JP2018092323A - カーシェアシステム、携帯端末装置および車載端末装置 - Google Patents

カーシェアシステム、携帯端末装置および車載端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】より使い勝手の良いカーシェアシステムを提供する。【解決手段】カーシェアシステムSは、車両の利用を予約したユーザにより携帯される携帯端末装置3及び車両の内部に設置された車載端末装置5を備える。携帯端末装置3は、予め記憶部35に格納された認証情報を近距離無線通信部31により送出する。車載端末装置5は、近距離無線通信部53により受信した認証情報に基づきユーザ認証を行った後に、少なくとも車両の開錠に使用されるキー情報を近距離無線通信部53により携帯端末装置3に送信する。携帯端末装置3は、車両の開錠のために、近距離無線通信部31により受信したキー情報を、RF送信部371により車両に送出する。【選択図】図1

Description

本開示は、カーシェアシステム、携帯端末装置および車載端末装置に関する。
従来、この種のカーシェアシステムとしては、例えば下記特許文献1に記載のものがある。このカーシェアシステムは、あらかじめ設定されている予約情報に基づいて、電子キーの車両キーとしての機能を無効から有効へ切り替えるためのキーIDをスマートフォンへ無線配信するサーバと、キーIDを有するスマートフォンとの無線通信によって車両キーとしての機能が無効から有効に切り替えられた電子キーとの間で無線通信を行い、当該無線通信の成立を契機として車載機器の動作を実行又は許可する電子キーECUと、を備えてなる。
特開2016−16835号公報
しかしながら、特許文献1に記載のカーシェアシステムでは、ユーザは、所定の無線通信(具体的にはNFC)を行えるスマートフォンを所持する必要がある。そのため、このカーシェアシステムには、ユーザの使い勝手の面で問題があった。
そこで、本開示は、より使い勝手の良いカーシェアシステムを提供することを目的とする。
本開示の一形態は、車両の利用を予約したユーザにより携帯される携帯端末装置と、前記車両の内部に設置された車載端末装置と、を備えたカーシェアシステムであって、
前記携帯端末装置は、予め内部に格納されたユーザ認証情報を第一無線通信により送出し、
前記車載端末装置は、前記第一無線通信により受信したユーザ認証情報に基づきユーザ認証を行った後に、少なくとも前記車両の開錠に使用される車両キー情報を前記第一無線通信により前記携帯端末装置に送信し、
前記携帯端末装置は、前記車両の開錠のために、前記第一無線通信により受信した車両キー情報を、前記第一無線通信と異なる方式の第二無線通信により前記車両に送出する、
カーシェアシステムに向けられる。
本開示の他の形態は、ユーザにより予約された車両の内部に設置された車載端末装置と通信可能であり、前記ユーザにより携帯される携帯端末装置であって、
ユーザ認証情報を格納する記憶部と、
前記記憶部内のユーザ認証情報を第一無線通信により送出する第一無線通信部と、を備え、
前記車載端末装置は、前記第一無線通信により受信したユーザ認証情報に基づきユーザ認証を行った後に、少なくとも前記車両の開錠に使用される車両キー情報を前記第一無線通信により前記携帯端末装置に送信し、
前記携帯端末装置はさらに、前記車両の開錠のために、前記第一無線通信により受信した車両キー情報を、前記第一無線通信と異なる方式の第二無線通信により前記車両に送出する第二無線通信部、を備えた、
携帯端末装置に向けられる。
本開示の更に他の形態は、車両の利用を予約したユーザにより携帯される携帯端末装置と通信可能であり、前記車両の内部に設置された車載端末装置であって、
前記携帯端末装置は、予め内部に格納されたユーザ認証情報を第一無線通信により送出し、
前記車載端末装置は、
前記第一無線通信により送信されてくるユーザ認証情報を受信する第一無線通信部と、
少なくとも前記車両の開錠に使用され、車両キー情報を内部に格納可能であると共に、前記第一無線通信部により受信されたユーザ認証情報に基づきユーザ認証を行うカーシェアECUと、を備え、
前記第一無線通信部はさらに、前記カーシェアECUに格納された車両キー情報を、前記第一無線通信により前記携帯端末装置に送信し、
