JP2013195006A - 換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーの快適性が損なわれてしまうことを抑制すること、及び意匠性が損なわれてしまうことを抑制することを実現する換気装置を提供することを目的としている。
【解決手段】本体1と、本体1内に設けられ、排気されることとなる空気を本体1内に取り込む排気用ファン9と、本体1内に設けられ、給気されることとなる空気を本体1内に取り込む給気用ファン8と、排気用ファン9から供給された空気と給気用ファン8から供給された空気とを熱交換させる熱交換器11と、本体1の前面側に設けられ、熱交換器11で熱交換された給気することとなる空気が吹き出される吹出口1Eを本体1の前面と自身の背面とで形成するパネル2と、吹出口1Eの下側に回転可能に設けられ、吹出口1Eから吹き出される空気の風向きを変える風向可変部品3、90とを有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、換気装置に関するものである。
従来の換気装置には、本体内に熱交換器が搭載され、室内と室外とを連通するように本体が壁などに取り付けられる壁掛取付形の熱交換換気装置が提案されている(たとえば、特許文献1、2参照)。特許文献1、2に記載の換気装置は、室外から吸い込んだ空気を、室内から吸い込んだ空気と熱交換させた後に、室内吹出口から所定の方向に向かって吹き出すものである。
特開平9−273793号公報(たとえば、図2参照) 特開2005−274098号公報(たとえば、図1参照)
特許文献1、2に記載の技術は、風向板などが設けられておらず、室内に機器を設置した時点で、換気装置の室内吹出口から吹き出される空気の方向が決定している。このため、その風向の先に人がいる場合には、吹き出される空気があたり続けることになる。たとえば、冬期などのように換気装置から吹き出される空気が冷たい場合には、ユーザーに冷たい空気があたり続けて、ユーザーの快適性が損なわれてしまう可能性があった。
特許文献1に記載の技術は、本体から吹き出される空気が床面側(下側)へ流れるように室内吹出口が形成されている。このため、たとえば冬期などのように換気装置から吹き出される空気が冷たい場合には、換気装置の運転を停止したとしても、室外から本体を介して室内の床面側に冷たい空気が流れ(コールドドラフト)、ユーザーの足下が冷えてしまう可能性があった。
特許文献1に記載の技術は、室外から取り込まれた空気を、前面意匠パネルに当てることで、空気の流れ方向を変化させるものであるが、室外から取り込まれた空気に含まれる塵埃などが前面意匠パネルに付着してしまい、前面意匠パネルが汚れてしまい、意匠性が低減してしまう可能性があった。
特許文献2に記載の技術は、本体内に外気侵入防止用のシャッターが搭載されているが、外気がこの外気侵入防止用のシャッターから室内に漏れ出てきて、ユーザーの快適性が損なわれてしまう可能性があった。
本発明は、以上のような課題の少なくとも1つを解決するためになされたもので、ユーザーの快適性、及び意匠性が損なわれてしまうことを抑制することを実現する換気装置を提供することを目的としている。
本発明に係る換気装置は、本体と、本体内に設けられ、排気されることとなる空気を本体内に取り込む排気用ファンと、本体内に設けられ、給気されることとなる空気を本体内に取り込む給気用ファンと、排気用ファンから供給された空気と給気用ファンから供給された空気とを熱交換させる熱交換器と、本体の前面側に設けられ、熱交換器で熱交換された給気することとなる空気が吹き出される吹出口を本体の前面と自身の背面とで形成するパネルと、吹出口の下側に回転可能に設けられ、吹出口から吹き出される空気の風向きを変える風向可変部品とを有するものである。
