JP4784442B2 - 腕時計型携帯情報端末及び携帯通信システム - Google Patents

腕時計型携帯情報端末及び携帯通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP4784442B2
JP4784442B2 JP2006227236A JP2006227236A JP4784442B2 JP 4784442 B2 JP4784442 B2 JP 4784442B2 JP 2006227236 A JP2006227236 A JP 2006227236A JP 2006227236 A JP2006227236 A JP 2006227236A JP 4784442 B2 JP4784442 B2 JP 4784442B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wristwatch
information terminal
portable information
key
type portable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006227236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008053980A (ja
Inventor
賢 奥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2006227236A priority Critical patent/JP4784442B2/ja
Publication of JP2008053980A publication Critical patent/JP2008053980A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4784442B2 publication Critical patent/JP4784442B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、腕時計型携帯情報端末及び携帯通信システムに係り、例えば、手首に装着され、計時機能と通話機能とを有する腕時計型携帯情報端末、及び該腕時計型携帯情報端末に、受話部と送話部とを有するヘッドセット装置が組み合されてなる携帯通信システムに関する。
近年、半導体技術の進歩によって、携帯電話機等の携帯型の情報機器の小型化及び軽量化が進み、例えば、手首に装着可能な携帯電話機としての機能を持つ腕時計(腕時計型携帯電話機)も開発されている。
このような計時機能と共に通話機能を有する腕時計型携帯電話機は、扁平な小型の筐体と、筐体に取り付けられ、ユーザの手首に巻き付けられて腕時計型携帯電話機本体を着脱自在に装着するための装着用リストバンドとを備えている(例えば、特許文献1等参照。)。
この腕時計型携帯電話機は、デジタル形式で現在時刻を表示する時計部と、筐体の上面の周縁部に設けられた通話用キー(ダイヤルキー)及びファンクショナルキーからなる操作部とを備えている。
通話用キーは、電話番号入力のための「0」〜「9」に対応した数字キーと、「#」キーや「*」キーとを含んでいる。
これらの通話用キーを、手指で押圧操作することによって、電話番号入力がなされる。また、筐体とは別に、受話部としてのスピーカ及び送話部としてのマイクロフォンが設けられた補助筐体が装着用リストバンドに取り付けられている。
なお、受話部が設けられ耳部に装着される本体部と、手首に装着される操作部との組合せで、使い勝手を向上させた技術も提案されている(例えば、特許文献2等参照。)。
また、携帯型の情報機器として、TV電話機能を有する情報機器において、手首に装着され無線通信機能を有する本体部と、受話部及び送話部が設けられ頭部に装着されるヘッドセット装置との組合せで、使い勝手を向上させた技術が提案されている(例えば、特許文献3等参照。)。
いずれの技術でも、本体部と、操作部又はヘッドセット装置とは、例えば、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)を利用した近距離無線通信によって、相互に接続される。
WO98/05148号公報 特開2006−33149号公報 WO01/099393号公報
解決しようとする問題点は、従来技術では、手首に装着される筐体の上面の文字盤等を配置する表示面の周縁に沿って操作キーを配置するために、所定のサイズの表示面を確保しようとすると、操作キーを配置する分、通話機能を有さない通常の腕時計等に比べて大型化してしまい、一方、全体のサイズを抑えようとすると、表示面が小さくなって視認し難くなってしまうと共に操作性が悪化するという点である。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、小型化を達成しつつ、時計の表示を見易くすることができると共に、操作性を向上させることができる腕時計型携帯情報端末及び携帯通信システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、機器の正面部に設けられた表示手段と、前記機器の側面部に設けられた複数の入力操作キーと、前記機器に取り付けられたバンドとを備えてなる腕時計型携帯情報端末に係り、前記複数の入力操作キーは、前記機器の側面に周回方向に沿って配置され、キー先端を前記機器の中心部へ向けて押し込むことによって各種入力操作がなされると共に、機器中心に対して互いに対称な位置関係にある所定の一対の前記入力操作キーを前記機器の中心部へ向けて同時に押し込むと、時計モードから通話モードに、又は通話モードから時計モードに切り換わる構成となっていることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の腕時計型携帯情報端末に係り、上記機器の内部に上記側面に沿って略環状に配置され、キー入力のためのスイッチが設けられた基板を備え、上記入力操作キーは、対応するスイッチを開閉するための作動軸部を有し、上記入力操作キーが押圧されることによって、上記スイッチが開状態又は閉状態とされるように構成されていることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の腕時計型携帯情報端末に係り、上記入力操作キーは、上記機器の上記側面から突設され、かつ、該側面に回転可能なように配設され、上記入力操作キーを回転させることによって、当該腕時計型携帯情報端末の所定の機能に係る量の調節が可能なように構成されていることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1、2又は3記載の腕時計型携帯情報端末に係り、無線通話機能を有し、上記入力操作キーは、上記機器の上記側面から突設され、該側面に沿って略環状に配置された電話番号入力のためのテンキーを含むことを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