JP2009137440A - 盗難防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線伝送システムを使用した自動車盗難防止システムを提供する。
【解決手段】
自動車盗難防止システムとして、ユーザが、ドアをロックせずに自動車から離れた場合に、ユーザが携帯しているキーが、自動車から離れたことを認識して、ドアをロックして、自動車の盗難を防止する装置がある(以下、キーレス機能と記す)。しかしながら、上述したキーレス機能では、キーを車内に置き忘れてしまったときには、ドアはロックされず、自動車の盗難を防止することができない。また、非免許取得者がキーを持ち出し、自動車を運転しようと試みた場合、上述したキーレス機能では、非免許取得者の運転を抑止することができない。本発明にかかる自動車盗難防止装置は、自動車の起動のために適合した鍵が受け入れられ、自動車の起動のために適合した識別データが受信されたときにのみ、自動車を起動することにより、上記の問題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線伝送システムを使用した盗難防止装置に関する。
例えば、特許文献1, 2は、無線伝送システムを使用した自動車盗難防止システムを開示する。
特開2005−222125号公報 特開2007−99173号公報
本発明は、上述した背景からなされたものであり、無線伝送システムを使用して、さらに効果的に自動車の盗難を防止できるように改良された盗難防止装置を提供することを目的とする。
上記目的のために、本発明にかかる盗難防止装置は、自動車の起動のために適合した鍵のみを受け入れる鍵受け入れ手段と、前記自動車の起動のために適合した識別データのみを送信する識別データ送信手段と、前記送信された識別データを受信する識別データ受信手段と、前記自動車の起動のために適合した鍵が受け入れられ、前記自動車の起動のために適合した識別データが受信されたときに、前記自動車を起動する起動手段とを有する。
本発明にかかる盗難防止装置によれば、無線伝送システムを使用して、効果的に自動車の盗難を防止することができる。
〔本発明の背景〕
本発明の理解を助けるために、まず、本発明がなされるに至った背景を説明する。
ユーザが、ドアをロックせずに自動車から離れた場合に、ユーザが携帯しているキーが、自動車から離れたことを認識して、ドアをロックして、自動車の盗難を防止する装置がある(以下、キーレス機能と記す)。
しかしながら、上述したキーレス機能では、キーを車内に置き忘れてしまったときには、ドアはロックされず、自動車の盗難を防止することができない。
また、自動車のキーは、家の中で目の届きやすい場所に格納されていることがあり、このようなときには、18歳未満の未成年者などの非免許取得者が容易にキーを持ち出し、自動車を運転してしまう可能性がある。
このように、非免許取得者がキーを持ち出し、自動車を運転しようと試みた場合、上述したキーレス機能では、非免許取得者の運転を抑止することができない。
以下に説明する自動車盗難防止システム1は、キーが車内にある場合においても自動車の盗難や運転を防止することができるように改良されている。
〔システム構成〕
図1は、本発明にかかる自動車盗難防止システム1の構成を例示する図である。
図1に示すように、自動車盗難防止システム1は、自動車本体2と、自動車本体2に設置された盗難防止装置3と、主キー4(鍵)と、主キー4が挿入される鍵穴200(鍵受け入れ手段)と、副キー5(識別データ送信手段)と、データ通信が可能な無線通信網100と、無線通信網100に接続された外部ネットワーク102と、外部ネットワーク102に接続された外部入力端末104、データベースサーバ106および遠隔操作サーバ108とから構成される。
以下、各図において、実質的に同じ構成部分および処理には同じ符号が付される。
〔ハードウェア構成〕
図2は、図1に示した自動車本体2および盗難防止装置3のハードウェア構成を例示する図である。
なお、発明の説明に関係ない自動車本体2の構成部分は、省略されている。
図2に示すように、自動車本体2は、鍵穴200と、外部入力端末202と、自動車制御部204(起動手段)と、盗難防止装置3(識別データ受信手段)と、機能部22とから構成される。
盗難防止装置3は、アンテナ300を備えた無線送受信部302と、外部機器接続部304と、自動車接続部306と、メモリ308およびCPU310を含む制御部312とから構成される。
機能部22は、エンジン部220−1およびドア部220−2などのn(n=1,2,3・・・)個自動車の各機能部220−1〜220−nから構成される。
鍵穴200は、主キー4(図3(A)を参照して詳細を後述する)を受け入れ、主キー4を受け入れたことを示す主キー受入信号を、自動車制御部204に対して出力する。
具体的には、鍵穴200は、鍵穴220に適合した主キー4が挿入され回されることをもって、主キー4を受け入れ、主キー4を受け入れたことを示す主キー受入信号を自動車制御部204に対して出力する。
外部入力端末202は、外部入出力装置128(図4を参照して後述)に対してユーザが入力したデータを、外部機器接続部304に対して出力する。
自動車制御部204は、機能部22から自動車本体2の状況、例えば、エンジンの始動状況およびドアのロック状況などを示す信号を取得し、自動車接続部306に対して出力する。
また、自動車制御部204は、鍵穴200から入力された主キー受入信号を、自動車接続部306に対して出力する。
また、自動車制御部204は、自動車接続部306から入力された自動車制御信号に従って機能部22を制御し、自動車本体2のエンジン始動・停止やドアロック・ロック解除などを行なわせる。
無線送受信部302は、アンテナ300を介して、主キー4および副キー5と無線によりデータの送受信を行う。
また、無線送受信部302は、例えば、無線LAN、bluetooth、移動体通信の通信技術を使用して、アンテナ300を介して、外部ネットワーク102とデータの送受信を行う。
つまり、無線送受信部302は、主キー4、副キー5および外部ネットワーク102から送信されたデータを、アンテナ300を介して受信し、制御部312に対して出力する。
また、制御部312から入力されたデータを、アンテナ300を介して、主キー4、副キー5および外部ネットワーク102に対して送信する。
