JP2013191336A - 車両用操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高さが異なる隣接して設けられた複数の操作スイッチを低コストで製造の組み付け性を向上させつつ、各操作スイッチの操作フィーリングを略同一にすることができる。
【解決手段】押圧することにより押圧信号を出力する第一スイッチ素子21、第二スイッチ素子22とを隣接して取り付けた取付部材20と、第一スイッチ素子21の前方側に配設され、押圧操作を第一スイッチ素子21に伝達する第一操作部と、第二スイッチ素子22の前方側に配設され、押圧操作を第二スイッチ素子22に伝達し、第一操作部より押圧操作方向に長い第二操作部と、を備え、第一操作部と第二操作部は、連結部により連結され、連結部のうち第一操作部と第二操作部とにおける押圧操作の作動力が略同一になるような位置に固定部33aを設け、この固定部33aを取付部材に固定する固定部係止手段34を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、自動二輪車などの車両に搭載される計器に備えられ、複数の操作部が隣接して段差状に配設された車両用操作装置に関するものである。
従来の車両用操作装置(操作スイッチ)は、例えば、特許文献1に開示されるものがある。この車両用操作装置は、回路基板に固定されたスイッチ素子と、このスイッチ素子の前方側に配置されたキートップと、このキートップが挿通される筒状のボス部を有するケース部材と、ボス部に挿入され、キートップを前面側から押圧するスイッチゴム(以下、SWゴム)とを備え、スイッチゴムを押すことにより、キートップが下に押し下げられ、スイッチ素子を押圧するというものである。
特開2009−264871号公報
しかしながら、特許文献1記載の操作スイッチは、SWゴムの押圧操作を、キートップを介して回路基板上のスイッチ素子に伝達する構造であり、このような操作スイッチを高さが異なるように複数設けた場合、コストを抑えるために複数の操作スイッチのキートップとスイッチ素子を共通とし、SWゴムの長さを異ならせる構成により操作スイッチの高さを調節するものが考えられる。しかし、SWゴムの長さが異なることから操作スイッチを操作した際に、これら複数の操作スイッチのフィーリングが異なってしまうという問題点があった。また、SWゴムが操作スイッチ毎の専用部品となり、専用金型作製による部品コストの増加、さらにSWゴムが操作スイッチ毎の専用部品になることによる製造における誤組みといった問題点もあった。
そこで本発明は、前述の問題点に鑑みなされたものであり、高さの異なる複数の隣接した操作スイッチを有する場合において、低コストで製造の組み付け性を向上させた構成にて、各操作スイッチの操作フィーリングを略同一にすることができる車両用操作装置を提供するものである。
本発明は、前記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
すなわち、本発明は、押圧することにより押圧信号を出力する第一スイッチ素子21、第二スイッチ素子22とを隣接して取り付けた取付部材20と、第一スイッチ素子21の前方側に配設され、押圧操作を第一スイッチ素子21に伝達する第一操作部31と、第二スイッチ素子22の前方側に配設され、押圧操作を第二スイッチ素子22に伝達し、第一操作部31より押圧操作方向に長い第二操作部32と、を備え、第一操作部31と第二操作部32は、連結部33により連結され、連結部33は、連結部33のうち第一操作部31と第二操作部32とにおける押圧操作の作動力が略同一になるような位置に固定部33aを設け、この固定部33aを取付部材に固定する固定部係止手段34を備えたものであり、このように、複数の操作部(第一操作部31,第二操作部32)を連結した状態で設け、第一操作部31と第二操作部32とにおける押圧操作の作動力が略同一になるような位置である固定部33aにて、連結部33を取付部材20に固定することにより、複数の操作部毎に高さが異なり、かつ押圧操作の作動力が同一になるように調整した個々の専用部品を必要とせず、高さが異なる隣接して設けられた複数の操作スイッチを低コストで製造の組み付け性を向上させつつ、各操作スイッチの操作フィーリングを略同一にすることができることを、その要旨とする。
