JP2013177370A - メーキャップ化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗布後に粉ぎしみが発生しないメーキャップ化粧料を提供する。
【解決手段】本発明に係る油中水型乳化メーキャップ化粧料は、(A)特定構造を有する分子量800以下のカルボン酸変性シリコーンを0.1〜10質量%と、(B)不揮発性油分を0.1〜20質量%と、(C)揮発性油分を1〜50質量%と、(D)粉末成分を2〜95質量%と、を含むことを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、メーキャップ化粧料、特に、その使用性及び粉ぎしみの改善に関する。
リキッドファンデーションやマスカラなどのメーキャップ化粧料においては、組成物へ塗布時の肌なじみを良くする目的で、多量の揮発性油分が配合されている。しかし、揮発性油分を多量に配合すると、塗布時の肌なじみが向上する反面、揮発性油分が揮発するに伴って、塗布面に粉ぎしみ(なめらかさの低下)が生じてしまうことがあった。そのため、塗布時の肌なじみを得るに十分な量の揮発性油分を配合した化粧料には、該揮発性油分が揮発した後も肌に残留し、粉ぎしみの発生を防止するため、さらに不揮発性油分が配合されている。
ところが、上記粉ぎしみの防止に十分な量の不揮発性油分を化粧料へ配合すると、該不揮発性油分の増量に伴い、油っぽさが生じるという問題があった。
特開2002−80771号公報
一方、化粧料組成物においては、有機変性シリコーン等の分散剤を使用し、粉末成分の分散性を向上させる技術が知られている。このような有機変性シリコーンとしては、例えば、ポリエーテル変性シリコーンがよく知られており、また、特許文献1には、特定構造のカルボン酸変性シリコーンにより、分散媒である液状油における顔料の分散安定性を高めた顔料分散体および化粧料が開示されている。
分散剤による粉末成分の分散性向上は、油分などの分散媒に粉末成分を高濃度で安定に分散させることを可能にすることから、このような分散剤の使用が、粉ぎしみの発生防止に必要な不揮発性油分の量を、油っぽさの生じない程度まで低減すると考えられた。
しかしながら、ポリエーテル変性シリコーンは、界面活性剤として油剤や無機成分の分散性を向上させるものの、配合量に比例して組成物に該成分由来のべたつきによる使用感の低下をもたらすという問題があり、特許文献1に記載のカルボン酸変性シリコーンもまた、粉末の分散安定性を高めるが、同時に組成物の粘度も高まってしまい、塗布膜中における流動性に欠けることから、粉ぎしみを解消することはできなかった。
なお、粉ぎしみを抑制する別の手段として、粉ぎしみの原因となる粉末成分の配合量を低減することも考えられるが、粉末成分の減少に応じて該成分による化粧効果の低下や、油分過剰となることによる使用感の低下は明白であった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、塗布後に粉ぎしみが発生しないメーキャップ化粧料を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明者が鋭意検討を行ったところ、特定構造を有するカルボン酸変性シリコーンを特定量配合することにより、不揮発性油分の配合が少量で、且つ粉末成分が十分量配合されていても、揮発性油分の揮発に伴う粉ぎしみの発生を抑制することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係るメーキャップ化粧料は、
(A)下記一般式(1)で表される分子量800以下のカルボン酸変性シリコーンを0.1〜10質量%と、
Figure 2013177370
(一般式(1)中、R〜Rは、少なくとも1つが−O−Si(Rで表される官能基(Rは、炭素数1〜6のアルキル基又はフェニル基のいずれかである)であり、その他のR〜Rは同一又は異なっていてもよい置換又は非置換の1価炭化水素基であってもよい。Aは、C2qで表される直鎖状又は分岐鎖状のアルキレン基であり、qは0〜20の整数である。)
(B)不揮発性油分を0.1〜20質量%と、
(C)揮発性油分を1〜50質量%と、
(D)粉末成分を2〜95質量%と、
を含むことを特徴とする。
また、本発明に係るメーキャップ化粧料は、さらに、HLBが7以下の非イオン性界面活性剤と、水相成分と、を含む油中水型乳化組成物であることが好適である。また、本発明に係るメーキャップ化粧料は、疎水性残留成分量が、粉末成分の配合量に満たないことが好適である。