1に記載の腕時計型携帯情報端末に係り、計時機能を有し、上記表示手段は、上記正面部に設けられた少なくとも現在時刻が表示される表示領域を有していることを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、請求項5記載の腕時計型携帯情報端末に係り、上記表示領域には、時刻表示のための文字盤が配置されていることを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、請求項5又は記載の腕時計型携帯情報端末に係り、所定の上記入力操作キーは、上記機器の上記側面に回転可能なように配設され、上記所定の入力操作キーを回転させることによって、現在時刻表示の調節が可能なように構成されていると共に、押圧することによって、無線通話のための所定の入力操作がなされることを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか1に記載の腕時計型携帯情報端末に係り、ラジオ放送受信機能を有していることを特徴としている。
また、請求項9記載の発明は、請求項1乃至8のいずれか1に記載の腕時計型携帯情報端末に係り、テレビジョン放送受信機能を有していることを特徴としている。
また、請求項10記載の発明は、請求項1乃至のいずれか1に記載の腕時計型携帯情報端末と、使用者の頭部に装着され、受話手段及び送話手段を有するヘッドセット装置とが、近距離無線を介して接続されてなる携帯通信システムに係り、上記腕時計型携帯情報端末は、少なくとも音声情報を送受信する無線通信機能を有していることを特徴としている。
この発明の構成によれば、少なくとも数字を入力するために用いられる入力キーが、機器の側面に周回方向に沿って配置されているので、小型化を達成しつつ、表示を見易くすることができ、操作性を向上させることができる。しかも、デザイン上の美感を損なうことがない。
少なくとも数字を入力するために用いられる入力キーが、機器の側面に周回方向に沿って配置されていることによって、小型化を達成しつつ、表示を見易くし、操作性を向上させるという目的を実現した。
図1は、この発明の第1の実施例である携帯電話システムの構成を示すブロック図、図2は、同携帯電話システムの腕時計型携帯電話機の構成を説明するための説明図、図3は、同携帯電話システムのヘッドセット装置の構成を示す斜視図、図4は、同携帯電話システムが装着された状態を示す図、また、図5は、同腕時計型携帯電話機の操作部の構成を示す断面図である。
この例の携帯電話システム1は、図1及び図4に示すように、計時機能と共に通話機能を有し、ユーザの手首に装着される腕時計型携帯電話機2と、受話部及び送話部を有し、ユーザの頭部に装着されるヘッドセット装置3とを備えてなっている。
ここで、腕時計型携帯電話機2とヘッドセット装置3とは、例えば、ブルートゥース(Bluetooth)を利用した近距離無線通信によって、相互に接続される。
腕時計型携帯電話機2は、図1及び図2に示すように、平面視略円形の扁平な筐体5と、この筐体5に取り付けられ、ユーザの手首に巻き付けられて腕時計型携帯電話機2本体を着脱自在に装着するための装着用リストバンド6とを有すると共に、筐体5に、当該腕時計型携帯電話機2本体の構成各部を制御する制御部7と、制御部7が実行する処理プログラムや各種データ等を記憶するための記憶部8と、アンテナ9を介して無線電波の送受信を行い、通信を行うために用いられる無線通信部11と、ブルートゥース用のアンテナ12を介して、ヘッドセット装置3との間で近距離無線通信を行って、音声情報を授受するために用いられる近距離無線通信部13と、少なくとも現在時刻を表示する時計部14と、電話番号入力操作等を行うための複数の操作キーからなる操作部15とが、収納され又は取り付けられて概略構成されている。
制御部7は、CPU(Central Processing Unit)等からなり、記憶部8に記憶された制御プログラムに従って、腕時計型携帯電話機2本体の構成各部を制御し、例えば、通信制御処理、操作制御処理、対ヘッドセット装置通信制御処理等を実行する。
制御部7は、通信制御処理では、例えば、所定の電話番号に対する発呼処理等を行い、無線通信を制御する。
また、制御部7は、操作制御処理では、操作キーとしての数字キー23a〜23j、通話開始キー23k、又は通話終了キー23mが押圧されると、操作キーの押圧を検出し、押圧された操作キーを特定し、操作キー情報を、例えば通信制御処理へ引き渡す。
また、制御部7は、対ヘッドセット装置通信制御処理では、対応するヘッドセット装置3との間で行うブルートゥースを利用した近距離無線通信を制御する。
記憶部8は、ROM、RAM等の半導体メモリ等からなり、制御部7が実行する各種プログラムや、各種情報等が記憶される。
記憶部8は、制御プログラム等が記憶されたプログラム記憶部と、各種情報が記憶された情報記憶部とを有してなっている。プログラム記憶部は、通信制御処理制御プログラムが記憶された領域と、操作制御処理制御プログラムが記憶された領域と、対ヘッドセット装置通信制御処理制御プログラムが記憶された領域とを有している。
無線通信部11は、例えば、受信部や、送信部、周波数シンセサイザ部、アンテナ共用器等からなる無線部17と、ベースバンド処理部18等とを有してなり、音声を変調してアンテナ9を介して無線電波として送信すると共に、無線電波をアンテナ9を介して受信して音声に復調し、通話を行うために用いられる。
近距離無線通信部13は、2.45GHz帯の電波をアンテナ12を介して送受信するためのRFチップとベースバンドチップとを有し、ヘッドセット装置3との間で、例えば、ブルートゥースを利用した近距離無線通信を行って、音声情報を授受するために用いられる。
時計部14は、円形の文字盤(時計面)21の周縁部に略等間隔で表示された目盛り、又は円周を12分割して各頂点に配置した「1」〜「12」の数字(又は各数字間)を、短針と長針とによって示して、アナログ形式で現在時刻を表示し、筐体5を構成する正面側の透明部材からなるカバー部22を介して、現在時刻表示が視認されるように構成されている。
操作部15は、図2に示すように、先端を筐体5の中心部へ向けて押圧して、押し込むことによって入力操作がなされる例えば合成樹脂製の操作キー(キーボタン)が、筐体5を構成する断面円環状の枠体24の周側面25から突出させて放射状に配置されてなり、電話番号入力のための番号「0」〜番号「9」に対応した操作キーとしての数字キー(テンキー)23a〜23j、通話開始時に押圧する通話開始キー23k、及び通話終了時に押圧する通話終了キー23mを含んでいる。
また、操作部15は、図5に示すように、筐体5内に周側面25に沿って略環状に配置された基板26上に重なるように円環状に配置され、ドーム状に突起しスイッチを構成する金属板接点27aが設けられた帯状のメタルドームシート27を有している。
なお、通話終了キー23mは、携帯電話機能のオン/オフを行うための電源キーを兼ねている。
