JP6167628B2 - ガラス貼り合わせ用ポリエステルフィルム - Google Patents

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本発明は、自動車や建築物のガラスに貼り合わせて使用される赤外線や紫外線遮蔽などの機能性フィルムに用いることができる親水性機能コート層との接着性に優れ、高透明でフィルム外観品質が良好なフィルム巻き取り性にも優れるガラス貼り合わせ用二軸延伸ポリエステルフィルム基材に関するものである。
従来、ガラス飛散防止や防犯の目的でガラスに貼り合わせて用いられたポリエステルフィルムは、近年、省エネルギーや紫外線による日焼け防止を目的に赤外線や紫外線遮蔽する機能が付加されるようになった、そのため基材となるポリエステルフィルムには親水性機能コート層との接着性に優れ、かつ高透明であることが求められている。
例えば、特許文献1と特許文献2には、易接着性の高透明フィルムが提案されているがハードコート層や接着剤層に好適な易接着層であり親水性機能コート層との接着性は劣る。
特許文献3には、ポリビニルアルコール等の水溶性・親水性樹脂を主成分とする機能層等に対して優れた接着性を示すコート層が開示されているがフィルムの透明性については考慮されていない。
特開2002−338928号公報 特開平10−044355号公報 特開平11−048432号公報
本発明は、上記実状に鑑みなされたものであって、その解決課題は、親水性機能コート層との接着性に優れ高透明でフィルム外観品質が良好なフィルム巻き取り性も優れるガラス貼り合わせ用二軸延伸ポリエステルフィルムを提供することにある。
本発明者は、上記課題に鑑み鋭意検討した結果、特定の構成を有する二軸延伸ポリエステルフィルムによれば、上記課題を容易に解決できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨は、アンチモン元素および粒子を実質的に含有しないポリエステル層(B)と平均粒子径(d)が1.0〜6.0μmの粒子を含有するポリエステル層(A)とからなる共押し出し積層ポリエステルであって、ポリエステル層(A)の厚さ(L)が0.5d〜1.5dであり、ポリエステル層(A)の表面に水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステルビニルアルコールユニットを主成分として含有する水溶性樹脂、およびポリグリセロールポリグリシジルエーテルを含有する水性塗布液を塗布して得られる塗布層を有し、当該塗布層の上に親水性機能コート層を設けることを特徴とするガラス貼り合わせ用ポリエステルフィルム基材に存する。

本発明によれば、赤外線や紫外線遮蔽機能を有する親水性機能コート層との接着性に優れ、高透明でフィルム外観品質が良好なフィルム巻き取り性にも優れるガラス貼り合わせ用二軸延伸ポリエステルフィルムを提供することができ、本発明の工業的価値は高い。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムに用いるポリエステルは、芳香族ジカルボン酸と脂肪族グルコースとを重縮合させて得られるものである。芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸などが挙げられ、脂肪族グルコースとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等が挙げられる。代表的なポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン−2,6−ナフタレンカルボキシレート(PEN)等が例示される。これらの中でもPETは物性とコストのバランスが良好であり、最も良く用いられるポリエステルである。
また本発明で用いるポリエステルは、合計で10モル%以内、好ましくは5モル%以内であれば第三成分を含有した共重合体であってもよい。共重合ポリエステルのジカルボン酸成分としては、イソフタル酸、フタル酸、テレフタル酸、2,6−ナフタレンカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、オキシカルボン酸(例えば、P−オキシ安息香酸など)の一種または二種以上が挙げられ、グリコール成分として、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコール等の一種または二種以上が挙げられる。
