JP3502664B2 - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JP3502664B2
JP3502664B2 JP16056794A JP16056794A JP3502664B2 JP 3502664 B2 JP3502664 B2 JP 3502664B2 JP 16056794 A JP16056794 A JP 16056794A JP 16056794 A JP16056794 A JP 16056794A JP 3502664 B2 JP3502664 B2 JP 3502664B2
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    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/046Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by electromagnetic means

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁結合を利用した位
置検出装置及びその位置指示器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この出願に先立ち、出願人は特願昭61
−213970号において、タブレットのセンス部と位
置指示器との間で電波をやりとりすることにより、その
位置指示器によるタブレット上の指示位置の座標値を求
める位置検出装置を提案している。これによれば、タブ
レット内に位置検出方向に並設された複数のループコイ
ルを順次選択して電波を放射すると共に、位置指示器に
設けられた共振回路から再放射される電波を受信し、そ
の受信信号の最も強いループコイルを探すことにより位
置指示器の座標位置を検出している。このような位置検
出装置においては、受信信号の最も強いループコイルと
隣合うループコイルからの信号強度を検出してループコ
イル間の位置の補間を行い位置検出精度を向上させるの
が通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法では受信される電波が微弱であり、それ
によって例えば、ペンコンピュータのようにフラット型
の表示装置を設置する場合に表示装置のノイズに対する
制約が非常に大きいという問題や、受信信号からノイズ
を除去するために構成が複雑になる等の問題があった。
これは、ループコイル間の補間を行う際、検出信号の強
度の誤差が直接に位置検出の誤差となって現れるからで
ある。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するも
のであり、外来ノイズに対して強い位置検出方法により
簡単な構成で精度の良い位置検出装置及び位置指示器を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明にかかる位置検出装置は、位置検出方向に複
数のループコイルを並設してなるセンス部と、前記複数
のループコイルのうち1本を順次選択して電波を送信す
る電波送信手段と、少なくともコイルとコンデンサから
なる共振回路を有する位置指示部と、選択された前記1
本のループコイルに対して前記電波送信手段による電波
の送信を開始してから該電波の送信により前記共振回路
に発生する信号が所定のレベルに達するまでの時間を検
出する時間測定手段と、少なくとも3本のループコイル
について前記時間測定手段によりそれぞれ検出された前
記時間に基づいて前記位置指示部の座標値を計算する手
段とを有することを特徴とする。
【0006】また、本発明にかかる位置検出装置は、
置検出方向に複数のループコイルを並設してなるセンス
部並びに前記複数のループコイルのうち1本を順次選択
して電波を送信する電波送信手段を具備するタブレット
と、少なくともコイルとコンデンサからなる共振回路を
具備する位置指示器とを有し、前記タブレットと前記位
置指示器との電磁誘導を利用して該位置指示器の座標位
置を検出する位置検出装置において、前記位置指示器
に、前記共振回路に発生する信号が所定のレベルに達す
る時刻を検出すると共にその時刻を前記タブレット側に
知らせるためのタイミング情報送信手段を設け、前記タ
ブレットに、前記タイミング情報送信手段から送られる
タイミング情報を受信するタイミング情報受信手段と、
選択された前記1本のループコイルに対して前記電波送
信手段による電波の送信を開始してから前記タイミング
情報受信手段により検出される時刻までの時間を測定す
る時間測定手段と、少なくとも3本のループコイルにつ
いて前記時間測定手段によりそれぞれ検出された前記時
間に基づいて前記位置指示部の座標値を計算する手段と
有することを特徴とする位置検出装置。
【0007】一例として、前記タイミング情報送信手段
は、前記位置指示器内の共振回路に発生する信号が一定
レベルに達した時刻またはその時刻から一定時間だけ経
過した時刻に該共振回路の共振特性を変化させるもので
あり、前記タブレット側では、前記位置指示器から放射
