JP2013183169A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像読取部の内部の汚染を抑止し、読取手段の温度上昇を好適に防止することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、装置本体内に、空気流を発生する冷却ファン12Lbと、前記空気流を上方へ誘導する冷却風路126と、を備える。冷却ファン12Lbによって、本体ハウジング10内に流入された空気流は、冷却風路126を通って、上方に導かれる。更に、空気流は、開口部125から、読取部3Bの前方底面部38に吹きつけられる。
【選択図】図6

Description

本発明は、シートに画像形成処理を施す画像形成装置に関し、画像形成部の上方に画像読取部を備えた画像形成装置に関する。
コピー機、複合機やプリンタなどの画像形成装置には、光源から原稿に光を照射し、その反射光を画像読取センサにより光電変換して、画像データを電気信号として出力する画像読取部が設置されている。この光源は熱を発するため、画像読取部の温度上昇を招く。この温度上昇は読取品質低下の原因となる。このため、特許文献1や2に記載された技術では、画像読取部の側壁に吸気ファンおよび排気ダクトが設けられ、該吸気ファンによって、画像読取部の内部に空気流が流入される。該空気が、画像読取部の中の部材を冷却し、排気ダクトから排気される。
特開平11−272146号公報 特開2009−251599号公報
特許文献1および2に記載された技術では、画像読取部を冷却するために、画像読取部の内部に空気流が流入される。この際、外部の埃などが、空気流とともに、画像読取部の内部に流入する場合がある。この場合、画像読取部の光学部品に付着した埃によって、読取画像に画像欠陥がもたらされる。また、画像読取部の内部に、複雑な風路を配設する必要が生じてしまい、構成部品が増大してしまう。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、画像読取部の内部の汚染を抑止し、画像読取部の温度上昇を好適に防止することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部が収容される筐体と、底部を有し、前記筐体の上方に配設される画像読取部と、前記筐体の内部に空気流を発生させる空気流発生部と、前記筐体の内部において、前記空気流を上方に向かって誘導する誘導風路と、前記誘導風路に連通され、前記画像読取部の前記底部に対向して配置される吹き出し口と、を有することを特徴とする。
本構成によれば、画像形成部を備える筐体の上方に、画像読取部が配置される。空気流発生部によって、筐体の内部に発生された空気流は、誘導風路によって、上方に向かって誘導される。その後。空気流は、吹き出し口から、画像読取部の底部に向かって吹き付けられる。このため、画像読取部に冷却手段を備えることなく、画像読取部が冷却される。
上記の構成において、前記画像読取部は、原稿が載置される原稿載置台と、光源を備え、主走査方向に延設され、副走査方向に移動可能とされる読取手段と、前記原稿載置台上の領域であって、前記読取手段が固定された状態で、前記原稿載置台上に搬送される搬送原稿の画像が読み取られる第1の読取領域と、前記原稿載置台上の領域であって、前記読取手段が前記副走査方向に移動されながら、前記原稿載置台上に載置された固定原稿の画像が読み取られる第2の読取領域と、を備え、前記吹き出し口は、前記画像読取部の前記底部のうち、前記副走査方向において、前記第1の読取領域の中央部に近い領域に、対向して配置されることが好ましい。
本構成によれば、画像読取部は、第1の読取領域および第2の読取領域を有する。第1の読取領域では、読取手段が固定された状態で、原稿載置台上に搬送される搬送原稿の画像が読み取られる。また、第2の読取領域では、読取手段が副走査方向に移動されながら、原稿載置台上に載置された固定原稿の画像が読み取られる。読取手段の光源は、熱を発する。このため、読取手段が固定された状態で、搬送原稿の画像を読み取る第1の読取領域の周辺は、温度が上昇しやすい。上記の構成によれば、吹き出し口は、画像読取部の底部のうち、副走査方向において、第1の読取領域の中央部に近い領域に向かって、空気流を吹き付ける。このため、画像読取部の底部において、温度が上昇しやすい領域が、空気流によって、好適に冷却される。
上記の構成において、前記画像形成部は、シートにトナー画像を担持させるトナー像形成部と、前記シートに前記トナー画像の定着処理を施す定着部と、を備え、前記画像読取部の前記底部との間に空間を介して、前記筐体の上面部に配設され、前記定着処理が施された前記シートが排出される排紙部を、更に備えることが好ましい。
本構成によれば、筐体の上面部に、画像読取部の底部との間に空間を介して、排紙部が配置される。排紙部には、定着処理が施されたシートが排出される。したがって、定着処理後の余熱を有したシートから、上方に向かう暖気がもたらされる場合がある。このような場合であっても、吹き出し口から画像読取部の底部に吹き付けられた空気流が、画像読取部の底部に、前記暖気が接することを抑止する。このため、シートからもたらされる暖気によって、画像読取部の温度が上昇することが抑制される。
上記の構成において、前記画像読取部の前記底部は、前記吹き出し口に対向して配設され、かつ、前記空気流を前記第1の読取領域から前記第2の読取領域に向かう方向に案内する案内部を備えることが好ましい。
本構成によれば、吹き出し口から、画像読取部の底部に吹き付けられた空気流は、案内部によって、第1の読取領域から第2の読取領域に向かう方向に案内される。このため、空気流が、画像読取部の底部の広い範囲に拡散される。この結果、画像読取部が好適に冷却される。
