JP2798598B2 - 腕時計式小型電話器 - Google Patents

腕時計式小型電話器

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JP2798598B2
JP2798598B2 JP5342030A JP34203093A JP2798598B2 JP 2798598 B2 JP2798598 B2 JP 2798598B2 JP 5342030 A JP5342030 A JP 5342030A JP 34203093 A JP34203093 A JP 34203093A JP 2798598 B2 JP2798598 B2 JP 2798598B2
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    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は持ち運び便利な電話装
置、特に手首に装着する、または時計として身につける
電話装置(あるいは通信機能を有する時計)に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロエレクトロニクスの進歩により
ポータブル電話は現実のものとなった。当初ポータブル
とは無線によって電話交換局に連結された自動車に電話
を設置することができることを意味した。このようなポ
ータブル電話をサポートするために必要な装置はあまり
にも重過ぎ、使用者は便利に持ち運ぶことができなかっ
たが、もっと持ち運びに便利なものを求める要望は衰え
ることがなかった。コードレス電話も殆ど同時に発達し
てきたが、これにより使用者は電話の送受話器を通常の
置き場所(電話ベース)からはずし、受話器とベースと
をつないでいるコードによる制限を受けずに、電話中自
由に自宅内を歩き回ることができるようになった。さら
に近年になり、モトローラを始めとする各社により、使
用者のポケットに入れて簡単に持ち運べ、無線を用いて
双方向の電話通話が行える、とても軽量(227g以
下)なパーソナル電話が登場した。マイクロエレクトロ
ニクスにおけるさらなる進歩はついに腕時計サイズの電
話の製造を可能にしたのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】おそらく小型ポータブ
ル電話として最初に開示されたのは、漫画「ディックト
レーシー」に出てきた「腕時計式双方向無線」であった
だろう。ここでは腕時計が手ぶら電話として機能したの
だった(つまりディックトレーシーは送信の際は直接腕
時計式無線に向かって話しかけ、受信の際は文字盤上の
レシーバーに耳を傾けたのだ)。残念ながらこのような
装置の製作に関する詳細はどの漫画の中でも明らかには
されなかった。この種の設計に付随する問題の一つはレ
シーバーとマイクロフォン間の不必要な音響カップリン
グから生じるのであるが、極端な場合はこれにより発振
(「シンギング」と呼ばれることもある)が生じる事も
ある。この条件によりマイクロフォンの感度およびレシ
ーバーのラウドネスには好ましくない制限が加えられ
る。
【0004】この音響カップリングの問題に対する一つ
の解決策は、指向性マイクロフォンの使用と指向性パタ
ーンのナルにレシーバーを位置づける、有利な配置法を
教示している米国特許第5、121、426号に見いだ
される。この解決策は音響エコーキャンセラーを加える
ことによってさらに改善することができるであろう。こ
の解決策は大変有効であるが、マイクロフォンとレシー
バートランスジューサ間の音響カップリングはさらに減
少することが望ましい。
【0005】この音響カップリング問題に対するもう一
つの解決策はそれぞれ端にとめ金のついた一組のストラ
ップを持つ腕時計を開示している米国特許第4、84
8、818号に見つけることができる。このとめ金は互
いに使用者の手首にストラップを留めるよう相互に接続
されている。このとめ金の内の一つにマイクロフォンが
搭載されており、レシーバーがもう一つのとめ金の中に
搭載されているので、腕時計のストラップを使用者の手
首からはずすと、電話の送受話器として使用することが
できるのである。この技法は使用者の口と耳の間の距離
に合わせてマイクロフォンとレシーバー間の物理的な距