される電波を受信して受信信号の変化する時刻を検出す
るようにする。
【0008】また好適には、位置検出装置は、電波を送
信するループコイルと電波を受信するループコイルとを
直交させた構成や、電波を送信する複数のループコイル
の全体を囲んで巻いたループコイルにより電波を受信す
るようにした構成とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】ループコイルから電波を放射すると、位置指示
器の共振回路には徐々に大きくなる信号が発生するが、
この立ち上がり時間はループコイルとの距離に依存す
る。従って、電波の放射を開始してから共振回路に発生
する信号が所定のレベルに達するまでの時間を測定する
ことで、予め知られた関係から位置指示器とループコイ
ルとの距離が求められる。
【0012】共振回路はそれ自体狭帯域のフィルターで
ありノイズの影響を非常に受けにくく、また比較的強い
信号が発生するのでこの信号を直接測定することでノイ
ズに対して極めて強い信号検出を可能とする。
【0013】また、位置指示器内の共振回路に発生する
信号が一定レベルに達する時刻をタブレット側に送信す
るようにすることは、位置指示器とタブレット間をコー
ドレスとすることを可能する。
【0014】送信用ループコイルと受信用ループコイル
とを直交させて配置することで両者の干渉が防止され、
また、送信用ループコイルの全体を受信用ループコイル
で囲む様に配置することで、受信するループコイルを切
り替えることが不要となる。
【0015】
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって詳細に
説明する。図1は本発明の第一の実施例にかかる位置検
出装置の構成図である。図1に示すように、本実施例の
位置検出面には、X軸方向に並設されたループコイル群
11と、Y軸方向に並設されたループコイル群12とを
備えている。尚、図1では各4本のループコイルを示し
ているが、これは全体の内の一部のみを示すものであ
る。各ループコイル群11及び12は選択回路13、発
振器14からなる電波送信手段に接続されていて、選択
回路13によって順次選択される1本のループコイルは
発振器14からの交流信号が供給されて電波を放射す
る。
【0017】位置指示部15は電磁誘導コイル16と共
振コンデンサ17からなる共振回路18を有し、位置指
示部15が選択されているループコイルに近接したとき
にこの共振回路18は選択されているループコイルから
放射される電波の周波数に共振するようになっている。
共振回路18には検波器19が接続され、この出力がコ
ンパレータ20に入力される。コンパレータ20は検波
器19からの入力が所定のスレッショルドレベル以上に
なったときに信号を送出する。
【0018】選択回路13と発振器14の間にはスイッ
チ21が介在し、このスイッチ21は送信制御信号st
が送出されたときにオンとなって、発振器14からの交
流信号を選択回路13を介してループコイルに供給する
ようになっている。
【0019】22は時間測定器であり、ここには送信制
御信号stと前記コンパレータ20の出力とが入力さ
れ、この送信制御信号stが立ち上がってからコンパレ
ータ20の出力が立ち上がるまでの間の時間を検出し、
その時間を2進コードに変換して出力する。
【0020】また、コンパレータ20の出力は送信停止
信号spとして利用され、この信号により送信制御信号
stを停止させて前記スイッチ21をオフさせ、電波の
放射を停止する。
【0021】図2は図1の各部の波形図を表している。
図2において、Tは選択されているループコイルを流れ
る電流、aは位置指示部15の共振回路18に発生する
信号、bはその検波後の信号、cはコンパレータ20の
出力信号、Sは時間測定器22によって測定される期間
を、それぞれ示している。
【0022】送信制御信号stが送出されると、選択回
路13によって選択されている一つのループコイルには
発振器14からの信号がスイッチ21を介して接続さ
れ、信号Tの電流が流れる。ここで、位置指示部15が
選択されているループコイルに対して近接状態にあると
その中の共振回路18には信号aが生じ、その信号は検
波されて信号bとなってコンパレータ20に入る。コン
パレータ20は前述のように、信号bが所定のスレッシ
ュルドレベルΘを越えた時に信号cを出力する。この信
号cは時間測定器22に入力されると共に、送信停止信
号spとして用いられてループコイルからの電波の放射
を停止させる。
【0023】いま、図2の(I)は選択されたループコ
イルと位置指示部15とが比較的離れている場合の波
形、(II)はそれらが比較的近い場合の波形を示して
いる。図2に示すように、信号aは、選択されたループ
コイルが位置指示部15に遠い場合はゆっくり立ち上が
り、近い程急峻な立ち上がりを示す。従って、電波の放
射を開始してから共振回路に発生する信号aが所定の一
定レベルに達するまでの時間は、選択されたループコイ
ルが位置指示部15に近い程短くなる。(I)の場合は
t0 からt1 までの時間、(II)の場合はt0 からt