前記携帯端末装置は、前記車両の開錠のために、前記第一無線通信により受信した車両キー情報を、前記第一無線通信と異なる方式の第二無線通信により前記車両に送出する、
車載端末装置に向けられる。
本開示の各形態によれば、ユーザは携帯端末装置を所持するだけで、予約した車両に乗車することが可能となるため、従来よりも使い勝手の良いカーシェアシステムを提供することが出来る。
本開示の一実施形態に係るカーシェアシステムの構成を示すブロック図 図1のカーシェアシステムの各部の処理手順を示す第一シーケンスチャート 図1のカーシェアシステムの各部の処理手順を示す第二シーケンスチャート 図1のカーシェアシステムの各部の処理手順を示す第三シーケンスチャート 図1のカーシェアシステムの各部の処理手順を示す第四シーケンスチャート 図1のカーシェアシステムの各部の処理手順を示す第五シーケンスチャート 図1のカーシェアシステムにおける予約車両の利用延長時の第一処理手順を示すシーケンスチャート 図1のカーシェアシステムにおける予約車両の利用延長時の第二処理手順を示すシーケンスチャート
以下、上記図面を参照して、本開示の一実施形態に係るカーシェアシステムを詳説する。
<1.定義>
下表1は、本実施形態で使用される頭字語や略語の意味を示す。
Figure 2018092323
<2.カーシェアシステムの構成>
図1において、カーシェアシステムSは、大略的に、サーバ1と、携帯端末装置3と、車載端末装置5、RF受信部7およびLF送信部9と、車両キーECU11と、ボディECU13と、エンジンECU15と、を備えている。
車載端末装置5、RF受信部7およびLF送信部9、車両キーECU11、ボディECU13およびエンジンECU15は、カーシェアリング事業者により管理される車両内に設置される。なお、RF受信部7およびLF送信部9、車両キーECU11、ボディECU13およびエンジンECU15は、既知のスマートエントリーシステムを実装した車両であれば、通常搭載されている。
サーバ1は、インターネットプロトコルに従って、車内のセルラ通信部51等と公衆回線(セルラー通信網)を介してデータ通信を行う。
携帯端末装置3は、ユーザが携帯可能で、認証機能が組み込まれた小型の装置である。この種の携帯端末装置3としてはキーフォブが例示される。
携帯端末装置3は、近距離無線通信部31と、ユーザ認証処理部33と、記憶部35と、無線通信部37と、車両キー処理部39と、を備えている。
近距離無線通信部31は、第一無線通信部の一例であって、第一無線通信により車載端末装置5と近距離無線信号のやり取りを行う。第一無線通信としては例えばNFCがある。NFCでは、近距離無線信号の到達距離は、数センチメートルから1メートル程度と極めて短くなっている。
本開示では、近距離無線通信部31は、ユーザ認証処理部33からの入力情報を、所定のデジタル変調方式(ASKやBPSK等)で符号化して、近距離無線信号を生成する。近距離無線通信部31は、この近距離無線信号を車載端末装置5に送信するためにアンテナから送出する。
また、近距離無線通信部31は、車載端末装置5から送られてきた近距離無線信号をアンテナを介して受信および復号し、これによって得られた再生された情報をユーザ認証処理部33に出力する。
ユーザ認証処理部33は、予め格納されたプログラムを実行するマイコン等を含む。ユーザ認証処理部33の処理については後述する。
記憶部35は、認証情報、秘密鍵および車両キー情報を格納する。
無線通信部37は、近距離無線通信部31とは異なる無線通信方式(より具体的には、近距離無線通信部31よりも無線信号の到達距離が長い方式)に従って、無線信号のやり取りを行う。
具体的には、無線通信部37は、RF送信部371およびLF受信部373を含む。
RF送信部371は、車両キー処理部39からの入力情報を、所定のデジタル変調方式(FSKやASK)で符号化して、高周波信号を生成する。本開示では、高周波信号はUHF帯とする。RF送信部371は、生成した高周波信号をRF受信部7に送信するためアンテナから空間に送出する。
LF受信部373は、車両側のLF送信部9から送られてきた低周波信号を受信する。本開示では、低周波信号は長波(即ちLF帯)とする。LF受信部373は、受信した低周波信号を復号し、これによって再生された情報を車両キー処理部39に出力する。
