JP2013186784A - 電磁誘導方式の座標入力装置のセンサ - Google Patents

電磁誘導方式の座標入力装置のセンサ Download PDF

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Abstract

【課題】引き出し線路部が基板に占める無駄な領域を排除すると共に、外部との接続ピン数を、少なくできる電磁誘導方式の座標入力装置のセンサを提供する。
【解決手段】所定の形状のループ部を具備する第1のループコイルが、第1の方向に複数個配置されると共に、所定の形状のループ部を具備する第2のループコイルが、第1の方向と直交する第2の方向に複数個配置される。第1及び第2のループコイルは、ループ部と連続的に接続される、互いに平行な第1の線路と第2の線路とからなる引き出し線路部をそれぞれ備える。位置検出エリア内で、第1のループコイルの第1または第2の線路のいずれか一方の線路を、他の第1のループコイルの第1または第2の線路のいずれか一方の線路、または、第2のループコイルのループ部の線路、の少なくとも一方と接続することにより共通化する。
【選択図】図1

Description

この発明は、電磁誘導方式の座標入力装置のセンサに関し、特に、基板に形成されるループコイルのパターン構成に関する。
電磁誘導方式の座標入力装置は、多数のループコイルを座標軸のX軸方向及びY軸方向に配設してなるセンサと、コイルとコンデンサとからなる共振回路を有する位置指示器とからなり、位置指示器とセンサとの間での電磁誘導作用に基づいて、位置指示器により指示された位置のX軸方向及びY軸方向の座標値を検出するものである。
図9は、従来の座標入力装置のセンサにおける導体パターンの構成例を示す図である。この例のセンサ100Aにおいては、基板3の一方の面にX軸方向(例えば基板3の横方向)のループコイル群1が形成されており、この基板3の前記一方の面とは反対側の他方の面にY軸方向(例えば基板3の縦方向)のループコイル群2が形成されている。
X軸方向のループコイル群1は、図9の例では、12個のX軸方向ループコイル1X〜1X12から成っている。X軸方向ループコイル1X、1X、・・・、1X12のそれぞれは、Y軸方向に細長の矩形領域を囲むループ部1XL、1XL、・・・、1X12Lと、このループ部1XL、1XL、・・・、1X12Lにそれぞれ連続的に接続されている引き出し線路部1XE、1XE、・・・、1X12Eとからなる。
そして、12個のX軸方向ループコイル1X〜1X12は、そのループ部1XL〜1X12LがX軸方向に並ぶように配置されると共に、ループ部1XL〜1X12Lのそれぞれから、Y軸方向に、引き出し線路部1XE〜1X12Eがそれぞれ延長するように形成される。そして、引き出し線路部1XE〜1X12Eの各々は、X軸方向に直角に折り曲げられて、コネクタ部4に接続される。
また、Y軸方向のループコイル群2は、図9の例では、8個のY軸方向ループコイル2Y〜2Yから成っている。Y軸方向ループコイル2Y、2Y、・・・、2Yのそれぞれは、X軸方向に細長の矩形領域を囲むループ部2YL、2YL、・・・、2YLと、このループ部2YL、2YL、・・・、2YLにそれぞれ連続的に接続されている引き出し線路部2YE、2YE、・・・、2YEとからなる。
そして、8個のX軸方向ループコイル2Y〜2Yは、ループ部2YL〜2YLがY軸方向に並ぶように配置されると共に、ループ部2YL〜2YLのそれぞれから、Y軸方向に、引き出し線路部2YE〜2YEがそれぞれ延長するように形成される。そして、引き出し線路部2YE〜2YEの各々は、適宜、X軸方向に直角に折り曲げられた後、再度、Y軸方向に折り曲げられて、コネクタ部4に接続される。
なお、引き出し線路部1XE〜1X12E及び引き出し線路部2YE〜2YEのそれぞれは、信号を供給あるいは信号を取り出すための行き線路と、基準電位例えば接地電位に接続される帰り線路との2本の線路からなる。
この例のセンサ100Aにおいては、12個のX軸方向ループコイル1X〜1X12のループ部1XL〜1X12Lと、8個のY軸方向ループコイル2Y〜2Yのループ部2YL〜2YLとで占める面積領域が、位置指示器による指示位置の位置検出エリア5となる。
図9に示すように、センサ100Aは、位置検出エリア5の外側に、引き出し線路部XE〜X12E及びYE〜YEが占有する大きな面積領域を必要とし、基板3の全面積に対する位置検出エリア5の面積が小さくなってしまう。このため、この基板3を、例えば電子機器の筐体に収容して座標入力装置として用いる場合に、筐体全体の面積に比して、座標入力エリアが小さくなってしまうという問題があった。
この問題にかんがみ、出願人は、先に、特許文献1(特許第2842717号公報)に示すように、1枚の基板において、引き出し線路部を位置検出エリア内に形成し、ループ部とは別平面に形成することにより、引き出し線路部のためにセンサの位置検出エリアの外側に必要な領域の面積を小さくするようにした発明を提供した。
図10は、上記の特許文献1で提案したセンサ100Bにおける導体パターンの構成例を示す図である。この例のセンサ100Bにおいては、表面と裏面を有する基板13の一方の面に、X軸方向のループコイル群11が形成されており、基板13の前記一方の面とは反対側の面にY軸方向のループコイル群12が形成されている。
Y軸方向のループコイル群12は、図9の例のセンサ100AにおけるY軸方向のループコイル群2と同様に構成されるが、X軸方向のループコイル群11は、その引き出し線路部の構成が、図9の例のセンサ100AにおけるX軸方向のループコイル群1とは異なる。
すなわち、図10に示すように、X軸方向のループコイル群11の12個のX軸方向ループコイル11X〜11X12のループ部11XL〜11X12Lは、基板13の一方の面上に形成される。これに対して、12個のX軸方向ループコイル11X〜11X12の引き出し線路部11XE〜11X12Eは、基板13の他方の面側において、位置検出エリア15内に対応する領域内に形成される。この場合に、基板13の他方の面側のX軸方向ループコイル11X〜11X12の引き出し線路部11XE〜11X12Eは、基板13の一方の面側のループ部11XL〜11X12Lと、図示を省略したスルーホールを通じて接続される。
これにより、X軸方向のループコイル群11の12個のX軸方向ループコイル11X〜11X12の引き出し線路部11XE〜11X12Eは、位置検出エリア15内に形成することができるので、基板13のY軸方向の長さを、センサ100Aに比べて、短くすることができる。このため、基板13の位置検出エリア15の周辺部を小さくすることができる。
