JP2013188219A - 機能性家畜生産品およびその製造方法 - Google Patents

機能性家畜生産品およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、補酵素Q10を、家畜、家禽、魚介類、ペットなどに効率的に吸収させることに適した組成物を提供し、その結果、補酵素Q10を高い濃度で含有する家畜生産品(玉子、乳など)を得、それらを用いて食品を作ることにより、通常の食事から効率的に補酵素Q10を摂取出来る製品および方法を提供するものである。
【解決手段】本発明者らは鋭意検討を行った結果、酸化型補酵素Q10または還元型補酵素Q10界面活性剤および/または水溶性高分子を含有する乳化形態の組成物を作製し、これを用いて飼料と混合することにより、鶏など対象生物の血中補酵素Q10量を充分に高めることが出来、更には、それによって補酵素Q10を大量に含有する鶏卵や牛乳および食肉などを生産できることを見出した。これら鶏卵や牛乳は、ヒトの健康維持に大いに役立つことが期待される。
【選択図】 なし

Description

本発明は、補酵素Q10を含有する飼料用組成物と、それを用いた補酵素Q10を高濃度に含有する家畜生産品を製造する方法および該製造方法によって得られる機能性家畜生産品に関する。
補酵素Q10は、ミトコンドリア電子伝達系の構成成分として発見され、生体のエネルギーであるアデノシントリ燐酸(ATP)の生合成に寄与することが知られている。補酵素Q10には、酸化型と還元型が存在する。酸化型補酵素Q10は、そのエネルギー賦活活性により、日本では、うっ血性心不全の治療薬として使用されている。欧米では、一般的にサプリメントとして長く用いられており、その効果としては、疲れにくい、体調がよくなる、などエネルギー賦活作用に起因する症状の改善が認められている有用性の高い素材である。
補酵素Q10、特に酸化型補酵素Q10を家畜や家禽の飼料成分として用いるという試みは、1960年代から数多く報告されている(例えば、GB918409公報)。その目的は、殆どが補酵素Q10のエネルギー賦活作用によって、家畜や家禽の成長あるいは疾患の予防に寄与させることを目的としたものであったが、充分な効果が認められないため、実際にはほとんど利用されていない。これは補酵素Q10が疎水性の高い物質であり、経口摂取した場合の体内への移行性が非常に低いことから、単純に補酵素Q10を飼料に混合しただけでは、充分に家畜や家禽の血中濃度が高まらないことが原因と考えられる。更には、補酵素Q10の粉末は流動性などの紛体特性が非常に悪いことから、そのまま飼料へ添加した場合、均一な混合飼料が得られないという実際の使用における大きな問題もあり、それに対する解決策も明らかになっていないのが現状である。
例えば、特開2007−74937には、酸化型補酵素Q10を含有する飼料を産卵鶏に摂取させることにより、鶏卵中の酸化型補酵素Q10含有量を高める方法が開示されているが、この方法では酸化型補酵素Q10の飼料への添加量はせいぜい0.03%程度であり、得られる鶏卵中の酸化型補酵素Q10量も最大で1mg/100g卵黄と決して実用に値するレベルではない。また、この文献で用いられている酸化型補酵素Q10は、部分合成法でつくられたもので、天然には存在しないシス異性体が副生する可能性がある。
一方、鶏卵は、コレステロール含有量が高いことから、高コレステロール血症の患者や、メタボリックシンドロームなどの脂質関連疾患の患者にとっては、摂取を制限されることもある食材である。しかし、鶏卵は、栄養源としては非常に有用であり、コレステロール含有量だけの問題で摂取を制限されることは、全般的な栄養管理において、重大な損失であることは言うまでもない。鶏卵中のコレステロール含有量を低下させることのできる技術としては、ココナッツまたは紅麹を飼料に添加することが開示されている(特開2006−288362、特開2003−325110)が、それぞれのコレステロール含有量の低減値は充分なものではない。
また、鶏卵以外の家畜生産品、例えば牛乳などの補酵素Q10含有量を高める方法については、知られていない。
一方、補酵素Q10のうち、還元型補酵素Q10は、経口吸収性に優れており(特開平10−109933)、食品として摂取する場合に酸化型補酵素Q10として摂取するよりも、より効率的に補酵素Q10を体内に取り込むことが出来る形態であると期待されている。
GB918409公報 特開2007−74937 特開2006−288362 特開2003−325110 特開平10−109933
本発明は、補酵素Q10を飼料に高濃度で配合させることができ、かつ、家畜、家禽、魚介類、ペットなどに効率的に補酵素Q10を吸収させるための飼料用組成物を提供し、該飼料用組成物を含有する飼料を用いて、補酵素Q10を高濃度で含有する玉子や牛乳などの家畜生産品を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記実情に鑑み鋭意検討を行った結果、補酵素Q10を含有する組成物を乳化形態とすることで、飼料に高含有させることが出来るだけでなく、該飼料を用いることで家禽、家畜、魚介類およびペット等に効率的に補酵素Q10を吸収させることが出来、その結果、補酵素Q10をいままでにない高濃度で含有する鶏卵や牛乳のなどの家畜生産品の製造に成功した。
すなわち本発明は、
(1)卵黄100g当りの補酵素Q10の含有量が1.5mg以上、かつ卵黄1g当りのコレステロール含有量が13mg以下であることを特徴とする機能性玉子、