本発明のフィルムは、粒子が添加されたポリエステル層(A)と実質的にアンチモンや粒子を含有しないポリエステル層(B)の少なくとも2層からなる共押し出しフィルムである。フィルム層構成としては、A/B、A/B/AまたはA/B/C(Cは、A層とは粒子含有量が異なるような層を意味する)などを挙げることができる。
本発明のポリエステル層(B)に用いる実質的にアンチモンや粒子を含有しないポリエステルとは、ポリエステル中のアンチモン金属元素量が10ppm以下であり、かつ添加粒子含有量が30ppm以下であることを意味する。このようなポリエステルは、通常、チタン化合物、リン化合物より選ばれる少なくとも1種類の化合物を含有する。チタン元素含有量は、1〜20ppmであり、リン元素量は、1〜300ppmである。
ポリエステル層(A)の添加粒子の平均粒子径(d)は1.0〜6.0μmであり、好ましくは1.4〜5.0μm、さらに好ましくは1.7〜4.0μmである。粒子の種類は特に限定されないが、不定形シリカ、球状シリカ、炭酸カルシウム、有機架橋粒子などが挙げられる。1.0μm未満の粒子ではフィルムにキズが発生しやすくなる、またフィルム巻き取り性が悪化する。一方、6.0μmを超えると、フィルムに微細なホコリ-ツブ状模様が発生しフィルム外観品質が低下する。
ポリエステル層(A)粒子添加量は、好ましくは0.01〜0.15重量%、さらに好ましくは0.02〜0.12重量%、特に好ましくは0.03〜0.09重量%である。粒子添加量が0.01重量%未満ではフィルムの走行性や巻き取り性に悪影響がある。一方0.15重量%を越えて添加するとフィルムヘーズが大きくなり透明性が悪くなる。
ポリエステル層(A)の厚さ(L)は、添加粒子の平均粒子径(d)の0.5〜1.5倍であり、好ましくは0.7〜1.2倍である。ポリエステル層(A)の厚さ(L)が添加粒子の平均粒子径(d)の0.5未満では、表層厚さが薄くなりすぎてA層のポリエステルの押し出し量変動が大きくなり実質的に共押出し積層フィルムの生産が困難になる。一方ポリエステル層(A)の厚さ(L)が添加粒子の平均粒子径(d)の1.5倍を超えるとヘーズが大きくなり透明性が悪くなる。
本発明のポリエステル層(A)に用いるポリエステルは、アンチモンを含有していても良いが、実質的にアンチモンを含有していないポリエステルを用いたほうが透明性を確保するうえで好ましい。
本発明のフィルムの少なくとも一方の表面には水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステル、ビニルアルコールユニットを主成分として含有する水溶性樹脂、およびポリグリセロールポリグリシジルエーテルを含有する水性塗布液を塗布後一軸方向に延伸し加熱乾燥することにより生成される易接着コート層を有する。
本発明で用いる水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステルは、以下のようなヒドロキシ化合物およびカルボン酸化合物を原料とする通常の重縮合反応によって合成することができる。
ヒドロキシ化合物として、脂肪族ヒドロキシ化合物化合物、脂環式ヒドロキシ化合物化合物と芳香族ヒドロキシ化合物、好ましくは脂肪族ヒドロキシ化合物、脂環式ヒドロキシ化合物が共重合される。ジエチレングリコール等のエチレングリコールの縮合ジオールが用いられる場合、その成分は、水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステルに含まれる全ヒドロキシ化合物成分に対し、20モル%以下、さらには10モル%以下、特に5モル%以下であることが好ましく、当該成分が多すぎると易接着コート層として十分な耐ブロッキング性、接着性が得られないことがある。
芳香族ヒドロキシ化合物が用いられる場合、そのヒドロキシ化合物成分は、水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステルに含まれる全ヒドロキシ化合物成分に対し、5モル%以下、さらには2モル%以下であることが好ましい。当該成分が多すぎると易接着コート層として十分な接着性を得ることができないことがある。さらに、易接着コート層を基体ポリエステルフィルムと共に延伸する過程で十分な延伸適性を得ることが困難となることがある。
本発明の水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステルに共重合されるカルボン酸化合物としては、芳香族カルボン酸化合物、脂環式カルボン酸化合物と脂肪族カルボン酸化合物がある。
