について図14乃至図17を参照しつつ説明する。第1実施形態
及び第2実施形態においては、電子時計100において秒針13cによりPIN COD
Eを一桁ずつ表示したが、本実施形態は、秒針13cだけでなく、時針13a及び分針1
3bを用いて、電子時計100においてPIN CODEを三桁ずつ表示する。
本実施形態においては、図14に示すように、PIN CODEの6桁目の数字を時針
13aで表示し、PIN CODEの5桁目の数字を分針13bで表示し、PIN COD
Eの4桁目の数字を秒針13cで表示する。このようにPIN CODEの6桁目から4
桁目までの数字を時針13a、分針13b、秒針13cを用いて表示する。さらに、図1
4に示すように、PIN CODEの3桁目の数字を時針13aで表示し、PIN COD
Eの2桁目の数字を分針13bで表示し、PIN CODEの1桁目の数字を秒針13c
で表示する。このようにPIN CODEの3桁目から1桁目までの数字を時針13a、
分針13b、秒針13cを用いて表示する。
図15においては、電子時計100上でPIN CODEの6桁目の数字である「1」
に対応する1時位置に時針13aを移動させ、PIN CODEの5桁目の数字である「
2」に対応する2時位置に分針13bを移動させている。また、図16においては、電子
時計100上でPIN CODEの4桁目の数字である「7」に対応する7時位置に秒針
13cを移動させている。このように、時針13a、分針13b、秒針13cを用いて、
まず、PIN CODEの6桁目から4桁目までの数字を表示する。また同様に、時針1
3a、分針13b、秒針13cを用いて、PIN CODEの3桁目から1桁目までの数
字を表示する。このように、本実施形態では、PIN CODEを三桁ずつ表示する。
以下、図17のフローチャートを参照しつつ、本実施形態の通信開始からペアリング終
了までの処理を説明する。図17において、図11のフローチャートと同一の処理を行う
ステップについては同じステップ番号を付してある。本実施形態においては、携帯機器2
00側の処理は第1実施形態と同様である(図17:ステップS20〜ステップS31)
。また、電子時計100においても、操作ボタン17が押下されて通信モードに遷移し、
アドバタイジングが開始されてPIN CODEを発生させるまでの処理(図17:ステ
ップS10〜S12)は第1実施形態と同様である。
本実施形態においては、携帯機器200は、PIN CODEの入力画面表示を行った
後、テンキー215の数値キーの入力があったかどうか、また、キャンセルボタン212
の入力があったかどうか、さらに完了ボタン213の入力があったかどうかを判定し(図
17:ステップS24,ステップS26,ステップS27)、いずれも未入力の場合には
(図17:ステップS24;NO,ステップS26;NO,ステップS27;NO)、入
力待ちとなる。
電子時計100は、PIN CODEを発生させた後は、時針13a、分針13b、秒
針13cを全て12時位置に移動させ、例えば1秒間停止させる。次に、時針13aをP
IN CODEの6桁目の数字に対応する時刻表示位置に移動させ、分針13bをPIN
CODEの5桁目の数字に対応する時刻表示位置に移動させ、秒針13cをPIN CO
DEの4桁目の数字に対応する時刻表示位置に移動させて、PIN CODEの6桁目か
ら4桁目までの三桁の数字を一度に表示させる(図17:ステップS61)。電子時計1
00は、時針13a、分針13b、秒針13cをこれらの時刻表示位置において、例えば
3秒間停止させる。本実施形態では、一度に三桁の数字を表示させるので、停止時間を第
1実施形態の場合よりも長くしている。
ここで、電子時計100上においてPIN CODEの6桁目の数字を確認したユーザ
が、携帯機器200のテンキー215のいずれかをタップして、PIN CODE入力エ
リア214の6桁目に前記確認した数字を入力したとする。この場合には、携帯機器20
0は、6桁目の数字が入力されたと判定し(図17:ステップS24;YES)、入力さ
れた数字をPIN CODE入力エリア214の6桁目に表示させる(図17:ステップ
S25)。同様に、携帯機器200は、5桁目と4桁目の数字が入力された場合も、5桁
目と4桁目の数字をPIN CODE入力エリア214に表示させる(図17:ステップ
S25)。携帯機器200は、この後、入力待ち状態となる。
次に、電子時計100は、時針13a、分針13b、秒針13cを全て12時位置に移
動させ、例えば1秒間停止させる。そして、電子時計100は、時針13aをPIN C
ODEの3桁目の数字に対応する時刻表示位置に移動させ、分針13bをPIN COD
Eの2桁目の数字に対応する時刻表示位置に移動させ、秒針13cをPIN CODEの
1桁目の数字に対応する時刻表示位置に移動させて、PIN CODEの3桁目から1桁
目までの三桁の数字を一度に表示させる(図17:ステップS62)。電子時計100は
、時針13a、分針13b、秒針13cをこれらの時刻表示位置において、例えば3秒間
停止させる。