この例では、各操作キーは、押圧操作によりスイッチの動作がなされるように構成され、通常の腕時計の竜頭(調節ねじ)と同様の形状及び寸法を有するボタンが採用されて、指先で操作可能な程度の大きさとされ、余分な配置スペースを要することなく、かつ、良好な操作性が確保されるように配慮されている。
これにより、例えば、操作キーを、手指で押圧する際に、操作キーが小さ過ぎたり、隣接する操作キーとの間隔が狭いことによる誤操作を引き起こすことが防止される。
数字キー23a〜23j、通話開始キー23k、通話終了キー23mは、それぞれ、図5に示すように、筐体5に形成された凹状のキー取付部5aに、周側面25に垂直な方向に沿って変位可能なように取り付けられ、筐体5に形成された開口5bから先端が露出し、押圧操作を行うための頭部28aと、頭部28aと一体的に成形され、後端に金属板接点27aを押下してキー入力回路の対応するスイッチを開閉するためのスイッチ作動用突起部28pが設けられた軸部28bとを有している。
なお、頭部28aはフランジ部28qを有し、フランジ部28qの上面は、非押圧時には、開口5bの裏面側の縁部に当接している。また、頭部28aの裏面と筐体5のキー取付部5aの底面との間には弾性部材29が介挿されている。ここで、弾性部材29としては、例えば、平板状のゴム製部材や、皿ばね、圧縮ばね等が用いられる。
例えば、数字キー23aが押下されることによって、直下の対応する金属板接点27aにスイッチ作動用突起部28pが押し付けられ、金属板接点27aが平坦化されて、例えばオン状態とされる。数字キー23aの押圧力が除かれると、弾性部材29及び金属板接点27aの復元力によって、スイッチ作動用突起部28pは元の位置に戻され、金属板接点27aも元のドーム形状に戻り、例えばオフ状態とされる。
操作キーを操作する場合には、図4に示すように、装着用リストバンド6を例えば左手首に巻き付けて、腕時計型携帯電話機2を装着した状態で、右手指によって各操作キーの先端を筐体5の中心部へ向けて押圧して押し込むようにする。
または、操作対象の操作キーと反対側の枠体24の周側面25とを挟み込むようにして(例えば、数字キー23aを操作する場合には、数字キー23aと、数字キー23f,23g間の周端面25又は数字キー23g,23h間の周端面25とを、例えば、親指と人差指とで抓むようにして)、押圧力を加えることによって、腕時計型携帯電話機2本体を変位させずに、かつ、操作対象の操作キーに容易に押圧力が伝達される。
ヘッドセット装置3は、図1及び図3に示すように、当該ヘッドセット装置3本体の構成各部を制御する制御部31と、制御部31が実行する処理プログラムや各種データ等を記憶するための記憶部32と、ブルートゥース用のアンテナ33を介して無線電波の送受信を行い、通信を行うために用いられる近距離無線通信部34と、イヤホン(ヘッドホン)を有し受話音声を出力する一対の受話部35,35と、送話音声を入力するマイクロフォンからなる送話部36と、音声信号処理部37と、音声信号処理部37で生成されデジタル信号をアナログ信号に変換して受話部35へ出力するD/A変換部38と、送話部36からのアナログ信号をデジタル信号に変換して音声信号処理部37ヘ出力するA/D変換部39とから概略構成されている。
なお、一対の受話部35は、ユーザの頭部に装着するための逆U字形に湾曲したヘッドバンドによって機械的に接続されている。
制御部31は、記憶部32に記憶された制御プログラムに従って、例えば、対腕時計型携帯電話機通信制御処理等を実行する。
制御部31は、対腕時計型携帯電話機通信制御処理では、対応する腕時計型携帯電話機2との間で行うブルートゥースを利用した近距離無線通信を制御する。
記憶部32は、制御プログラム等が記憶されたプログラム記憶部と、各種情報が記憶された情報記憶部とを有してなっている。
この例では、制御部31や記憶部32等は、受話部35を構成しユーザの耳部を覆うカバー部内に格納される。
次に、図1乃至図4を参照して、上記構成の携帯通話システム1の動作について説明する。
ユーザが、相手先に電話をするために、対応する電話番号の入力操作を行なう場合には、図4に示すように、ヘッドセット装置3を頭部に装着し、装着用リストバンド6を例えば左手首に巻き付けて、腕時計型携帯電話機2を装着する。
この状態で、通話終了キー23mを押圧して、携帯電話機能をオン状態とし、番号「0」〜番号「9」に対応した数字キー23a〜23jを連続して押圧して相手先の電話番号を入力し、通話開始キー23kを押圧すると、制御部7は、入力された電話番号に対する発呼処理を行う。
ここで、図2及び図5に示すように、右手指によって各操作キーの先端を筐体5の中心部へ向けて押圧して押し込むようにするか、または、操作対象の操作キーと反対側の枠体24の周端面25とを挟み込むようにして、腕時計型携帯電話機2本体を変位させずに、すなわち、操作キーに容易に押圧力が加わるようにして操作キーを操作する。
例えば、数字キー23aを操作する場合には、数字キー23aと、数字キー23f,23g間の周端面25又は数字キー23g,23h間の周端面25とを、例えば、親指と人差指とで抓むようにして、数字キー23aの先端部を押圧する。
こうして入力された情報は、図1に示すように、ベースバンド処理部18で信号処理され、無線部17で変調されて、アンテナ9を介して無線電波として送信され、電話回線が繋がると、相手先からアンテナ9を介して受信された信号は、無線部17で復調され、ベースバンド処理部18で信号処理され、近距離無線通信部13からアンテナ12を介してヘッドセット装置3へ音声データが送信される。
ヘッドセット装置3では、図1に示すように、アンテナ33を介して近距離無線通信部34で受信され、音声信号処理部37で復号化された音声データが、D/A変換部38によってデジタル信号からアナログ信号に変換されて受話部35から音声として出力され、ユーザが聴くことができる。
また、ユーザが発した音声は、送話部36から入力され、A/D変換部39によってアナログ信号からデジタル信号に変換され、音声信号処理部37で符号化されて、近距離無線通信部34からアンテナ33を介して腕時計型携帯電話機2へ送信される。
腕時計型携帯電話機2では、近距離無線通信部13でアンテナ12を介して受信され、ベースバンド処理部18で信号処理された音声データは、無線部17で変調され、アンテナ9を介して無線電波として相手先へ送信される。通話が終了して、ユーザが、通話終了キー23mを押圧すると、電話回線が切断される。
このように、この例の構成によれば、複数の操作キーを、筐体の周側面25から突出させて放射状に配置したので、小型化を達成しつつ、時計の時刻表示を見易くすることができ、かつ、操作キーの操作性を向上させることができる。
すなわち、通話機能が付加されたことにより、腕時計としての利便性(時刻表示の見易さや扱い易さ等)や、装着感等が損なわれることがない。
また、操作対象の操作キーと反対側の枠体24の周端面25とを、例えば、親指と人差指とで抓むようにして、押圧力を加えることによって、腕時計型携帯電話機2本体を変位させずに、かつ、操作対象の操作キーに容易に押圧力が伝達され、電話番号入力操作を、一段と円滑にかつ確実に行うことができる。
