JP2013174875A - 転写装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Koichi Ishii
宏一 石井
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Abstract

【課題】異常画像が発生しない高品質な画像を形成できる。
【解決手段】画像形成対象の用紙の種類毎に予め設定された複数の用紙依存条件を含む用紙情報を記憶する用紙データベース303から画像形成対象の用紙の用紙情報を読出す。読出した用紙情報に含まれる用紙依存条件をそのままユーザ設定用紙の用紙依存条件として用紙依存条件記憶手段305に用紙依存条件登録手段306によって登録して記憶される。または用紙依存条件を操作パネルの表示手段304に表示させ操作手段307を用いて表示された用紙依存条件の一部又は全部を変更する。変更したユーザ設定用紙の用紙依存条件を用紙依存条件記憶手段305に用紙依存条件登録手段306によって登録して記憶される。用紙依存条件記憶手段305によって記憶されたユーザ設定用紙の用紙データでの用紙依存条件に基づき画像転写を行い用紙に画像を形成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、像担持体の表面に担持されるトナー像を記録紙に転写する転写装置及び画像形成装置に関するものである。
この種の転写装置を備えた画像形成装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。この画像形成装置は、トナー像形成手段、像担持体及び転写手段を含んで構成されている。トナー像形成手段では、ドラム状の感光体の表面にトナー像が形成される。感光体には像担持体としての無端状の中間転写ベルトを当接させて1次転写ニップを形成している。そして、転写手段によって、1次転写ニップで感光体上に形成されたトナー像を中間転写ベルトに1次転写する。これにより、像担持体としての中間転写ベルトにトナー像を形成する。中間転写ベルトに対しては、ニップ形成部材としての2次転写ローラを当接させて2次転写ニップを形成している。また、中間転写ベルトのループ内には、2次転写対向ローラを配設しており、この2次転写対向ローラと、前述した2次転写ローラとの間に中間転写ベルトを挟み込んでいる。ループ内側の2次転写対向ローラに対してはアースを接続しているのに対し、ループ外の2次転写ローラに対しては2次転写バイアスを印加している。これにより、2次転写対向ローラと2次転写ローラとの間に、トナー像を前者側から後者側に静電移動させる2次転写電界を形成している。そして、中間転写ベルト上のトナー像に同期させるタイミングで2次転写ニップ内に送り込んだ記録紙に対して、2次転写電界の作用により、中間転写ベルト上のトナー像を2次転写する。
近年、画像形成装置において用いられる記録媒体として、多種多様な用紙が用いられるようになり、例えば高級感を備えた皮革模様をイメージしたものや和紙調のものなどが市販されている。このような用紙では、高級感を出すため、エンボス加工等により用紙の表面に凹凸が存在している。以下、表面に凹凸がある用紙をテクスチャ紙という。このテクスチャ紙の凹部は凸部に比べてトナーが転写しにくく、特に凹凸の大きい記録用紙にトナーを転写させる場合、用紙表面の凹部にトナーが充分に転写せず画像抜けが発生する場合がある。
用紙表面の凹部への転写不良に関しては、直流成分電圧に交流成分電圧を重畳する(以下重畳転写モードという)ことで転写率の向上や中抜けなどの異常画像を改善できることが知られており、例えば上記特許文献1に記載のものが知られている。上記特許文献1では、通紙する用紙に応じて転写モードを、直流成分電圧を転写手段に印加する直流転写モード又は重畳転写モードに切り替える。そして、重畳転写モードに切り替わったときは予め設定された直流成分電圧値に予め設定された交流成分電圧を重畳した転写バイアスを転写手段の転写ローラの芯金に印加する。これにより、用紙表面の凹凸のある用紙に対しても良好な転写性を得ることが可能となる。
しかしながら、市販されているテクスチャ紙の凹部の深さや広さは多種多様であり、用紙毎に、画像形成パラメータのうち直流成分電圧値、交流成分電圧値、定着温度、用紙搬送速度等の用紙依存のパラメータ(以下用紙依存条件という)が異なる。そのため、上記特許文献1のように直流成分電圧に交流成分電圧を重畳した転写バイアスを印加して画像転写を行う場合において全ての用紙を網羅する用紙依存条件を一意に設定することは難しい。特に、交流成分電圧はトナーの凹部への埋まり具合に影響し、直流成分電圧は凸部の転写性に影響する。その結果、予め設定された用紙依存条件に基づいて画像転写を行った場合用紙によっては当該用紙の最適な用紙依存条件と予め設定された用紙依存条件が異なる。このため、用紙表面の凹部にトナーが充分に転写せず画像抜けの異常画像が発生する虞がある。
これまで、2次転写ニップでトナー像を記録紙に転写する構成の画像形成装置について説明してきたが、感光体と転写ローラ等との当接による転写ニップでトナー像を感光体から記録紙に転写する構成においても、同様に異常画像が発生する虞がある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は以下のとおりである。直流成分電圧に交流成分電圧を重畳した転写バイアスを印加して画像転写を行う場合における用紙依存条件が最適でないことに起因する画像抜けの異常画像の発生を抑制して高品質な画像を形成することができる転写装置及び画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、像担持体に形成されたトナー像を用紙に転写する転写手段を備え、直流成分値及び交流成分値を含む用紙依存条件に基づく転写バイアスを前記転写手段に印加して画像転写を行う転写装置において、画像形成対象となる用紙の用紙依存条件の一部又は全部を任意に設定可能とする用紙依存条件設定手段を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、例えばユーザが出力された画像を見て画像抜けの異常画像の発生を検知した場合、この異常画像の発生が、直流成分電圧に交流成分電圧を重畳した転写バイアスを印加して画像転写を行う際の用紙依存条件によるものかを判断する。そして、最適な用紙依存条件でないことが異常画像の発生の原因であるとユーザが判断したときは、ユーザが用紙依存条件設定手段によって、直流成分電圧に交流成分電圧を重畳した転写バイアスを印加して画像転写を行う場合における用紙依存条件の一部又は全部を任意に設定する。この設定された画像形成対象の用紙における最適な用紙依存条件に基づいて、直流成分電圧に交流成分電圧を重畳した転写バイアスを印加して画像転写が行われる。異常画像の発生の検知及び用紙依存条件の設定は画像形成装置側で自動的に行ってもよい。これにより、画像抜けの発生を抑制できる。よって、異常画像が発生しない高品質な画像を形成することができるという特有な効果が得られる。
本実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。 同プリンタにおけるK用の画像形成ユニットを拡大して示す拡大構成図である。 直流バイアスと重畳バイアスとを切り替えて2次転写部に印加する様子を示す模式図である。 同プリンタの2次転写バイアス電源から出力される重畳バイアスからなる2次転写バイアスの波形を示す波形図である。 2次転写バイアス印加部の構成例を示すブロック図である。 用紙情報を装置本体に付属する用紙データベースへ登録するフローを示すフローチャートである。 用紙設定の画面を示す図である。 用紙データベース呼び出しの画面を示す図である。 ユーザ設定用紙登録/変更/消去の画面を示す図である。 ユーザ設定用紙登録/変更の画面を示す図である。 詳細設定の画面を示す図である。 詳細設定の項目変更の画面を示す図である。 ユーザ設定用紙の未登録に対する登録/変更の画面を示す図である。 トレイに対するユーザ設定用紙の設定の画面を示す図である。 トレイに対する用紙設定後の用紙設定の画面を示す図である。 ベタ画像とハーフトーン画像とライン画像とが混在した実験用のチャートを示す図である。 2次転写手段として転写チャージャを用いた別の構成例の2次転写部付近を示す模式図である。 直接転写方式のカラープリンタの概略を示す断面構成図である。 1ドラム型のカラー画像形成装置の概略を示す断面構成図である。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のカラープリンタ(以下、単にプリンタという)の実施形態について説明する。
