JP6993130B2 - 固定具及び被設置物構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、段差を有する設置面に太陽電池モジュールのような被設置物を設置するための固定具と、当該固定具と被設置物とを有する被設置物構造体に関する。
近年、太陽電池モジュールのようなパネルが建造物の屋根のような設置面に設置されることがある。屋根材の1つとしてスレートが知られている。スレート屋根では、矩形状の複数のスレートが棟から軒に向かって敷き詰められている。また、流れ方向(棟から軒に向かう方向)に隣接するスレートにおいて、棟側のスレートの軒側端部が軒側のスレートの棟側端部の上に重なっている。
下記の特許文献1は、このようなスレート屋根上に太陽電池パネルや温水器など屋根配置設備を設置する方法を開示している。具体的には、屋根配置設備を取り付けるための複数の取付基台が、防水板を介してスレート屋根に固定されている。防水板の一部は、上下に重ねられた2枚の屋根材の間に挿し込まれている。取付基台と防水板は、ビスによって垂木と野地板に固定されている。
複数の取付基台は、流れ方向および桁方向に間隔をあけて配置されている。屋根配置設備を支持する支持材が、桁方向に並ぶ複数の取付基台にわたって配置されている。この支持材は、流れ方向に複数並んでいる。屋根配置設備は、流れ方向に並ぶ一対の支持材に挟まれるように保持されている。
特許第5888580号公報
特許文献1に記載された取付基台は、防水板を介してスレート屋根に固定されている。防水板はスレート屋根の平坦部分に配置され、防水板の一部は上下に重ねられた2枚の屋根材の間に挿し込まれている。したがって、防水板の設置位置は、屋根の平坦部分に限定される。そのため、取付基台の設置位置も、屋根の平坦部分に限定されることになる。
したがって、段差を有する設置面に被設置物を設置するための改善された固定具が望まれる。
一態様に係る段差を有する設置面に被設置物を設置するための固定具は、前記被設置物を支える基部を有する。前記基部は、前記設置面に面する第1底面と、前記設置面に面する第2底面と、を有する。前記第2底面は、前記第1底面に垂直な方向に前記第1底面から離れた位置で、前記第1底面と平行に構成されている。
一態様に係る被設置物構造体は、上記の固定具と、当該固定具によって固定された被設置物と、を有する。
上記態様によれば、段差を有する設置面に被設置物を取り付けることができる。
第1実施形態に係るパネル構造体の模式図である。 図1の2A-2A線に沿ったパネル構造体の断面図である。 第1実施形態に係る柱状部材及び固定具の側面図である。 第1実施形態に係る固定具の側面図である。 第1実施形態に係る固定具の斜視図である。 第1実施形態に係る固定具の上面図である。 第1実施形態に係る固定具の下方から見た斜視図である。 設置面に設置された状態における第1実施形態に係る基部の斜視図である。 第1実施形態に係る基部の分解斜視図である。 設置面に設置された状態における第2実施形態に係る基部の斜視図である。 第2実施形態に係る基部の分解斜視図である。 設置面に設置された状態における第3実施形態に係る基部の斜視図である。 第3実施形態に係る基部の分解斜視図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。以下の図面において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることがあることに留意すべきである。
(1)第1実施形態
図1は、第1実施形態に係るパネル構造体の模式図である。図2は、図1の2A-2A線に沿ったパネル構造体の断面図である。パネル構造体は、少なくとも1つのパネル20と、パネル20を設置面10に固定するパネルの固定構造と、を有する。パネルの固定構造は、少なくとも1つのパネル20の側面に当接する柱状部材120と、少なくとも1つのパネル20を設置面10に設置するための固定具100と、を有していてよい。パネル20は、例えば太陽電池モジュールであってよい。
本実施形態では、設置面10は、傾斜した屋根であってよい。本明細書において、傾斜した屋根において最大傾斜線に沿って高い方から低い方へ向かう方向を「流れ方向F1」と称する。流れ方向F1の上流側を「水上側」と称する。流れ方向F1の下流側を「水下側」と称する。また、流れ方向F1と直交し、かつ屋根面に沿った方向を「横方向F2」と称する。
本実施形態では、建造物の屋根は、屋根材として複数のスレート12が敷き詰められたスレート屋根である。屋根に設けられた複数のスレート12は流れ方向F1と横方向F2とに並んでいてよい。なお、流れ方向F1に互いに隣接するスレート12は、部分的に重ねられており、これによりスレート屋根の表面に段差が形成されている。建造物は、特に限定されないが、例えば住宅であってよい。
