JP2013185490A - 吸込み装置及び油水分離装置並びに油水分離槽 - Google Patents

吸込み装置及び油水分離装置並びに油水分離槽 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明はフロートの占めるスペースをとらず、かつ吸込口を固定した状態で水位の変動に追従可能とした吸込み装置及びこの吸込み装置を備えた油水分離装置並びに油水分離槽を提供することを目的とするものである。
【解決手段】一端が吸引手段に接続された中空状の支持体3と、鉛直方向に摺動可能に支持体3に嵌入された中空状の吸引体5と、この吸引体5の支持体3に嵌入された端部とは反対側の端部の近傍に取り付けられたフロート6とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸込み装置及び油水分離装置並びに油水分離槽に関する。詳しくは、浮上油を効率よく吸い込むことが可能な吸込み装置、及び、こうした吸込み装置を備えた油水分離装置、並びに、こうした油水分離装置を備えた油水分離槽に係るものである。
従来より、厨房から排出される油脂を多く含んだ汚水は、床下等に設けられた油水分離槽に一旦貯留され、浮上した油脂を回収した後に分離された水のみを排水することが求められている。
ここで、油水分離槽より油水を回収する装置として、例えば、図7に示すものが知られている。具体的には、図7で示す装置は、吸込口101が浮上油102の下面に位置するように、少なくとも3個のフロート103で支持されている。また、吸込口101には吸引ポンプ(図示せず。)に接続されるフレキシブルホース104を接続するためのエルボ管105が連結されている。
ところで、フロートを用いた回収装置では、水位変動に関係なく常時水位に対して吸込口を同じ位置に維持することが必要となる。そのために、吸込口に連結されたエルボ管とフレキシブルホースとを浮かせるだけの浮力が必要となり、こうした浮力を実現するために、結果として大きなフロートを取り付けなければならない。
また、吸込口の位置を安定させるためには、3個以上のフロートが必要となり、結果として、貯留槽でのフロートが占める領域が大きくなってしまい、取り扱い性が低下してしまう。
更に、吸込口がフロートの浮力で浮遊した状態であるために、貯留槽内に流れ込む汚水により生じる水流で吸込位置が常に変わり得る不安定な状態である。
こうした点に鑑みて、例えば、回収装置自体は固定するものの、水位の変動に対応可能な構成の装置が提案されている(図8参照)。具体的には、図8で示す装置では、水面下に位置するジャバラ構造のポット110は、ポット110内に流入する液体の浮力で浮いた状態となっている(図8(イ)参照。)。
そして、ポンプの作動でポット110内の液体が吸引されると、ジャバラ構造のポット110は水面下まで縮んで水面の液がポット110内に流れ込むことになる(図8(ロ)参照。)
更に、ポット110内に流入した液体の浮力で、再びポット110は水面まで浮き上がり、引き続きポンプの作動でジャバラ構造のポット110は水面下まで縮んで水面の液がポット110内に流れ込む。
図8に示す装置では、このような動作を繰り返すことで水位の変動に応じながら水面上の油水を吸引することとなる。
特開2004−305933号公報
特開平8−117743号公報
ところで、厨房から排出される汚水は時間帯によって、その分量が著しく変動する。即ち、油水分離槽に流れ込む汚水の分量は一定しているわけではなく、時間帯に応じて変動している。
しかしながら、上述したジャバラ構造の吸込み装置では、ジャバラの伸縮長さ設定に限界があり、水位変動幅が少ない油水分離槽では有効ではあるが、例えば水位変動が10cmを超えるような油水分離槽では油水を充分に吸引できないことが考えられる。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、フロートの占めるスペースをとらず、かつ、吸込口を固定した状態で水位の変動に追従可能とした吸込み装置及び油水分離装置並びに油水分離槽を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る吸込み装置は、一端が吸引手段に接続された中空状の支持体と、略鉛直方向に摺動可能に前記支持体に嵌入された中空状の吸引体と、該吸引体の前記支持体に嵌入された端部とは反対側の端部の近傍に取り付けられたフロートとを備える。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る油水分離装置は、吸引手段と、一端が前記吸引手段に接続された中空状の支持体と、略鉛直方向に摺動可能に前記支持体に嵌入された中空状の吸引体と、該吸引体の前記支持体に嵌入された端部とは反対側の端部の近傍に取り付けられたフロートと、前記吸引体で吸引した吸引物が供給される回収槽とを備える。
