JP2013191779A - 処理装置および処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】回収した処理液による処理を行う場合であっても適切な処理を行うことができる処理装置および処理方法を提供することである。
【解決手段】実施形態に係る処理装置は、被処理物を搬送する搬送部、搬送部により搬送される被処理物の処理面に供給した第1の処理液を回収する回収部、回収部により回収された第1の処理液を被処理物の処理面に吐出する第1のノズル、第1のノズルの搬送方向の下流側に設けられ第2の処理液を被処理物の処理面に吐出する第2のノズル、第2のノズルの搬送方向の下流側に設けられ洗浄液を被処理物の処理面に吐出する第3のノズル、を備えている。
そして、第2のノズルは搬送方向に対して垂直な方向よりも搬送方向の下流側に向けて第2の処理液を吐出し、第3のノズルは搬送方向に対して垂直な方向よりも搬送方向の上流側に向けて洗浄液を吐出する。
【選択図】図1
【解決手段】実施形態に係る処理装置は、被処理物を搬送する搬送部、搬送部により搬送される被処理物の処理面に供給した第1の処理液を回収する回収部、回収部により回収された第1の処理液を被処理物の処理面に吐出する第1のノズル、第1のノズルの搬送方向の下流側に設けられ第2の処理液を被処理物の処理面に吐出する第2のノズル、第2のノズルの搬送方向の下流側に設けられ洗浄液を被処理物の処理面に吐出する第3のノズル、を備えている。
そして、第2のノズルは搬送方向に対して垂直な方向よりも搬送方向の下流側に向けて第2の処理液を吐出し、第3のノズルは搬送方向に対して垂直な方向よりも搬送方向の上流側に向けて洗浄液を吐出する。
【選択図】図1
Description
後述する実施形態は、概ね、処理装置および処理方法に関する。
半導体装置やフラットパネルディスプレイなどの電子デバイスの製造においては、板状の被処理物(例えば、ウェーハやガラス基板など)の表面に処理液を供給して各種の処理を行っている。
この場合、被処理物の大きさが大きくなると処理液の消費量が多くなる。そのため、被処理物の表面に供給した処理液を回収し、回収した処理液を再利用する技術が提案されている。
ところが、回収した処理液には各種の物質が含まれており、フィルタなどでは除去できない場合もある。そのため、回収した処理液を再利用することで、被処理物の表面が汚染されるおそれがある。
この場合、回収した処理液による処理の後に、被処理物の表面に純水を供給して汚染物質を除去することも考えられるが、被処理物の表面に純水を供給するだけでは汚染物質が除去しきれない場合がある。また、処理液の再利用を繰り返し行うと、処理に有効な成分が次第に少なくなるなどして処理不足や処理むらなどが生ずるおそれもある。
この様に、回収した処理液による処理を行うと、被処理物の適切な処理が行えなくなるおそれがある。
この場合、被処理物の大きさが大きくなると処理液の消費量が多くなる。そのため、被処理物の表面に供給した処理液を回収し、回収した処理液を再利用する技術が提案されている。
ところが、回収した処理液には各種の物質が含まれており、フィルタなどでは除去できない場合もある。そのため、回収した処理液を再利用することで、被処理物の表面が汚染されるおそれがある。
この場合、回収した処理液による処理の後に、被処理物の表面に純水を供給して汚染物質を除去することも考えられるが、被処理物の表面に純水を供給するだけでは汚染物質が除去しきれない場合がある。また、処理液の再利用を繰り返し行うと、処理に有効な成分が次第に少なくなるなどして処理不足や処理むらなどが生ずるおそれもある。
この様に、回収した処理液による処理を行うと、被処理物の適切な処理が行えなくなるおそれがある。
本発明が解決しようとする課題は、回収した処理液による処理を行う場合であっても適切な処理を行うことができる処理装置および処理方法を提供することである。
実施形態に係る処理装置は、被処理物を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される前記被処理物の処理面に供給した第1の処理液を回収する回収部と、前記回収部により回収された前記第1の処理液を前記被処理物の処理面に吐出する第1のノズルと、前記第1のノズルの搬送方向の下流側に設けられ、第2の処理液を前記被処理物の処理面に吐出する第2のノズルと、前記第2のノズルの搬送方向の下流側に設けられ、洗浄液を前記被処理物の処理面に吐出する第3のノズルと、を備えている。
そして、前記第2のノズルは、前記搬送方向に対して垂直な方向よりも前記搬送方向の下流側に向けて前記第2の処理液を吐出し、前記第3のノズルは、前記搬送方向に対して垂直な方向よりも前記搬送方向の上流側に向けて前記洗浄液を吐出する。
そして、前記第2のノズルは、前記搬送方向に対して垂直な方向よりも前記搬送方向の下流側に向けて前記第2の処理液を吐出し、前記第3のノズルは、前記搬送方向に対して垂直な方向よりも前記搬送方向の上流側に向けて前記洗浄液を吐出する。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る処理装置の構成を例示するための模式図である。
図1に示すように、処理装置1には、第1の処理部2、第2の処理部3、搬送部4が設けられている。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る処理装置の構成を例示するための模式図である。
