JP2011112472A - 腕装着型端末および時刻修正方法 - Google Patents

腕装着型端末および時刻修正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 短時間で精度の高い時刻修正を行うことの可能な腕装着型端末、及び、その時刻修正方法を提供する。
【解決手段】 現在時刻データを計数する時刻計数手段と、外部機器から時刻データを取得する外部時刻取得手段と、この外部時刻取得手段により取得された時刻データに基づいて時刻計数手段の現在時刻データを修正する第1時刻修正手段と、標準電波を受信する標準電波受信手段と、第1時刻修正手段により時刻計数手段の現在時刻データを修正した後、標準電波受信手段を動作させる制御手段と、標準電波受信手段で受信した電波信号のうち所定の信号に基づいて現在時刻のうち秒の一の位の値を取得し、この秒の一の位の値に基づいて時刻計数手段の現在時刻データを修正するとともに、現在時刻データを標準電波信号に時刻同期させる第2時刻修正手段とを備える。
【選択図】図4

Description

この発明は、計時機能と時刻修正機能とを備えた腕装着型端末、及び、その時刻修正方法に関する。
従来、計時機能を備えた腕装着型端末として、長波帯で送信されている標準電波を受信し、所定のフォーマット(タイムコード)に基づいて時刻データを読み取って時刻の修正を行う電子時計がある。この標準電波を用いた時刻修正により、精度の高い時刻データを取得することができる。
また、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)などの短距離無線通信を用いて携帯電話から時刻データを取得し、短時間で腕時計の時刻を修正する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
また、本願発明と関連する技術として、特許文献2には、デジタルカメラの内部で計時された時刻データが外部機器から正確な時刻情報を取得した際に正確ではないと判定された場合に、時刻データが不正確であることを表示する機能に関する技術が開示されている。
特開2009−118403号公報 特開2005−332362号公報
標準電波から時刻データを取得するには、1〜3分程度を要し、長い時間がかかるという問題がある。また、電波環境の悪い場所では、標準電波からの時刻データの取得が完了できずに時刻修正が全く行えなくなるという問題もある。
また、携帯電話から取得する時刻データは、携帯電話の仕様によってずれを伴っている。携帯電話の中には、通信ネットワークを介して外部の時刻サーバから時刻データを取得して内蔵時計を補正するものもあり、このような携帯電話では、時刻のずれが1秒程度に達する場合もある。従って、必ずしも精度の高い時刻修正を行うことができないという課題がある。
本発明の目的は、短時間で精度の高い時刻修正を行うことが可能な腕装着型端末及び時刻修正方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、
現在時刻データを計数する時刻計数手段と、
外部機器から時刻データを取得する外部時刻取得手段と、
この外部時刻取得手段により取得された時刻データに基づいて前記時刻計数手段の現在時刻データを修正する第1時刻修正手段と、
標準電波を受信する標準電波受信手段と、
前記第1時刻修正手段により前記時刻計数手段の現在時刻データを修正した後、前記標準電波受信手段を動作させる制御手段と、
前記標準電波受信手段で受信した電波信号のうち所定の信号に基づいて現在時刻のうち秒の一の位の値を取得し、前記取得した秒の一の位の値に基づいて前記時刻計数手段の現在時刻データを修正するとともに、現在時刻データを標準電波信号に時刻同期させる第2時刻修正手段とを備える
ことを特徴とする腕装着型端末である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の腕装着型端末において、
前記制御手段は、前記第1時刻修正手段で前記時刻計数手段の現在時刻データを修正した後、前記修正された現在時刻データの秒値が所定の値となるタイミングで標準電波受信手段を動作させる
ことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の腕装着型端末において、
