JP2013185376A - 通信システム、通信方法、および携帯機 - Google Patents

通信システム、通信方法、および携帯機 Download PDF

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Abstract

【課題】 携帯端末と車両などとの通信において、高いセキュリティを確保しつつ容易な方法で両者の通信を行うことができる。
【解決手段】 制御対象物(車両)10は、対象物通信部11と、生成の度に異なる携帯端末用通信識別コードを所定のタイミングで生成する通信識別コード生成部12とを有し、携帯機30は、携帯機通信部21を介して受信した携帯端末用通信識別コードを記憶する記憶部22を有し、携帯端末30は、記憶部22に記憶された携帯端末用通信識別コードを取得する取得部32と、制御対象物10に対する制御内容を作成し、その制御内容と携帯端末用通信識別コードとを含む信号を対象物通信部11に送信する指令部33とを有し、対象物通信部11が受信した信号の中に含まれる携帯端末用通信識別コードが、最新の携帯端末用通信識別コードと一致した場合に、車両の制御部14がその制御内容を実行する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、通信システム、通信方法、および携帯機に関し、特に、車両等の制御対象物と携帯機と携帯端末との3ノードに係る通信システム、通信方法、および携帯機に関する。
現在、車両のユーザが保有する車両用携帯機(以下、FOBと言う)と車両側とで電波による無線通信を行うことは一般的によく知られている。また、最近の携帯電話やスマートフォンなどの携帯端末には、Bluetooth(登録商標)やNFC(Near Field Communication)など比較的近距離で行われる無線通信機能が搭載され、それにより携帯端末と車両またはFOBとの間で無線通信が行われることも一般的となっている(例えば、特許文献1参照)。
また、そのような無線通信機能を利用して、車両に係る情報を取得したり、車両に対して操作を行ったりすることも行われている。
例えば、特許文献2では、携帯端末が、車両の様々な状況情報(バッテリー電圧の減少、他者の侵入など)を受け取り、画面に表示を行うことが開示されている。
また、特許文献3では、携帯電話をインターフェースとし、無線通信を用いてFOBを経由して車両に関する情報を表示するだけでなく、車載機器の設定や制御(ドアの施錠/解錠操作など)を行うことができる車両情報設定装置が開示されている。
また、携帯端末と車両やFOBとの間で様々な情報を交換することになるので、認証などのセキュリティ対策が重要になる。
特許文献4では、利便性向上を目的にして、キーレス制御方法を開示している。このキーレス制御方法では、携帯電話はID管理会社のサーバから公衆回線網を利用して識別コードなどをダウンロードし、近距離無線通信を介して車載コントローラに登録信号を送信する。そして、車載コントローラがその識別コードを照合できたら携帯電話のサブIDを登録し、そのサブIDによりドアの解錠など車両の制御を行う。
また、特許文献5では、セキュリティを確保しつつ、容易に携帯電話機を車両の認証装置に登録できるようにすることを目的として、認証処理システムを開示している。この認証処理システムでは、携帯電話機は、車両管理サーバにアクセスし認証用データを取得する。車両側は、携帯電話機を補助キーとして登録する登録処理の開始を表すユーザの操作を検出するとともに、近距離通信の交信範囲内に入ってきた携帯電話機を検出し、携帯電話機から認証用データを受信し、その後その認証用データに基づいて携帯電話機を認証する。
また、特許文献6では、鍵コードが漏洩する危険を回避することを目的として、車両の鍵コード管理システムを開示している。この鍵コード管理システムでは、車両側は、認証カードと通信して認証カードに記録されている認証カードIDを取得し、その認証カードIDと車両側に格納されている認証カードIDとを比較し、認証がOKであったとき、鍵コードを作成する。携帯電話機と通信して、車両側に格納された鍵コードを携帯電話機に格納し、その後、登録が適正か不適正であるかの判定を行ない、適正であれば登録が完了する。
また、特許文献7では、IDコードを暗号化した送信コードの解読の困難性を一層向上することを目的として、遠隔操作装置を開示している。この遠隔操作装置では、送信機側の制御回路は、ローリングコードを車両固有のキーコードに基づいて暗号化する。この暗号化したローリングコードに対し送信毎にビット長が変更される付加データを付加することで可変暗号化ローリングコードを生成し、この可変暗号化ローリングコードを用いてIDコードを暗号化して送信コードを生成する。
また、特許文献8では、より一層偽造が困難であり信頼性を向上させることを目的として、車両通信錠システムを開示している。この車両通信錠システムでは、親機から子機におよび子機から親機に暗号データを双方向の通信を行い、通信のたびに異なる暗号化の方法および異なる暗号化の鍵を用いて通信を行う。
しかし、インターネットなどの公衆回線を介して認証のための「鍵」をやり取りすることはセキュリティ上好ましいものではない。また、自動車などの車両に比べ、携帯端末は安価であり機種変更などの買い替えが頻繁に起こるので、その度に携帯端末を自動車などのディーラーに持ち込み登録、抹消/再登録などの作業を行うことは不便である。さらに、ローリングコードのように車両などと携帯端末とが通信を行う毎に異なる鍵を使用することは、車両とFOBの間の固定的な関係が成立する場合とは異なり、頻繁に携帯端末が買い替えられる場合は携帯端末上のアプリケーションへの対応が必要となるなど不便である。
特許第4496511号公報 米国特許7821383号公報 特開2007−046395号公報 特開2004−088337号公報 特開2007−251557号公報 特開2010−168849号公報 特開2009−264010号公報 特開2007−085007号公報
本発明は、使用者が携帯する携帯端末の変更の有無にかかわらず、使用者に対して不便をかけることがなく、携帯端末と車両などとの通信において、高いセキュリティを確保しつつ容易な方法で両者の通信を行うことができる通信システム等を提供するものである。
上記課題を解決するために、制御対象物が備える対象物通信部と、制御対象物に識別コードを登録された、対象物通信部と無線通信を行う携帯機通信部を備える携帯機と、対象物通信部および携帯機通信部と無線通信を行う携帯端末通信部を備える携帯端末と、を備えた通信システムであって、制御対象物は、さらに、携帯端末が制御対象物を制御するために必要な、生成の度に異なる通信識別コードを、所定のタイミングで生成する通信識別コード生成部と、対象物通信部が携帯端末通信部から受信した制御内容を含む信号の認証を行う認証部と、認証部から取得した制御内容に基づき制御対象物を制御する対象物制御部と、を有し、携帯機は、さらに、通信識別コード生成部が生成し、対象物通信部および携帯機通信部を介して受信した通信識別コードを記憶する記憶部を有し、携帯端末は、さらに、携帯機の記憶部に記憶された通信識別コードを、携帯機通信部および携帯端末通信部を介して、取得する取得部と、制御対象物に対する制御内容を作成し、制御内容と取得部が取得した通信識別コードとを含む信号を携帯端末通信部から対象物通信部に送信する指令部と、を有し、対象物通信部が受信した信号の中に含まれる通信識別コードが、通信識別コード生成部が生成した最新の通信識別コードと一致したと認証部が判断した場合に、認証部は、対象物通信部が通信識別コードと共に受信した信号の中に含まれる制御内容を対象物制御部に伝える通信システムが提供される。
これによれば、使用者が携帯する携帯端末の変更の有無にかかわらず、使用者に対して不便をかけることがなく、携帯端末と車両などとの通信において、高いセキュリティを確保しつつ容易な方法で両者の通信を行うことができる通信システムを提供できる。