上記の構成において、前記案内部は、前記画像読取部の前記底部において、前記吹き出し口に対向して配設される凹部であり、前記凹部は、前記第1の読取領域から前記第2の読取領域に向かう方向に面する壁部を備えることが好ましい。
本構成によれば、画像読取部の底部に形成された凹部によって、案内部が形成される。特に、凹部に備えられ、第1の読取領域から第2の読取領域に向かう方向に面する壁部によって、空気流が、好適に、第1の読取領域から第2の読取領域に向かう方向に案内される。
上記の構成において、前記案内部が前記空気流を案内する方向と直交する方向に、前記定着処理が施されたシートを搬送し、該シートを前記排紙部に至らせる搬送ローラーを更に有することが好ましい。
本構成によれば、定着部において、定着処理が施されたシートは、搬送ローラーによって、案内部が前記空気流を案内する方向と直交する方向に搬送されながら、排紙部に排出される。このため、案内部によって案内される空気流は、シート排出方向と直交する方向に誘導され、排出されるシートに対して、向かい風となりにくい。この結果、空気流によって、シートの排出が妨げられることが抑止される。
上記の構成において、前記吹き出し口は、前記読取手段の前記主走査方向の中央部に対向する前記画像読取部の前記底部の領域に、対向して配置されることが好ましい。
本構成によれば、空気流は、画像読取部の底部のうち、読取手段の主走査方向において、読取手段の中央部に対向する領域に向かって、吹き付けられる。このため、空気流が、画像読取部の底部において、主走査方向に拡散され、前記底部を好適に冷却する。
上記の構成において、前記空気流発生部は、前記筐体に配設される回転式ファンであることが好ましい。
本構成によれば、筐体に配設される回転式ファンによって、筐体の内部に、好適に空気流がもたらされる。
上記の構成において、前記空気流発生部は、前記筐体内に配設され、前記誘導風路に連通されるシート搬送路と、前記シート搬送路においてシートを搬送し、該シート表面に沿う層流を発生させるシート搬送部材と、から構成されることが好ましい。
本構成によれば、筐体内で、シートを搬送するシート搬送部材によって、シートの表面に沿う層流がもたらされる。該層流が、シート搬送路から誘導風路に流入されることによって、好適に画像読取部の底部に空気流がもたらされる。
上記の構成において、前記筐体は、前記排紙部の前記副走査方向の両端から立設され、前記読取手段を支持する1対の内壁部を備え、前記排紙部は、前記一対の内壁部と、画像読取部の底部とによって囲まれた胴内排紙部であって、前記吹き出し口は、前記内壁部のうち、一方の内壁部の上端縁に沿って、該上端縁の前記排紙部とは反対側に、前記画像読取部の前記底部に対向して配置され、前記凹部は、前記排紙部の上方を覆うように、前記画像読取部の前記底部に配設されることが好ましい。
本構成によれば、筐体に配設された一対の内壁部の間に、排紙部が配置される。吹き出し口は、内壁部の一方の上端縁に沿って、画像読取部の底部に対向して配置される。また、画像読取部の底部に形成される凹部は、排紙部の上方を覆うように配置される。このため、排紙部の上方を覆う凹部にもたらされた空気流が、一対の内壁部に囲まれた排紙部から上昇する暖気が画像読取部の底部に接触することを、好適に抑止する。また、内壁部の上端縁に沿って、該内壁部の内側に配置される吹き出し口が、胴内排紙部に露出されない。このため、排紙部に排紙されたシートの取り出し作業が、空気流によって妨げられにくい。
本発明によれば、画像読取部の内部の汚染を抑止し、かつ、画像読取部の温度上昇を好適に防止することが可能な画像形成装置が提供される。特に、排紙部の上方に位置する画像読取部に、専用の冷却ファンを設けることなく、画像読取部の冷却を実現することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置1を構成する装置本体2の外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る装置本体2の内部構造を示す側断面図である。 本発明の一実施形態に係る装置本体2を上方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置3を上方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置3を下方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の側断面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置1を後方から見た断面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置1を後方から見た拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置1を前方下方部から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置1を前方下方部から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る装置本体2を上方から見た拡大斜視図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の側断面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の側断面図の一部を拡大した図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態につき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1を構成する装置本体2の外観を示す斜視図である。