なお、無線送受信部302およびアンテナ300は、主キー4および副キー5との通信方式と、外部ネットワーク102との通信方式が異なる場合には、それぞれの通信方式の無線送受信部およびアンテナを複数設けても構わない。
外部機器接続部304は、外部入力端末202から入力されたデータを制御部312に対して出力する。
自動車接続部306は、制御部312から入力された自動車の制御命令を自動車制御部204に対して出力する。
また、自動車制御部204から入力された主キー受入信号、および、自動車本体2の状況、例えば、エンジンの始動状況およびドアのロック状況を制御部312に対して出力する。
制御部312は、メモリ308に記憶された後述のキー識別プログラム32(図5)を実行し、無線送受信部302、外部機器接続部304および自動車接続部306から入力された上述のデータおよび信号に基づいて、主キー4および副キー5の認証処理などを行う。
また、制御部312は、上述した認証処理の結果に基づいて、機能部22を制御するための自動車制御信号を自動車接続部306に対して出力する。
図3は、図1に示した主キー4および副キー5のハードウェア構成を例示する図であって、(A)は、図1に示した主キー4および副キー5のハードウェア構成を例示し、(B)は、(A)に示したICチップの構成を例示する。
図4は、図1に示した副キー5、外部入力端末104、データベースサーバ106、遠隔操作サーバ108、および、図2に示した外部入力端末202のハードウェア構成を例示する図である。
なお、主キー4は、無線信号により受け入れられるときには、ICチップを搭載し、鍵穴220に挿入され回されることをもって受け入れられるときには、ICチップを搭載しない。
副キー5は、RF−ID50でも、ICチップを搭載した無線ICカード52でも、ICチップを搭載した移動体端末54でもよい。
ICチップを搭載する主キー4、および、RF−ID50またはICチップを搭載した無線ICカード52で構成される副キー5は、図3(A)に示すように、パッケージ400、アンテナ402、ICチップ404などから構成される。
ICチップ404は、図3(B)に示すように、ロジック回路406、メモリ408などから構成される。
ロジック回路406は、主キー4および副キー5を認証するために使用される認証情報を暗号化する。
メモリ408は、主キー4および副キー5を認証するために使用される認証情報を記憶する。
つまり、ICチップを搭載する主キー4、および、RF−ID50またはICチップを搭載した無線ICカード52で構成される副キー5は、データの読み書きまたは暗号化などの情報処理を行い、無線通信を用いてデータ通信を行う。
図4に示すように、ICチップを搭載した移動体端末54で構成される副キー5は、CPU122、メモリ124およびICチップ404を含む本体120、データ通信を行うための通信装置126、テンキー・表示装置などを含む外部入出力装置128、CD・HDDなどの記録媒体132に記録するための記録装置130などから構成される。
つまり、ICチップを搭載した移動体端末54で構成される副キー5は、情報処理およびデータ通信が可能なコンピュータとしての構成部分を有する移動体端末に、データの読み書きまたは暗号化などの情報処理を行うICチップを搭載する。
なお、主キー4および副キー5を認証するための認証情報(固有ID)は、主キー4および副キー5のメモリ408に格納される。
外部入力端末104、データベースサーバ106、遠隔操作サーバ108および外部入力端末202は、図3に示すように、CPU122およびメモリ124を含む本体120、データ通信を行うための通信装置126、キーボード・表示装置などを含む外部入出力装置128、CD・HDDなどの記録媒体132に記録するための記録装置130などから構成される。
つまり、外部入力端末104、データベースサーバ106、遠隔操作サーバ108および外部入力端末202は、情報処理およびデータ通信が可能なコンピュータとしての構成部分を有している。
また、外部入出力装置128は、図示しないスピーカー、カメラ、カーナビゲーションシステムおよび非接触IC送受信機などを備えていてもよい。
〔ソフトウェア構成〕
以下、自動車盗難防止システム1の盗難防止装置3において実行されるキー識別プログラム32を説明する。
図5は、図2に示した盗難防止装置3において実行されるキー識別プログラム32の構成を示す図である。
図5に示すように、キー識別プログラム32は、登録用データ受入部320、主キー受入部322、副キー受入部324、照合用固有ID受入部326、通信情報受入部328、パスワードID受入部330、アクセス制御値記憶部332、固有ID記憶部334、通信有効範囲値記憶部336、パスワードID記憶部338、無線送受信部制御部340、自動車制御信号出力部342、自動車制御状況受入部344、登録プログラム36、固有ID認証プログラム38およびパスワードID認証プログラム346から構成される。
キー識別プログラム32は、例えば、記録媒体132(図4)などを介して盗難防止装置3に供給され、メモリ124にロードされ、盗難防止装置3にインストールされたOS(図示せず)上で、盗難防止装置3のハードウェア資源を具体的に利用して実行される。
盗難防止装置3は、これらの構成部分により、主キー4および副キー5の認証などを実現する。
登録用データ受入部320は、ユーザが外部入力端末202から入力した登録用のデータを、外部機器接続部304から受信し、登録プログラム36に対して出力する。
具体的には、主キー4または副キー5を認証するための固有ID、パスワード認証を行うためのパスワードID、主キー4または副キー5の認証を許可する距離範囲を示す通信有効範囲値、および、無線送受信部302(図2)を制御するためのアクセス制御値を受信し、登録プログラム36に対して出力する。
また、アクセス制御値は、無線送受信部302が主キー4または副キー5と通信を行う周期を示すアクセス周期値、無線送受信部302が主キー4または副キー5と通信に失敗したときに再通信(リトライ)する回数を示すアクセスリトライ数などである。
なお、ユーザによるデータの入力は、キーボードを使用しても、タッチパネルを使用しても、声紋を使用しても、指紋を使用してもまたは非接触ICカード受信機を使用してもよい。