また、従来技術と比較して、デザイン上の美感を損なうことがない。
また、従来技術では、腕時計型携帯電話機2を一方の手首に装着して、又は一方の手に持って、他方の手指で操作キーを押す必要があったが、腕時計型携帯電話機2を手首から外した状態で、片手で操作を行うようにすることができる。
図6は、この発明の第2の実施例である携帯電話システムの腕時計型携帯電話機の構成を示すブロック図、また、図7は、同腕時計型携帯電話機の操作部及び時計部の構成を示す断面図である。
この例が上述した第1の実施例と大きく異なるところは、所定の操作キーに、押圧操作による電話番号入力機能に加え、回転操作による時刻表示調節機能を持たせた点、及び例えば着信時に着信音を出力する音声出力部を設けた点である。
これ以外の構成は、上述した第1の実施例の構成と略同一であるので、第1の実施例と同一の構成要素については、図6において、例えば、図1で用いた符号と同一の符号を用いて、その説明を簡略にする。
腕時計型携帯電話機2Aは、図6に示すように、当該腕時計型携帯電話機2A本体の構成各部を制御する制御部41と、制御部41が実行する処理プログラムや各種データ等を記憶するための記憶部42と、アンテナ9を介して無線電波の送受信を行い、通信を行うために用いられる無線通信部11と、ブルートゥース用のアンテナ12を介して、ヘッドセット装置3との間で近距離無線通信を行って、音声情報を授受するために用いられる近距離無線通信部13と、少なくとも現在時刻を表示する時計部14と、電話番号入力操作等を行うための複数の操作キーからなる操作部43と、例えば、着信時等に音声を出力するスピーカからなる音声出力部44とが、筐体5Aに収納され又は取り付けられて概略構成されている。
制御部41は、記憶部42に記憶された制御プログラムに従って、腕時計型携帯電話機2A本体の構成各部を制御し、例えば、通信制御処理、操作制御処理、対ヘッドセット装置通信制御処理等のほか、着信通知処理等を実行する。
制御部41は、着信通知処理では、着信時に、例えば、音声出力部44に、所定の着信音を出力させる。
記憶部42は、ROM、RAM等の半導体メモリ等からなり、制御部41が実行する各種プログラムや、各種情報等が記憶される。
記憶部42は、制御プログラム等が記憶されたプログラム記憶部と、各種情報が記憶された情報記憶部とを有してなっている。情報記憶部には、着信時に出力させる着信音情報等が記憶されている。
この例の操作部43は、先端を筐体5の中心部へ向けて押圧して、押し込むことによって操作がなされる操作キー(入力ボタン)が、筐体5Aを構成する断面円環状の枠体24の周端面25から突出させて放射状に配置されてなり、電話番号入力のための番号「0」〜番号「9」に対応した操作キーとしての数字キー23a〜23j、通話開始時に押圧する通話開始キー23k、及び通話終了時に押圧する通話終了キー23mを含んでいる。
なお、通話終了キー23mは、携帯電話機能のオン/オフを行うための電源キーを兼ねている。
この例では、「3」に対応した数字キー23dは、先端を筐体5Aの中心部へ向けて押圧して、押し込むことによって、番号「3」の入力操作がなされると共に、軸部に形成された歯車が、長針及び短針を回転軸の周りに回転させるための歯車と噛合しており、突出方向(表示面に沿った離心方向)に沿った軸の周りに回転させることによって、時計部14の短針及び長針を回転変位させ、時刻表示の調整が可能なように構成されている。
この数字キー23dは、図7に示すように、先端が露出し、押圧操作又は回転操作を行うための頭部45aと、頭部45aと一体的に成形され、キー入力回路の対応するスイッチを開閉するための例えば円板状の金属製の可動接点45pが設けられた軸部45bと、軸部45bの後端部(内部側端部)に取り付けられた駆動かさ歯車45cとを有している。なお、頭部45aの裏面と筐体5との間には弾性部材46が介挿されている。
また、軸部45bは、後端部45rが四角柱状に成形され、後端部45r以外の部位は、円柱状に成形され、駆動かさ歯車45cは、軸に沿って形成され、四角柱状の後端部45rを挿通するための断面四角形状の貫通孔を有している。軸部45bが軸方向に沿って変位する際には、軸方向に沿って変位しない駆動かさ歯車45cの貫通孔内を四角柱状の後端部45rが押し込まれるように移動すると共に、弾性部材46が圧縮される。
時計部14は、短針48a及び長針48bの取付軸部49aの後端部(内部側端部)に取り付けられ、数字キー23dの駆動かさ歯車45cと噛合する従動かさ歯車49bを有している。駆動かさ歯車45cによって従動かさ歯車49bが回転することによって、回転運動がその回転軸が90°変換されて伝達される。
数字キー23dの頭部45aが押圧されることによって、例えば略円板状の可動接点45pが、基板47上の対応する例えば略円弧状に形成された固定接点47a,47aに接触して、スイッチを例えば閉状態とし、非押圧状態となると、弾性部材46の復元力により、可動接点45pが離れてスイッチが開状態となる。
数字キー23dの頭部45aが回転操作されると、軸部45bの四角柱状の後端部が駆動かさ歯車45cの貫通孔に嵌合して、駆動かさ歯車45cが回転し、これによって、駆動かさ歯車45cに噛合する従動かさ歯車49bが回転し、従動かさ歯車49bと共に取付軸部49aが回転して、短針48a及び長針48bが回転し、時刻の調整が行われる。
なお、この例では、数字キー23dの機能を、動力伝達機構等が単純化された場合について説明したが、例えば、時刻調節時のみ、駆動かさ歯車45cが従動かさ歯車49bと噛合するように、駆動かさ歯車45cがその軸方向に沿って移動可能なように構成しても良い。
この例の構成によれば、上述した第1の実施例と略同様の効果を得ることができる。
加えて、単一の操作キーで、例えば、電話番号入力と時刻表示の調整とを行うことができるので、部品点数を維持しつつ、多機能化を実現することができる。
図8は、この発明の第3の実施例である携帯電話システムの腕時計型携帯電話機の構成を示すブロック図、また、図9は、同腕時計型携帯電話機の構成を説明するための説明図である。
この例が上述した第1の実施例と大きく異なるところは、表示装置を用いて時刻表示を行うと共に、時計機能に係る表示(時刻情報)と、携帯電話機能に係る表示(通話情報)との切替表示が可能なように構成した点である。
これ以外の構成は、上述した第1の実施例の構成と略同一であるので、第1の実施例と同一の構成要素については、図8において、例えば、図1で用いた符号と同一の符号を用いて、その説明を簡略にする。