本発明における第1の発明は、押圧することにより押圧信号を出力する第一スイッチ素子21、第二スイッチ素子22と、前記第一スイッチ素子21と前記第二スイッチ素子22とを同一平面上に隣接して取り付ける取付部材20と、前記第一スイッチ素子21の前方側に配設され、押圧操作を前記第一スイッチ素子21に伝達する第一操作部31と、前記第二スイッチ素子22の前方側に配設され、押圧操作を前記第二スイッチ素子22に伝達し、前記第一操作部31より押圧操作方向に長い第二操作部32と、前記第一操作部31と前記第二操作部32を連結する連結部33と、前記連結部33に設けられ、前記第一操作部31と前記第二操作部32とにおける押圧操作の作動力が略同一になるよう固定される固定部33aと、前記固定部33aを前記取付部材20に固定する固定部係止手段34と、を備えたものであり、斯かる構成により、高さが異なり隣接して設けられる操作スイッチにおいて、複数の操作部を低コストで簡素な構成により、各操作部の操作フィーリングを略同一にすることができる。
また、第2の発明は、前記固定部33aから延出して形成され、前記取付部材20に載置される載置部35をさらに備え、前記載置部35を前記取付部材20に載置した際に、前記第一操作部31と前記第二操作部32は、前記取付部材20との間に前記第一スイッチ素子21、前記第二スイッチ素子22が配設可能に浮きあがるように形成されてなるものであり、このように、取付部材20に載置した際に、第一操作部31と第二操作部32とが浮き上がるように、固定部33aから延出された載置部35を設けることにより、載置部35を取付部材22に載置するだけで、第一操作部31と第一スイッチ素子21との間の間隔、第二操作部32と第二スイッチ素子22との間の間隔、を簡単に定めることができ、各操作部において、操作フィーリングと操作ストロークを略同一にすることができる。
また、第3の発明は、前記載置部35は、前記第一操作部31と前記第二操作部32との間の隙間Zではない領域に、前記固定部33aから延出して形成されるものであり、このように、操作される第一操作部31と第二操作部32とから離れた位置で、取付部材20に対して載置されることにより、第一操作部31と第二操作部32とをより安定的に取付部材20に載置することができ、操作スイッチを押圧操作した際、安定して操作部がスイッチ素子を押圧することができる。
また、第4の発明は、前記固定部係止手段34は、前記載置部35の所定の箇所を前記取付部材20に固定してなるものであり、このように、取付部材20に載置する載置部35において、固定部33aを取付部材20に固定することにより、より安定的に固定部33aを取付部材20に対して固定することができる。
また、第5の発明は、前記載置部35は、前記第一操作部31と前記第二操作部32との略全周を覆う壁状で形成されるものであり、斯かる構成により、第一操作部31と第二操作部32とをより安定的に取付部材20に載置することができ、操作スイッチを押圧操作した際、安定して操作部がスイッチ素子を押圧することができる。
また、第6の発明は、前記連結部33は、少なくとも前記固定部33aから前記第一操作部31までの前記連結部33である第一連結部33bまたは前記固定部33aから前記第二操作部32までの前記連結部33である第二連結部33cのどちらか一方が、前記押圧操作方向もしくは前記押圧操作方向と逆方向に曲成されてなるものであり、このように、第一操作部31から固定部33aまでの第一連結部33bまたは第二操作部32から固定部33aまでの第二連結部33cの曲形状にて、操作スイッチの押圧操作の作動力を調整することで、第一操作部31と第二操作部32との間の間隔を狭く設定することができ、設計自由度が向上する。さらに連結部33の曲成により作動力を生成することで、連結部33の操作耐久性を向上させることができる。