図1に示すように、処理装置1には、第1の処理部2、第2の処理部3、搬送部4が設けられている。
第1の処理部2は、被処理物100の処理面100aに供給した処理液(第1の処理液の一例に相当する)を回収し、回収した処理液を再度被処理物100の処理面100aに供給する。
第2の処理部3は、第1の処理部2により処理された被処理物100の処理面100aの適正化を行う。例えば、回収した処理液を再利用することで被処理物100の処理面100aに付着した汚染物質を除去する。また、処理液の再利用を繰り返し行うことで生じる処理不足や処理むらなどを軽減させる。
第2の処理部3は、第1の処理部2により処理された被処理物100の処理面100aの適正化を行う。例えば、回収した処理液を再利用することで被処理物100の処理面100aに付着した汚染物質を除去する。また、処理液の再利用を繰り返し行うことで生じる処理不足や処理むらなどを軽減させる。
搬送部4は、第1の処理部2側から第2の処理部3側に向けて被処理物100を搬送する。例えば、搬送部4は、被処理物100を支持した状態で回転可能な複数の搬送ローラ4aを、被処理物100の搬送方向101に沿って設けたものとすることができる。被処理物100は、搬送ローラ4a上を搬送方向101に向けて搬送される。
この場合、搬送ローラ4aの回転速度を制御することで、被処理物100の搬送速度が調整できるようになっている。また、図示は省略したが、搬送ローラ4aを支持する回転軸、制御モータ、駆動力伝達部、フレームなども設けられている。なお、搬送ローラ4aを有する搬送部4を例示したが、これに限定されるわけではない。例えば、搬送ロボットや、被処理物100を支持するベルトを有する搬送装置など、被処理物100を所定の方向に向けて搬送できるものを適宜選択することができる。
次に、第1の処理部2についてさらに例示をする。
第1の処理部2には、ノズル5(第1のノズルの一例に相当する)、ノズル6、回収部7、洗浄液収納部15、洗浄液供給部16が設けられている。
ノズル5は、回収部7により回収された処理液を被処理物100の処理面100aに吐出する。ノズル5は、搬送ローラ4aの上方に設けられている。ノズル5の吐出口5aは、被処理物100の処理面100aに対峙して設けられている。ノズル5は、被処理物100の処理面100aに対して真上から処理液を吐出する。吐出口5aは、穴状を呈し、搬送方向101および搬送方向101に直交する方向に複数設けられている。ノズル5は、被処理物100の処理面100aの全域に対して処理液を吐出する。
第1の処理部2には、ノズル5(第1のノズルの一例に相当する)、ノズル6、回収部7、洗浄液収納部15、洗浄液供給部16が設けられている。
ノズル5は、回収部7により回収された処理液を被処理物100の処理面100aに吐出する。ノズル5は、搬送ローラ4aの上方に設けられている。ノズル5の吐出口5aは、被処理物100の処理面100aに対峙して設けられている。ノズル5は、被処理物100の処理面100aに対して真上から処理液を吐出する。吐出口5aは、穴状を呈し、搬送方向101および搬送方向101に直交する方向に複数設けられている。ノズル5は、被処理物100の処理面100aの全域に対して処理液を吐出する。
ノズル5による処理液の吐出形態は、処理の目的や処理液の種類などに応じて適宜変更することができる。例えば、ノズル5は液状の処理液を吐出するものであってもよいし、霧状などの形態の処理液を吐出するものであってもよい。
ノズル5から吐出される処理液は、処理の目的や被処理物100の処理面100aの材質などにより適宜変更することができる。例えば、被処理物100がカラス基板であり、処理面100aに付着している金属汚染物を除去する場合には、処理液としてフッ化水素酸(hydrofluoric acid)などを用いることができる。
ノズル5から吐出される処理液は、処理の目的や被処理物100の処理面100aの材質などにより適宜変更することができる。例えば、被処理物100がカラス基板であり、処理面100aに付着している金属汚染物を除去する場合には、処理液としてフッ化水素酸(hydrofluoric acid)などを用いることができる。
ノズル6は、搬送ローラ4aの下方に設けられている。ノズル6の吐出口6aは、被処理物100の処理面100aに対向する面100bに対峙して設けられている。ノズル6は、被処理物100の面100bに対して真下から洗浄液を吐出する。吐出口6aは、穴状を呈し、搬送方向101および搬送方向101に直交する方向に複数設けられている。
ここで、ノズル5から被処理物100の処理面100aに吐出された処理液は、被処理物100の周縁から流出し、捕集部30により捕集される。この際、被処理物100の周縁から流出した使用済みの処理液の一部が、搬送ローラ4aに付着し、搬送ローラ4aに付着した使用済みの処理液が被処理物100の面100bに付着することがある。
この場合、使用済みの処理液には、除去された物質が含まれているので、被処理物100の面100bが汚染されるおそれがある。また、使用済みの処理液には、処理に有効な成分が含まれているので被処理物100の面100bが損傷するおそれもある。
そこで、ノズル6から被処理物100の面100bに対して洗浄液を吐出することで、被処理物100の面100bに付着した使用済みの処理液を除去するようにしている。