さらに、取得部は、携帯端末において、制御対象物を制御するためのアプリケーションが起動された時に、通信識別コードを取得することを特徴としてもよい。
これによれば、使用者が携帯端末を用いて制御対象物を制御しようとするときに迅速かつ確実に行うことができる。
さらに、通信識別コードは、生成された時のタイムスタンプ情報を含み、認証部は、タイムスタンプ情報に基づいて認証を判断することを特徴としてもよい。
これによれば、生成後所定時間以上経過した通信識別コードを無効化することにより、より高いセキュリティを確保できる。
さらに、通信識別コードに公開鍵を用い、公開鍵により制御内容を暗号化することを特徴としてもよい。
これによれば、毎回異なる公開鍵により制御内容を暗号化することにより、より高いセキュリティを確保することができる。
さらに、制御対象物は車両であり、所定のタイミングは車両のドアが施錠された時であり、通信識別コード生成部は、車両のドアが施錠された時に、通信識別コードを生成し、対象物通信部を介して携帯機通信部へその通信識別コードを送信することを特徴としてもよい。
これによれば、携帯端末と車両との通信において、使用者が携帯する携帯端末を変更したとしても使用者に対して不便をかけることがなく、高いセキュリティを確保しつつ容易な方法で通信を行うことができる。
さらに、通信識別コード生成部は、所定のタイミングで生成した通信識別コードを、生成するとともに対象物通信部を介して携帯機通信部へ送信することを特徴としてもよい。
これによれば、所定のタイミングにおいて使用者は制御対象物の近傍にいる場合が多いので、通信識別コードを生成した直後に送信すれば、携帯機の携帯機通信部が通信識別コードの受信に失敗することが少なくなる。
さらに、携帯機は、携帯機通信部から対象物通信部および携帯端末通信部への無線通信を制御する携帯機制御部と、携帯機通信部から対象物通信部への無線通信が成功したか否かを検出する通信可否検出部と、をさらに有し、携帯端末は、指令部で作成した制御内容を携帯端末通信部から携帯機通信部へ送信し、携帯機制御部は、携帯機通信部で受信した制御内容と識別コードとを含む信号を携帯機通信部から対象物通信部へ送信する通信を行うとともに、通信可否検出部は、その通信の成否を検出し、その通信が失敗した場合には、その通信が失敗した旨の内容を携帯機通信部から携帯端末通信部へ送信し、携帯端末の指令部は、その通信が失敗した旨の内容を受けたら、携帯端末通信部を介して、制御内容と取得部が取得した通信識別コードとを含む信号を対象物通信部に送信することを特徴としてもよい。
これによれば、携帯機から制御対象物への制御内容等を含む通信が失敗した場合であっても、携帯端末から制御対象物へ同じ内容の通信を行うことにより、確実に使用者から制御対象物へ送信することができる。
さらに、携帯端末通信部と対象物通信部との無線通信をインターネット回線または電話回線を通じて行うことを特徴としてもよい。
これによれば、携帯端末と制御対象物との間の通信は、状況や環境に応じて適切な通信方法を使用することができる。UHFやWiFiが届かない場合でもあっても、電話回線ならば届く場合があり、状況や環境に応じて適切な通信方法を使用することができる。
別の観点によれば、上記課題を解決するために、上記の通信システムに使用される携帯機が提供される。また、同様に、制御対象物に識別コードを登録され、制御内容を作成し、無線通信により制御対象物に制御内容および通信識別コードを送信する携帯端末と、携帯端末から受信した通信識別コードが最新の通信識別コードと一致した場合に制御内容を実行する制御対象物と、無線通信を行う携帯機であって、携帯端末が制御対象物を制御するために必要な、制御対象物が所定のタイミングで生成され、その生成の度に異なる通信識別コードを、制御対象物から受信する第一携帯機通信部と、第一携帯機通信部が受信した通信識別コードを記憶する記憶部と、記憶部が記憶した通信識別コードを、携帯端末の要求に応じて携帯端末に送信する第二携帯機通信部とを有する携帯機が提供される。
これによれば、使用者が携帯する携帯端末の変更の有無にかかわらず、使用者に対して不便をかけることがなく、携帯端末と車両などとの通信において、高いセキュリティを確保しつつ容易な方法で両者の通信を行うことができる携帯機を提供できる。
別の観点によれば、上記課題を解決するために、制御対象物と、制御対象物に識別コードを登録された、制御対象物と無線通信を行う携帯機と、制御対象物および携帯機と無線通信を行う携帯端末との3者間で行われる通信方法であって、制御対象物は、携帯端末が制御対象物を制御するために必要であり、生成の度に異なった通信識別コードを所定のタイミングに生成した後携帯機に送信し、携帯機は、制御対象物が送信した通信識別コードを記憶するために受信し、携帯端末は、携帯機に対して記憶した通信識別コードの送信を要求し、携帯機は、要求に応じて記憶した通信識別コードを携帯端末に送信し、携帯端末は、携帯機が送信した通信識別コードを受信し、携帯端末は、受信した通信識別コードと共に、作成した制御内容を制御対象物に送信し、制御対象物は、受信する通信識別コードが自身が生成した最新の通信識別コードと一致した場合に、受信する制御内容に基づき制御するために、携帯端末が送信した通信識別コードおよび制御内容を受信する通信方法が提供される。
これによれば、使用者が携帯する携帯端末の変更の有無にかかわらず、使用者に対して不便をかけることがなく、携帯端末と車両などとの通信において、高いセキュリティを確保しつつ容易な方法で両者の通信を行うことができる通信方法を提供できる。
以上説明したように、使用者が携帯する携帯端末の変更の有無にかかわらず、使用者に対して不便をかけることがなく、携帯端末と車両などとの通信において、高いセキュリティを確保しつつ容易な方法で両者の通信を行うことができる通信システム、通信方法、および携帯機を提供することができる。
本発明を適用した通信システムの一実施形態を示す概念図。 本発明に係る第一実施例における通信システムの3ノード間通信の概要を説明するための図。 本発明に係る第一実施例の通信システムの機能構成を示すブロック図。 本発明に係る第一実施例の通信システムにおける、ユーザの降車を検出した場合の車両でのフローチャート。 本発明に係る第一実施例の通信システムにおける、携帯端末から指令信号を受信した場合の車両でのフローチャート。 本発明に係る第一実施例の通信システムにおける、携帯端末でのフローチャート。 本発明に係る第一実施例の通信システムにおける、ユーザの降車時におけるFOBでのフローチャート。 本発明に係る第一実施例の通信システムにおける、携帯端末から通信識別コードの要求を受信した場合のFOBでのフローチャート。 本発明に係る第一実施例の変形例における通信システムの3ノード間通信の概要を説明するための図。 本発明に係る第二実施例における通信システムの3ノード間通信の概要を説明するための図。 本発明に係る第二実施例の通信システムの機能構成を示すブロック図。 本発明に係る第二実施例の通信システムにおける、ユーザの降車を検出した場合の車両でのフローチャート。 本発明に係る第二実施例の通信システムにおける、携帯端末からFOBを経由して指令信号を受信した場合の車両でのフローチャート。 本発明に係る第二実施例の通信システムにおける、携帯端末からFOBを経由せずに指令信号を受信した場合の車両でのフローチャート。 本発明に係る第二実施例の通信システムにおける、携帯端末でのフローチャート。 本発明に係る第二実施例の通信システムにおける、ユーザの降車時におけるFOBでのフローチャート。 本発明に係る第二実施例の通信システムにおける、携帯端末から指令信号を受信した場合のFOBでのフローチャート。 本発明に係る第一実施例および第二実施例の通信システムにおける、携帯端末とFOBとのNFC通信の確立時の説明図。 本発明に係る第一実施例および第二実施例の通信システムにおける、携帯端末とFOBとのBluetooth通信の確立時の説明図。