2 までの時間がそれであり、その期間Sに亘って時間測
定器22から2進コードが出力される。
【0024】ここで、選択されたループコイルと位置指
示部15との距離と、信号aが所定のレベルに達するま
での時間とは、再現性のある一定の比例関係にある。従
って、予め求められた両者の定量的な比例関係を用い
て、信号aが一定のレベルに達するまでの時間からルー
プコイル12と位置指示部15との距離を求めることが
可能である。
【0025】ここで、本実施例によって位置検出ができ
ることを以下に説明する。図9は、図1の構成において
図示しない処理回路に記憶されたプログラムのフローチ
ャートである。
【0026】図9に示すように、まず最初にX軸全面ス
キャンを行い(ステップ201)、位置指示部15がX
軸ループコイル群11のうちどの番号のループコイルに
最も近いかを求める。(ステップ203)選択回路13
はX軸ループコイル群11の各ループコイルを順次選択
して上述したように電波を放射する。このとき、位置指
示部15が選択されたループコイルから比較的離れてい
るときは一定時間以上電波を放射しても共振回路18に
はほとんど信号が発生せずコンパレータ20の出力信号
も発生しない。
【0027】したがって、送信制御信号stを送出して
後一定時間が経過してもコンパレータ20の出力が発生
しないときは、図示しない処理回路にて送信制御信号s
tの送出を停止して電波の放射を停止する。その後、共
振回路18の信号が減衰する程度の時間をおいて選択回
路13により次のループコイルを選択して同じ動作を繰
り返す。
【0028】位置指示部15が選択されたループコイル
に比較的近いときは前記一定時間以内に検波器19の出
力信号bは所定のスレッショルドレベルに達しコンパレ
ータ20の出力信号が発生する。この一定時間以内にコ
ンパレータ20の出力信号が発生したときには、前述し
たように直ちに電波の放射を停止する。その後、共振回
路18の信号が減衰する程度の時間をおいて選択回路1
3により次のループコイルを選択して電波の放射を行
う。
【0029】位置指示部15が位置検出面に接近してい
るときは、隣合う少なくとも3本のループコイルにおい
て前記一定時間以内に検波器19の出力信号bが所定の
スレッショルドレベルに達しコンパレータ20の出力信
号が発生する。これらのループコイルのうち中心に位置
するループコイルの番号をnx として記憶する。(ステ
ップ203)また、X軸ループコイル群11のすべての
ループコイルについて前記一定時間以内にコンパレータ
20の出力信号が発生しなかったときには位置指示部1
5はタブレット(位置検出面)上に無いものと判断し
て、ステップ201の処理を繰り返す。
【0030】X軸全面スキャンで、少なくとも3本のル
ープコイルにおいて前記一定時間以内にコンパレータ2
0の出力信号が発生したときは、Y軸全面スキャンを行
う。(ステップ204)すなわち、Y軸ループコイル群
12を選択して上述したような処理を行いY軸ループコ
イル群12のうち位置指示部15に最も近いループコイ
ルの番号をny として記憶する。(ステップ205)
【0031】次に、部分スキャンにより正確な座標値を
高速に求める。(ステップ206〜210)
【0032】まず、X軸部分スキャンを行う。(ステッ
プ206)これはステップ203で記憶したコイル番号
nx を中心に一部分のループコイル(たとえば5本)を
順次選択してX軸全面スキャン(ステップ201)での
処理と同じ処理を行う。ここで、ステップ201〜20
3において位置指示部15は番号nx のループコイルの
近くにあることが分かっているため、コイル番号nx を
中心に部分スキャンを行うと少なくとも3本のループコ
イルにおいて前記一定時間以内にコンパレータ20の出
力信号が発生する。
【0033】次に、Y軸部分スキャンを行う。(ステッ
プ207)これはステップ205で記憶したコイル番号
ny を中心に一部分のループコイル(たとえば5本)を
順次選択してY軸全面スキャン(ステップ204)での
処理と同じ処理を行う。ここで、ステップ204〜20
5において位置指示部15は番号ny のループコイルの
近くにあることが分かっているため、コイル番号ny を
中心に部分スキャンを行うと少なくとも3本のループコ
イルにおいて前記一定時間以内にコンパレータ20の出
力信号が発生する。
【0034】ステップ206または207において、前
記一定時間以内にコンパレータ20の出力信号が発生す
るループコイルの数が3本未満であった場合には位置指
示部15はタブレット上から離れたものと判断してステ
ップ201へ戻る。(ステップ208)
【0035】ステップ206または207において、前
記一定時間以内にコンパレータ20の出力信号が発生す
るループコイルの数が3本以上であった場合には、時間
測定器22によって測定された時間が最も短いコイル番
号をそれぞれnx 、ny として記憶しなおす。(ステッ
プ209)
【0036】次に、コイル番号nx 及びny とそれに隣
接するループコイルを選択した際に時間測定器22によ
って測定された時間をもとに位置指示部15の指示して
いる座標値を求める処理を以下に示す手順により行う。