特許第2842717号公報
しかしながら、図10の例のセンサ100Bは、基板の大きさを小さくすることはできるが、X軸方向のループコイル群11及びY軸方向のループコイル群12のループコイルのそれぞれの引き出し線路部は、行き線路と帰り線路のペアを、それぞれ必要としており、引き出し線路部の導体ライン数は、ループコイルの数の2倍が必要であった。このため、センサと外部の回路部とをコネクタ部を通じて接続する場合に、そのコネクタ部の接続ピン数もループコイルの数の2倍となって、コネクタ部の大きさが大きくなってしまうという問題がある。
引き出し線路部として細いパターン配線を使用すれば、コネクタ部の大きさを小型化することも可能であるが、そのような細いパターン配線を使用する場合には、コスト高となってしまうという別の問題が生じる。
一方、コネクタ部に接続する引き出し線路部の線路数を削減して、コネクタ部の接続ピン数を低減する方法として、引き出し線路部のうちの帰り線路を、位置検出エリア外において互いに共通に1点に接続する方法がある。この場合に、その1点の共通接続点に接続する方法を採用するときには、不要な磁束を検出しないように、前記共通接続点は所定の面積を備えるベタパターンとする必要がある。
すなわち、この方法を前述のセンサ100Bに適用する場合、図示は省略するが、基板13の位置検出エリア15外に所定の面積のベタパターンを設け、位置検出エリア15の外部に導出される引き出し線路部のうちの帰り線路を、このベタパターンに共通に接続するようにする。
しかし、このようなベタパターンを設けた場合には、そのパターン面積分だけ、基板13を大きくしなければならない。また、位置指示器との電磁誘導信号の送受の際に、当該ベタパターンにおける渦電流損のため、磁束が減衰してしまい、特に、位置検出エリア15内のうち、ベタパターンの近い部分での位置検出が不安定になるおそれがあった。
この発明は、以上の問題点を回避して、引き出し線路部の占める面積を必要最小限にして基板に占める無駄な領域を排除することができると共に、外部との接続ピン数を、ループコイル数の倍数よりも少なくすることができるようにした電磁誘導方式の座標入力装置のセンサを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、
互いに平行に形成される第1および第2の線路からなる第1の引き出し線路部と、前記第1の引き出し線路部の前記第1および第2の線路に連続的に接続され、所定の面積領域を囲むような形状の第1のループ部とを具備する第1のループコイルが、第1の方向に複数個配置された第1のループコイル群と、
互いに平行に形成される第3および第4の線路からなる第2の引き出し線路部と、前記第2の引き出し線路部の前記第3および第4の線路に連続的に接続され、所定の面積領域を囲むような形状の第2のループ部とを具備する第2のループコイルが、前記第1の方向と直交する第2の方向に複数個配置された第2のループコイル群と、
が形成されると共に、前記第1のループコイル群及び前記第2のループコイル群の前記第1のループ部および第2のループ部が占める領域を位置検出エリアとする座標入力装置のセンサであって、
前記位置検出エリア内で、前記第1のループコイルの前記第1または第2の線路のいずれか一方の線路を、他の前記第1のループコイルの前記第1または第2の線路のいずれか一方の線路、または、前記第2のループコイルの第2のループ部の線路、の少なくとも一方と接続することにより共通化すると共に、前記線路を共通化した前記第1のループコイルの前記第1または第2の線路の他方を、前記共通化した線路と平行に近接して配設した
ことを特徴とする電磁誘導方式の座標入力装置のセンサを提供する。
上記の構成のこの発明によるセンサによれば、第1のループコイルの第1の引き出し線路部の第1または第2の線路のいずれか一方の線路は、位置検出エリア内において、他の第1のループコイルの第1の引き出し線路部の第1または第2の線路のいずれか一方の線路、または、第2のループコイルの第2のループ部の線路、の少なくとも一方と接続されることにより共通化される。
したがって、共通化された線路の分だけ、引き出し線路数は、ループコイル数の2倍よりも少なくなる。そして、共通化する線路の接続は、位置検出エリア内でなされるので、基板の位置検出エリア外に、ベタパターンなどの無駄な領域を形成する必要はない。このため、基板の大きさ必要最小限にすることができる。
また、線路が共通化されたループコイルの第1または第2の線路の他方の線路は、共通化された一方の線路と平行に、且つ、近接して配設されるので、位置検出エリア内で接続されて共通化されたとしても、位置指示器との電磁結合による磁束が鎖交する部分の面積を非常に小さくすることができる。このため、位置指示器とセンサとの電磁結合による磁束が当該面積部分と鎖交することにより、座標検出に対する誤差が発生するおそれがあったとしても、その誤差を非常に小さい値に抑えることができる。
更に、基板の位置検出エリアの近傍に線路を共通化するためのベタパターンを配置する必要がないので、前記ベタパターンの近傍での位置指示器との電磁結合における磁束の減衰はない。
この発明によれば、引き出し線路部の占める面積を必要最小限にして基板に占める無駄な領域を排除することができると共に、外部との接続ピン数を、ループコイル数の倍数よりも少なくすることができる。
この発明による電磁誘導方式の座標入力装置のセンサにおけるX軸方向ループコイルとY軸方向ループコイルの線路パターンを説明するための図である。 この発明による電磁誘導方式の座標入力装置の座標検出回路を説明するための図である。 この発明による電磁誘導方式の座標入力装置のセンサの第1の実施形態の要部を説明するための図である。 この発明による電磁誘導方式の座標入力装置のセンサの第1の実施形態を説明するための図である。 図4の構成の一部を説明するための図である。 この発明による電磁誘導方式の座標入力装置のセンサの第2の実施形態の要部を説明するための図である。 この発明による電磁誘導方式の座標入力装置のセンサの第2の実施形態を説明するための図である。 図7の構成の一部を説明するための図である。 従来の電磁誘導方式の座標入力装置のセンサの構成例を説明するための図である。 従来の電磁誘導方式の座標入力装置のセンサの他の構成例を説明するための図である。
以下、この発明による電磁誘導方式の座標入力装置のセンサの実施形態を、図を参照しながら説明する。
[電磁誘導方式の座標入力装置の説明]
