JP2001241229A - キーレスエントリーシステム - Google Patents

キーレスエントリーシステム

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JP2001241229A
JP2001241229A JP2000049945A JP2000049945A JP2001241229A JP 2001241229 A JP2001241229 A JP 2001241229A JP 2000049945 A JP2000049945 A JP 2000049945A JP 2000049945 A JP2000049945 A JP 2000049945A JP 2001241229 A JP2001241229 A JP 2001241229A
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voice
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JP2000049945A
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Tomo Fujimaki
朋 藤巻
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セキュリティーを損なうことなしに、手軽に
車両ドアの解施錠を遠隔操作する。 【解決手段】 ドライバー識別センター13の通信制御
部21は、ドライバー11の携帯電話機12から所定の
語句の音声とドライバーIDと車両ドアの解施錠等を指
令する信号を受信する。音声認識部23は音声入力され
た所定の語句を文字コードに変換する。声紋解析部24
は入力された音声データを声紋解析して声紋データを生
成する。ドライバー識別部22は、入力されたドライバ
ーIDに対するドライバーデータの声紋データと、声紋
解析部24にて得られた声紋データとを照合する。両声
紋データが一致すれば、ドライバー識別センター13は
車両14のキーレスエントリー装置15に接続して、ド
アロックECU32によりドアロック部33を駆動し
て、車両ドアの解施錠を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯電話機
やPHS等の携帯無線機を用いて車両ドアの施錠や解錠
を遠隔操作により行うキーレスエントリーシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両ドアの解錠及び施錠等を遠隔
操作により行うキーレスエントリーシステムとして、例
えばキーホルダーや鍵の頭部に電波や赤外線等の送信機
が内蔵されており、キーホルダーや鍵に設けられた解錠
及び施錠のスイッチのオン/オフに応じて、これらの送
信機から車載のキーレスエントリー装置へ車両ドアの解
錠又は施錠等を指示する信号が送信され、この信号を受
信した車載のキーレスエントリー装置は車両ドアの解錠
又は施錠を行うキーレスエントリーシステムが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の一例によるキーレスエントリーシステムでは、
例えばキーホルダーや鍵を車両内に置いたままで車両ド
アを施錠してしまった場合には、車両ドアを解錠するこ
とができなくなり、さらに、キーホルダーや鍵を紛失し
た場合には、運転者が解錠できないばかりか、他人に車
両ドアを解錠されて車両を盗まれてしまう恐れがあっ
た。このため、例えば送信機を有するキーホルダーや鍵
等の複製を作製しておく必要があったり、キーホルダー
や鍵を紛失した場合には、送信機や車載のキーレスエン
トリー装置に記憶されているデータの更新等の煩雑な手
間が必要になるという問題が生じる。本発明は上記事情
に鑑みてなされたもので、遠隔操作用の送信機を、例え
ば車両内に置き忘れた状態で車両ドアを施錠してしまっ
たり、送信機を紛失した場合であっても、セキュリティ
ーを損なうことなしに、手軽に車両ドアの解施錠を遠隔
操作することが可能なキーレスエントリーシステムを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して係る
目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のキー
レスエントリーシステムは、移動可能な携帯無線機(例
えば、後述する実施の形態における携帯電話機12)
と、前記携帯無線機から送信される情報に基づいて所定
車両(例えば、後述する実施の形態における車両14)
の車両ドアの解施錠を行うキーレスエントリー装置(例
えば、後述する実施の形態におけるキーレスエントリー
装置55)とを備えてなるキーレスエントリーシステム
(例えば、後述する実施の形態におけるキーレスエント
リーシステム50)であって、前記携帯無線機は、音声
を取り入れる音声入力手段と、前記音声入力手段にて入
力された音声データの通信を行う通信手段とを備え、前
記キーレスエントリー装置は、前記所定車両に具備さ
れ、前記車両ドアを解施錠する解施錠手段(例えば、後
述する実施の形態におけるドアロック部33)と、前記
携帯無線機と通信を行う車両側通信手段(例えば、後述
する実施の形態における車載携帯電話機31)と、前記
車両側通信手段にて受信した前記音声データに基づいて
所定個人(例えば、後述する実施の形態におけるドライ
