JP2013223832A - 分離槽 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は油脂等の浮遊物を含んだ上層水を回収すると共に、液体のみを循環可能とした分離槽を提供することを目的とするものである。
【解決手段】所定の液体を貯留可能に構成された分離槽本体2と、この分離槽本体2に貯留された液体のうち、液面近傍の液体を回収可能に構成された回収装置3と、この回収装置3で回収された液体を貯留可能に構成された貯留タンク4と、この貯留タンク4の底部近傍で同貯留タンク4の内部と連通状に接続されると共に、貯留タンク4内に貯留された液体を貯留タンク4との接続箇所よりも所定高さ上方まで導いた後に分離槽本体2に供給可能に構成された供給装置12とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、分離槽に関する。詳しくは、油脂等の浮遊物を含んだ上層水を回収して浮遊物を分離するようにした分離槽に係るものである。
従来より、分離槽として例えば、厨房から排出される油脂を多く含んだ汚水を床下等に設けられた回収槽に一旦貯留し、浮上した油脂を回収した後に分離された水のみを下水道に排水するグリストラップがある。
その一例として、例えば特許文献1に記載されたグリストラップでは、図7に示すように、油脂を多く含んだ汚水が収納された原液タンク101内に、吸込口102が浮上油103の下面に位置するように、フロート104で支持された吸引フロート装置105が配置されている。
また、吸引フロート装置105は、真空タンク106を介して吸引手段107に接続されている。更に、真空タンク106の底部には電磁弁により開閉可能な排出口108が設けられている。
ここで、原液タンク101内の液面近傍の油を多く含む汚水は、吸引フロート装置105で吸引されて真空タンク106内に回収される。そして、真空タンク106に回収された油を多く含む汚水は、真空タンク106底部の排出口108から廃油回収タンク109へ排出される。
特開2004−305933号公報
ところで、上述した特許文献1に記載の浮上油回収装置では、吸引フロート装置で油脂が汚水と共に吸引されて真空タンク内に回収されることとなり、廃棄される油脂は水との混合液となる。
従って、廃油として処理する量が多く、廃油回収タンクの設置場所の確保等の必要性が生じる。また、油脂分のみをリサイクルして燃料等に再活用することが行われているが、この場合には、更に油脂と水との分離の必要性が生じてくる。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、油脂等の浮遊物を含んだ上層水を回収し、浮遊物と液体を分離可能とした分離槽を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る分離槽は、所定の液体を貯留可能に構成された分離槽本体と、該分離槽本体に貯留された液体のうち、液面近傍の液体を回収可能に構成された回収装置と、該回収装置で回収された液体を貯留可能に構成された貯留タンクと、該貯留タンクの底部近傍で同貯留タンクの内部と連通状に接続されると共に、前記貯留タンク内に貯留された液体を前記貯留タンクとの接続箇所よりも所定高さ上方まで導いた後に前記分離槽本体に供給可能に構成された供給装置とを備える。
ここで、所定の液体を貯留可能に構成された分離槽本体によって、例えば、油脂分等の浮遊物を含んだ液体を貯留することができ、浮遊物と液体とに分離することが可能となる。
また、分離槽本体に貯留された液体のうち、液面近傍の液体を回収可能に構成された回収装置によって、油脂分等の浮遊物を含んだ液体(上層水)を回収することができ、分離槽本体に貯留された液体(浮遊物を含んだ液体)から油脂等の浮遊物を除去することが可能となる。
また、回収装置で回収された液体を貯留可能に構成された貯留タンクによって、浮遊物を含んだ液体を貯留タンク内で浮遊物と液体とに分離することが可能となる。
