JP2001217732A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JP2001217732A
JP2001217732A JP2000022447A JP2000022447A JP2001217732A JP 2001217732 A JP2001217732 A JP 2001217732A JP 2000022447 A JP2000022447 A JP 2000022447A JP 2000022447 A JP2000022447 A JP 2000022447A JP 2001217732 A JP2001217732 A JP 2001217732A
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receiving
transmitting
radio wave
transmission
signal
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JP2000022447A
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English (en)
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Yuji Oki
優次 大木
Atsushi Shigemura
篤 茂村
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腕に装着するタイプの受信装置でありなが
ら、極めて小型化、軽量化が実現できるようにする。ま
た、極めて自然なスタイルで受信或いは通話が出来、周
囲の人に奇抜さを感じさせないようにする。 【解決手段】 無線電波を受信する電波受信手段1、こ
の電波受信手段1によって受信した電波信号を電気信号
に変換して受信データを得る変換手段2及びこの変換手
段2によって得られた受信データを無線信号に変換して
送出する無線送出手段9を備えた腕装着型の第一の装置
100と、この第一の装置100の無線送出手段9から
送出された無線信号を受信する無線受信手段201及び
この無線受信手段201によって受信した無線信号に基
づいて音を発生する発音手段203を備えた指装着型の
第二の装置200と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線電波を受信
する受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯可能で無線電波によって通話
が可能な電話装置は、携帯電話及びPHS(パーソナル
・ハンデイ・フォン)と呼ばれている電話機が知られて
いる。しかして、この種の電話機(以下、携帯電話及び
PHS電話など全ての電話を含めて、携帯可能な電話と
言う意味で携帯電話と称呼する。)は、スピーカを耳に
当てた時、マイクが口元近傍に配置される様な縦長の箱
型形状で、且つ胸ポケットなどに入る大きさに形成され
ている。また、ポケットなどに入れておくと、取り出し
が面倒で、落下などによって破損させてしまったりなく
してしまったりすることがあるので、最近では体に直接
装着されるウエアラブル電子機器、例えば腕時計に電話
機能を組込んだ腕時計タイプの携帯電話も開発されてい
る。そして、この種の携帯電話は、電話回路だけでなく
アンテナからマイク、スピーカに至るまで全て腕時計内
部に配置させる様になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、このように
アンテナからマイク、スピーカに至るまで携帯電話の構
成の全てを腕時計に配置させたものにあっては、腕時計
自体が大型化して重くなってしまう欠点がある。特に腕
時計タイプでは、その形状から、通話時にマイクを口元
に近づけた時、同時にスピーカを耳元に近づけることが
出来ないので、イヤホーンなどを使用するか或いはスピ
ーカ自体を大型にして大きな音量出力をさせなければな
らず、大型化、重量化してしまう欠点があった。また、
通話時には、手首に装着した腕時計のマイクを口元に近
づけて話をすることになるが、このスタイルは、肘が上
