JP2013189806A - 太陽光パネル設置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ボルトの位置を極めて簡単に適切な位置に調節することができる太陽光パネル設置構造を提供する。
【解決手段】太陽光パネル設置構造は、野地板の上に設けられ、当該野地板を貫通して垂木に打ち込まれるビスにより複数の垂木にそれぞれ固定される複数の固定具と、前記複数の固定具の間に架け渡されて、当該複数の固定具に固定される架設レールと、ボルト頭が前記架設レールにスライド自在に固定されるとともに、ねじ部が上方に向けて突出して前記野地板の上に固定される屋根材に設けられた貫通孔に挿通するボルトと、前記屋根材の上で前記ボルトに固定され、太陽光パネルを保持するパネル支持部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光パネル設置構造に関し、特に屋根材と野地板との間に間隙が生じる瓦葺き屋根に設置する太陽光パネル設置構造に関する。
従来より、屋根上に太陽光パネルを設置する場合に、太陽光パネルが風で吹き飛ばされないように、太陽光パネルを固定する架台の基礎として垂木を用い、垂木からボルトを突出させて架台を固定するものが知られている(例えば、特許文献1)。また、特に、垂木に固定される固定ベースに設けられる垂木の長手方向に直行する方向に延びる長穴にボルトを固定することで、ボルトをスライド可能にし、ボルトが突出する位置を屋根材の形状に応じて調整可能にし、屋根材の上に突出したボルトに縦横の桟を設けて、この桟に太陽光パネルを固定する太陽光パネル支持具が提案されている(特許文献2、特許文献3参照)。
特開平8−193392号公報 特開2010−203165号公報 特開2011−84984号公報
しかし、上述の固定ベースは1本の垂木に固定されるものであるので、長穴を長くすると固定ベースが垂木から側方に突出することになり、十分な強度で垂木に固定することができない。一方、長穴をあまり長くせずに、その強度を確保できるようにする場合には、ボルトのスライド可能範囲が短くなり、十分に調節することができないおそれがある。
そこで、本発明は、ボルトの位置を極めて簡単に適切な位置に調節することができる太陽光パネル設置構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の太陽光パネル設置構造は、野地板の上に設けられ、当該野地板を貫通して垂木に打ち込まれるビスにより複数の垂木にそれぞれ固定される複数の固定具と、前記複数の固定具の間に架け渡されて、当該複数の固定具に固定される架設レールと、ボルト頭が前記架設レールにスライド自在に固定されるとともに、ねじ部が上方に向けて突出して前記野地板の上に固定される屋根材に設けられた貫通孔に挿通するボルトと、前記屋根材の上で前記ボルトに固定され、太陽光パネルを保持するパネル支持部と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の太陽光パネル設置構造は、前記架設レールは、一方のフランジを直立させるとともに、他方のフランジを前記一方のフランジの上端から互いに接近する方向に延ばし、当該一方のフランジ同士の先端が互いに間隔を開けて平行な2本の山形鋼により形成されることを特徴としている。
請求項3に記載の太陽光パネル設置構造は、前記架設レールの前記ボルトを設置した位置に配置されて前記ボルトのスライドを規制する、前記固定具と略同一形状の中間固定具をさらに備え、前記固定具及び前記中間固定具は、前記架設レールを構成する前記山形鋼の前記一方のフランジを挿入する2本の溝部、及び前記垂木に固定するための下ビス孔を有する基部と、前記架設レールを上側から覆うとともにボルトを挿入可能なボルト孔、及び前記下ビス孔に整合する上ビス孔を有するカバー部と、を備えることを特徴としている。
請求項4に記載の太陽光パネル設置構造は、前記ボルトは少なくとも、屋根の4箇所から屋根材を貫通して突出しており、前記パネル支持部は、当該4箇所のボルトにそれぞれ外嵌して固定される支持ベースと、該支持ベース間に架設される4本の枠レールにより矩形に形成される枠体と、を備えることを特徴としている。
