JP5406271B2 - 電子キー装置 - Google Patents

電子キー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5406271B2
JP5406271B2 JP2011287288A JP2011287288A JP5406271B2 JP 5406271 B2 JP5406271 B2 JP 5406271B2 JP 2011287288 A JP2011287288 A JP 2011287288A JP 2011287288 A JP2011287288 A JP 2011287288A JP 5406271 B2 JP5406271 B2 JP 5406271B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
radio frequency
communication
slave unit
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011287288A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013136875A (ja
Inventor
幸弘 濱村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2011287288A priority Critical patent/JP5406271B2/ja
Publication of JP2013136875A publication Critical patent/JP2013136875A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5406271B2 publication Critical patent/JP5406271B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

この発明は、親機と子機との通信により、IDコードを照合して認証を実施し、施開錠を行う電子キー装置に関するものである。
従来、車両のドア施開錠やエンジン始動を行なう場合、使用者がキーを鍵穴に挿入し回転させて行なうものとは別に、いわゆるFOBキーのようにキーを使用者のポケットまたはバッグに入れたまま、一切キーに触れることなく車載機(親機)と携帯機(子機)との間で無線通信を行ない、携帯機からのIDコードを車載機が記憶しているコードと照合し、合致した場合、車両のドアノブに取り付けられたセンサに触れるだけで車載機がドアを施開錠し、運転席に取り付けられたボタンを押すだけでエンジン始動ができる車両用電子キー装置があった。
このような電子キー装置は、家や部屋のドアを開ける場合、家や部屋の所有者がFOBキー(子機)を所持し、ドア付近のキー読取装置(親機)に近づいてIDコードを読み取らせ、読取装置が読み取ったIDコードが入室を許可されたIDコードであるか照合し、合致した場合、一切キーに触れることなくドアを開錠する入退出管理用の電子キー装置にも応用が可能である。このような電子キー装置に関して、特許文献1及び2がある。
特開2010−121297号公報 特開2010−185186号公報
特許文献1に記載されているキーレスエントリシステムは、車両の正規ユーザか車両の窃盗者かを判定するために、LF(Low Frequency:長波、以下本明細書については同じものを示す)信号の送信信号強度とその信号を計測して受信した信号強度を比較する、LF信号
送信からRF(Radio Frequency:高周波、以下本明細書については同じものを示す)信号の
応答時間を判定する、あるいはRF信号をLF信号到達距離まで出力を低下させるようにしたものである。このため、正規ユーザと窃盗者との距離によっては、信号の受信強度の判定では窃盗者と判断できない場合があったり、RF信号の応答時間については、電子部品や環境の誤差により許容時間に余裕を持って判定しないと通常動作が妨げられる場合があったり、RF信号の出力を低下させても、RF信号もリレーされた場合には効果がないなどの問題があった。