芳香族カルボン酸化合物が用いられる場合、そのカルボン酸成分は、水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステルに含まれる全カルボン酸成分に対し、98%以下、さらには95モル%以下、特に90モル%以下であることが好ましい。当該成分が少ない方が易接着コート層として十分な接着性を示すことができる。芳香族カルボン酸化合物の水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステルに含まれる全カルボン酸成分の下限は、通常50モル%以上である。当該成分が50モル%未満では、水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステルとして十分な耐ブロッキング性を示すことが困難になる場合がある。
脂肪族カルボン酸化合物が用いられる場合、そのカルボン酸成分は、水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステルに含まれる全カルボン酸成分に対し、5モル%以下、さらには2モル%以下、特に0モル%であることが好ましく、当該成分が多くなると易接着コート層として接着性には優れるが、十分な耐ブロッキング性を示すことが困難になることがある。
水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステルの組成中のカルボン酸成分は、全カルボン酸成分に対し芳香族カルボン酸化合物を50モル%以上、脂環式カルボン酸を2〜50モル%の範囲で共重合したもの、さらには全カルボン酸成分に対し芳香族カルボン酸を60モル%以上、脂環式カルボン酸を10〜40モル%の範囲で共重合したものが好ましい。
本発明で用いる水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステルを構成する水分散性官能基を有するエステル形成性化合物は、例えば、水酸基、スルホン酸基、カルボン酸基、燐酸基等の有機酸基および/またはその塩基を含有するエステル形成性化合物であり、好ましくはスルホン酸塩を有する芳香族カルボン酸化合物、カルボン酸塩を有する芳香族カルボン酸化合物、スルホン酸塩を有するヒドロキシ化合物、またはカルボン酸塩を有するヒドロキシ化合物等が用いられる。これらの中でもスルホン酸塩を有する芳香族カルボン酸化合物とカルボン酸塩を有するヒドロキシ化合物が特に好ましく用いられる。
これらの水分散性官能基を有するエステル形成性化合物は、水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステルを形成する全ヒドロキシ化合物または全カルボン酸化合物に対し、1〜15モル%、さらには1〜12モル%、特に3〜12モル%であることが好ましい。当該成分が多すぎると、易接着コート層として十分な接着性、耐ブロッキング性が得られないことがある。当該成分が少なすぎると、ポリビニルアルコール等のような親水性樹脂層を設ける場合に、その接着性、塗布性が低下する傾向がある。
本発明で用いる水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステルは、上記に記載した範囲の構成単位からなる共重合ポリエステルであればよい。水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステルの平均分子量(GPCによる)は特に制限はないが、通常5000以上、好ましくは8000以上のものが用いられる。水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステルの平均分子量が5000未満では、易接着コート層の親水性樹脂機能層との接着性が低下する傾向がある。
また水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステルのガラス転移温度(Tg)の下限は20℃以上、さらには30℃以上、特に40℃以上であることが好ましい。ガラス転移温度が20℃未満では、易接着コート層としたときに十分な耐ブロッキング性が得られないことがある。さらに水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステルのガラス転移温度の上限は、140℃以下であることが好ましい。ガラス転移温度が140℃を超えると、易接着コート層を基体ポリエステルフィルムと共に延伸する過程で十分な延伸適性を得ることが困難になることがある。