そこで、ノズル6から被処理物100の面100bに対して洗浄液を吐出することで、被処理物100の面100bに付着した使用済みの処理液を除去するようにしている。
ノズル6から吐出される洗浄液は、例えば、純水などとすることができる。ノズル6から吐出される洗浄液は、常温であってもよいし、加熱されたものであってもよい。加熱された洗浄液を用いるものとすれば、被処理物100の温度を上昇させることができるので、処理面100aにおける処理の効率を向上させることができる。
ノズル6による洗浄液の吐出形態は、適宜変更することができる。例えば、ノズル6は液状の洗浄液を吐出するものであってもよいし、霧状などの形態の洗浄液を吐出するものであってもよい。
ノズル6による洗浄液の吐出形態は、適宜変更することができる。例えば、ノズル6は液状の洗浄液を吐出するものであってもよいし、霧状などの形態の洗浄液を吐出するものであってもよい。
回収部7は、搬送部4により搬送される被処理物100の処理面100aに供給した処理液を回収する。
回収部7には、捕集部30、収納部8、供給部9、フィルタ10が設けられている。
捕集部30は、被処理物100の周縁から流出した使用済みの処理液を捕集する。捕集部30は、ノズル6の下方に設けられている。そのため、被処理物100の面100bに吐出された使用済みの洗浄液をも捕集する。捕集部30の形態には特に限定はないが、例えば、上端が開口された箱状の形態を有するものを例示することができる。また、例えば、第1の処理部2を収納する図示しない筐体などを捕集部30とすることができる。
捕集部30には排出口30aが設けられ、排出口30aには配管11の一端が接続されている。そして、配管11の他端は収納部8の流入口8aに接続されている。すなわち、捕集部30により捕集された使用済みの処理液と使用済みの洗浄液との混合液を収納部8に収納できるようになっている。
回収部7には、捕集部30、収納部8、供給部9、フィルタ10が設けられている。
捕集部30は、被処理物100の周縁から流出した使用済みの処理液を捕集する。捕集部30は、ノズル6の下方に設けられている。そのため、被処理物100の面100bに吐出された使用済みの洗浄液をも捕集する。捕集部30の形態には特に限定はないが、例えば、上端が開口された箱状の形態を有するものを例示することができる。また、例えば、第1の処理部2を収納する図示しない筐体などを捕集部30とすることができる。
捕集部30には排出口30aが設けられ、排出口30aには配管11の一端が接続されている。そして、配管11の他端は収納部8の流入口8aに接続されている。すなわち、捕集部30により捕集された使用済みの処理液と使用済みの洗浄液との混合液を収納部8に収納できるようになっている。
収納部8は、捕集部30により捕集された使用済みの処理液と使用済みの洗浄液との混合液を収納する。収納部8は、必ずしも必要ではないが、収納部8を設けるようにすれば供給部9による供給を安定させることができる。
また、処理液の再利用を繰り返し行うことで、使用済みの処理液に含まれる処理に有効な成分は次第に少なくなる。また、使用済みの洗浄液が混入することで、処理に有効な成分の濃度はさらに減少することになる。そのため、例えば、処理に有効な成分の濃度が所定の値以下となった場合には、廃液口8bから排出したり、流入口8aから濃度調整のための処理液を供給したりすることもできる。
また、処理液の再利用を繰り返し行うことで、使用済みの処理液に含まれる処理に有効な成分は次第に少なくなる。また、使用済みの洗浄液が混入することで、処理に有効な成分の濃度はさらに減少することになる。そのため、例えば、処理に有効な成分の濃度が所定の値以下となった場合には、廃液口8bから排出したり、流入口8aから濃度調整のための処理液を供給したりすることもできる。
収納部8には排出口8cが設けられ、排出口8cには配管12の一端が接続されている。そして、配管12の他端は供給部9に接続されている。すなわち、収納部8に収納されている使用済みの処理液と使用済みの洗浄液との混合液を供給部9に供給できるようになっている。
配管13の一端は供給部9に接続され、他端はフィルタ10に接続されている。配管14の一端はフィルタ10に接続され、他端はノズル5に接続されている。そのため、収納部8に収納されている使用済みの処理液と使用済みの洗浄液との混合液をフィルタ10を介してノズル5に供給することができるようになっている。
供給部9は、例えば、ポンプなどのように処理液を搬送できるものとすることができる。
供給部9は、例えば、ポンプなどのように処理液を搬送できるものとすることができる。
フィルタ10は、供給部9によりノズル5に供給される使用済みの処理液と使用済みの洗浄液との混合液に含まれる汚染物質を除去する。フィルタ10により除去しきれなかった汚染物質(例えば、金属イオンなど)の一部は、被処理物100の処理面100aに付着することになるが、第2の処理部3による処理により除去することができる。また、処理液の再利用を繰り返し行うと、処理に有効な成分が次第に少なくなるなどして処理不足や処理むらなどが生ずるが、第2の処理部3による処理により軽減させることができる。
配管17の一端は洗浄液収納部15に接続され、他端は洗浄液供給部16に接続されている。また、配管18の一端は洗浄液供給部16に接続され、他端はノズル6に接続されている。そのため、洗浄液収納部15に収納されている洗浄液をノズル6に供給することができるようになっている。