がってしまって手首の腕時計を口の前にして腕自体を水
平状態にした不自然なスタイルになってしまったり、或
いは、手首の腕時計に向かって話をすることは、腕時計
に向かって何か独り言ををつぶやいているような奇抜な
形になってしまい、人込みの中で行うには比較的気後れ
のするスタイル、即ち違和感のあるスタイルになってし
まう欠点があった。
【0004】この発明は、上述した課題を解決するため
になされたものであり、腕に装着するタイプでありなが
ら、極めて小型化、軽量化が実現できる受信装置を提供
することを目的とする。また、この発明は、腕に装着す
るタイプでありながら、極めて自然なスタイルで受信或
いは通話が出来、周囲の人に奇抜さを感じさせない受信
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
例えば、図1に示すように、無線電波を受信する電波受
信手段1、この電波受信手段1によって受信した電波信
号を電気信号に変換して受信データを得る変換手段2及
びこの変換手段2によって得られた受信データを無線信
号に変換して送出する無線送出手段9を備えた腕装着型
の第一の装置100と、この第一の装置100の前記無
線送出手段9から送出された無線信号を受信する無線受
信手段201及びこの無線受信手段201によって受信
した無線信号に基づいて音を発生する発音手段203を
備えた指装着型の第二の装置200と、を備えたことを
特徴とする。
【0006】この発明によれば、腕装着型の第一の装置
によって無線電波を受信でき、受信した音を指に装着し
た第二の装置の発音手段で聞くことが出来るので、第二
の装置を装着した指を耳に近づけたり、或いは押し当て
たスタイルで聞くことが出来る。しかして、このスタイ
ルは、頬に手の平を当てている、何かを考えたり、頬杖
を突いているような日常生活でよく見られるスタイルで
あり、周囲に不自然さを与えることがない。また、指に
装着した第二の装置に設けられた発音手段は、耳に押し
当てられるために小さな音量を発するものでよく、極め
て小型のものを使用でき、更に、腕装着型の第一の装置
には、大音量の発音手段を組込む必要がないので、小型
化、軽量化が計れる効果を有する。
【0007】請求項2記載の発明は、例えば、図1に示
すように、無線電波を送受信する電波送受信手段1、こ
の電波送受信手段1で受信した電波信号を電気信号に変
換して受信データを得ると共に送信データを電波出力さ
せるために前記電波送受信手段1に送る送受信制御手段
2、3、この送受信制御手段2,3に送信すべき送信デ
ータを供給する送信データ供給手段5、7及び前記電波
送受信手段1によって得られた受信データを無線信号に
変換して送出する無線送出手段9を備えた腕装着型の第
一の装置100と、この第一の装置100の前記無線送
出手段9から送出された無線信号を受信する無線受信手
段201及びこの無線受信手段201によって受信した
無線信号に基づいて音を発生する発音手段203を備え
た指装着型の第二の装置200と、を備えたことを特徴
とする。
【0008】この発明によれば、腕装着型の第一の装置
によって無線電波の受信だけでなく送信ができるので、
特に携帯電話として採用可能である。そして、受信した
音は指に装着した第二の装置の発音手段で聞くことが出
来るので、第二の装置を装着した指を耳に近づけたり、
或いは押し当てたスタイルで聞くことが出来る。しかし
て、上述した請求項1記載の発明と同様に、このスタイ
ルは、頬に手の平を当てている様な、何かを考えたり、
頬杖を突いているような日常生活でよく見られるスタイ
ルであり、周囲に不自然さを与えることがない。また、
指に装着した第二の装置に設けられた発音手段は、耳に
押し当てられるために小さな音量を発するものでよく、
極めて小型のものを使用でき、更に、腕装着型の第一の
装置には、大音量の発音手段を組込む必要がないので、
小型化、軽量化が計れる効果を有する。
【0009】請求項3記載の発明は、例えば、図6に示
すように、前記第一の装置100の前記無線送出手段9
は赤外線送出手段91であり、例えば、図10に示すよ
うに、前記第二の装置200の前記無線受信手段201
は赤外線受信手段であることを特徴とする。しかして、