また、供給装置が貯留タンクの底部近傍で貯留タンクの内部と連通状に接続されたことによって、貯留タンク内で分離された浮遊物(上層)と液体(下層)のうち、液体(下層)のみを分離槽本体に供給することが可能となる。
また、供給装置が貯留タンク内に貯留された液体を貯留タンクとの接続箇所よりも所定高さ上方まで導いた後に分離槽本体に供給可能に構成されたことによって、貯留タンクの液面を一定に保つことができ、回収装置で回収された液体(浮遊物を含んだ液体)の量に応じて、下層に分離された液体のみを分離槽本体に供給することが可能となる。
また、回収装置が、分離槽本体内に設置されると共に、一端が吸引手段に接続された中空状の支持体と、分離槽本体内に設置されると共に、略鉛直方向に摺動可能に支持体に嵌入された中空状の吸引体と、この吸引体の支持体に嵌入された端部とは反対側の端部の近傍に取り付けられたフロートとを有する場合には、吸引体が分離槽本体内の液面の変動に応じて追従することが可能となる。これにより、分離槽本体内の液面に変動が生じた場合であっても、液面変動に影響を受けることなく、液面近傍の上層水を回収することが可能となる。
また、供給装置の上方位置に、この供給装置内に連通状とされた空気抜き穴を有する場合には、供給装置から分離槽本体内へ供給される液体の負圧で貯留タンク内の液体が継続して分離槽本体内へ流れ込む現象を抑制することが可能となる。
また、貯留タンクと供給装置との間に、この貯留タンク内の液体の供給を調整可能に構成されたバルブを備える場合には、貯留タンクから供給装置への供給量を調整することができる。これにより、例えば、油脂分等の浮遊物を含んだ状態で貯留された液体(浮遊物を含んだ液体)が浮遊物(上層)と液体(下層)とに分離する時間を確保することが可能となる。
また、貯留タンクが分離槽本体より高い位置とされた場合には、貯留タンクと分離槽本体との高低差で液体を分離槽本体に供給することが可能となる。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る分離槽は、所定の液体を貯留可能に構成された分離槽本体に貯留された液体のうち、液面近傍の液体を回収可能に構成された回収装置と、該回収装置で回収された液体を貯留可能に構成された貯留タンクと、該貯留タンクの底部近傍で同貯留タンクの内部と連通状に接続されると共に、前記貯留タンク内に貯留された液体を前記貯留タンクとの接続箇所よりも所定高さ上方まで導いた後に前記分離槽本体に供給可能に構成された供給装置とを備える。
ここで、所定の液体を貯留可能に構成された分離槽本体に貯留された液体のうち、液面近傍の液体を回収可能に構成された回収装置によって、浮遊物を含んだ液体(上層水)を回収することができ、分離槽本体に貯留された液体(浮遊物を含んだ液体)から油脂等の浮遊物を除去することが可能となる。
また、回収装置で回収された液体を貯留可能に構成された貯留タンクによって、油脂分等の浮遊物を含んだ液体を貯留タンク内で浮遊物と液体とに分離することが可能となる。
また、供給装置が貯留タンクの底部近傍で貯留タンクの内部と連通状に接続されたことによって、貯留タンク内で分離された浮遊物(上層)と液体(下層)のうち、液体(下層)のみを分離槽本体に供給することが可能となる。
また、供給装置が貯留タンク内に貯留された液体を貯留タンクとの接続箇所よりも所定高さ上方まで導いた後に分離槽本体に供給可能に構成されたことによって、貯留タンクの液面を一定に保つことができ、回収装置で回収された液体(浮遊物を含んだ液体)の量に応じて、下層に分離された液体のみを分離槽本体に供給することが可能となる。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る分離槽は、所定の液体を貯留可能に構成された分離槽本体に貯留された液体のうち、液面近傍の液体を回収可能に構成された回収装置と、該回収装置で回収された液体を貯留可能に構成された貯留タンクと、前記回収装置で回収され、前記貯留タンクに貯留された液体の量に応じて、前記貯留タンクの底部近傍の液体を回収すると共に、回収された液体を前記分離槽本体に供給する供給装置とを備える。
