JP5177689B2 - 遠隔制御システム - Google Patents

遠隔制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP5177689B2
JP5177689B2 JP2009094951A JP2009094951A JP5177689B2 JP 5177689 B2 JP5177689 B2 JP 5177689B2 JP 2009094951 A JP2009094951 A JP 2009094951A JP 2009094951 A JP2009094951 A JP 2009094951A JP 5177689 B2 JP5177689 B2 JP 5177689B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
request
vehicle
main key
key
owner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009094951A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010242446A (ja
Inventor
竜太 渥美
ローネー・ファビアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2009094951A priority Critical patent/JP5177689B2/ja
Publication of JP2010242446A publication Critical patent/JP2010242446A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5177689B2 publication Critical patent/JP5177689B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、電子キーを用いて車体の機能を遠隔制御する遠隔制御システムに関し、特にメインキー及びサブキーからなる複数の電子キーを用いて車体の機能を制御する遠隔制御システムに関する。
従来より、車のドアの施錠/開錠やエンジン始動に関して電子キーを用いた遠隔制御システムが使用されている。この遠隔制御システムでは、例えばアンテナを介して運転者の持つ携帯機である電子キーと自動車に搭載されているECU(Electronic Control Unit)との間で通信を行い、通信が成立すればドアの施錠/開錠を行う。
また、専用のキー以外ではエンジンの始動ができない電子的なキーの照合システムであるイモビライザ機能も用いられている。このイモビライザ機能では、専用キーに埋め込まれたトランスポンダと呼ばれる電子チップが持つ固有のIDコードと車両のIDコードを電子的に照合して照合が成立した後にエンジンの始動を許可するものである。
ところで、近年においては、1台の車両に対して複数の電子キーを作成して、車の所持者がメインキーを保持して、子供等にサブキーを持たせることも可能である。
しかし、この場合には、電子キーを持たない人は、ドアの施錠/開錠など車両に対して全く操作できなくなり、また例えば子供にサブキーを渡すとドアの施錠/開錠やエンジン始動等の全ての機能を子供が作動することが可能となる。この問題を解決するためにサブキーの機能を制限した車載機器の遠隔制御システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この遠隔制御システムにおいては、車両側から送信されるリクエスト信号に応答して第一レスポンス信号を返信するメインキーと、そのリクエスト信号に応答して第二レスポンス信号を返信するサブキーとを用いる。そして、レスポンス信号を受信機が受信した場合には、照合ECUのCPUが照合処理を行い、照合ができたレスポンス信号が第一レスポンス信号であっても第二レスポンス信号であってもドアは開錠できるようにする。一方、照合ができたレスポンス信号が第二レスポンス信号である場合にはエンジンの始動を許可しない。従って、この遠隔制御システムにおいては、子供など、車両を運転することができない者がいたずらでエンジン始動したり、誤って車両を走行させてしまう危険を防止することができる。
また、ユーザにとって負担とならない記憶を個人認証情報として用いて確実にユーザを認証する個人認証システムが開示されている(例えば、特許文献2参照)。この個人認証システムでは、セキュリティサーバから個人認証質問への回答が正しい場合にのみ車両へのエンジンの給電を許可する使用許可制御を送信することにより車両の不正なエンジン始動を防止するものである。
特開2008−8111号公報 特開2004−306821号公報
しかしながら、上記従来の遠隔制御システムのようにサブキーにエンジン始動不可という機能制限をしていても、サブキーに対しては一定の機能は許可されており、子供等がエンジンを始動してしまう等のいたずら防止には効果があるが、サブキーが盗難された場合には希望しない者に車が利用されてしまう可能性がある。すなわち、従来の遠隔制御システムにおいては、メインキーを持っているだけでは車の所持者のサブキーへの意図が車内に正確に伝えられないという問題がある。
また、サブキーに車体への機能制限を付与しても、サブキーの所持者の使用毎にメインキーの所持者の許可判断をするという手間を要することなく、メインキーの所持者がメインキーを持っているだけでサブキーへの使用制限の意図を反映させることが好ましい。
さらに、将来的に電子キーがドアの施錠/開錠やエンジン始動のみでなく、オーディオ機能制限、カーナビゲーション機能制限やグローブボックス開閉機能制限等の各種の車体への機能制限ができるようになると、現在のメインキーにおいてはこれらの複数の機能制限をサブキーに反映できないという問題もある。
本発明は以上の課題に鑑みてなされてものであり、メインキーを所持しているのみでメインキーの所持者の意図を反映させてサブキーの所持者の車体への遠隔制御の機能制限ができる遠隔制御システムを提供することを目的とする。
また、メインキーの所持者の入力判断によりサブキーの所持者に対して様々な機能制限を可能とする遠隔制御システムを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明に係る遠隔制御システムは、車載器と、当該車載器との遠距離通信可能なメインキーと、当該車載器と近距離通信可能なサブキーとにより構成され、車の各種機能を遠隔制御する遠隔制御システムであって、上記車載器は、上記サブキー及び上記メインキーから送信される信号を受信する受信手段と、上記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの可否を判定するため、上記メインキーに所定信号を送信する送信手段と、上記所定信号の返信信号として上記受信手段が上記メインキーから受信する返信信号に基づいて、上記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの可否を判定する判定手段と、上記判定手段においてリクエストが許可と検出される場合に、当該リクエストを実現するため各処理部を制御する電子制御手段とを備えることを特徴とする。
