JP4859493B2 - 認証処理システムおよび認証処理方法、並びに認証装置および認証方法 - Google Patents

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本発明は、認証処理システムおよび認証処理方法並びに認証装置および認証方法に関し、特に、セキュリティを確保しつつ、容易に、通信装置を認証装置に登録することができるようにする認証処理システムおよび認証処理方法並びに認証装置および認証方法に関する。
自動車等の車両に装備されるリモートコントロールシステムの一つとして、車両のドアのロック/アンロックの操作をリモコンキーで行い、リモコンキーから送信されるロック/アンロック信号を車載装置が受信してドアのロック・アンロック機構を駆動させる、所謂、キーレスエントリシステムが普及してきている。このキーレスエントリシステムによれば、車両の乗員であるユーザは、車両の鍵を鍵穴に差し込まなくても、ドアのロック/アンロックを行うことができる。
更に、近年では、リモコンキーを保持したユーザが車両にある範囲まで近付くだけで、つまり車載装置の交信範囲内にリモコンキーが入るだけで、ドアをアンロックできるようにした、所謂、スマートエントリシステムも実現されている。このスマートエントリシステムは、従来のように鍵を鍵穴に差し込む必要がないという点では、キーレスエントリシステムの一種であり、操作ボタンも操作する必要がないという意味で、より進化した(スマートな)キーレスエントリシステムである。なお、キーレスエントリシステムやスマートエントリシステムでは、ドアのロック/アンロック以外にエンジンをかけたりすることもできるものもある。また、キーレスエントリシステムやスマートエントリシステムは、家の玄関の開錠および施錠にも利用可能である。
スマートエントリシステムによれば、リモコンキーの操作ボタンの操作が必要ないため、リモコンキーをポケットやバックなどから取り出す必要がなく、ユーザにとってさらに便利である反面、リモコンキーを入れた衣類やバックなどを置き忘れ、車両まで来たユーザがドアを開けたり、エンジンをかけたりすることができないということも起こりやすい。
これに対して、リモコンキー以外の携帯型の通信装置、例えば、携帯電話機を用いて、ドアのロック/アンロックを行うことができるようにした技術(例えば、特許文献1参照)や、リモコンキーと携帯電話機を、車両からの場所に応じて切替えて車両を制御することができるようにした技術(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
自動車等のキーレスエントリシステムやスマートエントリシステムで使用されるリモコンキーは、通常、車両メーカの生産工場やディーラーの整備工場などで、所定の車両を制御可能とするように、車両に対して登録される。そして、リモコンキーの代用とする携帯電話機についても同様に、ディーラー等に持ち込み、登録作業をする必要があった。
特開2001−241229号公報 特開2005−299119号公報
しかしながら、自動車等の車両は高額な商品であるため頻繁に買い換えることはないが、携帯電話機は車両と比べると安価であり、新機能を取り入れた携帯電話機も次々と商品化されるため、短期間で買い換えることも多く、携帯電話機を買い換える度に、携帯電話機をディーラー等に持ち込み、登録作業をするのは不便であるという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、セキュリティを確保しつつ、容易に、通信装置を認証装置に登録することができるようにするものである。
本発明の第1の側面の認証処理システムは、無線による近距離通信およびネットワークを介した遠距離通信を行う第1の通信装置と、前記第1の通信装置を認証して登録する認証装置と、前記第1の通信装置および前記認証装置を管理する情報処理装置とを備え、登録された前記第1の通信装置に、前記認証装置を搭載する制御機器の制御を可能とさせる認証処理システムであって、前記第1の通信装置は、前記遠距離通信により、前記第1の通信装置の所有者であるユーザを識別するユーザデータを前記情報処理装置に送信し、その返信として認証用データを受信する第1の遠距離通信手段と、前記近距離通信により、前記第1の通信装置を識別する識別データと前記認証用データを前記認証装置に送信する第1の近距離通信手段と、前記認証装置により前記第1の通信装置が認証された後に、前記認証装置から前記近距離通信により送信されてくる、前記制御機器を識別する制御機器識別データを記憶する機器識別情報記憶手段とを備え、前記情報処理装置は、前記ユーザデータに基づいて、前記第1の通信装置を認証する第1の認証手段と、前記制御機器が盗難されたか否かを表す盗難情報を記憶する盗難情報記憶手段と、前記遠距離通信により、前記第1の通信装置から前記ユーザデータを受信し、認証された前記第1の通信装置に対して前記認証用データを送信するとともに、前記認証装置から前記制御機器の盗難状況を問い合わせるコマンドを受信し、前記コマンドに対する応答として、前記盗難情報記憶手段の盗難情報に基づいて前記制御機器制御機器の盗難状況を前記認証装置に送信する第2の遠距離通信手段とを備え、前記認証装置は、前記近距離通信により、前記識別データと前記認証用データを前記第1の通信装置から受信する第2の近距離通信手段と、前記認証用データに基づいて、前記第1の通信装置を認証する第2の認証手段と、認証された前記第1の通信装置の前記識別データを登録する第1の通信装置情報記憶手段と、前記遠距離通信により、前記コマンドを前記情報処理装置に送信し、前記コマンドに対する応答を受信する第3の遠距離通信手段とを備え、前記認証装置の前記第2の近距離通信手段は、前記コマンドに対する応答によって、前記制御機器が盗難されていないことが確認できた場合に、前記制御機器の制御を可能とさせるために必要となるデータである前記制御機器識別データを、前記第1の通信装置に送信し、前記第1の通信装置の前記第1の近距離通信手段は、前記認証装置の前記第2の近距離通信手段から送信されてきた前記制御機器識別データを受信し、前記第1の通信装置の前記機器識別情報記憶手段は、前記第1の近距離通信手段により受信された前記制御機器識別データを記憶する
第1の通信装置は、例えば、携帯電話機などであり、情報処理装置は、例えば、コンピュータにより構成される車両管理サーバなどであり、認証装置は、例えば、車載ID管理装置などである。また、第1および第2の近距離通信手段は、例えば、赤外線通信、RFID(Radio Frequency IDentification)通信、Bluetooth(登録商標)の規格に従った通信、無線LANの規格に従った通信などを行う通信回路により構成される近距離通信部であり、第1乃至第3の遠距離通信手段は、例えば、PDC(Personal Digital Cellular)方式またはW-CDMA(WIDeband-Code Division Multiple Access)方式に準拠した無線通信を行う通信回路、または、LANと接続して通信を行うNIC(Network Interface Card)などにより構成される遠距離通信部であり、第1および第2の認証手段は、例えば、必要なプログラムやデータが適宜記憶されたRAM(Random Access Memory)またはROM(Read Only Memory)と、そこからロードされたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)により構成される認証部であり、第1の通信装置情報記憶手段、機器識別情報記憶手段、及び盗難情報記憶手段は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリやハードディスクなどにより構成される記憶部である。
本発明の第2の側面の認証処理方法は、無線による近距離通信とネットワークを介した遠距離通信を行う第1の通信装置と、前記第1の通信装置を認証して登録する認証装置と、前記第1の通信装置および前記認証装置を管理する情報処理装置とを備え、登録された前記第1の通信装置に、前記認証装置を搭載する制御機器の制御を可能とさせる認証処理システムの認証処理方法であって、前記第1の通信装置が前記遠距離通信により、前記第1の通信装置の所有者であるユーザを識別するユーザデータを前記情報処理装置に送信し、前記情報処理装置が、前記第1の通信装置から送信されてきた前記ユーザデータを前記遠距離通信により受信し、受信した前記ユーザデータに基づいて前記第1の通信装置を認証し、認証された前記第1の通信装置に対する認証用データを前記遠距離通信により返信し、前記第1の通信装置が、前記遠距離通信により、前記情報処理装置から前記認証用データを受信し、前記近距離通信により、前記第1の通信装置を識別する識別データと前記認証用データを前記認証装置に送信し、前記認証装置が、前記近距離通信により、前記識別データと前記認証用データを前記第1の通信装置から受信し、受信した前記認証用データに基づいて、前記第1の通信装置を認証し、認証された前記第1の通信装置の前記識別データを登録し、前記制御機器の盗難状況を問い合わせるコマンドを、前記遠距離通信により前記情報処理装置に送信し、前記情報処理装置が、前記コマンドに対する応答として、盗難情報記憶手段に記憶されている盗難情報に基づいて、前記制御機器が盗難されたか否かを、前記認証装置に前記遠距離通信により送信し、前記認証装置は、前記コマンドに対する応答によって、前記制御機器が盗難されていないことが確認できた場合に、前記制御機器の制御を可能とさせるために必要となるデータである制御機器識別データを、前記近距離通信により前記第1の通信装置に送信し、前記第1の通信装置は、前記認証装置から送信されてきた前記制御機器識別データを前記近距離通信により受信し、記憶するステップを含む。