(ステップ210)
【0037】まず、コイル番号nx を選択した際に時間
測定器22によって測定された時間をSpxとし、コイル
番号nx-1 を選択した際に時間測定器22によって測定
された時間をSaxとし、コイル番号nx+1 を選択した際
に時間測定器22によって測定された時間をSbxとし、
X軸ループコイル間の距離をDx として、次式に示す値
を計算する。 (Dx/2)・{(Sax−Sbx)/(Sax+Sbx−2・Spx)} ………(1)
【0038】この値は位置指示部15の位置によって
−D/2 〜 D/2 の範囲の値をとる。この値が0
となるときはSaxとSbxとが等しくなるとき、すなわち
位置指示部15が番号nx のループコイルのちょうど真
上にあるときである。また、この値が−D/2となると
きはSaxとSpxとが等しくなるとき、すなわち位置指示
部15が番号nx のループコイルと番号nx-1 のループ
コイルとの中間にあるときである。また、この値がD/
2となるときはSbxとSpxとが等しくなるとき、すなわ
ち位置指示部15が番号nx のループコイルと番号nx+
1 のループコイルとの中間にあるときである。したがっ
て、この式で計算される値は、位置指示部15が番号n
x のループコイルの中心位置からどれだけ離れているか
を表す補正値として使用することができる。各番号のル
ープコイルの中心位置及びループコイル間の距離Dx は
あらかじめわかっているので、前述した関係より位置指
示部15の正確なX座標値を求めることができる。ま
た、Y座標値についても同様である。(ステップ21
0)
【0039】コイル番号ny を選択した際に時間測定器
22によって測定された時間をSpyとし、コイル番号n
y-1 を選択した際に時間測定器22によって測定された
時間をSayとし、コイル番号ny+1 を選択した際に時間
測定器22によって測定された時間をSbyとし、Y軸ル
ープコイル間の距離をDy として、次式に示す値を計算
する。 (Dy/2)・{(Say−Sby)/(Say+Sby−2・Spy)} ………(2)
【0040】各番号のループコイルの中心位置及びルー
プコイル間の距離Dy と上式の値より位置指示部15の
正確なY座標を求めることができる。
【0041】このように座標値が求められたら、位置指
示部15の移動を追跡するためにステップ206へ戻り
ステップ206〜210の処理を繰り返す。この際、位
置指示部15の移動を追跡するために、ステップ206
及びステップ207での部分スキャンは前回行われたス
テップ209での処理によって求められたコイル番号n
x 、ny を中心に使う。
【0042】このように本実施例では、電波の送信を開
始してから共振回路18に発生する信号が所定のレベル
に達するまでの時間を検出し、その時間から選択された
ループコイルと位置指示部15との距離を求めて、それ
により座標位置を検出するようにしたので、外来ノイズ
の影響を受けにくく、正確な位置検出が可能となる。つ
まり、位置指示部15の共振回路18はそれ自体狭帯域
のフィルターであるのでノイズの影響を非常に受けにく
く、また比較的強い信号が発生するのでこの信号を直接
測定することによりノイズに対して極めて強い信号検出
が可能となる。
【0043】図3は本発明の第二の実施例にかかるタブ
レット側の構成図、図4はそれと共に用いる位置指示器
の構成図である。
【0044】図3に示すように、タブレット側の位置検
出面31には第一の位置検出方向(X軸方向)に並設さ
れた互いに平行な多数のループコイル群32Aと、それ
と直交する第二の位置検出方向(Y軸方向)に並設され
た互いに平行な多数のループコイル群32Bとからなっ
ている。尚、図3では各方向1本のループコイルだけを
示している。
【0045】コイル切換器33はX軸ループコイル群3
2A及びY軸ループコイル群32Bに接続され、X軸ル
ープコイル群32Aの中から1本のコイルを、Y軸ルー
プコイル群32Bの中から1本のコイルをそれぞれ選択
し、そのうち一方は送信アンプ35に接続され他方は受
信アンプ36に接続するような構成となっている。この
際、X軸ループコイルを送信アンプ35に接続したとき
にはY軸ループコイルが受信アンプ36に接続され、Y
軸ループコイルを送信アンプ35に接続したときにはX
軸ループコイルが受信アンプ36に接続されるようにな
っている。
【0046】発振器30からは所定の周波数の交流信号
を発生し、スイッチ34を介して送信アンプ35に接続
されており、送信制御信号stのタイミングに応じて送
信アンプ35に接続されているループコイル(送信コイ
ル)から前記所定の周波数の電波が放射されるようにな
っている。また、受信アンプ36に接続されているルー
プコイル(受信コイル)からは位置指示器40より返っ
てくる電波が受信され受信アンプ36により増幅され
る。
【0047】受信アンプ36の出力は検波器37に入力
され、検波器37の出力は立ち下がりエッジ検出器38
に入力される。また、立ち下がりエッジ検出器38の出
力は時間測定器39に入力されている。この立ち下がり
エッジ検出器38は検波器37の出力信号のレベルが急