洗浄液収納部15は、洗浄液を収納する。
洗浄液供給部16は、例えば、ポンプなどのように洗浄液を搬送できるものとすることができる。
また、洗浄液の温度を制御する図示しない温度制御部などを適宜設けるようにすることもできる。
洗浄液収納部15は、洗浄液を収納する。
洗浄液供給部16は、例えば、ポンプなどのように洗浄液を搬送できるものとすることができる。
また、洗浄液の温度を制御する図示しない温度制御部などを適宜設けるようにすることもできる。
次に、第2の処理部3についてさらに例示をする。
第2の処理部3には、ノズル19(第2のノズルの一例に相当する)、ノズル20(第3のノズルの一例に相当する)、収納部21、供給部22、洗浄液収納部23、洗浄液供給部24、排出部25が設けられている。
ノズル19は、ノズル5の搬送方向の下流側に設けられ、未だ処理に用いられていない新しい処理液を被処理物100の処理面100aに吐出する。ノズル19は、搬送ローラ4aの上方に設けられている。ノズル19の吐出口19aは搬送方向101に直交する方向に長いスリット状をしている。そのため、ノズル19は、被処理物100の処理面100aに対して線状に処理液(第2の処理液の一例に相当する)を吐出することができる。 また、ノズル19は、被処理物100の搬送方向101に対して垂直な方向よりも搬送方向101の下流側に向けて処理液を吐出する。
第2の処理部3には、ノズル19(第2のノズルの一例に相当する)、ノズル20(第3のノズルの一例に相当する)、収納部21、供給部22、洗浄液収納部23、洗浄液供給部24、排出部25が設けられている。
ノズル19は、ノズル5の搬送方向の下流側に設けられ、未だ処理に用いられていない新しい処理液を被処理物100の処理面100aに吐出する。ノズル19は、搬送ローラ4aの上方に設けられている。ノズル19の吐出口19aは搬送方向101に直交する方向に長いスリット状をしている。そのため、ノズル19は、被処理物100の処理面100aに対して線状に処理液(第2の処理液の一例に相当する)を吐出することができる。 また、ノズル19は、被処理物100の搬送方向101に対して垂直な方向よりも搬送方向101の下流側に向けて処理液を吐出する。
ノズル19による処理液の吐出形態は、処理の目的や処理液の種類などに応じて適宜変更することができる。例えば、ノズル19は液状の処理液を吐出するものであってもよいし、霧状などの形態の処理液を吐出するものであってもよい。
ノズル19から吐出される処理液に含まれる処理に有効な成分は、ノズル5から吐出される処理液に含まれる処理に有効な成分と同じものとすることができる。ただし、ノズル5から吐出される処理液は回収した処理液であるが、ノズル19から吐出される処理液は未だ処理に用いられていない新しい処理液である。また、ノズル19から吐出される処理液の濃度は、ノズル5から吐出される処理液の濃度と同じとすることもできるし、異なるものとすることもできる。ノズル19から吐出される処理液としては、例えば、フッ化水素酸などを例示することができる。
ノズル19から吐出される処理液に含まれる処理に有効な成分は、ノズル5から吐出される処理液に含まれる処理に有効な成分と同じものとすることができる。ただし、ノズル5から吐出される処理液は回収した処理液であるが、ノズル19から吐出される処理液は未だ処理に用いられていない新しい処理液である。また、ノズル19から吐出される処理液の濃度は、ノズル5から吐出される処理液の濃度と同じとすることもできるし、異なるものとすることもできる。ノズル19から吐出される処理液としては、例えば、フッ化水素酸などを例示することができる。
ノズル20は、ノズル19の搬送方向の下流側に設けられ、洗浄液を被処理物100の処理面100aに吐出する。ノズル20は、搬送ローラ4aの上方に設けられている。ノズル20の吐出口20aは搬送方向101に直交する方向に長いスリット状をしている。そのため、ノズル20は、被処理物100の処理面100aに対して線状に洗浄液を吐出することができる。
また、ノズル20は、被処理物100の搬送方向101に対して垂直な方向よりも搬送方向の上流側に向けて処理液を吐出する。
また、ノズル20は、被処理物100の搬送方向101に対して垂直な方向よりも搬送方向の上流側に向けて処理液を吐出する。
ノズル20による洗浄液の吐出形態は、適宜変更することができる。例えば、ノズル20は液状の洗浄液を吐出するものであってもよいし、霧状などの形態の洗浄液を吐出するものであってもよい。ノズル20から吐出される洗浄液は、例えば、純水などとすることができる。
配管26の一端はノズル19に接続され、他端は供給部22に接続されている。配管27の一端は供給部22に接続され、他端は収納部21に接続されている。そのため、収納部21に収納されている未だ処理に用いられていない新しい処理液をノズル19に供給することができるようになっている。
収納部21は、未だ処理に用いられていない新しい処理液を収納する。
供給部22は、例えば、ポンプなどのように処理液を搬送できるものとすることができる。
収納部21は、未だ処理に用いられていない新しい処理液を収納する。
供給部22は、例えば、ポンプなどのように処理液を搬送できるものとすることができる。