請求項5に記載の太陽光パネル設置構造は、前記パネル支持部は、前記枠レールに対して摺動自在な複数の摺動体と、前記枠レールに垂直に前記摺動体の間に架設される中レールと、をさらに備えることを特徴としている。
請求項6に記載の太陽光パネル設置構造は、前記支持ベースは、前記枠レール及び前記中レールに摺動可能に固定される中間溝と、該中間溝に直角な両側方向にそれぞれ延びて、前記枠レール及び前記中間レールの端部を保持可能な袖溝と、を備えるものであって、前記摺動体は当該支持ベースと略同一形状であることを特徴としている。
請求項1の太陽光パネル設置構造によると、固定具が複数の垂木にそれぞれ固定されるとともに、これらの固定具の間に架設レールが架け渡されて固定されているので、架設レールは2本以上の垂木の間に架け渡されて固定されることになり、架設レールを十分な強度で固定することができるとともに、ボルトがこの架設レールにスライド自在であるので、屋根材の形状等に応じてボルトの位置を確実に調節することができる。
請求項2の太陽光パネル設置構造によると、架設レールが2本の山形鋼により形成されているので、例えばリップ溝形鋼により形成する場合のように溝内に結露などの水が貯まることも無く、また架設レールの鋼材の断面積を減らすことができるので安価に形成することができる。
請求項3の太陽光パネル設置構造によると、固定具が垂木と架設レールとを固定する位置だけでなく、固定具と同一構成の中間固定具がボルトを設置する位置にも配置されてボルトが設置後にスライドすることを防ぐ役割を果たすので、ボルトのスライドを防止するために別構成の部材を設ける場合に比べて部材の製造コストを安くすることができ、また、施工を容易にすることができる。
請求項4の太陽光パネル設置構造によると、少なくとも4箇所から突出するボルトに固定される支持ベースの間に4本の枠レールが架設されて、これら4本の架設レールにより矩形の枠体が形成されているので、平行に縦枠材又は横枠材のみが設置される場合に比べて強度を高くすることができる。
請求項5の太陽光パネル設置構造によると、枠レールに対して摺動自在な複数の摺動体の間に枠レールに垂直な中レールが架設されるので、枠体の内側の所望の位置に中レールを設けることができ、太陽光パネルを支持するために適切な位置に中レールを設けることができる。また、中レールを設けることでより強度を高めることができる。
請求項6の太陽光パネル設置構造によると、枠レールを固定するための支持ベースと、中レールを固定するための摺動体とが、略同一形状であるため太陽光パネル設置構造の構成部材の種類を減らすことができ、施工しやすくすることができるとともに、コストを低減することができる。
本実施形態の太陽光パネル設置構造の全体構成を説明する断面図。 固定具及び架設レールの形状を示す斜視図。 野地板の上に架設レールを架設し、ボルトを上方に向けて突出させた状態を示す図。 中間固定具とボルトとの固定、及び支持ベースと枠レールとの固定の状態を説明する省略断面図。 枠体及び中間レールの配置の一例を説明する斜視図。 支持ベースの構成を説明する図であって、Aは側面図、Bは正面図、Cは平面図、Dは斜視図。 支持ベースに枠レールを取り付ける状態を説明する図。 支持ベースに枠レールを固定した状態を説明する斜視図。 枠レール又は中レールに摺動体を取り付ける一例を説明する図。 摺動体と枠レール及び中レールを固定した状態を説明する斜視図。 連結部材の構成を説明する断面図。
以下、各図を参照しつつ本発明の太陽光パネル設置構造1の最良の実施形態について説明する。太陽光パネル設置構造1は、主に木造住宅の屋根に太陽光パネル2を設置するものである。この太陽光パネル設置構造1を設置する屋根としては、垂木3に野地板4が固定され、この野地板4上に図示しないルーフィングなどの防水処理を施したうえで等間隔で平行に桟木5を固定し、この桟木5に引っ掛けるように屋根材6を敷設する勾配屋根が例示できるが、瓦葺の種々の屋根に設置することができる。屋根材6は、本実施形態では例えば陶器製のS型和瓦を用いるが、他の材質や形状の瓦であってもよい。