第一の装置が腕、第二の装置が指に装着されるため、両
装置は10センチメートル程度の極めて近接した位置で
送受信されるもので、赤外線によって極めて良好に送受
信される。
【0010】請求項4記載の発明は、例えば、図3〜図
5に示すように、前記第1の装置100にはこの第一の
装置100を腕の手首に装着するバンド部材25が設け
られ、このバンド部材25によって前記第1の装置10
0が手首に装着された際に、前記無線送出手段9は指方
向側となる位置に配置されていることを特徴とする。即
ち、バンド部材によって第一の装置が腕の手首に装着さ
れることを特徴としている。
【0011】請求項5記載の発明は、例えば、図10に
示すように、前記第二の装置200は指輪型に形成され
ており、指に装着されたとき手の甲側に前記無線受信手
段201が配置され、手の平側に前記発音手段203が
形成されていることを特徴とする。このように構成する
ことにより、第一の装置からの受信が良好に行われ、且
つ、耳に対し良好な発音がなされるものである。
【0012】請求項6記載の発明は、例えば、図1に示
すように、前記送信データ供給手段5、7は、音声が入
力されるマイク7と、このマイク7に入力された音声を
音声信号に変換し送信データとして前記送受信制御手段
2、3に供給する音声制御手段5とからなり、更に、例
えば、図3〜図5に示すように、前記第一の装置100
を腕に装着するために腕の手首に巻かれるバンド部材2
5が設けられ、このバンド部材25の手の平側に前記マ
イク7が設けられていることを特徴とする。
【0013】また、請求項7記載の発明は、例えば、図
1に示すように、前記送信データ供給手5、7は音声を
音声信号に変換するマイク7を含むことを特徴としてい
る。しかして、音声の送信の為にマイクが設けられ、こ
のマイクはバンド部材の手の平側に設けられているの
で、前述したごとく頬に手の平当てたスタイルに有って
は、マイクは口のすぐ前に位置することとなり、良好に
音声入力が出来るものである。
【0014】請求項8記載の発明は、例えば、図1に示
すように、音声の無線電波を送受信する電波送受信手段
1、この電波送受信手段1で受信した音声の電波信号を
電気信号に変換して受信音声データを得ると共に送信音
声データを電波出力させるために前記電波送受信手段1
に送る送受信制御手段3、この送受信制御手段3に送信
すべき送信音声データを供給する送信音声データ供給手
段5、7及び前記電波送受信手段1によって得られた受
信音声データを赤外線信号に変換して送出する赤外線送
出手段9を備えた腕装着型の第一の装置100と、この
第一の装置100の前記赤外線送信手段9から送出され
た赤外線信号を受信する赤外線受信手段201及びこの
赤外線受信手段201によって受信した赤外線信号に基
づいて音を発生する発音手段203を備えた指装着型の
第二の装置200と、を備えたことを特徴とする。
【0015】この発明によれば、腕装着型の第一の装置
によって無線電波の受信だけでなく送信ができるので、
特に携帯電話として採用可能である。そして、受信した
音は赤外線によって指に装着される第二の装置に送ら
れ、この指に装着された第二の装置の発音手段で聞くこ
とが出来るので、第二の装置を装着した指を耳に近づけ
たり、或いは押し当てたスタイルで聞くことが出来る。
しかして、上述した請求項1記載の発明と同様に、この
スタイルは、頬に手の平を当てている、何かを考えた
り、頬杖を突いているような日常生活でよく見られるス
タイルであり、周囲に不自然さを与えることがない。ま
た、指に装着した第二の装置に設けられた発音手段は、
耳に押し当てられるために小さな音量を発するものでよ
く、極めて小型のものを使用でき、更に、腕装着型の第
一の装置には、大音量の発音手段を組込む必要がないの
で、小型化、軽量化が計れる効果を有する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図13を参照して、
この発明を適用した一実施形態について説明する。図1
は、本発明による受信機(受信装置)の回路図である。
この受信機は体に装着可能なウエアラブル電子機器とし
て構成されているもので、携帯電話としての機能を有す
