JPH0955679A - 腕時計型の無線電話装置 - Google Patents

腕時計型の無線電話装置

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JPH0955679A
JPH0955679A JP7225922A JP22592295A JPH0955679A JP H0955679 A JPH0955679 A JP H0955679A JP 7225922 A JP7225922 A JP 7225922A JP 22592295 A JP22592295 A JP 22592295A JP H0955679 A JPH0955679 A JP H0955679A
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case
band
wristwatch
microphone
telephone device
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Masayuki Makita
正行 牧田
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/3827Portable transceivers
    • H04B1/385Transceivers carried on the body, e.g. in helmets

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた使用性及び便宜性を備えた構造を有し
て、技術的にも優れている腕時計型の無線電話装置は存
在していなかった。 【解決手段】腕時計型の無線電話装置は、送受信装置本
体を内蔵のケ−スと、電池、通話用マイクロホン及びス
ピ−カを搭載のバンドから構成され、ケ−スには無線用
アンテナが直接的若しくは間接的に可動状態に配設さ
れ、ケ−スの表面には入力装置のボタン若しくはキ−ボ
−ド及び液晶式表示装置の画面が設けられ、バンドは、
通話用マイクロフォン及びスピ−カが、個別の装置若し
くは併用の装置にして搭載されていて、バンドに搭載の
電池により無線電話装置が動作するものに構成されてい
る。 【効果】自然な動作で送受信でき、優れた操作性を使用
者に与えて、電子回路及び通信技術等の進歩、無線電話
の多機能化等にも適応できる構造であって、大容量の電
池等の搭載も可能となる等の特徴を備えている腕時計型
の無線電話装置が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大容量の電池の使
用が可能となり、腕の自然な曲げ動作のみにより通話可
能となる等の種々の技術上及び使用上の特徴を備えてい
る腕時計型の無線電話装置に関する。
【0002】本発明は、電池、電子回路及び通信技術等
の進歩、無線電話の多機能化等にも適応できる等の種々
の技術上の特徴をも備えている腕時計型の無線電話装置
に関する。
【0003】
【従来の技術】手首に装着して使用する腕時計型若しく
はそれに類する小型の無線装置(代表的には、呼出受信
装置)は公知である。
【0004】なお、公知のそれらの無線装置を以下にお
いて「公知の無線装置」ということがある。
【0005】公知の無線装置は、電池、無線装置本体、
プッシュ式ボタンの入力装置、液晶式表示装置、マイク
ロフォン及びスピ−カ等を腕時計と同等若しくはそれに
近い大きさのケ−スに内蔵して、消費電流が大きい受発
信回路等及びその他の電気系統をケ−スに内蔵の小型電
池で動作させている。
【0006】しかも、公知の無線装置は、プッシュボタ
ン式の入力装置、液晶式の表示装置、マイクロフォン及
びスピ−カが小さなケ−スの表面(腕時計の文字盤の相
当する大きさの表面)にコンパクトにまとめて配置さ
れ、マイクロフォン、スピ−カ及びスッチがその極く小
さいケ−スの表面端部に配置されている(特開平5−第
110494号公報、特開平5−第276056号公報
等参照)。
【0007】従って、公知の無線装置には、電池を頻繁
に交換せざるを得ないという問題点及び無線装置として
の操作性及び使用性が著しく劣る等の問題点等がある。
【0008】そのために、電池寿命の判定及び電池寿命