本発明に係る換気装置によれば、吹出口の下側に回転可能に設けられ、吹出口から吹き出される空気の風向きを変える風向可変部品を有するので、ユーザーの快適性が損なわれてしまうことを抑制すること、及び意匠性が損なわれてしまうことを抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る換気装置の斜視図である。 図1に示す換気装置の点線Xにおける水平断面図である。 図1に示す換気装置の点線Yにおける縦断面図である。 (a)が図1に示すパネルを背面側から見た図であり、(b)が図1に示す風向可変部品を背面側から見た図である。 図1に示す換気装置の風向可変部品を水平面と平行となるように動かした状態における斜視図である。 図1に示す換気装置の点線Vにおける縦断面図である。 図5に示す換気装置の点線Wにおける縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係る換気装置の縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る換気装置100の斜視図である。図2は、図1に示す換気装置100の点線Xにおける水平断面図である。図3は、図1に示す換気装置100の点線Yにおける縦断面図である。図4は、(a)が図1に示すパネル2を背面側から見た図であり、(b)が図1に示す風向可変部品3を背面側から見た図である。なお、図1及び図2に図示された矢印は、空気の流れを表している。
本実施の形態に係る換気装置100は、ユーザーの快適性及び意匠性が損なわれてしまうことを抑制するために、風向板に改良が加えられたものである。
換気装置100は、空調対象空間(たとえば、室内、ビル、倉庫など)の空気を取り込んで空調対象空間外に排出するとともに、空調対象空間外の空気を取り込んで空調対象空間に供給することができるものである。なお、以下の説明においては、空調対象空間が室内である場合を例に説明する。また、「室外空気」は換気装置100から室内に供給される給気に対応し、「室内空気」は、換気装置100から室外に排出される「排気」に対応する。
換気装置100は、各種機器が搭載される本体1、本体1の前面側に設けられるパネル2と、本体1の前面側であってパネル2の下側に取り付けられる風向可変部品3と、本体1の背面側に接続される室外空気を取り込むための給気用パイプ13と、本体1の背面側に接続される室内空気を放出するための排気用パイプ14と、取り込んだ室外の空気と室内の空気とを熱交換させる熱交換器11と、室外の空気を取り込む給気用ファン8と、室内の空気を取り込む排気用ファン9とを有している。
また、換気装置100は、室内と室外とを連通し、給気用パイプ13が設けられる開口部13Aが形成されるとともに、室内と室外とを連通し、排気用パイプ14が設けられる開口部14Aが形成される壁50に取り付けられる。
(本体1)
本体1は、略直方体形状で外郭を形成するものであり、室外の空気を取り込むための給気用ファン8と、室内空気を取り込むための排気用ファン9と、本体1に導入した室外空気と室内空気とを熱交換させる熱交換器11とが少なくとも搭載されているものである。
本体1の前面側には、換気装置100の前面を構成するパネル2が設けられ、このパネル2の下側に風向可変部品3が設けられている。
本体1の背面側には、室外と本体1とを連通する給気用パイプ13が接続されて設けられている。また、本体1の背面側には、正面視したときにおいて、給気用パイプ13の左側には室外と本体1とを連通する排気用パイプ14が接続されて設けられている。
本体1の前面側には室内空気を吸い込む吸込口1A及び熱交換器11で熱交換した空気を放出する本体吹出口1Eが形成されている。本体吹出口1E及び吸込口1Aは、パネル2の背面側と対向位置に形成されている。なお、吸込口1Aには、ベルマウス1Dが形成されており、室内から本体内に吸い込まれる空気を整流して騒音発生を抑制し、ユーザーの快適性を損ねてしまうことを抑制することができるようになっている。
本体1の背面側には給気用パイプ13に接続される給気口1B及び排気用パイプ14に接続される排気口1Cが形成されている。
本体1には、本体1内に供給される室外空気と室内空気とが混合しないようにする仕切板30が立設されている。仕切板30の前面側が、本体1内に供給される室内空気が流れる風路を構成し、仕切板30の背面側が、本体1内に供給される室外空気が流れる風路を構成している。仕切板30は、正面視したときの左端部側が、熱交換器11の右側面側に設けられている。
(パネル2)
パネル2は、本体1の前側に設けられ、換気装置100の前面の一部を構成するものである。パネル2は、正面視したときの平面形状が略長方形形状をした平板部材である。パネル2は、壁50に本体1が設置された状態において、鉛直方向に平行に設けられる。また、図4に示すように、パネル2の下端側に風向可変部品3を回転自在に保持する保持部70が形成されている。