この例の腕時計型携帯電話機2Bは、図8及び図9に示すように、当該腕時計型携帯電話機2B本体の構成各部を制御する制御部51と、制御部51が実行する処理プログラムや各種データ等を記憶するための記憶部52と、アンテナ9を介して無線電波の送受信を行い、所定のプロトコルに従って通話を行うために用いられる無線通信部11と、ブルートゥース用のアンテナ12を介して、ヘッドセット装置3との間で近距離無線通信を行って、音声情報を授受するために用いられる近距離無線通信部13と、計時機能に係る表示(時刻情報)、又は携帯電話機としての機能に係る表示(通話情報)を行うための例えば液晶表示装置からなる表示部53と、電話番号入力操作等を行うための操作キーからなる操作部54とが、筐体5Bに収納され又は取り付けられて概略構成されている。
制御部51は、記憶部52に記憶された制御プログラムに従って、腕時計型携帯電話機2B本体の構成各部を制御し、例えば、通信制御処理、操作制御処理、対ヘッドセット装置通信制御処理等のほか、表示制御処理や、計時処理、着信通知処理等を実行する。
制御部51は、表示制御処理では、通常は、表示部53に、計時処理で得られた現在時刻を表示させ、通話機能使用時には、通話情報を表示させる。通話情報は、数字キーを操作したときの電話番号情報や、着信履歴情報、発信履歴情報等を含んでいる。
着信通知処理では、着信時に、例えば、表示部53に着信メッセージを表示させる。
記憶部52は、ROM、RAM等の半導体メモリ等からなり、制御部51が実行する各種プログラムや、各種情報等が記憶される。
記憶部52は、制御プログラム等が記憶されたプログラム記憶部と、各種情報が記憶された情報記憶部とを有してなっている。情報記憶部には、着信履歴情報や発信履歴情報等が記憶されている。
表示部53は、例えば透過型の液晶表示装置を有してなっている。液晶表示装置は、液晶パネルと、液晶パネルに照明光を与えるバックライト装置と、液晶パネルを駆動する駆動回路とを有している。
操作部54は、電話番号入力のための番号「0」〜番号「9」に対応した操作キーとしての数字キー23a〜23j、通話開始時に押圧する通話開始キー23k、及び通話終了時に押圧する通話終了キー23mを含んでいる。なお、通話終了キー23mは、携帯電話機能のオン/オフを行うための電源キーを兼ねている。
また、この例では、数字キー23a,23gが同時に押圧された場合に、制御部51は、時計モードから通話モードに切り換える。すなわち、時刻情報表示画面から通話情報表示画面に切り換え、表示部53には、入力電話番号の表示が可能な状態とされる。
また、この状態で、数字キー23d,23jが同時に押圧された場合に、制御部51は、表示部53に、図7に示すように、通話情報選択メニューを表示させ、メニュー表示状態で、数字キー23aの回転操作によって左右に、数字キー23dの回転操作によって上下にカーソルが移動して、数字キー23aの押圧によって、項目の選択が可能なように構成されている。通話情報選択メニューは、着信履歴情報表示や発信履歴情報表示を含んでいる。
なお、発信履歴情報のなかから、所望の電話番号を選択することによって、数字キー23a〜23jを操作せずに、通話開始キー23kの押下のみで、発呼が開始される。
次に、図8及び図9を参照して、上記構成の携帯通話システムの動作について説明する。
この例では、表示部53に現在時刻が表示されている状態で、数字キー23a,23gが同時に押圧されると、制御部51は、図に示すように、時計モードから通話モードに切り替え、表示部53には、入力電話番号の表示が可能な状態とされる。
番号「0」〜番号「9」に対応した数字キー23a〜23jが連続して押圧されて相手先の電話番号が入力されると、制御部51は、表示部53に入力された電話番号を表示させる。
次に、ユーザが入力電話番号を確認し、通話開始キー23kが押圧されると、制御部51は、入力された電話番号に対する発呼処理を行う。
なお、数字キー23d,23jが同時に押圧された場合に、制御部51は、表示部53に、図9に示すように、通話情報選択メニューを表示させ、メニュー表示状態で、数字キー23aの回転操作によって左右に、数字キー23dの回転操作によって上下にカーソルが移動して、数字キー23aの押圧によって、項目の選択される。
発信履歴情報のなかから、所望の電話番号が選択されることによって、制御部51は、表示部53に、相手先の電話番号を表示させ、通話開始キー23kが押下されると、発呼が開始される。
また、着信があった場合には、制御部51は、表示部53に、着信通知のためのメッセージを表示させる。次に、通話開始キー23kが押圧されると、通話可能となる。
通話終了後に、数字キー23a,23gを同時に押圧されると、制御部51は、通話モードから時計モードに切り替え、表示部53に現在時刻を表示させる。
この例の構成によれば、上述した第1の実施例と略同様の効果を得ることができる。
加えて、表示部53において、現在時刻を表示させることができると共に、必要に応じて切り換えて、着信履歴情報、発信履歴情報等の通話情報を表示させることができる。
また、例えば、数字キー23a,23gを同時に押圧した場合に、時計モードから通話モードに切り換り、数字キー23d,23jが同時に押圧された場合に、通話情報選択メニューが表示されるように構成したので、部品点数を維持しつつ、多機能化することができる。
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述した実施例では、時刻の表示で、短針と長針とによって、アナログ形式で現在時刻を表示する場合について述べたが、デジタル形式で表示するようにしても良い。
また、ヘッドセット装置を、難聴者、聴覚障害者向けの補聴器と一体化するか、又は補聴器に代えて用いるようにしても良い。この場合、ユーザの属性に従い、ユーザ個人に対する音量や音質の最適化処理を、ヘッドセット装置又は腕時計型携帯電話機の制御部が行うように構成しても良い。
また、手首に装着して携帯する場合のほか、ポケットに収納して携帯する場合、及びペンダント状に吊り下げて携帯する場合に適用できる。
また、例えば、腕時計型携帯電話機で、通信制御処理、操作制御処理、対ヘッドセット装置通信制御処理等を、制御部が、対応する制御プログラムを実行することによって行う場合について述べたが、通信制御処理、操作制御処理、対ヘッドセット装置通信制御処理等の一部又は全部を専用のハードウェアを用いて行い、一部を対応するプログラムを実行して処理するようにしても良い。
また、例えば、ベースバンド処理部の処理の一部を、制御部が制御プログラムを実行して行っても良い。また、ヘッドセット装置で、音声信号処理部の処理の一部を、制御部が制御プログラムを実行して行っても良い。
また、ヘッドセット装置に代えて、一方の耳部に装着するイヤホンとマイクロホンとを一体化したイヤセット装置を用いるようにしても良い。
また、単なる無線通話機能に代えて、TV電話機能を持たせても良い。また、計時機能を廃しても良い。
また、携帯情報端末として、腕時計型の携帯電話機のほか、放送受信機能(例えば、ラジオ受信機能、テレビジョン受信機能)等を有する端末に適用できる。
また、データ通信機能を付加すると共に、メーラやブラウザを搭載し、電子メールの送受信や、インターネット接続が可能なように構成しても良い。この場合、操作部では、文字入力が可能なように、例えば、文字入力モードを切り換えるための入力モード切替えキーを機能キーとして設けて、各数字キー等を、切替えによって、文字入力キーとして用いられるようにしても良い。
