JP2013193746A - 液漏れ防止容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部から液漏れし難い液漏れ防止容器を提供する。
【解決手段】蓋11に突出して設けられた第1嵌合部111の内側に、容器本体12に突出して設けられた第2嵌合部121が嵌入することにより閉塞状態となる容器であって、第1嵌合部111及び第2嵌合部121のそれぞれに縦断面が湾曲形状をなす第1膨出部116及び第2膨出部126を設け、第1嵌合部111と第2嵌合部121とは、嵌合時において、第1膨出部116と第2膨出部126で当接する構成を備える、液漏れ防止容器10を提供する。
【選択図】図4

Description

本発明は、液漏れ防止容器に関する。より詳しくは、食品等が収容される容器の液漏れ防止技術に関する。
従来から、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、デパート、弁当店等の店舗において、食料品や加工食品等を販売する際に使用される容器として、合成樹脂シートからなる蓋と容器本体とが嵌合して構成されている包装用容器が用いられている。
包装用容器の内部には、例えば、煮物、漬物等、様々な食品が収容される。収容される食品には、煮汁、漬け汁あるいは食品原料自体に含まれる水分等、液体を含むものが多種存在する。このような液体を含む食品を消費者が購入後、持ち帰る際に、その食品を収容した包装用容器が傾くことがあり、包装用容器の内部から収容された食品に含まれる液体が漏れ出るという問題がある。
このような背景の下、包装用容器内に収容される食品に含まれる液体の漏出を防止しようとする技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、蓋と容器本体とからなり、蓋に形成された環状のフランジと、容器本体に形成された環状のフランジとが嵌合可能とされた、合成樹脂製シートよりなる包装用容器が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、容器本体の開口部周縁に形成してある嵌合突条に上方から嵌合される嵌合凹条を蓋体の開口周縁に形成して、この嵌合凹条の内側壁の下端直近から傾斜側面を連続的に立ち上げるようにした包装用容器が開示されている。
特開2001−039440号公報 特開2007−055664号公報
上述の特許文献に示されているように、容器の内部に収容する食品に含まれる液体の漏出を防止せんとする試みがなされている技術はあるが、まだまだ不十分な技術が多い。それ故、市販されている包装用容器は、上述のような液体が漏れ出るという問題が生じており、さらなる技術の開発が望まれているのが実情である。
そこで、本発明は、容器内部から液漏れがし難い液漏れ防止容器を提供することを主目的とする。
すなわち、本発明は、蓋に突出して設けられた第1嵌合部と容器本体に突出して設けられた第2嵌合部のいずれか一方の嵌合部が他方の嵌合部の内側へ嵌入することにより閉塞状態となる容器であって、少なくともいずれかの前記嵌合部には、縦断面が湾曲形状をなす膨出部が少なくとも一条延設されており、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とは、嵌合時において前記膨出部で当接する構成を備える、液漏れ防止容器を提供する。
前記膨出部は、前記第1嵌合部に形成された第1膨出部と、前記第2嵌合部に形成された第2膨出部とを含み、前記第1膨出部と前記第2膨出部は同一方向に湾曲しており、嵌合時において、曲率のより大きい一方の膨出部の天頂部が、曲率のより小さい膨出部の凹面に当接する構成を備えるのが好適である。
前記第1膨出部と前記第2膨出部は、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部のそれぞれの側壁面に一対形成されているのが好適である。
前記膨出部は、前記嵌合部の側壁面に形成されており、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部との前記当接部位において、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部のうち、外側に位置する嵌合部の突出方向に直交する方向の内幅D1と、内側に位置する嵌合部の突出方向に直交する方向の外幅D2との関係が、D1<D2である、液漏れ防止容器が好適である。
前記第1嵌合部及び前記第2嵌合部は、突出方向の先端側から基端側に向けて漸次幅広に形成されている液漏れ防止容器が好適である。
本発明によれば、容器内部から液漏れし難い液漏れ防止容器が提供される。