また、第7の発明は、前記第一連結部33bは、前記固定部33aから前記押圧操作方向に曲成され、前記第二連結部33cは、前記固定部33aから前記押圧操作方向とは逆方向に曲成されてなるものであり、斯かる構成により、第一操作部31と第二操作部32との間の間隔をさらに狭くすることができ、設計自由度が向上する。さらに連結部33の曲成により作動力を生成することで、連結部33の操作耐久性を向上させることができる。
また、第8の発明は、前記第一連結部33bは、前記固定部33aを中心に前記第二連結部33cを略点対称にした形状に形成されるものであり、操作フィーリングを同一にするために細かな条件設定を必要とせず、簡素な構成で、高さが異なる複数の操作部の操作フィーリングを略同一にすることができる。
また、第9の発明は、前記取付部材20に固定される間接部をさらに備え、前記固定部係止手段34は、前記固定部33aを前記間接部に固定することにより前記固定部33aを前記取付部材20に固定してなるものである。
また、第10の発明は、前記載置部35は、前記取付部材20に載置された際、壁状の前記載置部35それぞれの位置の近傍の前記第一操作部31または前記第二操作部32または前記連結部33と略同じ高さに形成されるものであり、図4に示すように、壁状の載置部35それぞれの位置(第一載置部35a,第二載置部35b,第三載置部35c,第四載置部35d)を、近傍の第一操作部31,第二操作部32,第一連結部33b,第二連結部33cと同等の高さとすることにより、第一操作部31,第二操作部32,連結部33,載置部35とを一体成型した際の金型の抜き性を向上させることができる。
また、第11の発明は、前記取付部材20の前方側を覆う上ケース体40と、弾性材料で形成され、前記第一操作部31と前記第二操作部32を前方側から押圧操作可能に前記上ケース体40に嵌入された同一形状の第一弾性入力部材51、第二弾性入力部材52と、をさらに備えるものであり、斯かる構成により、高さが異なり隣接して設けられる操作スイッチにおいて、複数の操作部を低コストで簡素な構成により、各操作部の操作フィーリングを略同一にすることができる。
高さの異なる複数の隣接した操作スイッチを有する場合において、低コストで製造の組み付け性を向上させた構成にて、各操作スイッチの操作フィーリングを略同一にすることができる車両用操作装置を提供する。
本発明の車両用操作装置を搭載した車両用計器の上面図である 上記発明の車両用操作装置を搭載した車両用計器の断面図であり、図1のA−A′断面図である。 上記発明の車両用操作装置の断面図であり、図1のB−B′断面図である。 上記発明の車両用操作装置におけるキートップ部材の斜視図である。 上記発明の車両用操作装置におけるキートップ部材の上面図である。 本発明の車両用操作装置の変形例を示すキートップ部材の斜視図である。
以下に、本発明の車両用操作装置1を車両用計器100に搭載した実施例を図面と共に説明する。まず図1は、本実施形態の車両用計器100の上面図であり、図2は、本実施形態の車両用計器100の断面図であり、図1におけるA−A′断面図である。
車両用計器100は、図1に示すように表示部4と第一操作スイッチX、第二操作スイッチYを備える。構成としては、図2に示すように、下ケース10と、計器側回路基板2と、中ケース3と、表示部4と、見返し部5と、上ケース40と、本発明の車両用操作装置1と、を備える。
下ケース10は、例えばAES等の合成樹脂から形成されており、計器側回路基板2と、後述する操作回路基板20とを突出したボス部などにより固定し、計器側回路基板2と、中ケース3と、表示部4と、後述する操作回路基板20を収納するものである。また、本実施形態の車両用操作装置1の下ケースと車両用計器の下ケースとを共通化しているが、別々に設けてられてもよい。
計器側回路基板2は、主にマイコン、グラフィックディスプレイコントローラー(GDC)、照明用ドライバーなどから構成されるものであり、車両ECU(図示しない)からの車両情報や車両用操作装置1からの押圧信号に基づき、表示部4に車両情報に関する表示データ信号を出力させることや、車両用計器100側で入力・演算したデータ信号を車両ECU側に出力するなど車両用計器100の電気的な制御を行うものである。また、表示部4を照明するための光源(図示しない)を実装し、表示部4を背面側から照明する。