先ず、この発明によるセンサの実施形態を説明する前に、以下に説明するこの発明の実施形態のセンサを用いる電磁誘導方式の座標入力装置の構成例を、図2を用いて説明する。なお、この例の電磁誘導方式の座標入力装置200と共に使用する、ペン型の位置指示器300は、図2に示すように、コイル301と、このコイル301に並列に接続されるコンデンサ302とから構成される共振回路を内蔵している。
この例の座標入力装置200のセンサ20においては、図2に示すように、基板23の上面及び裏面のそれぞれの面に、X軸方向のループコイル群21とY軸方向のループコイル群22とが、空間的に重なるようにされて配設されている。なお、以下に説明する例では、センサ20の基板の横方向をX軸方向、縦方向をY軸方向としている。
この例の場合、図2に示すように、X軸方向のループコイル群21は、X軸方向に配列されたn(nは2以上の整数)本の矩形のループコイル21X〜21Xからなっており,また、Y軸方向のループコイル22は、Y軸方向に配列されたm(mは2以上の整数)本のループコイル22Y〜22Yからなっている。このセンサ20においては、X軸方向のループコイル群21のループ部とY軸方向のループコイル群22のループ部とにより、位置検出エリア25が構成される。
このセンサ20は、図示を省略したコネクタ部を介して、位置検出回路26に接続されている。この位置検出回路26は、選択回路261、発振器262、電流ドライバ263、送受信切り替え回路264、受信アンプ265、検波回路266、ローパスフィルタ267、サンプルホールド回路268、A/D(Analog to Digital)変換回路269および処理制御部260を備えている。
X軸方向ループコイル群21及びY軸方向ループコイル群22は、選択回路261に接続される。この選択回路261は、2つのループコイル群21,22のうちの一のループコイルを、処理制御部260からの制御指示に従って順次選択する。
発振器262は、周波数f0の交流信号を発生する。この交流信号は、電流ドライバ263に供給されて電流に変換された後に、送受信切り替え回路264へ送出される。送受信切り替え回路264は、処理制御部260の制御により、選択回路261によって選択されたループコイルが接続される接続先(送信側端子T、受信側端子R)を、所定時間毎に切り替える。送信側端子Tには電流ドライバ263が、受信側端子Rには受信アンプ265が、それぞれ接続されている。
したがって、送信時には、送受信切り替え回路264の送信側端子Tを介して、電流ドライバ263からの交流信号が、選択回路261で選択されているループコイルに供給される。また、受信時には、選択回路261で選択されたループコイルに発生する誘導電圧は、選択回路261及び送受信切り替え回路264の受信側端子Rを介して受信アンプ265に供給されて増幅され、検波回路266へ送出される。
検波回路266によって検波された信号は、低域フィルタ267およびサンプルホールド回路268を介してA/D変換回路269に供給される。A/D変換回路269では、アナログ信号をディジタル信号に変換し、処理制御部260に供給する。
処理制御部260は、位置検出のため制御を行う。すなわち、処理制御部260は、選択回路261におけるループコイルの選択、送受信切り替え回路264での信号切り替え制御、サンプルホールド回路268のタイミングなどを制御する。
処理制御部260は、送受信切り替え回路264を送信側端子Tに接続するように切り替えることにより、X軸方向ループコイル群21あるいはY軸方向ループコイル群22のうち、選択回路261で選択されているループコイルを通電制御して電磁波を送出させる。位置指示器300の共振回路は、このループコイルから送出された電磁波を受けて、エネルギーを蓄える。
次に、処理制御部260は、送受信切り替え回路264を受信側端子Rに接続するように切り替える。すると、X軸方向ループコイル群21及びY軸方向ループコイル群22の各ループコイルには、位置指示器300から送信される電磁波によって誘導電圧が発生する。処理制御部260は、この各ループコイルに発生した誘導電圧の電圧値のレベルに基づいて、センサ20の位置検出エリア25におけるX軸方向及びY軸方向の指示位置の座標値を算出する。そして、処理制御部260は、算出した座標値の情報を、例えば外部のパソコンなどに供給する。
[この発明のセンサの第1の実施形態]
図1は、図2のセンサ20に適用される第1の実施形態のセンサ20Aにおいて、X軸方向のループコイル群21の各1本のループコイル21X(iは、1,2,・・・nのいずれか)と、Y軸方向のループコイル群22の各1本のループコイル22Y(jは、1,2,・・・mのいずれか)が、基板23に対してどのように形成されるかを説明するための図である。
図1(A)は、基板23をその一方の面23a側から見た図であり、図1(B)は、基板23をその厚さ方向から見た図である。図1(B)では、ループコイル21X及び22Yを構成する導体パターンの図示は省略した。
この図1(A),(B)に示すように、この例の基板23は、薄いシート状のフレキシブル基板とされている。そして、この基板23の一方の面23a側に、X軸方向ループコイル21Xの、矩形領域を囲む形状のループ部21XLのうちのY軸方向に平行な直線部XLa,XLbが形成され、基板23の他方の面23b側に、ループ部21XLのうちの、前記直線部XLa,XLb間を接続するためのX軸方向に平行な直線部XLc,XLdが形成される。基板23の一方の面23a側の直線部XLa,XLbと、他方の面23b側の直線部XLc,XLdとは、スルーホール31a,31b,31c,31dを通じて接続される。
そして、基板23の一方の面23a側に設けられているループ部21XLのうちの直線部XLa,XLbの一方、図1の例では、直線部XLbは、互いに平行な第1及び第2の線路からなる引き出し線路部21XEと接続するために、その中間において切断されている。
引き出し線路部21XEを構成する第1及び第2の線路の一方は、コネクタ部24を通じて前述した位置検出回路26の選択回路261に接続されることで、信号が供給される、あるいは信号を取り出すための線路となる。以下、この一方の線路を行き線路XEsと称することとする。また、引き出し線路部21XEを構成する第1及び第2の線路の他方は、基準電位、例えば接地電位に接続される線路である。以下、この他方の線路を帰り線路XEgと称することとする。なお、後述するY軸方向ループコイル22Yも同様に、互いに平行な第3及び第4の線路を備える引き出し線路部22YEを備え、第3及び第4の線のうち、信号が供給される、あるいは信号を取り出すための一方の線路を行き線路YEs、基準電位、例えば接地電位に接続される他方の線路を帰り線路YEgと称する。