主キー受入部322は、主キー4がICチップを搭載する場合には、無線送受信部302から、主キー4を認証するための固有IDを受信し、固有ID認証プログラム38に対して出力する。
また、主キー4がICチップを搭載していないときには、鍵穴220に適合した主キー4が挿入され回されることをもって、主キー4を受け入れたことを示す主キー受入信号を、自動車接続部306から受信し、自動車制御信号出力部342に対して出力する。
副キー受入部324は、無線送受信部302から、副キー5を認証するための固有IDを受信し、固有ID認証プログラム38に対して出力する。
照合用固有ID受入部326は、外部ネットワーク102に接続されたデータベースサーバ106に格納された照合用固有IDを、無線送受信部302から受信し、固有ID認証プログラム38に対して出力する。
通信情報受入部328は、無線送受信部302から、無線送受信部302が主キー4および副キー5と通信できたか否かの通信可否情報を受信し、固有ID認証プログラム38に対して出力する。
パスワードID受入部330は、ユーザが外部入力端末202から入力したパスワードIDを、外部機器接続部304から受信し、パスワードID認証プログラム346に対して出力する。
図6は、図5に示した登録プログラム36の構成を示す図である。
図6に示すように、登録プログラム36は、受信部360、暗号化部362、データ識別部364、登録部366および送信部368から構成される。
データ識別部364は、受信部360に入力されたアクセス制御値、固有ID、パスワードIDまたは通信有効範囲値の識別を行い、結果を受信部360に対して出力する。
また、データ識別部364は、暗号化部362に入力された固有IDまたはパスワードIDの識別を行い、結果を暗号化部362に対して出力する。
受信部360は、登録用データ受入部320から、アクセス制御値、固有ID、パスワードIDまたは通信有効範囲値を受信する。
受信部360は、データ識別部364が行うデータ識別の結果に基づいて、アクセス制御値を受信したときには登録部366に対して出力し、固有IDを受信したときには暗号化部362に対して出力し、パスワードIDを受信したときには、暗号化部362に対して出力し、通信有効範囲値を受信したときには、登録部366に対して出力する。
暗号化部362は、受信部360から入力された固有IDまたはパスワードIDを暗号化する。
また、暗号化部362は、データ識別部364が行うデータ識別の結果に基づいて、暗号化された固有IDを登録部366および送信部368に対して出力し、暗号化されたパスワードIDを登録部366に対して出力する。
登録部366は、受信部360から入力された通信有効範囲値を、通信有効範囲値記憶部336に対して出力する。
また、登録部366は、暗号化部362から入力されたパスワードIDをパスワードID記憶部338に対して出力する。
また、登録部366は、受信部360から入力されたアクセス制御値をアクセス制御値記憶部332に対して出力する。
また、登録部366は、暗号化部362から入力された固有IDを固有ID記憶部334に対して出力する。
送信部368は、暗号化部362から入力された固有IDを無線送受信部302に対して出力する。
以上説明した、登録プログラム36の処理を、図7を参照して、さらに説明する。
図7は、登録プログラム36によるアクセス制御値、通信有効範囲値、固有IDおよびパスワードIDの登録動作(S10)を示すフローチャートである。
図7に示すように、ステップ100(S100)において、受信部360は、登録用データ受入部320からアクセス制御値、通信有効範囲値、固有IDまたはパスワードIDを受信する。
ステップ102(S102)において、データ識別部364は、受信部360がアクセス制御値を受信したか、通信有効範囲値を受信したか、固有IDを受信したか、パスワードIDを受信したかを判断する。
登録プログラム36は、受信部360がアクセス制御値を受信したときには、S104の処理に進み、受信部360が通信有効範囲値を受信したときには、S110の処理に進み、受信部360が固有IDを受信したときには、S120の処理に進み、受信部360がパスワードIDを受信したときには、S130の処理に進む。
ステップ104(S104)において、受信部360は、受信したアクセス制御値を登録部366に対して出力し、登録部366は、このアクセス制御値をアクセス制御値記憶部332に対して出力し、アクセス制御値記憶部332は、登録部366から出力されたアクセス制御値を記録する。
ステップ110(S110)において、受信部360は受信した通信有効範囲値を登録部366に対して出力する。
登録部366は、受信部360から入力された通信有効範囲値を、通信有効範囲値記憶部336に対して出力し、通信有効範囲値記憶部336は、登録部366から出力された通信有効範囲値を記録する。
ステップ120(S120)において、受信部360は、受信した固有IDを暗号化部362に対して出力する。
暗号化部362は、受信部360から入力された固有IDを暗号化し、登録部366および送信部368に対して出力する。
ステップ122(S122)において、登録部366は、固有IDを固有ID記憶部334に対して出力し、固有ID記憶部334は、登録部366から出力された固有IDを照合用固有IDとして記録する。
ステップ124(S124)において、送信部368は、暗号化部362から入力された暗号化された固有IDを、無線送受信部302に対して出力する。
ステップ126(S126)において、無線送受信部302は、無線送受信部302から入力された暗号化された固有IDを、主キー4または副キー5に対して送付する。
ステップ128(S128)において、主キー4または副キー5は、暗号化された固有IDを、ICチップ404(図3)内のメモリ408に記録する。
なお、上述した具体例では、登録プログラム36は、暗号化された固有IDを、主キー4または副キー5に送付したが、暗号化されていない固有IDを送付してもよく、その場合には、主キー4または副キー5は、ICチップ404内のロジック回路406にて暗号化して、メモリ408に記録する。
ステップ130(S130)において、受信部360は、受信したパスワードIDを暗号化部362に対して出力する。
暗号化部362は、受信部360から入力されたパスワードIDを暗号化し、登録部366に対して出力する。