前記受信する標準電波は、日本のJJYであり、
前記所定の信号は、ポジションマーカである
ことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の腕装着型端末において、
前記制御手段は、前記第2時刻修正手段で前記時刻計数手段の現在時刻データを修正できなかった場合には、表示時刻が低精度であることを示す表示を行う
ことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の腕装着型端末において、
前記外部時刻取得手段により前記外部機器から時刻データを取得する前に、当該外部機器に対して当該外部機器が計数している時刻データの更新処理を実行させる指令を出力する時刻修正指令出力手段を備えている
ことを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の腕装着型端末において、
前記外部機器と無線通信を行う無線通信手段を備え、前記外部時刻取得手段は、前記無線通信手段を介して無線通信により前記外部機器から時刻データを取得する
ことを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、
現在時刻データを計数する時刻計数手段を備えた端末が前記現在時刻データを修正する時刻修正方法において、
外部機器から時刻データを取得する外部時刻取得ステップと、
この外部時刻取得ステップにより取得された時刻データに基づいて前記時刻計数手段の現在時刻データを修正する第1時刻修正ステップと、
前記第1時刻修正ステップにより前記時刻計数手段の現在時刻データを修正した後、標準電波を受信する標準電波受信ステップと、
前記標準電波受信ステップで受信した電波信号のうち所定の信号に基づいて現在時刻のうち秒の一の位の値を取得し、前記取得した秒の一の位の値に基づいて前記時刻計数手段の現在時刻データを修正するとともに、現在時刻データを標準電波信号に時刻同期させる第2時刻修正ステップと
を含むことを特徴とする時刻修正方法である。
本発明に従うと、腕装着型端末において、短い時間で高精度な時刻修正を行うことができるという効果がある。
本発明の実施形態の通信システムを示す構成図である。 実施形態の電子時計の内部構造を示すブロック図である。 実施形態の携帯電話の内部構造を示すブロック図である。 本実施形態の電子時計のCPUによる時刻修正処理の制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態の通信システムを示す構成図である。
本実施の形態の通信システム1は、腕装着型端末としての電子時計40と、外部機器としての携帯電話10とにより構成されている。電子時計40は、時計本体とバンドとを有する腕時計であり、標準電波を受信する機能に加えてブルートゥース通信を行う機能を備え、携帯電話10と通信を行うことが可能となっている。携帯電話10は、基地局と通信を行う機能に加えてブルートゥース通信を行う機能を備え、電子時計40と通信を行うことが可能となっている。
図2は、本発明の実施形態の電子時計の内部構造を示すブロック図である。
電子時計40は、機器の全体的な制御と演算処理を行うCPU(中央演算処理装置)41(第1時刻修正手段、制御手段、第2時刻修正手段、時刻修正指令出力手段)と、CPU41が読み出して実行する制御プログラムや初期設定データを格納するROM(Read Only Memory)42と、CPU41に作業用メモリ空間を提供するRAM(Random Access Memory)43と、現在時刻データを計数する時刻計数手段としての計時回路45と、液晶を用いて時刻情報や種々の機能に関する情報を表示するLCD(液晶表示部)46と、LCD46を駆動するドライバ47と、複数の操作ボタンにより外部から入力操作を行うスイッチ44と、アンテナAN50を介して2.4GHz帯の電波を送受信し、ブルートゥース通信を行うBluetoothモジュール48(外部時刻取得手段および無線通信手段)と、ブルートゥース規格の無線通信データと電子時計40内部のシリアルデータとの間で信号の変換を行うUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)49と、アンテナAN52を介して長波帯の標準電波を受信し、入力信号を復調する標準電波受信回路51(標準電波受信手段)と、CPU41と他の各部との間でデータのやりとりを行うバス53などを備えている。