パネル2は、パネル2の背面側と本体1の前面側とによって吹出口7を形成している。すなわち、パネル2の背面と本体1の前面との間に「所定の間隔」が形成された状態で、風向可変部品3が保持部70によって保持される。そして、吹出口7は「パネル2の背面の下端側」と「本体1の前面の下側」との間に形成されている(図6及び図7参照)。
ここで、たとえば本体1に風向可変部品3を取り付けるとすると、本体1、パネル2及び風向可変部品3のそれぞれの成形部品のバラツキにより、風向可変部品3の取付精度が決定される。すなわち、本体1、パネル2及び風向可変部品3の合計3つの部材の成形バラツキを有する分、風向可変部品3の取付精度が低減してしまう。
したがって、たとえば本体1に保持部70に対応する部材が形成され、本体1が風向可変部品3を保持する構成としてもよいが、風向可変部品3の取付精度が低減してしまうので、本実施の形態1のようにパネル2に風向可変部品3を取り付ける方がよい。
このパネル2の背面側の上部には、本体1に接続される接続部2Aが形成されている。この接続部2Aによって、パネル2は本体1の前面側に保持されるようになっている。
接続部2Aは、接続部2Aと本体1との接続箇所を軸として回転可能となっている。すなわち、接続部2Aが回転することでパネル2が上側に持ち上がり、本体1の前面側や排気用ファン9などが露出して、たとえば清掃などが可能となっている。
(風向可変部品3)
風向可変部品3は、吹出口7から吹き出される空気の方向を変化させることが可能なものである。風向可変部品3は、本体1の前面側であってパネル2の下側に回転可能に設けられている。風向可変部品3は、正面視したときの平面形状が、たとえば略長方形形状をした平板部材である。
図4(b)に示すように、風向可変部品3の背面側には、本体1を正面視したときの幅方向に4つ、風向可変部品3と本体1とを接続する回転軸部3Aが形成されている。パネル2は、この回転軸部3Aによって、本体1の前面側に回転自在に保持されるようになっている。風向可変部品3については、後述の図5〜図7の説明で詳しく説明する。
(給気用パイプ13及び排気用パイプ14)
給気用パイプ13は、壁50の開口部13Aに設けられ、本体1と室外とを接続するものである。給気用パイプ13は、一端側が本体1の給気口1Bに接続され、他端側が室外側に設けられている。なお、給気用パイプ13の他端側には、給気用フード12が設けられており、たとえば風雨などが強い状況においても、給気用パイプ13の他端側から室内側に風雨が侵入してしまうことを抑制している。
排気用パイプ14は、壁50の開口部14Aに設けられ、本体1と室外とを接続するものである。排気用パイプ14は、一端側が本体1の排気口1Cに接続され、他端側が室外側に設けられている。なお、排気用パイプ14の他端側においても、給気用パイプ13の他端側と同様に、排気用フード15が設けられており、たとえば風雨などが強い状況においても、排気用パイプ14の他端側から室内側に風雨が侵入してしまうことを抑制している。
給気用フード12は、壁50のうち、室外側の面に取り付けられるものであり、たとえば風雨などが強い状況においても、給気用パイプ13の他端側から室内側に風雨が侵入してしまうことを抑制するものである。給気用フード12のうち、壁50に取り付けられた側は、給気用パイプ13と連通している。
給気用フード12は、壁50のうち、室外側の面に取り付けられるものであり、たとえば風雨などが強い状況においても、給気用パイプ13の他端側から室内側に風雨が侵入してしまうことを抑制するものである。排気用フード15のうち、壁50に取り付けられた側は、排気用パイプ14と連通している。
(熱交換器11)
熱交換器11は、本体1に導入した室外空気と、室内の空気とを熱交換させるものである。すなわち、熱交換器11は、排気の熱量を給気で回収する機能を有しているものである。なお、熱交換器11は、熱交換器11に流入した室外空気と、室内空気とは混合しないように構成されている。すなわち、熱交換器11は、熱交換器11に流入した室外空気が流れる給気流路と、室内空気が流れる排気流路とが熱交換可能なように接触して設けられるとともに、給気流路と排気流路とが隔離されて構成されている。熱交換器11は、正面視したときに、図2に示すように給気用ファン8及び排気用ファン9の左側に配置されている。