この構成により、車載器は送信手段から送信される所定信号に対する返信となるメインキー側の判定結果である返信信号を受信手段で受信して、判定手段では、メインキー側からの返信信号に基づいてサブキーの所有者の車両制御に関するリクエストを許可若しくは拒否できる。このため、本発明では、メインキーの所持者の意図をサブキー所有者の車両制御に対して反映させることが可能となる。
また、本発明に係る遠隔制御システムの上記送信手段は、上記所定信号として、上記メインキー側に対して上記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの許可又は拒否の判定を要求する判定要求信号を送信し、上記メインキーは、上記車載器の上記送信手段から送信される信号を受信する電波受信手段と、上記電波受信手段で上記判定要求信号を受信した場合、上記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの許可又は拒否を判定するリクエスト判定手段と、少なくとも上記リクエスト判定手段の判定結果を上記車載器に送信する電波送信手段とを備え、上記車載器の上記受信手段は、上記メインキーの上記リクエスト判定手段における上記判定結果を受信し、上記判定手段は、当該判定結果に基づいて、上記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの可否を判定し、上記電子制御手段は、上記判定手段において上記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストが許可と検出される場合に、当該リクエストを実現するため各処理部を制御することを特徴とする。
この構成により、メインキーの電波受信手段で車載器から判定要求信号を受信して、メインキーのリクエスト判定手段においてサブキーのリクエストの許可又は拒否を判定する。そして、車載器の判定手段は、メインキーから返信された判定結果に基づいてサブキー所有者の車両制御に関するリクエストの可否を判定できる。このため、本発明では、メインキーの所持者の意図をサブキー所有者の車両制御に対して反映させることができる。
また、本発明に係る遠隔制御システムの上記メインキーの上記電波送信手段は、上記リクエスト判定手段において上記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストを許可と判定する場合のみ、上記車載器に上記判定結果を送信することを特徴とする。
この構成により、メインキーの電波送信手段は、許可判定となる場合にのみ車載器に判定結果である判定信号を送信するために、拒否の時には送信処理が不要となり、省電力化を図ることが可能となる。
また、本発明に係る遠隔制御システムの上記メインキーは、さらに、強制的に上記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの許可又は拒否を設定するボタン部を備え、上記リクエスト判定手段は、上記ボタン部がオン状態の時には上記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストを許可すると判定し、上記ボタン部がオフ状態の時には上記サブキーの所有者の車両制御に関する全てのリクエストを不許可にすると判定することを特徴とする。
この構成により、メインキーの所持者は、ボタン部の設定により、サブキー所有者の車両制御に関するリクエストを許可又は拒否できるために、本発明では、メインキーの所持者の意図をサブキー所有者の車両制御に対して反映させることができる。
また、本発明に係る遠隔制御システムの上記車載器の上記送信手段は、上記所定信号として、所定周波数の電波を上記メインキーに送信し、上記車載器は、さらに、上記送信手段から送信される上記所定周波数の電波が、上記メインキーから返信される期間に基づき、上記メインキーと上記車載器との距離を検出する距離測定手段を備え、上記メインキーは、さらに、上記所定周波数の電波を受信した場合に、周波数変換して上記車載器に返信するトランスポンダ手段を備え、上記車載器の上記判定手段は、上記距離測定手段において算出される上記メインキーまでの距離の検出結果に基づいて、上記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの可否を判定し、上記電子制御手段は、上記判定手段においてリクエストが許可と判定される場合に、当該リクエストを実現するため各処理部を制御することを特徴とする。
また、本発明に係る遠隔制御システムの車載器の判定手段は、距離測定手段において上記メインキーとの距離が近づいていると判定される場合に、サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストを許可と判定することを特徴とする。
この構成により、メインキーに備わるトランスポンダ手段を用いて車載器の距離測定部はメインキーまでの距離を適時測定することが可能となる。そして、車載器の電子制御手段は、距離測定部において測定したメインキーまでの距離に基づいて、メインキーの所持者が動いている場合や車に近づいている場合にサブキー所有者の車両制御に関するリクエストを実行する。このため、本発明では、メインキーとの距離が変化していない状態ではサブキーからのリクエストが実現されることはないため、メインキーの所持者の意図をサブキー所有者の車両制御に対して反映させることができる。
また、本発明に係る遠隔制御システムの上記車載器の上記送信手段は、上記所定信号として、上記メインキーの動き状態を検出するためのジャイロ値返信信号を上記メインキーに送信し、上記車載器は、さらに、上記送信手段から送信された上記ジャイロ値返信信号に対する上記メインキーからの返信信号に基づいて、上記メインキーの動き状態を検出するジャイロ値検出手段を備え、上記メインキーは、さらに、上記ジャイロ値返信信号を受信した場合に上記メインキーのジャイロ値を検出するジャイロセンサ部を備え、上記車載器の上記判定手段は、上記ジャイロセンサ部の検出値を受信して上記ジャイロ値検出手段において検出される検出値により上記メインキーが動いていると判定される場合に、上記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストを許可と判定し、上記電子制御手段は、上記判定手段においてリクエストが許可と判定される場合に、当該リクエストを実現するため各処理部を制御することを特徴とする。
この構成により、車載器のジャイロ値検出手段は、サブキーの所有者から車両制御に関するリクエストを受信した場合に、メインキーの動き状態を検出できる。そして、ジャイロ値検出手段は、サブキーからのリクエストを受信した場合にメインキーの動きを検出し、メインキーの所有者が動いている場合にサブキーのリクエストを実行することが可能となる。従って、本発明では、メインキーが動いていない状態ではサブキーのリクエストが実現されることはなく、メインキーの所持者の意図をサブキー所有者の車両制御に対して反映させることができる。
