JP2013181079A - ガラス貼り合わせ用半透明二軸延伸ポリエステルフィルム - Google Patents

ガラス貼り合わせ用半透明二軸延伸ポリエステルフィルム Download PDF

Info

Publication number
JP2013181079A
JP2013181079A JP2012044891A JP2012044891A JP2013181079A JP 2013181079 A JP2013181079 A JP 2013181079A JP 2012044891 A JP2012044891 A JP 2012044891A JP 2012044891 A JP2012044891 A JP 2012044891A JP 2013181079 A JP2013181079 A JP 2013181079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
polyester
biaxially stretched
glass
polyester film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012044891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5876750B2 (ja
Inventor
Toshiharu Watanabe
俊治 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
Priority to JP2012044891A priority Critical patent/JP5876750B2/ja
Publication of JP2013181079A publication Critical patent/JP2013181079A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5876750B2 publication Critical patent/JP5876750B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】 ガラスに貼り合わせて用いられるすりガラスと同様にプライバシー保護に役立ち、また室内の省エネルギーに寄与することのできる、適度な遮光性を有する半透明の二軸延伸ポリエステルフィルムを提供する。
【解決手段】 カーボンブラックを0.005〜1.5重量%、平均粒子径が2.1〜30μmの粒子を0.01〜5重量%それぞれ含有する二軸延伸ポリエステルフィルムであり、当該二軸延伸ポリエステルフィルムの全光線透過率が20〜80%であることを特徴とするガラス貼り合わせ用半透明二軸延伸ポリエステルフィルム。
【選択図】 なし

Description

本発明は、建築物の窓や室内ドア、浴槽ドアなどのガラス飛散防止や防犯、プライバシー保護に役立つ合わせガラス貼り合わせに好適に用いることのできる半透明の二軸延伸ポリエステルフィルム基材に関するものである。
建築物の窓、室内ドア、浴槽ドアに、プライバシーの保護の目的ですりガラスが使用されることがある。すりガラスのみではガラス飛散防止や防犯には劣る。例えば、室内ドアのガラスが割れて手足を切創するような事例が発生している。そのため、ガラス飛散防止や防犯には2枚のガラス板の間に樹脂を介して接着させた合わせガラスが有効である。
例えば、特許文献1によれば、合わせガラスの中間膜を設けているが、中間膜に強度や安定性に優れたフィルムを用いるものではなく、改良が求められている。
特許文献2によれば、窓ガラスの保護用シートとして厚さ0.4〜3mmのポリエステル製シートを用いることは開示されているが、保護用シートであって、上記問題を改良できるものではない。
特許文献3によれば、カーボンブラックを含有する遮光性の磁気記録媒体用フィルムが
開示されているがすりガラスのような光散乱性は期待できない。
特開平8−259279号公報 特開2004−338365号公報 特開昭61−237622号公報
本発明は、上記実状に鑑みなされたものであって、その解決課題は、ガラスに貼り合わせて用いられるすりガラスと同様にプライバシー保護に役立ち、また室内の省エネルギーに寄与することのできる、適度な遮光性を有する半透明の二軸延伸ポリエステルフィルムを提供することにある。
本発明者は、上記課題に鑑み鋭意検討した結果、特定の構成を有する二軸延伸ポリエステルフィルムによれば、上記課題を容易に解決できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨は、カーボンブラックを0.005〜1.5重量%、平均粒子径が2.1〜30μmの粒子を0.01〜5重量%それぞれ含有する二軸延伸ポリエステルフィルムであり、当該二軸延伸ポリエステルフィルムの全光線透過率が20〜80%であることを特徴とするガラス貼り合わせ用半透明二軸延伸ポリエステルフィルムに存する。
本発明によれば、擦りガラスと同様にプライバシー保護に役立ち、室内の省エネルギーに寄与するガラスに貼り合わせて用いる半透明の二軸延伸ポリエステルフィルムを提供することができ、本発明の工業的価値は高い。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムに用いるポリエステルは、芳香族ジカルボン酸と脂肪族グルコースとを重縮合させて得られるものである。芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸などが挙げられ、脂肪族グルコースとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等が挙げられる。代表的なポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン−2,6−ナフタレンカルボキシレート(PEN)等が例示される。これらの中でもPETは物性とコストのバランスが良好であり、最も良く用いられるポリエステルである。
また本発明で用いるポリエステルは、合計で10モル%以内、好ましくは5モル%以内であれば第三成分を含有した共重合体であってもよい。共重合ポリエステルのジカルボン酸成分としては、イソフタル酸、フタル酸、テレフタル酸、2,6−ナフタレンカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、オキシカルボン酸(例えば、P−オキシ安息香酸など)の一種または二種以上が挙げられ、グリコール成分として、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコール等の一種または二種以上が挙げられる。
本発明のポリエステルフィルムに用いるカーボンブラックは特に限定しないが、平均一次粒径が5〜100nmの範囲にあるファーネス法で製造されたカーボンブラックが物性と品質が安定しているので好ましい。カーボンブラックの添加量は0.005〜1.5重量%、好ましくは0.01〜1.0重量%である。カーボンブラックの添加量はフィルムの全光線透過率のコントロールに有効であり、フィルム厚みに応じて適切な添加量が決まる。
本発明のフィルムに用いるカーボンブラック以外の粒子の平均粒子径は2.1〜30μmであり、好ましくは3.0〜20μm、さらに好ましくは3.5〜15μmである。粒子の種類は特に限定されないが例えば、シリカ、球状シリカ、炭酸カルシウム、有機架橋粒子などが挙げられる。1.5μm未満の粒子ではフィルムの巻き特性を改善する効果が小さい、さらに光を散乱する効果が小さくガラス越しの像をぼかす効果(プライバシー保護性)が低下する。一方、30μmを超えるとフィルムの表面外観や生産性に悪影響を与える。
また粒子の添加量は、0.01〜5重量%であり、好ましくは0.05〜3重量%、さらに好ましくは0.1〜1重量%である。粒子添加量が0.01重量%未満ではフィルムの走行性や巻取り性に悪影響がある。一方、5重量%を超えて添加すると、生産時に破断しやすくなり生産性に悪影響を与える。
本発明のフィルムの全光線透過率は、通常20〜80%で、好ましくは25〜75%、さらに好ましくは30〜70%である。全光線透過率が20%未満では室内の明るさに乏しくなる傾向があり、80%を超えると遮光性が劣る傾向があり、夏季に室内の温度上昇をもたらすことになる。
本発明のフィルムのヘーズ値は、90%以上が好ましくは、さらに好ましくは95%以上、特に好ましくは97%以上である。ヘーズ値が90%未満では、直線光透過率が高くなりプライバシー保護性が低下する傾向がある。
本発明のフィルム厚さは、特に限定はしないが10〜300μmであり、好ましくは20〜200μmである。フィルム厚さが10μmよりも小さい場合、ガラス貼り合わせ作業性が悪化する、一方フィルム厚さが300μmよりも大きい場合は、製膜時の機械的な負荷が大きくなり生産性が低下することがある。
また本発明のフィルムの180℃、5分の加熱収縮率は、好ましくはフィルム流れ方向が0.8〜4.0%で、フィルム幅方向が−1.0〜0.5%であり、特に好ましくはフィルム流れ方向が1.2〜3.0%で、フィルム幅方向が−0.5〜0.3%である。収縮率がこれらの範囲を外れると曲面ガラスへのフィルムの施工性が悪くなる傾向がある。
本発明のフィルムには、必要に応じて、紫外線吸収剤、帯電防止剤、酸化防止剤、蛍光増白剤等の添加剤を含有してもよい。
またフィルムは単層構成以外にも2層以上の共押し出し積層構成であってもよい。
次に本発明のフィルムの製造方法を具体的に説明するが、本発明の構成要件を満足する限り、以下の例示に特に限定されるものではない。
本発明のフィルムを製造するときには、ポリエステルを押出機に供給し、各ポリエステルの融点以上の温度に加熱して溶融させる。次いで、溶融ポリマーをギヤポンプとフィルターを介してフィードブロックで合流させダイから溶融シートとして押出す。続いて、溶融シートを回転冷却ドラム上でガラス転位温度未満にまで急冷し、非晶質の未延伸フィルムを得る。このとき、未延伸フィルムの平面性を向上させるために、静電印加密着法や液体塗布密着法等によって、未延伸フィルムと回転冷却ドラムとの密着性を向上させてもよい。そして、ロール延伸機を用いて、未延伸フィルムをその長手方向に延伸(縦延伸)することにより一軸延伸フィルムを得る。このときの延伸温度は、原料レジンのガラス転移温度(Tg)のマイナス10℃からプラス40℃の温度範囲で延伸する。また、延伸倍率は、好ましくは1.5〜6.0倍、さらに好ましくは2.0〜5.0倍である。さらに、縦延伸を一段階のみで行ってもよいし、二段階以上に分けて行ってもよい。その後テンターに導きテンター延伸機を用いて、一軸延伸フィルムをその幅方向に延伸(横延伸)することにより二軸延伸フィルムを得る。
このときの延伸温度は、原料レジンのガラス転移温度(Tg)からプラス50℃の温度範囲で延伸する。また、延伸倍率は、好ましくは2.5〜6.0倍、さらに好ましくは3.0〜5.0倍である。さらに、横延伸を一段階のみで行ってもよいし、二段以上に分けて行ってもよい。また縦と横を同時に行う同時二軸延伸を行ってもよい。そして二軸延伸フィルムを熱処理することにより積層フィルムが製造される。このときの熱処理温度は、共押出し積層の表層(A層)に用いるポリエステルの融点をTmとすると、Tm−6〜Tm−100℃である。また熱固定の時間は1.5〜10秒である。また二軸延伸フィルムを熱処理するときには、二軸延伸フィルムに対して6%以内のフィルム幅方向の弛緩を行うことが好ましい。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。なお、実施例および本発明で用いた測定法および用語の定義は次のとおりである。
(1)粒子の平均粒子径
低温灰化プラズマ装置にて、フィルム延伸方向の表面を1μmまで灰化した後、走査型電子顕微鏡にて、粒径1μm以上の粒子の長径と短径を少なくとも100個について求め、相加平均を平均粒子径とする。
(2)フィルムの全光線透過率
濁度計NDH300A(日本電色(株)製)を用いてフィルムの全光線透過率を測定する。
(3)プライバシー保護性
MSゴシックの書体でフォント24の1から9の数字を印刷したA4コピー用紙を面光源の上に置き、試験フィルムを通して面光源から30cmの距離から数字が判別できなくなるフィルムと数字を印刷したA4コピー用紙との間の距離を測定する。プライバシー保護性は以下のように評価する。
○:数字が判別できなくなる距離が3cm以下で、プライバシー保護性が優れる
△:数字が判別できなくなる距離が3〜10cmで、プライバシー保護性はややある
×:数字が判別できなくなる距離が10cmを超える、プライバシー保護性不良
(4)採光性
フィルムの全光線透過率の値から以下のように評価した。
○:全光線透過率が20〜80%の間で適切な量の光が入り採光性が良好
×1:全光線透過率が80%を超えるため遮光性が不良
×2:全光線透過率が20%未満のため室内が暗くなり、採光性が不良
(5)フィルム巻き作業性
製膜工程における巻取り作業性を評価し、次の3ランクに分けた。
○:スムースに巻き取ることができ、端面も揃っておりツブ跡やシワの発生もない
△:ほぼ問題なく巻取りができるが、端面がやや不揃いで時々ツブ跡シワが発生する
×:キズ、シワが入りやすく、また端面が不揃いになりやすい
(原料の調整)
・ポリエステルa
テレフタル酸ジメチル100重量部とエチレングリコール60重量部とを出発原料とし、触媒として酢酸マグネシウム・四水塩0.09重量部を反応器にとり、反応開始温度を150℃とし、メタノールの留去とともに徐々に反応温度を上昇させ、3時間後に230℃とした。4時間後、実質的にエステル交換反応を終了させた。この反応混合物にエチルアシッドフォスフェート0.04部を添加した後、三酸化アンチモン0.04部を加えて、4時間重縮合反応を行った。すなわち、温度を230℃から徐々に昇温し280℃とした。一方、圧力は常圧より徐々に減じ、最終的には0.3mmHgとした。反応開始後、反応槽の攪拌動力の変化により、極限粘度0.63に相当する時点で反応を停止し、窒素加圧下ポリマーを吐出させた。得られたポリエステルaの極限粘度は0.70、融点は253℃である。
・ポリエステルb
ポリエステルaをベント付き二軸押出機に供して、カーボンブラック(オイル
ファーネスブラック 平均一次粒径70nm)を2.0重量%濃度となるように供給して溶融混練りしてチップ化を行った。得られたポリエステルdの極限粘度は0.60である。
・ポリエステルc
ポリエステルaの製造において、三酸化アンチモン0.04部を加えたのち、平均粒子径2.5μmの不定形シリカ粒子を添加した。得られたポリエステルcの不定形シリカ粒子の濃度は1.0重量%で極限粘度は0.65である。
・ポリエステルd
ベント付き二軸押出機を用いて、平均粒径4μmの架橋スチレン-アクリル有機粒子を10重量%の濃度となるようにポリエステルaに添加し溶融混練りを行ってチップ化を行った。得られたポリエステルdの極限粘度は0.65である。
・ポリエステルe
ベント付き二軸押出機を用いて、平均粒径6μmの架橋スチレン-アクリル有機粒子を10重量%の濃度となるようにポリエステルaに添加し溶融混練りを行ってチップ化を行った。得られたポリエステルeの極限粘度は0.65である。
・ポリエステルf
ポリエステルaの製造において、三酸化アンチモン0.04部を加えたのち、平均粒子径0.7μmの合成炭酸カルシウム粒子を添加した。得られたポリエステルfの合成炭酸カルシウム粒子の濃度は1.0重量%で極限粘度は0.66である。
・ポリエステルg
ベント付き二軸押出機を用いて、平均粒子径70μmの球状シリカ粒子を1.0重量%の濃度となるようにポリエステルaに添加し溶融混練りを行ってチップ化を行った。得られたポリエステルgの極限粘度は0.65である。
実施例1:
ポリエステルa、ポリエステルbとポリエステルcの比率が77.5/2.5/20.0(重量比)の混合物をベント付き2軸押出機に供給して溶融温度280℃で溶融した後、溶融ポリマーをギヤポンプとフィルターを介してダイを通してキャスティングドラムに引き取り未延伸フィルムを得た。かくして得られた未延伸フィルムを縦延伸ロールに送り込み、まずフィルム温度90℃で3.6倍延伸した後、テンターに導き95℃で横方向に4.5倍延伸して二軸配向フィルムを得た。次いで、得られた二軸配向フィルムを熱固定ゾーンに導き、220℃で熱処理し、幅方向に5.0%熱弛緩を行い下記表1に記載したポリエステルフィルムを得た。
実施例2:
ポリエステルa、ポリエステルbとポリエステルcの比率が75.0/5.0/20.0(重量比)の混合物をベント付き2軸押出機に供給して溶融温度280℃で溶融した後、溶融ポリマーをギヤポンプとフィルターを介してダイを通してキャスティングドラムに引き取り未延伸フィルムを得た。かくして得られた未延伸フィルムを縦延伸ロールに送り込み、まずフィルム温度90℃で3.1倍延伸した後、テンターに導き95℃で横方向に3.3倍延伸して二軸配向フィルムを得た。次いで、得られた二軸配向フィルムを熱固定ゾーンに導き、230℃で熱処理し、幅方向に4.0%熱弛緩は行い下記表1に記載したポリエステルフィルムを得た。
実施例3:
ポリエステルa、ポリエステルbとポリエステルdの比率が82.0/16.0/2.0(重量比)の混合物をベント付き2軸押出機に供給したほか実施例2と同じ。
実施例4:
ポリエステルa、ポリエステルbとポリエステルeの比率が78.5/19.5/2.0(重量比)の混合物をベント付き2軸押出機に供給したほか実施例1と同じ。
実施例5:
ポリエステルa、ポリエステルbとポリエステルeの比率が96.0/2.0/2.0(重量比)の混合物をベント付き2軸押出機に供給したほか実施例2と同じ。
比較例1:
ポリエステルa、ポリエステルbとポリエステルcの比率が37.0/43.0/20.0(重量比)の混合物をベント付き2軸押出機に供給したほか実施例2と同じ。
比較例2:
ポリエステルaとポリエステルcの比率が80.0/20.0(重量比)の混合物をベント付き2軸押出機に供給したほか実施例1と同じ。
比較例3:
ポリエステルaとポリエステルbの比率が84.0/16.0(重量比)の混合物をベント付き2軸押出機に供給したほか実施例1と同じ。
比較例4:
ポリエステルa、ポリエステルbとポリエステルfの比率が64.0/16.0/20.0(重量比)の混合物をベント付き2軸押出機に供給したほか実施例2と同じ。
比較例5:
ポリエステルa、ポリエステルbとポリエステルeの比率が14.0/16.0/70.0(重量比)の混合物をベント付き2軸押出機に供給して実施例1と同じ条件で製膜しようとしたがフィルムの破断が頻発したためフィルム採取ができなかった。
比較例6:
ポリエステルa、ポリエステルbとポリエステルgの比率が44.0/16.0/40.0(重量比)の混合物をベント付き2軸押出機に供給して実施例1と同じ条件で製膜しようとしたがフィルムの破断が頻発したためフィルム採取ができなかった。
Figure 2013181079
Figure 2013181079
実施例1〜5においては、カーボンブラックおよび粒子が適切で所定量添加しているため採光性とプラバシー保護性に優れる。一方、比較例1はカーボンブラックの添加量が大きいため採光性に劣る、比較例2はカーボンブラックが添加されていないため遮光性に劣る、比較例3は粒子が添加されていないためフィルム巻き性に劣る、比較例4は添加した粒子の粒子径が小さいため、プライバシー保護性に劣る。
本発明のフィルムは、例えば、採光性とプライバシー保護性を要求されるガラス貼り合わせ用基材フィルムとして好適に利用することができる。

Claims (1)

  1. カーボンブラックを0.005〜1.5重量%、平均粒子径が2.1〜30μmの粒子を0.01〜5重量%それぞれ含有する二軸延伸ポリエステルフィルムであり、当該二軸延伸ポリエステルフィルムの全光線透過率が20〜80%であることを特徴とするガラス貼り合わせ用半透明二軸延伸ポリエステルフィルム。
JP2012044891A 2012-03-01 2012-03-01 ガラス貼り合わせ用半透明二軸延伸ポリエステルフィルム Active JP5876750B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012044891A JP5876750B2 (ja) 2012-03-01 2012-03-01 ガラス貼り合わせ用半透明二軸延伸ポリエステルフィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012044891A JP5876750B2 (ja) 2012-03-01 2012-03-01 ガラス貼り合わせ用半透明二軸延伸ポリエステルフィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013181079A true JP2013181079A (ja) 2013-09-12
JP5876750B2 JP5876750B2 (ja) 2016-03-02

Family

ID=49271978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012044891A Active JP5876750B2 (ja) 2012-03-01 2012-03-01 ガラス貼り合わせ用半透明二軸延伸ポリエステルフィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5876750B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015183055A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 東レ株式会社 ポリエステルフィルム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07173327A (ja) * 1993-12-20 1995-07-11 Nippon Shokubai Co Ltd 熱線遮蔽材組成物および該組成物からなる熱線遮蔽材
JPH11133591A (ja) * 1997-10-31 1999-05-21 Fujirekkusu Kk 光拡散性画像形成用感光性フィルム、装飾ガラスの製造方法及び装飾ガラス
JP2001071437A (ja) * 1999-07-05 2001-03-21 Mitsubishi Polyester Film Copp 窓貼り用二軸配向ポリエステルフィルム
JP2001253957A (ja) * 2000-03-09 2001-09-18 Mitsubishi Polyester Film Copp ポリエステルフィルム
JP2003246933A (ja) * 2002-02-27 2003-09-05 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 透光板用熱可塑性樹脂シート
JP2005001301A (ja) * 2003-06-13 2005-01-06 F Hamamatsu:Kk 着色ガラス用着色シート及び着色ガラス

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07173327A (ja) * 1993-12-20 1995-07-11 Nippon Shokubai Co Ltd 熱線遮蔽材組成物および該組成物からなる熱線遮蔽材
JPH11133591A (ja) * 1997-10-31 1999-05-21 Fujirekkusu Kk 光拡散性画像形成用感光性フィルム、装飾ガラスの製造方法及び装飾ガラス
JP2001071437A (ja) * 1999-07-05 2001-03-21 Mitsubishi Polyester Film Copp 窓貼り用二軸配向ポリエステルフィルム
JP2001253957A (ja) * 2000-03-09 2001-09-18 Mitsubishi Polyester Film Copp ポリエステルフィルム
JP2003246933A (ja) * 2002-02-27 2003-09-05 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 透光板用熱可塑性樹脂シート
JP2005001301A (ja) * 2003-06-13 2005-01-06 F Hamamatsu:Kk 着色ガラス用着色シート及び着色ガラス

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015183055A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 東レ株式会社 ポリエステルフィルム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5876750B2 (ja) 2016-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007237720A (ja) 光学用積層ポリエステルフィルム
JP4836549B2 (ja) 積層ポリエステルフィルム
JP2009202356A (ja) 光学用ポリエステルフィルム
JP2009214354A (ja) 光学用積層ポリエステルフィルム
JP2016177211A (ja) 偏光板保護フィルム用積層ポリエステルフィルム
JP5876750B2 (ja) ガラス貼り合わせ用半透明二軸延伸ポリエステルフィルム
JP2014019008A (ja) 積層ポリエステルフィルム
JP6340855B2 (ja) フィルム積層体
JP2007045024A (ja) 積層ポリエステルフィルム
JP5064683B2 (ja) 積層ポリエステルフィルム
JP5147470B2 (ja) 積層二軸延伸ポリエテルフィルム
JP4583105B2 (ja) 共押出し積層ポリエテルフィルム
JP2008155576A (ja) 二軸延伸ポリエテルフィルム
JP5787736B2 (ja) ガラス貼り合わせ用半透明二軸延伸ポリエステルフィルム
JP2007130958A (ja) 光学用積層ポリエステルフィルム
JP2018062105A (ja) 易接着性積層ポリエステルフィルム
JP2009214489A (ja) 積層二軸延伸ポリエテルフィルムの製造方法
JP2011231262A (ja) 光学部材保護フィルム用ポリエステルフィルム
JP5064677B2 (ja) 積層ポリエステルフィルム
JP5064684B2 (ja) 積層ポリエステルフィルム
JP6167628B2 (ja) ガラス貼り合わせ用ポリエステルフィルム
JP6033729B2 (ja) 積層ポリエステルフィルム
JP5243584B2 (ja) 積層ポリエステルフィルムの製造方法
JP5980129B2 (ja) ポリエステルフィルム
JP6201387B2 (ja) ガラス貼り合わせ用ポリエステルフィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5876750

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350