この太陽光パネル設置構造1は、図1、図4に示すように、屋根材6の下で、野地板4を貫通して垂木3に打ち込まれるビス7により固定される複数の固定具8と、これら固定具8の間に水平に架け渡される架設レール9と、この架設レール9にスライド自在に形成されて、屋根材6に設けられた貫通孔10に挿通するボルト11と、屋根材6の上で、ボルト11に固定されるパネル支持部12とを備えている。また、架設レール9のボルト11を設置した位置には、中間固定具13が設けられており、この中間固定具13が野地板4にビス7などで固定されることにより、ボルト11が架設レール9に対してスライドすることを規制するとともに、ボルト11をそのねじ部11aが上方に向いた状態で保持している。
架設レール9は、図2に示すように、2本の山形鋼により形成されるものであって、その長手方向が水平で垂木3に対して垂直な方向を向くように、これら山形鋼の一方のフランジ9aを垂木3側に向けて直立させるとともに、他方のフランジ9bを互いに接近する方向に向けた状態で、2以上の固定具8により固定されている。この山形鋼の寸法は特に限定されるものではないが、例えば厚さ3mmで、各フランジの幅が20mmの等辺山形鋼を用いることができる。固定具8は、野地板4の下側の2以上の異なる垂木3が設けられた位置の上に設けられている。この固定具8は、架設レール9の下側に設けられ、2本の山形鋼を下側から保持する基部14と、基部14が架設レール9を保持した状態で架設レール9を上側から覆うカバー部15とを有している。
基部14は、金属製の矩形平板14dに4本の等辺山形鋼の一片14aをその長手方向が互いに平行になるように溶接して形成している。これらの等辺山形鋼の他片14bは、矩形平板から直立しており、等辺山形鋼の2対の他片14bが間隔を開けて直立することにより他片14b同士の間に、2本の溝部16が形成されている。また、基部14の両側部にはビス7を挿入可能な下ビス孔17が形成されている。カバー部15は、断面がハット形状に形成されており、基部14の溝部16に架設レール9を嵌めた状態で、架設レール9の上から嵌合する形状に形成されている。カバー部15の両側部には鍔部18が設けられており、この鍔部18に下ビス孔17に整合する上ビス孔20が形成されている。また、このカバー部15の中央にはボルト11のねじ部11aを挿入可能なボルト孔19が形成されている。
また、中間固定具13は、固定具8と略同一の構成であるので、図4で、固定具8の各構成と同一の符号を付して、その構成の説明を省略する。中間固定具13は図1及び図4に示すように、屋根材6の上方に膨らんだ部分の下側の空間に設けられており、ボルト11を固定するためのボルト固定用ナット21を屋根材6に干渉することなく収めることができる。ボルト11は架設レール9の内側にボルト頭11bが挿入されており、このボルト頭11bとねじ部11aに螺着するボルト固定用ナット21とで座金22を介して、架設レール9を構成する山形鋼の他方のフランジ9b及び固定具8のカバー部15を挟持して、ボルト11を架設レール9に固定している。
図1から図3に示すように、架設レール9を固定する際には、まず、野地板4の下方に垂木3が設けられている位置の上に固定具8の基部14を載置する。なお図3においては図示をわかりやすくするために屋根材6の記載を省略し、野地板4を一点鎖線で記載している。基部14は少なくとも2本以上の垂木3の上側にそれぞれ載置し、さらにこれら2つの基部14の間の所望の位置に中間固定具13の基部14を載置する。そして、架設レール9を構成する2本の山形鋼の一方のフランジ9aをこれらの基部14の溝部16にそれぞれ挿入する。そして、ボルト11のボルト頭11b及び座金を架設レール9の内側に入れて中間固定具13の基部14が載置された位置までスライドさせる。