X軸方向ループコイル21Xのループ部21XLの直線部XLbの切断部の一方の端部は、スルーホール31eを通じて、基板23の他方の面23b側に形成されている引き出し線路部21XEの行き線路XEsに接続されると共に、直線部XLbの切断部の他方の端部は、スルーホール31fを通じて、基板23の他方の面23b側に形成されている引き出し線路部21XEの帰り線路XEgに接続される。行き線路XEsと帰り線路XEgとは、この例では、X軸方向の直線として互いに平行に近接して配設されている。
図1に示すように、X軸方向ループコイル21Xの引き出し線路部21XEは、この例では、位置検出エリア25内にも存在し、少なくとも、この位置検出エリア25内の引き出し線路部21XEの行き線路XEsと帰り線路XEgとは、互いに近接した平行なX軸方向の直線として配設される。行き線路XEsと帰り線路XEgとの間隔は、例えば、0.1mmとされる。
行き線路XEsと帰り線路XEgとを、このように、互いに近接した平行な対の直線とするのは、引き出し線路部21XEが位置検出エリア25内にも存在するため、当該対の直線が作る細長い面を磁束が通過すると余計な電流が生じ、それが座標検出回路での位置検出する際の誤差信号となるので、その誤差信号をできるだけ小さく抑えるためである。
そして、この例では、引き出し線路部21XEの行き線路XEs及び帰り線路XEgは、位置検出エリア25の外側に設けられるコネクタ部24に接続される。
また、Y軸方向ループコイル22Yは、その矩形領域を囲む形状のループ部22YLのうちのX軸方向に平行な直線部YLa,YLbが、基板23の他方の面23b側に形成される。そして、基板23の一方の面23a側に、ループ部22YLのうちの、前記直線部YLa,YLb間を接続するためのY軸方向に平行な直線部YLc,YLdが形成される。基板23の他方の面23b側の直線部YLa,YLbと、一方の面23a側の直線部YLc,YLdとは、スルーホール32a,32b,32cを通じて接続される。
そして、基板23の他方の面23b側に設けられているY軸方向ループコイル22Yのループ部22YLのうちの直線部YLa,YLbの一方、図1の例では、直線部YLbは、位置検出エリア25よりも更に外側にX軸方向に延長されて、引き出し線路部22YEの帰り線路YEgとされる。また、位置検出エリア25においてX軸方向の最もコネクタ側に近い位置にあるループ部22YLの直線部YLcが、スルーホール32dを通じて、基板23の他方の面23b側においてX軸方向に形成されている引き出し線路部22YEの行き線路YEsに接続される。この行き線路YEsは、帰り線路YEgと平行に近接して配設される。
引き出し線路部22YEの行き線路YEsは、前述した位置検出回路26の選択回路261に接続されることで、信号が供給される、あるいは信号を取り出すための線路となる。帰り線路YEgは、基準電位、例えば接地電位に接続される線路である。このY軸方向ループコイル22Yの引き出し線路部22YEの行き線路YEs及び帰り線路YEgも、コネクタ部24に接続される。
なお、センサ20AのX軸方向ループコイル21X及びY軸方向22Yのループ部21XL及び22YLは、位置指示器300との間での電磁誘導による磁束が鎖交するのに十分な所定の面積部分を囲むようなものであるであることは言うまでもない。
[第1の実施形態のセンサ20Aの要部]
第1の実施形態のセンサ20Aにおいては、以上のようにして基板23に形成されるX軸方向ループコイル21Xの引き出し線路部21XEの帰り線路XEgを、他のX軸方向ループコイル21X(ただしi≠k)の引き出し線路部21XEの帰り線路XEgと共通化することにより、X軸方向ループコイル群21から位置検出エリア25の外側のコネクタ部24に接続するための引き出し線路の合計の線路数を削減するようにする。
図3は、第1の実施形態のセンサ20Aの基板23に形成されるX軸方向ループコイル群21のうちの任意の2個のX軸方向ループコイルの間での帰り線路の共通化を説明するための図であり、この図3は、X軸方向ループコイル21Xの引き出し線路21XEと、X軸方向ループコイル21Xの引き出し線路21XEとで、帰り線路を共通化した場合を示している。この図3においては、図1と同様に、実線の直線は、基板23の一方の面23aに形成された線路を示しており、点線の直線は、基板23の他方の面23bに形成された線路を示している。
前述したようにして、基板23の一方の面23aに形成されたX軸方向ループコイル21Xのループ部21XLの直線部XLa及びXLbは、スルーホール31a,31b,31c,31dを通じて、基板23の他方の面23bに形成された直線部XLc及びXLdに接続される。同様に、基板23の一方の面23aに形成されたX軸方向ループコイル21Xのループ部21XLの直線部XLbは、スルーホール31a,31b,31c,31dを通じて、基板23の他方の面23bに形成された直線部XLc及びXLdに接続される。
そして、基板23の一方の面23a上に形成されたX軸方向ループコイル21Xのループ部21XL及びX軸方向ループコイル21Xのループ部21XLの直線部XLb及び直線部XLbは、その切断部の一方の端部がそれぞれスルーホール31e及び31eを通じて、引き出し線路21XE及び引き出し線路21XEの行き線路XEs及びXEsに接続される。
また、直線部XLb及び直線部XLbの切断部の他方の端部は、それぞれスルーホール31f及び31fを通じて、引き出し線路21XE及び引き出し線路21XEの帰り線路XEg及びXEgに接続される。この場合に、X軸方向ループコイル21Xの引き出し線路部21XEの帰り線路XEgは、スルーホール31fと接続された後の線路部は、X軸方向ループコイル21Xの帰り線路XEgと共用されることになる。すなわち、帰り線路XEgと帰り線路XEgとは、共通帰り線路CMgの構成とされる。
そして、X軸方向ループコイル21Xの引き出し線路部21XEの行き線路XEsは、共通帰り線路CMgと平行に近接して配設されると共に、X軸方向ループコイル21Xの引き出し線路部21XEの行き線路XEsも、共通帰り線路CMgと平行に近接して配設される。
このように、第1の実施形態においては、X軸方向のループコイルの帰り線路を、他のX軸方向のループコイルの帰り線路と共通化することにより、従来は、X軸方向ループコイル21Xの引き出し線路部21XEとして2本、X軸方向ループコイル21Xの引き出し線路部21XEとして2本の、合計4本の引き出し線路が必要であったところ、1本少ない3本の引き出し線路とすることができる。