バー11)の識別を行う個人識別手段(例えば、後述す
る実施の形態における識別処理部26)と、前記個人識
別手段からの指令に応じて前記解施錠手段を制御する解
施錠制御手段(例えば、後述する実施の形態におけるド
アロックECU32)とを備え、前記個人識別手段は、
前記所定個人の所定語句(例えば、後述する実施の形態
における「解錠」、「施錠」)の声紋データ(例えば、
後述する実施の形態における声紋データ(C−1及びD
−1),…,(C−n及びD−n))を格納する個人デ
ータ記憶部(例えば、後述する実施の形態におけるドラ
イバーデータ記憶部25)と、前記車両側通信手段にて
受信した前記音声データの声紋を解析して受信声紋デー
タを作成する声紋解析手段(例えば、後述する実施の形
態における声紋解析部24)と、前記声紋解析手段にて
得られた前記受信声紋データと前記個人データ記憶部に
格納されている前記声紋データとを照合する声紋データ
照合手段(例えば、後述する実施の形態におけるドライ
バー識別部22)と、前記声紋データ照合手段による照
合結果に応じて前記車両ドアの解錠又は施錠を指令する
解施錠信号(例えば、後述する実施の形態における車両
ドア解錠用の車両コマンド「DOOR OPEN」及び
車両ドア施錠用の車両コマンド「DOOR CLOS
E」)を発生する解施錠信号発生手段(例えば、後述す
る実施の形態においてはドライバー識別部22が兼ね
る)とを備えたことを特徴としている。
【0005】上記構成のキーレスエントリーシステムに
よれば、予め、車両の運転者が個人識別手段の個人デー
タ記憶部に所定語句の声紋データを登録しておき、車両
の使用時に携帯無線機、例えば携帯電話機から登録済み
の所定語句と同一の語句による音声入力を行い、登録済
みの声紋データと、入力された音声データを声紋解析し
て得た受信声紋データとを照合することで、各個人に固
有の声紋によって確実かつ安全に個人識別を行うことが
できる。この場合、個人識別手段に対して音声入力をす
るだけで良いため、例えば特別の送信機は必要なく、運
転者本人が所有する携帯電話機や第3者から借用した携
帯電話機や公衆電話機等から音声入力を行うことがで
き、例えば特別の送信機は不要となり、確実に車両ドア
の遠隔操作を行うことができる。しかも、各個人に固有
の声紋に基づいて個人識別を行うため、例えば第3者が
偽装して不正に車両ドアを遠隔操作することは極めて困
難となり、車両の盗難等に対するセキュリティーを向上
させることができる。
【0006】さらに、請求項2に記載の本発明のキーレ
スエントリーシステムは、移動可能な携帯無線機(例え
ば、後述する実施の形態における携帯電話機12)と、
前記携帯無線機から送信される情報に基づいて所定車両
(例えば、後述する実施の形態における車両14)の車
両ドアの解錠又は施錠を指令する解施錠信号(例えば、
後述する実施の形態における車両ドア解錠用の車両コマ
ンド「DOOR OPEN」A5及び車両ドア施錠用の
車両コマンド「DOOR CLOSE」A6)を発生す
る識別処理手段(例えば、後述する実施の形態における
ドライバー識別センター13)と、前記識別処理手段か
らの前記解施錠信号に従って前記車両ドアの解施錠を行
うキーレスエントリー装置(例えば、後述する実施の形
態におけるキーレスエントリー装置15)とを備えてな
るキーレスエントリーシステム(例えば、後述する実施
の形態におけるキーレスエントリーシステム10)であ
って、前記携帯無線機は、音声を取り入れる音声入力手
段と、前記音声入力手段にて入力された音声データの通
信を行う通信手段とを備え、前記識別処理手段は、前記
所定車両の外部に独立して設けられ、前記携帯無線機及
び前記キーレスエントリー装置と通信を行う通信制御手
段(例えば、後述する実施の形態においては通信制御部
21)と、前記通信制御手段にて受信した前記音声デー
タに基づいて前記所定個人の識別を行う個人識別手段
(例えば、後述する実施の形態における識別処理部2
6)とを備え、前記個人識別手段は、前記所定個人の所
定語句の声紋データ(例えば、後述する実施の形態にお
ける声紋データA2,A3)を格納する個人データ記憶
部(例えば、後述する実施の形態におけるドライバーデ
ータ記憶部25)と、前記通信制御手段にて受信した前
記音声データの声紋を解析して受信声紋データを作成す
る声紋解析手段(例えば、後述する実施の形態における
声紋解析部24)と、前記声紋解析手段にて得られた前
記受信声紋データと前記個人データ記憶部に格納されて
いる前記声紋データとを照合する声紋データ照合手段
(例えば、後述する実施の形態におけるドライバー識別
部22)と、前記声紋データ照合手段による照合結果に
応じて前記解施錠信号を発生する解施錠信号発生手段
(例えば、後述する実施の形態においてはドライバー識
別部22が兼ねる)とを備え、前記キーレスエントリー
装置は、前記所定車両に具備され、前記車両ドアの解施
錠を行う解施錠手段(例えば、後述する実施の形態にお
けるドアロック部33)と、前記識別処理手段と通信を
行う車両側通信手段(例えば、後述する実施の形態にお
ける車載携帯電話機31)と、前記車両側通信手段にて
受信した前記解施錠信号に基づいて前記解施錠手段を制
御する解施錠制御手段(例えば、後述する実施の形態に
おけるドアロックECU32)とを備えたことを特徴と
している。
【0007】上記構成のキーレスエントリーシステムに