特許文献2に記載されているキーレスエントリシステムは、リレーアタックを検知して盗難を防止するために、送信するアンテナからリクエスト信号の強度を段階的に変化させ、信号の強度を測定した変化が、送信したリクエスト信号の強度の変化と一致しているか比較するものである。このため、複数の強度の信号を送信する必要があり、送信する信号強度を複数回測定する必要があるため時間が長くなり、認証に余分な時間が必要になるため動作が遅れ、携帯機への給電時間が長くなるため早く電池を消費してしまうという問題があった。
携帯機を所持した正規ユーザが車両から離れた場所にいるときでも、2台の中継器を用いることによって車載機と携帯機間の通信が可能となり、ドアの開錠やエンジン始動が可
能となるいわゆるリレーアタックについて、図3を用いて説明しておく。
一般的にスマートエントリによるドアの施開錠が可能となる領域は、車両から約2m以内であり、エンジン始動においては車内の領域のみである。そこで、LF信号の送信領域である車両から約2mの領域に、窃盗者(1)がa LF信号(aは単なる接頭辞、以下b〜fも同じ)をb RF信号に変換すると同時に増幅する中継器(1)を近づけ、窃盗者(2)の中継器(2)まで通信距離を延長する。窃盗者(2)がb RF信号を受信し再度携帯機と通信が可能なc LF信号に変換する中継器(2)を正規ユーザに接近させることによって、通常車両から約2mの通信距離を数kmまで延長して中継することが可能となる。携帯機はc LF信号を自分の車両の車載機から送信された信号と認識してd RF信号を応答する。中継器(2)はそのd RF信号を増幅しe RF(RF増幅)信号として中継器(1)に中継する。中継器(1)はe RF(RF増幅)信号を受信してf RF信号として車両の車載機に中継することによって、通常通信可能な領域を大幅に超えて通信することを可能にすることにより、正規ユーザに気付かれずにドアの施開錠が実施されてしまう。また、同じ手法により、エンジン始動ボタンを押すことによってエンジン始動認証も中継され、エンジンが始動され、正規ユーザや周囲の人にも気付かれずに簡単に車両が盗難に遭う状態になる。
これは、入退出管理用の電子キー装置にも同様なことが当てはまるため、認証通信を中継した場合、正規ユーザに気付かれない場所で簡単に入退室ができる状態になる。
この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、制御機能の動作遅れを防止することが可能で、認証通信を中継するリレーアタックによる盗難を防止し、不正通信をユーザに報知することによって親機との不正通信を停止し、不本意な施開錠を阻止する簡単な構成の電子キー装置を得ることを目的としている。
この発明に係る電子キー装置は、親機と、正規ユーザが所持する子機との間で通信することにより、親機は子機からの応答信号により子機のIDコードを認証した場合、施開錠等を司る制御機器を作動させる電子キー装置において、親機は、子機の認証を実施するために子機に対して要求信号を送信する第1の電波周波数送信手段と、子機から送信される応答信号を受信する、第1の電波周波数と干渉しない周波数である第2の電波周波数受信手段を備え、子機は、親機からの要求信号を受信する第1の電波周波数受信手段と、親機に対して応答信号を送信する第2の電波周波数送信手段を備え、子機は、親機からの第1の電波周波数の信号を受信中でも、親機への第2の電波周波数の信号を送信可能とし、子機の起動を判定するための第1の電波周波数のウェークアップ信号を受信した場合に、その後の第1の電波周波数信号の受信を継続している間に子機より第2の電波周波数信号を送信することにより、第2の電波周波数信号を、中継器による第1の電波周波数信号の通信距離を延長するための第2の電波周波数信号と衝突させる中継防止機能を働かせ、不正に親機と子機間の通信距離を中継器により延長することを防止するものである。
この発明によれば、2つの中継器間における親機側の要求信号に対応するRF信号と子機側の応答信号に対応するRF信号の双方向のRF信号を衝突させる中継防止機能を働かせるようにしているため、制御機能の動作遅れを防止することが可能で、認証通信を中継するリレーアタックによる不正な施開錠を防止し、不正通信をユーザに報知するようにすれば、親機との不正通信を停止し、親機及び子機に新たにハードウェア等を追加することなくリレーアタックによる不正な施開錠を防止することができる。
この発明に係る電子キー装置の全体構成図を示す図である。 この発明の実施の形態1の通常時の通信処理を説明する略図とタイムチャートである。 この発明の実施の形態1のリレーアタック時の通信処理を説明する略図とタイムチャートである。
実施の形態1.