また、図2は、装置本体2の内部構造を示す側断面図である。図3は、装置本体2を上方から見た斜視図である。また、図4は、画像形成装置1を構成する画像読取装置3の斜視図である。更に、図5は、画像読取装置3を下方から見た斜視図である。装置本体2の上方に画像読取装置3が搭載されることによって、画像形成装置1が組み立てられる。本実施形態では、画像形成装置1は、いわゆる胴内排紙型の画像形成装置に相当する。また、ここでは、画像形成装置1としてモノクロプリンターを例示するが、画像形成装置は、複写機、ファクシミリ装置、或いは、これらの機能を備える複合機であってもよく、またカラー画像を形成する画像形成装置であっても良い。
装置本体2は、略直方体形状の筐体構造を有する本体ハウジング10(筐体)と、この本体ハウジング10内に収容される給紙部20、画像形成部300、定着部40及びトナーコンテナ50と、を含む。
本体ハウジング10の前面側には前カバー11が、後面側には後カバー12が各々備えられている。前カバー11が開放されることで、図2に示すトナーコンテナ50が露出する。これにより、ユーザーは、トナー切れの際にトナーコンテナ50を本体ハウジング10の前面側から取り出すことができる。後カバー12は、シートジャムやメンテナンスの際に開放されるカバーである。画像形成部300及び定着部40の各ユニットは、後カバー12が開放されることで、本体ハウジング10の後面側から取り出し可能となる。また、本体ハウジング10の側面には、左カバー12L(図1)と、左カバー12Lとは反対側の右カバー12R(図1には表れていない)とが、それぞれ鉛直方向に延伸するように配設されている。左カバー12Lの前側部分には、後記の冷却ファン12Lbが空気を取り込むための吸気口12Laが配設されている。また、本体ハウジング10の上面には、画像形成後のシート(定着処理が施されたシート)が排出される排紙部13が備えられている。また、本体ハウジング10の上面であって、定着部40の上方は、後上面部13Tによって画定される。前カバー11と、後カバー12と、左カバー12Lと、右カバー12Rと、排紙部13と、後上面部13Tと、によって画定される内部空間S(図2)に、画像形成を実行するための各種装置が内装される。
給紙部20は、画像形成処理が施されるシートを収容する給紙カセット21を含む(図2)。この給紙カセット21は、その一部が本体ハウジング10の前面からさらに前方に突出している。給紙カセット21のうち、本体ハウジング10内に収容されている部分の上面は、給紙カセット天板21Uによって覆われている。給紙カセット21には、前記シートの束が収容されるシート収容空間、前記シートの束を給紙のためにリフトアップするリフト板等が備えられている。給紙カセット21の後端側の上部にはシート繰出部21Aが設けられている。このシート繰出部21Aには、給紙カセット21内のシート束の最上層のシートを1枚ずつ繰り出すためのピックアップローラー(図略)が配置されている。
画像形成部300は、給紙部20から送り出されるシートにトナー画像を形成する画像形成処理を行う。画像形成部300は、感光体ドラム310(像担持体)と、この感光体ドラム310の周囲に配置された、帯電装置320、露光装置(図3には表れていない)、現像装置330、転写ローラー340及びクリーニング装置350とを含む。画像形成部300は、左カバー12Lと右カバー12Rとの間に、配設される。
感光体ドラム310は、その軸回りに回転し、その周面に静電潜像及びトナー像が形成される。感光体ドラム310としては、アモルファスシリコン(a−Si)系材料を用いた感光体ドラムを用いることができる。帯電装置320は、感光体ドラム310の表面を均一に帯電するものであって、感光体ドラム310に当接する帯電ローラーを含む。クリーニング装置350は、クリーニングブレード等を有し、トナー像転写後の感光体ドラム310の周面に付着したトナーを清掃するとともに、不図示の回収装置に該トナーを搬送する。
露光装置は、レーザー光源とミラーやレンズ等の光学系機器とを有し、感光体ドラム310の周面に、パーソナルコンピューター等の外部装置から与えられる画像データに基づいて変調された光を照射して、静電潜像を形成する。現像装置330は、感光体ドラム310上の前記静電潜像を現像してトナー像を形成するために、感光体ドラム310の周面にトナーを供給する。現像装置330は、感光体ドラム310に供給するトナーを担持する現像ローラー331と、不図示の現像ハウジングの内部で現像剤を攪拌しながら循環搬送する第1搬送スクリュー332及び第2搬送スクリュー333とを含む。
転写ローラー340(トナー像形成部)は、感光体ドラム310の周面に形成されたトナー像をシート上に転写させるためのローラーであって、感光体ドラム310と転写ニップ部を形成している。この転写ローラー340には、トナーと逆極性の転写バイアスが与えられる。
定着部40は、転写されたトナー像をシート上に定着する定着処理を行う。定着部40は、加熱源を内部に備えた定着ローラー41と、この定着ローラー41に対して圧接され、定着ローラー41との間に定着ニップ部を形成する加圧ローラー42とを含む。トナー像が転写されたシートが前記定着ニップ部に通紙されると、トナー像は、定着ローラー41による加熱および加圧ローラー42による押圧により、シート上に定着される。