はじめに、本実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図1は本実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。同図において、本実施形態に係るプリンタは、イエロー(Y),マゼンダ(M),シアン(C),ブラック(K)のトナー像を形成するための4つの画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kと、転写装置としての転写ユニット30と、光書込ユニット80と、定着装置90と、給紙カセット100と、レジストローラ対101とを備えている。
4つの画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、画像形成物質として、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。Kトナー像を形成するための画像形成ユニット1Kを例にすると、これは、図2に示すように、潜像担持体たるドラム状の感光体2K、ドラムクリーニング装置3K、除電装置(不図示)、帯電装置6K、現像装置8K等を備えている。これらの装置が共通の保持体に保持されてプリンタ本体に対して一体的に脱着することで、それらを同時に交換できるようになっている。
感光体2Kは、ドラム基体の表面上に有機感光層が形成された外径60[mm]程度のドラム形状のものであって、図示しない駆動手段によって図中時計回り方向に回転駆動される。帯電装置6Kは、帯電バイアスが印加される帯電ローラ7Kを感光体2Kに接触あるいは近接させながら、帯電ローラ7Kと感光体2Kとの間に放電を発生させることで、感光体2Kの表面を一様帯電せしめる。本実施形態では、トナーの正規帯電極性と同じマイナス極性に一様帯電せしめる。帯電バイアスとしては、直流電圧に交流電圧を重畳したものを採用している。帯電ローラ7Kは、金属製の芯金の表面に導電性弾性材料からなる導電性弾性層が被覆されたものである。帯電ローラ等の帯電部材を感光体2Kに接触あるいは近接させる方式に代えて、帯電チャージャーによる方式を採用してもよい。
一様帯電せしめられた感光体2Kの表面は、後述する光書込ユニットから発せられるレーザ光によって光走査されてK用の静電潜像を担持する。このK用の静電潜像は、図示しないKトナーを用いる現像装置8Kによって現像されてKトナー像になる。そして、後述する中間転写ベルト31上に1次転写される。
ドラムクリーニング装置3Kは、1次転写工程(後述する1次転写ニップ)を経た後の感光体2K表面に付着している転写残トナーを除去する。回転駆動されるクリーニングブラシローラ4K、片持ち支持された状態で自由端を感光体2Kに当接させるクリーニングブレード5Kなどを有している。回転するクリーニングブラシローラ4Kで転写残トナーを感光体2K表面から掻き取ったり、クリーニングブレードで転写残トナーを感光体2K表面から掻き落としたりする。クリーニングブレードについては、その片持ち支持端側を自由端側よりもドラム回転方向下流側に向けるカウンタ方向で感光体2Kに当接させている。
上記除電装置は、ドラムクリーニング装置3Kによってクリーニングされた後の感光体2Kの残留電荷を除電する。この除電により、感光体2Kの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。
現像装置8Kは、現像ロール9Kを内包する現像部12Kと、図示しないK現像剤を撹拌搬送する現像剤搬送部13Kとを有している。そして、現像剤搬送部13Kは、第1スクリュウ部材10Kを収容する第1搬送室と、第2スクリュウ部材11Kを収容する第2搬送室とを有している。それらスクリュウ部材は、それぞれ、軸線方向の両端部がそれぞれ軸受けによって回転自在に支持される回転軸部材と、これの周面に螺旋状に突設せしめられた螺旋羽根とを具備している。
第1スクリュウ部材10Kを収容している第1搬送室と、第2スクリュウ部材11Kを収容している第2搬送室とは、仕切り壁によって仕切られている。一方、仕切壁におけるスクリュウ軸線方向の両端箇所には、それぞれ両搬送室を連通させる連通口が形成されている。第1スクリュウ部材10Kは、螺旋羽根内に保持している図示しないK現像剤を、回転駆動に伴って回転方向に撹拌しながら、図中の紙面に直交する方向の奥側から手前側に向けて搬送する。第1スクリュウ部材10Kと、後述する現像ロール9Kとは互いに向かい合う姿勢で平行配設されているため、このときのK現像剤の搬送方向は、現像ロール9Kの回転軸線方向に沿った方向でもある。そして、第1スクリュウ部材10Kは、現像ロール9Kの表面に対してK現像剤をその軸線方向に沿って供給していく。
第1スクリュウ部材10Kの図中手前側端部付近まで搬送されたK現像剤は、仕切壁の図中手前側端部付近に設けられた連通開口を通って、第2搬送室内に進入した後、第2スクリュウ部材11Kの螺旋羽根内に保持される。そして、第2スクリュウ部材11Kの回転駆動に伴って、回転方向に撹拌されながら、図中手前側から奥側に向けて搬送されていく。
第2搬送室内において、ケーシングの下壁には図示しないトナー濃度センサが設けられており、第2搬送室内のK現像剤のKトナー濃度を検知する。Kトナー濃度センサとしては、透磁率センサからなるものが用いられている。Kトナーと磁性キャリアとを含有するK現像剤の透磁率は、Kトナー濃度と相関関係があるため、透磁率センサは、Kトナー濃度を検知していることになる。
本プリンタには、Y,M,C,K用の現像装置の第2収容室内にY,M,C,Kトナーをそれぞれ個別に補給するための図示しないY,M,C,Kトナー補給手段が設けられている。そして、プリンタの制御部は、RAMに、Y,M,C,Kトナー濃度検知センサからの出力電圧値の目標値であるY,M,C,K用のVtrefを記憶している。Y,M,C,Kトナー濃度検知センサからの出力電圧値と、Y,M,C,K用のVtrefとの差が所定値を超えた場合には、その差に応じた時間だけY,M,C,Kトナー補給手段を駆動する。これにより、Y,M,C,K用の現像装置における第2搬送室内にY,M,C,Kトナーが補給される。
現像部12K内に収容されている現像ロール9Kは、第1スクリュウ部材10Kに対向しているとともに、ケーシングに設けられた開口を通じて、感光体2Kにも対向している。また、現像ロール9Kは、回転駆動される非磁性パイプからなる筒状の現像スリーブと、これの内部にスリーブと連れ回らないように固定されたマグネットローラとを具備している。そして、第1スクリュウ部材10Kから供給されるK現像剤をマグネットローラの発する磁力によってスリーブ表面に担持しながら、スリーブの回転に伴って、感光体2Kに対向する現像領域に搬送する。
現像スリーブには、トナーと同極性であって、感光体2Kの静電潜像よりも大きく、かつ感光体2Kの一様帯電電位よりも小さな現像バイアスが印加されている。これにより、現像スリーブと感光体2Kの静電潜像との間には、現像スリーブ上のKトナーを静電潜像に向けて静電移動させる現像ポテンシャルが作用する。また、現像スリーブと感光体2Kの地肌部との間には、現像スリーブ上のKトナーをスリーブ表面に向けて移動させる非現像ポテンシャルが作用する。それら現像ポテンシャル及び非現像ポテンシャルの作用により、現像スリーブ上のKトナーが感光体2Kの静電潜像に選択的に転移して、静電潜像をKトナー像に現像する。
先に示した図1において、Y,M,C用の画像形成ユニット1Y,1M,1Cにおいても、K用の画像形成ユニット1Kと同様にして、感光体2Y,2M,2C上にY,M,Cトナー像が形成される。
画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの上方には、潜像書込手段たる光書込ユニット80が配設されている。この光書込ユニット80は、パーソナルコンピュータ等の外部機器から送られてくる画像情報に基づいてレーザダイオードから発したレーザ光により、感光体2Y,2M,2C,2Kを光走査する。この光走査により、感光体2Y,2M,2C,2K上にY,M,C,K用の静電潜像が形成される。具体的には、感光体2Yの一様帯電した表面の全域のうち、レーザ光が照射された箇所は、電位を減衰せしめる。これにより、レーザ照射箇所の電位が、それ以外の箇所(地肌部)の電位よりも小さい静電潜像となる。光書込ユニット80は、光源から発したレーザ光Lを、図示しないポリゴンモータによって回転駆動したポリゴンミラーで主走査方向に偏光せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体に照射するものである。LEDアレイの複数のLEDから発したLED光によって光書込を行うものを採用してもよい。