その後、架設レール9の上からそれぞれの固定具8の基部14にカバー部15を嵌合させるとともに、図4に示すように、中間固定具13のカバー部15のボルト孔19にボルト11を挿通させた上で、中間固定具13の基部14にも当該カバー部15を嵌合させ、架設レール9を固定具8及び中間固定具13の基部14及びカバー部15で挟み込む。そして、それぞれの上ビス孔20及び下ビス孔17を位置合わせし、固定具8の上側からビス7を打ち込んで、上ビス孔20、下ビス孔17、野地板4にビス7を貫通させ、当該ビス7を垂木3に螺着させて、固定具8及び架設レール9を垂木3に固定する。また中間固定具13にも上ビス孔20及び下ビス孔17を挿通する図示しないビスを野地板4に螺着させて固定する。このようにして、1本の架設レール9をこの固定具8の間に架け渡して固定するとともに、架設レール9にボルト11を固定する。ボルト11のねじ部11aは、上方に突出し、屋根材6に設けられた貫通孔10を挿通し、屋根材6の上に突出している。例えば屋根材6がS型瓦の場合には、貫通孔10は屋根材6の山になっている部分に設けることが好ましい。屋根材6の山になっている部分の下方には他の部分よりも大きな空間があるため、中間固定具13とボルト11とを固定するボルト固定用ナット21が屋根材6と干渉しない。図1及び図4に示すように、屋根材6の貫通孔10とボルト11との間には、コーキング剤23を埋めて防水している。
このように、本実施形態の太陽光パネル設置構造1によると、固定具8が2以上の垂木3に固定され、これらの固定具8の間に架設レール9が架け渡されて固定されているので、架設レール9は2本以上の垂木3の間に架け渡されて固定されることになり、架設レール9を十分な強度で固定することができ、架設レール9に固定されるボルト11が引張り荷重に抗して確実に垂木3に固定される。また、ボルト11は中間固定具13により野地板4上に固定されるまでは、架設レール9にスライド自在であるので、架設レール9を固定している2つの固定具8の間で所望の位置に配置することができ、屋根材6の形状等に応じてボルト11の位置を確実に調節することができる。
また、架設レール9は、2本の山形鋼により形成されているので、例えばリップ溝形鋼により形成する場合のように溝底が塞がれることなく開放されるので結露などの水があっても下方に流れて貯まることが無く腐食を防ぐことができるとともに、架設レール9の鋼材の断面積を減らすことができるので安価に形成することができる。さらに、固定具8と中間固定具13とが略同一の構成であるので、ボルト11のスライドを防止するために別構成の部材を設ける場合に比べて部材の製造コストを安くすることができ、また、施工を容易にすることができる。
ボルト11は少なくとも四角形の頂点となる位置に屋根の4か所から屋根材6を貫通して突出している。すなわち、架設レール9、固定具8、中間固定具13などの各部材も同様に、このボルト11が屋根材6から突出する位置に応じて、その屋根材6の下側に設けられている。なお、1本の架設レール9に2以上のボルト11を固定することも可能であり、平行に設けられた2本の架設レール9にそれぞれ2本づつのボルト11が固定されて、屋根材6を貫通して突出する構成としてもよい。
屋根材6の上でボルト11に固定されるパネル支持部12は、図5に示すように、各ボルト11にそれぞれ外嵌して固定される支持ベース24と、この支持ベース24間に架設される4本の枠レール25により矩形に形成される枠体26と、枠レール25に対して摺動自在な複数の摺動体27と、枠レール25に対して垂直に、摺動体27の間に架設される中レール28と、枠体26又は中レール28と太陽光パネル2とを連結する連結部材29と、を備えている。なお、図5においては、屋根材6及び太陽光パネル2の記載を省略している。
このように、少なくとも4箇所から突出するボルト11に固定される支持ベース24の間に4本の枠レール25が架設されて、これら4本の架設レール9により矩形の枠体26が形成されているので、縦向きの枠レール25aと横向きの枠レール25bとがそれぞれ連結されて、縦枠材や横枠材のいずれかのみが設置される構造に比べて強度を高くすることができる。