熱交換器11には、室外空気が流入する流入口11Aと、この流入口11Aから流入して熱交換した空気が放出される流出口11Bが形成されている。また、熱交換器11には、室内空気が流入する流入口11Cと、この流入口11Cから流入して熱交換した空気が放出される流出口11Dが形成されている。
なお、流入口11Aには、給気用ファン8から供給される室外空気が供給される。また、流出口11Bから吹き出される空気は、本体吹出口1Eを介して本体1から放出される。
また、流入口11Cには、給気用ファン8から供給される室内空気が供給される。また、流出口11Dから吹き出される空気は、排気口1Cを介して本体1から放出される。
(給気用ファン8及び排気用ファン9)
給気用ファン8は、回転するファン8A、ファン8Aを回転させるモーター10により構成され、モーター10の回転をシャフト10Aによりファン8Aに伝えて回転し、本体1に室外空気を取り込み、放出するものである。
排気用ファン9は、回転するファン9A、ファン9Aを回転させるモーター10により構成され、モーター10の回転をシャフト10Bによりファン9Aに伝えて回転し、本体1に室内空気を取り込み、放出するものである。
ファン8A、9Aは、たとえばシロッコファンなどで構成されるものであり、シャフト10A、10Bに接続されるものである。
シャフト10A、10Bは、ファン8A、9Aに接続され、モーター10の回転をファン8A、9Aに伝達させて回転させるものである。
モーター10は、図2及び図3に示すように、給気が流れる風路側にシャフト10Aが設けられ、排気が流れる風路側にシャフト10Bが設けられている。そして、モーター10は、仕切板30を境にして、給気が流れる風路側と排気が流れる風路側に跨がって設けられている。
図5は、図1に示す換気装置100の風向可変部品3を水平面と略平行となるように動かした状態における斜視図である。図6は、図1に示す換気装置100の点線Vにおける縦断面図である。図7は、図5に示す換気装置100の点線Wにおける縦断面図である。なお、図5〜図7に示す矢印は空気の流れを表している。図5〜図7を参照して風向可変部品3について詳しく説明する。
風向可変部品3は、本体1の前面側であってパネル2の下側に回転可能に設けられ、吹出口7から吹き出される空気の方向を変化させることが可能となっているものである。風向可変部品3は、正面視したときの平面形状が略長方形形状をした板状部材である。
この風向可変部品3の背面側には、断熱材31が設けられている。この断熱材31により、風向可変部品3に結露などが発生することを抑制することができ、室内などに結露水が滴下してユーザーの快適性を損ねてしまうことを抑制できる。
風向可変部品3には、本体1を正面視したときの幅方向に4つ、風向可変部品3と本体1とを接続する回転軸部3Aが形成されている。風向可変部品3の回転軸部3Aは、パネル2の保持部70によって回転自在に保持される。回転軸部3Aは、風向可変部品3の背面側に突出して設けられている。そして、この回転軸部3Aは、水平面に対して平行な回転軸を有しており、回転可能となっている。
風向可変部品3は、回転することで次に述べる2つの位置に移動することが可能となっている。すなわち、風向可変部品3は、鉛直方向に平行な状態となる位置(第2の位置)に移動することが可能である(図1参照)。また、風向可変部品3は、水平方向に平行な状態となる位置(第1の位置)に移動することが可能である(図5参照)。
風向可変部品3が鉛直方向に平行な状態となる位置に移動した場合には、回転軸部3Aに対して風向可変部品3が正面側に位置する。そして、風向可変部品3が鉛直方向に平行な状態となる位置に移動した場合には、吹出口7から吹き出される空気が、図6に示すように下側に向かって室内に放出される。
風向可変部品3が水平方向に平行な状態となる位置に移動した場合には、回転軸部3Aに対して風向可変部品3が下側に位置する。風向可変部品3が水平方向に平行な状態となる位置に移動した場合には、吹出口7から吹き出される空気が、図7に示すように正面側に向かって室内に放出される。
ここで、風向可変部品3が鉛直方向に平行な状態となる位置に設けられた状態において、正面側の面を意匠面18と定義する。