ステップ132(S132)において、登録部366は、暗号化部362から入力されたパスワードIDを、パスワードID記憶部338に対して出力し、パスワードID記憶部338は、登録部366から出力されたパスワードIDを記録する。
なお、上述した具体例では、登録プログラム36は、固有IDを固有ID記憶部334に対して出力し、照合用固有IDとして記録したが、固有IDは、固有ID記憶部334に記録されるかわりにデータベースサーバ106に予め記録されていてもよい。
図8は、図5に示した固有ID認証プログラム38の構成を示す図である。
図8に示すように、固有ID認証プログラム38は、復号部380、判定部382および固有ID一時記憶部384から構成される。
復号部380は、主キー受入部322または副キー受入部324から入力された固有IDを復号し、判定部382に対して出力する。
また、復号部380は、照合用固有ID受入部326から入力された照合用固有IDを復号し、固有ID一時記憶部384に対して出力する。
また、復号部380は、固有ID記憶部334から入力された照合用固有IDを復号し、判定部382に対して出力する。
判定部382は、通信情報受入部328から入力された主キー4または副キー5の通信可否情報を受信し、主キー4または副キー5が、通信有効範囲値内に位置するか否かを判断して認証処理を行い、認証結果を自動車制御信号出力部342に対して出力する。
また、判定部382は、復号部380から入力された主キー4または副キー5の固有IDを復号部380または固有ID一時記憶部384から入力された照合用固有IDと照合して認証処理を行い、認証結果を自動車制御信号出力部342に対して出力する。
以上説明した、固有ID認証プログラム38の処理を、図9を参照して、さらに説明する。
図9は、主キー4または副キー5の認証処理を示すフローチャート(S16)である。
なお、以下、具体例として副キー5を認証するときについて説明するが、主キー4がICチップを搭載する場合についても、同様に認証される。
図9に示すように、ステップ160(S160)において、無線送受信部302(図2)は、副キー5と通信し、副キー5の通信可否情報を取得し、通信情報受入部328(図5)に対して出力する。
通信情報受入部328は、無線送受信部302から入力された通信可否情報を判定部382(図8)に対して出力する。
ステップ162(S162)において、判定部382は、通信情報受入部328から入力された通信可否情報に基づいて、副キー5が通信有効範囲値内に位置するか否かを判断する。
副キー5が、通信有効範囲値内に位置するときには、固有ID認証プログラム38はステップ164(S164)の処理に進み、これ以外のときにはS190の処理に進む。
ステップ164(S164)において、無線送受信部302(図2)は、副キー5の固有IDを取得し、副キー受入部324(図5)に対して出力する。
副キー受入部324は、無線送受信部302から入力された固有IDを復号部380(図8)に対して出力する。
復号部380は、副キー受入部324から入力された有IDを復号し、判定部382に対して出力する。
ステップ166(S166)において、登録プログラム36は、固有IDが、データベースサーバ106に記録されているか、盗難防止装置3に記録されているかを判断する。
登録プログラム36は、固有IDが、データベースサーバ106に記録されているときには、S168の処理に進み、固有IDが、盗難防止装置3に記録されているときには、S180の処理に進む。
ステップ168(S168)において、無線送受信部302(図2)は、外部ネットワーク102(図1)を介して、データベースサーバ106から照合用固有IDを取得し、照合用固有ID受入部326(図5)に対して出力する。
照合用固有ID受入部326は、無線送受信部302から入力された照合用固有IDを、復号部380に対して出力する。
ステップ170(S170)において、復号部380は、照合用固有ID受入部326から入力された照合用固有IDを復号する。
ステップ172(S172)において、復号部380は、復号した照合用固有IDを固有ID一時記憶部384に対して出力し、固有ID一時記憶部384は、復号部380から出力された照合用固有IDを一時記録する。
固有ID一時記憶部384は、復号部380から入力された照合用固有IDを判定部382に対して出力する。
ステップ174(S174)において、判定部382は、副キー5に格納されていた固有IDと、データベースサーバ106に格納されていた照合用固有IDとを比較する。
ステップ176(S176)において、判定部382は、副キー5に格納されていた固有IDと、照合用固有IDとが一致するか否かを判断する。
副キー5に格納されていた固有IDと、照合用固有IDとが一致するときには、固有ID認証プログラム38はS178の処理に進み、これ以外のときには、S190の処理に進む。
ステップ178(S178)において、判定部382は、副キー5の認証成功情報を、自動車制御信号出力部342に対して出力する。
ステップ180(S180)において、復号部380は、固有ID記憶部334から入力された照合用固有IDを復号し、判定部382に対して出力する。
ステップ182(S182)において、判定部382は、副キー5に格納されていた固有IDと、固有ID記憶部334に格納されていた照合用固有IDとを比較する。
ステップ190(S190)において、判定部382は、副キー5の認証失敗情報を、自動車制御信号出力部342に対して出力する。
なお、無線送受信部302は、主キー4または副キー5と通信に失敗して、位置情報を取得できなかったときは、アクセス制御値記憶部332に記憶されたアクセス周期値およびアクセスリトライ数に基づいて、所定の周期で所定の回数再通信(リトライ)してもよい。
また、データベースサーバ106から取得され、固有ID一時記憶部384に一時的に記録された固有IDは、例えば自動車のエンジンがOFFにされた場合に削除される。
パスワードID認証プログラム346は、暗号化部348および判定部350から構成される。
キー識別プログラム32は、固有ID認証プログラム38が、副キー5の認証に失敗した場合、パスワードID認証を受付ける。
キー識別プログラム32は、パスワードID認証プログラム346がパスワードID認証に成功したときには、副キー5が認証されたことと同等とみなす。
