JP5394424B2 - 固形乳化化粧料 - Google Patents
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Description
また、例えば、特許文献1には揮発性油分と不揮発性油分とシリコーン弾性粉体とを特定比で配合した、肌の凹凸を補正することのできる油中水型乳化化粧料が記載されている。しかしながら、構成油分の屈折率からツヤ出し効果の両立への期待は低く、また前記した配合限界の問題から、該化粧料へツヤ出しに十分な量の高屈折率シリコーン油を追加配合することも不可能であった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、高屈折率シリコーン油が多量且つ安定に配合され、且つ、ツヤのある仕上がり及び肌の凹凸補正効果を有する固形乳化化粧料を提供することを目的とする。
さらに、前記高屈折率シリコーン油を多量に配合した組成物では、固形乳化化粧料に通常配合される無機顔料の配合では組成物の硬度を高めることが困難であったところ、前記粉体をシリコーン処理のものとすることで硬度が上昇することを見出し、本発明を完成するに至った。
また、前記固形乳化化粧料において、(A)25℃における屈折率が1.45以上の高屈折率シリコーン油が、メチルフェニルシリコーン及び/又はカプリリルメチコンであることが好適である。
また、前記固形乳化化粧料において、(B):(A)の配合量比が1:9〜3:7であることが好適である。
また、前記固形乳化化粧料において、(A)25℃における屈折率が1.45以上の高屈折率シリコーン油の配合量が、8〜18質量%であることが好適である。
また、前記固形乳化化粧料において、(C)疎水性または疎水化処理粉体が、シリコーン処理粉体であることが好適である。
また、前記固形乳化化粧料において、(C)疎水性または疎水化処理粉体の一次粒子平均長径が、0.05〜0.2μmであることが好適である。
本発明は、必須成分として(A)25℃における屈折率が1.45以上のシリコーン油、(B)(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(C)疎水性および疎水化処理粉体、及び(D)ワックス、を含有するものである。
ツヤ出し及び凹凸補正にかかる成分である(A)25℃における屈折率が1.45以上のシリコーン油は、(B)(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーとの混合ゲルとして配合することにより、(D)ワックスを含む固形乳化化粧料へ多量且つ安定に配合することができる。さらに、本発明においては、(C)粉体の配合により、(A)成分の配合による(D)成分の表面析出が抑制される。
まず、上記各成分について説明する。
本発明の(A)成分は、25℃における屈折率が1.45以上のシリコーン油であり、好ましくはメチルフェニルシリコーン及び/又はカプリリルメチコン、より好ましくはメチルフェニルシリコーンである。
前記メチルフェニルシリコーンは、直鎖状のジメチルポリシロキサンのメチル基の一部がフェニル基及び/又はフェニル基とトリメチルシロキシ基に置換されたものであり、フェニル基及び/又はフェニル基とトリメチルシロキシ基のそれぞれの付加モル数に制限はない。また、(A)成分に使用されるメチルフェニルシリコーンは、単一構造のメチルフェニルシリコーンから構成されていても、異なる構造のメチルフェニルシリコーンの混合物であってもよいが、混合物としての屈折率(25℃)は1.45以上とする。屈折率が1.45に満たないと、固形乳化化粧料のツヤ出し効果が十分に得られないことがある。
また、市販のカプリリルメチコンとしては、例えば、東レ・ダウコーニング社製のFZ−3196、SS−3408[屈折率:1.413]などが挙げられ、これらを好適に使用することができる。
本発明に使用される(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーは、架橋メチルポリシロキサンとフェニル変性シリコーン(フェニルビニルジメチコン)とを重合反応させてなる3次元架橋体である。前記クロスポリマーは単体では微小粒子であるが、シリコーン油(溶媒)を吸収膨潤してゲル状となる。つまり、前記クロスポリマーの3次元的な網目構造内部へ取り込むことにより、(A)成分である25℃における屈折率が1.45以上のシリコーン油を多量且つ安定に固形乳化化粧料へ配合することが可能になると考えられる。