本発明で用いる水溶性樹脂を構成する成分であるポリビニルアルコールは、通常の重合反応によって合成することによって得ることができる。本発明で用いられるポリビニルアルコールは、水溶性であれば特に制限はない。本発明のポリビニルアルコールの重合度は、特に限定されるものではないが、通常100以上、好ましくは300〜40000のものが用いられる。重合度が100未満の場合易接着樹脂層の耐水性が低下する。本発明のポリビニルアルコールのけん化度は、特に限定されるものではないが、70モル%以上、好ましくは70モル%以上、99.9モル%以下であるポリ酢酸ビニルけん化物が実用上用いられる。また上述の一般的ポリビニルアルコールユニットにアクリル・ビニル基等の重合性不飽和官能基を有する低分子化合物を共重合しているものや、酢酸ビニルとアクリル・ビニル基などの重合性不飽和官能基を有する低分子化合物を共重合した後に脱酢酸処理をしたものであってもよい。
本発明で用いるポリグリセロールポリグリシジルエーテルは、主としてグリセリンとエピクロロヒドリンから合成されたもので、その平均分子量は特に制限はないが、通常1200以下、好ましくは250〜1000のものが用いられる。平均分子量が大きくなると、水溶性の程度が低下する傾向があり、水系塗布用として用いることができなくなることがある。グリシジル化合物は、分子内にグリシジル基を少なくとも2以上、好ましくは3以上含有するものである。さらにグリシジル化合物は分子内に水酸基を少なくとも1以上、好ましくは2以上含有するものである。これらの官能基は、易接着樹脂層中では、熱により分子間・分子内のグリシジル基ー水酸基間で縮合反応していてもよい。
本発明で用いる易接着水性塗布液中の水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステル、水溶性樹脂およびポリグリセロールポリグリシジルエーテルの配合割合は、それぞれ10〜80重量%が好ましく、15〜75重量%がさらに好ましい。それぞれの化合物が10重量%未満配合された場合は、親水性機能コート層との接着性が劣る傾向がある。
さらに本発明のフィルムの易接着コート層中には、滑り性改良のために、必要に応じ不活性粒子を含むことが好ましい。不活性粒子としては、無機不活性粒子、有機不活性粒子がある。無機不活性粒子としては、例えば、シリカゾル、アルミナゾル、炭酸カルシウム、酸化チタン等が挙げられる。有機不活性粒子としては、ポリスチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリビニル系樹脂による単独あるいは共重合体を含む微粒子、またはこれらと架橋成分を複合した架橋粒子に代表される有機粒子が挙げられる。これらの不活性粒子は軟化温度または分解温度が約200℃以上、さらには250℃以上、特に300℃以上であることが好ましい。不活性粒子の平均粒径を(d)、易接着樹脂層の平均膜厚を(L)とした際、比(d/L)が通常1/3以上、さらには1/3〜3、特に1/2〜2の範囲となるように選択することが好ましい。d/Lが1/3未満では、滑り性が劣る傾向があり、3を超えると、粒子が脱落しやすくなる傾向がある。
本発明における易接着水性塗布液には、必要に応じて、上記の水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステル以外の水溶性または水分散性のバインダー樹脂を併用してもよい。かかるバインダー樹脂としては、例えば、ポリエステル、アクリル樹脂、ビニル樹脂、エポキシ樹脂、アミド樹脂等が挙げられる。これらは、それぞれの骨格構造が共重合等により実質的に複合構造を有していてもよい。複合構造を持つバインダー樹脂としては、例えば、アクリル樹脂変性ポリエステル、アクリル樹脂変性ポリウレタン、ビニル樹脂変性ポリエステル、ビニル樹脂変性ポリウレタン等が挙げられる。これらバインダー成分の配合量は、水性ポリウレタンの50%以下が好ましい。