離を有利に分離するが、このストラップは電話通話中、
楽にその位置に保てるように、比較的かたくなければな
らず、そのため使用できるストラップの種類が制限され
る。さらに、製造過程の複雑さを増加しないよう、スト
ラップの中に設置される部品の数は最少にすることが望
ましい。(レシーバーとマイクロフォンをその他のエレ
クトロニクスが収められているケースへ接続するために
ストラップの中にワイヤーを通すという問題を考えてい
ただきたい。)とはいうものの、この技法においては適
切なモード距離の必要性が扱われている。
【0006】電話送受話器のモード距離は所定の方法で
受話器を持った場合の送話器ポートの中心から口の基準
点までの距離である。電話線には一定の出力信号レベル
を供給することが望ましいので、モード距離における変
化は送信パスゲインの変化によって補償することが必要
である。しかし、この送信パスにおける増幅の増加はま
た送話器によってピックアップされるバックグラウンド
ノイズを増加し、その結果信号対雑音比は減少する。ま
たモード性を達成するためには上記の特許のストラップ
の使用を避けることが望ましいかもしれないが、レシー
バーとマイクロフォン間のスペースを減少することは信
号対雑音比を悪化させ、レシーバーからマイクロフォン
へのフィードバックの可能性を増大させる。
【0007】腕時計式電話の製法は数多く知られている
が、モード距離とコンパクト性に関する限り、完全に満
足できるものは一つとして存在しない。実際、モード距
離を向上することは通常コンパクト性あるいは便利さを
犠牲にすることなのである。したがって、従来の腕時計
式電話のこれまであげたような問題点を解決した小型電
話の提供が求められている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の小型腕時計式電
話は上部部材を含むケースからなり、この上部部材はそ
の一辺に沿って下部部材の対応する辺にヒンジで止めら
れ、クローズドポジションとオープンポジションをとる
ことができるようになっている。レシーバーは前記の部
材の内の一方に埋め込まれ、マイクロフォンは他方の部
材中に埋め込まれている。マイクロフォンとレシーバー
とをこのように位置づけることにより、前記のケースを
オープンポジションにおくとこれらの間の距離は十分に
増加する。従ってコンパクト性を犠牲にすることなくモ
ード性が向上できる。
【0009】本発明を説明するための実施例において、
前記のマイクロフォンとレシーバー間の距離は、これら
がオープンポジションにあっても使用者の口と耳間の距
離よりも短い。しかし、この状況下の非モード性を補償
するため、高度に指向性をもつマイクロフォンが用いら
れている。この腕時計式電話はさらに下部部材の中にキ
ーパッドとディスプレイを含み、前記の上部部材として
は時計のガラス枠が使用される。このガラス枠は金属ま
たはプラスチックのリムによって囲まれたガラス部分か
らなり、これにはヒンジの反対側の辺の上にでレシーバ
ーを支持するための第一の領域が含まれている。同様
に、下部部材にはヒンジの反対側の辺上にマイクロフォ
ンを支持するための第2の領域が含まれている。マイク
ロフォンとレシーバーをこのヒンジから離しておくこと
によって、これらのトランスジューサ間の距離はケース
を開いたときに増加する。さらに、ケースを閉じると、
第一と第二の領域は互いに重なりあい、従って前記の上
部と下部部材がコンパクト構造を形成する。
【0010】本発明を説明するためのもう一つの実施例
においては、小型電話が時計の中に組み込まれている
が、これは使用者のポケットまたはハンドバッグの中に
入れて持ち運ばれたり、ネックレスにつけて首にかけら
れたりされるものである。
【0011】
【実施例】図1に本発明の腕時計形小型電話のケース1
00を開示する。このケース100は上部部材110お
よび前記のケースの共通の辺に沿って、ヒンジ160に
よって一緒に留められている下部部材210とからな
る。上部部材と下部部材とがプラスチック材料から形成
されている場合、「一体ヒンジ」をはじめとする様々な
ヒンジ装置を用いることができる。下部部材210に
は、電話番号をダイアルし、また通常は時間を示すが電
話として用いられるときにはダイアルされた電話番号を
示すディスプレイ222をコントロールするのに用いら
