JP2013193659A - 乗用車のドア用ウェザーストリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ドア用ウェザーストリップのコーナ部がドア本体部に対して水平方向に位置ずれしないようにし、コーナ部の囲み部が窓枠部から浮き上がらないようにする。
【解決手段】本発明に係る乗用車のドア用ウェザーストリップは、ドアのドア本体部10mと窓枠部10wとの境界位置でその窓枠部10wの室内側を周方向から覆う囲み部35と、ドア本体部10wの上端角部を覆う板状部37とからなるコーナ部30を備えており、コーナ部30は、ゴムよりも剛性が高いインサート部材38がインサートされた状態で成形されて、インサート部材38の一部が囲み部35の近傍で板状部37の外側に突出して係合部380を構成しており、コーナ部30の係合部380がドア本体部10mの上端に形成された被係合部18,18cと係合することで、ドア本体部10mに対するコーナ部30の水平方向の移動が規制される。
【選択図】図5
【解決手段】本発明に係る乗用車のドア用ウェザーストリップは、ドアのドア本体部10mと窓枠部10wとの境界位置でその窓枠部10wの室内側を周方向から覆う囲み部35と、ドア本体部10wの上端角部を覆う板状部37とからなるコーナ部30を備えており、コーナ部30は、ゴムよりも剛性が高いインサート部材38がインサートされた状態で成形されて、インサート部材38の一部が囲み部35の近傍で板状部37の外側に突出して係合部380を構成しており、コーナ部30の係合部380がドア本体部10mの上端に形成された被係合部18,18cと係合することで、ドア本体部10mに対するコーナ部30の水平方向の移動が規制される。
【選択図】図5
Description
本発明は、乗用車のドアの周縁に設けられたゴム製のシール部材であり、そのドアにより開閉される車室の開口部周縁と前記ドア間をシールする乗用車のドア用ウェザーストリップに関する。
乗用車用のドア用ウェザーストリップに関する技術が特許文献1に記載されている。
特許文献1のドア用ウェザーストリップ110は、乗用車のドア100の内側周縁に設けられたゴム製のシール部材である。ドア用ウェザーストリップ110は、図9に示すように、ドア100のドア本体部102と窓枠部104との境界位置でその窓枠部104の室内側を周方向から覆う囲み部112と、ドア本体部102の上端角部を覆う板状部113とからなるコーナ部115を備えている。
コーナ部115には、図8に示すように、前記囲み部112の横でドア本体部102のインナパネル102eの上端に掛けられる断面逆U字形のフック部115fと、前記板状部113の下端角部に設けられてインナパネル102eの連結穴(図示省略)に嵌め込まれるクリップ115kとが設けられている。
これにより、ドア用ウェザーストリップ110のコーナ部115は、窓枠部104の室内側を周方向から覆った状態でドア本体部102のインナパネル102eの上部に固定されるようになる。
特許文献1のドア用ウェザーストリップ110は、乗用車のドア100の内側周縁に設けられたゴム製のシール部材である。ドア用ウェザーストリップ110は、図9に示すように、ドア100のドア本体部102と窓枠部104との境界位置でその窓枠部104の室内側を周方向から覆う囲み部112と、ドア本体部102の上端角部を覆う板状部113とからなるコーナ部115を備えている。
コーナ部115には、図8に示すように、前記囲み部112の横でドア本体部102のインナパネル102eの上端に掛けられる断面逆U字形のフック部115fと、前記板状部113の下端角部に設けられてインナパネル102eの連結穴(図示省略)に嵌め込まれるクリップ115kとが設けられている。
これにより、ドア用ウェザーストリップ110のコーナ部115は、窓枠部104の室内側を周方向から覆った状態でドア本体部102のインナパネル102eの上部に固定されるようになる。
上記したように、コーナ部115のフック部115fはドア本体部102のインナパネル102eの上端に掛けられる構成である。このため、フック部115fによって、コーナ部115の下方向の移動と、そのコーナ部115がドア本体部102のインナパネル102eから剥離する方向に変形するのを防止することができる。しかし、前記フック部115fは、コーナ部115がドア本体部102のインナパネル102eに沿う方向(ドア前後方向)に移動するのを規制することはできない。