配管28の一端はノズル20に接続され、他端は供給部24に接続されている。配管29の一端は供給部24に接続され、他端は収納部23に接続されている。そのため、収納部23に収納されている洗浄液をノズル20に供給することができるようになっている。 収納部23は、洗浄液を収納する。
供給部24は、例えば、ポンプなどのように洗浄液を搬送できるものとすることができる。
供給部24は、例えば、ポンプなどのように洗浄液を搬送できるものとすることができる。
排出部25は、搬送ローラ4aの下部に設けられている。排出部25は、被処理物100の周縁から流出した使用済みの処理液と洗浄液を捕集するとともに、捕集した使用済みの処理液と洗浄液を排出口25aから排出する。
排出部25の形態には特に限定はないが、例えば、上端が開口された箱状の形態を有するものを例示することができる。
排出部25の形態には特に限定はないが、例えば、上端が開口された箱状の形態を有するものを例示することができる。
次に、第2の処理部3の作用、効果についてさらに例示をする。
第2の処理部3においては、回収した処理液を再利用することで被処理物100の処理面100aに付着した汚染物質を除去したり、処理液の再利用を繰り返し行うことで生じる処理不足や処理むらなどを軽減したりする。
そのため、第2の処理部3においては、ノズル19から吐出された処理液に対する被覆性と置換性を考慮する必要がある。また、ノズル19から吐出された処理液を除去するためには、ノズル20から吐出された洗浄液に対する被覆性と置換性を考慮する必要がある。
第2の処理部3においては、回収した処理液を再利用することで被処理物100の処理面100aに付着した汚染物質を除去したり、処理液の再利用を繰り返し行うことで生じる処理不足や処理むらなどを軽減したりする。
そのため、第2の処理部3においては、ノズル19から吐出された処理液に対する被覆性と置換性を考慮する必要がある。また、ノズル19から吐出された処理液を除去するためには、ノズル20から吐出された洗浄液に対する被覆性と置換性を考慮する必要がある。
すなわち、ノズル5から吐出された処理液(再利用された処理液)をノズル19から吐出された処理液により置換するとともに、処理面100aをノズル19から吐出された処理液により被覆する必要がある。
また、ノズル19から吐出された処理液をノズル20から吐出された洗浄液により置換するとともに、処理面100aをノズル20から吐出された洗浄液により被覆する必要がある。
また、ノズル19から吐出された処理液をノズル20から吐出された洗浄液により置換するとともに、処理面100aをノズル20から吐出された洗浄液により被覆する必要がある。
ここで、被覆性と置換性は処理液や洗浄液の粘度や接触角の影響を受ける。
第1の処理部2において用いられる処理液(再利用された処理液)の粘度、第2の処理部3において用いられる処理液(新しい洗浄液)の粘度、第2の処理部3において用いられる洗浄液の粘度が余り高くなると、被処理物100の処理面100aに処理液や洗浄液により覆われない部分が生じるおそれがある。すなわち、処理液や洗浄液による被覆性が悪くなる。
第1の処理部2において用いられる処理液(再利用された処理液)の粘度、第2の処理部3において用いられる処理液(新しい洗浄液)の粘度、第2の処理部3において用いられる洗浄液の粘度が余り高くなると、被処理物100の処理面100aに処理液や洗浄液により覆われない部分が生じるおそれがある。すなわち、処理液や洗浄液による被覆性が悪くなる。
そのため、電子デバイスの製造において、板状の被処理物100の処理面100aを処理するような場合には、処理液や洗浄液の粘度は水の粘度と同程度とすることが一般的である。
また、被処理物100の処理面100aには微細な凹凸が設けられることもあるが、おおよそ平坦面である。
そのため、電子デバイスの製造において、板状の被処理物100の処理面100aを処理するような場合には、処理面100aにおける処理液や洗浄液の接触角は、水の接触角と同程度となることが一般的である。
すなわち、電子デバイスの製造において、板状の被処理物100の処理面100aを処理するような場合には、水と同程度の粘度や接触角を考慮して被覆性と置換性を検討すればよい。
そのため、電子デバイスの製造において、板状の被処理物100の処理面100aを処理するような場合には、処理面100aにおける処理液や洗浄液の接触角は、水の接触角と同程度となることが一般的である。
すなわち、電子デバイスの製造において、板状の被処理物100の処理面100aを処理するような場合には、水と同程度の粘度や接触角を考慮して被覆性と置換性を検討すればよい。
図2は、比較例に係るノズル190およびノズル200を例示するための模式図である。なお、図2(a)はノズル190およびノズル200の吐出方向を例示するための模式図、図2(b)は被覆性と置換性を例示するための模式図である。
図3は、本実施形態に係るノズル19およびノズル20を例示するための模式図である。なお、図3(a)はノズル19およびノズル20の吐出方向を例示するための模式図、図3(b)は被覆性と置換性を例示するための模式図である。
図2(b)、図3(b)においては、処理液や洗浄液の分布をモノトーン色の濃淡で表し、処理液や洗浄液が多いほど濃く、処理液や洗浄液が少ないほど淡くなるように表している。