ここで、電子時計100上においてPIN CODEの3桁目の数字を確認したユーザ
が、携帯機器200のテンキー215のいずれかをタップして、PIN CODE入力エ
リア214の3桁目に前記確認した数字を入力したとする。この場合には、携帯機器20
0は、3桁目の数字が入力されたと判定し(図17:ステップS24;YES)、入力さ
れた数字をPIN CODE入力エリア214の3桁目に表示させる(図17:ステップ
S25)。同様に、携帯機器200は、2桁目と1桁目の数字が入力された場合も、3桁
目と2桁目の数字をPIN CODE入力エリア214に表示させる(図17:ステップ
S25)。携帯機器200は、この後、入力待ち状態となる。
電子時計100は、3桁目から1桁目の数字を表示させた後は、PIN CODEのス
クロール表示を行う。本実施形態においては、時針13a、分針13b、秒針13cを全
て12時位置に移動させ、1秒間停止させる。そして、電子時計100は、時針13a、
分針13b、秒針13cを6桁目から4桁目までの数字に対応する時刻表示位置に移動さ
せ、3秒間停止させる。次に、電子時計100は、時針13a、分針13b、秒針13c
を全て12時位置に移動させ、1秒間停止させる。そして、電子時計100は、時針13
a、分針13b、秒針13cを3桁目から1桁目までの数字に対応する時刻表示位置に移
動させ、3秒間停止させる。以上のような三桁ずつの表示処理を繰り返し行う。
ユーザは、上述のようにスクロール表示が行われている間に、入力した各桁の数字が正
しいかどうかを確認し、正しいと確認した場合には、完了ボタン213をタップする。携
帯機器200は、完了ボタン213がタップされたと判定すると(図17:ステップS2
7;YES)、全ての桁の入力が完了したかどうかを判定する(図17:ステップS28
)。携帯機器200は、未入力の桁がある場合には(図17:ステップS28;NO)、
未入力の桁を他の桁から識別可能に表示する(図17:ステップS29)。また、携帯機
器200は、全ての桁の入力が完了したと判定した場合には(図17:ステップS28;
YES)、登録完了を示す情報を生成し、この情報を記憶部202に記憶させるとともに
、電子時計100に送信する(図17:ステップS28)。そして、ペアリング処理を完
了し、図9に示すように接続済であることを示す接続済みボタン211を表示させた後、
アプリケーションの他の処理を開始する(図17:ステップS30)。携帯機器200か
ら、登録完了を示す情報を受信した電子時計100は、この情報を無線通信部23に記憶
させ、ペアリング処理を終了して、時計表示を行う通常モードに戻る(図17:ステップ
S16)。
以上のように、本実施形態の電子時計100の時刻情報管理部22は、複数の指針13
a、13b、13cを文字板11の複数の数字表示位置に移動させて複数桁の数字を複数
桁ずつ表示させる時刻情報管理部として機能する。
本実施形態においても、全ての桁を入力した後に何らかの理由から携帯機器200と電
子時計100の接続を中止する場合には、ユーザはテンキー215のキャンセルボタン2
12をタップすることによって、接続処理を中止することができる。携帯機器200は、
キャンセルキー212がタップされたと判定すると(図17:ステップS26;YES)
、ペアリング処理を中止する(図17:ステップS31)。したがって、携帯機器200
と電子時計100の接続は確立されないので、接続を希望する場合には、ユーザは、再び
通信アプリケーションの起動(図17:ステップS20)及び通信モードの開始(図17
:ステップS10)から開始する必要がある。
また、図17のフローチャートには図示していないが、PIN CODEの入力には制
限時間が設定されており、ペアリングの開始から30秒以内にPIN CODEの入力が
完了しない場合には、タイムアウトとして、ペアリングの処理を中止するようになってい
る。
以上のように、本実施形態においては、ペアリング時に、PIN CODEの各桁の数
字に対応する時刻表示位置へ指針を三桁ずつ移動させるので、第1実施形態に比べて短い
時間でPIN CODEを表現することができる。また、セキュリティレベルの高いPI
N CODEを、デジタル式の表示パネル等を持たないアナログ式の電子時計上で表示す
ることが可能であり、電子時計と通信可能なスマートフォン等の携帯機器においては、電
子時計上に表示される各桁の数字を、一桁ずつ入力可能にしたので、デジタル式の表示パ
ネル等を持たないアナログ式の電子時計との通信においても、セキュリティレベルの高い
PIN CODEの入力が可能となり、セキュリティレベルの高いペアリングを実現する
ことができる。
なお、本実施形態においては、電子時計100において自律的に6桁目から4桁目まで
の表示と、3桁目から1桁目までの表示を行うが、本発明はこのように例に限定されるも
のではない。例えば、6桁目から4桁目までの表示を行った後、携帯機器200からの指
示に従って、3桁目から1桁目までの表示を行うようにしてもよい。また、スクロール表