さらに、コーナ部115はゴム製で、そのコーナ部115をドア本体部102に連結するクリップ115kはフック部115fから下方向に離れている。このため、前記クリップ115kによってコーナ部115をドア本体部102に固定しても、そのクリップ115kから離れた位置にあるフック部115fのドア前後方向における位置ずれを防止することはできない。
これにより、フック部115fの位置ずれに起因して、コーナ部115の囲み部112が窓枠部104に対して水平方向に位置ずれすると、その囲み部112が弾性変形することで窓枠部104の壁面から浮き上がることがある。この結果、コーナ部115の囲み部112と窓枠部104間に隙間が生じ、見栄えが低下する。
さらに、コーナ部115はゴム製で、そのコーナ部115をドア本体部102に連結するクリップ115kはフック部115fから下方向に離れている。このため、前記クリップ115kによってコーナ部115をドア本体部102に固定しても、そのクリップ115kから離れた位置にあるフック部115fのドア前後方向における位置ずれを防止することはできない。
これにより、フック部115fの位置ずれに起因して、コーナ部115の囲み部112が窓枠部104に対して水平方向に位置ずれすると、その囲み部112が弾性変形することで窓枠部104の壁面から浮き上がることがある。この結果、コーナ部115の囲み部112と窓枠部104間に隙間が生じ、見栄えが低下する。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、ドア用ウェザーストリップのコーナ部がドア本体部、窓枠部に対して水平方向に位置ずれしないようにして、コーナ部の囲み部が窓枠部から浮き上がらないようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、乗用車のドアの周縁に設けられたゴム製のシール部材であり、そのドアにより開閉される車室の開口部周縁と前記ドア間をシールする乗用車のドア用ウェザーストリップであって、前記ドアのドア本体部と窓枠部との境界位置でその窓枠部の室内側を周方向から覆う囲み部と、前記ドア本体部の上端角部を覆う板状部とからなるコーナ部を備えており、前記コーナ部は、前記ゴムよりも剛性が高いインサート部材がインサートされた状態で成形されて、前記インサート部材の一部が前記囲み部の近傍で前記板状部の外側に突出して係合部を構成しており、前記コーナ部の係合部が前記ドア本体部の上端に形成された被係合部と係合することで、前記ドア本体部に対する前記コーナ部の水平方向の移動が規制されることを特徴とする。
請求項1の発明は、乗用車のドアの周縁に設けられたゴム製のシール部材であり、そのドアにより開閉される車室の開口部周縁と前記ドア間をシールする乗用車のドア用ウェザーストリップであって、前記ドアのドア本体部と窓枠部との境界位置でその窓枠部の室内側を周方向から覆う囲み部と、前記ドア本体部の上端角部を覆う板状部とからなるコーナ部を備えており、前記コーナ部は、前記ゴムよりも剛性が高いインサート部材がインサートされた状態で成形されて、前記インサート部材の一部が前記囲み部の近傍で前記板状部の外側に突出して係合部を構成しており、前記コーナ部の係合部が前記ドア本体部の上端に形成された被係合部と係合することで、前記ドア本体部に対する前記コーナ部の水平方向の移動が規制されることを特徴とする。
本発明によると、コーナ部の係合部はドア本体部の上端に形成された被係合部と係合するように構成されている。これにより、ドア本体部に対するコーナ部の水平方向の移動が規制される。この結果、コーナ部の係合部の近傍に形成されてドアの窓枠部の室内側を周方向から覆う囲み部がその窓枠部に対して水平方向に位置決めされるようになる。
このように、コーナ部の囲み部が位置決めされることで、その囲み部がドアの窓枠部に対して水平方向に位置ずれしなくなり、その囲み部が弾性変形して窓枠部の壁面から浮き上がるようなことがなくなる。これにより、コーナ部の囲み部と窓枠部間に隙間が生じることがなく、ドアの見栄えが低下しない。
このように、コーナ部の囲み部が位置決めされることで、その囲み部がドアの窓枠部に対して水平方向に位置ずれしなくなり、その囲み部が弾性変形して窓枠部の壁面から浮き上がるようなことがなくなる。これにより、コーナ部の囲み部と窓枠部間に隙間が生じることがなく、ドアの見栄えが低下しない。
請求項2の発明によると、ドア本体部の被係合部は、そのドア本体部を構成するインナパネルの上端と、前記インナパネルの上端で上方が開放するように形成された切欠きとから構成されており、コーナ部の係合部は、前記インナパネルの上端を表裏から挟む挟持部と、前記インナパネルの切欠きに上方から嵌め込まれる嵌合突起部とから構成されていることを特徴とする。