画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの下方には、無端状の中間転写ベルト31を張架しながら図中反時計回り方向に無端移動せしめる転写装置としての転写ユニット30が配設されている。転写ユニット30は、像担持体たる中間転写ベルト31の他に以下の構成を有している。駆動ローラ32、2次転写裏面ローラ33、クリーニングバックアップローラ34、4つの1次転写ローラ35Y,35M,35C,35K、ニップ形成ローラ36、ベルトクリーニング装置37、トナー像検知センサ38などを有している。
中間転写ベルト31は、そのループ内側に配設された駆動ローラ32、2次転写裏面ローラ33、クリーニングバックアップローラ34、及び4つの1次転写ローラ35Y,35M,35C,35Kによって張架されている。そして、図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ32の回転力により、同方向に無端移動せしめられる。中間転写ベルト31としては、次のような特性を有するものを用いている。即ち、厚みは20[μm]〜200[μm]、好ましくは60[μm]程度である。また、体積抵抗率は1e6[Ωcm]〜1e12[Ωcm]、好ましくは約1e9[Ωcm]程度である(三菱化学製ハイレスタ−UP MCP HT45にて、印加電圧100Vの条件で測定)。また、材料は、カーボン分散ポリイミド樹脂からなる。
4つの1次転写ローラ35Y,35M,35C,35Kは、無端移動せしめられる中間転写ベルト31を感光体2Y,2M,2C,2Kとの間に挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト31のおもて面と、感光体2Y,2M,2C,2Kとが当接するY,M,C,K用の1次転写ニップが形成されている。1次転写ローラ35Y,35M,35C,35Kには、図示しない転写バイアス電源によってそれぞれ1次転写バイアスが印加されている。これにより、感光体2Y,2M,2C,2K上のY,M,C,Kトナー像と、1次転写ローラ35Y,35M,35C,35Kとの間に転写電界が形成される。Y用の感光体2Y表面に形成されたYトナーは、感光体2Yの回転に伴ってY用の1次転写ニップに進入する。そして、転写電界やニップ圧の作用により、感光体2Y上から中間転写ベルト31上に1次転写される。このようにしてYトナー像が1次転写せしめられた中間転写ベルト31は、その後、M,C,K用の1次転写ニップを順次通過する。そして、感光体2M,2C,2K上のM,C,Kトナー像が、Yトナー像上に順次重ね合わせて1次転写される。この重ね合わせの1次転写により、中間転写ベルト31上には4色重ね合わせトナー像が形成される。
1次転写ローラ35Y,35M,35C,35Kは、金属製の芯金と、これの表面上に固定された導電性のスポンジ層とを具備している弾性ローラからなり、次のような特性を有している。即ち、外形は16[mm]である。また、心金の径は10[mm]である。また、接地された外径30[mm]の金属ローラを10[N]の力でスポンジ層に押し当てた状態で、1次転写ローラ心金に1000[V]の電圧を印加したときに流れる電流Iとする。すると、オームの法則(R=V/I)に基づいて算出したスポンジ層の抵抗Rは、約3E7Ωである。このような1次転写ローラ35Y,35M,35C,35Kに対して、1次転写バイアスを定電流制御で印加する。1次転写ローラ35Y,35M,35C,35Kに代えて、転写チャージャーや転写ブラシなどを採用してもよい。
転写ユニット30のニップ形成ローラ36は、中間転写ベルト31のループ外側に配設されており、ループ内側の2次転写裏面ローラ33との間に中間転写ベルト31を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト31のおもて面と、ニップ形成ローラ36とが当接する2次転写ニップが形成されている。ニップ形成ローラ36は接地されているのに対し、2次転写裏面ローラ33には、2次転写バイアス電源200によって2次転写バイアスが印加される。これにより、2次転写裏面ローラ33とニップ形成ローラ36との間に、マイナス極性のトナーを2次転写裏面ローラ33側からニップ形成ローラ36側に向けて静電移動させる2次転写電界が形成される。
転写ユニット31の下方には、記録紙Pを複数枚重ねた紙束の状態で収容している給紙カセット100が配設されている。この給紙カセット100は、紙束の一番上の記録紙Pに給紙ローラ100aを当接させており、これを所定のタイミングで回転駆動させることで、その記録紙Pを給紙路に向けて送り出す。給紙路の末端付近には、レジストローラ対101が配設されている。このレジストローラ対101は、給紙カセット100から送り出された記録紙Pをローラ間に挟み込むとすぐに両ローラの回転を停止させる。そして、挟み込んだ記録紙Pを2次転写ニップ内で中間転写ベルト31上の4色重ね合わせトナー像に同期させ得るタイミングで回転駆動を再開して、記録紙Pを2次転写ニップに向けて送り出す。2次転写ニップで記録紙Pに密着せしめられた中間転写ベルト31上の4色重ね合わせトナー像は、2次転写電界やニップ圧の作用によって記録紙P上に一括2次転写され、記録紙Pの白色と相まってフルカラートナー像となる。このようにして表面にフルカラートナー像が形成された記録紙Pは、2次転写ニップを通過すると、ニップ形成ローラ36や中間転写ベルト31から曲率分離する。
2次転写裏面ローラ33は、ステンレスやアルミニウム等からなる芯金に抵抗層を積層したものである。抵抗層は、ポリカーボネート、フッ素系ゴム、シリコン系ゴム等にカーボンや金属錯体等の導電粒子を分散させたもの、あるいはNBRやEPDM等のゴム、NBR/ECO共重合のゴム、ポリウレタンの半導電性ゴム等よりなる。その体積抵抗は10〜1012[Ω]、望ましくは10〜10[Ω]である。また、硬度20度〜50度の発泡タイプでも、ゴム硬度30度〜60度のゴムタイプでもよいが、中間転写ベルト31を介してニップ形成ローラ36と接触するので、小さな接触圧力でも非接触部分が生じないスポンジタイプが望ましい。中間転写ベルト31と2次転写裏面ローラ33の接触圧力が大きいほど、文字や細線の中抜けが生じ易いので、これを防止するためである。
また、ニップ形成ローラ36は、ステンレスやアルミニウム等からなる芯金上に導電性ゴム等からなる抵抗層と表層を積層して形成してある。本例では、ローラの外径は20[mm]、芯金は直径16[mm]のステンレスである。抵抗層はNBR/ECOの共重合体よりなる硬度40〜60度[JIS?A]のゴムである。表層は、含フッ素ウレタンエラストマーからなり、その厚みは8〜24[μm]が望ましい。その理由としては、ローラの表層は塗装工程により製造されることが多いので、表層の厚みが8[μm]以下では、塗布ムラによる抵抗ムラの影響が大きく、抵抗の低い箇所でリークが発生する可能性があり好ましくない。また、ローラ表面にシワが生じて、表層がひび割れるという問題も生じ易い。一方、表層の厚みが24[μm]以上に厚くなると抵抗が高くなり、体積抵抗率が高い場合には2次転写裏面ローラ33の芯金に定電流を印加したときの電圧が上昇することがある。そして、定電流電源の電圧可変範囲を超えるので目標の電流以下の電流になったり、電圧可変範囲が十分高い範囲の場合には定電流電源から2次転写裏面ローラ芯金までの高圧経路や2次転写裏面ローラ芯金が高電圧になったりすることによるリークが発生し易くなる。また、ニップ形成ローラ36の表層の厚みが24[μm]以上に厚いと硬度が高くなり、記録媒体(紙等)や中間転写ベルトとの密着性が悪くなるという問題もある。ニップ形成ローラ36の表面抵抗は106.5[Ω]以上であり、ニップ形成ローラ36の表層の体積抵抗は1010[Ωcm]以上、より好ましくは、1012[Ωcm]以上である。
トナー像検知センサ38は、中間転写ベルト31のループ外側に配設されている。そして、中間転写ベルト31の周方向における全域のうち、接地された駆動ローラ32に対する掛け回し箇所に対して、約5[mm]の間隙を介して対向している。トナー像検知センサ38は1発光2受光タイプの光学センサであり、受光した出力を付着量に換算することで、中間転写ベルト31上に1次転写されたトナー像の付着量検知を行う。