(2)乳100ml当りの補酵素Q10の含有量が50μg以上であることを特徴とする機能性乳、などの機能性家畜生産品に関する。
また、本発明は、
(3)酸化型補酵素Q10または還元型補酵素Q10と、界面活性剤および/または水溶性高分子を構成成分として含有する飼料用組成物、および
(4)該飼料用組成物を含有する飼料、に関する。
さらに本発明は、
(5)前記飼料を産卵鶏に摂取させることを特徴とする機能性玉子の製造方法、
(6)前記飼料を、乳牛に摂取させることを特徴とする機能性乳の製造方法、
(7)前記飼料を摂取させることを特徴とする食肉類の製造方法にも関する。
本発明の飼料用組成物は、飼料と均一に混合しやすいため、飼料中に高濃度に補酵素Q10を配合することができる。また、本発明の飼料用組成物が配合された飼料は、家畜、家禽、魚介類およびペット類に補酵素Q10を効率的に取り込ませることができるだけでなく、これらの生物の健康維持や成長促進に優れた効果が期待できる。また、上記本発明の飼料用組成物を配合する飼料を家畜に摂取させることで得られる、補酵素Q10を高濃度で含有する玉子、乳、食肉類などの家畜生産品、およびこれらから作られる食品によって、日々の補酵素Q10の摂取がより容易になり消費者の健康増進に大いに寄与できる。
以下に、本発明を詳しく説明する。
本発明の飼料用組成物は、補酵素Q10と、界面活性剤および/または水溶性高分子を、構成成分として含有する組成物である。本発明の飼料用組成物は、家禽、家畜、魚介類またはペット用の飼料に、飼料配合成分として混合・添加するために使用される組成物である。
上述したとおり、補酵素Q10には酸化型と還元型が存在する。本発明の飼料用組成物に使用される補酵素Q10は、酸化型補酵素Q10、還元型補酵素Q10のいずれでもよく、酸化型補酵素Q10と還元型補酵素Q10の混合物でもかまわない。より高い効果を得るためには、補酵素Q10として、還元型補酵素Q10単独、または酸化型補酵素Q10と還元型補酵素Q10の混合物を使用するのが好ましい。また、還元型補酵素Q10と酸化型補酵素Q10の混合物を使用する場合、補酵素Q10総量(還元型補酵素Q10と酸化型補酵素Q10との合計量)に対する還元型補酵素Q10の割合は高い方が好ましく、例えば20重量%以上、好ましくは40重量%以上、さらに好ましくは60重量%以上、より好ましくは80重量%以上、特に好ましくは95重量%以上である。
本発明の飼料用組成物に使用される酸化型補酵素Q10は、従来からの公知の方法、例えば、発酵法、合成法、動植物からの抽出法によって得られるものを利用することが可能であるが、酵母発酵法など、合成法以外によって得られるオールトランス構造であるものが、安全性の観点から好ましく、例えば、カネカ・コエンザイムQ10(株式会社カネカ登録商標)が例示できる。また酸化型補酵素Q10を含有する酵母あるいは細菌の培養液を乾燥させたものや、その酵母エキスなどを用いることも可能である。
本発明の飼料用組成物に使用される還元型補酵素Q10を得る方法としては特に限定されず、例えば、従来の方法で補酵素Q10を得た後、クロマトグラフィーにより流出液中の還元型補酵素Q10区分を濃縮する方法などを採用することが出来る。この場合においては、必要に応じて上記補酵素Q10に対し、水素化ほう素ナトリウム、亜ジチオン酸ナトリウム(ハイドロサルファイトナトリウム)等の一般的な還元剤を添加し、常法により上記補酵素Q10中に含まれる酸化型補酵素Q10を還元して還元型補酵素Q10とした後にクロマトグラフィーによる濃縮を行っても良い。
また、既存の高純度補酵素Q10に上記還元剤を作用させる方法によっても得ることが出来る。あるいは、還元型補酵素Q10を含有する菌体(酵母、細菌等)の培養液を乾燥させたものや、その抽出物等を使用することも可能である。さらには、酸化型補酵素Q10をビタミン類などの還元力を持つ物質と共に製剤化することにより、製剤中で酸化型補酵素Q10を還元型補酵素Q10に還元することも可能である。
一般に市販されている製品としては、最近販売が開始された、カネカ・コエンザイムQ10を原材料として製造された高純度の還元型補酵素Q10である、KANEKA QH(株式会社カネカ登録商標)も好ましく使用できる。また、公知の方法によって得られた酸化型と還元型の混合物である補酵素Q10をそのまま使用してもよい。
以下、単に補酵素Q10と記載した場合には、酸化型補酵素Q10、還元型補酵素Q10の両方を、また、その両者が存在する場合は混合物を意味する。
本発明の飼料用組成物において、補酵素Q10とともに用いられる界面活性剤または水溶性高分子は、市販のものを使用することが出来る。本発明においては、これら界面活性剤または水溶性高分子を使用することで、補酵素Q10の飼料への混合を容易にし、それを含有する飼料の補酵素Q10の対象動物への取り込みを向上することができる。そのような効果を有するものであれば、下記具体例に限定されない。これら界面活性剤または水溶性高分子は単独で、あるいは2種以上混合して使用できる。