また、このほか、機能キーとして、ブラウザを起動させてホームページを閲覧するためのブラウザモード選択キー、操作を決定するために用いられる決定キー、操作メニューを表示させるためのメニューキー、電話帳を登録したり検索するための電話帳キー、操作を1つ前の状態へ戻すクリアキー等を独立に設けるようにしても良い。また、記憶部には、履歴情報のほか、電話帳情報等を記憶させるようにしても良い。
また、操作キーとしては、12個に限らず、「#」キーや「*」キー等を付加しても良いし、配置位置も、必ずしも文字盤の数字に対応させなくても良いし、等角度間隔で配置しなくても良い。
また、例えば、「1」に対応するキーを複数設けるようにしても良い。また、文字入力可能なように構成しても良い。
また、腕時計型携帯電話機にも、受話部及び送話部を設けるようにしても良いし、この場合、ヘッドセット装置を廃するようにしても良い。
また、操作部において、先端を筐体の中心部へ向けて押圧して、押し込むことによってオン/オフ操作がなされる操作キーを設ける場合について述べたが、突出方向に沿って引っ張ることによって、入力されるように構成しても良い。
また、小型の筐体の形状を扁平な平面視略円形状とする場合について述べたが、これに限らず、平面視略楕円形状としても良いし、矩形状としても良い。
また、ヘッドセット装置において、制御部や記憶部等は、受話部を構成しユーザの耳部を覆うカバー部内に格納する場合について述べたが、ヘッドバンドに取り付けるようにしても良い。
また、第1の実施例で、基板上にメタルドームシートを配置し、さらに、各操作キーを金属板接点に対応させて配置する場合について述べたが、帯状の弾性部材上に操作キーを配置してキーシートとして一体化し、このキーシートを、メタルドームシート上に重なるように環状に配置するようにしても良い。
この場合、弾性部材の裏面の操作キー直下の部位には、対応する金属板接点を押下するためのスイッチ作動用突起部を形成する。
また、基板の裏面側に、基板の特に被押圧部位を支持する支持部材を配置するようにしても良い。この支持部材は、筐体内部に突設させて筐体と一体的に形成しても良いし、別部材としても良い。
また、第2の実施例で、軸部の後端部に駆動かさ歯車を、向きを逆にして(すなわち、上面と下面とを反転させて)固定し、時刻表示調節用の調整ねじを兼ねる「3」に対応した数字キーを所定量引き上げた状態で、従動かさ歯車と噛合するように構成しても良い。
この場合は、通常は、駆動かさ歯車は、従動かさ歯車から離隔し、押下時は、駆動かさ歯車は、従動かさ歯車からさらに離反するように変位する。
また、かさ歯車に代えて、ウォーム歯車装置を用いるようにしても良い。
また、第2の実施例で、例として、「3」に対応した数字キー23dに、時刻表示調節の操作機能を兼ねさせる場合について述べたが、「3」に対応した数字キーに限らず、このほかの操作キーに、時刻表示調節の操作機能を持たせても良い。
また、第2の実施例で、所定の操作キーの回転によって、時刻表示調節を行う場合について述べたが、これに限らず、例えば、音量の調節を行うようにしても良い。
また、第3の実施例で、時刻表示を、アナログ方式とデジタル方式とで切替可能なように構成しても良い。
また、第3の実施例で、腕時計型携帯電話機において、着信時に、表示部にメッセージを表示させる場合について述べたが、表示画面全体を所定の色光で、又は所定の発光パターンで点滅させるようにしても良い。また、表示部に着信通知メッセージを表示させるのに加えて、発光や、振動、鳴動等による着信通知機能を付加するようにしても良い。
また、第3の実施例で、例えば、数字キー23a,23gを同時に押圧した場合に、表示画面(モード)が切り換わるように構成した場合について述べたが、一般に、中心に対して互いに対称な位置にある操作キー同士を挟みこむようにして、両方の操作キーを同時に操作することによって、別の機能を追加するようにしても良い。
また、第3の実施例では、時刻情報表示画面と通話情報表示画面とを切り換える場合について述べたが、同時に表示するようにしても良い。
また、第3の実施例で、表示部において透過型の液晶表示装置を用いる場合について述べたが、反射型の液晶表示装置を用いても良いし、液晶表示装置に限らず、EL(Electro Luminescence)表示装置等を用いても良い。
腕時計型の携帯通信端末として、腕時計型の携帯電話機のほか、簡易型携帯電話(PHS)端末、無線送受信機能(例えば、トランシーバ機能)等を有する端末等に適用できる。
この発明の第1の実施例である携帯電話システムの構成を示すブロック図である。 同携帯電話システムの腕時計型携帯電話機の構成を説明するための説明図である。 同携帯電話システムのヘッドセット装置の構成を示す斜視図である。 同携帯電話システムが装着された状態を示す図である。 同腕時計型携帯電話機の操作部の構成を示す断面図である。 この発明の第2の実施例である携帯電話システムの腕時計型携帯電話機の構成を示すブロック図である。 同腕時計型携帯電話機の操作部及び時計部の構成を示す断面図である。 この発明の第3の実施例である携帯電話システムの腕時計型携帯電話機の構成を示すブロック図である。 同腕時計型携帯電話機の構成を説明するための説明図である。
符号の説明
1 携帯電話システム
2,2B 腕時計型携帯電話機(腕時計型携帯情報端末)
3 ヘッドセット装置
5,5A,5B 筐体
6 装着用リストバンド(バンド)
7,41 制御部
8,42 記憶部
13 近距離無線通信部
14 時計部
15,44 操作部(操作手段)
21 文字盤(表示手段の一部)
23a,23b,… 数字キー(入力キー、テンキー)
23k 通話開始キー(入力キー)
23m 通話終了キー(入力キー)
25 周側面(側面)
26,47 基板
28b,45b 軸部(作動軸部)
34 近距離無線通信部
35 受話部(受話手段)
36 送話部(送話手段)
43 表示部(表示手段)
48a 短針
48b 長針

Claims (10)

  1. 機器の正面部に設けられた表示手段と、前記機器の側面部に設けられた複数の入力操作キーと、前記機器に取り付けられたバンドとを備えてなる腕時計型携帯情報端末であって、
    前記複数の入力操作キーは、前記機器の側面に周回方向に沿って配置され、キー先端を前記機器の中心部へ向けて押し込むことによって各種入力操作がなされると共に、機器中心に対して互いに対称な位置関係にある所定の一対の前記入力操作キーを前記機器の中心部へ向けて同時に押し込むと、時計モードから通話モードに、又は通話モードから時計モードに切り換わる構成となっていることを特徴とする腕時計型携帯情報端末。
  2. 前記機器の内部に前記側面に沿って略環状に配置され、キー入力のためのスイッチが設けられた基板を備え、前記入力操作キーは、対応するスイッチを開閉するための作動軸部を有し、前記入力操作キーが押圧されることによって、前記スイッチが開状態又は閉状態とされるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の腕時計型携帯情報端末。