支持ベース24は、図6(B)及び(D)に示すように2つの等辺山形鋼を互いに平行に一方のフランジ30a同士が間隔を開けて向き合い、他方のフランジ30b同士が互いに離反する方向を向いた状態で、平板上の連結板31の中央に固定して、他方のフランジ30bの間に中間溝30を形成している。そして、この中間溝30の両側には、図6の各図に示すように、それぞれ2つの等辺山形鋼を連結板31に溶接して、中間溝30に対して直角な袖溝32を形成している。図6(C)に示すように、袖溝32の底は、中間溝30寄りの端部にのみ連結板31が覆っているが、袖溝32の大半は底が開いており、雨水などの水が滞留して支持ベース24が腐食することを防いでいる。また、連結板31の中央であって、中間溝30の内側にボルト11を挿入可能な挿入孔33が形成されている。図1及び図4に示すように、屋根材6の上に突出するボルト11には支持ベース24の高さを決めるスペーサ用ナット34が締結されており、支持ベース24はその挿入孔33をボルト11に外挿しつつ座金35を挟んでスペーサ用ナット34上に置かれている。
枠レール25は、図5に示すように、1対の縦向きの枠レール25a及び1対の横向きの枠レール25bの4本の枠レール25を含み、その両端付近がそれぞれ支持ベース24に固定されて、支持ベース24の間に架設されることにより、矩形の枠体26を形成している。これらの枠レール25は、それぞれ2本の山形鋼により形成されており、図7に示すように、間隔を開けて平行な2本の山形鋼の一方のフランジ25cをそれぞれ下方に向け、他方のフランジ25dを互いに離反する方向に向けた状態で、一方のフランジ25cを支持ベース24の中間溝30又は袖溝32に挿入されるものである。
横向きの枠レール25bは、図1、図4、及び図8に示すように、その山形鋼の一方のフランジ25cを支持ベース24の中間溝30に挿入した状態で、その上から座金35を挟んで支持ベース固定用ナット36がボルト11に締結し、支持ベース24、及び当該枠レール25は、座金35を介して、スペーサ用ナット34と支持ベース固定用ナット36とに、挟持される。また、縦向きの枠レール25aは、袖溝32に枠レール25を構成する山形鋼の一方のフランジ25cの端部を挿入して、座金を挟んで袖溝固定用ボルト37及び袖溝固定用ナット38で挟持して固定する。
摺動体27は、支持ベース24と同様の構成であるので、支持ベース24の各構成と同一の符号を付して摺動体27を構成する各構成の説明を省略する。摺動体27は、図9及び図10に示すように、縦向き又は横向きの枠レール25を構成する山形鋼の一方のフランジ25cを摺動可能に中間溝30に挿入しており、枠レール25の所望の位置で摺動体27を摺動体固定用ボルト39及び摺動体固定用ナット40で挟んで固定している。そして、さらに摺動体27を固定した枠レール25と反対側の枠レール25にも同様に摺動体27を固定し、これらの摺動体27の間に中レール28を架設して、この中レール28のフランジを袖溝32に挿入して、中レール固定用ボルト41及び中レール固定用ナット42で挟んで固定する。なお、中レール28は2本の山形鋼を枠レール25と同様に配置したものであり、枠レール25の形状と略同一であるので、枠レールの各構成と同一の符号を付して説明を省略する。
以上のように、本実施形態の太陽光パネル設置構造1は、支持ベース24と摺動体27とが同一の構成であるので、支持ベース24と摺動体27とが異なる構成である場合に比べて、部品点数を減らすことができ、部品の加工コストを下げることができるとともに、屋根上での施工作業をより容易にすることができる。摺動体27の中間溝30は縦向きの枠レール25a、横向きの枠レール25b、中レール28のいずれを挿入してもスライドすることができるので、これら縦向きの枠レール25a、横向きの枠レール25b、中レール28のいずれの位置にも固定することができる。したがって、太陽光パネル2のサイズや必要な強度に応じて、必要な位置に摺動体27を固定して、摺動体27の間に中レール28を架設して固定することができる。また、中レール28を設けることで、枠体26の強度を高めることができる。