図3は、第1実施形態に係る柱状部材120及び固定具100の側面図である。図4は、第1実施形態に係る固定具100の側面図である。図5は、第1実施形態に係る固定具100の斜視図である。図6は、第1実施形態に係る柱状部材120及び固定具100の上面図である。図7は、第1実施形態に係る固定具100の下方から見た斜視図である。
柱状部材120は、一方向、本実施形態では横方向F2に沿って固定具100よりも長く延びている。柱状部材120は、少なくとも2つの固定具100によって支持されていてよい。柱状部材120は、固定具100上に保持される。
本実施形態では、パネル20は複数設けられており、流れ方向F1と横方向F2とに並んでいてよい。この代わりに、複数のパネル20は、流れ方向F1と横方向F2の少なくとも一方に並んでいてもよい。さらには、パネル20は、1枚であってもよい。各々のパネル20は、流れ方向F1において互いに隣接する一対の柱状部材120の間に配置されていてよい。
複数の柱状部材120は、流れ方向F1における両端(最も水下側と最も水上側)に配置された2つを除き、同一の構造を有していてよい。また、両端に配置された2つの柱状部材120は、両端以外に配置された柱状部材120と同一の構造を有していてもよい。
柱状部材120は、固定具100に保持される被保持部124を有する。柱状部材120は、流れ方向F1に互いに隣接する2つのパネル20のうち少なくとも水下側のパネル20を積載する第1積載面126aを有していてよい。本実施形態では、流れ方向F1に互いに隣接する2つのパネル20のうちの水上側のパネル20を積載する第2積載面126bは、固定具100に形成されている。この代わりに、第2積載面126bは、柱状部材120に形成されていてもよい。すなわち、柱状部材120は、互いに隣接するパネル20のうちの少なくとも一方を積載可能に構成されていればよい。
柱状部材120は、第1積載面126aと第2の積載面126bとを仕切る位置に配置された側面当接部128を有していてよい。側面当接部128は、第1積載面126a及び第2積載面126bに積載された一対のパネル20どうしの間に配置され、一対のパネル20の側面に当接するよう構成されていてよい。
柱状部材120はフランジ129を有していてよい。フランジ129は、第1積載面126a及び第2積載面126bに積載された一対のパネル20の上面の端部を覆うように、側面当接部128の上部から流れ方向F1に突出している。
固定具100は、少なくとも1つのパネル20を支持可能な支持部材110と、支持部材110を支える基部200と、を有していてよい。本実施形態では、支持部材110は、互いに隣接するパネル20の一方を直接支持し、互いに隣接するパネル20の他方を柱状部材120を介して支持する。この代わりに、支持部材110は、互いに隣接するパネル20の両方を直接支持するよう構成されていてもよく、互いに隣接するパネル20の両方を柱状部材120を介して支持するよう構成されていてもよい。なお、支持部材110と基部200は、第2締結部材130によって互いに締結されていてよい。
基部200は、パネル20や柱状部材120のような被設置物を支えるように構成されている。本実施形態では、基部200は、被設置物を支持可能な支持部材110を介して被設置物を支えるよう構成されている。この代わりに、基部200は、被設置物を直接支えるよう構成されていてもよい。
固定具100は、固定具100を設置面10に締結するための第1締結部材140を挿通する第1挿通孔240a,240bを有していてよい。第1挿通孔240a,240bは、基部200に設けられていてよい。第1締結部材140によって基部200を設置面10に締結することによって、固定具100を設置面10に固定することができる。なお、本実施形態では、第1締結部材140は、基部200の第1挿通孔240a,240b及び野地板14を通って垂木16に達していることが好ましい。
基部200は、支持部材110とは反対側に向けられる面の、少なくとも第1挿通孔240a,240bが形成された領域に、防水部材228,248を有することが好ましい。防水部材228,248は、例えば弾性部材から構成されたシートであってよい。なお、図では、防水部材228,248の厚みが厚く描かれているが、防水部材228,248はより薄くてよい。
図8は、設置面10に設置された状態における第1実施形態に係る基部200の斜視図である。図9は、第1実施形態に係る基部200の分解斜視図である。以下、図2~9を参照し、基部200のより詳細な構成について説明する。
基部200は、設置面10に面する第1底面211と、設置面10に面する第2底面231と、を有する。第2底面231は、第1底面211に垂直な方向に第1底面211から離れた位置で、第1底面211と平行に構成されている。より具体的には、第1底面211と第2底面231との高さの差は、設置面10の段差の大きさ、本実施形態ではスレート12の厚みに相当する。これにより、基部200は、図8に示すように、設置面10の段差のところに設置することができる。