そして、第1の実施形態では、更に、X軸方向ループコイル21Xの引き出し線路部21XEの行き線路XEsと、X軸方向ループコイル21Xの引き出し線路部21XEの行き線路XEsとを、共通帰り線路CMgを中心とした両側に形成するようにする。このため、スルーホール31fと31fとは、共通帰り線路CMgを跨いだ位置に形成する。
このように、共通帰り線路CMgを中心として両側に、行き線路XEsと、行き線路XEsとを配設するようにすることにより、行き線路XEsと共通帰り線路CMgとの間隔及び行き線路XEsと共通帰り線路CMgとの間隔を等しくでき、例えば両方の間隔を0.1mmとすることができる。これにより、行き線路と帰り線路とで形成される面積部分を最小のままとすることができ、誤差信号の発生を最小にすることができる。
以上のようにして、X軸方向ループコイル群21のn個のループコイル21X〜21Xの2本ずつについて、引き出し線路21X〜21Xの帰り線路を共通化することにより、X軸方向ループコイル群21から導出される引き出し線路の全体の帰り線路の線数を、従来の1/2にすることができる。
更に、帰り線路を共通化するX軸方向ループコイルの数を、3以上にすることにより、X軸方向ループコイル群21から導出される引き出し線路の全体の帰り線路の線数を、より少なくすることできる。
例えば図4に示すように、X軸方向ループコイル群21のn個のX軸方向ループコイル21X〜21Xを、それぞれ2本以上からなるグループG1、G2、・・・の複数個に分けて各グループ毎に帰り線路を共通化することにより、X軸方向ループコイル群21から導出される引き出し線路の全体の帰り線路の線数を、そのグループ数分とすることができる。すなわち、図4に示すように、各グループG1、G2、・・・毎に1本の共通帰り線路CMg1、CMg2、・・・を備えるように構成することができる。なお、各グループグループG1、G2、・・・を構成するX軸方向ループコイルの数は、同数ではなく異なっていても良いことは言うまでもない。
基板23に形成されたときの一つのグループにおける複数個のX軸方向ループコイルの線路パターンの例を、グループG1が6個のX軸方向ループコイル21X〜21Xで形成されている場合を例にとって図5に示す。他のグループにおける複数個のX軸方向ループコイルによる線路パターンも同様の構成となる。
すなわち、図5は、基板23の一方の面23a側から見た線路パターン及びスルーホールを、グループG1のみについて示したものである。この図5においても、基板23の一方の面23a側の線路パターンは実線で示し、基板23の他方の面23b側の線路パターンは点線で示している。
ループコイル21X〜21Xの各ループ部21XL〜21XLを構成する各4個の直線部XLa、XLb、XLc、XLd〜XLa、XLb、XLc、XLdは、図3を用いて説明したように、それぞれスルーホール31a,31b,31c,31d〜31a,31b,31c,31dを通じて接続されている。
そして、基板23の一方の面23a上に形成された直線部XLb〜直線部XLbは、その切断部の一方の端部がそれぞれスルーホール31e〜31eを通じて、行き線路XEs〜XEsに接続される。
また、直線部XLb〜XLbの切断部の他方の端部は、それぞれスルーホール31f〜31fを通じて、基板23の他方の面23a側の帰り線路パターンと接続されるが、この場合、基板23の他方の面23b側において、スルーホール31f〜31fは、一つの線路パターンである共通帰り線路CMg1により接続されているので、直線部XLb〜XLbの切断部の他方の端部は、共通帰り線路CMg1に全て接続される。すなわち、6個のX軸方向ループコイル21X〜21Xの引き出し線路部21XE〜21XEの帰り線路は、共通化された1本の共通帰り線路CMg1とされる。
この結果、従来であれば、6個のX軸方向ループコイル21X〜21Xの引き出し線路部の線路数として、行き線路と帰り線路の6対の12本が必要なところ、図5の例においては、6本の行き線路と1本の共通帰り線路の合計7本の線路数となり、大幅な削減ができる。
そして、X軸方向ループコイル21X〜21Xの引き出し線路部21XE〜21XEの行き線路XEs〜XEsのそれぞれは、共通帰り線路CMg1と平行に近接して配設される。この例においても、線路XEs〜XEs及びCMg1の隣り合うもの同士の間隔は、0.1mmとされている。
この場合に、6本の行き線路XEs〜XEsは、図5に示すように、共通帰り線路CMg1を中心として、その両側に配設される。また、6本の行き線路XEs〜XEsは、コネクタ部24側から見て、ループ部が遠い位置にあるものから順に、交互に共通帰り線路CMg1の両側に配設される。これにより、図5の例では、6本のうちの3本の行き線路XEs、XEs、XEsが、共通帰り線路CMg1の上側に、残りの3本の行き線路XEs、XEs、XEsが、共通帰り線路CMg1の下側に、それぞれ配設される。この場合に、6本の行き線路XEs〜XEsは、互いに重ならないようにするために、コネクタ部24に近いものほど、共通帰り線路CMg1に近い内側の位置となる。
このように、複数本の行き線路を、共通帰り線路CMg1の両側に配設したことにより、例えば共通帰り線路CMg1の片側にのみ、複数本の行き線路を全て配設する場合に比べて、行き線路と共通帰り線路の間隔の最大値を、1/2にすることができる。したがって、行き線路と共通帰り線路の間隔で形成される面積をできるだけ小さくすることができ、誤差信号の発生を軽減することができる。また、X軸方向ループコイルのループ部のコネクタ部側からの距離に応じて、行き線路を、共通帰り線路の両側に交互に配設したことにより、引き出し線路部における誤差信号による変動を、できるだけ均一にすることができるという効果もある。
以上のようにして、第1の実施形態によれば、X軸方向ループコイルの帰り線路を、他のX軸方向ループコイルの帰り線路と共通化することにより、引き出し線路の線路数を、従来に比較して削減することができる。しかも、従来のようなベタパターンを設けないので、ベタパターンの近傍での位置指示器との電磁結合における磁束の減衰を回避することができる。
また、センサ20Aと位置検出回路26とをコネクタ部で接続する場合に、コネクタピン数が減少し、コネクタ部の小型化が可能で、コストダウンが可能となる。
なお、n本のX軸方向ループコイル21X〜21Xの引き出し線路部21XE〜21XEの帰り線路XEg〜XEgの全てを共通化して、1本の共通帰り線路CMgとするようにしても勿論良い。しかし、X軸方向ループコイルの本数が多い場合には、共通帰り線路CMgと最も外側となる行き線路との間隔が大きくなってしまって、誤差信号の影響を考慮しなければならなくなるので、図4及び図5に示したように、複数のグループに分ける方が良い。