ユーザは、外部入力端末202(図2)からパスワードIDを入力する。
また、ユーザは、外部ネットワーク102に接続された外部入力端末104(図1)からパスワードIDを入力してもよい。
以下、ユーザが、外部入力端末202からパスワードIDを入力する場合を具体例として説明する。
暗号化部348は、パスワードID受入部330から入力されたパスワードIDを暗号化し、判定部350に対して出力する。
判定部350は、暗号化部348から入力された暗号化されたパスワードIDを、パスワードID記憶部338から入力されたパスワードIDと照合して認証処理を行い、認証結果を自動車制御信号出力部342に対して出力する。
以上説明した、パスワードID認証プログラム346の処理を、図10を参照して、さらに説明する。
〔パスワードIDの認証動作〕
図10は、パスワードIDの認証処理を示すフローチャート(S20)である。
図10に示すように、ステップ200(S200)において、パスワードID受入部330(図5)は、外部機器接続部304(図2)からパスワードIDを受信し、暗号化部348に対して出力する。
ステップ202(S202)において、暗号化部348は、パスワードID受入部330から入力されたパスワードIDを暗号化し、判定部350に対して出力する。
ステップ204(S204)において、判定部350は、ユーザにより入力されたパスワードIDと、パスワードID記憶部338から入力された照合用パスワードIDとを比較する。
ステップ206(S206)において、判定部350は、ユーザにより入力されたパスワードIDと、パスワードID記憶部338から入力された照合用パスワードIDとが一致するか否かを判断する。
ユーザにより入力されたパスワードIDと、パスワードID記憶部338から入力された照合用パスワードIDとが一致するときには、パスワードID認証プログラム346はS208の処理に進み、これ以外のときにはS210の処理に進む。
ステップ208(S208)において、判定部350は、パスワードIDの認証成功情報を、自動車制御信号出力部342に対して出力する。
ステップ210(S210)において、判定部350は、パスワードIDの認証失敗情報を、自動車制御信号出力部342に出力する。
アクセス制御値記憶部332(図5)は、登録プログラム36から入力された無線送受信部302(図2)を制御するためのアクセス制御値を記憶し、無線送受信部制御部340に対して出力する。
固有ID記憶部334は、登録プログラム36から入力された固有IDを記憶し、固有ID認証プログラム38に対して出力する。
通信有効範囲値記憶部336は、登録プログラム36から入力された通信有効範囲値を、無線送受信部制御部340に対して出力する。
パスワードID記憶部338は、登録プログラム36から入力されたパスワードIDをパスワードID認証プログラム346に対して出力する。
無線送受信部制御部340は、通信有効範囲値記憶部336から入力された通信有効範囲値に基づいて無線送受信部302が電波を出力するように制御し、無線送受信部302は、主キー4または副キー5との通信を試みる。
つまり、無線送受信部302が、主キー4または副キー5と通信できたときには、主キー4または副キー5は通信有効範囲値に位置する。
また、無線送受信部制御部340は、アクセス制御値記憶部332から入力されたアクセス制御値に基づいて、無線送受信部302を制御する。
具体的には、無線送受信部302は、主キー4または副キー5と通信を行う周期を示すアクセス周期値に基づいて、主キー4または副キー5と通信を行う。
また、無線送受信部302は、無線送受信部302が主キー4または副キー5と通信に失敗したときに再通信(リトライ)する回数を示すアクセスリトライ数に基づいて、通信のリトライを行う。
自動車制御信号出力部342は、主キー受入部322から入力された主キー受入信号、固有ID認証プログラム38から入力された認証結果およびパスワードID認証プログラム346から入力された認証結果に基づいて、エンジンの停止またはドアのロックなどの命令を示す自動車制御信号を自動車接続部306に対して出力する。
また、自動車制御信号出力部342は、無線送受信部302から入力された自動車制御命令に基づいて、自動車制御信号を自動車接続部306に対して出力する。
また、自動車制御信号出力部342は、自動車制御状況受入部344から入力された自動車本体2の状況、例えば、エンジンの始動状況およびドアのロック状況に基づいて、自動車制御信号を自動車接続部306に対して出力する。
自動車制御状況受入部344は、自動車接続部306から自動車本体2の状況、例えば、エンジンの始動状況およびドアのロック状況を受信し、自動車制御信号出力部342に対して出力する。
〔自動車盗難防止システム1の全体動作〕
以下に、本発明に係る自動車盗難防止システム1の全体動作を説明する。
尚、以下、主キー4が、ICチップを搭載する場合を具体例として説明する。
まず、全体動作の概要について図11を用いて説明する。
図11は、盗難防止装置3と主キー4および副キー5との通信有効範囲を示す図であって、(A)は、主キー4および副キー5は通信有効範囲内に位置することを示し、(B)は、主キー4は通信有効範囲内、副キー5は通信有効範囲外に位置することを示し、(C)は、主キー4は通信有効範囲外、副キー5は通信有効範囲内に位置することを示し、(D)は、主キー4および副キー5は通信有効範囲外に位置することを示す。
また、601は主キー4の通信有効範囲を示し、602は副キー5の通信有効範囲を示す。
図11の(A)においては、盗難防止装置3のキー識別プログラム32は、主キー4および副キー5ともに認証することができる。
図11の(B)においては、盗難防止装置3のキー識別プログラム32は、主キー4を認証することができるが、副キー5を認証することができない。
図11の(C)においては、盗難防止装置3のキー識別プログラム32は、主キー4を認証することができないが、副キー5を認証することができる。
図11の(D)においては、盗難防止装置3のキー識別プログラム32は、主キー4および副キー5ともに認証することができない。
つまり、図11の(A)においてのみ、盗難防止装置3のキー識別プログラム32は主キー4および副キー5ともに認証することができるため、ユーザは自動車を使用することができる。
以上説明した自動車盗難防止システム1の全体動作を、図12〜図16を参照して、さらに説明する。