また、本発明に係る車載器は、車体の遠隔制御を行うため、少なくとも遠距離通信可能なメインキー及び近距離通信が可能なサブキーを含む複数の電子キーと通信可能な車載器であって、上記サブキー及び上記メインキーから送信される信号を受信する受信手段と、上記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの可否を判定するため、上記メインキーに所定信号を送信する送信手段と、上記所定信号の返信信号として上記受信手段が上記メインキーから受信する返信信号に基づいて、上記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの可否を判定する判定手段と、上記判定手段においてリクエストが許可と検出される場合に、当該リクエストを実現するため各処理部を制御する電子制御手段とを備えることを特徴とする。
この構成により、車載器の判定手段は、メインキーから判定要求信号に対して返信された判定結果に基づいてサブキー所有者の車両制御に関するリクエストの可否を判定できる。このため、本発明では、メインキーの所持者の意図をサブキー所有者の車両制御に対して反映させることができる。
また、本発明に係るメインキーは、複数の電子キーを用いて車載器の機能の遠隔制御を行う遠隔制御システムに用いるメインキーであって、上記車載器の上記送信手段から送信される信号を受信する電波受信手段と、上記電波受信手段で上記メインキーからサブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの許可又は拒否の判定を要求する判定要求信号を受信した場合、上記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの許可又は拒否を判定するリクエスト判定手段と、少なくとも上記リクエスト判定手段の判定結果を上記車載器に送信する電波送信手段とを備えることを特徴とする。
この構成により、メインキーのリクエスト判定手段において車載器側から受信した判定要求信号に対してサブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの可否を判定して車載器側に返信できる。このため、本発明では、メインキーの所持者の意図をサブキー所有者の車両制御に対して反映させることができる。
なお、本発明に係る遠隔制御システムを構成する処理手段をステップとする遠隔制御方法として実現したり、それらステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、当該プログラムをDVD、CD−ROM等の記録媒体や通信ネットワーク等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明に係る遠隔制御システムにおいては、サブキーの所有者からの車両制御に関するリクエストを受けた場合には、メインキーにリクエストの許可又は拒否判定を要求する判定要求信号を送信して、その返信結果に基づいて車載器側でサブキー所有者のリクエストの実行もしくは拒否する。このため、本発明に係る遠隔制御システムにおいては、メインキーの所持者の意図をサブキー所有者の車両制御に対して反映させることができる。
また、車載器側でメインキーまでの距離やメインキーの動き状態の判定を行い、その判定結果に従ってサブキー所有者のリクエストに対して機能制限をするために、メインユーザがメインキーを所持しているだけでサブキーの機能制限が可能となる。
さらに、メインキーに複数のボタンを設けることにより、サブキーの各種のリクエストに対して車の所持者がボタンを用いて直接許可又は拒否の入力ができ、この場合には、メインキーの所有者の入力操作によりメインキーの所持者の意図をサブキー所有者の車両制御に対して反映させることができる。
実施の形態1に係る遠隔制御システムの全体の説明図 実施の形態1に係る車載器の機能ブロック図 実施の形態1に係るメインキーの機能ブロック図 実施の形態1に係る遠隔制御システムの動作手順を示すフローチャート 実施の形態1の変形例に係る遠隔制御システムの動作手順を示すフローチャート 実施の形態2に係る車載器の機能ブロック図 実施の形態2に係るメインキーの機能ブロック図 実施の形態2に係る遠隔制御システムの動作手順を示すフローチャート 実施の形態3に係る遠隔制御システムに用いるメインキーの一例を示す外観図
以下、本発明に係る遠隔制御システムの実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1に係る遠隔制御システム10の全体の概要を説明する図である。この遠隔制御システム10は、車体に搭載された電子キーの遠隔制御を行うための車載器110と、車体に対する遠隔制御の全機能を利用可能なメインキー103と、車体に対する一部の機能のみ利用可能なサブキー101とにより構成される。なお、サブキー101は特に子供100に所持させることを想定し説明を行う。
最初に、車載器110側から定期的なサーチ信号を送信して、周辺に子供100が所有したサブキー101が存在する場合に、サブキー101との間で近距離通信(104)が行われ、サブキー101の認証処理が開始される。
なお、電子キーの認証処理としては、サブキー101を所持した子供100が、車に接近してドアノブ等を触れることで車載器110からサーチ信号がサブキー101に送信されてサブキー101の認証処理を開始する場合や、電子キー等のサブキー保持者がサブキー101のキー操作(開錠等)ボタンを押してリクエスト信号を車載器110側に送信することで認証を開始する場合もある。
次に、サブキー101の認証が成立した場合、車載器110から車の所持者102が所持するメインキー103へドア開錠のリクエスト許可の判定を要求する判定要求信号を送信するために遠距離通信(105)が行われる。次に、メインキー103は判定要求信号を受信するとリクエスト内容の許可/不許可の判定を行い、その判定結果を車載器110側に遠距離通信で返信(106)する。そして、車載器110は上記判定内容に従って、サブキー101からのリクエストを実行(107)する。
このように、本実施の形態1に係る遠隔制御システムにおいては、車載器110はサブキー101の所有者から車両制御に関するリクエストを受けた場合、メインキー103に対して当該リクエストの可否判定を要求するための判定要求信号を送信してサブキー101の所有者のリクエスト実施の許可若しくは拒否を確認する。そして、車載器110側はメインキー103からの許可信号を受信した場合にサブキー101の所有者からの車両制御に関するリクエストを実施するものである。
なお、例えばメインキー103は、数10mから100mの範囲までに通信可能な遠距離送受信機能を備え、サブキー101は数mの近距離送受信機能を備える。
図2は、本実施の形態1に係る車載器110の機能ブロック図である。
車載器110は、車内用発信器201、車外用発信器202、送受信部203、電子キーコンピュータ204、メインボデーECU205、ドアロックコンピュータ206、及びエンジンコントロールコンピュータ207を備えている。なお、これらの各処理部は、通信線を介してCAN(Controller Area Network)等のプロトコルを用いてデータの送受信を行っている。