風向可変部品3が鉛直方向に平行な状態の場合には、意匠面18はパネル2の前面側と平行となるとともに、風向可変部品3の一方の端部がパネル2の下端に接触する(図1参照)。すなわち、パネル2の前面と風向可変部品3の意匠面18とが略同一平面上に位置することとなり、換気装置100の意匠性を向上させることができるようになっている。
なお、パネル2の前面と風向可変部品3の意匠面18とが略同一平面上でなく、たとえば、パネル2の前面よりも風向可変部品3の意匠面18の方が前側或いは後側に位置していてもよい。このように、パネル2と風向可変部品3を縦断面視した際に、パネル2と風向可変部品3とが段違いとなっていても、「パネル2の延長上」に風向可変部品3の意匠面18が位置することとなり、換気装置100の意匠性を向上させることができる。
この「パネル2の延長上」には、「パネル2の前面よりも風向可変部品3の意匠面18の方が、前側或いは後側に位置している」ことを含んでいる。
風向可変部品3が水平方向に平行な状態の場合には、意匠面18は本体1の底面と平行となるとともに、風向可変部品3の他方の端部が本体1の底面に接触する(図5参照)。すなわち、本体1の底面と風向可変部品3の意匠面18とが略同一平面上に位置することとなり、換気装置100の意匠性を向上させることができるようになっている。
なお、本体1の底面と風向可変部品3の意匠面18とが略同一平面上でなく、たとえば、本体1の底面よりも風向可変部品3の意匠面18の方が上側或いは下側に位置していてもよい。このように、本体1と風向可変部品3を縦断面視した際に、本体1と風向可変部品3とが段違いとなっていても、「本体1の底面の延長上」に風向可変部品3の意匠面18が位置することとなり、換気装置100の意匠性を向上させることができる。
この「本体1の底面の延長上」には、「本体1の底面よりも風向可変部品3の意匠面18の方が、上側或いは下側に位置している」ことを含んでいる。
なお、本実施の形態1では、本体1を正面視したとき、風向可変部品3の幅方向に「4つ」の回転軸部3Aが設けられた例を説明しているが、「4つ」に限定されるものではない。そして、この回転軸部3Aの数と同じ数だけ、保持部70をパネル2に形成すればよい。
また、回転軸部3Aは、ユーザーなどによって手動で回転させられるように構成してもよいし、たとえば駆動モーターなどによって電動で回転させられるように構成してもよい。
[空気の流れの説明]
室外空気は、給気用フード12から給気用パイプ13を介して本体1内に取り込まれる。この本体1内に取り込まれた空気は、給気用ファン8を通って熱交換器11に流入する。そして、この熱交換器11に流入した空気は、熱交換器11に流入した室内空気と熱交換した後に、熱交換器11から放出される。そして、熱交換器11から放出された空気は、本体吹出口1Eを介して吹出口7から吹き出された後に、風向可変部品3の作用によって鉛直方向或いは水平方向に風向が調整されて換気装置100から放出される。
室内空気は、吸込口1Aから本体1内に取り込まれる。この本体1内に取り込まれた室内空気は、排気用ファン9を通って熱交換器11に流入する。この熱交換器11に流入した空気は、熱交換器11に流入した室外空気と熱交換した後に、熱交換器11から放出される。そして、熱交換器11から放出された空気は、排気用パイプ14及び排気用フード15を介して室外に放出される。
[実施の形態1に係る換気装置100の有する効果]
実施の形態1に係る換気装置100は、本体1から放出される空気が鉛直下方に吹き出されるか、水平方向に吹き出されるかを調整することが可能な風向可変部品3が設けられているので、ユーザーの快適性が損なわれてしまうことを抑制することができる。また、たとえばタンスなどのようにユーザー以外の物に空気が当たり続けることで、給気に含まれる塵埃などが付着し、タンスなどが汚れてしまうことを抑制することができる。さらに、室内の気流分布が乱れて室内の一部に汚染空気が淀んでしまったりすることを抑制することができる。
本実施の形態に係る換気装置100は、風向可変部品3が水平方向に吹き出されるように調整することが可能であるため、コールドドラフトによってユーザーの足下が冷えてしまうということを抑制することができる。
実施の形態に係る換気装置100は、パネル2ではなく、風向可変部品3によって吹き出される風向を調整するため、室外から取り込まれた空気に含まれる塵埃などがパネル2に付着してしまうことが抑制され、意匠性が低減してしまうことを抑制することができる。
実施の形態2.