更に、上記の目的を達成するために、本発明に係る油水分離槽は、油水分離槽本体と、該油水分離槽本体内に設置されると共に、一端が吸引手段に接続された中空状の支持体と、前記油水分離槽本体内に設置されると共に、略鉛直方向に摺動可能に前記支持体に嵌入された中空状の吸引体と、該吸引体の前記支持体に嵌入された端部とは反対側の端部の近傍に取り付けられたフロートと、前記吸引体で吸引した吸引物が供給される回収槽とを備える。
例えば、中華、ラーメン店等の厨房より排出される油脂を多く含んだ汚水は、水面上に油脂部分が浮上し、この油水のみを吸引する必要性が生じることとなる。
ここで、吸引体が、略鉛直方向に摺動可能に支持体に嵌入されたことによって、水位変動に充分に追従することが可能となり、大きな水位変動が生じたとしても充分に機能することができる。
また、吸引体が、略鉛直方向に摺動可能に支持体に嵌入されたことによって、フロートは吸引体を浮かすことができる程度の浮力を発生させれば良く、フロートの小型化が実現する。
更に、吸引体が、略鉛直方向に摺動可能に支持体に嵌入されたことによって、吸引体の水平方向(水面と略平行な方向)の位置は略固定されることとなり、水流の影響を受けにくくなる。
本発明の吸込み装置及び油水分離装置並びに油水分離槽によれば、フロートの占めるスペースをとらず、かつ吸込口を固定した状態で水位の変動に追従しながら油水を吸引することが可能となる。
本発明を適用した吸込み装置の一例を説明するための模式図である。 本発明を適用した吸込み装置の吸引ポンプの取り付け例を示すための模式図である。 本発明を適用した吸込み装置の作用状態を示すための模式図である。 本発明を適用した油水分離装置の一例を説明するための模式図である。 本発明を適用した油水分離装置の回収槽の一例を説明するための内部断面模式図である。 本発明を適用した油水分離槽の一例を説明するための模式図である。 従来のフロートによる吸込み装置の一例を説明するための模式図である。 従来のフロート以外の吸込み装置の一例を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明を適用した吸込み装置の一例を説明するための模式図である。
ここで示す吸込み装置1は、吸引手段として例えば、吸引ポンプ2に接続される中空状の支持体3と、この支持体3に嵌入されると共に、その上端が吸引口4とされる吸引体5と、この吸引体5の吸引口4の近傍に配置される2個のフロート6とから構成されている。
支持体3は、一端に吸引ポンプ2の吸引プラグ(図示せず。)と連通状に接続するための連結部7が設けられている。この連結部7は、吸引ポンプ2の吸引プラグにネジ式、あるいはプッシュプル方式で容易、かつ確実に接続することができる構成とされている。また、この連結部7から支持体3の他端に向けて円筒形状の吸引体嵌入部8が形成されている。
吸引体嵌入部8は、筒状の吸引体5の下端側が嵌め入れ可能に構成されている。そして、吸引体5が嵌め入れられることで、吸引体5が吸引体嵌入部8に対して略鉛直方向に摺動可能な状態となる。
吸引体5の上端には、吸引体5の外径よりも大きな椀形状の吸込部9が取り付けられている。また、吸込部9の下方には、水平状にフロート取り付け部10が取り付けられている。更に、フロート取り付け部10のそれぞれの先端にはフロート6が配置されている。
このフロート6は、その浮力で吸引体5の吸込部9の開口端が、水位Aに対して若干上方位置、あるいは略同一となるように設定されている。
なお、支持体と吸引体との長さは、処理槽の深さや水位変動の大きさに合わせて設定し、重なり合う部分を残すことで水位の変動に応じて吸込口が上下変動できる様にする。また、吸引ポンプの選定は処理槽の大きさ、深さ、流入量などに応じて設定するものとする。
ここで、吸引ポンプ2の設置は、図2(イ)に示すように、処理槽B内に支持体3及び吸引体5を配置し、ホースCで処理槽B外に設置された吸引ポンプ2に接続された構成が一例として考えられる。