本発明の飼料用組成物に使用できる界面活性剤としては、グリセリン脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、プロピレングリコール脂肪酸エステル類、リン脂質類の他、カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステル塩、リン酸エステル塩などのアニオン界面活性剤;アミン塩、四級アンモニウム塩などのカチオン界面活性剤;カルボン酸型両性界面活性剤(アミノ型、ベタイン型)、硫酸エステル型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤などの両性界面活性剤;エーテル型非イオン界面活性剤、エーテルエステル型非イオン界面活性剤、エステル型非イオン界面活性剤、ブロックポリマー型非イオン界面活性剤、含窒素非イオン界面活性剤などの非イオン界面活性剤;その他の天然界面活性剤、タンパク質加水分解物の誘導体、高分子界面活性剤、チタンまたはケイ素を含む界面活性剤、フッ化炭素系界面活性剤等が使用できるが、これらに限定されるものではない。このなかでも、グリセリン脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、プロピレングリコール脂肪酸エステル類、リン脂質類が好ましく、リン脂質類がより好ましい。
前記グリセリン脂肪酸エステル類としては、例えば、モノグリセリンステアリン酸クエン酸エステル、モノグリセリンステアリン酸酢酸エステル、モノグリセリンステアリン酸コハク酸エステル、モノグリセリンカプリル酸コハク酸エステル、モノグリセリンステアリン酸乳酸エステル、モノグリセリンステアリン酸ジアセチル酒石酸エステル等のモノグリセリン脂肪酸有機酸エステル;デカグリセリンモノラウリン酸エステル、デカグリセリンモノミリスチン酸エステル、デカグリセリンモノオレイン酸エステル、デカグリセリンモノパルミチン酸エステル、デカグリセリンモノステアリン酸エステル等のポリグリセリン脂肪酸エステル;ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル等が挙げられる。
前記ショ糖脂肪酸エステル類としては、ショ糖の水酸基の1つ以上に炭素数が各々6〜22、好ましくは6〜18の脂肪酸をエステル化したものが挙げられ、更に好ましくはショ糖モノステアリン酸エステルなどのモノ脂肪酸エステルである。
前記ソルビタン脂肪酸エステル類としては、ソルビタン類の水酸基の1つ以上が炭素数が各々6〜22、好ましくは6〜18の脂肪酸でエステル化されたもの、或いはソルビタン類の水酸基にポリオキシエチレンが付加したポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類が挙げられ、更に好ましくはポリオキシソルビタンモノオレイン酸エステルである。
前記レシチン類としては、例えば、卵黄レシチン、大豆レシチン、酵素分解レシチン(リゾレシチン)、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、スフィンゴミエリン、ジセチルリン酸、ステアリルアミン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジン酸、ホスファチジルイノシトールアミン、カルジオリピン、セラミドホスホリルエタノールアミン、セラミドホスホリルグリセロール、及び、これらの混合物等を挙げることができ、更に好ましくは酵素分解レシチンである。酵素分解レシチンは、例えば卵黄レシチン、大豆レシチンにホスホリパーゼAを作用させて得られたものが好適である。
本発明の飼料用組成物に使用できる水溶性高分子としては、食品、化粧品、医薬品等の用途に許容できるものであれば特に制限されないが、特に食品に許容できるものが好ましく、具体的には、アラビアゴム、ガティガム、グアーガム、ゼラチン、寒天、澱粉、加工澱粉、ペクチン、カラギーナン、カゼイン類(カゼインやその塩など)、乾燥卵白、カードラン、アルギン酸類、大豆多糖類、プルラン、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、セルロース類(エチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、キサンタンガム、カルメロース塩(カルメロースナトリウムまたはカルメロースカルシウムなど)、高級脂肪酸の糖エステル、トラガンド、ミルクなどのアミノ酸や糖等を主成分とする水溶性の高分子、あるいはポリビニルピロリドン等を、単独であるいは2種類以上の混合物として用いることができる。中でも、アラビアゴム、ガティガム、ゼラチン、寒天、澱粉、加工澱粉、ペクチン、カラギーナン、カゼイン類、乾燥卵白、カードラン、アルギン酸類、大豆多糖類、プルラン、セルロース類、キサンタンガム、カルメロース塩、ポリビニルピロリドンが好ましく、カゼイン類またはアラビアガムがより好ましい。
さらに本発明の飼料用組成物には糖類を含有させることもできる。特に本発明の飼料用組成物を乳化粉末形態とする場合、粉体流動性の観点から、糖類をさらに含有させるのが好ましい。この場合に使用できる糖類としては、特に限定されず、グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトース、アラビノース、キシロース、マンノースなどの単糖類;シュクロース(ショ糖、白糖)、マルトース、トレハロース、ラクトース(乳糖)など二糖類;フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、マルトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、ラフィノース、乳果オリゴ糖、パラチノース、シクロデキストリンなどの単糖類が3〜8個結合した直鎖または環状のオリゴ糖(小糖類);ソルビトール、マンニトール、キシリトール、エリスリトール、マルチトール、ラクチトール、およびパラチニットなどの糖アルコール;デキストリン、デンプン、コーンスターチ、結晶セルロースなどの多糖類;等が挙げられる。この中でも多糖類以外の、単糖類、二糖類、オリゴ糖、糖アルコールが好ましく、エリスリトールなどの糖アルコール、フラクトオリゴ糖などのオリゴ糖またはトレハロースなどの2糖類が特に好ましい。