るものである。また、この受信機は、腕に装着される腕
時計型(腕装着型)の第一の装置100と、上記腕の指
(どの指でもよいが最もよいのは中指)に装着される指
装着型の第二の装置200とから構成されている。尚、
腕時計型とは、腕時計の様に腕に装着されること、を意
味しているものであって、時計機能の有無についてはな
んら限定されないものである。また、指装着型とは、指
を利用していることを意味しているものであって、必ず
しも、指輪のようにドーナツ状に形成されている必要は
ないものである。
【0017】しかして、上記腕装着型の第一の装置10
0には、送受信アンテナ(電波受信手段、電波送受信手
段)1が設けられている。この送受信アンテナ1は、電
話の基地局からの無線電波の受信及び基地局への無線電
波の送信を行うもので、後述する回路基板26(図6参
照)に取り付けられる。尚、この送受信アンテナ1は、
例えば、後述するバンド25(図3〜図5参照)内部に
配置させても良いものである。上記送受信アンテナ1は
送受信部(変換手段、送受信制御手段)2と結合されて
おり、この送受信部2は、送受信アンテナ1が受信した
電波信号を電気信号に変換し受信データとして通信制御
部3へ供給し、また、通信制御部3から送られてくる送
信データの電気信号を電波信号に変換して送受信アンテ
ナ1に供給するものである。送受信アンテナ1を介して
送受信されるデータは、通話用の音声データ以外に、電
話番号データ、装置自体のID番号データ、電子メール
の文字データ等のキャラクタデータが送受信され、ま
た、この装置が、画像の電子メール機能を有している場
合には画像データ等も送受信される。
【0018】通信制御部(送受信制御手段)3は、制御
部4の制御により受信データが上記各データのいずれか
を判断し、受信データが音声データであれば、そのデー
タを音声制御部(送信データ供給手段、送信音声データ
供給手段、音声制御手段)5に供給し、また、音声以外
のデータの場合は制御部4に供給する。また、通信制御
部3は、音声制御部5より音声データが送られてきた場
合及び制御部4より送信すべきキャラクタデータ、画像
データ等が送られてきた場合、それらのデータを送受信
部2に供給するものである。音声制御部5は、音声コー
デック回路であり、通信制御部3から供給された符号化
されている受信音声データを発音用の音声信号に復号し
て変換部6に供給する。また、外部からマイク(送信デ
ータ供給手段、送信音声データ供給手段)7に音声入力
され、後述するバンド25内のケーブル8を介して入力
される音声信号を符号化して通信制御部3に供給するも
のである。上記変換部(変換手段)6に供給された音声
信号は、赤外線によって音声通信する為のデータに変換
されて送信部(無線送出手段、赤外線送出手段)9に送
られる。この送信部9には、後述する赤外線出力用の発
光ダイオード91(図6参照)及びその駆動回路(図示
せず)が設けられていて、指装着型の第二の装置200
の受信部201に上記音声信号を無線通信手段である赤
外線通信150によって送信するものである。
【0019】上記制御部4は、上記腕装着型の第一の装
置100全体を制御するものであり、各機能のフローを
実行のためのマイクロプログラムを備えたCPUからな
る。この制御部4は、前述した送受信部2、通信制御部
3、音声制御部5、変換部6及び送信部9に夫々その動
作を制御するための制御信号を供給し、また、音声通信
部3とは前述したごとくデータのやり取りを行うように
なっている。また、上記制御部4には、基準信号を計時
して現在の年月日時分秒の現在時刻情報を得る時計回路
部10が接続されていて、上記現在時刻情報が入力され
ている。また、電話の各機能、例えば通話のオンオフ
や、電話番号の入力などの為のキー入力部11からの信
号も入力され、更に、メモリ部12及び表示部13も接
続されている。メモリ部12は、RAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)、EEPROM、或いはフラッシメモ
リ等から構成されるもので、電話や、電子メールの各送
受信データの記憶保持や本装置所有のユーザーが設定記
憶したスケジュールや住所録などの各種データを記憶す
る。表示部13は、カラー液晶表示装置或いはカラーE