この車載器110においては、電子キーコンピュータ204は実行する機能に応じて各キーとの識別番号(IDコード)の照合やキーの位置確認を行うために、信号を車内用発信器201及び車外用発信器202から出力する。そして、電子キーコンピュータ204は、この信号を受信した電子キーから識別番号を受信すると識別番号の認証を行うと共に、後述するように判定要求信号をメインキーに送信してメインキーとの間でサブキーのリクエストの許可又は拒否判別を受信して、このメインキーからの判定に基づいて実行するリクエスト機能に応じて各ECUに作動指令信号を出力するものである。
以下、各処理部の機能に関して説明を行う。
車内用発信器201及び車外用発信器202は、電子キーコンピュータ204が実行する機能に応じて電子キーの識別番号の照合や電子キーの位置確認を行うための信号をアンテナに出力する。
また、車外用発信器202は、電子キーの検知エリア(例えばドアアウトサイドハンドル・リヤバンパ中央部から約0.7〜1.0mの範囲)を形成する。この検知エリアは、駐車状態(電源オフやドアロック状態)時に車外用発信器202から約0.25秒毎に定期的に発信される信号で形成され、メインキー103やサブキー101といった電子キーの接近を感知する。
送受信部203は、サブキー101及びメインキー103から送信される信号を受信すると共に、サブキー101及びメインキー103へ所定周波数の信号を送信する。
メインボデーECU205は、電子キーコンピュータ204とCANを用いて接続され、電子キーコンピュータ204側から送信されるドア開錠等の作動要求信号を受信して、ドアロックコンピュータ206にドアのアンロック信号やロック信号を出力する。
ドアロックコンピュータ206は、メインボデーECU205からの信号の入力を受けて、ドアのドアロックモータを駆動してドアの開錠や施錠をするように制御する。
エンジンコントロールコンピュータ207は、電子キーコンピュータ204からの入力を受けてエンジンを始動する制御を行う。
そして、本実施の形態1に係る電子キーコンピュータ204は、暗号化処理部204a、リクエスト検出部204b、及び判定部204cを備えている。
暗号化処理部204aは、送信信号を暗号化すると共に、暗号化された受信信号を復号化する処理を行う。なお、送受信信号の暗号化は、例えば鍵の識別番号と乱数を用いてチャレンジ/レスポンス方式にて行う。
具体的には、まず認証を受けたいサブキー101は、車外用発信機202から定期発信されるリクエスト信号を受信すると、認証要求を車載器110側に送り、車載器110側の暗号化処理部204aではそれに対しチャレンジと呼ばれる乱数を返信する。サブキー101側では、サブキー101の識別番号と当該乱数を特定のアルゴリズムに従って合成し、レスポンスと呼ばれる数値列を作成し、車載器110に送信する。車載器110側では、送信した乱数と予め登録されたサブキー101の識別番号から同じようにレスポンスを作成し、送られてきたレスポンスと比較する。レスポンスが一致すれば、電子キーの識別番号は正しいことになり、認証成功となる。
リクエスト検出部204bは、例えばサブキー101の所有者がドアノブに触れた場合には、ドア開錠というリクエストを検出して、メインキー103の所有者側にドア開錠のリクエスト可否の判定を要求するため判定要求信号を生成する。
判定部204cは、送受信部203から送信された判定要求信号に対するメインキー103側の判定結果に基づいて、サブキー101の所有者の車両制御に関するリクエスト(ドア開錠等)の許可/拒否の判定を行う。
なお、サブキーの所有者が電子キー等を用いてキー操作によってドア開錠等のリクエスト要求をする場合には、リクエスト検出部204bは、例えば識別コードを用いてサブキー101からのリクエスト(ドアアンロック等)を判定し、サブキー101のリクエスト内容の可否を判定するための判定要求信号を生成する。
図3は、本実施の形態1に係るメインキー103の機能ブロック図である。
メインキー103は、電波受信部301、暗号解読部302、サブキーリクエスト判定部303、及び電波送信部304を備えている。
電波受信部301は、車載器110側から送信される信号を受信する。暗号解読部302は、車載器110からの暗号化された判定要求信号等を復号化して解読すると共に、送信する判定結果の信号の暗号化を行う。
サブキーリクエスト判定部303は、電波受信部301が車載器110から判定要求信号を受信すると、サブキー101の所持者の車両制御に関するリクエスト(開錠/施錠)に対しての許可/拒否の判定をする。この判定は、予めサブキー101の識別番号毎に機能制限を設定して自動的に判定を行う場合や、メインキー103に後述するようなボタン部を設けて所持者の直接の入力判断に基づく。
電波送信部304は、車載器110側にサブキーのリクエストの許可/拒否の判定結果を含む電波を送信する。
なお、サブキー101の機能構成は図示していないが、車載器110側から送信される信号に対して返信を行うトランスポンダ部や、暗号化処理部、CPUや電源等を備えている。
図4は、本実施の形態1に係る遠隔制御システムの動作手順を示すフローチャートである。
最初に、車載器110側から定期的なサーチ信号を送信して、周辺に子供100が所有したサブキー101が存在する場合に、サブキー101と車載器110の間で近距離通信が行われ、これを車載器110の送受信部203が受信すると電子キーコンピュータ204に出力されサブキー101の認証処理が開始される(ステップS401)。
次に、車載器110側の電子キーコンピュータ204は、識別番号の照合の判別を行い、サブキー101が正規の鍵であると判定すると、リクエスト検出部204bにおいて、子供100が車両のドアノブに触ったことを検知した場合にはドア開錠のリクエスト等、サブキー101の所有者の車両制御に関するリクエストを検出する。そして、サブキー101からのリクエストの許可判定のための暗号化された判定要求信号をメインキー103側に遠距離発信し、メインキー103にサブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの許可又は拒否判定を要求する(ステップS402)。
そして、メインキー103が暗号化された判定要求信号を受信すると、予め決められた法則に従った計算・復号化を行い、サブキーリクエスト判定部303においてサブキー101の識別番号に対応させてサブキー所有者の車両制御に関するリクエストの許可/拒否の判定を行い、許可/拒否結果を暗号化信号として遠距離通信して車載器110側に返信する(ステップS403)。
最後に、車載器110がメインキー103からの暗号化信号を受信すると、この暗号化信号を復号化して解読する。そして、メインキー103が正規の鍵と判断すると、判定部204cは、メインキー103側から受信した判定結果に基づいて、サブキー101の所有者の車両制御に関するリクエストの許可又は拒否の判定を行う。なお、許可判定の場合には、電子キーコンピュータ204はドアの開錠要求信号をメインボデーECU205に出力し、メインボデーECU205から指令を受けたドアロックコンピュータ206が、触れられたドアを開錠して子供100の乗車を許可する(ステップS404)。なお、この際、その他機能、例えばエンジン始動、電源遷移等については許可していないために、サブキー101の所持者である子供100は勝手に他の機能を作動させることができない。