本発明のフィルムの易接着水性塗布液には、必要に応じて、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル以外の架橋反応性化合物を含んでいてもよい。架橋反応性化合物は、主に易接着樹脂層に含まれる樹脂が有する官能基と架橋反応することで、易接着樹脂層の凝集性、表面硬度、耐擦傷性、耐溶剤性、耐水性をさらに改良することができる。架橋反応性化合物は反応性官能基が1分子中に2官能以上必ず含まれる限りにおいて、低分子量化合物であっても、反応性官能基を有する高分子重合体のいずれであってもよい。架橋反応性化合物の配合量は、ポリグリセロールポリグリシジルエーテルの50%以下が好ましい。
本発明のフィルムの易接着水性塗布液には、必要に応じて、界面活性剤、消泡剤、塗布性改良剤、増粘剤、低分子帯電防止剤、有機系潤滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、染料、顔料等の添加剤を少量含有していてもよい。これらの添加剤は単独で用いてもよいが、必要に応じて二種以上を併用してもよい。
本発明のフィルムの易接着コート層は、ポリエステルフィルムの片面だけに形成してもよいし、両面に形成してもよい。片面のみに形成する場合、その反対面には必要に応じて易接着コート層と異なる組成の層を形成させ他の特性を付与することもできる。
本発明のフィルムの易接着コート層の厚さは、0.005〜0.1μmが好ましく、さらに好ましくは0.010〜0.080μm、特に好ましくは0.015〜0.040μmの範囲が好ましい。易接着樹脂層の厚さが0.005μm未満の場合は、均一なコートが困難で接着性にムラが発生する恐れがある。一方0.1μmを超える場合は、フィルムのヘーズ値が高くなり透明性が悪化する傾向がある。
本発明のフィルムのヘーズ値は、1.5%以下が好ましく、さらに好ましくは1.2%以下、特に好ましくは1.0%以下である。ヘーズ値が1.5%を超えるフィルムは本発明の意図とする透明性の優れたフィルムとは言えない。
本発明のフィルムの内部ヘーズ値は、0.7%以下が好ましく、さらに好ましくは0.5%以下、特に好ましくは0.3%以下である。内部ヘーズ値が0.7%を超えるフィルムは本発明の意図とする透明性の優れたフィルムとは言えない。
本発明のフィルムの全光線透過率は、85%以上が好ましく、さらに好ましくは87%以上、特に好ましくは89%以上である。全光線透過率が85%未満のフィルムは本発明の意図とする透明性の優れたフィルムとは言えない。
本発明のフィルム厚さは、特に限定はしないが10〜300μmであり、好ましくは20〜200μmである。フィルム厚さが10μmよりも小さい場合、フィルムの取り扱い性が悪く、あとの機能層コートの作業性が悪化する、一方フィルム厚さが300μmよりも大きい場合は、製膜時の機械的な負荷が大きくなり生産性が低下することがある。
本発明のフィルムには、必要に応じて、染料、紫外線吸収剤、帯電防止剤、酸化防止剤、蛍光増白剤等の添加剤を含有してもよい。
次に本発明のフィルムの製造方法を具体的に説明するが、本発明の構成要件を満足する限り、以下の例示に特に限定されるものではない。
本発明のフィルムを製造するときには、予め乾燥し適切に配合されたポリエステルチップを複数の押出機に供給し、各ポリエステルの融点以上の温度に加熱して溶融させる。次いで、溶融ポリマーをギヤポンプとフィルターを介してフィードブロックで合流させダイから共押出し積層溶融シートとして押出す。続いて、溶融シートを回転冷却ドラム上でガラス転位温度未満にまで急冷し、非晶質の未延伸フィルムを得る。このとき、未延伸フィルムの平面性を向上させるために、静電印加密着法や液体塗布密着法等によって、未延伸フィルムと回転冷却ドラムとの密着性を向上させてもよい。そして、ロール延伸機を用いて、未延伸フィルムをその長手方向に延伸(縦延伸)することにより共押出し積層一軸延伸フィルムを得る。このときの延伸温度は、原料レジンのガラス転移温度(Tg)のマイナス10℃からプラス40℃の温度範囲で延伸する。また、延伸倍率は、好ましくは1.5〜6.0倍、さらに好ましくは2.0〜5.0倍である。さらに、縦延伸を一段階のみで行ってもよいし、二段階以上に分けて行ってもよい。
その後にフィルム表面に易接着水性塗布液を塗布する。塗布液を塗布する方法としては、原崎勇次著、槙書店、1979年発行、「コーティング方式」に示されるリバースロールコーター、グラビアコーター、ロッドコーター、エアドクターコーター等を使用することができる。
その後テンターに導きテンター延伸機を用いて、一軸延伸フィルムをその幅方向に延伸(横延伸)することにより共押出し積層二軸延伸フィルムを得る。