計時回路45は、図示略の発振回路から入力した所定の周波数信号を分周し、時、分、秒、1秒未満の値(時間値、分値、秒値、秒未満値と呼ぶ)をカウントして保持する。また、計時回路45は、標準電波受信回路51やBluetoothモジュール48から時刻情報が取得された場合には、CPU41の指示により各カウンタの値が上書きされて時刻修正が行われる。
標準電波受信回路51は、長波帯の標準電波を受信するための回路であり、同調回路、増幅器、バンドパスフィルタ、及び検波器などを備える。この標準電波受信回路51は、標準電波の受信が必要な場合にのみCPU41に制御されて電源がオンされることが可能に構成されている。標準電波では、時刻情報を含む60秒の信号(タイムコード)が振幅変調され、毎分送信されている。このタイムコードは、それぞれ異なるパルスパターンで示される複数の符号が1秒間に1個ずつ所定のフォーマットに従って約60個配列されてなる信号である。そして、この符号の配列を解読することにより、時、分、日付、年、曜日、うるう秒の予告、及び、夏時間設定の有無などの情報を取得することができる。
図3は、本発明の実施形態の携帯電話10の内部構造を示すブロック図である。
携帯電話10は、種々の動作を統括的に制御し、演算を行うCPU11と、CPU11が実行する制御プログラムや初期設定データを格納するROM12と、CPU11に作業用メモリ空間を提供し、一時データを記憶するRAM13と、複数のキーやスイッチにより外部からの入力を行う操作部14と、通話情報、通信情報や各種機能に関する表示を行うLCD15と、LCD15を駆動するドライバ16と、デジタルデータをスピーカ17から出力する音声信号に変換したり、マイク18から取得した音声信号をデジタルデータに変換したりするコーデック19と、アンテナAN11を介して基地局との間で無線通信を行うための周波数同調や信号の増幅を行うRF送受信回路20と、RF送受信回路20による無線通信データを変調、復調したり、入出力信号と携帯電話10内部のデータとの変換処理を行ったりする通信回路21と、アンテナAN12を介して2.4GHz帯の電波を送受信することで外部機器とブルートゥース通信を行うBluetoothモジュール22と、ブルートゥースによる通信データとシリアルデータとの間で信号の変換を行うUART23と、振動により着信を知らせる振動モータ24およびそのドライバ25と、ヒンジ10a(図1)を有する開閉機構により本体の開閉状態を検出する本体開閉センサ26と、現在時刻を計数する内蔵時計27と、CPU11と各部との間でデータのやりとりを行うバス28などを備えている。
携帯電話10のROM12には、電子時計40から時刻更新処理の要求を受信した場合にRF送受信回路20と通信回路21とを利用して外部の時刻サーバに接続し、時刻データを取得して内蔵時計27の時刻データを更新する時刻更新処理プログラム、及び、電子時計40から時刻データ送信要求を受信した場合にBluetoothモジュール22を利用して電子時計40へ時刻データを無線送信する時刻データ送信プログラムなどが格納されている。
内蔵時計27は、図示略の発振回路から入力した所定の周波数の信号を分周、計数して時刻データをカウントする。また、内蔵時計27の時刻データは、RF送受信回路20により基地局から送られた時刻データが受信された際には、CPU11の指令により上書き修正される。
電子時計40と携帯電話10においては、あらかじめペアリング処理を行っておくことで鍵データが生成されてそれぞれのメモリに登録され、電子時計40と携帯電話10とが近くにある状態で両者のブルートゥースモジュール22、48を作動させることで、自動的に通信リンクが確立して相互のデータ通信が可能とされる。
次に、電子時計40の時刻修正動作について説明する。