なお、図5は本実施の形態1の変形例に係る遠隔制御システムの動作手順を示すフローチャートであり、メインキー103でのリクエスト内容の許可若しくは拒否判定(ステップS503)の後に、許可判定の場合にのみ(ステップS504でYES)許可判定信号を遠距離通信で車載器に返信するものである(ステップS505)。そして、メインキー103が正規キーの時、サブキー101の所有者からのリクエストを実施する(ステップS506)。この構成により、メインキー103においてサブキー101の所有者のリクエストが拒否と判定される場合にはメインキー103からの返信信号が送信されないために、より低消費電力化を実現することができる。
以上の説明のように、本実施の形態1に係る遠隔制御システムでは、サブキー101及びメインキー103の2種類の電子キーと車載器110とがそれぞれ通信を行い、車載器110は電子キーが登録された正規キーであるか確認する。
また、車載器110は、サブキー101の所有者の車両制御に関するリクエストの可否の判定を要求する判定要求信号をメインキー103に送信する。そして、車載器110は、メインキー103から判定結果であるレスポンス(許可/拒否)を受けてからサブキー101のリクエストを実現する。
従って、サブキー101の所有者からのリクエストを実行するには、メインキー103による許可/拒否判定が必要なため、サブキー101の所有者の車両制御に関するリクエストにメインキー103の所持者の意図を反映させることができ、メインキー103の所持者の想定しない機能利用が防止可能となる。
さらに、本発明に係る遠隔制御システムを用いることで先に行った子供100が車両のドアが開かなくて鍵を持った車の所持者102である大人を呼びに戻ったり、子供100が誤ってエンジン始動してしまうことをも適切に防止できる。
(実施の形態2)
以下、本発明に係る遠隔制御システムの第二の実施の形態に関して図面を参照しながら説明を行う。
図6は、本実施の形態2に係る車載器600の機能ブロック図を示す。なお、上記の実施の形態1に係る車載器110と同様の構成に関しては同様の符号を付与してその詳細な説明は省略している。
本実施の形態2において、車載器600の電子キーコンピュータ601は、リクエスト検出部602に備わるメインキーまでの距離を測定する距離測定部603、又はメインキーに備えられたジャイロセンサのセンサ値を検出するジャイロ値検出部604を用いてメインキーの動作を検出することを特徴とするものである。
距離測定部601は、メインキーに内蔵されているトランスポンダ機能を用いて、ダウンリング周波数の電波を送信して、メインキーから周波数変換された応答信号を受信する。この通信を複数回繰り返して応答時間の変化によりメインキーまでの距離を測定する。
ジャイロ値検出部604は、ジャイロ値返信信号をメインキー側に送信することで、後述するメインキーに備わるジャイロセンサの値を取得しメインキーのジャイロ値を検出する。
本実施の形態2に係るリクエスト検出部602は、距離測定部603において測定されたメインキーまでの距離の変化、又はジャイロ値検出部604において検出されたメインキーのジャイロ値を用いて、メインキーの所持者の動作状態を判定する。具体的には、メインキーが近づいているか、若しくはメインキーが動いているか否かを検出する。
図7は、本実施の形態2に係るメインキー70の機能ブロック図を示す。
本実施の形態2に係るメインキー70は、上述した実施の形態1に係るメインキー103の機能構成に加えて、メインキー70の動作状態を検出するためのモーション判定部700を備える。
このモーション判定部700は、所定電磁波を検出すると例えばIDコードを発信するトランスポンダ部701、及びメインキーの角度や角速度を検出する計測器であり、検出できる角速度を経過時間で積分して角度を算出する機能を有するジャイロセンサ702を備える。
図8は、本実施の形態2に係る遠隔制御システムの動作手順を示すフローチャートである。
最初に、例えば車載器110側から定期的にサーチ信号を送信して、周辺に子供100が所有したサブキー101が存在する場合に、サブキー101と車載器110の間で近距離通信が行われ、サブキー認証のための暗号通信を行う(ステップS801)。
次に、車載器600はサブキーが正規の鍵と判断すると、車載器600側の距離測定部603でメインキー70までの距離を測定する(ステップS802)。具体的には、距離測定部603は、メインキー70からの応答時間を計測し、再度、遠距離通信を行い応答時間を計測する。そして、応答時間が短くなったならメインキー70の所持者が近づいたと判断する。
そして、距離測定部603の測定結果に基づいてリクエスト検出部602がメインキー70が近づいていると判断した場合であり(ステップS803でYES)、且つメインキー70が正規キーの時、リクエスト検出部602で検出されたサブキーのリクエスト内容(例えばドア開錠)を実行する(ステップS804)。この構成により、メインキー70へサブキーの所有者の車両制御に関するリクエスト許可又は拒否判定を要求することなく、メインキー70の動きを検出すればサブキーのリクエストを実行できることとなる。
なお、メインキー70までの距離が近づいている場合のみでなくメインキー70までの距離が変化している場合において、すなわちメインキー70までの距離が遠ざかっていても変化していればサブキー所有者からのリクエスト内容を実行することも考えられる。
また、図示はしていないが、距離測定部603においてメインキー70の距離が近づいている場合に、サブキーからのリクエスト内容の許可又は拒否の判定を要求する判定要求信号をメインキー70側に遠距離通信して、メインキー70にサブキー所有者からのリクエスト内容の許可又は拒否の判定を要求して、返信された判定結果に基づいてサブキー所有者からのリクエストを実行することも考えられる。
また、上記のステップS803においては、距離測定部603の測定結果に基づいてリクエストの許可又は拒否を実行しているが、メインキー70のジャイロセンサ702を用いて、車載器600でメインキー70が動いているか否かをジャイロ値検出部604において検出することによって、メインキー70が動いている場合にのみサブキー所有者からのリクエスト内容を実行することもできる。
以上の説明のように、本実施の形態2に係る遠隔制御システムでは、メインキー70の所持者の意図を反映させるため、車載器600の距離測定部603からメインキー70のトランスポンダ部701に対して遠距離通信を複数回実施し、メインキーの所持者が近づいているか、静止しているかを判別して、車載器600のリクエスト検出部602は、近づいている場合にサブキーの所有者からの車両制御に関するリクエスト内容を実行する。
また、同様に車載器600のジャイロ値検出部604からメインキー70のモーション判定部700に備わるジャイロセンサ702の値を検出して、メインキー70の所持者の動きを判別して、車載器600のリクエスト検出部602は、動いている場合にのみサブキー所有者からの車両制御に関するリクエスト内容を実行する。