2次転写ニップの図中右側方には、定着装置90が配設されている。この定着装置90は、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する定着ローラ91と、これに所定の圧力で当接しながら回転する加圧ローラ92とによって定着ニップを形成している。定着装置90内に送り込まれた記録紙Pは、その未定着トナー像担持面を定着ローラ91に密着させる姿勢で、定着ニップに挟まれる。そして、加熱や加圧の影響によってトナー像中のトナーが軟化さしめられて、フルカラー画像が定着せしめられる。定着装置90内から排出された記録紙Pは、定着後搬送路を経由した後、機外へと排出される。
モノクロ画像を形成する場合には、転写ユニット30におけるY,M,C用の1次転写ローラ35Y,35M,35Cを支持している図示しない支持板を移動せしめる。そして、1次転写ローラ35Y,35M,35C,35Kを、感光体2Y,2M,2Cから遠ざける。これにより、中間転写ベルト31のおもて面を感光体2Y,2M,2Cから引き離して、中間転写ベルト31をK用の感光体2Kだけに当接させる。この状態で、4つの画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kのうち、K用の画像形成ユニット1Kだけを駆動して、Kトナー像を感光体2K上に形成する。
2次転写バイアス電源39は、直流電源と交流電源とを有しており、2次転写バイアスとして、直流電圧に交流電圧を重畳せしめたものを出力することができる。2次転写バイアス電源39の出力端子は、2次転写裏面ローラ33の芯金に接続されている。2次転写裏面ローラ33の芯金の電位は、2次転写バイアス電源39からの出力電圧値とほぼ同じ値になる。また、ニップ形成ローラ36については、その芯金を接地(アース接続)している。重畳バイアスを2次転写裏面ローラ33の芯金に印加しつつ、ニップ形成ローラ36の芯金を接地する代わりに、重畳バイアスをニップ形成ローラ36の芯金に印加しつつ、2次転写裏面ローラ33の芯金を接地してもよい。この場合、直流電圧の極性を異ならせる。具体的には、図示のように、マイナス極性のトナーを用い、かつニップ形成ローラ36を接地した条件で、2次転写裏面ローラ33に重畳バイアスを印加する場合がある。この場合には、直流電圧としてトナーと同じマイナス極性のものを用いて、重畳バイアスの時間平均の電位をトナーと同じマイナス極性にする。これに対し、2次転写裏面ローラ33を接地し、かつ重畳バイアスをニップ形成ローラ36に印加する場合には、直流電圧としてトナーとは逆のプラス極性のものを用いて、重畳バイアスの時間平均の電位をトナーとは逆のプラス極性にする。重畳バイアスを2次転写裏面ローラ33やニップ形成ローラ36に印加する代わりに、直流電圧を何れか一方のローラに印加するとともに、交流電圧を他方のローラに印加してもよい。交流電圧としては、正弦波状の波形のものを採用しているが、矩形波状の波形のものを用いてもよい。記録紙Pとして、ザラ紙のような表面凹凸の大きなものを用いずに、普通紙のような表面凹凸の小さなものを用いる場合には、凹凸パターンにならった濃淡パターンが出現しない。このため、転写バイアスとして、直流電圧だけからなるものを印加してもよい。但し、ザラ紙のような表面凹凸の大きなものを用いるときには、転写バイアスを、直流電圧だけからなるものから、重畳バイアスに切り替える必要がある。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト31には、記録紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、中間転写ベルト31のおもて面に当接しているベルトクリーニング装置37によってベルト表面からクリーニングされる。中間転写ベルト31のループ内側に配設されたクリーニングバックアップローラ34は、ベルトクリーニング装置37によるベルトのクリーニングをループ内側からバックアップする。
図3は直流バイアスと重畳バイアスとを切り替えて2次転写部に印加する様子を示す模式図である。同図において、2次転写バイアス電源39は、直流電源201と交流直流重畳電源202とから構成されている。同図の(a)ではスイッチ203を切り替えて直流電源201から直流バイアスを印加し、同図の(b)ではスイッチ203を切り替えて交流直流重畳電源202から重畳バイアスを印加している。直流電源201と交流直流重畳電源202の切り替えを概念的に示すためにスイッチ203で切り替えるように示しているが、図5で後述するように、本実施形態では2つのリレーを用いて切り替えるように構成してもよい。直流電源201が出力する直流成分のバイアスは、定電流制御される。交流直流重畳電源202が出力する重畳バイアスの直流成分は、定電流制御される。交流直流重畳電源202が出力する重畳バイアスの交流成分は、定電圧制御される。
図4は2次転写バイアス電源から出力される重畳バイアスからなる2次転写バイアスの波形を示す波形図である。同図において、2次転写バイアスは、上述したように、2次転写裏面ローラの芯金に印加される。電圧出力手段たる2次転写バイアス電源は、転写バイアスを印加する転写バイアス印加手段として機能している。また、上述したように、2次転写裏面ローラの芯金に2次転写バイアスが印加されると、第1部材たる2次転写裏面ローラの芯金と、第2部材たるニップ形成ローラの芯金との間に、電位差が発生する。よって、2次転写バイアス電源は、電位差発生手段としても機能している。電位差は、絶対値として取り扱われることが一般的であるが、本稿では極性付きの値として取り扱うものとする。より詳しくは、2次転写裏面ローラの芯金の電位から、ニップ形成ローラの芯金の電位を差し引いた値を、電位差として取り扱うことにする。かかる電位差の時間平均値は、第1の実施形態のように、トナーとしてマイナス極性のものを用いる構成では、その極性がマイナスになった場合がある。この場合に、ニップ形成ローラの電位を2次転写裏面ローラの電位よりもトナーの帯電極性とは逆極性側(本例ではプラス側)に大きくすることになる。よって、トナーを2次転写裏面ローラ側からニップ形成ローラ側に静電移動させることになる。
図4において、オフセット電圧Voffは、2次転写バイアスの直流成分の値である。また、ピークツウピーク電圧Vppは、2次転写バイアスの交流成分のピークツウピーク電圧である。本実施形態に係るプリンタにおいては、既に述べたように、2次転写バイアスは、オフセット電圧Voffとピークツウピーク電圧Vppとを重畳したものであり、その時間平均値はオフセット電圧Voffと同じ値になる。また、本実施形態に係るプリンタにおいては、既に述べたように、2次転写バイアスを2次転写裏面ローラの芯金に印加し、かつニップ形成ローラの芯金を接地している(0V)。よって、2次転写裏面ローラの芯金の電位は、そのまま両芯金の電位差となる。そして、両芯金の電位差は、オフセット電圧Voffと同じ値の直流成分(Eoff)と、ピークツウピーク電圧Vppと同じ値の交流成分(Epp)とから構成される。
図4に示すように、本実施形態に係るプリンタでは、オフセット電圧Voffとして、マイナス極性のものを採用している。2次転写裏面ローラ33に印加される2次転写バイアスのオフセット電圧Voffの極性をマイナスにすることで、2次転写ニップ内において、マイナス極性のトナーを2次転写裏面ローラ33側からニップ形成ローラ36側に相対的に押し出すことが可能になる。2次転写バイスの極性がトナーと同じマイナス極性になっているときには、2次転写ニップ内において、マイナス極性のトナーを2次転写裏面ローラ33側からニップ形成ローラ36側に静電的に押し出す。これにより、中間転写ベルト31上のトナーを記録紙P上に転移させる。一方、2次転写バイアスの極性がトナーとは逆のプラス極性になっているときには、2次転写ニップ内において、マイナス極性のトナーをニップ形成ローラ36側から2次転写裏面ローラ33側に向けて静電的に引き寄せる。これにより、記録紙Pに転移させたトナーを中間転写ベルト31側に再び引き寄せる。但し、2次転写バイアスの時間平均値(本例ではオフセット電圧Voffと同じ値)がマイナス極性であるので、相対的には、トナーは2次転写裏面ローラ33側からニップ形成ローラ36側に静電的に押し出されるのである。図4において、戻り電位ピーク値Vrは、トナーとは逆極性であるプラス側のピーク値を示している。