図3は、本実施形態に係るノズル19およびノズル20を例示するための模式図である。なお、図3(a)はノズル19およびノズル20の吐出方向を例示するための模式図、図3(b)は被覆性と置換性を例示するための模式図である。
図2(b)、図3(b)においては、処理液や洗浄液の分布をモノトーン色の濃淡で表し、処理液や洗浄液が多いほど濃く、処理液や洗浄液が少ないほど淡くなるように表している。
図2(a)に示すように、ノズル190は、被処理物100の搬送方向101に対して垂直な方向よりも搬送方向の上流側に向けて処理液を吐出する。ノズル200は、被処理物100の搬送方向101に対して垂直な方向よりも搬送方向101の下流側に向けて洗浄液を吐出する。すなわち、前述したノズル19およびノズル20とは、吐出方向がそれぞれ反対側となっている。
この様な場合には、図2(b)に示すように、ノズル190から吐出された処理液が被処理物100の周縁から流出する量が多くなる。そのため、処理液により覆われる面積が小さくなり、処理液に対する被覆性が悪化する。この場合、処理液の吐出量を増加させて被覆性を改善するようにすると、処理液の消費量が多くなり、第1の処理部2において回収した処理液を再利用する意義がなくなることになる。
この様な場合には、図2(b)に示すように、ノズル190から吐出された処理液が被処理物100の周縁から流出する量が多くなる。そのため、処理液により覆われる面積が小さくなり、処理液に対する被覆性が悪化する。この場合、処理液の吐出量を増加させて被覆性を改善するようにすると、処理液の消費量が多くなり、第1の処理部2において回収した処理液を再利用する意義がなくなることになる。
本実施の形態においては、図3(a)に示すように、ノズル19は、被処理物100の搬送方向101に対して垂直な方向よりも搬送方向101の下流側に向けて処理液を吐出する。ノズル20は、被処理物100の搬送方向101に対して垂直な方向よりも搬送方向の上流側に向けて洗浄液を吐出する。
この様な場合には、図3(b)に示すように、ノズル19から吐出された処理液と、ノズル20から吐出された洗浄液とがせめぎ合う領域が形成されるので、ノズル19から吐出された処理液が被処理物100の周縁から流出する量を少なくすることができる。そのため、処理液により覆われる面積が大きくなり、処理液に対する被覆性が向上する。また、処理液に対する置換性も向上する。その結果、処理液の吐出量が少ない場合であっても、充分な被覆性と置換性を確保することが可能となり、汚染物質の除去、および処理不足や処理むらなどの軽減を図ることができる。
この様な場合には、図3(b)に示すように、ノズル19から吐出された処理液と、ノズル20から吐出された洗浄液とがせめぎ合う領域が形成されるので、ノズル19から吐出された処理液が被処理物100の周縁から流出する量を少なくすることができる。そのため、処理液により覆われる面積が大きくなり、処理液に対する被覆性が向上する。また、処理液に対する置換性も向上する。その結果、処理液の吐出量が少ない場合であっても、充分な被覆性と置換性を確保することが可能となり、汚染物質の除去、および処理不足や処理むらなどの軽減を図ることができる。
次に、被処理物100の搬送速度、処理液および洗浄液の供給量、処理液および洗浄液の供給位置などについて例示する。
例えば、被処理物100の搬送速度をあまり速くすると、単位面積あたりの処理液および洗浄液の供給量が減少するため被覆性や置換性が悪化するおそれがある。
一方、被処理物100の搬送速度をあまり遅くすると生産性が低くなる。
また、例えば、処理液および洗浄液の供給量をあまり多くすると消費量が多くなる。
一方、処理液および洗浄液の供給量をあまり少なくすると被覆性や置換性が悪化するおそれがある。
例えば、被処理物100の搬送速度をあまり速くすると、単位面積あたりの処理液および洗浄液の供給量が減少するため被覆性や置換性が悪化するおそれがある。
一方、被処理物100の搬送速度をあまり遅くすると生産性が低くなる。
また、例えば、処理液および洗浄液の供給量をあまり多くすると消費量が多くなる。
一方、処理液および洗浄液の供給量をあまり少なくすると被覆性や置換性が悪化するおそれがある。
本発明者らの得た知見によれば、例えば、被処理物100の搬送速度を50mm/s以下、処理液および洗浄液の供給量を16リットル/min以上、32リットル/min以下、処理面100a上における処理液の供給位置100bと、処理面100a上における洗浄液の供給位置100cとの間の距離dを160mm以上、240mm以下とすれば、被覆性および置換性を向上させることができる。
なお、搬送方向101に直交する方向における被処理物100の寸法の影響は、ノズル19の吐出口19aおよびノズル20の吐出口20aの搬送方向101に直交する方向における寸法を被処理物100の寸法よりも大きくすることでなくすことができる。すなわち、ノズル19の吐出口19aおよびノズル20の吐出口20aの搬送方向101に直交する方向における寸法を被処理物100の寸法よりも大きくしておけばよい。
図4は、処理液および洗浄液の供給位置と、被処理物100の搬送速度と、被覆性および置換性との関係について例示するための模式図である。
図4(a)〜(e)においては、処理液や洗浄液の分布をモノトーン色の濃淡で表し、処理液や洗浄液が多いほど濃く、処理液や洗浄液が少ないほど淡くなるように表している。 また、図4(a)〜(c)においては被処理物100の搬送速度を50mm/s、図4(d)、(e)においては被処理物100の搬送速度を167mm/sとしている。