れるキーパッド221が含まれる。(というのもキー2
21は比較的小さいため、エラーを発見するためにはダ
イアルされた番号が示されることが望ましい)。図1に
はとび出たキー221が例示されているが、好ましい実
施例においては腕時計電話を操作するのに必要な電子部
品に対してより広いスペースを割り当てることができる
ように、フィルムタイプのキーが使用される。キーパッ
ド221および液晶ディスプレイ222は回路基板22
0上に搭載されている。従来型の小型無線トランシーバ
ー261、マイクロプロセッサ260、およびメモリー
223(図4参照)が回路基板220の下表面の上に搭
載される。バッテリーとアンテナは回路基板220の下
方に搭載されているが、フレキシブルバッテリーをスト
ラップ内に入れるかどうかは設計者の選択にまかせられ
ている。
【0012】しかし、特に重要であるのは、モード性を
大きく向上させるためのマイクロフォンとレシーバーの
位置である。下部部材210にはエンクロージャ230
に搭載されている指向性マイクロフォンが含まれてい
る。これはヒンジ160が位置する辺と反対の側の下部
部材の辺上にある。同様に上部部材110は、エンクロ
ージャ130に搭載されているレシーバー140を含む
が、これは上部部材の中でヒンジ160が置かれている
側と反対側の辺上にある。このケース100を開くと、
マイクロフォン240とレシーバー140間の距離は約
85ミリメートルとなる。
【0013】まず、マイクロフォン240について説明
する。適当な装置としては、ノールズ エレクトロニク
ス社から販売されている、指向性マイクロフォンである
ELシリーズ ヒアリング インスツルメント エレク
トレット マイクロフォンがあげられる。指向性マイク
ロフォンは一方向から来る音に対し、その他の方向から
来る音よりもより高い応答性を持つ。指向性マイクロフ
ォンとは対照的に、あらゆる方向から来る音に対して等
しく応答するようなものを「無指向性」あるいは「圧
力」マイクロフォンと呼ぶ。指向性を達成するために
は、同じ音波の空間的に離れた2点間の位相差に応答す
るようなマイクロフォンが用いられる。マイクロフォン
240はこのような装置であり、空間における離れた2
点で音を受信するための一組のインプットポート24
1、242を持っている。これらのインプットポートは
管状で互いに直交する異なる面の上に置かれている。ポ
ート241、242はマイクロフォン240を支えてい
るエンクロージャ230にある穴を通って突き出してい
る。ワイアー250はマイクロフォンを回路基板220
の下側に搭載されている無線トランシーバーへ接続して
いる。もう一つのやり方として、回路基板パスをこれら
のワイアーの代わりに用いることもできる。
【0014】ツーポートマイクロフォンの、その結果生
じる指向性(極性応答パターン)がこれらのポート間の
距離と入力サウンドの結合方法(すなわち、加算、減
算、遅延)との関数であることは良く知られている。本
発明の好ましい実施例においてはカーディオイド(すな
わちハート形の)指向性パターンが用いられ、これは前
述のELシリーズマイクロフォンによって提供されてい
る。このカーディオイドパターンはマイクロフォンが平
らな表面上に搭載されているときに変化する。(即ち音
波はこの平らな表面によって反射され、直接音波と結び
付く)。従って、このマイクロフォンが使用者の頬と殆
ど同一平面に保たれると(図6参照)、直接および反射
音波の双方が結合され、これらの音波は殆ど「同相」に
あるから、マイクロフォン感度を増加する。最適状況の
下ではマイクロフォン感度(従って信号対雑音比)は6
dB増加する。指向性においては約3dBの向上があ
り、これにより使用者の口元以外の方向からの不要な音
が減少する。レシーバーから発する音がマイクロフォン
に拾われないようにレシーバーの位置を前記のカージオ
イドのナル近くにすることに注意する。
【0015】上部部材110はリム121により支えら
れているガラス表面120からなる時計ガラス枠(ウォ
ッチ・ベゼル)である。エンクロージャ130にはレシ
ーバー140が含まれ、その音はエンクロージャの開口
部141を通過する。適当なレシーバーとしてはEDシ
リーズ ヒアリング インスツルメント レシーバー(E
D Series Hearing Instrument Receiver)があり、これ
は、ノールズ エレクトロニクス社(Knowles Electroni
cs, Inc.)から市販されている高性能装置である。ワイ
ヤー150によりこのレシーバーは回路基板220の下
面に搭載されている無線トランシーバーへと結合され
る。
【0016】この電話の例示的実施例が図2と3に示さ
れており、それぞれ腕時計型と懐中時計型の設計を開示
している。図2はケース100が閉じている時に本発明
により達成されるコンパクト性を示している。レシーバ
ーを収納しているエンクロージャ130はマイクロフォ
ンを収納しているエンクロージャ240(図1参照)に
覆いかぶさるように設計されている。ストラップ31
0、320はケースに取り付けられケースを使用者の手
首へと留めつける。
【0017】一方図3は鎖またはネックレスへ取り付け
るためのリング350を含む、少々異なる本発明の実施
例を開示している。電子部品の収納用に下部部材340
内に多くの余地を設けるため、この実施例においてはフ
ィルム型のキー321が示されている。下部部材内の穴
341はその真後ろに位置するマイクロフォンへの主た
るインプットポートとして用いられている。従来型の時
計351が、すべての実施例においてそうであるが、回
転可能に下部部材へと結合されている上部部材330の
上に独立して搭載されている。繰り返すが、この結合を
形成するための手段としてはヒンジが使用されている。
図示してないが、レシーバーは上部ハウジング内で、時
計上のローマ数字の「VI」の真下の部分に搭載されて
いる。懐中時計は腕時計より大きくても美的であると思
われているため、この実施例においては、85mm以上
のトランスジューサ間の距離が可能である。さらに事実
上この上部ハウジング部材330上にはどのようなタイ
プの時計も搭載できる。
【0018】図4は腕時計電話に用いられている従来型
の電子回路のブロック図である。このような装置には小
型のバッテリーが使用されているため、電子回路は消費
電力が低くなるよう選択されている。ディスプレイ22
2はマイクロプロセッサ260のコントロールの下に時
刻を表示するために用いられている液晶装置(LCD)
であり、マイクロプロセッサ260はそのタスクと実行
順位を規定する永久「基板上」メモリーを含む。可変メ
モリーはメモリー223にストアーされるが、それは例
えば変更可能な情報を含むランダムアクセスメモリー
(RAM)である。変更可能な情報の例としては、発さ
れた言葉を認識するために使用されるデータからなるス
ピーチテンプレートがあげられる。実際、単に適当な命
令をマイクロフォン240に向かって話すだけで、それ
がメモリー223に蓄えられたデータと共にこのマイク
ロプロセッサによって解釈され、時刻の変更や電話番号
のダイヤルが行えるとしたら、大変望ましい事である。
キーパッド221は複数のスイッチコンタクトからな
り、それらはマイクロプロセッサによってシーケンシャ
リーにスキャンされ、現在押されているかどうかが判断
されている。キーパッド情報はついでマイクロプロセッ
サー260から無線トランシーバー261へと伝達さ
れ、そこで例えば900MHzあるいは1.6GHzの
範囲の無線周波数信号へと変換される。このような周波
数はきわめて短い波長を持ち、短いアンテナしか必要と
しないので、このようなアンテナは、時計のストラップ
やケース自身の中に簡単に設置することができる。音声
周波数電気信号は無線トランシーバーへマイクロフォン
230から伝達され、アンテナ262を通じて離れた電
話への送信用に高周波キャリア信号を変調するのに用い
られる。同様に、高周波無線信号はアンテナ262によ
って受信され、トランシーバー261内の回路によって
復調され、音声周波数電気信号へと変換されてレシーバ
ー140へと伝達される。このような無線送信装置は従
来技術において公知であり詳細は簡潔性のために省略す
る。次に腕時計式電話における従来技術の例として図5
の説明を行う。
【0019】図5に、通常は手首に装着され、電話受話
器としての使用に際しては、手首から外される従来型の
腕時計型電話装置を開示する。この特定の装置について
は米国特許第4、847、818号に詳しく記載されて
いる。手短にいうと、時計ケース20には電話番号をダ
イアルするために手動で操作するキーと時刻を示すため