中ケース3は、白色の遮光性の合成樹脂から形成され、計器側回路基板2と後述する表示部4との間に配設され、計器側回路基板2または下ケース10に固定され、表示部4を支持固定するものであり、計器側回路基板2に実装された光源からの光を表示部4の方向へ拡散・反射し、表示部4を均一に照明するライトガイドの機能も有する。
表示部4は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)などの透過性の表示素子であり、計器側回路基板2からの表示データ信号に基づき、車両情報などをデジタル表示するものである。また、表示部4の背面側に配設される計器側回路基板2に実装される光源からの光により照明されるものである。また、本実施形態の車両用計器100において、表示部4は、LCDなどのデジタル表示手段であったが、指標を有する文字板と車両情報に基づき回動し、文字板に形成された指標を指示する指針を用いたアナログ表示手段であってもよい。
見返し部5は、例えばABSなどの樹脂材料からなり、表示部4の表示エリアを区画するなど、表示部4の前面側の意匠としての機能を有するものである。また、本実施形態における車両用計器100において、この見返し部5と後述するキートップ部材30とは一体成型されている。斯かる構成により部品点数を削減でき、部品コスト低減をはかることができる。
上ケース40は、表示部4の前方側を覆う透光性の透明樹脂材料と、表示部4以外の箇所を前方側から覆う非透光性の不透過樹脂とから構成され、これらの異なる樹脂材料をインサート成型などにより一体成型したものである。また、本実施形態の車両用操作装置1の上ケースと車両用計器の上ケースとを共通化しているが、別々に上ケースを設けてもよい。
以上が、本実施形態における車両用計器100の構成であり、下ケース10のボス部に計器側回路基板2と、後述する操作回路基板20とを固定する。計器側回路基板2の前方側に中ケース3を固定し、中ケース3は、表示部4を支持固定し、表示部4の前方側に見返し部5(キートップ部材30)を固定し、上ケース40を下ケース10に係合することにより組み付けが行われる。
これより、本発明における車両用操作装置1について図3乃至5を用いて詳述する。図3は、車両用操作装置1の断面図であり、図1のB−B′断面図である。図4は、車両用操作装置1におけるキートップ部材30の斜視図であり、図5は、車両用操作装置1におけるキートップ部材30の上面図である。
車両用操作装置1は、下ケース10と操作回路基板(特許請求の範囲における取付部材)20と、キートップ部材30と、上ケース40と、押圧操作するゴムスイッチ(弾性入力部材)50と、を備える。また、本実施形態において、上述したように車両用操作装置1における下ケース10と、キートップ部材30と、上ケース40とは、車両用計器100側の下ケース10と、見返し部5と、上ケース40と一体的に成型されており、部品点数の削減が図られている。
下ケース10は、図3に示すように、上ケース40を係合する上ケース係合部11と、操作回路基板20を固定するねじPを取り付ける第一下ケース側取付部12と、下ケース10と操作回路基板20とキートップ部材30と上ケース40とを一体的に固定するねじQを挿入する第二下ケース側取付部13と、操作回路基板20に実装される第一スイッチ素子21と第二スイッチ素子22の背面側を支持する第一支持ボス体14、第二支持ボス体15と、を備える。
操作回路基板(特許請求の範囲における取付部材)20は、第一操作スイッチX,第二操作スイッチYの押圧操作により押圧されたことを検出し、電気信号として、押圧信号を出力する第一スイッチ素子21,第二スイッチ素子22とを同一平面上の隣接した位置に実装し、ねじPを挿入する貫通穴である第一基板側取付部23と、ねじQを挿入する貫通穴である第二基板側取付部24とを備える。操作回路基板20は、計器側回路基板2とコード(図示しない)などにより電気的に接続され、第一スイッチ素子21,第二スイッチ素子22の押圧信号を計器側回路基板2に出力する。