本発明の第1実施形態に係る液漏れ防止容器を模式的に示す斜視図であり、(A)は蓋を模式的に示す斜視図、(B)は容器本体を模式的に示す斜視図、(C)は蓋と容器本体とを嵌合した液漏れ防止容器を模式的に示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る液漏れ防止容器における蓋を模式的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る液漏れ防止容器における容器本体を模式的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る液漏れ防止容器を模式的に示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る液漏れ防止容器の嵌合部を模式的に示す拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係る液漏れ防止容器の嵌合部を模式的に示す拡大断面図である。 本発明の第4実施形態に係る液漏れ防止容器の嵌合部を模式的に示す拡大断面図である。 本発明の実施形態の第1変形例に係る液漏れ防止容器の嵌合部を模式的に示す拡大断面図である。 本発明の実施形態の第2変形例に係る液漏れ防止容器の嵌合部を模式的に示す拡大断面図である。 本発明の実施形態の第3変形例に係る液漏れ防止容器の嵌合部を模式的に示す拡大断面図である。 本発明の実施形態の第4変形例に係る液漏れ防止容器の嵌合部を模式的に示す拡大断面図である。 本発明の実施形態の第5変形例に係る液漏れ防止容器を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態の第6変形例に係る液漏れ防止容器を模式的に示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための好適な形態について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。
1.第1実施形態
本発明の第1実施形態に係る液漏れ防止容器10について、図1〜図4を参照して説明する。図1(A)は、第1実施形態に係る液漏れ防止容器10における蓋11、図1(B)は液漏れ防止容器10における容器本体12、図1(C)は蓋11と容器本体12とを嵌合した状態の液漏れ防止容器10を模式的に示す斜視図である。図2は、図1(A)のA−A線断面を模式的に示す蓋11の断面図、図3は、図1(B)のB−B線断面を模式的に示す容器本体12の断面図、図4は、図1(C)のC−C線断面を模式的に示す液漏れ防止容器10の断面図である。
図1(A)〜(C)に示すように、液漏れ防止容器10は、平面視略長方形状に形成された蓋11及び容器本体12を備えて構成されている。容器本体12は、食品(図示せず)を置く底面12aと対向する側の一面が開口しており、その開口している一面を蓋11が覆うことで、食品を収容可能な液漏れ防止容器10の内部空間が形成される。
なお、本発明において述べる「食品」とは、料理済みの食品に限らず、加工前の食品原料や加工途中の段階の食品等が広く包含され、狭く限定されない。
蓋11及び容器本体12の基材となるシートは、例えば、合成樹脂製シートが好適であり、また、合成樹脂と他の材質の部材との複合体シートであってもよい。合成樹脂としては、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリメチルメタクリレート系樹脂等の各種熱可塑性樹脂が使用できる。
蓋11又は容器本体12を複合材料で形成する場合は、例えば、複数種の合成樹脂を積層したり、合成樹脂製シートと紙等の合成樹脂以外の材質からなるシートを組み合わせた材料を用いたりしてもよい。
蓋11及び容器本体12の厚み(肉厚)は特に限定されないが、例えば、0.1〜1.0mm程度とすることができる。蓋11及び容器本体12の厚み(肉厚)は、液漏れ防止容器10の用途、蓋11及び容器本体12の材質等により適宜設定され得る。
蓋11及び容器本体12の成形方法は特に限定されないが、例えば、真空成形や圧空成形等の公知の成形手法によって、形成することができる。
図1に示す液漏れ防止容器10は平面視長方形状で例示したが、液漏れ防止容器10の平面視形状は、平面視正方形状、平面視三角形状、平面視多角形状、平面視円形状等とすることもでき、平面視形状は特に限定されない。
また、液漏れ防止容器10の高さ(深さ)方向の観点でみた形状も特に限定されず、例えば、図1で例示したような皿状のほか、箱状、椀状、カップ状、筒状等とすることができる。
次に、蓋11及び容器本体12のそれぞれに突出して設けられた嵌合部111、121について説明する。
蓋11の周縁には、液漏れ防止容器10における蓋11側(上方)に突出して設けられた嵌合部(第1嵌合部111)が周設されている。
また、容器本体12の周縁にも第1嵌合部111と対向する位置に、蓋11側(上方)に突出して設けられた嵌合部(第2嵌合部121)が周設されている。