連結部材29は、図1及び図11に示すように、枠レール25又は中レール28のフランジに挿入されるスリット29aと、下面からスリット29aに向けて設けられたねじ孔29bに螺着して連結部材29と枠レール25又は中レール28とを固定する連結部固定ボルト29cと、太陽光パネル2の端部が挿入される太陽光パネル保持溝29dとを備えており、この連結部材29により太陽光パネル2は枠レール25又は中レール28に固定される。なお、太陽光パネル2の固定はこの形態に限定されるものではなく、例えば、連結部材29を用いずに太陽光パネル2を枠レール25及び中レール28で挟持するものであってもよい。また、太陽光パネル2としては光起電力を利用した例えばシリコン系、化合物系、有機系などの種々の太陽光パネル2を用いることができる。
なお、本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは云うまでもない。
本発明に係る太陽光パネル設置構造1は、住宅の屋根に太陽光パネル2を設置する太陽光パネル設置構造1として好適に用いることができる。
1 太陽光パネル設置構造
2 太陽光パネル
3 垂木
4 野地板
6 屋根材
7 ビス
8 固定具
9 架設レール
10 貫通孔
11 ボルト
11a ねじ部
11b ボルト頭
12 パネル支持部
13 中間固定部
14 基部
15 カバー部
16 溝部
24 支持ベース
25 枠レール
26 枠体
27 摺動体
28 中レール
30 中間溝
31 袖溝

Claims (6)

  1. 野地板の上に設けられ、当該野地板を貫通して垂木に打ち込まれるビスにより複数の垂木にそれぞれ固定される複数の固定具と、
    前記複数の固定具の間に架け渡されて、当該複数の固定具に固定される架設レールと、
    ボルト頭が前記架設レールにスライド自在に固定されるとともに、ねじ部が上方に向けて突出して前記野地板の上に固定される屋根材に設けられた貫通孔に挿通するボルトと、
    前記屋根材の上で前記ボルトに固定され、太陽光パネルを保持するパネル支持部と、を備えることを特徴とする太陽光パネル設置構造。
  2. 前記架設レールは、一方のフランジを直立させるとともに、他方のフランジを前記一方のフランジの上端から互いに接近する方向に延ばし、当該一方のフランジ同士の先端が互いに間隔を開けて平行な2本の山形鋼により形成されることを特徴とする請求項1に記載の太陽光パネル設置構造。
  3. 前記架設レールの前記ボルトを設置した位置に配置されて前記ボルトのスライドを規制する、前記固定具と略同一形状の中間固定具をさらに備え、
    前記固定具及び前記中間固定具は、前記架設レールを構成する前記山形鋼の前記一方のフランジを挿入する2本の溝部、及び前記垂木に固定するための下ビス孔を有する基部と、前記架設レールを上側から覆うとともに前記ボルトを挿入可能なボルト孔、及び前記下ビス孔に整合する上ビス孔を有するカバー部と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の太陽光パネル設置構造。
  4. 前記ボルトは少なくとも、屋根の4箇所から屋根材を貫通して突出しており、
    前記パネル支持部は、
    当該4箇所のボルトにそれぞれ外嵌して固定される支持ベースと、
    該支持ベース間に架設される4本の枠レールにより矩形に形成される枠体と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の太陽光パネル設置構造。
  5. 前記パネル支持部は、
    前記枠レールに対して摺動自在な複数の摺動体と、
    前記枠レールに垂直に前記摺動体の間に架設される中レールと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の太陽光パネル設置構造。
  6. 前記支持ベースは、前記枠レール及び前記中レールに摺動可能に固定される中間溝と、
    該中間溝に直角な両側方向にそれぞれ延びて、前記枠レール及び前記中間レールの端部を保持可能な袖溝と、を備えるものであって、
    前記摺動体は当該支持ベースと略同一形状であることを特徴とする請求項5に記載の太陽光パネル設置構造。
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