に立ち下がった時にパルス信号を出力するものである。
【0048】時間測定器39にはさらに、電波送信のタ
イミングを制御している送信制御信号stが入力される
ようになっていて、この送信制御信号stが立ち上がっ
てから立ち下がりエッジ検出器38の出力が立ち上がる
までの間の時間を検出し、その期間を2進コードに変換
して出力する。
【0049】一方、位置指示器40は、図4に示すよう
に、電磁誘導コイル41と共振コンデンサ42からなる
共振回路43を有し、この共振回路43はタブレット側
より放射される電波の周波数に一致するようにしてい
る。共振回路43には検波器44が接続され、この出力
がコンパレータ45に入力される。コンパレータ45は
検波器44からの入力が所定のスレッショルドレベル以
上になったときに信号を送出する。
【0050】さらに、共振回路43のコンデンサ42に
並列にスイッチ素子46が設けられ、コンパレータ45
の出力がこれに接続されている。共振回路43に発生す
る信号が所定の一定レベルに達してコンパレータ45に
出力があったときにスイッチ素子46が閉じて、共振回
路43の共振特性を変化させるようになっている。これ
らのコンパレータ45、スイッチ素子46はタイミング
情報送信手段を構成し、後述するように共振回路43に
発生する信号が所定のレベルに達する時刻をタブレット
側に知らせることとなる。
【0051】図5は図3、図4の各部の波形図を表して
いる。図5において、Tはタブレット側の送信コイルに
流れる電流、aは共振回路43に発生する信号、bはそ
の検波後の信号、cはコンパレータ45の出力信号、R
はタブレット側の受信アンプ36の出力信号、Aはその
検波後の信号、Bは立ち下がりエッジ検出器38の出力
信号、stは送信制御信号、Sは時間測定器39により
測定される時間を、それぞれ示している。また、図2と
同様に、図5中、(I)は送信コイルと位置指示器40
とが比較的離れている場合の波形、(II)はそれらが
比較的近い場合の波形を示している。
【0052】図5に示すように、前述の実施例の場合と
同様に、コンパレータ45は信号bが所定のスレッショ
ルドレベルΘを越えると信号を発し、それによってスイ
ッチ素子46を作動させて共振回路43の両端を短絡さ
せる。これにより、共振回路43の両端に発生している
信号aは無くなる。
【0053】一方、受信コイルは位置指示器40の共振
回路43から放射される電波を受信し、その信号は増幅
されて信号Rの様になる。すなわち、位置指示器40の
共振回路43に発生する信号aはそのレベルに応じた電
波を放射するので、タブレット側の受信コイルでは信号
aと同型の波形が検出され、この信号を受信アンプ36
で増幅した際に一定レベルで飽和してRのような信号と
なる。
【0054】位置指示器内でコンパレータ45の出力信
号cの立ち上がり時にスイッチ素子46により共振回路
43の両端が短絡されると、それと同時にタブレット側
では信号Rが消滅し、検波器37の出力信号Aが立ち下
がる。その検波後の信号Aの立ち下がりのタイミング
が、立ち下がりエッジ検出器38により検出され、その
信号Bが時間測定器39に入力される。また、信号Bの
立ち上がりを検出して送信制御信号stは停止される。
【0055】従って前述の実施例と同様に、時間測定器
39により測定される時間Sは、電波の送信を開始して
から位置指示器40の共振回路43に発生する信号が所
定のレベルに達するまでの時間に対応し、これは送信コ
イルと位置指示器40との距離に依存することとなる。
而して、時間測定器39からの2進コード出力を図示し
ない処理回路に送り、そこで時間Sの長短に応じて送信
コイルと位置指示器40との距離が求められる。
【0056】それでは本実施例によって位置検出ができ
ることを以下に説明する。本実施例でも座標検出のため
の処理は図9と同じである。図3の構成において図示し
ない処理回路には図9のような流れのプログラムが記憶
されている。
【0057】まず最初にX軸全面スキャンを行い(ステ
ップ201)、位置指示部がX軸ループコイル群32A
のうちどの番号のループコイルに最も近いかを求める。
本実施例ではこのX軸全面スキャンの方法が第一実施例
と比べて少し異なっている。コイル切換器33はまずY
軸ループコイル群32Bの中から1本を順次選択して受
信アンプ36に接続する。この1本の受信コイルが選択
されている期間にコイル切換器33はX軸ループコイル
群32Aの中から1本を順次選択して送信アンプ35に
接続し、X軸ループコイルからは順番に電波が放射され
る。このとき送信アンプ35に接続されるX軸ループコ
イル(送信コイル)と受信アンプ36に接続されるY軸
ループコイル(受信コイル)のうちどちらかが位置指示
器40から比較的離れている時は、一定時間以上電波を
放射しても共振回路43にはほとんど信号が発生せずタ
ブレット側での受信信号Rも発生せず信号A及びBも発
生しない。したがって、送信制御信号stを送出して後
一定時間が経過してもタブレット側での信号Bが検出さ
れないときは、図示しない処理回路にて送信制御信号s
tの送出を停止して電波の放射を停止する。その後、共