電子時計40のCPU41は、所定のタイミングや、或いは、ユーザによるスイッチ44からの命令入力により時刻修正動作処理を開始する。この所定のタイミングは、例えば、計時回路45の保持する時刻データに基づいて一日に一回予め定められた時刻である。本実施の形態の時刻修正動作では、まず、電子時計40と携帯電話10との間でブルートゥース通信を行う。そして、電子時計40は、携帯電話10の内蔵時計27の時刻データを更新させた後、携帯電話10からこの更新された時刻データを取得して計時回路45の時刻データを修正する。計時時計45の現在時刻データは、この時刻修正処理により±1秒程度の誤差範囲内に修正される。
携帯電話10の内蔵時計27を用いた上記の時刻修正処理が終了すると、次に、CPU41は、標準電波受信回路51の電源をオンして標準電波を受信させる。標準電波では、例えば日本のJJYの場合、3種類の符号が用いられている。これらの符号は、信号強度が大きいハイレベルの継続時間と信号強度が小さいローレベルの継続時間との比によって、それぞれ“0”符号(ハイレベルが800msの後にローレベルが200ms)、“1”符号(ハイレベルが500msの後にローレベルが500ms)、及び、“P”符号(ハイレベルが200msの後にローレベルが800ms)と定められている。
このうち、“P”符号は、毎分0秒を示すマーカMと、毎分9秒、19秒、29秒、39秒、49秒、及び、59秒をそれぞれ示すポジションマーカP1〜P5、P0として、1分間に7回送信される。すなわち、“0”符号または“1”符号の次の“P”符号は、ポジションマーカP0〜P5の何れかである。従って、計時回路45の時刻データがあらかじめ正確な時刻に対し前後数秒(例えば、±1秒)の誤差範囲内に収められている場合は、ポジションマーカP0〜P5の何れかを検出して秒値の一の位の値を取得するとともに、パルスの立ち上がりのタイミングと秒の開始タイミングとを一致させることにより、正確な時刻へ修正することが可能となる。CPU41は、以上のように計時回路45の時刻修正を行い、標準電波受信回路51の電源をオフして時刻修正動作処理を終了する。
次に、電子時計40の時刻修正処理の手順について、フローチャートを参照して説明する。
図4は、電子時計40のCPU41による時刻修正処理の制御手順を示すフローチャートである。
電子時計40の時刻修正処理が開始されると、まず、ステップS11へ移行し、CPU41は、電子時計40が携帯電話10と通信リンク中であるか否かを確認する。既にリンク中であれば、ステップS14へ移行する。一方、通信リンク中でない場合は、ステップS12へ移行し、CPU41は、携帯電話10とのリンク処理を行う。そして、携帯電話10とのリンクが確立されたか否かを判別する(ステップS13)。リンクが確立されたと判別されると“YES”へ分岐し、ステップS14へ移行する。リンクが確立されなかったと判別された場合は、“NO”へ分岐してステップS26へ移行し、CPU41は、LCD46に携帯電話10とのリンクが確立されずに時刻修正が行われなかったことを示す“リンクエラー表示”を行わせて、時刻修正処理を終了する。
携帯電話10とのリンクが確立した状態でステップS14へ移行すると、次に、CPU41は、携帯電話10へ内蔵時計27の時刻を更新させるように要求する。続いて、ステップS15へ進み、CPU41は、携帯電話10に更新された時刻データを電子時計40へ送信するように要求し、携帯電話10からこの要求に従って送信された時刻データを受信する。そして、CPU41は、携帯電話10から受信した時刻データに基づいて、計時回路45の時刻データを修正する(ステップS16)。
計時回路45の時刻データが修正されると、CPU41は、修正された時刻の秒データが55秒になるまで待機する(ステップS17)。計時回路45の秒値が55になると、CPU41は、標準電波受信回路51の電源をオンし、標準電波の受信を開始する(ステップS18)。また、CPU41は、標準電波の受信開始と同時に受信時間のカウントを開始する。
なお、時刻修正処理が頻繁に行われており、例えば、電子時計40における前回の時刻修正処理から一定期間内であって、計時回路45の時刻データに数秒以上の大きな誤差はないと見なされる状況であれば、ステップS12のリンク処理に失敗した場合でも、時刻修正処理を終了せずに直接ステップS17へ移行可能に設定することとしても良い。