また、本発明に係るメーキャップ化粧料は、(A)成分が、カルボキシデシルトリシロキサンであることが好適である。
本発明によれば、不揮発性油分を多量に配合することなく、揮発性油分の揮発後に粉ぎしみが生じる懸念のないメーキャップ化粧料を得ることができる。また、粉ぎしみが生じないことから、高い化粧効果が期待できる。
本発明において、「粉ぎしみ」とは、揮発性油分が揮発した後に、粉末成分同士が直接接触した際の摩擦により生じるきしみ感を指し、なめらかさに欠けた状態を意味する。
まず、本発明に係るメーキャップ化粧料を構成する(A)〜(D)成分について説明する。
(A)カルボン酸変性シリコーン
本発明に使用されるカルボン酸変性シリコーンは、下記一般式(1)で表される。
Figure 2013177370
上記一般式(1)において、R〜Rは、少なくとも1つが−O−Si(Rで表される官能基であり、Rは、炭素数1〜6のアルキル基又はフェニル基を示す。残りのR〜Rは同一又は異なっていてもよい置換又は非置換の1価炭化水素基を示す。また、Aは、C2qで表される直鎖状又は分岐鎖状のアルキレン基であり、qは0〜20の整数である。
また、上記一般式(1)で表されるカルボン酸変性シリコーンの分子量は800以下である。
−O−Si(Rで表される官能基において、Rは、炭素数1〜6のアルキル基又はフェニル基のいずれかである。炭素数1〜6のアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、ネオペンチル、シクロペンチル、ヘキシル等の直鎖状、分岐状あるいは環状のアルキル基が挙げられる。−O−Si(Rで表される官能基としては、例えば、−O−Si(CH、−O−Si(CH(C)、−O−Si(CH(C)、−O−Si(CH(C)、−O−Si(CH(C11)、−O−Si(CH(C13)、−O−Si(CH(C)等が挙げられる。なお、前記官能基としては、トリアルキルシロキシ基であることが好ましく、トリメチルシロキシ基であることがより好ましい。
さらに好適な化合物としては、一般式(1)において、Rが炭素数1〜6のアルキル基であり、R及びRがトリアルキルシロキシ基であり、前記qが4〜20であるカルボン酸変性シリコーンが挙げられる。最も好ましくは、カルボキシデシルトリシロキサンである。
本発明に係るメーキャップ化粧料において、前記カルボン酸変性シリコーンの配合量は、0.1〜10質量%であることが好ましく、より好ましくは0.1〜5質量%、さらに好ましくは0.2〜2質量%である。前記配合量が0.1質量%に満たないと、不揮発性油分の分散が不十分となり、化粧料の使用感が低下することがある。また、前記配合量が10質量%を超えても本発明の粉ぎしみの抑制効果は得られるが、配合量の増加に応じた効果の向上はなく、過剰なカルボン酸変性シリコーンにより、かえって使用感の低下が生じることがある。
また、本発明のメーキャップ化粧料において、上記一般式(1)で表されるカルボン酸変性シリコーンの分子量は800以下であり、分子量が800を超える高分子量のカルボン酸変性シリコーンを併用しないことが好ましい。高分子量のカルボン酸変性シリコーンを併用した場合、該成分が組成物の粘度の上昇やべたつきの原因となることがある。
(B)不揮発性油分
本発明において不揮発性油分とは、室温(25℃)で揮発性を示さない油分である。本発明に係るメーキャップ化粧料に使用される不揮発性油分は、前記条件を満たす油分であって、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられるものであれば特に制限されない。そのような不揮発性油分としては、例えば、アボカド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、パーム油、ヤシ油、トリグリセリン等の液体油脂;ミツロウ、キャンデリラロウ、綿ロウ、カルナバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ホホバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等のロウ類;流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、ポリブテン