振回路43の信号が減衰する程度の時間をおいて選択回
路33により送信コイルとして次のループコイルを選択
して同じ動作を繰り返す。
【0058】送信アンプ35に接続されるX軸ループコ
イル(送信コイル)と受信アンプ36に接続されるY軸
ループコイル(受信コイル)の両方が位置指示器40に
比較的近い場合は、第一実施例の時と同様に送信コイル
として隣合う少なくとも3本のループコイルにおいて前
記一定時間以内に位置指示器40の検波器44の出力信
号bが所定のスレッショルドレベルに達しコンパレータ
45の出力信号も立ち上がり、これと同時にスイッチ素
子46が前記一定時間以内に短絡される。これに合わせ
てタブレット側では前記一定時間以内に消滅する信号R
が発生する。このような信号が検出されたときの送信コ
イルのうち中心に位置するループコイルの番号をnx と
して記憶する。(ステップ203)
【0059】また、X軸ループコイル群32A及びY軸
ループコイル群32Bのすべての組み合わせについて前
述の処理を行い、送信コイルとして隣合う少なくとも3
本のループコイルにおいて、前記一定時間以内に立ち下
がりエッジ検出器38の出力信号Bが発生しなかったと
きには位置指示器40はタブレット(位置検出面)上に
無いものと判断して、ステップ201の処理を繰り返
す。
【0060】X軸全面スキャンで、少なくとも3本のル
ープコイルにおいて前記一定時間以内に立ち下がりエッ
ジ検出器38の出力信号が発生したときは、Y軸全面ス
キャンを行う。(ステップ204)すなわち、今度はス
テップ203で求めた番号nx のループコイルを選択し
て受信アンプ36に接続し、Y軸ループコイル群32B
の中から1本を順次選択して送信アンプ35に接続して
電波の放射を行う。このとき、送信コイルとして隣合う
少なくとも3本のループコイルにおいて前記一定時間以
内に位置指示器40の検波器44の出力信号bが所定の
スレッショルドレベルに達しコンパレータ45の出力信
号も立ち上がり、これと同時にスイッチ素子46が前記
一定時間以内に短絡される。これに合わせてタブレット
側では前記一定時間以内に消滅する信号Rが発生する。
このような信号が検出されたときの送信コイルのうち中
心に位置するループコイルの番号をny として記憶す
る。(ステップ205)
【0061】次に、部分スキャンにより正確な座標値を
高速に求める。(ステップ206〜210)この部分の
動作は第一実施例と同一であるが、X軸部分スキャン
(ステップ206)では既に求められたコイル番号ny
を受信アンプ36に接続して送信コイルをX軸ループコ
イルの番号nx を中心に一部分のループコイル(たとえ
ば5本)を順次選択して行い、Y軸部分スキャン(ステ
ップ207)では既に求められたコイル番号nx を受信
アンプ36に接続して送信コイルをY軸ループコイルの
番号ny を中心に一部分のループコイル(たとえば5
本)を順次選択して行うようにする。これにより第一実
施例の場合と全く同様に、(1)式と(2)式とを用い
て正確な座標値を求めることができる。
【0062】このように、本実施例では、位置指示器の
共振回路に発生する信号が所定の一定レベルに達する時
刻を検出すると共にその時刻をタブレット側に知らせる
と共に、タブレット側において、電波の放射を開始して
から前記時刻までの時間を測定することにより位置を検
出するようにしたので、前述の実施例に効果に加えて、
位置指示器とタブレット間をコードレスとすることがで
きるという効果がある。
【0063】尚、この位置指示器40では、共振回路に
発生する信号が一定レベルに達した時刻に共振回路43
の両端を短絡しているが、その時刻から一定時間だけ経
過した時刻に共振回路の両端を短絡するようにしてもよ
い。この場合、共振回路43に発生する信号が一定の検
出レベルに達してさらに信号が強くなった時点で共振回
路を短絡するため、タブレット側で受信する際にもその
分信号が強くなりノイズに対してさらに強い信号検出が
可能となるという特徴がある。
【0064】また、本実施例では、共振回路43に発生
する信号が所定のレベルに達する時刻をタブレット側に
知らせるためのタイミング情報送信手段として、所要の
時期にその共振回路43の共振特性を変化させる構成を
採用し、具体的にはコンデンサ42に並列に挿入したス
イッチ素子46を用いて共振回路の両端を短絡させてい
る。このようにして、共振回路に発生した信号を消滅さ
せることでタブレット側に信号を送信する構成とするこ
とで、簡単な構成でその時刻をタブレット側に伝達する
ことが可能となる。
【0065】尚、共振特性を変化させるための構成は上
述のものに限られず、共振周波数を変化させたりしても
よい。さらに、共振回路に発生する信号が所定のレベル
に達する時刻をタブレット側に知らせるための本発明の
タイミング情報送信手段は、その共振特性を変化させる
ものに限られるものではなく、他の周波数の電波を用い
て送信するようにしてもよい。
【0066】さらに、本実施例では、電波を送信するル
ープコイルと電波を受信するループコイルとを直交させ
た構成としているため、送信用ループコイル32Aと受
信用ループコイル32Bとの相互干渉が少なくなり、位