よれば、個人識別手段が車両の外部に独立して設置され
ていることで、いわゆるサーバとして機能しており、運
転者と車両を対応付ける複数のデータを保持することが
できる。
【0008】さらに、請求項3に記載の本発明のキーレ
スエントリーシステムでは、前記識別処理手段は、前記
解施錠信号を暗号化する暗号生成手段(例えば、後述す
る実施の形態における暗号生成部27)を備え、前記キ
ーレスエントリー装置は、前記暗号化された前記解施錠
信号を解読する暗号解読手段(例えば、後述する実施の
形態における暗号解読部34)を備えたことを特徴とし
ている。上記構成のキーレスエントリーシステムによれ
ば、識別処理手段からキーレスエントリー装置へ送信さ
れる解施錠信号が暗号化されているため、例えば第3者
により盗聴された場合や、第3者が偽装して不正にキー
レスエントリー装置に接続した場合であっても、車両が
遠隔操作されてしまうことを防止することができる。
【0009】さらに、請求項4に記載の本発明のキーレ
スエントリーシステムは、前記個人識別手段は、前記音
声データを認識する音声認識手段(例えば、後述する実
施の形態における音声認識部23)と、前記音声認識手
段による認識結果に従って前記解施錠信号を発生する前
記解施錠信号発生手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0010】上記構成のキーレスエントリーシステムに
よれば、声紋による個人識別に加えて、音声認識手段を
備えることで、運転者からの音声入力に使用される所定
語句に応じて車両ドアの遠隔操作を行うことができる。
すなわち、所定語句として例えば「解錠」や「施錠」等
の語句を設定しておくと、これらの音声入力を声紋解析
することで個人識別を行うことができると共に、「解
錠」や「施錠」等の音声入力の内容に従って車両ドアを
遠隔操作することができる。この場合、音声入力の内容
と車両ドアの遠隔操作の指令内容とが一致している場
合、例えば「解錠」という音声入力に対して、実際に車
両ドアを解錠するように対応付けておく場合には、車両
の遠隔操作時に誤った指令を入力してしまうことを防止
することができ、一方、音声入力の内容と車両ドアの遠
隔操作の指令内容との間に何らの関連性も無いように対
応付けておく場合には、携帯電話機からの音声入力を、
例えば第3者に盗聴された場合であっても、実際の車両
ドアの遠隔操作の内容を悟られることが無く、より一
層、セキュリティーを向上させることができる。
【0011】さらに、請求項5に記載の本発明のキーレ
スエントリーシステムでは、前記キーレスエントリー装
置の前記車両側通信手段は、前記前記キーレスエントリ
ー装置に着脱可能に装着された携帯無線機(例えば、後
述する実施の形態における車載携帯電話機31)である
ことを特徴としている。上記構成のキーレスエントリー
システムによれば、キーレスエントリー装置の車両側通
信手段を携帯無線機、例えば携帯電話機とすることで、
既存の公衆回線網を有効利用して、車両ドアの遠隔操作
を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
キーレスエントリーシステムついて添付図面を参照しな
がら説明する。図1は本発明の一実施形態に係るキーレ
スエントリーシステム10の構成図であり、図2は図1
に示すドライバー識別センターの構成図であり、図3
(a),(b)は図2に示すドライバーデータ記憶部2
5に格納されているドライバーデータのデータ構成を示
す図である。本実施の形態によるキーレスエントリーシ
ステム10は、ドライバー11が携帯する携帯無線機、
例えば携帯電話機12と、ドライバー識別センター13
と、車両14に車載されたキーレスエントリー装置15
とを備えて構成されている。
【0013】ドライバー11が携帯する携帯電話機12
は、例えば公衆回線網16を介して、ドライバー識別セ
ンター13と接続される。ドライバー識別センター13
は、携帯電話機12から送信されるドライバー11の音
声に基づいて、このドライバー11が、車両14に対し
て予め登録された人物であるか否かを識別する。そし
て、ドライバー14の指示に従って、例えば公衆回線網
16を介して車両14のキーレスエントリー装置15に
接続して車両ドアの解施錠を制御する。
【0014】図2に示すように、ドライバー識別センタ
ー13は、例えば通信制御部21と、ドライバー識別部
22及び音声認識部23及び声紋解析部24及びドライ
バーデータ記憶部25からなる識別処理部26と、暗号
生成部27とを備えて構成されている。通信制御部21
は、ドライバー11が携帯する携帯電話機12或いは車
両14に備えられたキーレスエントリー装置15に対す
る着信及び発信を制御する。例えば、ドライバー11が
携帯する携帯電話機12からは、所定の語句に対するド
ライバー11の音声と共に、ドライバー11を個人識別
する際に参照されるドライバーIDや車両ドアの解施錠
等を指令する信号が送信されて、通信制御部21にて受
信される。さらに、通信制御部21は、ドライバー11
からの指示に基づいて、車両14のキーレスエントリー
装置15に接続して、車両ドアの解施錠等を指令する車
両コマンドの信号を送信する。
【0015】ドライバー識別部22は、通信制御部21
で受信したドライバー11の音声及びドライバーIDに
基づいてドライバー11を認識して、車両14との対応
付けを行う。このため、ドライバー識別部22には、音