和紙調の用紙やエンボス加工が施された用紙など、表面の凹凸の大きい記録用紙を用いる場合には、重畳バイアスを印加することにより、上述のようにトナーを往復移動させながら相対的にはベルト側から記録紙側に移動させて記録紙上に転移させる。これにより、用紙凹部への転写性を向上させ、転写率の向上や中抜けなどの異常画像を改善させることができる。一方、通常の転写紙など、凹凸の小さい記録用紙を用いる場合には、直流成分のみによる2次転写バイアスを印加することで、充分な転写性が得られる。
このように、本実施形態では2次転写バイアスとして、直流バイアスを印加して画像転写を行う直流転写モードと、直流に交流を重畳せしめた重畳バイアスを印加して画像転写を行う重畳転写モードとを有し、両者をスイッチやリレー等で切り替え可能に構成している。そして、通紙する用紙の種類に応じて、転写モードを直流転写モード又は重畳転写モードに切り替えることで、凹凸の小さい用紙及び凹凸の大きい用紙のどちらにも良好な画像転写を行うことができる。転写モードの切り替えは、用紙種類の設定により自動的にモードが切り替わるようにしても良い。あるいは、ユーザが転写モードを指定できるようにしても良い。これらの設定は、画像形成装置の操作パネル(後述する図5の表示手段304)上から設定可能に設ける。
図5は2次転写バイアス印加部の構成例を示すブロック図である。同図に示す例では2つのリレーを用いてバイアスを印加する電源を切り替える構成となっている。同図に示すように、直流電源201はリレー301を介して直流バイアスを2次転写裏面ローラ33に印加する。また、交流電源202はリレー302を介して重畳バイアスを2次転写裏面ローラ33に印加する。2つのリレー301、302は、リレー駆動手段204を介して制御手段300によって接続と遮断が制御され、2次転写バイアスとしての直流バイアス又は重畳バイアスが切り替えられる。直流電源201及び交流電源202からはフィードバック電圧が制御手段300に入力される。
本実施形態では、2次転写バイアスとして直流バイアスを印加して画像転写を行う直流転写モードにおいて、直流電源201からのフィードバック電圧に基づき、2次転写部での抵抗値(中間転写ベルト31や用紙を含む抵抗値)を算出する。そして、転写電流値を決定し制御している。
次に、ユーザ設定用紙の登録及び調整方法について登録フローを示す図6に沿って説明する。本例では装置本体に設置されている操作パネル(図5の表示手段304)を用いた方法を記載するが、パソコン等を用いた設定やネットワークを介した遠隔設定などによるユーザ設定用紙登録及び調整も可能である。
先ず、一般に公開されている用紙名称や用紙依存条件の用紙データを含む用紙情報がリスト形式になって装置本体に付属する図5の用紙データベース(以下用紙DBという)303に予め登録されている。一般に公開されている用紙情報リスト(以下Media Listという)から対象の用紙を検索する(ステップS101)。この用紙情報リストは、海外や国内からユーザがメーカのホームページ上で閲覧でき、もしくはメーカから用紙情報リストの冊子をユーザに手渡している。表示手段304に表示された検索結果の中から登録したい用紙情報を選択する(ステップS102)。そして、選択した用紙情報を設定対象の用紙の用紙データとしてSDカード等の記録媒体(用紙依存条件記憶手段305)に用紙データ登録手段306によって保存登録する。その後装置本体の用紙DB303へ用紙情報をインポートする(ステップS103、S104)。具体的には、ステップS102,S103,S104では、ユーザが用紙情報を選択した後メーカ側に連絡し、連絡を受けたメーカ側が装置本体にインポートする。あるいは、ユーザはメーカのホームページ上の用紙情報リストから用紙情報を選択し、メーカのホームページ上のソフトリリースからダウンロードして装置本体にインポートする。そして、選択した用紙情報に含まれる用紙依存条件に対して変更や設定を行い、新たな用紙依存条件を含む用紙情報をユーザ設定用紙としてSDカード等の記録媒体(用紙依存条件記憶手段305)に用紙データ登録手段306によって保存登録する。これにより、保存登録したユーザ設定用紙をあらためて使用する場合は、当該ユーザ設定用紙の用紙情報に含まれている用紙依存条件をそのまま用いることで、用紙依存条件の設定が不要となる。
次に、ユーザ設定用紙への登録方法について説明する。
操作パネル(図5の表示手段304に相当する)上の用紙設定ボタン(図5の操作手段307に相当する)を押し、図7に示す用紙設定画面にする。同図の「用紙設定」の画面では、トレイ1〜3の用紙は、紙厚区分が紙厚2、用紙区分が普通紙となっている。トレイ4の用紙は、紙厚区分が紙厚4、用紙区分がグロス紙となっている。紙厚区分は下記の表1、用紙区分は下記の表2に示す。
Figure 2013174875
Figure 2013174875
図6のフローで取り込んだ用紙DB内の用紙情報からユーザ設定用紙に登録するため、図7に示す「用紙データベース呼び出し」のボタン401(図5の操作手段307に相当する)を押す。すると、図8の「用紙データベース呼び出し」の画面(図5の表示手段304に相当する)に切り替わり、取り込まれた用紙情報が表示される。テクスチャ紙は直流転写モードと重畳転写モードが用意されており、本例では「レザック66 100kg(116gsm)特殊製紙」の重畳転写モード(No.002)と直流転写モード(No.003)が表示されている。ここで操作パネル(図5の操作手段307に相当する)によりユーザ設定用紙に登録したい用紙を選択する。本例では「レザック66 100kg(116gsm)特殊製紙(重畳転写モード)」を選択する。これにより、選択した「レザック66 100kg(116gsm)特殊製紙(重畳転写モード)」がユーザ設定用紙001に登録され、図7の「用紙設定」の画面へと戻る。
次に、ユーザ設定用紙の用紙依存条件の変更について説明する。
条件変更を行う場合は、図7の「ユーザ設定用紙 登録/変更/消去」のボタン402(図5の操作手段307に相当する)を押し、図9の「ユーザ設定用紙 登録/変更/消去」の画面へと移動する。ここで、先に登録した「レザック66 100kg(116gsm)特殊製紙(重畳転写モード)」がユーザ設定用紙001に設定されていることが確認できる。そして、条件変更を行う場合は、まず図9の「登録/変更」のボタン403(図5の操作手段307に相当する)を押した後に、変更を行いたいユーザ設定用紙を選択する。本例ではユーザ設定用紙(No.001)を選択し、図10の画面へと移動する。ユーザ設定用紙からの消去や用紙情報を用紙DBへ登録したい場合がある。この場合は、図9の「登録/変更」のボタン403の隣にある「消去」のボタン404(図5の操作手段307に相当する)や「用紙DBに保存」のボタン405(図5の操作手段307に相当する)を押した後に、対象とするユーザ設定用紙を選択すればよい。図10の「ユーザ設定用紙登録/変更」の画面では、用紙の名称、用紙サイズ、用紙種類、詳細設定の変更が可能である。本例ではユーザ設定用紙(No.001)の詳細設定変更を行うため、図10の「詳細設定」のボタン406(図5の操作手段307に相当する)を押し、図11の「詳細設定」の画面へ移動する。図11ではユーザ設定用紙(No.001)「レザック66 100kg(116gsm)特殊製紙(重畳転写モード)」の用紙依存条件が表示される。ここでは、転写条件である「重畳転写ON/OFF設定」、「2次転写:AC電圧」、「2次転写:DC電流」、定着条件である「定着ローラ温度」、搬送条件である「給紙エアアシスト設定」及び「印刷速度設定」が表示されている。ここで表示されている転写条件は、トナーの凹部への埋まり具合や凸部の転写性に影響することから、ユーザ調整が可能となっている。特に、「重畳転写ON/OFF設定」は重畳転写モードで印刷を行うか否かを設定する項目であり、ユーザ設定用紙のみでしか設定できない項目となっている。この設定をONにすることで重畳転写モードとなり、OFFすることで直流転写モードとなる。また、定着条件は、用紙厚さ等により最適条件が異なることから、ユーザ調整が可能となっている。さらに、搬送条件は用紙厚さや種類(普通紙、グロス紙)などの違いにより、最適条件が異なることからユーザ調整が可能となっている。ここで、「2次転写:AC電圧」すなわち転写バイアスの交流成分値は、電圧値の単位でユーザ調整が可能となっている。また、「2次転写:DC電流」すなわち転写バイアスの直流成分値は、電流値の単位でユーザ調整が可能となっている。
本例の「レザック66 100kg(116gsm)特殊製紙(重畳転写モード)」の各条件は以下になっている。
「重畳転写ON/OFF設定」 :ON
「2次転写:AC電圧」 :5[kV]
「2次転写:DC電流」 :−56[μA]
「定着ローラ温度」 :175[℃]
「給紙エアアシスト設定」 :OFF
「印刷速度設定」 :低速
次に、各詳細設定の変更方法を説明する。本例では転写条件の一つである「2次転写:AC電圧」を変更する方法を示す。変更を行いたい、002「2次転写:AC電圧」のボタン407(図5の操作手段307に相当する)を押すと、図12のように調整画面が表示される。図12では現在の設定値(「5[kV]」)が表示されている。このため、「+」もしくは「−」のボタン408(図5の操作手段307に相当する)を押して設定値を変更し、「設定」のボタン409(図5の操作手段307に相当する)を押して変更を確定すると図11の画面へ戻る。他の条件変更も続けて行いたい場合は、対象項目を選択して調整画面で変更を行う。本例では数字入力を前提としているが、これ以外に例えば印刷速度設定で「低速」「中速」「高速」のような段階的な設定を行う構成としてもよい。また、画面上のボタンではなく、テンキーなどの装置に備えつけられているボタンでもよい。
本例では、予め決定された用紙依存条件を含む用紙情報を用紙データとし、用紙データをユーザ設定用紙に登録したが、ユーザが任意にユーザ設定用紙を登録することも可能である。この場合、図7の「用紙設定」の画面で、「ユーザ設定用紙 登録/変更/消去」のボタン402を押し、図9の画面へと移動する。次に、図9の「ユーザ設定用紙 登録/変更/消去」の画面で「未登録」のユーザ設定用紙を選択することで、「ユーザ設定用紙 登録/変更」の画面へと移動する。本例で未登録のユーザ設定用紙(No.002)を選択した場合、図13のように、ユーザ設定用紙(No.002)の登録/変更の画面となる。このとき、図10の「ユーザ設定用紙 登録/変更」の画面とは異なり、用紙名称、用紙サイズ、用紙種類は空欄となっている。ここで、ユーザは各項目を入力し、さらに詳細設定も先に述べた方法で設定が可能である。
最後に印刷するトレイにユーザ設定用紙を割り当てる。図11の「閉じる」のボタン410、図10の「閉じる」のボタン411、図9の「閉じる」のボタン412を押し、図7の「用紙設定」の画面へと戻る。この画面で、まずユーザ設定用紙を割り当てたいトレイを選択する。本例ではトレイ3に割り当てることとするため、図7の「トレイ3」413を押し、図14の「用紙設定 トレイ3」の画面へ移動する。図14の画面は「ユーザ設定用紙呼び出し」のボタン414を押したときの画面である。ここで、ユーザ設定用紙(No.001):「レザック66 100kg(116gsm)特殊製紙(重畳転写モード)」を選択し、「設定」のボタン415を押すことでトレイ3にユーザ設定用紙(No.001)が割り当てられ、図15の画面となる。図15の画面では、トレイ3に「レザック66(重畳) 100kg」が表示されている。この状態で、トレイ3を選択して印刷動作を開始することで、先に設定した用紙依存条件を用いて印刷されることとなる。図14で「用紙設定画面」のボタン416を押すと、ユーザ設定用紙を使用しない動作をすることとなり、このときは紙厚区分と用紙区分を選択することとなる。
また、上記実施形態ではユーザが操作パネルに表示された各設定画面において用紙依存条件を設定している。しかし、図5に示すように、画像状態検知手段313によって例えば光学的に用紙上の画像抜けなどの画像状態を検知することで、検知した画像状態に応じて自動的に最適な用紙依存条件を設定し最適な画像状態とする構成であってもよい。本例における各種設定項目はいずれも一例であり、設定可能なトレイ数は装置に付属する周辺機器により増減する場合もある。紙厚区分、用紙区分は、さらに細分化することも可能である。用紙依存条件についても、上述のように、用紙依存条件設定手段308によって、1次転写電流設定や、定着速度、排紙速度、さらにはカラーモードとモノクロモードそれぞれを別設定とするなど、多岐にわたって設定・変更できる。設定・変更された用紙依存条件の各項目の調整値は、図5の画像形成部309、定着部310、紙搬送部311へそれぞれ登録される。各種条件は内部バス312を通じて制御手段300へ送られ、制御手段300によって2次転写バイアス電源39、リレー駆動手段204、定着装置、紙搬送装置(いずれも不図示)を制御する。
ここで、実施例1(「レザック66 100kg(116gsm)特殊製紙(重畳転写モード)」をユーザ設定用紙(No.001)に登録)で画像印刷を行った効果の確認結果を示す。比較例としては以下を用いる。
<比較例1>
図15のトレイ4に設定されている、紙厚区分が紙厚4、用紙区分がグロス紙を用いる。(直流転写モード)
<比較例2>
紙厚区分が紙厚3、用紙区分が普通紙のユーザ設定登録を行い、詳細設定にて印刷速度を「低速」、定着ローラ温度を「180℃」に変更(直流転写モード)
下記の表3に実施例1、比較例1、比較例2の設定条件を示す。実施例1、比較例2は先の詳細設定により各設定値を変更している。
Figure 2013174875
比較例1はユーザ設定用紙ではないため各設定値は初期設定状態のままであり、調整することはできない。そして、確認条件は、環境が23[℃]50[%]、用紙が特殊製紙 レザック66で、連量が100[kg](紙厚4、テクスチャ紙)、王子製紙 PODグロスコート 128gsm(紙厚4、グロス紙)であった。これら各条件で図16のような、ベタ画像(Blue色)501とハーフトーン画像(Cyan色)502、ライン画像(Blue色)503が混在したチャートを出力して異常画像の有無を確認した結果が下記の表4になる。
Figure 2013174875
この表4において、○が「異常画像なし」、×が「異常画像あり」を示す。レザック66 100kgの場合、実施例1の形態では、異常画像の発生はなかったが、比較例1の形態では、凹部の転写不足による白抜けが発生し、比較例2の形態では、凹部の転写不足による白抜けに加え、定着温度が高いことによる画像剥がれの発生があった。PODグロスコート 128gsmの場合、比較例1の形態で異常画像の発生はなかったが、実施例1の形態では、ハーフトーン画像とライン画像でトナーチリが発生した。また、比較例2では、定着温度が高いことによる画像剥がれの発生があった。以上より、テクスチャ紙に対してはユーザ設定用紙を用いる(重畳転写モードとする)ことで効果は確認できたとともに、用紙ごとに適切な条件で印刷する必要があることも確認できた。
図17は、2次転写手段として非接触方式の転写手段である転写チャージャーを用いた第2実施形態の2次転写部付近を示す模式図である。同図に示すように、本第2実施形態では、中間転写ベルト31が掛け渡されている2次転写裏面ローラ33に対向するように、非接触方式の転写手段である転写チャージャー205を配置した構成となっている。この転写チャージャー205に2次転写バイアス電源39から、直流バイアスと重畳バイアスを切り替えて印加可能に構成している。2次転写バイアス電源としては、本実施形態の2次転写バイアス電源39を使用可能である。第2実施形態では、転写チャージャー205に印加する転写バイアスの直流成分の極性はトナー帯電極性と逆極性とする。そして、中間転写ベルト31上のトナー像を、2次転写裏面ローラ33及び中間転写ベルト31と転写チャージャー205との間に通紙される用紙(図示せず)上に、吸引転写させる。
第2実施形態でも、2次転写部の転写モードを切り替える際には、上記本実施形態の場合と同様にして、直流電源201及び交流電源(重畳電源)202の出力をオフにした状態で転写モードを切り替える。これより、直流電源201から交流電源202に、あるいは交流電源202から直流電源201に電流が逆流することを防止でき、電源の破損を防ぐことができる。また、電源への電流の逆流を防止できることから、逆流に備えて電源の耐圧を高める必要がないため、2次転写電源のコスト上昇を招くことがない。