また、第1底面211と第2底面231は、これらの両方で階段状に形成されていてもよい。より具体的には、第1底面211と第2底面231の間の段差部分は、直線状に構成されていてよい。これにより、設置面10の段差部分に基部200を密着させて配置することができる。したがって、基部200と設置面10との間に隙間ができ難くなり、防水性を向上させることができる。
また、基部200は、第1底面211を含む第1部材210と、第2底面231を含む第2部材230と、を有していてよい。第2部材230は、第1部材210に着脱可能に構成されていることが好ましい。この場合、設置面10の段差部に基部200を配置する場合には、第1部材210と第2部材230の両方が用いられる。この代わりに、設置面10の平坦部に基部200を配置する場合には、第1部材210と第2部材230のうちの一方のみを設置面10に固定すればよい。このように、設置面10の段差部専用の固定具と、設置面10の平坦部専用の固定具と、を別々に用意する必要がない。したがって、汎用性の高い固定具100を提供することができる。
特に、太陽電池モジュールのようなパネル20をアレイ状に並べる場合、複数の固定具100間の距離、特に流れ方向F1の距離は、スレート12のような屋根材の長さではなく、パネル20の長さによって概ね決まる。そのため、固定具100を設置面10の平坦部に配置し難い状況も起こり、固定具100が設置面10の段差部に位置することも起こり得る。このような場合であっても、施工前に、段差部専用の固定具と平坦部専用の固定具とを別々に用意する必要がないというメリットがある。
基部200の第1部材210は、支持部材110を支持可能な第1支持部を有し、基部200の第2部材230は、支持部材110を支持可能な第2支持部を有していてよい。好ましくは、第1支持部及び第2支持部は、それぞれ支持部材110をスライド移動可能に支持するよう構成された第1レール212及び第2レール232を含む。これにより、支持部材110を支持する位置を適宜調整することができる。また、第1部材210と第2部材230のうちの一方のみが単独で用いられた場合であっても、支持部材110を支持することができる。
好ましくは、第2部材230が第1部材210に取り付けられた場合に、第2レール232は、第1レール212と連結されるよう構成されている。第1レール212及び第2レール232は、例えば流れ方向F1に支持部材110をスライド可能に保持するよう、流れ方向F1に延びていてよい。支持部材110のスライド方向におけるレール212,232の長さは特に限定されないが、互いに連結されたレール212,232は、基部200の一端から他端まで延びていてよい。
第1部材210は、横方向F2おける両側部において、上方に立設した一対の第1側壁部214を有していてよい。第1側壁部214は、第1レール212と同様に、流れ方向F1に延びていてよい。第1側壁部214の高さは、第1レール212の高さと実質的に同じであることが好ましい。この場合、支持部材110は、第1レール212の上面と一対の第1側壁部214の上面により支えられる。
また、第2部材230は、横方向F2おける両側部において、上方に立設した一対の第2側壁部234を有していてよい。第2側壁部234は、第2レール232と同様に、流れ方向F1に延びていてよい。第2側壁部234の高さは、第2レール232の高さと実質的に同じであることが好ましい。この場合、支持部材110は、第2レール232の上面と一対の第2側壁部234の上面により支えられる。さらに、第2部材230が第1部材210に取り付けられたときに、第1レール212の高さレベルは、第2レール232の高さレベルと実質的に同一であることが好ましい。言い換えると、第2部材230が第1部材210に取り付けられたときに、第1レール212の上面と第2レール232の上面は面一になることが好ましい。
第2締結部材130は、基部200と支持部材110との間を延びる本体部131と、本体部131に連結され本体部131の径よりも大きい径を有する頭部132と、を有していてよい。具体的一例では、第2締結部材130は、ボルト及びナットを含んでいてよい。この場合、本体部131は、ボルトのねじ切り部分によって構成される。頭部132は、ボルトのねじ切り部分と一体に形成された頭部、及び/又はねじ切り部分に着脱可能に構成されたナットにより構成される。本実施形態では、第2締結部材130の頭部132は、第1レール212及び第2レール232内に配置されていてよい。第1レール212は、本体部131の径よりも大きく、かつ第1レール212及び第2レール232内に配置された頭部132の径よりも小さい第1開口部213を有する。同様に、第2レール232は、本体部131の径よりも大きく、かつ第1レール212及び第2レール232内に配置された頭部132の径よりも小さい第2開口部233を有する。