声認識部23と、声紋解析部24と、ドライバーデータ
記憶部25とが接続されている。音声認識部23は、ド
ライバー11が携帯電話機12から音声入力した所定の
語句(例えば「解錠」や「施錠」、「開ける」や「閉め
る」等)を抽出して、例えば文字コードに変換する。声
紋解析部24は、ドライバー11が携帯電話機12から
音声入力した所定の語句に対する音声データを抽出して
声紋解析を行い、この解析結果を声紋データとする。
【0016】ドライバーデータ記憶部25には、例えば
図3(a)に示すように、予め登録された複数のドライ
バーデータ1,…,N(Nは任意の自然数)が格納され
ており、各ドライバーデータ1,…,Nには、例えば図
3(b)に示すように、各ドライバーデータ1,…,N
に固有の暗号KEY(A0)と、ドライバーID(A
1)と、所定の語句、例えば「解錠」及び「施錠」の各
音声データに対する各声紋データA2,A3と、キーレ
スエントリー装置15に接続するための車載携帯電話番
号A4と、車両14を遠隔操作するための車両コマンド
コードとして、例えば車両ドア解錠用の車両コマンド
「DOOR OPEN」A5及び車両ドア施錠用の車両
コマンド「DOOR CLOSE」A6とが格納されて
いる。
【0017】ドライバー識別部22は、通信制御部21
にて受信したドライバーIDに基づいてドライバーデー
タ記憶部25のドライバーデータ1,…,Nを検索し
て、受信したドライバーIDと同一のドライバーID
(A1)が格納されたドライバーデータを抽出する。そ
して、このドライバーデータに格納されている各声紋デ
ータA2,A3と、声紋解析部24にて得られた声紋デ
ータとを照合する。暗号生成部27は、例えば、ドライ
バーデータに格納されている暗号KEY(A0)によ
り、音声認識部23にて得られた文字コードに対応する
車両コマンド「DOOR OPEN」A5、又は車両コ
マンド「DOOR CLOSE」A6を暗号化する。そ
して、ドライバー識別部22は、照合の結果、ドライバ
ー11を識別できると、車載携帯電話番号A4に接続し
て、暗号KEY(A0)と共に、暗号化された車両コマ
ンド「DOOR OPEN」A5、又は車両コマンド
「DOOR CLOSE」A6を送信する。
【0018】車両14に備えられたキーレスエントリー
装置15は、車載携帯電話機31と、ドアロックECU
32と、ドアロック部33と、暗号解読部34とを備え
て構成されている。車載携帯電話機31はドライバー識
別センター13からの通信を受信すると、暗号解読部3
4において、受信した暗号KEY(A0)により、暗号
化された車両コマンド「DOOR OPEN」A5、又
は車両コマンド「DOOR CLOSE」A6を解読す
る。そして、車載携帯電話機31は、解読した車両コマ
ンド「DOOR OPEN」A5、又は車両コマンド
「DOOR CLOSE」A6をドアロックECU32
へと転送する。なお、この車載携帯電話機31は、特に
限定されるものではないが、例えば携帯電話機12と同
一であっても良く、車両14の外部で単独で使用できる
ように、キーレスエントリー装置15に対して着脱可能
に装着されていても良い。ドアロックECU32は、ド
ライバー識別センター13からの車両コマンドコードに
従ってドアロック部33を駆動して、車両ドアの解施錠
を制御する。
【0019】本実施の形態によるキーレスエントリーシ
ステム10は上記構成を備えており、次に、このキーレ
スエントリーシステム10の動作について説明する。図
4はキーレスエントリーシステム10の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0020】先ず、図2及び図4に示すステップS01
において、ドライバー11は携帯電話機12から所定の
電話番号を入力して、例えば公衆回線網16を介してド
ライバー識別センター13へと接続する。次に、ステッ
プS02において、ドライバー識別センター13はドラ
イバー11からの着信に対して自動応答を実行する。次
に、ステップS03において、ドライバー11は、例え
ば携帯電話機12のダイヤルキー(図示略)を操作し
て、ドライバー11に固有の所定のドライバーIDを入
力する。次に、ステップS04において、ドライバー識
別センター13は、携帯電話機12から送信されて通信
制御部21にて受信されたドライバーIDに基づいて、
受信したドライバーIDと同一のドライバーID(A
1)が格納されているドライバーデータ1,…,Nを検
索する。
【0021】なお、この検索の結果、該当するドライバ
ーIDの格納されたドライバーデータがドライバーデー
タ記憶部25に存在していない場合には、携帯電話機1
2に対して、例えば音声や文字のメッセージにより車両
ドアの遠隔操作が不可であることを通知して、一連の処
理を終了する。一方、該当するドライバーIDの格納さ
れたドライバーデータが見つかった場合には、ステップ
S05以下の処理を行う。
【0022】次に、ステップS05において、ドライバ
ー11は携帯電話機12から、例えば「解錠」や「施
錠」等の車両14を遠隔操作するための所定の語句を音
声入力する。次に、ステップS06において、ドライバ
ー識別センター13は、ドライバー11からの音声入力
に対して音声認識処理を行い、所定の語句(例えば「解
錠」や「施錠」等)の指示語を抽出して、例えば文字コ
ードに変換する。次に、ステップS07において、ドラ
イバー識別センター13は、ドライバー11からの音声