図2に示すように、蓋11の第1嵌合部111は、基端面112から立ち上がり、所定幅をもって上方に突出して設けられ、先端面113を有して縦断面が逆U字状に形成されている。そのため、第1嵌合部111は、蓋11の外周側に位置する側壁面(以下、「外周側壁面」という)114と、蓋11の内周側に位置する側壁面(以下、「内周側壁面」という)115とを有して形成されている。
また、図3に示すように、第2嵌合部121は、基端面122から立ち上がり、所定幅をもって上方に突出して設けられ、先端面123を有して縦断面が逆U字状に形成されていることから、外周側壁面124と、内周側壁面125とを有して形成されている。
そして、図4に示すように、液漏れ防止容器10は、第1嵌合部111の内側へ第2嵌合部121が嵌入することにより、蓋11と容器本体12とが嵌合し、閉塞状態とされる。
ここで、第1嵌合部111及び第2嵌合部121は、突出方向の先端側(先端面113、123)から基端側(基端面112、122)に向けて、漸次幅広に形成されている。換言すれば、第1嵌合部111及び第2嵌合部121は、基端側から突出方向の先端側に向けて、漸次幅狭に形成されており、いわゆるテーパー形状で形成されている。かかる構成により、第2嵌合部121が第1嵌合部111に嵌入し易いものとなっている。なお、本発明において、「突出方向」とは、第1嵌合部及び第2嵌合部が突出している方向をいい、液漏れ防止容器の容器本体の底面側を水平に置いた際の鉛直方向をいう。
次に、第1嵌合部111及び第2嵌合部121のそれぞれに設けられた膨出部116、126について説明する。
液漏れ防止容器10は、蓋11の第1嵌合部111及び容器本体12の第2嵌合部121のそれぞれに、両嵌合部111、121間の当接部位Cをなす膨出部116、126を備えている。
図2に示すように、蓋11に設けられた第1嵌合部111には、縦断面が湾曲形状をなす膨出部(第1膨出部116)が設けられている。
また、図3に示すように、容器本体に設けられた第2嵌合部121には、縦断面が湾曲形状をなす膨出部(第2膨出部126)が設けられている。
第1膨出部116は、第1嵌合部111における外周側壁面114及び内周側壁面115に一条ずつ一対延設されており、第2膨出部126は、第2嵌合部121における外周側壁面124及び内周側壁面125に一条ずつ一対延設されている。
第1膨出部116と第2膨出部126はともに、同一方向で嵌合部111、121の突出方向に交差する方向の内側に向いて湾曲して形成されており、第1膨出部116の曲率は、第2膨出部126の曲率よりも大きく形成されている。
図4に示すように嵌合時において、液漏れ防止容器10は、曲率のより大きい第1膨出部116が、曲率のより小さい第2膨出部126に当接する構成となっている。
具体的には、曲率のより大きい第1膨出部116の第2嵌合部121との当接部位Cは、第2嵌合部121側からみれば第2嵌合部121側(第2膨出部126側)へ膨らみ出た天頂部117といえる。
また、曲率のより小さい第2膨出部126の第1嵌合部111との当接部位Cは、第1嵌合部111側からみれば凹面128といえる。
そして、液漏れ防止容器10は、曲率のより大きい第1膨出部116の天頂部117が、曲率のより小さい第2膨出部126の凹面128に当接する構成を備えているといえる。
なお、「曲率」とは、曲線や曲面の曲がり具合を表す量をいい、例えば、半径rの円周の曲率は1/rで表され、曲がり具合がきついほど曲率が大きいことを表す。
第1膨出部116の曲率と第2膨出部126の曲率とを略同等としてもよいが、本実施形態のように、天頂部が当接部位をなす膨出部(本実施形態では第1膨出部116)の方が、凹面が当接部位をなす膨出部(本実施形態では第2膨出部126)よりも曲率が大きいことが好適である。
両膨出部116、126の曲率の比は、天頂部が当接部位をなす膨出部(本実施形態では第1膨出部116)の曲率を、凹面が当接部位をなす膨出部(本実施形態では第2膨出部126)の曲率に対して、例えば、1〜5倍とすることができ、1.1〜5倍とするのが好適である。
本実施形態の液漏れ防止容器10では、第1嵌合部111(第1膨出部116)と第2嵌合部121(第2膨出部126)との当接部位Cにおいて、外側に位置する第1嵌合部111の突出方向に直交する方向の内幅D1(換言すれば、第1膨出部116、116間の内幅D1;図2参照)と、内側に位置する第2嵌合部121の突出方向に直交する方向の外幅D2(換言すれば、第2膨出部126、126間の外幅D2;図3参照)との関係は、D1<D2であるのが好適である。
当接部位Cにおける第1嵌合部111の「内幅D1」とは、第2嵌合部121との当接部位Cを通り、突出方向に直交する方向における第1嵌合部111の内側の幅(内寸)をいう。