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、水添オレフィンオリゴマー等の炭化水素油;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等の高級脂肪酸;直鎖アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等);分岐鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)等の高級アルコール;ジイソステアリン酸グリセリル、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、トリイソパルミチン酸グリセリン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステアリル・2−オクチルドデシル)、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等の合成エステル油;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;トリメチルシロキシケイ酸等のシリコーン樹脂;ベンゾフェノン誘導体等の紫外線吸収剤等が挙げられる。本発明に係るメーキャップ化粧料においては、前記不揮発性油分を1種又は2種以上組み合わせて配合することができる。本発明においては特に、不揮発性油分として室温(25℃)で液状の油分を用いることが好ましく、鎖状ポリシロキサン等の液状のシリコーン油を含むことがより好ましい。
このようなシリコーン油の市販品としては、KF−96A−6CS、シリコーンKF−56、KF−96A−20CS、KF−96A−100CS(いずれも信越化学工業社製)等が挙げられる。
また、本発明に係るメーキャップ化粧料において、前記不揮発性油分の配合量は、0.1〜20質量%であることが好ましく、より好ましくは1〜10質量%、さらに好ましくは1〜5質量%である。前記配合量が0.1質量%に満たないと、揮発性油分の揮発に伴い粉ぎしみが生じることがある。また、前記配合量が20質量%を超えると、化粧料に油っぽさや、べたつきが生じることがある。
(C)揮発性油分
本発明に係るメーキャップ化粧料に使用される揮発性油分は、室温(25℃)で揮発性を示し、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられるものであれば特に制限されない。そのような揮発性油分としては、例えば、デカメチルテトラシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状ポリシロキサン等の揮発性シリコーン油;シェルソル(シェル化学)、アイソパー(エッソ化学)等の軽質流動イソパラフィン(イソヘキサデカン)等が挙げられる。本発明に係るメーキャップ化粧料においては、前記揮発性油分を1種又は2種以上組み合わせて配合することができる。本発明においては特に、揮発性油分として、デカメチルテトラシロキサン等の環状ポリシロキサン等の揮発性シリコーンを含むことが好ましい。
また、本発明に係るメーキャップ化粧料において、前記揮発性油分の配合量は、1〜50質量%であることが好ましく、より好ましくは5〜35質量%、さらに好ましくは10〜30質量%である。前記配合量が1質量%に満たないと、塗布時の肌なじみといった揮発性油分による使用感が不十分なことがある。また、前記配合量が50質量%を超えると、配合できる不揮発性油分の配合量が相対的に減少し、揮発性油分が揮発した後の粉ぎしみを促進することがある。
(D)粉末成分
本発明に係るメーキャップ化粧料に使用される粉末成分は、化粧品、医薬品、医薬部外品に使用可能なものであれば特に制限されない。そのような粉末成分としては、例えば、タルク、カオリン、絹雲母(セリサイト)、ベントナイト、有機変性ベントナイト、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、焼成タルク、焼成セリサイト、焼成白雲母、焼成金雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム等)、窒化ホウ素、フォトクロミック性酸化チタン(酸化鉄を焼結した二酸化チタン)、還元亜鉛華;有機粉末(例えば、シリコーンエラストマー粉末、シリコーン粉末、シリコーンレジン被覆シリコーンエラストマー粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