のディスプレイが含まれている。この時計ケース20は
使用者の手首にストラップ22と24を用いて取り付け
られ、ストラップはとめ金21と26によって一つに留
められている。とめ金21はケース20内の電話回路に
導体23によって電気的に結合されているマイクロフォ
ンを囲っている。同様にとめ金26はケース内の電話回
路へ導体25によって電気的に結合しているレシーバー
を囲っている。数々の理由により、このマイクロフォン
とレシーバーとをストラップ上に置くことは避ける方が
望ましい。例えば、これらのトランスジューサが時計ケ
ース20の中にに置けるのであれば、製造工程はより簡
単になるだろう。さらに、マイクロフォンとレシーバー
をストラップの端におくことにより、電話受話器として
好都合に使用するためには、このストラップを固くしな
ければならない。この従来型の装置はレシーバーとマイ
クロフォン間の「モード」分離を提案しており、これは
いわば使用者の耳と口の間の距離にマッチするというも
のである。これはマイクロフォン感度と、レシーバー能
力に対する要求を最少にするため望ましい特性である。
さらに、これらが分離されることによって、レシーバー
とマイクロフォン間の好ましくない音響カップリングが
減少する。にも関わらずこのモード性を保ちつつなお一
層小型にすることにより、この従来型の設計をさらに改
良することが望ましい。これまでは、このような相反す
る要求は互いに相いれないものであった。
【0020】最後に、図6に本発明の小型電話を便利に
使用する方法が図示されている。この図において図1と
2に示されている腕時計は使用者の手首から外されケー
スが開かれている。ケースの上部部材130にはレシー
バーが設けられ、それは使用者の耳に近く保持されてい
る。このケースの下部部材230には、マイクロフォン
が含まれており、それは、使用者の口からはやや離れて
おかれているが、使用者の口の方向からの音に対しその
他の方向からの音よりもよく応答するよう設計されてい
る。図5の従来例とは異なりストラップ310と320
は、会話中いかなる特別な位置に置かれる必要もない。
直接マイクロフォンに向かって話さなくても相手に聞こ
えるのだと理解するまでにはすこし時間がかかるかも知
れないが、はっきりと聞き取れると通話相手が間違いな
く安心させてくれることであろう。
【0021】
【発明の効果】本発明においては従来の腕時計式電話の
問題点を解決し、モード距離とコンパクト性の双方を満
足する小型腕時計式電話を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】腕時計式小型電話のケースをオープンポジショ
ンで示す、斜視図である。
【図2】ストラップを取り付けた図1の腕時計式小型電
話をクローズトポジションで示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例を懐中時計の形で示す図
である。
【図4】本発明の小型電話に使用されている回路のブロ
ック図である。
【図5】従来型の腕時計式電話を示す図である。
【図6】本発明の腕時計式小型電話が通話中にどのよう
に保持されているかを示す図である。
【符号の説明】
20 時計ケース 21 とめ金 22 ストラップ 23 導体 24 ストラップ 25 導体 26 とめ金 100 ケース 110 上部部材 120 ガラス表面 121 リム 130 エンクロージャ 140 レシーバー 141 開口部 150 ワイヤー 160 ヒンジ 210 下部部材 220 回路基板 221 キーパッド 222 ディスプレイ 223 メモリー 230 エンクロージャ 240 マイクロフォン 241 インプットポート 242 インプットポート 250 ワイヤー 260 マイクロプロセッサ 261 小型無線トランシーバー 262 アンテナ 310 ストラップ 320 ストラップ 321 フィルム型のキー 330 上部部材 340 下部部材 341 穴 350 リング 351 従来型の時計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラリー アレン マーカス アメリカ合衆国 46038 インディアナ フィシャーズ、ウィロウブルック ド ライブ、718 (56)参考文献 特開 平3−248091(JP,A) 特開 平4−273639(JP,A) 