また、当接部位Cにおける第2嵌合部121の「外幅D2」とは、第1嵌合部111との当接部位Cを通り、突出方向に直交する方向における第2嵌合部121の外側の幅(外寸)をいう。
本実施形態の液漏れ防止容器10は、嵌合時において、曲率のより大きい第1膨出部116の天頂部117が、曲率のより小さい第2膨出部126の凹面128に当接する構成を備えるため、その当接部位Cで内部から漏れ出ようとする液体(例えば、収容する食品の煮汁等)をせき止め、液漏れし難くすることができる。ここで、第1嵌合部111と第2嵌合部121とは、第1膨出部116の天頂部117と第2膨出部126の凹面128とにより、点(線)接触して当接することとなり、面で接触するよりも安定的に当接され、液漏れし難くすることができる。
また、液漏れ防止容器10では、第1嵌合部111と第2嵌合部121との当接部位Cをなす第1膨出部116及び第2膨出部126が同一方向に湾曲していることから、第1嵌合部111と第2嵌合部121とが当接しながら、第1嵌合部111と第2嵌合部121との隙間を小さくすることができる。そのため、液漏れ防止容器10の液漏れ防止効果を高めることができる。
しかも、第1嵌合部111と第2嵌合部121との当接部位Cにおける第1嵌合部111の内幅D1と第2嵌合部121の外幅D2とが、D1<D2の関係を満たすことで、第2嵌合部121(第2膨出部126)が第1嵌合部111(第1膨出部116)で挟持される構成とすることができる。そのため、第1膨出部116が第2膨出部126を内側へ押圧するように働き、第1嵌合部111と第2嵌合部121とを確実に当接させることができ、より液漏れし難くすることができる。
さらに、第1嵌合部111及び第2嵌合部121は、突出方向の先端側(先端面113、123)から基端側(基端面112、122)に向けて、漸次幅広に形成されているため、第2嵌合部121を第1嵌合部111に嵌入し易い。その一方で、同一方向に湾曲形成されている第1膨出部116と第2膨出部126とは、いわば係合している構成となるため、前述のD1<D2の関係と相俟って、蓋11と容器本体12とが簡単に外れてしまうようなことを防止することができる。蓋11を容器本体12から取り外す際には、膨出部116、126を湾曲形状としていることから、蓋11と容器本体12とが滑らかに動いて、取り外すことができる。
液漏れ防止容器10は、第1嵌合部111及び第2嵌合部121、並びにそれらに形成された膨出部116、126の構成等により、密封性を高めることが可能となる。そのため、液漏れ防止容器10は、容器内部から容器外部への液体の漏出を防止することを主目的としている容器であるが、液漏れ防止容器10に大きな外力が加わらない限り、容器内部の気体もほとんど抜けないか抜け難い密封容器とすることも可能である。
なお、蓋11及び容器本体12の基材となるシートの材質(例えば、合成樹脂等)が有する可撓性や弾性の性質等を利用することで、上述の各効果をより発揮し易くすることが可能である。
2.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態に係る液漏れ防止容器20について、図5を参照して説明する。
図5(A)は、第2実施形態に係る液漏れ防止容器20における蓋21の第1嵌合部211を模式的に示す拡大断面図、図5(B)は液漏れ防止容器20における容器本体22の第2嵌合部221を模式的に示す拡大断面図、図5(C)は蓋21と容器本体22とを嵌合した液漏れ防止容器20の嵌合部211、221を模式的に示す拡大断面図である。
液漏れ防止容器20は、第1嵌合部211及び第2嵌合部221のそれぞれの膨出部(第1膨出部216及び第2膨出部226)の構成が、第1実施形態の液漏れ防止容器10の構成と異なっている。なお、液漏れ防止容器20の蓋21及び容器本体22における嵌合部211、221(膨出部216、226)以外の構成については第1実施形態で述べた液漏れ防止容器10と同様のため、その重複する説明は省略する。
液漏れ防止容器20は、第1膨出部216と第2膨出部226とが、ともに同一方向ではあるものの、嵌合部211、221の突出方向に交差する方向の外側に向いて湾曲して形成されている。また、第2膨出部226の曲率は、第1膨出部216の曲率よりも大きく形成されており、図5(C)に示すように、嵌合時において、液漏れ防止容器20は、曲率のより大きい第2膨出部226が、曲率のより小さい第1膨出部216に当接する構成となっている。
具体的には、曲率のより大きい第2膨出部226の第1嵌合部211(第1膨出部216)との当接部位Cは、第1嵌合部211側からみれば第1嵌合部211側(第1膨出部216側)へ膨らみ出た天頂部227といえる。また、曲率のより小さい第1膨出部216の第2嵌合部221との当接部位Cは、第2嵌合部221側からみれば凹面218といえる。そして、液漏れ防止容器20は、曲率のより大きい第2膨出部226の天頂部227が、曲率のより小さい第1膨出部216の凹面218に当接する構成を備えているといえる。