図8は、実施の形態2に係る換気装置100の縦断面図である。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付している。また、図8に図示された矢印は本体1に取り込まれ、本体吹出口1Eから吹き出される空気(給気)の流れを表しており、吸込口1Aから本体1に取り込まれる空気の流れ(排気)については図示を省略している。
実施の形態2に係る換気装置100は、平面視形状が略長方形形状をした風向可変部品3の代わりに、曲面状の風向可変部品90が設けられている点で異なっている。図8を参照して、風向可変部品90について説明する。
(風向可変部品90)
風向可変部品90は、本体1の前面側であってパネル2の下側に回転可能に設けられ、吹出口7から吹き出される空気の方向を変化させることが可能となっているものである。風向可変部品90は、円筒を、円筒の開口面に対して垂直な面で分割した形状を有するものである。すなわち、風向可変部品90は、縦断面形状が略円弧となっている。なお、この円弧に対する中心角度は、たとえば90度程度に設定するとよい。
風向可変部品90の背面側には、断熱材91が設けられている。なお、断熱材91も、風向可変部品90が湾曲することに対応して、湾曲している。すなわち、断熱材91も、縦断面形状が略円弧となっている。この断熱材91により、風向可変部品90に結露などが発生することを抑制することができ、室内などに結露水が滴下してユーザーの快適性を損ねてしまうことを抑制できる。
風向可変部品90には、本体1を正面視したとき、風向可変部品90の幅方向に4つ、風向可変部品90とパネル2の保持部70とを接続する回転軸部16が形成されている。風向可変部品90は、この回転軸部16によって、本体1の前面側であってパネル2の下側に回転自在に保持されるようになっている。回転軸部16は、風向可変部品90の背面側に突出して設けられている。そして、この回転軸部16は、水平面に対して平行な回転軸を有しており、回転可能となっている。
風向可変部品90は、回転軸部16が回転することにより、本体1を右側面側から見たときに鉛直下方を基準として時計回りに180度回転することが可能となっている。そして、風向可変部品90は、回転することで次に述べる3つの位置に移動することが可能となっている。すなわち、風向可変部品90は、回転軸部16に対して下側の位置(第1の位置)に移動することが可能である(図8(b)参照)。
また、風向可変部品90は、回転軸部16に対して風向可変部品90が正面側の位置(第2の位置)に移動することが可能である(図8(a)参照)。
さらに、風向可変部品90は、回転軸部16に対して風向可変部品90が上側の位置(第3の位置)に移動することが可能である(図8(c)参照)。
風向可変部品90が回転軸部16に対して下側の位置(図8(b)参照)に移動した場合には、吹出口7から吹き出される空気が、正面側に向かって室内に放出される。
風向可変部品90が回転軸部16に対して正面側の位置(図8(a)参照)に移動した場合には、吹出口7から吹き出される空気が、下側に向かって室内に放出される。
換気装置100は、給気用ファン8及び排気用ファン9の運転停止時においては、風向可変部品90が回転軸部16に対して上側の位置(図8(c)参照)に移動させる。これにより、給気用フード12や排気用フード15を介して本体1内に侵入する外気が、吸込口1Aや吹出口7を介して室内に漏れ出してしまうことを抑制することができる。すなわち、たとえば冬場などの冷たい室外空気が室内に流入してしまうことを抑制することができ、ユーザーの快適性が損なわれてしまうことを抑制することができる。
なお、風向可変部品90が回転軸部16に対して下側の位置に移動した場合には、風向可変部品90の「頂部99」と、本体1の底面とが略同一平面上に位置することとなり、換気装置100の意匠性を向上させることができる。なお、ここで言う「頂部99」とは、風向可変部品90の以下の部分を指す。すなわち、風向可変部品90が回転軸部16に対して下側の位置に移動した場合においては、風向可変部品90の意匠面18のうち、鉛直下方に突出している部分を「頂部」と称する。
風向可変部品90が回転軸部16に対して正面側の位置に移動した場合には、風向可変部品90の「頂部99」と、パネルの前面とが略同一平面上に位置することとなり、換気装置100の意匠性を向上させることができる。なお、風向可変部品90が回転軸部16に対して正面側の位置に移動した場合においては、風向可変部品90の意匠面18のうち、本体1からパネル2に向かう方向に突出している部分を「頂部99」と称する。