このように、係合部の嵌合突起部をドア本体部のインナパネルの切欠きと上方から嵌合させることで、コーナ部をドア本体部のインナパネルに沿う方向(ドア前後方向)において位置決めできるようになる。
また、係合部の挟持部でインナパネルの上端を表裏から挟むことで、コーナ部をドア本体部の厚み方向において位置決めできる。
このように、係合部の嵌合突起部をドア本体部のインナパネルの切欠きと上方から嵌合させることで、コーナ部をドア本体部のインナパネルに沿う方向(ドア前後方向)において位置決めできるようになる。
また、係合部の挟持部でインナパネルの上端を表裏から挟むことで、コーナ部をドア本体部の厚み方向において位置決めできる。
請求項3の発明によると、コーナ部の板状部には、ドア本体部と係合可能に構成された連結ピンが設けられており、前記連結ピンが前記板状部にインサートされたインサート部材に固定されていることを特徴とする。
このため、コーナ部の位置決め精度がさらに向上する。
このため、コーナ部の位置決め精度がさらに向上する。
本発明によると、ドア用ウェザーストリップのコーナ部がドア本体部に対して位置ずれしなくなり、コーナ部の囲み部が窓枠部から浮き上がらず、ドアの見栄えが低下することがない。
[実施形態1]
以下、図1から図7に基づいて本発明に係る乗用車のドア用ウェザーストリップについて説明する。本実施形態の乗用車のドア用ウェザーストリップは、乗用車のフロントドアに使用されるウェザーストリップである。
ここで、図中の前後左右及び上下はフロントドアの前後左右及び上下に対応している。
以下、図1から図7に基づいて本発明に係る乗用車のドア用ウェザーストリップについて説明する。本実施形態の乗用車のドア用ウェザーストリップは、乗用車のフロントドアに使用されるウェザーストリップである。
ここで、図中の前後左右及び上下はフロントドアの前後左右及び上下に対応している。
<フロントドア10の概要ついて>
先ず、ドア用ウェザーストリップについて説明する前にフロントドアの概要について簡単に説明する。
フロントドア10は、図1に示すように、ドア本体部10mと、窓枠部10wとから構成されており、その窓枠部10wに窓ガラス12が上下スライド可能な状態で嵌め込まれている。
ドア本体部10mは、フロントドア10の意匠面を構成するアウタパネル17(図3参照)とインナパネル18とが表裏から合わせられて互いの周縁部分で溶接されることにより、中空部を有するように構成されている。そして、ドア本体部10mの内部に窓ガラス12を上下動させる機構やドア補強部材等が収納されている。
フロントドア10の窓枠部10wは、図3に示すように、窓ガラス12の端縁を上下スライド可能な状態でシールするガラスラン13を備えており、そのガラスラン13が断面L字形の支持フレーム14と筒状のドアフレーム15とによって三方から囲まれた状態で保持されている。そして、ガラスラン13の支持フレーム14がドアフレーム15に固定されている。
ドアフレーム15と支持フレーム14との基端部(下端部)は、図1に示すように、フロントドア10の前後でドア本体部10m内に挿入されており、ベルトライン(ドア本体部10mの上端)の位置でドア本体部10mのインナパネル18等に溶接等により固定されている。
先ず、ドア用ウェザーストリップについて説明する前にフロントドアの概要について簡単に説明する。
フロントドア10は、図1に示すように、ドア本体部10mと、窓枠部10wとから構成されており、その窓枠部10wに窓ガラス12が上下スライド可能な状態で嵌め込まれている。
ドア本体部10mは、フロントドア10の意匠面を構成するアウタパネル17(図3参照)とインナパネル18とが表裏から合わせられて互いの周縁部分で溶接されることにより、中空部を有するように構成されている。そして、ドア本体部10mの内部に窓ガラス12を上下動させる機構やドア補強部材等が収納されている。
フロントドア10の窓枠部10wは、図3に示すように、窓ガラス12の端縁を上下スライド可能な状態でシールするガラスラン13を備えており、そのガラスラン13が断面L字形の支持フレーム14と筒状のドアフレーム15とによって三方から囲まれた状態で保持されている。そして、ガラスラン13の支持フレーム14がドアフレーム15に固定されている。