図12は、自動車のエンジンが始動していない場合におけるキー識別プログラム32の動作(S22)を示すフローチャートである。
図12に示すように、ステップ220(S220)において、無線送受信部302(図2)は、主キー4と無線通信を行う。
ステップ222(S222)において、キー識別プログラム32(図5)は、S16の処理に進み、固有ID認証プログラム38(図5)は主キー4の認証を行う。
ステップ224(S224)において、キー識別プログラム32は、主キー4の認証に成功したか否かを判断する。
主キー4の認証に成功したときには、キー識別プログラム32はS226の処理に進み、これ以外のときにはS246の処理に進む。
ステップ226(S226)において、無線送受信部302(図2)は、副キー5と無線通信を行う。
ステップ228(S228)において、キー識別プログラム32(図5)は、S16の処理に進み、固有ID認証プログラム38(図5)は副キー5の認証を行う。
ステップ230(S230)において、キー識別プログラム32は、副キー5の認証に成功したか否かを判断する。
副キー5の認証に成功したときには、キー識別プログラム32はS232の処理に進み、これ以外のときにはS240の処理に進む。
ステップ232(S232)において、自動車制御信号出力部342(図5)は、エンジンの始動可の命令を、自動車接続部306(図2)に対して出力する。
自動車接続部306は、自動車制御信号出力部342から入力されたエンジンの始動可の命令を、自動車制御部204(図2)に対して出力し、自動車制御部204は自動車本体2のエンジンを始動可能にさせる。
また、自動車接続部306は、自動車制御部204から、エンジン始動情報を取得し、自動車制御状況受入部344に対して出力する。
ステップ234(S234)において、キー識別プログラム32は、エンジンが始動したか否かを判断する。
エンジンが始動したときには、キー識別プログラム32は処理を終了し、これ以外のときにはS220の処理に戻る。
ステップ240(S240)において、パスワードID認証プログラム346(図5)は、パスワードIDの受け付けを行う。
ステップ242(S242)において、キー識別プログラム32は、S20の処理に進み、パスワードID認証プログラム346はパスワードID認証を行う。
ステップ244(S244)において、キー識別プログラム32は、パスワードID認証プログラム346がパスワードID認証に成功したか否かを判断する。
パスワードID認証プログラム346がパスワードID認証に成功したときには、キー識別プログラム32はS232の処理へ進み、これ以外のときには、S246の処理へ進む。
ステップ246(S246)において、キー識別プログラム32は、主キー4および副キー5の認証、または、主キー4およびパスワードIDの認証に失敗したため、エンジンの始動不可の命令を、自動車制御信号出力部342から自動車接続部306に対して出力する。
このように、主キー4および副キー5がともに認証されるか、主キー4およびパスワードIDがともに認証されないと、エンジンを始動することができず、自動車を使用することができない。
なお、上述した説明では主キー4がICチップを搭載する場合を具体例としたが、ICチップを搭載しない場合は、主キー4は、鍵穴220に適合した主キー4が挿入され回されることをもって受け入れられ、主キー4が受け入れられたことを示す主キー受入信号が、主キー受入部322(図5)に入力されることで認証される。
しかしながら、例えば、ユーザがエンジンを始動したまま、少しの間、自動車を離れる場合も想定される。
上記の場合、キー識別プログラム32は、エンジン始動後、自動車の停止情報を取得して、エンジンを停止させることが可能である。
以下、自動車のエンジン始動後におけるキー識別装置3の動作例を説明する。
図13は、自動車のエンジン始動後、キー識別プログラム32が、自動車の停止情報を取得して、エンジンを停止させる動作例(S26)を示すフローチャートである。
図13に示すように、ステップ260(S260)において、ユーザはエンジンを始動し、自動車制御状況受入部344(図5)は、自動車接続部306(図2)からエンジン始動情報を取得し、自動車制御信号出力部342に対して出力する。
ステップ262(S262)において、自動車制御状況受入部344は、自動車接続部306から、自動車の停止情報を取得し、自動車制御信号出力部342に対して出力する。
ステップ264(S264)において、キー識別プログラム32は、自動車が一定時間停止しているか否かを判断する。
自動車が一定時間停止しているときには、キー識別プログラム32はS266の処理に進み、これ以外のときにはS262の処理に戻る。
ステップ266(S266)において、自動車制御信号出力部342は、自動車接続部306に対してエンジン停止命令を送り、自動車制御部204はエンジン停止を行う。
次に、ユーザが、エンジンを始動したまま、少しの間、自動車を離れる場合において、特に、図11の(A)から(B)に移行した場合の動作例を説明する。
図14は、自動車のエンジン始動後、キー識別プログラム32が、副キー5の認証により、盗難防止を行う動作例(S30)を示すフローチャートである。
図14に示すように、ステップ300(S300)において、ユーザはエンジンを始動し、自動車制御状況受入部344(図5)は、自動車接続部306(図2)からエンジン始動情報を取得し、自動車制御信号出力部342に対して出力する。
ステップ302(S302)において、無線送受信部302(図2)は、副キー5と通信をする。
ステップ304(S304)において、キー識別プログラム32(図5)は、S16の処理に進み、固有ID認証プログラム38は副キー5の認証を行う。
ステップ306(S306)において、キー識別プログラム32は、一定時間内に、副キー5の認証に成功したか否かを判断する。
一定時間内に、副キー5の認証に成功しなかったときには、キー識別プログラム32はS308の処理に進み、それ以外のときにはS320の処理に進む。
ステップ308(S308)において、自動車制御状況受入部344は、自動車接続部306から、エンジン停止情報を取得し、自動車制御信号出力部342に対して出力する。
ステップ310(S310)において、キー識別プログラム32(図5)は、エンジンが停止しているか否かを判断する。