置指示器40からの電波を強く受信することが可能とな
っている。
【0067】図6は本発明の第三の実施例にかかる位置
検出装置の構成図である。この実施例は、電波受信用の
ループコイルを電波送信用のループコイルの全体を取り
囲むように配置した例である。
【0068】図6に示すように、タブレット側には、X
軸方向に並設されたループコイル群51Aと、Y軸方向
に並設されたループコイル群51B(図6ではそのうち
4本のみが表示されている)と、それらの全体を囲む電
波受信用の受信ループコイル52とが設けられている。
【0069】選択回路53はX軸ループコイル群51A
及びY軸ループコイル群51Bの中から1本のループコ
イルを選択して、発振器54からの交流信号をスイッチ
60を介して接続している。これにより選択されたルー
プコイルからは電波が放射され、この電波により位置指
示器40の共振回路43には信号が発生する。また、こ
れにより位置指示器から再放射される電波が受信ループ
コイル52により受信される。
【0070】他の構成は前述の第二実施例と同様であ
り、受信ループコイル52の受信信号は増幅器56によ
って増幅されると共に、その出力は検波器57、立ち下
がりエッジ検出器58を介して時間測定器59に入力さ
れる。また、時間測定器59には、電波放射のタイミン
グを制御するスイッチ60の送信制御信号stが入力さ
れている。また、位置指示器40は図4の実施例と同じ
ものが使用できる。
【0071】この実施例における各部の波形図は図5と
同様であり、この実施例では位置指示器とタブレット間
をコードレスとすることができると共に前述の第一の実
施例と同等の効果が得られ、さらに、電波を送信するX
軸ループコイル群51A及びY軸ループコイル群51B
の全体を囲んで巻いた受信ループコイルにより電波を受
信するようにしたことで、第二の実施例に比べて受信側
のループコイルを切り替える必要がなくなり、構成を簡
単にすることができる。
【0072】本実施例でも座標値を求める処理は前述し
た第二実施例と同様に図9のフローチャートで求められ
る。第二実施例と異なる点は、増幅器56(第二実施例
で受信アンプ36に相当する)に接続するループコイル
は切り換える必要がなく固定であるということである。
また、第一実施例及び第二実施例の場合と同じく(1)
式と(2)式とを用いて正確な座標値を求めることがで
きる。
【0073】図7は本発明にかかる位置指示器の他の実
施例の構成図である。この位置指示器は図4の位置指示
器と同様に図3、図6等の分離したタブレットと協働し
て使用されるものである。
【0074】図7に示すように、この位置指示器70
は、電磁誘導コイル71と共振コンデンサ72からなる
共振回路73を有し、この共振回路73は分離した図示
しないタブレット側(たとえば、図3あるいは図6)か
らの電波の周波数に共振している。図7で、74は検波
器、75はコンパレータであり、コンパレータ75は検
波器74からの入力が所定のスレッショルドレベル以上
になったときに信号を送出する。
【0075】コンパレータ75の出力は分岐して、その
一方はアンドゲート76に入力されると共に、他方は積
分器77、インバータ78、微分器82、バッファアン
プ79等を介してアンドゲート76に入力されている。
アンドゲート76の出力は共振回路73のコンデンサ7
2に並列に設けられたアナログスイッチ80に接続され
る。
【0076】一方、共振回路73はまた、整流器81に
接続されており、共振回路73に発生する交流電圧より
直流電圧を得ている。この直流電圧は位置指示器70の
各能動素子の電源として利用される。
【0077】図8は図7の各部の波形図を表している。
図8において、Tは位置指示器70が受ける電波の信
号、aは共振回路73に発生する信号、bはその検波後
の信号、cはコンパレータ75の出力信号、dは積分器
77の出力、eはバッファアンプ79の出力、fはアン
ドゲート76の出力である。
【0078】図8に示すように、この位置指示器70で
は、位置検出のための部分スキャンに先立ち、タブレッ
ト側から一定期間以上の電波の放射を行い、電源を充電
するようにしている。コンパレータ75の出力信号cと
バッファアンプ79の出力信号eとが共にハイレベルの
時にアナログスイッチ80がオンするようにし、これに
より電源の充電期間と位置検出の期間とを切り分けてい
る。アナログスイッチ80がオンになると、図4の位置
指示器40と同様に、共振回路73に発生していた信号
が消滅して、図示しないタブレットにそれを知らせる。
その後の位置検出のための時間測定は前述の実施例と同
様である。
【0079】この位置指示器70によれば、共振回路7
3に発生する交流電圧を整流器81で整流して電源を得
るようにしたので、位置指示器70に電池等の特別の電
源が不要となり、構成が簡単となると共にコストの低減
を図ることが可能である。
【0080】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明によれば、位置指示器内の共振回路に発生す
る信号の立ち上がり時間を測定することによって位置指