第1嵌合部211の第1膨出部216と第2嵌合部221の第2膨出部226との当接部位Cにおいて、外側に位置する第1嵌合部211の突出方向に直交する方向の内幅D1と、内側に位置する第2嵌合部221の突出方向に直交する方向の外幅D2との関係は、D1<D2であることが好適である。
以上の第2実施形態に係る液漏れ防止容器20は、その膨出部216、226の湾曲形状の向きが、第1実施形態の液漏れ防止容器10における膨出部116、126の湾曲形状の向きと逆であるが、液漏れ防止容器10と同様の作用効果を奏することができる。
3.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態に係る液漏れ防止容器30について、図6を参照して説明する。
図6(A)は、第3実施形態に係る液漏れ防止容器30における蓋31の第1嵌合部311を模式的に示す拡大断面図、図6(B)は液漏れ防止容器30における容器本体32の第2嵌合部321を模式的に示す拡大断面図、図6(C)は蓋31と容器本体32とを嵌合した状態の液漏れ防止容器30の嵌合部311、321を模式的に示す拡大断面図である。
液漏れ防止容器30は、第1嵌合部311(蓋31)のみに膨出部(第1膨出部316)を設け、第2嵌合部321(容器本体32)には膨出部を設けていない点で、第1実施形態の液漏れ防止容器10の構成と異なっている。なお、液漏れ防止容器30の蓋31及び容器本体32における嵌合部311、321以外の構成については第1実施形態で述べた液漏れ防止容器10と同様のため、その重複する説明は省略する。
液漏れ防止容器30は、蓋31における第1嵌合部311の外周側壁面314と内周側壁面315のそれぞれに、第1嵌合部311の内側(第1嵌合部311の突出方向に交差する方向の内側)に向けて湾曲形成された膨出部316が一条ずつ一対延設されている。そして、膨出部316の天頂部317が、第2嵌合部321の外周側壁面324及び内周側壁面325に外側から当接し、当接部位Cをなす構成とされている。
液漏れ防止容器30によれば、嵌合時において、第1膨出部316の天頂部317で第2嵌合部321の外周側壁面324及び内周側壁面325に当接する構成を備えるため、その当接部位Cで内部から漏れ出ようとする液体をせき止め、液漏れし難くすることができる。ここで、第1嵌合部311と第2嵌合部321とは、第1膨出部316の天頂部317により、点(線)接触して当接することとなり、面で接触するよりも安定的に当接され、液漏れし難くすることができる。
また、第1実施形態で述べたように、第1嵌合部311と第2嵌合部321との当接部位Cにおいて、第1嵌合部311の内幅D1(換言すれば、第1膨出部316、316間の内幅D1)と、第2嵌合部321の外幅D2(換言すれば、外周側壁面324と内周側壁面325との間の外幅D2)とが、D1<D2の関係を満たすようにすることで、第2嵌合部321が第1嵌合部311の第1膨出部316で挟持される構成とすることができる。そのため、第1膨出部316が第2嵌合部321を内側へ押圧するように働き、第1嵌合部311と第2嵌合部321とを確実に当接させることができ、より液漏れし難くすることができる。
第1嵌合部311及び第2嵌合部321は、ともに突出方向の先端側(先端面313、323)から基端側(基端面312、322)に向けて、漸次幅狭(いわゆる逆テーパー形状)に形成されているため、蓋31と容器本体32とが簡単に(例えば、蓋を持ち上げただけで)外れてしまうようなことを防止することができる。なお、第1嵌合部311及び第2嵌合部321は、ともに突出方向の先端側から基端側に向けて、漸次幅広となるように形成してもよいが、第1嵌合部及び第2嵌合部のいずれかの側壁面に膨出部が形成されていない(本実施形態では、容器本体32の第2嵌合部321の側壁面324、325に膨出部が形成されていない)場合には、逆テーパー形状とするのが好適である。
4.第4実施形態
次に、本発明の第4実施形態に係る液漏れ防止容器40について、図7を参照して説明する。
図7(A)は、液漏れ防止容器40における蓋41の第1嵌合部411を模式的に示す拡大断面図、図7(B)は液漏れ防止容器40における容器本体42の第2嵌合部421を模式的に示す拡大断面図、図7(C)は蓋41と容器本体42とを嵌合した状態の液漏れ防止容器40の嵌合部411、421を模式的に示す拡大断面図である。
液漏れ防止容器40は、容器本体42における第2嵌合部421のみに膨出部(第2膨出部426)を設け、第1嵌合部411には膨出部を設けていない点で、第1実施形態の液漏れ防止容器10の構成と異なっている。なお、液漏れ防止容器40の蓋41及び容器本体42における嵌合部411、421以外の構成については、第1実施形態で述べた液漏れ防止容器10と同様のため、その重複する説明は省略する。