キートップ部材30は、樹脂材料で形成されるものであり、第一操作スイッチXの押圧操作を第一スイッチ素子21に伝達する第一キートップ(特許請求の範囲における第一操作部)31と、第二操作スイッチYの押圧操作を第二スイッチ素子22に伝達する第二キートップ(特許請求の範囲における第二操作部)32と、第一キートップ31と第二キートップ32とを連結する連結部33と、後述する連結部33における固定部33aを操作回路基板(取付部材)20に固定するキートップ側取付部(特許請求の範囲における固定部係止手段)34と、操作回路基板20に載置される載置部35と、を備える。また、キートップ部材30は、上述したように、本実施形態においては車両用計器100側の見返し部5と一体的に成型されているが、別々に成型されてもよい。
第一キートップ(特許請求の範囲における第一操作部)31は、図3、図4に示すように、操作回路基板20上の第一スイッチ素子21の前方側に対面する位置に円柱形状で形成され、後述する第一操作スイッチXの第一のゴムスイッチ51から押圧操作による作動力を受け取る第一キートップ入力部31aと、第一スイッチ素子21に第一のゴムスイッチ51からの作動力を伝達する第一キートップ出力部31bと、を備える。第一キートップ31は、第一キートップ入力部31a付近において、後述する固定部33aに第一連結部33bで連結される。第一キートップ31は、第一連結部33bにより支持されることで、第一スイッチ素子21より若干浮き上がった状態で保持される。また、第一キートップ入力部31aは第一キートップ出力部31bとに比べて径を大きくしてあり、第一のゴムスイッチ51の様々な押圧操作を確実に第一キートップ入力部31aにて受け取ることができるようになっている。
第二キートップ(特許請求の範囲における第二操作部)32は、図3、図4に示すように、操作回路基板20上の第二スイッチ素子22の前方側に対面する位置に、第一キートップ31よりも押圧操作方向に長い円柱形状で形成され、後述する第二操作スイッチYの第二のゴムスイッチ52から押圧操作による作動力を受け取る第二キートップ入力部32aと、第二スイッチ素子22に第二のゴムスイッチ52からの作動力を伝達する第二キートップ出力部32bと、を備える。第二キートップ32は、第二キートップ入力部32a付近において、後述する固定部33aに第二連結部33cで連結される。第二キートップ32は、第二連結部33cにより支持されることで、第二スイッチ素子22より若干浮き上がった状態で保持される。また、第二キートップ入力部32aは第二キートップ出力部32bとに比べて径を大きくしてあり、第二のゴムスイッチ52の様々な押圧操作を確実に第二キートップ入力部32aにて受け取ることができるようになっている。
第一キートップ31の浮き上がりによる第一キートップ出力部31bと第一スイッチ素子21との間の浮き上がり幅は、第二キートップ32の浮き上がりによる第二キートップ出力部32bと第二スイッチ素子22との間の浮き上がり幅と略同じになるように、調整される。斯かる構成により第一操作スイッチXと第二操作スイッチYのストロークを同等にすることができる。
連結部33は、第一キートップ31と第二キートップ32とを連結するものであり、連結部33のうち操作回路基板20に対して固定される固定部33aと、固定部33aと第一キートップ31とを連結する第一連結部33bと、固定部33aと第二キートップ32とを連結する第二連結部33cと、を有する。第一キートップ31と第二キートップ32の作動力は、第一連結部33bと第二連結部33cの弾性係数により決定され、固定部33aの位置、第一連結部33bの形状、第二連結部33cの形状に起因する。固定部33aは、図3に示すように、連結部33の中心に位置することが望ましい。また、第一連結部33bの形状は、固定部33aを中心とした第二連結部33cを点対称させた形状とすることで、細かな条件設定を必要とせず、簡素な構成で第一連結部33bと第二連結部33cとの弾性係数を同等にでき、第一操作スイッチXと第二操作スイッチYとの作動力を同等にすることができる。