以下では、図面を参照しながら、本発明に係る各実施例について説明する。
<第一実施例>
図1は、本発明を適用した車両用の通信システム1の一実施形態を示す概念図である。通信システム1は、車両10、携帯機20、および、携帯端末30を含むように構成される。
車両10と携帯機20とは、例えば、LF(Low Frequency)帯またはUHF(Ultra High Frequency)帯の電波を用いた無線通信を行い、各種の指令や情報等の送受信を行う。携帯機20は車両10の鍵として機能することから、車両10と携帯機20との間の通信方式には、例えば、セキュリティに優れた独自の通信方式が採用される。
携帯機20と携帯端末30とは、最大通信距離が数センチメートルから数メートル程度の近距離無線通信を行い、各種の指令や情報等の送受信を行う。携帯機20と携帯端末30との間の通信方式には、例えば、最大通信距離や使用形態に応じて、NFC(RFID通信など)、赤外線通信(IrDA Dataなど)、Bluetoothなどの一般的な通信規格が用いられる。携帯機20と携帯端末30は、一人のユーザに保持されて使用されることが多く、近距離無線通信で十分であり、好ましい。
携帯端末30と車両10とは、例えば、NFC、赤外線通信、Bluetoothに加え、インターネット回線(Wi−Fiなど)や電話回線(W−CDMAなど)などの一般的な通信規格を用いて無線通信を行い、各種の指令や情報等の送受信を行う。携帯端末30と車両10とは、携帯機20と車両10以上に遠距離に離れて使用される場合があるので、近距離無線通信に加え、電話回線や普及してきたインターネット回線を用いる。これにより、例えば、地下駐車場などに駐車した場合、携帯機20から車両10のUHF通信が不通となっても、携帯端末30から車両10に対して電話回線やインターネット回線を通じて直接通信を行うことができる。
携帯機20は車両10に対する固有のキーを備え、例えば、車両10に対する通常の物理的な鍵としての機能を有したり、パッシブエントリシステムにおけるエントリキーの機能を有している。すなわち、車両10のドア付近のスイッチなどが操作された時、または、車両10と携帯機20が通信可能な状態になった時などのトリガにより、車両10と携帯機20との間で認証処理が行われ、認証処理が成功した場合、車両10のドアが施錠または解錠される。
また、携帯機20は、車両10と携帯端末30との間の通信を中継する機能を有している。すなわち、携帯機20は、車両10から送信されてくる指令や情報等を受信し、携帯端末30に転送したり、逆に、携帯端末30から送信されてくる指令や情報等を受信し、車両10に転送したりすることができる。
携帯端末30は、携帯機20と近距離無線通信可能で、車両情報の取得や表示、並びに、車両10の操作を行うための所定のアプリケーションプログラム(以下、車両用プログラムと言う)を実行可能で、車両情報を表示するための表示部を備える携帯用機器であれば、特定の種類に限定されるものではない。例えば、携帯端末30は、携帯電話機、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、携帯用音楽プレーヤ、携帯用ゲーム機などにより構成される。なお、車両情報とは、各ドアのロック状態、バッテリの残量、ランプの点灯状況、車室内の温度状況、車両周囲の気温、車両の位置情報などである。
図2を参照しながら、本実施例における通信システム1の、車両10、携帯機20、および携帯端末30からなる3ノード間の通信についての概要を説明する。車両10において何らかのイベントが発生した場合、車両10は、携帯端末30用の通信識別コードを新たに生成する。何らかのイベントとは、車両10から通信識別コードを新たに送信すべき事態が生じた場合を指す。
携帯端末30と車両10との間の通信は高いセキュリティを確保する必要があるところ、車両10が携帯端末30を認証するキーとなる通信識別コードは、頻繁に更新されることが好ましい。そうすると、車両10から通信識別コードを新たに送信すべき事態が生じた場合とは、例えば、ユーザが車両10から一度離れるなどして、次にユーザが車両10に対して何らかの操作や情報取得を行うことが想定される場合であるから、典型的にはユーザが車両10を降車する時である。
ただし、ユーザの降車時に限定されるものではなく、例えば、ユーザが乗車した以上必ず降車することとなるので、ユーザの乗車時であってもよい。つまり、ユーザが車両近辺に確実に存在する場合であれば、どのようなタイミングでもよい。本明細書では、車両10から通信識別コードを新たに送信すべき事態が生じた場合のことを、所定のタイミングと言う。かかる所定のタイミング毎に異なる通信識別コードを発生させることにより、携帯端末30と車両10との間の通信は高いセキュリティを確保することができる。
例えば、携帯機20でのキーレス操作やドアハンドルの押ボタン操作などの運転席のドアの施錠が行われた場合、運手席のドアが開状態から閉状態になった場合、運転席のユーザがシートからいなくなった場合、エンジンが停止した場合(イグニションオフとなった場合)、エンジン停止中にエンジンキーが車外へ移動した場合、エンジンキーが抜き取られた場合などを、ユーザの降車として検出し、所定のタイミングとすることができる。本図では、ユーザの降車時を例にして説明する。
次に、車両10は、新たに生成された通信識別コードを携帯機20に送信し、携帯機20は、その通信識別コードを受信する(A110)。携帯機20は、通信識別コードを受信したら自身で保持する。その保持した状態の時であって、携帯機20と携帯端末30とが近距離無線通信を利用可能である場合、携帯端末30は、車両用プログラムの起動のタイミングなどに、携帯機20に対して通信識別コードを問い合わせる(A120)。
次に、この問い合わせを受けた携帯機20は、保持している通信識別コードを、近距離無線通信を通じて携帯端末30に送信し、携帯端末30はその通信識別コードを受信する(A130)。携帯端末30は、受信した通信識別コードと車両10に対する制御内容とを含む指令信号を車両10に送信し、車両10は、その指令信号を受信する(A140)。車両10は、受信した通信識別コードが直近の通信識別コードと一致した場合には、受信した制御内容に基づき制御を行う。
携帯端末30は、車両用プログラムの起動のタイミングなどに、携帯機20に対して通信識別コードを問い合わせ取得するが、指令信号を送信した後や車両用プログラムを終了させた場合には、その通信識別コードを破棄し、携帯端末30内に残らないようにする。これにより、通信識別コードが再利用されることがなく、また、携帯端末30を紛失した時などに他者に取得される虞が無くなり、高いセキュリティを確保することができる。なお、車両用プログラムの起動のタイミング以外では、例えば、ユーザの明示的な操作により携帯機20に対して通信識別コードの問い合わせを行ってもよい。また、例えば、車両用プログラムが携帯機20のメモリに常駐しバックグラウンドで定期的に問い合わせを行ってもよいが、この場合には通信識別コードの破棄も適切に管理する。
図3は、本実施例の通信システム1の機能構成ブロックを示す。本図でも、所定のタイミングとして、ユーザの降車時を例として説明する。通信システム1は、車両10、携帯機20、および、携帯端末30を備える。
車両10は、車両通信部11と、携帯端末30が車両10を制御するために必要な、生成の度に異なる通信識別コードを、所定のタイミングで生成する通信識別コード生成部12と、車両通信部11が携帯端末30から受信した制御内容を含む信号の認証を行う認証部13と、認証部13から取得した制御内容に基づき車両10を制御する車両制御部14とを有する。