の延長に関するいくつかの提案が、公知の無線装置につ
いて行われている。
【0009】電池寿命の判定については、電池の一方の
電極をケ−スの裏蓋に接続して、裏蓋を通じて電池電圧
を外部から直接的に電池寿命を測定する提案がある(特
開平5−第145468号公報参照)。
【0010】電池寿命の延長については、呼出受信装置
のケ−スの裏蓋(すなわち、手首の表面に接する箇所)
に温度センサ−を設けて、その温度センサ−により測定
の温度が体温より低い場合(すなわち、呼出受信装置が
手首に装着されていない場合)には表示動作を停止させ
て電池寿命を延長する提案(特開平5−第327595
号公報参照)、及び送受信デ−タの重要度を記憶回路に
予め記憶させておき、比較回路においてその重要度を判
定して重要度が大きいデ−タのみを送受信して電池寿命
の節約を図る提案がある(特開平5−第268153号
公報参照)。
【0011】又、無線装置の使用性の向上については、
リユ−ズ内部にROMを収納して情報記憶装置化し、情
報書き込み用ROMを不用化してROMの実装面積を小
型化して、受信装置全体をより軽薄型化する提案がある
(特開平5−第316015号公報参照)。
【0012】さらに、感圧スィッチを近傍の壁等に軽く
押し当てる等すればスィッチをON状態できるようにし
て、手が自由に操作できない状況下(例えば、満員電車
内等)での使用性を向上させる提案もある(特開平5−
110494号公報参照)。さらに、公知の無線装置の
アンテナについても、いくつかの提案が行われている。
【0013】適度の弾性を有するアンテナ部材によりバ
ンドを形成して、手首にバンドを装着した場合に形成さ
れル−プをアンテナとして利用する提案がある(特開平
5−第110494号公報、特開平5−第276056
号公報参照)。
【0014】バンド自由端の離脱を判別して報知する手
段を設けて、バンド自由端の離脱によってバンドが手首
が外れてル−プを形成しなくなる場合(すなわち、バン
ドがアンテナとして機能しなくなる場合)を知るように
した提案もある(特開平5−第183454号公報参
照)。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】公知の無線装置には、
前述の提案があるにかかわらず、その構造に由来する下
記(a)〜(e)等の様々な問題点が存在している。 (a)公知の無線装置では、小型かつ小容量の電池が小
さなケ−ス内に内蔵されているので、電池の頻繁な交換
が不可避であるとの問題点が存在している。 (b)公知の無線装置では、マイクロフォンが腕時計と
同様の小さなケ−スの表面端部に設けられている。
【0016】従って、それを通話用マイクロフォンとし
て使用する場合には、手首を水平に曲げた状態(すなわ
ち、不自然に曲げた状態)にして通話するか、若しく
は、首を前方に不自然に曲げた状態て通話する必要があ
るとの問題点が存在している。 (c)公知の無線装置で提案されているマイクロフォン
及びスピ−カは、小さすぎて通話には適さないとの問題
点が存在している。 (d)腕時計型の電話装置に用いる通話用マイクロフォ
ンとスピ−カにつての使用の面から見た検討が行われて
いないとの問題点がある。 (e)公知の無線装置で提案されているバンドのル−プ
状アンテナは、感度及び使用性の面で実用的でないとの
問題点が存在している。
【0017】そこで、第一の本発明は、それらの問題点
を解決して、下記(1)〜(6)の特徴を備えている腕
時計型の無線電話装置を提供する、ことを目的とする。 (1)腕に装着した腕時計型の無線電話装置を腕を自然
な動作で曲げた状態であって、かつ、頭部を自然な状態
にして通話できる特徴、(2)優れた操作性を使用者に
与える配置の無線電話装置になっている特徴、(3)重
量感を装着者に与えることなく、大容量の電池の使用が
可能な構造になっている特徴、(4)電池、電子回路及
び通信技術等の進歩、無線電話の多機能化等にも適応で
きる構造を備えている特徴、(5)種々の種類及び形態
の電池又は/及び大きな容量の電池を備えることが可能
になる特徴、(6)腕時計の機能をも有する特徴であ
る。
【0018】第二の本発明は、第一の本発明の前記
(1)〜(5)の特徴を備えている腕時計型の無線電話