第1開口部213及び第2開口部233は、支持部材110のスライド方向に沿って延びている。第2部材230が第1部材210に取り付けられたときに、第1開口部213と第2開口部233は、互いに連結される。
第2締結部材130の本体部131は、第1開口部213及び第2開口部233を通って上方に延び、支持部材110に形成された第2挿通孔116を通っている。このような構成により、第2締結部材130を緩めることによって、支持部材110は、第1部材210と第2部材230との間をスライド移動可能になっている。なお、第2締結部材130を強く締結すると、支持部材110は、基部200に関してスライド移動できないよう基部200に固定される。
第1挿通孔240a,240bは、それぞれ第1レール212及び第2レール232を挟んで両側に設けられていることが好ましい。さらに、第1挿通孔240aは、第1部材210の、第1レール212と第2レール232との連結部とは反対側の端部付近、好ましくは当該端部から5cm以内、より好ましくは当該端部から3cm以内の範囲に設けられている。また、第1挿通孔240bは、第2部材230の、第1レール212と第2レール232との連結部とは反対側の端部付近、好ましくは当該端部から5cm以内、より好ましくは当該端部から3cm以内の範囲に設けられている。これにより、施工中に第1レール212及び第2レール232が傾かないよう基部200をしっかりと締結することができる。第1挿通孔240a,240bは、それぞれ第1部材210及び第2部材230に形成されている。
好ましくは、第1レール212及び第2レール232内には、基部200を設置面10に締結するための締結部材を挿通させる挿通孔は設けられていない。これにより、レール212内の第2締結部材130の頭部132が、別の締結部材に当接することがないため、高さ方向及び横方向F2における第1レール212及び第2レール232のサイズを小さくすることができる。第1レール212及び第2レール232のサイズを小さくすることで、固定具100全体のサイズを小さくすることが可能となる。
第2締結部材130は、支持部材110が1つのパネル20、本実施形態では水下側のパネル20を支持した状態において、設置面10に交差する方向からアクセス可能に構成されている。具体的一例として、第2締結部材130は、支持部材110が柱状部材120を保持した状態において、側面当接部128に関して一方側、本実施形態では水上側に設けられている。そして、水上側のパネル20が第1積載面126aに積載されているが、水上側のパネル20が第2積載面126bに積載されていない状態において、第2締結部材130は、設置面10に交差する方向からアクセス可能になっている。
第2部材230は、第1部材210を下から支える下側支持部235と、第1部材210を上から支える上側支持部236と、を有していてもよい。この場合、第1部材210の第1底面211の一部が下側支持部235上に置かれる。この状態で、上側支持部236は、第1部材210の一部を上から押さえるよう構成されている。これにより、被設置物に局所的な力が加わったときであっても、第1部材210が第2部材230から浮き上がることを抑制することができる。
第2部材230の第2底面231から第2部材230の下側支持部235までの厚みは、設置面10を構成する段差の高さ、例えばスレート12の厚みと実質的に一致することが好ましい。これにより、第2部材230を設置面10の段差部の低い方の部分に置いたときに、第2部材230の下側支持部235と、設置面10の段差部の高い方の部分とが面一となる。これにより、第1部材210を第2部材230の下側支持部235上に安定して置くことができる。さらに、第1部材210が第2部材230の下側支持部235上に置かれたときに、第1レール212の上面と第2レール232の上面は面一になることが好ましい。
本実施形態では、具体的一例として、下側支持部235は、横方向F2における中央部付近、より具体的には第2レール232の根本付近と、一対の第2側壁部234の根本付近に配置されている。また、上側支持部236は、一対の第2側壁部234から横方向F2の内側へ突出した壁部により構成されていてよい。第1部材210は、第1側壁部214よりも横方向F2の外側へ突出する突出部216を有していてよい。この場合、突出部216は、第2部材230の上側支持部236の下に配置されればよい。本構成によれば、第1部材210は、横方向F2における外側部付近で上側支持部236により上から押さえられるため、第1部材210の浮き上がりをより抑制することができる。