示についても、携帯機器200からの指示を受けた後にスクロール表示を開始するように
してもよい。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態について図18及び図19を参照しつつ説明する。上述した実施
形態においては、電子時計100において指針13を用いてPIN CODEのいずれか
の桁に対応する表示を表示したが、本実施形態は、時針13aによってPIN CODE
の桁を表示し、分針13bによって、その桁に対応する数字を表示する。
本実施形態においては、図18に示すように、時針13aによってPIN CODEの
6桁から1桁までの桁を表示する。例えば、PIN CODEの6桁目の数字を表示する
場合は、時針13aを6時位置に移動させる。同様に、PIN CODEの5桁目の数字
を表示する場合は、時針13aを5時位置に移動させる。また、各桁の数字については、
分針13bによって表示し、例えば、ある桁の数字が「1」の場合には、分針13bを1
時位置に移動させる。同様に、ある桁の数字が「2」の場合には、分針13bを2時位置
に移動させる。したがって、例えば、PIN CODEの5桁目の数字が「2」である場
合には、図19に示すように、時針13aを6時位置に移動させると共に、分針13bを
2時位置移動させる。
以上のように、本実施形態の電子時計100の時刻情報管理部22は、第1の指針(時
針13a)を文字板11の数字表示位置に移動させて複数桁の数字の桁を表示させ、第2
の指針(分針13b)を文字板11の数字表示位置に移動させて第1の指針(時針13a
)により表示される桁の数字を表示させる時刻情報管理部として機能する。
通信開始からペアリング完了までの処理については、第1実施形態または第2実施形態
のいずれも採用可能である。
本実施形態によれば、上述した各実施形態の効果に加えて、PIN CODEの各桁の
数字だけでなく、その数字の桁についても電子時計10上に表示されるので、ユーザがP
IN CODEを誤って認識したり、誤って入力することを防ぐことができる。
<変形例>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば次に述べるような各種
の変形が可能である。また、次に述べる変形の態様は、任意に選択された一または複数を
、適宜に組み合わせることもできる。
(変形例1)
第1実施例及び第2実施形態においては、秒針13cによりPIN CODEの各桁の
数字を表示したが、秒針13cの代わりとして、時針13aまたは分針13bにより各桁
の数字を表示するようにしてもよい。
第3実施形態においては、時針13a、分針13b、秒針13cによりPIN COD
Eを三桁ずつ表示したが、各指針がどの桁を表示するかについて適宜変更可能である。
第4実施形態においては、時針13aにより桁を表示し、分針13bにより当該桁の数
字を表示したが、桁を表示する指針及び数字を表示する指針は、時針13a、分針13b
、秒針13cのいずれでもよく、適宜変更可能である。
(変形例2)
第1実施例及び第2実施形態においては、PIN CODEの各桁の表示時における指
針の動作と、スクロール表示時における指針の動作は同じであったが、例えば、PIN
CODEの各桁の表示時における指針の動作は第1実施例及び第2実施形態のように一つ
の指針により数字の表示を行い、スクロール表示時においては第4実施形態のように、二
つの指針により桁と数字の表示を行うようにしてもよい。
(変形例3)
上述した各実施形態及び各変形例においては、指針をPIN CODEの各桁の数字に
対応する時刻表示位置に移動させたが、各指針の位置と数字との対応表を予め用意してお
き、対応表に従ってPIN CODEの各桁の数字を表示するようにしてもよい。例えば
、各指針が図19に示す位置にある場合には、数字の「1」を表すというような対応表が
考えられる。
(変形例4)
上述した各実施形態及び各変形例においては、指針をPIN CODEの各桁の数字に
対応する時刻表示位置に移動させるだけであったが、電子時計にアラームあるいはブザー
の発音部を設け、指針がPIN CODEの各桁の数字に対応する時刻表示位置に移動し
た場合に、アラームあるいはブザーを発音させるようにしてもよい。
(変形例5)
上述した各実施形態及び各変形例においては、PIN CODEの上位桁から順に表示
するようにしたが、表示順序は下位桁から順に表示するようにしてもよい。また、表示す
る桁数は、1桁から3桁の間で適宜変更可能である。
(変形例6)
上述した実施形態及び各変形例においては、文字板11を数字表示部として用い、指針
を文字板11に表示されている時刻表示位置に移動させたが、例えば、ダイヤルリング、
あるいはベゼル上に、時刻以外の数字を予め表示させておき、指針をこのようなダイヤル
リング、あるいはベゼル上の数字の位置に移動させることにより、PIN CODEを表
示するようにしてもよい。
また、上述した実施形態及び各変形例においては、携帯機器において入力すべき情報と
して、6桁の数字で表されるPIN CODEを電子時計に表示させたが、携帯機器にお