また、本発明の飼料用組成物には、アスコルビン酸類、トコフェロール類、ビタミンA、β−カロチン、亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、クエン酸類等の酸化防止剤を含有させることもできる。とくに補酵素Q10として還元型補酵素Q10あるいは酸化型補酵素Q10と還元型補酵素Q10の混合物を使用する場合、これら酸化防止剤を配合することで還元型補酵素Q10が酸化されるのを抑制することができるため好ましい。上記酸化防止剤は、水溶性、非水溶性を問わず使用でき、なかでも、アスコルビン酸、アスコルビン酸パルミテートなどのアスコルビン酸類、またはクエン酸類が、特に好ましい。
さらに、本発明の飼料用組成物には、油脂類や賦形剤などを含有させることもできる。
本発明の飼料用組成物に使用できる油脂としては、アボガド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリーブ油、オレンジ油、オレンジラファー油、ゴマ油、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、ココナッツ油、サフラワー油、ザクロ油、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、ハッカ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、タートル油、ミンク油、卵黄油、カカオ油、パーム油、パーム核油、ヤシ油、コメ油、玄米胚芽油、小麦胚芽油、ヒマワリ種子油、カポック油、月見草油、シア脂、サル脂、豚脂、牛脂、乳脂、魚油、鯨油、またはこれらを分別、水素、エステル交換等により加工した油脂、中鎖脂肪酸トリグリセリド、脂肪酸の部分グリセリドなどが使用できるが、これらに限定されるものではない。このなかでも、アボガド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オレンジ油、オレンジラファー油、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、ココナッツ油、サフラワー油、ザクロ油、ハッカ油、パーシック油、ヒマシ油、タートル油、ミンク油、卵黄油、カカオ油、パーム油、パーム核油、ヤシ油、コメ油、玄米胚芽油、小麦胚芽油、ヒマワリ種子油、カポック油、月見草油、シア脂、サル脂、豚脂、牛脂、乳脂、魚油、鯨油、またはこれらを分別、水素、エステル交換等により加工した油脂、脂肪酸の部分グリセリドなどが使用できるが、これらに限定されるものではない。
本発明の飼料用組成物に使用できる賦形剤としては、一般に、滑沢剤、結合剤、凝集防止剤などとして使用されている物質を使用することが出来、穀物類の粉末、動物類の粉末、ワックス類、無機塩類が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
上記穀物類の粉末としては、特に限定されないが、小麦粉、コメ粉、大豆粉、トウモロコシ粉、ヒエ粉末、牧草粉末等を挙げることができる。
上記動物類の粉末としては、特に限定されないが、魚粉、骨粉、肉骨粉等を挙げることができる。
上記ワックス類としては、特に限定されないが、シェラックロウ、コメヌカロウ、カルナバロウ、ミツロウ、キャンデリラロウ、ホホバロウ等を挙げることができる。
上記無機塩類としては、特に限定されないが、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、シリカ、タルク、軽質無水ケイ酸、含水二酸化ケイ酸等を挙げることができる。
本発明の飼料用組成物には上記構成成分の他に、通常飼料用途で使用できる成分を配合することも出来る。
本発明の飼料用組成物は、粉末、顆粒、液体、スラリーなど、どのような形態をも取ることが出来るが、補酵素Q10が乳化された状態にある乳化水溶液、あるいは該乳化水溶液を乾燥して得られる乳化粉末、もしくは水に溶解した場合に乳化状態となる自己乳化型の形態であるのが好ましい。この場合の乳化の形態は、限定されるものではなく、オイルインウォーター型(O/W)、ウォータインオイル型(W/O)、オイルインウォーターインオイル型(O/W/O)、ウォータインオイルインウォータ型(W/O/W)など種々の形態を取ることが出来る。このなかでも、飼料への添加混合の効率の点から、カゼインまたはアラビアガムなどの水溶性高分子を含有する乳化粉末形態であるのがより好ましい。
具体的には、補酵素Q10、カゼイン類、オリゴ糖、必要に応じてリゾレシチンを含有する乳化水溶液をスプレードライして得られる乳化粉末や、補酵素Q10、リゾレシチン、アラビアガム、糖アルコールを含有する乳化水溶液をスプレードライして得られる乳化粉末、補酵素Q10をアラビアガム水溶液に分散させて得られる乳化水溶液をさらに油脂中に分散させ、オイルインウォーターインオイル型の乳化液とした状態で水分を除去しその後油脂より分離して得られる乳化粉末、その他、補酵素Q10、レシチン、デキストリンを含有する乳化粉末などが好ましく利用できる。そのなかでも補酵素Q10、カゼイン類、オリゴ糖、リゾレシチンを含有する水溶液をスプレードライして得られる乳化粉末や上記オイルインウォーターインオイル型の乳化状態を経て製造される乳化粉末がより好ましい。
本発明の飼料用組成物中の補酵素Q10含有量としては特に限定されないが、例えば5〜70重量%、好ましくは10〜60重量%、より好ましくは20〜50重量%、さらに好ましくは30〜45重量%である。