(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーは、上記した重合反応により合成して得る他、特に市販品として、信越化学工業社製のKSG−18Aを好適に使用することができる。前述のように、KSG−18Aは、約84%のジフェニルシロキシフェニルトリメチコンと、約16%の(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーの混合ゲルの形態をもつため、本発明の(A)成分及び(B)成分として配合することが可能である。
つまり、例えば(A)及び(B)成分としてKSG−18Aのみを用いる場合、前記配合量比は1.6:8.4となる。(A)成分の量比をさらに高めたい場合は、(A)成分のみ(例えばKF−56)を該成分の総量が4〜18質量%となる範囲で配合することによって調整できる。
本発明にかかる固形乳化化粧料における優れたツヤ出し及び凹凸補正効果は、上記(B)成分を伴う(A)成分の配合によって達成することができる。また、(A)成分の配合に起因するワックスの析出も、(B)成分による(A)成分の取り込みによって大幅に軽減され得る。そこで、本発明では、さらに(C)疎水性または疎水化処理粉体を配合することにより、ワックスの析出を完全に抑制する。
本発明においては、通常化粧品や医薬部外品等に適用される無機粉体、有機粉体、金属粉体等のうち、疎水性のもの、又は疎水化処理を施したものを使用することができる。
ここで、疎水性粉体または疎水化処理粉体とは、水に対して親和性の低い粉体を意味する。特に、疎水性粉体は、粉体そのものが水に対し低い親和性を示すものであり、疎水化処理粉体は、水に対して親和性の高い粉体を表面処理することによって疎水性を付与したものである。
本発明においては、特に、クロスポリマーに取り込まれていないメチルフェニルシリコーンを吸収し、ワックスの析出抑制効果が高い点から、吸油性に優れた酸化チタンを被疎水化処理粉体として用いることが好ましい。
γ=(G*L)/(l*a) (dyn/cm2)
(式中、G:測定応力(gr)*980dyn,L:サンプルの厚み(mm),l:圧縮距離(mm),a:針の断面積(cm2))
(測定条件)
負荷重:200g,針の径:5.6φ,針入速度:2cm/min,針入距離:1mm,測定温度:37℃
本発明に使用されるシリコーン処理粉体としては、例えば、高粘度シリコーンによって表面を処理した粉体、もしくはアルキルハイドロジェンポリシロキサンを反応させたシリコーン樹脂で表面をコーティングしたもの等が挙げられ、1種又は2種以上のシリコーンで処理することができる。
上記(C)の粉体の配合量は、(A)25℃における屈折率が1.45以上のシリコーン油の配合量に対し、0.1〜1.7(粉体/25℃における屈折率が1.45以上のシリコーン油)とすることが好ましい。
また、本発明にかかる固形乳化化粧料には、組成物の固形剤としてワックスが配合される。
本発明の固形乳化化粧料において使用されるワックスは、高級脂肪酸エステル成分を含む常温で固形又は半固形状の油脂であり、通常、炭素数18〜34の高級脂肪酸に由来する部分と、炭素数18〜44の高級脂肪アルコール由来部分とから構成されるカルボン酸エステルを含む油脂である。これらの脂肪酸及び脂肪アルコール由来部分は、直鎖又は分岐、あるいは飽和又は不飽和のいずれであってもよいが、飽和脂肪族であることがより好ましい。なお、天然ワックスには、上記脂肪酸エステルのほか、通常、遊離脂肪酸、遊離アルコール、あるいは炭化水素が含まれるが、これら他の成分を含むワックスを本発明のワックスとして使用してもかまわない。
本発明におけるワックスの配合量は、組成物に対し1〜8質量%であることが好適である。配合量が1質量%に満たないと、組成物の固形化が不十分であり、8質量%を超えるとスポンジへの中味の取れが悪くなってしまう。
炭化水素油としては、例えばイソヘキサデカン、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
まず、本実施例で用いた効果試験方法及び評価基準について説明する。
12時間を1周期として静置温度を5℃から45℃に変化させた条件で組成物を2週間保存する過酷条件下での加速試験を行い、試験後のワックスの析出状態を確認し、下記基準にて評価した。
◎:試験前に比べ変化なし。
○:組成物表面に白変がごく僅か確認できる。
△:ワックスが析出し、組成物表面の白変が確認できる。
×:ワックスが析出し、組成物表面の白変がはっきり確認できる。