従って、車載器600側では、メインキー70の所持者が近づいている状態、若しくは動いていることが検出できたらリクエストを実行するため、メインキー70の所持者の手間を要せずにサブキーから要求される機能を制限できる。
また、車載器600はメインキー70へのサブキーのリクエスト内容の許可又は拒否に関しての問い合わせは行わないため省電力化が可能となる。
また、サブキーが盗難された場合でもメインキーの所持者が例えば100mを超えて遠くにいる場合や、メインキー70を動かさない場合はサブキーを用いて車の機能の遠隔制御が全くできないために、盗難防止にも活用できる。
(実施の形態3)
図9は、本実施の形態3に係る遠隔制御システムに用いるメインキー900の外観図の一例を示す。
メインキー900には、ボタン901〜903が設けられている。例えばボタン901は、サブキーの遠隔制御機能の強制オン/オフスイッチであり、このボタン901をオフ設定にすることによりサブキーからリクエストがきた場合に判定結果を返信しない設定、若しくは全てのリクエストを不許可設定にして、サブキー所持者に全ての遠隔制御機能を許可できる。一方、ボタン901をオン設定を選択することにより、サブキーの所持者に車の全ての遠隔制御機能を使用可能することもできる。
また、ボタン902を例えばオーディオ電源許可判定のためのボタンとして、サブキーからのオーディオ使用許可に関する判定要求信号を受信した場合に、このボタン902をメインキーの所持者が押すことにより、サブキーの使用者にオーディオの使用を許可する構成とできる。なお、図9に示すボタン901から903の形状や配置は例示であり、例えばボタンを裏面や側面に配置できる。
なお、本発明に係る遠隔制御システムの車体への遠隔制御機能は、上記の各実施の形態の説明におけるドアの開錠/施錠の機能に限定されるものではなく、グローブボックスの開閉機能、ラゲージドアの開閉機能、オーディオ電源許可機能、カーナビゲーション電源許可機能、PND(Personal Navigation Device)使用許可機能、携帯電話使用許可機能、シート位置をカスタマイズ許可機能等の他の機能にも適用できることは言うまでもない。
本発明に係る遠隔制御システムは、例えばメインキー及びサブキー等の複数の電子キーを用いて車体の各種機能を遠隔制御するシステムに適用できる。
100 子供
101 サブキー
102 所持者
70,103,900 メインキー
110,600 車載器
201 車内用発信器
202 車外用発信器
203 送受信部
204,601 電子キーコンピュータ
204a 暗号化処理部
204b,602 リクエスト検出部
204c 判定部
205 メインボデーECU
206 ドアロックコンピュータ
207 エンジンコントロールコンピュータ
301 電波受信部
302 暗号解読部
303 サブキーリクエスト判定部
304 電波送信部
603 距離測定部
604 ジャイロ値検出部
700 モーション判定部
701 トランスポンダ部
702 ジャイロセンサ
901〜903 ボタン

Claims (15)

  1. 車載器と、当該車載器との遠距離通信可能なメインキーと、当該車載器と近距離通信可能なサブキーとにより構成され、車の各種機能を遠隔制御する遠隔制御システムであって、
    前記車載器は、
    前記サブキー及び前記メインキーから送信される信号を受信する受信手段と、
    前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの可否を判定するため、前記メインキーに所定信号を送信する送信手段と、
    前記所定信号の返信信号として前記受信手段が前記メインキーから受信する返信信号に基づいて、前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの可否を判定する判定手段と、
    前記判定手段においてリクエストが許可と検出される場合に、当該リクエストを実現するため各処理部を制御する電子制御手段とを備える
    ことを特徴とする遠隔制御システム。
  2. 前記送信手段は、前記所定信号として、前記メインキー側に対して前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの許可又は拒否の判定を要求する判定要求信号を送信し、
    前記メインキーは、
    前記車載器の前記送信手段から送信される信号を受信する電波受信手段と、
    前記電波受信手段で前記判定要求信号を受信した場合、前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの許可又は拒否を判定するリクエスト判定手段と、
    少なくとも前記リクエスト判定手段の判定結果を前記車載器に送信する電波送信手段とを備え、
    前記車載器の前記受信手段は、前記メインキーの前記リクエスト判定手段における前記判定結果を受信し、
    前記判定手段は、当該判定結果に基づいて、前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの可否を判定し、
    前記電子制御手段は、前記判定手段において前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストが許可と検出される場合に、当該リクエストを実現するため各処理部を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
  3. 前記メインキーの前記電波送信手段は、前記リクエスト判定手段においてに前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストを許可と判定する場合のみ、前記車載器に前記判定結果を送信する
    ことを特徴とする請求項2記載の遠隔制御システム。
  4. 前記メインキーは、さらに、強制的に前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの許可又は拒否を設定するボタン部を備え、
    前記リクエスト判定手段は、前記ボタン部がオン状態の時には前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストを許可すると判定し、前記ボタン部がオフ状態の時には前記サブキーの所有者の車両制御に関する全てのリクエストを不許可にすると判定する
    ことを特徴とする請求項2記載の遠隔制御システム。
  5. 前記車載器の前記送信手段は、前記所定信号として、所定周波数の電波を前記メインキーに送信し、
    前記車載器は、さらに、
    前記送信手段から送信される前記所定周波数の電波が、前記メインキーから返信される期間に基づき、前記メインキーと前記車載器との距離を検出する距離測定手段を備え、
    前記メインキーは、さらに、
    前記所定周波数の電波を受信した場合に、周波数変換して前記車載器に返信するトランスポンダ手段を備え、
    前記車載器の前記判定手段は、前記距離測定手段において算出される前記メインキーまでの距離の検出結果に基づいて、前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの可否を判定し、