また、図4(a)〜(e)においては、処理液および洗浄液の供給量を32リットル/minとしている。
図4(a)〜(e)においては、処理液や洗浄液の分布をモノトーン色の濃淡で表し、処理液や洗浄液が多いほど濃く、処理液や洗浄液が少ないほど淡くなるように表している。 また、図4(a)〜(c)においては被処理物100の搬送速度を50mm/s、図4(d)、(e)においては被処理物100の搬送速度を167mm/sとしている。
また、図4(a)〜(e)においては、処理液および洗浄液の供給量を32リットル/minとしている。
図4(a)は、処理面100a上における処理液の供給位置100bと、処理面100a上における洗浄液の供給位置100cとの間の距離d(以下、単に距離dと称する)を80mmとした場合である。
この場合、距離dが短すぎるため、供給された処理液のうち、洗浄液が供給される位置にまで到達する処理液の量が過大となる。そのため、処理液を洗浄液に置換することが難しくなる。
この場合、距離dが短すぎるため、供給された処理液のうち、洗浄液が供給される位置にまで到達する処理液の量が過大となる。そのため、処理液を洗浄液に置換することが難しくなる。
図4(b)は距離dを160mmとした場合、図4(c)は距離dを240mmとした場合である。
これらの場合、供給された処理液のうち、適度な量が被処理物100の周縁から排出されるので、洗浄液が供給される位置にまで到達する処理液の量の適正化を図ることができる。そのため、処理液および洗浄液に対する被覆性と置換性を向上させることができる。
これらの場合、供給された処理液のうち、適度な量が被処理物100の周縁から排出されるので、洗浄液が供給される位置にまで到達する処理液の量の適正化を図ることができる。そのため、処理液および洗浄液に対する被覆性と置換性を向上させることができる。
図4(d)は距離dを160mmとした場合、図4(e)は距離dを240mmとした場合である。
これらの場合は、被処理物100の搬送速度(167mm/s)が速すぎるため、処理液および洗浄液が広がる時間が少なくなり、処理液および洗浄液に覆われる面積が小さくなる。そのため、処理液および洗浄液に対する被覆性が悪くなる。また、被処理物100の搬送速度(167mm/s)が速すぎるため、洗浄液が供給される位置にまで到達する処理液の量が過大となる。そのため、処理液を洗浄液に置換することが難しくなる。
これらの場合は、被処理物100の搬送速度(167mm/s)が速すぎるため、処理液および洗浄液が広がる時間が少なくなり、処理液および洗浄液に覆われる面積が小さくなる。そのため、処理液および洗浄液に対する被覆性が悪くなる。また、被処理物100の搬送速度(167mm/s)が速すぎるため、洗浄液が供給される位置にまで到達する処理液の量が過大となる。そのため、処理液を洗浄液に置換することが難しくなる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態に係る処理方法について例示する。
図5は、第2の実施形態に係る処理方法について例示するためのフローチャートである。
第2の実施形態に係る処理方法は、例えば、前述した処理装置1において実行することができる。
第2の実施形態に係る処理方法は、搬送される被処理物100の処理面100aに、ノズルから処理液を吐出して被処理物100を処理する処理方法である。
そして、第2の実施形態に係る処理方法は、搬送される被処理物100の処理面100aに供給した処理液を回収する工程(ステップS1)と、
回収した処理液を被処理物100の処理面100aに、ノズル5から吐出する工程(ステップS2)と、
ノズル5の搬送方向の下流側において、被処理物100の処理面100aに未だ処理に用いられていない新しい処理液をノズル19から吐出する工程(ステップS3)と、
ノズル19の搬送方向の下流側において、被処理物100の処理面100aに洗浄液をノズル20から吐出する工程(ステップS4)と、を備えている。
次に、第2の実施形態に係る処理方法について例示する。
図5は、第2の実施形態に係る処理方法について例示するためのフローチャートである。
第2の実施形態に係る処理方法は、例えば、前述した処理装置1において実行することができる。
第2の実施形態に係る処理方法は、搬送される被処理物100の処理面100aに、ノズルから処理液を吐出して被処理物100を処理する処理方法である。
そして、第2の実施形態に係る処理方法は、搬送される被処理物100の処理面100aに供給した処理液を回収する工程(ステップS1)と、
回収した処理液を被処理物100の処理面100aに、ノズル5から吐出する工程(ステップS2)と、
ノズル5の搬送方向の下流側において、被処理物100の処理面100aに未だ処理に用いられていない新しい処理液をノズル19から吐出する工程(ステップS3)と、
ノズル19の搬送方向の下流側において、被処理物100の処理面100aに洗浄液をノズル20から吐出する工程(ステップS4)と、を備えている。
また、ノズル5の搬送方向の下流側において、被処理物100の処理面100aに未だ処理に用いられていない新しい処理液をノズル19から吐出する工程において、搬送方向に対して垂直な方向よりも搬送方向の下流側に向けて、ノズル19から未だ処理に用いられていない新しい処理液を吐出する。