ここで、所定の液体を貯留可能に構成された分離槽本体に貯留された液体のうち、液面近傍の液体を回収可能に構成された回収装置によって、油脂分等の浮遊物を含んだ液体(上層水)を回収することができ、分離槽本体に貯留された液体(浮遊物を含んだ液体)から油脂等の浮遊物を除去することが可能となる。
また、回収装置で回収された液体を貯留可能に構成された貯留タンクによって、油脂分等の浮遊物を含んだ液体を貯留タンク内で浮遊物と液体とに分離することが可能となる。
また、回収装置で回収され、貯留タンクに貯留された液体の量に応じて、貯留タンクの底部近傍の液体を回収すると共に、回収された液体を分離槽本体に供給する供給装置によって、回収装置で回収された液体(浮遊物を含んだ液体)の量に応じて、貯留タンク内で下層に分離された液体(浮遊物を含んでいない液体)のみを分離槽本体に供給することが可能となる。
本発明の分離槽によれば、例えば、油脂分等の浮遊物を含んだ液面近傍の液体(上層水)を回収し、更に浮遊物と液体とに分離することが可能となる。
本発明を適用した分離槽の一例を説明するための模式図である。 本発明を適用した分離槽における回収装置の一例を説明するための模式図である。 本発明を適用した分離槽における貯留タンクの一例を説明するための模式図である。 本発明を適用した分離槽における貯留タンクの貯留状態を説明するための模式図である。 本発明を適用した分離槽の他の例を説明するための模式図である。 本発明を適用した分離槽における回収装置の他の例を説明するための模式図である。 従来の分離槽の一例を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明を適用した分離槽の一例を説明するための模式図、図2は本発明を適用した分離槽における回収装置の一例を説明するための模式図である。
ここで示す分離槽1は、例えば、厨房等の床下に設けられる分離槽本体2と、この分離槽本体2内に配置される回収装置3と、この回収装置3で回収された液体が貯留される貯留タンク4から構成されている。
ここで、分離槽本体2は、その一端側に厨房からの、例えば生ゴミや油脂等の浮遊物が含まれた液体を流し込むための汚水流入パイプ5が配置されている。また、分離槽本体2の他端側には生ゴミや油脂等の浮遊物が取り除かれた汚水を下水道に排水するための汚水排水パイプ6が配置されている。
また、分離槽本体2の汚水流入パイプ5と汚水排水パイプ6との間には仕切り板24が設けられ、液体投入区画部25と液体回収区画部26に分けられている。そして、液体回収区画部26には回収装置3が配置されている。
そこで、液体投入区画部25内には、網状の固形物回収バケット27が取付けられ、汚水流入パイプ5から流入される固形物である生ゴミが固形物回収バケット27で回収される構成とされている。
そして、固形物である生ゴミが取り除かれた状態での液体が仕切り板24下部から液体回収区画部26内へ流入する構成とされている。
回収装置3は、その上端が吸引口7とされる中空状の支持体8と、この支持体8の下端に、その一端が連通状に接続された吸引ポンプ10と、この吸引ポンプ10の他端に配置されたフレキシブルホース11とから構成されている。
ここで、支持体8の吸引口7には、支持体8の外径よりも大きな椀形状の吸込部9が取付けられている。更に、吸込部9の開口端は水平状に形成されると共に、液面近傍に配置されている。
貯留タンク4は、吸引ポンプ10を介してフレキシブルホース11で連結され、液面近傍に配置された吸込部9から液体(上層水)が吸引されて貯留タンク4の上部より貯留される構成とされている。