装置を提供する、ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】第一の本発明による腕時
計型の無線電話装置(請求項1に記載の無線電話装置)
は、無線電話装置の送受信装置本体が内蔵されているケ
−スが、電池、通話用マイクロホン及びスピ−カが搭載
されているバンドにより腕若しくは手首に装着されるも
のに構成されている腕時計型の無線電話装置であって、
ケ−スは、アンテナを配設の腕時計ケ−スが、可動状態
で、かつ、前記ケ−スの表面を覆うこともできる状態で
備えられているもので、ケ−スは、前記送受信装置本体
に信号を入力するための信号入力装置のボタン若しくは
キ−ボ−ド及び送受信装置本体からのデ−タを表示する
液晶式表示装置の画面がその表面に設けられているもの
であって、バンドは、前記通話用マイクロフォン及び前
記スピ−カが、個別の装置若しくはそれら両方を収納し
た単一の装置にして搭載されているものであり、しか
も、バンドに搭載の電池により無線電話装置が動作する
ものに構成されているものでものであること、を特徴と
する。
【0020】又、第二の本発明による腕時計型の無線電
話装置(請求項2に記載の無線電話装置)は、 無線電
話装置の送受信装置本体が内蔵されているケ−スが、電
池ものに構成されている腕時計型の無線電話装置であっ
て、前記ケ−スは、アンテナが配設されているもので、
前記送受信装置本体に信号を入力するための信号入力装
置のボタン若しくはキ−ボ−ド及び前記送受信装置本体
からのデ−タを表示する液晶式表示装置の画面がその表
面に設けられているものであって、前記バンドは、前記
通話用マイクロフォン及びスピ−カが、個別の装置若し
くはそれら両方を収納した単一の装置にして搭載されて
いるものであり、しかも、前記バンドに搭載の電池によ
り無線電話装置が動作するものに構成されているもので
あること、を特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に具体
的に説明する。
【0022】図1は、第一の本発明による腕時計型の無
線電話装置(以下において、腕時計電話装置と略称する
ことがある)の実施の形態の斜視図である。
【0023】なお、図1に示す腕時計電話装置は、実施
の形態としては好適なものではあるが、本発明に含まれ
る多種多様の実施の形態の例示の一つである。
【0024】図1の腕時計電話装置1は無線電話装置と
腕時計の両方の機能を有しているものである。腕時計電
話装置1は無線電話装置ためのの送受信装置本体(以下
において、無線装置本体という)を内蔵のケ−ス2とそ
れに接続のバンド3から構成されている。
【0025】ケ−ス2は腕若しくは手首に装着可能な大
きさのものに形成されている。
【0026】なお、本発明において「腕若しくは手首に
装着」と定義しているのは、手首以外の腕の部分におい
ても、本発明の腕時計電話装置を装着する可能性がある
からである。
【0027】バンド3は、それを腕若しくは手首に巻い
て留具4で留めて装着され、その状態では、無線装置本
体を内蔵のケ−ス2の反対側に留具4が位置している。
【0028】そして、無線装置本体内蔵のケ−ス2に
は、無線電話用のアンテナを配置の腕時計ケ−ス5が可
動状態に備えられていて、腕時計電話装置1が腕時計の
機能をも有するようになっている。
【0029】ケ−ス2は平面上の対向する両端部にバン
ド3の取付け部6、6を備えている。
【0030】バンド3はそれら取付け部6、6に取り外
し可能に接続されている。バンド3には、電池、マイク
ロフォン及びスピ−カが搭載されていて、それらは取付
け部6、6を通じてケ−ス2内の無線装置本体の回路に
接続されている。
【0031】腕時計ケ−ス5では一般的に飾り縁が設け
られる箇所に送受信共用のリング状アンテナ8が固定さ
れる等して配置され、アンテナ8も取付け部6、6を通
じてケ−ス2内の無線装置本体の回路に接続されてい
る。
【0032】腕時計ケ−ス5は、バンド3の取付け部6
の回転軸に取りつけられているので、上方向に動かすこ
とが可能で、腕時計ケ−ス5によりケ−ス2の表面を覆
うことも可能である。
【0033】従って、ケ−ス2に内蔵の無線装置本体
は、その表面が腕時計ケ−ス5により覆われて雨水及び
衝撃から保護され、腕時計ケ−ス5を上方に動かしてリ