液漏れ防止容器40は、容器本体42における第2嵌合部421の外周側壁面424と内周側壁面425のそれぞれに、第2嵌合部421の外側(第2嵌合部421の突出方向に交差する方向の外側)に向けて湾曲形成された第2膨出部426が一条ずつ一対延設されている。そして、第2膨出部426の天頂部427が、第1嵌合部411の外周側壁面414及び内周側壁面415に内側から当接し、当接部位Cをなす構成とされている。
液漏れ防止容器40も、上記実施形態と同様に、第1嵌合部411と第2嵌合部421との当接部位Cにおいて、第1嵌合部411の内幅D1(換言すれば、外周側壁面414と内周側壁面415との間の内幅D1)と、第2嵌合部421の外幅D2(換言すれば、第2膨出部426、426間の外幅D2)とが、D1<D2の関係を満たすようにするのが好適である。
また、第1嵌合部411及び第2嵌合部421は、ともに突出方向の先端側(先端面413、423)から基端側(基端面412、422)に向けて、漸次幅広となるように形成してもよいが、第1嵌合部及び第2嵌合部のいずれかの側壁面に膨出部が形成されていない(本実施形態では、蓋41の第1嵌合部411の側壁面414、415に膨出部が形成されていない)場合には、第3実施形態で述べたように、逆テーパー形状とするのが好適である。
以上の第4実施形態に係る液漏れ防止容器40は、第3実施形態で述べた液漏れ防止容器30と同様の作用効果を奏することができる。
5.実施形態の変形例
次に、上述した実施形態の変形例について説明する。
(1)第1変形例
以上の実施形態では、第1嵌合部と第2嵌合部の少なくともいずれかの嵌合部について、外周側壁面及び内周側壁面の双方に膨出部が一条ずつ一対形成されている構成を例示したが、各実施形態における膨出部は、外周側壁面及び/又は内周側壁面のそれぞれに複数条延設されていてもよい。
例えば、図8に示すように、蓋51の第1嵌合部511の外周側壁面514及び内周側壁面515のそれぞれに、第1膨出部516が二条ずつ(一対ずつ)形成され、容器本体52の第2嵌合部521の外周側壁面524及び内周側壁面525のそれぞれに、第2膨出部526が二条ずつ(一対ずつ)形成されて、液漏れ防止容器50を構成してもよい。
第1変形例に係る液漏れ防止容器50は、第1膨出部516と第2膨出部526とが同一方向に湾曲しており、嵌合時において、曲率のより大きい第1膨出部516の天頂部517と曲率のより小さい第2膨出部526の凹面528とで当接し、当接部位Cを備える構成とされている。
また、当接部位Cにおける第1嵌合部511の内幅D1(D1a及びD1b)と、当接部位Cにおける第2嵌合部521の外幅D2(D2a及びD2b)とは、各当接部位Cにおいて、D1<D2の関係を満たすように構成されているのが好適である。
液漏れ防止容器50では、膨出部516、526が、第1嵌合部511及び第2嵌合部521の外周側壁面514、524及び内周側壁面515、525のそれぞれに二条ずつ計四条(一対ずつ計二対)延設されている。そして、各膨出部516、526で第1嵌合部511と第2嵌合部521とが当接しているため、各当接部位Cで内部から漏出しようとする液体をせき止めることができ、液漏れ防止効果を高めることができる。
なお、外周側壁面及び内周側壁面の双方に膨出部が形成された液漏れ防止容器において、外周側壁面に形成された膨出部と内周側壁面に形成された膨出部とは、曲率、大きさ、突出方向に対する高さ位置等が異なっていてもよいし、同一であってもよい。
(2)第2変形例
以上の実施形態では、第1嵌合部と第2嵌合部の少なくともいずれかの嵌合部について、外周側壁面及び内周側壁面の双方に膨出部を設けた構成を例示したが、各実施形態における膨出部は、外周側壁面又は内周側壁面のいずれか一方のみに設けられていてもよい。
例えば、図9に示すように、蓋61の第1嵌合部611及び容器本体62の第2嵌合部621のそれぞれの内周側壁面615、625には膨出部を設けずに、第1嵌合部611及び第2嵌合部621のそれぞれの外周側壁面614、624のみに第1膨出部616及び第2膨出部626を設けて、液漏れ防止容器60を構成してもよい。
また逆に、図示しないが、外周側壁面には膨出部を設けず、内周側壁面のみに第1膨出部及び第2膨出部を形成してもよい。
液漏れ防止容器60では、膨出部が形成されていない側壁面(本変形例では、第1嵌合部611の内周側壁面615と、第2嵌合部612の内周側壁面625)どうしは、接触していることが好ましい。
第2変形例に係る液漏れ防止容器60は、第1膨出部616と第2膨出部626とが同一方向に湾曲しており、曲率のより大きい第1膨出部616の天頂部617と、曲率のより小さい第2膨出部626の凹面628とで当接し、当接部位Cを備える構成とされている。この場合、当接部位Cにおける第1嵌合部611の内幅D1は、第1膨出部616の天頂部617から、嵌合部の突出方向に直交する方向の内周側壁面615の内側面までの距離となる。また、当接部位Cにおける第2嵌合部621の外幅D2は、第2膨出部626の凹面628から、嵌合部の突出方向に直交する方向の内周側壁面625の外側面までの距離となる。液漏れ防止容器60についてもD1<D2であるのが好適である。