、雲母チタン、酸化鉄被覆雲母チタン、低次酸化チタン被覆雲母チタン、フォトクロミック性を有する雲母チタン、基板として雲母の代わりにタルク、ガラス、合成弗素金雲母、シリカ、オキシ塩化ビスマスなどを使用したもの、被覆物として酸化チタン以外に、低次酸化チタン、着色酸化チタン、酸化鉄、アルミナ、シリカ、ジルコニア、酸化亜鉛、酸化コバルト、アルミなどを被覆したもの、機能性パール顔料として、パール顔料表面に樹脂粒子を被覆したもの(特開平11−92688)、パール顔料表面に水酸化アルミニウム粒子を被覆したもの(特開2002−146238)、パール顔料表面に酸化亜鉛粒子を被覆したもの(特開2003−261421)、パール顔料表面に硫酸バリウム粒子を被覆したもの(特開2003−61229)等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、青色404号、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β−カロチン等)等が挙げられる。
また、上記粉末成分は、シリコーン、デキストリン脂肪酸エステル、高級アルコール、脂肪酸エステル、金属石鹸、アミノ酸、アルキルフォスフォエーテル、弗素化合物等の疎水化処理剤を用い、疎水化処理が施されたものであってもよい。
本発明に係るメーキャップ化粧料においては、前記粉末成分を1種又は2種以上組み合わせて配合することができる。本発明においては、特に、疎水化処理を施した無機粉末、あるいは疎水性の有機粉末を用いることが好ましい。
また、本発明に係るメーキャップ化粧料において、前記粉末成分の配合量は、2〜95質量%であることが好ましく、より好ましくは5〜70質量%、さらに好ましくは10〜50質量%である。前記配合量が2質量%に満たないと、メーキャップ化粧料としての化粧効果が不十分であることがある。また、前記配合量が95質量%を超えると、過剰な粉末成分により組成物が粉っぽくなり、粉ぎしみが生じやすくなる。
本発明に係るメーキャップ化粧料は、上記必須成分に加え、本発明の効果を損なわない範囲において、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる成分、例えば、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、上記以外の紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料、水等を必要に応じて適宜配合し、常法により製造することができる。
本発明に係るメーキャップ化粧料の剤形は、上記必須成分が配合される限り限定されないが、特に、油性化粧料、または油中水型乳化化粧料とすることが好ましい。
前記油中水型乳化化粧料とする場合、本発明の化粧料は、例えば、上記必須成分を含む油相成分と、HLB(親水性/親油性バランス)が7以下の非イオン性界面活性剤とを混合し、水及び任意の水性成分を含む水相成分を加え、乳化することによって得られる。
HLBが7以下の親油性の非イオン性界面活性剤としては、例えば、モノステアリン酸グリセリル[HLB3.8]、モノオレイン酸グリセリル[HLB3.7]、モノイソステアリン酸グリセリル[HLB5]、セスキイソステアリン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル[HLB3.4]、ジオレイン酸グリセリル[HLB1.8]、セスキオレイン酸グリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル;ジイソステアリン酸ポリグリセリル[HLB6.0]、トリイソステアリン酸ポリグリセリル[HLB4.0]、ペンタイソステアリン酸デカグリセリル[HLB3.5]、ペンタオレイン酸デカグリセリル[HLB3.5]、モノイソステアリン酸ジグリセリル[HLB4.7]、イソステアリン酸ジグリセリル[HLB5.5]、ジイソステアリン酸ジグリセリル[HLB3.7]、モノオレイン酸ジグリセリル[HLB5.5]、ジオレイン酸ジグリセリル[HLB3.7]等のポリグリセリン脂肪酸エステル;モノオレイン酸ソルビタン[HLB4.3]、トリステアリン酸ソルビタン[HLB2.1]、トリオレイン酸ソルビタン[HLB1.7]、イソステアリン酸ソルビタン[HLB5.0]、セスキイソステアリン酸ソルビタン[HLB4.5]、セスキオレイン酸ソルビタン[HLB3.7]等のソルビタン脂肪酸エステル;POE(5)[HLB6.0]、POE(7.5)[HLB6.0]、POE(10)[HLB6.5]硬化ヒマシ油等のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油;ジポリヒドロキシステアリン酸エステル類、ジポリヒドロキシステアリン酸ポリグリセリル−2(コグニス製:PGPH)、PEG30ジポリヒドロキシステアレート[HLB5.5](ユニケマ社製:アラセルP135)等の高分子量親油性活性剤;セチルポリエーテル変性シリコーン(例えば、ゴールドシュミット社製:ABIL EM90)、ポリエーテル変性シリコーン(例えば、信越化学工業社製:KF6017)、架橋型ポリエーテル変性シリコーン(例えば、信越化学工業社製:KSGシリーズ)等のポリエーテル系のシリコーン;ポリグリセリン変性シリコーン、アルキル共変性ポリグリセリン変性シリコーン等のポリグリセリン系のシリコーン等が挙げられる。本発明に係るメーキャップ化粧料においては、前記HLB以下の非イオン性界面活性剤を1種又は2種以上組み合わせて配合することができ、特に、ポリエーテル変性シリコーン(例えば、信越化学工業社製:KF6017)を含むことが好適である。
なお、本発明に係るメーキャップ化粧料において、前記非イオン性界面活性剤の配合量は、公知の油中水型乳化化粧料における配合量に準ずるが、好ましくは0.1〜5質量%、より好ましくは1〜5質量%、さらに好ましくは1〜3質量%である。
また、本発明に係るメーキャップ化粧料において、揮発性油分は、組成物の塗布時に揮発してしまうと考えられる。したがって、塗布後の組成物においては、揮発性油分以外の残留油性成分、すなわち疎水性残留成分に、粉末成分が分散する形となる。したがって、疎水性残留成分、とりわけ不揮発性油分は、塗布後の組成物においても粉末成分が十分に分散可能な程度に配合されていることが好ましい。
粉ぎしみの抑制については、上記した配合量範囲で各成分を使用する限り、十分な効果が得られるが、特に、メーキャップ化粧料の肌なじみのよさ、及び塗布膜の均一性といった使用感の点から、疎水性残留成分量が、粉末成分の配合量に満たないこと、すなわち、
疎水性残留成分量/粉末成分量<1
となるように調製することが好ましい。
なお、本発明における疎水性残留成分とは、上記のとおり、塗布後も塗布対象上に残る油性成分(油相成分)であり、組成物における揮発性油分以外の油性成分を意味する。したがって、不揮発性油分だけでなく、例えば、カルボン酸変性シリコーンや、HLBが7以下の非イオン性界面活性剤も油性成分として、この成分に含まれる。
本発明の組成物は、配合する成分によって、液状、半固形状、固形状、粉末状等のいずれの性状も取り得るが、本発明の効果を考慮すれば、特に液状であることが好ましい。
また、本発明のメーキャップ化粧料としての製品形態としては、例えば、ファンデーション、化粧下地、アイシャドー、マスカラ、口紅、チークカラー、フェイスパウダー、ボディーパウダー、パフュームパウダー、ベビーパウダー、プレスドパウダー、デオドラントパウダー、おしろい等が挙げられる。本発明においては、特にファンデーションの形態が好ましく、特にリキッド(液状)ファンデーションとして好適に使用することができる。
以下、実施例を挙げて本発明についてさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、特に記載しない限り、各表中の数値は質量%を表す。
下記表1に記載された各試験例の処方による組成物(リキッドファンデーション)を10名の専門パネルに使用してもらい、使用感(塗布時の肌なじみのよさ、塗布膜の均一さ、塗布1時間後のきしみ感(粉ぎしみ)のなさ)について回答を得、優れていると回答した人数により次のように各組成物の使用感を評価した。結果を表1に示す。
<塗布時の肌なじみのよさ>
◎:9〜10名が、塗布時の肌なじみがよいと回答した。
○:6〜8名が、塗布時の肌なじみがよいと回答した。
△:3〜5名が、塗布時の肌なじみがよいと回答した。
△×:1〜2名が、塗布時の肌なじみがよいと回答した。
×:0名が、塗布時の肌なじみがよいと回答した。
<塗布膜の均一さ>
◎:9〜10名が、塗布膜が均一であると回答した。
○:6〜8名が、塗布膜が均一であると回答した。
△:3〜5名が、塗布膜が均一であると回答した。