ドアフレーム15と支持フレーム14との基端部(下端部)は、図1に示すように、フロントドア10の前後でドア本体部10m内に挿入されており、ベルトライン(ドア本体部10mの上端)の位置でドア本体部10mのインナパネル18等に溶接等により固定されている。
<ドア用ウェザーストリップ20について>
フロントドア10のドア本体部10mと窓枠部10wとの周縁室内側には、図1の一点鎖線で示すように、ドア用ウェザーストリップ20が取付けられている。
ドア用ウェザーストリップ20は、図2に示すように、前側コーナ部23と、後側コーナ部30と、後上端コーナ部25と、各々のコーナ部23,30,25をつなぐ直線部22とから枠状に形成されている。そして、ドア用ウェザーストリップ20の前側コーナ部23と後側コーナ部30とがドア本体部10mと窓枠部10wの前後の境界位置を覆えるように構成されている。
ドア用ウェザーストリップ20の直線部22は、押出し成形により形成されており、図4に示すように、筒状の中空シール部22eと帯状のシールリップ部22rとから構成されている。中空シール部22eは、シールリップ部22rに対して室内側に配置されており、その中空シール部22eの裏側に取付基部22kが形成されている。そして、中空シール部22eの取付基部22kが窓枠部10wを構成するドアフレーム15の側面の嵌合溝15mに嵌め込まれた状態で、クリップ等によりそのドアフレーム15に取付けられる。また、シールリップ部22rが窓枠部10wの支持フレーム14の側面を覆うように、その支持フレーム14に取付けられる。
ドア用ウェザーストリップ20の前側コーナ部23、後側コーナ部30、及び後上端コーナ部25は、型により成形され、後工程で前記直線部22と接続される。
フロントドア10のドア本体部10mと窓枠部10wとの周縁室内側には、図1の一点鎖線で示すように、ドア用ウェザーストリップ20が取付けられている。
ドア用ウェザーストリップ20は、図2に示すように、前側コーナ部23と、後側コーナ部30と、後上端コーナ部25と、各々のコーナ部23,30,25をつなぐ直線部22とから枠状に形成されている。そして、ドア用ウェザーストリップ20の前側コーナ部23と後側コーナ部30とがドア本体部10mと窓枠部10wの前後の境界位置を覆えるように構成されている。
ドア用ウェザーストリップ20の直線部22は、押出し成形により形成されており、図4に示すように、筒状の中空シール部22eと帯状のシールリップ部22rとから構成されている。中空シール部22eは、シールリップ部22rに対して室内側に配置されており、その中空シール部22eの裏側に取付基部22kが形成されている。そして、中空シール部22eの取付基部22kが窓枠部10wを構成するドアフレーム15の側面の嵌合溝15mに嵌め込まれた状態で、クリップ等によりそのドアフレーム15に取付けられる。また、シールリップ部22rが窓枠部10wの支持フレーム14の側面を覆うように、その支持フレーム14に取付けられる。
ドア用ウェザーストリップ20の前側コーナ部23、後側コーナ部30、及び後上端コーナ部25は、型により成形され、後工程で前記直線部22と接続される。
<後側コーナ部30について>
ドア用ウェザーストリップ20の後側コーナ部30は、図3、図4等に示すように、ドア本体部10mと窓枠部10wとの後側の境界位置、及びその周囲を面接触状態で覆えるように構成されている。後側コーナ部30は、図3に示すように、直線部22の中空シール部22e、及び取付基部22kの延長線上に設けられた中空シール部32、及び取付基部32kと、その直線部22のシールリップ部22rの延長線上に設けられたシールリップ部33とを備えている。さらに、後側コーナ部30は、シールリップ部33に対して後方に約90°湾曲して形成されたシールリップ延長部33wを備えている。シールリップ延長部33wは、図7に示すように、略台形状に成形された板状部であり、図3に示すように、ドアフレーム15の後広幅部15wを内側から覆えるように構成されている。
ドア用ウェザーストリップ20の後側コーナ部30は、図3、図4等に示すように、ドア本体部10mと窓枠部10wとの後側の境界位置、及びその周囲を面接触状態で覆えるように構成されている。後側コーナ部30は、図3に示すように、直線部22の中空シール部22e、及び取付基部22kの延長線上に設けられた中空シール部32、及び取付基部32kと、その直線部22のシールリップ部22rの延長線上に設けられたシールリップ部33とを備えている。さらに、後側コーナ部30は、シールリップ部33に対して後方に約90°湾曲して形成されたシールリップ延長部33wを備えている。シールリップ延長部33wは、図7に示すように、略台形状に成形された板状部であり、図3に示すように、ドアフレーム15の後広幅部15wを内側から覆えるように構成されている。