本発明に係る電子キー装置を、車両のドア及びエンジン始動に適用した実施の形態1について説明する。図1は本発明に係る電子キー装置の構成を示すもので、車両の所定の個所に配置された車載機(一般的には親機)1と、この車載機1と交信する携帯機A(一般的には子機)100とを有する。なお、携帯機Aは以下単に携帯機と呼ぶ。車載機1は、RF信号受信アンテナ3を備えたRF信号受信器2、携帯機100にLF信号送信アンテナ4を介してa LF信号を送信して認証要求をする第1の電波周波数(LF)送信手段5、ドアの施開錠やエンジン始動を実施するための制御機器7、制御機器7を駆動するための駆動手段8、携帯機100から送信されたd RF信号をRF信号受信器2を介して受信する第2の電波周波数(RF)受信手段6、ドアの施開錠やエンジン始動を要求するため、車両の所定に位置に配置されたスイッチまたはセンサ9、及び第1の電波周波数送信手段5、第2の電波周波数受信手段6、駆動手段8、及びスイッチまたはセンサ9等を制御するCPU10を備えている。20はLF信号を中継するためのRF信号と、携帯機が応答するRF信号を衝突させる中継防止機能を象徴的に示している。
正規のユーザであることを認証するために、正規のユーザが所持している携帯機100は、車載機1から認証要求するために送信される要求信号であるa LF信号をLF信号受信アンテナ105及びLF信号受信IC104を介して受信する第1の電波周波数受信手段101、車載機1からの認証要求に対してRF信号送信アンテナ102を介してd RF信号を送信する第2の電波周波数送信手段103、及び第1の電波周波数受信手段101、第2の電波周波数送信手段103等を制御するCPU110を備えている。なお、携帯機100の他に、これと同じ機能であり識別IDコードのみ異なる携帯機B200を備え、1台の車両に対して複数の携帯機を登録することが可能である。
図1は、さらに、窃盗者が中継するために使用する中継器の構成の一例も示している。中継器は、中継器(1)50と中継器(2)70とからなる。中継器(1)50は、車載機1からの認証要求信号であるa LF信号を中継器(2)70と共同して中継し、通信距離を延長する役割を持つ。共通送受信アンテナであるRF信号送受信アンテナ51は、車載機1からのa LF信号を変換したb RF信号、及び中継器(2)70で増幅したe RF(RF増幅)信号を送受信するものであり、送信または受信のどちらか一方が機能している場合、機能していないもう一方は機能することができない。中継器(1)50は、車載機1からの認証要求信号であるa LF信号を中継して通信距離を延長するために、LF信号受信アンテナ55を介してLF信号受信器56で受信したLF信号を、RF信号変換器57にてb RF信号に変換し、RF信号送受信アンテナ51から送信する。また、中継器(1)50は、b RF信号を送信していない場合は、中継器(2)70から送信されるe RF(RF増幅)信号をRF信号送受信アンテナ51を介して受信し、RF信号変換器54にて車載機1が受信可能なf RF信号に変換してRF信号送信器53によりRF信号送信アンテナ52を介して車載機1に送信する。
中継器(2)70は、中継器(1)50により送信された本来は車載機1からのa LF信号を、相当するb RF信号に変換し、このb RF信号を中継器(1)50と同様のRF信号送受信アンテナ71を介して受信し、LF信号変換器77にて携帯機100が受信可能なc LF信号に再変換し、LF信号送信器76及びLF信号送信アンテナ75を介してLF信号として送信する。携帯機100は、中継器(2)70から送信された、車載機1が送信したa LF信号と同等のc LF信号をLF信号受信アンテナ105を介してLF信号受信IC104で受信し、
第1の電波周波数受信手段101及び第2の電波周波数送信手段103を通してRF送信アンテナ102からd RF信号として送信する。携帯機100より送信されたd RF信号は、中継器(2)70のRF信号受信アンテナ72を介してRF信号増幅器73で受信増幅処理され、RF信号送信器74及びRF信号送受信アンテナ71を介して中継器(1)50へe RF(RF増幅)信号として送信される。
上記構成の電子キー装置において、正規ユーザが行なう通常の施開錠の動作を説明する。正規ユーザが車両のドアに備えられたスイッチまたはセンサ9を操作すると、車両の近くに登録された携帯機があるかどうかを確認するために、車載機1は携帯機100の認証を実施する。車載機1は認証要求のためのa LF信号を第1の電波周波数送信手段5によりLF信号送信アンテナ4を介して送信する。携帯機100では、LF信号受信アンテナ105で受信した認証要求のa LF信号を、LF信号受信IC104にて処理し、第1の電波周波数受信手段101に伝える。第1の電波周波数受信手段101よりa LF信号を受信した携帯機100は、受信した信号に対して第2の電波周波数送信手段103(RF信号送信手段)によりd RF信号を応答する。車載機1では、応答信号をRF信号受信アンテナ3を介してRF信号受信器2にて処理し、第2の電波周波数受信手段(RF信号受信手段)6により受信し、このRF信号を照合し、認証する。認証した結果が正しいと判断された場合は正規ユーザが操作したと判断し、駆動手段8及び制御機器7によりドアの開錠を実施する。
次に、不正ユーザが通信信号を中継して車両の窃盗を実施する一例を図1により説明する。窃盗を実行するに際して、窃盗者(1)は中継器(1)50を車両から約2m以内に近づけると共に、窃盗者(2)は中継器(2)70を車両から離れている正規ユーザの約2m以内に近づける。