なお、上述の第1の実施形態は、X軸方向ループコイル群についてのみ説明したが、Y軸方向ループコイル群についても、全く同様にして、第1の実施形態を適用することができる。この場合には、引き出し線路の帰り線路の数の最小値は、X軸方向ループコイル群21について1本、Y軸方向ループコイル群22について1本の、合計2本とすることができる。
なお、上述の第1の実施形態の説明では、X軸方向ループコイル群とY軸方向ループコイル群の両方の引き出し線路部を一つのコネクタ部に共通に接続するようにしたが、X軸方向ループコイル群とY軸方向ループコイル群とで、引き出し線路部の線路形成方向を互いに直交する方向に別々にするようにしても良い。
また、上述の第1の実施形態の説明においては、1枚の基板23の第1の面と、その反対側の第2の面との両面を用いて、X軸方向ループコイル群21とY軸方向ループコイル群22とを形成するようにしたが、X軸方向ループコイル群21とY軸方向ループコイル群22とを別々の基板に形成し、その2枚の基板を張り合わせた2層の基板の構成であっても良い。
[この発明のセンサの第2の実施形態]
この第2の実施形態のセンサ20Bにおいても、X軸方向ループコイル21X及びY軸方向ループコイル22Yのそれぞれは、図1に示したように基板23に対して形成される。
ただし、この第2の実施形態においては、図6に示すように、X軸方向ループコイル21Xの引き出し線路部21XEの帰り線路XEgを、Y軸方向ループコイル22Xのループ部22YLの一つの直線部YLbに接続して、この直線部YLbを、XEgとしても用いることにより共通化し、X軸方向ループコイル群21から位置検出エリア25の外側のコネクタ部24に接続するための引き出し線路の合計の線路数を削減するようにする。なお、図6においても、図1と同様に、実線の直線は、基板23の一方の面23aに形成された線路を示しており、点線の直線は、基板23の他方の面23bに形成された線路を示している。
すなわち、図6に示すように、Y軸方向ループコイル22Yは、基板の他方の面23b側のX軸方向の直線部YLa及びYLbと、一方の面23a側のY軸方向の直線部YLc及びYLdとが、スルーホール32a,32b,32cを通じて接続されることにより、そのループ部22YLが形成される。
そして、前述もしたように、基板23の一方の面23aの直線部YLcが、スルーホール32dを通じて、基板23の他方の面23bにおいて、位置検出エリア25の外側に、X軸方向に平行に形成されている行き線路YEsに接続される。また、基板23の他方の面23b側に形成されているX軸方向の直線部YLbが、位置検出エリア25の外側に、更にX軸方向に延長されて形成されることにより、帰り線路YEgとされる。
一方、X軸方向ループコイル21Xは、図3と同様にして、基板23の一方の面23a側の直線部XLa及びXLbと、他方の面23b側の直線部直線部XLc及びXLdとが、スルーホール31a,31b,31c,31dを通じて接続されることにより、そのループ部21XLが形成される。
そして、基板23の一方の面23a上に形成された直線部XLbの切断部の一方の端部が、スルーホール31eを通じて、基板23の他方の面23b側に形成されている引き出し線路21XEの行き線路XEsに接続される。この行き線路XEsは、Y軸方向ループコイル22Yのループ部22YLの直線部YLbに平行に近接して配設される。行き線路XEsとループ部22YLの直線部YLbとの間隔は、例えば0.1mmとされる。
そして、この第2の実施形態においては、直線部XLbの切断部の他方の端部は、スルーホール31fを通じて、Y軸方向ループコイル22Yのループ部22YLの直線部YLbの中間部に接続される。このループ部22YLの直線部YLbは、前述したように、Y軸方向ループコイル22Yの引き出し線路部22YEの帰り線路YEgがその延長部とされている線路である。
そして、前述したように、Y軸方向ループコイル22Yのループ部22YLの、この直線部YLbは、X軸方向ループコイル21Xの引き出し線路部21XEの行き線路XEsと平行に近接して配設されている。
したがって、Y軸方向ループコイル22Yのループ部22YLの、この直線部YLbは、スルーホール31fを通じたX軸方向ループコイル21Xの直線部XLbとの接続点から、コネクタ部24までの部分が、X軸方向ループコイル21Xの引き出し線路部21XEの帰り線路XEgとしても共用化されることになる。
そして、この第2の実施形態においては、位置検出エリア25から、その外部のコネクタ部24(図6では図示を省略)に接続するためのX軸方向ループコイル21Xの引き出し線路部21XEとY軸方向ループコイル22Yの引き出し線路部22YEとにおいては、共通化された共通帰り線路CMYgを有するものとして構成される。
以上のようにして、第2の実施形態においては、X軸方向ループコイル21Xからの引き出し線路部21XEでは、帰り線路を個別に設ける必要がなくなり、その分だけ、引き出し線路数を削減することができる。
そして、第2の実施形態においては、X軸方向ループコイル群21のX軸方向ループコイルの数が、Y軸方向ループコイル22群のY軸方向ループコイルの数以下の場合には、X軸方向ループコイルのそれぞれを、互いに異なるY軸方向ループコイルと帰り線路を共通化することができる。その場合には、位置検出エリア25内に存在するX軸方向ループコイルについての引き出し線路(行き線路と共通帰り線路(Y軸方向ループコイルのループ部の直線部))との間隔は、常に、最小の間隔、例えば0.1mmとすることができ、誤差信号の発生を最小に抑えることができる。
そして、X軸方向ループコイル群21のX軸方向ループコイルのそれぞれからの引き出し線路として帰り線路を不要にすることができるので、X軸方向ループコイル群21及びY軸方向ループコイル22群の全体からの引き出し線路の帰り線路の数を、Y軸方向ループコイルの数だけとすることができる。したがって、第1の実施形態の場合よりも、X軸方向ループコイル群21及びY軸方向ループコイル22群の全体からの引き出し線路の帰り線路の数を、更に少なくすることができる。
なお、X軸方向ループコイル群21のX軸方向ループコイルの数が、Y軸方向ループコイル22群のY軸方向ループコイルの数より多い場合には、Y軸方向ループコイルのループ部の直線部の一部を帰り線路として共用するX軸方向ループコイルの数を複数個にすれば良い。すなわち、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせた形態とするようにすれば良い。