また、後側コーナ部30は、図3、図4、及び図7に示すように、中空シール部32、及び取付基部32kに対して前方に張り出し、窓枠部10wのドアフレーム15の室内側壁面15xを周囲三方から覆う略コ字形の囲み部35を備えている。さらに、後側コーナ部30の囲み部35の下側には、ドア本体部10mのインナパネル18の上端角部を覆う板状部37が設けられている。
後側コーナ部30の板状部37には、後側コーナ部30を型成形する際に板状のインサート部材38がインサートされる。インサート部材38は、ゴムよりも十分に剛性が高い樹脂板からなり、図5等に示すように、そのインサート部材38の前上端角部が板状部37の前上端側切欠き部37cから突出するようになっている。そして、インサート部材38の前上端角部に係合部380が形成されている。
係合部380は、囲み部35の前側に配置されて、窓枠部10wのドアフレーム15に対する前記囲み部35の位置決めを行えるように構成されている。
後側コーナ部30の板状部37には、後側コーナ部30を型成形する際に板状のインサート部材38がインサートされる。インサート部材38は、ゴムよりも十分に剛性が高い樹脂板からなり、図5等に示すように、そのインサート部材38の前上端角部が板状部37の前上端側切欠き部37cから突出するようになっている。そして、インサート部材38の前上端角部に係合部380が形成されている。
係合部380は、囲み部35の前側に配置されて、窓枠部10wのドアフレーム15に対する前記囲み部35の位置決めを行えるように構成されている。
ここで、ドア本体部10mのインナパネル18の上端には、窓枠部10wのドアフレーム15から予め決められた寸法の位置に、図6等に示すように、上側で開放された略U字形の切欠き18cが形成されている。
一方、後側コーナ部30の係合部380には、ドア本体部10mのインナパネル18に形成された切欠き18cに対して上方から嵌め込まれる断面略U字形の嵌合突起部382と、インナパネル18の上端に上方から被せられる構成で、そのインナパネル18の上端を表裏から挟む挟持部384とから構成されている。即ち、後側コーナ部30の係合部380の嵌合突起部382がドア本体部10mのインナパネル18の切欠き18cに嵌合することで、後側コーナ部30はドア本体部10mに対してインナパネル18に沿う方向(ドア前後方向)の移動が規制される。また、後側コーナ部30の係合部380の挟持部384がドア本体部10mのインナパネル18の上端を表裏から挟むことで、後側コーナ部30はドア本体部10mに対してそのドア本体部10mの厚み方向の移動が規制される。
即ち、インナパネル18の上端と、そのインナパネル18の切欠き18cとが本発明の被係合部に相当する。
一方、後側コーナ部30の係合部380には、ドア本体部10mのインナパネル18に形成された切欠き18cに対して上方から嵌め込まれる断面略U字形の嵌合突起部382と、インナパネル18の上端に上方から被せられる構成で、そのインナパネル18の上端を表裏から挟む挟持部384とから構成されている。即ち、後側コーナ部30の係合部380の嵌合突起部382がドア本体部10mのインナパネル18の切欠き18cに嵌合することで、後側コーナ部30はドア本体部10mに対してインナパネル18に沿う方向(ドア前後方向)の移動が規制される。また、後側コーナ部30の係合部380の挟持部384がドア本体部10mのインナパネル18の上端を表裏から挟むことで、後側コーナ部30はドア本体部10mに対してそのドア本体部10mの厚み方向の移動が規制される。
即ち、インナパネル18の上端と、そのインナパネル18の切欠き18cとが本発明の被係合部に相当する。
ここで、ドア本体部10mのインナパネル18の切欠き18cから窓枠部10wのドアフレーム15までの寸法は、後側コーナ部30の係合部380の嵌合突起部382から囲み部35までの寸法にほぼ等しく設定されている。このため、後側コーナ部30の係合部380の嵌合突起部382がドア本体部10mのインナパネル18の切欠き18cに嵌合することで、窓枠部10wのドアフレーム15に対して後側コーナ部30の囲み部35が位置決めされるようになる。
後側コーナ部30の板状部37には、その板状部37の前下端位置にドア本体部10mのインナパネル18の所定位置に形成された連結穴(図示省略)に係合する連結ピン37pが設けられている。連結ピン37pは板状部37にインサートされたインサート部材38に固定されている。