△×:1〜2名が、塗布膜が均一であると回答した。
×:0名が、塗布膜が均一であると回答した。
<塗布1時間後のきしみ感(粉ぎしみ)のなさ>
◎:9〜10名が、1時間後もきしみ感を感じないと回答した。
○:6〜8名が、1時間後もきしみ感を感じないと回答した。
△:3〜5名が、1時間後もきしみ感を感じないと回答した。
△×:1〜2名が、1時間後もきしみ感を感じないと回答した。
×:0名が、1時間後もきしみ感を感じないと回答した。
Figure 2013177370
*1 下記一般式(1)において、Rがメチル基、R及びRがトリメチルシロキシ基、Aが直鎖状のC16であるカルボン酸変性シリコーン(分子量406)
Figure 2013177370
*2 下記式で表される高分子量のカルボン酸変性シリコーン(分子量1072)
Figure 2013177370
上記表1に示すように、本発明の特定カルボン酸変性シリコーンとして、カルボキシデシルトリシロキサンを0.1〜10質量%配合した試験例1−3〜1−6においては、全ての項目において高い評価となった。
一方、カルボキシデシルトリシロキサンを配合しなかった試験例1−1、及び、該成分を0.05質量%しか配合しなかった試験例1−2では、(D)の粉体成分に対する(B)の不揮発性油分であるジメチルポリシロキサンの配合量が少ないため、過剰な粉体成分による塗布膜の不均一さやきしみ感が認められた。また、カルボキシデシルトリシロキサンを15質量%配合した試験例1−7では、該成分の過剰により(C)揮発性油分による塗布時の肌なじみのよさが損なわれた。
さらに、カルボキシデシルトリシロキサンに代えて、高分子量のカルボン酸変性シリコーンを用いた試験例1−8では、いずれの項目についても評価が低く、該成分をカルボキシデシルトリシロキサンと併用した試験例1−9においては、各項目の評価は向上したが、効果としてはいずれも不十分なものであった。また、カルボキシデシルトリシロキサンを用いず、界面活性剤として用いているポリエーテル変性シリコーンをその分増量した試験例1−10においても、カルボキシデシルトリシロキサンを使用した試験例に比べ、全ての項目において低い評価であった。
以上のことから、特定構造のカルボン酸変性シリコーンは、適量の配合により粉ぎしみを抑制する作用を促進し、一方で、揮発性油分による塗布時の良好な使用感を損ねることがないことが明らかである。したがって、本発明は、前記特定構造のカルボン酸変性シリコーンを0.1〜10質量%配合することにより、不揮発性油分を揮発性油分の使用感が損なわれる程の量で用いずとも、粉ぎしみを十分に抑制することができる。
下記表2に記載の各試験例の組成物(リキッドファンデーション)について、上記と同様に実使用試験を行い、上記と同様の基準により使用感を評価した。結果を表2に示す。
Figure 2013177370
カルボキシデシルトリシロキサンを配合した試験例2−1〜2−4と、配合していない試験例2−5〜2−8を比較すると、前者の場合、不揮発性油分であるジメチルポリシロキサンを0.1質量%配合すればきしみ感は抑制されたが、後者は20質量%配合するまできしみ感は解消されなかった。また、試験例2−9に示すとおり、揮発性油分であるデカメチルシクロペンタシロキサンによると考えられる塗布時の肌なじみや塗布膜の均一さは、他の試験例の結果から、不揮発性油分の配合量の増量に伴い低下すると考えられる。したがって、肌なじみのよさと塗布膜の均一さを有しつつ、きしみ感のない組成物とするには、(A)特定構造のカルボン酸変性シリコーンを0.1〜10質量%、(C)不揮発性油分を0.1〜20質量%配合することが好適である。
また、試験例2−1〜2−4の結果から、本発明において、疎水性残留成分量と粉末成分量を、疎水性残留成分量/粉末成分量<1とすることにより、優れた使用感(塗布時の肌なじみのよさや塗布膜の均一さ)を有するメーキャップ化粧料となることが明らかである。
以下に、本発明のメーキャップ化粧料の処方例を記載するが、本発明はこれらに限定されない。
<処方例1 メーキャップファンデーション(固形タイプ)>
(配合成分) (質量%)
(1)疎水化処理タルク 25
(2)マイカ 残量
(3)酸化亜鉛 3
(4)微粒子酸化チタン 1
(5)疎水化処理酸化チタン 11
(6)疎水化処理黄酸化鉄 2.7
(7)疎水化処理赤酸化鉄 1
(8)疎水化処理黒酸化鉄 0.25
(9)硫酸バリウム 6
(10)架橋ジメチコンコポリマー 8