図7は、第1の実施形態の図5の例に、第2の実施形態を適用した場合を示している。この図7の例では、グループG1のX軸方向ループコイル21X〜21Xの帰り線路は、Y軸方向ループコイル22Yのループ部22YLの一部と共用されて、共通帰り線路CMYg1として位置検出エリア25外に導出される。また、グループG2のX軸方向ループコイル21X〜21X12の帰り線路は、Y軸方向ループコイル22Yのループ部22YLの一部と共用されて、共通帰り線路CMYg2として位置検出エリア25外に導出される。
図8は、図7に示した第2の実施形態の場合のグループG1における基板23の線路パターンの例を示すものである。なお、図7及び図8において、図4及び図5と同一部分には、同一参照符号を付してある。
図8に示すように、各グループG1,G2,・・・のX軸方向ループコイル21X〜21X,21X〜21X12,・・・の帰り線路は、前述した第1の実施形態で説明したようにして、共通化されている。そして、第2の実施形態においては、グループG1では、Y軸方向ループコイル22Yのループ部22YLの直線部YLbの一部が、グループG1のX軸方向ループコイル21X〜21Xの共通化された帰り線路と共用化され、位置検出エリア25の外側では共通帰り線路CMYg1とされる。また、グループG2では、Y軸方向ループコイル22Yのループ部22YLの直線部YLbの一部が、グループG2のX軸方向ループコイル21X〜21X12の共通化された帰り線路と共用化され、位置検出エリア25の外側では共通帰り線路CMYg2とされる。
Y軸方向ループコイル22Yの引き出し線路部YEの行き線路YEsは、この例では、共通帰り線路CMYg1に平行な、最も近接した線路として形成される。同様に、Y軸方向ループコイル22Yの引き出し線路部YEの行き線路YEsは、この例では、共通帰り線路CMYg2に平行な、最も近接した線路として形成される。
以上のようにして、第2の実施形態においては、X軸方向ループコイル群21の全てのX軸方向ループコイルの帰り線路を、Y軸方向ループコイル群21のY軸方向ループコイルのループ部の線路のうちの帰り線路が接続される(上記の例のように、延長されて帰り線路とされる場合を含む)方の線路に接続することにより、当該Y軸方向ループコイルのループ部の線路を、X軸方向ループコイルの帰り線路としても共用化することができる。このため、X軸方向ループコイル群21及びY軸方向ループコイル群22の全体からの引き出し線路の帰り線路を、Y軸方向ループコイル22Y〜22Yの数分とすることができ、従来の1/2にすることができる。
そして、Y軸方向ループコイル22Y〜22Yについて、第1の実施形態を更に適用した場合には、Y軸方向ループコイル群からの引き出し線路の帰り線路を、最小1本にすることができるので、X軸方向ループコイル群21及びY軸方向ループコイル群22の全体からの引き出し線路の帰り線路を、最小、1本にすることができ、線路数を大幅に削減することができる。
したがって、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られるが、第1の実施形態よりも、引き出し線路の削減数を多くすることができるので、その効果は、より大きい。
なお、第2の実施形態においても、X軸方向ループコイル群21を、図8の例のように、グループ毎に分けて、共有するY軸方向ループコイルを異なるものとする必要はなく、X軸方向ループコイル群21の全てのX軸方向ループコイル21X〜21Xの帰り線路を、Y軸方向ループコイル群22のうちの任意の1本のY軸方向ループコイル22Yのループ部に接続して共用化するようにしても良い。
また、上述の第2の実施形態におけるX軸方向ループコイル群とY軸方向ループコイル群との関係を逆にした構成とすることもできる。また、上述の第2の実施形態においては、X軸方向ループコイル群及びY軸方向ループコイル群からの両方の引き出し線路部を、X軸方向に平行な方向に形成して、一つコネクタ部に共通に接続するようにしたが、Y軸方向に平行な方向に形成して、一つコネクタ部に共通に接続するようにしてもよい。
更には、X軸方向ループコイル群の各X軸方向ループコイルからは行き線路のみをX軸方向に導出し、Y軸方向ループコイル群のY軸方向ループコイルからは、各行き線路及び帰り線路あるいは共通帰り線路を、Y軸方向に導出するようにしても良い。
また、上述の第2の実施形態の説明においては、1枚の基板23の第1の面と、その反対側の第2の面との両面を用いて、X軸方向ループコイル群21とY軸方向ループコイル群22とを形成するようにしたが、X軸方向ループコイル群21とY軸方向ループコイル群22とを別々の基板に形成し、その2枚の基板を張り合わせた2層の基板の構成であっても良い。この場合、X軸方向ループコイルの帰り線路とY軸方向ループコイルのループ部の線路とは、スルーホールビアを通じて接続されるものである。
[その他の実施形態または変形例]
上述の実施形態では、第1及び第2のループコイルの例としてのX軸方向ループコイル及びY軸方向ループコイルは、そのループ部が矩形領域を囲むような矩形形状を有するものとしたが、この発明が適用可能な第1及び第2のループコイルのループ部の形状は、これに限られるものではなく、例えば、円形、楕円形、扇形、三角形、など種々の形状を有するものであっても良い。
また、上述の実施形態では、X軸方向ループコイル及びY軸方向ループコイルのループ部は、1ターンとしたが、この発明が適用可能な第1及び第2のループコイルのループ部は、2ターン以上の多重巻とすることもできる。
また、この発明による座標入力装置のセンサは、スマートフォンと呼ばれる高機能携帯電話端末のように、表示装置の表示画面に重畳して用いられるセンサとして用いることが可能である。さらに、座標入力装置を内蔵した表示装置を備えるスレートPCやノートパソコンのセンサとしても用いることができるほか、画面を内蔵しない座標入力装置のセンサにも適用できることは言うまでもない。
20A,20B…センサ、21…X軸方向ループコイル群、21X〜21X…X軸方向ループコイル、21XL〜21XL…X軸方向ループコイルのループ部、21XE〜21XE…X軸方向ループコイルの引き出し線路部、22…Y軸方向ループコイル群、22Y〜22Y…X軸方向ループコイル、22YL〜22YL…Y軸方向ループコイルのループ部、22YE〜22YE…Y軸方向ループコイルの引き出し線路部、XEs〜XEs,YEs〜YEs…行き線路、XEg〜XEg,YEg〜YEg…帰り線路、CMg,CMg1,CMg2,CMYg,CMYg1,CMYg2…共通帰り線路

Claims (10)

