JP2013181222A - ワークのガス冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークの焼入れ処理を行う場合に、該ワークの上面、側面及び下面に冷却能力の高い冷却ガスを均一に接触させ、従来に比べ冷却効率良くワークの焼入れ処理(冷却)を行うことが可能なガス冷却装置を提供する。
【解決手段】ワークを入れる密閉容器と、前記密閉容器内を真空引きする真空ポンプと、前記密閉容器内に冷却ガスを供給する冷却ガス供給源と、を有し、前記密閉容器は上蓋、底板及び外筒からなり、前記外筒の中心部に設けられる前記ワークを支持する支持台と、前記外筒と前記支持台との間に配置される中間筒と、前記中間筒と前記外筒、前記上蓋及び前記底板との間にそれぞれ形成される冷却ガス流路と、前記中間筒内の上部に配置される循環ファンと、前記中間筒内に配置される環状壁と、前記中間筒内において前記支持台の上方に配置される内部ダクトと、を備え、前記内部ダクトには冷却機構が設けられている、ガス冷却装置が提供される。
【選択図】図4

Description

本発明は、ワークのガス冷却装置に関する。
自動車の内部部品(例えばトランスミッション部品等)に用いられる歯車等のワーク(鋼部品)の製造過程においては、焼入れ処理を行うために、前段工程において加熱処理が行われた後、冷却装置によってワークの冷却が行われる。そこで、例えば特許文献1にはワーク(鋼部品)を入れた密閉容器内に冷却ガスを封入し、その冷却ガスを密閉容器内でファンによって循環させワークを強制対流冷却させるガス冷却方法およびガス冷却装置が開示されている。
また、例えば特許文献2にはワーク(鋼部品)に冷却ガスを接触させて冷却させる際に、冷却ガスを整流する整流機構を設けて当該ガスをワークに対して均一に接触させる技術が開示されている。
ここでは、特に特許文献1に開示されている従来のガス冷却装置について図面を参照してその構造を簡単に説明する。図1には、従来のガス冷却装置における密閉状態である容器100の縦断面図を示す。容器100は外筒108と内筒109から成る二重構造であり、この二重筒間には冷却水が通る冷却水路110が形成されている。内筒109の中心部111には支持台112が設けられ支持台112には冷却対象であるワーク120が保持される。また、内筒109と支持台112の間には中間筒114が配置され、この中間筒114と内筒109の間、中間筒114と容器100の上蓋101との間および中間筒114と容器100の底板102との間には流体流路122〜124が形成されている。中間筒114の内周面には、中心部111で最も狭くなり、これより上下方向に向かって次第に広がる逆円錐台形状および円錐台形状の断面形状を持つ空間126、127が形成されるような環状壁129が設けられている。
また、中間筒114内の上部中央には回転軸131に支持される循環ファン130が設置され、上蓋101上部に載置されたモーター133の動力によって循環ファン130が稼動(回転)する。循環ファン130の下面と支持台112間の空間126には空間126を流れる流体を整流するための内部ダクト135が配置される。
図2(a)にはこの内部ダクト135の平面図、図2(b)には内部ダクト135の正面図を示す。図2に示すように内部ダクト135は、空間126の上部から中心部111に向かって延びる逆円錐台形状のコア部136と、コア部136の外周面に互いに円周方向に離間して上下方向および半径方向外側に延び、その上端が互いに同一円周方向に弧状に湾曲する複数のガイド片137から構成される。このガイド片137の任意のものが中間筒114の環状壁129に固定されることで、内部ダクト135は固定される。
また、内筒109の内周面には伝熱フィン140が設置されている。一方、容器1下方の底板102上には、その中央部が円錐台形状に上方に盛り上がり、周辺部が弧状に上方に湾曲する下部整流板145が設置され、容器100上方の上蓋101下面には、その中央部が逆円錐台形状に下方に突出する上部整流板146が設置される。なお、モーター133の回転軸148はこの上部整流板146の中央部を貫通して循環ファン130に連通する構成となっている。
以上説明したように構成される従来のガス冷却装置において、ワーク120が支持台112に保持された後、容器100内に冷却ガスが導入され、容器100に冷却ガスが封入される。そして、循環ファン130をモーター133の稼動により回転させ、冷却ガスを図1に示す矢印のように流体流路122〜124において循環させる。ワーク120は容器100内を循環する冷却ガスによって所定の時間冷却される。ここで、容器100内の冷却ガスは、冷却水路110を通る冷却水によって水冷された伝熱フィン140に接触することによって随時冷却され、その冷却性能が常時担保される。
なお、ワーク(鋼部品)を冷却する際の冷却ガスとしては、例えば一種の不活性ガス、一種または二種以上の混合不活性ガス、または水素ガス単体や、水素ガスと不活性ガスの混合ガスが用いられる。
特開2000−87136号公報 特開2011−12303号公報
しかしながら、上記図1及び図2を参照して説明したような構成の上記特許文献1等に開示された従来のガス冷却装置を用いてワークの冷却を行う場合、ワークの上面に、上方から冷却ガスが接触し、その後ワークの側面、下面に冷却ガスが接触するというように、常時均一に冷却ガスがワークに接触する状態での冷却ができなかった。ワークとしては例えば歯車が例示されるが、その歯車の歯部は側面に設けられているため、ワークが歯車である場合、歯部の冷却が均一に行われない恐れがあった。歯車の歯部にはその性質上極めて緻密な精度での焼入れ処理が求められるため、上面、側面、下面に対し高精度に均一な焼入れ処理(冷却)が行われる必要がある。即ち、ワークの焼入れ処理に極めて高精度な均一性が求められる場合、上記特許文献1に記載のガス冷却装置ではその冷却において十分な精度が担保されないという問題点があった。
また、ワーク上面と下面の冷却が均一に行われないために、例えば歯車の歯部だけに限らず、ワーク全体の形状が変形してしまう恐れがあった。これは、ワーク上面に接触する冷却ガスの速度とワーク下面に接触する冷却ガスの速度が異なるため、上面と下面での冷却速度に差異が生じてしまうためである。
一方、上記特許文献2に記載のガス冷却装置を用いてワークの冷却を行う場合、ワークの材質や大きさによっては冷却ガスの整流・循環が十分に行われない場合があった。即ち、ワークの大きさが大きくなると、冷却時に必要な熱交換量が増大するため、既存の設備の冷却能力では十分ではなくなる場合がある。また、ワークが大きくなると、予め定められた冷却工程サイクル内において冷却が完了しない恐れがあり、冷却工程サイクルの延長を行う必要があるため、冷却(熱処理)コストの増大や生産性の低下が懸念されていた。更には、ワークの材質によっては、冷却処理中に高温(例えば1000℃程度)のワークが整流機構近傍に配置され、特に複数のワークに対して冷却処理を行う場合には、複数の高温のワークが連続して整流機構や内部ダクト近傍に配置されることになるため、整流機構や内部ダクト自体が加熱されてしまう恐れがあった。
また、上記特許文献1、2に記載されているような従来のガス冷却装置において冷却能力の向上を図るための方法としては、例えば装置内の冷却ガス密度の増加、低比熱ガスの選定、熱交換容量の増加、ガス循環用のファン能力の向上等が挙げられる。しかしながら、冷却ガス密度の増加には装置の密閉容器内圧力を上げる必要があり、設備コストが増大してしまうことや、密閉容器の保全管理が難しくなるといった問題がある。また、例えば水素ガスやヘリウムガス等の低比熱ガスを用いるとコスト増大に加え、特に水素ガスを用いた場合には、装置の危険性が増大してしまうといった問題がある。更に、例えば密閉容器内に設置される伝熱フィンの表面積を増やしたり、冷却水路内の水温を低下させることで熱交換容量を増加させると、伝熱フィンの設備コスト増大や、冷却水の水温を低温で維持するためのコスト等が増大してしまう。また、ガス循環用のファン能力(回転数・ファン口径)を上げるためにはモーター容量を増大させる必要があり、設備コストの増大が問題となる。従って、このような方法は現実的に実施することは難しい。
一方で、設備コスト等の面から、従来に比べ尚一層の装置の小型化を図ることが好ましい。このとき、ガス冷却装置の小型化に際し密閉容器の外筒・内筒の変更には届出が必要であり、手続が煩雑であることから、装置内部の変更のみで冷却効率を向上させることが可能な装置開発が求められていた。即ち、ガス冷却装置における密閉容器は例えば第2種圧力容器(労働安全衛生法施工令第1条第7号にて定められる)であり、密閉容器の外筒・内筒の変更にはボイラ協会の認可(各種書類の提出や立会検査等)が必要とされる。具体的には、密閉容器の外筒・内筒にて溶接・穴あけ・切断・研磨等の加工や使用部品の交換には再認可が必要とされる。従って、密閉容器内部の構造を変更するのみでワークの均一冷却を行うことが求められており、従来のガス冷却装置にはなお改良の余地があった。
そこで、上記事情に鑑み、本発明の目的は、ワークの焼入れ処理を行う場合に、該ワークの上面、側面及び下面に冷却能力の高い冷却ガスを均一に接触させ、且つ、ワーク近傍を重点的に冷却することで従来に比べ冷却効率良くワークの焼入れ処理(冷却)を行うことが可能なガス冷却装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明によれば、ワークに冷却ガスを接触させて冷却するガス冷却装置であって、ワークを入れる密閉容器と、前記密閉容器内を真空引きする真空ポンプと、前記密閉容器内に冷却ガスを供給する冷却ガス供給源と、を有し、前記密閉容器は上蓋、底板及び外筒からなり、前記外筒の中心部に設けられる前記ワークを支持する支持台と、前記外筒と前記支持台との間に配置される中間筒と、前記中間筒と前記外筒、前記上蓋及び前記底板との間にそれぞれ形成される冷却ガス流路と、前記中間筒内の上部に配置される循環ファンと、前記中間筒内に配置される環状壁と、前記中間筒内において前記支持台の上方に配置される内部ダクトと、を備え、前記内部ダクトには冷却機構が設けられている、ガス冷却装置が提供される。
上記ガス冷却装置において、前記冷却機構は、前記内部ダクトに取り付けられ、内部に冷媒が流れる構成の冷却パイプであっても良い。また、前記内部ダクトは2重管構造であり、前記冷却機構は前記内部ダクトの内部を通る冷媒流路であっても良い。
また、上記ガス冷却装置は、前記中間筒と前記支持台の間に設けられ、冷却ガスの整流を行う整流機構を備えていても良い。前記整流機構には、内部に冷媒が流れる冷却パイプが取り付けられていても良い。前記整流機構は、冷却ガスを整流する整流流路と、冷却ガスを排出する排出部から構成され、前記整流流路は2重管構造であり、当該整流流路の内部には冷媒流路が設けられていても良い。
また、上記ガス冷却装置において、前記環状壁には、内部に冷媒が流れる冷却パイプが取り付けられていても良い。前記環状壁は2重管構造であり、当該環状壁の内部には冷媒流路が設けられていても良い。前記環状壁は、前記中間筒内において前記支持台を囲むように配置されていても良い。
前記循環ファンの回転数は可変であっても良い。また、前記内部ダクトは、円錐台形状のコア部と、前記コア部の外周面に沿った方向に互いに相離れ、上下方向および半径方向に延び、その先端部が互いに同一円周方向に弧状に湾曲する複数のガイド片とから成るものとしても良い。
また、上記ガス冷却装置においては、前記底板の上面に、その中央部が円錐台形状に上方に盛り上がり、周辺部が弧状に上方に湾曲する下部整流板を有しても良く、前記上蓋の下面に、その中央部が逆円錐台形状に下方に突出する上部整流板を有しても良い。
また、前記冷却ガスは、1MPa以下の圧力の不活性ガス、水素ガスまたはこれら2種の混合ガスであっても良い。
本発明によれば、ワークの焼入れ処理を行う場合に、該ワークの上面、側面及び下面に冷却能力の高い冷却ガスを均一に接触させ、且つ、ワーク近傍を重点的に冷却することで従来に比べ冷却効率良くワークの焼入れ処理(冷却)を行うことが可能なガス冷却装置が提供される。また、従来のガス冷却装置に比べ設備の小型化が図られ、設備の簡素化、設備コストの低減が可能となる。
従来のガス冷却装置における密閉状態である容器の縦断面図である。 (a)従来のガス冷却装置における内部ダクトの平面図である。 (b)従来のガス冷却装置における内部ダクトの正面図である。 本発明の実施の形態にかかるガス冷却装置全体の概略説明図である。 容器の構成を示す説明図である。 (a)ガス冷却装置における内部ダクトの平面図である。 (b)ガス冷却装置における内部ダクトの正面図である。 ワーク近傍の冷却ガスの流れを示す説明図である。 本発明の他の実施の形態にかかる容器の概略説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図3は本実施の形態にかかるガス冷却装置1全体の概略説明図である。ワーク5が投入される減圧および加圧可能な密閉容器10(以下、単に容器10とも呼称する)は、排気バルブ11を備える排気路12を介して、真空ポンプ14に連通している。また、容器10は、導入バルブ16を備える導入路17を介して容器10に冷却ガスを導入する冷却ガス供給源としての貯留部20と連通している。
また、図4は容器10の構成を示す説明図である。容器10は外筒24、上蓋34及び底板35から構成される円柱形状の構造を有しており、容器10の側面(即ち、外筒24の側面)には、ワーク5の容器10への搬入・搬出を行うための出入口27が設けられている。なお、ワーク5としては例えば歯車等のリング形状の鋼部品が例示される。
外筒24内部の中心部にはワーク5を支持する支持台30が設置されており、ガス冷却を行う場合には、ワーク5が支持台30に支持される。また、外筒24と支持台30との間には円筒形状の中間筒32が配置されている。図4に示すように、中間筒32と上蓋34との間には空間が空いており、当該空間は冷却ガスが通る流体通路37となっている。また、中間筒32と外筒24との間にも空間が空いており、当該空間は流体通路38となっている。更に、中間筒32と底板35との間にも空間が空いており、当該空間は流体通路39となっている。これら流体通路37〜39と中間筒32の内部空間42は容器10内部において連通しており、流体通路37〜39と後述する内部空間42を冷却ガス流路として、容器10内に導入された冷却ガスが所定の方向に循環する構成となっている。
また、上蓋34には、貯留部20に連通する導入路17が設けられており、底板35には真空ポンプ14に連通する排気路12が設けられている(図3参照)。この導入路17を介して冷却ガス導入源としての貯留部20から冷却ガスが容器10内に導入される構成となっている。
中間筒32の内部中央の支持台30上方には、円錐台形状(上に凸形状)の内部ダクト40が配置されており、内部ダクト40の側方、即ち中間筒32と内部ダクト40の間には、下方向に向かって狭くなる内部空間42が形成されている。図5には、内部ダクト40の平面図(図5a)および正面図(図5b)を示す。ここで、内部ダクト40は、円錐台形状のコア部40aとコア部40aの外周面に互いに相離れた上下方向および半径方向に延び、その上端が互いに同一円周状に弧状に湾曲する複数のガイド片40bから成っている。内部空間42では、このガイド片40bに沿って冷却ガスが流動する構成となっている。
また、空間42の下部には、空間42を流れる流体を支持台30の方向(ワーク5の方向)に整流する整流機構45が設置されている。整流機構45は支持台30および支持台30に支持されたワーク5を囲むような形状であり、複数の湾曲した整流流路45aと冷却後のガスを排出する排出部45bから構成されている。図4に示すように、整流流路45aの一方の端部は空間42に面して上方に開口しており、他方の端部は支持台30に保持された状態のワーク5側面に対向するように開口している。また、整流流路45aの下部には容器10の下方に向かって広がる円錐台形状の排出部45bが配置される。
また、中間筒32の内部においては、上記整流機構45の排出部45bを囲むように、環状壁47が設けられている。この環状壁47は整流機構45を流れる冷却ガスを、排出部45bを介して容器10の内部下方(即ち、流体通路39)に効率的に排出させるために設けられている。
また、中間筒32内の上部中央には回転軸49に支持される循環ファン50が設置され、回転軸49と接続されている上蓋34上部に載置されるモーター51の駆動により循環ファン50は回転する。
また、図4に示すように、上蓋34の下面には、その中央部60aが逆円錐台形状に下方に突出する上部整流板60が配置され、底板35の上面にはその中央部61aが円錐台形状に盛り上がり、周辺部61bが弧状に上方に湾曲する下部整流板61が配置される。容器10内の冷却ガスはこれら上部整流板60及び下部整流板61に沿って循環する。
一方、内部ダクト40のコア部40a側面及び下面と、環状壁47の内側面には冷却機構としての複数の冷却パイプ70が取り付けられている。また、複数の整流流路45aにも同様に冷却機構としての複数の冷却パイプ70が取り付けられている。これら冷却パイプ70に流れる冷媒は共通の流路から分岐している構成となっており、容器10内部且つ中間筒32の外側の空間(即ち、流体通路38)の一方側には、冷却パイプ70に冷媒を供給する供給側パイプ72が設けられ、他方側には、冷却パイプ70を通った冷媒を排出するための排出側パイプ73が設けられている。即ち、供給側パイプ72から複数に分岐した冷却パイプ70がコア部40a側面、環状壁47内側面及び整流流路45aのそれぞれに取り付けられ、それら冷却パイプ70に流れる冷媒によって内部ダクト40、環状壁47及び整流機構45が冷却される構成となっている。なお、複数の冷却パイプ70の構成は図4に図示したような構成に限定されるものではなく、コア部40a、環状壁47内側面及び整流流路45aを効率的に冷却することが可能な構成であれば良い。
また、供給側パイプ72はガス冷却装置1外部に設けられた冷媒供給装置(図示せず)に接続しており、例えば冷却水等の冷媒が装置外部の冷媒供給装置から供給され、分岐する冷却パイプ70へと導入される。一方、排出側パイプ73はガス冷却装置1外部に設けられた冷媒排出装置(図示せず)に接続しており、冷却パイプ70を通った冷媒が排出側パイプ73を介して装置外部の冷媒排出装置へ排出される。
以上図3〜5を参照して説明したように構成される本実施の形態にかかるガス冷却装置1において、例えば鋼部品の焼入れ処理等に代表されるワーク5のガス冷却が行われる。以下にそのガス冷却について説明する。
先ず、冷却ガスの導入前に、容器10内部は真空ポンプ14の稼動により減圧される。そして、貯留部20から例えば窒素、ヘリウム等の不活性ガス、水素ガスあるいはこれらのガスを2種ないし3種を混合したガスである冷却ガスが導入路17を介して容器10に導入される。このとき、容器10の減圧は行われず、冷却ガス導入時には容器10内が冷却ガスによって加圧された状態となる。冷却ガス導入後の容器10内の内圧は1MPa以下であることが好ましく、該圧力で十分な冷却能力を有し、且つ均一な冷却が可能である。そして、前段工程において加熱処理がなされた高温のワーク5が出入口27から容器10へ搬入される。搬入されたワーク5は支持台30に支持される。
続いて、モーター51の稼動により循環ファン50が回転し、容器10内部に導入された冷却ガスの循環が行われる。ここで、容器10内部における冷却ガスの循環経路は、上部整流板60、下部整流板61および整流機構45による冷却ガスの整流に伴い、内部空間42、整流機構45内部(整流流路45a、排出部45b)、流体通路39、38、37を経由する経路(図4中の矢印に示すような経路)となる。所定の時間循環ファン50を回転させて冷却ガスを容器10内に循環させ、ワーク5の冷却が行われる。なお、整流機構45における冷却ガスの流動についての詳細な説明は、図6を参照して後述する。
また、容器10に冷却ガスが導入されると共に、容器外部の冷媒供給装置(図示せず)から供給側パイプ72を介して冷媒が供給され、複数の分岐した各冷却パイプ70に冷媒が流れる。これにより、各冷却パイプ70が取り付けられた内部ダクト40、環状壁47及び整流機構45が冷却される。その結果、容器10内において循環する冷却ガスが内部空間42、整流流路45a、排出部45bをそれぞれ通過する際に、当該冷却ガスが冷媒によって冷却された内部空間42、整流流路45a、排出部45bに接触することで、冷却ガスの冷却能力が従来に比べ向上し、ガス冷却装置1におけるワーク5の冷却が効率的に行われる。なお、各冷却パイプ70に流された冷媒は排出側パイプ73に集められ、容器外部の冷媒排出装置(図示せず)へ排出される。
そして、ワーク5が十分に冷却された後、出入口27より当該ワーク5が取り出され、冷却が完了する。
ここで、ワーク5の冷却において、ワーク5近傍(即ち、整流機構45)における冷却ガスの流れはワーク5の側面に垂直な方向に当該ガスが噴射されるような構成となっている。図6は、本実施の形態にかかるガス冷却装置1におけるワーク5近傍の冷却ガスの流れを示す説明図である。なお、図6中の矢印が冷却ガスの流れを示す。
図6に示されるように、整流流路45aの開口部Aは、ワーク5の側面に垂直に冷却ガスが噴射されるように開口している。そのため、ワーク5の側面に冷却ガスは均一に噴射され、冷却が均一に行われる。また、整流機構45(整流流路45a)とワーク5の位置関係を適宜変更することにより、図6中の矢印に示すようにワーク5の上面および下面に冷却ガスが均一に流動・接触させられるような装置構成をとることが可能であるため、整流機構45とワーク5の位置関係を適当なものとすることにより、ワーク5の上面および下面に均一に冷却ガスを流動・接触させることが可能となる。
以上説明した本実施の形態にかかるガス冷却装置1及びそれを用いたワーク5の冷却方法では、内部ダクト40、環状壁47及び整流機構45にそれぞれを冷却するための冷却機構としての冷却パイプ70を取り付けた装置構成としてワーク5の冷却を行うものとしている。このため、容器10内において循環する冷却ガスが内部空間42、整流流路45a、排出部45bをそれぞれ通過する際に、冷媒によって冷却された内部空間42、整流流路45a、排出部45bに広範囲にわたって接触し、冷却ガスの冷却能力が従来の装置に比べ向上する。
加えて、本実施の形態にかかるガス冷却装置1では、整流機構45とワーク5の位置関係を好適なものとすることにより、ワーク5側面、上面および下面に均一に冷却ガスを接触させることができる。従って、ワーク5の上面と下面に対する冷却ガスの噴射量や流動速度が均一となり、ワーク5の上面と下面の冷却が均一に行われるため、ワーク5の上面と下面での冷却が不均一に行われることによって発生するワーク5の変形が防止されることとなる。
特に、ワーク5の代表例として例示される歯車における歯部は、通常ワーク5の側面部であり、本実施の形態にかかるガス冷却装置1によれば、この側面部全体に対する冷却が均一に行われることから、極めて緻密な均一性が求められる歯車の歯部の冷却(焼入れ)においても、本実施の形態にかかるガス冷却装置1は有用である。
以上説明したように、本実施の形態にかかるガス冷却装置1によれば、従来の装置に比べ冷却ガスの冷却能力を向上させることができるため、ワーク5を従来に比べ効率的に冷却することが可能となる。具体的には、冷却時間の短縮化やワークの生産効率の向上等が実現される。
また、特に特許文献2に記載のガス冷却装置と本実施の形態にかかるガス冷却装置1を比較した場合、従来のガス冷却装置では密閉容器を外筒・内筒の2つの外壁部分から構成されるものとしているが、本願では容器10の外壁部分を外筒24のみから構成しているため、装置の小型化が図られる。加えて、既存の密閉容器の場合、例えば第2種圧力容器であるガス冷却装置の容器部分の変更・改造には許可が必要となっているが、本願発明では容器の態様を変更・改造することなく、上記説明したような比較的簡易な構造の冷却機構(冷却パイプ70)を取り付けるだけで冷却能力の向上を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態の一例を説明したが、本発明は図示の形態に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば上記実施の形態にかかるガス冷却装置1では、冷却機構として冷媒の流れる冷却パイプ70を内部ダクト40、環状壁47及び整流機構45にそれぞれ取り付けるものとしているが、本発明における冷却機構の構成はこれに限られるものではない。
図7は本発明の他の実施の形態にかかるガス冷却装置に備えられる容器80の概略説明図である。なお、図7に図示した容器80の各構成要素については、冷却機構の構成と、後述する伝熱フィン86を除き上記実施の形態にかかるガス冷却装置1と同様であるため、同一の符号を付し、その説明は省略する。
図7に示すように、容器80に備えられる内部ダクト40’、環状壁47’及び整流流路45a’を構成する流路部分84は2重管構造となっており、それぞれの内部には冷媒流路82が形成されている。具体的には、内部ダクト40’の側面及び下面に沿うように例えば冷却水である冷媒が流れる冷媒流路82が形成されており、この冷媒流路82に冷媒を流すことで内部ダクト40’が冷却される。また、同様に、環状壁47’にも外周に沿って冷媒流路82が形成されている。更には、複数の湾曲した整流流路45a’を構成する流路部分84の内部にも冷媒流路82が形成されている。なお、図7に示すこれら冷媒流路82は、上記実施の形態と同様に装置外部の冷媒供給装置及び冷媒排出装置(共に図示せず)と連通しているが、その構成については上記実施の形態と同様であるため、説明は省略する。
また、図7に示すように、容器80の外筒24の内側面には鋼製の伝熱フィン86が設けられている。これにより、流体通路38を通過する冷却ガスが伝熱フィン86に接触することで冷却され、当該冷却ガスの冷却能力が向上する。
本発明の他の実施の形態にかかる容器80を備えたガス冷却装置によれば、上記実施の形態と同様に、容器80内において循環する冷却ガスが内部空間42、整流流路45a、排出部45bをそれぞれ通過する際に、冷媒によって冷却された内部空間42、整流流路45a、排出部45bに広範囲にわたって接触し、冷却ガスの冷却能力が従来の装置に比べ向上する。
加えて、容器80においては、例えば1000℃程度の高温のワーク5が整流機構45や内部ダクト40’近傍に配置され、且つ、複数のワーク5の冷却を連続的に行うため、整流流路45aを構成する流路部分84や内部ダクト40’が加熱されてしまう。その点、本実施の形態にかかる容器80では、流路部分84や内部ダクト40’の側面及び下面を2重管構造とし、冷媒流路82を設けたことで、上記実施の形態において図4に示した冷却パイプ70を取り付ける構成に比べ、流路部分84や内部ダクト40’がより効率的に冷却されるため、流路部分84や内部ダクト40’の加熱が抑えられ、その結果、容器80内を循環する冷却ガスの温度上昇も抑えられることとなり、冷却効率の向上が図られることになる。
本発明は、ワークのガス冷却装置に適用できる。
1…ガス冷却装置
5…ワーク
10、80…容器
11…排気バルブ
12…排気路
16…導入バルブ
17…導入路
20…貯留部
24…外筒
27…出入口
30…支持台
32…中間筒
34…上蓋
35…底板
37、38、39…流体通路
40、40’…内部ダクト
40a…コア部
40b…ガイド片
42…内部空間
45…整流機構
45a、45a’…整流流路
45b…排出部
47、47’…環状壁
49…回転軸
50…循環ファン
51…モーター
60…上部整流板
61…下部整流板
70…冷却パイプ
72…供給側パイプ
73…排出側パイプ
82…冷媒流路
84…流路部分
86…伝熱フィン

Claims (14)

  1. ワークに冷却ガスを接触させて冷却するガス冷却装置であって、
    ワークを入れる密閉容器と、
    前記密閉容器内を真空引きする真空ポンプと、
    前記密閉容器内に冷却ガスを供給する冷却ガス供給源と、を有し、
    前記密閉容器は上蓋、底板及び外筒からなり、
    前記外筒の中心部に設けられる前記ワークを支持する支持台と、
    前記外筒と前記支持台との間に配置される中間筒と、
    前記中間筒と前記外筒、前記上蓋及び前記底板との間にそれぞれ形成される冷却ガス流路と、
    前記中間筒内の上部に配置される循環ファンと、
    前記中間筒内に配置される環状壁と、
    前記中間筒内において前記支持台の上方に配置される内部ダクトと、を備え、
    前記内部ダクトには冷却機構が設けられている、ガス冷却装置。
  2. 前記冷却機構は、前記内部ダクトに取り付けられ、内部に冷媒が流れる構成の冷却パイプである、請求項1に記載のガス冷却装置。
  3. 前記内部ダクトは2重管構造であり、前記冷却機構は前記内部ダクトの内部を通る冷媒流路である、請求項1に記載のガス冷却装置。
  4. 前記中間筒と前記支持台の間に設けられ、冷却ガスの整流を行う整流機構を備える、請求項1〜3のいずれかに記載のガス冷却装置。
  5. 前記整流機構には、内部に冷媒が流れる冷却パイプが取り付けられている、請求項4に記載のガス冷却装置。
  6. 前記整流機構は、冷却ガスを整流する整流流路と、冷却ガスを排出する排出部から構成され、前記整流流路は2重管構造であり、当該整流流路の内部には冷媒流路が設けられている、請求項4に記載のガス冷却装置。
  7. 前記環状壁には、内部に冷媒が流れる冷却パイプが取り付けられている、請求項1〜6のいずれかに記載のガス冷却装置。
  8. 前記環状壁は2重管構造であり、当該環状壁の内部には冷媒流路が設けられている、請求項1〜6のいずれかに記載のガス冷却装置。
  9. 前記環状壁は、前記中間筒内において前記支持台を囲むように配置される、請求項1〜8のいずれかに記載のガス冷却装置。
  10. 前記循環ファンの回転数は可変である、請求項1〜9のいずれかに記載のガス冷却装置。
  11. 前記内部ダクトは、円錐台形状のコア部と、前記コア部の外周面に沿った方向に互いに相離れ、上下方向および半径方向に延び、その先端部が互いに同一円周方向に弧状に湾曲する複数のガイド片とから成る、請求項1〜10のいずれかに記載のガス冷却装置。
  12. 前記底板の上面に、その中央部が円錐台形状に上方に盛り上がり、周辺部が弧状に上方に湾曲する下部整流板を有する、請求項1〜11のいずれかに記載のガス冷却装置。
  13. 前記上蓋の下面に、その中央部が逆円錐台形状に下方に突出する上部整流板を有する、請求項1〜12のいずれかに記載のガス冷却装置。
  14. 前記冷却ガスは、1MPa以下の圧力の不活性ガス、水素ガスまたはこれら2種の混合ガスである、請求項1〜13のいずれかに記載のガス冷却装置。
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