後側コーナ部30の板状部37には、その板状部37の前下端位置にドア本体部10mのインナパネル18の所定位置に形成された連結穴(図示省略)に係合する連結ピン37pが設けられている。連結ピン37pは板状部37にインサートされたインサート部材38に固定されている。
<フロントドア10に対するドア用ウェザーストリップ20の後側コーナ部30の取付け手順について>
ドア用ウェザーストリップ20の後側コーナ部30をフロントドア10に取付ける場合には、先ず、後側コーナ部30の囲み部35により窓枠部10wのドアフレーム15を覆うようにする。この状態で、後側コーナ部30の係合部380の嵌合突起部382をドア本体部10mのインナパネル18の切欠き18cに上方から嵌合させ、さらに挟持部384をインナパネル18の上端に被せ、その挟持部384によりインナパネル18を表裏から挟むようにする。これにより、後側コーナ部30の囲み部35が窓枠部10wのドアフレーム15を覆った状態で、後側コーナ部30がドア本体部10mに対して水平方向(フロントドア10の前後方向、及び厚み方向)に位置ずれすることがなくなる。
次に、後側コーナ部30の板状部37の連結ピン37pをドア本体部10mのインナパネル18の連結穴に挿入して係合させることで、後側コーナ部30がドア本体部10mと窓枠部10wとの境界位置を覆うように取付けられる。
ここで、ドア本体部10mと窓枠部10wとの周縁にドア用ウェザーストリップ20が取付けられた後は、図3に示すように、ドア本体部10mのインナパネル18、及び後側コーナ部30の板状部37、係合部380等は装飾部材であるインナガーニッシュ19によって覆われるようになる。なお、図1等では、インナガーニッシュ19は省略されている。
このように、後側コーナ部30の係合部380をドア本体部10mのインナパネル18の切欠き18c等に対して上方から被せるように嵌め込むことで窓枠部10wに対する後側コーナ部30の囲み部35の位置決めを行えるため、作業性が向上する。
ドア用ウェザーストリップ20の後側コーナ部30をフロントドア10に取付ける場合には、先ず、後側コーナ部30の囲み部35により窓枠部10wのドアフレーム15を覆うようにする。この状態で、後側コーナ部30の係合部380の嵌合突起部382をドア本体部10mのインナパネル18の切欠き18cに上方から嵌合させ、さらに挟持部384をインナパネル18の上端に被せ、その挟持部384によりインナパネル18を表裏から挟むようにする。これにより、後側コーナ部30の囲み部35が窓枠部10wのドアフレーム15を覆った状態で、後側コーナ部30がドア本体部10mに対して水平方向(フロントドア10の前後方向、及び厚み方向)に位置ずれすることがなくなる。
次に、後側コーナ部30の板状部37の連結ピン37pをドア本体部10mのインナパネル18の連結穴に挿入して係合させることで、後側コーナ部30がドア本体部10mと窓枠部10wとの境界位置を覆うように取付けられる。
ここで、ドア本体部10mと窓枠部10wとの周縁にドア用ウェザーストリップ20が取付けられた後は、図3に示すように、ドア本体部10mのインナパネル18、及び後側コーナ部30の板状部37、係合部380等は装飾部材であるインナガーニッシュ19によって覆われるようになる。なお、図1等では、インナガーニッシュ19は省略されている。
このように、後側コーナ部30の係合部380をドア本体部10mのインナパネル18の切欠き18c等に対して上方から被せるように嵌め込むことで窓枠部10wに対する後側コーナ部30の囲み部35の位置決めを行えるため、作業性が向上する。
<本実施形態に係るドア用ウェザーストリップ20の長所について>
本実施形態に係るドア用ウェザーストリップ20によると、後側コーナ部30の係合部380はドア本体部10mの上端に形成された切欠き18c等(被係合部)と係合するように構成されている。これにより、ドア本体部10mに対する後側コーナ部30の水平方向の移動が規制される。この結果、後側コーナ部30の係合部380の近傍に形成されてフロントドア10の窓枠部10wの室内側を周方向から覆う囲み部35が前記窓枠部10wに対して水平方向に位置決めされるようになる。
このように、後側コーナ部30の囲み部35がドア本体部10mに対して位置決めされることで、その囲み部35がフロントドア10の窓枠部10wに対して水平方向に位置ずれしなくなり、その囲み部35が弾性変形して窓枠部10wの壁面から浮き上がるようなことがなくなる。これにより、後側コーナ部30の囲み部35と窓枠部10w間に隙間が生じることがなく、フロントドア10の見栄えが低下しない。