また、携帯機20は、車両10にその固有な識別コードを登録された、車両通信部11と無線通信を行う携帯機通信部21と、通信識別コード生成部12が生成し、車両通信部11および携帯機通信部21を介して受信した通信識別コードを記憶する記憶部22とを有する。
また、携帯端末30は、車両通信部11および携帯機通信部21と無線通信を行う携帯端末通信部31と、携帯機20の記憶部22に記憶された通信識別コードを、携帯機通信部21および携帯端末通信部31を介して取得する取得部32と、車両10に対する制御内容を作成し、制御内容と取得部32が取得した通信識別コードとを含む指令信号を携帯端末通信部31から車両通信部11に送信する指令部33とを有する。
まず、ユーザの降車を検出すると、通信識別コード生成部12は、携帯端末30が車両10を制御するために必要であり、以前に生成した通信識別コードとは異なるように通信識別コードを生成する。以前に生成した通信識別コードとは異なり、生成の度に異なるように生成するためには、例えば、車両が有する固有のキーと生成する日時を示すタイムスタンプとを、何らかの関数(例えば、ハッシュ関数)により合成することにより生成でき、どのような方法で生成してもよい。
通信識別コード記憶部は、通信識別コード生成部12が生成した通信識別コードを記憶する。通信識別コード記憶部が記憶する通信識別コードは、最新の通信識別コードを1つだけを記憶してもよいし、生成した通信識別コードの最新の何件かの履歴を記憶してもよい。ただし、何件かの履歴を記憶する場合でも、車両通信部11と認証部13に伝える通信識別コードは、直近の通信識別コードである。
通信識別コード生成部12は、通信識別コード記憶部に生成した通信識別コードを記憶させた後、その通信識別コードを車両通信部11に伝える。車両通信部11は、その通信識別コードを携帯機20の携帯機通信部21に送信し、携帯機通信部21はその通信識別コードを受信する(A110)。通信識別コードを受信した携帯機通信部21は、その通信識別コードを記憶部22に記憶する。記憶部22が記憶する通信識別コードは、最新の通信識別コード1つのみである。
次に、ユーザが携帯端末30で車両用プログラムを起動した時、車両用プログラムが構成する取得部32が機能する。取得部32は、近距離無線通信が利用可能な場合に携帯端末通信部31を介して、携帯機20(携帯機通信部21)に対して通信識別コードを取得するために通信識別コードを要求する信号を送信する(A120)。この通信識別コード要求信号を受信した携帯機20は、記憶部22から通信識別コードを取り出し、その通信識別コードを携帯端末30に返信し、携帯端末30はその通信識別コードを受信する(A130)。車両用プログラムは、受信された通信識別コードを、車両用プログラムの暫定的なメモリ領域に一旦保存する。
次に、ユーザは、携帯端末30で車両用プログラムを使い、車両10に対する制御や情報の取得を指令する操作を行う。そうすると、指令部33は、そのユーザの操作に基づいて制御内容を作成し、車両10との無線通信が利用可能な場合には、その制御内容と暫定的なメモリ領域に保存された通信識別コードとを含む指令信号を、携帯端末通信部31から車両通信部11へ送信し、車両通信部11はその指令信号を受信する(A140)。
指令信号を受信した車両通信部11は、指令信号を認証部13に伝える。受信した指令信号の中に含まれる通信識別コードが、通信識別コード記憶部に記憶され、通信識別コード生成部12が生成した中で最も新しい通信識別コードと一致したと、認証部13が判断した場合には、認証部13は、車両通信部11が通信識別コードと共に受信した指令信号の中に含まれる制御内容を車両制御部14に伝える。
通信システム1をこのような構成にすることにより、携帯端末30が車両10を制御するために必要な通信識別コードは、ユーザが降車するなどした時に頻繁に更新され、また、効力を有する最新の通信識別コードは携帯端末30の中には永続的には残存しないので、携帯端末30と車両10の間の通信において、高いセキュリティを確保することができる。従って、ユーザが携帯する携帯端末の機種変更があったとしても、ユーザに対して不便をかけることがなく、高いセキュリティを確保しつつ容易な方法で両者の通信を行うことができる。
なお、ローリングコードを変更(カウントアップ)したり、通信のたびに鍵を更新する従来技術があるが、これらの技術は、車両と携帯機という予め一対一の対応付けがされていることが前提となったものである。一方、本発明では、携帯端末、携帯機、および車両との間の3者が存在し、携帯端末は予め車両と対応付けられたものではなく、かつ頻繁に機種変更が生じうるものである。そうすると、最初には必ず対応付けなどの設定が必要となり、また、携帯端末の機種変更時には車両用プログラムを移行する必要が生じる不利益がある。一方、本発明では、携帯端末の初期設定や機種変更時の移行などは全く必要が無く、ユーザに対して不便をかけることがなく、高いセキュリティを確保しつつ容易な方法で両者の通信を行うことができる。
図4〜8を参照して、より詳細に通信システム1の処理について説明する。なお、ステップをSと略して記載する。
図4では、まず、S100において、車両10でユーザの降車を検出する。なお、上述したようにユーザの降車は、所定のタイミングとして、通信識別コードを生成させる場合の一例である。なお、所定のタイミングとしてのユーザの降車は、具体的には車両のドアが施錠された時が好ましい。かかる所定のタイミングにおいてユーザは車両10の近傍にいる場合が多いので、通信識別コードを生成した直後に送信すれば、携帯機20の携帯機通信部21が通信識別コードの受信に失敗することが少なくなる。ユーザの降車を検出したセンサーなどから、通信識別コード生成部にその検出の旨が伝えられる。
S102において、通信識別コード生成部では、ユーザの降車した旨が伝えられると、通信識別コードを生成する。ここで生成される通信識別コードは、生成毎に異なるものである。この場合、通信識別コード生成部は、通信識別コードに、生成された時のタイムスタンプ情報を含ませてもよい。こうすることにより、生成後所定時間以上経過した通信識別コードを無効化することにより、より高いセキュリティを確保できる。
そして、S104において、通信識別コード記憶部は、通信識別コード生成部で生成された通信識別コードを、将来携帯端末から送信されて来るであろう通信識別コードと比較するために、記憶する。
そして、S106において、通信識別コードは車両通信部に伝えられ、車両通信部は、直前に生成された最新の通信識別コードを携帯機に、LF帯またはUHF帯の無線通信により送信する。従って、ユーザが降車した際には、その度ごとに異なる通信識別コードが携帯機に送信されることとなる。
次に、図7を参照し、通信識別コードを受信する携帯機における処理を説明する。S106において車両通信部が携帯機に送信した通信識別コードを、S300において、携帯機の携帯機通信部が受信する。S302において、携帯機は、自分と対応した車両か否かの認証を行う。具体的には、車両通信部は、携帯機通信部との間に通信を確立するために、認証情報等(例えば、固有の識別コード)を含む信号を携帯機通信部に送信する。そして、携帯機通信部がその認証情報等を受信した後、携帯機通信部と車両通信部との間で所定のプロトコルに従って認証処理等が行われ、すべての処理が成功した場合には認証がなされ、両者の間の無線通信が確立する。
S304において、車両通信部と携帯機通信部との間で認証が成功し、通信が確立できたか否かを判定する。認証が成功したと判定された場合には、処理はS306へ進む。S306において、携帯機は、受信に成功した通信識別コードを、既に記憶していた通信識別コードと置き換えて、記憶部に記憶する。従って、ユーザが降車した際には、その度ごとに異なる最新の通信識別コードが1つ携帯機に記憶されることとなる。