標準電波の受信を開始すると、CPU41は、入力信号がハイレベルへ立ち上がるタイミングを始点として所定の取得時間(例えば0.9s)の信号を用い、これをデコードして符号種を同定する。そして、ポジションマーカが検出されたか否かを判別する(ステップS19)。この実施形態では、最初に検出されるポジションマーカは、59秒に送信されるポジションマーカP0である。検出された符号がポジションマーカではないか、或いは、ポジションマーカであるとは断定できないと判別された場合は、ステップS20へ移行し、続いて、標準電波の受信を開始してから所定の受信時間が経過したか否かを判別する。この所定の受信時間は、標準電波の受信開始からポジションマーカP0が検知されるまでに想定される最長の時間以上の時間である。本実施の形態では、例えば、10秒に設定されている。
或いは、ステップS19の判別処理では、“P”符号であるか否かのみを判別するので、“0”符号と“1”符号とを判別する必要はない。従って、例えば、信号強度のハイレベルへの立ち上がりから250msの間の入力信号を用い、200ms経過したタイミングで入力信号にハイレベルからローレベルへの立ち下がりが検出されたか否かのみを判定することとしても良い。
ステップS20の判別処理で、所定の受信時間が経過したと判別された場合は、標準電波の受信状態が悪くポジションマーカP0を検出できなかったと判断してステップS27へ移行する。そして、CPU41は、標準電波の受信を終了し、標準電波受信回路51の電源をオフするとともに、LCD46に標準電波の受信エラー表示を行わせて時刻修正処理を終了する。一方、上記所定の受信時間が経過していないと判別された場合は、CPU41は、引き続き次の信号強度のハイレベルへの立ち上がりから所定の取得時間の入力信号を用いて符号を同定し、ステップS19へ戻ってポジションマーカを検出したか否かの判別を繰り返す。
ステップS19でポジションマーカを検出したと判別された場合は、ステップS21へ移行して、CPU41は、標準電波の受信サンプリング周波数ごとに入力信号の強度がローレベルからハイレベルに変化したか否かを判別する。また、CPU41は、この検出時間をカウントする。ステップS21で、入力信号のハイレベルへの立ち上がりが検出されない場合は、ステップS22へ移行し、続いて、検出時間が所定時間(例えば、1秒)以上であるか否かを判別する。
ステップS22で所定時間が経過したと判別された場合は、標準電波の受信状況が悪く、入力信号のハイレベルへの立ち上がりが検出できなかったと判断する。そして、CPU41は、標準電波の受信を終了し、標準電波受信回路51の電源をオフするとともに、LCD46に標準電波の受信エラー表示を行わせて、時刻修正処理を終了する。一方、ステップS22で所定時間が経過していない場合は、ステップS21へ戻り、引き続き次の入力信号を取得して、信号強度の立ち上がりの検出処理を繰り返す。
なお、時刻修正処理に失敗した場合は、例えば、1時間後などに自動的に処理を繰り返しても良いし、或いは、次の修正処理時刻まで修正処理を行わないこととしても良い。また、時刻修正処理に失敗した場合のエラー表示も、時刻修正処理に成功するまで表示し続けても良いし、スイッチ44への入力指示により表示を解除することとしても良い。また、携帯電話10から取得した時刻データによる時刻修正処理のみが成功した場合は、その後一定時間内は標準電波を用いた時刻修正処理のみを行うこととしても良い。また、これらの処理の繰り返しの有無やタイミングは、スイッチ44からの入力等により、あらかじめ設定しておけるようにしておいても良い。
ステップS21で次の入力信号の立ち上がりを検出したと判別されると、CPU41は、秒未満値をリセットしてタイミングの同期を行うとともに、このときの計時回路45の秒値が55以上であるか否かを判別する(ステップS23)。計時回路45の時刻データが標準電波の時刻より僅かに進んでおり、既に次の分に切り替わって秒値が0以降(すなわち、55未満)であれば、そのままステップS25へ移行する。一方、計時回路45の時刻データが標準電波の時刻より僅かに遅れており、例えば、59秒台(すなわち、秒値が55以上)であれば、ステップS24へ移行して、CPU41は、計時回路45の分値に1を加算する。このとき、元の分値も59であれば、計時回路45のカウンタは自動的に時間値への桁上げを行う。そして、ステップS25へ移行する。
なお、計時回路45の秒値が0秒以降であるか否かの基準値には、本実施の形態では標準電波の受信を開始した55を用いたが、例えば、30以上であるか否かなど、適宜に設定可能である。