また、後側コーナ部30の板状部37には、ドア本体部10mと係合可能に構成された連結ピン37pが設けられており、その連結ピン37pが前記板状部37にインサートされたインサート部材38に固定されている。このため、後側コーナ部30の位置決め精度がさらに向上するようになる。
本実施形態に係るドア用ウェザーストリップ20によると、後側コーナ部30の係合部380はドア本体部10mの上端に形成された切欠き18c等(被係合部)と係合するように構成されている。これにより、ドア本体部10mに対する後側コーナ部30の水平方向の移動が規制される。この結果、後側コーナ部30の係合部380の近傍に形成されてフロントドア10の窓枠部10wの室内側を周方向から覆う囲み部35が前記窓枠部10wに対して水平方向に位置決めされるようになる。
このように、後側コーナ部30の囲み部35がドア本体部10mに対して位置決めされることで、その囲み部35がフロントドア10の窓枠部10wに対して水平方向に位置ずれしなくなり、その囲み部35が弾性変形して窓枠部10wの壁面から浮き上がるようなことがなくなる。これにより、後側コーナ部30の囲み部35と窓枠部10w間に隙間が生じることがなく、フロントドア10の見栄えが低下しない。
また、後側コーナ部30の板状部37には、ドア本体部10mと係合可能に構成された連結ピン37pが設けられており、その連結ピン37pが前記板状部37にインサートされたインサート部材38に固定されている。このため、後側コーナ部30の位置決め精度がさらに向上するようになる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、インサート部材38の係合部380を嵌合突起部382と挟持部384とから構成する例を示した。しかし、挟持部384を省略して、嵌合突起部382の外周面にインナパネル18の切欠き18cの周縁が挿入されるスリット状の溝を形成する方式でも可能である。
また、嵌合突起部382の代わりにインナパネル18に吸着する磁石等を使用することも可能である。さらに、係合部380の挟持部384に凹凸を設け、係合部380がインナパネル18に沿ってフロントドア10の前後方向に動かないようにして嵌合突起部382の代わりとすることも可能である。
また、本実施形態では後側コーナ部30について本発明を適用する例を示したが、前側コーナ部23について本発明を適用することも可能である。
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、インサート部材38の係合部380を嵌合突起部382と挟持部384とから構成する例を示した。しかし、挟持部384を省略して、嵌合突起部382の外周面にインナパネル18の切欠き18cの周縁が挿入されるスリット状の溝を形成する方式でも可能である。
また、嵌合突起部382の代わりにインナパネル18に吸着する磁石等を使用することも可能である。さらに、係合部380の挟持部384に凹凸を設け、係合部380がインナパネル18に沿ってフロントドア10の前後方向に動かないようにして嵌合突起部382の代わりとすることも可能である。
また、本実施形態では後側コーナ部30について本発明を適用する例を示したが、前側コーナ部23について本発明を適用することも可能である。
10・・・・フロントドア
10m・・・ドア本体部
10w・・・窓枠部
15・・・・ドアフレーム
18・・・・インナパネル(被係合部)
18c・・・切欠き(被係合部)
20・・・・ドア用ウェザーストリップ
30・・・・後側コーナ部
35・・・・囲み部
37・・・・板状部
37p・・・連結ピン
38・・・・インサート部材
380・・・係合部
382・・・嵌合突起部
384・・・挟持部
10m・・・ドア本体部
10w・・・窓枠部
15・・・・ドアフレーム
18・・・・インナパネル(被係合部)
18c・・・切欠き(被係合部)
20・・・・ドア用ウェザーストリップ
30・・・・後側コーナ部
35・・・・囲み部
37・・・・板状部
37p・・・連結ピン
38・・・・インサート部材
380・・・係合部
382・・・嵌合突起部
384・・・挟持部
Claims (3)
- 乗用車のドアの周縁に設けられたゴム製のシール部材であり、そのドアにより開閉される車室の開口部周縁と前記ドア間をシールする乗用車のドア用ウェザーストリップであって、