(3)第3変形例
上述した各実施形態及び各変形例は、それぞれ組み合わせて構成してもよい。
例えば、図10に示すように、嵌合部711、721のそれぞれの外周側壁面714、724に、図5で示した第2実施形態と同様に嵌合部711、721の外側に向いて湾曲形成された膨出部716a、726aを備え、嵌合部711、721のそれぞれの内周側壁面715、725に、図4で示した第1実施形態と同様に嵌合部711、721の内側に向いて湾曲形成された膨出部716b、726bを備えて、液漏れ防止容器70を構成してもよい。
すなわち、液漏れ防止容器70は、嵌合時において、第1嵌合部711と第2嵌合部721とが、嵌合部711、721の外周側壁面714、724側で、第1膨出部716aの凹面718と第2膨出部726aの天頂部727とで当接し、嵌合部711、721の内周側壁面715、725側で第2膨出部726bの凹面728と第1膨出部716bの天頂部717とで当接し、それらの当接部位Cを備えて構成されている。
(4)第4変形例
上述した各実施形態の液漏れ防止容器では、嵌合部の側壁面に膨出部を設けた構成を例示したが、膨出部は嵌合部の側壁面に限らず、図11に示すように、嵌合部の突出方向の先端側(先端面)に設けてもよい。
例えば、図11(A)に示すように、第1嵌合部811aの先端面813aに、第1嵌合部811aの内側(下方)に向いて湾曲形成されて第2嵌合部821aの先端面823aに当接する第1膨出部816aを形成してもよい。
また、図11(B)に示すように、第2嵌合部821bの先端面823bに、第2嵌合部821bの外側(上方)に向いて湾曲形成されて第1嵌合部811bの先端面813bに当接する第2膨出部826bを形成してもよい。
さらに、図11(C)に示すように、第1嵌合部811c及び第2嵌合部821cのそれぞれの先端面813c、823cに、嵌合部811c、821cの内側(下方)に向いて湾曲形成され、互いに当接する第1膨出部816c及び第2膨出部826cを形成してもよい。
また、図11(D)に示すように、第1嵌合部811d及び第2嵌合部821dのそれぞれの先端面813d、823dに、嵌合部811d、821dの外側(上方)に向いて湾曲形成され、互いに当接する第1膨出部816d及び第2膨出部826dを形成してもよい。
図11(C)及び(D)に示す液漏れ防止容器80C、80Dでは、第1膨出部816c、816dと、第2膨出部826c、826dとはともに同一方向に湾曲しており、嵌合時において、曲率のより大きい膨出部816c、826dの天頂部が、曲率のより小さい膨出部816d、826cの凹面に当接する構成となっている。
液漏れ防止容器80A〜Dの場合、図11(A)〜(D)に表されているように、第1嵌合部811及び第2嵌合部821は、突出方向の先端側(先端面813a〜d、823a〜d側)から基端側(基端面812a〜d、822a〜d側)に向けて、漸次幅狭に形成されていることが好適である。かかる構成により、膨出部が第1嵌合部及び第2嵌合部の双方の側壁面に形成されていなくても、蓋と容器本体とが簡単に(例えば、蓋を持ち上げただけで)外れてしまうようなことを防止することができる。
本変形例の液漏れ防止容器80A〜Dでは、第2嵌合部821a〜dが第1嵌合部811a〜dの内側に嵌入し易いように、第2嵌合部821a〜dの側壁面824a〜d、825a〜dと先端面823a〜dとを結ぶ両角にC面取りや、他の実施形態及び変形例に比べて大きいR面取り等の面取り加工を施していることが好ましい。
(5)第5変形例
上記実施形態では、第1嵌合部及び第2嵌合部が、それぞれ上方に突出して設けられ、蓋の第1嵌合部の内部に容器本体の第2嵌合部が嵌入する構成を例示したが、図12に示すような液漏れ防止容器90の構成としてもよい。
すなわち、蓋91の第1嵌合部911及び容器本体92の第2嵌合部921は、それぞれ、基端面912、922から沈み込み、所定幅をもって下方に突出して設けられ、先端面913、923を有して縦断面がU字状に形成され、第2嵌合部921の内部に第1嵌合部911が嵌入する液漏れ防止容器90としてもよい。
液漏れ防止容器90では、第1嵌合部911及び第2嵌合部921に、第1実施形態で述べた液漏れ防止容器10(図4参照)と同様に、両嵌合部911、921の内側にそれぞれ湾曲形成された第1膨出部916及び第2膨出部926が設けられ、第1膨出部916の凹面と第2膨出部926の天頂部927とが当接する構成を備えている。なお、この液漏れ防止容器90についても、前述した各実施形態の膨出部の構成を採用することができる。