次に、図6を参照し、通信識別コードを受信するための携帯端末での処理を説明する。S200において、上記のように携帯機に最新の通信識別コードが記憶された状態において、ユーザは、携帯端末にインストールされた車両用プログラムを起動する。S202において、車両用プログラムは、起動されると、携帯機に通信識別コードを要求するために携帯機との通信の確立を試みる。★このように車両用プログラムの起動時に通信の確立を試みれば、ユーザが携帯端末を用いて車両を制御しようとするときに迅速かつ確実に行うことができる。
図8は、携帯端末から通信識別コードの要求を受けた場合の携帯機での処理を示す。S202において、携帯端末から通信の確立を求められた携帯機は、所定のプロトコルに従い、通信の確立を行う。なお、所定のプロトコルは、NFC通信かBluetooth通信かにより異なるので、図18および図19に記載する。但し、詳細な説明は省略する。
携帯機と携帯端末との間の通信が確立されると、図6のS204において、携帯端末は、携帯機に対して通信識別コードの送信を要求する。そうすると、図8のS324において、携帯機は、携帯端末から通信識別コードの要求を受信する。次に、S326において、携帯機は、携帯端末に対して記憶部22Aに記憶された通信識別コードを返信する。
図6のS206において、携帯端末内の車両用プログラムは、携帯機から通信識別コードを受信したか否かを判定し、受信したと判定すると、S208において、ユーザの操作内容(例えば、ドアの解錠、エンジンのスタート、車両情報の取得など)に基づいて、車両への制御内容や指令内容を作成する。
そして、S210において、携帯端末は、S208で作成した制御内容や指令内容とS206で受信した通信識別コードとを含む指令信号を車両に対して送信する。送信後、車両用プログラムは、この通信識別コードを削除してもよいし、後続に他の制御等を行う場合は、適切な管理の下保持してもよい。
図5は、携帯端末から指令信号を受信した車両の処理を示す。S120において、車両の車両通信部は、S210において携帯端末が送信した指令信号を受信し、認証部に伝える。そうすると、S122において、車両の認証部は、受信した指令信号の中に含まれる通信識別コードの認証を行う。S124において、認証部は、受信した通信識別コードが、自己の通信識別コード生成部が生成し、通信識別コード記憶部が記憶している最新の通信識別コードと一致するか否か判定する。これにより、正規の携帯端末からの制御や指令は排除されるので、高いセキュリティが確保できる。また、認証部は、生成時のタイムスタンプ情報を含む場合には、事前に設定された有効期間(例えば、10日間)に基づき、有効期間が切れている場合には認証を行わないようにしてもよい。これにより、生成後所定時間以上経過した通信識別コードを無効化することにより、より高いセキュリティを確保できる。
S124において、最新の通信識別コードと一致したと判定した場合には、S126において、S120で受信した指令信号に含まれる制御内容や指令内容などを車両制御部に伝え、車両制御部はその内容に従い、車載機器の制御や、車両情報の取得などを行う。そして、S128において、その制御の完了や取得した車両情報などを携帯端末に対して車両通信部を介して送信する。なお、S124で最新の通信識別コードと一致しなかったと判定した場合には、正規の携帯端末からの指令信号ではないと判断し、何も行わない。
図6のS212において、携帯端末の車両用プログラムは、S128で車両が送信した制御の完了や取得した車両情報などを受信し、S214において、それらの情報をユーザに対して表示する。なお、S206において携帯機から通信識別コードを受信しなかった場合は、S218において、携帯端末は、所定回数または所定時間、携帯機に対して通信識別コードの要求を繰り返す。その結果、通信識別コードを取得できない場合は、S220において、携帯端末の車両用プログラムは、携帯機との通信が確立できない、通信識別コードが取得できない、などの旨の表示をユーザに対して行う。
<第一実施例の変形例>
図9は、第一実施例の変形例における通信システム1’の3ノード間通信の概要を説明するための図である。通信システム1’は、通信システム1が毎回異なる通信識別コードを生成したところ、毎回異なるワンタイム公開鍵を生成するものである。本図を参照しながら、通信システム1’の、車両10’、携帯機20’、および携帯端末30’からなる3ノード間の通信についての概要を説明するが、図2と重複する記載は適宜省略する。
車両10’において何らかのイベントが発生した場合、車両10’は、携帯端末30’用の公開鍵を新たに生成する。携帯端末30’と車両10’との間の通信は高いセキュリティを確保する必要があるので、車両10’が携帯端末30’を認証するキーとなる公開鍵は、頻繁に更新されることが好ましい。ただし、公開鍵だけでもセキュリティが十分と判断される場合には、ワンタイム公開鍵でなくともよい。
次に、車両10’は、新たに生成された公開鍵を携帯機20’に送信し、携帯機20’は、その公開鍵を受信する(A210)。携帯機20’は、公開鍵を受信したら自身で保持する。その保持した状態の時であって、携帯機20’と携帯端末30’とが近距離無線通信を利用可能である場合、携帯端末30’は、車両用プログラムの起動のタイミングなどに、携帯機20’に対して公開鍵を問い合わせる(A220)。
次に、この問い合わせを受けた携帯機20’は、保持している公開鍵を、近距離無線通信を通じて携帯端末30’に送信し、携帯端末30’はその公開鍵を受信する(A230)。携帯端末30’は、受信した公開鍵により暗号化した制御内容を含む指令信号を車両10’に送信し、車両10’は、その指令信号を受信する(A240)。車両10’は、受信した暗号化された制御内容を自分の秘密鍵により解読し、正常に解錠できた場合には、受信した制御内容に基づき制御を行う。これによれば、毎回異なる公開鍵により制御内容を暗号化することにより、より高いセキュリティを確保することができる。
また、ユーザが降車したなどのイベントが発生してから一定時間以上(例えば、48時間や10日間など)経過した場合、公開鍵を生成しなおし、更新してもよい。これによれば、一定時間の間で、携帯機20’内の公開鍵情報の更新が無い場合、携帯機20’を持っていても車両と通信できなくなり、より高いセキュリティを確保することができる。
<第二実施例>
図10は、本実施例における通信システム1Aの3ノード間通信の概要を説明するための図である。本図を参照しながら、本実施例における通信システム1Aの、車両10A、携帯機20A、および携帯端末30Aからなる3ノード間の通信についての概要を説明するが、図2と重複する記載は適宜省略する。
車両10Aにおいて何らかのイベントが発生した場合、車両10Aは、第一実施例と同様に、携帯端末30A用の通信識別コードを新たに生成する。次に、車両10Aは、新たに生成された通信識別コードを携帯機20Aに送信し、携帯機20Aは、その通信識別コードを受信する(A110A)。携帯機20Aは、通信識別コードを受信したら自身で保持する。
その保持した状態の時であって、携帯機20Aと携帯端末30Aとが近距離無線通信を利用可能である場合、ユーザは、携帯端末30A内の車両用プログラムを起動し、車両10Aに対する制御や車両10Aから情報の取得を行うため、その制御内容等を含んだ指令信号を、携帯機20Aに対して送信し、携帯機20Aはその指令信号を受信する(A120A)。
携帯機20Aは、携帯端末30Aから指令信号を受信すると、その受信した指令信号を車両10Aに対して送信する。携帯機20Aと車両10Aとの間の通信が利用可能な状態ならば、車両10Aは、その指令信号を受信する(A130A)。車両10Aは、その指令信号を受信した場合には、適宜処理を行い、制御の完了や取得した車両情報などを携帯機20Aに対して返信し、携帯機20Aはその返信内容を携帯端末30Aに送信する。