次に、支持部材110の具体的な構成の一例についてより詳細に説明する。支持部材110は、第2締結部材130が挿通される第2挿通孔116を有する下部112と、下部112よりも上方に位置する上部111と、を有する。上部111は、柱状部材120と当接するよう構成されている。
上部111は、柱状部材120の被保持部124を保持する保持部114を有していてよい。本実施形態では、保持部114は、柱状部材120の被保持部124を受け入れ可能な凹みによって構成されている。保持部114を構成する凹みは、横方向F2に端から端まで延びていてよい。これにより、柱状部材120の被保持部124を、横方向F2から、保持部114を構成する凹みにスライドしてはめ込むことができる。
レール212に沿った支持部材110のスライド方向から見て、水上側の第1挿通孔240aに挿通された第1締結部材140の延長線上に位置する下部112の第1部材112aは、第2挿通孔116が形成された下部112の第2部材112bよりも、水上側の第1挿通孔240aから遠い方へ凹んでいることが好ましい。より好ましくは、下部112の第2部材112bの水上側の先端は、横方向F2から見て第2締結部材130と重なる位置か、第2締結部材130よりも水下側に位置する。これにより、支持部材110を水上側にスライド移動させたとしても、支持部材110が第1締結部材140及び第1挿通孔240aを覆わないようにすることができる。また、仮に第1挿通孔240aに挿通された第1締結部材140の頂部が第1側壁部214の頂部よりも高い位置にあったとしても、支持部材110のスライド移動の範囲を大きく確保することができる。
支持部材110は、前述したようにパネル20を支持可能に構成された第2積載面126bを有していてよい。第2積載面126bは、上部111から第1締結部材140の方へ向かって連続的に突出した部分によって構成されていてよい。具体的には、第2積載面126bは、第1レール212及び第2レール232に交差する方向において第1締結部材140及び第2締結部材130が設けられる領域よりも外側に設けられている。これにより、第2積載面126bが水上側に向かって延びていたとしても、第2積載面126bが第1締結部材140及び第2締結部材130を覆ってしまうことを防止することができる。
(2)第2実施形態
次に、図10及び図11を参照し、第2実施形態に係る基部について説明する。図10は、設置面に設置された状態における第2実施形態に係る基部の斜視図である。図11は、第2実施形態に係る基部の分解斜視図である。なお、第1実施形態と同様の構成については、同様の符号が付されており、その説明を省略することがある。
第2実施形態では、第1実施形態と同様に、第2部材230は、第1部材210を下から支える下側支持部235と、第1部材210を上から支える上側支持部336と、を有していてもよい。この場合、第1部材210の第1底面211の一部が下側支持部235上に置かれる。本実施形態では、上側支持部336は、第2レール232から連続して延びた部分によって構成されている。具体的には、第2レール232は、流れ方向F1から見たときに第1レール212よりも横方向F2に大きい。第2レール232から連続して延びた一対の上側支持部336の間に第1部材210の第1レール212が嵌るよう構成されている。第2部材230が第1部材210に取り付けられた状態で、一対の上側支持部336は、第1部材210の第1レール212の根本付近を上から押さえることになる。
(3)第3実施形態
次に、図12及び図13を参照し、第3実施形態に係る基部について説明する。図12は、設置面に設置された状態における第3実施形態に係る基部の斜視図である。図13は、第3実施形態に係る基部の分解斜視図である。なお、第1実施形態と同様の構成については、同様の符号が付されており、その説明を省略することがある。
第3実施形態では、第1実施形態と同様に、第2部材230は、第1部材210を下から支える下側支持部435と、第1部材210を上から支える上側支持部436と、を有していてもよい。この場合、第1部材210の第1底面211の一部が下側支持部435上に置かれる。本実施形態では、下側支持部435は、横方向F2に長く延びており、例えば横方向F2における第1部材210の幅の半分、好ましくは2/3よりも長い。これにより、第1部材210は安定して下側支持部435上に置かれる。
また、上側支持部436は、第2側壁部234から連続して延びる部分によって構成されている。第1部材210は、第1側壁部214よりも横方向F2の外側へ突出する突出部216を有していてよい。この場合、突出部216は、第2部材230の上側支持部236の下に配置されればよい。
また、本実施形態のように、高さ方向における上側支持部436の長さは、横方向F2における上側支持部436の幅よりも大きいことが好ましい。これにより、第1部材210が浮き上がとうとする力に対する上側支持部436の耐性を強くすることができる。