ング状アンテナ7の地表に対する角度を変えることによ
り、優れたアンテナ感度の角度の選択が可能になる。
【0034】なお、本発明の「アンテナ」もリング状ア
ンテナ8と同様に無線送受信共用のにするのが適してい
る。
【0035】腕時計ケ−ス5は水平移動可能な状態でケ
−ス2の表面に取りつけられる。その場合であっても、
ケ−ス2に内蔵の無線装置本体は腕時計ケ−ス5により
保護される。
【0036】腕時計ケ−ス5は、可動で、かつ、ケ−ス
2の表面を覆うことができるという条件を備えているも
のであれば、その動き及び形態において任意である。
【0037】そのために、第一の本発明においては、腕
時計ケ−ス5とケ−ス2との関係が「アンテナを配設の
時計ケ−スが、可動状態で、かつ、前記ケ−スの表面を
覆うこともできる状態で前記ケ−スに備えられているも
の」と定義されている。
【0038】ケ−ス2の表面には、送受信装置本体にダ
イヤル信号その他を入力するためのタッチ式あるいはボ
タン式の信号入力装置10のボタン若しくはキ−ボ−ド
と、前記送受信装置本体からのデ−タを表示するための
液晶式表示装置の画面11が配設され、電池、スピ−カ
及び通話用マイクロフォンがバンド3に搭載されてい
る。
【0039】そのために、ケ−ス2内には余分の空間が
確保され、それによって、電子回路及び通信技術等の進
歩、無線電話の多機能化の対応する装置を追加的に内蔵
できることになる。
【0040】又、ケ−ス2の表面に設ける信号入力装置
10のボタン若しくはキ−ボ−ドと、液晶式表示装置の
画面11を優れた操作性を与える程度に大きくすること
が可能となる。
【0041】ケ−ス2に配設のリュ−ズ(りゅうず)1
2、12、12は、腕時計電話装置1に必要な種々のス
ィッチ等に用いるものである。
【0042】バンド3には、シ−ト状電池14、14が
絶縁状態を保持して内蔵されていて、その端子からケ−
ス2の送受信装置本体の回路に接続されている。
【0043】バンド3の留具4には、先端に小型の通話
用マイクロフォン(以下において、マイクロフォンとい
うことがある)15が設けられている線状支持材16の
後端部が接続されている。線状支持材16は柔軟性及び
伸縮可能性を有するものになっていて、通話時には、線
状支持材16を伸ばして(あるいは延長して)マイクロ
フォンを頭部の口付近に位置させることが可能になって
いる。
【0044】なお、図1には、線状支持材16が図面の
上方向に伸びるように図示されているが、それは図示の
便宜からであって、図面の下方向若しくは任意の方向に
伸びるようにすることができる。
【0045】留具4には、スピ−カ17が留具4の面積
を大きく占有する状態で設けられていて、マイクロフォ
ン15とスピ−カ17とが収納されて単一の装置にまと
められている(図2参照)。
【0046】マイクロフォン15とスピ−カ17を単一
の装置に収納すると、メイテナンスが容易となって優れ
た使用性及び便宜性が得られる等の利点が生じる。
【0047】又、線状支持材16の留具4への接続部
は、線状支持材16の端部を固定的に留具4に接続して
もよく、留具4に対して可動的に接続してマイクロフォ
ン15が伸びる(延長できる)方向を変えられるように
してもよい。腕時計電話装置1では、占有面積を広くで
確保するこができ、かつ、占有面積を任意に変え得る場
所、すなわち、バンド3、に電池が搭載されている。
【0048】従って、大容量の電池、多くのボタン電池
若しくはソ−ラ−電池等の搭載が可能となり、任意の複
数種類の電池の搭載も可能となる。
【0049】さらに、バンド3には十分な搭載スペ−ス
があるので、電池寿命の進行状況(特に、電池寿命の終
了若しくは終了間近の時期)を表示する手段を設けるこ
とも容易である。
【0050】従って、腕時計電話装置1は、電池技術の
面からも、通信技術等の進歩及び無線電話の多機能化等
にも適応できる性能を有している。
【0051】図2は図1の腕時計電話装置1を留具4側
から見た斜視図である。図2はマイクロフォン15の線
状支持材16が縮められて留具4内に収納された状態を
示している。
【0052】次に、バンド3に搭載のマイクロフォン及
びスピ−カの配置を図3及び図4に基づいて具体的に説
明する。図3及び図4は腕時計電話装置1の使用状況の