L表示装置等からなり、通常は時計回路部10で得られ
る現在時刻情報がデジタル表示されているが、電話機能
として使用するときには、無線電波の感度状態表示、受
信データの表示、送信すべき電子メールの文章データ
や、電話番号データ、受信した電子メールの文章及び画
像データ等の表示がなされる。
【0020】次に、前記指装着型の第二の装置200
は、送信部9から送られてくる赤外線による音声信号を
受信部(無線受信手段、赤外線受信手段)201にて受
信し、受信した信号を復調部(復調手段)202にて発
音用の音声信号に復調させ、スピーカ(発音手段)20
3から発音させるものである。上記の回路構成におい
て、携帯電話としての使用時の際には、送受信アンテナ
1を介して受信した電波信号は送受信部2によって電気
信号に変換されて通信制御部3に送られ、音声信号は更
に音声制御部5の音声コーデックによって音声信号に復
号されて変換部6に与えられ、さらに送信部9から赤外
線信号(赤外線通信150参照)で送信されるものであ
る。しかして、この赤外線信号は指装着型の第二の装置
200の受信部201にて受信され、受信した信号を復
調部202にて発音用の音声信号に復調され、スピーカ
203から発音されるものである。また、本装置の所有
者の音声は、マイク7に入力され、音声制御部5によっ
て符号化され、通信制御部3、送受信部2を介して送受
信アンテナ1から送信されるものであり、この様にし
て、携帯電話の通話がなされるものである。又、受信し
たデータが電子メールのキャラクタデータ或いは画像デ
ータであった場合には、これらのデータは通信制御部3
から制御部4を介してメモリ部12に記憶される。そし
て、キー入力部11からの表示指令キー(操作スイッチ
16、17、18(図6参照)のいずれかなど)のスイ
ッチ操作などによってメモリ部12から読み出され表示
部13で表示されるものである。
【0021】図2〜図5は、第一の装置100の外観を
示す図である。第一の装置100は、図示のように、腕
時計型のもので、金属製または樹脂製の本体ケース14
には、時計ガラス15、電話機能と時計機能などのコン
トロールキーとしての操作スイッチ16、17、18
(キー入力部11)、第一の装置100の各回路を駆動
するバッテリー(図6の28)に充電を行わせる為の充
電用端子19、19、側面ガラス20及び裏蓋21が設
けられている。そして、本体ケース14には、対をなす
第一の駒ケース22a、22b、及び第二の駒ケース2
3a、23bが接続されている。第一及び第二の駒ケー
ス22a乃至23bは、いずれも弾性を有する樹脂製で
ある。
【0022】第二の駒ケース23bの一方にバンド着脱
部材24が設けられ、他方の第二のケース23aに布製
または革製のバンド25が固定されている。バンド25
の中央部表面にはマイク7が設けられており、このマイ
ク7は、バンド25内、駒ケース23a、22a内及び
本体ケース14内を通したケーブル8を介して回路基板
26(図6参照)に接続されている。マイク7は、具体
的には、マイク本体部71に対してマイク先端部72が
バンド25による腕装着状態で手の平方向(指方向)に
向くようになっている。また、側面ガラス21は、バン
ド25による腕装着状態で手の甲方向(指方向)に向く
ようになっている。
【0023】図6は、本体ケース14の中央縦断面図
(図2のA−A線断面図)である。本体ケース14内に
は、図示のように、回路基板26、液晶表示パネル(表
示装置)27、バッテリー(電池)28などが収納され
ている。回路基板26上には、LSI29が搭載されて
おり、液晶表示パネル27(表示部13)は内部接続子
30で回路基板26に電気的接続されている。回路基板
26下には、バッテリー収納枠31の外側の部分に時計
・携帯電話用の電子部品32、33が実装されている。
そして、回路基板26の一側部の操作スイッチ16、1
7、18の側(図2参照)にスイッチ端子34が設けられ
ていて、回路基板26の他側方の側面ガラス20の側に
は、送信部9をなす発光ダイオード(赤外線送出手段)
91が設けられている。発光ダイオード91は、側面ガ
ラス20の内側に位置しており、端子92が回路基板2