    前記電子制御手段は、前記判定手段においてリクエストが許可と判定される場合に、当該リクエストを実現するため各処理部を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
  6. 前記車載器の前記判定手段は、前記距離測定手段において前記メインキーとの距離が近づいていると判定される場合に、前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストを許可と判定する
    ことを特徴とする請求項5記載の遠隔制御システム。
  7. 前記車載器の前記送信手段は、前記所定信号として、前記メインキーの動き状態を検出するためのジャイロ値返信信号を前記メインキーに送信し、
    前記車載器は、さらに、
    前記送信手段から送信された前記ジャイロ値返信信号に対する前記メインキーからの返信信号に基づいて、前記メインキーの動き状態を検出するジャイロ値検出手段を備え、
    前記メインキーは、さらに、
    前記ジャイロ値返信信号を受信した場合に前記メインキーのジャイロ値を検出するジャイロセンサ部を備え、
    前記車載器の前記判定手段は、前記ジャイロセンサ部の検出値を受信して前記ジャイロ値検出手段において検出される検出値により前記メインキーが動いていると判定される場合に、前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストを許可と判定し、
    前記電子制御手段は、前記判定手段においてリクエストが許可と判定される場合に、当該リクエストを実現するため各処理部を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
  8. 車体の遠隔制御を行うため、少なくとも遠距離通信可能なメインキー及び近距離通信が可能なサブキーを含む複数の電子キーと通信可能な車載器であって、
    前記サブキー及び前記メインキーから送信される信号を受信する受信手段と、
    前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの可否を判定するため、前記メインキーに所定信号を送信する送信手段と、
    前記所定信号の返信信号として前記受信手段が前記メインキーから受信する返信信号に基づいて、前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの可否を判定する判定手段と、
    前記判定手段においてリクエストが許可と検出される場合に、当該リクエストを実現するため各処理部を制御する電子制御手段とを備える
    ことを特徴とする車載器。
  9. 前記送信手段は、前記所定信号として、前記メインキー側に対して前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの許可又は拒否の判定を要求する判定要求信号を送信し、
    前記受信手段は、前記メインキーの前記リクエスト判定手段における前記判定結果を受信し、
    前記判定手段は、当該判定結果に基づいて、前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの可否を判定し、
    前記電子制御手段は、前記判定手段において前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストが許可と検出される場合に、当該リクエストを実現するため各処理部を制御する
    ことを特徴とする請求項8記載の車載器。
  10. 前記送信手段は、前記所定信号として、所定周波数の電波を前記メインキーに送信し、
    前記車載器は、さらに、
    前記送信手段から送信される前記所定周波数の電波が、前記メインキーから返信される期間に基づき、前記メインキーと前記車載器との距離を検出する距離測定手段を備え、
    前記判定手段は、前記距離測定手段において算出される前記メインキーまでの距離の検出結果に基づいて、前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの可否を判定し、
    前記電子制御手段は、前記判定手段においてリクエストが許可と判定される場合に、当該リクエストを実現するため各処理部を制御する
    ことを特徴とする請求項8記載の車載器。
  11. 前記判定手段は、前記距離測定手段において前記メインキーとの距離が近づいていると判定される場合に、前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストを許可と判定する
    ことを特徴とする請求項10記載の車載器。
  12. 前記送信手段は、前記所定信号として、前記メインキーの動き状態を検出するためのジャイロ値返信信号を前記メインキーに送信し、
    前記車載器は、さらに、
    前記送信手段から送信された前記ジャイロ値返信信号に対する前記メインキーからの返信信号に基づいて、前記メインキーの動き状態を検出するジャイロ値検出手段を備え、
    前記判定手段は、前記ジャイロセンサ部の検出値を受信して前記ジャイロ値検出手段において検出される検出値により前記メインキーが動いていると判定される場合に、前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストを許可と判定し、
    前記電子制御手段は、前記判定手段においてリクエストが許可と判定される場合に、当該リクエストを実現するため各処理部を制御する
    ことを特徴とする請求項8記載の車載器。
  13. 複数の電子キーを用いて車載器の機能の遠隔制御を行う遠隔制御システムに用いるメインキーであって、
    前記車載器の前記送信手段から送信される信号を受信する電波受信手段と、
    前記電波受信手段で前記メインキーからサブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの許可又は拒否の判定を要求する判定要求信号を受信した場合、前記サブキーの所有者の車両制御に関するリクエストの許可又は拒否を判定するリクエスト判定手段と、
    少なくとも前記リクエスト判定手段の判定結果を前記車載器に送信する電波送信手段とを備える
    ことを特徴とするメインキー。
  14. 前記メインキーは、さらに、
    前記車載器から所定周波数の電波を受信した場合に、周波数変換して前記車載器に返信するトランスポンダ手段を備える
    ことを特徴とする請求項13記載のメインキー。
  15. 前記メインキーは、さらに、
    前記メインキーのジャイロ値を検出するジャイロセンサ部を備える
    ことを特徴とする請求項13記載のメインキー。