説明図である。
【0053】図3はケ−ス2を装着した腕を自然的に前
に曲げてバンド3に搭載のマイクロフォン15を口近く
に持ってきる動作をして通話する状況を示している。図
4はケ−ス2を装着した腕を自然的に上方に曲る動作を
してバンド3に搭載のスピ−カ17を耳に近付け、マイ
クロフォン15を口近くまで伸ばす(延長する)動作を
して通話する状況を示している。
【0054】マイクロフォン15の線状支持材16は、
図4の動作においてもマイクロフォン15口近くの位置
まで容易に移動できるのに適しるバンド3の位置に後端
部を接続することが望まれる。そして、バンド3の留具
4の位置は、図4の動作において口に近い位置というこ
とで望まし位置である。
【0055】図4の動作では腕時計電話装置1を用いて
受話と送話とを同時に自然な状態(例えば、自然な姿
勢)で行うこができる。
【0056】又、線状支持材16の柔軟性及び伸縮性を
利用して、スピ−カ17を頭部の耳近くに位置させても
マイクロフォン15を顔部の口付近に容易にもってくる
ことが可能である。
【0057】なお、通話する場合のマイクロフォン15
と口との距離は、通常の大きさの声によりマイクロフォ
ン15を通じて会話を行い得る距離である。その距離
は、例えば、口から1〜20センチメ−トルである。
【0058】腕時計電話装置1の携帯時には、線状支持
材16を縮めてマイクロフォン15が歩行その他の動作
に支障がないような状態にできるようになっている。動
作に支障がないような状態にする方法は任意である。
【0059】次に、腕時計電話装置1の回路構成の概略
を図5に基づいて説明する。
【0060】図5において、符号50で示す領域は主と
してケ−ス2に内蔵の無線送受信装置本体を表し、符号
51で示す領域は主としてバンド3(留具4を含む)を
表している。
【0061】符号50及び51で示す領域内の電源は、
バンド3に搭載のシ−ト状電池14、14により供給さ
れるようになっている。
【0062】アンテナ52(アンテナ8に相当)で受信
の受信搬送波は、受信部53に送られて、複調回路によ
り複調され、増幅回路で増幅されて、符号化回路で2進
信号化される(受信信号がアナログ信号の場合)。
【0063】2進信号のダイヤル信号は、信号制御回路
54に送られ、記憶回路(ROM及びRAM)55のデ
−タ−を照合する等して、ダイヤル信号に対応した表示
が液晶式表示装置56に表示され、信号音発生回路の動
作により鳴音が発生される。なお、信号制御回路54
は、マイクロプロセッサ(CPU)により無線送受信回
路全体及びそれに関連する回路の信号を制御して、か
つ、全体のシステムの制御をしている。
【0064】そして、通話状態が確立すると、複調され
た音声が、増幅されて、スピ−カ17を通じて受話され
る。
【0065】次に、マイクロフォン15を通じて送話さ
れる音声信号は、送信部58において送信搬送波に変調
されてアンテナ52から送信される。
【0066】又、所望の通話を開始するときは、通話開
始のスイッチを作動させて、入力装置58のタッチ式又
はプッシュ式のボタンあるいはキ−ボ−ドを操作してダ
イヤル信号に相当の信号を入力する。
【0067】信号制御回路54により制御されたダイヤ
ル信号は、送信部58の変調回路て送信搬送波に変調さ
れて、アンテナ52から送信される。
【0068】次に、第二の本発明の実施の形態を以下に
具体的に説明する。図6は、第二の本発明による腕時計
電話装置の他の実施の形態の斜視図である。
【0069】図6に示す腕時計電話装置60は、無線装
置本体を内蔵のケ−ス61に直接的に送受信共用のリン
グ状アンテナ62が配置されていて、無線電話の機能の
みを備えている。
【0070】バンド及びその留具は、図1に示す腕時計
電話装置1のそれらと同様である。アンテナ62は、無
線装置本体を内蔵のケ−ス61の表面に固定して配設す
ること、若しくはケ−ス61の表面に対する角度を可変
に配設することができる。図7の腕時計電話装置70
は、リング状アンテナ71を回転軸72で軸支させて無
線装置本体を内蔵のケ−ス73に設けたものである。
【0071】図8は、ケ−ス73に設けるリング状態ア
ンテナを分割して円弧状アンテナ80、80にしたもの
である。
【0072】図8の円弧状アンテナ80、80を図7の