窃盗者は上記に説明した通常の動作で行われる認証に対して、車載機1からのa LF信号を中継器(1)50がLF信号受信アンテナ55及びLF信号受信器56を介して受信し、RF信号変換器57で長距離通信が可能なb RF信号に変換し、RF信号送受信アンテナ51から送信する。中継器(2)70は、このb RF信号をRF信号送受信アンテナ71を介して受信し、この信号をLF信号変換器77でLF信号に再変換し、c LF信号としてLF信号送信器76及びLF信号送信アンテナ75を介して携帯機100へ向けて送信する。LF信号送信アンテナ75から送信されるc LF信号は、a LF信号と同等の信号であるため、携帯機100はLF信号受信アンテナ105を介してLF信号受信IC104により出力される信号を第1の電
波周波数受信手段101で受信し、近くにある車両の車載機1から送信されたa LF信号に対して応答するように、第2の電波周波数送信手段103からRF信号送信アンテナ102を介してd RF信号を応答する。
中継器(2)70は、携帯機100からの上記d RF信号をRF信号受信アンテナ72を介して受信し、このd RF信号を長距離送信するためにRF信号増幅器73で増幅し、RF信号送信器74で増幅後のRF信号としてRF信号送受信アンテナ71からe RF(RF増幅)信号を送信する。中継器(2)70より送信されたe RF(RF増幅)信号を、中継器(1)50はRF信号送受信アンテナ51を介して受信し、RF信号変換器54で車載機1に対応するf RF信号に変換し、このf RF信号をRF信号送信アンテナ52を介してRF信号送信器53で車載機1に向けて送信する。車載機1は、車両の近くにある携帯機100が送信したd RF信号相当のf RF信号をRF信号受信アンテナ3を介し、RF信号受信器2を通して第2の電波周波数受信手段6にて受信し判断するため、認証がOKとなり、駆動手段8により制御機器7でドアの開錠を行う。
このように、窃盗者は、駐車場等で正規ユーザがスマートキーレス制御によりドアをロックしたことを確認した場合、中継器(2)70を所持した窃盗者(2)がユーザの所持した携帯機100に近づき、正規ユーザが車両より十分離れてドアの開錠やアンサーバッ
クブザーの聞こえない距離まで離れた時に、中継器(1)50を所持した窃盗者(1)がドアのスイッチまたはセンサ9を操作することによってまずドアを開錠し、その後ドアを開け車両に乗り込んだ状態でエンジンスタートボタンを押すことで同様に認証が成立し、エンジン始動が可能となり窃盗が実行される。そのとき正規ユーザは車両の近くにいないため、再び車に乗るために車両に戻るまで車両が窃盗されたことに気付かない。
次に本発明による窃盗を防止する方法を図2及び図3を用いて説明する。図2において、Vは車載機1を搭載した車両である。図2の上側のチャートのように、車載機1から送信される要求信号であるa LF信号を全て受信後、携帯機100が応答信号であるd RF信号を送信する方法が一般的であるが、本発明では、図2の下側のチャートのように、信号の中継を防止するために、要求信号であるa LF信号を送信している間に、携帯機100がウェークアップ(Wake Up)した時点で応答信号であるd RF信号を送信するようにしている。
通常動作時は、車載機1から送信されるa LF信号に対して、登録された携帯機100が応答するd RF信号の応答については認証する条件として応答までの許容可能な時間があるため、中継器(1)50及び中継器(2)70で中継される信号には応答性が要求され、a LF信号受信した場合そのまま逐次b RF信号に変換する必要がある。つまり中継器(1)50はa LF信号送信中、b RF信号を送信している必要がある。LF信号とRF信号は周波数が大きく異なるためこのようにLF信号送信中にRF信号を送信しても問題なく通信が可能であるが、中継器(1)50と中継器(2)70間で通信するRF信号は共通のRF信号の送受信であるため、同時には送信できない。図2は通常動作時のa LF信号とd RF信号の通信例であり、タイムチャートは車載機1から携帯機100の認証要求信号としてa LF信号を送信し、受信ICが登録されている携帯機100としてウェークアップした時点でa LF信号を受信している状態でd RF信号を送信する。
図3において、Vは車載機1を搭載した車両である。図3は親機と子機間の通信が窃盗者に中継された場合のタイムチャートであり、車載機1からa LF信号が送信開始された直後に中継器(1)50から中継器(2)70へb RF信号が送信開始されており、車載機1からのa LF信号送信中に携帯機100からd RF信号送信を実施すると、中継器(1)50がb RF信号を送信している最中に中継器(2)70がe RF信号を送信するため、中継器(1)50は、b RF信号とe RF信号を衝突させるという中継防止機能20によりe RF信号を受信することができないため車載機1への応答ができなくなり、認証が不成立となる。このため、ドアの開錠もエンジン始動もできなくなる。