なお、本実施の形態2では、本体1を正面視したとき、風向可変部品90の幅方向に4つ回転軸部16が設けられた例を説明しているが、「4つ」に限定されるものではない。そして、この回転軸部16の数と同じ数だけ、保持部70をパネル2に形成すればよい。
また、回転軸部16は、ユーザーなどによって手動で回転させられるように構成してもよいし、たとえば駆動モーターなどによって電動で回転させられるように構成してもよい。
さらに、風向可変部品90は、縦断面形状が略円弧状であるものとして説明したがそれに限定されるものではなく、たとえば意匠面18側が略円弧状となっており、意匠面18の反対側が略円弧状となっていなくともよい。
[実施の形態2に係る換気装置100の有する効果]
実施の形態2に係る換気装置100は、実施の形態1に係る換気装置100と同様の効果に加えて、以下の効果を奏する。実施の形態2に係る換気装置100は、風向可変部品90が回転軸部16に対して上側の位置に移動すると、本体1内と室内との連通を遮断することができるので、室外空気が室内に流入してしまうことを抑制することができ、ユーザーの快適性が損なわれてしまうことを抑制することができる。
1 本体、1A 吸込口、1B 給気口、1C 排気口、1D ベルマウス、1E 本体吹出口、2 パネル、2A 接続部、3 風向可変部品、3A 回転軸部、7 吹出口、8 給気用ファン、8A ファン、9A ファン、9 排気用ファン、10 モーター、10A、10B シャフト、11 熱交換器、11A 流入口、11B 流出口、11C 流入口、11D 流出口、12 給気用フード、13 給気用パイプ、13A 開口部、14 排気用パイプ、14A 開口部、15 排気用フード、16 回転軸部、18 意匠面、30 仕切板、31 断熱材、50 壁、70 保持部、90 風向可変部品、91 断熱材、99 頂部、100 換気装置。

Claims (5)

  1. 本体と、
    前記本体内に設けられ、排気されることとなる空気を前記本体内に取り込む排気用ファンと、
    前記本体内に設けられ、給気されることとなる空気を前記本体内に取り込む給気用ファンと、
    前記排気用ファンから供給された空気と前記給気用ファンから供給された空気とを熱交換させる熱交換器と、
    前記本体の前面側に設けられ、前記熱交換器で熱交換された給気することとなる空気が吹き出される吹出口を前記本体の前面と自身の背面とで形成するパネルと、
    前記吹出口の下側に回転可能に設けられ、前記吹出口から吹き出される空気の風向きを変える風向可変部品とを有する
    ことを特徴とする換気装置。
  2. 前記風向可変部品は、
    意匠面が平面状に形成され、
    第1の位置にあるとき、前記本体の底面の延長上に前記風向可変部品の意匠面が位置するように設けられ、
    前記第1の位置とは異なる第2の位置にあるとき、前記パネルの前面の延長上に前記風向可変部品の意匠面が位置するように設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記風向可変部品は、
    意匠面が円弧状に形成され、
    第1の位置にあるとき、前記本体の底面と前記風向可変部品の意匠面の頂部とが略同一平面上となり、
    前記第1の位置とは異なる第2の位置にあるとき、前記パネルの前面と前記風向可変部品の意匠面の頂部とが略同一平面上となり、
    前記第1の位置及び前記第2の位置とは異なる第3の位置にあるとき、前記吹出口を前記風向可変部品の意匠面が塞ぐ
    ことを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  4. 前記風向可変部品は、
    前記第1の位置にあるとき、前記吹出口から吹き出される空気を前記本体の正面側に吹き出させ、
    前記第2の位置にあるとき、前記吹出口から吹き出される空気を前記本体の下側に吹き出させる
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の換気装置。
  5. 前記風向可変部品の背面側には、
    断熱材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の換気装置。
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