腕時計電話装置70に回転軸72で軸支させれ、独立に
動かせるので、アンテナ感度を微妙に調整することが可
能となる。
【0073】図9は、アンテナの他の実施の形態を例示
したものである。
【0074】引出し式のアンテナ90は、リング状の収
納容器91に収納されていて、通話の際には所望の長さ
に伸ばして使用させるものである。
【0075】図10は、スピ−カ及びマイクロフォンの
他の実施の形態を例示したものである。
【0076】図10においては、スピ−カ100及びマ
イクロフォン101が個別の装置としてバンド102に
直接に搭載されている。図10の搭載方法によれば、両
方は個別独立の装置にして搭載されているので、それら
装置の大型化若しくは高性能化が容易となる。
【0077】そして、本発明においては、スピ−カ及び
マイクロフォンが搭載条件にについての制約が少ないバ
ンドに搭載されているので、使用性、便宜性及び性能に
優れたスピ−カ及びマイクロフォンの搭載が容易であ
る。
【0078】本発明には、多くの他の実施の形態が包含
されている。そのいくつかを例示すれば下記(a)〜
(f)のものが挙げられる。 (a)腕時計電話装置1の腕時計ケ−ス5に無線装置の
一部(例えば、送信装置)を内蔵して、ケ−ス2内の空
間を確保するようにすることも可能である。
【0079】又、本発明においては、腕時計電話装置1
の無線装置本体を内蔵のケ−ス2,61,73を複数の
ケ−スから形成させてもよい。 (b)無線装置本体を内蔵のケ−ス2,61,73の裏
蓋をダイヤル呼出信号と同期させて振動させるようにし
てもよい。
【0080】ケ−ス2,61,73は、空間に余裕があ
るので、裏蓋に振動機構を取りつけることも可能であ
る。 (c)電話呼出し音専用の小さなマイクロフォンをケ−
ス2,61,73に取りつけることが可能である。 (d)マイクロフォン15の支持材は、線状支持材16
である必要はなく、任意の形態のものであり得る。 (e)マイクロフォン15の支持材が備えるべき性質
は、その長さを人為的に変化させる性質であるならば、
変化の形態において任意である。
【0081】従って、マイクロフォン15の支持材は、
折りたたむ等の方法により短くできるものであってもよ
い。 (f)スピ−カ17、100は、バンド3から動かして
受話に使用できるようにバンド3に設けることも可能で
ある。
【0082】なお、本発明においては、本発明の目的に
合致し、本発明の効果を特に害さない限りにおいては、
改変あるいは部分的な変更及び付加は任意であって、い
ずれも本発明の範囲である。
【0083】
【発明の効果】第一の本発明によれば、以下のような効
果が得られる。
【0084】すなわち、腕に装着した腕時計型の無線電
話装置を腕を自然な動作で曲げた状態にして頭部を自然
な状態にして送受信することでき、優れた操作性を使用
者に与えることができて重量感を装着者に与えることが
ない構造であって、電池、電子回路及び通信技術等の進
歩、無線電話の多機能化等にも適応できる構造を備えて
いて、種々の種類及び形態の電池又は/及び大きな容量
の電池を備えることが可能な構造を有して、しかも、腕
時計の機能をも有するという特徴を備えている腕時計型
の無線電話装置が提供される。
【0085】又、第二の本発明よれば、第一の本発明に
おける腕時計の機能をも有するという特徴以外の全ての
特徴が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】腕時計電話装置の実施の形態の斜視図である。
【図2】図1の腕時計電話装置を別の角度から見た斜視
図である。
【図3】腕時計電話装置の使用状況を示す説明図で
【図4】腕時計電話装置の使用状況を示す説明図であ
る。
【図5】腕時計電話装置の回路構成の概略を示すブロッ
ク図である。
【図6】腕時計電話装置の他の実施の形態の斜視図であ
る。
【図7】腕時計電話装置の他の実施の形態の斜視図であ
る。
【図8】腕時計電話装置の他の実施の形態の説明図であ
る。
【図9】腕時計電話装置の他の実施の形態の説明図であ
る。