エンジンが停止しているときには、キー識別プログラム32はS314の処理に進み、これ以外のときにはS312の処理に進む。
ステップ312(S312)において、自動車制御信号出力部342は、自動車接続部306(図2)に対してエンジン停止命令を送り、自動車制御部204(図2)はエンジン停止を行う。
ステップ314(S314)において、自動車制御状況受入部344(図5)は、自動車接続部306から、ドアのロック状況を取得し、自動車制御信号出力部342に対して出力する。
ステップ316(S316)において、キー識別プログラム32(図5)は、ドアがロックされているか否かを判断する。
ドアがロックされていないときには、キー識別プログラム32はS318の処理に進み、これ以外のときにはS302の処理に戻る。
ステップ318(S318)において、自動車制御信号出力部342(図5)は、自動車接続部306(図2)に対してドアロック命令を送付し、自動車制御部204(図2)はドアロックを行い、キー識別プログラム32はS302の処理に戻る。
ステップ320(S320)において、自動車制御状況受入部344は、自動車接続部306から、自動車の停止情報を取得し、自動車制御信号出力部342に対して出力する。
ステップ322(S322)において、キー識別プログラム32は、自動車が停止しているか否かを判断する。
自動車が停止しているときには、キー識別プログラム32はS324の処理に進み、これ以外のときには処理を終了する。
ステップ324(S324)において、自動車制御状況受入部344は、自動車接続部306から、ドアのロック状況を取得し、自動車制御信号出力部342に対して出力する。
ステップ326(S326)において、キー識別プログラム32(図5)は、ドアがロックされているか否かを判断する。
ドアがロックされているときには、キー識別プログラム32はS328の処理に進み、これ以外のときにはS302の処理に戻る。
ステップ328(S328)において、自動車制御信号出力部342(図5)は、自動車接続部306(図2)に対してドアロック解除命令を送付し、自動車制御部204はドアロック解除を行ない、キー識別プログラム32はS302の処理に戻る。
このように、副キー5が、図11の(A)から(B)に移行して、通信有効範囲外に位置する場合、一定時間内に、副キー5が、通信有効範囲内に戻らず、盗難防止装置3が認証できない場合は、盗難防止装置3は、自動車制御部204に対して、エンジン停止およびドアロック命令を送り、自動車の盗難を防止するが、再度、副キー5が、通信有効範囲内に戻った場合、つまり、図11の(B)から(A)に移行したときには、自動車制御部204に対して、ドアロック解除命令を送付する。
また、その後、自動車が走行した場合は、盗難防止装置3は副キー5の認証処理は行わない。
しかしながら、上述した図14(S30)の動作例では、誤作動により、キー識別プログラム32(図5)の固有ID認証プログラム38が、副キー5を認証できなかった場合、エンジンが停止してしまう可能性がある。
そこで、自動車が一定時間停止しかつドアが開閉された場合に、キー識別プログラム32の固有ID認証プログラム38が、副キー5の認証処理を行うようにするなど、キー識別プログラム32は、副キー5の認証開始前に、一定の条件を加えることにより、上述した問題を解消することができる。
以下に、図14(S30)の動作例に、副キー5の認証開始条件を加えた場合の動作例を説明する。
図15は、図14(S30)の動作例に、副キー5の認証開始条件を加えた場合の動作例(S34)を示すフローチャートである。
図15に示すように、ステップ340(S340)において、ユーザはエンジンを始動し、自動車制御状況受入部344(図5)は、自動車接続部306(図2)からエンジン始動情報を取得し、自動車制御信号出力部342に対して出力する。
ステップ342(S342)において、自動車制御状況受入部344は、自動車接続部306から、自動車の停止情報を取得し、自動車制御信号出力部342に対して出力する。
ステップ344(S344)において、キー識別プログラム32は、自動車が一定時間停止しているか否かを判断する。
自動車が一定時間停止しているときには、キー識別プログラム32はS346の処理に進み、これ以外のときにはS342の処理に戻る。
ステップ346(S346)において、自動車制御状況受入部344は、自動車接続部306から、ドアの開閉状況を取得し、自動車制御信号出力部342に対して出力する。
ステップ348(S348)において、キー識別プログラム32は、ドアが開閉されたか否かを判断する。
ドアが開閉されたときには、キー識別プログラム32はS302の処理に進み、それ以外のときには、S342の処理に戻る。
このようにして、自動車が一定時間停止しかつドアが開閉された場合に、キー識別プログラム32の固有ID認証プログラム38が、副キー5の認証処理を行うことにより、より正確にキー識別プログラム32は作動する。
また、図11の(B)の場合において、ユーザが副キー5を携帯していたとしても、悪意のある他のユーザが、盗難防止装置3のパスワードIDを入手した場合、自動車を盗難される可能性がある。
このような状況では、遠隔操作により、キー識別装置3を操作する。
以下、遠隔操作について説明する。
図16は、遠隔操作による、キー識別プログラム32の動作例(S36)を示すフローチャートである。
図16に示すように、ステップ360(S360)において、ユーザは自動車のエンジンを始動し、自動車制御状況受入部344(図5)は、自動車接続部306(図2)からエンジン始動情報を取得し、自動車制御信号出力部342に対して出力する。
ステップ362(S362)において、ユーザは遠隔操作により、キー識別プログラム32にアクセスし、エンジン停止命令を送信する。
無線送受信部302(図2)は、エンジン停止命令を受信し、自動車制御信号出力部342に対して出力する。
ステップ364(S364)において、自動車制御状況受入部344は、自動車接続部306から、自動車の停止情報を取得し、自動車制御信号出力部342に対して出力する。
ステップ366(S366)において、キー識別プログラム32は、自動車が停止しているか否かを判断する。
自動車が停止しているときには、キー識別プログラム32はS368の処理に進み、これ以外のときにはS370の処理に進む。