このように、実施の形態1によれば、親機及び子機に新たに装備を追加しなくてもLF信号送信(RF信号中継)中にRF信号を送信することにより、簡単にリレーアタックに対する防止が可能となると同時に、通信プロトコルにいろいろな付加情報を必要としないため、認証時間が長くなることがないので応答性も損なわず、携帯機の電池の消費を増やすこともない。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2を図1により説明する。実施の形態2は、実施の形態1で説明した携帯機100に、双方向通信と片方向通信の認証結果が不一致の場合にバイブレータの振動によりユーザに報知する報知手段106、及びユーザが車載機1との不正通信を検知した場合に車載機1との通信を停止する通信停止手段107を付加し、これらをCPU110で制御するようにしたものである。なお、ここで、双方向通信とは、車載機からの要求信号により携帯機がウェークアップした時点で携帯機が応答する通信であり、片方向通信とは、車載機からの要求信号をすべて受信した時点で携帯機が応答する通信を指している。
携帯機100は、車載機1からの要求信号を、図1のLF信号受信アンテナ105を介して受信し、LF信号受信IC104がLF信号のウェークアップ信号により登録された車載機1からの要求信号であるか判断し、登録された車載機1からの要求信号であった場合は第1の電波周波数受信手段101により要求信号を受信する。要求信号を受信した携帯機1
00はウェークアップ信号を受信した直後に第2の電波周波数送信手段103による応答を実施し、中継器を用いた双方向による通信により認証が不成立となることを実施の形態1で説明した。
本実施の形態2では、認証不成立になった場合でも、第1の電波周波数受信手段101により要求信号を全て受信した後に、第2の電波周波数送信手段103から第2の電波周波数の信号を送信することによって認証可能であるかを確認する。そして、車載機1からの要求信号により携帯機がウェークアップした時点で応答する双方向通信時は認証不成立となったにもかかわらず、車載機1からの要求信号をすべて受信した時点で携帯機が応答する片方向通信時に認証成立となった場合に、報知手段106により、例えば振動を発生するバイブレーションにより振動を発生させ、車載機1からの要求信号を受信したことを正規ユーザに報知する。報知手段106のバイブレーションを使用することにより、携帯機100が普段はポケットやバッグに入っていても正規ユーザは気付くことが可能となる。
正規ユーザは、車載機1から離れているにもかかわらず、双方向通信時に応答する場合と片方向通信時に応答する場合の認証結果に不一致があることを報知されたことによって不正な通信が行われていることに気付き、これ以上の不正通信を阻止するために携帯機100を取り出し携帯機100に備えられた通信停止手段107である、例えば電源スイッチや通信スイッチをOFFすることによって以降の不正通信を防止することができるため、窃盗者がドアを開錠した後、車に乗り込みエンジン始動するまでに通信を停止すれば、エンジン始動を阻止することができ盗難を防止することができる。その後スイッチをONするまで通信は停止されているため、盗難を回避したことを確認した後、電源スイッチ等をONにすればよい。
本実施の形態2によれば、実施の形態1の効果に加えて、不正通信時の正規ユーザに対する報知によって不正通信が行われていることを検知し、正規ユーザによる通信停止を行うことにより確実に盗難を防止することが可能となる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3を図1により説明する。実施の形態3は、実施の形態2の携帯機100に、さらに車載機1との不正通信を検知した場合にすばやく通信を停止するためのモーション感知手段108を付加したものである。モーション感知手段8は、通信停止手段7と連携して、携帯機100に振動を与えることにより通信停止を可能にするものである。
前述した実施の形態2において不正通信を検知したとき、携帯機100を取り出して電源スイッチ等をOFFする場合、取り出すまでに時間がかかり、その間にエンジン始動までされてしまうと車両の盗難を防止できないが、通信停止をより早く実現するために、携帯機100に、例えばモーションセンサを取り付けたモーション検知手段108を備えることにより、携帯機100がポケットやバッグに入った状態でも携帯機100に振動を与えることによって、携帯機100の通信をすばやく停止することが可能である。これにより、本実施の形態3によれば、実施の形態1及び2の効果に加えて、一層効果的に車両の盗難を防止することができる。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4について説明する。実施の形態4は、実施の形態2または実施の形態3の携帯機100に、さらに通信停止手段により停止された通信を時間経過により自動的に復帰させる通信復帰手段109を付加し、携帯機100の通信が停止された一定時間経過後に自動的に通信停止を解除するようにしたものである。
前記実施の形態2において説明したように、携帯機100の通信が停止された場合、次に電源スイッチをONするまで通信ができなくなり、また、実施の形態3においては通信が停止された場合は、不正通信でない場合のモーションによる誤検知により、通常使用する場合に通信ができなくなることがあるため利便性が悪くなる。本実施の形態4によれば、通信復帰手段109を設け、通信が停止された一定期間経過後、CPU110により自動的に携帯機100の通信機能を復帰させることにより、通常使用する場合に通信機能が働かなくなることを防止できる。また、自動的に復帰するため利便性が向上する。
実施の形態5.