(6)第6変形例
上記の各実施形態では、蓋と容器本体とが別体である液漏れ防止容器を説明してきたが、本発明は、図13に示すように、蓋14と容器本体15とがヒンジ部16を介して連接され、ヒンジ部16から蓋14が容器本体15へ折り込まれて(矢印A参照)、閉塞状態となる液漏れ防止容器13にも適用することができる。この液漏れ防止容器13の蓋14に突出して設けられた第1嵌合部141と、容器本体15に設けられた第2嵌合部151とには、上述した各実施形態及び各変形例で述べた膨出部(図示省略)が形成される。
この液漏れ防止容器13の場合、ヒンジ部16に隣接した蓋14及び容器本体15のそれぞれの一辺には、嵌合部(第1嵌合部141及び第2嵌合部151)を設けなくてもよく、第1嵌合部141及び第2嵌合部151は、平面視コ字状に設けられてもよい。なお、嵌合部141、151の端とヒンジ部16との隙間からの液漏れをより防止し易いように、ヒンジ部16に隣接した一辺にも嵌合部141、151を設けてもよい。
以下、第1実施形態の液漏れ防止容器を製造し、液漏れ防止効果を確認した実験例について説明する。
蓋及び容器本体には、2軸延伸ポリスチレンシート(厚さ0.25mm、電気化学工業株式会社製、商品名「デンカサーモシート」)を用いた。そして、第1実施形態で述べた液漏れ防止容器(図1〜4参照)の形状と同様の形状に成形されるように製造された金型を用いて、熱盤圧空成形により、成形温度135℃の条件のもと、前述の2軸延伸ポリスチレンシートから蓋及び容器本体を成形し、液漏れ防止容器(長さ約145mm、幅約125mm、高さ約25mm)を製造した。
製造した液漏れ防止容器の容器本体に、蓋と容器本体によって形成される内部空間の容積の1/3程度の水を入れた後、蓋の第1嵌合部と容器本体の第2嵌合部とを嵌合し、液漏れ防止容器を30度及び80度傾斜させた状態で、それぞれ室温(約23℃)にて、24時間放置した。24時間放置の間、液漏れ防止容器の内部からの水の漏出は確認できず、本発明の液漏れ防止容器は液漏れ防止効果を有することが認められた。
10、20、30、40 液漏れ防止容器
11、21、31、41 蓋
111、211、311、411 第1嵌合部
112、212、312、412 基端面
113、213、313、413 先端面
114、214、314、414 外周側壁面
115、215、315、415 内周側壁面
116、216、316 第1膨出部
117、317 第1膨出部の天頂部
218 第1膨出部の凹面
12、22、32、42 容器本体
121、221、321、421 第2嵌合部
122、222、322、422 基端面
123、223、323、423 先端面
124、224、324、424 外周側壁面
125、225、325、425 内周側壁面
126、226、426 第2膨出部
227、427 第2膨出部の天頂部
128 第2膨出部の凹面

Claims (5)

  1. 蓋に突出して設けられた第1嵌合部と容器本体に突出して設けられた第2嵌合部のいずれか一方の嵌合部が他方の嵌合部の内側へ嵌入することにより閉塞状態となる容器であって、
    少なくともいずれかの前記嵌合部には、縦断面が湾曲形状をなす膨出部が少なくとも一条延設されており、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とは、嵌合時において前記膨出部で当接する構成を備える、液漏れ防止容器。
  2. 前記膨出部は、前記第1嵌合部に形成された第1膨出部と、前記第2嵌合部に形成された第2膨出部とを含み、
    前記第1膨出部と前記第2膨出部は同一方向に湾曲しており、嵌合時において、曲率のより大きい一方の膨出部の天頂部が、曲率のより小さい膨出部の凹面に当接する構成を備える、請求項1記載の液漏れ防止容器。
  3. 前記第1膨出部と前記第2膨出部は、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部のそれぞれの側壁面に一対形成されている、請求項2記載の液漏れ防止容器。
  4. 前記膨出部は、前記嵌合部の側壁面に形成されており、
    前記第1嵌合部と前記第2嵌合部との前記当接部位において、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部のうち、外側に位置する嵌合部の突出方向に直交する方向の内幅D1と、内側に位置する嵌合部の突出方向に直交する方向の外幅D2との関係が、D1<D2である、請求項1〜3のいずれか1項記載の液漏れ防止容器。
  5. 前記第1嵌合部及び前記第2嵌合部は、突出方向の先端側から基端側に向けて漸次幅広に形成されている請求項1〜4のいずれか1項記載の液漏れ防止容器。
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