本発明の第1および第2の側面においては、第1の通信装置において、遠距離通信により、第1の通信装置の所有者であるユーザを識別するユーザデータが情報処理装置に送信され、その返信として認証用データが受信される。また、第1の通信装置において、近距離通信により、第1の通信装置を識別する識別データと認証用データが認証装置に送信される。情報処理装置において、ユーザデータに基づいて、第1の通信装置が認証され、遠距離通信により、第1の通信装置からユーザデータが受信され、認証された第1の通信装置に対して認証用データが送信される。認証装置おいて、近距離通信により、識別データと認証用データが第1の通信装置から受信され、認証用データに基づいて、第1の通信装置が認証され、認証された第1の通信装置の識別データが登録される。制御機器の盗難状況を問い合わせるコマンドが、遠距離通信により情報処理装置に送信され、コマンドに対する応答によって、制御機器が盗難されていないことが確認できた場合に、制御機器の制御を可能とさせるために必要となるデータである制御機器識別データが、近距離通信により第1の通信装置に送信される
従って、セキュリティを確保しつつ、容易に、第1の通信装置を認証装置に登録することができる。
前記近距離通信を行い、前記認証装置に登録済みの第2の通信装置をさらに設け、前記認証装置の前記第2の認証手段には、さらに、前記第2の通信装置が前記近距離通信の交信範囲内に存在することが前記第2の近距離通信手段によって確認された場合に、前記第1の通信装置を認証させることができる。
この第2の通信装置は、例えば、RFID通信機能などを有するスマートキーなどにより構成される。これにより、ユーザが第2の通信装置も所有していることを確認することができるので、よりセキュリティを確保しつつ、容易に、第1の通信装置を認証装置に登録することができる。
前記認証装置の前記第2の認証手段には、さらに、登録処理の開始を表す前記ユーザの操作が検出されてから所定時間以内に、前記識別データと前記認証用データを前記第2の近距離通信手段が受信した場合に、前記第1の通信装置を認証させることができる。これにより、悪意の第三者のなりすましを防止することができる。
前記近距離通信を行い、登録処理専用であることを表す情報が記憶されている、前記認証装置に登録済みの第2の通信装置をさらに設け、前記認証装置の前記第2の認証手段は、さらに、前記第2の通信装置が前記近距離通信の交信範囲内に存在することが前記第2の近距離通信手段によって確認された場合に、前記第1の通信装置を認証させることができる。
この第2の通信装置は、例えば、例えば、RFID通信機能などを有するスマートキーなどにより構成される。これにより、第1の通信装置の登録処理を簡単に開始することができる。
前記認証装置の前記第3の遠距離通信手段には、前記第1の通信装置が認証された場合、前記識別データを前記情報処理装置に送信させ、前記情報処理装置には、前記遠距離通信により前記認証装置から受信した前記識別データを記憶する第2の通信装置情報記憶手段をさらに設けることができる。
この第2の通信装置情報記憶手段は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリやハードディスクなどにより構成される記憶部である。認証装置に登録された第1の通信装置を情報処理装置にも登録することができる。
前記近距離通信を行い、盗難検出専用であることを表す情報が記憶されている、前記認証装置に登録済みの第2の通信装置をさらに設け、前記認証装置には、前記第2の通信装置が前記第1の認証手段によって認証された場合に、認証されたことを前記ユーザに報知させることができる。
この第2の通信装置は、例えば、RFID通信機能などを有するスマートキーなどにより構成される。これにより、盗難された制御機器がユーザ所有のものであるかどうかを容易に確認することができる。
前記第1の通信装置は、携帯電話機とさせ、前記ユーザデータは、前記ユーザの生体データとさせることができる。
本発明の第の側面の認証装置は、通信装置を認証し、前記通信装置に、制御機器の制御を可能とさせる認証装置であって、前記通信装置と前記制御機器を管理する情報処理装置と通信して前記通信装置が取得した認証用データと、前記通信装置を識別する識別データとを、近距離通信により、前記通信装置から受信する近距離通信手段と、前記認証用データに基づいて、前記通信装置を認証する認証手段と、認証された前記通信装置の前記識別データを登録する通信装置情報記憶手段と、前記制御機器の盗難情報を記憶する前記情報処理装置に、前記制御機器の盗難状況を問い合わせるコマンドを遠距離通信により送信し、前記コマンドに対する応答を受信する遠距離通信手段とを備え、前記近距離通信手段は、前記コマンドに対する応答によって、前記制御機器が盗難されていないことが確認できた場合に、前記制御機器の制御を可能とさせるために必要となるデータであって、前記制御機器を識別する制御機器識別データを、前記通信装置に送信する
本発明の第の側面の認証方法は、通信装置を認証し、前記通信装置に、制御機器の制御を可能とさせる認証装置の認証方法であって、前記通信装置と前記制御機器を管理する情報処理装置と通信して前記通信装置が取得した認証用データと、前記通信装置を識別する識別データとを、近距離通信により、前記通信装置から受信し、前記認証用データに基づいて、前記通信装置を認証し、認証された前記通信装置の前記識別データを登録し、前記制御機器の盗難情報を記憶する前記情報処理装置に、前記制御機器の盗難状況を問い合わせるコマンドを遠距離通信により送信するとともに、前記コマンドに対する応答を受信し、前記コマンドに対する応答によって、前記制御機器が盗難されていないことが確認できた場合に、前記制御機器の制御を可能とさせるために必要となるデータであって、前記制御機器を識別する制御機器識別データを、前記通信装置に送信する
本発明の第および第の側面においては、通信装置と制御機器を管理する情報処理装置と通信して通信装置が取得した認証用データと、通信装置を識別する識別データとが、近距離通信により、通信装置から受信される。そして、認証用データに基づいて、通信装置が認証され、その認証された通信装置の識別データが登録され、制御機器の盗難情報を記憶する情報処理装置に、制御機器の盗難状況を問い合わせるコマンドが遠距離通信により送信されるとともに、コマンドに対する応答が受信され、コマンドに対する応答によって、制御機器が盗難されていないことが確認できた場合に、制御機器の制御を可能とさせるために必要となるデータであって、制御機器を識別する制御機器識別データが、通信装置に送信される。これにより、セキュリティを確保しつつ、容易に、通信装置を認証装置に登録することができる。
前記認証手段には、さらに、前記認証装置に登録済みのその他の通信装置が前記近距離通信の交信範囲内に存在することが前記近距離通信手段によって確認された場合に、前記通信装置を認証させることができる。従って、認証装置に登録済みのその他の通信装置が近距離通信の交信範囲内に存在することをさらに確認するので、よりセキュリティを確保しつつ、容易に、通信装置を認証装置に登録することができる。
前記認証手段には、さらに、登録処理の開始を表すユーザの操作が検出されてから所定時間以内に、前記識別データと前記認証用データを前記近距離通信手段が受信した場合に、前記通信装置を認証させることができる。これにより、悪意の第三者のなりすましを防止することができる。
前記認証手段には、さらに、登録処理専用であることを表す情報が記憶されている、前記認証装置に登録済みのその他の通信装置が前記近距離通信の交信範囲内に存在することが前記近距離通信手段によって確認された場合に、前記通信装置を認証させることができる。これにより、通信装置の登録処理を簡単に開始することができる。
前記遠距離通信手段には、前記通信装置が認証された場合前記識別データを前記情報処理装置に送信させることができる。これにより、認証装置に登録された通信装置を情報処理装置にも登録することができる。