このように、携帯機20Aからの指令信号が適切に車両10Aに伝わった場合には、以下の処理(図中点線の矢印で示されるA140AとA150A)は行われないが、携帯機20Aと車両10Aとの間の通信が利用可能な状態でないなどの場合、以下の処理が行われる。携帯機20Aは、車両10Aに対して指令信号を送信したにもかかわらず車両10Aから応答がない場合、携帯端末30Aに対して、携帯機20Aと車両10Aとの間の無線通信が利用可能ではない、車両10Aとの通信が失敗したなどの旨の信号を送信し、携帯端末30Aはその通信識別コードを受信する(A140A)。
携帯端末30Aは、車両10Aとの通信が失敗したなどの旨の信号を受信した場合には、携帯機20Aと車両10Aとの間の通信が成功しなかったと判断する。この場合、取得部32Aが通信識別コードの要求を行い、携帯機20Aから通信識別コードを取得する。携帯端末30Aは、車両10Aに対して、A120Aにて送信した制御内容等と取得した通信識別コードとを含む指令信号を送信し、車両10Aはその指令信号を受信する(A150A)。
車両10Aは、受信した通信識別コードが通信識別コード記憶部で記憶された直近の通信識別コードと一致した場合には、受信した制御内容に基づき制御を行う。これにより、ユーザは、携帯端末30Aから車両10Aに対して制御等を行う場合基本的にはセキュリティの高い携帯機20Aと車両10Aの間の通信を介して行うが、携帯機20Aと車両10Aの間の通信が利用可能でない場合にも、電話回線やインターネット回線を利用できる携帯端末30Aと車両10Aの間の通信を利用し、携帯端末30Aから車両10Aに対して制御等を行うことができる。もちろん、携帯端末30Aから車両10Aに対して直接制御等を行う場合でも、毎回異なる通信識別コードにより認証を行うことにより、高いセキュリティを確保することができる。
図11は、本実施例の通信システム1Aの機能構成ブロックを示す。なお、第一実施例のブロック図を説明する図3と重複する記載は適宜省略する。また、本図でも、所定のタイミングとして、ユーザの降車時を例として説明する。
通信システム1Aは、車両10A、携帯機20A、および、携帯端末30Aを備える。車両10Aは、車両通信部11Aと、携帯端末30Aが車両10Aを制御するために必要な、生成の度に異なる通信識別コードを、所定のタイミングで生成する通信識別コード生成部12Aと、車両通信部11Aが携帯端末30Aから受信した制御内容を含む信号の認証を行う認証部13Aと、認証部13Aから取得した制御内容に基づき車両10Aを制御する車両制御部14Aとを有する。
また、携帯端末30Aは、車両通信部11Aおよび携帯機通信部21Aと無線通信を行う携帯端末通信部31Aと、携帯機20Aの記憶部22Aに記憶された通信識別コードを、携帯機通信部21Aおよび携帯端末通信部31Aを介して、取得する取得部32Aと、車両10Aに対する制御内容を作成し、制御内容を含む指令信号を携帯端末通信部31Aから携帯機20Aに送信する指令部33Aであって、携帯端末通信部31Aが携帯機20Aから通信識別コードを受信したときには、制御内容と受信した通信識別コードとを含む指令信号を携帯端末通信部31Aから車両通信部11Aへ送信する指令部33Aとを有する。
また、携帯機20Aは、車両10Aにその固有な識別コードを登録された、車両通信部11Aと無線通信および携帯端末通信部31Aと近距離無線通信を行う携帯機通信部21Aと、通信識別コード生成部12Aが生成し、車両通信部11Aおよび携帯機通信部21を介して受信した通信識別コードを記憶する記憶部22Aと、携帯機20Aと携帯端末30Aおよび車両10Aとの間の無線通信を制御する携帯機制御部23Aと、携帯機通信部21Aから車両通信部11Aへの無線通信が成功したか否かを検出する通信可否検出部24Aとを有する。
まず、ユーザの降車を検出すると、通信識別コード生成部12Aは、携帯端末30Aが車両10Aを制御するために必要であり、以前に生成した通信識別コードとは異なるように通信識別コードを生成する。
通信識別コード生成部12Aは、通信識別コード記憶部に生成した通信識別コードを記憶させた後、その通信識別コードを車両通信部11Aに伝える。車両通信部11Aは、その通信識別コードを携帯機20Aの携帯機通信部21Aに送信し、携帯機通信部21Aはその通信識別コードを受信する(A110A)。通信識別コードを受信した携帯機20Aは、その通信識別コードを記憶部22Aに記憶する。
次に、ユーザが携帯端末30Aで車両用プログラムを起動し、車両10Aに対する制御や情報の取得を指令する操作を行う。そうすると、指令部33Aは、そのユーザの操作に基づいて制御内容を作成し、携帯機20Aと携帯端末30Aとが近距離無線通信を利用可能である場合、車両10Aに対する制御や車両10Aから情報の取得を行うため、その制御内容等を含んだ指令信号を、携帯機20Aに対して送信し、携帯機20Aはその指令信号を受信する(A120A)。
携帯機通信部21Aが指令信号を受信すると、携帯機制御部23Aは、携帯機20Aと車両10Aとの間の無線通信が利用可能な場合、受信した制御内容と携帯機20Aの識別コードを含む指令信号を携帯機通信部21Aから車両通信部11Aへ送信する(A130A)。通信可否検出部24Aは、携帯機通信部21Aから車両通信部11Aへの指令信号の送信が成功したか否かを検出する。
成功した場合には、指令信号を受信した車両通信部11Aは、指令信号を認証部13Aに伝える。受信した指令信号の中に含まれる携帯機20Aの固有の識別コードが、車両10Aに登録された携帯機の識別コードと一致したと、認証部13Aが判断した場合には、認証部13Aは、車両通信部11Aが携帯機の識別コードと共に受信した指令信号の中に含まれる制御内容を車両制御部14Aに伝える。
成功しなかった場合、通信可否検出部24Aは、通信が失敗した旨などの内容の信号を携帯機通信部21Aから携帯端末通信部31Aへ送信し、携帯端末通信部31Aはその信号を受信する(A140A)。
そうすると、携帯端末30Aの車両用プログラムは、取得部32Aを機能させる。取得部32Aは、携帯機20Aに対して通信識別コードを取得するために通信識別コードを要求する信号を送信する。この通信識別コード要求信号を受信した携帯機20Aは、記憶部22Aから通信識別コードを取り出し、その通信識別コードを携帯端末30Aに返信し、携帯端末30Aはその通信識別コードを受信する。
車両用プログラムは、制御内容などと携帯機20Aから取得した通信識別コードとを含む指令信号を、携帯端末通信部31Aから車両通信部11Aへ送信し、車両通信部11Aはその指令信号を受信する(A150A)。
指令信号を受信した車両通信部11Aは、指令信号を認証部13Aに伝える。受信した指令信号の中に含まれる通信識別コードが、通信識別コード記憶部に記憶され、通信識別コード生成部12Aが生成した中で最も新しい通信識別コードと一致したと、認証部13Aが判断した場合には、認証部13Aは、車両通信部11Aが通信識別コードと共に受信した指令信号の中に含まれる制御内容を車両制御部14Aに伝える。
なお、A140Aの変形例としては、帯機通信部21Aから車両通信部11Aへの指令信号の送信が成功しなかった場合、携帯機制御部23Aは、記憶部22Aに記憶された通信識別コードを取りだし、携帯機通信部21Aから携帯端末通信部31Aへ送信してもよい。この場合、取得部は機能する必要はなく、携帯端末30Aは、受信した通信識別コードと制御内容を含む指令信号を車両10Aに対して送信することができる。
通信システム1Aでは、ユーザは、携帯端末30Aから車両10Aに対して制御等を行う場合基本的にはセキュリティの高い携帯機20Aと車両10Aの間の通信を介して行う。しかし、通信システム1Aは、携帯機20Aと車両10Aの間の通信が利用可能でない場合にも、電話回線やインターネット回線を利用できる携帯端末30Aと車両10Aの間の通信を利用し、携帯端末30Aから車両10Aに対して制御等を行うことができる。よって、携帯機から車両への制御内容等を含む通信が失敗した場合であっても、携帯端末から制御対象物へ同じ内容の通信を行うことにより、確実に使用者から制御対象物へ送信することができる。
また、携帯端末通信部31Aと車両通信部11Aとの無線通信は、インターネット回線や電話回線を通じて行ってもよいので、携帯端末31Aと車両10との間の通信は、状況や環境に応じて適切な通信方法を使用することができる。UHFやWiFiが届かない場合でもあっても、電話回線ならば届く場合があり、状況や環境に応じて適切な通信方法を使用することができる。
このように、携帯端末30Aから車両10Aに対して直接制御等を行う場合でも、携帯端末30Aが車両10Aを制御するために必要な通信識別コードは、ユーザが降車するなどした時に頻繁に更新され、また、効力を有する最新の通信識別コードは携帯端末30Aの中には永続的には残存しないので、携帯端末30Aと車両10Aの間の通信において、高いセキュリティを確保することができる。従って、ユーザが携帯する携帯端末の機種変更があったとしても、ユーザに対して不便をかけることがなく、高いセキュリティを確保しつつ容易な方法で両者の通信を行うことができる。
図12〜17を参照して、より詳細に通信システム1Aの処理について説明する。なお、第一実施例の処理と同じ部分は、適宜説明を省略する。
図12では、本実施例の通信システム1Aにおける、ユーザの降車を検出した場合の車両での処理を示す。まず、S500において、車両10Aでユーザの降車を検出する。
S502において、通信識別コード生成部は、ユーザの降車した旨が伝えられると、通信識別コードを生成する。ここで生成される通信識別コードは、生成毎に異なるものである。そして、S504において、通信識別コード記憶部は、通信識別コード生成部で生成された通信識別コードを、将来携帯端末から送信されて来るであろう通信識別コードと比較するために、記憶する。そして、S506において、通信識別コードは車両通信部に伝えられ、車両通信部は、直前に生成された最新の通信識別コードを携帯機に、LF帯またはUHF帯の無線通信により送信する。従って、ユーザが降車した際には、その度ごとに異なる通信識別コードが携帯機に送信されることとなる。
次に、図16を参照し、通信識別コードを受信する携帯機における処理を説明する。S506において車両通信部が携帯機に送信した通信識別コードを、S700において、携帯機の携帯機通信部が受信する。S702において、携帯機は、自分と対応した車両か否かの認証を行う。具体的には、車両通信部は、携帯機通信部との間に通信を確立するために、認証情報等(例えば、固有の識別コード)を含む信号を携帯機通信部に送信する。そして、携帯機通信部がその認証情報等を受信した後、携帯機通信部と車両通信部との間で所定のプロトコルに従って認証処理等が行われ、すべての処理が成功した場合には認証がなされ、両者の間の無線通信が確立する。
S704において、車両通信部と携帯機通信部との間で認証が成功し、通信が確立できたか否かを判定する。認証が成功したと判定された場合には、処理はS706へ進む。S706において、携帯機は、受信に成功した通信識別コードを、既に記憶していた通信識別コードと置き換えて、記憶部に記憶する。従って、ユーザが降車した際には、その度ごとに異なる最新の通信識別コードが1つ携帯機に記憶されることとなる。
次に、図15を参照し、ユーザが車両に対して操作を行う携帯端末での処理を説明する。S600において、上記のように携帯機に最新の通信識別コードが記憶された状態において、ユーザは、携帯端末にインストールされた車両用プログラムを起動する。S602において、車両用プログラムは、NFCやBluetoothなどの近距離無線通信の所定のプロトコルに従い、携帯機の存在を探索する。
図17は、携帯端末から探索を受けた場合の携帯機での処理を示す。S722において、携帯端末から通信の確立を求められた携帯機は、所定のプロトコルに従い、通信の確立を行う。また、図15のS604において、車両用プログラムは、携帯機と通信を行うため携帯機との通信が確立できたかを確認する。このように車両用プログラムの起動時に通信の確立を試みれば、ユーザが携帯端末を用いて車両を制御しようとするときに迅速かつ確実に行うことができる。
ユーザは、携帯端末で車両用プログラムを起動した後、車両に対する制御や情報の取得を指令する操作を行う。携帯機と携帯端末との間の通信が確立されると、図15のS606において、携帯端末は、携帯機経由で車両に対してユーザの操作に基づく制御内容などを含む指令信号を送信する。そうすると、図17のS724において、携帯機は、携帯端末からその指令信号を受信する。次に、S726において、携帯機は、車両に対してその指令信号を送信する。
次に、図13を参照し、携帯端末から携帯機経由で指令信号を受信した場合の車両での処理を説明する。S520において、車両は、S726で携帯機が送信した指令信号を受信する。S522において、車両は、車両と携帯機との間の高いセキュリティを有する所定のプロトコルに従い、送信してきた携帯機が対応する携帯機であるか否かを確認し、確認できた場合は認証を行う。
認証が成功した場合、S526において、車両は、ユーザの指令内容に基づいて車載機器の制御や車両情報の取得などを行う。そして、S528において、その制御の完了報告や取得した車両情報などを、携帯機を経由して携帯端末へ送信する。この制御の完了報告などを受信した携帯機は、図17のS728において、車両から応答があったことを確認したら、S730において、受信した内容を携帯端末へ送信する。
S608において、携帯端末の車両用プログラムは、携帯機経由で車両からの制御の完了報告を受信した場合、S620において、受信した操作完了の報告や車両情報などを携帯端末の画面に表示する。
一方、図17のS728において、携帯機が車両から応答があったことを確認できなかったら、S734において、携帯機は、携帯機と車両との間の通信が失敗し、携帯機経由で車両には指令信号を届けることができない旨と共に、S706において携帯機の記憶部に記憶した通信識別コードを携帯端末へ送信する。
そうすると、S610において、携帯端末は、指令信号を届けることができない旨と通信識別コードを受信する。携帯端末は、これらを受信すると携帯機経由では制御内容等を車両に届けることができないので、S612において、バックアップ手段として、車両に直接制御内容等を届けるために、受信した通信識別コードと制御内容等を含んだ指令信号を作成する。S614において、携帯端末は、作成した指令信号を車両に対して電話回線を用いて送信する。
図14は、携帯端末から電話回線経由で指令信号を受信した場合の車両での処理を説明する。S560において、車両は、S614で携帯端末が送信した指令信号を電話回線経由で受信する。S562において、受信した指令信号の中に含まれる通信識別コードの認証を試み、S564において認証が成功したか否かを、即ち、通信識別コード記憶部に記憶された最新の通信識別コードと一致するか否かを確認する。
認証が成功した場合、車両は、S566において、ユーザの操作に基づく制御内容等に応じた車載機器の制御や車両情報の取得などを行う。そして、車両は、S568において、その制御内容の完了報告や取得した車両情報などを電話回線経由で携帯端末へ返信する。
携帯端末は、S616において、車両から上記完了報告などが返信されるか確認する。車両から応答があった場合は、携帯端末は、S618において、上記完了報告や車両情報を受信する。そして、携帯端末の車両用プログラムは、S620において、受信した完了報告や車両情報を携帯端末の画面に表示する。
一方、車両から応答がなかった場合、S630において、車両用プログラムは、車両との通信が携帯機経由でも電話回線経由でも通信が確立できない旨を画面に表示する。また、S604において車両用プログラムが携帯機との通信が確立できなかった場合、車両用プログラムは、S624において、所定回数または所定時間、携帯機に対して通信の確立を試みる。その結果、通信の確立ができない場合は、S626において、車両用プログラムは、携帯機との通信が確立できない旨の表示をユーザに対して行う。