いて入力すべき情報としては、数字以外の情報、例えば文字情報であってもよい。この場
合には、例えば、ダイヤルリング、あるいはベゼル上に、数字以外の情報、例えば文字情
報を予め表示させておき、指針をこのようなダイヤルリング、あるいはベゼル上の文字情
報等の位置に移動させることにより、文字情報等を表示するようにしてもよい。
(変形例7)
上述した実施形態及び各変形例においては、本発明をアナログ式の腕時計に適用したが
、本発明は、指針をデジタルで表示する腕時計、あるいは、置き時計、もしくは、掛け時
計等に適用可能である。
上述した本発明の各機能は、例えば、CPU(中央処理装置)、メモリ(記憶装置)等
を備えたコンピュータにプログラムを組み込んで実現させてもよい。なお、このプログラ
ムは、インターネット等の通信手段や、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体を介し
てインストールされてもよい。
上述した実施形態及び各変形例においては、近距離無線通信の例として、Blooth
LEの規格に従った無線通信を用いたが、本発明はこのような構成に限定されるもので
はなく、他の近距離無線通信を用いた場合にも適用可能である。
13…指針、13a…時針、13b…分針、13c…秒針、16…リュウズ、17…操
作ボタン、21…アンテナ、22…時刻情報管理部、23…無線通信部、23a…送受信
回路部、23b…通信処理部、100…電子時計、200…携帯機器、201…携帯機器
制御部、203…表示部、212…キャンセルボタン、213…完了ボタン、214…入
力エリア、215…テンキー。

Claims (8)

  1. 外部の電子機器と通信可能な時計であって、
    指針と、
    前記指針による表示を管理する時刻情報管理部と、を備え、
    前記時刻情報管理部は、前記電子機器との通信を行う通信モード時には、前記電子機器への認証情報を前記指針により表示させる、
    ことを特徴とする時計。
  2. 時刻を含む数字を表示する数字表示部を備え、
    前記時刻情報管理部は、複数桁の数字を前記認証情報として表示させる際には、
    前記指針を前記数字表示部の数字表示位置に移動させ、前記複数桁の数字を一桁ずつ表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の時計。
  3. 前記指針は秒針である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の時計。
  4. 時刻を含む数字を表示する数字表示部と、
    前記指針として複数の指針とを備え、
    前記時刻情報管理部は、複数桁の数字を前記認証情報として表示させる際には、
    前記複数の指針のうちの第1の指針を前記数字表示部の数字表示位置に移動させて前記複数桁の数字の桁を表示させ、前記複数の指針のうちの第2の指針を前記数字表示部の数字表示位置に移動させて前記第1の指針により表示される桁の数字を表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の時計。
  5. 時刻を含む数字を表示する数字表示部と、
    前記指針として複数の指針とを備え、
    前記時刻情報管理部は、複数桁の数字を前記認証情報として表示させる際には、
    前記複数の指針を前記数字表示部の複数の数字表示位置に移動させて前記複数桁の数字を複数桁ずつ表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の時計。
  6. 外部の時計と通信可能な電子機器のプログラムであって、
    前記時計が前記電子機器への認証情報の表示が可能であると判定した場合には、前記認証情報の表示の入力欄を表示させる制御手段として前記電子機器を機能させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  7. 前記認証情報は、複数桁の数字であり、
    前記制御手段を、前記入力欄のうち未入力の桁を他の桁と識別可能に表示させる手段として機能させる、
    ことを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  8. 時計と、当該時計と通信可能な電子機器とを備える通信システムであって、
    前記時計は、
    指針と、
    前記指針による表示を管理する時刻情報管理部と、を備え、
    前記時刻情報管理部は、前記電子機器との通信を行う通信モード時には、前記電子機器への認証情報を前記指針により表示させ、
    前記電子機器は、
    表示部と、
    入力部と、
    前記時計が前記電子機器にて前記認証情報の表示が可能であると判定した場合には、
    前記表示部に、前記認証情報の表示の入力欄を表示させる制御部と、を備える、
    ことを特徴とする通信システム。
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