本発明の飼料用組成物は、家禽、家畜、魚介類またはペット用の飼料に、飼料配合成分として混合・添加される。すなわち、本発明の飼料用組成物を含有する飼料もまた、本発明の一態様である。本発明でいう飼料とは、家禽、家畜、養殖魚などの魚介類、またはペットに食させるためのものであり、いわゆる一般的な飼料のみならず、餌、栄養補助剤、サプリメント、ペットフード、ペットのおやつなども含まれる。本発明の飼料を給餌できる家禽としては、産卵用、食肉用を問わず各種のものが挙げられ、例えば、鶏、地鳥、烏骨鶏、七面鳥、アヒル、ウズラ、ダチョウなどが挙げられる。同様に食肉用および乳用家畜としては、牛、豚、馬、羊、山羊、鹿、兎、雉、合鴨、ホロホロ鳥などが挙げられるが、これらに限定されるわけではない。本発明の飼料を給餌できるペットとしては、犬、猫、兎、ハムスターが挙げられるが、これらに限定される訳ではない。本発明の飼料を給餌できる魚介類としては、マグロ、鮭、ハマチ、アジ、ヒラメ、タイ、マダイ、ウナギ、コイ、ニジマス、鮎、テラピア、牡蠣、アサリ、ハマグリ、アワビ、エビ、カニ、タコ、イカなどが挙げられるが、これに限定される訳ではない。
本発明の飼料用組成物を、飼料に混合する際の方法としては、飼料用組成物が粉末などの固体であれば、混合、練りこみ、添加造粒など、飼料用組成物と添加される飼料の性質、形状によって適宜、選択できる。また、飼料用組成物が液状であれば、噴霧混合、コーティング、造粒などの方法を取ることが出来、特に限定されない。
本発明の飼料用組成物の飼料中の配合割合は特に限定されないが、補酵素Q10を効率よく家禽、家畜、魚介類、ペットに摂取、吸収させることを目的とすることから、飼料中の補酵素Q10の含有量は高い方が好ましい。本発明の飼料用組成物は一般的な飼料成分との混合性に優れていることから、飼料中の補酵素Q10の含有量を高くすることが可能である。例えば飼料中の補酵素Q10の含有量として、通常0.05重量%以上、好ましくは0.1重量%以上、より好ましくは0.2重量%以上、さらに好ましくは0.3重量%以上、なかんずく0.5重量%以上、特に好ましくは1.0重量%以上となるように添加混合することもできる。
本発明では、本発明の飼料用組成物を含有する飼料を、産卵鶏やその他鳥類、魚介類に摂取させることによって、補酵素Q10含有量が高められ、かつコレステロール含有量が低減された機能性玉子を製造することが出来る。ここでいう機能性玉子とは、鶏卵のみならず、他の鳥類の玉子や魚卵等も含まれる。前記機能性玉子を生産するための、飼料中の補酵素Q10含有量は、0.3重量%以上であるのが好ましく、更に好ましくは、0.5〜20重量%、特に好ましくは0.1〜10重量%の範囲である。
上記機能性玉子として特に鶏卵を得ることを目的とした、産卵鶏用飼料もまた、本発明の好ましい一態様である。この場合の産卵鶏用飼料中の補酵素Q10含有量は前記の通りである。さらに、本発明の産卵鶏用飼料を産卵鶏に摂取させることによる機能性玉子の製造方法、及び該方法で得られる鶏卵もまた本発明の好ましい一態様である。
例えば玉子が鶏卵の場合の、通常の(産卵鶏に補酵素Q10を投与しない場合の)補酵素Q10の含有量は、卵黄100g当たり約0.4mg程度であるが、本発明の機能性玉子に含まれる補酵素Q10の含有量は、卵黄100g当たり1.5mg以上であり、特に好ましくは2mg以上であり、最も好ましくは2.5mg以上である。ここでいう補酵素Q10の含有量とは、酸化型還元型を問わず、その両者が存在する場合はその合計量を意味する。
さらに、本発明の機能性玉子に含まれるコレステロール含有量は、卵黄1g中13mg以下であり、好ましくは12.8mg以下、より好ましくは12.5mg以下、もっとも好ましくは12.0mg以下である。
また、本発明の機能性玉子には、補酵素Q10として還元型補酵素Q10が多く含まれているのもまた特徴である。本発明の機能性玉子に含まれる還元型補酵素Q10の含有量は、卵黄100g当たり、0.3mg以上であるのが好ましく、より好ましくは0.5mg以上であり、特に好ましくは0.8mg以上であり、最も好ましくは1mg以上である。
なお、機能性玉子が魚卵の場合は、卵黄部分がはっきりしないため、上記「卵黄」当たりの含有量は、それぞれ「全卵」当たりの含有量として定義される。
本発明の機能性玉子は、通常の取り扱いで使用することが出来、一般の玉子と同じく食用できる。
また、本発明では、本発明の飼料用組成物を含有する飼料を、乳牛、羊、山羊等に摂取させることによって補酵素Q10の含有量が高められた機能性乳を製造することが出来る。このようにして得られた機能性乳も本発明の一態様であり、この場合の機能性乳としては、牛乳のみならず、羊や山羊などの乳も含まれる。
本発明の機能性乳に含まれる補酵素Q10の含有量は、乳100ml(≒100g)当たり、50μg以上であり、より好ましくは60μg以上、特に好ましくは80μg以上、最も好ましくは100μg以上である。ここでいう補酵素Q10の含有量とは、酸化型還元型を問わず、その両者が存在する場合はその合計量を意味する。
また、本発明の機能性乳には、補酵素Q10として還元型補酵素Q10が多く含まれているのもまた特徴である。本発明の機能性乳に含まれる還元型補酵素Q10の含有量は、乳100ml当たり、40μg以上であるのが好ましく、より好ましくは50μg以上であり、特に好ましくは60μg以上であり、最も好ましくは80μg以上である。
本発明の機能性乳を製造するための飼料中の補酵素Q10量は、通常0.001〜50重量%、好ましくは、0.01〜30重量%、更に好ましくは、0.5〜20重量%、特に好ましくは0.1〜10重量%の範囲である。上記機能性乳を製造するための飼料として、特に乳牛用が好ましい。すなわち、本発明の飼料用組成物を含有する乳牛用飼料、さらに、本発明の飼料を乳牛に摂取させることによる機能性乳の製造方法もまた本発明の好ましい一態様である。
上記得られた本発明の機能性玉子あるいは機能性乳を用いて、補酵素Q10高含有食品を作ることが出来る。そのような補酵素Q10高含有食品としては、例えば、バター、マーガリン、チーズ、ヨーグルト、マヨネーズ、ケーキ、クリーム、ホイップクリーム、プリン、クリームシチュー、グラタン、カステラ、アイスクリーム、ソフトクリームなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
更に、上記得られた本発明の機能性玉子、機能性乳やその加工品である補酵素Q10高含有食品は、上記補酵素Q10高含有バターやマーガリン、チーズ、ヨーグルトなどを用いた朝食メニュー;グラタンやクリームシチューを中心とする昼食あるいは夕食メニュー;あるいは、カステラ、アイスクリーム、プリンなどによるデザートメニュー;などのヘルシーメニューに使用することができる。
さらに、本発明の飼料用組成物が配合された飼料を、食肉用の家畜に摂取させることによって、補酵素Q10高含有食肉類を製造することができる。ここでいう、補酵素Q10高含有食肉類とは、食肉中の補酵素Q10の含有量が通常の食肉類に含まれる含有量より高められているものであれば特に限定されないが、好ましくは1.5倍以上、より好ましくは2倍以上高められているものをいう。すなわち、本発明の飼料用組成物が配合された飼料を摂取させることによって食肉類中の補酵素Q10含有量を高める方法もまた本発明の一態様である。またここでいう食肉類とは、牛肉、豚肉、鶏肉などのいわゆる畜産物の他、魚肉や食用の貝類なども含まれる。
さらに、本発明の飼料用組成物が配合された飼料を摂取させることによって、家禽、家畜、魚介類またはペットの成長を促進させたり、疾病を予防することもできる。すなわち、本発明の飼料用組成物が配合された飼料を摂取させることによる、家禽、家畜、魚介類またはペットの成長促進方法および/または疾病の予防方法もまた、本発明の一態様である。
以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
180gの蒸留水に、カゼインナトリウム(日本新薬製;ハプロ)5.8g、フラクトオリゴ糖(明治フードマテリア製;メイオリゴP)5.8gを60℃で溶解させて水溶液を作成した。別途、酸化型補酵素Q10(株式会社カネカ製;カネカ・コエンザイムQ10)8.4gを60℃で融解し、上記水溶液に添加し、POLYTRON(KINEMATICA社製)で10000回転×10分間乳化し、水中油型乳化組成物を得た。次いで、日本ビュッヒ製スプレードライヤー(B−290)を用いて噴霧乾燥を行い、酸化型補酵素Q10を含有する乳化粉末(酸化型補酵素Q1042重量%、フラクトオリゴ糖29重量%、カゼインナトリウム29重量%)を調製した。得られた乳化粉末を、飼料中の酸化型補酵素Q10の含有量がそれぞれ0.3%(w/w)または1.0%(w/w)になるように市販の鶏用飼料(日本農産株式会社製;ファースト18)に混合し、産卵鶏に供した。各用量の混合飼料を摂食する鶏は、各群7羽とし、摂食2週間後および4週間後に、玉子(鶏卵)を各鶏から2個ずつ採取して、卵黄中の補酵素Q10含有量(酸化型補酵素Q10と還元型補酵素Q10の和)および還元型補酵素Q10含有量を、電気化学的検出器(ECD)を組み込んだHPLCシステムを用いて、また卵黄中のコレステロール含有量を市販の定量キット(コスモ・バイオ社製;コレステロール定量キット)を用いて、それぞれ定量した。その結果を表1及び表2に示す。その結果、鶏卵中の補酵素Q10含有量および還元型補酵素Q10含有量の増加とコレステロール値の低下が経日的および用量依存的に認められた。
(比較例1)
比較として酸化型補酵素Q10をそのまま市販の鶏用飼料(日本農産株式会社製;ファースト18)に1.0%(w/w)の割合で添加混合し、実施例1と同様の実験を行い、摂食2週間後および4週間後の鶏卵の卵黄中の補酵素Q10、還元型補酵素Q10およびコレステロールの定量を実施した。その結果を表1及び表2に示す。卵黄中の補酵素Q10含有量、還元型補酵素Q10含有量、コレステロール含有量はいずれも、飼料を摂取させる前と変わらないことが分かった。
(比較例2)
比較として、酸化型補酵素Q10を42重量%の濃度で米油に加温溶解した後、飼料中の補酵素Q10の含有量が1.0%(w/w)となるよう市販の鶏用飼料(日本農産株式会社製;ファースト18)に添加混合し、実施例1と同様の実験を行い、摂食2週間後および4週間後の鶏卵の卵黄中の補酵素Q10、還元型補酵素Q10およびコレステロールの定量を実施した。その結果を表1及び表2に示す。その結果、酸化型補酵素Q10の油溶液の添加では、鶏卵中の補酵素Q10および還元型補酵素Q10量の増加およびコレステロールの有意な低下は認められなかった。
さらに、実施例1の1.0%酸化型補酵素Q10添加群と、比較例1及び2の摂取4週間後の産卵鶏の血漿中の補酵素Q10量を測定したところ、実施例1(1.0%酸化型補酵素Q10添加群)で4.01μg/ml、比較例1で0.54μg/ml、比較例2で0.21μg/mlであった。また、飼料摂取開始前の産卵鶏の血中補酵素Q10濃度は、平均0.35μg/mlであった。以上の結果より、補酵素Q10原末をそのまま鶏用飼料に添加した際でも、若干の血中濃度の増加は認められるものの、補酵素Q10含有量の高い機能性玉子を生産するには、補酵素Q10の血中濃度が充分ではないこと、また比較例2の場合は補酵素Q10の血中濃度を高めることができず、効果が得られないのに対し、本発明の飼料用添加物を添加した飼料を摂取させた場合には、血中の補酵素Q10濃度を飛躍的に高めることが出来、従来にない程補酵素Q10含有量が高められ、かつコレステロール値が低減した機能性玉子が得られることが明らかになった。