  3. 前記入力操作キーは、前記機器の前記側面から突設され、かつ、該側面に回転可能なように配設され、前記入力操作キーを回転させることによって、当該腕時計型携帯情報端末の所定の機能に係る量の調節が可能なように構成されていることを特徴とする請求項2記載の腕時計型携帯情報端末。
  4. 無線通話機能を有し、前記入力操作キーは、前記機器の前記側面から突設され、該側面に沿って略環状に配置された電話番号入力のためのテンキーを含むことを特徴とする請求項1、2又は3記載の腕時計型携帯情報端末。
  5. 計時機能を有し、前記表示手段は、前記正面部に設けられた少なくとも現在時刻が表示される表示領域を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の腕時計型携帯情報端末。
  6. 前記表示領域には、時刻表示のための文字盤が配置されていることを特徴とする請求項5記載の腕時計型携帯情報端末。
  7. 所定の前記入力操作キーは、前記機器の前記側面に回転可能なように配設され、前記所定の入力操作キーを回転させることによって、現在時刻表示の調節が可能なように構成されていると共に、押圧することによって、無線通話のための所定の入力操作がなされることを特徴とする請求項5又は6記載の腕時計型携帯情報端末。
  8. ラジオ放送受信機能を有していることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1に記載の腕時計型携帯情報端末。
  9. テレビジョン放送受信機能を有していることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1に記載の腕時計型携帯情報端末。
  10. 請求項1乃至のいずれか1に記載の腕時計型携帯情報端末と、使用者の頭部に装着され、受話手段及び送話手段を有するヘッドセット装置とが、近距離無線を介して接続されてなる携帯通信システムであって、
    前記腕時計型携帯情報端末は、少なくとも音声情報を送受信する無線通信機能を有していることを特徴とする携帯通信システム。
JP2006227236A 2006-08-23 2006-08-23 腕時計型携帯情報端末及び携帯通信システム Expired - Fee Related JP4784442B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006227236A JP4784442B2 (ja) 2006-08-23 2006-08-23 腕時計型携帯情報端末及び携帯通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006227236A JP4784442B2 (ja) 2006-08-23 2006-08-23 腕時計型携帯情報端末及び携帯通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008053980A JP2008053980A (ja) 2008-03-06
JP4784442B2 true JP4784442B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=39237595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006227236A Expired - Fee Related JP4784442B2 (ja) 2006-08-23 2006-08-23 腕時計型携帯情報端末及び携帯通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4784442B2 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9753436B2 (en) 2013-06-11 2017-09-05 Apple Inc. Rotary input mechanism for an electronic device
KR102430508B1 (ko) * 2013-08-09 2022-08-09 애플 인크. 전자 디바이스용 촉각 스위치
EP2876902A1 (en) * 2013-11-22 2015-05-27 Oticon A/s Adjustable hearing aid device
US10048802B2 (en) 2014-02-12 2018-08-14 Apple Inc. Rejection of false turns of rotary inputs for electronic devices
US10190891B1 (en) 2014-07-16 2019-01-29 Apple Inc. Optical encoder for detecting rotational and axial movement
KR20230097197A (ko) 2014-09-02 2023-06-30 애플 인크. 웨어러블 전자 디바이스
US10145711B2 (en) 2015-03-05 2018-12-04 Apple Inc. Optical encoder with direction-dependent optical properties having an optically anisotropic region to produce a first and a second light distribution
WO2016144919A1 (en) 2015-03-08 2016-09-15 Apple Inc. Compressible seal for rotatable and translatable input mechanisms
US10018966B2 (en) 2015-04-24 2018-07-10 Apple Inc. Cover member for an input mechanism of an electronic device
JP6777559B2 (ja) * 2016-01-29 2020-10-28 株式会社半導体エネルギー研究所 ヘッドフォン
US9891651B2 (en) 2016-02-27 2018-02-13 Apple Inc. Rotatable input mechanism having adjustable output
KR101635742B1 (ko) * 2016-04-11 2016-07-04 알서포트 주식회사 데이터 재입력형 스마트기기용 음성 입출력장치
US10551798B1 (en) 2016-05-17 2020-02-04 Apple Inc. Rotatable crown for an electronic device