車両キー処理部39は、プログラムを実行するマイコン等を含む。車両キー処理部39の処理については後述する。
車載端末装置5は、車両内において、ユーザが携帯端末装置3をかざしやすい場所に設置される。この種の場所としては、例えば、インストルメンタルパネル上がある。このような車載端末装置5は、大略的には、セルラ通信部51と、近距離無線通信部53と、カーシェアECU55と、を備えている。
セルラ通信部51は、無線通信規格やインターネットプロトコルに従って、公衆回線上のサーバ1とデータ通信を行う。
近距離無線通信部53は、例えばNFCに基づき、携帯端末装置3とデータ通信を行う。
カーシェアECU55は、認証情報および公開鍵を格納する記憶部と、プログラムを実行するマイコンと、を含む。カーシェアECU55の処理については後述する。
RF受信部7は、携帯端末装置3から送られてきた高周波信号を受信して復号し、これによって得られた情報を車両キーECU11に出力する。
LF送信部9は、車両キーECU11からの入力情報を、所定のデジタル変調方式(FSKやASK)で符号化して、前述の低周波信号を生成する。LF送信部9は、生成した低周波信号をアンテナを介して、LF受信部373に送信する。
車両キーECU11は、車両のドアの開錠/施錠に使用される車両キー情報を格納可能な記憶部と、プログラムを実行するマイコンと、を含む。
ボディECU13およびエンジンECU15はそれぞれ、プログラムを実行するマイコンを含む。
なお、車両キーECU11、ボディECU13およびエンジンECU15の処理についても後述する。
<3.カーシェアシステムの各構成の処理>
次に、図1および図2A〜図2Eを参照して、カーシェアシステムSの各構成の処理を詳説する。
<3−1.乗車場所に到着するまでの処理>
本カーシェアシステムSでは、ユーザは、例えばPCやスマートフォン(図示せず)を操作して会員登録手続きを行うことが出来る。会員登録手続き時、ユーザは、ユーザを特定可能な個人情報を、カーシェアを行う事業者に送る。これに応じて、事業者は、ユーザを認証するための認証情報と、ユーザの公開鍵およびそれと対をなす秘密鍵と、を生成する。
事業者は、少なくとも認証情報および公開鍵をサーバ1の記憶部に格納する。事業者はさらに、携帯端末装置3の記憶部35に、少なくとも認証情報および秘密鍵を格納したうえで、携帯端末装置3をユーザに配布する。
以上で会員登録手続きが完了する(図2AのシーケンスSQ001)。
会員登録手続きが完了すると、ユーザ(即ち会員)は車両の予約を行うことが可能となる。車両予約もまた、PC等を操作して行うことが出来る。車両予約に応じて、サーバ1は、予約車両についてユーザの認証情報、利用日、開始時刻、終了時刻、乗車場所および返却場所等を利用予約情報として、サーバ1の記憶装置内に格納する。なお、以下では、利用日、開始時刻および終了時刻の組み合わせを、利用期間を特定可能な利用期間情報という。
<3−2.乗車場所に到着後の処理>
ユーザは、乗車場所に到着すると、乗車場所に設置された管理システム(図示せず)に携帯端末装置3を近接させる。これにより、ユーザが乗車場所に到着したことがサーバ1に通知される(シーケンスSQ003)。
サーバ1は、対象となるユーザの認証情報および公開鍵に加え利用予約情報を、公衆回線を介して車載端末装置5に送信する。予約車両の車載端末装置5において、セルラ通信部51は、公衆回線を通じて送信されてくる認証情報等を受信し、カーシェアECU55に出力する。これに応じて、カーシェアECU55は、セルラ通信部51から入力された認証情報、公開鍵および利用予約情報を内部の記憶部に格納する(シーケンスSQ005)。
予約車両は、ユーザと取り決めた乗車場所(より具体的には、事業者が運営する駐車場)に、例えば自動運転で向かう。
ユーザは、予約車両に乗車するために、まず、車載端末装置5の近距離無線通信部53に、自分の携帯端末装置3を近接させる。これに応じて、両近距離無線通信部31,53の間でNFCによる通信チャネルが確立される。
通信チャネルの確立後、携帯端末装置3において、ユーザ認証処理部33は、記憶部35に格納された認証情報を読み出して、近距離無線通信部31に出力する。近距離無線通信部31は、入力された認証情報から近距離無線信号を生成して、車載端末装置5の近距離無線通信部53に送信する(シーケンスSQ007)。