6に電気的接続されていて、側面ガラス20の側に開口
する収納ケース93に収納されている。
【0024】また、図7及び図8は、第二の装置200
の外観を示す図であり、図9は内部に配置されるスピー
カ以外の電子部品、図10は電子部品を内部に配置した
状態を示す図である。第二の装置200は、図10のよ
うに、指輪型ケース210の内部に電子部品を収納した
ものである。指輪型ケース210には、指装着状態で手
の甲方向に向いて側面ガラス212が突出する受信部収
納部211が設けられる一方、指装着状態で手の平に沿
った部分に放音孔213が形成されている。受信部収納
部211には、図9に示すように、フォトダイオード
(赤外線受信手段)等を収納した受信部201が側面ガ
ラス212に近接して収納されている。受信部201
は、基板204にLSI205及びバッテリー(電池)
206とともに搭載されている。そして、基板204に
は、図10に示すように、接続配線207を介してスピ
ーカ203が接続されており、スピーカ203は放音孔
213の内側に配置されている。
【0025】次に、図11及び図12は、第一の装置1
00及び第二の装置200の使用状態を示す図である。
第一の装置100は、図13に示すように、バンド25
に設けたマイク7のマイク先端部72を手の平方向に向
けて本体ケース14を腕の手首に装着する。そして、第
二の装置200は、放音孔213を手の平側に向けて指
輪型ケース210を指(図示例では中指だが、人差し指
や薬指であっても良い)に装着する。このとき、図11
及び図12に示すように、本体ケース14の側面ガラス
20が手の甲方向(指方向)に向いていて、指輪型ケー
ス210の側面ガラス212も手の甲方向(手首方向)
に対向している。
【0026】そして、携帯電話としての使用時は、図1
1及び図12に示したように、第一の装置100及び第
二の装置200を装着した手で頬杖を突くようにして、
手首に装着した本体ケース14のバンド25に設けたマ
イク7を口元に近づけるとともに、指に装着した指輪型
ケース210の放音孔213を耳元に近づける。この状
態でしゃべると、音声がマイク7に入力され、前述した
ように、音声制御部5によって符号化され、通信制御部
3、送受信部2を介して送受信アンテナ1から送信され
る。また、通話相手の音声は、本体ケース14の送信部
9(発光ダイオード91)から側面ガラス20を通し赤
外線信号(赤外線通信150参照)で送信されて、指輪
型ケース210の側面ガラス212を通し受信部201
(フォトダイオード等)に受信され、前述したように、
復調部202にて発音用の音声信号に復調されてスピー
カ203から発音され、放音孔213を通って聞こえ
る。
【0027】尚、以上の実施の形態においては、腕時計
型の第一の装置及び指輪型の第二の装置からなる携帯電
話機能を有する受信機としたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、要は腕装着型の第一の装置及び指装
着型の第二の装置により構成される受信装置であれば良
い。例えば、音楽その他の放送を腕時計型の第一の装置
で受信し、その受信内容を指輪型の第二の装置から聞く
ようにすることも出来る。又、第一の装置から赤外線で
指輪型の第二の装置に音声信号を送るようにしたが、こ
の送受信は、事前に信号の授受を行ってリンクを確立さ
せてから行わせるようにしてもよく、送受信の伝送フォ
ーマットはどのような規格であっても良いものである。
更に、赤外線による無線ではなく、電波などの無線を用
いてもよいものである。また、第一及び第二の両装置の
デザインも任意であり、その他、具体的な細部構造等に
ついても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、腕装着型
の第一の装置によって無線電波を受信でき、受信した音
を指に装着した第二の装置の発音手段で聞くことが出来
るので、第二の装置を装着した指を耳に近づけたり、或
いは押し当てたスタイルで聞くことが出来できる。しか
して、このスタイルは、頬に手の平を当てている、何か
を考えたり、頬杖を突いているような日常生活でよく見
られるスタイルであり、周囲に不自然さを与えることが
ない。また、指に装着した第二の装置に設けられた発音