【図10】腕時計電話装置の他の実施の形態の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 腕時計電話装置 2 ケ−ス 3 バンド 4 留具 5 腕時計ケ−ス 6 取付け部 8 送受信共用のリング状アンテナ 10 信号入力装置 11 液晶式表示装置 12 リュ−ズ 14 シ−ト状電池 15 マイクロフォン 16 線状支持材− 17 スピ−カ 52 アンテナ 60 腕時計電話装置 61 ケ−ス 62 アンテナ 70 腕時計電話装置 71 アンテナ 72 回転軸 80 円弧状アンテナ 90 引出し式アンテナ 100 スピ−カ 101 マイクロフォン 102 バンド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線電話装置の送受信装置本体が内蔵され
    ているケ−スが、電池、通話用マイクロホン及びスピ−
    カが搭載されているバンドにより腕若しくは手首に装着
    されるものに構成されている腕時計型の無線電話装置で
    あって、 前記ケ−スは、アンテナを配設の腕時計ケ−スが、可動
    状態で、かつ、前記ケ−スの表面を覆うこともできる状
    態で備えられているもので、 前記ケ−スは、前記送受信装置本体に信号を入力するた
    めの信号入力装置のボタン若しくはキ−ボ−ド及び前記
    送受信装置本体からのデ−タを表示する液晶式表示装置
    の画面がその表面に設けられているものであって、 前記バンドは、前記通話用マイクロフォン及び前記スピ
    −カが、個別の装置若しくはそれら両方を収納した単一
    の装置にして搭載されているものであり、 しかも、前記バンドに搭載の前記電池により前記無線電
    話装置が動作するものに構成されている腕時計型の無線
    電話装置。
  2. 【請求項2】無線電話装置の送受信装置本体が内蔵され
    ているケ−スが、電池、通話用マイクロホン及びスピ−
    カが搭載されているバンドにより腕若しくは手首に装着
    されるものに構成されている腕時計型の無線電話装置で
    あって、 前記ケ−スは、アンテナが配設されているもので、前記
    送受信装置本体に信号を入力するための信号入力装置の
    ボタン若しくはキ−ボ−ド及び前記送受信装置本体から
    のデ−タを表示する液晶式表示装置の画面がその表面に
    設けられているものであって、 前記バンドは、前記通話用マイクロフォン及び前記スピ
    −カが、個別の装置若しくはそれら両方を収納した単一
    の装置にして搭載されているものであり、 しかも、前記バンドに搭載の前記電池により前記無線電
    話装置が動作するものに構成されている腕時計型の無線
    電話装置。
  3. 【請求項3】前記通話用マイクロフォンは、通話時には
    前記バンドから頭部の口付近まで伸ばすことができるも
    のに構成されていることを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の腕時計型の無線電話装置。
JP7225922A 1995-08-10 1995-08-10 腕時計型の無線電話装置 Pending JPH0955679A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998005148A1 (fr) * 1996-07-29 1998-02-05 Nihon Velbon Seiki Kogyo Kabushiki Kaisha Ensemble telephone de type montre-bracelet
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US6798385B2 (en) 2000-03-02 2004-09-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Wireless information consumer electronic apparatus
US7280844B2 (en) 2003-07-22 2007-10-09 Niigata Seimitsu Co., Ltd. Wristwatch type cellular phone

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