(11)メトキシケイ皮酸イソオクチル 1
(12)水添オレフィンオリゴマー 2.5
(13)メチルフェニルポリシロキサン(信越化学工業社製 シリコーンF−56)

(14)デカメチルシクロペンタシロキサン 5
(15)リンゴ酸ジイソステアリル 3
(16)セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.5
(17)上記一般式(1)において、Rがメチル基、R及びRがトリメチルシロキシ基、Aがq=8である直鎖状のアルキレン基であるカルボン酸変性シリコーン
0.5
(18)パラベン 0.2
製造方法:(1)〜(10)及び(18)を混合粉砕した。その後、80℃に温めた(11)〜(17)の油分を添加し、混合した。得られた粉体を成型し、目的のファンデーションを得た。
<処方例2 リキッドファンデーション>
(配合成分) (質量%)
(1)デカメチルシクロペンタシロキサン 20
(2)イソヘキサデカン 10
(3)ジメチルポリシロキサン(信越化学工業社製 KF−96A−20CS)

(4)ポリエーテル変性シリコーン 2
(5)上記一般式(1)において、Rがプロピル基、R及びRがトリメチルシロキシ基、Aがq=15である直鎖状のアルキレン基であるカルボン酸変性シリコーン

(6)有機変性ベントナイト 1.5
(7)ポリメチルメタクリレート球状粉末 5
(8)疎水化処理黄酸化鉄 2
(9)疎水化処理赤酸化鉄 1
(10)疎水化処理黒酸化鉄 0.2
(11)疎水化処理酸化チタン 8
(12)イオン交換水 残量
(13)グリセリン 2
(14)1,3−ブチレングリコール 5
(15)フェノキシエタノール 0.5
製造方法:(1)〜(6)を混合し分散させ、そこに(7)〜(11)を添加し分散させた。その後、(12)〜(15)の水相を添加して乳化させ、目的のリキッドファンデーションを得た。
<処方例3 化粧用下地>
(配合成分) (質量%)
(1)デカメチルシクロペンタシロキサン 27
(2)ジメチルポリシロキサン(信越化学工業社製 KF−96A−6CS)

(3)上記一般式(1)において、R1がメチル基、R2がトリメチルシロキシ基、R3がエチル基、Aがq=8である直鎖状のアルキレン基であるカルボン酸変性シリコーン 3
(4)ポリエーテル変性シリコーン 3
(5)有機変性ベントナイト 1.5
(6)ポリメチルメタクリレート球状粉末 5
(7)疎水化処理チタン 2
(8)オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉末 5
(9)疎水化処理黒酸化鉄 0.2
(10)疎水化処理タルク 5
(11)イオン交換水 残量
(12)グリセリン 2
(13)1,3−ブチレングリコール 5
(14)フェノキシエタノール 0.5
製造方法:(1)〜(5)を混合分散させ、そこに(6)〜(10)を添加し分散させた。その後、(11)〜(14)の水相を添加して乳化させ、目的の化粧用下地を得た。
<処方例4 アイシャドー>
(配合成分) (質量%)
(1)セレシン 1
(2)デカメチルシクロペンタシロキサン 残量
(3)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 2
(4)メチルフェニルポリシロキサン(信越化学工業社製 シリコーンKF−56)

(5)マカデミアナッツ油 1
(6)セスキイソステアリン酸ソルビタン 2
(7)上記一般式(1)において、R1がメチル基、R2及びR3がトリメチルシロキシ基、Aがq=8である分岐鎖状のアルキレン基であるカルボン酸変性シリコーン

(8)合成金雲母 0.1
(9)ベンガラ被覆雲母(パール剤) 1
(10)ベンガラ・カルミン被覆雲母チタン(パール剤) 7
(11)ベンガラ・黒酸化鉄被覆雲母チタン(パール剤) 0.1
(12)マイカ 30
(13)雲母チタン(パール剤) 4
(14)黒酸化鉄被覆雲母チタン(パール剤) 適量
(15)酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
(16)D−δ−トコフェロール 適量
(17)群青ピンク 1
(18)ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 3
(19)トリメチルシロキシケイ酸 3
(20)香料 適量