本発明の実施の形態5について説明する。実施の形態1から実施の形態4までは本発明の電子キー装置を車両に装備する例として説明したが、オフィスの錠前を兼ねた親機(車載機1に相当)はオフィス側(ドア側)にあり、子機(キー)(携帯機100に相当)は入室者が持っている携帯機であり、通信方法は実施の形態1から実施の形態4と同じようにすれば、住宅やオフィスの入退室管理システムにも応用することができる。
本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、本発明の範囲内において、親機と子機との通信により同様の効果が得られる電子キー装置への変更を含むことは言うまでもない。
1 車載機、 2 RF信号受信器、
3 RF信号受信アンテナ、 4 LF信号送信アンテナ、
5 第1の電波周波数送信手段、 6 第2の電波周波数受信手段、
7 制御機器、 8 駆動手段、
9 スイッチまたはセンサ、 10 CPU、
20 中継防止機能、 50 中継器(1)、
51 RF信号送受信アンテナ、 52 RF信号送信アンテナ、
53 RF信号送信器、 54 RF信号変換器、
55 LF信号受信アンテナ、 56 LF信号受信器、
57 RF信号変換器、 70 中継器(2)、
71 RF信号送受信アンテナ、 72 RF信号受信アンテナ、
73 RF信号増幅器、 74 RF信号送信器、
75 LF信号送信アンテナ、 76 LF信号送信器、
77 LF信号変換器、 100 携帯機A、
101 第1の電波周波数受信手段、 102 RF信号送信アンテナ、
103 第2の電波周波数送信手段、 104 LF信号受信IC、
105 LF信号受信アンテナ、 106 報知手段、
107 通信停止手段、 108 モーション感知手段、
109 通信復帰手段、 110 CPU、
200 携帯機B。

Claims (4)

  1. 親機と、正規ユーザが所持する子機との間で通信することにより、前記親機は前記子機からの応答信号により前記子機のIDコードを認証した場合、施開錠等を司る制御機器を作動させる電子キー装置において、前記親機は、前記子機の認証を実施するために前記子機に対して要求信号を送信する第1の電波周波数送信手段と、前記子機から送信される応答信号を受信する、前記第1の電波周波数と干渉しない周波数である第2の電波周波数受信手段を備え、前記子機は、前記親機からの前記要求信号を受信する第1の電波周波数受信手段と、前記親機に対して前記応答信号を送信する第2の電波周波数送信手段を備え、前記子機は、前記親機からの前記第1の電波周波数の信号を受信中でも、前記親機への前記第2の電波周波数の信号を送信可能とし、前記子機の起動を判定するための前記第1の電波周波数のウェークアップ信号を受信した場合に、その後の前記第1の電波周波数信号の受信を継続している間に前記子機より前記第2の電波周波数信号を送信することにより、第2の電波周波数信号を、中継器による前記第1の電波周波数信号の通信距離を延長するための第2の電波周波数信号と衝突させる中継防止機能を働かせ、不正に前記親機と前記子機間の通信距離を前記中継器により延長することを防止したことを特徴とする電子キー装置。
  2. 前記子機は、前記親機から前記第1の電波周波数信号を送信し、ウェークアップ信号を
    送信した後、前記子機から前記第2の電波周波数信号を受信できなかった場合にも、前記第1の電波周波数信号を送信していないタイミングで前記第2の電波周波数信号にて応答する認証を実施し、双方向による通信時に応答が確認されなかったにも関わらず前記タイミングを変えた片方向通信時に認証が成立したことを前記子機の使用者に報知する報知手段と、前記親機との通信を停止する通信停止手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子キー装置。
  3. 前記子機は、前記親機との通信を停止する通信停止手段を動作させるモーションセンサを搭載したモーション感知手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の電子キー装置。
  4. 前記子機は、前記親機との通信を停止した後、一定期間後に停止を解除する通信復帰手段を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の電子キー装置。
JP2011287288A 2011-12-28 2011-12-28 電子キー装置 Active JP5406271B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011287288A JP5406271B2 (ja) 2011-12-28 2011-12-28 電子キー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011287288A JP5406271B2 (ja) 2011-12-28 2011-12-28 電子キー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013136875A JP2013136875A (ja) 2013-07-11
JP5406271B2 true JP5406271B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=48912795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011287288A Active JP5406271B2 (ja) 2011-12-28 2011-12-28 電子キー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5406271B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021179169A (ja) * 2017-09-27 2021-11-18 トヨタ自動車株式会社 車両制御システム