特開 平4−277958(JP,A) 特開 平4−354425(JP,A) 特開 昭62−110349(JP,A) 特開 平2−288455(JP,A) 特開 平4−91542(JP,A) 特開 平4−152739(JP,A) 特開 平5−183454(JP,A) 特開 平5−244237(JP,A) 特開 平2−143724(JP,A) 特開 平2−257739(JP,A) 特開 平3−238937(JP,A) 特開 平4−138751(JP,A) 特開 平4−176241(JP,A) 実開 昭63−68230(JP,U) 実開 平1−142252(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 1/02 - 1/23 H04Q 7/32

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話通信装置(140,240)を有す
    るケース(100)と、使用者の手首にはめるために、
    このケースに取り付けられたストラップ(310、32
    0)とを有する腕時計式小型電話器において、 前記ケース(100)は、前記電話通信装置を収納す
    る、ヒンジ(160)によって開閉できる上部ハウジン
    グ部材(110)と下部ハウジング部材(210)を有
    し、 前記上部ハウジング部材(110)は、レシーバー(1
    40)を搭載し、 前記下部ハウジング部材(210)は、マイクロフォン
    (240)を搭載し、 このマイクロフォンは、前記ヒンジの側の方向からの音
    よりも前記ヒンジの側と反対の方向からの音の方が応答
    性が高い指向性マイクロフォンであることを特徴とする
    腕時計式小型電話器。
  2. 【請求項2】 前記マイクロフォン(240)は、カー
    ディオイド型である極レスポンスパターンを有すること
    を特徴とする請求項1の腕時計式電話器。
  3. 【請求項3】 時刻を表示するディスプレイ(222)
    と、及び計時回路とを有することを特徴とする請求項1
    の腕時計式電話器。
  4. 【請求項4】 前記上部ハウジング部材(110)は、
    時計のガラス枠を有し、この時計のガラス枠は、前記ヒ
    ンジの反対側に位置する前記レシーバー(140)を支
    持するための第一の支持構造(130)を有することを
    特徴とする請求項3の腕時計式電話器。
  5. 【請求項5】 前記下部ハウジング部材(210)は、
    前記マイクロフォン(240)を支持するために前記ヒ
    ンジ(160)の反対側に第二の支持構造(230)を
    有し、 前記第一及び第二の支持構造はお互い同様な形に形成さ
    れて、前記ケース(100)を閉じたときには前記上部
    ハウジング部材(110)が前記下部ハウジング部材
    (210)を覆うようにされることを特徴とする請求項
    4の腕時計式電話器。
  6. 【請求項6】 計時手段及び電話通信手段を共通のケー
    ス(100)内に有する通信機能を有する時計におい
    て、 前記時計は、時刻を表示する手段(222)と、無線周
    波数で電話通信する手段(140,240)と、及び電
    話番号をダイアルするための手段(221)とを有し、 前記ケース(100)は、レシーバー(140)を搭載
    した上部ハウジング部材(110)と、マイクロフォン
    (240)を搭載した下部ハウジング部材(210)
    と、及び前記ケースが開閉できるように前記上部ハウジ
    ング部材(110)の端を前記下部ハウジング部材(2
    10)の対応する端へと取り付ける手段(160)とを
    有し、 前記マイクロフォン(240)は、前記ヒンジの側の方
    向からの音よりも前記ヒンジの側と反対の方向からの音
    の方が応答性が高い指向性マイクロフォンであることを
    特徴とする通信機能を有する時計。
JP5342030A 1992-12-14 1993-12-14 腕時計式小型電話器 Expired - Fee Related JP2798598B2 (ja)

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