化粧品パネル10名を用いて、各試験例の化粧料を顔面に塗布し、塗布後の肌のツヤに関して官能評価を行い、下記基準にて評価した。
◎:10名中8名以上が塗布後、肌にツヤが出たと判断した。
○:10名中5〜7名以上が塗布後、肌にツヤが出たと判断した。
△:10名中2〜4名が塗布後、肌にツヤが出たと判断した。
×:10名中1名以下が塗布後、肌にツヤが出たと判断した。
化粧品パネル5名を用いて、各試験例の化粧料を顔面に塗布し、シミ・ソバカス等の肌の色ムラをカバーし、均一な仕上がりとなるかについて官能評価を行い、以下の基準にて評価した。
○:5名中4名以上が、凹凸補正効果があると判断した。
△:5名中2〜3名が、凹凸補正効果があると判断した。
×:5名中1名以下が、凹凸補正効果があると判断した。
(製造方法)
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン以外の油分にジフェニルシロキシフェニルトリメチコン及び(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー又は(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーを混合した。これをワックスを加熱溶解させて粉体を分散させたものと撹拌混合した。得られた混合物をその他の成分の混合物と乳化させ、固形乳化化粧料を得た。
また、メチルフェニルシリコーンと共に(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーを同時配合した試験例1−1、1−2においてはワックスの析出は認められなかった。
したがって、本発明においては、25℃における屈折率が1.45以上のシリコーン油及び(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーを配合することが好適である。
(製造方法)
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン以外の油分にジフェニルシロキシフェニルトリメチコン及び(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーを混合した。これをワックスを加熱溶解させて粉体を分散させたものと撹拌混合した。得られた混合物をその他の成分の混合物と乳化させ、固形乳化化粧料を得た。
また、さらなる検討の結果、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコンの配合量が18質量%を超える例では、ワックスの析出が生じる傾向があった。
したがって、本発明において、25℃における屈折率が1.45以上の高屈折率シリコーン油の配合量は4〜18質量%とすることが好適であり、より好ましくは8〜18質量%である。
(製造方法)
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン以外の油分にジフェニルシロキシフェニルトリメチコン及び(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーを混合した。これをワックスを加熱溶解させて粉体を分散させたものと撹拌混合した。得られた混合物をその他の成分の混合物と乳化させ、固形乳化化粧料を得た。
一方、前記配合量比(B):(A)を前記範囲外とした試験例3−1は、使用の許容範囲ではあったがワックス析出が認められた。
したがって、本発明において、(A)成分である25℃における屈折率が1.45以上の高屈折率シリコーン油と、(B)成分である配合量比(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーの配合量比(B):(A)は1:9〜3:7とすることが好適である。
(製造方法)
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン以外の油分にジフェニルシロキシフェニルトリメチコン及び(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーを混合した。これをワックスを加熱溶解させて粉体を分散させたものと撹拌混合した。得られた混合物をその他の成分の混合物と乳化させ、固形乳化化粧料を得た。
また、ステアリン酸処理酸化チタンを配合した試験例4−3は、試験例4−1及び4−2ほどの硬度の向上は認められなかったが、固形乳化化粧料としては十分な硬度が得られ、ワックス析出の抑制も優れていた。