また、他の一例としては、図2(ロ)に示すように、吸引ポンプ2を処理槽B内の底部に縦型に配置し、この吸引ポンプ2上に支持体3及び吸引体5を配置する構成が考えられる。更に別の一例としては、図2(ハ)に示すように、吸引ポンプ2を処理槽B内の底部に横型に配置し、この吸引ポンプ2横に支持体3及び吸引体5が配置された構成が考えられる。
以上の様に構成された本発明を適用した吸込み装置では、図3(図3(イ)は水位が低い場合、図3(ロ)は水位が高い場合を示している。)に示すように、固定された支持体3に対して吸引体5が鉛直方向に摺動可能である。
従って、フロート6は吸引体5の水位Aまで浮上させるための浮力のみとなり、フロート6の大きさ及び個数を最小限とすることが可能となる。
また、支持体3と吸引体5との長さは、例えば処理槽の深さや水位変動の大きさに合わせて設定し、重なり合う部分を設けることで水位の変動に応じて吸込口が上下変動することが可能となる。
更に、支持体3が固定されており、吸引体5の水平方向の位置が決定されることで安定した油水の吸引が可能となる。
<第2の実施の形態>
図4は本発明を適用した油水分離装置の一例を説明するための模式図である。
ここで、油水分離装置12は、一端がフレキシブルホース13を介して吸引ポンプ2に接続される吸込み装置1と、この吸込み装置1により吸引された油水が回収される回収槽14とから構成されている。
この吸込み装置1は、前記図1において詳述するように、中空状の支持体3と、この支持体3に嵌入されると共に、その上端が吸引口4とされる吸引体5と、この吸引体5の吸引口4の近傍に配置される2個のフロート6とから構成されている。
支持体3はフレキシブルホース13を介して回収槽14に併設される吸引ポンプ2に連通状に接続されると共に、その上端に円筒形状の吸引体嵌入部8が形成されている。
吸引体5の他端には、吸引体5の外径よりも大きな椀形状の吸込部9が取り付けられている。また、吸込部9の下方には、水平状にフロート取り付け部10が取り付けられている。更に、フロート取り付け部10のそれぞれの先端にはフロート6が配置されている。
このフロート6は、その浮力で吸引体5の吸込部9の開口端が、水位に対して若干上方位置、あるいは略同一となるように設定されている。
また、吸引手段としての吸引ポンプ2はダイヤフラムポンプとされている。ダイヤフラムポンプの使用により、汚水に含まれる油脂分と水を混濁させることなく吸引できる。
更に、吸引ポンプ2と回収槽14は連結用パイプ15で連結され、吸引された油水は回収槽14の上部より排出可能に構成されている。
ここで、図5に示すように、回収槽14の上部壁面には、回収された油水の油脂分のみを排出する排出口16が開口され、この排出口16に連通状に排出ダクト17が併設されている。
この排出ダクト17は、回収槽14に並置される油脂回収容器18内に油脂を排出可能に構成されると共に、油脂回収容器18と着脱が自在に行える様に構成されている。
また、回収槽14内の上部には、油脂回収手段として浮上した油脂分のみを排出口16側へ掻きだすためのスクレパー19が設けられている。
このスクレパー19は、電動モータ等の駆動機構(図示せず。)で排出口16の後方より排出口16側への往復移動を繰り返すことによって、回収槽14内で分離された油脂分のみを排出口16から排出ダクト17内に掻き出し、そのことで油脂回収容器18内へ油脂を排出する。
また、回収槽14の下部には排水用パイプ22が設けられ、この排水用パイプ22から回収槽14内で分離された水のみが排出される様に構成されている。
なお、第2の実施の形態における油脂回収手段として、油脂分のみをスクレパーで掻き出す場合を例に挙げて説明を行っているが、必ずしもスクレパーで掻き出す機構とする必要性はない。
例えば、油脂回収手段として油脂分のみを吸引する機構や、回転羽根による油脂分を掻き出す機構であっても構わない。
また、第2の実施の形態における吸引手段としてダイヤフラムポンプを使用する場合を例に挙げて説明を行っているが、吸引手段として必ずしもダイヤフラムポンプを使用する必要性はない。
例えば、ダイヤフラムポンプ以外のポンプを使用するものであっても構わない。但し、油脂と汚水が混濁した状態で回収槽に排出された場合には、油脂と汚水との分離に時間がかかるために、油脂と分離した状態で吸引できるダイヤフラムポンプを使用することが好ましい。
以上の様に構成された本発明を適用した油水分離装置では、油水は吸引ポンプ2を通じて回収槽14内へ排出されることとなる。