JP2009094951A 2009-04-09 2009-04-09 遠隔制御システム Expired - Fee Related JP5177689B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009094951A JP5177689B2 (ja) 2009-04-09 2009-04-09 遠隔制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009094951A JP5177689B2 (ja) 2009-04-09 2009-04-09 遠隔制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010242446A JP2010242446A (ja) 2010-10-28
JP5177689B2 true JP5177689B2 (ja) 2013-04-03

Family

ID=43095743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009094951A Expired - Fee Related JP5177689B2 (ja) 2009-04-09 2009-04-09 遠隔制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5177689B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106740566A (zh) * 2015-11-23 2017-05-31 北汽福田汽车股份有限公司 一种车辆控制方法、装置、系统及车辆

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104080658B (zh) * 2012-01-25 2016-08-24 丰田自动车株式会社 车辆远程操作信息提供装置、车载远程操作信息取得装置及具备这些装置的车辆远程操作系统
JP6050169B2 (ja) * 2013-03-27 2016-12-21 株式会社東海理化電機製作所 通信不正成立防止システム
US10747861B2 (en) 2015-06-02 2020-08-18 Lg Electronics Inc. Mobile terminal and method for controlling same
JP6253004B1 (ja) * 2016-10-24 2017-12-27 マツダ株式会社 電子キーシステム
JP6760088B2 (ja) * 2017-01-06 2020-09-23 株式会社デンソー 電子キーシステム、および車載機
WO2020070803A1 (ja) * 2018-10-02 2020-04-09 三菱重工機械システム株式会社 車載装置、車両、切断検知方法、及びプログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3003668B2 (ja) * 1997-06-16 2000-01-31 トヨタ自動車株式会社 車載機器遠隔制御装置
JP2998732B2 (ja) * 1998-01-30 2000-01-11 トヨタ自動車株式会社 車両制御システム
JP4576767B2 (ja) * 2001-07-30 2010-11-10 マツダ株式会社 遠隔解錠方法、情報処理装置及び情報処理プログラム、並びにユーザー端末及び該ユーザー端末を制御するための制御プログラム
JP4402338B2 (ja) * 2002-08-29 2010-01-20 株式会社東海理化電機製作所 電子キーシステム
JP2009002111A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Tokai Rika Co Ltd 人体装着型電子キーの人体動作検出式電子キーシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106740566A (zh) * 2015-11-23 2017-05-31 北汽福田汽车股份有限公司 一种车辆控制方法、装置、系统及车辆

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010242446A (ja) 2010-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107650860B (zh) 检验移动通信设备的授权的方法、计算机可读介质和设备
JP6447610B2 (ja) 車両制御システム、車両制御装置
JP5177689B2 (ja) 遠隔制御システム
JP6451622B2 (ja) 車載装置及び認証システム
JP4402338B2 (ja) 電子キーシステム
US10957133B2 (en) NFC activation of vehicle entry privacy mode
JP7053216B2 (ja) 車両操作装置および車両システム
WO2019150898A1 (ja) 車両用認証システム及び車載装置
JP6153582B2 (ja) スマートエントリシステム
EP2492877B1 (en) Electronic key system
US20030071714A1 (en) Method for initializing an access control system having a plurality of electronic keys and a plurality of objects
US20220198856A1 (en) Communication control system and communication control method
JP5193730B2 (ja) 位置教示機能備え付け物品の認証システム及び認証方法
KR100958746B1 (ko) 수동 키 및 스마트 키를 이용한 차량 제어 방법 및 이를 이용한 차량 및 스마트 키 신호 처리기
JP5406271B2 (ja) 電子キー装置
JP7031208B2 (ja) 車両用照合システム、車両用電子キーシステム
JP2020113065A (ja) 情報管理システム
KR20180056625A (ko) 지문인식 스마트키 장치
KR101869537B1 (ko) 지문인식 스마트키 장치 및 그 제어방법
JP2009084907A (ja) スマートキーレスエントリシステム
JP6347284B2 (ja) 電子キーシステム
JP6227054B1 (ja) 携帯機登録システム
JP5286862B2 (ja) 車両用遠隔制御装置
JP2010127030A (ja) 解錠装置、解錠方法、およびプログラム
JP6341471B2 (ja) 電子キーシステム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110901

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121227

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5177689

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160118

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees