JP2007104954A - 飼料添加物 - Google Patents

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Abstract

【課題】グルコン酸類等の六炭糖由来の酸を単独で飼料中に混合した時に得られる動物肥育促進効果以上の優れた効果を得ることが可能となる、動物肥育促進のための飼料添加物としての組み合わせ等を提供可能とすること。
【解決手段】グルコン酸類とメチオニン類とを含有することを特徴とする飼料添加物、当該飼料添加物が添加されてなることを特徴とする動物用飼料、当該動物用飼料の有効量を動物に摂取させることを特徴とする動物肥育促進方法、及び、動物肥育促進のための飼料添加物としてのグルコン酸類とメチオニン類との組み合わせ使用等。
【選択図】なし

Description

本発明は、飼料添加物、より具体的には、グルコン酸類とメチオニン類とを含有することを特徴とする飼料添加物等に関する。
グルコン酸等の六炭糖由来の酸若しくはその塩が動物肥育促進効果を有することが知られている(例えば、特許文献1参照)。一方、メチオニン等を添加してなる飼料を乳牛に供給してミルク生産量を増加させることが知られている(例えば、特許文献2参照)。
国際公開第2001/0285512号パンフレット 特表2002−529108号公報
グルコン酸類等の六炭糖由来の酸を利用しながら、例えば、牛、豚または鶏である動物に対して、より優れた動物肥育促進効果を有する飼料添加物の開発が望まれている。
本発明者等は、かかる状況下に鋭意検討した結果、グルコン酸等の六炭糖由来の酸の塩を単独で飼料中に混合した時に得られる動物肥育促進効果以上の優れた効果を得ることが可能となる、動物肥育促進のための飼料添加物としての組み合わせを見出し、本発明に至った。
即ち、本発明は、
1.グルコン酸類とメチオニン類とを含有することを特徴とする飼料添加物(以下、本発明飼料添加物と記すこともある。);
2.グルコン酸類とメチオニン類との重量比が1:20〜20:1の割合で含有されてなることを特徴とする請求項1記載の飼料添加物;
3.メチオニン類がメチオニンのヒドロキシアナログであることを特徴とする前項1又は2記載の飼料添加物;
4.グルコン酸類がグルコン酸ナトリウムであることを特徴とする前項1、2又は3記載の飼料添加物;
5.請求項1〜4のいずれかの請求項記載の飼料添加物が添加されてなることを特徴とする動物用飼料(以下、本発明動物用飼料と記すこともある。);
6.飼料添加物が飼料全量の約0.25〜5重量%の割合で添加されてなることを特徴とする請求項5記載の動物用飼料;
7.請求項5又は6記載の動物用飼料の有効量を動物に摂取させることを特徴とする動物肥育促進方法(以下、本発明方法と記すこともある。);
8.動物が、哺乳期若しくは子豚期の豚であることを特徴とする請求項7記載の動物肥育促進方法;
9.動物肥育促進のための飼料添加物としての、グルコン酸類とメチオニン類との組み合わせ使用(以下、本発明使用と記すこともある。);
等を提供するものである。
本発明は、グルコン酸類等の六炭糖由来の酸を単独で飼料中に混合した時に得られる動物肥育促進効果以上の優れた効果を得ることが可能となる、動物肥育促進のための飼料添加物としての組み合わせ等を提供可能とする。
本発明飼料添加物において一つの有効成分として用いられるグルコン酸類とは、グルコン酸若しくはその薬学的に等価な効果を有するグルコン酸の塩若しくは誘導体を意味する。当該メチオニンの塩若しくは誘導体としては、具体的には例えば、グルコン酸ナトリウム、グルコン酸カルシウム、グルコン酸の分子内エステル(即ち、ラクトン化合物)等を挙げることができる。好ましくは、グルコン酸ナトリウムが挙げられる。ここで「薬学的に等価な効果」とは、動物用飼料に対する飼料添加物としての、メチオニン類との組み合わせ使用におけるグルコン酸と同等な動物肥育促進効果を意味する。
好適な分子内エステルとしては、例えば、グルコノデルタラクトン、グルコノガンマラクトンが挙げられる。
本発明飼料添加物において他の一つの有効成分として用いられるメチオニン類とは、メチオニン若しくはその薬学的に等価な効果を有するメチオニン誘導体を意味する。当該メチオニン誘導体としては、具体的には例えば、メチオニンのエステル、メチオニンアミド、メチオニンアミドのエステル、メチオニンのヒドロキシアナログ(即ち、2−ヒドロキシ−4−(メチルチオ)ブタン酸)、メチオニンのヒドロキシアナログのエステル、それらの塩等を挙げることができる。好ましくは、メチオニンのヒドロキシアナログが挙げられる。ここで「薬学的に等価な効果」とは、動物用飼料に対する飼料添加物としての、グルコン酸類との組み合わせ使用におけるメチオニンと同等な動物肥育促進効果を意味する。
好適なエステルは、アルキルエステルである。当該アルキル基は、1〜12個の炭素原子、好ましくは1〜10個の炭素原子、より好ましくは1〜4個の炭素原子を有する線状、分岐または環状アルキル基であってもよい。
メチオニン及びメチオニンのヒドロキシアナログの好適なエステルとしては、メチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステル、イソプロピルエステル、ブチルエステル(即ち、n−ブチルエステル、s−ブチルエステル、イソブチルエステル及びt−ブチルエステル)、ペンチルエステル(特にn−ペンチルエステル、イソペンチルエステル)及びヘキシルエステル(特にn−ヘキシルエステル、イソヘキシルエステル)が挙げられる。
メチオニンの好適なアミドとしては、N−アシルメチオニンアルキルエステルが挙げられ、例えば、N−アセチルメチオニンアルキルが挙げられる。
好ましくは、エステルは、分岐若しくは線状アルキルエステルであり、特に分岐アルキルエステル、例えば、イソプロピルエステル及びt−ブチルエステルである。メチオニンのエステルに関しては、イソプロピルエステル及びt−ブチルエステルが最も好ましい。メチオニンのヒドロキシアナログに関しては、t−ブチルエステル及びイソプロピルエステルが最も好ましい。
尚、これらのメチオニン類は、例えば、特表2002−529108号公報記載の製造方法に準じて製造すればよい。
本発明飼料添加物は、グルコン酸類とメチオニン類との重量比が1:20〜20:1の割合、好ましくは1:5〜5:1の割合、より好ましくは5:1〜1:1の割合、特に好ましくは4:1〜2:1の割合で含有されてなることがよい。
本発明飼料添加物を用いる場合には、他の何らの成分も加えず、そのままグルコン酸類とメチオニン類とを混合しても用いてよいが、通常は当該混合物にさらに固体坦体、液体坦体等の賦形剤とともに、飼料添加物とすることができる。
固体坦体である賦形剤としては、例えば、乳糖、ショ糖、ブドウ糖、コーンスターチ、ゼラチン、カゼイン、澱粉、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸等が挙げられる。また液体担体である賦形剤としては、例えば、水、グリセリン、植物油、脂肪酸、脂肪酸エステル、ソルビトール等が挙げられる。
さらに必要により、抗菌剤、防カビ剤、駆虫剤、抗酸化剤、色素、着香料、呈味料、酵素のような通常の添加物と混合してもよく、通常の方法により、散剤、顆粒剤、液剤、錠剤等の形態に製剤化して用いることが好ましい。これらの製剤には、有効成分としてグルコン酸類とメチオニン類との両者を合わせて、通常、重量比で約0.01〜95重量%含有させることがよい。
本発明飼料添加物は、各々の有効成分を上記の製剤手法により製剤した後、これら製剤を混合することにより調製することもできる。即ち、本発明飼料添加物は、その製剤形態によっては、各々の有効成分を予め製剤化したもの同士を混合することにより調製してもよく、また、両者を動物に摂取させる時に混用又は同時若しくは非同時に併用することもできる。
このようにして製剤化された本発明飼料添加物は、そのままで、あるいは水等に希釈して用いる。また、さらに他の抗菌剤、防カビ剤、駆虫剤、抗酸化剤、色素、着香料、呈味料、酵素のような通常の添加物等を混用又は同時若しくは非同時に併用することもできる。
本発明動物用飼料は、本発明飼料添加物が動物用飼料又は飲料水若しくは生理電解質溶液等に添加されてなる。
本発明動物用飼料に関しては、例えば、飼料添加物が飼料全量の約0.25〜5重量%の割合で添加されてなることがよい。
本発明動物用飼料で用いられる動物用飼料又は飲料水若しくは生理電解質溶液は、一般に使用されているものであればよく、特に限定されない。これらの一例としては、とうもろこし、米、麦、マイロ、大豆粕、ふすま、脱脂米ぬか、魚粉、脱脂粉乳、乾燥ホエー、油脂、アルファルファミール、北洋ミール、大豆油脂、粉末精製牛脂、小麦粉、なたね油脂、肉骨粉(フェザーミール)、動物性油脂、リン酸カルシウム、コーングルテンミール、糖蜜、コーンジャームミール、炭酸カルシウム、リン酸三カルシウム、塩化ナトリウム、塩化コリン、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンD、ビタミンE、パントテン酸カルシウム、ニコチン酸アミド、葉酸等)、アミノ酸類(リジン、メチオニン等)、微量無機塩類(硫酸マグネシウム、硫酸鉄、硫酸銅、硫酸亜鉛、ヨウ化カリウム、硫酸コバルト等)、生菌剤等を適宜混合して調製した飼料等が挙げられる。
本発明動物用飼料は、動物用飼料に配合して用いる場合には、グルコン酸ナトリウムを0.05〜5重量%、好ましくは0.05〜2重量%、より好ましくは0.1〜1重量%の割合で用いることができる。一方、メチオニン類を0.025〜2.5重量%、好ましくは0.05〜1重量%、より好ましくは0.05〜0.5重量%の割合で用いることができる。また、飲料水若しくは生理電解質溶液に添加して用いる場合には、グルコン酸ナトリウムを0.05〜5重量%、好ましくは0.05〜2重量%、より好ましくは0.1〜1重量%の割合で用いることができる。一方、メチオニン類を0.025〜2.5重量%、好ましくは0.05〜1重量%、より好ましくは0.05〜0.5重量%の割合で用いることができる。
本発明は、本発明動物用飼料の有効量を動物に摂取させることを特徴とする動物肥育促進方法も提供する。当該方法において、本発明動物用飼料は、前記動物に通常の方法で与えることができる。上記の有効量は、いずれも製剤の種類、対象動物、摂取させる期間等の状況によって異なり、上記の範囲に関わることなく増減して適宜選択することができる。
本発明において対象となる動物としては、例えば、通常の飼育動物、例えば、牛、山羊、馬、ラクダ、水牛、豚、羊等の哺乳動物の他、鶏、鴨、七面鳥、ダチョウ、アヒル等の鳥類、及び、ハマチ、タイ、ニジマス、ギンザケ等の魚類への適用が考えられる。特に、例えば、牛、豚または鶏である動物への適用が好ましい。より好ましくは、豚を挙げることができる。特に、動物が豚である場合には、哺乳期若しくは子豚期の豚(例えば、体重70kg以内の豚、好ましくは体重40kg以内の豚)であることがよい。
本発明は、勿論、動物肥育促進のための飼料添加物としての、グルコン酸類とメチオニン類との組み合わせ使用(即ち、本発明使用)を含む。
以下、本発明を製剤例及び試験例によりさらに詳しく説明するが本発明はこれらの例に限定されるものではない。
製剤例1 散剤
メチオニンのヒドロキシアナログ(即ち、2−ヒドロキシ−4−(メチルチオ)ブタン酸)25部と、乳糖25部とを乳鉢でよく混合した後、当該混合物をジュースミキサーで攪拌混合する。得られた混合物にグルコン酸ナトリウム50部を加えて、これを充分攪拌混合することにより、散剤を得る。
製剤例2 顆粒剤
メチオニンのヒドロキシアナログ(即ち、2−ヒドロキシ−4−(メチルチオ)ブタン酸)25部と、乳糖25部およびグルコン酸ナトリウム50部とを加え、よく攪拌混合する。次いで、これらの混合物に適当量の水を加え、さらに攪拌した後、これを増粒機で製粒し、通風乾燥することにより、顆粒剤を得る。
製剤例3 液剤
メチオニンのヒドロキシアナログ(即ち、2−ヒドロキシ−4−(メチルチオ)ブタン酸)25部と、グルコン酸ナトリウム50部とを、水50部に溶解した後、当該混合物をよく攪拌混合することにより、液剤を得る。
次に本発明飼料添加物が優れた動物肥育促進効果を示すことを試験例により示す。
試験例1 (本発明飼料添加物及び本発明動物飼料が有する動物肥育促進効果(その1))
供試動物として、体重約9kgの子豚40頭(雄20頭、雌20頭)を用いた。
供試動物のうち子豚雌雄各4頭を、その平均体重が均一になるように、1群とした5試験区に割り付けた。
このような供試動物に、グルコン酸ナトリウム及び/又はメチオニンのヒドロキシアナログ(即ち、2−ヒドロキシ−4−(メチルチオ)ブタン酸)を所定の割合で、下記の表1及び表2で示される動物用基礎飼料に添加して4週間連続して与え、投与開始前日及び投与終了日に前記供試動物の増体量を測定した。尚、当該試験は、3〜4月に実施され、期間中(3月 日〜4月 日の4週間)の1日における最高気温は25.0〜34.5℃、最低気温は19.7〜26.0℃の範囲にあった。結果を表3に示した。
まず体重に関して、投与開始時の各試験区の平均体重は9.06〜9.11kgであり、試験区間に有意差は認められなかった。4週目の平均体重は、対照区では15.45±0.86kg(平均値±SD、以下同)、メチオニンのヒドロキシアナログ 0.05重量%単独添加区では16.04±1.29kg、グルコン酸ナトリウム 0.1重量%単独添加区では16.08±0.91kgであった。これに対して、メチオニンのヒドロキシアナログ 0.05重量%とグルコン酸ナトリウム 0.1重量%との併用添加区では16.24±1.11kg、メチオニンのヒドロキシアナログ 0.3重量%とグルコン酸ナトリウム 1重量%との併用添加区では16.23±1.08kgであった。いずれの併用添加区も、対照区及び単独添加区に比べて高い値が認められた。
次いで4週間の平均増体量に関して、対照区では6.34±0.34kg、メチオニンのヒドロキシアナログ 0.05重量%単独添加区では6.95±0.51kg、グルコン酸ナトリウム 0.1重量%単独添加区では6.98±0.35kgであった。これに対して、メチオニンのヒドロキシアナログ 0.05重量%とグルコン酸ナトリウム 0.1重量%との併用添加区では7.13±0.55kg、メチオニンのヒドロキシアナログ 0.3重量%とグルコン酸ナトリウム 1重量%との併用添加区では7.16±0.54kgであり、そして当該増体量に基づいて算出された相対増体量(即ち、対照をゼロとした差分増減量(mg))に関しては、メチオニンのヒドロキシアナログ 0.05重量%単独添加区では610mg、グルコン酸ナトリウム 0.1重量%単独添加区では640mgであった。これに対して、メチオニンのヒドロキシアナログ 0.05重量%とグルコン酸ナトリウム 0.1重量%との併用添加区では790mg、メチオニンのヒドロキシアナログ 0.3重量%とグルコン酸ナトリウム 1重量%との併用添加区では820mgであった。いずれの併用添加区も、対照区及び単独添加区に比べて高い値が確認された。
以上より、グルコン酸ナトリウム及びメチオニンのヒドロキシアナログを同時に動物用基礎飼料に投与することにより、グルコン酸ナトリウム又はメチオニンのヒドロキシアナログを単独で動物用基礎飼料に投与した時に得られる動物肥育促進効果以上の優れた効果が得られることが明らかとなった。
Figure 2007104954
Figure 2007104954
Figure 2007104954
試験例2 (本発明飼料添加物及び本発明動物飼料が有する動物肥育促進効果(その2))
供試動物として、体重約10kgの子豚40頭(雄20頭、雌20頭)を用いた。
供試動物のうち子豚雌雄各4頭を、その平均体重が均一になるように、1群とした5試験区に割り付けた。
このような供試動物に、グルコン酸ナトリウム及び/又はメチオニンのヒドロキシアナログ(即ち、2−ヒドロキシ−4−(メチルチオ)ブタン酸)を所定の割合で、上記の表1及び表2で示される動物用基礎飼料に添加して4週間連続して与え、投与開始前日及び投与終了日に前記供試動物の増体量を測定した。尚、当該試験は、3〜4月に実施され、期間中(3月 日〜4月 日の4週間)の1日における最高気温は25.0〜34.5℃、最低気温は19.7〜26.0℃の範囲にあった。結果を表4に示した。
まず体重に関して、投与開始時の各試験区の平均体重は9.88〜9.91kgであり、試験区間に有意差は認められなかった。4週目の平均体重は、対照区では18.38±1.20kg(平均値±SD、以下同)、メチオニンのヒドロキシアナログ 0.05重量%単独添加区では19.08±1.80kg、グルコン酸ナトリウム 0.1重量%単独添加区では19.18±1.76kgであった。これに対して、メチオニンのヒドロキシアナログ 0.05重量%とグルコン酸ナトリウム 0.1重量%との併用添加区では19.59±1.67kg、メチオニンのヒドロキシアナログ 0.3重量%とグルコン酸ナトリウム 1重量%との併用添加区では19.63±1.49kgであった。いずれの併用添加区も、対照区及び単独添加区に比べて高い値が認められた。
次いで4週間の平均増体量に関して、対照区では8.46±0.96kg、メチオニンのヒドロキシアナログ 0.05重量%単独添加区では9.20±0.90kg、グルコン酸ナトリウム 0.1重量%単独添加区では9.28±1.21kgであった。これに対して、メチオニンのヒドロキシアナログ 0.05重量%とグルコン酸ナトリウム 0.1重量%との併用添加区では9.68±1.38kg、メチオニンのヒドロキシアナログ 0.3重量%とグルコン酸ナトリウム 1重量%との併用添加区では9.74±1.44kgであり、そして当該増体量に基づいて算出された相対増体量(即ち、対照をゼロとした差分増減量(mg))に関しては、メチオニンのヒドロキシアナログ 0.05重量%単独添加区では740mg、グルコン酸ナトリウム 0.1重量%単独添加区では820mgであった。これに対して、メチオニンのヒドロキシアナログ 0.05重量%とグルコン酸ナトリウム 0.1重量%との併用添加区では1220mg、メチオニンのヒドロキシアナログ 0.3重量%とグルコン酸ナトリウム 1重量%との併用添加区では1280mgであった。いずれの併用添加区も、対照区及び単独添加区に比べて高い値が確認された。
Figure 2007104954
以上より、グルコン酸ナトリウム及びメチオニンのヒドロキシアナログを同時に動物用基礎飼料に投与することにより、グルコン酸ナトリウム又はメチオニンのヒドロキシアナログを単独で動物用基礎飼料に投与した時に得られる動物肥育促進効果以上の優れた効果が得られることが明らかとなった。
本発明は、グルコン酸類等の六炭糖由来の酸を単独で飼料中に混合した時に得られる動物肥育促進効果以上の優れた効果を得ることが可能となる、動物肥育促進のための飼料添加物としての組み合わせ等を提供可能とする。

Claims (9)

  1. グルコン酸類とメチオニン類とを含有することを特徴とする飼料添加物。
  2. グルコン酸類とメチオニン類との重量比が1:20〜20:1の割合で含有されてなることを特徴とする請求項1記載の飼料添加物。
  3. メチオニン類がメチオニンのヒドロキシアナログであることを特徴とする請求項1又は2記載の飼料添加物。
  4. グルコン酸類がグルコン酸ナトリウムであることを特徴とする請求項1、2又は3記載の飼料添加物。
  5. 請求項1〜4のいずれかの請求項記載の飼料添加物が添加されてなることを特徴とする動物用飼料。
  6. 飼料添加物が飼料全量の約0.25〜5重量%の割合で添加されてなることを特徴とする請求項5記載の動物用飼料。
  7. 請求項5又は6記載の動物用飼料の有効量を動物に摂取させることを特徴とする動物肥育促進方法。
  8. 動物が、哺乳期若しくは子豚期の豚であることを特徴とする請求項7記載の動物肥育促進方法。
  9. 動物肥育促進のための飼料添加物としての、グルコン酸類とメチオニン類との組み合わせ使用。
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