手段は、耳に押し当てられるために小さな音量を発する
ものでよく、極めて小型のものを使用でき、更に、腕装
着型の第一の装置には、大音量の発音手段を組込む必要
がないので、小型化、軽量化が計れる効果を有する。
【0029】請求項2記載の発明によれば、腕装着型の
第一の装置によって無線電波の受信だけでなく送信がで
きるので、特に携帯電話として採用可能である。そし
て、受信した音は指に装着した第二の装置の発音手段で
聞くことが出来るので、第二の装置を装着した指を耳に
近づけたり、或いは押し当てたスタイルで聞くことが出
来る。しかして、上述した請求項1記載の発明と同様
に、このスタイルは、頬に手の平を当てている様な、何
かを考えたり、頬杖を突いているような日常生活でよく
見られるスタイルであり、周囲に不自然さを与えること
がない。また、指に装着した第二の装置に設けられた発
音手段は、耳に押し当てられるために小さな音量を発す
るものでよく、極めて小型のものを使用でき、更に、腕
装着型の第一の装置には、大音量の発音手段を組込む必
要がないので、小型化、軽量化が計れる効果を有する。
【0030】請求項8記載の発明によれば、腕装着型の
第一の装置によって無線電波の受信だけでなく送信がで
きるので、特に携帯電話として採用可能である。そし
て、受信した音は赤外線によって指に装着される第二の
装置に送られ、この指に装着された第二の装置の発音手
段で聞くことが出来るので、第二の装置を装着した指を
耳に近づけたり、或いは押し当てたスタイルで聞くこと
が出来る。しかして、上述した請求項1記載の発明と同
様に、このスタイルは、頬に手の平を当てている、何か
を考えたり、頬杖を突いているような日常生活でよく見
られるスタイルであり、周囲に不自然さを与えることが
ない。また、指に装着した第二の装置に設けられた発音
手段は、耳に押し当てられるために小さな音量を発する
ものでよく、極めて小型のものを使用でき、更に、腕装
着型の第一の装置には、大音量の発音手段を組込む必要
がないので、小型化、軽量化が計れる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態の構成を示す受
信装置の回路図である。
【図2】腕装着型の第一の装置を示す平面図である。
【図3】第一の装置を示す背面図である。
【図4】第一の装置を操作手段側から見た側面図であ
る。
【図5】第一の装置を無線送出手段側から見た側面図で
ある。
【図6】図2の矢印A−A線に沿った断面図である。
【図7】指装着型の第二の装置を示すもので、無線受信
手段側から見た斜視図である。
【図8】第二の装置を放音孔側から見た斜視図である。
【図9】第二の装置内に収納される電子部品を示した斜
視図である。
【図10】第二の装置内部の電子部品配置状態を示した
概略斜視図である。
【図11】本発明による受信装置の使用状態を示す概略
側面図である。
【図12】受信装置使用状態を示す概略正面図である。
【図13】受信装置使用状態を手の平側から見た図であ
る。
【符号の説明】
1 送受信アンテナ(電波受信手段、電波送受信手段) 2 送受信部(変換手段、送受信制御手段) 3 通信制御部(送受信制御手段、送信データ供給手
段) 5 音声制御部(送信データ供給手段、送信音声データ
供給手段、音声制御手段) 6 変換部(変換手段) 7 マイク(送信データ供給手段、送信音声データ供給
手段) 71 マイク本体部 72 マイク先端部 9 送信部(無線送出手段、赤外線送出手段) 91 発光ダイオード(赤外線送出手段) 14 本体ケース 20 側面ガラス 25 バンド部材 26 回路基板 27 表示装置 28 電池 100 第一の装置 200 第二の装置 201 受信部(無線受信手段、赤外線受信手段) 202 復調部(復調手段) 203 スピーカ(発音手段) 204 基板 206 電池 210 指輪型ケース 211 受信部収納部 212 側面ガラス 213 放音孔
フロントページの続き Fターム(参考) 5K011 AA01 AA04 AA07 JA01 JA11 KA12 5K016 AA04 AA08 BA06 CC01 FA02 JA03 KA07 5K023 AA07 BB11 EE16 5K067 AA34 BB04 EE37 FF27 GG01 GG11 KK17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線電波を受信する電波受信手段、この電