本発明は中間転写方式(間接転写方式)の画像形成装置に限らず、例えば、図18に示すような、感光体上のトナー像を直接記録用紙に転写する直接転写方式の装置にも適用できる。この直接転写方式のカラープリンタは、記録用紙がレジストローラ対601により搬送ベルト602へ送られ、各色の感光体ドラム2(2Y,2C,2M,2K)から記録用紙へ各色の画像が順次直接転写され、定着装置90により定着される。各転写部に転写バイアスを印加する転写バイアス電源81(81Y,81C,81M,81K)とする。そして、直流バイアスを印加する直流電源と交流バイアス(交流直流重畳バイアス)を印加する交流電源の2つの電源を備え、直流バイアスと重畳バイアスを切り替えて印加可能に構成する。転写バイアスを切り替える際には、上記各実施形態で説明したように、直流電源201及び交流電源202の出力をオフにした状態で転写モードを切り替えることにより、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、図19に示すように、所謂1ドラム型のカラー画像形成装置にも本発明を適用できる。この1ドラム型のカラー画像形成装置は、1つの感光体701の周囲に、それぞれ、帯電手段702、露光手段703、イエロー,シアン,マゼンタ,黒の各色に対応した現像ユニット704(704Y,704C,704M,704K)などを有している。画像形成を行う場合、まず、感光体701の表面を帯電手段702で一様に帯電した後、露光手段703によって感光体701の表面に対してY用画像データで変調されたレーザ光Lを照射して、感光体701の表面にY用静電潜像を形成する。そして、このY用静電潜像を現像ユニット704YによりYトナーで現像を行う。これにより得られたY用トナー像は、中間転写ベルト706上に1次転写される。その後、感光体701の表面に残留した転写残トナーをクリーニング装置713で除去した後、再び感光体701の表面を帯電手段702で一様に帯電する。次に、露光手段703によって感光体701の表面に対してM用画像データで変調されたレーザ光Lを照射して、感光体701の表面にM用静電潜像を形成する。そして、このM用静電潜像を現像ユニット704MによりMトナーで現像を行う。これにより得られたM用トナー像は、中間転写ベルト706上に既に1次転写されているY用トナー像と重なり合うようにして、中間転写ベルト706上に1次転写される。以後、C及びKについても、同様に中間転写ベルト706上に1次転写する。このようにして互いに重なり合った状態の中間転写ベルト706上の各色トナー像は、2次転写ニップに搬送されてきた記録用紙上に転写される。トナー像が転写された記録用紙は、定着ユニット712に搬送される。この定着ユニット712で、記録用紙を加熱、加圧して、記録用紙上のトナー像を記録用紙に定着させる。定着後の記録用紙は、図示しない排紙トレイ上に排出する。この1ドラム型のカラー画像形成装置においても、2次転写部に転写バイアスを印加する2次転写バイアス電源718として、直流バイアスを印加する直流電源と交流バイアス(交流直流重畳バイアス)を印加する交流電源の2つの電源を備える。そして、直流バイアスと重畳バイアスを切り替えて印加可能に構成する。転写バイアスを切り替える際には、上記各実施形態で説明したように、直流電源及び交流電源の出力をオフにした状態で転写モードを切り替えることにより、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上本発明を図示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々の改良、変形が可能である。例えば、先にも述べたように、ユーザ設定用紙への登録や用紙依存条件の変更方法は操作パネルに限らず、パソコン等を用いた設定やネットワークを介した遠隔設定なども可能である。更に、各条件設定も、1次転写電流設定や、定着速度、排紙速度、さらにはカラーモードとモノクロモードそれぞれを別設定とするなど、多岐にわたって調整できるようにすることも可能である。
また、転写部の構成は適宜な構成を採用可能であり、対向部材側をベルトで構成しても良い。また、転写手段としてはニップを形成する方式に限らず、チャージャーを用いた非接触方式も採用可能である。電源の構成も本発明の範囲内で適宜な構成を採用可能である。
更に、画像形成装置の構成も任意であり、タンデム式における各色作像ユニットの並び順などは任意である。また、4色機に限らず、3色のトナーを用いるフルカラー機や、2色のトナーによる多色機、さらには4色以上を備える装置、あるいはモノクロ装置にも本発明を適用することができる。もちろん、画像形成装置としてはプリンタに限らず、複写機やファクシミリ、あるいは複数の機能を備える複合機であっても良い。直流電源が出力する直流成分のバイアスを定電圧制御してもよい。交流直流重畳電源が出力する重畳バイアスの直流成分を定電圧制御してもよい。交流直流重畳電源が出力する重畳バイアスの交流成分を定電流制御してもよい。重畳バイアスの直流成分を定電圧制御する場合、用紙依存条件のうちの転写バイアスの直流成分値は、電圧値の単位で設定可能とすることが好ましい。重畳バイアスの交流成分を定電流制御する場合、用紙依存条件のうちの転写バイアスの交流成分値は、電流値の単位で設定可能とすることが好ましい。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
画像形成対象となる用紙の用紙依存条件の一部又は全部を任意に設定可能とする用紙依存条件設定手段を有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、ユーザが出力された画像を見て画像抜けの異常画像の発生を検知した場合、この異常画像の発生が、直流成分電圧に交流成分電圧を重畳した転写バイアスを印加して画像転写を行う際の用紙依存条件によるものかを判断する。そして、最適な用紙依存条件でないことが異常画像の発生の原因であるとユーザが判断したときは、ユーザが用紙依存条件設定手段308によって、直流成分電圧に交流成分電圧を重畳した転写バイアスを印加して画像転写を行う場合における用紙依存条件の一部又は全部を任意に設定する。この設定された画像形成対象の用紙における最適な用紙依存条件に基づいて、直流成分電圧に交流成分電圧を重畳した転写バイアスを印加して画像転写が行われる。異常画像の発生の検知及び用紙依存条件の設定は画像形成装置側で自動的に行ってもよい。これにより、画像抜けの発生を抑制できる。よって、異常画像が発生しない高品質な画像を形成することができる。
(態様2)
(態様1)において、用紙依存条件設定手段が、用紙の用紙依存条件の一部又は全部を設定するための案内を表示する表示手段と、用紙条件の設定の操作を行う操作手段とを有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、用紙DB303に記憶されている用紙情報に含まれる用紙依存条件から、画像形成を行おうとする用紙に対応する用紙依存条件を読み出す。そして、読み出した用紙依存条件や、設定を行うための案内を操作パネル上の画面に表示する。ユーザは設定画面に表示された案内や用紙依存条件に含まれている例えば直流成分電圧値や交流成分電圧値を操作手段の一例としての画面に表示された数値増減ボタン又は数字入力ボタンを押下することで値入力したり、段階的な設定を行ったりすることで最適な用紙依存条件とする。これにより、画像形成対象となる用紙への最適な画像転写が行われ画像抜けの発生を抑制できる。
(態様3)
(態様1)において、画像形成対象となる用紙の種類毎に予め設定された用紙依存条件を記憶する用紙依存条件記憶手段を有し、該用紙依存条件記憶手段から読み出した用紙依存条件を表示手段に表示し、表示された用紙依存条件に対する変更の操作を操作手段によって行う。これによれば、上記実施形態について説明したように、用紙依存条件記憶手段から読み出した用紙依存条件を表示手段の画面に表示する。ユーザは、操作手段によって、表示されている用紙依存条件に対して変更の操作を行う。これにより、表示されている所定の用紙依存条件から変更させるだけでよいので、用紙依存条件の設定操作が簡単になる。
(態様4)
(態様1)〜(態様3)のいずれかにおいて、用紙依存条件設定手段によって設定された用紙依存条件を、新規に設定した設定用紙の用紙依存条件として、用紙依存条件記憶手段に記憶する。これによれば、上記実施形態について説明したように、例えばユーザが設定画面の用紙依存条件を操作手段によって変更の操作して最適な用紙依存条件に設定する。この設定した最適な用紙依存条件をSDなどの用紙依存条件記憶手段305又は用紙DB303にユーザ設定用紙の用紙依存条件として記憶する。これにより、記憶したユーザ設定用紙を使用して画像形成を行う場合は、用紙依存条件記憶手段305又は用紙DB303に記憶されているユーザ設定用紙の用紙依存条件を読み出して、読み出した用紙依存条件を変更することなく用いることができるので、用紙依存条件の設定操作が簡単になる。