入力に対して声紋解析処理を行い、所定の語句(例えば
「解錠」や「施錠」等)に対する音声データから声紋デ
ータを生成する。次に、ステップS08において、検索
して得たドライバーデータに予め登録されている声紋デ
ータA2,A3と、声紋解析部24にて得られた声紋デ
ータとを照合する。なお、この照合の結果、声紋データ
が一致しない場合には、携帯電話機12に対して、音声
や文字のメッセージにより車両ドアの遠隔操作が不可で
あることを通知して、一連の処理を終了する。一方、声
紋データが一致した場合には、ステップS09以下の処
理を行う。
【0023】次に、ステップS09において、ドライバ
ー識別センター13は、携帯電話機12に対して、例え
ば音声や文字のメッセージにより、ドライバー11の音
声入力による指令に基づいた車両ドアの遠隔操作を実行
する旨を通知する。次に、ステップS10において、ド
ライバー11は携帯電話機12にてドライバー識別セン
ター13からの通知を確認する。次に、ステップS11
において、ドライバー識別センター13は、検索したド
ライバーデータに格納されている車載携帯電話番号A4
に基づいて、公衆回線網16を介して車両14の車載携
帯電話機31に接続する。次に、ステップS12におい
て、車両14の車載携帯電話機31は、ドライバー識別
センター13からの着信に対して自動応答を実行する。
【0024】次に、ステップS13において、ドライバ
ー識別センター13は、暗号KEY(A0)と共に、暗
号KEY(A0)により暗号化した車両コマンド「DO
OROPEN」A5、又は車両コマンド「DOOR C
LOSE」A6を車載携帯電話機31へ送信する。次
に、ステップS14において、車載携帯電話機31は、
受信した暗号KEY(A0)に基づいて、暗号化された
車両コマンド「DOOR OPEN」A5、又は車両コ
マンド「DOOR CLOSE」A6を解読して、この
解読された車両コマンド「DOOR OPEN」A5、
又は車両コマンド「DOOR CLOSE」A6をドア
ロックECU32へと転送する。次に、ステップS15
において、ドアロックECU32は受信した車両コマン
ド「DOOR OPEN」A5、又は車両コマンド「D
OOR CLOSE」A6に応じてドアロック部33を
駆動制御して、車両ドアの解施錠を行う。
【0025】上述したように、本実施の形態によるキー
レスエントリーシステム10によれば、予め、ドライバ
ー11の声紋データをドライバー識別センター13に登
録しておき、この登録済みの声紋データと、ドライバー
11が携帯する携帯電話機12からドライバー識別セン
ター13へ入力された音声の声紋データとの照合を行う
ことで個人識別を行うようにしたことで、車両ドアの解
施錠を行うための特定のキーやICカード等が不要とな
り、容易に車両ドアの解施錠を行うことができる。ま
た、ドライバー11はドライバー識別センター13へと
音声入力を行うだけで良いため、例えばドライバー11
が携帯電話機12を携帯していない場合であっても、第
3者から借用した携帯電話機や公衆電話機等を使用して
車両ドアの解施錠を行うことができる。しかも、声紋デ
ータの照合による個人識別を行うため、第3者による偽
装が極めて困難であり、たとえ声紋データを得るための
所定の語句が第3者に漏洩したとしても、不正に車両ド
アが解錠されて車両が盗難されることを防止することが
できる。さらに、ドライバー識別センター13から車両
14へ送信される各車両コマンドA5,A6は暗号化さ
れているため、例えば第3者が盗聴したり、偽装して不
正に車両14へ接続した場合であっても、車両14を遠
隔操作できるようになることを防止することができ、セ
キュリティーを向上させることができる。
【0026】なお、本実施の形態においては、1つのド
ライバーID(A1)に対して、1台の車両14に関す
るデータを対応させたが、これに限定されず、図5に示
す本実施形態の第1の変形例に係るドライバーデータの
データ構成図のように、1つのドライバーID(B1)
に対して複数の車両14,…,14に関するデータを登
録可能としても良い。この場合、ドライバーデータに
は、各ドライバーデータに固有の暗号KEY(B0)
と、ドライバーID(B1)と、所定の語句、例えば
「解錠」及び「施錠」の各音声データに対する各声紋デ
ータB2,B3と、複数の車両14,…,14を区別す
るための車両ID(B4−1,…,B4−n:nは任意
の自然数)と、各車両14,…,14に対する各車載携
帯電話番号B5−1,…,B5−nと、各車両14,
…,14を遠隔操作するための車両コマンドコードとし
て、例えば車両ドア解錠用の車両コマンド「DOOR
OPEN」B6−1,…,B6−n及び車両ドア施錠用
の車両コマンド「DOOR CLOSE」B7−1,
…,B7−nとが格納されている。
【0027】また、図6に示す本実施形態の第2の変形
例に係るドライバーデータのデータ構成図のように、ド
ライバーID(A1)の代わりに、ドライバー11が携
帯する携帯電話機12の携帯電話番号Tを使用しても良
い。この場合、ドライバー11が携帯電話機12からド
ライバー識別センター13へ接続する際に、ドライバー
IDを入力する煩雑な手間を省くことができる。
【0028】なお、本実施の形態においては、音声認識
部23及び声紋解析部24で処理される音声データを同
一としたが、これに限定されず、音声認識処理と声紋解
析処理とに対して、異なる語句を入力するようにしても
良い。例えば、音声認識処理では車両14の遠隔操作を
意味する所定の語句、例えば「解錠」や「施錠」、「開
ける」や「閉める」等の各音声データを入力するように
設定し、声紋解析処理では、例えば所定の期間で変動す
るような語句を採用することで、より一層、第3者によ
る偽装を困難にして、セキュリティーを向上させること
ができる。
【0029】さらに、本実施の形態においては、ドライ
バー11は、携帯電話機12のダイヤルキー(図示略)
を操作してドライバーIDを入力するとしたが、これに
限定されず、音声によりドライバーIDを入力しても良
い。この場合、ドライバー識別センター13の識別処理
部26は、音声入力によるドライバーIDを音声認識す
ると共に、この音声入力の声紋を解析してドライバー1
1を識別しても良い。また、本実施の形態においては、
暗号KEY(A0)を各ドライバーデータ1,…,Nに
固有としたが、これに限定されず、全てのドライバーデ
ータ1,…,Nに対して共通の暗号KEYを設定しても
良い。この場合、予め、車両14のキーレスエントリー
装置15に共通の暗号KEYを登録しておくことで、ド
ライバー識別センター13からキーレスエントリー装置
15へ通信する際に、暗号KEYを送信する必要が無
く、暗号化された車両コマンド「DOOR OPEN」
A5、又は車両コマンド「DOOR CLOSE」A6
のみを送信すれば良く、より一層、セキュリティーを向
上させることができる。
【0030】なお、本実施の形態においては、キーレス
エントリーシステム10は、ドライバー識別センター1
3を備えるとしたが、これに限定されず、図7に示す本
実施形態のキーレスエントリーシステムの第3の変形例
を示す構成図のように、ドライバー識別センター13が
省略されても良い。以下に、本実施形態の第3の変形例
によるキーレスエントリーシステム50について添付図
面を参照しながら説明する。なお、上述した実施の形態
と同一部分には同じ符号を配して説明を省略又は簡略す
る。図8は図7に示すキーレスエントリー装置55の構
成図であり、図9は図8に示すドライバーデータ記憶部
25に格納されているドライバーデータのデータ構成を
示す図であり、図10は図7に示すキーレスエントリー
システム50の動作を示すフローチャートである。
【0031】このキーレスエントリーシステム50は、
ドライバー11が携帯する携帯無線機、例えば携帯電話
機12と、車両14に車載されたキーレスエントリー装
置55とを備えて構成されている。図8に示すように、
キーレスエントリー装置55は、例えば車載携帯電話機
31と、ドライバー識別部22及び音声認識部23及び
声紋解析部24及びドライバーデータ記憶部25からな
る識別処理部26と、ドアロックECU32と、ドアロ
ック部33とを備えて構成されている。そして、ドライ
バーデータ記憶部25には、例えば図9に示すように、
1台の車両14に対して複数組の所定の語句、例えば
「解錠」及び「施錠」の各音声データからなる複数組の
声紋データ(C−1及びD−1),…,(C−n及びD
−n)が格納されている。
【0032】次に、このキーレスエントリーシステム5
0の動作について図10を参照しながら説明する。
【0033】先ず、図10に示すステップS21におい
て、ドライバー11は携帯電話機12から所定の電話番
号を入力して、例えば公衆回線網16を介してキーレス
エントリー装置55へと接続する。次に、ステップS2
2において、キーレスエントリー装置55は、ドライバ
ー11からの着信に対して、車載携帯電話機31により
自動応答する。次に、ステップS23において、ドライ
バー11は携帯電話機12から、例えば「解錠」や「施
錠」等の所定の語句を音声入力する。次に、ステップS
24において、キーレスエントリー装置55は、ドライ
バー11からの音声入力に対して音声認識処理を行い、
所定の語句(例えば「解錠」や「施錠」等)の指示語を
抽出して、例えば文字コードに変換する。
【0034】次に、ステップS25において、キーレス
エントリー装置55は、ドライバー11からの音声入力
に対して声紋解析処理を行い、所定の語句(例えば「解
錠」や「施錠」等)に対する音声データから声紋データ
を生成する。次に、ステップS26において、ドライバ
ーデータに予め登録されている複数組の声紋データ(C
−1及びD−1),…,(C−n及びD−n)と、声紋
解析部24にて得られた声紋データとを照合する。この
照合の結果、声紋データが一致しない場合には、携帯電
話機12に対して、例えば音声や文字のメッセージによ
り車両ドアの遠隔操作が不可であることを通知して、一
連の処理を終了する。一方、声紋データが一致した場合
には、ステップS27以下の処理を行う。
【0035】次に、ステップS27において、キーレス
エントリー装置55のドライバ識別部22は、音声認識
部23にて得られる文字データに応じて、車両コマンド
「DOOR OPEN」、又は車両コマンド「DOOR
CLOSE」をドアロックECU32へと送信する。
次に、ステップS28において、ドアロックECU32
は受信した車両コマンド「DOOR OPEN」、又は
車両コマンド「DOOR CLOSE」に応じてドアロ
ック部33を駆動制御して、車両ドアの解施錠を行う。
次に、ステップS29において、キーレスエントリー装
置55は、携帯電話12に対して、例えば音声や文字の
メッセージにより、ドライバー11の音声入力による指