一方、中粒子の疎水化処理酸化チタンを配合しなかった試験例4−4ではワックスの析出が認められた。
したがって、本発明において、ワックス析出の抑制の点で中粒子の疎水化処理粉体の配合が好ましく、また、疎水化処理にシリコーンを用いることによって、固形乳化化粧料の硬度をより高くすることができる。
<処方例1:固形ファンデーション>
(成分) (質量%)
(1)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 8.82
(2)ジフェニルジメチコン(KF−54、信越化学工業社製) 8.82
(3)デカメチルシクロペンタシロキサン 30.65
(4)PEG−10ジメチコン 2
(5)セスキイソステアリン酸ソルビタン 1
(6)ジステアリルジモニウムクロリド 0.2
(7)パルミチン酸 0.15
(8)トコフェロール 0.02
(9)(ジメチコン/フェニルジメチコン)クロスポリマー(KSG−18A、信越化学工業社製) 3.36
(10)マイクロクリスタリンワックス 0.8
(11)パラフィンワックス 3.5
(12)シリコーン処理酸化鉄 2.75
(13)シリコーン処理顔料級酸化チタン 12
(14)シリコーン処理中粒子級酸化チタン(一次粒子平均短径が0.03〜0.04μm、一次粒子平均長径が0.09〜0.10μmで、アスペクト比(長径/短径)が2〜4である紡錘状微粒子酸化チタンをシリコーン処理したもの) 7
(15)イオン交換水 15.08
(16)ジプロピレングリコール 3.5
(17)フェノキシエタノール 0.35
(製造方法)
(3)に(1)、(2)、(9)を混合した。これを(10)、(11)を加熱溶解させて(12)〜(14)を分散させたものと撹拌混合した。得られた混合物をその他の成分の混合物と乳化させ、固形ファンデーションを得た。
(成分) (質量%)
(1)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 8.82
(2)カプリリルメチコン(FZ−3196、東レ・ダウコーニング社製)8.82
(3)デカメチルシクロペンタシロキサン 30.65
(4)PEG−10ジメチコン 2
(5)セスキイソステアリン酸ソルビタン 1
(6)ジステアリルジモニウムクロリド 0.2
(7)パルミチン酸 0.15
(8)トコフェロール 0.02
(9)(ジメチコン/フェニルジメチコン)クロスポリマー(KSG−18A、信越化学工業社製) 3.36
(10)マイクロクリスタリンワックス 0.8
(11)パラフィンワックス 3.5
(12)シリコーン処理酸化鉄 2.75
(13)シリコーン処理顔料級酸化チタン 12
(14)シリコーン処理中粒子級酸化チタン(一次粒子平均短径が0.03〜0.04μm、一次粒子平均長径が0.09〜0.10μmで、アスペクト比(長径/短径)が2〜4である紡錘状微粒子酸化チタンをシリコーン処理したもの) 7
(15)イオン交換水 15.08
(16)ジプロピレングリコール 3.5
(17)フェノキシエタノール 0.35
(製造方法)
(3)に(1)、(2)、(9)を混合した。これを(10)、(11)を加熱溶解させて(12)〜(14)を分散させたものと撹拌混合した。得られた混合物をその他の成分の混合物と乳化させ、固形ファンデーションを得た。
Claims (3)
- (A)25℃における屈折率が1.45以上のジフェニルシロキシフェニルトリメチコンを4〜18質量%と、
(B)(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーを0.3〜6質量%と、
(C)疎水性または疎水化処理粉体と、
(D)ワックスを1〜8質量%と
を含み、
(B):(A)の配合量比が1:9〜3:7であり、且つ、
(C)疎水性または疎水化処理粉体の一次粒子径平均長径が、0.05〜0.2μmである
ことを特徴とする油中水型固形乳化化粧料。 - (A)25℃における屈折率が1.45以上のジフェニルシロキシフェニルトリメチコンの配合量が、8〜18質量%であることを特徴とする請求項1に記載の油中水型固形乳化化粧料。
- (C)疎水性または疎水化処理粉体が、シリコーン処理粉体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の油中水型固形乳化化粧料。
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