ステップ368(S368)において、自動車制御信号出力部342(図5)は、自動車接続部306(図2)に対してエンジン停止命令を送り、自動車制御部204はエンジン停止を行う。
ステップ370(S370)において、自動車制御信号出力部342は、自動車接続部306に、走行速度に応じて、ブレーキ制御命令を送り、自動車制御部204はブレーキ制御を行う。
ステップ372(S372)において、自動車制御部204は自動車を停止させる。
このように、自動車が走行している場合でも、遠隔操作により、走行速度に応じてブレーキを制御することにより、安全に停止する。
ユーザは、例えば、あらかじめ指定された固定電話の番号、携帯電話の番号、メールアドレス、またはパスワードなどを、キー識別プログラム32に登録し、登録されている指定番号意外からは、制御命令を送信できないようにすることで盗難防止装置3の誤作動を防止してもよい。
また、ユーザは遠隔操作により、遠隔操作サーバ108にアクセスし、遠隔操作サーバ108がエンジン停止命令を送信してもよい。
キー識別プログラム32は、遠隔操作による自動車の制御を、最も優先度の高い制御とし、たとえば、主キー4と副キー5が有効である場合、自動車の使用(エンジン始動)は可能状態であるが、遠隔操作により、キー識別プログラム32がエンジン停止命令を受信すれば、エンジンを停止させ、主キー4によるエンジン始動は無効とする。
例えば、本発明にかかるパスワードIDを副キー5とは別のICチップを搭載した無線ICカードとすることで、ユーザはパスワードを記憶する必要がなくなり、第三者へのパスワード漏洩を防ぐことができる。
また、例えば、本発明にかかる副キー5を、無線ICチップを搭載した免許証を使用することにより、運転免許不携帯者あるいは非免許取得者による運転を防止する効果がある。
また、運転免許証に搭載したICチップに記載されたデータを外部ネットワーク102に接続された認証システム(図示せず)を介し、データベースサーバ106で管理することにより、よりセキュリティ効果を上げることができる。
本発明にかかる自動車盗難防止システムの構成を例示する図である。 図1に示した自動車本体および盗難防止装置のハードウェア構成を例示する図である。 図1に示した主キーおよび副キーのハードウェア構成を例示する図であって 図1に示した副キー外部入力端末、データベースサーバ、遠隔操作サーバ、および、図2に示した外部入力端末のハードウェア構成を例示する図である。 図2に示した盗難防止装置において実行されるキー識別プログラムの構成を示す図である。 図5に示した登録プログラムの構成を示す図である。 登録プログラムによるアクセス制御値、通信有効範囲値、固有IDおよびパスワードIDの登録動作(S10)を示すフローチャートである。 図5に示した固有ID認証プログラムの構成を示す図である。 主キーまたは副キーの認証処理を示すフローチャート(S16)である。 パスワードIDの認証処理を示すフローチャート(S20)である。 盗難防止装置と主キーおよび副キーとの通信有効範囲を示す図であって、 自動車のエンジンが始動していない場合におけるキー識別プログラムの動作(S22)を示すフローチャートである。 自動車のエンジン始動後、キー識別プログラムが、自動車の停止情報を取得して、エンジンを停止させる動作例(S26)を示すフローチャートである。 自動車のエンジン始動後、キー識別プログラムが、副キーの認証により、盗難防止を行う動作例(S30)を示すフローチャートである。 図14(S30)の動作例に、副キーの認証開始条件を加えた場合の動作例(S34)を示すフローチャートである。 遠隔操作による、キー識別プログラムの動作例(S36)を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・自動車盗難防止システム
100・・・無線通信網
102・・・外部ネットワーク
104・・・外部入力端末
106・・・データベースサーバ
108・・・遠隔操作サーバ
120・・・本体
122・・・CPU
124・・・メモリ
126・・・通信装置
128・・・外部入出力装置
130・・・記録装置
132・・・記録媒体
2・・・自動車本体
200・・・鍵穴
202・・・外部入力端末
204・・・自動車制御部
22・・・機能部
220−1・・・エンジン部
220−2・・・ドア部
220−n・・・各機能部
3・・・盗難防止装置
300・・・アンテナ
302・・・無線送受信部
304・・・外部機器接続部
306・・・自動車接続部
308・・・メモリ
310・・・CPU
312・・・制御部
320・・・登録用データ受入部
322・・・主キー受入部
324・・・副キー受入部
326・・・照合用固有ID受入部
328・・・通信情報受入部
330・・・パスワードID受入部
332・・・アクセス制御値記憶部
334・・・固有ID記憶部
336・・・通信有効範囲値記憶部
338・・・パスワードID記憶部
340・・・無線送受信部制御部
342・・・自動車制御信号出力部
344・・・自動車制御状況受入部
36・・・登録プログラム
360・・・受信部
362・・・暗号化部
364・・・データ識別部
366・・・登録部
368・・・送信部
38・・・固有ID認証プログラム
380・・・復号部
382・・・判定部
384・・・固有ID一時記憶部
346・・・パスワードID認証プログラム
348・・・暗号化部
350・・・判定部
4・・・主キー
400・・・パッケージ
402・・・アンテナ
404・・・ICチップ
406・・・ロジック回路
408・・・メモリ
5・・・副キー
50・・・RF−ID
52・・・無線ICカード
54・・・移動体端末
601・・・主キー4の通信有効範囲
602・・・副キー5の通信有効範囲

Claims (1)

  1. 自動車の起動のために適合した鍵のみを受け入れる鍵受け入れ手段と、
    前記自動車の起動のために適合した識別データのみを送信する識別データ送信手段と、
    前記送信された識別データを受信する識別データ受信手段と、
    前記自動車の起動のために適合した鍵が受け入れられ、前記自動車の起動のために適合した識別データが受信されたときに、前記自動車を起動する起動手段と
    を有する盗難防止装置。
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