キートップ側取付部(特許請求の範囲における固定部係止手段)34は、固定部33aと操作回路基板20とを固定するものであり、図4に示すようにねじQを挿入する貫通穴で形成され、ねじQによりキートップ側取付部34が操作回路基板20に固定されることにより、固定部33aが操作回路基板20に固定されることになる。このように固定部33aが操作回路基板20に直接的もしくは間接的に固定されることにより第一キートップ31,第二キートップ32の位置と第一スイッチ素子21,第二スイッチ素子22との間の距離関係を定めることができる。また、キートップ側取付部34の位置は、図5(f)のような第一キートップ31と第二キートップ32との隙間Zの領域ではなく、図3,図4,図5(a)に示すように第一キートップ31と第二キートップ32の周辺に設けられる載置部35の外側に設けられるものであるが、図5(b),図5(c)に示すように、連結部33上に配設されてもよい。キートップ側取付部34を図5(f)のような第一キートップ31と第二キートップ32との隙間Zの領域ではない領域に配置することにより、第一キートップ31と第二キートップ32とをより接近した状態で配設することができ、押圧操作した際、安定して操作部がスイッチ素子を押圧することができる。
載置部35は、操作回路基板20に載置される箇所であり、図4に示すように第一キートップ31と第二キートップ32の略全周を覆う壁状で形成されるものであり、斯かる構成により、第一操作スイッチX,第二操作スイッチYを押圧操作した際でもキートップ部材30と操作回路基板20との位置関係を安定的に維持することが出来る。また、載置部35は、図5(d)に示すように、キートップ側取付部34により十分に固定されている場合、第一キートップ31と第二キートップ32の略全周を覆うものでなくてもよい。
上ケース40は、下ケース10を係合する下ケース係合部41と、弾性材料により同一形状で形成されたゴムスイッチ50(第一のゴムスイッチ51,第二のゴムスイッチ52)とを嵌入可能に成型された第一弾性部材嵌入部42,第二弾性部材嵌入部43と、キートップ側取付部34を前方側から押さえ、下ケース10、操作回路基板20、キートップ部材30と共にねじQによりねじ止め固定される押さえボス体44と、を備えるものである。
また、上記実施形態の変形例として、図5(e)に示すように、固定部33を延出させてキートップを3個以上設けてもよい。
また、図6に示すように、固定部33aと、載置部35とを別体に設けてもよい。
また、キートップ側取付部(固定部係止手段)34は、固定部33aを直接操作回路基板20に固定するのではなく、間接的に固定することにより固定部33aを操作回路基板20に固定してもよい。例えば、操作回路基板20上に下ケース(間接部)10が固定され、キートップ部材30のキートップ側連結部34が下ケース(間接部)10に固定された場合、キートップ側取付部34は間接的に操作回路基板20に固定されたことになる。
また、載置部35は、操作回路基板20に載置された際、壁状の載置部35それぞれの位置の近傍の第一キートップ31または第二キートップ32または連結部33と略同じ高さに形成してもよい。例えば、図4に示すように、第一載置部35aは近傍の第一キートップ31と同等の高さであり、第二載置部35bは近傍の第二キートップ32と同等の高さであり、第三載置部35cは近傍の第一連結部33bと同等の高さであり、第四載置部35dは近傍の第二連結部33cと同等の高さとなる。
100 車両用計器
1 車両用操作装置
2 計器側回路基板
3 中ケース
4 表示部
5 見返し部
10 下ケース
11 上ケース係合部
12 第一下ケース側取付部
13 第二下ケース側取付部
14 第一支持ボス体
15 第二支持ボス体
20 操作回路基板(取付部材)
21 第一スイッチ素子
22 第二スイッチ素子
23 第一基板側取付部
24 第二基板側取付部
30 キートップ部材
31 第一キートップ(第一操作部)
31a 第一キートップ入力部
31b 第一キートップ出力部
32 第二キートップ(第二操作部)
32a 第二キートップ入力部
32b 第二キートップ出力部
33 連結部
33a 固定部
33b 第一連結部
33c 第二連結部
34 キートップ側取付部(固定部係止手段)
35 載置部
40 上ケース
41 下ケース係合部
42 第一弾性部材嵌入部
43 第二弾性部材嵌入部