前記ドアのドア本体部と窓枠部との境界位置でその窓枠部の室内側を周方向から覆う囲み部と、前記ドア本体部の上端角部を覆う板状部とからなるコーナ部を備えており、
前記コーナ部は、前記ゴムよりも剛性が高いインサート部材がインサートされた状態で成形されて、前記インサート部材の一部が前記囲み部の近傍で前記板状部の外側に突出して係合部を構成しており、
前記コーナ部の係合部が前記ドア本体部の上端に形成された被係合部と係合することで、前記ドア本体部に対する前記コーナ部の水平方向の移動が規制されることを特徴とする乗用車のドア用ウェザーストリップ。 - 請求項1に記載された乗用車のドア用ウェザーストリップであって、
前記ドア本体部の被係合部は、そのドア本体部を構成するインナパネルの上端と、前記インナパネルの上端で上方が開放するように形成された切欠きとから構成されており、
前記コーナ部の係合部は、前記インナパネルの上端を表裏から挟む挟持部と、前記インナパネルの切欠きに上方から嵌め込まれる嵌合突起部とから構成されていることを特徴とする乗用車のドア用ウェザーストリップ。 - 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された乗用車のドア用ウェザーストリップであって、
前記コーナ部の板状部には、前記ドア本体部と係合可能に構成された連結ピンが設けられており、
前記連結ピンが前記板状部にインサートされたインサート部材に固定されていることを特徴とする乗用車のドア用ウェザーストリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012065357A JP2013193659A (ja) | 2012-03-22 | 2012-03-22 | 乗用車のドア用ウェザーストリップ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012065357A JP2013193659A (ja) | 2012-03-22 | 2012-03-22 | 乗用車のドア用ウェザーストリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013193659A true JP2013193659A (ja) | 2013-09-30 |
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ID=49393118
Family Applications (1)
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JP2012065357A Pending JP2013193659A (ja) | 2012-03-22 | 2012-03-22 | 乗用車のドア用ウェザーストリップ |
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JP (1) | JP2013193659A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016049860A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | マツダ株式会社 | 車両用シール部材組付け構造 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0834233A (ja) * | 1994-07-21 | 1996-02-06 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用ドアウエザストリップの端末部取付構造 |
JP2008110638A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用ドアウエザストリップ |
JP2008213497A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用ドアウエザストリップ |
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-
2012
- 2012-03-22 JP JP2012065357A patent/JP2013193659A/ja active Pending
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