トナーコンテナ50は、現像装置330に補給するトナーを貯留する。トナーコンテナ50は、トナーの主な貯留箇所となるコンテナ本体51と、コンテナ本体51の一側面の下部から突設された筒状部52と、コンテナ本体51の他の側面を覆う蓋部材53と、コンテナ内部に収容されトナーを搬送する回転部材54とを含む。トナーコンテナ50内に貯留されたトナーは、回転部材54が回転駆動されることによって、筒状部52の先端下面に設けられたトナー排出口521から現像装置330内に供給される。また、トナーコンテナ50の上方を覆うコンテナ天板50Hは、排紙部13の下方に位置する(図2参照)。
本体ハウジング10内には、シートを搬送するために、主搬送路22F及び反転搬送路22Bが備えられている。主搬送路22Fは、給紙部20のシート繰出部21Aから画像形成部300及び定着部40を経由して、本体ハウジング10上面の排紙部13に対向して設けられている排紙口14まで延びている。反転搬送路22Bは、シートに対して両面印刷を行う場合に、片面印刷されたシートを主搬送路22Fにおける画像形成部300の上流側に戻すための搬送路である。
主搬送路22Fの、感光体ドラム310と転写ローラー340との転写ニップ部よりも上流側には、レジストローラー対23が配置されている。シートは、レジストローラー対23にて一旦停止され、スキュー矯正が行われた後、画像転写のための所定のタイミングで、前記転写ニップ部に送り出される。主搬送路22F及び反転搬送路22Bの適所には、シートを搬送するための搬送ローラーが複数配置されており、例えば排紙口14の近傍には排紙ローラー対24が配置されている。
反転搬送路22Bは、反転ユニット25の外側面と、本体ハウジング10の後カバー12の内面との間に形成されている。なお、反転ユニット25の内側面には転写ローラー340及びレジストローラー対23の一方のローラーが搭載されている。後カバー12及び反転ユニット25は、それらの下端に設けられた支点部121の軸回りに各々回動可能である。反転搬送路22Bにおいてシートジャムが発生した場合、後カバー12が開放される。主搬送路22Fでシートジャムが発生した場合、或いは感光体ドラム310のユニットや現像装置330が外部に取り出される場合には、後カバー12に加えて反転ユニット25も開放される。
図3を参照して、本体ハウジング10は、左カバー12Lの内側に、左内壁部12L1を備える。また、本体ハウジング10は、右カバー12Rの内側に、右内壁部12R1を備える。左内壁部12L1は、左カバー12Lの反対側(右側)に所定の間隔を置いて配設される壁部である。右内壁部12R1の下端は、排紙部13に連接される。また、右内壁部12R1は、右カバー12Rの反対側(左側)に所定の間隔を置いて配設される壁部である。左内壁部12L1の下端も、排紙部13に連接される。また、排紙部13の後方には、鉛直方向に立設される立壁13Fが配置される。立壁13Fは、排紙部13の後端部と、後上面部13Tの前端部とを連接する。立壁13Fには、前述の排紙ローラー対24が配置される。
更に、左カバー12Lおよび左内壁部12L1の上方は、左固定面12L2によって連接される。また、右カバー12Rおよび右内壁部12R1の上方は、右固定面12R2によって連接される。左固定面12L2および右固定面12R2には、後記の画像読取装置3が装着される。画像読取装置3が、装置本体2の上方を覆うことによって、該画像読取装置3の下面と、左内壁部12L1と、排紙部13と、立壁13Fと、右内壁部12R1とによって、胴内排紙部Wが形成される。
左固定面12L2には、第1軸受部123Aおよび第1固定部123Cが配置される。また、右固定面12R2には、第2軸受部123Bおよび第2固定部123Dが配置される。第1軸受部123Aおよび第2軸受部123Bは、左右方向に延設される円筒状の軸受部である。また、第1固定部123Cおよび第2固定部123Dは、左右方向に延設される孔部を備える。第1軸受部123A、第2軸受部123B、第1固定部123C、第2固定部123Dは、装置本体2に、画像読取装置3が固定される際に使用される。
図4を参照して、画像読取装置3は、装置本体2の上面に装着される。画像読取装置3は、搬送部3Aと、読取部3B(画像読取部)と、原稿押さえ部3Cとから構成される。搬送部3Aは、装置本体2における所定の原稿読取位置に向けて、複写される原稿シート(搬送原稿)を自動給紙する。一方、ユーザーが手置きで原稿シートを所定の原稿読取位置に載置する場合は、読取部3Bが装置本体2に固定された状態で、搬送部3Aおよび原稿押さえ部3Cは、後端に配置された不図示の回動軸を中心に、上方に一体的に開けられる。
搬送部3Aは、原稿トレイ301と、原稿ガイド301Aと、原稿排紙トレイ304と、を備える。また、搬送部3Aの内部には、後記のシート搬送路が配置される。
原稿トレイ301は、画像読取位置へ給送される原稿シートが載置されるトレイであって、搬送部3Aの右側から延出するように配置されている。原稿ガイド301Aは、載置された原稿シートの幅合わせを行うために、原稿トレイ301の前後方向に1対配置される。
原稿排紙トレイ304は、原稿画像が光学的に読み取られた後の原稿シートが排出されるトレイである。原稿押さえ部3Cの上面が、原稿排紙トレイ304とされている。
原稿押さえ部3Cは、搬送部3Aを下方で支持する板状部材である。原稿押さえ部3Cは、読取部3Bに対して、上下方向に、開放姿勢と閉止姿勢とをとることができる。原稿押さえ部3Cは、読取部3B上に載置される固定原稿を上方から押さえる機能を備える。
読取部3Bは、画像読取装置3の下方部分に配置される。読取部3Bの上面であって、原稿押さえ部3Cが対向する位置には、原稿ガラス台312(図8)が配置される。該原稿ガラス台312上に、ユーザーによって固定原稿が載置される。また、読取部3Bの内部には、読取ユニット311(図8)が配置される。読取ユニット311には、不図示の光源と、画像読取センサとが、配置される。光源から原稿に光が照射され、その反射光が画像読取センサにより光電変換され、画像データが電気信号として出力される。該画像データの電気信号が、露光装置に送られ、感光体ドラム310に静電潜像が形成される。
図5を参照して、読取部3Bは、略矩形形状の底面である下面部35(底部)と、該下面部35の四辺から上方に向かって立設される読取部前壁31、読取部左壁32、読取部右壁33、読取部後壁34とを備える。また、下面部35の前方部分には、読取部前壁31から、前後方向の中央部にかけて、下面部35が陥没して形成される前方底面部38が配置される。前方底面部38の後端部は、後方立壁38Aによって画定されるとともに、下面部35の後方部分に連接される。前方底面部38の左方および右方は、左方立壁38Fおよび右方立壁38Eによって画定される。なお、左方立壁38Fの後端側は、部分的に、左方に切欠かれた凹部380を備える。該凹部380は、前方を前方立壁38D、左方を凹部左方立壁38B、後方を後方立壁38Aの一部である後方立壁左端部38Cによって画定される。下面部35の前方に、前方底面部38が形成されることによって、読取部3Bの剛性が高められる。
前方底面部38の後方には、下面部35の一部が下方に隆起して形成された下方隆起部36が配置される。また、下方隆起部36と前方底面部38の間には、左右方向に沿って複数のリブ37が配置される。下方隆起部36およびリブ37は、下面部35の剛性を高める。更に、下面部35の前側部分であって、前方底面部38の左右外側には、第1挿入部35Cおよび第2挿入部35Dが配置される。第1挿入部35Cおよび第2挿入部35Dは、それぞれ、間隔を置いて配置される一対の突片を備え、該突片には、左右方向に貫通する孔部が配置される。また、下面部35の後端部であって、読取部左壁32および読取部右壁33の内側近傍には、第1軸部35Aおよび第2軸部35Bが配置される。第1軸部35Aおよび第2軸部35Bは、それぞれ左右方向の外側に向かって延設される軸形状を備える。
画像読取装置3の下面部35に形成された第1軸部35Aおよび第2軸部35Bは、それぞれ、装置本体2の第1軸受部123Aおよび第2軸受部123Bに嵌めこまれる。また、第1挿入部35Cおよび第2挿入部35Dは、それぞれ、装置本体2の第1固定部123Cおよび第2固定部123Dに嵌めこまれ、不図示の固定ピンが装着される。この結果、画像読取装置3が装置本体2に装着される。画像読取装置3の下面部35の前方底面部38は、装置本体2の排紙部13の上方を覆う。すなわち、前方底面部38は、装置本体2の上面に形成される胴内排紙部Wの上面を画定する。換言すれば、装置本体2の排紙部13は、読取部3Bの前方底面部38(下面部35)との間に空間を介して、本体ハウジング10の上面部に配設される。この際、装置本体2の内壁上端部12L3の上方に、画像読取装置3の左方立壁38Fが配置される。
前述のとおり、読取部3Bの中には、読取ユニット311が配置される(図8)。読取ユニット311に配設される前記光源は熱を発するため、読取部3B内の温度上昇を招く。この温度上昇は読取品質低下の原因となる。この温度上昇を抑制するため、読取部3Bの側面に、吸気ファンおよび排気ダクトが設けられた場合、吸気ファンによって、読取部3B内に空気流が流入され、読取部3B内を冷却する。しかしながら、読取部3B内に空気流が流入される際、装置外の埃などが、空気流とともに、読取部3B内に流入する場合がある。この結果、読取部3B内の光学部品に付着した埃によって、読取画像に画像欠陥がもたらされてしまう。
上記のような課題を解決するために、本実施形態では、読取部3Bに冷却ファンが配設されることなく、読取部3Bが好適に冷却される。次に、本実施形態に係る冷却風路について、詳述する。図6は、画像形成装置1を右方から見た側断面図であり、図7は、画像形成装置1を後方から見た断面図であり、図8は、図7の一部を拡大した断面図である。また、図9および図10は、画像形成装置1を前方かつ下方から見た斜視図である。更に、図11は、装置本体2を上方から見た斜視図(図3)の一部を拡大した図である。
図6を参照して、画像形成装置1の装置本体2は、冷却ファン12Lbと、開口部125と、冷却風路126と、を備える。
冷却ファン12Lb(空気流発生部)は、図1の吸気口12Laの内側に配設される。冷却ファン12Lbは、不図示の回転軸と、モーターと、複数枚の羽根部材とを備える。冷却ファン12Lbは、不図示の電源から駆動電流がモーターに供給されることで回転し、左カバー12L(図1)と平行な回転面を形成しながら回転する。冷却ファン12Lbの回転によって、本体ハウジング10の外部の空気が吸気口12Laから吸気され、本体ハウジング10の内部に向かう空気流が発生する。
冷却風路126(誘導風路)は、本体ハウジング10内において、冷却ファン12Lbの内側(右側、図6の紙面手前側)から上方に向かって配設されるダクトである。冷却風路126は、上方に進むにつれて、後方に傾斜した後、再び前方に傾斜するように湾曲する形状からなる。冷却風路126は、本体ハウジング10の内部において、前記空気流を上方に向かって誘導する。冷却風路126の上端には、開口部125が配置される。開口部125は、冷却風路126に配設され、読取部3Bの前方底面部38に向かって、空気流を吹き付ける。冷却風路126のうち、開口部125の直前の右側面は、本体ハウジング10の左内壁部12L1によって画定される。換言すれば、開口部125の右側縁は、内壁上端部12L3によって形成される(図11参照)。また、冷却風路126のうち、開口部125の直前の左側面は、風路内壁部125Aによって画定される。該風路内壁部125Aは、読取部3Bの凹部左方立壁38Bに連結される。
更に、図8を参照して、読取部3Bの上方に配置される搬送部3Aは、原稿トレイ301、原稿排紙トレイ304に加え、第1搬送路302と、第1搬送ローラー対303と、第2搬送路305と、第2搬送ローラー対306と、を備える。また、読取部3Bは、読取ユニット311と、原稿ガラス台312と、を備える。
第1搬送路302は、原稿トレイ301の左方端部から、左方に水平に延設された後、略半円形状に形成されるシート搬送路である。第1搬送路302は、原稿トレイ301上のシートを第1読取部X(第1の読取領域)に搬送するための搬送路である。第1搬送ローラー対303は、第1搬送路302の途中に配設される。第1搬送ローラー対303は、シートを第1読取部Xに搬送する。第1読取部Xは、左右方向に僅かな幅をもった読取領域であり、読取ユニット311が固定された状態で、原稿ガラス台312上に搬送される原稿シートの画像が読み取られる。第2搬送路305は、第1読取部Xにおいて、画像が読み取られたシートを原稿排紙トレイ304に搬送するためのシート搬送路である。第2搬送路305は、第1読取部Xから右方かつ上方に向かって傾斜する傾斜面からなる。第2搬送ローラー対306は、第2搬送路305の終端に配置され、シートを原稿排紙トレイ304に排出する。
原稿ガラス台312(原稿載置台)は、読取部3Bの上面部であって、原稿押さえ部3C(図4)が対向する位置に、配設される。原稿ガラス台312上には、第2読取部Y(第2の読取領域)が形成される。原稿ガラス台312には、読取ユニット311によって、画像が読み取られるための原稿が載置される。第2読取部Yは、左右方向および前後方向に延設された読取面であり、読取ユニット311が副走査方向に移動されながら、原稿ガラス台312上に載置された原稿の画像が読み取られる。
読取ユニット311は、前述の光源および画像読取センサを備える。前記光源および画像読取センサは、読取部3B内において、前後方向(画像読取センサの主走査方向)に延設される。また、読取ユニット311は、不図示の移動手段によって、左右方向(画像読取センサの副走査方向)に移動可能とされる。読取ユニット311は、第1読取部Xの下方に移動された状態で、搬送部3Aによって搬送された原稿の画像を読み取る。また、読取ユニット311は、第1読取部Xよりも右方の第2読取部Yの下方において、左右方向に移動されながら、原稿ガラス台312上に載置された原稿の画像を読み取る。
画像形成装置1が待機状態にある場合、読取ユニット311は、読取待機位置Hに移動される。読取待機位置Hは、第1読取部Xよりも右方であって、凹部左方立壁38B(左方立壁38F)(図5)の上方に位置する。なお、読取待機位置Hは、第1読取部Xの直下であってもよい。このように、読取部3Bの内部において、熱源となる読取ユニット311は、読取待機位置H、または第1読取部X、または第2読取部Yの下方位置において発熱する。特に、第1読取部Xにおいて、読取ユニット311が原稿の画像を読み取る場合には、読取ユニット311の位置が固定されているため、周辺の部材が加熱されやすい。また、読取ユニット311が読取待機位置Hに配置されている場合も、画像形成装置1の使用に応じて、画像読み取りセンサの出力を補正するために、読取ユニット311を作動させる場合があり、同様に、読取ユニット311は発熱する。
このように、読取部3B内に配置される読取ユニット311が発する熱によって、読取部3Bの内部の温度が上昇することを防ぐために、前述の冷却風路126から、好適に空気流が吹き付けられる。図6において、冷却ファン12Lbによって、本体ハウジング10内に流入された空気流は、冷却風路126を通って、本体ハウジング10の上方に向かう(図6の矢印D61、図7の矢印D71、図8の矢印D81)。そして、開口部125から噴出された空気流は、開口部125の直上に位置する画像読取装置3の凹部380(図5参照)に吹き付けられる(図6の矢印D62)。前述のとおり、凹部380の上方には、読取ユニット311が配置されることが多いため、読取部3Bの中で特に高温となりやすい部分に対応した下面部35に、前記空気流が吹き付けられる。すなわち、開口部125は、読取部3Bの下面部35のうち、前記副走査方向において、前記第1読取部Xの中央部に近い領域に向かって、前記空気流を吹き付ける。このため、空気流が、読取部3Bを好適に冷却することが可能となる。
更に、凹部380に至った前記空気流は、凹部380を構成する前方底面部38、凹部左方立壁38B、前方立壁38D、後方立壁左端部38Cによって方向を変化され、前方底面部38に沿いながら、右方に向かって進行する(図7の矢印D72、図8の矢印D82、D83、図9の矢印D91、図10の矢印D101)。すなわち、凹部380は、開口部125に対向して配設され、かつ、前記空気流を第1読取部Xから第2読取部Yに向かう方向に案内する。特に、凹部左方立壁38Bが、第1読取部Xから第2読取部Yに向かう方向に面するため、空気流が、好適に、右方向に進行される。その後、空気流は、右方向に向かいつつ、前方に拡散されることで(図9の矢印D92)、読取部3Bの下面部35および前方底面部38の露出部分を冷却する。
このように、開口部125から流出された空気流が、前方底面部38に沿って流れることにより、更なる作用効果がもたらされる。図12は、画像形成装置1を右方向から見た断面図であり、図13は、図12の一部を拡大した断面図である。画像形成装置1において、画像形成が実行されると、定着部40において加熱されトナーが定着されたシートPが、排紙ローラー対24によって排紙部13(胴内排紙部W)に排出される。この際、図13に示すように、シートPが有する余熱によって、排紙部13の上方に向かって暖気がもたらされる(矢印D132)。該暖気は、読取部3Bを下方から暖めることとなる。このような場合であっても、本実施形態では、開口部125から流出された空気流が、前方底面部38に沿って流れている。このため、前記空気流が、読取部3Bの下面部35の下方で、上昇する暖気が有する熱を断熱する効果を備える。
更に、本実施形態では、開口部125から流出される空気流(図9の矢印D91)は、排紙ローラー対24がシートPを排出する方向(本実施形態では、副走査方向と交差する方向でもある)(図13の矢印D131)と直交する方向にもたらされる。このため、排紙ローラー対24から排出されるシートPにとって、前記空気流が向かい風となりにくい。すなわち、前記空気流は、排紙ローラー対24からシートPが排出されることを、妨げにくい。
以上、本実施形態では、装置本体2の冷却風路126から、読取部3Bの前方底面部38にもたらされる空気流によって、読取部3Bが好適に冷却される。この際、空気流は、装置本体2の開口部125を介して、前方底面部38のうち、凹部380に吹き付けられる。該凹部380は、読取部3Bの第1読取部Xの近傍に配置される。第1読取部Xの直下または、第1読取部Xの近傍では、読取ユニット311が固定配置される時間が長く、読取ユニット311によって熱しられやすい。したがって、読取部3Bの中でも、特に高温となりやすい部分に、空気流が吹きつけられることによって、読取部3Bが好適に冷却される。
また、開口部125は、読取ユニット311の主走査方向において、読取ユニット311の中央部に対応する読取部3Bの下面部35(前方底面部38)の領域に向かって、空気流を吹き付ける。このため、空気流が、読取部3Bの下面部35において、主走査方向に拡散され、下面部35(前方底面部38)を好適に冷却する。
更に、冷却風路126から前方底面部38に吹き付けられた空気流が、右方向に方向転換されるために、本実施形態では、下面部35の一部が、上方に切りかかれることで、前方底面部38が形成される。そして、冷却風路126のうち、開口部125の直前の右側面は、本体ハウジング10の左内壁部12L1によって画定される。開口部125は、上方に向かって開口され、該開口部125の右側端縁は、左内壁部12L1の上端である内壁上端部12L3によって画定される(図3)。また、冷却風路126のうち、開口部125の直前の左側面は、風路内壁部125Aによって画定され、該風路内壁部125Aは、読取部3Bの凹部左方立壁38Bに連結される。開口部125は、内壁上端部12L3に沿って、該内壁上端部12L3の排紙部13とは反対側に配置される。この結果、図10に示すように、画像形成装置1の使用者から見て、内壁上端部12L3が前後方向に直線的に配置され、開口部125が、胴内排紙部Wに露出されていない。このため、胴内排紙部Wが煩雑な形状を備えることがない。加えて、本体ハウジング10の内壁部を形成する左内壁部12L1が、右内壁部12R1と共に、複雑な形状を備えないため、製造コストが抑止される。また、排紙部13に排出されたシートを、操作者が取り出す際に、排紙部13に空気流が直接吹き付けられることがないため、前記シートの取り出し作業が、妨げられにくい。
更に、前方底面部38に沿って流れる前記空気流は、胴内排紙部Wに排紙されるシートPから発生する暖気から、読取部3Bを遮断する。したがって、読取ユニット311による発熱のみならず、シートPによってもたらされる熱によって、読取部3Bの温度が上昇することを効果的に抑止することができる。また、開口部125から流出される空気流は、シートPの排紙方向と直交する方向にもたらされる。このため、排紙ローラー対24からシートPが排出されることを、前記空気流が妨げることがない。
また、本実施形態では、読取部3Bに、読取部3Bを冷却するためのファンが設けられないため、読取部3Bの小型化が可能となる。
以上、本発明の実施形態に係る冷却風路を備えた画像形成装置1について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば次のような変形実施形態を取ることができる。
(1)上記の実施形態では、本体ハウジング10の内部に空気流を発生させる手段として、冷却ファン12Lbが用いられたが、本発明は、これに限定されるものではない。空気流を発生させる手段として、本体ハウジング10の内部において、シートを搬送する搬送ローラーであってもよい。すなわち、図2において、主搬送路22F(シート搬送路)の一部に、不図示の風路が連通される。そして、レジストローラー対23(シート搬送部材)が、シートを上方に搬送することで、シートの表面には層流が形成される。該層流が、主搬送路22Fから前記風路に流入されることによって、空気流がもたらされる。この場合であっても、開口部125から、読取部3Bの前方底面部38に向かって、空気流が吹きつけられ、読取部3Bが好適に冷却される。
(2)更に、上記の実施形態では、画像読取装置3が、搬送部3Aを備える構成にて、説明されたが、本発明は、これに限定されるものではない。画像読取部として、搬送部3Aを備えない構成であってもよい。この場合、原稿押さえ部3Cおよび読取部3Bが、本体ハウジング10の上方に配置される。そして、読取部3Bの上面に配設される原稿ガラス台には、前述の第2読取部Yに相当する読取領域のみが配設される。この場合であっても、開口部125から吹き付けられる空気流によって、読取部3Bの下面部35(前方底面部38)が好適に冷却される。そして、読取ユニット311の光源は、第2読取部Yの下方であって、読取ユニット311が待機する待機位置の周辺の温度を上昇させやすい。したがって、開口部125から、該待機位置に対応する読取部3Bの下面部35の領域に向かって、空気流が吹き付けられることで、読取部3Bが、更に好適に冷却される。
1 画像形成装置
10 本体ハウジング(筐体)
11 前カバー
12 後カバー
123A 第1軸受部
123B 第2軸受部
123C 第1固定部
123D 第2固定部
125 開口部(吹き出し口)
126 冷却風路(誘導風路)
12L 左カバー
12L1 左内壁部(内壁部)
12L2 左固定面
12La 吸気口
12Lb 冷却ファン(空気流発生部)
12L3 内壁上端部
12R 右カバー
12R1 右内壁部
12R2 右固定面
13 排紙部
13T 後上面部
2 装置本体
3 画像読取装置
3A 搬送部
3B 読取部(画像読取部)
3C 原稿押さえ部
301 原稿トレイ
301A 原稿ガイド
302 第1搬送路
303 第1搬送ローラー対
304 原稿排紙トレイ
305 第2搬送路
306 第2搬送ローラー対
31 読取部前壁
311 読取ユニット
32 読取部左壁
33 読取部右壁
34 読取部後壁
35 下面部(底部)
35A 第1軸部
35B 第2軸部
35C 第1挿入部
35D 第2挿入部
36 下方隆起部
37 リブ
38 前方底面部
380 凹部(案内部)
38A 後方立壁
38B 凹部左方立壁(壁部)
38C 後方立壁左端部
38D 前方立壁
X 第1読取部
Y 第2読取部
H 読取待機位置

Claims (10)

  1. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部が収容される筐体と、
    底部を有し、前記筐体の上方に配設される画像読取部と、
    前記筐体の内部に空気流を発生させる空気流発生部と、
    前記筐体の内部において、前記空気流を上方に向かって誘導する誘導風路と、
    前記誘導風路に連通され、前記画像読取部の前記底部に対向して配置される吹き出し口と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像読取部は、
    原稿が載置される原稿載置台と、
    光源を備え、主走査方向に延設され、副走査方向に移動可能とされる読取手段と、
    前記原稿載置台上の領域であって、前記読取手段が固定された状態で、前記原稿載置台上に搬送される搬送原稿の画像が読み取られる第1の読取領域と、
    前記原稿載置台上の領域であって、前記読取手段が前記副走査方向に移動されながら、前記原稿載置台上に載置された固定原稿の画像が読み取られる第2の読取領域と、を備え、
    前記吹き出し口は、前記画像読取部の前記底部のうち、前記副走査方向において、前記第1の読取領域の中央部に近い領域に、対向して配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成部は、
    シートにトナー画像を担持させるトナー像形成部と、
    前記シートに前記トナー画像の定着処理を施す定着部と、を備え、
    前記画像読取部の前記底部との間に空間を介して、前記筐体の上面部に配設され、前記定着処理が施された前記シートが排出される排紙部を、更に備えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像読取部の前記底部は、前記吹き出し口に対向して配設され、かつ、前記空気流を前記第1の読取領域から前記第2の読取領域に向かう方向に案内する案内部を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記案内部は、前記画像読取部の前記底部において、前記吹き出し口に対向して配設される凹部であり、
    前記凹部は、前記第1の読取領域から前記第2の読取領域に向かう方向に面する壁部を備えることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記案内部が前記空気流を案内する方向と直交する方向に、前記定着処理が施されたシートを搬送し、該シートを前記排紙部に至らせる搬送ローラーを更に有することを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記吹き出し口は、前記読取手段の前記主走査方向の中央部に対向する前記画像読取部の前記底部の領域に、対向して配置されることを特徴とする請求項2乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記空気流発生部は、前記筐体に配設される回転式ファンであることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記空気流発生部は、前記筐体内に配設され、前記誘導風路に連通されるシート搬送路と、前記シート搬送路においてシートを搬送し、該シート表面に沿う層流を発生させるシート搬送部材と、から構成されることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記筐体は、前記排紙部の前記副走査方向の両端から立設され、前記読取手段を支持する1対の内壁部を備え、
    前記排紙部は、前記一対の内壁部と、画像読取部の底部とによって囲まれた胴内排紙部であって、
    前記吹き出し口は、前記内壁部のうち、一方の内壁部の上端縁に沿って、該上端縁の前記排紙部とは反対側に、前記画像読取部の前記底部に対向して配置され、
    前記凹部は、前記排紙部の上方を覆うように、前記画像読取部の前記底部に配設されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。

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