車載端末装置5において、カーシェアECU55は、近距離無線通信部53を介して、携帯端末装置3からの認証情報を受信すると、認証処理を行う(シーケンスSQ009)。カーシェアECU55は、認証処理において、シーケンスSQ009で得た認証情報と、シーケンスSQ005で得た認証情報と一致するか否かを判断する。両者が不一致の場合、処理は終了する。
それに対し、両者が一致の場合(即ち、認証結果がOKの場合)、カーシェアECU55は、シーケンスSQ005で得た公開鍵他を車両キーECU11に、例えばCANを介して送信する(図2BのシーケンスSQ011)。
車両キーECU11は、今回のユーザ限定の車両キー情報を生成し、CANを介して受信した利用期間情報と共に内部の記憶部に格納する。車両キーECU11はさらに、CANを介して受信した公開鍵を用いて、自身が生成した車両キー情報を暗号化して、カーシェアECU55に、例えばCANを介して送信する(シーケンスSQ013)。
カーシェアECU55は、シーケンスSQ013で得た車両キー情報(暗号済)を近距離無線通信部53に出力する。これに応じて、近距離無線通信部53は、入力された車両キー情報から近距離無線信号を生成して、携帯端末装置3の近距離無線通信部31に送信する(シーケンスSQ015)。
車両キーECU11は、シーケンスSQ013の完了後、RF受信部7およびLF送信部9を起動する。具体的には、車両キーECU11は、車両のドアノブに近接する携帯端末装置3からの応答信号を得るべく、低周波信号の一つであるポーリング信号をLF送信部9から送出させ始める(シーケンスSQ017)。
また、カーシェアECU55は、シーケンスSQ015の完了後、ボディECU13に対して、車両キー情報を携帯端末装置3に送信したこと示す通知信号を、例えばCANを介して送信する(シーケンスSQ019)。この通知信号に応答して、ボディECU13は、例えばハザードランプを点滅させるなどして、携帯端末装置3に車両キー情報が送信されたことをユーザに知らせる(シーケンスSQ021)。これにより、ユーザは、予約車両に乗車するための車両キー情報が携帯端末装置3に送られてきたことが認識できる。
携帯端末装置3において、ユーザ認証処理部33は、近距離無線通信部31から入力された車両キー情報(暗号済)を、記憶部35に格納された秘密鍵を用いて復号する。ユーザ認証処理部33は、復号した車両キー情報を記憶部35に格納する(シーケンスSQ023)。その後、ユーザ認証処理部33は、処理を車両キー処理部39に渡す。これに応じて、次に、車両キー処理部39は、RF送信部371およびLF受信部373を起動する(シーケンスSQ025)。
ユーザは、ハザードランプの点滅後、自身の携帯端末装置3を予約車両のドアノブに接近させる。その結果、携帯端末装置3において、LF受信部373は、LF送信部9からのポーリング信号を受信し再生して、車両キー処理部39に出力する(図2CのシーケンスSQ027)。
車両キー処理部39は、ポーリング信号に応答して、シーケンスSQ023で得た車両キー情報を記憶部35から読み出して、RF送信部371に出力する。RF送信部371は、車両キー処理部39から入力された車両キー情報から高周波信号を生成し、車両の開錠のために車両側のRF受信部7に送信する(シーケンスSQ029)。
RF受信部7は、RF送信部371からの高周波信号を受信し再生し、これにより得られた車両キー情報を車両キーECU11に出力する。車両キーECU11は、RF受信部7より、携帯端末装置3からの車両キー情報を受信すると、予め内部に格納している車両キー情報と一致するか否かを判断すると共に、現在時刻が後者と共に格納されている利用期間内か否かを判断する(シーケンスSQ031)。いずれかの判断が否定的であれば、車両の開錠は行われないが、両判断が肯定的であれば、車両キーECU11は、車両の開錠をボディECU13に指示するための指示信号を、例えばCANを介して送信する(シーケンスSQ33)。
ボディECU13は、CANを介して受信した指示信号に応答して、車両ドアの開錠を行う(シーケンスSQ035)。
車両ドアの開錠後、ユーザは、乗車して、車両のエンジンの始動ボタンをオンにする。ボディECU13は、始動ボタンがオンになったことを車両キーECU11に通知するための通知信号を、例えばCANを介して送信する(シーケンスSQ037)。