このときの延伸温度は、原料レジンのガラス転移温度(Tg)からプラス50℃の温度範囲で延伸する。また、延伸倍率は、好ましくは2.5〜6.0倍、さらに好ましくは3.0〜5.0倍である。さらに、横延伸を一段階のみで行ってもよいし、二段以上に分けて行ってもよい。そして二軸延伸フィルムを熱処理することによりフィルム表面に易接着コート層を有する共押し出し積層フィルムが製造される。このときの熱処理温度は、共押出し積層の表層(ポリエステル層(A))に用いるポリエステルの融点をTmとすると、Tm−6〜Tm−100℃である。また熱固定の時間は1.5〜10秒である。また二軸延伸フィルムを熱処理するときには、二軸延伸フィルムに対して6%以内のフィルム幅方向の弛緩を行うことが好ましい。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。なお、実施例および本発明で用いた測定法および用語の定義は次のとおりである。
(1)粒子の平均粒子径
低温灰化プラズマ装置にて、フィルム延伸方向の表面を1μmまで灰化した後、走査型電子顕微鏡にて、粒径0.5μm以上の粒子の長径と短径を少なくとも100個について求め、相加平均を平均粒子径とする。
(2)ポリエステル層(A)の層厚さ
フィルム断面をSEMで観察し、少なくとも100個の粒子についてフィルム表面からの位置に対する度数分布を求め、最大度数が1/2になる表層からの位置をポリエステル層(A)の層厚さとする。またはフィルム生産時のポリエステル層(A)に送る樹脂吐出量と全体の樹脂吐出量から計算して求める。
(3)フィルムのヘーズ
分球式濁度計NDH−300A(日本電色工業株式会社製)を用いてその値を測定する。
(4)フィルムの内部ヘーズ
エタノールを粗面補償溶媒として石英セルにて、分球式濁度計NDH−300A(日本電色工業株式会社製)を用いてその値を測定する。
(5)フィルムの透明性
フィルムのヘーズ値で下記のように定義する。
○:フィルムのヘーズ値が1.0%以下で透明性良好
△:フィルムのヘーズ値が1.0〜1.5%で透明性やや良
×:フィルムのヘーズ値が1.5%を超えるため透明性不良
(6)フィルムシート外観
1平方メールのフィルムシートを蛍光灯下で反射光と透過光で目視観察し以下のように判定する。
○:フィルムにキズ状欠陥や微細なキズ-ツブ状模様は観察されない
×:フィルム全体にキズ状欠陥または微細なホコリ-ツブ状模様が観察される
(7)易接着性
積層ポリエステルフィルムの易接着コート層に親水性樹脂コート層として重合度1000、ケン化度98.5モル%のポリビニルアルコール5重量%水溶液を乾燥膜厚が2μmになるように塗布・乾燥した。この親水性樹脂コート層層の上に18mm幅のテープ(ニチバン株式会社製セロテープ(登録商標)、エルパック(登録商標)LP−18)を貼り付け、180度の剥離角度で急激にはがした後、剥離面を観察し以下のように判定する。
○:剥離面積が10%以下で易接着性良好
△:剥離面積が10%を超え20%以下で易接着性やや不良
×:剥離面積が20%を超えており接着性不良
(8)フィルム巻き取り性
ロール状に巻き上げた際のフィルムロール表面および端面の外観を以下のように判定する。
○:ロール表面に殆どシワやツブ状欠陥を有さず端面が揃っているもの
△:ロール表面にはシワは殆どないがツブ状欠陥が若干発生し、端面が少し不揃いのもの
×:ロール表面にシワやツブ状欠陥が発生、または端面が著しく不揃いなもの
(原料の調整)
・ポリエステルa
テレフタル酸ジメチル100重量部とエチレングリコール60重量部とを出発原料とし、触媒としてテトラブトキシチタネートを加えて反応器にとり、反応開始温度を150℃とし、メタノールの留去とともに徐々に反応温度を上昇させ、3時間後に230℃とした。4時間後、実質的にエステル交換反応を終了させた。この反応混合物を重縮合槽に移し、4時間重縮合反応を行った。すなわち、温度を230℃から徐々に昇温し280℃とした。一方、圧力は常圧より徐々に減じ、最終的には0.3mmHgとした。反応開始後、反応槽の攪拌動力の変化により、極限粘度0.64に相当する時点で反応を停止し、窒素加圧下ポリマーを吐出させポリエステルaを得た。
・ポリエステルb
ポリエステルaの製造において反応混合物を重縮合槽に移したのち平均粒子径2.3μmの不定形シリカ粒子のエチレングリコールスラリーを、粒子のポリエステルに対する含有量が0.5重量%となるように添加し4時間重縮合反応を行った。すなわち、温度を230℃から徐々に昇温し280℃とした。一方、圧力は常圧より徐々に減じ、最終的には0.3mmHgとした。反応開始後、反応槽の攪拌動力の変化により、極限粘度0.55に相当する時点で反応を停止し、窒素加圧下ポリマーを吐出させ極限粘度0.55のポリエステルを得た。次にこのポリエステルを真空下220℃で固相重合し、極限粘度0.63のポリエステルbを得た。
・ポリエステルc
テレフタル酸ジメチル100重量部とエチレングリコール60重量部とを出発原料とし、触媒として酢酸マグネシウム・四水塩0.09重量部を反応器にとり、反応開始温度を150℃とし、メタノールの留去とともに徐々に反応温度を上昇させ、3時間後に230℃とした。4時間後、実質的にエステル交換反応を終了させた。この反応混合物にエチルアシッドフォスフェート0.04部を添加した後、三酸化アンチモン0.04部を加えて、4時間重縮合反応を行った。すなわち、温度を230℃から徐々に昇温し280℃とした。一方、圧力は常圧より徐々に減じ、最終的には0.3mmHgとした。反応開始後、反応槽の攪拌動力の変化により、極限粘度0.63に相当する時点で反応を停止し、窒素加圧下ポリマーを吐出させ極限粘度は0.67のポリエステルcを得た。
・ポリエステルd
ポリエステルcの製造において、三酸化アンチモン0.04部を加えたのち、平均粒子径2.3μmの不定形シリカ粒子のエチレングリコールスラリーを、粒子のポリエステルに対する含有量が0.5重量%となるように添加し極限粘度0.62のポリエステルdを得た。
・ポリエステルe
ポリエステルcの製造において、三酸化アンチモン0.04部を加えたのち、平均粒子径0.5μmの合成炭酸カルシウム粒子のエチレングリコールスラリーを、粒子のポリエステルに対する含有量が0.5重量%となるように添加し極限粘度0.63のポリエステルeを得た。
・ポリエステルf
ベント付き二軸押出機を用いて、平均粒子径10μmの架橋スチレン−アクリル有機粒子を1.0重量%の濃度となるようにポリエステルcに添加し溶融混練りを行い極限粘度は0.60のポリエステルfを得た。
・ポリエステルg
テレフタル酸ジメチル100重量部とエチレングリコール60重量部とを出発原料とし、触媒として酢酸マグネシウム・四水塩を加えて反応器にとり、反応開始温度を150℃とし、メタノールの留去とともに徐々に反応温度を上昇させ、3時間後に230℃とした。4時間後、実質的にエステル交換反応を終了させた。この反応混合物を重縮合槽に移し、正リン酸を添加した後、二酸化ゲルマニウム加えて、4時間重縮合反応を行った。すなわち、温度を230℃から徐々に昇温し280℃とした。一方、圧力は常圧より徐々に減じ、最終的には0.3mmHgとした。反応開始後、反応槽の攪拌動力の変化により、極限粘度0.63に相当する時点で反応を停止し、窒素加圧下ポリマーを吐出させ、極限粘度0.63のポリエステルgを得た。
実施例1:
ポリエステルA層を形成するポリエステルc/ポリエステルdの比率が90/10(重量比)の混合物をベント付き2軸押出機(サブ)に供給し、ポリエステルB層を形成するポリエステルaを別のベント付き2軸押出機(メイン)に供給して溶融温度280℃で溶融したあと、各押出機からの溶融ポリマーをギヤポンプとフィルターを介してフィードブロックで合流させ、ダイを通してキャスティングドラムに引き取り2種3層の未延伸フィルムを得た。かくして得られた未延伸フィルムを縦延伸ロールに送り込み、まずフィルム温度85℃で3.5倍延伸した後、片面に表1に記載した配合の水性塗布液Aを延伸乾燥後の塗膜厚さが0.05μmになるように塗布し、テンターに導き100℃で横方向に4.5倍延伸して二軸配向フィルムを得た。次いで、得られた二軸配向フィルムを熱固定ゾーンに導き、230℃で熱処理し、下記表1に記載した厚みのポリエステルフィルムを得た。なお、表1と表2の水性塗布液成分は以下のとおりである。
1)水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステル
ジカルボン酸成分として、テレフタル酸(45モル%)、5ーナトリウムスルホイソフタル酸(5モル%)を含有し、ジオール成分として、エチレングリコール(40モル%)、ジエチレングリコール(10モル)を含有する共重合ポリエステル
2)水溶性樹脂
けん化度=88モル%、重合度=1700のポリビニルアルコール
3)ポリグリセロールポリグリシジルエーテル
平均分子量=1000のポリグリセロールポリグリシジルエーテル
4)不活性粒子
平均粒径0.05μmのシリカゾル
実施例2:
フィルム温度85℃で3.5倍延伸した後、両面に水性塗布液Aを塗布したほかは実施例1と同じ条件でフィルムを得た。
実施例3:
延伸乾燥後の塗膜厚さが0.025μmになるように水性塗布液Aの塗布量を半分に減らしたほかは実施例2と同じ条件でフィルムを得た。
実施例4:
ポリエステルA層を形成するポリエステルa/ポリエステルb/ポリエステルgの比率が85/10/5(重量比)の混合物をベント付き2軸押出機(サブ)に供給したほかは実施例3と同じ条件でフィルムを得た。
実施例5:
ポリエステルA層を形成するポリエステルc/ポリエステルdの比率が86/14(重量比)の混合物をベント付き2軸押出機(サブ)に供給し、ポリエステルA層に供給するポリエステル吐出量とポリエステルB層に供給するポリエステル吐出量を調整し表1に記載した厚み構成にしたほかは実施例2と同じ条件でフィルムを得た。
実施例6:
水性塗布液Bを用いたほかは実施例1と同じ条件でフィルムを得た。
実施例7:
水性塗布液Cを用いたほかは実施例1と同じ条件でフィルムを得た。
実施例8:
水性塗布液Dを用いたほかは実施例1と同じ条件でフィルムを得た。
実施例9:
水性塗布液Eを用いたほかは実施例1と同じ条件でフィルムを得た。
比較例1:
ポリエステルcとポリエステルdの比率が90/10(重量比)の混合物をベント付き2軸押出機に供給し表2に記載した単層の50μmフィルムを得たほかは実施例1と同じ条件でフィルムを得た。
比較例2:
ポリエステルB層を形成するポリエステルをポリエステルcとしたほかは実施例1と同じ条件でフィルムを得た。
比較例3:
ポリエステルA層を形成するポリエステルをポリエステルc/ポリエステルeの比率が90/10(重量比)の混合物としたほかは実施例1と同じ条件でフィルムを得た。
比較例4:
ポリエステルA層を形成するポリエステルをポリエステルc/ポリエステルfの比率が90/10(重量比)の混合物としたほかは実施例1と同じ条件でフィルムを得た。
比較例5:
ポリエステルA層に供給するポリエステル吐出量とポリエステルB層に供給するポリエステル吐出量を調整し表2に記載した厚み構成にしたほかは実施例1と同じ条件でフィルムを得た。
比較例6:
水性塗布液Fを用いたほかは実施例1と同じ条件でフィルムを得た。
比較例7:
水性塗布液Gを用いたほかは実施例1と同じ条件でフィルムを得た。
比較例8:
水性塗布液Hを用いたほかは実施例1と同じ条件でフィルムを得た。
Figure 0006167628
Figure 0006167628
実施例1〜9においては、易接着水性塗布液の配合、ポリエステル原料、積層厚さ設計、表層添加粒子の選択が適切であるため親水性コート層との接着性に優れ、透明でフィルム外観品質とフィルム巻き取り性が良好である。特に実施例3と4は易接着コート層の厚さが小さいため透明性に優れる。一方、比較例1は単層設計のため透明性が大きく劣る。比較例2は非アンチモン系ポリエステルを配合していないため透明性が劣る。比較例3はポリエステルA層添加の粒子の粒子径が小さいためフィルム走行時に表面にキズが発生しフィルム外観が悪化する、またフィルム巻き取り性が劣る。比較例4は、ポリエステルA層添加粒子の粒子径が大きいためフィルム表面に微細なホコリ-ツブ状模様が発生しフィルム外観品質が劣る。比較例5は、ポリエステルA層の厚さが大きいため透明性に劣る。比較例6〜8は、易接着コート層に用いる水性塗布剤の配合が適切でないため親水性コート層との接着性に劣る。
本発明のフィルムは、例えば赤外線や紫外線遮蔽などの親水性機能コート層との接着性に優れ、高透明でフィルム外観品質が良好なガラス貼り合わせ用二軸延伸ポリエステルフィルム基材として好適に利用することができる。

Claims (1)

  1. アンチモン元素および粒子を実質的に含有しないポリエステル層(B)と平均粒子径(d)が1.0〜6.0μmの粒子を含有するポリエステル層(A)とからなる共押し出し積層ポリエステルであって、ポリエステル層(A)の厚さ(L)が0.5d〜1.5dであり、ポリエステル層(A)の表面に水分散性官能基を有する芳香族共重合ポリエステルビニルアルコールユニットを主成分として含有する水溶性樹脂、およびポリグリセロールポリグリシジルエーテルを含有する水性塗布液を塗布して得られる塗布層を有し、当該塗布層の上に親水性機能コート層を設けることを特徴とするガラス貼り合わせ用ポリエステルフィルム基材
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