図3(図3(A)は本発明を適用した分離槽における貯留タンクの一例を説明するための平面模式図を示し、図3(B)は本発明を適用した分離槽における貯留タンクの一例を説明するための正面模式図を示し、図3(C)は本発明を適用した分離槽における貯留タンクの一例を説明するための側面模式図を示す。)は本発明を適用した分離槽における貯留タンクの一例を説明するための模式図である。
ここで、貯留タンク4には、供給装置12が設置されている。この供給装置12は、管体15の一端が貯留タンク4内の底部に連通状となるように下部側壁に接続され、これより所定位置まで水平状に延設されている。
更に、貯留タンク4の壁面に沿って略直角状に折り曲げられて所定高さまで立設されると共に、水平状に折り曲げられ、再び下部側壁まで略直角状に折り曲げられている。そして、他端が分離槽本体2の液体投入区画部25内に供給可能とされる送水管13に連通状に接続された構成とされている。
また、供給装置12は、管体15の上端より上方に延出された空気抜き管23の先端に空気抜き穴14が開口されている。
このような構成の供給装置12では、貯留タンク4に併設される管体15の高さ位置と同じ貯留タンク4の位置まで貯留可能となる。従って、管体15の高さ位置を超える液体が管体15から送水管13に供給される。
ここで、貯留タンク4内の水位が管体15の高さ位置となった場合に、貯留タンク4の底部に係る水圧と管体15の高さ位置まで液体を上昇させる圧力が同等となる。
従って、液体は管体15を超えることができないが、分離槽本体2内へ流れ込む液体の負圧で貯留タンク4内の汚水が継続して分離槽本体2内へ流れ込もうとする、所謂サイフォン現象が生じる。そのため、空気抜き穴14で、管体15内に生じるから気圧を抜くことで分離槽本体2内へ流れ込む、戻り水を抑制することが可能となる。
更に、供給装置12と貯留タンク4との間には、貯留タンク4内から排出される汚水の量を調整するためのバルブ21が配置されている。また、供給装置12の送水管13側と貯留タンク4内の底部との間に貯留タンク4内の液体を抜くための排出バルブ22が連通状に配置されている。
また、貯留タンク4の上端面16からその内部の下方位置まで水供給用パイプ17が挿通されている。この水供給用パイプ17に例えば、雨水等を集水する樋(図示せず。)を連結することで貯留タンク4内の液体を薄めることが可能となる。
図4は本発明を適用した分離槽における貯留タンク内の貯留状態を説明するための模式図である。
先ず、厨房等から分離槽本体2内に汚水が流れ込み、液面近傍の液体(上層水)が、回収装置3の吸込部9の上方位置となった場合に、吸引ポンプ10が作動する。
そして、吸引ポンプ10の作動で、例えば油脂等の浮遊物を含んだ液体(上層水)が吸込部9内に吸引されて貯留タンク4内に貯留される。
このようにして貯留タンク4内に供給された液体(上層水)は、油脂Aと液体Bとに分離されることとなる(図4(A)参照)。
ここで、供給装置12の管体15の高さ位置が貯留タンク4に貯留可能な量であり、分離槽本体2から貯留タンク4に液体が供給され、液面が水位Cを超えようとすると管体15内の水圧が高まり、液体Bが管体15を超えて送水管13に供給されることとなる。
なお、図4(B)は分離槽本体2から貯留タンク4に液体が供給されることで、図4(A)の状態よりも、油脂Aの割合が増えた状態を示している。
このようにして、貯留タンク4の水位Cが保持された状態で所定量の液体Bが送水管13から分離槽本体2内に供給されて汚水排水パイプ6を通して下水道に排水されることとなる。
なお、貯留タンク4と分離槽本体2との高低差で液体を分離槽本体2に供給するために、吸引ポンプ10の稼働時の送水量に比べると、貯留タンク4から分離槽本体2への液体Bの供給は、その速度が遅くなることが考えられる。その結果、吸引ポンプ10の稼働時は、貯留タンク4内の水位が上昇することが懸念されるので、管体の高さで決める貯留水位の設定時には貯留タンク4に余裕(貯留タンク内の上端と水位との空間)を持たせる構成とする方が好ましい。