令に基づいた車両ドアの遠隔操作を実行した旨を通知す
る。次に、ステップS30において、ドライバー11は
携帯電話12にてキーレスエントリー装置55からの通
知内容を確認する。
【0036】上述したように、本実施形態の第3の変形
例によるキーレスエントリーシステム50によれば、各
車両14に備えられたキーレスエントリー装置55にお
いて声紋データの照合を行うことができるため、ドライ
バー11はドライバーIDを入力するという煩雑な手間
を省くことができる。しかも、セキュリティーを損なう
ことなしに、複数のドライバー11,…,11で1台の
車両14を共有することができる。
【0037】なお、本実施形態においては、識別処理部
26はドライバー11の声紋に基づいて個人識別を行う
としたが、これに限定されず、さらに、例えばドライバ
ー11の目のアイリス(虹彩)等のように、ドライバー
11の身体的特徴に関する画像データに基づいて個人識
別を行っても良い。すなわち、移動可能な携帯無線機
(例えば携帯電話機12)は、画像(例えば目の画像)
を取り入れる画像入力手段と、前記画像入力手段にて入
力された画像データの通信を行う通信手段とを備え、個
人識別手段(例えばドライバー識別処理部26)は、予
め所定個人の身体的特徴に関する個人画像データ(例え
ば目の画像)に基づく個人識別データ(例えば個人のア
イリスパターン)を格納する個人データ記憶部(例えば
ドライバーデータ記憶部25)と、前記携帯無線機から
入力された前記画像データを解析して得た個人の身体的
特徴に関する入力識別データ(例えば入力されたアイリ
スパターン)と、前記個人データ記憶部に格納されてい
る前記個人識別データとを照合するデータ照合手段(例
えばドライバー識別部22)と、前記データ照合手段に
よる照合結果に応じて車両ドアの解錠又は施錠を指令す
る解施錠信号を発生する解施錠信号発生手段(例えばド
ライバー識別部22が兼ねる)とを備えていても良い。
これにより、声紋に加えて、身体的特徴を示す画像に基
づく識別データ(例えばアイリスパターン等)による多
重の個人識別が可能となり、より一層、セキュリティー
を向上させることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明のキーレスエントリーシステムによれば、各個人
に固有の声紋によって個人識別を行うことで、第3者が
偽装して不正に車両ドアを遠隔操作することを防止し
て、車両の盗難等に対するセキュリティーを向上させる
ことができる。しかも、車両ドアの遠隔操作に専用の送
信機等を必要とせず、例えば携帯電話機等により手軽に
車両ドアの遠隔操作を行うことができる。さらに、請求
項2に記載の本発明のキーレスエントリーシステムによ
れば、個人識別手段が車両の外部に独立して設置されて
いることで、いわゆるサーバとして機能しており、運転
者と車両を対応付ける複数のデータを保持することがで
きる。さらに、請求項3に記載の本発明のキーレスエン
トリーシステムによれば、識別処理手段からキーレスエ
ントリー装置へ送信される解施錠信号が暗号化されてい
るため、例えば第3者により盗聴された場合や、第3者
が偽装して不正にキーレスエントリー装置に接続した場
合であっても、車両が遠隔操作されてしまうことを防止
することができる。さらに、請求項4に記載の本発明の
キーレスエントリーシステムによれば、声紋による個人
識別に加えて、音声認識手段を備えることで、車両の遠
隔操作時における誤操作を防止することができる。さら
に、請求項5に記載の本発明のキーレスエントリーシス
テムによれば、既存の公衆回線網を有効利用して、車両
ドアの遠隔操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るキーレスエントリ
ーシステムの構成図である。
【図2】 図1に示すドライバー識別センターの構成図
である。
【図3】 図3(a)、(b)は図2に示すドライバー
データ記憶部に格納されているドライバーデータのデー
タ構成図である。
【図4】 図1に示すキーレスエントリーシステムの動
作を示すフローチャートである。
【図5】 本実施形態のキーレスエントリーシステムの
第1の変形例に係るドライバーデータのデータ構成図で
ある。
【図6】 本実施形態のキーレスエントリーシステムの
第2の変形例に係るドライバーデータのデータ構成図で
ある。
【図7】 本実施形態のキーレスエントリーシステムの
第3の変形例を示す構成図である。
【図8】 図7に示すキーレスエントリー装置の構成図
である。
【図9】 図8に示すドライバーデータ記憶部に格納さ
れているドライバーデータのデータ構成図である。
【図10】 図7に示すキーレスエントリーシステムの
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10,50 キーレスエントリーシステム 11 ドライバー(個人) 12 携帯電話機(携帯無線機) 14 車両 15,55 キーレスエントリー装置 21 通信制御部(通信制御手段) 22 ドライバー識別部(声紋データ照合手段、解施錠