また、ノズル19の搬送方向の下流側において、被処理物100の処理面100aに洗浄液をノズル20から吐出する工程において、搬送方向に対して垂直な方向よりも搬送方向の上流側に向けて、ノズル20から洗浄液を吐出する。
また、ノズル19の搬送方向の下流側において、被処理物100の処理面100aに洗浄液をノズル20から吐出する工程において、搬送方向に対して垂直な方向よりも搬送方向の上流側に向けて、ノズル20から洗浄液を吐出する。
この場合、回収した処理液に含まれる処理に有効な成分と、未だ処理に用いられていない新しい処理液に含まれる処理に有効な成分とを同じものとすることができる。
また、処理面100a上における未だ処理に用いられていない新しい処理液の供給位置と、処理面100a上における洗浄液の供給位置との間の距離dは、160mm以上、240mm以下とすることができる。
また、被処理物100の搬送速度は50mm/s以下とすることができる。
また、未だ処理に用いられていない新しい処理液および洗浄液の供給量は16リットル/min以上、32リットル/min以下とすることができる。
なお、各工程における内容は、処理装置1において例示をしたものと同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。
また、処理面100a上における未だ処理に用いられていない新しい処理液の供給位置と、処理面100a上における洗浄液の供給位置との間の距離dは、160mm以上、240mm以下とすることができる。
また、被処理物100の搬送速度は50mm/s以下とすることができる。
また、未だ処理に用いられていない新しい処理液および洗浄液の供給量は16リットル/min以上、32リットル/min以下とすることができる。
なお、各工程における内容は、処理装置1において例示をしたものと同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。
以上に例示をした実施形態によれば、回収した処理液による処理を行う場合であっても適切な処理を行うことができる処理装置および処理方法を実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 処理装置、2 第1の処理部、3 第2の処理部、4 搬送部、4a 搬送ローラ、5 ノズル、5a 吐出口、6 ノズル、6a 吐出口、7 回収部、8 収納部、9 供給部、10 フィルタ、15 洗浄液収納部、16 洗浄液供給部、19 ノズル、19a 吐出口、20 ノズル、20a 吐出口、21 収納部、22 供給部、23 洗浄液収納部、24 洗浄液供給部、25 排出部、30 捕集部、100 被処理物、100a 処理面、101 搬送方向
Claims (5)
- 被処理物を搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記被処理物の処理面に供給した第1の処理液を回収する回収部と、
前記回収部により回収された前記第1の処理液を前記被処理物の処理面に吐出する第1のノズルと、
前記第1のノズルの搬送方向の下流側に設けられ、第2の処理液を前記被処理物の処理面に吐出する第2のノズルと、
前記第2のノズルの搬送方向の下流側に設けられ、洗浄液を前記被処理物の処理面に吐出する第3のノズルと、
を備え、
前記第2のノズルは、前記搬送方向に対して垂直な方向よりも前記搬送方向の下流側に向けて前記第2の処理液を吐出し、
前記第3のノズルは、前記搬送方向に対して垂直な方向よりも前記搬送方向の上流側に向けて前記洗浄液を吐出する処理装置。 - 前記第1の処理液に含まれる処理に有効な成分と、前記第2の処理液に含まれる処理に有効な成分と、は同じである請求項1記載の処理装置。
- 前記処理面上における第2の処理液の供給位置と、前記処理面上における前記洗浄液の供給位置と、の間の距離は、160mm以上、240mm以下である請求項1または2に記載の処理装置。
- 前記被処理物の搬送速度は50mm/s以下、前記第2の処理液および前記洗浄液の供給量は16リットル/min以上、32リットル/min以下である請求項1〜3のいずれか1つに記載の処理装置。
- 搬送される被処理物の処理面に、ノズルから処理液を吐出して前記被処理物を処理する処理方法であって、
搬送される前記被処理物の処理面に供給した第1の処理液を回収する工程と、
回収した前記第1の処理液を前記被処理物の処理面に、第1のノズルから吐出する工程と、
前記第1のノズルの搬送方向の下流側において、前記被処理物の処理面に第2の処理液を第2のノズルから吐出する工程と、
前記第2のノズルの搬送方向の下流側において、前記被処理物の処理面に洗浄液を第3のノズルから吐出する工程と、
を備え、
前記第1のノズルの搬送方向の下流側において、前記被処理物の処理面に第2の処理液を第2のノズルから吐出する工程において、搬送方向に対して垂直な方向よりも前記搬送方向の下流側に向けて、前記第2のノズルから前記第2の処理液を吐出し、
前記第2のノズルの搬送方向の下流側において、前記被処理物の処理面に洗浄液を第3のノズルから吐出する工程において、前記搬送方向に対して垂直な方向よりも前記搬送方向の上流側に向けて、前記第3のノズルから前記洗浄液を吐出する処理方法。
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