また、貯留タンク4内に供給される液体(上層水)は、油脂と浮遊物が混ざり合った状態であることから、浮遊物と液体(浮遊物を含まない液体)とに分離する時間を確保する必要があり、そのために供給装置12の管体15と貯留タンク4との間に設けたバルブ21で排出量を調整している。
また、貯留タンク4内の油脂等の浮遊物の割合が多くなると、分離した液体(浮遊物を含まない液体)に油脂等が混濁し易くなってしまう。そこで、貯留タンク4の上端面16からその内部の下方位置まで水供給用パイプ17を通して水を供給することで、混濁した液体を薄め、貯留タンク4内での混濁を解消することが可能となる。
また、貯留タンク4内における油脂等の浮遊物の割合(図4(C)参照)が多くなり、浮遊物を回収する必要性が生じた場合には、吸引ポンプ10を停止させる。そして、例えば、貯留タンク4の上端を開く、あるいは吸引ポンプ等で浮遊物を回収する。
なお、本実施の形態では、油脂分を分離する分離槽としてグリストラップについて詳述するものであるが、必ずしもグリストラップである必要性は無い。例えば、油脂以外の浮遊物を含む液体を回収して、液体のみを戻す構成であればいかなる分離槽であっても構わない。
以上の構成より成る本発明の分離槽では、例えば、生ゴミや油脂等の浮遊物を含んだ汚水を分離槽本体に貯留することで浮遊物と液体とに分離することが可能となる。
また、回収装置の吸込部を超えた浮遊物を含んだ上層水を吸引ポンプで回収し、貯留タンク内に貯留すると共に、浮遊物を含んだ上層水を浮遊物と液体と分離することが可能となる。
更に、貯留タンクの底部から供給装置で貯留タンク内の貯留量を保持するように液体のみを分離槽本体に供給することが可能となる。
このようにして、貯留タンク内で油脂等の浮遊物と液体を分離し、液体のみを分離槽本体に供給することで効率の良い浮遊物と液体との分離が可能となる。
また、例えば、貯留タンクから液体の含有を極力少なくした状態の油脂のみを回収することでリサイクルとして活用することが可能となる。
<第2の実施の形態>
図5は本発明を適用した分離槽の他の例を説明するための模式図、図6は本発明を適用した分離槽における回収装置の他の例を説明するための模式図である。
ここで示す分離槽1Aは、例えば、厨房等の床下に設けられる分離槽本体2と、この分離槽本体2内に配置される回収装置3Aと、この回収装置3Aで回収された汚水が貯留される貯留タンク4から構成されている。
ここで、分離槽本体2は、その一端側に厨房からの、例えば生ゴミや油脂等の浮遊物が含まれた液体を流し込むための汚水流入パイプ5が配置されている。また、分離槽本体2の他端側には生ゴミや油脂等の浮遊物が取り除かれた汚水を下水道に排水するための汚水排水パイプ6が配置されている。
また、分離槽本体2の汚水流入パイプ5と汚水排水パイプ6との間には仕切り板24が設けられ、液体回収区画部25と液体排水区画部26に分けられている。そして、液体回収区画部25には回収装置3Aが配置されている。
そこで、液体投入区画部25内には、網状の固形物回収バケット27が取付けられ、汚水流入パイプ5から流入される固形物である生ゴミが固形物回収バケット27で回収される構成とされている。
そして、固形物である生ゴミが取り除かれた状態での液体が仕切り板24下部から液体回収区画部26内へ流入する構成とされている。
回収装置3Aは、中空状の支持体8Aと、この支持体8Aに嵌入されると共に、その上端が吸引口7Aとされた吸引体18と、この吸引体18の吸引口7Aの近傍に配置された2個のフロート19とから構成されている。
支持体3Aの基端は吸引ポンプ10に連通状に接続されると共に、吸引ポンプ10を介してフレキシブルホース11が接続されている。
吸引体18の上端には、吸引体18の外径よりも大きな椀形状の吸込部9Aが取り付けられている。また、吸込部9Aの下方には、水平状にフロート取付部20が取り付けられている。また、このフロート取付部20のそれぞれの先端にはフロート19が配置されている。