Figure 2013188219
Figure 2013188219
(実施例2)
180gの蒸留水に、カゼインナトリウム(日本新薬製;ハプロ)5.8g、フラクトオリゴ糖(明治フードマテリア製;メイオリゴP)5.8gを60℃で溶解させて水溶液を作成した。別途、還元型補酵素Q10(株式会社カネカ製;KANEKA QH)8.4gを60℃で融解し、上記水溶液に添加し、POLYTRON(KINEMATICA社製)で10000回転×10分間乳化し、水中油型乳化組成物を得た。次いで、日本ビュッヒ製スプレードライヤー(B−290)を用いて噴霧乾燥を行い、還元型補酵素Q10を含有する乳化粉末(還元型補酵素Q1042重量%、フラクトオリゴ糖29重量%、カゼインナトリウム29重量%)を調製した。得られた乳化粉末を、飼料中の還元型補酵素Q10の含有量がそれぞれ0.3%(w/w)または1.0%(w/w)になるように市販の鶏用飼料(日本農産株式会社製;ファースト18)に混合し、産卵鶏に供した。各用量の混合飼料を摂食する鶏は、各群7羽とし、摂食2週間後および4週間後に、玉子(鶏卵)を各鶏から2個ずつ採取して、卵黄中の補酵素Q10含有量(酸化型補酵素Q10と還元型補酵素Q10の和)および還元型補酵素Q10含有量を、電気化学的検出器(ECD)を組み込んだHPLCシステムを用いて、また卵黄中のコレステロール含有量を市販の定量キット(コスモ・バイオ社製;コレステロール定量キット)を用いて、それぞれ定量した。その結果を表3及び表4に示す。その結果、鶏卵中の補酵素Q10含有量および還元型補酵素Q10含有量の増加とコレステロール低減が経日的および用量依存的に認められ、その効果は酸化型補酵素Q10を含有する飼料を摂取させた実施例1よりも高いこと、さらに卵黄中の補酵素Q10に対する還元型補酵素Q10の割合を特に高めることができることが確認された。
(比較例3)
比較として還元型補酵素Q10をそのまま市販の鶏用飼料(日本農産株式会社製;ファースト18)に1.0%(w/w)の割合で添加混合し、実施例2と同様の実験を行い、摂食2週間後および4週間後の鶏卵の卵黄中の補酵素Q10、還元型補酵素Q10およびコレステロールの定量を実施した。その結果を表3及び表4に示す。その結果、卵黄中の補酵素Q10含有量および還元型補酵素Q10含有量、コレステロール含有量はいずれも、飼料を摂取させる前とほとんど変わらないことが分かった。
(比較例4)
比較として、還元型補酵素Q10を42重量%の濃度で米油に加温溶解した後、飼料中の補酵素Q10の含有量が1.0%(w/w)となるよう市販の鶏用飼料(日本農産株式会社製;ファースト18)に添加混合し、実施例2と同様の実験を行い、摂食2週間後および4週間後の鶏卵の卵黄中の補酵素Q10、還元型補酵素Q10およびコレステロールの定量を実施した。その結果を表3及び表4に示す。その結果、還元型補酵素Q10の油溶液の添加では、鶏卵中の補酵素Q10および還元型補酵素Q10量の増加およびコレステロールの有意な低下は認められなかった。
Figure 2013188219
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(実施例3)
酸化型補酵素Q10を含有する乳化粉末(酸化型補酵素Q1040重量%、レシチン19.5重量%、デキストリン24.3重量%、アルギン酸ナトリウム16.2重量%)を作製し、飼料中の酸化型補酵素Q10の含有量が、それぞれ、0.1重量%、1重量%、10重量%となるよう、該乳化粉末を市販の乳牛用飼料(日本農産株式会社製;ハイデーリィバルキー72)に混合し、乳牛に供した。各用量の混合飼料を摂食する乳牛は、各群3頭とし、摂食3ヶ月後に牛乳を採取し、牛乳中の補酵素Q10をHPLCにより定量した。
その結果、上記酸化型補酵素Q10を、0.1重量%、1重量%、10重量%の割合で含有する飼料を摂取することにより、3ヶ月後に搾乳した牛乳中の補酵素Q10含有量は、それぞれ牛乳100ml中に、56μg、90μgおよび117μgと、通常の牛乳中の補酵素Q10量(35μg/100ml)に比較して有意に増加した。
(実施例4)
還元型補酵素Q10を含有する乳化粉末(還元型補酵素Q1040重量%、レシチン19.5重量%、デキストリン24.3重量%、アルギン酸ナトリウム16.2重量%)を作製し、飼料中の還元型補酵素Q10の含有量が、それぞれ、0.1重量%、1重量%、10重量%となるように、該乳化粉末をそれぞれ乳牛用市販飼料(日本農産株式会社製;ハイデーリィバルキー72)に混合し、乳牛に供した。各用量の混合飼料を摂食する乳牛は、各群3頭とし、摂食3ヶ月後に牛乳を採取し、牛乳中の補酵素Q10をHPLCにより定量した。
その結果、上記還元型補酵素Q10を、0.1重量%、1重量%、10重量%の割合で含有する飼料を摂取することにより、3ヶ月後に搾乳した牛乳中の補酵素Q10含有量は、それぞれ牛乳100ml中に、79μg、90μgおよび106μgと、通常の牛乳中の補酵素Q10量(35μg/100ml)に比較して有意に増加した。
(実施例5)