44 押さえボス体
50 ゴムスイッチ(弾性入力部材)
51 第一のゴムスイッチ(第一弾性入力部材)
52 第二のゴムスイッチ(第二弾性入力部材)

X 第一操作スイッチ
Y 第二操作スイッチ
P,Q ねじ

Claims (11)

  1. 押圧することにより押圧信号を出力する第一スイッチ素子、第二スイッチ素子と、
    前記第一スイッチ素子と前記第二スイッチ素子とを同一平面上に隣接して取り付ける取付部材と、
    前記第一スイッチ素子の前方側に配設され、押圧操作を前記第一スイッチ素子に伝達する第一操作部と、前記第二スイッチ素子の前方側に配設され、押圧操作を前記第二スイッチ素子に伝達し、前記第一操作部より押圧操作方向に長い第二操作部と、
    前記第一操作部と前記第二操作部を連結する連結部と、前記連結部に設けられ、前記第一操作部と前記第二操作部とにおける押圧操作の作動力が略同一になるよう固定される固定部と、前記固定部を前記取付部材に係止する固定部係止手段と、を備えたことを特徴とする車両用操作装置。
  2. 前記固定部から延出して形成され、前記取付部材に載置される載置部をさらに備え、
    前記載置部を前記取付部材に載置した際に、前記第一操作部と前記第二操作部は、前記取付部材との間に前記第一スイッチ素子、前記第二スイッチ素子が配設可能に浮きあがるように形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の車両用操作装置。
  3. 前記載置部は、前記第一操作部と前記第二操作部との間の隙間ではない領域に、前記固定部から延出して形成されることを特徴とする請求項2に記載の車両用操作装置。
  4. 前記固定部係止手段は、前記載置部の所定の箇所を前記取付部材に固定してなることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車両用操作装置。
  5. 前記載置部は、前記第一操作部と前記第二操作部との略全周を覆う壁状で形成されることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の車両用操作装置。
  6. 前記連結部は、少なくとも前記固定部から前記第一操作部までの前記連結部である第一連結部または前記固定部から前記第二操作部までの前記連結部である第二連結部のどちらか一方が、前記押圧操作方向もしくは前記押圧操作方向と逆方向に曲成されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の車両用操作装置。
  7. 前記第一連結部は、前記固定部から前記押圧操作方向に曲成され、前記第二連結部は、前記固定部から前記押圧操作方向とは逆方向に曲成されてなることを特徴とする請求項6に記載の車両用操作装置。
  8. 前記第一連結部は、前記固定部を中心に前記第二連結部を略点対称にした形状に形成されることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の車両用操作装置。
  9. 前記取付部材に固定される間接部をさらに備え、前記固定部係止手段は、前記固定部を前記間接部に固定することにより前記固定部を前記取付部材に固定してなることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の車両用操作装置。
  10. 前記載置部は、前記取付部材に載置された際、壁状の前記載置部それぞれの位置の近傍の前記第一操作部または前記第二操作部または前記連結部と略同じ高さに形成されることを特徴とする請求項2乃至請求項9のいずれかに記載の車両用操作装置。
  11. 前記取付部材の前方側を覆う上ケース体と、弾性材料で形成され、前記第一操作部と前記第二操作部を前方側から押圧操作可能に前記上ケース体に嵌入された第一弾性入力部材、第二弾性入力部材と、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の車両用操作装置。



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