このフロート19は、その浮力で吸引体18の吸込部9Aの開口端が、水位に対して若干上方位置、あるいは略同一となるように設定されている。
貯留タンク4は、吸引ポンプ10を介してフレキシブルホース11で連結され、液面近傍に配置された吸込部9Aから液体(上層水)が吸引されて貯留タンク4の上部より貯留される構成とされている。
貯留タンク4の構成については、上記した第1の実施の形態と同様である。
以上の構成より成る本発明の分離槽では、浮遊物を含んだ上層水の水位の変動に合わせて回収装置の吸込部が上下動して上層水を吸引ポンプで回収することができる。
1、1A 分離槽
2 分離槽本体
3、3A 回収装置
4 貯留タンク
5 汚水流入パイプ
6 汚水排水パイプ
7、7A 吸引口
8、8A 支持体
9、9A 吸込部
10 吸引ポンプ
11 フレキシブルホース
12 供給装置
13 送水管
14 空気抜き穴
15 管体
16 上端面
17 水供給用パイプ
18 吸引体
19 フロート
20 フロート取付部
21 バルブ
22 排出バルブ
23 空気抜き管
24 仕切り板
25 液体投入区画部
26 液体回収区画部
27 固形物回収バケット

Claims (7)

  1. 所定の液体を貯留可能に構成された分離槽本体と、
    該分離槽本体に貯留された液体のうち、液面近傍の液体を回収可能に構成された回収装置と、
    該回収装置で回収された液体を貯留可能に構成された貯留タンクと、
    該貯留タンクの底部近傍で同貯留タンクの内部と連通状に接続されると共に、前記貯留タンク内に貯留された液体を前記貯留タンクとの接続箇所よりも所定高さ上方まで導いた後に前記分離槽本体に供給可能に構成された供給装置とを備える
    分離槽。
  2. 前記回収装置が、
    前記分離槽本体内に設置されると共に、一端が吸引手段に接続された中空状の支持体と、
    前記分離槽本体内に設置されると共に、略鉛直方向に摺動可能に前記支持体に嵌入された中空状の吸引体と、
    該吸引体の前記支持体に嵌入された端部とは反対側の端部の近傍に取り付けられたフロートとを有する
    請求項1に記載の分離槽。
  3. 前記供給装置の上方位置に、同供給装置内に連通状とされた空気抜き穴を有する
    請求項1または請求項2に記載の分離槽。
  4. 前記貯留タンクと前記供給装置との間に、同貯留タンク内の液体の供給を調整可能に構成されたバルブを備える
    請求項1、請求項2または請求項3に記載の分離槽。
  5. 前記貯留タンクは、前記分離槽本体より高い位置とされた
    請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の分離槽。
  6. 所定の液体を貯留可能に構成された分離槽本体に貯留された液体のうち、液面近傍の液体を回収可能に構成された回収装置と、
    該回収装置で回収された液体を貯留可能に構成された貯留タンクと、
    該貯留タンクの底部近傍で同貯留タンクの内部と連通状に接続されると共に、前記貯留タンク内に貯留された液体を前記貯留タンクとの接続箇所よりも所定高さ上方まで導いた後に前記分離槽本体に供給可能に構成された供給装置とを備える
    分離槽。
  7. 所定の液体を貯留可能に構成された分離槽本体に貯留された液体のうち、液面近傍の液体を回収可能に構成された回収装置と、
    該回収装置で回収された液体を貯留可能に構成された貯留タンクと、
    前記回収装置で回収され、前記貯留タンクに貯留された液体の量に応じて、前記貯留タンクの底部近傍の液体を回収すると共に、回収された液体を前記分離槽本体に供給する供給装置とを備える
    分離槽。
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