そして、回収槽14内に回収される油水Cは、更に油脂分Dと汚水Eとに分離され、水面上に浮上した油脂分Dをスクレパー19で排出口16より排出ダクト17内に掻き出される。
ここで、排出ダクト17内に掻き出された油脂分Dは排出ダクト17に取り付けられる油脂回収容器18内へ回収される。この油脂回収容器18は着脱自在とされ、油脂分Dが溜まったら取り外してポリタンク等に集められて廃棄処分される。
また、回収槽14内で分離された汚水Eは排水用パイプ22から例えば、下水に直接排水される、あるいは油水分離槽(図示せず。)に排出される。
このように、本発明の油水分離装置では、前記図3において詳述したように、吸込み装置1は固定された支持体3に対して吸引体5が鉛直方向に摺動可能である。
従って、フロート6は吸引体5の水位Aまで浮上させるための浮力のみとなり、フロート6の大きさ及び個数を最小限とすることが可能となる。
また、支持体3と吸引体5との長さは、例えば処理槽の深さや水位変動の大きさに合わせて設定し、重なり合う部分を設けることで水位の変動に応じて吸込口が上下変動することが可能となる。
更に、支持体3が固定されているために吸引体5の位置が決定されることで安定した油水の吸引が可能となる。
また、吸込み装置1で吸引された油水を回収槽14で更に油脂分と汚水と分離して油脂分を取り除いて廃棄すると共に、汚水を下水道に排水することで効率の良い油脂との分離が可能となる。
<第3の実施の形態>
図6は本発明を適用した油水分離槽の一例を説明するための模式図である。
ここで示す油水分離槽20は、厨房等の床下に設けられる油水分離槽本体21内に配置される吸込み装置1と、油水分離槽本体21外に配置され、吸込み装置1とフレキシブルホース13を介して接続される油水分離装置12とから構成されている。
油水分離槽本体21の一側端には、厨房からの汚水を流し込むための汚水流入パイプ23が配置されると共に、油水分離槽本体21の他側端には油脂分が取り除かれた汚水を下水道に排水するための汚水排水パイプ24が配置されている。
油水分離槽本体21の汚水流入パイプ23と汚水排水パイプ24との間には仕切り板25が設けられることで、油水回収区画部26と汚水排水区画部27に分けられている。また、仕切り板25は、その下部が油水分離槽本体21の底面との間に汚水が流入可能なスペース28が設けられている。
この吸込み装置1は、前記図1において詳述するように、中空状の支持体3と、この支持体3に嵌入されると共に、その上端が吸引口4とされる吸引体5と、この吸引体5の吸引口4の近傍に配置される2個のフロート6とから構成されている。
支持体3は油水分離槽本体21の油水回収区画部26の底部に固定され、フレキシブルホース13を介して回収槽14に併設される吸引ポンプ2に連通状に接続されると共に、その上端に円筒形状の吸引体嵌入部8が形成されている。
吸引体5の他端には、吸引体5の外径よりも大きな椀形状の吸込部9が取り付けられている。また、吸込部9の下方には、水平状にフロート取り付け部10が取り付けられている。更に、フロート取り付け部10のそれぞれの先端にはフロート6が配置されている。
このフロート6は、その浮力で吸引体5の吸込部9の開口端が、水位に対して若干上方位置、あるいは略同一となるように設定されている。
また、吸引ポンプ2はダイヤフラムポンプとされている。このダイヤフラムポンプの使用により、汚水に含まれる油脂分と水を混濁させることなく吸引できる。
更に、油水分離装置12は、吸引ポンプ2と回収槽14とが連結用パイプ15で連結され、吸引された油水は回収槽14の上部より排出可能に構成されている。
ここで、前記図5において詳述したように、回収槽14の上部壁面には、回収された油水の油脂分のみを排出する排出口16が開口され、この排出口16に連通状に排出ダクト17が併設されている。
この排出ダクト17は、回収槽14に並置される油脂回収容器18内に油脂を排出可能に構成されると共に、油脂回収容器18と着脱が自在に行える様に構成されている。
また、回収槽14内の上部には、浮上した油脂分のみを排出口16側へ掻きだすためのスクレパー19が設けられている。
このスクレパー19は、電動モータ等の駆動機構(図示せず。)で排出口16の後方より排出口16側への往復移動を繰り返すことによって、回収槽14内で分離された油脂分のみを排出口16から排出ダクト17内に掻き出し、そのことで油脂回収容器18内へ油脂を排出する。