    波受信手段によって受信した電波信号を電気信号に変換
    して受信データを得る変換手段及びこの変換手段によっ
    て得られた受信データを無線信号に変換して送出する無
    線送出手段を備えた腕装着型の第一の装置と、 この第一の装置の前記無線送出手段から送出された無線
    信号を受信する無線受信手段及びこの無線受信手段によ
    って受信した無線信号に基づいて音を発生する発音手段
    を備えた指装着型の第二の装置と、を備えたことを特徴
    とする受信装置。
  2. 【請求項2】無線電波を送受信する電波送受信手段、こ
    の電波送受信手段で受信した電波信号を電気信号に変換
    して受信データを得ると共に送信データを電波出力させ
    るために前記電波送受信手段に送る送受信制御手段、こ
    の送受信制御手段に送信すべき送信データを供給する送
    信データ供給手段及び前記電波送受信手段によって得ら
    れた受信データを無線信号に変換して送出する無線送出
    手段を備えた腕装着型の第一の装置と、 この第一の装置の前記無線送出手段から送出された無線
    信号を受信する無線受信手段及びこの無線受信手段によ
    って受信した無線信号に基づいて音を発生する発音手段
    を備えた指装着型の第二の装置と、を備えたことを特徴
    とする受信装置。
  3. 【請求項3】前記第一の装置の前記無線送出手段は赤外
    線送出手段であり、前記第二の装置の前記無線受信手段
    は赤外線受信手段であることを特徴とする請求項1もし
    くは2記載の受信装置。
  4. 【請求項4】更に、前記第1の装置にはこの第一の装置
    を腕の手首に装着するバンド部材が設けられ、このバン
    ド部材によって前記第1の装置が手首に装着された際
    に、前記無線送出手段は指方向側となる位置に配置され
    ていることを特徴とする請求項1もしくは2記載の受信
    装置。
  5. 【請求項5】前記第二の装置は指輪型に形成されてお
    り、指に装着されたとき手の甲側に前記無線受信手段が
    配置され、手の平側に前記発音手段が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1もしくは2記載の受信装置。
  6. 【請求項6】前記送信データ供給手段は、音声が入力さ
    れるマイクと、このマイクに入力された音声を音声信号
    に変換し送信データとして前記送受信制御手段に供給す
    る音声制御手段とからなり、更に、前記第一の装置を腕
    に装着するために腕の手首に巻かれるバンド部材が設け
    られ、このバンド部材の手の平側に前記マイクが設けら
    れていることを特徴とする請求項2記載の受信装置。
  7. 【請求項7】前記送信データ供給手段は音声を音声信号
    に変換するマイクを含むことを特徴とする請求項6に記
    載の受信装置。
  8. 【請求項8】音声の無線電波を送受信する電波送受信手
    段、この電波送受信手段で受信した音声の電波信号を電
    気信号に変換して受信音声データを得ると共に送信音声
    データを電波出力させるために前記電波送受信手段に送
    る送受信制御手段、この送受信制御手段に送信すべき送
    信音声データを供給する送信音声データ供給手段及び前
    記電波送受信手段によって得られた受信音声データを赤
    外線信号に変換して送出する赤外線送出手段を備えた腕
    装着型の第一の装置と、 この第一の装置の前記赤外線送信手段から送出された赤
    外線信号を受信する赤外線受信手段及びこの赤外線受信
    手段によって受信した赤外線信号に基づいて音を発生す
    る発音手段を備えた指装着型の第二の装置と、を備えた
    ことを特徴とする受信装置。
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