(態様5)
(態様1)〜(態様4)のいずれかにおいて、転写手段に直流成分電圧による転写バイアスを印加して画像転写を行う直流転写モードと転写手段に直流成分電圧に交流成分電圧を重畳した転写バイアスを印加して画像転写を行う重畳転写モードとを切り替える切替手段を備える。これによれば、上記実施形態について説明したように、通紙する用紙の種類に応じて、転写モードを直流転写モード又は重畳転写モードに切り替えることで、凹凸の小さい用紙及び凹凸の大きい用紙のどちらにも良好な画像転写を行うことができる。
(態様6)
(態様5)において、用紙依存条件は切替手段によって切り替わる直流転写モード又は重畳転写モードのいずれかを選択可能とする条件を含む。これによれば、上記実施形態について説明したように、用紙毎に直流転写モードと重畳転写モードとを使い分けることで、用紙毎に最適な転写を行うことで、異常画像が発生しない高品質な画像を形成することができる。
(態様7)
(態様1)において、画像形成対象となる用紙を用いて画像転写後の当該用紙上の画像状態を検知する画像状態検知手段を有し、画像状態が最適となるように画像状態検知手段の検知結果に基づいて用紙依存条件手段によって当該用紙の用紙依存条件を設定する。これによれば、上記実施形態について説明したように、装置が、出力された画像抜けの異常画像の発生を検知し用紙依存条件が最適な用紙依存条件でないと判断したときは、用紙の種類毎に設定された用紙情報における用紙依存条件の一部又は全部を自動的に設定して最適な各用紙依存条件にする。この設定された最適な各用紙依存条件に基づいて画像転写が行われる。これにより、画像形成対象となる用紙への最適な画像転写が行われ画像抜けの発生を抑制できる。よって、異常画像が発生しない高品質な画像を形成することができる。
(態様8)
像担持体とニップ形成部材との当接による転写ニップ、あるいは、潜像担持体とニップ形成部材との当接による転写ニップ、に挟み込んだ用紙に対して、像担持体又は潜像担持体の表面に担持されるトナー像を転写する転写手段として、上記転写装置を用い、直流成分値及び交流成分値を含む用紙依存条件に基づく転写バイアスを転写手段に印加して画像転写を行い、用紙に画像を形成する。これによれば、上記実施形態について説明したように、画像形成対象の用紙に対して最適な用紙依存条件で画像転写を行うことができるので、高品質な画像を形成することができる画像形成装置を提供できる。
(態様9)
(態様8)において、用紙依存条件は定着条件又は用紙搬送条件である重畳転送モードの場合は設定用紙の用紙データにおける各用紙依存条件に基づいて画像転写を行う。これによれば、上記実施形態について説明したように、用紙毎に最適な定着条件又は用紙搬送条件を用いることで、異常画像が発生しない高品質な画像を形成することができる。
(態様10)
(態様8)又は(態様9)のいずれかにおいて、像担持体として、潜像担持体の表面上で現像されたトナー像を自らのおもて面に1次転写せしめられる中間転写体を用い、転写手段として、現像手段により形成された画像を中間転写体に転写する1次転写手段と中間転写体上の画像を記録媒体に転写する2次転写手段を用いる。これによれば、上記実施形態の別の構成例について説明したように、中間転写方式の画像形成装置でも、登録した設定用紙の用紙データにおける各用紙依存条件に基づいて画像転写を行う。これにより、画像形成対象となる用紙の用紙表面の状態に応じた最適な各用紙依存条件で転写が行われ、画像抜けの発生を抑制できる。
(態様11)
(態様10)において、像担持体が中間転写体に対向して複数個並設されている。これによれば、上記実施形態の別の構成例について説明したように、タンデム型中間転写方式の画像形成装置でも、登録した設定用紙の用紙データにおける各用紙依存条件に基づいて重畳転写モードにおける画像転写を行う。これにより、画像形成対象となる用紙の用紙表面の状態に応じた最適な各用紙依存条件で転写が行われ、画像抜けの発生を抑制できる。
2Y,M,C,K 感光体
25Y,M,C,K 転写ローラ
30 転写ユニット
31 中間転写ベルト(像担持体)
33 2次転写裏面ローラ
36 ニップ形成ローラ
39 2次転写バイアス電源
201 直流電源
202 交流直流重畳電源
203 スイッチ
204 リレー駆動
300 制御手段
301 リレー
302 リレー
303 用紙DB
304 表示手段
305 用紙依存条件記憶手段
306 用紙データ登録手段
307 操作手段
308 用紙依存条件設定手段
309 画像形成部
310 定着部
311 紙搬送部
312 内部バス
特開2006−267486号公報

Claims (11)

  1. 像担持体に形成されたトナー像を用紙に転写する転写手段を備え、直流成分値及び交流成分値を含む用紙依存条件に基づく転写バイアスを前記転写手段に印加して画像転写を行う転写装置において、
    画像形成対象となる用紙の用紙依存条件の一部又は全部を任意に設定可能とする用紙依存条件設定手段を有することを特徴とする転写装置。
  2. 請求項1記載の転写装置において、
    前記用紙依存条件設定手段が、用紙の用紙依存条件の一部又は全部を設定するための案内を表示する表示手段と、用紙条件の設定の操作を行う操作手段とを有することを特徴とする転写装置。
  3. 請求項2記載の転写装置において、
    画像形成対象となる用紙の種類毎に予め設定された用紙依存条件を記憶する用紙依存条件記憶手段を有し、
    該用紙依存条件記憶手段から読み出した用紙依存条件を前記表示手段に表示し、表示された用紙依存条件に対する変更の操作を前記操作手段によって行うことを特徴とする転写装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の転写装置において、
    前記用紙依存条件設定手段によって設定された用紙依存条件を、新規に設定した設定用紙の用紙依存条件として、前記用紙依存条件記憶手段に記憶することを特徴とする転写装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の転写装置において、
    前記転写手段に直流成分電圧による転写バイアスを印加して画像転写を行う直流転写モードと前記転写手段に直流成分電圧に交流成分電圧を重畳した転写バイアスを印加して画像転写を行う重畳転写モードとを切り替える切替手段を備えることを特徴とする転写装置。
  6. 請求項5記載の転写装置において、
    前記用紙依存条件は前記切替手段によって切り替わる前記直流転写モード又は前記重畳転写モードのいずれかを選択可能とする条件を含むことを特徴とする転写装置。
  7. 請求項1記載の転写装置において、
    画像形成対象となる用紙を用いて画像転写後の当該用紙上の画像状態を検知する画像状態検知手段を有し、画像状態が最適となるように前記画像状態検知手段の検知結果に基づいて前記用紙依存条件手段によって当該用紙の用紙依存条件を設定することを特徴とする転写装置。
  8. 像担持体とニップ形成部材との当接による転写ニップ、あるいは、潜像担持体とニップ形成部材との当接による転写ニップ、に挟み込んだ用紙に対して、前記像担持体又は潜像担持体の表面に担持されるトナー像を転写する転写手段として、請求項1〜7のいずれかの転写装置を用い、直流成分値及び交流成分値を含む用紙依存条件に基づく転写バイアスを前記転写手段に印加して画像転写を行い、用紙に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8記載の画像形成装置において、
    前記用紙依存条件は定着条件又は用紙搬送条件を含むことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項8又は9に記載の画像形成装置において、
    前記像担持体として、前記潜像担持体の表面上で現像されたトナー像を自らのおもて面に1次転写せしめられる中間転写体を用い、前記転写手段として、前記現像手段により形成された画像を前記中間転写体に転写する1次転写手段と前記中間転写体上の画像を記録媒体に転写する2次転写手段を用いることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10記載の画像形成装置において、
    前記像担持体が前記中間転写体に対向して複数個並設されていることを特徴とする画像形成装置。
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