また、回収槽14の下部には排水用パイプ22が設けられ、この排水用パイプ22から回収槽14内で分離された水のみが油水分離槽本体21の汚水排水区画部27に排出される様に構成されている。
以上の様に構成された本発明を適用した油脂分離槽では、吸込み装置1の支持体3が油水分離槽本体21の油水回収区画部26の底部に固定されることで、固定された支持体3に対して吸引体5が鉛直方向に摺動可能である。
従って、フロート6は吸引体5の水位Aまで浮上させるための浮力のみとなり、フロート6の大きさ及び個数を最小限とすることが可能となる。
また、支持体3と吸引体5との長さは、油水分離槽本体21の深さや水位変動の大きさに合わせて設定し、重なり合う部分を設けることで水位の変動に応じて吸込口が上下変動することが可能となる。
ここで、吸込み装置1で吸引された油水は吸引ポンプ2により回収槽14内へ排出される。この回収槽14内に回収される油水Cは、更に油脂分Dと汚水Eとに分離され、水面上に浮上した油脂分Dをスクレパー19で排出口16より排出ダクト17内に掻き出される。
そして、排出ダクト17内に掻き出された油脂分Dは排出ダクト17に取り付けられる油脂回収容器18内へ回収される。この油脂回収容器18は着脱自在とされ、油脂分Dが溜まったら取り外してポリタンク等に集められて廃棄処分される。
また、回収槽14内で分離された汚水Eは排水用パイプ22から油水分離槽本体21の汚水排水区画部27内に排水される。
一方、油水分離槽本体21の油水回収区画部26内で油水Cと分離された汚水Eは、仕切り板25と油水分離槽本体21底面とのスペース28より汚水排水区画部27内へ流れ込み、回収槽14内で分離された汚水Eと共に下水道に排水される。
このように本発明の油水分離槽によれば、油水分離槽本体内に排出される汚水は、水面に浮上する油水が吸込み装置で油水のみが吸引されて回収槽で油脂分が取り除かれ、油脂と分離された汚水のみが油水分離槽本体内に戻される。
従って、油水分離槽本体内には常に油脂分と分離された汚水に満たされた状態となるために、臭いが発生せず、衛生的な状態を維持することが可能となる。
1 吸込み装置
2 吸引ポンプ
3 支持体
4 吸引口
5 吸引体
6 フロート
7 連結部
8 吸引体嵌入部
9 吸込部
10 フロート取り付け部
12 油水分離装置
13 フレキシブルホース
14 回収槽
15 連結用パイプ
16 排出口
17 排出ダクト
18 油脂回収容器
19 スクレパー
20 油水分離槽
21 油水分離槽本体
22 排水用パイプ
23 汚水流入パイプ
24 汚水排水パイプ
25 仕切り板
26 油水回収区画部
27 汚水排水区画部
28 スペース

Claims (6)

  1. 一端が吸引手段に接続された中空状の支持体と、
    略鉛直方向に摺動可能に前記支持体に嵌入された中空状の吸引体と、
    該吸引体の前記支持体に嵌入された端部とは反対側の端部の近傍に取り付けられたフロートとを備える
    吸込み装置。
  2. 吸引手段と、
    一端が前記吸引手段に接続された中空状の支持体と、
    略鉛直方向に摺動可能に前記支持体に嵌入された中空状の吸引体と、
    該吸引体の前記支持体に嵌入された端部とは反対側の端部の近傍に取り付けられたフロートと、
    前記吸引体で吸引した吸引物が供給される回収槽とを備える
    油水分離装置。
  3. 前記回収槽は、同回収槽内で分離された油脂分を排出するための油脂排出手段と、同回収槽内で分離された汚水を排出するための汚水排出手段とを有する
    請求項2に記載の油水分離装置。
  4. 前記吸引手段はダイヤフラムポンプである
    請求項2または請求項3に記載の油水分離装置。
  5. 油水分離槽本体と、
    該油水分離槽本体内に設置されると共に、一端が吸引手段に接続された中空状の支持体と、
    前記油水分離槽本体内に設置されると共に、略鉛直方向に摺動可能に前記支持体に嵌入された中空状の吸引体と、
    該吸引体の前記支持体に嵌入された端部とは反対側の端部の近傍に取り付けられたフロートと、
    前記吸引体で吸引した吸引物が供給される回収槽とを備える
    油水分離槽。
  6. 前記回収槽内で分離された汚水は、前記油水分離槽本体に供給可能に構成された
    請求項5に記載の油水分離槽。
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