車両キーECU11は、携帯端末装置3からの車両キー情報が車両キーECU11に予め格納されている車両キー情報と一致するか否かを再度確認する。この時の処理は、シーケンスSQ017,SQ027〜SQ031と同様である。即ち、車両キーECU11は、シーケンスSQ017と同様にしてポーリングを制御する(図2DのシーケンスSQ039)。車両キーECU11は、ポーリングの結果、携帯端末装置3から送られてくる車両キー情報を受信し、内部に格納されている車両キー情報と一致するか否かに加え、現在時刻が後者と共に格納されている利用期間内か否かを判断する(シーケンスSQ041〜SQ045)。いずれかの判断が否定的であれば、エンジンの始動は行われないが、両判断が肯定的であれば、車両キーECU11は、エンジンの始動をボディECU13およびエンジンECU15に指示するための指示信号を、例えばCANを介して送信する(シーケンスSQ047)。
ボディECU13は、受信した指示信号に応答して、イグニッションオンにする(シーケンスSQ049)。即ち、車両のパワーウィンドウやエアコンが動作可能な状態となる。エンジンECU15は、受信した指示信号に応答して、車両のエンジンを始動させる(シーケンスSQ051)。
以上の処理により、ユーザは、車両を利用可能になる。車両を利用中、携帯端末装置3は、既知のスマートキーを同様の動作を行う。
ユーザは、車両の使用終了後、予め指定された返却場所に到着すると、返却場所において、車載端末装置5の近距離無線通信部53に、自分の携帯端末装置3を近接させる。
両近距離無線通信部31,53の間で通信チャネルの確立後、携帯端末装置3において、ユーザ認証処理部33は、記憶部35に格納された認証情報を読み出して、近距離無線通信部31に出力する。近距離無線通信部31は、入力された認証情報から近距離無線信号を生成して、車載端末装置5の近距離無線通信部53に送信する(図2EのシーケンスSQ053)。
車載端末装置5において、カーシェアECU55は、近距離無線通信部53を介して、携帯端末装置3からの認証情報を受信すると、シーケンスSQ009と同様の認証処理を行う(シーケンスSQ055)。両者が不一致の場合、返却処理は終了しない。
それに対し、両認証情報が一致した場合、カーシェアECU55は、シーケンスSQ005で得た認証情報等を記憶部から消去すると共に(シーケンスSQ057)、今回使用した車両キー情報を無効化(消去)するように指示するための指示信号を、例えばCANを通じて車両キーECU11に送信する(シーケンスSQ059)。これに応答して、車両キーECU11は、現在時刻が今回使用した車両キー情報と共に格納されている利用期間内であることを確認したうえで、この車両キー情報を無効化(例えば、内部の記憶部から消去)する(シーケンスSQ061)。
カーシェアECU55はさらに、同様の指示信号をNFCによりユーザ認証処理部33にも送信する(シーケンスSQ063)。これに応答して、ユーザ認証処理部33は、現在時刻が今回使用した車両キー情報に含まれる利用期間内であることを確認したうえで、この車両キー情報を無効化(例えば、記憶部35から消去)する(シーケンスSQ065)。
<4.カーシェアシステムの作用・効果>
以上説明した通り、本カーシェアシステムS、携帯端末装置3および車載端末装置5によれば、ユーザは、携帯端末装置3を使用するだけで、予約した車両の乗車から返却に関連する処理を行うことが出来る。従って、従来よりも使い勝手の良い、カーシェアシステムS、携帯端末装置3および車載端末装置5を提供することが可能となる。
また、ユーザは、携帯端末装置3を車載端末装置5に近接させるだけで、携帯端末装置3を車両のスマートキーとして使用することが出来る。これによっても、使い勝手の良い、カーシェアシステムS、携帯端末装置3および車載端末装置5を提供することが可能となる。
また、携帯端末装置3と車載端末装置5との間でNFCにより認証情報がやり取りされるため、認証情報の漏えいに対するセキュリティを高くすることが出来る。
<5.付記1>
上記説明では、車両キー情報は、車両キーECU11で生成されるとして説明した。しかし、これに限らず、カーシェアECU55で車両キー情報を生成しても構わない。さらに言えば、車両キー情報は他のECUで生成されても良い。この場合、カーシェアECU55は、車両キー情報を生成したECUからCAN等により取得すれば良い。
また、上記説明では、車両キー情報は利用期間情報を含むとして説明した。しかし、利用期間情報は本質的に無くとも良いし、車両キー情報に含まれなくとも良い。
<6.付記2>
上記説明では、予約車両が利用期間内に返却されるシーンについて説明した。しかし、実際の利用シーンを考慮すると、ユーザは利用期間を延長することもある。このような利用シーンを想定して、上記カーシェアシステムSでは、図3Aや図3Bに示すようなシーケンスにより、予約車両の利用期間を延長することが出来るようになっている。
<6−1.利用期間の延長シーケンス(その1)>
図3Aにおいて、ユーザは、予約車両の利用期間満了前にその延長をしたい時、予約車両のエンジンを切って降車したうえで、車両予約時と同様の手続きで、ユーザ(即ち会員)は予約車両の利用延長を行う。利用延長もまた、PCやスマートフォンを操作して行うことが出来る。予約車両の利用延長に応じて、サーバ1は、予約車両の利用期間情報における終了時刻を、利用延長の手続きで指定された終了時刻に更新する、
利用予約情報の更新後、サーバ1は、少なくとも、対象となるユーザの認証情報に加え利用期間情報を、公衆回線を介して車載端末装置5に送信する。車載端末装置5において、セルラ通信部51は、公衆回線を通じて送信されてくる利用期間情報等を受信し、カーシェアECU55に出力する。これに応じて、カーシェアECU55は、セルラ通信部51から入力された利用期間情報を、車両キーECU11に、例えばCANを介して転送する(シーケンスSQ101)。
利用期間情報の受信に応答して、車両キーECU11は、内部の記憶部にある利用期間情報を、今回受信した利用期間情報に更新する(シーケンスSQ103)。
ユーザは、予約車両に乗車し続けるために、車載端末装置5の近距離無線通信部53に、自分の携帯端末装置3を近接させる。これにより、両近距離無線通信部31,53の間でNFCによる通信チャネルが確立される。
通信チャネルの確立後、携帯端末装置3のユーザ認証処理部33と、カーシェアECU55との間では、シーケンスSQ007,SQ009(図2Aを参照)と同様の認証処理が行われる(シーケンスSQ105,SQ107)。
認証処理が正常に完了後、シーケンスSQ017〜SQ051と同様の手順が行われ、これにより、ユーザは予約車両に乗車し続けることが出来る。なお、この手順の図3Aへの図示は、便宜上、省略される。
<6−2.利用期間の延長シーケンス(その2)>
図3Bにおいて、車両キーECU11は、予約車両の利用期間が満了するまでに返却が実施されない場合(即ち、利用期間超過の場合)、内部の記憶部に保持する車両キー情報を無効化すると共に、その旨を示す通知信号を、例えばCANを介してカーシェアECU55に送信する(シーケンスSQ201)。車両キー情報の無効化後、カーシェアECU55は、予約車両の運転に関する権限をユーザからカーシェアECU55に移す。カーシェアECU55は、エンジンECU15等と協調して、予約車両を安全かつ適法に停止させる。
カーシェアECU55は、例えば、ユーザの認証情報にユーザの電子メールアドレスが含まれるのであれば、利用期間超過の旨を含む電子メールを生成して、セルラ通信部51を介して公衆回線に送出する。
ユーザは、自身のPCやスマートフォンにより受信した電子メールにより利用期間超過を認識すると、予約車両の利用期間満了前にその延長をしたい時、予約車両のエンジンを切って降車する。なお、ユーザは降車する必要は必ずしもなく、予約車両内から下記の利用延長を行っても良い。この時、ユーザが車載端末装置5の近距離無線通信部53に、自分の携帯端末装置3を近接させても、両近距離無線通信部31,53の間でNFCによる通信チャネルが確立され、シーケンスSQ007,SQ009(図2Aを参照)と同様の認証処理が行われても、認証処理は正常に完了しない(シーケンスSQ203,SQ205)。
ユーザ(即ち会員)は、前述と同様の予約車両の利用延長を行う。予約車両の利用延長に応じて、サーバ1は、予約車両の利用期間情報における終了時刻を、利用延長の手続きで指定された終了時刻に更新する。以降、図3Aと同様の手順が行われて、ユーザは予約車両に乗車し続けることが可能となる。
なお、上記説明では、図3BのシーケンスSQ201において、車両キーECU11は、内部の記憶部に保持する車両キー情報を無効化していた。しかし、これに限らず、図3BのシーケンスSQ201において、車両キーECU11は、車両キー情報を無効化しなくとも良い。
本開示に係るカーシェアシステム、携帯端末装置および車載端末装置は、従来よりも使い勝手が良く、カーシェアリング、キーフォブおよび車載器等に好適である。
S カーシェアシステム
1 サーバ
3 携帯端末装置
31 近距離無線通信部
33 ユーザ認証処理部
35 記憶部
37 無線通信部
39 車両キー処理部
5 車載端末装置
51 セルラ通信部
53 近距離無線通信部
55 カーシェアECU
7 RF受信部
9 LF送信部
11 車両キーECU

Claims (6)

  1. 車両の利用を予約したユーザにより携帯される携帯端末装置と、前記車両の内部に設置された車載端末装置と、を備えたカーシェアシステムであって、
    前記携帯端末装置は、予め内部に格納されたユーザ認証情報を第一無線通信により送出し、
    前記車載端末装置は、前記第一無線通信により受信したユーザ認証情報に基づきユーザ認証を行った後に、少なくとも前記車両の開錠に使用される車両キー情報を前記第一無線通信により前記携帯端末装置に送信し、
    前記携帯端末装置は、前記車両の開錠のために、前記第一無線通信により受信した車両キー情報を、前記第一無線通信と異なる方式の第二無線通信により前記車両に送出する、
    カーシェアシステム。
  2. 前記第一無線通信による到達距離は、前記第二無線通信よりも短い、
    請求項1に記載のカーシェアシステム。
  3. 前記車載端末装置は、前記車両内においてユーザが前記携帯端末装置をかざしやすい場所に設置される、
    請求項1に記載のカーシェアシステム。
  4. 前記車載端末装置は、前記第一無線通信により受信したユーザ認証情報に基づきユーザ認証を行った後に、少なくとも前記車両の開錠に使用される車両キー情報に加え前記車両の利用時間を示す利用時間情報を、前記第一無線通信により前記携帯端末装置に送信し、
    前記携帯端末装置は、前記車両の開錠のために、前記第一無線通信により受信した車両キー情報および利用時間情報を、前記第一無線通信と異なる方式の第二無線通信により前記車両に送出する、
    請求項1に記載のカーシェアシステム。
  5. ユーザにより予約された車両の内部に設置された車載端末装置と通信可能であり、前記ユーザにより携帯される携帯端末装置であって、
    ユーザ認証情報を格納する記憶部と、
    前記記憶部内のユーザ認証情報を第一無線通信により送出する第一無線通信部と、を備え、
    前記車載端末装置は、前記第一無線通信により受信したユーザ認証情報に基づきユーザ認証を行った後に、少なくとも前記車両の開錠に使用される車両キー情報を前記第一無線通信により前記携帯端末装置に送信し、
    前記携帯端末装置はさらに、前記車両の開錠のために、前記第一無線通信により受信した車両キー情報を、前記第一無線通信と異なる方式の第二無線通信により前記車両に送出する第二無線通信部、を備えた、
    携帯端末装置。
  6. 車両の利用を予約したユーザにより携帯される携帯端末装置と通信可能であり、前記車両の内部に設置された車載端末装置であって、
    前記携帯端末装置は、予め内部に格納されたユーザ認証情報を第一無線通信により送出し、
    前記車載端末装置は、
    前記第一無線通信により送信されてくるユーザ認証情報を受信する第一無線通信部と、
    少なくとも前記車両の開錠に使用され、車両キー情報を内部に格納可能であると共に、前記第一無線通信部により受信されたユーザ認証情報に基づきユーザ認証を行うカーシェアECUと、を備え、
    前記第一無線通信部はさらに、前記カーシェアECUに格納された車両キー情報を、前記第一無線通信により前記携帯端末装置に送信し、
    前記携帯端末装置は、前記車両の開錠のために、前記第一無線通信により受信した車両キー情報を、前記第一無線通信と異なる方式の第二無線通信により前記車両に送出する、
    車載端末装置。
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