上述したように、複数の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替の実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
例えば、上述した実施形態では、設置面10としての屋根は、複数のスレート12を有するスレート屋根であった。しかしながら、設置面10は、スレート屋根に限定されず、様々な種類の屋根であってもよいし、屋根以外のものであってもよい。
また、上記実施形態では、設置面10は、段差を有する傾斜面である。この代わりに、設置面10は、段差を有していれば、傾斜面でなくてもよい。
また、上記実施形態では、固定具100及び固定具100に支持された支持部材110は、互いに隣接する2つのパネル20を保持可能に構成されている。この代わりに、固定具100及び固定具100に支持された支持部材110は、1つのパネル20のみを保持可能に構成されていてもよい。この場合、支持部材110の側面当接部128は、1つのパネル20の側面に当接していればよい。このような固定具100及び支持部材110は、パネル構造体の流れ方向F1における両端に配置されることに適している。
また、上記実施形態では、基部200は、第1部材210と第2部材230とに分離可能に構成されているが、第1部材210と第2部材230は、一体不可分に構成されていてもよい。
さらに、上記実施形態では、固定具100は、パネル20及び柱状部材120を支持するものであった。この代わりに、固定具100は、直接パネル20を支持するものであってもよい。また、固定具100は、パネル20に限らず、任意の被設置物を設置するためのものであってもよい。
10 設置面
20 パネル
100 固定具
110 支持部材
120 柱状部材
126a 第1積載面
126b 第2積載面
130 第2締結部材
140 第1締結部材
200 基部
210 第1部材
211 第1底面
212 第1レール
230 第2部材
231 第2底面
232 第2レール

Claims (8)

  1. 段差を有する設置面に被設置物を設置するための固定具であって、
    前記被設置物を支える基部を有し、
    前記基部は、前記設置面に面する第1底面と、前記設置面に面する第2底面と、を有し、
    前記第2底面は、前記第1底面に垂直な方向に前記第1底面から離れた位置で、前記第1底面と平行に構成され
    前記基部は、前記第1底面を含む第1部材と、前記第2底面を含む第2部材と、を有し、
    前記第2部材は、前記第1の底面と前記第2の底面とに平行な方向に、前記第1部材に着脱可能に構成されている、固定具。
  2. 前記基部は、前記被設置物を支持可能な支持部材を介して前記被設置物を支えるよう構成されており、
    前記基部の前記第1部材は、前記支持部材を支持可能な第1支持部を有し、
    前記基部の前記第2部材は、前記支持部材を支持可能な第2支持部を有する、請求項に記載の固定具。
  3. 前記第1支持部は、前記支持部材をスライド移動可能に支持するよう構成された第1レールを有し、
    前記第2支持部は、前記支持部材をスライド移動可能に支持するよう構成された第2レールを有し、
    前記第2部材が前記第1部材に取り付けられた場合に、前記第2レールは、前記第1レールと連結されるよう構成されている、請求項に記載の固定具。
  4. 前記支持部材を前記基部に締結するための第2締結部材を有し、
    前記第2締結部材は、前記基部と前記支持部材との間を延びる本体部と、前記本体部に連結され前記本体部の径よりも大きい径を有する頭部と、を有し、
    前記第1レール及び前記第2レールは、それぞれ前記本体部の径よりも大きく、かつ前記頭部の径よりも小さい第1開口部及び第2開口部を有し、
    前記第1開口部及び前記第2開口部は、前記支持部材のスライド方向に沿って延びている、請求項に記載の固定具。
  5. 前記基部を前記設置面に締結するための第1締結部材を挿通する第1挿通孔を有し、
    前記第1挿通孔は、前記第1レール及び前記第2レールを挟んで両側に設けられている、請求項に記載の固定具。
  6. 前記第2部材は、前記第1部材を下から支える下側支持部と、前記第1部材を上から支える上側支持部と、を有する、請求項2からいずれか1項に記載の固定具。
  7. 前記基部を前記設置面に締結するための第1締結部材を挿通する第1挿通孔を有し、
    前記基部は、前記設置面側に向けられる面の少なくとも前記第1挿通孔が形成された領域に、防水部材を有する、請求項1からのいずれか1項に記載の固定具。
  8. 請求項1からのいずれか1項に記載の固定具と、前記固定具によって固定された被設置物と、を有する被設置物構造体。
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