  1. 互いに平行に形成される第1および第2の線路からなる第1の引き出し線路部と、前記第1の引き出し線路部の前記第1および第2の線路に連続的に接続され、所定の面積領域を囲むような形状の第1のループ部とを具備する第1のループコイルが、第1の方向に複数個配置された第1のループコイル群と、
    互いに平行に形成される第3および第4の線路からなる第2の引き出し線路部と、前記第2の引き出し線路部の前記第3および第4の線路に連続的に接続され、所定の面積領域を囲むような形状の第2のループ部とを具備する第2のループコイルが、前記第1の方向と直交する第2の方向に複数個配置された第2のループコイル群と、
    が形成されると共に、前記第1のループコイル群及び前記第2のループコイル群の前記第1のループ部および第2のループ部が占める領域を位置検出エリアとする座標入力装置のセンサであって、
    前記位置検出エリア内で、前記第1のループコイルの前記第1または第2の線路のいずれか一方の線路を、他の前記第1のループコイルの前記第1または第2の線路のいずれか一方の線路、または、前記第2のループコイルの第2のループ部の線路、の少なくとも一方と接続することにより共通化すると共に、前記線路を共通化した前記第1のループコイルの前記第1または第2の線路の他方を、前記共通化した線路と平行に近接して配設した
    ことを特徴とする電磁誘導方式の座標入力装置のセンサ。
  2. 前記第1の引き出し線路部の前記第1の線路は、信号を供給あるいは信号を取り出すための線路であり、前記第2の線路は、基準電位に接続される線路であり、
    前記第1のループコイルの前記第1の引き出し線路部の前記第2の線路を、他の前記第1のループコイルの前記第1の引き出し線路部の第2の線路、または、前記第2のループコイルの第2のループ部の線路、の少なくとも一方と接続することにより共通化すると共に、前記第2の線路を共通化した前記第1のループコイルの前記第1の線路を、前記共通化した線と平行に近接して配設した
    ことを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導方式の座標入力装置のセンサ。
  3. 前記第1のループコイルの前記第1のループ部の少なくとも前記第1の方向と交差する部分は前記基板の第1の面上に形成されると共に、前記第1の引き出し線路部は、前記基板の前記第1の面とは反対側の第2の面上に形成され、且つ、前記基板に設けられているスルーホールを介して、前記第1の引き出し線路部と前記第1のループ部とが接続され、
    前記第2のループコイルの前記第2のループ部の少なくとも前記第2の方向と交差する部分は、前記基板の前記第2の面上に形成され、前記第1のループコイルの前記第1及び第2の線路のいずれか一方の線路と、前記他の第1のループコイルの前記第1及び第2の線路のいずれか一方の線路、または、前記第2のループコイルの前記第2のループ部、の少なくとも一方との接続は、前記基板の前記第2の面においてなされる
    ことを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導方式の座標入力装置のセンサ。
  4. 前記位置検出エリア内で、前記第1のループコイル群の複数個の前記第1のループコイルの前記第1の引き出し線路部の前記第2の線路を、前記第1のループコイル群の他の前記第1のループコイルの前記第1の引き出し線路部の前記第2の線路と共通に接続することにより共通化すると共に、前記第2の線路を共通化した前記複数個の第1のループコイルの前記第1の線路を、前記共通化した線路と平行に並走させるようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導方式の座標入力装置のセンサ。
  5. 前記共通化した前記第2の線路と平行に配設された、前記第2の線路を共通化した前記複数個の第1のループコイルの前記第1の引き出し線路部の前記第1の線路は、前記共通化した前記第2の線路の両側に、前記共通化した前記第2の線路を中心にして交互に配されるように形成される
    ことを特徴とする請求項4に記載の電磁誘導方式の座標入力装置のセンサ。
  6. 前記第1のループコイル群の前記複数個のループコイルは、複数個のグループに分割され、前記複数個のグループのそれぞれ内の全ての前記第1のループコイルの前記第1の引き出し線路部の前記第2の線路を共通化した線路とするようにした
    ことを特徴とする請求項4に記載の電磁誘導方式の座標入力装置のセンサ。
  7. 前記位置検出エリア内で、前記第1のループコイルの前記第1の引き出し線路部の前記第2の線路を、前記第2のループコイルの前記第2のループ部と接続することにより、前記第2のループ部の線路を前記第1のループコイルの前記第2の線路として共用化すると共に、前記第2の線路を共用化した前記第1のループコイルの前記第1の引き出し線路部の前記第1の線路を、前記共用化した前記第2のループ部の線路と平行に並走させるようにした
    ことを特徴とする請求項4に記載の電磁誘導方式の座標入力装置のセンサ。
  8. 前記位置検出エリア内で、前記第1のループコイル群の複数個の前記第1のループコイルの前記第2の線路を、前記第1のループコイル群の他の前記第1のループコイルの前記第2の線路と共通に接続することにより共通化すると共に、
    前記位置検出エリア内で、前記第2の線路を共通化した前記複数個の第1のループコイルの前記共通化した前記第2の線路を、前記第2のループコイルの前記第2のループ部に接続することにより、前記第2のループ部の線路を前記複数の第1のループコイルの前記第2の線路として共用化し、更に、前記第2の線路を共通化した前記複数の第1のループコイルの前記第1の線路を、前記共用化した前記第2のループ部の線路と平行に並走させるようにした
    ことを特徴とする請求項7に記載の電磁誘導方式の座標入力装置のセンサ。
  9. 前記第1のループコイル群の前記複数個の第1のループコイルは互いに重なり合っていると共に、前記第2のループコイル群の前記複数個の第2のループコイルは互いに重なり合っている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導方式の座標入力装置のセンサ。
  10. 前記第1の引き出し線路部と前記第2の引き出し線路部とが、共に前記第1の方向に平行に配列されて、一つのコネクタ部に接続されてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導方式の座標入力装置のセンサ。
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