続いて、ステップS25では、計時回路45の秒値を0に変更する。上述の処理により、時分秒、及び、秒未満のカウント値が全て修正され、時刻修正処理を終了する。
以上のように、本発明の実施形態の電子時計40では、携帯電話10から時刻データを取得した後に標準電波を受信して、例えば、日本のJJYのポジションマーカを検出することで秒の一の位の値を取得し、更に次の信号のハイレベルへの立ち上がりのタイミングに基づいて秒未満のタイミングの修正を行うので、標準電波のタイムコードを全て解読する必要がなく短時間で標準電波を受信した場合と同等の高精度な時刻修正処理を行うことができる。
また、標準電波の受信に要する時間を短くすることができるので、バッテリ容量の限られる電子時計においても電力の消費を抑えることができる。
また、標準電波が受信しづらい状況でも、携帯電話を用いてある程度の時刻の修正を行うことができるので、電子時計によって計時される時刻に大きな誤差が含まれる可能性が低減される。
また、携帯電話を用いて時刻修正を行うことにより標準電波からでは得ることのできないタイムゾーンの情報を取得することができるので、地方時を高い精度で修正することができる。
また、標準電波による時刻修正に失敗した場合には、電子時計のLCDに標準電波受信エラーを示す表示がなされ、また、携帯電話による時刻修正が失敗した場合には、携帯電話とのリンクエラーを示す表示がなされるので、ユーザが計時されている時刻の誤差の範囲を認識することができる。
また、携帯電話10から時刻データを取得する際には、まず、携帯電話10に基地局と携帯電話10との間で通信を行うよう要求し、携帯電話10の時刻データを更新させた後に携帯電話10から時刻データを取得するので、携帯電話10の内部での計時誤差の影響を受けずに高精度な時刻修正を行うことができる。
また、上記の電子時計は、携帯電話とブルートゥース通信を用いて時刻データを取得し、内蔵のアンテナ及び受信回路を用いて標準電波を受信するので、有線で繋いで時刻情報を取得する手間を省くことができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、上記標準電波の受信開始タイミングは55秒には限られない。例えば、54秒や56秒でも良い。
また、携帯電話10から時刻データとともにタイムゾーンの情報を併せて取得することで、標準電波の受信局を選択したり、時差の補正を行ったりすることができる。従って、JJYだけではなく、例えば、アメリカのWWVBの信号をデコードして時刻の修正を行うことも可能である。
また、上記実施形態では、ポジションマーカP0を用いたが、マーカMを用いることとしても良い。同様に、イギリスのMSFにおける分マーカMや、ドイツのDSF77における符号なしデータ(59秒)等を用いることによっても秒データの修正と同期が可能である。
また、上記実施の形態では、ポジションマーカP0のみを用いたが、ポジションマーカP0〜P5の何れを検出しても良いように変形することも可能である。具体的には、ステップS17で、計時回路45の秒値が、例えば、5、15、25、35、45、55のいずれかで標準電波の受信を開始するよう設定する。この場合、最初に検出される“P”符号は、それぞれポジションマーカP1、P2、P3、P4、P5、P0となる。そして、ステップS25の修正処理では、CPU41は、秒値を直近の*0(*は、0〜5)に修正する。すなわち、修正前の秒値が55〜59及び0〜4であれば0に修正し、5〜14であれば10に修正し、15〜24であれば20に修正し、25〜34であれば30に修正し、35〜44であれば40に修正し、45〜54であれば50に修正する。このような処理により、55秒になるまで待機する時間を短縮することができる。また、上記の変形例では、ステップS17の待機処理を省略することとしても良い。
また、上記実施の形態では、標準電波の受信を開始した後、直近のポジションマーカP0のみを受信対象とするように所定の受信時間を設定していたが、突発的なノイズなどを考慮して、例えば、20秒に設定しておくことも可能である。ポジションマーカP0のタイミングでノイズが入り、受信できなかった場合でも、ポジションマーカP1を受信することで秒値を10に修正することが可能となる。