150gのゼラチンを700gの水に添加後、加温溶解し、さらに150gの酸化型補酵素Q10を加え、ホモジナイザー(10000rpm)を使用して、補酵素Q10の乳化液を調製した。この乳化液をスプレードライヤー(入り口温度180℃、出口温度100℃)にて噴霧・乾燥し、酸化型補酵素Q10含有粉末を得た。得られた補酵素Q10含有粉末を市販の鶏用飼料(日本農産株式会社製;ファースト18)に、添加、混合して、酸化型補酵素Q10を1重量%含有する産卵鶏用飼料を作製した。
(実施例6)
10gの酸化型補酵素Q10をデキストリン(パインデックス♯2)90gと共にボールミルにて混合し、酸化型補酵素Q10を10重量%含有するプレミックスを作製した。さらに、このプレミックスを市販の鶏用飼料(日本農産株式会社製;ピュアB)に添加、混合して酸化型補酵素Q10を1重量%含有するブロイラー用飼料を作製した。
(実施例7)
150gのゼラチンを700gの水に添加後、加温溶解し、さらに150gの還元型補酵素Q10を加え、ホモジナイザー(10000rpm)を使用して、補酵素Q10の乳化液を調製した。この乳化液をスプレードライヤー(入り口温度180℃、出口温度100℃)にて噴霧・乾燥し、還元型補酵素Q10含有粉末を得た。得られた還元型補酵素Q10含有粉末を市販の鶏用飼料(日本農産株式会社製;ファースト18)に、添加、混合して還元型補酵素Q10を1重量%含有する産卵鶏用飼料を作製した。
(実施例8)
10gの還元型補酵素Q10をデキストリン(パインデックス♯2)90gと共にボールミルにて混合し、還元型補酵素Q10を10重量%含有するプレミックスを作製した。さらに、このプレミックスを市販の鶏用飼料(日本農産株式会社製;ピュアB)に添加、混合して還元型補酵素Q10を1重量%含有するブロイラー用飼料を作製した。
(実施例9)
180gの蒸留水に、カゼインナトリウム(日本新薬製;ハプロ)5.3g、フラクトオリゴ糖(明治フードマテリア製;メイオリゴP)5.3g、酵素分解レシチン(カーギル製;エマルトップIP)1.0gを60℃で溶解させて水溶液を作成した。別途、酸化型補酵素Q10(株式会社カネカ製;カネカ・コエンザイムQ10)8.4gを60℃で融解し、上記水溶液に添加し、POLYTRON(KINEMATICA社製)で10000回転×10分間乳化し、水中油型乳化組成物を得た。次いで、日本ビュッヒ製スプレードライヤー(B−290)を用いて噴霧乾燥を行い、酸化型補酵素Q10を含有する乳化粉末を得た。得られた乳化粉末を市販の鶏用飼料(日本農産株式会社製;ファースト18)に添加混合して、酸化型補酵素Q10を0.5重量%含有する産卵鶏用飼料を得た。上記乳化粉末の性状は流動性が良好であり、飼料と均一に混合しやすく、得られた飼料の産卵鶏の摂取状況も良好であった。
(実施例10)
140gの蒸留水に、アラビアガム(伊那食品工業株式会社製;アラビアガムA)60g、L(+)−アスコルビン酸(和光純薬工業株式会社製)1.9gを60℃で溶解させて水溶液を作成し、この水溶液を60℃に保持し、還元型補酵素Q10(株式会社カネカ製;KANEKA QH)9.2gを添加して溶融させた後、TKホモミキサーMarkII(プライミクス株式会社製)で乳化し、水中油型乳化組成物を得た。得られた水中油型乳化組成物75gを、あらかじめ90℃に加熱しておいた、MCT(理研ビタミン社製;アクターM−2)100g及びテトラグリセリンペンタオレイン酸エステル(阪本薬品工業株式会社製;SYグリスターPO−3S、HLB3.0)50gからなる油相に添加し、油相中に前記水中油型乳化組成物が懸濁するよう、攪拌回転数を調整した。攪拌を継続しながら、懸濁液の温度を105℃に調整することで、水中油型乳化組成物懸濁液滴からの水の除去を進行させ、その結果、約30分間で大部分の水が蒸発した。その後は、常法に従って、固液分離により油相をろ別し、約500gのエタノールで粒子に付着した油相を洗浄後、50℃で乾燥して、還元型補酵素Q10を含有する粒子状の乳化粉末を得た。
得られた乳化粉末を市販の鶏用飼料(日本農産株式会社製;ファースト18)および鶏用飼料(日本農産株式会社製;ピュアB)にそれぞれ添加混合して、還元型補酵素Q10を0.5重量%含有する産卵鶏用飼料およびブロイラー用飼料を得た。上記乳化粉末の性状は流動性が良好であり、いずれの飼料と均一に混合しやすく、また、飼料を保存、給餌中も飼料中の還元型補酵素Q10はほとんど酸化されることなく、安定であった。

Claims (5)

  1. 補酵素Q10と、界面活性剤および/または水溶性高分子を構成成分として含有する飼料用組成物を産卵鶏に摂取させることを特徴とする、卵黄1g当りのコレステロール含有量が12.5mg以下である機能性玉子の製造方法。
  2. 得られる機能性玉子の、卵黄100g当りの補酵素Q10の含有量が1.5mg以上である請求項1記載の製造方法。
  3. 界面活性剤が、グリセリン脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、プロピレングリコール脂肪酸エステル類、及びリン脂質類からなる群より選択される1種以上である請求項1または2記載の製造方法。
  4. 飼料用組成物が、水溶性高分子としてカゼイン類またはアラビアガムを含有し、乳化粉末形態である請求項1〜3いずれか1項記載の製造方法。
  5. 補酵素Q10と、界面活性剤および/または水溶性高分子を構成成分として含有する飼料用組成物を産卵鶏に摂取させることによって、玉子中のコレステロール含有量を卵黄1g当り13mg以下に低下させる方法。
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