前記認証装置には、前記近距離通信を行い、盗難検出専用であることを表す情報が記憶されている、前記認証装置に登録済みのその他の通信装置が前記認証手段によって認証された場合に、認証されたことをユーザに報知させることができる。これにより、盗難された制御機器がユーザ所有のものであるかどうかを容易に確認することができる。
本発明によれば、セキュリティを確保しつつ、容易に、通信装置を認証装置に登録することができる。
図1は、本発明を適用したスマートエントリシステムの一実施の形態(第1の実施の形態)の構成例を示している。
図1のスマートエントリシステム1は、ユーザ2が保有する自動車(制御機器)11、自動車11のドアのロックおよびアンロックや、エンジンの始動などを無線の近距離通信により行うスマートキー(第2の通信装置)12、ユーザ2が所有する携帯電話機(第1の通信装置)13、自動車11を管理する車両管理サーバ(情報処理装置)14、自動車11に搭載されている車載ID管理装置(認証装置)31と車両管理サーバ14が接続されるネットワーク15A、および、携帯電話機13と車両管理サーバ14が接続されるネットワーク15Bにより構成されている。
図1のスマートエントリシステム1は、ユーザ2が、自動車11の鍵に相当するスマートキー12を携行し、自動車11の所定範囲内に近づくだけで、自動車11のドアをアンロックするなど、自動車11を制御することができるシステムである。
ユーザ2は、スマートキー12を衣服のポケットなどに入れて携行し、自動車11に近づく。自動車11に搭載されている車載ID管理装置31は、スマートキー12が近距離通信の交信範囲内に存在するとき、例えば、ドアのアンロックなど、所定の動作を行う。
なお、図1では、スマートキー12を鍵形状のものとして図示してあるが、カード形状などであってもよい。
また、ユーザ2は携帯電話機13も所有している。携帯電話機13は、通常の通話機能の他に、通信相手と接触し、あるいは、例えば1m以内の近距離(交信範囲内)で、直接に通信を行う近距離通信機能と、遠隔に設置された車両管理サーバ14とネットワーク15Bを介して通信を行う遠距離通信機能を有している。
携帯電話機13は、車載ID管理装置31に自身を登録するためのデータ(以下、認証用データという)を、遠距離通信機能によって、車両管理サーバ14からネットワーク15Bを介して取得する。そして、携帯電話機13は、近距離通信機能によって、認証用データを車載ID管理装置31に送信する。
車載ID管理装置31は、最初に、携帯電話機13から送信されてくる認証用データを受信して、携帯電話機13(を所有するユーザ2)を認証し、内部に記憶する(登録する)。そして、登録後に、車載ID管理装置31が、近距離通信の交信範囲内でスマートキー12を検出せずに、携帯電話機13を検出した場合、ドアのアンロックなどの所定の動作を行う。これにより、ユーザ2は、スマートキー12を持ち忘れた場合であっても登録された携帯電話機13を所持していれば、ドアのアンロックなどの所定の動作を行うことができる。即ち、携帯電話機13を、スマートキー12がない場合の補助的なキーとして使用することができる。
また、車載ID管理装置31は、内部に記憶した携帯電話機13についての情報を、ネットワーク15Aを介して車両管理サーバ14に送信する。
車両管理サーバ14は、例えば、コンピュータなどによって構成され、自動車11と、ユーザ2が補助キーとして車載ID管理装置31に登録した携帯電話機13とを管理する。車両管理サーバ14は、例えば、自動車11を販売した自動車販売会社などによって運営されているサーバである。
ネットワーク15Aまたは15Bは、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronic Engineers , Inc.)802.11規格に準拠した無線LANによる無線の通信、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)などの光ファイバ網、衛星通信網、イーサネット(登録商標)、LAN(Local Area Network)、またはインターネットなどの各種の専用または公衆回線網に代表される、有線または無線からなる、1つまたは複数のネットワークにより構成される。ネットワーク15Aは、接続される車両管理サーバ14と車載ID管理装置31との間でやりとりされるデータを伝送させる。ネットワーク15Bは、接続される携帯電話機13と車両管理サーバ14との間でやり取りされるデータを伝送させる。なお、ネットワーク15Aおよび15Bを特に区別する必要がない場合、ネットワーク15と称する。
以上のように構成されるスマートエントリシステム1では、ユーザ2が所有する携帯電話機13を認証して、車載ID管理装置31に登録することにより、ユーザ2がスマートキー12を持ち忘れるなどして、スマートキー12が自動車11付近(車載ID管理装置31の近距離通信の交信範囲内)にない場合であっても、補助キーとしての携帯電話機13で所定の動作を行わせることができるようになる。
なお、本実施の形態において、近距離通信とは、接触して行う通信も含む、約1m程度の距離を交信範囲とする通信であり、例えば、赤外線通信、RFID(Radio Frequency IDentification)通信、Bluetooth(登録商標)の規格に従った通信、無線LANの規格に従った通信などがある。また、遠距離通信とは、通信装置間の距離が限定されない通信であり、その通信手段は、ネットワーク15を介して通信可能なものであれば、その通信方式や伝送媒体は特に限定されず何でもよい。
図2は、ユーザ2が所有する携帯電話機13を補助キーとして登録する場合の、スマートエントリシステム1を構成する各部の機能的構成例を表すブロック図である。
自動車11は、車載ID管理装置31、操作部32、駆動部33により構成されている。さらに車載ID管理装置31は、近距離通信部41、遠距離通信部42、認証部43、メモリ(記憶部)44、および制御部45により構成されている。
スマートキー12は、操作部51、近距離通信部52、メモリ(記憶部)53、および制御部54により構成されている。
携帯電話機13は、操作部61、表示部62、近距離通信部63、遠距離通信部64、メモリ(記憶部)65、および制御部66により構成されている。
車両管理サーバ14は、遠距離通信部71、認証部72、記憶部73、および制御部74により構成されている。さらに記憶部73は、顧客データ記憶部81、盗難データ記憶部82、および携帯ID記憶部83により構成されている。
車載ID管理装置31の近距離通信部41は、スマートキー12の近距離通信部52、および、携帯電話機13の近距離通信部63と近距離通信を行う。例えば、近距離通信部41は、携帯電話機13から、携帯電話機13を識別する携帯IDを受信する。
車載ID管理装置31の遠距離通信部42は、車両管理サーバ14の遠距離通信部71とネットワーク15Aを介して遠距離通信を行う。例えば、遠距離通信部42は、後述する認証部43によって認証された携帯電話機13の携帯IDを車両管理サーバ14に送信する。
車載ID管理装置31の認証部43は、近距離通信により検出されたスマートキー12や携帯電話機13(のユーザ2)を認証する認証処理を行う。なお、認証部43は、スマートキー12を識別するキーIDや携帯電話機13を識別する携帯IDが、メモリ44に記憶されているものと一致するか否かにより、交信範囲内に入って近距離通信部41によって検出されたスマートキー12または携帯電話機13を認証する。
車載ID管理装置31のメモリ44には、自身(車載ID管理装置31)を識別する車両ID、スマートキー12を識別するキーIDが、自動車生産工場または自動車販売店(ディーラー)などにおいて予め記憶されている。また、携帯電話機13の登録後には、携帯電話機13の携帯IDもメモリ44に記憶される。
車載ID管理装置31の制御部45は、操作部32、駆動部33、近距離通信部41、遠距離通信部42、認証部43、およびメモリ44のそれぞれを制御する。例えば、制御部45は、近距離通信部41や遠距離通信部42で受信したデータを認証部43に供給したり、スマートキー12または携帯電話機13が認証部43において認証された場合、ドアのアンロックなどの所定の動作を行うように、駆動部33に指令する。
自動車11の操作部32は、例えば、イグニッションスイッチ、ライトスイッチ、ホーンなどにより構成され、ユーザ2の操作を受け付け、それに対応した操作信号を出力する。自動車11の駆動部33は、タイヤを駆動するエンジン、ドアのロック/アンロックを制御するドア機構部などにより構成され、操作部32からの操作信号または制御部45からの制御信号に応じた動作を行う。
スマートキー12の操作部51は、操作ボタン等で構成され、ユーザ2の操作に応じた操作信号を制御部54に供給する。
スマートキー12の近距離通信部52は、車載ID管理装置31の近距離通信部41と近距離通信を行う。例えば、近距離通信部52は、制御部54の制御により、交信範囲内にある車載ID管理装置31に自身のキーIDを送信するとともに、車載ID管理装置31の車両IDを受信する。また、近距離通信部52は、制御部54の制御により、操作部51におけるユーザ2の操作に対応する制御信号を送信することもできる。
スマートキー12のメモリ53は、車載ID管理装置31のメモリ44と同様に、自身のキーIDと車載ID管理装置31の車両IDを記憶する。
スマートキー12の制御部54は、操作部51、近距離通信部52、およびメモリ53を制御する。例えば、制御部54は、操作部51からの操作信号に対応する制御信号を生成し、近距離通信部52に供給して、車載ID管理装置31に送信させる。
携帯電話機13の操作部61は、電源オンボタン、電源オフボタン、0乃至9の数字ボタン、メニューボタン等により構成され、ユーザ2の操作を受け付け、その操作に対応する操作信号を携帯電話機13の制御部66に供給する。
携帯電話機13の表示部62は、液晶表示ディスプレイ等により構成され、発着信のダイヤル番号や、携帯電話機13の近距離通信部63および遠距離通信部64で送受信されるデータなどを表示する。
携帯電話機13の近距離通信部63は、車載ID管理装置31の近距離通信部41と近距離通信を行う。例えば、近距離通信部63は、制御部66の制御により、交信範囲内にある車載ID管理装置31に携帯IDを送信するとともに、車載ID管理装置31の車両IDを受信する。
携帯電話機13の遠距離通信部64は、車両管理サーバ14の遠距離通信部71とネットワーク15Bを介して遠距離通信を行う。例えば、遠距離通信部64は、制御部66の制御により、操作部61から入力されたデータをネットワーク15Bを介して車両管理サーバ14に送信し、その応答として認証用データを車両管理サーバ14から受信する。この場合、ユーザ2によって操作部61で入力されるデータは、ユーザ2が自動車11を購入したときに自動車販売店(の店員)から教えられた、自分が自動車11の正規のユーザであることを表す英数データ(以下、ユーザ登録データと称する)である。なお、受信された認証用データは、制御部66に供給される。
携帯電話機13のメモリ65は、近距離通信において、自身(携帯電話機13)を識別する情報である携帯IDを記憶する。また、メモリ65は、近距離通信または遠距離通信において送受信された各種のデータも必要に応じて記憶する。
携帯電話機13の制御部66は、操作部61、表示部62、近距離通信部63、遠距離通信部64、およびメモリ65を制御する。例えば、制御部66は、近距離通信において車載ID管理装置31との間で認証処理を行う場合に、メモリ65に記憶されている携帯IDを近距離通信部63に供給する。
車両管理サーバ14の遠距離通信部71は、制御部74の制御により、車載ID管理装置31の遠距離通信部42とネットワーク15Aを介して遠距離通信を行う。例えば、遠距離通信部71は、車載ID管理装置31から送信されてきた携帯電話機13の携帯IDを受信し、制御部74に供給する。また、遠距離通信部71は、携帯電話機13の遠距離通信部64とネットワーク15Bを介して遠距離通信を行う。例えば、遠距離通信部71は、携帯電話機13から送信されてきたユーザ登録データを受信するとともに、制御部74から供給された認証用データを携帯電話機13に送信する。
車両管理サーバ14の認証部72は、遠距離通信部71で受信された、携帯電話機13のユーザ登録データが、顧客データ記憶部81に記憶されているデータと一致するか否かにより、携帯電話機13(のユーザ2)を認証する認証処理を行う。
車両管理サーバ14の記憶部73のうちの顧客データ記憶部81は、自動車11を購入したユーザ2ごとの顧客データを記憶する。ここで、顧客データとしては、ユーザ2の氏名、住所、メールアドレス、および、ユーザ登録データである。このユーザ登録データは、スマートキー12の補助キーとして、ユーザ2が所有する携帯電話機13を登録する場合に、その携帯電話機13が確かに自動車11を購入したユーザ2のものであることを確認するために使用される。
盗難データ記憶部82は、自動車販売店が販売した自動車11が盗難されたか否かを表す情報(盗難情報)を記憶する。これにより、ユーザ2は、携帯電話機13から車両管理サーバ14にアクセスして、自分の自動車11が盗難されていないかどうかを確認することができる。携帯ID記憶部83は、自動車11の車載ID管理装置31から送信されてきて遠距離通信部71で受信された、携帯電話機13の携帯IDを記憶する。
車載ID管理装置31の近距離通信部41、スマートキー12の近距離通信部52、および携帯電話機13の近距離通信部63は、例えば、RFID通信を行う通信回路により構成される。
また、車載ID管理装置31の遠距離通信部42、携帯電話機13の遠距離通信部64、および車両管理サーバ14の遠距離通信部71は、例えば、PDC(Personal Digital Cellular)方式またはW-CDMA(WIDeband-Code Division Multiple Access)方式に準拠した無線通信を行う通信回路、または、LANと接続して通信を行うNIC(Network Interface Card)などにより構成される。
さらに、車載ID管理装置31の認証部43および制御部45、スマートキー12の制御部54、携帯電話機13の制御部65、並びに、車両管理サーバ14の認証部72および制御部74は、必要なプログラムやデータが適宜記憶されたRAM(Random Access Memory)またはROM(Read Only Memory)と、そこからロードされたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)により構成される。
また、車載ID管理装置31のメモリ44、スマートキー12のメモリ53、携帯電話機13のメモリ65、および車両管理サーバ14の記憶部73は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリやハードディスクなどにより構成される。
車両管理サーバ14は、上述した各処理を実行することができれば、1つのコンピュータで構成しても良いし、複数のコンピュータで構成しても良い。同様に、顧客データ記憶部81、盗難データ記憶部82、および携帯ID記憶部83を有する記憶部73は、物理的に1つの記憶装置で構成しても良いし、それぞれが別々の記憶装置で構成するようにしてもよい。
なお、以下において、車載ID管理装置31の車両ID、スマートキー12のキーID、携帯電話機13の携帯IDを特に区別する必要がない場合、それらを識別IDと称する。
次に、図3のフローチャートを参照して、ユーザ2が所有する携帯電話機13を補助キーとして登録する、スマートエントリシステム1の登録処理について説明する。なお、図3において、各装置間を結ぶ実線の矢印は、遠距離通信によってその通信が行われることを表し、各装置間を結ぶ点線の矢印は、近距離通信によってその通信が行われることを表している。
スマートキー12を携行するユーザ2が車載ID管理装置31の近距離通信部41の交信範囲内に移動すると、スマートキー12の近距離通信部52は、ステップS1において、車載ID管理装置31と認証処理を行った後、セキュリティロック解除指令(ドアのアンロック指令)を送信する。車載ID管理装置31の近距離通信部41は、ステップS21において、交信範囲内に入ってきたスマートキー12を検出し、認証処理を行った後、スマートキー12から送信されてきたセキュリティロック解除指令を受信して、制御部45に供給する。認証処理では、互いの識別IDが交換され、車載ID管理装置31の認証部43が、受信したキーIDがメモリ44に記憶されているキーIDと一致すること(スマートキー12が自動車販売店で登録済みの正規のスマートキーであること)を確認する。
ステップS22において、制御部45は、セキュリティロックの解除を駆動部33に指令し、セキュリティロックを解除する。なお、本実施の形態では、自動車11のドアのアンロックすることでセキュリティロックが解除された(セキュリティロックの解除とドアのアンロックは等しい)こととするが、例えば、スマートキー12の操作部51で、予め決められた操作を行うことにより、ドアのアンロック指令とは別のセキュリティロック解除指令を送信するようにしてもよい。
ユーザ2は、登録処理開始の動作として予め決められた操作を操作部32において行う。ここで行われるユーザ2の操作は、例えば、イグニッションスイッチをオフからACCにし、さらにその直後にライトスイッチのオフとスモールライトオンの操作を5回繰り返した後、ホーンを1回鳴らすなどの一連の操作である。
ステップS23において、自動車11の操作部32は、ユーザ2の操作に対応する操作信号を車載ID管理装置31の制御部45に供給し、制御部45は、操作部32から供給される操作信号に基づいて、ユーザ2の携帯電話機13を登録する登録処理を開始する操作を検出する。
なお、登録処理開始の操作は、自動車11の操作部32でなく、スマートキー12の操作部51で行うようにしてもよい。この場合、登録処理開始の操作信号が近距離通信により車載ID管理装置31の近距離通信部41に送信され、さらに制御部45に供給される。スマートキー12を用いた登録処理開始の操作としては、例えば、セットスイッチを5回短く押した後に、リセットスイッチを長押しするなどとすることができる。
ステップS23の処理後、ステップS24において、車載ID管理装置31の制御部45は、登録処理時間の計時を開始する。
ステップS25において、車載ID管理装置31の近距離通信部41は、スマートキー12が交信範囲内に存在することを確認し、その旨を制御部45に通知する。これにより、セキュリティロック解除後に不正が行われることを防止することができる。なお、ステップS25のスマートキー12の存在検出は、登録処理の間、定期的に(または不定期に)繰り返すようにしてもよい。
一方、上述した処理とは独立して、ユーザ2は、携帯電話機13の操作部61を操作してユーザ登録データを入力する。携帯電話機13の遠距離通信部64は、ステップS51において、入力されたユーザ登録データを、ネットワーク15Bを介して車両管理サーバ14に送信する。
車両管理サーバ14の遠距離通信部71は、ステップS71において、ネットワーク15Bを介して、送信されてきたユーザ登録データ(ユーザデータ)を受信し、制御部74を介して認証部72に供給する。
ステップS72において、車両管理サーバ14の認証部72は、遠距離通信部71から供給されたユーザ登録データが、顧客データ記憶部81に記憶されているデータと一致するか否かにより、携帯電話機13を認証する。
携帯電話機13が正規のユーザ2のものであることが認証されると、ステップS73において、認証部72は、携帯電話機13が正規のユーザ2のものであることを表す認証結果を遠距離通信部71に供給し、遠距離通信部71が、それを携帯電話機13に送信する。この認証結果は、携帯電話機13が車載ID管理装置31と認証処理を行うためのデータ、即ち、認証用データとなり、受信されたユーザ登録データとセットで顧客データ記憶部81に記憶される。
携帯電話機13の遠距離通信部64は、ステップS52において、車両管理サーバ14から送信されてきた認証用データを受信し、制御部66に供給する。
上述した処理では、携帯電話機13が正規のユーザ2のものであることを証明するユーザ登録データとして、自動車販売店から教えられた(自動車販売店で管理されている)英数データとしたが、携帯電話機13にカメラが内蔵されている場合には、その内蔵されたカメラで撮影した顔認証用のユーザ2の顔画像データをユーザ登録データとすることができる。また、携帯電話機13に指紋認証などの認証機能が付加されている場合には、その携帯電話機13の認証機能で取得されたユーザ2の指紋データを、ユーザ登録データとしてもよい。即ち、ユーザ登録データを、顔認証、指紋認証、掌紋、静脈パターン、または、網膜や虹彩を用いた認証などの生体データとすることができる。但し、この場合、車両管理サーバ14は、ユーザ2の生体データを、自動車販売時にユーザ2から取得して顧客データ記憶部81に記憶しておく必要がある。
ステップS53において、携帯電話機13の近距離通信部63は、制御部66の制御にしたがい、認証用データと携帯IDを車載ID管理装置31に送信する。
ステップS26において、車載ID管理装置31の近距離通信部41は、携帯電話機13から送信されてきた認証用データと携帯IDを受信する。受信された認証用データと携帯IDは、制御部45を介して認証部43に供給される。
ステップS27において、車載ID管理装置31の認証部43は、認証用データに基づいて、携帯電話機13を認証し、ステップS28において、登録処理開始の操作から認証用データと携帯IDを受信するまでの時間が、予め設定された所定時間内であるか否かを判定する。ステップS28で、登録処理開始の操作から認証用データと携帯IDを受信するまでの時間が所定時間内ではないと判定された場合、正規のユーザ2によって正規の手続きに基づいて登録操作が行われなかったとして、登録処理が終了する。
一方、ステップS28で、登録処理開始の操作から認証用データと携帯IDを受信するまでの時間が所定時間内であると判定された場合、ステップS29において、認証部43は、ステップS26で携帯電話機13から受信した携帯IDをメモリ44に登録する。即ち、認証部43から制御部45に携帯電話機13が認証された旨が伝達され、制御部45により、携帯電話機13の携帯IDがメモリ44に記憶される。
ステップS30において、認証部43は、車載ID管理装置31の車両IDを近距離通信部41に送信させる。これにより、近距離通信部41が、車両IDを携帯電話機13に送信する。
ステップS54において、携帯電話機13の近距離通信部63は、車載ID管理装置31から送信されてきた車載ID管理装置31の車両IDを受信し、制御部66に供給する。
ステップS55において、制御部66は、近距離通信部63が受信した車両IDをメモリ65に記憶させる。また、ステップS55において、制御部66は、携帯電話機13の認証が終了したこと(携帯電話機13が車載ID管理装置31に登録されたこと)を表す表示を表示部62に表示させる。
車載ID管理装置31の制御部45は、ステップS31において、遠距離通信部42を制御して、携帯IDと認証用データを、登録情報として、車両管理サーバ14に送信させる。
車両管理サーバ14の遠距離通信部71は、ステップS74において、車載ID管理装置31から送信されてきた、携帯電話機13の携帯IDと認証用データを受信し、制御部74に供給する。
ステップS75において、車両管理サーバ14の制御部74は、ユーザ2の携帯電話機13を補助キーとして登録する。具体的には、制御部74は、携帯電話機13の携帯IDを携帯ID記憶部83に記憶させる。また、制御部74は、認証用データと対のユーザ登録データを顧客データ記憶部81から検索し、検出されたユーザ登録データからユーザ2を特定し、顧客データ記憶部81に記憶されているユーザ2のメールアドレスに登録処理終了のメールを送信させる。これにより、携帯電話機13の登録が不正に行われた場合には、その不正な登録をユーザ2がメールを受信することで発見することができる。
携帯電話機13の携帯IDが携帯ID記憶部83に記憶された後、ステップS76において、遠距離通信部71は、制御部74の制御により、登録終了を表す応答を車載ID管理装置31に送信する。
ステップS32において、車載ID管理装置31の遠距離通信部42は、登録終了の応答を受信し、制御部45に供給する。
ステップS33において、車載ID管理装置31の制御部45は、例えば、ホーンを鳴らす、または、ハザードランプを2回点灯させるなどの動作を駆動部33に指令し、ユーザ2に登録完了を報知して、処理を終了する。ステップS33の処理は、いわゆるアンサーバック機能と呼ばれるものである。
以上のようにして、ユーザ2の携帯電話機13を、車載ID管理装置31にスマートキー12の補助キーとして登録することができる。
図3の登録処理によれば、携帯電話機13が正規のユーザ2のものであることを、車両管理サーバ14が発行する認証用データにより確認し、車載ID管理装置31に登録するので、不正なユーザの登録を防止して、正規のユーザ2の携帯電話機13をスマートキー12の補助キーとして車載ID管理装置31に登録することができる。また、ユーザ2は、携帯電話機13を買い換えるなどして交換した場合であっても、自動車販売店に出向いて携帯電話機13を登録する必要などがないため、携帯電話機13の登録(更新)を、容易に行うことができる。
即ち、セキュリティを確保しつつ、容易に、携帯電話機13をスマートエントリシステム(キーレスエントリシステム)の補助キーとして車載ID管理装置31に登録することができる。
なお、携帯電話機13を単に補助キーとして使用可能とするだけであれば、車両管理サーバ14に携帯電話機13を登録する処理(ステップS31乃至S33およびステップS74乃至S76の処理)を省略することもできるが、上述したように、正規のユーザ2以外の携帯電話機の不正登録を検出することができるので、処理を行うことが望ましい。
次に、図4を参照して、スマートキー12、または、補助キーとして登録された携帯電話機13によって、自動車の駆動部33を動作させる、車載ID管理装置31のキーレス動作処理について説明する。
初めに、ステップS101において、車載ID管理装置31の制御部45は、近距離通信部41がスマートキー12を検出したか否かを判定する。
ステップS101で、近距離通信部41がスマートキー12を検出したと判定された場合、ステップS102において、認証部43は、近距離通信部41が受信したスマートキー12のキーIDに基づいて、スマートキー12を認証する認証処理を実行する。
一方、ステップS101で、近距離通信部41がスマートキー12を検出していないと判定された場合、ステップS103において、制御部45は、近距離通信部41が登録済みの携帯電話機13を検出したか否かを判定する。
ステップS103で、近距離通信部41が登録済みの携帯電話機13を検出していないと判定された場合、即ち、スマートキー12と登録済みの携帯電話機13のいずれも検出されなかった場合、制御部45は、ステップS104およびS105をスキップして、処理を終了する。
一方、ステップS103で、近距離通信部41が登録済みの携帯電話機13を検出したと判定された場合、ステップS104において、認証部43は、近距離通信部41が受信した携帯電話機13の携帯IDに基づいて、携帯電話機13を認証する認証処理を実行する。
ステップS102またはS104の認証処理後、ステップS105において、制御部45は、駆動部33に指令して、ドアのアンロックなどの所定の動作を実行させて、処理を終了する。
以上のように、キーレス動作処理によれば、スマートキー12または登録済みの携帯電話機13が近距離通信部41の交信範囲内に検出された場合、所定の動作が実行される。
なお、キーレス動作処理では、上述したように、スマートキー12と登録済みの携帯電話機13のうち、スマートキー12の方が優先的に検出され、スマートキー12が検出された場合には、携帯電話機13の検出処理は実行されない。
また、上述したキーレス動作処理では、ステップS105で行う所定の動作、即ち、スマートキー12が検出された場合に制御部45が駆動部33に指令する動作と、登録済みの携帯電話機13が検出された場合に制御部45が駆動部33に指令する動作を同一のものとしたが、例えば、スマートキー12が検出された場合にはドアをアンロックしてエンジンを始動させ、登録済みの携帯電話機13が検出された場合にはドアをアンロックだけを行わせるなど、スマートキー12が検出された場合に制御部45が駆動部33に指令する動作と、登録済みの携帯電話機13が検出された場合に制御部45が駆動部33に指令する動作を異なる動作とすることができる。
次に、図5のフローチャートを参照して、図1のスマートエントリシステム1のその他の登録処理について説明する。
図5の登録処理では、車載ID管理装置31が、車載ID管理装置31の車両IDを携帯電話機13に送信する前に、車両管理サーバ14にアクセスして、自動車11の盗難状況を問い合わせる処理が、図3に示した登録処理に対して新たに追加されている。
即ち、図5のステップS201の処理は、図3のステップS1の処理に対応し、図5のステップS221乃至S229の処理は、図3のステップS21乃至S29の処理に対応し、図5のステップS233乃至S236の処理は、図3のステップS30乃至S33の処理に対応し、図5のステップS251乃至S255の処理は、図3のステップS51乃至S55に対応し、図5のステップS271乃至S273,S276乃至S278の処理は、図3のステップS71乃至S73,S74乃至S76の処理にそれぞれ対応し、この図3と対応する処理についての説明は省略する。
そして、図5の登録処理では、ステップS230乃至S232の処理と、ステップS274およびS275の処理とでなる盗難問い合わせ処理が、図3の処理に対して新たに追加されている。
即ち、ステップS229の処理後、ステップS230において、車載ID管理装置31の遠距離通信部42は、制御部45の制御にしたがい、自動車11の盗難状況を問い合わせるコマンドを送信する。
車両管理サーバ14の遠距離通信部71は、ステップS274において、車載ID管理装置31から送信されてきた、自動車11の盗難状況問い合わせコマンドを受信し、制御部74に供給する。
ステップS275において、車両管理サーバ14の制御部74は、盗難データ記憶部82の盗難情報を参照し、自動車11が盗難されていないかを確認する。そして、制御部74は、その確認結果を遠距離通信部71に送信させる(遠距離通信部71は、盗難状況問い合わせコマンドに対する応答を車載ID管理装置31に送信する)。
ステップS231において、車載ID管理装置31の遠距離通信部42は、車両管理サーバ14からの応答を受信し、制御部45に供給する。
ステップS232において、車載ID管理装置31の制御部45は、盗難状況問い合わせコマンドに対する応答に基づいて、自動車11が盗難されていないかを判定する。ステップS232で、自動車11が盗難されていると判定された場合、ステップS233乃至S236をスキップして、処理を終了する。
一方、ステップS232で、自動車11が盗難されていないと判定された場合、ステップS233において、近距離通信部41は、車両IDを携帯電話機13に送信する。
以上のように、図5の登録処理によれば、車載ID管理装置31は、自動車11が盗難されていないかどうかを確認した上で、補助キーとして使用するために携帯電話機13が必要な車載ID管理装置31の車両IDを、携帯電話機13に送信することができる。
なお、自動車11が盗難された場合には、ユーザ2は、自宅のパーソナルコンピュータや携帯電話機13から車両管理サーバ14のWebページにアクセスして車両管理サーバ14の盗難データ記憶部82のデータを変更したり、自動車販売店のサービスセンタなどに電話して、オペレータに車両管理サーバ14の盗難データ記憶部82のデータを変更させたりすることができる。また、自動車11に備えられた盗難検出センサや、自動車11の位置やユーザ2しか知らない操作の検出によって自動車11が盗難されたことを車載ID管理装置31自身で検出し、遠距離通信によって車両管理サーバ14にその旨を送信して、盗難データ記憶部82のデータが変更されるようにしてもよい。
図6は、スマートエントリシステム1の第2の実施の形態を示している。なお、図6において、図1と対応する部分については同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
図6のスマートエントリシステム1は、自動車11、スマートキー12、携帯電話機13、車両管理サーバ14、およびネットワーク15を有する点において、図1のスマートエントリシステム1と共通し、スマートキーと同機能の登録カード101が新たに設けられている点において相違する。
上述した図1のスマートエントリシステム1(第1の実施の形態)では、自動車11の操作部32またはスマートキー12の操作部51でユーザ2が予め決められた操作を行うことによって、補助キーとしての携帯電話機13の登録を開始するようにしたが、図6のスマートエントリシステム1では、ユーザ2は、登録を開始するための専用の登録カード101を用いて、登録を開始する。
登録カード101は、車載ID管理装置31に予め登録された後、ユーザ2が自動車11を購入したときに、スマートキー12とともにユーザ2に渡される。従って、登録カード101には、車載ID管理装置31の車両IDが記憶されており、車載ID管理装置31には登録カード101のキーIDが記憶されている。登録カード101は、スマートキー12と同様の構成および機能を有しているので、以下では、登録カード101について、図2に示したスマートキー12の操作部51、近距離通信部52、メモリ53、および制御部54を引用して説明する。但し、登録カード101には、そのメモリ53に、補助キーの登録専用であることを表す情報(以下、登録専用情報という)がさらに記憶されている点がスマートキー12と異なっている。
図7のフローチャートを参照して、図6のスマートエントリシステム1による登録処理について説明する。
登録カード101を携行するユーザ2が車載ID管理装置31の近距離通信部41の交信範囲内に移動すると、登録カード101の近距離通信部52は、ステップS301において、車載ID管理装置31と認証処理を行った後、登録専用情報を登録処理開始指令として送信する。車載ID管理装置31の近距離通信部41は、ステップS321において、交信範囲内に入ってきた登録カード101を検出し、認証処理を行った後、登録カード101から送信されてきた登録処理開始指令を受信して、制御部45に供給する。認証処理では、互いの識別IDが交換され、車載ID管理装置31の認証部43が、登録カード101のキーIDがメモリ44に記憶されているキーIDと一致すること(登録カード101が自動車販売店で登録済みの正規の登録カードであること)を確認する。
車載ID管理装置31が行うステップS322乃至S331の処理は、図3のステップS24乃至S33とそれぞれ同様であり、所定時間内に認証用データと携帯IDを受信した場合に、携帯電話機13に車両IDを送信し、さらに車両管理サーバ14に携帯電話機13の携帯IDを登録させる。
また、携帯電話機13が行うステップS351乃至S355の処理は、図3のステップS51乃至S55の処理とそれぞれ同様であり、ユーザ登録データを車両管理サーバ14に送信して認証用データを受信するとともに、認証用データを車載ID管理装置31に送信して、その結果返信されてくる車両IDをメモリ65に記憶する。
さらに、車両管理サーバ14が行うステップS371乃至S376の処理は、図3のステップS71乃至S76の処理とそれぞれ同様であり、携帯電話機13をユーザ登録データに基づいて認証するとともに、車載ID管理装置31から送信されてきた携帯電話機13の携帯IDをスマートキー12の補助キーとして登録する。
即ち、図7の登録処理では、ユーザ2は、登録カード101を交信範囲内に入れるだけで、登録カード101から登録処理開始指令が車載ID管理装置31に送信され、登録処理が開始される。従って、ユーザ2は、登録処理の開始を表す複雑な操作を行わなくても、登録処理を開始することができる。また、自動車11の操作部32を操作しているうちに、誤って登録を開始することがない。
さらに、補助キーの登録を行わない場合には、登録カード101を持ち歩かず、例えば、自宅等に保管しておくことができるので、悪意の第三者による補助キーの登録を防止することができる。
図8は、スマートエントリシステム1の第3の実施の形態を示している。なお、図8において、図1と対応する部分については同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
図8のスマートエントリシステム1は、自動車11、スマートキー12、携帯電話機13、車両管理サーバ14、およびネットワーク15を有する点において、図1のスマートエントリシステム1と共通し、スマートキーと同機能の盗難用カード121が新たに設けられている点において、図1のスマートエントリシステム1と相違する。
盗難用カード121は、車載ID管理装置31に予め登録された後、ユーザ2が自動車11を購入したときに、スマートキー12とともにユーザ2に渡される。従って、盗難用カード121には、車載ID管理装置31の車両IDが記憶されており、車載ID管理装置31には盗難用カード121のキーIDが記憶されている。盗難用カード121は、スマートキー12と同様の構成および機能を有しているので、以下では、盗難用カード121について、図2に示したスマートキー12の操作部51、近距離通信部52、メモリ53、および制御部54を引用して説明する。但し、盗難用カード121には、そのメモリ53に、盗難検出専用であることを表す情報(以下、盗難専用情報という)がさらに記憶されている点がスマートキー12と異なっている。
図8のスマートエントリシステム1の動作について説明する。
盗難用カード121を携行するユーザ2が車載ID管理装置31の近距離通信部41の交信範囲内に移動すると、盗難用カード121の近距離通信部52は、車載ID管理装置31と認証処理を行った後、盗難専用情報を送信する。車載ID管理装置31の近距離通信部41は、交信範囲内に入ってきた盗難用カード121を検出し、認証処理を行った後、盗難用カード121から送信されてきた盗難専用情報を受信して、制御部45に供給する。認証処理では、互いの識別IDが交換され、車載ID管理装置31の認証部43が、盗難用カード121のキーIDがメモリ44に記憶されているキーIDと一致すること(盗難用カード121が自動車販売店で登録済みの正規の登録カードであること)を確認する。
そして、車載ID管理装置31の制御部45は、交信範囲に入ってきたのが盗難用カード121であることを確認すると、駆動部33に制御信号を供給し、特定のパターンでホーンを鳴らす、ライトを点滅させる、特定の無線信号を発信するなどさせて、盗難用カード121が車載ID管理装置31に認証されたことをユーザ2に報知させる。
これにより、例えば、自動車11が盗難され、そのナンバープレートが取り替えられたり、自動車11の車体番号が削られて読み取り不可能とされたりしている場合であっても、自動車11がユーザ2の所有する盗難用カード121とマッチングする自動車である、即ち、自動車11がユーザ2の所有する自動車であることを容易に確認することができる。
なお、盗難用カード121については、受信感度と送信電力をスマートキー12より高めたものとし、より広い範囲で、車載ID管理装置31が盗難用カード121を認識することができるようにしてもよい。
また、盗難専用情報を車両管理サーバ14から携帯電話機13に送信することができるようにしてもよく、この場合、自動車11が盗難されたことを発見した時点で、車両管理サーバ14にアクセスして盗難専用情報を取得することにより、携帯電話機13を盗難用カード121として使用することが可能となる。
上述した実施の形態では、スマートキー12からのセキュリティロック解除指令または登録処理開始指令をトリガーとして補助キーの登録を開始するようにしたが、ユーザ2の携帯電話機13から車両管理サーバ14にアクセスして、車両管理サーバ14から車載ID管理装置31に登録処理開始指令を送信し、それを車載ID管理装置31が受信したことをトリガーとして補助キーの登録を開始するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、自動車の例で説明したが、自動車以外のトラック、バスなどの車両は勿論、鍵の機構を備える(ドアを有する)住宅などに補助キーを登録する場合について、本発明を適用することが可能である。
上述した実施の形態では、スマートキー12と車載ID管理装置31とで行われる近距離通信と、携帯電話機13と車載ID管理装置31とで行われる近距離通信は、同一の種類の近距離通信としたが、それぞれは、異なる種類の近距離通信であってもよいし、同一種類でも交信範囲が異なる近距離通信とすることもできる。例えば、スマートキー12と車載ID管理装置31とで行われる近距離通信の交信範囲は、上述したように約1mであるが、携帯電話機13と車載ID管理装置31とで行われる近距離通信の交信範囲は、数十cmとすることができる。また、自動車11には、携帯電話機13をかざすためのアクセス部を車外用と社内用など、必要に応じて複数個設けることができる。
自動車11にカーナビゲーション装置(GPS (Global Positioning System ))や、携帯電話機13にGPS機能がついている場合には、それにより車載ID管理装置31および携帯電話機13の現在位置を認識し、互いが同時刻に近距離にいることを確認するようにしてもよい。
本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用したスマートエントリシステムの第1の実施の形態の構成例を示す図である。 図1のスマートエントリシステムの機能的構成例を表すブロック図である。 スマートエントリシステムの登録処理について説明するフローチャートである。 車載ID管理装置のキーレス動作処理について説明するフローチャートである。 スマートエントリシステムのその他の登録処理について説明するフローチャートである。 スマートエントリシステムの第2の実施の形態の構成例を示す図である。 スマートエントリシステムのさらにその他の登録処理について説明するフローチャートである。 スマートエントリシステムの第3の実施の形態の構成例を示す図である。
符号の説明
1 スマートエントリシステム
11 自動車
12 スマートキー
13 携帯電話機
14 車両管理サーバ
15A,15B ネットワーク
31 車載ID管理装置
32 操作部
33 駆動部
41 近距離通信部
42 遠距離通信部
43 認証部
44 メモリ
45 制御部
51 操作部
52 近距離通信部
53 メモリ
54 制御部
61 操作部
63 近距離通信部
64 遠距離通信部
65 メモリ
66 制御部
71 遠距離通信部
72 認証部
73 記憶部
74 制御部
81 顧客データ記憶部
82 盗難データ記憶部
83 携帯ID記憶部
101 登録カード
121 盗難用カード

Claims (15)

  1. 無線による近距離通信およびネットワークを介した遠距離通信を行う第1の通信装置と、前記第1の通信装置を認証して登録する認証装置と、前記第1の通信装置および前記認証装置を管理する情報処理装置とを備え、登録された前記第1の通信装置に、前記認証装置を搭載する制御機器の制御を可能とさせる認証処理システムであって、
    前記第1の通信装置は、
    前記遠距離通信により、前記第1の通信装置の所有者であるユーザを識別するユーザデータを前記情報処理装置に送信し、その返信として認証用データを受信する第1の遠距離通信手段と、
    前記近距離通信により、前記第1の通信装置を識別する識別データと前記認証用データを前記認証装置に送信する第1の近距離通信手段と
    前記認証装置により前記第1の通信装置が認証された後に、前記認証装置から前記近距離通信により送信されてくる、前記制御機器を識別する制御機器識別データを記憶する機器識別情報記憶手段と
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記ユーザデータに基づいて、前記第1の通信装置を認証する第1の認証手段と、
    前記制御機器が盗難されたか否かを表す盗難情報を記憶する盗難情報記憶手段と、
    前記遠距離通信により、前記第1の通信装置から前記ユーザデータを受信し、認証された前記第1の通信装置に対して前記認証用データを送信するとともに、前記認証装置から前記制御機器の盗難状況を問い合わせるコマンドを受信し、前記コマンドに対する応答として、前記盗難情報記憶手段の盗難情報に基づいて前記制御機器の盗難状況を前記認証装置に送信する第2の遠距離通信手段と
    を備え、
    前記認証装置は、
    前記近距離通信により、前記識別データと前記認証用データを前記第1の通信装置から受信する第2の近距離通信手段と、
    前記認証用データに基づいて、前記第1の通信装置を認証する第2の認証手段と、
    認証された前記第1の通信装置の前記識別データを登録する第1の通信装置情報記憶手段と
    前記遠距離通信により、前記コマンドを前記情報処理装置に送信し、前記コマンドに対する応答を受信する第3の遠距離通信手段と
    を備え
    前記認証装置の前記第2の近距離通信手段は、前記コマンドに対する応答によって、前記制御機器が盗難されていないことが確認できた場合に、前記制御機器の制御を可能とさせるために必要となるデータである前記制御機器識別データを、前記第1の通信装置に送信し、
    前記第1の通信装置の前記第1の近距離通信手段は、前記認証装置の前記第2の近距離通信手段から送信されてきた前記制御機器識別データを受信し、
    前記第1の通信装置の前記機器識別情報記憶手段は、前記第1の近距離通信手段により受信された前記制御機器識別データを記憶する
    認証処理システム。
  2. 前記近距離通信を行い、前記認証装置に登録済みの第2の通信装置をさらに備え、
    前記認証装置の前記第2の認証手段は、さらに、前記第2の通信装置が前記近距離通信の交信範囲内に存在することが前記第2の近距離通信手段によって確認された場合に、前記第1の通信装置を認証する
    請求項1に記載の認証処理システム。
  3. 前記認証装置の前記第2の認証手段は、さらに、登録処理の開始を表す前記ユーザの操作が検出されてから所定時間以内に、前記識別データと前記認証用データを前記第2の近距離通信手段が受信した場合に、前記第1の通信装置を認証する
    請求項2に記載の認証処理システム。
  4. 前記近距離通信を行い、登録処理専用であることを表す情報が記憶されている、前記認証装置に登録済みの第2の通信装置をさらに備え、
    前記認証装置の前記第2の認証手段は、さらに、前記第2の通信装置が前記近距離通信の交信範囲内に存在することが前記第2の近距離通信手段によって確認された場合に、前記第1の通信装置を認証する
    請求項1に記載の認証処理システム。
  5. 前記認証装置の前記第3の遠距離通信手段は、前記第1の通信装置が認証された場合、前記識別データを前記情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置は、
    前記遠距離通信により前記認証装置から受信した前記識別データを記憶する第2の通信装置情報記憶手段をさらに備える
    請求項1に記載の認証処理システム。
  6. 前記近距離通信を行い、盗難検出専用であることを表す情報が記憶されている、前記認証装置に登録済みの第2の通信装置をさらに備え、
    前記認証装置は、
    前記第2の通信装置が前記第1の認証手段によって認証された場合に、認証されたことを前記ユーザに報知する
    請求項1に記載の認証処理システム。
  7. 前記第1の通信装置は、携帯電話機であり、前記ユーザデータは、前記ユーザの生体データである
    請求項1に記載の認証処理システム。
  8. 無線による近距離通信とネットワークを介した遠距離通信を行う第1の通信装置と、前記第1の通信装置を認証して登録する認証装置と、前記第1の通信装置および前記認証装置を管理する情報処理装置とを備え、登録された前記第1の通信装置に、前記認証装置を搭載する制御機器の制御を可能とさせる認証処理システムの認証処理方法であって、
    前記第1の通信装置が前記遠距離通信により、前記第1の通信装置の所有者であるユーザを識別するユーザデータを前記情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置が、
    前記第1の通信装置から送信されてきた前記ユーザデータを前記遠距離通信により受信し、
    受信した前記ユーザデータに基づいて前記第1の通信装置を認証し、
    認証された前記第1の通信装置に対する認証用データを前記遠距離通信により返信し、
    前記第1の通信装置が、
    前記遠距離通信により、前記情報処理装置から前記認証用データを受信し、
    前記近距離通信により、前記第1の通信装置を識別する識別データと前記認証用データを前記認証装置に送信し、
    前記認証装置が、
    前記近距離通信により、前記識別データと前記認証用データを前記第1の通信装置から受信し、
    受信した前記認証用データに基づいて、前記第1の通信装置を認証し、
    認証された前記第1の通信装置の前記識別データを登録し、
    前記制御機器の盗難状況を問い合わせるコマンドを、前記遠距離通信により前記情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置が、前記コマンドに対する応答として、盗難情報記憶手段に記憶されている盗難情報に基づいて、前記制御機器が盗難されたか否かを、前記認証装置に前記遠距離通信により送信し、
    前記認証装置は、前記コマンドに対する応答によって、前記制御機器が盗難されていないことが確認できた場合に、前記制御機器の制御を可能とさせるために必要となるデータである制御機器識別データを、前記近距離通信により前記第1の通信装置に送信し、
    前記第1の通信装置は、前記認証装置から送信されてきた前記制御機器識別データを前記近距離通信により受信し、記憶する
    ステップを含む認証処理方法。
  9. 通信装置を認証し、前記通信装置に、制御機器の制御を可能とさせる認証装置であって、
    前記通信装置と前記制御機器を管理する情報処理装置と通信して前記通信装置が取得した認証用データと、前記通信装置を識別する識別データとを、近距離通信により、前記通信装置から受信する近距離通信手段と、
    前記認証用データに基づいて、前記通信装置を認証する認証手段と、
    認証された前記通信装置の前記識別データを登録する通信装置情報記憶手段と
    前記制御機器の盗難情報を記憶する前記情報処理装置に、前記制御機器の盗難状況を問い合わせるコマンドを遠距離通信により送信し、前記コマンドに対する応答を受信する遠距離通信手段と
    を備え
    前記近距離通信手段は、前記コマンドに対する応答によって、前記制御機器が盗難されていないことが確認できた場合に、前記制御機器の制御を可能とさせるために必要となるデータであって、前記制御機器を識別する制御機器識別データを、前記通信装置に送信する
    認証装置。
  10. 前記認証手段は、さらに、前記認証装置に登録済みのその他の通信装置が前記近距離通信の交信範囲内に存在することが前記近距離通信手段によって確認された場合に、前記通信装置を認証する
    請求項に記載の認証装置。
  11. 前記認証手段は、さらに、登録処理の開始を表すユーザの操作が検出されてから所定時間以内に、前記識別データと前記認証用データを前記近距離通信手段が受信した場合に、前記通信装置を認証する
    請求項10に記載の認証装置。
  12. 前記認証手段は、さらに、登録処理専用であることを表す情報が記憶されている、前記認証装置に登録済みのその他の通信装置が前記近距離通信の交信範囲内に存在することが前記近距離通信手段によって確認された場合に、前記通信装置を認証する
    請求項に記載の認証装置。
  13. 前記遠距離通信手段は、前記通信装置が認証された場合前記識別データを前記情報処理装置に送信する
    請求項に記載の認証装置。
  14. 前記近距離通信を行い、盗難検出専用であることを表す情報が記憶されている、前記認証装置に登録済みのその他の通信装置が前記認証手段によって認証された場合に、認証されたことをユーザに報知する
    請求項に記載の認証装置。
  15. 通信装置を認証し、前記通信装置に、制御機器の制御を可能とさせる認証装置の認証方法であって、
    前記通信装置と前記制御機器を管理する情報処理装置と通信して前記通信装置が取得した認証用データと、前記通信装置を識別する識別データとを、近距離通信により、前記通信装置から受信し、
    前記認証用データに基づいて、前記通信装置を認証し、
    認証された前記通信装置の前記識別データを登録し、
    前記制御機器の盗難情報を記憶する前記情報処理装置に、前記制御機器の盗難状況を問い合わせるコマンドを遠距離通信により送信するとともに、前記コマンドに対する応答を受信し、
    前記コマンドに対する応答によって、前記制御機器が盗難されていないことが確認できた場合に、前記制御機器の制御を可能とさせるために必要となるデータであって、前記制御機器を識別する制御機器識別データを、前記通信装置に送信する
    認証方法。
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