なお、本発明は、例示した実施例に限定するものではなく、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。
1 通信システム
10 制御対象物(車両)
11 車両通信部
12 通信識別コード生成部
13 認証部
14 車両制御部
20 携帯機
21 携帯機通信部
22 記憶部
23 携帯機制御部
24 通信可否検出部
30 携帯端末
31 携帯端末通信部
32 取得部
33 指令部

Claims (12)

  1. 制御対象物が備える対象物通信部と、
    前記制御対象物に識別コードを登録された、前記対象物通信部と無線通信を行う携帯機通信部を備える携帯機と、
    前記対象物通信部および前記携帯機通信部と無線通信を行う携帯端末通信部を備える携帯端末と、
    を備えた通信システムであって、
    前記制御対象物は、さらに、
    前記携帯端末が前記制御対象物を制御するために必要な、生成の度に異なる通信識別コードを、所定のタイミングで生成する通信識別コード生成部と、
    前記対象物通信部が前記携帯端末通信部から受信した制御内容を含む信号の認証を行う認証部と、
    前記認証部から取得した前記制御内容に基づき前記制御対象物を制御する対象物制御部と、
    を有し、
    前記携帯機は、さらに、
    前記通信識別コード生成部が生成し、前記対象物通信部および前記携帯機通信部を介して受信した前記通信識別コードを記憶する記憶部を有し、
    前記携帯端末は、さらに、
    前記携帯機の前記記憶部に記憶された前記通信識別コードを、前記携帯機通信部および前記携帯端末通信部を介して、取得する取得部と、
    前記制御対象物に対する制御内容を作成し、前記制御内容と前記取得部が取得した前記通信識別コードとを含む信号を前記携帯端末通信部から前記対象物通信部に送信する指令部と、
    を有し、
    前記対象物通信部が受信した信号の中に含まれる前記通信識別コードが、前記通信識別コード生成部が生成した最新の通信識別コードと一致したと前記認証部が判断した場合に、前記認証部は、前記対象物通信部が前記通信識別コードと共に受信した信号の中に含まれる前記制御内容を前記対象物制御部に伝える通信システム。
  2. 前記取得部は、前記携帯端末において、前記制御対象物を制御するためのアプリケーションが起動された時に、前記通信識別コードを取得することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記通信識別コードは、生成された時のタイムスタンプ情報を含み、前記認証部は、前記タイムスタンプ情報に基づいて認証を判断することを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記通信識別コードに公開鍵を用い、前記公開鍵により前記制御内容を暗号化することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記制御対象物は車両であり、
    前記所定のタイミングは前記車両のドアが施錠された時であり、
    前記通信識別コード生成部は、前記車両のドアが施錠された時に、前記通信識別コードを生成し、前記対象物通信部を介して前記携帯機通信部へ該通信識別コードを送信することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の通信システム。
  6. 前記通信識別コード生成部は、所定のタイミングで生成した前記通信識別コードを、生成するとともに前記対象物通信部を介して前記携帯機通信部へ送信することを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の通信システム。
  7. 前記携帯機は、
    前記携帯機通信部から前記対象物通信部および前記携帯端末通信部への無線通信を制御する携帯機制御部と、
    前記携帯機通信部から前記対象物通信部への無線通信が成功したか否かを検出する通信可否検出部と、
    をさらに有し、
    前記携帯端末は、前記指令部で作成した前記制御内容を前記携帯端末通信部から前記携帯機通信部へ送信し、
    前記携帯機制御部は、前記携帯機通信部で受信した前記制御内容と前記識別コードとを含む信号を前記携帯機通信部から前記対象物通信部へ送信する通信を行うとともに、
    前記通信可否検出部は、該通信の成否を検出し、該通信が失敗した場合には、該通信が失敗した旨の内容を前記携帯機通信部から前記携帯端末通信部へ送信し、
    前記携帯端末の前記指令部は、該通信が失敗した旨の内容を受けたら、前記携帯端末通信部を介して、前記制御内容と前記取得部が取得した前記通信識別コードとを含む信号を前記対象物通信部に送信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の通信システム。
  8. 前記携帯端末通信部と前記対象物通信部との無線通信をインターネット回線を通じて行うことを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の通信システム。
  9. 前記携帯端末通信部と前記対象物通信部との無線通信を電話回線を通じて行うことを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の通信システム。
  10. 請求項1乃至9いずれかに記載の通信システムに使用される携帯機。
  11. 前記制御対象物に識別コードを登録され、
    制御内容を作成し、無線通信により制御対象物に制御内容および通信識別コードを送信する携帯端末と、前記携帯端末から受信した前記通信識別コードが最新の通信識別コードと一致した場合に前記制御内容を実行する前記制御対象物と、無線通信を行う携帯機であって、
    前記携帯端末が前記制御対象物を制御するために必要な、前記制御対象物が所定のタイミングで生成され、その生成の度に異なる前記通信識別コードを、前記制御対象物から受信する第一携帯機通信部と、
    前記第一携帯機通信部が受信した前記通信識別コードを記憶する記憶部と、
    前記記憶部が記憶した前記通信識別コードを、前記携帯端末の要求に応じて前記携帯端末に送信する第二携帯機通信部と、
    を有する携帯機。
  12. 制御対象物と、
    前記制御対象物に識別コードを登録された、前記制御対象物と無線通信を行う携帯機と、
    前記制御対象物および前記携帯機と無線通信を行う携帯端末と、
    の3者間で行われる通信方法であって、
    前記制御対象物は、前記携帯端末が前記制御対象物を制御するために必要であり、生成の度に異なった通信識別コードを所定のタイミングに生成した後前記携帯機に送信し、
    前記携帯機は、前記制御対象物が送信した前記通信識別コードを記憶するために受信し、
    前記携帯端末は、前記携帯機に対して記憶した前記通信識別コードの送信を要求し、
    前記携帯機は、前記要求に応じて記憶した前記通信識別コードを前記携帯端末に送信し、
    前記携帯端末は、前記携帯機が送信した前記通信識別コードを受信し、
    前記携帯端末は、受信した前記通信識別コードと共に、作成した制御内容を前記制御対象物に送信し、
    前記制御対象物は、受信する前記通信識別コードが自身が生成した最新の通信識別コードと一致した場合に、受信する前記制御内容に基づき制御するために、前記携帯端末が送信した前記通信識別コードおよび前記制御内容を受信する、
    通信方法。
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