また、上記実施の形態ではブルートゥース通信機能を用いたが、他の短距離通信機能を用いることとしても良い。
また、上記実施の形態では、電子時計を例に挙げて説明したが、時計機能を内蔵したPDA端末や録音、再生装置など、他の携帯端末に用いることとしても良い。その他、実施形態で示した細部などは、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
10 携帯電話
14 操作部
15 表示部
16 ドライバ
17 スピーカ
18 マイク
19 コーデック
20 送受信回路
21 通信回路
22 モジュール
27 内蔵時計
28 データバス
40 電子時計
41 CPU
44 操作ボタン
44 スイッチ
45 計時回路
46 表示部
48 モジュール
56 データバス
57 標準電波受信回路
AN12 アンテナ
AN50、AN52 アンテナ

Claims (7)

  1. 現在時刻データを計数する時刻計数手段と、
    外部機器から時刻データを取得する外部時刻取得手段と、
    この外部時刻取得手段により取得された時刻データに基づいて前記時刻計数手段の現在時刻データを修正する第1時刻修正手段と、
    標準電波を受信する標準電波受信手段と、
    前記第1時刻修正手段により前記時刻計数手段の現在時刻データを修正した後、前記標準電波受信手段を動作させる制御手段と、
    前記標準電波受信手段で受信した電波信号のうち所定の信号に基づいて現在時刻のうち秒の一の位の値を取得し、前記取得した秒の一の位の値に基づいて前記時刻計数手段の現在時刻データを修正するとともに、現在時刻データを標準電波信号に時刻同期させる第2時刻修正手段とを備えることを特徴とする腕装着型端末。
  2. 前記制御手段は、前記第1時刻修正手段で前記時刻計数手段の現在時刻データを修正した後、前記修正された現在時刻データの秒値が所定の値となるタイミングで標準電波受信手段を動作させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の腕装着型端末。
  3. 前記受信する標準電波は、日本のJJYであり、
    前記所定の信号は、ポジションマーカである
    ことを特徴とする請求項1に記載の腕装着型端末。
  4. 前記制御手段は、前記第2時刻修正手段で前記時刻計数手段の現在時刻データを修正できなかった場合には、表示時刻が低精度であることを示す表示を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の腕装着型端末。
  5. 前記外部時刻取得手段により前記外部機器から時刻データを取得する前に、当該外部機器に対して当該外部機器が計数している時刻データの更新処理を実行させる指令を出力する時刻修正指令出力手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の腕装着型端末。
  6. 前記外部機器と無線通信を行う無線通信手段を備え、前記外部時刻取得手段は、前記無線通信手段を介して無線通信により前記外部機器から時刻データを取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の腕装着型端末。
  7. 現在時刻データを計数する時刻計数手段を備えた端末が前記現在時刻データを修正する時刻修正方法において、
    外部機器から時刻データを取得する外部時刻取得ステップと、
    この外部時刻取得ステップにより取得された時刻データに基づいて前記時刻計数手段の現在時刻データを修正する第1時刻修正ステップと、
    前記第1時刻修正ステップにより前記時刻計数手段の現在時刻データを修正した後、標準電波を受信する標準電波受信ステップと、
    前記標準電波受信ステップで受信した電波信号のうち所定の信号に基づいて現在時刻のうち秒の一の位の値を取得し、前記取得した秒の一の位の値に基づいて前記時刻計数手段の現在時刻データを修正するとともに、現在時刻データを標準電波信号に時刻同期させる第2時刻修正ステップと
    を含むことを特徴とする時刻修正方法。
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