製造方法:(8)〜(14)及び(17)〜(19)を混合粉砕した。その後、80℃に温めた(1)〜(7)及び(15)〜(16)、(20)を添加し、混合した。得られた粉体を成型し、目的のアイシャドーを得た。
<処方例5 口紅>
(配合成分) (質量%)
(1)マイクロクリスタリンワックス 1
(2)セレシン 7
(3)キャンデリラロウ 3
(4)トリイソステアリン酸グリセリル 10
(5)環状シリコーン(4量体) 5
(6)リンゴ酸ジイソステアリル 2
(7)ジイソステアリン酸グリセリル 1
(8)上記一般式(1)において、R1がプロピル基、R2及びR3がトリメチルシロキシ基、Aがq=15である直鎖状のアルキレン基であるカルボン酸変性シリコーン

(9)トリオクタン酸トリメチロールプロパン 0.5
(10)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 残余
(11)リン酸水素カルシウム 1
(12)シリコーン被覆顔料(ベンガラ、酸化チタンなど) 適量
(13)硫酸バリウム 2
(14)カルミン被覆雲母チタン 2
(15)染料 適量
(16)重質流動イソパラフィン 10
製造方法:(1)〜(10)、(15)〜(16)を80℃以上で加熱溶解し、(11)〜(14)を添加したところで混合撹拌を行った。前記混合物を容器に充填した後冷却し、目的とする口紅を得た。
<処方例6 マスカラ>
(配合成分) (質量%)
(1)軽質イソパラフィン 10
(2)ジメチルポリシロキサン(信越化学工業社製 KF−96A−100CS)

(3)デカメチルシクロペンタシロキサン 12
(4)トリメチルシロキシケイ酸 12
(5)上記一般式(1)において、R1がメチル基、R2がトリメチルシロキシ基、R3がエチル基、Aがq=15である分岐鎖状のアルキレン基であるカルボン酸変性シリコーン
2.5
(6)N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステアリル・2−オクチルドデシル)
適量
(7)ジオレイン酸ポリエチレングリコール 2
(8)ジイソステアリン酸ジグリセリル 1
(9)雲母チタン 2
(10)ステアリン酸アルミニウム 適量
(11)炭酸水素ナトリウム 0.1
(12)酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
(13)パラオキシ安息香酸エステル 適量
(14)デヒドロ酢酸ナトリウム 適量
(15)黒酸化鉄 10
(16)ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 5
(17)ポリ酢酸ビニルエマルション 21
(18)精製水 残量
(19)エチルアルコール 5
(20)海藻エキス 0.1
(21)メチルポリシロキサンエマルション 適量
製造方法:(1)〜(16)をよく混合した油性混合物に、予め混合しておいた(17)〜(21)の水性混合物を添加し、撹拌により乳化させることで、目的とするマスカラを得た。

Claims (4)

  1. (A)下記一般式(1)で表される分子量800以下のカルボン酸変性シリコーンを0.1〜10質量%と、
    Figure 2013177370
    (一般式(1)中、R〜Rは、少なくとも1つが−O−Si(Rで表される官能基(Rは、炭素数1〜6のアルキル基又はフェニル基のいずれかである)であり、その他のR〜Rは同一又は異なっていてもよい置換又は非置換の1価炭化水素基を示す。Aは、C2qで表される直鎖状又は分岐鎖状のアルキレン基であり、qは0〜20の整数である。)
    (B)不揮発性油分を0.1〜20質量%と、
    (C)揮発性油分を1〜50質量%と、
    (D)粉末成分を2〜95質量%と、
    を含むことを特徴とするメーキャップ化粧料。
  2. さらに、HLBが7以下の非イオン性界面活性剤と、水相成分と、を含む油中水型乳化組成物であることを特徴とする請求項1に記載のメーキャップ化粧料。
  3. 疎水性残留成分量が、粉末成分の配合量に満たないことを特徴とする請求項1又は2に記載のメーキャップ化粧料。
  4. (A)成分が、カルボキシデシルトリシロキサンであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の油中水型乳化メーキャップ化粧料。
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