US11981287B2 (en) 2019-12-13 2024-05-14 Mitsubishi Electric Corporation On-board device, control system, control circuit, storage medium, and transmission control method

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6419464B2 (ja) * 2014-06-19 2018-11-07 株式会社シブタニ 電気錠システム
FR3054510B1 (fr) * 2016-07-29 2019-04-19 Continental Automotive France Procede de defense contre une action de relais attaque sur une activation a distance d'une fonction presente dans un vehicule automobile
JP7157968B2 (ja) * 2019-04-08 2022-10-21 株式会社ソフテック スマートキー装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5425446B2 (ja) * 2008-11-17 2014-02-26 カルソニックカンセイ株式会社 スマートキーレスエントリシステム
JP5400407B2 (ja) * 2009-02-10 2014-01-29 アルプス電気株式会社 キーレスエントリー装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021179169A (ja) * 2017-09-27 2021-11-18 トヨタ自動車株式会社 車両制御システム
JP7276386B2 (ja) 2017-09-27 2023-05-18 トヨタ自動車株式会社 車両制御システム
US11981287B2 (en) 2019-12-13 2024-05-14 Mitsubishi Electric Corporation On-board device, control system, control circuit, storage medium, and transmission control method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013136875A (ja) 2013-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5425446B2 (ja) スマートキーレスエントリシステム
JP3909226B2 (ja) 盗難防止機能を備えたパッシブエントリー
JP5334392B2 (ja) 車両に対するアクセス認証制御方法
JP6292719B2 (ja) 車両無線通信システム、車両制御装置、携帯機
JP5508239B2 (ja) 電子キーシステム
JP5600532B2 (ja) 電子キーシステム
JP2016079600A (ja) 車両用認証システム
JP5529783B2 (ja) 電子キーシステム
JP2016171486A (ja) 車両無線通信システム、車両制御装置、携帯機
JP5436587B2 (ja) 電子キー装置および電子キー装置に用いられる親機
JP5327477B2 (ja) 制御システム
JP5522554B2 (ja) 制御システム
JP2017014839A (ja) 車載機器制御システム、車載制御装置
JP5406271B2 (ja) 電子キー装置
JP5977146B2 (ja) 電子キーシステム
JP2012144906A (ja) 電子キーシステム
JP5177689B2 (ja) 遠隔制御システム
JP6234474B2 (ja) キーレスエントリシステム
JP2010216079A (ja) ドアロック制御装置および方法、並びに携帯情報処理装置
JP2020029715A (ja) 認証システム及び認証方法
KR20130118008A (ko) 패시브 키리스 엔트리 스마트 키를 위한 보안 시스템 및 그 방법
WO2019008843A1 (ja) 携帯機、携帯機の制御方法
JP5542982B2 (ja) スマートキーレスエントリシステム
JP2012122249A (ja) 電子キーシステム
JP5451660B2 (ja) 電子キー及び電子キーシステム

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131016

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131022

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131031

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5406271

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350