信号発生手段) 23 音声認識部(音声認識手段) 24 声紋解析部(声紋解析手段) 25 ドライバーデータ記憶部(個人データ記憶部) 26 個人識別部(個人識別手段) 27 暗号生成部(暗号生成手段) 31 車載携帯電話機(車両側通信手段) 32 ドアロックECU(解施錠制御手段) 33 ドアロック部(解施錠手段) 34 暗号解読部(暗号解読手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 301 H04L 9/00 621A H04Q 9/00 331 673D 673A 675D Fターム(参考) 2E250 AA21 BB04 BB08 BB10 BB59 DD01 DD06 DD10 FF06 FF07 FF09 FF14 FF36 HH01 JJ03 KK03 LL01 TT03 5J104 AA07 AA16 EA01 KA01 KA18 MA01 NA01 NA02 NA38 PA02 PA16 5K048 AA04 BA42 DB01 DC01 EB02 EB14 5K067 AA21 BB04 BB28 DD27 EE02 GG01 KK00 5K101 KK11 LL12 MM07 NN08 NN21 PP03 RR12 RR19 RR21 TT06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な携帯無線機と、前記携帯無線
    機から送信される情報に基づいて所定車両の車両ドアの
    解施錠を行うキーレスエントリー装置とを備えてなるキ
    ーレスエントリーシステムであって、 前記携帯無線機は、音声を取り入れる音声入力手段と、
    前記音声入力手段にて入力された音声データの通信を行
    う通信手段とを備え、 前記キーレスエントリー装置は、前記所定車両に具備さ
    れ、前記車両ドアを解施錠する解施錠手段と、前記携帯
    無線機と通信を行う車両側通信手段と、前記車両側通信
    手段にて受信した前記音声データに基づいて所定個人の
    識別を行う個人識別手段と、前記個人識別手段からの指
    令に応じて前記解施錠手段を制御する解施錠制御手段と
    を備え、 前記個人識別手段は、前記所定個人の所定語句の声紋デ
    ータを格納する個人データ記憶部と、前記車両側通信手
    段にて受信した前記音声データの声紋を解析して受信声
    紋データを作成する声紋解析手段と、前記声紋解析手段
    にて得られた前記受信声紋データと前記個人データ記憶
    部に格納されている前記声紋データとを照合する声紋デ
    ータ照合手段と、前記声紋データ照合手段による照合結
    果に応じて前記車両ドアの解錠又は施錠を指令する解施
    錠信号を発生する解施錠信号発生手段とを備えたことを
    特徴とするキーレスエントリーシステム。
  2. 【請求項2】 移動可能な携帯無線機と、前記携帯無線
    機から送信される情報に基づいて所定車両の車両ドアの
    解錠又は施錠を指令する解施錠信号を発生する識別処理
    手段と、前記識別処理手段からの前記解施錠信号に従っ
    て前記車両ドアの解施錠を行うキーレスエントリー装置
    とを備えてなるキーレスエントリーシステムであって、 前記携帯無線機は、音声を取り入れる音声入力手段と、
    前記音声入力手段にて入力された音声データの通信を行
    う通信手段とを備え、 前記識別処理手段は、前記所定車両の外部に独立して設
    けられ、前記携帯無線機及び前記キーレスエントリー装
    置と通信を行う通信制御手段と、前記通信制御手段にて
    受信した前記音声データに基づいて前記所定個人の識別
    を行う個人識別手段とを備え、 前記個人識別手段は、前記所定個人の所定語句の声紋デ
    ータを格納する個人データ記憶部と、前記通信制御手段
    にて受信した前記音声データの声紋を解析して受信声紋
    データを作成する声紋解析手段と、前記声紋解析手段に
    て得られた前記受信声紋データと前記個人データ記憶部
    に格納されている前記声紋データとを照合する声紋デー
    タ照合手段と、前記声紋データ照合手段による照合結果
    に応じて前記解施錠信号を発生する解施錠信号発生手段
    とを備え、 前記キーレスエントリー装置は、前記所定車両に具備さ
    れ、前記車両ドアの解施錠を行う解施錠手段と、前記識
    別処理手段と通信を行う車両側通信手段と、前記車両側
    通信手段にて受信した前記解施錠信号に基づいて前記解
    施錠手段を制御する解施錠制御手段とを備えたことを特
    徴とするキーレスエントリーシステム。
  3. 【請求項3】 前記識別処理手段は、前記解施錠信号を
    暗号化する暗号生成手段を備え、 前記キーレスエントリー装置は、前記暗号化された前記
    解施錠信号を解読する暗号解読手段を備えたことを特徴
    とする請求項2に記載のキーレスエントリーシステム。
  4. 【請求項4】 前記個人識別手段は、前記音声データを
    認識する音声認識手段と、前記音声認識手段による認識
    結果に従って前記解施錠信号を発生する前記解施錠信号
    発生手段とを備えたことを特徴とする請求項1から請求
    項3の何れかに記載のキーレスエントリーシステム。
  5. 【請求項5】 前記キーレスエントリー装置の前記車両
    側通信手段は、前記前記キーレスエントリー装置に着脱
    可能に装着された携帯無線機であることを特徴とする請
    求項1から請求項4の何れかに記載のキーレスエントリ
    ーシステム。
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