示器とループコイルとの距離を求めるようにし、それに
より座標値を検出するようにしたので、装置の構成を簡
単とすることができると共に外来ノイズの影響を受けに
くい高精度な位置検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施例にかかる位置検出装置
の構成図である。
【図2】 図1の各部の波形図である。
【図3】 本発明の第二の実施例にかかる位置検出装置
のタブレット側の構成図である。
【図4】 図3のタブレットに用いる位置指示器の構成
図である。
【図5】 図3、図4の各部の波形図である。
【図6】 本発明の第三の実施例にかかる位置検出装置
のタブレット側の構成図である。
【図7】 本発明にかかる位置指示器の他の実施例の構
成図である。
【図8】 図7の各部の波形図である。
【図9】 本発明の位置検出装置の座標値を求めるフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
11、32A、51A X軸ループコイル群 12、32B、51B Y軸ループコイル群 13、33、53 選択回路 14、30、54 発振器 15 位置指示部 40、70 位置指示器 16、41、71 電磁誘導コイル 17、42、72 共振コンデンサ 18、43、73 共振回路 20、45、75 コンパレータ 22、39、59 時間測定器 52 受信ループコイル 31 位置検出面 21、34、60 スイッチ 77 積分器 82 微分器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−189717(JP,A) 特開 昭57−39479(JP,A) 特開 昭57−94890(JP,A) 特開 平3−68013(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/03 - 3/037

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置検出方向に複数のループコイルを並
    設してなるセンス部と、前記複数のループコイルのうち
    1本を順次選択して電波を送信する電波送信手段と、少
    なくともコイルとコンデンサからなる共振回路を有する
    位置指示部と、選択された前記1本のループコイルに対
    して前記電波送信手段による電波の送信を開始してから
    該電波の送信により前記共振回路に発生する信号が所定
    のレベルに達するまでの時間を検出する時間測定手段
    と、少なくとも3本のループコイルについて前記時間測
    定手段によりそれぞれ検出された前記時間に基づいて前
    記位置指示部の座標値を計算する手段とを有することを
    特徴とする位置検出装置。
  2. 【請求項2】 位置検出方向に複数のループコイルを並
    設してなるセンス部並びに前記複数のループコイルのう
    ち1本を順次選択して電波を送信する電波送信手段を具
    備するタブレットと、少なくともコイルとコンデンサか
    らなる共振回路を具備する位置指示器とを有し、前記タ
    ブレットと前記位置指示器との電磁誘導を利用して該位
    置指示器の座標位置を検出する位置検出装置において、 前記位置指示器に、前記共振回路に発生する信号が所定
    のレベルに達する時刻を検出すると共にその時刻を前記
    タブレット側に知らせるためのタイミング情報送信手段
    を設け、 前記タブレットに、前記タイミング情報送信手段から送
    られるタイミング情報を受信するタイミング情報受信手
    段と、選択された前記1本のループコイルに対して前記
    電波送信手段による電波の送信を開始してから前記タイ
    ミング情報受信手段により検出される時刻までの時間を
    測定する時間測定手段と、少なくとも3本のループコイ
    ルについて前記時間測定手段によりそれぞれ検出された
    前記時間に基づいて前記位置指示部の座標値を計算する
    手段とを有することを特徴とする位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記タイミング情報送信手段は、前記位
    置指示器内の共振回路に発生する信号が一定レベルに達
    した時刻またはその時刻から一定時間だけ経過した時刻
    に該共振回路の共振特性を変化させるものであり、前記
    タブレット側では、前記位置指示器から放射される電波
    を受信して受信信号の変化する時刻を検出するようにし
    たことを特徴とする請求項2記載の位置検出装置。
  4. 【請求項4】 電波を送信するループコイルと電波を受
    信するループコイルとを直交させたことを特徴とする請
    求項3記載の位置検出装置。
  5. 【請求項5】 電波を送信する複数のループコイルの全
    体を囲んで巻いたループコイルにより電波を受信するよ
    うにしたことを特徴とする請求項3記載の位置検出装
    置。
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