US10061399B2 (en) 2016-07-15 2018-08-28 Apple Inc. Capacitive gap sensor ring for an input device
US10019097B2 (en) 2016-07-25 2018-07-10 Apple Inc. Force-detecting input structure
US10664074B2 (en) 2017-06-19 2020-05-26 Apple Inc. Contact-sensitive crown for an electronic watch
US10962935B1 (en) 2017-07-18 2021-03-30 Apple Inc. Tri-axis force sensor
US11360440B2 (en) 2018-06-25 2022-06-14 Apple Inc. Crown for an electronic watch
US11561515B2 (en) 2018-08-02 2023-01-24 Apple Inc. Crown for an electronic watch
CN209560398U (zh) 2018-08-24 2019-10-29 苹果公司 电子表
US11181863B2 (en) 2018-08-24 2021-11-23 Apple Inc. Conductive cap for watch crown
CN209625187U (zh) 2018-08-30 2019-11-12 苹果公司 电子手表和电子设备
US11194298B2 (en) 2018-08-30 2021-12-07 Apple Inc. Crown assembly for an electronic watch
US11194299B1 (en) 2019-02-12 2021-12-07 Apple Inc. Variable frictional feedback device for a digital crown of an electronic watch
US11550268B2 (en) 2020-06-02 2023-01-10 Apple Inc. Switch module for electronic crown assembly
US20210391930A1 (en) 2020-06-11 2021-12-16 Apple Inc. Electronic device

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2724081A1 (fr) * 1994-08-23 1996-03-01 Ebauchesfabrik Eta Ag Telephone dont le numero d'appel est compose par une couronne du type horloger
AU3358297A (en) * 1996-07-29 1998-02-20 Nihon Belbon Seiki Wristwatchlike telephone set
JPH11313136A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Kyocera Corp 時計型携帯電話機
FR2781894B1 (fr) * 1998-07-31 2001-10-19 Ecurie Partners Adaptation d'un dispositif electronique sur/dans une montre
JP2001267946A (ja) * 2000-03-22 2001-09-28 Casio Comput Co Ltd 受信装置
JP2002125256A (ja) * 2000-10-16 2002-04-26 Casio Comput Co Ltd 携帯端末システム
JP2003101625A (ja) * 2001-07-05 2003-04-04 Mieko Tsuyusaki 携帯電話装置及び電話装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008053980A (ja) 2008-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4784442B2 (ja) 腕時計型携帯情報端末及び携帯通信システム
KR100754674B1 (ko) 휴대 단말의 메뉴 선택 방법 및 장치
EP2071812A1 (en) Mobile terminal in a bangle.
US6430110B2 (en) Multifunction wristwatch with electronic device
US20020021622A1 (en) Multifunction wristwatch with electronic device and foldable display screen
JP2005045531A (ja) 腕時計型携帯電話機
JP2013195268A (ja) 情報報知装置および電子時計
JP4147016B2 (ja) 携帯端末
GB2392058A (en) Controlling operation of a mobile device by depressing or rotating the antenna
US20050141700A1 (en) Wrist-mounted protable telephone set
JPH0456530A (ja) 腕時計型携帯用無線電話機
JPH11177666A (ja) 腕時計型イヤホーン電話機
JPH0955679A (ja) 腕時計型の無線電話装置
AU2004202350A1 (en) A wrist communication device having multi-sectioned keypad and antenna system
JP3162246U (ja) 携帯電話の着信を通知することが可能な腕時計
JP2000286939A (ja) 腕時計型携帯用無線電話機
JP2006033149A (ja) ヘッドセット装置
JP2005057426A (ja) 腕装着型携帯電話機
JP2000209318A (ja) 無線装置
JP2993742B2 (ja) 腕時計型電話機
JP2005109683A (ja) 携帯型通信機器
KR200193130Y1 (ko) 이동통신 단말기의 호출신호 수신장치
JP4256907B2 (ja) 携帯端末
CN2638345Y (zh) 一种腕戴式手机的翻盖装置
JP4256908B2 (ja) 携帯端末

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090717

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110614

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees